JP6261404B2 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

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Description

本発明は、背側の所定部位を肌側に凸形に変形させることにより、この凸部を肌面に密着させるとともに、おむつ表面に軟便拡散防止用のポケットを形成するようにした使い捨て紙おむつに関する。
従来より、透液性トップシートとバックシートとの間に吸収体が介在された吸収性物品が知られている。この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、体液漏れやムレを防止するため、吸収体の厚みを薄くした凹部や吸収体を存在させない欠損部を形成したものが数多く提案されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
前記下記特許文献1では、軟便又は水状軟便の拡散を最小化し、体液漏れを防止するため、吸収体に排泄物を収納保持する便ポケットを設け、高吸収性ポリマーが前記便ポケットでその周壁部及び底面部に偏在して配置された吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2では、上層吸収体と下層吸収体が積層されて互いに対向する面であって、平面視した際の上層吸収体が存在する領域における下層吸収体側の面に連続した溝を備え、該溝は、上層吸収体が存在する領域の幅方向又は長手方向の端部に達している溝である吸収性物品とすることにより、排泄液を直接的に受け取る上層吸収体の内部に空気と吸収体との界面をできるだけ多く設け、水分の蒸発を促した吸収性物品が開示されている。
更に、下記特許文献3では、後胴回り域に設けられるシート状弾性要素を備え、吸収体は他の部位よりも目付けが低いまたは吸収性コアが存在しない低剛性領域を有し、前記シート状弾性要素が使い捨ておむつの平面視において低剛性領域の少なくとも一部と重なり、製品幅方向における低剛性領域の幅が製品長手方向における後胴回り域側の端部に向かうに連れて広くなる使い捨ておむつが開示されている。かかる使い捨ておむつでは、シート状弾性要素によって吸収体が製品幅方向に収縮させられると、くさび状の低剛性領域が狭まり、後胴回り域が非肌面側に膨らむカップ形状に変形するため、着用者の背側・臀部部分のカーブに沿うように変形し、隙間なく装着できるようになっている。
特開2007−117727号公報 特開2013−126457号公報 特開2013−138702号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3記載の吸収性物品では、吸収体の厚みを減少させたり存在しない部分を設けることによって、所期の目的を達成しようとするものであるが、吸収材(パルプやポリマー、フィラメント)の量を減らしたり吸収材を存在させない部分を設けることにより吸収体の厚みを減少させた場合には、吸収量が低下する問題が発生し、吸収体を圧縮することにより吸収体の厚みを減少させた場合には、表面の吸収材が高密化するため体液の吸収速度が低下する問題が発生する。
一方で、人体の構造上、ウエスト周りの断面視で、背中の背骨に当たる部分が窪んでいるため、この窪み部から軟便が漏れやすいということが指摘されていた。このような身体の凹部におむつ表面をフィットさせるには、表面が平坦な吸収体を肌面側に凸状にする必要があるが、このような凸部を形成するに際しては、吸収体の厚みを増厚した中高部を形成することが一般的に行われていた。しかしながら、中高部を形成したものでは、吸収体の厚みが厚くなる結果、通気性が悪化し、ムレが発生するおそれがあった。
したがって、体液の漏れを防止するに当たって、吸収性能の低下やムレの発生を生じることなく、吸収体が全体に亘って均一な厚みのまま、体液貯留用のポケットを設けるとともに、身体の凹部にフィットする凸部を設ける技術の開発が望まれていた。
そこで本発明の主たる課題は、吸収性能の低下やムレの発生を生じることなく、体液拡散防止用のポケットを形成するとともに、肌面に密着する凸部を形成することにより、体液の漏れを防止した使い捨て紙おむつを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性トップシートとバックシートとの間に吸収体が介在された使い捨て紙おむつにおいて、
背側の前記吸収体と重なる領域が、おむつ長手方向端部側の上段側領域と、おむつ長手方向中央側の下段側領域とを有し、
前記上段側領域のおむつ幅方向中央部に、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って上段用弾性伸縮部材が配置され、前記下段側領域のおむつ幅方向に離間して両側にそれぞれ、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って下段用弾性伸縮部材が配置され、
前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材は、前記バックシート側に固定され、前記吸収体側に固定されていないことを特徴とする使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項1記載の発明では、背側の前記吸収体と重なる領域を、おむつ長手方向端部側の上段側領域と、おむつ長手方向中央側の下段側領域とに区画し、前記上段側領域のおむつ幅方向中央部に、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って上段用弾性伸縮部材を配置し、前記下段側領域のおむつ幅方向に離間して両側にそれぞれ、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って下段用弾性伸縮部材を配置している。そして、前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材は、前記バックシート側に固定し、前記吸収体側に固定しないようにしている。
このため、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力によって、吸収体のおむつ長手方向端部側のおむつ幅方向中央部が収縮され、肌側に凸形に変形する凸部が形成されるとともに、前記下段用弾性伸縮部材の収縮力によって、これより吸収体のおむつ長手方向中央側のおむつ幅方向に離間する両側がそれぞれ収縮され、それぞれ肌側に凸形に変形する凸部が形成される。
したがって、おむつ幅方向中央部の凸部が背中の背骨に当たる窪み部にフィットし、この窪み部からの体液の漏れが確実に防止できるようになる。更に、おむつ幅方向中央部の凸部とおむつ幅方向両側に離間した凸部との3つの凸部で囲まれた領域が周囲の凸部より相対的に窪んだ窪み部となり、この窪み部がおむつ中央側に開口し軟便などが一時貯留できる体液拡散防止用のポケットとして機能するため、体液を確実に吸収保持でき、漏れが防止できるようになる。また、これらの凸部は、吸収体の厚みを変化させることなく形成したものであるので、吸収性能の低下やムレの発生を生じることがない。
請求項2に係る本発明として、前記下段用弾性伸縮部材の収縮力は、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力より高く設定されている請求項1記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項2記載の発明では、下段用弾性伸縮部材の収縮力を、上段用弾性伸縮部材の収縮力より高く設定することにより、前記下段用弾性伸縮部材の収縮によって幅方向に離間して両側にそれぞれ形成される凸部の高さを、前記上段用弾性伸縮部材の収縮によって幅方向中央部に形成される凸部の高さより相対的に高くし、両側の凸部に挟まれた窪み部の深さが深くなるようにしている。
請求項3に係る本発明として、前記上段用弾性伸縮部材は、おむつ長手方向端部側に配置されたものよりおむつ長手方向中央側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定され、
前記下段用弾性伸縮部材は、おむつ長手方向中央側に配置されたものよりおむつ長手方向端部側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定されている請求項1、2いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項3記載の発明では、上段用弾性伸縮部材と下段用弾性伸縮部材の収縮力をそれぞれ、上段用弾性伸縮部材と下段用弾性伸縮部材の境界側の方が高くなるように設定することにより、凸部の高さを調整し、3つの凸部で囲まれたポケットの奥にいく程窪み部の深さが深くなるようにしている。
請求項4に係る本発明として、前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材は、不織布シート間に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数の弾性伸縮部材を配置し、この弾性伸縮部材のうち、前記上段側領域に対応する領域に配置されたおむつ幅方向中央部以外の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化するとともに、前記下段側領域に対応する領域に配置されたおむつ幅方向に離間する両側部以外の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化することにより作成された伸縮性シートを、前記バックシートと吸収体との間に配置することにより設けられている請求項1〜3いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項4記載の発明では、上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材をおむつに設けるに際して、これらの弾性伸縮部材を不織布シート間に配置した伸縮性シートを予め作成しておき、この伸縮性シートをバックシートと吸収体との間に配置することにより、おむつの製造工程を簡略化している。
請求項5に係る本発明として、背側の前記吸収体よりおむつ長手方向外方側のフラップ部に、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数のフラップ用弾性伸縮部材が配置されている請求項1〜4いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項5記載の発明では、背側の前記吸収体よりおむつ長手方向外方側のフラップ部に、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数のフラップ用弾性伸縮部材を配置してフラップ部に伸縮性を付与することによって、背側を肌面にフィットさせやすくするとともに、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力による肌面側の凸部がフラップ部にも延在して設けられるようにしている。
請求項6に係る本発明として、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力は、前記フラップ用弾性伸縮部材の収縮力に対して同等以下に設定されている請求項5記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力を、フラップ用弾性伸縮部材の収縮力と同等以下に設定することにより、フラップ部の縮こまりを大きくしておむつ装着時のフィット性を高めている。
請求項7に係る本発明として、前記フラップ用弾性伸縮部材は、前記伸縮性シートの不織布シート間に配置されている請求項5、6いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項7記載の発明では、フラップ用弾性伸縮部材を伸縮性シートの不織布シート間に配置することにより、おむつの製造工程を簡略化している。
請求項8に係る本発明として、前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材はそれぞれ、上下方向に間隔をおいて複数配置されている請求項1〜7いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項8記載の発明では、上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材をそれぞれ、上下方向に間隔をおいて複数配置することにより、背中の窪みにフィットするおむつ幅方向中央部の凸部及び体液拡散防止用のポケットをより明確に形成するようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、吸収性能の低下やムレの発生を生じることなく、体液拡散防止用のポケットが形成できるとともに、肌面に密着する凸部が形成でき、体液の漏れが防止できるようになる。
本発明に係る使い捨て紙おむつ1の肌面側の一部破断展開図である。 使い捨て紙おむつ1の非肌面側の展開図である。 図2のIII−III線矢視図である。 図2のIV−IV線矢視図である。 図2のV−V線矢視図である。 使用状態を示す、図2のIV−IV線矢視図である。 使用状態を示す、図2のV−V線矢視図である。 使用状態を示す、使い捨て紙おむつ1の斜視図である。 使い捨て紙おむつ1の変形例を示す、非肌当接面側の展開図である。 使い捨て紙おむつ1の変形例を示す、非肌当接面側の展開図である。 使い捨て紙おむつ1の変形例を示す斜視図である。 図10のXII−XII線矢視図である。 伸縮性シート29の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔使い捨て紙おむつ1の基本構造〕
図1〜図3に示されるように、本使い捨て紙おむつ1(以下、単におむつともいう。)は、綿状パルプ等からなり、たとえば砂時計形状(または長方形状等)のある程度の剛性を有するとともに、クレープ紙等の被包シート5によって囲繞された吸収体4と、該吸収体4の肌面側(使用面側)を覆うように配設された有孔または無孔の不織布等からなる透液性トップシート3と、前記吸収体4の裏面側に配設され、少なくとも吸収体4の全面積を覆うように配設されたポリエチレン等からなる防漏シート6と、この防漏シート6の外面側(非肌当接面側)に設けられた不織布からなるとともに、おむつ外形を画成する外面バックシート2と、紙おむつの両側部に表面側に起立する立体ギャザーBSを形成するとともに、おむつ両側部では前記防漏シート6及びバックシート2と共にサイドフラップ部SFを構成するためのサイド不織布7、7と、おむつ背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープ10,10とから主に構成されている。また、おむつ1の腹部ウエスト部および背側ウエスト部では、前記外面バックシート2、防漏シート6および透液性トップシート3が共に延在し、吸収体4の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
装着に当たっては、おむつ1の前身頃および後身頃をそれぞれ着用者の身体に当てがった後、前記ファスニングテープ10,10を腹側に持ち込み、外面バックシート2の外面側に設けられたフロントターゲットテープ11に係合させておむつを装着する。
以下、更に各構成部材について具体的に詳述すると、
前記外面バックシート2としては不織布が用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、エアスルー法、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの不織布の中でも、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布が好適に用いられる。前記エアスルー法は、高温空気の熱によって繊維同士を融着させるため、空間割合が高くふんわりとした感触と、嵩高であるなどの利点を有する。
前記透液性トップシート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。前記透液性トップシート3としては、ロール表面に凸部が複数設けられた凸ロールと、ロール表面に前記凸部が嵌入する凹部が複数設けられた凹ロールとからなるエンボスロールを通過させることにより表面に凹凸のエンボスが付与されているものを用いるのが望ましい。トップシート表面に形成された凹凸が軟便の表面拡散速度を抑え、排便領域の近傍で吸収体に吸収され易くなる。
前記吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプ等の吸収性繊維と高吸収性ポリマーとにより構成され、図示例では脚回りへの当たりを和らげるために両側部に夫々括れ部を有する略砂時計状とされる。前記高吸収性ポリマーは例えば粒状粉とされ、吸収体4を構成するパルプ中に混入されている。
前記吸収体4は、次の剛度試験によって求めた剛性が5〜50cN/50mm、好ましくは15〜35cN/50mmである。
<剛度試験>
剛性(剛度)は、JIS K 7171(プラスチック−曲げ剛性の試験方法)に準拠し、次の方法で測定する。測定にはテンシロン試験機(圧子先端部の曲率半径R1=5.0±0.1mm、支持プレート先端部の曲率半径R2=5.0±0.2mm)を用い、吸収体前後方向(長手方向)の曲げ剛性を測定する。試験片は、吸収体4から測定に影響する弾性伸縮部材を取り除き、これをおむつ長手方向80mm、おむつ幅方向50mmの長方形に切り取ることにより作製する。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片の短辺の長さであり、試験時の圧子でたわませた試験片の幅である。それぞれ断面円弧状の先端部を有し、両先端部の先端(上端)間の間隔を位置を揃えて配置された一対の支持プレート上に、上記の試験片を、その長手方向を各プレートに直交する方向に向けて、掛け渡すように載置し、その試験片に僅かに接するように圧子先端部を配置する。ロードセル5kg(レンジ196cN)、速度30mm/minの条件で圧子を降下させ、荷重−たわみ曲線を得る。得られた曲げ応力の最大値を曲げ剛性値(cN/50mm)とする。なお、測定対象となる部位が上記サンプリング寸法より小さい場合は、小スケールの試験片で測定を行い、寸法比に基づいて比例計算にて換算する。
前記吸収体4を囲繞する被包シート5としては、クレープ紙、親水性不織布等、吸収体4への体液吸収を阻害することなく、体液等を透過させ、かつ吸収体4が崩れないように形状保持するものであればどのようなシートを用いてもよい。この被包シート5は、無孔シートの他、多数の開孔が形成された多孔シートを用いることができる。
前記防漏シート6は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられ、漏れを防止するために少なくとも吸収体4の全面積を覆う範囲に設置される。近年は、ムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
前記透液性トップシート3は、吸収体4側縁よりも若干外方に突出し、前記防漏シート6と接合されている。前記サイド不織布7は、前記吸収体4の側縁部近傍よりも外側部分が外縁まで延び、前記防漏シート6及び外面バックシート2と接合され、この積層シート部分によってサイドフラップSFを構成している。
このサイドフラップ部SFにおいては、紙おむつ長手方向に複数本、図示の例では2本の弾性伸縮部材8,8が配設され、平面ギャザーが形成されている。この平面ギャザーは、着用した際に紙おむつをきっちりと脚周りにて保持することにより、フィット性を向上させ紙おむつがずれるのを防止する。
他方、前記サイド不織布7の前記固着部よりも内方側の不織布シート部分によって表面側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、吸収体4の側縁近傍位置に起立端を有し、その先端がおむつ長手方向に沿って二重に折り返され、この折り返し部の内方に1本の弾性伸縮部材9を、または必要により複数本の弾性伸縮部材を配設することにより、その伸縮力を利用して立体ギャザーBSを起立させるようになっている。
前記弾性伸縮部材8,9としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
前記サイド不織布7を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法により得られた不織布を用いることができるが、特にサイドフラップ部SFを構成する前記サイド不織布7は、ゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。
前記機械接合式のファスニングテープ10は、図1に示されるように、プラスチック、ポリラミ不織布、不織布、紙等のファスニング基材10Aの基部がおむつに接合されている。前記ファスニング基材10Aの突出片部分でかつ表面側(透液性トップシート3側の面)にフック要素10Bを有する。前記フック要素10Bは、ファスニング基材10Aに接着剤により剥離不能に接着されている。前記フック要素10Bは、その外面に多数の係合片10b、10b…を有する。前記ファスニングテープ10は製品状態では、透液性トップシート3側に折り畳まれ、前記フック要素10Bがサイド不織布7に対して剥離可能に接合された状態となっている。
〔使い捨て紙おむつ1の特徴部分の構造〕
本使い捨て紙おむつ1では、図2に示されるように、背側の吸収体4と重なる領域に、おむつ長手方向端部側の上段側領域20と、おむつ長手方向中央側の下段側領域21とを有している。前記上段側領域20及び下段側領域21は、吸収体4のほぼ全幅に亘る略矩形状に区画された仮想領域であり、おむつ長手方向にほぼ隣接して配置されている。
前記上段側領域20のおむつ幅方向中央部には、外面バックシート2と吸収体4との間に水平方向に沿って1又は複数の、図示例では上下方向に間隔をおいて7本の上段用弾性伸縮部材22、22…が配置されている。前記上段用弾性伸縮部材22、22…は、おむつ幅方向の中央部に所定幅で上下方向にほぼ等間隔で配置されている。この上段用弾性伸縮部材22、22…は、図4に示されるように、外面バックシート2と吸収体4との間、具体的には外面バックシート2と防漏シート6との間に配置され、両端又は適宜の位置が外面バックシート2側に接合され、吸収体4側(防漏シート6)に固定されていない。なお、上段側領域20において、前記上段用弾性伸縮部材22、22…の配設領域以外の領域は、外面バックシート2が吸収体4側(防漏シート6)にホットメルト接着剤などによって接合さている。
また、前記下段側領域21のおむつ幅方向に離間する両側にはそれぞれ、外面バックシート2と吸収体4との間に水平方向に沿って1又は複数の、図示例では上下方向に間隔をおいて7本の下段用弾性伸縮部材23、23…が配置されている。前記下段用弾性伸縮部材23、23…は、おむつ幅方向中央部に離間部を有しながら、おむつ幅方向の両側にそれぞれ所定幅で上下方向にほぼ等間隔で配置されている。この下段用弾性伸縮部材23、23…は、図5に示されるように、外面バックシート2と吸収体4との間、具体的には外面バックシート2と防漏シート6との間に配置され、各配設領域の両端又は適宜の位置が外面バックシート2側に接合され、吸収体4側(防漏シート6)に固定されていない。なお、下段側領域21において、前記下段用弾性伸縮部材23、23…の配設領域以外の領域では、外面バックシート2が吸収体4側(防漏シート6)にホットメルト接着剤などによって接合されている。
上述のように上段用弾性伸縮部材22、22…及び下段用弾性伸縮部材23、23…を配置することにより、図6〜図8に示されるように、背側のおむつ長手方向端部側のおむつ幅方向中央部に、前記上段用弾性伸縮部材22、22…の収縮力によって吸収体4が収縮され、前記吸収体4が肌側に向けて膨出した凸部24が形成されるとともに、この凸部24のおむつ長手方向中央側に隣接するおむつ幅方向に離間する両側にそれぞれ、前記下段用弾性伸縮部材23、23…の収縮力によって吸収体4が収縮され、前記吸収体4が肌側に向けて膨出した凸部25、25が形成されるようになる。
人体の構造上、ウエスト周りの断面視で、背中の背骨に当たる部分が窪み部となっているが、この窪み部に前記凸部24が当接しておむつの表面が肌面に密着するため、この窪み部からの軟便の漏れが確実に防止できるようになる。また、前記3つの凸部24、25、25で囲まれた領域は、これらの凸部より相対的に窪んだ窪み部となり、この窪み部がおむつ中央側に開口した体液拡散防止用のポケット26として機能するようになる。前記ポケット26は、吸収体4に吸収されるのに時間がかかる軟便などを一時貯留する領域として作用するので、吸収体4に体液が確実に吸収保持され、漏れが防止できるようになる。これら3つの凸部24、25、25は、吸収体4の厚みを変化させることなく形成したものであるので、吸収体4の吸収性能の低下やムレの発生を生じることなく前述の効果を奏するようになる。
前記上段用弾性伸縮部材22及び下段用弾性伸縮部材23としては、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。前記弾性伸縮部材22、23の太さは、310dt〜620dtが好ましい。また、弾性伸縮部材22、23はそれぞれ、1〜10mmの間隔で、特に1〜5mmの間隔で配置することが好ましい。
前記下段用弾性伸縮部材23の収縮力は、上段用弾性伸縮部材22の収縮力より高く設定するのが望ましい。これにより、前記下段用弾性伸縮部材23によって形成される凸部25、25の高さが、前記上段用弾性伸縮部材22によって形成される凸部24より高くなり、凸部25、25で挟まれたポケット26の窪み深さが深くなる。前記弾性伸縮部材22、23の収縮力を調整するには、配設時の伸長率(テンション)を調整したり、弾性伸縮部材の太さを調整することにより行う。具体的に配設時の伸長率を調整する場合、上段用弾性伸縮部材22の伸長率は、自然長を100%としたときの伸長率が230%〜330%(2.3倍〜3.3倍)、好ましくは240%(2.4倍)程度とするのがよく、下段用弾性伸縮部材23の伸長率は、自然長を100%としたときの伸長率が240%〜340%(2.4倍〜3.4倍)、好ましくは330%(3.3倍)程度とするのがよい。
前記上段用弾性伸縮部材22の配設領域と、下段用弾性伸縮部材23の配設領域とは、図2に示されるように、千鳥状に配置され、両側の下段用弾性伸縮部材23の配設領域が、上段用弾性伸縮部材22の配設領域の分だけ両側に離間して設けられることが好ましい。これにより、両側の下段用弾性伸縮部材23によって形成される凸部25、25間に十分な幅のポケット26が形成されるようになる。これら弾性伸縮部材22、23の配設領域は、図示例では側縁同士がほぼ一致するように設けられているが、おむつ長手方向に重なるように配置してもよいし、若干離間するように配置してもよい。
図2に示されるように、前記上段用弾性伸縮部材22の配設領域の幅W1は、40mm〜60mmが好ましく、おむつ長手方向長さL1は、15mm〜25mmが好ましい。また、下段用弾性伸縮部材23の配設領域の幅W2は、40mm〜60mmが好ましく、おむつ長手方向長さL2は、15mm〜25mmが好ましい。前記上段用弾性伸縮部材22の配設領域と、下段用弾性伸縮部材23の配設領域とは同じ寸法である必要はなく、異なっていてもよい。ただし、下段用弾性伸縮部材23の両側の配設領域の寸法は同じにするのが望ましい。なお、前記上段用弾性伸縮部材22の配設領域の幅W1及び下段用弾性伸縮部材23の配設領域の幅W2はそれぞれ、前記弾性伸縮部材22、23が配設される部分の吸収体4の幅の25%〜50%、好ましくは25%〜40%とするのがよい。
図9に示されるように、上段用弾性伸縮部材22、22…は、おむつ長手方向端部側に配置されたものよりおむつ長手方向中央側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定し、且つ下段用弾性伸縮部材23、23…は、おむつ長手方向中央側に配置されたものよりおむつ長手方向端部側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定するのが好ましい。収縮力を大きくするには、図9に示されるように、弾性伸縮部材22、23の配設長さを長くしたり、伸長率を大きくしたり、太さの太いものを用いたりすることにより調整できる。このように、上段用弾性伸縮部材22と下段用弾性伸縮部材23の境界側の方が高い収縮力を有するように設定することにより、それぞれの凸部24、25の高さを調整し、3つの凸部24、25、25で囲まれたポケット26がおむつ中央側からおむつ端部側にいくに従って窪み深さが深くなるように形成され、体液が確実に一時貯留でき、漏れが防止できるようになる。前記弾性伸縮部材22、23の配設長さは、図示例のように直線的に漸次変化するように配置してもよいし、曲線的に漸次変化するように配置したり、段階的に変化するように配置してもよい。配設長さが最も短いものと最も長いものとの比は、1:2程度とするのがよい。
図10に示されるように、背側のエンドフラップ部EFに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数のフラップ用弾性伸縮部材27、27…を配置することにより、このエンドフラップ部EFに伸縮性を付与するようにしてもよい。これにより、背側を肌面にフィットさせやすくなるとともに、図11に示されるように、上段用弾性伸縮部材22の収縮力による肌面側への凸部24がエンドフラップ部EFにも延在して設けられるようになり、身体の窪み部分によりフィットしやすくなる。
前記上段用弾性伸縮部材22、下段用弾性伸縮部材23及びフラップ用弾性伸縮部材27は、それぞれ独立的に設けてもよいが、図10及び図12に示されるように、これら弾性伸縮部材22、23、27を不織布シート28、28間に配置した伸縮性シート29を予め作成しておき、この伸縮性シート29を外面バックシート2と防漏シート6との間に配置するようにするのが好ましい。これにより、おむつの製造工程が簡略化できるようになる。
具体的な前記伸縮性シート29の製造方法について説明すると、図13に示されるように、不織布シート28、28間に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って前記弾性伸縮部材22、23、27に対応する位置に複数の弾性伸縮部材を前記不織布シート28の全幅に亘って配置する。前記弾性伸縮部材は、図示例のように1枚の不織布シートの下端を折り返した二重シート間に配置してもよいし、2枚の不織布シート間に配置してもよい。これら弾性伸縮部材のうち、前記上段側領域20に対応する領域に配置されたおむつ幅方向中央部以外の部分30、30の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化するとともに、前記下段側領域21に対応する領域に配置されたおむつ幅方向に離間する両側部以外の部分31、31…の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化することにより、それぞれ伸縮性が活性化された状態のままの弾性伸縮部材が上段側から順にフラップ用弾性伸縮部材27、27…、上段用弾性伸縮部材22、22…及び下段用弾性伸縮部材23、23…とされた伸縮性シート29を得ることができる。
ここで、弾性伸縮部材22、23が「伸縮性を非活性化される」とは、後述の不連続化手段によって弾性伸縮部材を所定の間隔で細かく切断したり、弾性伸縮部材を所定の区間に亘って連続して不織布シート28、28に接着したりすることにより、弾性伸縮部材の伸縮力が機能しない状態又は機能を大幅に低下させた状態にすることである。弾性伸縮部材を細かく切断するには、例えば、弾性伸縮部材を1〜10mmの間隔で、好ましくは1〜5mmの間隔で、所定のカットパターンによって切断するようにする。
前記弾性伸縮部材25…を切断し不連続化するには、不織布シート28、28間に弾性伸縮部材を配置したシートを製造した後、表面に凸部が形成されこの凸部にカッターを複数個配列したカッターロールと、このカッターロールと対向する対向ロールとの間に前記シートを通過させ、このシートの所定部位の弾性伸縮部材を前記カッターロールの凸部および対向ロール間での加圧および加熱の内の少なくとも一方により切断するものである。対向ロールは、両ロールの回転によってカッター部が下がり、カッターロールのカッター部のみと当接するように、カッターロールと離間させておくと良い。
前記伸縮性シート29は、外面バックシート2側の面がほぼ全面に亘って外面バックシート2側に接合され、吸収体4側の面が前記上段用弾性伸縮部材22…及び下段用弾性伸縮部材23…の配設領域を除く領域において防漏シート6に接合される。
前記伸縮性シート29は、少なくとも上段用弾性伸縮部材22…及び下段用弾性伸縮部材23…を一体的に含んでいればよく、フラップ用弾性伸縮部材27…を備えない使い捨て紙おむつ1についても採用することができる。
前記上段用弾性伸縮部材22、22…の収縮力は、フラップ用弾性伸縮部材27、27…の収縮力に対して同等以下に設定するのが好ましい。これにより、エンドフラップ部EFの縮こまりを大きくして、おむつ装着時のフィット性が高められる。フラップ用弾性伸縮部材27の収縮力を上段用弾性伸縮部材22の収縮力より大きく設定するには、配設時の伸長率(テンション)を大きくしたり、太さを太くすることにより調整できる。配設時の伸長率を大きくする場合、フラップ用弾性伸縮部材27の伸長率を250%〜290%(2.5倍〜2.9倍)とし、上段用弾性伸縮部材22の伸長率を250%〜290%(2.5倍〜2.9倍)とするのが好ましい。
〔他の形態例〕
上記形態例では、上段側領域20のおむつ幅方向中央部に、外面バックシート2と吸収体4との間に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数の上段用弾性伸縮部材22、22…を配置し、下段側領域21のおむつ幅方向に離間する両側にそれぞれ、外面バックシート2と吸収体4との間に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数の下段用弾性伸縮部材23、23…を配置することにより、肌側に向けて膨出した凸部24、25、25を形成していたが、前記弾性伸縮部材22、23の配設領域にそれぞれ、おむつ幅方向に伸縮性を有するシート材を配設することにより、前記凸部24、25、25を形成するようにしてもよい。前記伸縮性を有するシート材としては、素材自体が伸縮性を有するもの、二重シート間に弾性伸縮部材を配置することにより伸縮性を付与したものなどを用いることができる。
1…使い捨ておむつ、2…外面バックシート、3…透液性トップシート、4…吸収体、5…クレープ紙、6…防漏シート、7…サイド不織布、8・9…弾性伸縮部材、10…ファスニングテープ、20…上段側領域、21…下段側領域、22…上段用弾性伸縮部材、23…下段用弾性伸縮部材、24・25…凸部、26…ポケット、27…フラップ用弾性伸縮部材、28…不織布シート、29…伸縮性シート、EF…エンドフラップ、SF…サイドフラップ

Claims (8)

  1. 透液性トップシートとバックシートとの間に吸収体が介在された使い捨て紙おむつにおいて、
    背側の前記吸収体と重なる領域が、おむつ長手方向端部側の上段側領域と、おむつ長手方向中央側の下段側領域とを有し、
    前記上段側領域のおむつ幅方向中央部に、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って上段用弾性伸縮部材が配置され、前記下段側領域のおむつ幅方向に離間して両側にそれぞれ、前記バックシートと吸収体との間に水平方向に沿って下段用弾性伸縮部材が配置され、
    前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材は、前記バックシート側に固定され、前記吸収体側に固定されていないことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 前記下段用弾性伸縮部材の収縮力は、前記上段用弾性伸縮部材の収縮力より高く設定されている請求項1記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 前記上段用弾性伸縮部材は、おむつ長手方向端部側に配置されたものよりおむつ長手方向中央側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定され、
    前記下段用弾性伸縮部材は、おむつ長手方向中央側に配置されたものよりおむつ長手方向端部側に配置されたものの方が収縮力が大きくなるように設定されている請求項1、2いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  4. 前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材は、不織布シート間に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数の弾性伸縮部材を配置し、この弾性伸縮部材のうち、前記上段側領域に対応する領域に配置されたおむつ幅方向中央部以外の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化するとともに、前記下段側領域に対応する領域に配置されたおむつ幅方向に離間する両側部以外の弾性伸縮部材の伸縮性を非活性化することにより作成された伸縮性シートを、前記バックシートと吸収体との間に配置することにより設けられている請求項1〜3いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  5. 背側の前記吸収体よりおむつ長手方向外方側のフラップ部に、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って複数のフラップ用弾性伸縮部材が配置されている請求項1〜4いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  6. 前記上段用弾性伸縮部材の収縮力は、前記フラップ用弾性伸縮部材の収縮力に対して同等以下に設定されている請求項5記載の使い捨て紙おむつ。
  7. 前記フラップ用弾性伸縮部材は、前記伸縮性シートの不織布シート間に配置されている請求項5、6いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  8. 前記上段用弾性伸縮部材及び下段用弾性伸縮部材はそれぞれ、上下方向に間隔をおいて複数配置されている請求項1〜7いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
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