JP2004056266A - 像域分離装置、画像処理装置、画像形成装置、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

像域分離装置、画像処理装置、画像形成装置、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】像域分離をソフトウエアで実現しつつも、処理を高速化する。
【解決手段】画像の文字部と絵柄部とを像域分離する像域分離装置は、SIMD型プロセッサと、SIMD型プロセッサのレジスタファイル43のレジスタ53のデータをアドレスとするテーブル変換を行なうテーブル変換器81とを備えている。像域分離処理は、SIMD処理をSIMD型プロセッサで行い、得られた中間データに対する逐次処理をテーブル変換器81のテーブル変換で行なう。
【選択図】  図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像域分離装置、画像処理装置、画像形成装置、プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル画像データに対して画像処理を行なう画像処理装置が、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナなどに搭載されている。これらの画像処理装置は、画像処理を高速に行なう必要があるために、ASIC(Application Specified Integrated Circuit)などのハードウエアによって構成されていた。
【0003】
ところで、これらの画像処理装置を搭載した機器において、網点などで表現した絵や写真の部分(絵柄部)と文字などの線画(文字部)とが混在している画像を出力する場合、画像の品質を向上するために絵柄部に対してはモアレ除去などの処理を、また文字部に対しては先鋭化処理などを行なうことが望ましい。このような処理を画像データに応じて自動的に行なうために、絵柄部を自動的に判別する像域分離技術が知られている(特許第2777378号公報等参照)。
【0004】
また、画像の絵柄または文字という属性は画素毎に独立してはいるものの、近接している画素の属性は同じになる傾向が強いことが知られている。従って、通常は属性の判定結果はある程度の面積を持った領域になることが望ましい。そこで、特許第3256267号公報には、文字領域を正確に求めるために、ある画素が文字であると判定された場合に、その画素からの距離に応じた確率(重み)に応じて、周囲の画素がより文字と判定されやすくする技術について開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像処理装置においては、画像処理の内容を変更するためには、予め複数の回路を構築しておくか、ASICを交換する必要があった。従って、柔軟に画像処理の内容を変更することは非常に困難であった。かかる不具合を解決するため、汎用のマイクロプロセッサを用いてソフトウエアで画像処理を実現することも考えられるが、非常に処理時間を要するという不具合があった。
【0006】
本発明の目的は、像域分離をソフトウエアで実現しつつも、処理を高速化することである。
【0007】
本発明の別の目的は、処理内容に逐次処理を含んでいても高速のSIMD処理を可能として、正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、SIMD(Single Instruction−stream Multiple Data−stream)型プロセッサと、このSIMD型プロセッサが行なう処理により画像データを像域分離する像域分離手段と、を備えている像域分離装置である。
【0009】
したがって、像域分離をソフトウエアで実現しつつも、一つの命令で複数のデータに対して同時に同じ演算処理を行なうSIMD処理で像域分離を行なうことができるので、処理が高速である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の像域分離装置において、前記像域分離手段は、前記画像データを文字部と絵柄部とに像域分離する。
【0011】
したがって、文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の像域分離装置において、前記像域分離手段は、画像の特定の特徴の有無をそれぞれ判定する複数の特徴判定手段と、この各特徴判定手段が行なう判定結果を総合判断して前記像域分離を行なう総合判定手段と、を備えている。
【0013】
したがって、複数種類の画像の特徴から文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の像域分離装置において、前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段である。
【0015】
したがって、エッジの有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の像域分離装置において、前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データの網点の有無を判定する網点判定手段である。
【0017】
したがって、網点の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の像域分離装置において、前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データの万線の有無を判定する万線判定手段である。
【0019】
したがって、万線の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の像域分離装置において、前記複数の特徴判定手段は、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段と、画像データの網点の有無を判定する網点判定手段と、であり、前記総合判定手段は、前記エッジ判定手段でエッジを検出し、網点判定手段で網点を検出しない場合は前記文字部が検出されたと判定し、それ以外の場合は前記絵柄部が検出されたと判定する。
【0021】
したがって、エッジと網点の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の像域分離装置において、前記複数の特徴判定手段は、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段と、画像データの網点の有無を判定する網点判定手段と、画像データの万線の有無を判定する万線判定手段と、であり、前記総合判定手段は、前記エッジ判定手段がエッジであると判定し、かつ、前記網点判定手段及び前記万線判定手段がそれぞれ網点なし、万線なしと判定した場合は前記文字部が検出されたと判定し、それ以外の場合は前記絵柄部が検出されたと判定する。
【0023】
したがって、エッジ、網点、万線の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れかの一に記載の像域分離装置において、前記SIMD型プロセッサのレジスタファイルのレジスタのデータをアドレスとするテーブル変換を行なうテーブル変換器を備え、前記像域分離手段は、SIMD処理を前記SIMD型プロセッサで行い、逐次処理を前記テーブル変換で行なうことにより、前記像域分離を実行する。
【0025】
したがって、逐次処理をテーブル変換で行なうことにより、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理を行なうことを可能として、正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の像域分離装置において、前記像域分離手段は、前記SIMD処理で中間データを求め、この中間データに対して前記逐次処理を行なう。
【0027】
したがって、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理で中間データを求め、この中間データに対する逐次処理をテーブル変換で行なうことを可能として、像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0028】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れかの一に記載の像域分離装置と、この像域分離装置が行なう像域分離の結果に応じて実行する画像処理の内容を切り替える画像処理手段と、を備えている画像処理装置である。
【0029】
したがって、ソフトウエアで高速に実行した像域分離の結果に応じて画像処理の内容を切り替えることができる。
【0030】
請求項12に記載の発明は、原稿の画像を読取る画像読取装置と、この読取った画像データを処理する請求項11に記載の画像処理装置とを備え、前記処理後の画像データに基づいて用紙上に画像形成を行なう画像形成装置である。
【0031】
したがって、ソフトウエアで高速に実行した像域分離の結果に応じて画像処理の内容を切り替えて、画像形成を行なうことができる。
【0032】
請求項13に記載の発明は、画像データを像域分離する像域分離処理を、SIMD(Single Instruction−stream Multiple Data−stream)型プロセッサに実行させる、SIMD型プロセッサに読取り可能なプログラムである。
【0033】
したがって、像域分離をソフトウエアで実現しつつも、一つの命令で複数のデータに対して同時に同じ演算処理を行なうSIMD処理で像域分離を行なうことができるので、処理が高速である。
【0034】
請求項14に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムにおいて、前記像域分離処理は、前記画像データを文字部と絵柄部とに像域分離する。
【0035】
したがって、文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0036】
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムにおいて、前記像域分離処理は、画像の特定の特徴の有無をそれぞれ判定する複数の特徴判定処理と、この各特徴判定手段が行なう判定結果を総合判断して前記像域分離を行なう総合判定処理と、を実行する。
【0037】
したがって、複数種類の画像の特徴から文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0038】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定処理である。
【0039】
したがって、エッジの有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0040】
請求項17に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データの網点の有無を判定する網点判定処理である。
【0041】
したがって、網点の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0042】
請求項18に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データの万線の有無を判定する万線判定処理である。
【0043】
したがって、万線の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0044】
請求項19に記載の発明は、請求項13〜18の何れかの一に記載のプログラムにおいて、前記像域分離処理は、SIMD処理を前記SIMD型プロセッサに行なわせ、逐次処理を前記SIMD型プロセッサのレジスタファイルのレジスタのデータをアドレスとするテーブル変換を行なうテーブル変換器に行なわせることにより、前記像域分離を実行させる。
【0045】
したがって、逐次処理をテーブル変換で行なうことにより、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理を行なうことを可能として、正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0046】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載のプログラムにおいて、前記像域分離処理は、前記SIMD処理で中間データを求め、この中間データに対して前記逐次処理を行なう。
【0047】
したがって、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理で中間データを求め、この中間データに対する逐次処理をテーブル変換で行なうことを可能として、像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0048】
請求項21に記載の発明は、請求項13〜20の何れかの一に記載のプログラムを記憶している記憶媒体である。
【0049】
したがって、記憶しているプログラムにより請求項13〜20の何れかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0050】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]
本発明の一実施の形態を発明の実施の形態1として説明する。
【0051】
図1は、本実施の形態1であるデジタルカラー複写機(以下、単に複写機という)1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す複写機1は、本発明の画像形成装置を実施するもので、原稿を読取る画像読取装置であるスキャナ2と、スキャナ2によって読取られた画像データに基づいてM、C、Y、Bkの4色のトナーを用い電子写真方式で用紙上にカラー又はモノクロの画像を形成するプリンタ3と、ユーザから各種の操作を受付ける操作パネル4と、デジタルカラー複写機1の各部を制御するマイコンなどから構成されるシステムコントローラ5と備えている。
【0052】
また、複写機1は、同期制御回路11が発生するクロックパルスを入力し、このパルスを同期信号として動作する各種回路を備えている。すなわち、読取った原稿の地肌レベルを検出する地肌検出回路12、原稿の文字部と絵柄部とを像域分離する像域分離装置13、スキャナ2によって読取られた画像に基づく画像データを処理し、画像処理手段を実現する画像処理ユニット14、ACS(Automatic Color Selection)15などである。画像処理ユニット14は像域分離装置13とともに本発明の画像処理装置を実施する。
【0053】
画像処理ユニット14は、反射率リニアのR,G,B画像データを濃度リニアのR,G,B画像データに変換するスキャナガンマ回路21と、平滑処理を行なう平滑フィルタ22と、地肌検出回路12で検出した地肌レベルに基づいて原稿の地肌除去を行なう地肌除去回路23と、色補正を行なう色補正回路24と、エッジ強調処理を行なうエッジ強調フィルタ回路25と、プリンタ3の特性に合わせたカーブをセットして画像をデータを濃度リニアにするプリンタガンマ回路26と、8ビットの画像データの階調処理を行なう階調処理回路27と、セレクタ28とを備え、処理した画像データをプリンタ3に出力する。
【0054】
色補正回路24は、R,G,Bの画像データをY,M,Cの画像データに変換し、このY,M,Cの画像データを合成したデータに含まれる黒成分を抽出してBkの画像データを作成し、残りのY,M,Cの画像データから黒成分を除去してYMC成分を上乗せした画像データを作成する。
【0055】
セレクタ28は、色補正回路24で作成したY,M,C,Bkの画像データから1つずつ色信号を選択して、エッジ強調フィルタ回路25に出力する。
【0056】
図2は、像域分離装置13において、後述のSIMD型プロセッサ41が実行する処理の概要を示すフローチャートである。図2に示すように、かかる処理はは、像域分離手段を実施するために、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定処理(ステップS1)と、画像データの網点の有無を判定する網点判定処理(ステップS2)と、画像データの万線の有無を判定する万線判定処理(ステップS3)と、この各処理ステップS1〜S3の判定結果に基づき、画像データが文字部か絵柄部かを判定して、その判定信号を画像処理ユニット14に出力する総合判定処理(ステップS4)とを実行する。このように、各処理(ステップS1〜S4は、それぞれ特定の画像の特徴の有無を判定する特徴判定手段を実現している。これらの各手段の機能により像域分離処理を実行する。
【0057】
図13は、像域分離装置13のハードウエア構成を示すブロック図である。図13に示すように、像域分離装置13は、各種演算を行い、各部を集中的に制御するSIMD(Single Instruction−stream Multiple Data−stream)型プロセッサ41と、本発明のプログラムを実施するSIMD型プロセッサ41で読取り可能な各種の制御プログラムや、各種の固定データを記憶していて、本発明の記憶媒体を実施するROM45(フラッシュメモリも含む)と、各種データを書き換え可能に記憶し、SIMD型プロセッサ41の作業エリアとなるRAM46と、I/Oポート47とが、バス48で接続されている。ROM45は、そのフラッシュメモリに記憶されている制御プログラムなどを、I/Oポート44を介し、図示しない外部装置からダウンロードして書き換えることが可能である。
【0058】
図3、図4は、SIMD型プロセッサ41の構成を示すブロック図である。図3に示すように、SIMD型プロセッサ41は、グローバルプロセッサ42を備えている。グローバルプロセッサ42は、図示しないプログラムRAMとデータRAMとを内蔵し、ROM45に格納されている制御プログラムを解読して、各種制御信号を生成する。この制御信号は内蔵する各種ブロックの制御以外にもレジスタファイル43、演算アレイ44に供給される。また、GP(グローバルプロセッサ)命令実行時は、SIMD型プロセッサ41が内蔵する後述の汎用レジスタ53、ALU(算術論理演算器)55等を使用して、各種演算処理、プログラム制御処理を行なう。
【0059】
レジスタファイル43は、PE(プロセッサ・エレメント)命令で処理されるデータを保持している。PE命令は、SIMDタイプの命令であり、レジスタファイル43に保持されている複数のデータに対して同時に同じ処理を行なう。このレジスタファイル43からのデータの読み出し、書き込みの制御は、グローバルプロセッサ42からの制御によって行なわれる。読み出されたデータは演算アレイ44に送られ、演算アレイ44での演算処理後にレジスタファイル43に書き込まれる。
【0060】
演算アレイ44は、PE命令の演算処理を行なう。処理の制御はすべてグローバルプロセッサ42から行なわれる。
【0061】
図4は、SIMD型プロセッサ41のハードウエア構成を示すブロック図である。SIMD型プロセッサ41は1次元SIMD型プロセッサであり、複数のデータに対し、単一の命令を並列に実行させることができる。図4に示すように、レジスタファイル43は複数のPE(プロセッサ・エレメント)51からなる1次元PEアレイ52を備えている。
【0062】
グローバルプロセッサ42には、前述のように本プロセッサ41のプログラム格納用のプログラムRAMと、演算データ格納用のデータRAMが内蔵されている他、プログラムのアドレスを保持するプログラムカウンタ(PC)、演算処理のデータ格納のための汎用レジスタ、レジスタ退避、復帰時に退避先データRAMアドレスを保持するスタックポインタ(SP)、サブルーチンコール時にコール元のアドレスを保持するリンクレジスタ(LS)、同じくIRQ時とNMI時の分岐元アドレスを保持するLIレジスタ、LNレジスタ、プロセッサの状態を保持するプロセッサステータスレジスタ(P)が内蔵されている(いずれも図示せず)。
【0063】
グローバルプロセッサ42は、これらのレジスタと図示しない命令デコーダ、ALU(論理演算器)、メモリ制御回路、割り込み制御回路、外部I/O制御回路、GP演算制御回路を使用して、GP命令の実行を行なう。また、PE命令実行時は命令デコーダ、図示しないレジスタファイル制御回路、PE演算制御回路を使用して、レジスタファイル43の制御と演算アレイ44の制御を行なう。
【0064】
レジスタファイル43は256個のPE(プロセッサ・エレメント)51からなる1次元PEアレイ52を備えている。各PE51には、8ビットのレジスタ53が32本内蔵されている。各レジスタ53は、PE51ごとにR0,R1,R2,…,R31と呼ばれている。それぞれのレジスタ53は演算アレイ44に対して1つの読み出しポートと1つの書き込みポートを備えており、8ビットのリード/ライト兼用のバスで演算アレイ44からアクセスされる。32本のレジスタ53の内、24本(R0〜R23)はプロセッサ41の外部からアクセス可能であり、外部からクロックとアドレス、リード/ライト制御を入力することで、任意のレジスタ53に読み書きすることできる。残りの8本(R24〜R31)のレジスタ53はPE演算の一時的な演算データ保存用として使用されるが、グローバルプロセッサ42のデータRAMのデータを書き込むこともできる。グローバルプロセッサ42からのライト制御と演算アレイ44の条件レジスタ(Tレジスタ)58の条件により、レジスタファイル43に内蔵される8本(R24〜R31)のレジスタ53にグローバルプロセッサ42のデータRAMデータを、条件が成立している複数のPE51に同時に書き込みが可能である。また、データRAMは64ビットの出力ポートを持つため、1つのPE51に対しても8本のレジスタ(R24〜R31)に同時に64ビットの書き込みが可能である。
【0065】
演算アレイ44は16ビットALU55と、16ビットAレジスタ56、Fレジスタ57を内蔵している。さらに、条件選択59を内蔵している。PE命令による演算はレジスタファイル43から読み出されたデータもしくはグローバルプロセッサ42から与えられたデータをALU55の片側の入力として、もう片側にはAレジスタ56の内容を入力として結果をAレジスタ56に格納する。したがって、AレジスタとR0〜R31レジスタ53又はグローバルプロセッサ42から与えられたデ一タとの演算がおこなわれることとなる。レジスタファイル43の8ビットのデータは演算アレイ44との接続部に配置されている図示しないシフト&拡張回路により任意ビットを左シフトしてALU55に入力する。
【0066】
各レジスタ53は図示しないアドレスバス及びデータバスで接続されており、処理を規定する命令コード、処理の対象となるデータを格納する。レジスタ53の内容はALU55に入力され、演算処理結果はAレジスタ56に格納される。結果をPE51の外部に取出すために、Fレジスタ57に一旦退避させる。Fレジスタ57の内容を取出すことにより、対象データに対する処理結果が得られる。命令コードは各PE51に同一内容で与え、処理の対象データをPE51ごとに異なる状態で与え、各PE51は隣接するPE51のレジスタ53の保持しているデータの内容をマルチプレクサ54において参照することで、演算結果は並列処理され、各Aレジスタ56に出力される。
【0067】
このようなSIMD型プロセッサ41がROM45に格納されている制御プログラムに従い、RAM46を作業エリアとして動作することにより、前述の各処理(ステップS1〜S4の機能が実現される。以下ではかかる処理の具体的な内容について説明する。
【0068】
まず、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定処理(ステップS1)の一例について説明する。すなわち、図5に示すように、注目画素の画素値をf11とし、周囲3×3画素との画素値の差によって注目画素がエッジか否かを判定する。より具体的には、
|f11−f00|>thredge
|f11−f01|>thredge
|f11−f02|>thredge
|f11−f10|>thredge
|f11−f12|>thredge
|f11−f20|>thredge
|f11−f21|>thredge
|f11−f22|>thredge
のいずれかの条件を満たせば、注目画素f11がエッジであると判定する。ここで、“||”は絶対値を算出する演算を示し、thredgeは予め設定されている閾値である。
【0069】
次に、画像データの網点の有無を判定する網点判定処理(ステップS2)について説明する。すなわち、図6及び図7に示すように、注目画素の画素値をf22とし、周囲5×5画素との画素値の差によって注目画素が網点か否かを判定する。より具体的には、
t1=|f22*2−(f02+f42)|
t2=|f22*2−(f20+f24)|
t3=|f22*2−(f00+f44)|
t4=|f22*2−(f04+f40)|
とし、
以下の条件式、
t1>thrscreen
t2>thrscreen
t3>thrscreen
t4>thrscreen
の全ての条件を満たせば、注目画素f22は網点であると判定する。ここで、“| |”は、前記と同様、絶対値を算出する演算を示し、thrscreenは予め設定されている閾値である。
【0070】
画像データの万線の有無を判定する万線判定処理(ステップS3)について説明する。図8は、万線判定処理(ステップS3)が行う処理の概略を示すフローチャートである。図8に示すように、万線判定処理(ステップS3)が行なう処理は、副走査方向に延びるラインで構成された万線を検知する縦万線パターン検知処理(ステップS11)と、主走査方向に延びるラインで構成された万線を検知する横万線パターン検知処理(ステップS12)と、この縦万線パターン検知処理及び横万線パターン検知処理の判定結果に基づいて、最終的に万線の有無を判定する最終判定処理(ステップS13)とからなる。
【0071】
図9は、縦万線パターン検知処理(ステップS11)を説明する機能ブロック図である。図9に示すように、縦万線パターン検知処理(ステップS11)は、主走査方向に5画素分の画像データ64の5ライン分(5行5列)を対象とし、その各画像データ64について列ごとに5つの画素の画素値を加算する加算処理65を実行する。この加算処理65による5つの加算値P1〜P5を対象として、8つの減算・比較処理66と、2つの減算・比較処理67を実行する。すなわち、それぞれ加算値P1〜P5の隣合うものの減算と、その減算結果と所定の基準値th1,th2との比較を行なう。そして、この結果に対して、2つのAND判定処理68a,68bを実行する。この各AND判定処理68a,68bでは、それぞれ、4つの減算・比較処理66と、1つの減算・比較処理67の結果のANDをとり、OR判定処理69で、その結果のORがとられる。
【0072】
次に、この万線判定処理(ステップS3)で行なう一連の処理内容について説明する。図10(a)〜(d)は、何れも画像の位置(横軸)と濃度(縦軸)との関係を示すグラフである。まず、原稿上の文字部における文字等の線の理想的な画像は、図10(a)のようになる。しかし、実際の文字等の画像ではエッジ部分がなまって、図10(b)のようになる。
【0073】
万線で階調表現された絵柄部も、細線で構成されるため、理想的な画像は、図10(a)のようになる。しかし、文字部と同様にエッジはなまって、図10(c)(d)のようになる。この(c)は薄い部分の画像で、(d)は濃い部分の画像を示す。図10の画像の原稿は電子写真で作成されたもので、図10(a)で黒線の濃度レベルの間の地肌レベルの部分にも、実際はトナーが飛散するため、ある程度の濃度が存在する。そのため、図10(b)に示す文字部の黒線の濃度レベルと地肌レベルとの濃度レベル差より、図10(c)(d)示す絵柄部の黒線の濃度レベルと地肌レベルとの濃度レベル差の方が小さくなる。
【0074】
このような万線で構成された絵柄部の判別について説明する。万線判定処理(ステップS3)は、図11に示すように、注目画素近傍の画素値によって判定を行なう。万線判定処理(ステップS3)への入力画像信号は、R,G,B信号のうちのG信号などでもよいし、RGB→Yuv変換などをした輝度信号Yなどでもよい。
【0075】
縦万線パターン検知処理(ステップS11)で行なう処理について説明すると、例えば、注目画素Cを中心に、5×5画素の計25個の画素71で構成されるエリア72を観念する。ここで縦万線パターン検知処理(ステップS11)が対象としているのは縦万線であり、ここにいう縦万線とは、副走査方向を長さ方向とする細線の主走査方向への連続により階調表現を行なうものである。そして、ここで対象としているのは濃度の濃い1ラインと薄い2ラインの連続周期で構成されている縦万線の例である。
【0076】
まず、画像データ64の各列(副走査方向)の各画素71の画素値を、加算処理65で順次加算する。これにより行方向(主走査方向)の、この例では連続する5画素分について、画像データの濃度の凹凸が判別される。そして、この加算値P1〜P5を用い、8つの減算・比較処理66は対象となる万線パターン(この例では、前記のように濃い1ラインと薄い2ラインの連続周期)に合致するか否か判定する。そのために減算・比較処理66により次のような演算を行なう。すなわち、濃い1ラインと薄い2ラインの周期の場合、連続する5列においては<薄、濃、薄、薄、濃>または<薄、薄、濃、薄、濃>のどちらかになるので、加算値P1〜P5の値が、このいずれかに合致するか否か判定する。
【0077】
ここで、注目画素Cの近辺が絵柄部の濃い部分であるか薄い部分であるかにより、「濃い」ラインと「薄い」ラインの実際の画素値は大きく変動する(図10(c)(d)参照)。したがって、「濃」「薄」は濃度の絶対値ではなく隣接する値との相対値で判定する。
【0078】
すなわち、“P2−P1>th1”かつ“P2−P3>th1”かつ“P5−P3>th1”かつ“P5−P4>th1”(th1は予め設定された閾値)ならば、4つの減算・比較処理66から万線であるとの判定が出力され、AND判定処理68aで、そのANDをとる。このときは、加算値P2とP5は、隣接する加算値より相対的に濃度が濃いと判断できるので、<薄、濃、薄、薄、濃>のパターンに合致すると判定できる。よって、注目画素Cは万線を構成すると判定できるので、その出力信号はON(万線相当)とする。
【0079】
同様に、“P3−P1>th1”かつ“P3−P2>th1”かつ“P3−P4>th1”かつ“P5−P4>th1”ならば、4つの減算・比較処理66で万線であるとの判定が出力され、AND判定処理68bで、そのANDをとる。このときは、加算値P3とP5は、隣接する加算値より相対的に濃度が濃いと判断できるので、<薄、薄、濃、薄、濃>のパターンに合致すると判定できる。
【0080】
ここで、文字部であるが線の密な部分(図10(b)参照)と万線パターンとを的確に区別するために、減算・比較部67で、“P2−P3<th2”(th2は予め設定された閾値)という判断と、“P3−P2<th2”という判断を行い、それぞれの判定結果のANDをAND判定処理68a,68bでとるようにする。すなわち、前記したように、電子写真画像の場合は、文字部の黒線の濃度レベルと地肌レベルとの濃度レベル差より、絵柄部の黒線の濃度レベルと地肌レベルとの濃度レベル差の方が小さくなるので、減算・比較処理67では、「濃」と「薄」の差が大きすぎる場合はLレベル信号を出力して、万線ではないと判定する。
【0081】
AND判定処理68aは、それぞれ4つの減算・比較処理66と1つの減算・比較処理67の結果のANDをとることにより、<薄、濃、薄、薄、濃>のパターンに合致し、しかも、濃薄の差が大きすぎない場合だけを万線と判定する。
【0082】
同様に、AND判定処理68b、それぞれ4つの減算・比較処理66と1つの減算・比較処理67のANDをとることにより、<薄、薄、濃、薄、濃>のパターンに合致し、しかも、濃薄の差が大きすぎない場合だけを万線と判定する。
【0083】
OR判定処理69は、AND判定処理68aと68bの結果のORをとることにより、最終的に注目画素Cを万線を構成する画素、あるいは構成しない画素と判定する。
【0084】
横万線パターン検知処理(ステップS12)は、縦万線パターン検知処理(ステップS11)における主走査方向と副走査方向を入れ替えた処理を行なう。すなわち、横万線パターン検知処理(ステップS12)は、5×5画素の計25個の画素71で構成されるエリア72を観念するのは同様であるが、判定の対象としているのは横万線である。ここにいう横万線とは、主走査方向を長さ方向とする細線の副査方向への連続により階調表現を行なうものである。そして、ここで対象としているのは濃度の濃い1ラインと薄い2ラインの連続周期で構成されている横万線の例である。
【0085】
具体的には、画像データの各ラインについて連続する5つの画素値を列単位で加算処理65と同様の加算機能で順次加算して、副走査方向の画像データの凹凸を示す加算値P1〜P5を得る。そして、この各加算値P1〜P5を1ライン分ずつ順次遅延させて、図9の減算・比較処理66,67のような演算を行なうように処理を実行すればよい。これにより、副走査方向の画像の濃薄が<薄、濃、薄、薄、濃>又は<薄、薄、濃、薄、濃>のパターンに該当するか、否かを判定することができる。また、副走査方向の「濃」と「薄」の差が大きすぎる場合を万線ではないと判定することができる。あとは、AND判定処理68a,68b、OR判定処理69と同様の処理を行なって、最終的に横万線が存在するか否かの判定を行なう。
【0086】
OR判定処理(ステップS13)は、縦万線パターン検知処理(ステップS11)の判定結果と横万線パターン検知処理(ステップS12)の判定結果とのORをとることで、縦万線又は横万線が存在するか否かを判定した判定結果を得る。なお、縦万線パターン検知処理(ステップS11)、横万線パターン検知処理(ステップS12)、前記のとおり、濃度の濃い1本と薄い2本の細線の連続パターンからなる万線を検出するものである。この場合に、万線の濃い部分は濃度の薄い1本と濃い2本の細線の連続パターンを用いるのが通例であるため、その部分も万線として検知する場合には、減算・比較処理66の処理パターンを増やす必要がある。
【0087】
総合判定処理(ステップS4)は、エッジ判定処理(ステップS1)、網点判定処理(ステップS2)及び万線判定処理(ステップS3)の各判定結果に基づいて、最終的に各画素71が文字部なのか絵柄部なのかを判定する。例えば、エッジ判定処理(ステップS1)がエッジであると判定し、かつ、網点判定処理(ステップS2)及び万線判定処理(ステップS3)がそれぞれ網点なし、万線なしと判定した場合だけ当該画素71を文字部と判定し、それ以外の場合はすべて絵柄部であると判定する。そして、その判定信号を画像処理ユニット7に出力する。
【0088】
本複写機1では、以上の像域分離装置13が出力する文字部か絵柄部かの判定信号を画像処理ユニット14に出力し、像域分離装置13での判定結果に応じて画像処理ユニット14で行なう画象処理の内容を切り替える。
【0089】
例えば、エッジ強調フィルタ回路25は、像域分離装置13から文字部と判定した判定信号を受けたときは、その判定がされた画素71のデータについてエッジ強調処理を行なった信号を出力する。また、像域分離装置13から絵柄部と判定した判定信号を受けたときは、その判定がされた画素71のデータについてエッジ強調処理が施されていない信号を出力する。
【0090】
また、像域分離装置13の判定結果に応じて、色補正回路24による色補正処理の内容を変え、あるいは、平滑フィルタ22により最適な平滑化を行なうようにすることができる。
【0091】
したがって、像域分離装置13は文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで実現しつつも、SIMD処理により処理を高速化することができる。
【0092】
[発明の実施の形態2]
本発明の別の実施の形態を発明の実施の形態2として説明する。
【0093】
本実施の形態の説明において、実施の形態1と共通する内容については、実施の形態1と同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。実施の形態2が実施の形態1と相違する点は、網点判定処理(ステップS2)が行なう網点判定処理の内容と、SIMD型プロセッサ41に後述のテーブル変換器81を併用することである。
【0094】
すなわち、実施の形態1における網点判定処理(ステップS2)が行なう網点判定処理の内容は、図6及び図7に示すように、注目画素の画素値をf22とし、周囲5×5画素との画素値の差によって注目画素が網点か否かを判定するものである。より具体的には、
t1=|f22*2−(f02+f42)|
t2=|f22*2−(f20+f24)|
t3=|f22*2−(f00+f44)|
t4=|f22*2−(f04+f40)|
とし、
予め設定されている閾値thrscreenを用い、以下の条件式、
t1>thrscreen
t2>thrscreen
t3>thrscreen
t4>thrscreen
の全ての条件を満たせば、注目画素F22は網点であると判定するとするものである。
【0095】
しかしながら、このようにして網点と判定された画素は、網点の形状に従って独立した点状の形状をなしてまばらに配置される。そのため、読取った原稿の印刷の状態やノイズなどの影響により、網点を構成する画素が必ずしも網点と判定されない場合がある。よって、網点であるにもかかわらず文字と判定されることとなり、画質が大きく劣化してしまう場合がある。これに対し、単に閾値thrscreenを小さくするだけの対処では、今度は逆に網点ではない文字部分などを網点と誤って検出する可能性が高まり、望ましくない。
【0096】
そこで、このように網点であるにもかかわらず網点と判定されなかった画素については、その近傍に網点が存在することを条件に前述のt1〜t4を補正することで、さらに網点と判定されやすくすることが可能となる。
【0097】
すなわち、実施の形態1と同様のアルゴリズムで注目画素が網点であると判定された場合に、その周囲の画素にその距離に応じて「網点度」を伝播させることで、網点領域ではない部分にまで過度に網点領域を広げることなく、網点を構成する画素を高精度に網点と判定できる。
【0098】
より具体的には、図12に示すように、重み係数wを注目画素と網点と判定された画素との主走査方向の距離において定義しておき、
t1new=t1*(1+w)
t2new=t2*(1+w)
t3new=t3*(1+w)
t4new=t4*(1+w)
と計算し、これらt1new〜t4newの全てが、
t1new>thrscreen
t2new>thrscreen
t3new>thrscreen
t4new>thrscreen
を満たせば、注目画素が網点であると判定できる。
【0099】
具体的な例を図14を参照して説明する。なお、図14の例ではt1だけについて説明しているが、t2〜t4についても同様である。図14(a)は画素p1〜p5の定義と画素p1及びp5が網点を構成する画素であることを示している。図14(b)はt1の算出結果である。図14(c)はt1による網点判定結果である。ここで“閾値thrscreen=75”とする。この例では、画素p1は網点と判定されているが、画素p5が網点と判定されていない。画素p5は網点を構成する画素であるから、本来は網点と判定されるべきであるが、t1の値が48と閾値の値75よりも小さいために、網点と判定されていない。図14(d)は前述のwである。今、画素p1は網点と判定されたので、画素p1からの距離に応じて図14(d)のようにwの値が決定される。図14(e)はt1newの計算結果である。図14(f)はt1newによる網点判定結果である。t1newによって判定した結果、画素p5が網点と判定されたことを示している。このようにして、「網点度」を伝播させることによって、ノイズなどの理由で検出漏れとなった網点を確実に検出することができる。
【0100】
ところで、SIMD型プロセッサ41は、1つの命令で複数のデータに対して同時に同じ演算処理が実行できるSIMD処理が可能である特徴を備えている。すなわち、PE51を複数並べて同じ演算を同時に複数のデータに対して実行することができるが、実行しようとする演算処理が、図14を参照して説明したように、ある順番に複数のデータを処理していき、かつ、各処理においてはそれまでの過去の処理結果が次の処理に影響を与えるようなヒステリシスをもつ処理である場合は、同じ処理を同時に実行することができない。したがって、データ毎の逐次処理とならざるを得ず、SIMD処理の効果を得ることができなくなってしまう。
【0101】
そこで、かかる不具合を解決するため、本実施の形態2では、図14を参照して説明した「網点度」を伝播させる逐次処理を実行するのに好適であるように、以下に説明するような像域分離装置13のハードウエア構成を用い、逐次処理の状態(ステート)遷移を行なう。
【0102】
図15は、像域分離装置13のハードウエア構成を示すブロック図である。図15において、SIMD型プロセッサ41の構成は、実施の形態1の場合と同一である。レジスタファイル43にはプロセッサ41の外部からのアクセスが可能であり、グローバルプロセッサ42の制御とは別に外部から特定のレジスタ51に対する読み出し/書き込みを行なうことが出来る。
【0103】
この像域分離装置13においては、SIMD型プロセッサ41と連動するテーブル変換器81を備えている。このテーブル変換器81は、レジスタファイル43の特定のレジスタ51に対する読み出し/書き込みを行ない、また、レジスタ51から読み出したデータをアドレス生成部82に出力し、テーブルRAM83の出力データをレジスタ51に書き込み、さらに、外部とデータの入出力を行なうメモリ及びレジスタ制御回路84を備えている。テーブルRAM83は後述のテーブル変換を行なうテーブルを備えている。アドレス生成部82はレジスタ51から読み出したデータをテーブルRAM83のアドレスに変換する。
【0104】
SIMD型プロセッサ41においては、演算データにより演算式が変更となる非線形処理はプログラムが非常に複雑になるため、演算前データに対して演算後の処理済みデータを全て準備してテーブルRAM83にテーブル化し、演算データを元にテーブルRAM83のテーブルを用いてテーブル変換を行なって演算後データを得る。具体的には、アドレス生成部82で演算前データにテーブルの先頭の番地を加算した値をアドレスポインタとしてテーブルRAM83から得られたデータを演算後のデータとする。
【0105】
また、テーブル変換後の結果をテーブルRAM83からアドレス生成部82へフィードバックしているので、これを利用して1つ前のテーブル変換結果によって次のテーブル変換結果への影響を伝播させるヒステリシスをもつ処理を実現することもできる。この場合の目的はデータの変換ではなく、入力データの系列に応じた所望のステート遷移を行なうことである。
【0106】
図15のハードウエア構成により、入力データと、1つ前のステート(変換後データ)から次のステートが出力される。この変換はテーブルRAM83をひくことよって実現されている。本実施の形態においては、入力データは、図14(c)のt1による網点判定結果(1bit)であり、ステートは、図14(d)のt1による網点判定画素からの距離によって分けられる11ステートで図16のように4bitで表現される。
【0107】
算出された特徴量t1によって網点判定された画素からの距離により図16のステートは決まる。距離10画素以上は同じステートである。従って、これらから、入力データ(t1による網点判定結果1bit(1:t1>thrscreen,0:t1≦thrscreen))によるステート遷移は、図17に示したステート遷移図のようになる。ここで楕円内がステート、矢印が状態遷移、矢印上の数字が入力を示す。なお、逐次処理開始時の初期ステートは0000である。図17のステート遷移を実現するテーブルRAM(32バイト)83のテーブルの内容は、図18のように設定しておけばよい。なお、アドレス10110以降は使用しないので内容は何でもよい。
【0108】
以上説明したように、像域分離装置13は、像域分離のための処理に逐次処理を含んでいても、前述のようにSIMD型プロセッサ41によるSIMD処理で中間データを求め、この中間データに対してテーブル変換器81により逐次処理を行なうことができるので、文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで実現しつつも、SIMD処理により処理を高速化することができる。
【0109】
なお、以上説明した実施の形態1,2では、画像データ中のエッジ、網点、万線という特徴をそれぞれエッジ判定処理(ステップS1)、網点判定処理(ステップS2)、万線判定処理(ステップS3)で検出して、その結果から文字部と絵柄部との像域分離を行なうようにしているが、本発明はこれに限定するものではなく、画像データ中のその他の特徴を検出する手段をさらに設けて、像域分離の精度をさらに向上させるようにしても良い。
【0110】
あるいは、画像中の万線の存在を考慮しなくても良い場合には、エッジ判定処理(ステップS1)及び網点判定処理(ステップS2)のみを行い、このエッジ判定処理(ステップS1)及び網点判定処理(ステップS2)による判定結果のみを総合判定処理(ステップS4)で判定して、文字部と絵柄部との像域分離を行なうようにしてもよい。この場合は、例えば、エッジ判定処理(ステップS1)でエッジを検出し、網点判定処理(ステップS2)で網点を検出しない場合だけ文字部が検出されたと総合判定処理(ステップS4)で判定し、それ以外の場合はすべて絵柄部が検出されたと判定することができる。
【0111】
【発明の効果】
請求項1,13に記載の発明は、像域分離をソフトウエアで実現しつつも、一つの命令で複数のデータに対して同時に同じ演算処理を行なうSIMD処理で像域分離を行なうことができるので、処理が高速である。
【0112】
請求項2,14に記載の発明は、請求項1,13に記載の発明において、文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0113】
請求項3,15に記載の発明は、請求項2,14に記載の発明において、複数種類の画像の特徴から文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0114】
請求項4,16に記載の発明は、請求項3,15に記載の発明において、エッジの有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0115】
請求項5,17に記載の発明は、請求項3,15に記載の発明において、網点の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0116】
請求項6,18に記載の発明は、請求項3,15に記載の発明において、万線の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0117】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、エッジと網点の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0118】
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、エッジ、網点、万線の有無の判定を行なって文字部と絵柄部との正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0119】
請求項9,19に記載の発明は、請求項1〜8,13〜18の何れかの一に記載の発明において、逐次処理をテーブル変換で行なうことにより、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理を行なうことを可能として、正確な像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0120】
請求項10,20に記載の発明は、請求項9,19に記載の発明において、SIMD型プロセッサでは高速のSIMD処理で中間データを求め、この中間データに対する逐次処理をテーブル変換で行なうことを可能として、像域分離をソフトウエアで高速に実現することができる。
【0121】
請求項11に記載の発明は、ソフトウエアで高速に実行した像域分離の結果に応じて画像処理の内容を切り替えることができる。
【0122】
請求項12に記載の発明は、ソフトウエアで高速に実行した像域分離の結果に応じて画像処理の内容を切り替えて、画像形成を行なうことができる。
【0123】
請求項21に記載の発明は、記憶しているプログラムにより請求項13〜20の何れかの一に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるデジタルカラー複写機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】デジタルカラー複写機の像域分離装置の機能ブロック図である。
【図3】像域分離装置のSIMD型プロセッサの概略構成を示すブロック図である。
【図4】SIMD型プロセッサの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】エッジ判定処理の一例について説明する説明図である。
【図6】網点判定処理の一例について説明する説明図である。
【図7】網点判定処理の一例について説明する説明図である。
【図8】万線判定手段の機能ブロック図である。
【図9】縦万線パターン検知部の機能ブロック図である。
【図10】万線判定手段の処理を説明する説明図である。
【図11】万線判定手段の処理を説明する説明図である。
【図12】網点領域ではない部分にまで過度に網点領域を広げることなく、網点を構成する画素を高精度に網点と判定する処理の説明図である。
【図13】像域分離装置のハードウエア構成を示すブロック図
【図14】図12の処理の具体例の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態2のSIMD型プロセッサ及びテーブル変換器の詳細な構成を示すブロック図である。
【図16】テーブル変換器を用いたステートの説明図である。
【図17】テーブル変換器を用いたステートのステート遷移図である。
【図18】テーブル変換器で用いるテーブルの説明図である。
【符号の説明】
1  画像形成装置
2  画像読取装置
13 像域分離装置、画像処理装置
14 画像処理手段、画像処理装置
31 特徴判定手段、エッジ判定手段
32 特徴判定手段、網点判定手段
33 特徴判定手段、万線判定手段
34 総合判定手段
41 SIMD型プロセッサ
42 記憶媒体
81 テーブル変換器

Claims (21)

  1. SIMD(Single Instruction−stream Multiple Data−stream)型プロセッサと、
    このSIMD型プロセッサが行なう処理により画像データを像域分離する像域分離手段と、
    を備えている像域分離装置。
  2. 前記像域分離手段は、前記画像データを文字部と絵柄部とに像域分離する、
    請求項1に記載の像域分離装置。
  3. 前記像域分離手段は、
    画像の特定の特徴の有無をそれぞれ判定する複数の特徴判定手段と、
    この各特徴判定手段が行なう判定結果を総合判断して前記像域分離を行なう総合判定手段と、
    を備えている請求項2に記載の像域分離装置。
  4. 前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段である、
    請求項3に記載の像域分離装置。
  5. 前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データの網点の有無を判定する網点判定手段である、
    請求項3に記載の像域分離装置。
  6. 前記複数の特徴判定手段の一つは、画像データの万線の有無を判定する万線判定手段である、
    請求項3に記載の像域分離装置。
  7. 前記複数の特徴判定手段は、
    画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段と、
    画像データの網点の有無を判定する網点判定手段と、
    であり、
    前記総合判定手段は、前記エッジ判定手段でエッジを検出し、網点判定手段で網点を検出しない場合は前記文字部が検出されたと判定し、それ以外の場合は前記絵柄部が検出されたと判定する、
    請求項3に記載の像域分離装置。
  8. 前記複数の特徴判定手段は、
    画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定手段と、
    画像データの網点の有無を判定する網点判定手段と、
    画像データの万線の有無を判定する万線判定手段と、
    であり、
    前記総合判定手段は、前記エッジ判定手段がエッジであると判定し、かつ、前記網点判定手段及び前記万線判定手段がそれぞれ網点なし、万線なしと判定した場合は前記文字部が検出されたと判定し、それ以外の場合は前記絵柄部が検出されたと判定する、
    請求項3に記載の像域分離装置。
  9. 前記SIMD型プロセッサのレジスタファイルのレジスタのデータをアドレスとするテーブル変換を行なうテーブル変換器を備え、
    前記像域分離手段は、SIMD処理を前記SIMD型プロセッサで行い、逐次処理を前記テーブル変換で行なうことにより、前記像域分離を実行する、
    請求項1〜8の何れかの一に記載の像域分離装置。
  10. 前記像域分離手段は、前記SIMD処理で中間データを求め、この中間データに対して前記逐次処理を行なう、
    請求項9に記載の像域分離装置。
  11. 請求項1〜10の何れかの一に記載の像域分離装置と、
    この像域分離装置が行なう像域分離の結果に応じて実行する画像処理の内容を切り替える画像処理手段と、
    を備えている画像処理装置。
  12. 原稿の画像を読取る画像読取装置と、
    この読取った画像データを処理する請求項11に記載の画像処理装置とを備え、
    前記処理後の画像データに基づいて用紙上に画像形成を行なう画像形成装置。
  13. 画像データを像域分離する像域分離処理を、SIMD(Single Instruction−stream Multiple Data−stream)型プロセッサに実行させる、SIMD型プロセッサに読取り可能なプログラム。
  14. 前記像域分離処理は、前記画像データを文字部と絵柄部とに像域分離する、
    請求項14に記載のプログラム。
  15. 前記像域分離処理は、
    画像の特定の特徴の有無をそれぞれ判定する複数の特徴判定処理と、
    この各特徴判定手段が行なう判定結果を総合判断して前記像域分離を行なう総合判定処理と、
    を実行する請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データのエッジの有無を判定するエッジ判定処理である、
    請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データの網点の有無を判定する網点判定処理である、
    請求項15に記載のプログラム。
  18. 前記複数の特徴判定処理の一つは、画像データの万線の有無を判定する万線判定処理である、
    請求項15に記載のプログラム。
  19. 前記像域分離処理は、SIMD処理を前記SIMD型プロセッサに行なわせ、逐次処理を前記SIMD型プロセッサのレジスタファイルのレジスタのデータをアドレスとするテーブル変換を行なうテーブル変換器に行なわせることにより、前記像域分離を実行させる、
    請求項13〜18の何れかの一に記載のプログラム。
  20. 前記像域分離処理は、前記SIMD処理で中間データを求め、この中間データに対して前記逐次処理を行なう、
    請求項19に記載のプログラム。
  21. 請求項13〜20の何れかの一に記載のプログラムを記憶している記憶媒体。
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