JP2004056977A - パワーデバイス駆動回路 - Google Patents
パワーデバイス駆動回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004056977A JP2004056977A JP2002214813A JP2002214813A JP2004056977A JP 2004056977 A JP2004056977 A JP 2004056977A JP 2002214813 A JP2002214813 A JP 2002214813A JP 2002214813 A JP2002214813 A JP 2002214813A JP 2004056977 A JP2004056977 A JP 2004056977A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- power supply
- circuit
- power device
- side switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/51—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
- H03K17/56—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
- H03K17/687—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
- H03K17/6871—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/42—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/53—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M7/537—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
- H02M7/5387—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/08—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
- H03K17/081—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit
- H03K17/0812—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the control circuit
- H03K17/08128—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the control circuit in composite switches
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/08—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
- H03K17/082—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
- H03K17/0828—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in composite switches
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/16—Modifications for eliminating interference voltages or currents
- H03K17/168—Modifications for eliminating interference voltages or currents in composite switches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】図1に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ローサイドスイッチング素子1A,1B及びハイサイドスイッチング素子2A,2Bは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであり、それぞれのスイッチング素子1A,1B,2A,2Bにはクランプダイオード3A,3BB,4A,4Bが並列接続されている。また、駆動回路及び保護回路の電源ラインは、2経路ある。電源バイパスコンデンサ15A,15Bを介してグランドラインGと接続されている電源ラインBと,電源バイパスコンデンサ14A,14Bを介してグランドラインGと接続されている電源ラインAとがある。電源5と駆動回路との間の電源ラインAに抵抗16A,16Bが設けられている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータの駆動回路に係る発明であって、特に、ローサイドスイッチング素子の駆動回路の誤動作防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に、従来の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子101A,101Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子102A,102Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0003】
ローサイドスイッチング素子101A,101B及びハイサイドスイッチング素子102A,102Bは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT:insulated gate bipolar transistor)であり、それぞれのスイッチング素子101A,101B,102A,102Bにはダイオード103A,103B,104A,104Bが並列接続されている。
【0004】
ローサイドスイッチング素子101A,101Bのエミッタ端子同士は、N母線(N)を介して接地されており、一方、ハイサイドスイッチング素子102A,102Bのソース端子同士は、P母線(P)を介して電源105に接続されている。ローサイドスイッチング素子101A,101Bのソース端子、ハイサイドスイッチング素子102A,102Bのエミッタ端子には、負荷が接続されている。
【0005】
次に、ローサイドスイッチング素子101A,101Bは、それぞれ駆動回路及び保護回路が接続されている。駆動回路は、入力バッファ106A,106Bとエミッタフォロワ回路107A,107B,108A,108Bで構成されており、スイッチング素子への制御信号は、入力バッファ106A,106Bで電圧が増幅され、エミッタフォロワ回路107A,107B,108A,108Bで電流駆動能力を補いローサイドスイッチング素子101A,101Bのベース端子に入力される。エミッタフォロワ回路107A,107B,108A,108Bとローサイドスイッチング素子101A,101Bのベース端子との間に抵抗109A,109B,110A,110Bが設けられている。
【0006】
保護回路は、入力バッファ111A,111Bと抵抗とで構成されている。これらローサイドスイッチング素子101A,101Bに接続されている駆動回路及び保護回路は、共通の電源112に接続されている。そして、駆動回路及び保護回路のグランドラインは、ローサイドスイッチング素子101A,101Bのエミッタ端子に接続されている。そのため、N母線(N)と駆動回路及び保護回路のグランドラインとは、ローサイドスイッチング素子101A,101Bのエミッタ端子を介して電気的なループを形成している。また、駆動回路及び保護回路の電源ラインもグランドラインと電源バイパスコンデンサ113A,113B,114A,114Bを介して接続されている。
【0007】
ローサイドスイッチング素子101A,101Bのそれぞれのエミッタ端子は、N母線(N)で接続されている。このN母線(N)には自己インダクタンス115A,115Bが存在する。そのため、ローサイドスイッチング素子101A,101Bのスイッチングにより、N母線(N)に流れる電流が変化するとサージ電圧が発生することになる。このサージ電圧は、電気的なループを形成している駆動回路及び保護回路のグランドラインの電位を変動させ、また、電源バイパスコンデンサ113A,113B,114A,114Bを介して接続されている駆動回路及び保護回路の電源ラインの電圧も変動させる。これにより、駆動回路及び保護回路が誤動作することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、インバータのスイッチング素子に接続されている駆動回路及び保護回路が、共通の電源112に接続され、駆動回路及び保護回路のグランドラインとN母線(N)とが電気的なループを形成している場合、N母線(N)の自己インダクタンスによるサージ電圧の発生により、駆動回路及び保護回路のグランドライン及び電源ラインの電圧は変動し、駆動回路及び保護回路に誤動作を生じさせる。
【0009】
従来は、上記の問題を解決するためにローサイドスイッチング素子の駆動回路及び保護回路ごとに電源を設ける方法があった。図7に、駆動回路及び保護回路ごとに電源を設けた単相インバータの回路図を示す。図7に示すローサイドスイッチング素子101A,101B、ハイサイドスイッチング素子102A,102B、駆動回路及び保護回路の構成は、図6に示した構成と同じである。
【0010】
ローサイドスイッチング素子101Aの駆動回路及び保護回路は、電源116Aに接続され、ローサイドスイッチング素子101Bの駆動回路及び保護回路は、電源116Bに接続されている。この点が、図6に示した構成と異なる点である。図7に示した構成により、駆動回路及び保護回路のグランドラインとN母線(N)とが電気的なループを形成しなくなる。このため、発生するサージ電圧は、駆動回路及び保護回路のグランドライン及び電源ラインの電圧を変動させることがなく、駆動回路及び保護回路の誤動作も生じさせない。
【0011】
しかし、図7に示した構成では、ローサイドスイッチング素子及びハイサイドスイッチング素子ごとに電源が必要になる。例えば、3相インバータでは、ローサイドスイッチング素子及びハイサイドスイッチング素子は合計6個になり、電源も合計6個必要となる。従って、電源の増設分のコストが増えること、電源部が大型化すること及び電源と駆動回路及び保護回路との配線が増加することなどの問題が生じる。
【0012】
そこで、本発明は、回路の大型化及びコストの増加をさせないで、サージ電圧による誤動作を防止できるインバータ駆動回路の提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る解決手段は、インバータ回路を構成し、一方の端子を負荷に接続し、他方の端子を共通の低電位ラインに接続している複数のローサイドスイッチング素子と、ローサイドスイッチング素子を駆動するための複数の駆動回路と、複数の駆動回路が共通に接続されている電源と、複数の駆動回路と電源とを繋ぎ、ローサイドスイッチング素子を介して低電位ラインと電気的なループを形成する配線と、複数の駆動回路と電源との間の配線上に配置される抵抗とを備える。
【0014】
本発明の請求項2に係る解決手段は、請求項1記載のパワーデバイス駆動回路であって、配線は、第1の高電位配線と第1の低電位配線とを有し、抵抗は、複数の駆動回路と電源との間の第1の高電位配線上に配置される。
【0015】
本発明の請求項3に係る解決手段は、請求項2記載のパワーデバイス駆動回路であって、抵抗は、複数の駆動回路と電源との間の第1の低電位配線上に更に配置される。
【0016】
本発明の請求項4に係る解決手段は、請求項3記載のパワーデバイス駆動回路であって、配線は、第2の高電位配線と第2の低電位配線とを更に有し、第2の高電位及び低電位配線から共通に複数のローサイドスイッチング素子に至る配線上に設けられる別の抵抗をさらに備える。
【0017】
本発明の請求項5に係る解決手段は、請求項4記載のパワーデバイス駆動回路であって、別の抵抗はローサイドスイッチング素子のオン側ゲート抵抗に代えて設けられる。
【0018】
本発明の請求項6に係る解決手段は、請求項5記載のパワーデバイス駆動回路であって、駆動回路は、オン側及びオフ側エミッタフォロワトランジスタを有するエミッタフォロワ回路を含み、エミッタフォロワ回路の入力部に接続される抵抗と、オン側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第1のダイオードとを更に備える。
【0019】
本発明の請求項7に係る解決手段は、請求項6記載のパワーデバイス駆動回路であって、オフ側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第2のダイオードとを更に備える。
【0020】
本発明の請求項8に係る解決手段は、請求項7記載のパワーデバイス駆動回路であって、ローサイドスイッチング素子のオフ側ゲート抵抗に代えてオフ側エミッタフォロワトランジスタのコレクタと第1の低電位配線との間に配線された抵抗とを更に備える。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0022】
実施の形態1
図1に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子1A,1Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0023】
ローサイドスイッチング素子1A,1B及びハイサイドスイッチング素子2A,2Bは、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT:insulated gate bipolar transistor)であり、それぞれのスイッチング素子1A,1B,2A,2Bにはダイオード3A,3B,4A,4Bが並列接続されている。
【0024】
ローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子同士は、N母線低電位ラインNを介して接地されており、一方、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bのソース端子同士は、P母線(P)を介して電源5に接続されている。ローサイドスイッチング素子1A,1Bのソース端子、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bのエミッタ端子には、負荷が接続されている。
【0025】
ローサイドスイッチング素子1A,1Bには、それぞれ駆動回路及び保護回路が接続されている。この駆動回路は、入力バッファ6A,6Bとエミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bで構成されており、スイッチング素子への制御信号は、入力バッファ6A,6Bで電圧が増幅され、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bで電流駆動能力を補いローサイドスイッチング素子1A,1Bのベース端子に入力される。
【0026】
エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bは、オン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bとオフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bから構成されている。このオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bは、ベース端子が入力部ある入力バッファ6A,6Bに、コレクタ端子が電源13に、エミッタ端子がローサイドスイッチング素子1A,1Bにそれぞれ接続されている。一方、オフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bは、ベース端子及びエミッタ端子がオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子及びエミッタ端子にそれぞれ接続され、コレクタ端子が駆動回路及び保護回路のグランドラインG(第1の低電位配線)に接続されている。そして、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bとローサイドスイッチング素子1A,1Bのベース端子との間にオフ側ゲート抵抗10A,10B、オン側ゲート抵抗11A,11Bが設けられている。
【0027】
保護回路は、入力バッファ9A,9Bと抵抗12A,12Bで構成されている。これらローサイドスイッチング素子1A,1Bに接続されている駆動回路及び保護回路は、共通の電源13に接続されている。そして、駆動回路及び保護回路のグランドラインGは、ローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子に接続されている。そのため、N母線(N)とグランドラインGとは、ローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子を介して電気的なループを形成している。
【0028】
また、駆動回路及び保護回路の電源ラインは、2経路ある。電源バイパスコンデンサ14A,14Bを介してグランドラインGと接続されている電源ラインA(第1の高電位配線)と,電源バイパスコンデンサ15A,15Bを介してグランドラインGと接続されている電源ラインB(第2の高電位配線)とがある。電源ラインBには、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bが、電源ラインAには、入力バッファ6A,6B,9A,9Bが接続されている。更に、本実施の形態では、電源5と駆動回路との間の電源ラインAに抵抗16A,16Bが設けられている。
【0029】
N母線(N)には自己インダクタンス17A,17Bが存在するため、ローサイドスイッチング素子1A,1Bのスイッチングにより、N母線(N)に流れる電流が変化しサージ電圧が発生する。このサージ電圧は、N母線(N)と電気的なループを形成しているグランドラインGの電位を変動させる。ここで、電源ラインA,Bは、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bを介してグランドラインGに接続されている。そのため、サージ電圧は、電源ラインA,Bの電位も変動させる。
【0030】
しかし、本実施の形態においては、電源ラインAは、抵抗16A,16Bを設けているため、他の経路である電源ラインBやグランドラインGに比べてサージ電圧によって生じるサージ電流が流れにくくなる。これは、電流が複数の経路を流れるとき、各々の経路を流れる電流の比率は、各々の経路のインピーダンスに反比例するためである。
【0031】
電源ラインAにサージ電流が流れにくくなることにより、電源ラインAの電位は安定化する。この電源ラインAの安定により、これに接続された入力バッファ6A,6B,9A,9Bの誤動作を防止することができる。従って、図1に示した構成とすることで、N母線(N)に流れる電流が変化で発生するサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止することができる。
【0032】
ここで、スイッチング素子は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであると記載したが、本発明はこれに限られずこれと同様の機能を果たす、サイリスタやMOS FETなどであっても良い。また、本発明の駆動回路及び保護回路は上記の記載に限られず、これと同様の機能を果たす回路であっても良い例えば、エミッタフォロワ回路の代わりにMOS FETのソースフォロワ回路、バイポーラ回路のエミッタ接地などを利用する。
【0033】
実施の形態2
図2に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子1A,1Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0034】
図2に示すローサイドスイッチング素子1A,1B、ハイサイドスイッチング素子2A,2B、駆動回路及び保護回路の構成は、基本的には図1に示した構成と同じである。そのため、詳細な説明は省略する。
【0035】
本実施の形態では、電源13と駆動回路との間の駆動回路及び保護回路のグランドラインG(第1の低電位配線)に抵抗18A,18Bが設けられている。なお、実施の形態1と同様、電源5と駆動回路との間の電源ラインA(第1の高電位配線)にも抵抗16A,16Bが設けられている。図2では、ローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子同士が接続され、更に電源13の一方が接続されている経路C(第2の低電位配線)が新たに設けられている。
【0036】
N母線(N)で発生したサージ電圧は、N母線(N)と電気的なループを形成しているグランドラインG及び経路Cの電位を変動させる。ここで、電源ラインA,Bは、電源バイパスコンデンサ14A,14B,15A,15Bを介してグランドラインGに接続されている。そのため、サージ電圧は、電源ラインA,Bの電位も変動させる。
【0037】
しかし、本実施の形態においては、電源ラインAに抵抗16A,16B及びグランドラインGに抵抗18A,18Bを設けているため、他の経路である電源ラインBや経路Cに比べてサージ電圧によって生じるサージ電流が流れにくくなる。
【0038】
電源ラインA及びグランドラインGにサージ電流が流れにくくなることにより、電源ラインA及びグランドラインGの電位は安定化する。この電源ラインA及びグランドラインGの安定により、これらに接続された入力バッファ6A,6B,9A,9B及びエミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bの誤動作を防止することができる。従って、図2に示した構成とすることで、N母線(N)に流れる電流が変化で発生するサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止することができる。
【0039】
例えば、ローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子の内で抵抗12A,12Bと接続したエミッタ端子には、N母線(N)と接続したエミッタ端子の1/1000〜1/10000程度の電流が流れる。抵抗12A,12Bは、抵抗12A,12Bと接続したエミッタ端子に流れる電流を検出して、N母線(N)と接続したエミッタ端子に流れる電流を推定している。これは、負荷短絡等の障害が発生しN母線(N)と接続したエミッタ端子に過大な電流が流れたときに、保護回路である入力バッファ9A,9Bを動作させるために、抵抗12A,12Bで電流を検出している。通常、抵抗12A,12Bの電圧降下が0.5Vを超えたとき、保護回路は保護機能を動作させる。
【0040】
ここで、駆動回路及び保護回路のグランドラインGにも自己インダクタンスが存在する図示せず。そのため、このグランドラインGにサージ電流が流れると、この自己インダクタンスにより電圧降下が生じる。この電圧降下によるグランドラインの電位の変動によって、抵抗12A,12Bの電圧降下が0.5Vを超えると、保護回路は誤動作し、ローサイドスイッチング素子1A,1Bを停止してしまう。本実施の形態で示したように抵抗18A,18BをグランドラインG設けることにより、上記のような保護回路の誤動作も防止することができる。
【0041】
ここで、スイッチング素子は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであると記載したが、本発明はこれに限られずこれと同様の機能を果たす、サイリスタやMOS FETなどであっても良い。また、本発明の駆動回路及び保護回路は上記の記載に限られず、これと同様の機能を果たす回路であっても良い例えば、エミッタフォロワ回路の代わりにMOS FETのソースフォロワ回路、バイポーラ回路のエミッタ接地などを利用する。
【0042】
実施の形態3
図3に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子1A,1Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0043】
図3に示すローサイドスイッチング素子1A,1B、ハイサイドスイッチング素子2A,2B、駆動回路及び保護回路の構成は、基本的には図1に示した構成と同じである。そのため、詳細な説明は省略する。
【0044】
本実施の形態では、エミッタフォロワ回路7A,7Bのエミッタ端子とローサイドスイッチング素子のベース端子1A,1Bとの間に設けられたオン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインG(第1の低電位配線)と電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させる。なお、実施の形態2と同様、電源13と駆動回路との間の駆動回路及び保護回路のグランドラインGに抵抗18A,18Bが、電源5と駆動回路との間の電源ラインA(第1の高電位配線)に抵抗16A,16Bが設けられている。実施の形態2で示した経路C(第2の低電位配線)は、オン側ゲート抵抗11A,11Bを介するように経路が変更されている。
【0045】
N母線(N)で発生したサージ電圧は、N母線(N)と電気的なループを形成しているグランドラインG及び経路Cの電位を変動させる。ここで、電源ラインA,Bは、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bを介してグランドラインGに接続されている。そのため、サージ電圧は、電源ラインA,Bの電位も変動させる。
【0046】
しかし、本実施の形態においては、電源ラインAには抵抗16A,16Bが、グランドラインGには抵抗18A,18Bが、電源ラインBや経路Cにはオン側ゲート抵抗11A,11Bがそれぞれ設けられている。そのため、これらの経路には、サージ電圧によって生じるサージ電流が流れにくくなる。
【0047】
電源ラインA,B、経路C及びグランドラインGにサージ電流が流れにくくなることにより、これらの経路の電位は安定化する。これらの経路の電位が安定することにより、これら経路に接続された入力バッファ6A,6B,9A,9B及びエミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bの誤動作を防止することができる。従って、図3に示した構成とすることで、N母線(N)に流れる電流が変化で発生するサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止することができる。
【0048】
なお、電源ラインA,B、経路C及びグランドラインGの電位変動による駆動回路及び保護回路の誤動作への影響は、電源ラインBや経路Cに比べ電源ラインA及びグランドラインGの方が大きい。そのため、抵抗16A,16B,18A,18Bは、オン側ゲート抵抗11A,11Bの抵抗値より大きい抵抗値にする方が望ましい。
【0049】
また、本実施の形態においては、電力ロスの減少やローサイドスイッチング素子のスイッチング特性を維持するために、オン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させることによりサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止している。しかし、本発明はこれに限られず、オン側ゲート抵抗11A,11Bを移動させずに、別の抵抗をグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に設ける方法や、電源ラインA及びグランドラインG上のいずれかの場所にそれぞれ抵抗を設ける方法などであっても良い。
【0050】
ここで、スイッチング素子は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであると記載したが、本発明はこれに限られずこれと同様の機能を果たす、サイリスタやMOS FETなどであっても良い。また、本発明の駆動回路及び保護回路は上記の記載に限られず、これと同様の機能を果たす回路であっても良い例えば、エミッタフォロワ回路に代えてMOS FETのソースフォロワ回路、バイポーラ回路のエミッタ接地などを利用する。
【0051】
実施の形態4
図4に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子1A,1Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0052】
図4に示すローサイドスイッチング素子1A,1B、ハイサイドスイッチング素子2A,2B、駆動回路及び保護回路の構成は、基本的には図1に示した構成と同じである。そのため、詳細な説明は省略する。
【0053】
本実施の形態では、入力バッファ6A,6Bとエミッタフォロワ回路のオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子との間に抵抗19A,19Bが設けられている。更に、このオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子と電源ラインB(第2の高電位配線)とを接続するクランプダイオード20A,20Bが設けられている。このクランプダイオード20A,20Bは、オン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子から電源ラインBへの方向が順方向である。
【0054】
なお、実施の形態3と同様、オン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインG(第1の低電位配線)と電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させる。電源13と駆動回路との間の駆動回路及び保護回路のグランドラインGに抵抗18A,18Bが、電源5と駆動回路との間の電源ラインA(第1の高電位配線)に抵抗16A,16Bが設けられている。実施の形態2で示した経路C(第2の低電位配線)は、オン側ゲート抵抗11A,11Bを介するように経路が変更されている。
【0055】
N母線(N)で発生したサージ電圧は、N母線(N)と電気的なループを形成しているグランドラインG及び経路Cの電位を変動させる。ここで、電源ラインA,Bは、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bを介してグランドラインGに接続されている。そのため、サージ電圧は、電源ラインA,Bの電位も変動させる。
【0056】
しかし、オン側ゲート抵抗11A,11Bにサージ電圧の発生によるサージ電流が流れる。そのため、オン側ゲート抵抗11A,11Bには電圧降下が生じる。この、オン側ゲート抵抗11A,11Bの電圧降下が、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bの充電電圧と逆向きのとき、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bのコレクタ電圧が入力バッファ6A,6Bの出力電圧よりも低くなる場合がある。このとき、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bのベース端子には過大な電流が流れ、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bを破壊する可能性がある。
【0057】
そこで、本実施の形態では、抵抗19A,19B及びクランプダイオード20A,20Bをエミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bのベース端子と入力バッファ6A,6Bとの間に設けることで、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bのベース端子に過大な電流が流れるのを抑え、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bを破壊するのを防止する。なお、実施の形態3と同様の構成を含んでいるため、N母線(N)に流れる電流が変化で発生するサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止することができる。
【0058】
ここで、スイッチング素子は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであると記載したが、本発明はこれに限られずこれと同様の機能を果たす、サイリスタやMOS FETなどであっても良い。また、本実施の形態においては、電力ロスの減少やローサイドスイッチング素子のスイッチング特性を維持するために、オン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させることによりサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止している。しかし、本発明はこれに限られず、オン側ゲート抵抗11A,11Bを移動させずに、別の抵抗をグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に設ける方法であっても良い。
【0059】
実施の形態5
図5に、本実施の形態の単相インバータの回路図を示す。ここで、ローサイドスイッチング素子1A,1Bの駆動回路及び保護回路は図示しているが、ハイサイドスイッチング素子2A,2Bの駆動回路及び保護回路は図示していない。
【0060】
図5に示すローサイドスイッチング素子1A,1B、ハイサイドスイッチング素子2A,2B、駆動回路及び保護回路の構成は、基本的には図1に示した構成と同じである。そのため、詳細な説明は省略する。
【0061】
本実施の形態では、エミッタフォロワ回路のオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子とエミッタフォロワ回路のオフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bのコレクタ端子とを接続するクランプダイオード21A,21Bが設けられている。このクランプダイオード21A,21Bは、オフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bのコレクタ端子からオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子への方向が順方向である。更に、オフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bのエミッタ端子とローサイドスイッチング素子のベース端子1A,1Bとの間に設けられたオフ側ゲート抵抗10A,10Bをオフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bのコレクタ端子とグランドラインG(第1の低電位配線)との間に移動させる。
【0062】
なお、実施の形態4と同様、入力バッファ6A,6Bとオン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子との間に抵抗19A,19Bが設けられている。更に、オン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子と電源ラインB(第2の高電位配線)とを接続するクランプダイオード20A,20Bが設けられている。このクランプダイオード20A,20Bは、オン側エミッタフォロワトランジスタ7A,7Bのベース端子から電源ラインBへの方向が順方向である。
【0063】
また、オン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させる。電源13と駆動回路との間の駆動回路及び保護回路のグランドラインGに抵抗18A,18Bが、電源5と駆動回路との間の電源ラインA(第1の高電位配線)に抵抗16A,16Bが設けられている。実施の形態2で示した経路Cは、オン側ゲート抵抗11A,11Bを介してローサイドスイッチング素子1A,1Bのエミッタ端子同士が接続されるように経路か変更されている。
【0064】
N母線(N)で発生したサージ電圧は、N母線(N)と電気的なループを形成しているグランドラインG及び経路Cの電位を変動させる。ここで、電源ラインA,Bは、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bを介してグランドラインGに接続されている。そのため、サージ電圧は、電源ラインA,Bの電位も変動させる。
【0065】
そして、オン側ゲート抵抗11A,11Bにサージ電圧の発生によるサージ電流が流れる。そのため、オン側ゲート抵抗11A,11Bには電圧降下が生じる。このオン側ゲート抵抗11A,11Bの電圧降下が、電源バイパスコンデンサ15A,15B,14A,14Bの充電電圧と逆向きで、電圧降下の値が充電電圧よりも大きいとき、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bが逆接続状態となり、破壊する可能性がある。
【0066】
そこで、本実施の形態では、クランプダイオード21A,21Bを設けることで、電圧降下の値が充電電圧よりも大きいときに、クランプダイオード20A,20B,21A,21Bが導通して、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bが逆接続状態になるのを防ぐことができる。また、オフ側ゲート抵抗10A,10Bの移動により、クランプダイオード20A,20B,21A,21Bに流れる電流を制限することができる。よって、本実施の形態では、オフ側ゲート抵抗10A,10Bの移動及びクランプクランプダイオード21A,21Bを設けることで、エミッタフォロワ回路7A,7B,8A,8Bを破壊するのを防止する。なお、実施の形態3と同様の構成を含んでいるため、N母線(N)に流れる電流が変化で発生するサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止することができる。
【0067】
ここで、スイッチング素子は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタであると記載したが、本発明はこれに限られずこれと同様の機能を果たす、サイリスタやMOS FETなどであっても良い。また、本実施の形態においては、電力ロスの減少やローサイドスイッチング素子のスイッチング特性を維持するために、オン側ゲート抵抗11A,11BをグランドラインGと電源バイパスコンデンサ15A,15Bとの間に移動させることによりサージ電圧による、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止している。しかし、本発明はこれに限られず、オフ側ゲート抵抗10A,10Bを移動させずに、別の抵抗をグランドラインGとオフ側エミッタフォロワトランジスタ8A,8Bのコレクタ端子との間に設ける方法であっても良い。
【0068】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載のパワーデバイス駆動回路は、複数の駆動回路と電源との間の配線上に抵抗を備えるので、配線上にサージ電流が流れにくくなり、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止する効果がある。
【0069】
本発明の請求項2に記載のパワーデバイス駆動回路は、抵抗が第1の高電位配線上に配置されるので、第1の高電位配線の配線上にサージ電流が流れにくくなり、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止する効果がある。
【0070】
本発明の請求項3に記載のパワーデバイス駆動回路は、抵抗が第1の低電位配線上に更に配置されるので、第1の高電位配線と第1の低電位配線の配線上にサージ電流が流れにくくなり、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止する効果がある。
【0071】
本発明の請求項4に記載のパワーデバイス駆動回路は、第2の高電位及び低電位配線配線から共通に複数のローサイドスイッチング素子に至る配線上に別の抵抗をさらに備えるので、第2の高電位配線と第2の低電位配線の配線上にサージ電流が流れにくくなり、駆動回路及び保護回路が誤動作を防止する効果がある。
【0072】
本発明の請求項5に記載のパワーデバイス駆動回路は、別の抵抗がオン側ゲート抵抗に代えて設けられるので、電力ロスやローサイドスイッチング素子のスイッチング特性が良くなる。
【0073】
本発明の請求項6に記載のパワーデバイス駆動回路は、エミッタフォロワ回路の入力部に接続される抵抗と、オン側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第1のダイオードとを更に備えるので、エミッタフォロワ回路のベース端子に過大な電流が流れるのを抑え、エミッタフォロワ回路を破壊するのを防止する効果がある。
【0074】
本発明の請求項7に記載のパワーデバイス駆動回路は、オフ側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第2のダイオードとを更に備えるので、エミッタフォロワ回路が逆接続状態になるのを防ぎ、エミッタフォロワ回路を破壊するのを防止する効果がある。
【0075】
本発明の請求項8に記載のパワーデバイス駆動回路は、ローサイドスイッチング素子のオフ側ゲート抵抗に代えてオフ側エミッタフォロワトランジスタのコレクタと第1の低電位配線との間に配線された抵抗を設けられるので、電力ロスやローサイドスイッチング素子のスイッチング特性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る単相インバータの回路図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る単相インバータの回路図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る単相インバータの回路図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係る単相インバータの回路図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係る単相インバータの回路図である。
【図6】従来の技術に係る単相インバータの回路図である。
【図7】従来の技術に係る単相インバータの回路図である。
【符号の説明】
1A,1B ローサイドスイッチング素子、2A,2B ハイサイドスイッチング素子、3A,3B,4A,4B ダイオード、5,13 電源、6A,6B入力バッファ、7A,7B,8A,8B エミッタフォロワ回路、9A,9B入力バッファ、10A,10B オフ側ゲート抵抗、11A,11B オン側ゲート抵抗、12A,12B 抵抗、15A,15B,14A,14B 電源バイパスコンデンサ、16A,16B,18A,18B,19A,19B 抵抗、17A,17B 自己インダクタンス、20A,20B,21A,21B クランプダイオード、101A,101B ローサイドスイッチング素子、102A,102B ハイサイドスイッチング素子、103A,103B,104A,104B ダイオード、105,112,116A,116B 電源、106A,106B,111A,111B 入力バッファ、107A,107B,108A,108B エミッタフォロワ回路、113A,113B,114A,114B
電源バイパスコンデンサ、115A,115B 自己インダクタンス。
Claims (8)
- インバータ回路を構成し、一方の端子を負荷に接続し、他方の端子を共通の低電位ラインに接続している複数のローサイドスイッチング素子と、
前記ローサイドスイッチング素子を駆動するための複数の駆動回路と、
複数の前記駆動回路が共通に接続されている電源と、
複数の前記駆動回路と前記電源とを繋ぎ、前記ローサイドスイッチング素子を介して前記低電位ラインと電気的なループを形成する配線と、
複数の前記駆動回路と前記電源との間の前記配線上に配置される抵抗とを備える、
パワーデバイス駆動回路。 - 請求項1記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記配線は、第1の高電位配線と第1の低電位配線とを有し、
前記抵抗は、複数の前記駆動回路と前記電源との間の前記第1の高電位配線上に配置されること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項2記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記抵抗は、複数の前記駆動回路と前記電源との間の前記第1の低電位配線上に更に配置されること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項3記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記配線は、第2の高電位配線と第2の低電位配線とを更に有し、
前記第2の高電位及び低電位配線から共通に複数の前記ローサイドスイッチング素子に至る配線上に設けられる別の抵抗をさらに備えること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項4記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記別の抵抗は前記ローサイドスイッチング素子のオン側ゲート抵抗に代えて設けられること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項5記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記駆動回路は、オン側及びオフ側エミッタフォロワトランジスタを有するエミッタフォロワ回路を含み、
前記エミッタフォロワ回路の入力部に接続される抵抗と、
前記オン側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第1のダイオードとを更に備えること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項6記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記オフ側エミッタフォロワトランジスタのベース−コレクタ間をクランプする第2のダイオードとを更に備えること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。 - 請求項7記載のパワーデバイス駆動回路であって、
前記ローサイドスイッチング素子のオフ側ゲート抵抗に代えて前記オフ側エミッタフォロワトランジスタのコレクタと前記第1の低電位配線との間に配線された抵抗とを更に備えること、
を特徴とするパワーデバイス駆動回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214813A JP3919624B2 (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | パワーデバイス駆動回路 |
US10/331,647 US6756825B2 (en) | 2002-07-24 | 2002-12-31 | Power device driving circuit |
DE10314514.1A DE10314514B4 (de) | 2002-07-24 | 2003-03-31 | Leistungsvorrichtungssteuerschaltung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214813A JP3919624B2 (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | パワーデバイス駆動回路 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056977A true JP2004056977A (ja) | 2004-02-19 |
JP2004056977A5 JP2004056977A5 (ja) | 2005-07-28 |
JP3919624B2 JP3919624B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=30437641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002214813A Expired - Lifetime JP3919624B2 (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | パワーデバイス駆動回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6756825B2 (ja) |
JP (1) | JP3919624B2 (ja) |
DE (1) | DE10314514B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254583A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電力用半導体装置 |
WO2013145792A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9219767B2 (en) * | 2006-06-22 | 2015-12-22 | Linkedin Corporation | Recording and indicating preferences |
DE102008055157A1 (de) * | 2008-12-23 | 2010-06-24 | Infineon Technologies Ag | Ansteuerschaltung für eine Leistungshalbleiteranordnung und Leistungshalbleiteranordnung |
JP2017022798A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 電力変換装置および駆動装置 |
JP6555521B2 (ja) * | 2015-08-28 | 2019-08-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2596774B2 (ja) | 1988-01-28 | 1997-04-02 | 日澱化學株式会社 | 変性澱粉の製造方法 |
US5233329A (en) * | 1991-08-27 | 1993-08-03 | Delco Electronics Corporation | Filter with hysteresis for trip point applications |
JPH08126351A (ja) | 1994-10-24 | 1996-05-17 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
WO1996031940A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Philips Electronics N.V. | Switched-mode power supply |
US5686854A (en) * | 1996-03-14 | 1997-11-11 | Magl Power Inc. | Isolated driver circuit for high frequency solid-state switches |
US5696431A (en) * | 1996-05-03 | 1997-12-09 | Philips Electronics North America Corporation | Inverter driving scheme for capacitive mode protection |
JP3132648B2 (ja) * | 1996-09-20 | 2001-02-05 | 富士電機株式会社 | 電力変換器におけるゲート駆動回路 |
JP3309898B2 (ja) * | 1997-06-17 | 2002-07-29 | 日本電気株式会社 | 電源回路 |
JP3421020B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2003-06-30 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
JP3575339B2 (ja) * | 1999-07-08 | 2004-10-13 | 富士電機デバイステクノロジー株式会社 | Dc−dcコンバータ |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002214813A patent/JP3919624B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2002-12-31 US US10/331,647 patent/US6756825B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-03-31 DE DE10314514.1A patent/DE10314514B4/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254583A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電力用半導体装置 |
WO2013145792A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10314514B4 (de) | 2015-02-26 |
US20040017227A1 (en) | 2004-01-29 |
US6756825B2 (en) | 2004-06-29 |
DE10314514A1 (de) | 2004-02-12 |
JP3919624B2 (ja) | 2007-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3193827B2 (ja) | 半導体パワーモジュールおよび電力変換装置 | |
JP3598933B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JPH04502997A (ja) | 整流の絶縁破壊を回避するための直列誘導子を使用しかつmosfetの代用としてigbtを使用してスイッチング回路の機能を広げる改良式スイッチング回路 | |
JPH11234104A (ja) | 半導体モジュール及びインバータ装置 | |
US7696650B2 (en) | Driving circuit for switching elements | |
US10483966B2 (en) | Switching circuit | |
WO2019163205A1 (ja) | 電力用半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置 | |
JP4675910B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP3577478B2 (ja) | インバータ装置 | |
US11539361B2 (en) | Semiconductor device signal transmission circuit for drive-control, method of controlling semiconductor device signal transmission circuit for drive-control, semiconductor device, power conversion device, and electric system for railway vehicle | |
JP2018061301A (ja) | 半導体駆動装置ならびにそれを用いた電力変換装置 | |
JP2004056977A (ja) | パワーデバイス駆動回路 | |
JP4847707B2 (ja) | 電力用半導体装置 | |
JP3983622B2 (ja) | パワーデバイス駆動回路 | |
JP4773172B2 (ja) | 電力用スイッチング素子の電圧検出方法及びこれを用いた電力変換装置 | |
JP2006223032A (ja) | スイッチング装置 | |
CN112075001B (zh) | 电动机接地保护 | |
JP4992876B2 (ja) | インバータ装置 | |
JPH10145206A (ja) | 半導体装置の保護回路 | |
JP7435359B2 (ja) | 負荷駆動回路 | |
JP2020150739A (ja) | ゲート駆動回路 | |
CN111220838B (zh) | 半导体装置 | |
JP6559380B1 (ja) | 電力用半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置 | |
JPH09130217A (ja) | 半導体装置 | |
JPH08126351A (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060829 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3919624 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |