JP2009255391A - 金属板被覆用積層シ−ト、および該積層シートで被覆した金属板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面側から順に、所定量のPBT系樹脂を備えてなる厚み5〜100μmの無配向のA層、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなる無配向のB層、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなり、着色剤が添加された厚み40〜200μmの無配向のC層、および、所定量のPBT系樹脂を備えてなる厚み5μm以上の無配向のD層を備え、A層側表面にA層とB層とを共押出製膜法の際にキャスティングロールとして艶消し加工のエンボスロールを用いることに艶消し意匠が形成されており、総厚みが80〜300μmである金属板被覆用積層シート。
【選択図】図1
Description
A層(10)が、A層における樹脂成分全体の質量を100質量%として、融点が210℃以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート系樹脂を70質量%以上95質量%以下含有してなり、厚み5μm以上100μm以下の無配向の樹脂層であり、
B層(20)が、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなる無配向の樹脂層であり、
C層(30)が、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなり、着色剤が添加された厚み40μm以上200μm以下の無配向の樹脂層であり、
D層(40)が、D層における樹脂成分全体の質量を100質量%として、融点が210℃以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート系樹脂を70質量%以上100質量%以下含有してなり、厚み5μm以上の無配向の樹脂層であり、
A層(10)側表面に、エンボス転写による艶消し意匠を備えてなり、該艶消し意匠が、A層(10)とB層(20)とを共押出製膜法により積層すると同時に、キャスティングロールとして艶消し加工が施されたエンボスロールを用いることにより形成されたものであり、
総厚みが80μm以上300μm以下である金属板被覆用積層シートである。
A層(10)とB層(20)とを共押出製膜法により積層すると同時に、キャスティングロールとして艶消し加工が施されたエンボスロールを用いることにより、A層(10)側表面に艶消し意匠を付与する工程、および
別途共押出製膜法により積層したC層(30)およびD層(40)からなる共押出シートと、形成したA層(10)およびB層(20)からなる共押出シートとを、B層(20)側表面とC層(30)側表面を積層面として熱融着する工程、
を備えてなる、金属板被覆用積層シートの製造方法である。
なお、本発明の積層「シート」は、厚みが95〜300μmの範囲をとることから、「フィルムおよびシート」と記すのがより正しいが、ここでは一般的には「フィルム」と呼称する範囲に関しても便宜上「シート」という単一呼称を用いた。
本発明の金属板被覆用積層シートは、表層側から順に、A層10、B層20、C層30およびD層40の少なくとも4層を備えて構成される。以下、各層について説明する。
A層10は、押出し機により溶融軟化状態としたA層10の組成物をTダイから流下させ、引き取りロール(キャスティングロール)と接触させて冷却固化させ、その後、巻取り工程等に導く一般的な押出し製膜法により製膜される層である。本発明においては、引取りロールとして、梨地等の艶消し加工を施されたエンボスロールを用いることで、A層10の、B層20と積層される側でない表面に艶消しのエンボス意匠が付与される。
該艶消しのエンボス意匠は、後工程での加熱の際にエンボス戻りを生じることがあってはならない。そのために、本発明においては、A層10の樹脂組成として、A層10における樹脂成分全体の質量を基準(100質量%)として、融点が210℃以上230℃以下であるポリブチレンテレフタレート系樹脂を70質量%以上95質量%以下含有してなる。A層10はPBT系樹脂の結晶化によって、その表面に付与された艶消しエンボスの意匠感を確保・維持する層である。
A層10のPBT系樹脂以外の樹脂成分としては、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を用いることが好ましい。実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂としては、後述のB層20やC層30の主体として用いる実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂と同一のものを用いることができる。これは、A層10におけるPBT系樹脂以外の樹脂成分として、ホモPET等の結晶性の高い樹脂を用いた場合は、経時的にPET系樹脂の結晶化が進行し、PET系樹脂の結晶相の加工性がPBT系樹脂の結晶相の加工性より劣ることから、A層10の加工性が劣化し、結果的に積層シートを被覆した金属板の加工性が低下する虞があるためである。
A層10には、その結晶化速度を速める為に、結晶核剤を添加しても良く、ソルビトール系や燐酸エステル系等の有機核剤や、微細シリカ粒子等の無機核剤等各種の市販核剤を適宜な量添加しても良い。一般的な添加量としては、A層の樹脂成分の全量を基準(100質量部)として、0.1質量部〜2質量部程度の範囲である。
B層20に求められる機能は、別途製膜されるC層30との熱融着性、および、エンボス加工装置において積層シートを加熱した際に、積層シートに柔軟性を発現させ、既に艶消し意匠を有しているA層10表面への柄意匠の転写性を良好なものとすることである。
上記理由から、B層20に用いる樹脂成分としては、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体とするものが好ましい。ここで、「主体」とは、B層20の樹脂成分全体の質量を基準(100質量%)として、55質量%以上、好ましくは70質量%以上含まれることを言う。
B層20における樹脂成分全体の質量(100質量%)を基準として、B層20には、15質量%以上45質量%以下の融点(Tm)が210℃以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート(PBT)系樹脂が配合されていることが好ましい。また、B層20におけるPBT系樹脂の配合割合は、下限がより好ましくは20質量%以上、さらに好ましくは25質量%以上であり、上限がより好ましくは40質量%以下、さらに好ましくは35質量%以下である。PBT系樹脂を配合することにより、沸騰水浸漬試験時等の高温の水と接触した場合の積層シート被覆金属板の樹脂層の形状保持性をより良好にすることができる。よって、特に、ユニットバス用途等に本発明の積層シートを被覆した金属板が供される場合等に、このような配合が好適に採用される。
また、その他の方法として、実質的に非晶性のポリエステル系樹脂として、ガラス転移温度が100℃を超えるものを用いることで樹脂層の流動変形を防止しても良い。このような高いガラス転移温度を有する実質的に非晶性のポリエステル系樹脂としては、特開2002−069165号公報に記載されるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のジオール成分の一部を環状アセタール骨格を有するスピログリコールで置換した構造を有するものや、特開2006−193575号公報に記載のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のジオール成分の一部を9、9’−ジヒドロキシメチルフルオレンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物で置換した構造を有するもの、特許第3413640号公報のポリエチレンナフタレート(PEN)のジオール成分の一部をイソソルビドで置換した構造を有するもので、融点の観察されないものなど、分子鎖中に剛直な骨格を導入した共重合ポリエステルの構造等が挙げられる。また、これらのガラス転移温度が100℃を越えるような実質的に非晶性のポリエステルは、A層10のPBT系樹脂以外の樹脂成分としても用いることができる。
他の耐沸騰水性改善の方法としては、B層20および/またはC層30の主体となる樹脂成分を、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂と芳香族ポリカーホネート系樹脂のブレンド組成物とすることで耐熱性を向上させ、沸騰水浸漬時の樹脂層の流動変形を防いでも良い。
B層20にも、A層10に用いることのできる各種添加剤を適宜な量添加しても良い。また、B層20に関しても着色顔料や染料類の添加は任意であるが、A層10の場合と同様に内層や印刷柄の視認性が低下するほど視覚的隠蔽効果を高くしないことが好ましい。
共押出し法で製膜されるA層10とB層20が積層された共押出シートの厚みとしては、下限が好ましくは30μm以上、より好ましくは50μm以上であり、上限が好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下である。該共押出シートの厚みが薄すぎる場合は、シートとしての取り扱い性に問題を生じる虞があり、また、厚みが厚すぎる場合は、必要な機能が飽和すると同時に、後述するC層30とD層40の合計厚みに対する制約からこれらの層の機能発現不全をもたらす虞がある。
C層30は、着色剤を添加することにより着色の意匠と、下地となる金属板等の視覚的隠蔽機能を受け持つ層である。また、B層20との熱融着性を良好なものとする機能、および、B層20と同様にエンボス加工装置で加熱柔軟化される事で、A層10表面への柄意匠のエンボス版の転写性を良好なものとするための層でもある。
C層30は着色剤を添加することが必須の層である。使用される着色剤としては、上記目的のために樹脂着色用として一般的に用いられているもので良く、その添加量に関しても上記目的のために一般的に添加される量で良い。一例としては、白系の着色では、隠蔽効果の高い酸化チタン顔料をベースとして、色味の調整を無機系および/または有機系の各種有彩色顔料で行うことができる。黒系の着色では、カーボンブラック等の黒色顔料をベースとして、上記酸化チタン等の白色顔料により明度を適宜調整すると同時に、色味の調整を無機系および/または有機系の各種有彩色顔料で行うことができる。
D層40は、積層シートをエンボス加工装置に通した際に、加熱された金属ロールへの粘着防止層として機能する。また、従来の軟質PVCと同様の温度まで加熱された積層シートの張力低下を防ぎ、幅縮み、皺入り、熔融破断等を防ぐ機能を付与する。
D層40にも、他の層と同様の各種添加剤を適宜な量添加しても良く、A層10と同様に結晶化速度の向上を目的に結晶核剤を添加しても良い。また、D層40が付与される目的の一つである加熱金属との非粘着性をより強固にするため、適宜な量の滑剤を添加しても良い。滑剤としては、ポリエステル樹脂への添加用として一般的に用いられるものを用いることができ、一例としては、モンタン酸系の滑剤である「リコワックスOP」(クラリアント・ジャパン社製)を挙げることができる。滑剤の添加量は、D層40の全樹脂量を基準(100質量部)として、0.2〜3質量部の一般的な量で良い。
本発明の積層シートにおいては、A層10、およびB層20を実質的に透明な層としておき、着色層であるC層30の色味の意匠を透明層を通して視認できるようにしておくことが意匠性の点で好ましい。また、この場合、B層20とC層30との間に印刷柄(E)50を付与して、印刷意匠を併せ持った構成とすることもできる。印刷柄(E)50は、グラビア印刷、オフセット印刷、平版スクリーン印刷、ロータリースクリーン印刷、インクジェットプリンターによる印刷等の公知の方法で施される。絵柄は任意であり、例えば石目調、木目調等の天然材を模した柄、或いは、幾何学模様、抽象模様等を挙げることができる。印刷は部分印刷でも全面印刷でも良く、部分印刷と全面印刷の両方が施されていても良い。該印刷インクのバインダー樹脂として、熱融着性を有するものを適宜選択するか、あるいは、印刷ラインで熱融着性のコーティング層を同時に塗工する等により、印刷柄(E)50を有する構成においても、B層20とC層30間の印刷柄(E)50を介しての熱融着適性を確保できる。
積層シート全体(A層10+B層20+C層30+D層40)での好ましい厚みは、80μm以上300μm以下の範囲である。積層シートの厚みが薄すぎる場合は、下地の視覚的隠蔽確保のためには多量の顔料を添加する必要があり、その結果加工性の低下を来す虞がある。一方、積層シートの厚みが厚すぎる場合は、軟質PVC樹脂被覆金属板の折り曲げ加工等の成形加工に従来から用いて来た成形金型の使用が困難になるなど、2次加工性に問題を生じる虞がある。
B層20側表面とC層30側表面を積層面として、図2に示すエンボス加工装置200の加熱ロール210へのシートの導入部に夫々のシートを導入し、適宜タッチロールで押圧する等して熱融着積層し、引き続きエンボス加工装置により、A層10側表面に既に付与されている艶消しの意匠以外の柄意匠を有するエンボスロール250とニップロール240間を通過させることにより、柄意匠のエンボスを更に付与する。
本発明の積層シートのD層40側を接着剤を用いて金属板70にラミネートすることにより、積層シート被覆金属板が得られる。
本発明に用いる金属板70としては、熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、スズメッキ鋼板、アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウム・マグネシウム・亜鉛合金メッキ鋼板、ステンレス鋼板等の各種鋼板やアルミニウム板、アルミニウム系合金板、チタン系合金板、ニッケル系合金板、マグネシウム系合金板等が使用でき、これらは通常の化成処理を施した後に使用しても良い。基材金属板の厚さは、積層シート被覆金属板の用途等により異なるが、0.1mm〜10mmの範囲で選ぶことができる。
(A層+B層の共押出シートの作製)
実施例1〜22、および比較例1〜10に用いるA層およびB層の共押出シートは、シリンダー直径φ65mmのベント装置を有する2台の同方向二軸混練押出機(JSW社製の「TEX−65」)を使用して、フィードブロック方式の共押出しによって、Tダイより流出した樹脂を引き取りロール(キャスティングロール)で引き取る一般的方法により得た。押出し機の設定温度は、フィード側200℃、口金側240℃で、両押出し機について同様である。Tダイの設定温度は240℃を基準とし、厚み分布等製膜の状況に応じて適宜幅方向の温度設定の微調整を行った。各種接続導管やフィードブロック部の設定温度も240℃とした。なお、A層として、表1中のa−21およびa−22を用いたシートのみ、原料の融点が高いため、Tダイや、フィードブロック部の温度設定を265℃を基準とし、A層側押出し機の口金側温度設定や、接続導管類も265℃とした。
C層とD層の共押出シートに関しても、A層とB層の共押出シートの場合と同様に共押出し製膜を行った。使用した押出し機や温度設定はA層とB層の場合と同一であるが、引き取りロールには、表面に中心線平均粗さ(Ra)が1μm、最大高さ(Ry)が6μmの梨地の凹凸を付与する為のエンボスが彫刻されたロールを用いた。該エンボスは艶消し意匠付与の目的のものではなく、印刷柄(E)を付与する際の印刷インクの定着性を良好にするため、および、シートに滑り性を与え、巻き重ね性を良好にするためのものである。なお、C層を形成する側が引き取りロール側となるように押し出されており、引き取りロールは、40℃の水を循環させることにより温度調整されており、該温度はC層の樹脂組成の変化に応じて微調整を行っている。D層を形成する側には、シリコーンゴム製のタッチロールが当接されるようにしている。C層の樹脂組成は、C層の全樹脂成分を基準(100質量%)として、イースターPETG・6763が75質量部、ノバテュラン5020Hが25質量%からなっており、酸化チタン系白色顔料28質量部(C層の樹脂成分の全量を100質量部とした値)の添加により白色に着色されている。C層の厚みは80μmである。
実施例23のみ、C層とD層の一体シートを製膜した後、C層側表面にグラビア印刷によりアクリル・ウレタン系の印刷インクを用いて抽象柄の印刷柄(E)を印刷した。グラビア印刷機での印刷適性に特に問題は発生しなかった。各層の樹脂組成自体は、実施例6の組み合わせと同一であり、印刷柄(E)の有無のみの相違となっている。
上記の実施例および比較例で使用した原料は以下の通りである。
(イースターPETG・6763)
イーストマン・ケミカル・カンパニー社製の非結晶性ポリエステル樹脂である。ジカルボン酸成分はテレフタル酸であり、ジオール成分の約30mol.%が1.4−シクロヘキサンジメタノール、約70mol.%がエチレングリコールである。融点は観察されず、ガラス転移温度は78℃である。
イーストマン・ケミカル・カンパニー社製の実質的に非結晶性ポリエステル樹脂として扱うことが可能なポリエステル樹脂である。ジカルボン酸成分はテレフタル酸であり、ジオール成分の約65mol.%が1.4−シクロヘキサンジメタノール、約35mol.%がエチレングリコールである。融点は観察されず、ガラス転移温度は86℃である。
三菱エンジニアリングプラスチックス社製の(ホモ)ポリブチレンテレフタレート樹脂である。融点は225℃である。
ウィンテックポリマー社製のイソフタル酸共重合ポリブチレンテレフタレート樹脂である。融点は204℃である。
日本ユニペット社製の(ホモ)ポリエチレンテレフタレート樹脂である。融点は253℃である。
(ガラス転移温度(Tg)の測定)
パーキンエルマー社製の示差走査熱量計「DSC−7」を用いて、試料10mgをJIS K−7121「プラスチックの転移温度測定方法」に準じて、加熱速度を10℃/分で−40℃から250℃まで昇温し、250℃で1分間保持した後、冷却速度10℃/分で−40℃まで降温、同温度で1分間保持した後、再度10℃/分で昇温した際のサーモグラムからガラス転移温度(Tg)を求めた。なお、RT−553のみ、同様の昇温速度で−40℃から270℃迄昇温し、270℃で1分間保持した後、同様に測定した。各原料のペレットをそのまま試料として用いた。
パーキンエルマー社製の示差走査熱量計「DSC−7」を用いて、試料10mgをJIS K−7121「プラスチックの転移温度測定方法・融解温度の求め方」に準じて、加熱速度を10℃/分で−40℃から250℃まで昇温し、250℃で1分間保持した後、冷却速度10℃/分で−40℃まで降温、同温度で1分間保持した後、再度10℃/分で昇温した際のサーモグラムから融点(Tm)を求めた。なお、RT−553のみ、同様の昇温速度で−40℃から270℃迄昇温し、270℃で1分間保持した後、同様に測定した。各原料のペレットをそのまま試料として用いた。
図2に示すような軟質PVCシートへのエンボス付与に一般的に使用されているエンボス加工装置を用いて、A層とB層の共押出シートと、C層とD層の共押出シートの熱融着による積層と、柄意匠のエンボスの転写を行った。
加熱ロールは120℃に設定されており、該加熱ロールへのシートの導入部でシリコーンゴム製のタッチロールで押圧する事により上記2種のシートを重ね合わせ、加熱ロールの熱により熱融着積層を行った。引き続き、積層一体化された状態のシートは、赤外線ヒーターで、エンボスロール250と接する直前の表面温度が180℃になるように加熱され、直径200mmのエンボスロールとニップロールの間で押圧されることにより柄意匠のエンボスを転写した。さらに該エンボスが転写されたシートは冷却ロールへと導かれ、シートが冷却されることにより柄意匠のエンボスを冷却固定した。
市販されている軟質PVC被覆金属板用の加熱硬化型ポリエステル系接着剤を、積層シートを貼り合わせる金属面に乾燥後の接着剤膜厚が1μm〜3μmの範囲になるよう塗布した。次いで、赤外線ヒーターおよび熱風加熱炉に、該金属板を導入し塗布面の溶剤乾燥、および加熱を行い、金属板の表面温度が235℃となるように保持しつつ、直ちにロールラミネーターを用いて積層シートのD層側表面を接着積層面として被覆した。その後、直ちに水噴射による冷却を行い、エンボス意匠性積層シート被覆金属板を得た。金属板としては、厚み0.45mmの電気亜鉛メッキ鋼板を用いた。
上記の実施例および比較例で得た、積層シートおよびエンボス意匠シート被覆金属板について、以下の各項目を評価した。結果を表4に示した。
スガ試験機社製の携帯光沢計により、JIS K 7105に準拠して、60度光沢値を測定した。光沢値が10%未満である場合は、非常に良好な艶消し意匠が付与されているとして「○」、10%以上で13%未満である場合は「△」、13%以上ある場合は「×」とした。「△」の評価のものは、エンボス加工装置で、従来構成のポリエステル系樹脂シートに梨地等の艶消し意匠のエンボスを付与する方法では、得るのが容易ではない艶消しの程度であり、また、用途によっては、この程度の艶消し加減が好まれる。「×」の評価のものは、エンボス加工装置での従来法でも付与する事が容易な艶消しの程度である。
A層およびB層の共押出シートを15cm(TD方向)×30cm(MD方向)に切り出して、定盤の上に置き、反りの程度を観察した。反りが強く完全に円筒状になってしまう場合や、定盤面から10cm以上の高さのアーチ状になる場合を取り扱い性が悪いとして「×」、10cm未満であるが5cm以上の反りが出る場合を「△」、それ未満の反りの場合、取り扱い性は良いとして「○」とした。なお、「TD方向」とは、シートの幅方向(Transverse direction)をいい、MD方向はこれに直交する方向をいう。なお、A層およびB層の共押出シートの反りが著しく、後工程での取り扱いに支障を生じたものに関しては、以降の評価を実施していない。
図2に示すエンボス加工装置でエンボスを付与した際に、加熱ロールに積層シートが粘着して剥離困難になったもの、および剥離は可能であったがシートの伸び・変形が顕著であったものは「×」、軽度の粘着を示したが作業の継続が可能であり、シートの伸び・変形も実用上支障の無い範囲であったものを「△」、粘着しなかったものは「○」で評価した。また、加熱ロールに積層シートが粘着し剥離困難となったものに関しては、以降の評価を実施していない。
図2に示すエンボス加工装置でエンボスを付与した際に、ヒーターによるシート加熱中にシートが溶断したもの、およびシートの顕著な伸びや皺入り等を発生したものは「×」、軽度なシートの伸び・幅縮み等を生じたが実用上支障のない範囲であったものを「△」、これらの問題を生じなかったものは「○」で示した。この評価で「×」となったものに関しては、以降の評価を実施していない。
既に艶消し表面となっているA層の表面に、図2に示すエンボス加工装置で柄意匠のエンボスを付与したシートを、目視で観察し、綺麗に柄意匠のエンボスが転写されているものを「○」、これに比べてやや転写が浅い場合を「△」、転写が悪く、浅いエンボス柄になっているもの、あるいは、エンボス柄に無関係に単に表面が荒れているものを「×」で示した。この評価で「×」となったものに関しては、以降の評価を実施していない。
図2に示すエンボス加工装置でエンボスを付与した積層シート(A+B+C+D)をラミネートした金属板を沸騰水中に3時間浸漬した後目視で観察し、沸騰水に投入する前と比較してエンボスの形状がほとんど変化していないものを「○」、これに比べてややエンボス戻りが発生し意匠感が低下している場合を「△」、エンボス戻りが顕著な場合、あるいはエンボス柄が完全に消失し単に表面が荒れているものを「×」で示した。
エンボス積層シートを被覆した金属板に衝撃密着曲げ試験を行い、曲げ加工部の積層シートの面状態を目視で判定し、ほとんど変化がないものを「○」、若干クラックが発生したものを「△」、割れが発生したものを「×」として評価した。なお、衝撃密着曲げ試験は次のようにして行った。エンボス意匠シート被覆金属板の長さ方向および幅方向からそれぞれ50mm×150mmの試料を作製し、23℃で1時間以上保った後、折り曲げ試験機を用いて180°(内曲げ半径2mm)に折り曲げ、その試料に直径75mm、質量5Kgの円柱形の錘を50cmの高さから落下させた。
積層シート被覆金属板について、JIS S1005 9.8(2)鉛筆引っ掻き試験に従い実施した。23℃の恒温室内で、80mm×60mmに切り出した樹脂被覆金属板の樹脂シート面に対し45°の角度を保ちつつ9.8Nの荷重を掛けた状態で線引きをできる治具を使用して線引きを行い、該部分の樹脂シートの面状態を目視で判定し、Bの鉛筆で全く傷が付かなかったものを「○」、Bでは傷が入るが、2Bの鉛筆では全く傷が付かなかったものを「△」、2Bの鉛筆でも傷が付いたものを「×」として表示した。
実施例24〜40および比較例11〜16では、A層とB層の樹脂組成と厚みの組み合わせは固定して、C層およびD層の樹脂組成および厚みを変化させた。A層およびB層の共押出シートに関しては、実施例6と同じもの(A層:表1中のa−7、B層:表2中のb−5の組み合わせ)を用いた。上記した実施例1等におけるC層とD層の共押し出し製膜法と同様にして、C層とD層の一体シートを得た。エンボス加工装置での積層一体化と柄意匠のエンボスの付与に際する加熱、冷却の条件、および、金属板へのラミネート方法に関しても同様とした。
(実施例1〜23、比較例1〜10)
A層が無い構成である比較例9においては、製膜時の引取りロールによる艶消し意匠のエンボスの転写自体には問題がなく、良好な艶消し外観を有するB層のシートが得られた。さらに、エンボス加工装置での、C層+D層の共押出シートとの熱融着積層、模様意匠のエンボスの転写にも問題を生じなかった。しかし、同エンボス加工装置での加熱、および、金属板へのラミネートの際の加熱によって、艶消し意匠のエンボスに著しいエンボス戻りを生じ、ラミネート後の光沢値が著しく上昇した。
比較例16は、D層が無いC層のみの単層シートを用いた場合であるが、エンボス加工装置の加熱ドラムにC層が粘着してしまい、柄意匠のエンボスを転写することができなかった。
比較例15は、D層が存在する構成であるが、D層の樹脂成分として、ホモPET樹脂のみを用いた場合であり、やはりエンボス加工装置の加熱ドラムへの粘着を生じ、柄意匠のエンボスを転写することができなかった。PET系樹脂は結晶化速度が遅いため、非晶の状態のまま加熱ドラムと接触することになったためと考えられる。
比較例14は、D層の厚みが薄過ぎる場合であり、フィードブロック法式の共押出し法ではD層の樹脂組成物がC層+D層の共押出シートの端部まで十分に展開しなかったようであり、積層シートの端部において加熱ドラムへの粘着を生じ、以降の作業を実施することができなかった。
また、比較例11はC層の厚みを厚くしたことにより、積層シート(A+B+C+D)の総厚みが本発明の範囲を超えてしまった場合であり、金属板にラミネートし加工性試験に供した場合、加工性不良となった。
20 B層
30 C層
40 D層
50 印刷柄
60 接着剤層
70 金属板
200 エンボス加工装置の機能を示す略図
210 加熱ロール
220 テイクオフロール
230 赤外線ヒーター
240 ニップロール
250 エンボスロール
260 冷却ロール
Claims (14)
- 表面側から順に、以下のA層、B層、C層およびD層の少なくとも4層を備えた積層シートであって、
該A層が、該A層における樹脂成分全体の質量を100質量%として、融点が210℃以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート系樹脂を70質量%以上95質量%以下含有してなり、厚み5μm以上100μm以下の無配向の樹脂層であり、
該B層が、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなる無配向の樹脂層であり、
該C層が、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体としてなり、着色剤が添加された厚み40μm以上200μm以下の無配向の樹脂層であり、
該D層が、該D層における樹脂成分全体の質量を100質量%として、融点が210℃以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート系樹脂を70質量%以上100質量%以下含有してなり、厚み5μm以上の無配向の樹脂層であり、
該A層側表面に、エンボス転写による艶消し意匠を備えてなり、該艶消し意匠が、該A層と該B層とを共押出製膜法により積層すると同時に、キャスティングロールとして艶消し加工が施されたエンボスロールを用いることにより形成されたものであり、
総厚みが80μm以上300μm以下である金属板被覆用積層シート。 - 前記C層と前記D層とが、共押出製膜法により積層されてなる、請求項1に記載の金属板被覆用積層シート。
- 前記A層およびB層からなる共押出シートと、前記C層およびD層からなる共押出シートとが、前記B層側表面および前記C層側表面を積層面として熱融着されてなる、請求項2に記載の金属板被覆用積層シート。
- 前記A層およびB層からなる共押出シートと、前記C層およびD層からなる共押出シートとの熱融着が、エンボス加工装置での加熱を利用して行われ、
該熱融着と同時に、柄意匠が施されたエンボスロールにより、既に艶消し意匠を有するA層側表面にさらに柄意匠が付与されてなる、請求項3に記載の金属板被覆用積層シート。 - 前記B層および前記C層を構成する実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂が、テレフタル酸またはジメチルテレフタル酸をジカルボン酸成分の主体とし、20モル%以上80モル%以下の1.4−シクロヘキサンジメタノールと、20モル%以上80モル%以下のエチレングリコールとをジオール成分の主体とする共重合ポリエステルである、請求項1〜4のいずれかに記載の金属板被覆用積層シート。
- 前記B層および/または前記C層に、これら層を構成する樹脂成分全体を100質量%として、融点が210以上230℃以下のポリブチレンテレフタレート系樹脂が15質量%以上45質量%以下配合されてなる、請求項1〜5のいずれかに記載の金属板被覆用積層シート。
- 前記A層および前記B層が実質的に透明であり、かつ前記B層および前記C層の間に印刷柄(E)が付与されてなる、請求項1〜6のいずれかに記載の金属板被覆用積層シート。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の金属板被覆用積層シートおよび金属板を備え、金属板被覆用積層シートのD層側の表面が金属板に積層されてなる、積層シート被覆金属板。
- 請求項8に記載の積層シート被覆金属板を用いた、ユニットバス部材。
- 請求項8に記載の積層シート被覆金属板を用いた、建築内装材。
- 請求項8に記載の積層シート被覆金属板を用いた、鋼製家具部材。
- 請求項3に記載の金属板被覆用積層シートの製造方法であって、
前記A層と前記B層とを共押出製膜法により積層すると同時に、キャスティングロールとして艶消し加工が施されたエンボスロールを用いることにより、前記A層側表面に艶消し意匠を付与する工程、および
別途共押出製膜法により積層した前記C層およびD層からなる共押出シートと、形成した前記A層およびB層からなる共押出シートとを、前記B層側表面と前記C層側表面とを積層面として熱融着する工程、
を備えてなる、金属板被覆用積層シートの製造方法。 - さらに、エンボス加工装置により、柄意匠が施されたエンボスロールにより、既に艶消し意匠が付与されている前記A層側表面にさらに柄意匠を付与する工程、
を備えてなる、請求項12に記載の金属板被覆用積層シートの製造方法。 - エンボス加工装置での加熱を利用して、前記A層およびB層からなる共押出シートと、前記C層およびD層からなる共押出シートとの熱融着が行われ、該熱融着と同時に、既に艶消し意匠が付与されているA層側表面に、柄意匠が施されたエンボスロールによりさらに柄意匠が付与される、請求項13に記載の金属板被覆用積層シートの製造方法。
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