JP6320785B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、尿パッド(軽失禁パッドを含む)、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関するものである。
従来、尿等の拡散性を高めるために、様々な工夫が施された吸収性物品が知られている。例えば特許文献1には、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有し、吸収性積層体が吸収性コアとして上側吸収層と下側吸収層を有し、上側吸収層に前後方向(吸収性物品を着用した際の着用者の前後方向に相当)に延びる開口が形成された吸収性物品が開示されている。また、特許文献2には、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性コアを有し、吸収性コアには開口が形成され、この開口に、バックシート側に前後方向に延びる溝が形成された拡散体が設けられた吸収性物品が開示されている。
特開2007−202575号公報 特開2012−050744号公報
特許文献1,2に開示された吸収性物品では、吸収性コアに前後方向に延びる開口や拡散体を設けることにより、尿等の前後方向への拡散性を高め、尿等が吸収性コアに好適に吸収されるようにしている。このように吸収性物品においては、尿等の前後方向への拡散性を高めることにより、吸収性コアの吸収能を全体にわたって活用しやすくなり、また尿等の横漏れも起こりにくくなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、尿等の拡散性に優れた吸収性物品を提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の吸収性物品とは、幅方向と前後方向を有し、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有する吸収性物品であって;吸収性積層体はトップシート側から第1吸収体と第2吸収体を有し;第1吸収体は、複数層のシート部材を含み、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成されるとともに、前後方向に延びる開口を有し;第2吸収体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体を有し、成形体が、第1吸収体の開口に面して、前後方向に延びる溝または開口を有するところに特徴を有する。
本発明の吸収性物品は、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口によって、吸収性積層体の上面に尿等の拡散路が形成される。その結果、尿等が拡散路を通って前後方向へ拡散しやすくなり、特に第2吸収体での吸収性能が高められる。その際、第1吸収体は、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成されているため、尿等を吸収すると吸水性樹脂が膨潤して、第1吸収体が上下方向に膨らむこととなる。その結果、吸収性積層体の上面に形成された拡散路の高さが高くなり、尿等が拡散路から溢れ出すことなく前後方向へ拡散しやすくなる。従って、2回目以降に排泄された場合でも、尿等が吸収性積層体に好適に吸収されやすくなる。
第1吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下であることが好ましい。第1吸収体にこのように吸水速度の速い吸水性樹脂が配されていれば、第1吸収体に尿等が接触することにより、第1吸収体の吸水性樹脂が速やかに膨潤して、吸収性積層体の上面に高さの高い拡散路が速やかに形成されるようになる。その結果、吸収性物品は、初回の排泄時から吸収性積層体に高さの高い拡散路が形成されやすくなり、尿等が吸収性積層体の前後方向に良好に拡散できるようになる。
一方、第2吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が40秒以上であることが好ましい。第2吸収体に配される吸水性樹脂がこのような吸水速度を有していれば、第2吸収体内での尿等の拡散性が高まり、第2吸収体の吸収能が広範囲にわたって活用されるようになる。
第1吸収体は第2吸収体よりも幅狭に形成されていることが好ましい。このように第1吸収体が設けられていれば、第1吸収体の全体が第2吸収体によって支えられる形となり、第1吸収体が尿等を吸収した際に、第1吸収体がより高く膨らみやすくなる。また、尿等が第1吸収体の幅方向の外方に溢れても、第2吸収体によって好適に吸収されやすくなり、第2吸収体の吸収能が有効に活用されやすくなる。
第1吸収体に設けられる開口は、第2吸収体に設けられる溝または開口よりも幅広に形成されていることが好ましい。このように第1吸収体と第2吸収体が形成されていれば、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口により形成される拡散路に、着用者から排泄された尿等がスムーズに導かれやすくなり、尿等が吸収性積層体の前後方向に好適に拡散しやすくなる。
第2吸収体の成形体は、トップシート側に設けられた上側成形体とバックシート側に設けられた下側成形体を有し、上側成形体に前後方向に延びる開口が設けられ、下側成形体が上側成形体の開口と重なって設けられることにより、成形体に前後方向に延びる溝が形成されていてもよい。このように第2吸収体の成形体を構成することにより、成形体に製造上簡便に溝を形成することができる。
第1吸収体に設けられる開口は、第1吸収体の前後方向の全長にわたって形成され、第1吸収体が幅方向に分割されていることが好ましい。このように第1吸収体が形成されていれば、吸収性積層体における尿等の前後方向への拡散性が高まり、特に第2吸収体の前後方向端部における吸収能が有効に活用されやすくなる。
本発明の吸収性物品は、トップシートの幅方向の両側に、前後方向に延びる立ち上がりフラップが設けられ、第1吸収体は、立ち上がりフラップの立ち上がる起点となる基部よりも幅方向の内方に設けられることが好ましい。このように第1吸収体が設けられていれば、尿等が多量に排出されたりして、吸収性積層体の拡散路から第1吸収体上に尿等が溢れ出ても、尿等が第1吸収体と立ち上がりフラップの基部との間の隙間を通って第2吸収体に移行し、第2吸収体で好適に吸収されるようになる。その結果、尿等の横漏れが起こりにくくなる。
第1吸収体は2つ以上重なって設けられていてもよい。第1吸収体を2つ以上重ねて設けることにより、同じ量の吸水性樹脂を1つの第1吸収体に配する場合と比較して、吸水性樹脂のより多くの部分が尿等の吸収に寄与しやすくなり、その結果、吸収性積層体の上面により高さの高い拡散路が形成されやすくなる。
本発明の吸収性物品は、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口によって、吸収性積層体の上面に尿等の拡散路が形成されるため、尿等が拡散路を通って前後方向へ拡散しやすくなる。その際、第1吸収体は、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように形成されているため、尿等を吸収すると吸水性樹脂が膨潤して、第1吸収体が上下方向に膨らむこととなる。その結果、吸収性積層体の上面により高さの高い拡散路が形成され、尿等が拡散路から溢れ出すことなく前後方向へ拡散しやすくなる。
本発明の吸収性物品に設けられる吸収性積層体の一例を表し、吸収性積層体の平面図を表す。 図1に示した吸収性積層体のII−II断面図を表す。 本発明の吸収性物品に設けられる吸収性積層体の一例を表し、吸収性積層体の平面図を表す。 図3に示した吸収性積層体のIV−IV断面図を表す。 図3に示した吸収性積層体を備えた吸収性物品の一例を表し、吸収性物品の平面図を表す。 図5に示した吸収性物品のVI−VI断面図を表す。
本発明の吸収性物品は、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有する。本発明の吸収性物品の態様としては、尿パッド(失禁パッドを含む)、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等が示される。
吸収性物品は、前後方向と幅方向とを有する。「前後方向」とは、吸収性物品を着用者が着用した際、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。「幅方向」とは、吸収性物品と同一面上にあり、前後方向と直交する方向を意味する。また本発明において、「上側」とは、吸収性物品を着用した際の着用者側を意味し、「下側」とは、吸収性物品を着用した際の着用者とは反対側、すなわち外側を意味する。上側から下側に延びる方向を、上下方向と規定する。
吸収性物品の形状は特に限定されない。吸収性物品が尿パッドである場合、吸収性物品の形状としては、略長方形、砂時計形、ひょうたん形、羽子板形等が示される。
吸収性物品が使い捨ておむつである場合、吸収性物品は、例えば、前腹部と後背部とこれらの間に位置し吸収性積層体が備えられた股部とから構成される。使い捨ておむつとしては、例えば、前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とからなるパンツ部材の肌側面に、トップシートとバックシートの間に吸収性積層体が配された吸収性本体が設けられてもよい。このとき、吸収性本体の形状としては略長方形等が示される。使い捨ておむつとしてはまた、トップシートとバックシートの間に吸収性積層体が配された積層体が、前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とを形成してもよい。なお、前腹部は、使い捨ておむつを着用の際に着用者の腹側に当てる部分に相当し、後背部は、使い捨ておむつを着用の際に着用者の背側に当てる部分に相当する。股部は、前腹部と後背部との間に位置し、着用者の股間に当てる部分に相当する。
吸収性物品が使い捨ておむつである場合、使い捨ておむつは、後背部の左右側端に一対の止着部材が設けられ、当該止着部材により着用時にパンツ形状に形成するオープンタイプ(テープタイプ)の使い捨ておむつであったり、ウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたパンツタイプの使い捨ておむつであってもよい。
トップシートは、吸収性物品の着用の際に着用者側に位置するシートであり、液透過性であることが好ましい。トップシートとしては、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシートとして、織布、編布、孔が形成されたプラスチックフィルム等を用いてもよい。
バックシートは、吸収性物品の着用の際に着用者とは反対側、すなわち外側に位置するシートであり、液不透過性であることが好ましい。バックシートとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。本発明において、液不透過性には撥水性の意味も含まれる。
パンツ部材は、液透過性であっても液不透過性であってもよく、トップシートやバックシートに使用可能なシート材料を用いることができる。パンツ部材は、内側シートに外側シートが積層されて形成されることが好ましく、親水性の内側シートに液不透過性の外側シートが積層されて形成されることがより好ましい。
上記説明した各シート材料として不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることが好ましい。
吸収性物品には、幅方向の両側に立ち上がりフラップが設けられることが好ましい。立ち上がりフラップを設けることにより、尿等の横漏れが防止される。立ち上がりフラップは、トップシートの幅方向の両側に設けられることが好ましく、これにより着用者から排泄された尿等が、立ち上がりフラップの間で液溜まりなどを形成することなく、トップシートを透過して吸収性積層体に速やかに吸収されやすくなる。
立ち上がりフラップは、例えば、トップシートの幅方向の両側に、前後方向に延在するサイドシートを接合し、サイドシートの幅方向内方に弾性部材を設けることにより形成される。このようにサイドシートと弾性部材とを設けることにより、弾性部材の収縮力によりサイドシートの幅方向内方が着用者の肌に向かって立ち上がり、立ち上がりフラップが形成される。立ち上がりフラップまたはサイドシートは、液不透過性のプラスチックフィルムや液不透過性の不織布等により構成されることが好ましい。
立ち上がりフラップに設けられる弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常の使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。弾性部材は、伸張状態で、ホットメルト接着剤で固定されることが好ましい。例えば、繊度40〜1,240dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接合手段としては、好ましくは、ゴム系のホットメルト接着剤が用いられる。なお、前記倍率は、非伸張状態を1.0倍とする。
吸収性積層体は、トップシートとバックシートの間に配され、着用者から排泄されてトップシートを透過した尿等を吸収し保持する。吸収性積層体は、トップシート側から第1吸収体と第2吸収体を有する。すなわち、吸収性積層体において、第1吸収体は第2吸収体の上側に配される。第1吸収体は、好ましくは吸収性積層体の最上側に配され、また第1吸収体は第2吸収体と隣接して設けられる。なお、第2吸収体の下側には、さらに別の吸収体(すなわち第3吸収体)が設けられてもよい。
第1吸収体は、複数層のシート部材を含み、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成されている。一方、第2吸収体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含有する。
第1吸収体は、吸水性樹脂の上側と下側にそれぞれシート部材が設けられ、いわば上側のシート部材と下側のシート部材を有する。上側のシート部材と下側のシート部材は別々のシート部材から構成されてもよく、1つのシート部材を折り返し、折り返された一方側を上側のシート部材とし、他方側を下側のシート部材としてもよい。
第1吸収体に設けられるシート部材は液透過性であり、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたものを用いることができる。また、シート部材として、織布、編布、有孔プラスチックフィルム等を用いてもよい。好ましくは、シート部材として、不織布製シート部材(不織布シート)を用いる。
第1吸収体は、上側のシート部材と下側のシート部材の間に吸水性樹脂が配されるが、これらのシート部材の間にはパルプ繊維は配されない。なお第1吸収体において、製造上不可避的に混入するパルプ繊維の存在は許容される。第1吸収体は、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成されるため、高い吸収容量を有しつつ薄型に形成することができる。
吸水性樹脂としては、ポリアクリル酸ナトリウム等のポリアクリル酸系の吸水性樹脂;デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体、デンプン−アクリル酸グラフト共重合体、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体等のデンプン系の吸水性樹脂;ポリビニルアルコール架橋体等のポリビニルアルコール系の吸水性樹脂等を用いることができる。吸水性樹脂としては、高い液吸収量を有する点で、ポリアクリル酸ナトリウム等のポリアクリル酸系の吸水性樹脂を用いることが好ましい。
第2吸収体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体を有する。第2吸収体に含まれる吸水性樹脂としては、上記に説明した吸水性樹脂を用いることができる。第1吸収体に配される吸水性樹脂と第2吸収体に配される吸水性樹脂は同じであっても異なっていてもよいが、後述するように、第1吸収体に配される吸水性樹脂は第2吸収体に配される吸水性樹脂よりも吸水速度が速いものであることが好ましい。第2吸収体は、吸水性樹脂を含むことにより尿等の保持能力が高められる。第2吸収体に含まれるパルプ繊維としては、解繊パルプ繊維が好ましく用いられ、解繊パルプ繊維は繊維塊として用いられることが好ましい。第2吸収体は、パルプ繊維を含むことにより尿等の速やかな吸収を実現し、また第2吸収体での尿等の拡散性が高められる。
成形体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含み、所定形状を有するものであればよく、成形体は紙シート(例えば、ティッシュペーパー)や液透過性不織布シート等の被覆シートで覆われていてもよい。成形体は、吸水性樹脂とパルプ繊維が均一に混合されていてもよく、不均一に混合されていてもよく、またパルプ繊維に吸水性樹脂が散布されていてもよい。
第2吸収体の吸水性樹脂の含有量は特に限定されないが、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、また40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。吸水性樹脂の含有量が5質量%以上であれば、第2吸収体の尿等の保持能力が高まり、吸水性樹脂の含有量が40質量%以下であれば、尿等が第2吸収体によって速やかに吸収されやすくなる。
第2吸収体の目付は、90g/m2以上が好ましく、100g/m2以上がより好ましく、また150g/m2以下が好ましく、140g/m2以下がより好ましい。第2吸収体の目付が90g/m2〜150g/m2の範囲にあれば、第2吸収体の厚みが厚くなりすぎず、尿等の吸収性に優れた第2吸収体が得やすくなる。
吸収性積層体は、第1吸収体が前後方向に延びる開口を有し、第2吸収体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体が、第1吸収体の開口に面して、前後方向に延びる溝または開口を有する。本発明において、「開口」とは上下方向に貫通して設けられるものであり、一方「溝」とは表面に形成された窪みを意味し、底面を有するものとして規定される。また、第2吸収体の成形体には、溝または開口が第1吸収体の開口に面して設けられるが、溝または開口は、成形体の上面(第1吸収体に面する側の表面)に第1吸収体の開口と重なって形成されればよく、例えば成形体の溝または開口が被覆シートで覆われていてもよい。第1吸収体に設けられる開口も、第2吸収体に設けられる溝または開口も、吸収体の前後方向の全体に設けられてもよく、吸収体の前後方向の一部に設けられてもよい。例えば、第1吸収体に設けられる開口が、第1吸収体の前後方向の全体にわたって設けられる場合は、第1吸収体は幅方向に分割して設けられることとなる。
本発明の吸収性物品は、上記のように吸収性積層体が構成されるため、尿等の前後方向への拡散性と吸収性に優れたものとなる。すなわち吸収性積層体は、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口によって吸収性積層体の上面に尿等の拡散路が形成され、それによって尿等が各吸収体(特に第2吸収体)の全体で吸収されやすくなる。その際、第2吸収体は吸水性樹脂とともにパルプ繊維を有するものであるため、第2吸収体は、パルプ繊維によって尿等を速やかに吸収・保持することができる。従って、尿等が一時的に大量に排泄されても、第1吸収体の開口に面して第2開口の成形体に溝または開口が設けられることにより、尿等が第2吸収体の溝または開口で前後方向に拡散して、尿等が速やかに吸収されるようになる。しかも、座位状態や仰臥位状態で吸収性積層体が着用者の臀部によって圧迫されるような場合でも、第2吸収体の溝または開口に第1吸収体の開口が重なるように第2吸収体の上に第1吸収体が設けられているため、第2吸収体の溝または開口が潰れにくくなる。あるいは、吸収性積層体の上面に形成された拡散路が維持されやすくなる。そのため、本発明の吸収性物品は、座位状態や仰臥位状態でも尿等の拡散性や吸収性に優れるものとなる。
さらに、本発明の吸収性物品は、吸収性物品の未使用時には吸収性積層体の厚みが薄いにも関わらず、吸収性積層体が尿等を吸収することにより、吸収性積層体の上面に、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口によって高さの高い拡散路を形成させることができる。第1吸収体は、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成されているため、第1吸収体が尿等を吸収すると、吸水性樹脂が膨潤して、第1吸収体が吸収性物品の上下方向に膨らみやすくなる。その結果、吸収性積層体の上面に形成された拡散路の高さが高くなり、尿等が拡散路から溢れ出すことなく吸収性積層体を前後方向へ拡散しやすくなる。例えば、吸収性積層体が2回目以降に排泄された尿等を受ける場合、排尿部付近では第2吸収体が既に尿等を吸収しているため、その前後方向に尿等を拡散させることが好ましい。この点、本発明の吸収性物品では、排尿部付近で第1吸収体が尿等を吸収して上下方向に膨らむことにより、吸収性積層体の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。つまり吸収性積層体は、第2吸収体が尿等を吸収した箇所で第1吸収体による開口の高さが高く形成されやすくなり、その結果、2回目以降に排泄された尿等が、吸収性積層体の上面に形成された拡散路を通って排尿部付近から離れた部分へ移送あるいは拡散されやすくなる。そのため、吸収性積層体の全体が尿等の吸収に寄与しやすくなり、また尿等が吸収性積層体に速やかに吸収されやすくなる。
第1吸収体に設けられる開口は、着用者の排尿部付近に面するように設けられることが好ましい。第1吸収体の開口が着用者の排尿部付近に面するように設けられれば、着用者から排泄された尿等が吸収性積層体を前後方向に拡散しやすくなり、尿等が吸収性積層体で好適に吸収されやすくなる。例えば第1吸収体の開口は、第1吸収体の前後方向に対する相対的位置として前側端を0%とし後側端を100%としたとき、少なくとも30%〜60%の範囲(より好ましくは25%〜70%の範囲)に延在することが好ましい。第1吸収体の開口はまた、第1吸収体の幅方向の中心線(すなわち前後方向に延びる中心線)を含むように設けられることが好ましく、幅方向の中央に設けられることが好ましい。また、第1吸収体には開口が1つのみ設けられることが好ましい。
第2吸収体に設けられる溝または開口も同様に、着用者の排尿部付近に面するように設けられることが好ましい。例えば第2吸収体の溝または開口は、第2吸収体の前後方向に対する相対的位置として前側端を0%とし後側端を100%としたとき、少なくとも30%〜60%の範囲(より好ましくは25%〜70%の範囲)に延在することが好ましい。第2吸収体の溝または開口は、第2吸収体の幅方向の中心線(すなわち前後方向に延びる中心線)を含むように設けられることが好ましく、幅方向の中央に設けられることがより好ましい。また、第2吸収体には溝または開口が1つのみ設けられることが好ましい。
第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口は、前後方向に延びる限りその形状は特に限定されないが、尿等の前後方向への拡散を促進する点から、幅方向より前後方向に長い形状であることが好ましい。開口または溝の形状は、例えば、長方形、角の丸まった長方形、楕円形、多角形、砂時計形、亜鈴形等が挙げられる。
第1吸収体の開口は、第2吸収体の溝または開口よりも、前後方向に長く形成されることが好ましい。具体的には、第1吸収体の開口は、第2吸収体の溝または開口よりも、前後方向の外方に延在していることが好ましい。このように第1吸収体と第2吸収体が形成されていれば、第2吸収体の溝または開口に尿等がスムーズに導かれやすくなり、尿等が吸収性積層体の前後方向に好適に拡散しやすくなる。
第1吸収体に設けられる開口は、例えば、第1吸収体の前後方向の全長にわたって形成され、第1吸収体が幅方向に分割されていることが好ましい。この場合、第1吸収体は左側第1吸収体と右側第1吸収体とから構成され、左側第1吸収体と右側第1吸収体が幅方向に離間して設けられ、第1吸収体の開口は左側第1吸収体と右側第1吸収体の間に形成されることとなる。このように第1吸収体が形成されていれば、吸収性積層体における尿等の前後方向への拡散性が高まり、特に第2吸収体の前後方向端部における吸収能が有効に活用されやすくなる。
第1吸収体に設けられる開口は、第1吸収体の前後方向の一部のみに設けられてもよい。この場合、開口の前後方向の両端が、第1吸収体の前側端と後側端よりも前後方向の内方に位置するように設けられることが好ましい。このように第1吸収体が形成されていれば、尿等が吸収性積層体の前後方向に漏れにくくなる。なお、第1吸収体の開口が第1吸収体の前後方向の一部のみに設けられる場合、第1吸収体から吸水性樹脂が脱落するのを防止する点から、開口は後述する封止部に形成されることが好ましい。
第2吸収体に設けられる溝または開口は、第2吸収体の前後方向の一部のみに設けられることが好ましい。詳細には、第2吸収体に含まれる成形体の前後方向の一部のみに設けられることが好ましい。この場合、溝または開口の前後方向の両端が、第2吸収体の成形体の前側端と後側端よりも前後方向の内方に位置するように設けられることが好ましい。このように第2吸収体に溝または開口が設けられれば、尿等が、吸収性積層体の前後方向に漏れにくくなる。例えば第2吸収体の溝または開口は、第2吸収体の成形体の前後方向に対する相対的位置として前側端を0%とし後側端を100%としたとき、溝または開口の前側端が10%〜30%の範囲(より好ましくは15%〜25%の範囲)に位置し、溝または開口の後側端が60%〜90%(より好ましくは70%〜85%の範囲)に位置することが好ましい。
第2吸収体には、溝が形成されていることが好ましい。第2吸収体の成形体に開口ではなく溝を設けることにより、吸収性物品のバックシート側からの漏れが起こりにくくなる。また、第2吸収体に尿等が速やかに吸収されやすくなる。さらに、第2吸収体を介して第1吸収体にも尿等が吸収されやすくなり、第1吸収体が上下方向に膨らむことにより、吸収性積層体の上面に高さの高い拡散路が形成されやすくなる。
第2吸収体の成形体に溝が形成される場合、成形体は、トップシート側に設けられた上側成形体とバックシート側に設けられた下側成形体を有し、上側成形体に前後方向に延びる開口が設けられ、下側成形体が上側成形体の開口と重なって設けられることにより、成形体に前後方向に延びる溝が形成されてもよい。この場合、下側成形体は上側成形体の開口を完全に覆うように上側成形体の下側に配されることとなる。このように成形体を構成することにより、成形体に製造上簡便に溝を形成することができる。
第1吸収体に設けられる開口は、第2吸収体に設けられる溝または開口よりも幅広に形成されることが好ましい。このように第1吸収体と第2吸収体が形成されていれば、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口から形成される拡散路に、着用者から排泄された尿等がスムーズに導かれやすくなり、尿等が吸収性積層体の前後方向に好適に拡散しやすくなる。
第2吸収体の溝または開口の幅(幅方向の長さ)は、例えば、8mm以上が好ましく、10mm以上がより好ましく、また30mm以下が好ましく、25mm以下がより好ましい。第2吸収体の溝または開口の幅が8mm以上であれば、尿等の前後方向への拡散性が高められ、第2吸収体の溝または開口の幅が30mm以下であれば、第2吸収体の吸収容量が増大する。
第1吸収体の開口の幅(幅方向の長さ)は、例えば、第2吸収体の溝または開口の幅よりも2mm以上広いことが好ましく、4mm以上広いことがより好ましく、また20mm以下広いことが好ましく、16mm以下広いことがより好ましい。第1吸収体の開口の幅がこのような範囲にあれば、第1吸収体が尿等を吸収して上下方向に膨らむことにより、吸収性積層体の上面に拡散路が好適に形成されやすくなる。第1吸収体が左側第1吸収体と右側第1吸収体から構成される場合は、左側第1吸収体と右側第1吸収体は、第2吸収体に設けられる溝または開口から幅方向に1mm以上離間して設けられていることが好ましく、2mm以上離間して設けられていることがより好ましく、また10mm以下離間して設けられていることが好ましく、8mm以下離間して設けられていることがより好ましい。
第1吸収体は第2吸収体よりも幅狭に形成されていることが好ましい。つまり、第1吸収体の幅方向の端縁は、第2吸収体の幅方向の端縁よりも幅方向の内方に位置していることが好ましい。第1吸収体が、上記に説明したように、左側第1吸収体と右側第1吸収体から構成される場合は、左側第1吸収体と右側第1吸収体の幅方向の外方の端縁が、第2吸収体の幅方向の端縁よりも幅方向の内方に位置していることが好ましい。このように第1吸収体が設けられていれば、第1吸収体の全体が第2吸収体によって支えられる形となり、第1吸収体が尿等を吸収した際に、第1吸収体がより高く膨らみやすくなる。また、尿等が第1吸収体の幅方向の外方に越えて溢れても、第2吸収体によって好適に吸収されやすくなり、第2吸収体の吸収能が有効に活用されやすくなる。
吸収性物品に立ち上がりフラップが設けられる場合は、第1吸収体は、立ち上がりフラップよりも幅方向の内方に設けられることが好ましい。すなわち、トップシートの幅方向の両側に、前後方向に延びる立ち上がりフラップが設けられ、第1吸収体は、立ち上がりフラップの立ち上がる起点となる基部よりも幅方向の内方に設けられることが好ましい。この場合、第1吸収体の幅方向の端縁が、立ち上がりフラップの基部よりも幅方向の内方に位置することとなる。このように第1吸収体が設けられていれば、第1吸収体上に尿等が多量に排泄されたり、吸収性積層体の拡散路から第1吸収体上に尿等が溢れ出ても、尿等が第1吸収体と立ち上がりフラップの基部との間の隙間を通って第2吸収体に移行し、第2吸収体で好適に吸収されるようになる。その結果、尿等の横漏れが起こりにくくなる。この場合、第2吸収体の成形体は、立ち上がりフラップの基部よりも幅方向の外方に延在するように設けられることが好ましい。
第1吸収体と第2吸収体の前後方向の長さは特に限定されない。第1吸収体と第2吸収体は前後方向の長さが同じであってもよく、第1吸収体の方が第2吸収体よりも前後方向に長く形成されてもよく、第2吸収体の方が第1吸収体よりも前後方向に長く形成されてもよい。なお第1吸収体は、少なくとも第2吸収体の溝または開口よりも、前後方向の外方に延在していることが好ましく、これにより吸収性積層体の上面に拡散路が前後方向に十分な長さで形成されやすくなる。
第1吸収体と第2吸収体は、これらの間に形成された接着剤層によって、互いに接合されていることが好ましい。接着剤層は、例えば、後述するゴム系接着剤やスチレン系エラストマーで形成されることが好ましい。第1吸収体と第2吸収体が接着剤により互いに接合されていれば、第1吸収体の開口と第2吸収体の溝または開口が重なった状態を維持しやすくなる。
第1吸収体は、尿等を吸収した際に上下方向により高く膨らむようにする点から、シート部材どうしが接合されて封止部が形成されていることが好ましい。封止部は、シート部材どうしを接着剤で接合したり、ヒートシール(熱融着)や超音波接着することにより形成される。封止部は、シート部材どうしが接合される部分として規定され、封止部での吸水性樹脂の存在は許容される。
第1吸収体は、開口を挟んだ両側に、シート部材どうしが接合されない非封止部と、当該非封止部の両側に封止部が形成されることが好ましく、非封止部には吸水性樹脂が配されて吸収領域が形成されることが好ましい。この場合、第1吸収体の開口を挟んだ一方側と他方側にそれぞれ、前後方向に延びる封止部が少なくとも2つ形成され、これらの封止部の間に吸収領域が形成されることとなる。このように、第1吸収体の開口を挟んだ両側に吸収領域が形成されれば、第1吸収体が尿等を吸収することによって吸収領域が上下方向に膨らんで、吸収性積層体の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。
第1吸収体が左側第1吸収体と右側第1吸収体から構成される場合は、左側第1吸収体の幅方向の両側と右側第1吸収体の幅方向の両側に少なくとも封止部が形成され、封止部の間に吸収領域が形成されることが好ましい。このように左側第1吸収体と右側第1吸収体が形成されることにより、左側第1吸収体と右側第1吸収体が尿等を吸収することによって、左側第1吸収体と右側第1吸収体が上下方向に膨らんで、吸収性積層体の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。
封止部は、第1吸収体の前後方向の全長にわたって延びるように設けられることが好ましい。また吸収領域は、第1吸収体の前後方向の全長にわたって延びるように設けられることが好ましい。このように封止部や吸収領域が設けられれば、第1吸収体の前後方向の全体にわたって拡散路が形成されやすくなる。
封止部は、第1吸収体の開口を挟んだ一方側と他方側に、それぞれ3つ以上幅方向に並んで設けられてもよい。この場合、第1吸収体には、いわば吸収領域を分割するように封止部が設けられることとなり、その結果、封止部を通って尿等が第1吸収体上を前後方向に拡散しやすくなり、尿等が第1吸収体によって速やかに吸収されるようになる。また、第1吸収体に配された吸水性樹脂のより多くが尿等の吸収に寄与しやすくなり、第1吸収体の吸収能を高めることができる。
封止部は、第1吸収体が吸水しても、シート部材どうしの接合が維持されることが好ましい。このように封止部が形成されることにより、第1吸収体が尿等を吸収することによって吸収領域が上下方向に膨らんで、吸収性積層体の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。封止部でシート部材どうしの接合が維持されやすくするためには、シート部材どうしを、ゴム系接着剤(例えば、天然ゴム系、ブチルゴム系、ポリイソプレン等)やスチレン系エラストマー(例えば、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等)で接着したり、ヒートシール(熱融着)あるいは超音波接着することが好ましい。
第1吸収体では、吸水性樹脂が接着剤によってシート部材に固定されていることが好ましい。すなわち、シート部材には接着剤が塗布されて接着剤層が設けられ、吸水性樹脂が接着剤層でシート部材に固定されていることが好ましい。接着剤層は、上側のシート部材と下側のシート部材の少なくとも一方に設けられればよいが、好ましくは、接着剤層は上側のシート部材と下側のシート部材の両方に設けられる。吸水性樹脂は、少なくとも一部が接着剤層に固定されていればよく、例えば、接着剤層に接する吸水性樹脂が接着剤層に固定されていればよい。吸水性樹脂が接着剤層によりシート部材に固定されていれば、吸水性樹脂がシート部材の間で移動しにくくなり、第1吸収体が尿等を吸収することによって吸収性積層体の上面に拡散路が好適に形成されやすくなる。
接着剤層は、吸水性樹脂を固定しつつ、吸水性樹脂による吸水や膨潤を阻害しないことが好ましい。この点から、接着剤層は断続的なパターンで設けられることが好ましく、例えば、接着剤層は、接着剤を網状やストライプ状や散点状に塗布することにより形成されることが好ましい。接着剤層を網状に形成する場合は、カーテンスプレー法、スパイラルコーティング法、オメガコーティング法等により接着剤を塗布すればよい。
接着剤層を形成する接着剤としては、上記に説明したような封止部を形成するのに使用可能な接着剤を使用することができる。また、接着剤層によって封止部が形成されてもよい。この場合、接着剤層によってシート部材どうしが接合され、これにより封止部が形成されることとなる。
第1吸収体は、尿等を吸収することにより、吸収性積層体の上面に高さの高い拡散路が速やかに形成されることが好ましい。この点から、第1吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下であることが好ましく、15秒以下がより好ましく、10秒以下がさらに好ましい。第1吸収体にこのように吸水速度の速い吸水性樹脂が配されていれば、第1吸収体に尿等が接触することにより、第1吸収体の吸水性樹脂が速やかに膨潤して、吸収性積層体の上面に高さの高い拡散路が速やかに形成されるようになる。その結果、吸収性物品は、初回の排泄時から吸収性積層体に高さの高い拡散路が形成されやすくなり、尿等が吸収性積層体の前後方向に良好に拡散できるようになる。第1吸収体に配される吸水性樹脂の吸水速度の下限は特に限定されないが、第1吸収体に配される吸水性樹脂のボルテックス法による吸水速度は、例えば、1秒以上であればよく、2秒以上がより好ましい。
一方、第2吸収体に配される吸水性樹脂(具体的には、第2吸収体の成形体に配される吸水性樹脂)は、第1吸収体に配される吸水性樹脂よりも吸水速度が遅いことが好ましい。例えば、第2吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が40秒以上が好ましく、60秒以上がより好ましく、90秒以上がさらに好ましく、また300秒以下が好ましく、240秒以下がより好ましい。第2吸収体に配される吸水性樹脂がこのような吸水速度を有していれば、第2吸収体内での尿等の拡散性が高まり、第2吸収体の吸収能が広範囲にわたって活用されるようになる。
吸水性樹脂のボルテックス法による吸水速度は、JIS K 7224(1996年版)に従って測定する。具体的には次のようにして吸水速度を求める。100mLのガラスビーカーに、生理食塩水(0.9重量%塩化ナトリウム水)50mLとマグネチックスターラーチップ(中央部直径8mm、両端部直径7mm、長さ30mmで、表面がフッ素樹脂コーティングされているもの)を入れ、ビーカーをマグネチックスターラー(アズワン製HPS−100)に載せる。マグネチックスターラーの回転数を600±60rpmに調整し、生理食塩水を撹拌する。吸水性樹脂2.0gを、撹拌中の食塩水の渦の中心部で液中に投入し、吸水性樹脂のビーカーへの投入が完了した時点で計時を開始し、スターラーチップが試験液に覆われた時点(渦が消え、液表面が平らになった時点)で計時を止め、その時間(秒)を吸水速度として記録する。測定は5回行い(n=5)、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とする。なお、これらの測定は23±2℃、相対湿度50±5%で行い、測定の前に吸水性樹脂を同環境で24時間以上保存した後に測定する。
吸収性物品からの吸水性樹脂の取り出しは次のようにして行う。第1吸収体から吸水性樹脂を取り出す場合は、吸水性樹脂を間に配したシート部材を分離するなどして、シート部材の間に配された吸水性樹脂を取り出す。第2吸収体から吸水性樹脂を取り出す場合は、吸水性樹脂とパルプ繊維の混合物を篩を用いて吸水性樹脂とパルプ繊維とに分離することにより、吸水性樹脂を取り出す。
ボルテックス法による吸水速度が20秒以下の吸水性樹脂としては、例えば、住友精化株式会社製のアクアキープ(登録商標)10SH−PFを用いることができる。ボルテックス法による吸水速度が40秒以上の吸水性樹脂としては、一般に吸収性物品に使用される吸水性樹脂を用いることができる。
第1吸収体にボルテックス法による吸水速度が20秒以下の吸水性樹脂が配される場合、吸収領域(すなわち非封止部に吸水性樹脂が配される領域)に配される吸水性樹脂の量は、50g/m以上が好ましく、100g/m以上がより好ましく、また200g/m以下が好ましく、180g/m以下がより好ましい。吸収領域に、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下の吸水性樹脂が50g/m以上の量で配されていれば、第1吸収体が尿等を吸収することにより吸収性積層体の上面に高さの高い拡散路が形成されやすくなる。一方、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下の吸水性樹脂が200g/mより多くの量が配されていても、吸収領域に配された吸水性樹脂が尿等の吸収に十分に寄与しなくなるおそれがあり、拡散路の高さを高める効果も飽和する。従って、吸収領域には、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下の吸水性樹脂が200g/m以下の量で配されていることが好ましい。
第1吸収体が尿等を吸収することによって、より高く拡散路が形成されるためには、第1吸収体が2つ以上重なって設けられることが好ましい。第1吸収体を2つ以上重ねて設けることにより、同じ量の吸水性樹脂を1つの第1吸収体に配する場合と比較して、吸水性樹脂のより多くの部分が尿等の吸収に寄与しやすくなり、その結果、吸収性積層体の上面により高さの高い拡散路が形成されやすくなる。
吸収性積層体は、第1吸収体と第2吸収体以外の吸収体(第3吸収体)が設けられていてもよい。ただしこの場合、第3吸収体は第2吸収体の下側に設けられることが好ましい。第3吸収体は、例えば、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成された吸収体であってもよく、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体を有するものであってもよい。
次に本発明の吸収性物品の構成例について、図面を参照して説明する。まず、吸収性積層体について、図1〜図4を参照して説明する。図1は吸収性積層体の一例を表し、吸収性積層体をトップシート側から見た平面図を表す。図2は、図1に示した吸収性積層体のII−II断面図を表す。図3は吸収性積層体の他の例を表し、吸収性積層体をトップシート側から見た平面図を表す。図4は、図3に示した吸収性積層体のIV−IV断面図を表す。図面において、矢印x、y、zはそれぞれ吸収性物品の幅方向、前後方向、上下(厚み)方向を表す。また図1および図3では、図の上側が吸収性物品の前側に相当し、図の下側が吸収性物品の後側に相当する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。
図1および図2に示した吸収性積層体10(10A)について説明する。吸収性積層体10は、トップシート側から第1吸収体11と第2吸収体21を有する。第1吸収体11は、複数層のシート部材12を含み、シート部材12の間に吸水性樹脂13を有しパルプ繊維を有しないように構成され、前後方向yに延びる開口18を有する。第2吸収体21は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体22を有し、成形体22は、第1吸収体11の開口18に面して、前後方向yに延びる溝25を有する。なお、吸収性積層体10では、第2吸収体21の成形体22に溝25が形成されているが、溝の代わりに成形体22を上下方向zに貫通する開口が設けられてもよい。
吸収性積層体10は、第1吸収体11の開口18と第2吸収体の溝25によって、吸収性積層体10の上面に尿等の拡散路が形成される。その結果、吸収性積層体10では、尿等が拡散路を通って前後方向yへ拡散しやすくなり、特に第2吸収体21での吸収能が高められる。また、第2吸収体21の溝25に第1吸収体11の開口18が重なるように第2吸収体21の上に第1吸収体11が設けられているため、第2吸収体21の溝25が潰れにくくなり、吸収性積層体10の上面に形成された拡散路が維持されやすくなる。さらに吸収性積層体10は、第1吸収体11がシート部材12の間に吸水性樹脂13を有しパルプ繊維を有しないように形成されているため、尿等を吸収すると吸水性樹脂13が膨潤して、第1吸収体11が上下方向zに膨らむこととなる。その結果、吸収性積層体10の上面に高さの高い拡散路が形成されて、尿等が拡散路から溢れ出すことなく前後方向yへ拡散しやすくなる。従って、2回目以降の排泄でも、尿等が吸収性積層体10に好適に吸収されやすくなる。
第1吸収体11では、シート部材12に接着剤が塗布されて接着剤層14が形成され、吸水性樹脂13が接着剤層14によりシート部材12に固定されている。第1吸収体11は、シート部材12どうしが互いに接合された部分に封止部15が形成され、シート部材12どうしが接合されない部分に非封止部16が形成されている。封止部15は、シート部材12どうしが接着剤層14によって互いに接合されることにより形成され、非封止部16には吸水性樹脂13が配されて吸収領域17が形成されている。吸収領域17は開口18の幅方向xの両側に設けられ、封止部15が吸収領域17の幅方向xの両側に設けられている。このように第1吸収体11に吸収領域17や封止部15が形成されば、第1吸収体11が尿等を吸収することによって上下方向zに膨らんで、吸収性積層体10の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。
吸収領域17は、図1に示すように、開口18の両側に、第1吸収体11に対して実質的に前後方向yの全長にわたって設けられることが好ましい。このように第1吸収体11に吸収領域17を設けることにより、尿等が前後方向yに好適に拡散して、尿等が第2吸収体21の広い範囲で好適に吸収されやすくなる。また図1では、開口18の両側のそれぞれで、吸収領域17を幅方向xに分割するように封止部15が形成されている。このように封止部15を設けることにより、封止部15を通って尿等が第1吸収体11上を前後方向yに拡散しやすくなり、尿等が第1吸収体11で広範囲にわたって吸収されやすくなる。
図1および図2に示した吸収性積層体10Aのように、第1吸収体11が開口18を挟んで一体的に形成される場合は、開口18は第1吸収体11の封止部15に設けられることが好ましい。このように開口18が設けられれば、第1吸収体11が尿等を吸収した際に吸収領域17が上下方向zに高く膨らみやすくなる。
第1吸収体11の開口18は、第2吸収体21の溝25よりも幅広に形成されていることが好ましい。このように第1吸収体11と第2吸収体21が形成されていれば、開口18と溝25により形成される拡散路に、着用者から排泄された尿等がスムーズに導かれやすくなり、尿等が吸収性積層体10を前後方向yに好適に拡散しやすくなる。
第1吸収体11は第2吸収体21よりも幅狭に形成されていることが好ましい。このように第1吸収体11が設けられていれば、第1吸収体11が第2吸収体21に支えられやすくなり、第1吸収体11が尿等を吸収した際に、第1吸収体11がより高く上下方向zに膨らみやすくなる。
第1吸収体11に配される吸水性樹脂13は、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下であることが好ましい。第1吸収体11にこのように吸水速度の速い吸水性樹脂が配されていれば、第1吸収体11が尿等と接触することにより第1吸収体11の吸水性樹脂13が速やかに膨潤して、吸収性積層体10の上面に高さの高い拡散路が速やかに形成されるようになる。一方、第2吸収体21に配される吸水性樹脂は、第2吸収体21での拡散性を高める点から、ボルテックス法による吸水速度が40秒以上であることが好ましい。
次に、図3および図4に示した吸収性積層体10(10B)について説明する。なお吸収性積層体10Bの説明において、上記の吸収性積層体10Aと重複する部分の説明は省略する。
吸収性積層体10Bでは、第1吸収体11に設けられる開口18が、第1吸収体11の前後方向yの全長にわたって形成され、第1吸収体11が幅方向xに分割されている。すなわち、第1吸収体11は左側第1吸収体11Aと右側第1吸収体11Bとから構成され、左側第1吸収体11Aと右側第1吸収体11Bの間に開口18が形成されている。このように第1吸収体11が形成されていれば、吸収性積層体11における尿等の前後方向yへの拡散性が高まり、第2吸収体21の前後方向yの端部における吸収能が有効に活用されやすくなる。
左側第1吸収体11Aと右側第1吸収体11Bには、幅方向xの両端部に封止部15が形成され、非封止部16に吸水性樹脂13が配されて吸収領域17が形成されている。このように左側第1吸収体11Aと右側第1吸収体11Bが形成されることにより、左側第1吸収体11Aと右側第1吸収体11Bが尿等を吸収した際に各吸収体が上下方向zに膨らんで、吸収性積層体10の上面に拡散路がより高く形成されやすくなる。
吸収性積層体10Bでは、第2吸収体21の成形体22が上側成形体23と下側成形体24から構成され、上側成形体23に前後方向yに延びる開口26が設けられ、下側成形体24が上側成形体23の開口26と重なって設けられることにより、成形体22に前後方向yに延びる溝25が形成されている。このように成形体22を構成することにより、成形体22に簡便に溝25を形成することができる。
上側成形体23は、図3および図4に示すように、下側成形体24よりも、前後方向yおよび幅方向xに長く形成されていることが好ましい。このように成形体22を形成することにより、成形体22の溝25の近傍での尿等の保持能力が高まり、第2吸収体21の吸収能が効率良く発揮されるようになる。また、上側成形体23が下側成形体24よりも前後方向yおよび幅方向xに長く形成されることで、着用者が上側成形体23と下側成形体24との段差ができることによる違和感を覚えにくくなり、吸収性物品の着用感が向上する。
本発明の吸収性物品の構成例について、図5および図6を参照して説明する。図5および図6には、図3に示した吸収性積層体を備えた吸収性物品を示した。図5は、吸収性物品として尿パッドをトップシート側から見た平面図を表す。図6は、図5に示した吸収性物品のVI−VI断面図を表す。図5では、図の上側が吸収性物品の前側に相当し、図の下側が吸収性物品の後側に相当する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されない。
吸収性物品1は、トップシート2とバックシート3とこれらの間に設けられた吸収性積層体10とを有する。トップシート2は、着用者の肌に面するように配置され、尿等の排泄物を透過する。トップシート2を透過した排泄物は、吸収性積層体10により収容される。バックシート3は、排泄物が外部へ漏れるのを防いでいる。
吸収性積層体10は、トップシート2側から第1吸収体11と第2吸収体21を有する。第1吸収体11には前後方向yに延びる開口18が設けられ、第2吸収体21には、前後方向yに延びる溝25を有する成形体22が設けられ、開口18と溝25が重なって設けられている。吸収性積層体10に関する説明は上記の通りである。
吸収性物品1には、トップシート2の幅方向xの両側に、前後方向yに延びる立ち上がりフラップ5が設けられている。図5および図6では、トップシート2の幅方向xの両側に、前後方向yに延在するサイドシート4が接合され、サイドシート4の幅方向xの内方端に設けられた起立用弾性部材7の収縮力によりサイドシート4の内方端が着用者の肌に向かって立ち上がり、これにより立ち上がりフラップ5が形成されている。立ち上がりフラップ5により、尿等の幅方向xの横漏れが防止される。なお、立ち上がりフラップ5は前後方向yの端部の内面がトップシート2上に接合されてもよく、これにより立ち上がりフラップ5の立ち上がりが容易になる。
立ち上がりフラップ5は立ち上がる起点となる基部6を有し、第1吸収体11は、立ち上がりフラップ5の基部6よりも幅方向xの内方に設けられることが好ましい。このように第1吸収体11が設けられていれば、尿等が多量に排出されたりして第1吸収体11から尿等が溢れ出ても、尿等が第1吸収体11と立ち上がりフラップ5の基部6との間の隙間を通って第2吸収体21に移行し、第2吸収体21で好適に吸収されるようになる。その結果、尿等の横漏れが起こりにくくなる。
1: 吸収性物品
2: トップシート
3: バックシート
5: 立ち上がりフラップ
6: 基部
10: 吸収性積層体
11: 第1吸収体、11A:左側第1吸収体、11B:右側第1吸収体
12: シート部材
13: 吸水性樹脂
18: 開口
21: 第2吸収体
22: 成形体
25: 溝(または開口)

Claims (9)

  1. 幅方向と前後方向を有し、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有する吸収性物品であって、
    前記吸収性積層体は、トップシート側から第1吸収体と第2吸収体を有し、
    前記第1吸収体は、複数層のシート部材を含み、シート部材の間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように構成され、前後方向に延びる開口を有し、
    前記第2吸収体は、吸水性樹脂とパルプ繊維を含む成形体を有し、前記成形体は、前記第1吸収体の開口に面して、前後方向に延びる溝または開口を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記第1吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が20秒以下である請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第2吸収体に配される吸水性樹脂は、ボルテックス法による吸水速度が40秒以上である請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第1吸収体は前記第2吸収体よりも幅狭に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1吸収体に設けられる開口は、前記第2吸収体に設けられる溝または開口よりも幅広に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記成形体は、トップシート側に設けられた上側成形体とバックシート側に設けられた下側成形体を有し、
    前記上側成形体に前後方向に延びる開口が設けられ、前記下側成形体が前記上側成形体の開口と重なって設けられることにより、前記成形体に前後方向に延びる溝が形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記第1吸収体に設けられる開口は、前記第1吸収体の前後方向の全長にわたって形成され、前記第1吸収体が幅方向に分割されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記トップシートの幅方向の両側に、前後方向に延びる立ち上がりフラップが設けられ、
    前記第1吸収体は、前記立ち上がりフラップの立ち上がる起点となる基部よりも幅方向の内方に設けられる請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記第1吸収体は2つ以上重なって設けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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