JP2002027244A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2002027244A
JP2002027244A JP2000205792A JP2000205792A JP2002027244A JP 2002027244 A JP2002027244 A JP 2002027244A JP 2000205792 A JP2000205792 A JP 2000205792A JP 2000205792 A JP2000205792 A JP 2000205792A JP 2002027244 A JP2002027244 A JP 2002027244A
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thickness
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determining
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Osamu Iinuma
修 飯沼
Yukihiko Shimizu
由紀彦 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒文字判定処理をソフトウエアで実行する際
に、処理時間を低減する。 【解決手段】 複数の色成分信号の画像を入力する画像
入力手段と、前記画像入力手段で入力された画像の彩度
を判定する彩度判定手段と、前記彩度判定手段の判定結
果と前記画像入力手段で入力された画像から画像の太さ
を判定する太さ判定手段と、前記彩度判定手段の判定結
果と前記太さ判定手段の判定結果と前記画像入力手段で
入力された画像とから画像の輪郭を判定するエッジ判定
手段を有し、ソフトウエア処理において前過程の結果を
反映することにより低減された処理時間で、黒文字判定
処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像か
ら抽出した画像の特徴を基に出力画像の処理をする画像
処理装置に関する。さらに詳述すれば、カラー原稿を光
学的に走査して得た色分解信号を元に、複数の色を用い
てカラー画像を記録媒体上に再現するカラー複写装置や
カラーファクシミリ装置などのフルカラー画像再生装置
における画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像データをデジタル的に
処理し、それをカラープリンタに出力してカラー画像を
得るカラープリント装置や、カラー原稿を色分解して電
気的に読み取り、得られたカラー画像データを用紙上に
プリントするデジタルカラー複写機等、カラー印字シス
テムの発展にはめざましいものがある。
【0003】また、これらのシステムの普及に伴い、カ
ラー画像の印字品質に対する要求も高くなってきてお
り、特に黒い文字や黒細線を、より黒く、シャープに印
字したいという要求が高まっている。すなわち、黒原稿
を色分解すると、黒を再現する信号としてイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各信号が発生するが、得ら
れた信号に基づいてそのまま印字すると、各色が4色重
ね合わせて再現されるので、色相互間の若干のズレによ
り黒の細線に色にじみが生じ、本来の黒が黒く見えなか
ったり、あるいは、ボケて見えたりして、印字品質を著
しく低下させていた。
【0004】これに対して、画像信号中の黒、それ以外
の色等の色情報や、細線、網点等の空間周波数の特徴を
抽出して、たとえば、黒文字、色文字等のエリアを検出
したり、さらには、中間調画像や網点画像領域等に分け
て、それぞれのエリアに応じた処理を施し、エリアが黒
文字部と判定したならば黒単色化する方法等が提案され
ている。
【0005】さらに、上記の方法を改良し、文字の太さ
を判別して、太さに応じた黒文字処理を施すことによ
り、黒文字処理された出力画像の境界線において処理に
差がくっきりと出るようにを改善した手法も特願平5−
354528号公報において本出願人により提案されて
いる。
【0006】また、ユーザの好みに応じて黒文字処理を
施す領域や、黒文字処理の程度を設定可能にする方法
も、上述した特願平5−354528号公報にて提案さ
れている。
【0007】本出願人により提案した特開平8−275
017号公報の黒文字処理における黒文字判定部は図1
に示すように彩度判定103、文字の太さ判定104、
エッジ検出105の3つの判定により処理されている。
入力マスキング101によってマスキング処理された
R,G,Bそれぞれの信号は黒文字判定部内102の彩
度判定部103、文字の太さ判定部104、エッジ検出
部105のそれぞれに入力される。入力されたR,G,
Bの信号により、彩度判定、文字の太さ判定、エッジ検
出が行われる。その結果得られた出力信号”zon
e”、”edge”、”col”はLUT(ルックアッ
プテーブル)106に入力される。LUT(ルックアッ
プテーブル)106に入力された”zone”、”ed
ge”、”col”により”ucr”、”filte
r”、”sen”が出力される。これらは、それぞれマ
スキングUCR係数、空間フィルタ係数、プリンタ解像
度のパラメータを制御するための制御信号である。ま
た、入力マスキング部101は、図示しないスキャナ部
CCDのR、G、Bのフィルタの分光特性で決まる読み
取り色空間をNTSCの標準空間に変換する部分であ
り、スキャナ部のCCDの出力信号をアナログ信号処理
回路、A/D変換回路、シェーディング補正回路、そし
てCCDのRGBのラインが同一ラインでないために位
相補正するラインデレー回路を通した信号を入力してい
る。また、図示していないが、複写する原稿に応じてユ
ーザによって選択された原稿モードに応じて図示しない
CPUがLUT106の出力を制御することによってL
UTの入力値に対する出力値を操作し、選択された原稿
モードに最適な方法でUCRの強度やエッジ強調やスム
ージング処理等が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この黒
文字判定処理をソフトウエアで処理するとき、ハードウ
エアで処理するよりも時間がかかってしまう。図1のブ
ロックダイヤグラムに示すように、彩度判定と文字の太
さ判定そしてエッジ検出の平行処理を行なうハードウエ
アの場合は、パラレルで処理するため、それぞれの処理
の最大処理時間がこれらの処理に要する処理時間とな
る。しかし、ソフトウエアで処理する場合は、これらの
処理をシリアルに処理することになるため、これらの処
理時間の合計が黒文字判定処理の処理時間となる。した
がって、ソフトウエアで処理すると、処理の方法論の面
からもハードウエアで処理するよりも多くの処理時間を
必要とすることになる。
【0009】本発明の目的は、上述の課題に鑑みてなさ
れたもので、黒文字判定処理をするにあたり、彩度判定
と文字の太さ判定そしてエッジ検出を最適な順番でかつ
最適な方法で処理を行うことである。
【0010】また、本発明の他の目的は、黒文字判定処
理をソフトウエアで実行するにあたり、彩度判定と文字
の太さ判定そしてエッジ検出を最小の処理時間で行うこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は黒文字判
定処理をソフトウエアで実行する際に、彩度判定部の結
果を反映して、文字の太さ判定を行う。その結果、得ら
れた文字の太さ判定と彩度判定の結果を反映して、エッ
ジ検出を行う。以上のようにソフトウエア処理において
前過程の結果を反映することにより処理時間の問題を解
決する。またウインドウ内において、従来ウインドウ内
全ての画素に対して行ってきた処理を、条件を満たした
時点で処理を中止する方法によってもソフトウエア処理
における処理時間の問題点を解決する。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、画像処理装置において、複数の色成分
信号の画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手
段で入力された画像の彩度を判定する彩度判定手段と、
前記画像入力手段で入力された画像に対して、前記彩度
判定手段の判定結果に基づき、画像の太さを判定する太
さ判定手段と、前記画像入力手段で入力された画像に対
して、前記彩度判定手段の判定結果と前記太さ判定結果
に基づき、画像の輪郭を判定するエッジ判定手段とを具
備する。また、前記複数の色成分信号は、それぞれR、
G、Bの色成分信号であり、前記彩度判定手段の判定結
果に基づく前記太さ判定手段は、着目画素が太い文字の
エリアにある画素か否かを判定するエリアサイズ判定手
段を有し、当該エリアサイズ判定手段はウインドウ内計
算量削減手段を含んでいる。また、前記彩度判定手段の
出力に基づき、前記太さ判定手段およびエッジ判定手段
の出力値をあらかじめ設定した値に設定して、前記太さ
判定手段およびエッジ判定手段を使用した処理を実行し
ないようにする処理決定手段を具備している。また、前
記処理決定手段は、さらに、前記太さ判定手段の出力に
基づき、前記エッジ判定手段の出力値をあらかじめ設定
した値に設定し、前記エッジ判定手段を使用した処理を
実行しないようにする。また、前記太さ判定手段の出力
に基づき、前記エッジ判定手段の出力値をあらかじめ設
定した値に設定し、前記エッジ判定手段を使用した処理
を実行しないようにする処理決定手段を有する。
【0013】また、複数の色成分信号の入力画像を処理
し、あるエリアが黒文字部と判定したならば黒単色化す
る黒文字処理をする画像処理方法において、前記画像入
力手段で入力された画像の彩度を判定するステップと、
前記彩度判定手段の判定結果に基づき、前記画像入力手
段で入力された画像信号から画像の太さを判定するステ
ップと、前記彩度判定手段の判定結果と前記太さ判定結
果に基づき、前記画像入力手段で入力された画像から画
像の輪郭を判定するステップを含んでいる。また、前記
彩度判定手段の判定結果に基づく前記太さを判定するス
テップは、着目画素が太い文字のエリアにある画素か否
かを判定するステップを含み、当該ステップは、収縮の
領域におけるAND計算においてゼロの画素の出現で計
算結果を0とし、および膨張の領域におけるOR計算に
おいて1の画素の出現で計算結果を1として、以降の計
算をせずに終了する。また、前記彩度を判定するステッ
プの出力値に基づき、前記太さを判定するステップおよ
びエッジを判定するステップの出力値をあらかじめ設定
した値に設定して、前記太さを判定するステップおよび
エッジを判定するステップを実行しない。また、前記太
さを判定するステップの出力値に基づき、前記エッジ判
定手段の出力値をあらかじめ設定した値に設定し、前記
エッジを判定するステップを使用した処理を実行しない
ようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明を詳細に説明する。
【0015】図3は黒文字処理における黒文字判定処理
を説明するための図であり、説明のために、ハード処理
のブロックダイヤグラムである図1からの違いを示すた
めに、ハード的なブロックダイヤグラムとして表してい
る。先ず、本発明に関して基本的な事柄を説明する。
【0016】(彩度判定部)図3において、入力マスキ
ング301によってマスキング変換された信号R,G,
Bは黒文字判定部302内の彩度判定部303に入力さ
れる。ここでは入力された色信号R,G,Bに対して最
大値max(R,G,B)、最小値min(R,G,
B)がそれぞれ抽出される。また図4に示すようにな領
域にデータを分割するような閾値cr_BK,cr_C
OL,CR_Wにより、彩度判定部303から出力信
号”col”が出力される。彩度判定部303から出力
された出力信号”col”は入力データが図4に示すよ
うな領域Bkに入った場合には黒、領域GRYに入った
場合には中間(色と黒の間の色)、領域COLに入った
場合には色、領域にWに入った場合には白がそれぞれ2
ビットのコードで表現されている。
【0017】(画素判定部)彩度判定部303から出力
された”col”は画素判定部306に入力される。画
素判定部306で入力信号”col”は画素毎に白
(W)かそれ以外(GRY、COL、Bk)に判別され
る。その画素が白である場合には”0”が”col1”
に出力される。その画素に色がある場合には”1”が”
col1”に出力される。
【0018】(文字の太さ判定部)画素判定部306か
ら出力された”col1”出力信号は黒文字判定部30
2内の文字の太さ判定部304に入力される。入力マス
キング301によってマスキング変換された信号R、
G、Bは黒文字判定部302内の文字の太さ判定部30
4に入力される。文字の太さ判定部304内で”col
1”が”0”、つまり彩度判定によりその画素が白の場
合は文字の太さ判定は行わない。文字の太さ判定を行わ
ない場合には、出力結果”zone1”には出力”0”
が、”fch1”(0:画像の縁、1=画像の縁ではな
い)には、1が出力される。”col1”が”1”、つ
まり彩度判定によりその画素に色がある場合は、文字の
太さ判定を行う。文字の太さ判定304内にはエリアサ
イズ判定がある。この判定は、複数の収縮回路と膨張回
路のペアが存在し、それぞれ参照する領域のサイズが異
なっている。23画素×23画素から35画素×35画
素までの大きさの7種類の収縮回路と、これらのそれぞ
れに対応させて27画素×27画素から39画素×39
画素までの大きさの7種類の膨張回路が用意されてい
た。ここでは文字の太さ判定部内での処理時間の短縮を
図るために、27画素×27画素の大きさの収縮回路と
31画素×31画素の大きさの膨張回路のみの組み合わ
せを用意する。この組合わせの回路より出力された出力
結果”zone1”は,太い文字のエリアにある画素な
らば”1”が出力され、細い文字のエリアにある画素な
らば”0”が出力される。
【0019】(エリアサイズ判定)前述した文字の太さ
判定304内のエリアサイズ判定は、収縮回路と膨張回
路のペアによって判定する。その際に、着目画素を中心
に27画素×27画素の領域で収縮を行い、着目画素を
中心に31画素×31画素の領域で膨張を行う。収縮の
際には着目画素を中心に27画素×27画素の領域でA
ND計算が行われる。その結果が着目画素についての値
になる。膨張の際には着目画素を中心に31画素×31
画素の領域でOR計算が行われる。その結果が着目画素
についての値になる。ここにおいて、AND計算やOR
計算も従来はその領域内の全画素を用いて行われてい
た。そして、AND計算においてはその領域内に”0”
があれば着目画素は”0”となり、OR計算においては
その領域内で”1”があれば、着目画素は”1”にな
る。そこで、本発明においては、文字の太さ判定304
内の処理時間の短縮を図るために、上述したAND計算
において、画素毎にAND計算を始めて計算途中で”
0”が出力されたらその時点で計算は終了する。この場
合、着目画素についての出力は”0”である。また、O
R計算を始めて計算途中で”1”が出力されたら、その
時点で計算を終了する。この場合、着目画素についての
出力は”1”になる。
【0020】したがって、図5に示すような領域データ
の場合に、上述したようにAND計算501を、左上の
画素から実行すると、最初の画素で”0”が出力される
ので1画素で処理は終了する。また、図5に示すOR計
算502を実行すると、7画素目で1が出力され、そこ
で終了する。従来の方法では、いずれの計算も25画素
について行っていた。
【0021】(エッジ検出部)画素判定306から出力
された”col1”が黒文字判定部302内のエッジ検
出部305に入力される。入力マスキング301によっ
てマスキング変換された信号R,G,Bが黒文字判定部
302内のエッジ検出部305に入力される。エッジ検
出部305内で”col1”が”1”かつ”zone
1”が”0”の場合のみ、つまり、その画素に色があっ
て、かつ太い文字エリアにない場合のみ、従来通りにエ
ッジ検出を行う。それ以外の場合はエッジ検出を行わ
ず、”edge”には”0”が出力される。そして全て
の結果が得られたら”edge”はエッジ検出部305
から出力される。
【0022】以上において、出力された”col”、”
fch”、”zone”、”edge”は、図3のLU
T307に入力される。
【0023】以上、本発明を例示した図面を基に説明し
たが、つぎに、上述した彩度判定、画素判定、文字の太
さ判定、そしてエッジ検出をソフト処理した場合を図6
に示す。ステップ101において、入力したカラー信号
を従来の処理方法を使用して彩度判定して”col”を
出力する。このとき同時に上述した”col1”も出力
する。つぎに、ステップ102において、ステップ10
1で出力した”col1”のデータが、すなわち着目画
素が白か否かを調べる。着目画素が白であれば、ステッ
プ106に進み、文字の太さ判定を省略して、文字の太
さ判定の出力を、”fch”=”1”、”zone”
=”0”と設定する。そして、ステップ107に進み、
エッジ検出を省略して、エッジ検出出力を、”edg
e”=”0”と設定して、黒文字判定部の処理を終了す
る。
【0024】ステップ102において、着目画素は白以
外の場合に、文字の太さ判定処理を従来方法で行い、”
fch”、”zone”、そして”zone1”を出力
する。ここにおけるエリアサイズ判定におけるAND計
算とOR計算においては、前述したように、全画素の計
算を行わない方法が取られている。つぎにステップ10
4に進み、前のステップ103で出力した”zone
1”が”1”か否か、すなわち、太い文字のエリアにあ
る画素か否かがチェックされる。ここで、”zone
1”が”1”、すなわち太い文字のエリアにある画素と
判断されると、前述したステップ107に進む。ステッ
プ104において、太い文字のエリアにある画素と判断
されると、ステップ105に進み、従来方法によってエ
ッジ検出が実行され、”edge”が出力され、そして
黒文字判定部の処理を終了する。
【0025】以上におけるソフト処理を、図3を使用し
て第1の実施形態として説明する。ここでは、画素毎
に、彩度判定、画素判定、文字の太さ判定、そしてエッ
ジ検出の処理を実行する方法を説明する。図3は、従来
例の図1の変形としてハード処理のブロック図を示すよ
うな形式で表している。先ず、ソフト処理を実行するの
で、入力マスキング301はフレームメモリから構成さ
れ、前述したマスキング処理が実行された画素データ
が、入力マスキング301から読み出されるとする。先
ず、このフレームメモリ301から着目画素として最初
の画素が読み出して、彩度判定処理と画素判定処理を実
行し、出力値”fch”、”zone1”を出力する。
この終了を待って文字の太さ判定を実行する。ここで、
画素判定の結果が”col1”=”0”の場合は着目画
素が白であるので、文字の太さ判定処理を実行せずに、
文字の太さ判定処理の出力値を”fch”=”1”、”
zone1”=”1”として出力する。画素判定の結果
が”col1”=”1”の場合は着目画素が白以外であ
るので、入力マスキング301からの画素データを使用
して、文字の太さ判定処理を実行する。この太さ判定に
おいて、必要とする着目画素の周辺データは必要に応じ
て入力マスキング301を制御して読み出す。最終的
に、”fch”と”zone1”の出力値が得られ、出
力される。つぎにエッジ検出を実行する。この実行は、
先行する処理において着目画素について生成された”c
ol1”と”zone1”の信号、そして入力マスキン
グ301から入力した着目画素データとを基にエッジ処
理を実行する。ここで、入力した信号が”col1”
=”1”、そして”zone1”=”0”の場合、すな
わち。着目画素が白でなく細いの文字エリアの画素であ
るばあいのみ、入力マスキング301から入力した着目
画素データのみからエッジ検出処理を実行し、出力値e
dgeを得る。ここで、入力した信号が”col1”
=”1”、そして”zone1”=”0”の場合以外で
は、すなわち。着目画素が白であり、あるいは太い文字
エリアの画素である場合は、エッジ検出処理は実行せず
にあらかじめ設定した値を”edge”信号として出力
する。以上の処理が、フレームメモリ内の全ての画素に
ついて繰り返される。そしてそれぞれの画素についての
出力値はメモリに格納される。
【0026】以上におけるソフト処理を、図7を使用し
て第2の実施形態として説明する。ここでは、画素毎に
それぞれの処理を実行するのではなく、たとえば、1つ
の処理を画像全体にわたって処理し、その処理が完了し
た後に、別の処理を行う場合を説明する。図7の401
は、RGB各色のデータで構成される1フレームの画像
を格納しているメモリである。メモリ401から読み出
した画像を403の彩度判定処理を実行して、”co
l”および”col1”の出力値をフレームメモリ41
1に格納する。この処理をメモリ401に格納されてい
る全画素について実行する。このとき、同時に”col
1”が全て”0”であったか否かをフレームメモリ41
1に書き込む。つぎに、文字の太さ判定処理は、メモリ
401から読み出したRGBのデータとメモリ411か
ら読み出した”col1”のデータを基に処理をして、
出力値”fch”、”zone”および”zone1”
をフレームメモリ412に格納する処理を実行する。通
常においてはこの処理をメモリ401の全画素について
実行する。ただし、メモリ411から前述した”col
1”が全て”0”であったか否かを表すデータを最初に
読み込み、このデータが”col1”が全て”0”であ
ることを示した際には、通常の文字の太さ判定処理は実
行せずに、前述したように、フレームメモリ412にあ
らかじめ設定されている出力データ、”fch”=”
1”、”zone”=”1”そして”zone1”=”
1”をそのフレーム全体に書き込むことのみを実行す
る。ここにおいてフレームメモリ412に書き込む際
に、全てのフレームにわたって”zone1”=”1”
にあったか否かを表すデータも書き込まれる。つぎに、
エッジ検出を実行するが、この通常の処理においては、
フレームメモリ401から読み出した画像と、フレーム
メモリ411からの”col1”、そしてフレームメモ
リ412からの”zone1”のデータを入力し、これ
らのデータを基に処理を実行し、出力値edgeをフレ
ームメモリ412に格納する。ここにおいて、上述し
た”col1”=”1”、”zone1”=”0”の場
合のみ、すなわち、着目画素が白以外で細い文字エリア
にあるとき、メモリ401から読み出した画素について
エッジ検出処理を行い、出力値edgeをフレームメモ
リ413に書き込む。着目画素について”col1”
=”1”、”zone1”=”0”以外の場合は、エッ
ジ検出処理の出力値”edge”をあらかじめ設定した
値にしてフレームメモリ413に書き込む。
【0027】以上説明した第1と第2の実施形態におい
て、文字の太さ判定処理におけるエリアサイズの判定処
理については、共に前述した計算の省略手法が利用可能
である。
【0028】以上から、白と彩度判定した着目画素の場
合は、その後の処理時間が短く、白以外と判定された着
目画素のみが文字の太さ判定の処理を実行することが理
解される。この太さ判定の処理も場合も、この太さ判定
に含まれるエリアサイズ判定において、着目画素の周辺
状況に応じて、処理時間の短縮化が図られる。ここでの
出力結果として、細い文字のエリアにある画素と判断さ
れると、エッジ検出処理が省略され、太い文字のエリア
にある画素と判断された場合にのみ、エッジ検出処理が
行われる。
【0029】したがって、白の部分が多く含まれる、あ
るいは細い文字エリアが多い信号素材の程、黒文字判定
処理に要する時間が短縮されることが理解される。
【0030】以上において、例示した図面は理解を容易
にするためのものであり、本発明の趣旨を逸脱しない
で、ハードウエアでもあるいはソフトウエアでも本発明
を実行することができる。ハードウエアの場合では、1
つの処理回路をそれぞれの処理において切替えてシリー
ズに処理させても、処理時間をそれほど増加させないで
処理させることができる。この場合、それぞれに独立し
た回路を設けることが不用になり、ASICで構成する
場合においてその数を低減することが可能になる。ソフ
トウエア処理の場合は前述した通りであり、ソフトウエ
アとハードウエアを混在させた処理においても同様の効
果を生じさせることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、複
数の色成分信号の入力画像を処理し、あるエリアが黒文
字部と判定したならば黒単色化する黒文字処理をする画
像処理において、先ず彩度判定を行い、その結果を反映
して文字の太さ判定を行う。そして、彩度判定と文字の
太さ判定の結果を反映してエッジ検出を行うようにした
ので、最初の彩度判定において着目画素を白と判定した
場合は、以降の判定結果を一義的に決定可能であり、ま
た、白以外と判定した場合で文字の太さ判定した結果が
細い文字のエリアにある画素と判定した場合は以降のエ
ッジ検出結果を一義的に決定可能である。ここで、以降
の結果を一義的に決定した場合は、その以降の処理は不
用になるので、入力画像の黒文字判定処理を効率的に処
理することが可能になり、処理時間の短縮を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の黒文字判定処理に基づくブロック図であ
る。
【図2】ハードウエア処理とソフトウエア処理の処理時
間の違いを説明する図である。
【図3】本発明による黒文字判定処理に基づくブロック
図である。
【図4】彩度判定における色変換特性を示す図である。
【図5】本発明によるエリアサイズ判定内のAND計算
とOR計算を説明する図である。
【図6】本発明による黒文字判定の際の彩度判定、文字
の太さ判定そしてエッジ検出の関係を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明による黒文字判定の際の彩度判定、文字
の太さ判定そしてエッジ検出を、ソフト処理で行う場合
を説明するブロックダイヤグラムである。
【符号の説明】
101 入力マスキング 102 黒文字判定部 103 彩度判定 104 文字の太さ判定 105 エッジ検出 106 LUT 301 入力マスキング 302 黒文字判定部 303 彩度判定 304 文字の太さ判定 305 エッジ検出 306 画素判定 307 LUT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C062 AA24 5C077 LL18 MP05 MP08 PP27 PP28 PP32 PP35 PP43 PP47 PQ20 PQ25 5C079 HB01 HB06 LA01 LA21 MA11 NA11 NA13 PA01 PA02 5L096 AA02 DA01 EA02 FA06 FA44 GA40 GA41 MA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分信号の画像を入力する画像
    入力手段と、 前記画像入力手段で入力された画像の彩度を判定する彩
    度判定手段と、 前記画像入力手段で入力された画像に対して、前記彩度
    判定手段の判定結果に基づき、画像の太さを判定する太
    さ判定手段と、 前記画像入力手段で入力された画像に対して、前記彩度
    判定手段の判定結果と前記太さ判定結果に基づき、画像
    の輪郭を判定するエッジ判定手段とを具備することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の色成分信号は、それぞれR、
    G、Bの色成分信号であることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記彩度判定手段の判定結果に基づく前
    記太さ判定手段は、着目画素が太い文字のエリアにある
    画素か否かを判定するエリアサイズ判定手段を有し、当
    該エリアサイズ判定手段はウインドウ内計算量削減手段
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記彩度判定手段の出力に基づき、前記
    太さ判定手段およびエッジ判定手段の出力値をあらかじ
    め設定した値に設定して、前記太さ判定手段およびエッ
    ジ判定手段を使用した処理を実行しないようにする処理
    決定手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理決定手段は、さらに、前記太さ
    判定手段の出力に基づき、前記エッジ判定手段の出力値
    をあらかじめ設定した値に設定し、前記エッジ判定手段
    を使用した処理を実行しないようにすることを特徴とす
    る請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記太さ判定手段の出力に基づき、前記
    エッジ判定手段の出力値をあらかじめ設定した値に設定
    し、前記エッジ判定手段を使用した処理を実行しないよ
    うにする処理決定手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の色成分信号の入力画像を処理し、
    あるエリアが黒文字部と判定したならば黒単色化する黒
    文字処理をする画像処理方法において、 前記画像入力手段で入力された画像の彩度を判定するス
    テップと、 前記彩度判定手段の判定結果に基づき、前記画像入力手
    段で入力された画像信号から画像の太さを判定するステ
    ップと、 前記彩度判定手段の判定結果と前記太さ判定結果に基づ
    き、前記画像入力手段で入力された画像から画像の輪郭
    を判定するステップを含むことを特徴とする画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記彩度判定手段の判定結果に基づく前
    記太さを判定するステップは、着目画素が太い文字のエ
    リアにある画素か否かを判定するステップを含み、当該
    ステップは、収縮の領域におけるAND計算においてゼ
    ロの画素の出現で計算結果を0とし、および膨張の領域
    におけるOR計算において1の画素の出現で計算結果を
    1として、以降の計算をせずに終了することを特徴とす
    る請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記彩度を判定するステップの出力値に
    基づき、前記太さを判定するステップおよびエッジを判
    定するステップの出力値をあらかじめ設定した値に設定
    して、前記太さを判定するステップおよびエッジを判定
    するステップを実行しないことを特徴とする請求項7に
    記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記太さを判定するステップの出力値
    に基づき、前記エッジ判定手段の出力値をあらかじめ設
    定した値に設定し、前記エッジを判定するステップを使
    用した処理を実行しないようにすることを特徴とする請
    求項7に記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9052277B2 (en) 2008-03-27 2015-06-09 Fujifilm Corporation Image capturing apparatus, image capturing method, and computer readable medium

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