JP2004025241A - フエンス用網 - Google Patents
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Abstract
【課題】傾斜地に対応可能なフエンス用網を提供する。
【解決手段】
網Aは複数の線材1をかしめ金具2により連結して網形状を構成している。線材1は台形形状に交互に曲げられており、台形の上辺が直線状の頂部10に成っている。隣接する線材1、1の頂部10、10どうしをかしめ金具2により連結して、線材1を網Aに形成している。かしめ金具2は、線材1の頂部10を完全に固定せず、縦方向に線材1を移動可能に係止している。各線材1を縦方向にずらすことにより網A全体を平行四辺形とし、傾斜地に対応した形状とすることができる。線材1のずらし量を調整することにより任意の角度の平行四辺形を形成できる。
【選択図】 図1
【解決手段】
網Aは複数の線材1をかしめ金具2により連結して網形状を構成している。線材1は台形形状に交互に曲げられており、台形の上辺が直線状の頂部10に成っている。隣接する線材1、1の頂部10、10どうしをかしめ金具2により連結して、線材1を網Aに形成している。かしめ金具2は、線材1の頂部10を完全に固定せず、縦方向に線材1を移動可能に係止している。各線材1を縦方向にずらすことにより網A全体を平行四辺形とし、傾斜地に対応した形状とすることができる。線材1のずらし量を調整することにより任意の角度の平行四辺形を形成できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フエンス用網に関する。
【0002】
【従来の技術】
フエンス用の網には種々のものがあるが、その中に線材を3角形状に交互に曲げ、その3角形の頂部を絡ませて金網としたものが、広く普及している。
線材を絡ませるのではなく、頂部を溶接した溶接金網も普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の金網の場合、傾斜地用のフエンスを作成するのが難しい問題があった。即ち、傾斜地用に平行四辺形のフエンスパネルを従来の金網を用いて作成する場合、上下端を斜めに切り落とすか、或いは金網を斜めに用いて、左右端を垂直に切り落とす方法を採用する必要がある。
しかし、これらの方法は何れの場合にも、金網を切断するという作業が伴う欠点がある。また、切り落としによる金網の無駄や、金網の目と傾斜が合致せず、視覚的に好ましくない等の問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のフエンス用網は、交互に曲げられた線材の曲げ頂部をかしめ金具で縦方向移動可能に係止した、ことを特徴とする。或いはかしめ金具を用いずに互いに係合するようにしても良い。
前記線材を台形状に曲げられ、前記曲げ頂部が直線状部を形成するように構成することにより、縦方向の移動量を大きくとれ、大きな傾斜角度に対応できる効果がある。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、網Aの部分拡大図であり、網Aは前後左右方向に任意の大きさに連続している。
この網Aは複数の線材1をかしめ金具2により連結して網形状を構成している。
【0006】
線材1は台形形状に交互に曲げられており、台形の上辺が直線状の頂部10に成っている。
隣接する線材1、1の頂部10、10どうしをかしめ金具2により連結して、線材1を網Aに形成している。
【0007】
かしめ金具2は図2に示すように単純な楕円形であっても良いし、図3に示すようにひょうたん形状のかしめ金具2’であっても良い。
【0008】
かしめ金具2は、図4に示すように線材1の頂部10を完全に固定せず、縦方向(図1における上下方向)に線材1を移動可能に係止している。
即ち、図4の(A)の状態から、(B)に示すように線材1を縦方向に互いにずらすことが出来るようになっている。
このずらし量は頂部10の長さに規定され、頂部10の長さを長くすればその分大きくずらすことが可能になる。
【0009】
図5に元の網Aと線材1をずらした場合の網A’の形状を示す。図5(A)は各線材1が図4の(A)の状態の時の網Aの形状であり、通常の平地に敷設する場合には、長方形のフエンス体を形成している。
各線材1を図4の(B)の状態とすれば、網A’は図5の(B)に示すように全体が平行四辺形となり、傾斜地に対応した形状とすることができる。
線材1と線材1のずらし量を調整することにより任意の角度の平行四辺形を形成できる。
【0010】
以上の構成の網Aによれば、傾斜地に敷設する場合には、図4に示すように線材1を縦方向にずらし、図5(B)に示す平行四辺形を形成して、胴縁などを介して支柱に固定してフエンスを形成することが可能であり、従来の網のように上下端や両端を切断する必要がない。そのため、作業が簡単であり、材料の無駄もでない。更に、網の目自体が図5(B)に示すように斜め方向に連続する形状となるため、視覚的にも違和感がなく優れた形状のフエンスが得られる。
【0011】
図6に他の実施形態を示す。ここでは、かしめ金具2を用いずに、頂部10部分で線材1、1を交差させて、係合部11を形成してある。この構成の場合も頂部10の長さに応じて縦方向に線材1、1をずらすことが可能であり、図5(B)に示す網A’を形成することができる。
【0012】
図7は線材1’を3角形状に交互に曲げて網を形成してある。この場合、頂部10’は曲線形状であり、直線状にならないが、上下方向に若干ずらすことが可能であり、比較的緩い傾斜であれば対応が可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のフエンス用網によれば、傾斜地用に全体の形状を簡単に変更できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態のかしめ金具2の形状を示す説明図。
【図3】本発明の一実施形態のかしめ金具2’の形状を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態の形状変更を示す説明図。
【図5】本発明の一実施形態の形状変更を示すフエンスの全体図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す概略図。
【図7】本発明の更に他の実施形態を示す概略図。
【符号の説明】
1:線材、2:かしめ金具、10:頂部、11:係合部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、フエンス用網に関する。
【0002】
【従来の技術】
フエンス用の網には種々のものがあるが、その中に線材を3角形状に交互に曲げ、その3角形の頂部を絡ませて金網としたものが、広く普及している。
線材を絡ませるのではなく、頂部を溶接した溶接金網も普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の金網の場合、傾斜地用のフエンスを作成するのが難しい問題があった。即ち、傾斜地用に平行四辺形のフエンスパネルを従来の金網を用いて作成する場合、上下端を斜めに切り落とすか、或いは金網を斜めに用いて、左右端を垂直に切り落とす方法を採用する必要がある。
しかし、これらの方法は何れの場合にも、金網を切断するという作業が伴う欠点がある。また、切り落としによる金網の無駄や、金網の目と傾斜が合致せず、視覚的に好ましくない等の問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のフエンス用網は、交互に曲げられた線材の曲げ頂部をかしめ金具で縦方向移動可能に係止した、ことを特徴とする。或いはかしめ金具を用いずに互いに係合するようにしても良い。
前記線材を台形状に曲げられ、前記曲げ頂部が直線状部を形成するように構成することにより、縦方向の移動量を大きくとれ、大きな傾斜角度に対応できる効果がある。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、網Aの部分拡大図であり、網Aは前後左右方向に任意の大きさに連続している。
この網Aは複数の線材1をかしめ金具2により連結して網形状を構成している。
【0006】
線材1は台形形状に交互に曲げられており、台形の上辺が直線状の頂部10に成っている。
隣接する線材1、1の頂部10、10どうしをかしめ金具2により連結して、線材1を網Aに形成している。
【0007】
かしめ金具2は図2に示すように単純な楕円形であっても良いし、図3に示すようにひょうたん形状のかしめ金具2’であっても良い。
【0008】
かしめ金具2は、図4に示すように線材1の頂部10を完全に固定せず、縦方向(図1における上下方向)に線材1を移動可能に係止している。
即ち、図4の(A)の状態から、(B)に示すように線材1を縦方向に互いにずらすことが出来るようになっている。
このずらし量は頂部10の長さに規定され、頂部10の長さを長くすればその分大きくずらすことが可能になる。
【0009】
図5に元の網Aと線材1をずらした場合の網A’の形状を示す。図5(A)は各線材1が図4の(A)の状態の時の網Aの形状であり、通常の平地に敷設する場合には、長方形のフエンス体を形成している。
各線材1を図4の(B)の状態とすれば、網A’は図5の(B)に示すように全体が平行四辺形となり、傾斜地に対応した形状とすることができる。
線材1と線材1のずらし量を調整することにより任意の角度の平行四辺形を形成できる。
【0010】
以上の構成の網Aによれば、傾斜地に敷設する場合には、図4に示すように線材1を縦方向にずらし、図5(B)に示す平行四辺形を形成して、胴縁などを介して支柱に固定してフエンスを形成することが可能であり、従来の網のように上下端や両端を切断する必要がない。そのため、作業が簡単であり、材料の無駄もでない。更に、網の目自体が図5(B)に示すように斜め方向に連続する形状となるため、視覚的にも違和感がなく優れた形状のフエンスが得られる。
【0011】
図6に他の実施形態を示す。ここでは、かしめ金具2を用いずに、頂部10部分で線材1、1を交差させて、係合部11を形成してある。この構成の場合も頂部10の長さに応じて縦方向に線材1、1をずらすことが可能であり、図5(B)に示す網A’を形成することができる。
【0012】
図7は線材1’を3角形状に交互に曲げて網を形成してある。この場合、頂部10’は曲線形状であり、直線状にならないが、上下方向に若干ずらすことが可能であり、比較的緩い傾斜であれば対応が可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のフエンス用網によれば、傾斜地用に全体の形状を簡単に変更できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態のかしめ金具2の形状を示す説明図。
【図3】本発明の一実施形態のかしめ金具2’の形状を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態の形状変更を示す説明図。
【図5】本発明の一実施形態の形状変更を示すフエンスの全体図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す概略図。
【図7】本発明の更に他の実施形態を示す概略図。
【符号の説明】
1:線材、2:かしめ金具、10:頂部、11:係合部。
Claims (3)
- 交互に曲げられた線材の曲げ頂部をかしめ金具で縦方向移動可能に係止した、
ことを特徴とするフエンス用網。 - 交互に曲げられた線材の曲げ頂部と曲げ頂部を縦方向移動可能に互いに係合した、
ことを特徴とするフエンス用網。 - 前記線材が台形状に曲げられ、前記曲げ頂部が直線状部を形成する、
請求項1又は2に記載のフエンス用網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185636A JP2004025241A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | フエンス用網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185636A JP2004025241A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | フエンス用網 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004025241A true JP2004025241A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31181203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002185636A Pending JP2004025241A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | フエンス用網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004025241A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005032742A1 (en) * | 2003-10-08 | 2005-04-14 | Jae Soon You | Apparatus for and method of manufacturing wire-net |
JP2011140045A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Kaiho Kanaami Kk | 金網用部品およびそれを用いた金網、フェンス |
CN102269236A (zh) * | 2010-06-01 | 2011-12-07 | 孙法林 | Vh型一次性连接扣 |
KR101564397B1 (ko) * | 2014-05-29 | 2015-10-29 | 주식회사 대양금속 | 와이어네트 제조장치 |
KR101564393B1 (ko) * | 2014-09-26 | 2015-10-30 | 주식회사 대양금속 | 와이어네트의 제조장치 |
KR20220156267A (ko) * | 2021-05-18 | 2022-11-25 | 주식회사 케이과학화경계기술 | 보안펜스 감시용 광케이블 장치 및 이를 생산하는 장치 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185636A patent/JP2004025241A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005032742A1 (en) * | 2003-10-08 | 2005-04-14 | Jae Soon You | Apparatus for and method of manufacturing wire-net |
JP2011140045A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Kaiho Kanaami Kk | 金網用部品およびそれを用いた金網、フェンス |
CN102269236A (zh) * | 2010-06-01 | 2011-12-07 | 孙法林 | Vh型一次性连接扣 |
KR101564397B1 (ko) * | 2014-05-29 | 2015-10-29 | 주식회사 대양금속 | 와이어네트 제조장치 |
KR101564393B1 (ko) * | 2014-09-26 | 2015-10-30 | 주식회사 대양금속 | 와이어네트의 제조장치 |
KR20220156267A (ko) * | 2021-05-18 | 2022-11-25 | 주식회사 케이과학화경계기술 | 보안펜스 감시용 광케이블 장치 및 이를 생산하는 장치 |
KR102503751B1 (ko) | 2021-05-18 | 2023-03-27 | 주식회사 케이과학화경계기술 | 보안펜스 감시용 광케이블 장치 및 이를 생산하는 장치 |
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