JP2004060800A - 配管用吊りバンド - Google Patents

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Kiyohisa Shibuya
渋谷 清寿
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Akagi Co Ltd
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Abstract

【課題】非常に使い勝手の良好な配管用吊りバンドを明らかにする。
【解決手段】吊りボルトを回転自在に螺合するナットを有する配管用吊りバンドにおいて、バンドの一方の開放端側を延長して係合部を構成し、この係合部には鍔付きナットを回転自由に配設し、バンドの他方の開放端側は折り戻して係合部を構成し、この係合部に吊りボルトを挿入する開口を用意し、前記鍔付きナットの回転操作によって吊りボルトの下端部が挿入される構成であることを特徴とする配管用吊りバンドである。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道管或いはガス管などを天井などから吊り下げるのに利用される配管用吊りバンドに関する。
【0002】
【従来技術】
図3に従って、従来から利用されている一般的な配管用吊りバンドを説明する。
【0003】
図示のものは、配管8を天井から吊り下げて支持するタイプの配管支持具である。このタイプでは、先端側を天井に固定した吊りボルト1に、回転自在のナット2により高さ調整して、吊り下げ固定したターンバックル3の脚部3A・3Bにバンド5A・5B(ヒンジ機構4によって開閉自在に構成されている)の両端部をボルト6・ナット7により固定することで、配管8を支持する。実際の作業は、先ず、吊りボルト1の天井への取付作業と、配管支持具を利用しての配管8の取付作業とに分けられる。
【0004】
配管の取付に際しては、ナット7を緩めてボルト6から取り外し、一方の吊りバンド5Bをヒンジ機構4により一点鎖線で示すように開放させて、配管8を吊りバンド5Aの内側に配設してから、外したバンド5Bを復帰させ、その端部をボルト6・ナット7で固定する作業が行われる。
【0005】
配管8を抱持する際に、バンド5Bは既にボルト6・ナット7から開放状態にあるので、ナット7を取り外せば、仮想線で示す状態から回動させて、配管8を抱持しつつ、その端部の円孔をボルト6に嵌挿させて、次いでナット7を取り付けて締め付けを行うことになる。
【0006】
上記従来タイプの吊りバンドに対しては、使い勝手の改善、片手での操作性、或いは製造コストの低廉化などを目的とした種々の改善が提案されている。改善提案の1つとして図4に示すものがある。これは、実公平3−13022号公報に記載されているものであるが、図3に記載した従来例におけるターンバックル3を省略した点に大きな特徴がある。ターンバックルを省略したことから、吊りバンド5Aと吊りバンド5Bの端部を吊りボルト1に直接係合させることになる。このため、吊りバンド5Aと吊りバンド5Bの夫々の端部には、かしめナット2A・2Bを配設した取付部5C・5Dが用意されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示されている吊りバンドを利用するには、先ず、天井等から吊り下げられた吊りボルト1の下方から取付部5Cのかしめナット2Aを嵌挿してから回転させ、取付部5Cを上昇させる。次いで、蝶番4Aの位置からぶら下がり状態にある吊りバンド5Bを引き上げて、配管8を抱持させた状態とし、上記操作と同様に、かしめナット2Bを吊りボルト1に嵌挿・回転させる。この蝶番式吊りバンドでは、図3に示す従来例と異なり、ターンバックル3を省略しているので、吊りバンド5Aと吊りバンド5Bとが、配管8を締め付ける方向に作用させるためには、かしめナット2Aと2Bとを別々に回転操作する必要がある。
【0008】
即ち、図4に示す状態からかしめナット2Aを回転させれば、吊りボルト1とかしめナット2Bの位置関係は変動することなしに、吊りボルト1に対する取付部5Cの位置だけが上昇することになる。この結果、吊りバンド5Aと5Bは、配管8の周面を緊締するように、図面上の時計方向に引っ張られることになる。
【0009】
上記した蝶番式吊りバンドでは、吊りバンド5Aの上方で、取付部5Cに連続するコーナー部分、及び、吊りバンド5Bの上方で、取付部5Dに連続するコーナー部分が共に湾曲しているので、特に前者のコーナー部分が、かしめナット2Aだけの回転操作によって変形を受け易く、配管8の外周面に対する緊締が緩み易い傾向がある。
【0010】
また、上記の吊りバンドでは、吊りボルト1に取り付ける際に、吊りバンド5Aの側のかしめナット2Aだけでなく、吊りバンド5Bの側のかしめナット2Bをも操作する必要があるので、使い勝手に支障がある。
【0011】
本発明は、上記に鑑み、非常に使い勝手の良好な配管用吊りバンドを明らかにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、下記構成によって達成される。
1.吊りボルトを回転自在に螺合するナットを有する配管用吊りバンドにおいて、バンドの一方の開放端側を延長して係合部を構成し、この係合部には鍔付きナットを回転自由に配設し、バンドの他方の開放端側は折り戻して係合部を構成し、この係合部に吊りボルトを挿入する開口を用意し、前記鍔付きナットの回転操作によって吊りボルトの下端部が挿入される構成であることを特徴とする配管用吊りバンド。
【0013】
2.配管を抱持する湾曲部を有する1対のバンドを、ヒンジ機構で結合すると共に、一方のバンドの開放端側を延長して係合部を構成し、この係合部には鍔付きナットを回転自由に配設し、他方のバンドの開放端側は折り戻して係合部を構成し、この係合部に吊りボルトを挿入する開口を用意し、前記鍔付きナットの回転操作によって吊りボルトの下端部が挿入される構成であることを特徴とする配管用吊りバンド。
【0014】
3.吊りボルトの下端部が係合部の開口から挿入されバンドの外周面に接触して停止する構成であることを特徴とする前記1又は2に記載の配管用吊りバンド。
【0015】
4.1対のバンドが、ヒンジ機構により一体的に結合されるか、又はヒンジ機構の部分から分離可能な状態に結合された構成であることを特徴とする前記2又は3に記載の配管用吊りバンド。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に従って、本発明に係る配管用吊りバンドの実施例を説明する。図示の実施例では、湾曲部により配管5の外周面を緊締するバンドを、Aバンド23とBバンド24とに分割して構成し、ヒンジ機構40によって一体化する。
【0017】
ヒンジ機構40としては、軸棒部分に取り付ける常時固定式の方式の外、軸棒を配設しない方式、或いはフック方式などにより合体・解体が容易である方式など、公知の構成を特別の制限なく採用することができる。
【0018】
上記から自明であるように、Bバンド24は、配管50が存在しない未使用のときは、実線で示す状態から、仮想線で示す状態まで可動である。
また、ヒンジ機構40を設ける位置は、図1に示すような側方やや下部に限定されるものではなく、図4に示すような下端位置であってもよいし、真横などであってもよい。或いはステンレスの如き柔軟性のある金属や合成樹脂製とした場合、バンド自体で開閉できるので、ヒンジ機構なしのバンドとしてもよい。
【0019】
さて、Aバンド23の開放端は接線状に延長され、端部に係合部21が形成される。係合部21の平面に設けられている開口を通して鍔付きナット30が回転自在に挿通され、鍔部31の下面が、係合部21の先端側の折り返し部22によって押さえられている。この結果、鍔付きナット30は、係合部21の開口で自由に回転されるが吊りボルト10から取り外した状態でも、係合部21から脱落することがない。尚、折り返し部22は、係合部21の先端の全部を折り返してもよいし、一部分を折り返してもよい。
【0020】
鍔付きナット30を、回転自由な状態で係合部21の平面部に配設する手法は図示の態様に限定されるものではない。また、鍔付きナット30に代えて、かしめナットを利用し、回動自由とするために、緩やかにかしめ止めするなど、公知の構成を特別の制限なく採用してよい。
【0021】
他方、Bバンド24の開放端は折り戻されて、係合部25が形成される。係合部25の平面部には吊りボルト10を挿通させるための開口26が用意される。この開口26は、真円の所謂馬鹿穴であってもよいが、取り付ける際の使い勝手を考慮すると、長孔であることが好ましい。
【0022】
図2は、使用状態を示している。この状態に至る手順を説明すると、先ず、Bバンド24をヒンジ機構40の部分から開いた状態で、Aバンド23側の係合部21に用意されている鍔付きナット30を、天井から吊り下げられた吊りボルト10の下端側から嵌挿して一定量回転する。この状態では、吊りバンドの全体が鍔付きナット30を介して吊りボルト10に吊り下げられた状態となる。
【0023】
次に、配管50を抱持する状態で、Bバンド24を回動させ、係合部25の開口を吊りボルト10の下端に直面させ、この状態を保ったまま、鍔付きナット30を回転させる。すると、係合部21は吊りボルト10の上方側に移動し、吊りボルト10の下端は係合部25の開口26を突き抜けて、図示の如く、Bバンド24の外周面に接触して停止する。更に鍔付きナット30を回転させると、Aバンド23は上方に引っ張られ、同時にBバンド24も配管50の外周面を緊締するように変形しながら引っ張られる。鍔付きナット30の回転(操作)は、Aバンド23とBバンド24の湾曲部の内周面が配管40の外周面に完全に接触する状態に至って停止されると、配管が緊締されることとなる。
【0024】
係合部25の吊りボルト10に対する取り付け深さは、図2に示すL1であり、この深さは不変であって、鍔付きナット30の回転量による係合部21の取り付け深さL2の変動によっても変わらない。また、L2が最大となった状態でも、Bバンド24の端部の係合部25への立ち上がり部に変形が生じることがない。
【0025】
本発明に係る配管用吊りバンドでは、特に、Bバンド24の開放端側を吊りボルト10に取り付けるのに、係合部25に用意されている開口26に対して吊りボルト10の下端を挿入させるだけでよいので、ほとんど、鍔付きナット30を吊りボルト10の下端側から嵌挿して回転操作するだけとも云える簡単な操作によって、配管を取り付けることが可能であるから、非常に使い勝手が良好である。
【0026】
尚、本実施例によれば、次の効果がある。即ち、Aバンド23では、開放端側が接線状に伸びて係合部21に連結される構成にすることで、Aバンド23と係合部21との間が変形を受けることがなく、配管50に対する緊締が緩むことがない。
【0027】
尚また、図3に示す従来例と比較すると、ターンバックル3、ボルト6、ナット7が不要であり、また、図4に示す従来例と比較すると、かしめナット2Bが不要であるから、部品点数の減少による製造コストの低廉化が可能である。
【0028】
更に、図4に示した従来例と機能の面で比較すると、上記したように、Aバンド23と係合部21との間が変形を受けることがないので、配管50に対する緊締が緩むことがない、と云う優れた機能の改善が認められる。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る配管用吊りバンドによれば、図4に示す従来例と使い勝手の点で比較すると、上記したように、ほとんど、回転自在の鍔付きナットを吊りボルトの下端側から嵌挿して回転操作するだけとも云える簡単な操作によって、配管を取り付けることが可能であるから使い勝手の大幅な改善となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管用吊りバンドの一実施例を示す正面図
【図2】本発明に係る配管用吊りバンドの使用状態を示す正面図
【図3】従来の配管用吊りバンドの1例を示す正面図
【図4】従来の配管用吊りバンドの他の例を示す正面図
【符号の説明】
10−吊りボルト
20−バンド
21−係合部
22−折り返し部
25−係合部
26−開口
30−鍔付きナット
31−鍔部
40−ヒンジ機構
50−配管

Claims (4)

  1. 吊りボルトを回転自在に螺合するナットを有する配管用吊りバンドにおいて、バンドの一方の開放端側を延長して係合部を構成し、この係合部には鍔付きナットを回転自由に配設し、バンドの他方の開放端側は折り戻して係合部を構成し、この係合部に吊りボルトを挿入する開口を用意し、前記鍔付きナットの回転操作によって吊りボルトの下端部が挿入される構成であることを特徴とする配管用吊りバンド。
  2. 配管を抱持する湾曲部を有する1対のバンドを、ヒンジ機構で結合すると共に、一方のバンドの開放端側を延長して係合部を構成し、この係合部には鍔付きナットを回転自由に配設し、他方のバンドの開放端側は折り戻して係合部を構成し、この係合部に吊りボルトを挿入する開口を用意し、前記鍔付きナットの回転操作によって吊りボルトの下端部が挿入される構成であることを特徴とする配管用吊りバンド。
  3. 吊りボルトの下端部が係合部の開口から挿入されバンドの外周面に接触して停止する構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管用吊りバンド。
  4. 1対のバンドが、ヒンジ機構により一体的に結合されるか、又はヒンジ機構の部分から分離可能な状態に結合された構成であることを特徴とする請求項2又は3に記載の配管用吊りバンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2505554A (en) * 2012-08-02 2014-03-05 Gripple Ltd A hanger for an elongate article

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