JP2004031448A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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笹子 佳孝
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Abstract

【課題】第1〜第3のゲート電極を持つ不揮発性メモリを有する半導体装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】第1ゲート電極(浮遊ゲート電極)、第2ゲート電極(制御ゲート電極)4aおよび第3ゲート電極5aを持つフラッシュメモリにおいて、第3ゲート電極5a形成用の導体膜のパターンに対して自己整合的に分離部10を形成して、周辺回路領域PAの選択nMISQsにおけるゲート絶縁膜を、分離部10の形成工程の前に形成する。これにより、分離部10の応力起因による選択nMISQsのゲート絶縁膜不良を低減することができる。また、スタック型のメモリセルの場合も含めて、分離部10の自己整合形成のマスクとなる第3ゲート電極5a形成用の導体膜パターンは、チャネルに対して合わせずれ無しに形成される。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法および半導体装置技術に関し、特に電気的書き換えが可能な不揮発性メモリを有する半導体装置の製造技術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気的書き換えが可能な不揮発性メモリを有する半導体装置のうち、一括消去が可能なものとしていわゆるフラッシュメモリが知られている。フラッシュメモリは携帯性、耐衝撃性に優れ、電気的に一括消去が可能なことから、近年、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ等の小型携帯情報機器の記憶装置として急速に需要が拡大している。その市場の拡大にはメモリセル面積の縮小によるビットコストの低減が重要な要素であり、例えば1996年11月10日、応用物理学会発行、「応用物理」第65巻11号、pp.1114〜pp.1124に記載されているように、これを実現する様々なメモリセル方式が提案されている。
【0003】
また、例えば特許第2694618号公報には3層ポリシリコンゲートを用いた仮想接地型のメモリセルが記載されている。すなわち、このメモリセルは、半導体基板中のウェルに形成された半導体領域および3つのゲートを有している。3つのゲートは、ウェル上に形成された浮遊ゲート、ウェル上と浮遊ゲート上にまたがって形成された制御ゲートおよび隣り合う制御ゲート、浮遊ゲート間に形成された消去ゲートである。3つのゲートはポリシリコンからなり、各々絶縁膜で分離され、浮遊ゲートとウェルとの間も絶縁膜で分離されている。制御ゲートは行方向に接続されてワード線を構成している。ソースおよびドレイン拡散層は、行方向に直交する列方向に形成され、隣接するメモリセルと拡散層を共用する仮想接地型である。これにより列方向のピッチ緩和を図っている。消去ゲートはチャネルと平行で、かつ、ワード線(制御ゲート)の間にワード線と平行に配置される。
【0004】
これらすべてのメモリセルに共通の課題として、微細化に伴い素子分離領域とチャネル領域の繰り返しパターンが狭ピッチ化されることに起因する以下の問題が挙げられる。まず、狭ピッチで素子分離領域を形成すると周辺トランジスタのゲート酸化、メモリセルの浮遊ゲートのゲート酸化などの酸化工程を経る際に大きな応力が発生し、基板に欠陥が発生しトランジスタのソース・ドレイン間リークを引き起こし不良の原因となる。また、応力のためにゲート酸化膜厚は一様に形成されなくなり、トランジスタの電流・電圧特性にキンクが生じるなどの不具合が生じる。更に、ゲート酸化の際には、基板の上面だけではなく側面も酸化されるが、これによりトランジスタのチャネル幅が減少し充分な電流が得られなくなる。このような課題の解決を検討したスタック型のフラッシュメモリ技術としては、例えば浮遊ゲートをマスクとして素子分離膜を形成する技術が報告されている。ゲート酸化膜の形成を素子分離膜の形成よりも先に行なうことで、ゲート酸化の際に発生する応力の影響を回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スタック型メモリセルに対してもう一つのタイプのセルであるスプリットゲート型のメモリセルでは、書込みをソースサイドで発生するチャネルホットエレクトロンを注入することで行ない高い注入効率を利用して、書込速度高速化・書込動作低電力化が実現できるなど利点が多い。しかし、こうしたスプリットゲート型のセルを縮小する際にも、上述した狭ピッチの素子分離膜の形成に伴う課題は当然存在する。
【0006】
そこで、本発明の目的は、第1〜第3のゲート電極を持つ不揮発性メモリを有する半導体装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供することにある。
【0007】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0009】
すなわち、本発明は、浮遊ゲート電極形成用の第1ゲート電極、制御ゲート電極形成用の第2ゲート電極および第3ゲート電極の3つのゲート電極を持つフラッシュメモリを有する半導体装置の製造において、周辺回路用のトランジスタのゲート絶縁膜を形成した後に、第3ゲート電極形成用の導体膜のパターンをマスクとして周辺回路領域の分離領域に分離溝を自己整合的に形成し、その分離溝を埋め込むことで、上記第3ゲート電極形成用の導体パターンに対して自己整合的に分離部を形成する工程を有するものである。
【0010】
また、本願において開示される発明のうち、他の代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0011】
すなわち、本発明は、前記周辺回路用のトランジスタのゲート電極を前記第3ゲート電極形成用の導体膜のパターンを加工することにより形成する工程、前記第1トランジスタのゲート電極に達する複数の孔を、互いに隣接するゲート電極に達する孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程、前記互いに隣接するゲート電極に達する孔の各々に、互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように前記別々の配線を形成する工程を有するものである。
【0012】
さらに、本発明は、前記第3ゲート電極の一方の長辺に沿うように半導体基板に形成される第1半導体領域を形成する際に、周辺領域を覆う第1マスキングパターンのメモリ領域側の端部境界線が、前記第3ゲート電極の周辺領域側の端部境界線から周辺領域の方向に離れているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略す。なお、MOS(Metal Oxide Semiconductor)・FETは、MISの下位概念とする。
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である半導体装置のメモリ領域MAおよび周辺回路領域PAの要部平面図の一例である。また、図2〜図4は、各々、図1におけるA−A線、B−B線、C−C線の断面図である。なお、図1においては、図面を見易くするために一部の部材は省略している。
【0016】
本実施の形態1の半導体装置は、いわゆるフラッシュメモリの複数の不揮発性のメモリセルMCを有し、このメモリセルMCは、半導体基板(以下、基板と言う)1の主面の活性領域(第1活性領域)Lmに形成されたp型のウェルPWL中のソースおよびドレイン用のn型の拡散層2、第1ゲート電極(浮遊ゲート電極)3a、第2ゲート電極(制御ゲート電極)4aおよび第3ゲート電極5aを有している。基板1は、例えばp型のシリコン単結晶からなる。また、p型のウェルPWLには、例えばホウ素(B)または二フッ化ホウ素(BF)がイオン注入法により導入されてなる。n型の拡散層2には、例えばリン(P)またはヒ素(As)がイオン注入法により導入されてなる。
【0017】
各メモリセルMCにおいて浮遊ゲート電極の機能を有する第1ゲート電極3aは、複数の第3ゲート電極5aの隣接間において、第2ゲート電極4aと平面的に重なる領域に配置されている。制御ゲート電極の機能を有する第2ゲート電極4aは行方向(x方向)に延在されワード線WLを形成しており、図1のy方向に沿って所定の間隔毎に互いに平行に配置されている。各第3ゲート電極5aは、図1のy方向に沿って延在されており、図1のx方向に沿って所定の間隔毎に互いに平行に配置されている。この第3ゲート電極5aの端部上層には、その端部に平面的に重なるように、図1のx方向に延在する帯状の配線L1が形成されている。この配線L1は、図1のx方向に沿って配置された複数の第3ゲート電極5aの1つおき毎にコンタクトホールCNT1を通じて電気的に接続されている。すなわち、第3ゲート電極5aへの給電はコンタクトホールCNT1を通じて配線L1から供給される。
【0018】
上記第1ゲート電極3aとウェルPWLとはゲート絶縁膜(第1絶縁膜)6に、第1ゲート電極3aと第3ゲート電極5aとは絶縁膜(第4絶縁膜)7に、第1ゲート電極3aと第2ゲート電極4a(ワード線WL)は、絶縁膜(第5絶縁膜)8に、第3ゲート電極5aおよび第2ゲート電極4a(ワード線WL)は絶縁膜9(第2絶縁膜)および絶縁膜8により、それぞれ分離されている。
【0019】
メモリセルMCのソースおよびドレイン用のn型の拡散層2は、ワード線WLの延在方向(x方向)に垂直な方向(y方向)に延在して配置され、列方向(y方向)に沿って配置された複数のメモリセルMCのソースを接続するローカルソース線および列方向に沿って配置された複数のメモリセルMCのドレインを接続するローカルビット線として機能する。すなわち、本実施の形態の半導体装置は、メモリセル毎にコンタクト孔を持たない、いわゆるコンタクトレス型のアレイとされている。
【0020】
この拡散層2に垂直な方向(x方向)に、メモリセルMCのチャネルが形成される。第3ゲート電極5aの2つの端面(側面)は、前記第1ゲート電極3aの端面(側面)のうちワード線WLおよびチャネルの延在方向に対してそれぞれ垂直な2つの端面(側面)と、それぞれ絶縁膜7を介して対向して存在する。また、第3ゲート電極5aは、ワード線WLおよびチャネルの延在方向に対して垂直な方向(y方向)に存在する第1ゲート電極3aの隙間に埋め込まれるように存在する。さらに、第1ゲート電極3aが第3ゲート電極5aに対して対称に、また前記第3ゲート電極5aが第1ゲート電極3aに対して対称に存在する。
【0021】
本実施の形態1においては、ソースおよびドレイン用の1対の拡散層2,2が第1ゲート電極3aに対し非対称の位置関係にあり、一方の拡散層2が第1ゲート電極3aと平面的にオーバーラップしないオフセット構造となっている。また、本実施の形態1においては、第3ゲート電極5aと拡散層2とは、それぞれの一部分が平面的にオーバーラップするように存在する。これにより、本実施の形態1では、第3ゲート電極5a下のウェルPWL中にもチャネルが形成され、第3ゲート電極5aはその下部に存在するチャネルを制御するゲートとして機能する。すなわち、メモリセルMCは、第1ゲート電極3aおよび第3ゲート電極5aを有するスプリットゲート型のトランジスタとされている。
【0022】
一方、周辺回路領域PAには、所望のメモリセルMCを選択するのに寄与する複数の選択nMIS(第1トランジスタ)Qsが配置されている。各選択nMISQsは、周辺回路領域PAにおける基板1の主面において図1のy方向に延びる複数本の帯状の活性領域(第2活性領域)Lpの各々に形成されている。この活性領域Lpは、その平面形状が溝型の分離部10により規定されたデバイス形成領域であり、本実施の形態1においては、後述するように、各活性領域Lpが第3ゲート電極5aを形成するための導体膜パターンによって自己整合的に形成されている。このため、各活性領域Lpは、第3ゲート電極5aの延在方向に沿って延長された状態で、かつ、第3ゲート電極5aの幅(短方向寸法、すなわち幅方向寸法)とほぼ同等の幅を持つ状態で形成されている。本実施の形態1では、選択nMISQsが形成される活性領域Lpを第3ゲート電極5aを形成するための導体膜パターンを使って自己整合的に形成したことにより、選択nMISQsと第3ゲート電極5aとの相対的な位置合わせ精度や各選択nMISQsの形成位置の精度を向上させることができる。このため、メモリ領域の占有面積を縮小できる。また、メモリ領域MAと周辺回路領域PAとの回路間の電気的特性を向上させることができる。
【0023】
選択nMISQsは、ゲート電極5bと、その両側(図1のy方向両側)の基板1(活性領域Lp)に形成されたソースおよびドレイン用の拡散層(第2半導体領域)12と、ゲート電極5bおよび基板1の間に介在されたゲート絶縁膜とを有している。選択nMISQsのチャネルは、ゲート電極5b直下における基板1の部分に形成される。ゲート電極5bは、例えば多結晶シリコンからなり、活性領域Lpの長手方向に沿って2個分のコンタクトホールCNT1が配置可能な長さで形成されている。各ゲート電極5bには、1個のコンタクトホール(孔)CNT2が接続され、そのコンタクトホールCNT2を通じて、図1のx方向に沿って直線状に延在する配線(第1,第2配線)L2,L3と電気的に接続されている。すなわち、選択nMISQsのゲート電極5bへの給電はコンタクトホールCNT2を通じて配線L2,L3から行われる。ここで、本実施の形態1では、図1のx方向に隣接する選択nMISQsのゲート電極5bに配置されるコンタクトホールCNT1の位置が、図1のy方向に互いにずれるように配置されている。この結果、配線L2は、図1のx方向に沿って配置された複数のゲート電極5bのうち、偶数番目のゲート電極5bと電気的に接続され、配線L3は、図1のx方向に沿って配置された複数のゲート電極5bのうち、奇数番目のゲート電極5bと電気的に接続されている。選択nMISQsのゲート絶縁膜の厚さは、上記メモリセルMCの第3ゲート電極5a下のゲート絶縁膜6の厚さと等しい。ただし、選択nMISQsのゲート絶縁膜の厚さを、上記メモリセルMCの第3ゲート電極5a下のゲート絶縁膜6の厚さよりも厚くしても良い。これにより、選択nMISQsのゲート絶縁耐圧を向上させることができる。
【0024】
図1のy方向に沿って互いに平行に延在する配線L4,L5は、グローバルビット線を示している。この配線L4,L5は、コンタクトホールCNT3を通じて、選択nMISQsの一方の拡散層12と電気的に接続されている。すなわち、ローカルビット線とされる拡散層2への給電は、配線L4,L5からコンタクトホールCNT3を通じてnMISQsの一方の拡散層12に行われ、さらに選択nMISQsを介して選択nMISQsの他方の拡散層12に供給され、これに接続される拡散層2に供給される。
【0025】
図1に示す境界線SL1は、拡散層2を形成時のマスクの終端を示しており、境界線SL1よりも上方はマスクによって覆われ、下方はマスクから露出される。この境界線SL1は、図1において第3ゲート電極5aの端部よりも上方で、周辺回路用の選択nMISQsのゲート電極5bよりも下方に位置する。また、境界線SL2は、分離部10の長手方向終端を示している。さらに、境界線SL3は、絶縁膜7の長手方向終端を示している。
【0026】
次に、本実施の形態1の半導体装置のメモリ動作を図5および図6により説明する。図5はデータ読み出し動作説明のためのメモリ領域の一部の回路図を示し、図6はデータ書き込み動作説明のためのメモリ領域の一部の回路図を示している。なお、図5および図6では、選択されるメモリセルMCをメモリセルMC1、非選択のメモリセルMCをメモリセルMC0と表示する。また、選択されるソース線をソース線SS1、選択されるビット線をビット線SD1と表示する。さらに、選択されるワード線WLをワード線WL1、非選択のワード線WLをワード線WL0、選択される第3ゲート電極5aを第3ゲート電極5a1と表示し、非選択の第3ゲート電極5aを第3ゲート電極5aと表示する。
【0027】
データ読み出し時には、図5に示すように、選択する第3ゲート電極5a1に、例えば3V程度の電圧を印加し、第3ゲート電極5a1下のウェルPWLにチャネルを形成し、選択ビットのワード線WL1に電圧を印加する。これにより選択されたメモリセルMC1のしきい値を判定する。これにより、その選択されたメモリセルMC1のデータを読み出す。また、データ書き込み時には、図6に示すように、選択されるメモリセルMC1の第2ゲート電極(すなわち、ワード線WL1)に、例えば13V程度、選択されるビット線SD1(ドレイン)に、例えば5V程度、選択される第3ゲート電極5a1に、例えば1V程度の電圧を印加し、ソース線SS1とウェルPWLとを0Vに保持する。これにより第3ゲート電極5a1下のウェルPWL中にチャネルが形成され、ソース側の第1ゲート電極3aの端部のチャネルでホットエレクトロンが発生し、第1ゲート電極3aに電子が注入される。本実施の形態1では、第3ゲート電極5aは消去の際に隣接する第1ゲート電極3aから電子を引き抜く消去ゲートとして用いることもできる。
【0028】
次に、本実施の形態1の半導体装置の製造方法の一例を説明する。図7は本実施の形態1の半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図8および図9はそれぞれ図7のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図10は図7に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図11および図12はそれぞれ図10のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0029】
まず、図7〜図9に示すように、平面略円形状のウエハ1Wを構成するp型のシリコン単結晶からなる基板1にp型(第1導電型)のウェルPWLを形成した後、ウェルPWL上に、例えば熱酸化法により10nm程度のシリコン酸化膜からなるメモリセル用のゲート絶縁膜(第1絶縁膜)6を形成する。この際、上記選択nMISおよび他の周辺トランジスタのゲート絶縁膜も形成する。続いて、図10〜図12に示すように、例えばリン(P)をドープしたポリシリコン等からなる導体膜(第1導体膜)5およびシリコン窒化膜からなる絶縁膜(第2絶縁膜)13を下層から順次堆積する。導体膜5は、上記第3ゲート電極を形成するための膜である。導体膜5および絶縁膜13の堆積には、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いることができる。なお、絶縁膜13は、上記図2および図4の絶縁膜9に相当する。
【0030】
次に、図13は図10に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図14および図15は、それぞれ図13のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図16は図13に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図17および図18はそれぞれ図16のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0031】
まず、図13〜図15に示すように、リソグラフィとドライエッチング技術により上記絶縁膜13および導体膜5をパターニングする。このパターニングにより図13のy方向に沿って延在する平面帯状の絶縁膜13および導体膜5のパターン(第1パターン)をストライプ状に形成する。この段階では、絶縁膜13および導体膜5のパターンがメモリ領域MAおよび周辺回路領域PAの両方に跨って延在されている。続いて、図16〜図18に示すように、例えば砒素(As)イオンを斜めイオン打ち込み法によりウェルPWLに打ち込み、メモリのソースおよびドレインとなるn型の拡散層(第1半導体領域)2を形成する。この際、マスクとして、例えばフォトレジスト(以下、レジストという)パターン(第1マスキングパターン)FR1を用いてAsが打ち込まれない領域を作る。この境界を境界線SL1で示す。レジストパターンFR1は、拡散層2の形成工程後に除去する。
【0032】
この拡散層2は、メモリセルのソース線またはビット線として機能する。このイオン注入の際には絶縁膜13および導体膜5のパターンがマスクとして機能し、拡散層2は導体膜5のパターンに対して自己整合的に形成される。なお、絶縁膜13および導体膜5のパターンがy方向に延在してストライプ状に形成されているため、拡散層2はy方向に延在して形成される。また、拡散層2は斜めイオン打ち込み法により形成されるため、照射イオンが絶縁膜13および導体膜5のパターンで遮蔽され、互いに隣接する導体膜5のパターン間の全領域には形成されない。また、斜め方向からイオンが照射されるため、導体膜5のパターン下部の一部にも拡散層2が形成される。これにより前記の通り第3ゲート電極5a(図1参照)と拡散層2とがそれぞれの一部分がオーバーラップするように形成され、第3ゲート電極5a(図1参照)下のウェルPWL中にもチャネルが形成されるようになる。
【0033】
次に、図19は図16に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図20および図21は、それぞれ図19のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図22は図19に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図23および図24はそれぞれ図19のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0034】
まず、図19〜図21に示すように、ストライプ状にパターニングした絶縁膜13および導体膜5のパターンをマスクとして、そこから露出するゲート絶縁膜6およびウェルPWLを続けてドライエッチングで加工して、周辺回路領域PAにおいて互いに隣接する絶縁膜13および導体膜5のパターンの間に分離溝10aを形成する。この際、例えばレジストパターン(第2マスキングパターン)FR2を用いて、エッチングされない領域を作る。この境界を境界線SL2で示す。このとき、上記境界線SL1と境界線SL2との位置関係は、図19のようにする。すなわち、境界線SL1と境界線SL2との間の領域に、導体膜5の下の基板1中に拡散層2が形成され、かつ、ドライエッチングでウェルPWLが除去される領域を作る。この分離溝10aは、選択nMISに対する素子分離部用の溝であるが、それ以外の周辺回路用のトランジスタに対する素子分離部を形成するための溝としても良い。続いて、図22〜図24に示すように、互いに隣接するストライプ状にパターニングした絶縁膜13および導体膜5のパターン間の分離溝10aが完全に埋まるように、例えばCVD法を用いてシリコン酸化膜等からなる絶縁膜14を堆積する。この分離溝10aは、選択nMISおよびそれ以外の周辺トランジスタに対する素子分離溝としても良い。
【0035】
次に、図25は図22に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図26および図27は、それぞれ図25のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図28は図25に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図29および図30はそれぞれ図28のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0036】
まず、図25〜図27に示すように、絶縁膜14を、エッチバック法あるいは化学的機械研磨法によって絶縁膜13の表面が露出するまで除去する。この段階で、絶縁膜(第3絶縁膜)14は、絶縁膜13および導体膜5のパターンと同じ方向に延在するストライプ状の分離部10のパターンとなる。続いて、図28〜図30に示すように、メモリ領域MAの絶縁膜14をドライエッチング法あるいはウェットエッチング法を用いて選択的に除去する。この際に、例えばレジストを用いることにより、周辺回路領域PAにおいて絶縁膜14が除去されない領域を形成する。その境界を図28の境界線SL3で示し、これより下側の絶縁膜14を除去する。この際、境界線SL3と境界線SL2との関係は図28のようにする。すなわち、周辺回路領域PAでは、分離溝10a内に絶縁膜14が残される。残った絶縁膜14は素子分離膜として機能する。メモリ領域MAでは、絶縁膜14が除去されたことにより互いに隣接する絶縁膜13および導体膜5のパターンの間に隙間が形成される。
【0037】
次に、図31は図28に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図32および図33は、それぞれ図31のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図34は図31に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図35および図36はそれぞれ図34のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0038】
まず、図31〜図33に示すように、メモリ領域MAにおいて導体膜5のパターンの側面に、第3ゲート電極形成用の導体膜5のパターンと、第1ゲート電極3a(図1参照)とを分離するためのシリコン酸化膜等のような絶縁膜(第4絶縁膜)7を、例えば導体膜5Aの熱酸化、CVD法による酸化膜の堆積あるいはその両方の組み合わせによって形成する。続いて、図34〜図36に示すように、第1ゲート電極形成用の導体膜(第2導体膜)3をCVD法等により、基板1の主面上に堆積する。この導体膜3は、例えばリン(P)をドーピングしたポリシリコン膜からなり、メモリ領域MAにおいて、上記絶縁膜13および導体膜5のパターンの隣接間の隙間が完全には埋まらないように堆積する。
【0039】
次に、図37は図34に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図38および図39は、それぞれ図37のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図40は図37に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図41および図42はそれぞれ図40のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0040】
まず、図37〜図39に示すように、レジスト膜FR3を塗布して隙間を埋め込み、レジスト膜FR3のエッチバックと導体膜3のエッチバックによって第1ゲート電極となる導体膜3をパターニングする。これにより、図40〜図42に示すように、メモリ領域MAにおいて互いに隣接する導体膜5のパターンの間に第1ゲート電極形成用の導体膜3を残す。続いて、導体膜3と後述する制御ゲートとを絶縁する絶縁膜(第5絶縁膜)8を形成する。この絶縁膜8は、例えばシリコン酸化膜の単層構造、あるいはシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層構造からなる。
【0041】
次に、図43は図40に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図44および図45はそれぞれ図43のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図46は図43に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図47および図48はそれぞれ図46のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。
【0042】
まず、図43〜図45に示すように、導体膜(第3導体膜)4および絶縁膜15を下層から順に堆積する。導体膜4は、例えば低抵抗なポリシリコン膜、窒化タングステン膜およびタングステン膜を下層から順に積層した積層膜(いわゆるポリメタル膜)である。また、絶縁膜15は、例えばシリコン酸化膜からなる。続いて、図46〜図48に示すように、絶縁膜15、導体膜4、絶縁膜8および導体膜3を公知のリソグラフィとドライエッチング技術によりパターニングすることにより、メモリ領域MAにおいて、図46のx方向に延在する帯状の第2ゲート電極4a(すなわち、ワード線WL)を形成するとともに、その下層に第1ゲート電極3aを第2ゲート電極4aに対して自己整合的に形成する。このようにして、メモリ領域MAにメモリセルMCを形成する。
【0043】
次に、図49は図46に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図50および図51はそれぞれ図49のX1−X1線およびX2−X2線の断面図を示している。また、図52は、図49のメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界領域における拡散層2の状態を示す要部拡大平面図を示している。また、図53は、図49に続く半導体装置の製造工程中における周辺回路領域PAにおける選択nMISQsのソースおよびドレイン用の拡散層12を形成した後の状態を示す要部拡大平面図を示している。
【0044】
まず、図49〜図51に示すように、絶縁膜13および導体膜5のパターンをドライエッチング法によりパターニングすることにより、メモリ領域MAにメモリセルMCの第3ゲート電極5aのパターンを形成し、周辺回路領域PAに選択nMISのゲート電極5bのパターンを形成する。このとき、第3ゲート電極5aの上端は境界線SL1よりも下側であり、選択nMISQsのゲート電極5bの下端は境界線SL1よりも上側となるようにする。このため、図52に示すように、平面で見たときに拡散層2の上端部が第3ゲート電極5aの上端部から一部はみ出すような状態となっている。すなわち、拡散層2の一部が第3ゲート電極5aとゲート電極5bとの間の活性領域Lpにはみ出している。したがって、図53に示すように、選択nMISQsのソースおよびドレイン用の拡散層12を第3ゲート電極5aおよびゲート電極5bをマスクとしてイオン打ち込みで形成すると、メモリ用の拡散層2において第3ゲート電極5aとゲート電極5bとの間の活性領域Lpにはみ出している部分が、選択nMISQsのソースおよびドレイン用の拡散層12と平面的に重なるので、メモリ用の拡散層2と、選択nMISQsの拡散層12とを電気的に良好に接続できる。すなわち、周辺回路とメモリ回路とを不具合無く接続することができる。したがって、半導体装置の信頼性および歩留まりを向上させることができる。選択nMiSQs以外の周辺トランジスタのゲート電極も第3ゲート電極5aおよび選択nMISQsのゲート電極5bをパターニングする際に形成する。周辺トランジスタのゲート電極への給電は、コンタクトホールCNT2(図1参照)を介して配線L2,L3と接続することによって行なう。その後、層間絶縁膜を形成した後、ワード線WL、ウェルPWL、第3ゲート電極5a、選択nMISQs、選択nMISQsのメモリセルMCと反対側の拡散層に至るコンタクト孔を形成し、続いて金属膜を堆積してこれをパターニングして配線とし、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を完成した。
【0045】
図54は、応力起因による結晶欠陥が原因と考えられる不良率を素子分離膜の寸法に対してプロットした図である。符号D0は、本発明者が検討した技術、すなわち、素子分離膜をメモリセルのゲート絶縁膜よりも先に形成する方式で形成したメモリセルの結果であり、符号D1が本実施の形態1で説明した半導体装置のメモリセルの結果である。特に素子分離膜の寸法が小さくなった時(例えば0.20μm以下)において明白な効果が見られた。
【0046】
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、分断された各々の選択nMISのゲート電極に対して、上記ゲート電極に達するコンタクトホールを形成して、金属層で形成される配線と接続したが、選択nMISのゲート電極を、第3ゲート電極形成用の導体膜と、第2ゲート電極形成用の導体膜との積層構造にすることもできる。具体的には、例えば次のようにする。
【0047】
図55は本実施の形態2における半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図56および図57はそれぞれ図55のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。また、図58は図55に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図59および図60はそれぞれ図58のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。
【0048】
まず、図40〜図42の工程後に、図55〜図57に示すように、基板1の主面上に、例えば低抵抗のポリシリコン膜からなる導体膜(第4導体膜)16を堆積する。メモリ領域MAでは、絶縁膜8上に接した状態で導体膜16が堆積される。導体膜16をポリシリコン膜としたのは、この絶縁膜8を保護することも考慮したものである。続いて、図58〜図60に示すように、メモリ領域MAをレジストで覆った状態で、レジスト膜から露出する導体膜16をドライエッチングで除去する。このときレジスト膜の境界は、前記図49の第3ゲート電極3aの上端と同様に、境界線SL1よりも下側で、かつ、境界線SL2よりも上側になるようにする。続いて、同じレジスト膜をエッチングマスクとして絶縁膜8をドライエッチングで除去し、さらに絶縁膜14をエッチングしない条件で、導体膜3上の絶縁膜13をドライエッチングで選択的に除去し、導体膜3を露出させる。
【0049】
次に、図61は図58に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図62および図63はそれぞれ図61のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。また、図64は図61に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図65および図66はそれぞれ図64のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。さらに図67および図68はそれぞれ図65のY1−Y1線および図66のY2−Y2線の断面図である。
【0050】
まず、図61〜図63に示すように、基板1の主面上に前記導体膜(第3導体膜、第5導体膜)4および絶縁膜15を下方から順に続けて堆積した後、図64〜図68に示すように、メモリ領域MAのワード線WL(第2ゲート電極4a)のパターンと、選択nMISQsのゲート電極形成部分のパターンをレジストで覆った状態で公知のドライエッチング技術により、まず絶縁膜15、導体膜4、導体膜16および導体膜5の順にエッチングする。最後の導体膜16,5のエッチングは、絶縁膜8、絶縁膜13をエッチングしない条件で行なう。この段階で、選択nMISQsのゲート電極5bのパターニングは完了する。
【0051】
次に、周辺回路領域PAをレジスト膜で覆った状態で、メモリ領域MAにおいて、絶縁膜15のパターンをエッチングマスクとして、絶縁膜8および導体膜3の順にエッチングすることによりメモリセルを形成した。その後、図には示してないが、層間絶縁膜を堆積した後、ワード線WL、ウェルPWL、第3ゲート電極5a、選択nMISQs(図1参照)、選択nMISQsにおいてメモリセルMC側とは反対側に位置する拡散層12に至るコンタクトホールを形成し、続いて金属膜を堆積してこれをパターニングして配線とし、本実施の形態2の不揮発性メモリセルを有する半導体装置を完成した。
【0052】
本実施の形態2の半導体装置では、前記実施の形態1と同様に素子分離膜の寸法が小さくなっても結晶欠陥起因の不良が生じないという効果が見られた。また、選択nMISQsのゲート電極5bを、第3ゲート電極形成用の導体膜5と、第2ゲート電極形成用の導体膜4との積層構造にすることができる。このため、選択nMISQsのゲート電極5bを低抵抗にすることができるので、選択nMISQsの動作速度の向上を推進でき、半導体装置の動作速度の向上を推進できる。
【0053】
(実施の形態3)
前記実施の形態2では、選択nMISQsのゲート電極5bを、第3ゲート電極形成用の導体膜5と第2ゲート電極形成用の導体膜4との積層膜で形成したが、同様に選択nMISQs以外の周辺トランジスタのゲート電極も導体膜5,4の積層膜で形成することが可能であった。
【0054】
本実施の形態3の半導体装置では、前記実施の形態1,2と同様に素子分離膜の寸法が小さくなっても結晶欠陥起因の不良が生じないという効果が見られた。さらに本実施の形態3では、周辺トランジスタのゲート電極への給電用にポリメタル層によるゲート配線を使用することができた。したがって、周辺トランジスタの動作速度の向上を推進でき、半導体装置の動作速度の向上を推進できる。
【0055】
(実施の形態4)
前記実施の形態1〜3では、第3ゲート電極5aのストライプのピッチと、同じ方向の選択nMISQsのピッチとが同一であった。本実施の形態4では、上記選択nMISQsのピッチが、上記第3ゲート電極5aのピッチの2倍となるように形成する例を挙げる。
【0056】
図69は本実施の形態4における半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図70および図71はそれぞれ図69のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。また、図72は図69に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図73および図74はそれぞれ図72のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。
【0057】
まず、前記図10の工程の後、図69〜図71に示すように、リソグラフィとドライエッチング技術を用いて絶縁膜13および導体膜5をパターニングする。これにより、絶縁膜13および導体膜5のパターンを形成する。ここでは、一端側において、導体膜5のパターンの全てがメモリ領域MAおよび周辺回路領域PAの両方に延在されて配置されているものではなく、複数の導体膜5のパターンの1つおきにメモリ領域MAおよび周辺回路領域PAの両方に延在された状態で配置されている。そして、メモリ領域MAおよび周辺回路領域PAの両方に延在して配置されている導体膜5のパターンのうち、周辺回路領域PAに位置するパターンの幅は、メモリ領域MAに位置するパターンの幅に比べて広くなっている。なお、図69の波線は、図69で周辺回路領域PAまで達していない第3ゲート電極形成用の導体膜5のパターンの先端の境界線SL4を示している。
【0058】
続いて、図72〜図74に示すように、前記実施の形態1と同様に、斜めイオン打ち込み法により砒素(As)イオン等をウェルPWLに打ち込み、メモリセルのソースおよびドレイン用の拡散層2を形成する。この際、マスクとして、例えばレジストパターンFR1を用いてAsが打ち込まれない領域を作る。この境界を境界線SL1で示す。境界線SL1は、導体膜5の幅広パターン部分に重なっている。
【0059】
次に、図75は図72に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図76および図77はそれぞれ図75のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。また、図78は図75に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図79および図80はそれぞれ図78のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。さらに、図81は図78に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図82および図83はそれぞれ図81のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。
【0060】
ここでは、パターニングした絶縁膜13をマスクとして用いて、ゲート絶縁膜6、ウェルPWLを続けてドライエッチングでエッチングすることで分離溝10aを形成する。この際、例えばレジストを用いて、エッチングされない領域を作る。この境界を前記実施の形態1と同様に境界線SL2で示す。このとき境界線SL1と境界線SL2との位置関係は図75のようにする。すなわち、境界線SL1と境界線SL2との間の領域に、導体膜5の下の基板1中に拡散層2が形成され、かつ、ドライエッチングでウェルPWLが除去される領域を作る。また更に、境界線SL2の位置は、図69で破線で示した境界線SL4の位置よりも下側でなくてはならない。このようにしないとメモリセルのソースおよびドレイン間の分離ができなくなってしまうからである。続いて、図78〜図80に示すように、分離溝10aが完全に埋まるように、例えばCVD法を用いてシリコン酸化膜等からなる絶縁膜14を基板1の主面上に堆積する。その後、前記実施の形態1の図25以降と同様の工程を経て、図81〜図83に示すように、メモリセルMCと選択nMISQsを形成した。
【0061】
本実施の形態4の半導体装置では、前記実施の形態1〜3と同様に素子分離膜の寸法が小さくなっても結晶欠陥起因の不良が生じないという効果が見られた。さらに、本実施の形態4では、選択nMISQsのチャネル幅がおよそ2倍になり、得られるチャネル電流も2倍となった。したがって、メモリ領域MAの大幅な面積増大を招くことなく、選択nMISQsの動作速度の向上を推進でき、半導体装置の動作速度の向上を推進できる。
【0062】
(実施の形態5)
前記実施の形態4では、選択nMISQsのゲート電極5bが、第3ゲート電極形成用の材料であるポリシリコン膜で形成されていたが、前記実施の形態4のゲート電極5bも、前記実施の形態2と同様の工程により選択nMISQsのゲート電極5bを第3ゲート電極形成用の導体膜5と、第2ゲート電極形成用の導体膜4との積層膜で形成することも可能であった。
【0063】
本実施の形態5の半導体装置では、実施の形態1〜3と同様に素子分離膜の寸法が小さくなっても結晶欠陥起因の不良が生じないという効果が見られた。
【0064】
(実施の形態6)
前記実施の形態5では、選択nMISQsのゲート電極5bを、第3ゲート電極形成用の導体膜5と第2ゲート電極形成用の導体膜4との積層膜で形成したが、同様に選択nMISQs以外の周辺トランジスタのゲート電極も導体膜5,4の積層膜で形成することが可能であった。
【0065】
本実施の形態6の半導体装置では、前記実施の形態1,2と同様に素子分離膜の寸法が小さくなっても結晶欠陥起因の不良が生じないという効果が見られた。さらに本実施の形態6では、周辺トランジスタのゲート電極への給電用にポリメタル層によるゲート配線を使用することができた。したがって、周辺トランジスタの動作速度の向上を推進でき、半導体装置の動作速度の向上を推進できる。
【0066】
(実施の形態7)
前記実施の形態1〜6で行なったような、第3ゲート電極に対して選択nMISQs、あるいは選択nMISQsとそれ以外の周辺トランジスタの素子分離膜を自己整合的に形成する方法を用いて、グローバルビット線のピッチをローカルビット線のピッチに対して緩和した際に選択nMISQs部分の面積増加を防ぐことができる。
【0067】
図84および図85にグローバルビット線GBのピッチ緩和の説明図を示す。まず、図84はグローバルビット線GBのピッチがローカルビット線LBのピッチと等しい場合である。選択nMISQs1,Qs2(Qs)は、メモリ領域MAの両端に1つずつ存在する。例えばメモリセルMC1(MC)の書込動作の際には、選択nMISQs1,QS2をともにオン状態とし、第3ゲート電極5a1(5a)はオフ、第3ゲート電極5a2(5a)はオン状態とする。更に、グローバルビット線GB2をソース、グローバルビット線GB3をドレインとして使用する。一方、隣接するメモリセルMC2の書込動作の際には選択nMISQs1,Qs2をともにオン状態とし、第3ゲート電極5a1はオン、第3ゲート電極5a2はオフ状態とする。更に、グローバルビット線GB3をソース、グローバルビット線GB4をドレインとして使用する。
【0068】
ところが、グローバルビット線GBの抵抗を下げるために材料である金属層の膜厚を厚くした場合、ローカルビット線LBと等しい狭いピッチでグローバルビット線GBを形成できなくなる。この場合の対策として、図85に示すような構成が用いられている。すなわち、隣接するローカルビット線LBの2本ごとに1本のグローバルビット線GBに接続しグローバルビット線GBのピッチをローカルビット線LBの2倍としている。この場合、例えばメモリセルMC1の書込動作の際には、選択nMISQs1,Qs4(Qs)はオフ、選択nMISQs2,Qs3(Qs)をともにオン状態とし、第3ゲート電極5a1はオフ、第3ゲート電極5a2はオン状態とする。更に、グローバルビット線GB2をドレインとして使用する。一方、隣接するメモリセルMC2の書込動作の際には選択nMISQs1,Qs4はオン、選択nMISQs2,Qs3をともにオフ状態とし、第3ゲート電極5a1はオン、第3ゲート電極5a2はオフ状態とする。なお、符号SSはソース線を示している。
【0069】
本発明者が検討した技術のように素子分離膜を形成してからメモリセル、選択トランジスタを形成する場合、グローバルビット線をピッチ緩和に伴い必要とされる選択トランジスタの数が2個から4個に増えた時に、選択トランジスタの占有面積が増加するという問題がある。図86に本発明者が検討した技術によるメモリセルの平面図を示す。素子分離膜50のストライプパターンが形成されている領域に選択nMISQs50,Qs51をゲート配線で形成する。図86のY3−Y3線の断面ではゲート形成前に形成した第2導電型のイオン打ち込みによって選択nMISQs50を常にディプリートさせる。一方、Y4−Y4線の断面では、同じくゲート形成前に形成した第2導電型のイオン打ち込みによって選択nMISQs51を常にディプリートさせる。メモリ領域MAの他端側の選択nMISでも同様である。従って、選択nMISQsの4本のゲート配線分の面積が占有される。なお、符号の51は、第2ゲート電極、すなわち、ワード線WLを示し、符号の52は、第3ゲート電極を示している。
【0070】
これに対して、第3ゲート電極に対して素子分離部を自己整合的に形成する本実施の形態では、選択nMISQs1〜Qs4を選択nMISQsの2本分の面積に収めることができる。図87は、前記実施の形態1の図49での選択nMISQs部分(ゲート電極5bの層)の要部拡大平面図である。また、図88は、図87に続く半導体装置の製造工程中における選択nMISQs部分(コンタクトホールCNT2の層)の要部拡大平面図である。さらに、図89は、図88に続く半導体装置の製造工程中における選択nMISQs部分(配線層L2,L3の層)の要部拡大平面図である。個々に分断された選択nMISQsのゲート電極5bに対して、ソースおよびドレイン用の拡散層12を第2導電型のイオン打ち込みによって形成し、層間膜用の絶縁膜8を形成した後、図88の位置にコンタクトホールCNT2を形成する。互いに隣接するゲート電極5bに接続されるコンタクトホールCNT2の位置が、図88のy方向にずれている。次に、図89に示すように、金属層からなる配線L2,L3を形成する。このようにすると、配線L2,L3は互いに電気的に絶縁されているため配線L2に接続されているゲート電極5bを選択nMISQs1、配線L3に接続されているゲート電極5bを選択nMISQs2として用いることができ、選択nMISQsの1本分の面積に選択nMISQs1,Qs2の両方を形成することができた。メモリ領域MAの他端側の選択nMISQsについても同様である。すなわち、選択nMISQsの占有面積をビット線のピッチ緩和を行なわない場合と同じにすることができた。
【0071】
本実施の形態7の半導体装置では、グローバルビット線GBのピッチ緩和を行なった場合でも選択nMISQsの占有面積増加を無くすことができた。
【0072】
(実施の形態8)
本実施の形態8では、スタック型のメモリセルの1例である、いわゆるNAND型フラッシュメモリで、グローバルビット線のピッチ緩和を行なった場合の例を挙げる。
【0073】
図90〜図97は、本実施の形態8の半導体装置の製造工程中の要部断面図である。まず、図90に示すように基板1中にp型のウェルPWLを形成した後、図91に示すように、例えば熱酸化法により基板1の主面上にゲート絶縁膜6を形成し、さらにその上に浮遊ゲート電極形成用の導体膜3および絶縁膜13をCVD法等によって下層から順に堆積する。続いて、リソグラフィとドライエッチング技術により、図92に示すように、絶縁膜13および導体膜(第6導体膜)3をストライプ状にパターニングする。この絶縁膜13および導体膜3のストライプ状のパターン(第3パターン)は、メモリ領域および周辺回路領域の両領域に渡って延在している。その後、その絶縁膜13および導体膜3のパターンをエッチングマスクとして、基板1をエッチングすることにより、図93に示すように、分離溝10aを形成する。その後、図94に示すように、基板1の主面上に、例えばシリコン酸化膜等からなる絶縁膜14を上記ストライプパターンのスペース部分が完全に埋め込まれるように堆積する。次いで、エッチバックあるいは化学的機械研磨法によって絶縁膜14の上部を、絶縁膜13の表面が露出する程度まで除去することにより、図95に示すように、絶縁膜14による分離部10を形成する。続いて、絶縁膜13をドライエッチングで除去することにより、図96に示すように、導体膜3のパターンの上面を露出させた後、基板1の主面上に、例えばリン(P)をドーピングしたポリシリコン膜からなる導体膜(第7導体膜)17をCVD法により堆積する。
【0074】
次に、図98は図97に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図99は図98のX3−X3線の断面図である。また、図100は図98に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図101は図100のX3−X3線の断面図である。
【0075】
まず、図98および図99に示すように、上記導体膜17を、リソグラフィとドライエッチング技術を用いて導体膜3のストライプパターンと平行なストライプ状にパターニングする。導体膜17のパターン(第4パターン)は、隣接する分離部10,10間を通じて導体膜3と接触し電気的に接続されている。導体膜17のパターン幅は、導体膜3よりも幅広とされている。この導体膜3,17の積層膜は、不揮発性のメモリセルの浮遊ゲート電極となる。続いて、図100および図101に示すように、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極との間を絶縁する層間膜用の絶縁膜8をCVD法等によって堆積した後、更に制御ゲート電極形成用のポリメタル等からなる導体膜(第8導体膜)4を、例えばCVD法またはスパッタリング法あるいはそれらを使い分けて堆積する。
【0076】
次に、図102は図100に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図103および図104はそれぞれ図102のX4−X4線およびX3−X3線の断面図である。また、図105は図102に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図106および図107はそれぞれ図105のX4−X4線およびX3−X3線の断面図である。さらに、図108は図105に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図である。
【0077】
まず、リソグラフィとドライエッチング技術を用いて導体膜4をパターニングすることにより、図102〜図104に示すように、図102のx方向に延在する第2ゲート電極4aの帯状パターン、すなわち、ワード線3WLを形成する。このとき選択nMIS形成領域の導体膜4は除去する。続いて、選択nMIS形成領域に、ワード線WLと平行なパターン形状のレジストパターン(第3マスキングパターン)を形成することにより、選択nMIS形成領域のゲート部分を覆う。その後、レジストパターンおよび第2ゲート電極4aのパターンから露出する絶縁膜8、導体膜17,3をエッチングすることにより第1ゲート電極17a,3aを形成することでメモリセルMCを完成する。また、選択nMISQsのゲート電極17b,3bを形成する。この段階で、選択nMISのゲート電極17b,3bは、個々に分断されている。実施の形態7と同様に、NAND型フラッシュメモリでもグローバルビット線のピッチ緩和を行なうことができるが、発明者が検討した技術では選択nMISの個数が増え面積が増加するという問題がある。前記実施の形態7と同様に、図108に示すように、選択nMISQsのゲート電極17b,3bに至るコンタクトホールCNT2、金属層による配線L2,L3を形成することで、2つの選択nMISQsを1つ分の面積内に形成することが可能であった。
【0078】
(実施の形態9)
前記実施の形態7では、分断された選択nMISのゲート電極に対して、それぞれのゲート電極に達するコンタクトホールを形成して、ゲート電極の一つおきに別々の金属配線に接続することによって選択nMISの2個分を1個分の面積内に収めた。本実施の形態9では、選択nMISのゲート電極への配線に第2ゲート電極(制御ゲート電極、すなわち、ワード線)を用いる。
【0079】
図109は本実施の形態9の半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図110および図111はそれぞれ図109のX1−X1線およびX2−X2線の断面図をである。また、図112は図109に続く製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図113および図114はそれぞれ図112のX1−X1線およびX2−X2線の断面図である。また、図115および図116は図112のY5−Y5線およびY6−Y6線の断面図である。さらに、図117および図118は図112に続く半導体装置の製造工程中における図112のY5−Y5線およびY6−Y6線の断面図である。
【0080】
まず、図109〜図111に示すように、前記実施の形態2の図55〜図57の後、選択nMIS形成領域の導体膜16を除去した後、絶縁膜13の一部を通常のリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によって除去することにより、その下層の導体膜5の一部が露出する開口部18を形成する。絶縁膜14を除去しない条件でのドライエッチング技術を用いれば、図109でx方向のストライプ状パターンのレジストマスクを用いてパターニングできる。このときの位置関係として、隣接する絶縁膜13および導体膜5のストライプパターンに対して、導体膜5の露出部分を一つおきにy方向にずらす。この境界を境界線SL5,SL6,SL7,SL8として、境界線SL6,SL7間に、どの絶縁膜13および導体膜5のストライプパターン上でも導体膜5の露出部分が無い領域を作る。
【0081】
続いて、図112〜図116に示すように、ワード線材料である導体膜4を堆積した後、その上に絶縁膜15を堆積する。このあとリソグラフィとドライエッチング技術を用いて、絶縁膜15および導体膜4をパターニングする。これにより、メモリ領域MAに第2ゲート電極4a(図1〜図4等を参照)および周辺回路領域PAにゲート配線4bのパターンを形成する。この際、周辺回路領域PAにおけるゲート配線4bおよび絶縁膜15の2つの帯状パターンは、境界線SL7,SL8で挟まれる領域および境界線SL5,SL6で挟まれる領域を完全に覆い、その各々の絶縁膜15の帯状パターンの間にスペースが存在するように形成する。また、ゲート配線4bは、開口部18を通じて導体膜5と接触し電気的に接続されている。その後、メモリ領域MA内は層間膜用の絶縁膜8、第1ゲート電極3a(図1〜図4等参照)の順にエッチングして不揮発性のメモリセルMCを完成する。
【0082】
次いで、メモリ領域MAの全体と、絶縁膜13およびゲート配線4bの隣接パターン間とをレジストで覆い、そこから露出する絶縁膜13および導体膜5を順にエッチングする。これにより、メモリ領域MAに第3ゲート電極5a(5)を形成するとともに、図117および図118に示すように、周辺回路領域PAに選択トランジスタ用のゲート電極5b(5)を形成する。選択nMIS部分のソースおよびドレイン用の拡散層をチャネルイオン打ち込みして選択nMISQs(図1〜図4等参照)を形成し、さらに図示はしないが、層間絶縁膜を形成した後、ワード線WL、ウェルPWL、第3ゲート電極5a、選択nMISQs用のゲート配線4b、選択nMISQsのメモリセルと反対側の拡散層に至るコンタクトホールを形成し、続いて金属膜を堆積してこれをパターニングして配線とし、メモリセルMCを完成した。
【0083】
本実施の形態9の半導体装置では、グローバルビット線のピッチ緩和を行なった場合でも選択nMISQsの占有面積増加を無くすことが出来た。
【0084】
(実施の形態10)
前記実施の形態8では分断された選択トランジスタのゲート電極に対して、それぞれのゲート電極に達するコンタクトホールを形成して一つおきに別々の金属配線に接続することによって選択トランジスタの2個分を1個分の面積に収めた。本実施の形態10では、選択トランジスタのゲート電極への配線に制御ゲート電極(第2ゲート電極)材料を用いる。
【0085】
図119は本実施の形態の半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図120は図119のX3−X3線の断面図である。また、図121は図119に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図122は図121のX3−X3線の断面図である。さらに、図123は図121に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハ1Wのメモリ領域MAと周辺回路領域PAとの境界およびその周囲の平面図、図124は図123のX3−X3線の断面図、図125および図126はそれぞれ図123のY5−Y5線およびY6−Y6線の断面図である。
【0086】
まず、図119および図120に示すように、前記実施の形態8の図98および図99の次に、基板1の主面上に、第1ゲート電極と第2ゲート電極と間の層間膜形成用の絶縁膜8を堆積した後、その上に、例えば低抵抗なポリシリコン膜からなる導体膜(第9導体膜)19を堆積する。続いて、リソグラフィとドライエッチング技術を用いて、導体膜19と絶縁膜8を、図121および図122に示すようにパターニングする。すなわち、周辺回路領域PAにおいて、導体膜19と絶縁膜8との一部を除去することにより、導体膜17の一部が露出するような開口部20を形成する。その後、基板1の主面上に導体膜(第10導体膜)4を堆積した後、その導体膜4をリソグラフィとドライエッチング技術を用いて、図123〜図126に示すようにパターニングする。すなわち、メモリ領域MAにおいては、第2ゲート電極4a(すなわち、ワード線WL)を形成し、周辺回路領域PAにおいては、ゲート配線4bを形成する。この際、周辺回路領域PAにおけるゲート配線4bの2つの帯状パターンは、境界線SL9,SL10で挟まれる領域および境界線SL11,SL12で挟まれる領域を完全に覆い、その各々の帯状パターンの間にスペースが存在するように形成する。また、ゲート配線4bは、開口部20を通じて導体膜17と接触し電気的に接続されている。
【0087】
次いで、図127および図128は図127および図128に続く半導体装置の製造工程における図123のY5−Y5線およびY6−Y6線の断面図である。2本のゲート配線4bの間のスペースをレジストで覆い、層間膜用の絶縁膜8、導体膜17,3を順にエッチングする。これにより、メモリ領域MAでは第1ゲート電極3aを形成してメモリセルMCを完成した。また、周辺回路領域PAでは、選択nMISQsのゲート電極3b,17bを形成した。図127および図128に示すように、ゲート配線4bは、開口部20を通じてゲート電極17b,3bと電気的に接続されている。続いて、選択nMIS部分のソースおよびドレイン用の拡散層をチャネルイオン打ち込みで形成し、さらに図示はしないが、層間絶縁膜を形成した後、ワード線WL、ウェルPWL、ゲート配線4b、選択nMISのメモリセルと反対側の拡散層に至るコンタクトホールを形成し、続いて金属膜を堆積してこれをパターニングして配線とし、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を完成した。
【0088】
本実施の形態10の半導体装置では、グローバルビット線のピッチ緩和を行なった場合でも選択nMISの占有面積の増加を無くすことができた。
【0089】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0090】
例えば前記実施の形態では、ウエルがp型であり、選択トランジスタがnチャネル型であり、メモリセルがnチャネル型の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、導電型を逆にしても良い。
【0091】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるフラッシュメモリの製造方法に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えばフラッシュメモリと論理回路とを同一半導体基板に有する混載型の半導体装置の製造方法にも適用できる。
【0092】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0093】
すなわち、周辺回路用のトランジスタのゲート絶縁膜を形成した後に、メモリ領域内の電極形成用の導体膜パターンをエッチングマスクとして周辺回路領域に分離溝を自己整合的に形成し、さらにその分離部を埋め込むことで分離部を形成することにより、不揮発性メモリを有する半導体装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の一例を示した要部平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】図1のC−C線の断面図である。
【図5】図1の半導体装置のメモリ動作説明のための回路図である。
【図6】図1の半導体装置のメモリ動作説明のための回路図である。
【図7】図1の半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図8】図7のX1−X1線の断面図である。
【図9】図7のX2−X2線の断面図である。
【図10】図7に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図11】図10のX1−X1線の断面図である。
【図12】図10のX2−X2線の断面図である。
【図13】図10に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図14】図13のX1−X1線の断面図である。
【図15】図13のX2−X2線の断面図である。
【図16】図13に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図17】図16のX1−X1線の断面図である。
【図18】図16のX2−X2線の断面図である。
【図19】図16に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図20】図19のX1−X1線の断面図である。
【図21】図19のX2−X2線の断面図である。
【図22】図19に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図23】図22のX1−X1線の断面図である。
【図24】図22のX2−X2線の断面図である。
【図25】図22に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図26】図25のX1−X1線の断面図である。
【図27】図25のX2−X2線の断面図である。
【図28】図25に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図29】図28のX1−X1線の断面図である。
【図30】図28のX2−X2線の断面図である。
【図31】図28に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図32】図31のX1−X1線の断面図である。
【図33】図31のX2−X2線の断面図である。
【図34】図31に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図35】図34のX1−X1線の断面図である。
【図36】図34のX2−X2線の断面図である。
【図37】図34に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図38】図37のX1−X1線の断面図である。
【図39】図37のX2−X2線の断面図である。
【図40】図37に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図41】図40のX1−X1線の断面図である。
【図42】図40のX2−X2線の断面図である。
【図43】図40に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図44】図43のX1−X1線の断面図である。
【図45】図43のX2−X2線の断面図である。
【図46】図43に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図47】図46のX1−X1線の断面図である。
【図48】図46のX2−X2線の断面図である。
【図49】図46に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図50】図49のX1−X1線の断面図である。
【図51】図49のX2−X2線の断面図である。
【図52】図50の半導体装置の製造工程におけるウエハの要部拡大平面図である。
【図53】図52に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部拡大平面図である。
【図54】応力起因による結晶欠陥が原因と考えられる不良率を素子分離膜の寸法に対してプロットしたグラフ図である。
【図55】本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図56】図55のX1−X1線の断面図である。
【図57】図55のX2−X2線の断面図である。
【図58】図55に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図59】図58のX1−X1線の断面図である。
【図60】図58のX2−X2線の断面図である。
【図61】図58に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図62】図61のX1−X1線の断面図である。
【図63】図61のX2−X2線の断面図である。
【図64】図61に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図65】図64のX1−X1線の断面図である。
【図66】図64のX2−X2線の断面図である。
【図67】図65のY1−Y1線の断面図である。
【図68】図66のY2−Y2線の断面図である。
【図69】本発明のさらに他の実施の形態である半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図70】図69のX1−X1線の断面図である。
【図71】図69のX2−X2線の断面図である。
【図72】図69に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図73】図72のX1−X1線の断面図である。
【図74】図72のX2−X2線の断面図である。
【図75】図72に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図76】図75のX1−X1線の断面図である。
【図77】図75のX2−X2線の断面図である。
【図78】図75に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図79】図78のX1−X1線の断面図である。
【図80】図78のX2−X2線の断面図である。
【図81】図78に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図82】図81のX1−X1線の断面図である。
【図83】図81のX2−X2線の断面図である。
【図84】グローバルビット線のピッチ緩和の説明図である。
【図85】グローバルビット線のピッチ緩和の説明図である。
【図86】本発明者が検討した技術によるメモリセルの部分平面図である。
【図87】図49の選択トランジスタ部分の要部拡大平面図である。
【図88】図87に続く工程での図49における選択トランジスタ部分の要部拡大平面図である。
【図89】図88に続く工程での図49における選択トランジスタ部分の要部拡大平面図である。
【図90】本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図91】図90に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図92】図91に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図93】図92に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図94】図93に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図95】図94に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図96】図95に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図97】図96に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図98】図97に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図99】図98のX3−X3線の断面図である。
【図100】図98に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図101】図100のX3−X3線の断面図である。
【図102】図100に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図103】図102のX4−X4線の断面図である。
【図104】図102のX3−X3線の断面図である。
【図105】図102に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図106】図105のX4−X4線の断面図である。
【図107】図105のX3−X3線の断面図である。
【図108】図105に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図109】本発明のさらに他の実施の形態である半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図110】図109のX1−X1線の断面図である。
【図111】図109のX2−X2線の断面図である。
【図112】図109に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図113】図112のX1−X1線の断面図である。
【図114】図112のX2−X2線の断面図である。
【図115】図112のY5−Y5線の断面図である。
【図116】図112のY6−Y6線の断面図である。
【図117】図112に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの図112のY5−Y5線に相当する箇所の断面図である。
【図118】図112に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの図112のY6−Y6線に相当する箇所の断面図である。
【図119】本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図120】図119のX3−X3線の断面図である。
【図121】図119に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図122】図121のX3−X3線の断面図である。
【図123】図121に続く半導体装置の製造工程中におけるウエハの要部平面図である。
【図124】図123のX3−X3線の断面図である。
【図125】図123のY5−Y5線の断面図である。
【図126】図123のY6−Y6線の断面図である。
【図127】図123に続く半導体装置の製造工程中における図123のY5−Y5線に相当する箇所の断面図である。
【図128】図123に続く半導体装置の製造工程中における図123のY6−Y6線に相当する箇所の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
1W ウエハ
2 拡散層(第1半導体領域)
3 導体膜(第2導体膜、第6導体膜)
3a 第1ゲート電極
4 導体膜(第3導体膜、第5導体膜、第10導体膜)
4a 第2ゲート電極
4b ゲート配線
5 導体膜(第1導体膜)
5a 第3ゲート電極
5b ゲート電極
6 ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)
7 絶縁膜(第4絶縁膜)
8 絶縁膜(第5絶縁膜)
9 絶縁膜(第2絶縁膜)
10 分離部
10a 分離溝
12 拡散層(第2半導体領域)
13 絶縁膜(第2絶縁膜)
14 絶縁膜(第3絶縁膜)
15 絶縁膜
16 導体膜
17 導体膜(第7導体膜)
18 開口部
19 導体膜(第9導体膜)
20 開口部
MA メモリ領域
PA 周辺回路領域(周辺領域)
MC,MC0,MC1 メモリセル
PWL ウェル
Lm 活性領域(第1活性領域)
Lp 活性領域(第2活性領域)
CNT1 コンタクトホール
CNT2 コンタクトホール(孔)
CNT3 コンタクトホール
L1 配線
L2 配線(第1配線)
L3 配線(第2配線)
L4,L5 配線
Qs 選択nチャネル型のMIS・FET(第1トランジスタ)
SS ソース線
SS1 ソース線
SD1 ビット線
FR1 フォトレジストパターン(第1マスキングパターン)
FR2 フォトレジストパターン(第2マスキングパターン)
FR3 フォトレジスト膜
GB,GB1〜GB4 グローバルビット線
LB ローカルビット線

Claims (28)

  1. 浮遊ゲート電極形成用の第1ゲート電極、制御ゲート電極形成用の第2ゲート電極および第3ゲート電極を持つ不揮発性メモリセルを複数有する半導体装置の製造方法において、周辺回路用のトランジスタのゲート絶縁膜を形成した後に、前記第3ゲート電極を形成するための導体膜のパターンをマスクとして周辺回路領域の分離領域に分離溝を自己整合的に形成し、その分離溝を埋め込むことで、前記第3ゲート電極を形成するための導体パターンに対して自己整合的に分離部を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)メモリ領域および周辺領域を有する半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記半導体基板の主面の第1絶縁膜上に第1導体膜および第2絶縁膜を下層から順に堆積する工程、
    (c)前記第1導体膜および第2絶縁膜を前記メモリ領域および周辺領域に延在する複数の線状の第1パターンに加工する工程、
    (d)前記周辺領域を第1マスキングパターンで覆った状態で、前記第1マスキングパターンから露出する半導体基板に、その半導体基板の主面に対して斜め方向から不純物を導入することにより、前記第1パターンの各々の一方の長辺側に、第1パターンの隣接間および第1パターンの幅方向の一部に平面的に重なるような第1半導体領域を前記第1パターンの長辺に沿って延在するように前記半導体基板に形成する工程、
    (e)前記メモリ領域を第2マスキングパターンで覆った状態で、前記周辺領域において、前記複数の線状の第1パターンから露出する前記第1絶縁膜および半導体基板を除去することにより、前記複数の線状の第1パターンに対して自己整合的に分離溝を形成する工程、
    (f)前記分離溝を第3絶縁膜により埋め込み分離部を形成する工程、
    (g)前記メモリ領域における前記複数の線状の第1パターン隣接間における前記第3絶縁膜を除去し、前記複数の線状の第1パターンの第1導体膜の側面に第4絶縁膜を形成した後、前記半導体基板の主面に堆積された第2導体膜を、前記第4絶縁膜を介して前記第1パターンに隣接し、かつ、前記第1パターンの延在方向に沿って延在する複数の線状の第2パターンに加工する工程、
    (h)前記(g)工程後、前記半導体基板の主面上に第5絶縁膜および第3導体膜を下層から順に堆積する工程、
    (i)前記第3導体膜を加工することにより前記複数の線状の第1パターンに対して交差する方向に延在する複数の第2ゲート電極のパターンを形成する工程、
    (j)前記第2ゲート電極のパターンをマスクとして、そこから露出する前記第5絶縁膜および第2導体膜を除去することにより第1ゲート電極を形成する工程、
    (k)前記複数の線状の第1パターンを加工することにより、前記メモリ領域に複数の第3ゲート電極を形成し、前記周辺領域に周辺回路用の複数の第1トランジスタのゲート電極を形成する工程。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記(k)工程後、前記第1トランジスタのソースおよびドレイン用の半導体領域を、前記ゲート電極および第3ゲート電極に対して自己整合的に形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記第1マスキングパターンのメモリ領域側の端部境界線が、前記第3ゲート電極の周辺領域側の端部境界線から周辺領域の方向に離れていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記(k)工程後、前記半導体基板の主面上に第6絶縁膜を堆積する工程、前記第6絶縁膜に前記第1トランジスタのゲート電極に達する複数の孔を、互いに隣接する前記ゲート電極に接続される孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程および前記互いに隣接するゲート電極に達する孔の各々に、互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように、前記第6絶縁膜上に前記別々の配線を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の前記複数の第3ゲート電極の隣接ピッチと同等となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の複数の第3ゲート電極の隣接ピッチの2倍となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)メモリ領域および周辺領域を有する半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記半導体基板の主面の第1絶縁膜上に第1導体膜および第2絶縁膜を下層から順に堆積する工程、
    (c)前記第1導体膜および第2絶縁膜を前記メモリ領域および周辺領域に延在する複数の線状の第1パターンに加工する工程、
    (d)前記周辺領域を第1マスキングパターンで覆った状態で、前記マスキングパターンから露出する半導体基板に、その半導体基板の主面に対して斜め方向から不純物を導入することにより、前記第1パターンの各々の一方の長辺側に、第1パターンの隣接間および第1パターンの幅方向の一部に平面的に重なるような第1半導体領域を前記第1パターンの長辺に沿って延在するように前記半導体基板に形成する工程、
    (e)前記メモリ領域を第2マスキングパターンで覆った状態で、前記周辺領域において、前記複数の線状の第1パターンから露出する前記第1絶縁膜および半導体基板を除去することにより、前記複数の線状の第1パターンに対して自己整合的に分離溝を形成する工程、
    (f)前記分離溝を第3絶縁膜により埋め込み分離部を形成する工程、
    (g)前記メモリ領域における前記複数の線状の第1パターン隣接間における前記第3絶縁膜を除去し、前記複数の線状の第1パターンの第1導体膜の側面に第4絶縁膜を形成した後、前記半導体基板の主面に堆積された第2導体膜を、前記第4絶縁膜を介して前記第1パターンに隣接し、かつ、前記第1パターンの延在方向に沿って延在する複数の線状の第2パターンに加工する工程、
    (h)前記(g)工程後、前記半導体基板の主面上に第5絶縁膜および第3導体膜を下層から順に堆積する工程、
    (i)前記第3導体膜を加工することにより前記複数の線状の第1パターンに対して交差する方向に延在する複数の第2ゲート電極のパターンを形成する工程、
    (j)前記第2ゲート電極のパターンをマスクとして、そこから露出する前記第5絶縁膜および第2導体膜を除去することにより第1ゲート電極を形成する工程、
    (k)前記複数の線状の第1パターンを加工することにより、前記メモリ領域に複数の第3ゲート電極を形成し、前記周辺領域に周辺回路用の複数の第1トランジスタのゲート電極を形成する工程、
    (l)前記第1トランジスタのソースおよびドレイン用の半導体領域を、前記ゲート電極および第3ゲート電極に対して自己整合的に形成する工程、
    (m)前記(l)工程後、前記半導体基板の主面上に第6絶縁膜を堆積する工程、
    (n)前記第6絶縁膜に前記第1トランジスタのゲート電極に達する複数の孔を、互いに隣接するゲート電極に達する孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程、
    (o)前記互いに隣接するゲート電極に達する孔の各々に互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように、前記第6絶縁膜上に前記別々の配線を形成する工程。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の前記複数の第3ゲート電極の隣接ピッチと同等となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の前記複数の第3ゲート電極の隣接ピッチの2倍となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)メモリ領域および周辺領域を有する半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記半導体基板の主面の第1絶縁膜上に第1導体膜および第2絶縁膜を下層から順に堆積する工程、
    (c)前記第1導体膜および第2絶縁膜を前記メモリ領域および周辺領域に延在する複数の線状の第1パターンに加工する工程、
    (d)前記周辺領域を第1マスキングパターンで覆った状態で、前記マスキングパターンから露出する半導体基板に、半導体基板の主面に対して斜め方向から不純物を導入することにより、前記第1パターンの各々の一方の長辺側に、第1パターンの隣接間および第1パターンの幅方向の一部に平面的に重なるような第1半導体領域を前記第1パターンの長辺に沿って延在するように前記半導体基板に形成する工程、
    (e)前記メモリ領域を第2マスキングパターンで覆った状態で、前記周辺領域において、前記複数の線状の第1パターンから露出する前記第1絶縁膜および半導体基板を除去することにより、前記複数の線状の第1パターンに対して自己整合的に分離溝を形成する工程、
    (f)前記分離溝を第3絶縁膜により埋め込み分離部を形成する工程、
    (g)前記メモリ領域において前記複数の線状の第1パターン隣接間に存在する前記第3絶縁膜を除去し、前記複数の線状の第1パターンの第1導体膜の側面に第4絶縁膜を形成した後、前記半導体基板の主面に堆積された第2導体膜を、前記第4絶縁膜を介して前記第1パターンに隣接し、かつ、前記第1パターンの延在方向に沿って延在する複数の線状の第2パターンに加工する工程、
    (h)前記(g)工程後、前記半導体基板の主面上に第5絶縁膜を堆積する工程、
    (i)前記5絶縁膜上に第4導体膜を堆積する工程、
    (j)前記周辺領域の第4導体膜、第5絶縁膜および第2絶縁膜を除去することにより、前記周辺回路領域の第1導体膜を露出させる工程、
    (k)前記半導体基板の主面上に第5導体膜を堆積する工程、
    (l)前記メモリ領域に第2ゲート電極形成用のマスキングパターンを形成し、かつ、前記周辺領域に周辺回路用の第1トランジスタのゲート電極形成用のマスキングパターンを形成した後、それらのマスキングパターンをマスクとして、そこから露出する第5導体膜、第4導体膜、第5絶縁膜および第1導体膜をエッチングすることにより、前記メモリ領域には、前記複数の線状の第1パターンに対して交差する方向に延在され、前記第4、第5導体膜の積層構造を有する複数の第2ゲート電極のパターンを形成し、前記周辺領域には、前記第1、第5導体膜の積層構造を有する複数の前記第1トランジスタのゲート電極を形成する工程。
  12. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記(l)工程後、前記第1トランジスタのソースおよびドレイン用の半導体領域を、前記ゲート電極および第3ゲート電極に対して自己整合的に形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記第1マスキングパターンのメモリ領域側の端部境界線が、前記第3ゲート電極の周辺領域側の端部境界線から周辺領域方向に離れていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記(l)工程後、前記半導体基板の主面上に第6絶縁膜を堆積する工程、前記第6絶縁膜に前記第1トランジスタのゲート電極に達する複数の孔を、互いに隣接する前記ゲート電極に接続される孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程および前記互いに隣接するゲート電極に達する孔の各々に、互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように、前記第6絶縁膜上に前記別々の配線を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の前記複数の第3ゲート電極の隣接ピッチと同等となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記周辺領域の前記複数の第1トランジスタのゲート電極を、その隣接ピッチが、前記メモリ領域の前記複数の第3ゲート電極の隣接ピッチの2倍となるように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)メモリ領域および周辺領域を有する半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記半導体基板の主面の第1絶縁膜上に第6導体膜および第2絶縁膜を下層から順に堆積する工程、
    (c)前記第6導体膜および第2絶縁膜を加工することにより第1ゲート電極を形成するための複数の線状の第3パターンを前記メモリ領域および周辺領域に延在させた状態で形成する工程、
    (d)前記メモリ領域および周辺領域において、前記複数の線状の第3パターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第1絶縁膜および半導体基板を除去することにより、前記複数の線状の第3パターンに対して自己整合的に分離溝を形成する工程、
    (e)前記分離溝内に第3絶縁膜を埋め込むことにより分離部を形成する工程、
    (f)前記(e)工程後、前記第2絶縁膜を除去することにより、前記第6導体膜を露出させる工程、
    (g)前記(f)工程後、前記半導体基板の主面上に第7導体膜を堆積した後、これを加工することにより、前記第1ゲート電極を形成するためのパターンであって、前記第3パターンよりも幅広に形成され、かつ、前記第3パターンの延在方向と同一方向に沿って前記メモリ領域および周辺領域に延在する複数の線状の第4パターンを前記第6導体膜と電気的に接続した状態で形成する工程、
    (h)前記(g)工程後、前記半導体基板の主面上に第5絶縁膜を堆積する工程、
    (i)前記(h)工程後、前記第5絶縁膜上に第8導体膜を堆積した後、前記周辺領域においては前記第8導体膜を除去し、前記メモリ領域においては前記第8導体膜をパターニングすることにより、前記複数の線状の第4パターンに対して交差する方向に延在する複数の線状の第2ゲート電極のパターンを形成する工程、
    (j)前記(i)工程後、前記半導体基板の主面上に、前記周辺領域の第1トランジスタのゲート電極形成領域を覆う第3マスキングパターンを形成した後、前記第3マスキングパターンおよび前記第2ゲート電極のパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第5絶縁膜および第6、7導体膜を除去することにより、前記メモリ領域においては前記第2ゲート電極のパターンに対して自己整合的に第6、第7導体膜の積層構造を有する第1ゲート電極のパターンを形成し、前記周辺領域においては前記第6、7導体膜の積層構造を有する複数の前記第1トランジスタのゲート電極を形成する工程、
    (k)前記(j)工程後、前記半導体基板の主面上に第6絶縁膜を堆積する工程、
    (l)前記第6絶縁膜に前記第1トランジスタのゲート電極に達する複数の孔を、
    互いに隣接するゲート電極に達する孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程、
    (m)前記互いに隣接するゲート電極に達する孔の各々に、互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように、前記第6絶縁膜上に前記別々の配線を形成する工程。
  18. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)メモリ領域および周辺領域を有する半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記半導体基板の主面の第1絶縁膜上に第6導体膜および第2絶縁膜を下層から順に堆積する工程、
    (c)前記第6導体膜および第2絶縁膜を加工することにより第1ゲート電極を形成するための複数の線状の第3パターンを前記メモリ領域および周辺領域に延在させた状態で形成する工程、
    (d)前記メモリ領域および周辺領域において、前記複数の線状の第3パターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第1絶縁膜および半導体基板を除去することにより、前記複数の線状の第3パターンに対して自己整合的に分離溝を形成する工程、
    (e)前記分離溝内に第3絶縁膜を埋め込むことにより分離部を形成する工程、
    (f)前記(e)工程後、前記第2絶縁膜を除去することにより、前記第6導体膜を露出させる工程、
    (g)前記(f)工程後、前記半導体基板の主面上に第7導体膜を堆積した後、これを加工することにより、前記第1ゲート電極を形成するためのパターンであって、前記第3パターンよりも幅広に形成され、かつ、前記第3パターンの延在方向と同一方向に沿って前記メモリ領域および周辺領域に延在する複数の線状の第4パターンを前記第6導体膜と電気的に接続した状態で形成する工程、
    (h)前記(g)工程後、前記半導体基板の主面上に第5絶縁膜を堆積する工程、
    (i)前記(h)工程後、前記第5絶縁膜上に第9導体膜を堆積する工程、
    (j)前記周辺領域において前記第9導体膜および第5絶縁膜に前記第7導体膜の一部が露出する複数の孔を、互いに隣接する周辺回路用の第1トランジスタのゲート電極に接続される孔の位置が互いに離れる方向にずれるように形成する工程、
    (k)前記(j)工程後、前記半導体基板の主面上に第10導体膜を堆積した後、前記第9、第10導体膜を加工することにより、前記周辺領域においては、前記互いに隣接する周辺回路用の第1トランジスタのゲート電極に接続される孔の各々に、互いに絶縁された別々の配線が電気的に接続されるように前記別々の配線を形成し、前記メモリ領域においては、前記複数の線状の第4パターンに対して交差する方向に延在する複数の線状の第2ゲート電極のパターンを形成する工程、
    (l)前記(k)工程後、前記半導体基板の主面上に、前記周辺領域の第1トランジスタのゲート電極形成領域を覆う第3マスキングパターンを形成した後、前記第3マスキングパターンおよび前記第2ゲート電極のパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第5絶縁膜および第6,7,9,10導体膜を除去することにより、前記メモリ領域においては前記第2ゲート電極のパターンに対して自己整合的に第6,第7導体膜の積層構造を有する第1ゲート電極のパターンを形成し、前記周辺領域においては前記第6、7導体膜の積層構造を有する複数の前記第1トランジスタのゲート電極を形成する工程。
  19. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、以下の構成を有することを特徴とする半導体装置;
    (a)メモリ領域およびその周辺領域を有する半導体基板、
    (b)前記メモリ領域の半導体基板の主面に形成された第1活性領域、
    (c)前記第1活性領域上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記半導体基板の主面の第1方向およびこれに交差する第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第1ゲート電極、
    (d)前記メモリ領域において、前記第1方向に沿って配置された複数の第1ゲート電極上に絶縁膜を介して重なるように第1方向に沿って延在され、前記第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第2ゲート電極、
    (e)前記第1活性領域上に前記第1ゲート絶縁膜を介して前記複数の第1ゲート電極に隣接して配置され、前記第2方向に延在する複数の第3ゲート電極、
    (f)前記半導体基板において、前記第3ゲート電極の一方の長辺に沿うように前記第3ゲート電極の隣接間および第3ゲート電極下の一部に広がって形成された第1半導体領域、
    (g)前記周辺領域の半導体基板において、前記第3ゲート電極の延長上に延在して設けられ、前記第1方向の隣接間に分離部を隔てて設けられた複数の第2活性領域、
    (h)前記複数の第2活性領域の各々に第2ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記第2活性領域の前記第1方向の寸法と同一の前記第1方向の寸法を持つ複数のゲート電極、
    (i)前記周辺領域の半導体基板において、前記複数のゲート電極の各々における前記第2方向の両側に形成されたソースおよびドレイン用の半導体領域であって、その一方が前記第1半導体領域と電気的に接続された第2半導体領域、
    (j)前記周辺領域において前記複数のゲート電極の各々に配置された孔であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の位置が互いに前記第2方向にずれるように配置された孔、
    (k)前記周辺領域において、前記第1方向に延在された状態で、前記第2方向に沿って互いに絶縁された状態で配置され、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の各々に電気的に接続された別々の配線。
  20. 請求項19記載の半導体装置において、前記周辺領域において前記第1方向に隣接する前記ゲート電極の隣接ピッチを、前記メモリ領域において前記第1方向に隣接する前記第3ゲート電極の隣接ピッチと同等となるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  21. 請求項19記載の半導体装置において、前記周辺領域において前記第1方向に隣接する前記ゲート電極の隣接ピッチを、前記メモリ領域において前記第1方向に隣接する前記第3ゲート電極の隣接ピッチの2倍となるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  22. 請求項19記載の半導体装置において、前記周辺領域のゲート電極が、前記メモリ領域の前記第2ゲート電極および第3ゲート電極を形成する各々の導体膜の積層構造を有することを特徴とする半導体装置。
  23. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、以下の構成を有することを特徴とする半導体装置;
    (a)メモリ領域およびその周辺領域を有する半導体基板、
    (b)前記メモリ領域の半導体基板の主面に形成された第1活性領域、
    (c)前記第1活性領域上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記半導体基板の主面の第1方向およびこれに交差する第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第1ゲート電極、
    (d)前記メモリ領域において、前記第1方向に沿って配置された複数の第1ゲート電極上に絶縁膜を介して重なるように第1方向に沿って延在され、前記第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第2ゲート電極、
    (e)前記第1活性領域上に前記第1ゲート絶縁膜を介して前記複数の第1ゲート電極に隣接して配置され、前記第2方向に延在する複数の第3ゲート電極、
    (f)前記周辺領域の半導体基板において、前記第3ゲート電極の延長上に延在して設けられ、前記第1方向の隣接間に分離部を隔てて設けられた複数の第2活性領域、
    (g)前記複数の第2活性領域の各々に第2ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記第2活性領域の前記第1方向の寸法と同一の前記第1方向の寸法を持つ複数のゲート電極、
    (h)前記周辺領域において前記複数のゲート電極の各々に配置された孔であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の位置が互いに前記第2方向にずれるように配置された孔、
    (i)前記周辺領域において、前記第1方向に延在され、かつ、前記第2方向に沿って互いに絶縁された状態で配置され、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の各々に電気的に接続された別々の配線。
  24. 請求項23記載の半導体装置において、前記周辺領域において前記第1方向に隣接する前記ゲート電極の隣接ピッチを、前記メモリ領域において前記第1方向に隣接する前記第3ゲート電極の隣接ピッチと同等となるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  25. 請求項23記載の半導体装置において、前記周辺領域において前記第1方向に隣接する前記ゲート電極の隣接ピッチを、前記メモリ領域において前記第1方向に隣接する前記第3ゲート電極の隣接ピッチの2倍となるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  26. 請求項23記載の半導体装置において、前記周辺領域のゲート電極が、前記メモリ領域の前記第2ゲート電極および第3ゲート電極を形成する各々の導体膜の積層構造を有することを特徴とする半導体装置。
  27. 複数の不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、以下の構成を有することを特徴とする半導体装置;
    (a)メモリ領域およびその周辺領域を有する半導体基板、
    (b)前記メモリ領域の半導体基板の主面に形成された第1活性領域、
    (c)前記第1活性領域上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記半導体基板の主面の第1方向およびこれに交差する第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第1ゲート電極、
    (d)前記メモリ領域において、前記第1方向に沿って配置された複数の第1ゲート電極上に絶縁膜を介して重なるように第1方向に沿って延在され、かつ、前記第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第2ゲート電極、
    (e)前記周辺領域の半導体基板の主面に形成された第2活性領域、
    (f)前記第2活性領域上に第2ゲート絶縁膜を介して設けられ、かつ、前記第1ゲート電極の前記第1方向の寸法と同一の前記第1方向の寸法を持つ複数のゲート電極、
    (g)前記周辺領域において、前記複数のゲート電極の各々に配置された孔であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の位置が互いに前記第2方向にずれるように配置された孔、
    (h)前記周辺領域において、前記第1方向に延在され、かつ、前記第2方向に沿って互いに絶縁された状態で配置され、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の各々に電気的に接続された別々の配線。
  28. 以下の構成を有することを特徴とする半導体装置;
    (a)メモリ領域およびその周辺領域を有する半導体基板、
    (b)前記メモリ領域の半導体基板の主面に形成された第1活性領域、
    (c)前記第1活性領域上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記半導体基板の主面の第1方向およびこれに交差する第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第1ゲート電極、
    (d)前記メモリ領域において、前記第1方向に沿って配置された複数の第1電極上に絶縁膜を介して重なるように第1方向に沿って延在され、かつ、前記第2方向に沿って互いに分離された状態で配置された複数の第2ゲート電極、
    (e)前記周辺領域の半導体基板の主面に形成された第2活性領域、
    (f)前記第2活性領域上に第2ゲート絶縁膜を介して設けられ、かつ、前記第1ゲート電極の前記第1方向の寸法と同一の前記第1方向の寸法を持つ複数のゲート電極、
    (g)前記周辺領域において前記複数のゲート電極の各々に配置された孔であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔の位置が互いに前記第2方向にずれるように配置された孔、
    (h)前記周辺領域において、前記第1方向に延在され、かつ、前記第2方向に沿って互いに絶縁された状態で配置された配線であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔のうち、偶数番目の複数の孔と電気的に接続される第1配線、
    (i)前記周辺領域において、前記第1配線に対して絶縁された状態で配置された配線であって、前記第1方向に沿って互いに隣接するゲート電極に配置される孔のうち、奇数番目の複数の孔と電気的に接続される第2配線。
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