JP2004034489A - 化粧シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリエステル系樹脂を使用した化粧シートにおいて、熱エンボス加工適性、エンボス堅牢度(高温雰囲気下でエンボス戻り現象を発生しにくい耐熱性)及び耐白化性(熱エンボス加工時や高温雰囲気下で白化しにくいこと)の全てに優れた化粧シートを提供する。
【解決手段】基材シート2上に、非晶質ポリエステル系樹脂からなる第二熱可塑性樹脂層52と、ポリブチレンテレフタレート系樹脂5〜70重量%と非晶質ポリエステル系樹脂95〜30重量%との混合樹脂からなる第一熱可塑性樹脂層51との2層からなる透明熱可塑性樹脂層5を設けてなり、第一熱可塑性樹脂層51の厚さtを、透明熱可塑性樹脂層5の総厚dに対し、0.05d≦t≦0.5dの範囲内に設定した化粧シートである。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の内装や、造作材、建具等の建築資材、家具什器類、住設機器や家電製品の外装等として使用するための化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
係る用途の化粧シートとしては、嘗ては加工性や耐候性に優れたポリ塩化ビニル樹脂製のものが主流であったが、このポリ塩化ビニル樹脂は、火災時又は焼却処分時等の燃焼により塩化水素ガスやダイオキシン等の有害物質を発生する場合があることや、フタル酸エステル類等の可塑剤、重金属系の安定剤等、人体や生態系に悪影響を与えるおそれのある添加物を含有していることなどが、社会的に問題視される様になって来ており、このためポリ塩化ビニル樹脂に代わる材料として、ポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂からなる化粧シートが開発され、急速に置換が進行しつつある(特開平6−79850号、特開平6−166159号等)。
【0003】
このうちポリオレフィン系樹脂は、安価で耐溶剤性に優れることなどの利点はあるが、化粧材としての耐傷付き性が弱く、しばしば加工時や成形時に傷が目立つ傾向がある。また、結晶性の高い樹脂であり、屈折率の異なる結晶部と非晶部との海島構造に由来して曇度が高く、特に、優れた立体的な意匠性を賦与すべく深いエンボスを施すために、ポリオレフィン系樹脂層の厚みを増すと、該ポリオレフィン系樹脂層の裏面側に設けた絵柄が霞んで見えるなど、透明感や深み感等の面で劣るものとなってしまうという問題がある。
【0004】
ポリエステル系樹脂は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに代表される結晶性の高い延伸ポリエステルと、共重合ポリエステル樹脂等の非晶質ポリエステルとに大別され、いずれも透明度は非常に高い。このうち前者は、表面硬度は良好であるが、硬質であるので可撓性には劣り、例えばVカット又はラッピング等の折り曲げ加工や真空成形加工等が困難である。これに対し、後者の非晶質ポリエステル系樹脂は、柔軟性の高い樹脂であることから、折り曲げ加工適性や真空成形加工適性に優れるほか、熱エンボス加工による深いエンボス凹部の形成も容易であるので、化粧シートの材料としてはこの非晶質ポリエステル系樹脂が最も有利であると考えられる。
【0005】
しかし、非晶質ポリエステル系樹脂は、一般に熱軟化温度が80℃以下程度と、あまり高くないので、エンボス加工後のシートを例えば80℃以上といった高温雰囲気下に置くと、エンボス加工時の残留応力が熱軟化したシートの形状をエンボス加工前の状態に戻そうとする作用が発生するため、エンボス形状を維持できずに、エンボス形状が浅く不鮮明になってしまう、エンボス戻り現象が発生し易い傾向がある。このため、非晶質ポリエステル系樹脂を用いたエンボス化粧シートは、直射日光(室内の窓際部等)や、熱湯又は温水(厨房・浴室等)、高温度(コンロや暖房器具の近傍等)等に曝される可能性のある部位には、安心して使用することができないという問題があった。
【0006】
この問題の解決策として、従来、以下の二通りの方法が提案されている。その一つは、非晶質ポリエステル系樹脂に、ポリブチレンテレフタレート系樹脂に代表される高耐熱性の結晶性ポリエステル系樹脂を添加する方法である(特開2000−233480号等)。もう一つは、非晶質ポリエステル系樹脂からなる層の表面に、結晶性ポリエステル系樹脂からなる表層を設けた二層構成とする方法である(特開2001−322219号等)
【0007】
しかし、前者は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加により、確かに耐熱性は向上し、高温雰囲気下でのエンボス戻り現象は抑制されるが、その反面、熱軟化温度及び弾性率の上昇により、ポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量を増すほど、熱エンボス加工自体が困難となり、意匠性の良好なエンボス化粧シートの製造が困難となる。さらに、ポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量を増すにつれて、熱エンボス加工時の加熱や、使用中の高温雰囲気下での熱などにより、樹脂中のポリブチレンテレフタレート系樹脂の結晶化が進行し、樹脂の白化により意匠性を損なう場合があるという問題もある。
【0008】
後者は、結晶性ポリエステル系樹脂からなる表層を設けることにより、確かにエンボス堅牢度(高温雰囲気下でのエンボス戻りに対する耐性)などの耐熱性や耐溶剤性を向上させることは可能であるが、熱エンボス加工前に既に高度に結晶化した結晶性ポリエステル系樹脂(例えば二軸延伸ポリエステルフィルム等)を表層として設けたのであっては、熱エンボス加工のためには非常に高い温度が必要となり、その下の非晶質ポリエステル系樹脂層や更にその下の基材シート(例えばポリオレフィン系樹脂シート等)の耐熱性を考慮すると、熱エンボス加工可能な条件が極めて狭い範囲に限られ、安定して熱エンボス加工を行うことが難しい。
【0009】
これに対し、表層の結晶性ポリエステル系樹脂を、最初から結晶化した状態とせずに、熱エンボス加工前は非晶状態としておき、熱エンボス加工時の熱により該樹脂を部分的に結晶化させることにより、熱エンボス加工適性と、エンボス堅牢度などの耐熱性や耐溶剤性とを、両立させるという手法もある。しかし実際には、エンボス堅牢度を十分に向上させるためには、熱エンボス加工を十分に高温で行い、表層の結晶性ポリエステル系樹脂を十分に結晶化させることが有利であるが、結晶化があまり進行し過ぎると、白化して意匠性が低下する原因となるので、エンボス堅牢度と意匠性とが両立できる範囲内に、結晶化の程度を精密に制御する必要がある。このため、最適な熱エンボス加工条件の範囲は極めて狭いものとなるので、熱エンボス加工中の温度変動等の条件変動の影響を受けやすく、得られる化粧シートの性能が安定しにくいという問題がある。
【0010】
さらに、特開2001−322219号に記載の技術においては、表層を構成する結晶性ポリエステル系樹脂と、下層を構成する非晶質ポリエステル系樹脂とは、共にポリエチレンテレフタレート系樹脂であるという意味では類似したものを採用しているので、結晶化させたとは言っても表層の結晶性ポリエステル系樹脂の耐熱性には限界があり、短期的には良くても、例えば60℃以上といった高温下で長期間保管した場合には、エンボス戻りが発生したり、結晶化がさらに進行して白化したりし易い傾向があるという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術における上記したような問題点を解決するためになされたものであって、ポリエステル系樹脂を使用した化粧シートにおいて、熱エンボス加工適性、エンボス堅牢度(高温雰囲気下でエンボス戻り現象を発生しにくい耐熱性)及び耐白化性(熱エンボス加工時や高温雰囲気下で白化しにくいこと)の全てに優れた化粧シートを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、基材シート上に透明熱可塑性樹脂層が積層されてなる化粧シートであって、前記透明熱可塑性樹脂層が、表面側の第一熱可塑性樹脂層と、基材シート側の第二熱可塑性樹脂層との2層から構成されてなり、前記第一熱可塑性樹脂層はポリブチレンテレフタレート系樹脂5〜70重量%と非晶質ポリエステル系樹脂95〜30重量%との混合樹脂からなり、前記第二熱可塑性樹脂層は非晶質ポリエステル系樹脂からなり、前記透明熱可塑性樹脂層の総厚をd、前記第一熱可塑性樹脂層の厚さをtとしたとき、0.05d≦t≦0.5dであることを特徴とする化粧シートを提供するものである。
【0013】
また本発明は、前記第二熱可塑性樹脂層を構成する非晶質ポリエステル系樹脂が1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする化粧シートを併せて提供するものである。
【0014】
また本発明は、前記基材シートがポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする化粧シートを併せて提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の化粧シートは、図1に示す様に、支持体である基材シート2上に、必要に応じて適宜の絵柄層3等を介して、透明熱可塑性樹脂層5が積層されて構成されるものであり、この透明熱可塑性樹脂層5は、表面側(基材シート2とは反対側)の第一熱可塑性樹脂層51と、その基材シート2側の第二熱可塑性樹脂層52との2層から構成されている。
【0016】
そして、本発明においては、第一熱可塑性樹脂層51は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂5〜70重量%と、非晶質ポリエステル系樹脂95〜30重量%との混合樹脂から構成される一方、第二熱可塑性樹脂層52は、非晶質ポリエステル系樹脂から構成されている。さらに、基材シート1上に設けられた透明熱可塑性樹脂層5の総厚をdとし、そのうち表面側の第一熱可塑性樹脂層51の厚さをtとしたとき、0.05d≦t≦0.5dの関係式を満足する様に、第一熱可塑性樹脂層51及び第二熱可塑性樹脂層52の厚みの関係を設計することが肝要である。
【0017】
本発明の化粧シートは上記のとおり、基材シート2の表面側の透明熱可塑性樹脂層5を2層に分け、そのうち基材シート2側に、すなわち基材シート2と第一熱可塑性樹脂層51との層間に謂わば中間層として、柔軟性に優れた非晶質ポリエステル系樹脂からなる第二熱可塑性樹脂層52を配置したことで、化粧シート全体としての柔軟性を確保し、折り曲げ加工適性等の後加工適性を満足させると共に、表面側、すなわち第一熱可塑性樹脂層51面側からの熱エンボス加工が容易なものとしている。
【0018】
しかも、その表面側の第一熱可塑性樹脂層51を、非晶質ポリエステル系樹脂にポリブチレンテレフタレート系樹脂を添加した樹脂組成物によって構成したことにより、この第一熱可塑性樹脂層51の耐熱性を向上させ、熱エンボス加工後の高温雰囲気下でのエンボス戻り現象の発生を抑制し、高温雰囲気に曝される部位に使用しても長期間に亘り優れたエンボスの意匠性を維持することのできる、耐熱性に優れた化粧シートとなっている。
【0019】
第一熱可塑性樹脂層51に添加されたポリブチレンテレフタレート系樹脂の成分は、熱エンボス加工時の熱により、また、使用中の高温雰囲気下での熱により、部分的に結晶化し(好ましくは結晶化度20〜60%程度)、これが化粧シートの表面である第一熱可塑性樹脂層51に、優れた耐熱性や耐溶剤性を与えている。ポリブチレンテレフタレート系樹脂の結晶化が進み過ぎると、第一熱可塑性樹脂層51が全体として白化し、意匠性を損なう原因となる。しかし、本発明の化粧シートの第一熱可塑性樹脂層51においては、ポリブチレンテレフタレート系樹脂は、同じポリエステル骨格を有する非晶質ポリエステル系樹脂との混合系とされているために、樹脂分子同士の絡み合いが結晶化阻害要因となって、極端に高度に結晶化することがないので、意匠性を損なう程度にまでの白化の進行は起こりにくい。
【0020】
この様にして、高温雰囲気下でのエンボス戻り現象が防止できる耐熱性と、熱エンボス加工時や高温雰囲気下での使用時における樹脂層の白化が少ない意匠性とを両立した化粧シートを、容易に実現することができるのである。しかも、製造面から見れば、上記した原理により、熱エンボス加工時に加工温度が設定値を多少越えることがあっても、第一熱可塑性樹脂層51の結晶化が進行し過ぎて白化により意匠性を損なう現象は発生しにくいので、許容される加工条件の幅が広く、品質の良好な製品を安定的に製造することができるという利点もある。
【0021】
但し、第一熱可塑性樹脂層51における非晶質ポリエステル系樹脂に添加されるポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量が極端に少ないと、実質的に第一熱可塑性樹脂層51を非晶質ポリエステル系樹脂のみから構成した場合と変わらなくなって本発明の効果が十分に得られず、高温雰囲気下でのエンボス戻り現象が発生し易くなり、一方、逆にポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量が多すぎても、結晶化が高度に進行し易くなって白化の原因となり易いので、これらの事情を勘案してポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量を適宜設計する必要がある。
【0022】
本発明者らの試作検討によれば、ポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量が5〜70重量%の範囲内において、本発明の効果が明瞭に確認できた。この範囲内においては、ポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加量を増す程、耐熱性の面では有利であるが、逆に耐白化性の面では不利となる傾向があるので、用途や要求物性に応じ、両者のバランスを考慮して設計する。一般的には、10〜40重量%程度の範囲内で良好な結果が得られる。
【0023】
また、第一熱可塑性樹脂層51の厚みの設計も、本発明において重要である。すなわち、この第一熱可塑性樹脂層51は、非晶質ポリエステル系樹脂へのポリブチレンテレフタレート系樹脂の添加により白化しにくくなっているとは言っても、第一熱可塑性樹脂層51の厚みが厚ければ、単位厚み当たりの白化量が厚みの分だけ積算されることにより、全体としての白化は多く見えるので、白化防止の観点からは、第一熱可塑性樹脂層51は薄い程有利である。しかし、第一熱可塑性樹脂層51が極端に薄いと、高温雰囲気下において第二熱可塑性樹脂層52がエンボス戻り現象を発生しようとする内部応力に拮抗できず、エンボス戻り現象を十分に防止することができなくなるので、第二熱可塑性樹脂層52の厚みとの対比において、ある程度以上の厚みを第一熱可塑性樹脂層51に確保する必要がある。
【0024】
上記の観点から、第一熱可塑性樹脂層51及び第二熱可塑性樹脂層52を合わせた透明熱可塑性樹脂層5の総厚dに対して、第一熱可塑性樹脂層51の厚さtを、0.05d≦t≦0.5dの範囲内で設計することが重要である。これより薄いと高温雰囲気下でのエンボス戻り現象が発生し易く、これより厚いと熱エンボス加工時や高温雰囲気下での使用中の白化が発生し易い。なお、透明熱可塑性樹脂層5の総厚dとしては、化粧シートの取り扱い性やエンボスによる意匠面などから見て通常、50〜250μm程度であることが望ましく、さらには80〜200μm程度の範囲が最も妥当である。
【0025】
本発明において使用するポリブチレンテレフタレート系樹脂とは、実質的に1,4−ブタンジオール(テトラメチレングリコール)とテレフタル酸のみを単量体成分とするホモポリブチレンテレフタレート樹脂であっても良いし、グリコール成分とジカルボン酸成分との一方又は両方の一部を他の単量体成分で置換して変性させることにより軟質化したポリブチレンテレフタレート系共重合体(変性ポリブチレンテレフタレート樹脂)であっても良く、両者を混合して使用しても良い。後者の変性ポリブチレンテレフタレート樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を採用すれば、エンボス戻りの耐熱温度の面では若干不利となるが、熱エンボス加工をより低温で行うことが可能となり、加工中の化粧シートの熱伸縮や熱歪、熱劣化等の防止やエネルギーロスの削減等には有効である。
【0026】
本発明の化粧シートにおいて、第一熱可塑性樹脂層51のもう一つの構成成分である非晶質ポリエステル系樹脂や、第二熱可塑性樹脂層52を構成する非晶質ポリエステル系樹脂としては、非結晶性ポリエステル系樹脂と、非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂とがあり、これらのいずれをも使用することができ、両者を適宜混合して使用することも差し支えない。
【0027】
非結晶性ポリエステル系樹脂とは、通常の成形加工条件下では殆ど結晶化することのない程度に結晶化速度を遅くしたポリエステル系樹脂であり、具体的には例えば、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸と、エチレングリコール、テトラメチレングリコール等の脂肪族ジオールとの縮合重合反応において、ジカルボン酸成分としてたとえばセバシン酸、エイコ酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の長鎖脂肪族ジカルボン酸及び/又は脂環族ジカルボン酸を導入したり、及び/又は、ジオール成分として例えばポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等のポリエーテル系ジオール及び/又は脂環族ジオールを導入する等して製造された共重合ポリエステル系樹脂を挙げることができる。中でも最も代表的なものは、通称PET−G等として市販されている1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエステル系樹脂であり、本発明の目的にも好ましく使用することができる。
【0028】
もう一方の非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂とは、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体等の、本来は結晶性である通常の熱可塑性ポリエステル系樹脂(但し、本発明においては、ポリブチレンテレフタレート系樹脂を除くものとする。)を、結晶化させない(好ましくは結晶化度5%以下程度)成形条件でシート状等に成形したものであり、通称A−PET等として市販されているものを使用することができる。なお、第一熱可塑性樹脂層51については、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂等の市販の通常の結晶性ポリエステル系樹脂に、前述したポリブチレンテレフタレート系樹脂を適宜量添加し、市販のA−PETシートの製膜条件に準じた条件で製膜して使用することになる。
【0029】
この両者を比較すると、非結晶性ポリエステル系樹脂は、製膜後に熱エンボス加工や使用中の高温雰囲気等の熱に曝されても、結晶化により白化することなく、優れた透明性や柔軟性を維持することができるが、その反面、柔軟な樹脂であるので傷付きや摩耗には弱く、耐溶剤性も劣っている。これに対し、非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂は、非晶状態においても非結晶性ポリエステル系樹脂よりは耐傷付き性や耐摩耗性、耐溶剤性等の表面物性に優れるほか、加熱により部分的に結晶化させることで、各種表面物性や耐熱性をさらに向上させることもできる。但しその反面、加熱による結晶化が進み過ぎると、白化して意匠性を損なったり、柔軟性が低下して後加工性が悪化したりする場合もある。
【0030】
この様な観点から、第二熱可塑性樹脂層52を構成する非晶質ポリエステル系樹脂としては、熱履歴に拘わらず優れた透明性や柔軟性、エンボス適性を有する非結晶性ポリエステル系樹脂、特に1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエステル系樹脂を使用することが望ましいと言える。第一熱可塑性樹脂層51については、透明性や柔軟性を優先させたい場合には、1,4シクロヘキサンジメタノール変性ポリエステル系樹脂に代表される非結晶性ポリエステル系樹脂を使用することが望ましいが、各種表面物性や耐熱性を重視する場合には、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂を使用することが望ましく、熱エンボス工程での加熱により部分的に結晶化(好ましくは結晶化度20〜60%程度)させると、表面物性や耐熱性の面からは更に望ましい。この場合においても、非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂に、ポリブチレンテレフタレート系樹脂が添加されていることにより、非晶状態の結晶性ポリエステル系樹脂の極端に高度な結晶化は阻害され、化粧シートの表面層として意匠性を損なうほどの白化は防止される。
【0031】
第一熱可塑性樹脂層51及び第二熱可塑性樹脂層52は、透明度を低下させて意匠性を損なうことのない限りにおいて、その一方又は両方に染料又は顔料等の着色剤を添加して着色しても良い。その他、例えば体質顔料、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、艶調整剤、滑剤、帯電防止剤等の各種の添加剤を添加することも任意である。特に、化粧シートに要求される耐候性を考慮すると、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤などの耐候処方剤を少なくとも一方の層、より好ましくは両方の層に添加しておくことが望ましい。紫外線吸収剤としては例えばベンゾトリアゾール系またはベンゾフェノン系等、酸化防止剤はヒンダードフェノール系等、光安定剤はヒンダードアミン系等が代表的であり、これらを複数種併用すれば、さらに優れた耐候性向上効果が得られる。
【0032】
第一熱可塑性樹脂層51と第二熱可塑性樹脂層52とは、それぞれを別途に押出法等により製膜した後、例えばドライラミネート法や熱ラミネート法等により接着積層しても良いが、本質的にポリエステル系という同系の樹脂であることから、共押出法により両層を同時に製膜する方法によると、生産性に優れるほか、層間に接着剤を介在させることなく強固な密着強度が得られ、透明性にも優れるので、最も望ましい。なお、基材シート2上への積層に関しても、これら2層の共押出シートをドライラミネート法や熱ラミネート法等により基材シート2上に接着積層する方法のほか、これら2層を共押出製膜すると同時に溶融状態で基材シート2上に積層する方法を採用することも可能である。
【0033】
本発明の化粧シートにおいて、基材シート2の材質は特に限定されず、例えば紙、織布、不織布等の繊維質シートや、合成樹脂フィルム、金属箔等、或いはそれらの複数種の積層体等、従来の化粧シートにおいて基材シートとして使用されていた任意のシート体を使用することができる。但し、化粧シートに要求される折り曲げ加工適性等の後加工適性や、化粧シートの製造上の加工適性、取り扱い性などを考慮すると、熱可塑性樹脂からなるフィルム乃至シートを使用することが最も望ましい。
【0034】
上記熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニル系樹脂、繊維素誘導体等、或いはそれらの中から選ばれる2種以上の共重合体、混合物、複合体又は積層体等を任意に使用することができる。
【0035】
特に、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を使用すると、汎用樹脂材料であるので容易且つ安価に調達可能であることのほか、第二熱可塑性樹脂層52に用いる非晶質ポリエステル系樹脂などと比較して耐溶剤性に優れているので、絵柄層3の印刷形成の際に印刷インキ(特に溶剤系)の選択幅が広く、厚盛りによる力強い色彩表現も可能であり、幅広く自由な意匠表現が可能となることや、合板等の化粧材用基材への貼り合わせ時に、溶剤系接着剤の溶剤成分によるシートの膨潤が発生しないので、後加工の幅も広がり、多様な商品展開が可能となることなどの利点がある。
【0036】
基材シート2には、必要に応じて例えば紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の各種の添加剤から選ばれる1種以上が添加されていてもよい。また、基材シート2は透明や半透明であってもよいし、着色剤の添加により着色透明や着色不透明とされていてもよいが、特に、目的とする化粧シートに化粧材用基材の表面の好ましくない色彩や欠陥等に対する隠蔽性が要求される場合には、基材シート2は例えば酸化チタン系顔料や酸化鉄系顔料、カーボンブラック等の不透明顔料の添加により隠蔽性とされていることが望ましい。
【0037】
基材シート2の厚さには特に制限はなく、目的とする化粧シートの総厚と、用途によって所望される折り曲げ加工適性や熱成形性、エンボス加工適性、表面物性等の観点から選ばれる透明熱可塑性樹脂層5の厚さと、基材シート2自体の加工性や経済性などを総合的に勘案して、適宜決定すればよい。一般的には基材シート2としては、50〜200μm程度の厚さのものが用いられる場合が多い。
【0038】
基材シート2の表面、すなわち透明熱可塑性樹脂層5を積層する側の面には、例えば木目柄や石目柄、抽象柄等、所望の意匠絵柄を印刷法等により表現した絵柄層3が設けられるのが一般的である。この絵柄層3には、染料又は顔料等の着色剤を合成樹脂等の展色剤中に分散した印刷インキ又は塗料が使用され、例えばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、インキジェット印刷法等の各種印刷法や、ベタ層を含む場合には例えばグラビアコート法、ロールコート法、ナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、スプレーコート法等の各種塗工法などによって形成される。また、化粧シートに下地を隠蔽可能な隠蔽性を付与したい場合には、不透明顔料を多量含有する印刷インキ又は塗料による隠蔽層を併設しても良い。
【0039】
この基材シート2上に透明熱可塑性樹脂層5を積層する方法としては、さきにも触れた様に、適宜の接着剤層4を介したドライラミネート法又はウェットラミネート法や、接着剤層4を介するか又は介さない熱ラミネート法、溶融押出ラミネート法等、従来公知の積層方法を任意に採用することができる。
【0040】
透明熱可塑性樹脂層5の表面には、さきにも触れた様に、エンボス加工により凹凸模様のエンボスが施される。この凹凸模様の種類としては、例えば木目柄における年輪模様状や導管溝模様状、石目柄における天然石の劈開面状等が代表的なものであるが、その他例えば抽象柄状、布目状、和紙状、皮革状、幾何学模様状等の各種模様状や、砂目状、梨地状、スウェード状等の艶消状、ヘアライン状、平行直線群又は曲線群若しくはそれらの組み合わせ等、所望により任意である。
【0041】
エンボスの凹凸模様の形状としては、周辺の一般平面部よりも部分的に盛り上がった形状の凸エンボス形状とされる場合もあるが、係る化粧シートにおいて一般的には、例えば木目導管溝模様状などの様に、周辺の一般平面部よりも部分的に陥没したエンボス凹陥部7が形成される凹エンボス形状とされる場合が多い。本発明の化粧シートは、第二熱可塑性樹脂層52を構成する非晶質ポリエステル系樹脂の優れた柔軟性により、例えば透明熱可塑性樹脂層5の総厚の半分を越える様な深いエンボス凹陥部7が形成される凹エンボス形状にも十分に対応可能であり、木目導管溝模様の再現などには特に好適である。
【0042】
このエンボス凹陥部7には、必要に応じて、ワイピング法等の手法により着色剤を充填してもよく、これによってエンボスの凹凸模様と同調した色彩模様を有する意匠性に優れた化粧シートを得ることができる。
【0043】
透明熱可塑性樹脂層5の表面には、従来公知の化粧シートにおけると同様に、表面を摩耗等から保護したり表面の艶状態を調整したりするために、表面コート層6を設けてもよい。この表面コート層6には、各種物性を考慮して硬化型樹脂を使用するのが一般的であり、具体的には例えばアクリルポリオールとイソシアネートとの反応による2液硬化型アクリルウレタン樹脂に代表されるウレタン系樹脂や、アミノアルキド系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化型樹脂や、(メタ)アクリレート系樹脂等の電離放射線硬化型樹脂等を好適に使用することができる。
【0044】
表面コート層6には必要に応じて、例えば着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、艶調整剤、滑剤、帯電防止剤、結露防止剤、抗菌剤、防黴剤、減摩剤等の各種の添加剤から選ばれる1種以上を適宜添加しても良い。
【0045】
本発明の化粧シートは一般に、例えば合板や繊維板等の木質系基材や、鋼板等の金属系基材、熱可塑性樹脂の押出又は射出成形品や繊維強化プラスチック等の合成樹脂系基材等、種々の化粧材用基材の表面に貼着して化粧材として使用されるものである。該貼着の際に、化粧シートの裏面と貼着用接着剤との接着性を高めるために、基材シート2の裏面側には易接着性樹脂組成物からなるプライマー層1を形成しておくことが望ましい。
【0046】
このプライマー層1としては、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂等、従来公知の易接着性プライマー剤から任意に選択して使用すれば良い。また、プライマー層1に例えばシリカ等の無機質微粉末を添加して粗面化しておくと、化粧シートの巻取保存中のブロッキングの防止や、投錨効果による接着性の向上などに有効である。
【0047】
【実施例】
以下に、本発明の化粧シートの具体的な実施例及び比較例を挙げ、本発明を更に詳細に説明する。
【0048】
実施例1
厚さ80μmのポリオレフィン系樹脂フィルム(リケンテクノス社製「OW」)を基材シートとして、その表面にウレタン系インキにて木目柄の絵柄層を印刷し、裏面にウレタン系樹脂にてプライマー処理を施した。
【0049】
一方、多層押出機を使用して、非結晶性ポリエステル系樹脂である1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエチレンテレフタレート樹脂(長瀬産業社製「Easter PETG 6763」)からなる厚さ70μmの層(第二熱可塑性樹脂層)と、ポリブチレンテレフタレート系樹脂(ホモポリブチレンテレフタレート樹脂50重量%と、ジカルボン酸成分の60モル%をアジピン酸で置換した変性ポリブチレンテレフタレート樹脂50重量%との混合物)30重量%とポリエチレンテレフタレート樹脂(三井デュポンポリケミカル社製「シーラーPT 4274」)70重量%との混合樹脂からなる厚さ30μmの層(第一熱可塑性樹脂層)とからなる、総厚100μmの共押出シート(透明熱可塑性樹脂層)を、その混合樹脂を結晶化させない条件で共押出製膜した。
【0050】
次いで、前記基材シートの絵柄層印刷面に、前記共押出シートの非結晶性ポリエステル系樹脂層面を、2液ウレタン系接着剤を介してドライラミネートして、エンボス加工前の3層積層シートを作成した。
【0051】
しかる後、この3層積層シートを温度130℃のヒートドラムに抱かせて加熱し、更に第一熱可塑性樹脂層の表面を赤外線ヒータで加熱して、シート表面温度160℃の温度条件にて、第一熱可塑性樹脂層の表面にロールエンボス法にて凹陥部の最大深さ60μmの木目導管溝模様のエンボス加工を行い、本発明の化粧シートを作成した。
【0052】
実施例2、比較例1〜6
上記実施例1において使用したものと同一の樹脂材料を使用しつつ、第一熱可塑性樹脂層及び第二熱可塑性樹脂層における樹脂配合組成及び厚さを表1に記載のとおり変更し、その他は上記実施例1と同一の要領にて実施例2及び比較例1〜5の化粧シートを作成した。また、透明熱可塑性樹脂層としての共押出シートに代えて、厚さ100μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その他は上記実施例1と同一の要領にて比較例6の化粧シートを作製した。
【0053】
【表1】
Figure 2004034489
【0054】
性能評価
上記のようにして作製した実施例1〜2及び比較例1〜6の化粧シートについて、製造直後、120℃グリセリン30秒浸漬後、80℃雰囲気4日後、100℃温水1時間浸漬後の各時点で、エンボス再現性(エンボス凹陥部の最深部の深さの、エンボス版深の最深部の深さに対する比率)及び白化状態(目視評価、○=白化なし、△=やや白化傾向、×=白化顕著)を評価した。その結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
Figure 2004034489
【0056】
以上の結果より、本発明の化粧シートは、熱エンボス加工時のエンボス再現性に優れているのみならず、該熱エンボス加工時の白化が発生しにくく、しかも、高温雰囲気に曝しても、エンボス戻りや白化が発生しにい、耐熱性に優れた化粧シートとなっていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】
以上に詳細に説明した様に、本発明の化粧シートは、基材シートの表面側の透明熱可塑性樹脂層に、透明非晶質ポリエステル系樹脂を用いているが、その層を非晶質ポリエステル系樹脂にポリブチレンテレフタレート系樹脂を添加した混合樹脂からなる表層部分の第一熱可塑性樹脂層と、その基材シート側の非晶質ポリエステル系樹脂からなる第二熱可塑性樹脂層との2層から構成したことにより、熱エンボス加工法によりエンボス再現性良く、且つ樹脂層の白化を招くことなく容易にエンボス形状を付与可能であり、エンボス形状の深度や鮮鋭性と透明熱可塑性樹脂層の透明性との双方に優れた高意匠性を備えると共に、例えば80℃以上といった高温雰囲気下でも、エンボス戻り現象や白化現象が殆ど発生しない、実用上十分な耐熱性を備えた化粧シートを、生産性良く安定的に製造することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの実施の形態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1   プライマー層
2   基材シート
3   絵柄層
4   接着剤層
5   透明熱可塑性樹脂層
51  第一熱可塑性樹脂層
52  第二熱可塑性樹脂層
6   表面コート層
7   エンボス凹陥部

Claims (3)

  1. 基材シート上に透明熱可塑性樹脂層が積層されてなる化粧シートであって、前記透明熱可塑性樹脂層が、表面側の第一熱可塑性樹脂層と、基材シート側の第二熱可塑性樹脂層との2層から構成されてなり、前記第一熱可塑性樹脂層はポリブチレンテレフタレート系樹脂5〜70重量%と非晶質ポリエステル系樹脂95〜30重量%との混合樹脂からなり、前記第二熱可塑性樹脂層は非晶質ポリエステル系樹脂からなり、前記透明熱可塑性樹脂層の総厚をd、前記第一熱可塑性樹脂層の厚さをtとしたとき、0.05d≦t≦0.5dであることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記第二熱可塑性樹脂層を構成する非晶質ポリエステル系樹脂が1,4−シクロヘキサンジメタノール変性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記基材シートがポリオレフィン系樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧シート。
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