JP3495731B1 - 土砂崩れ防止用金網ユニット - Google Patents

土砂崩れ防止用金網ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土砂崩れ防止用
金網に関し、より特定的には、コンクリートを受け入れ
て固めることによって斜面の土砂崩れを防止するための
土砂崩れ防止用金網ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】山の急斜面などに、土砂崩れを防ぐため
のコンクリートが敷設されることがある。図1は、山の
斜面にコンクリートを敷設した状態を示している。一般
的には、コンクリート30の強度確保などの目的から、
コンクリート30の表面は、凹部30bと凸部30aと
を有する凹凸形状とされる。
【0003】コンクリート30を上記のように凹凸形状
にするために、コンクリート30の凸部30aの中に
は、金網が埋設される。
【0004】図2は、コンクリート30中に埋設された
金網を示している。図示するように、1対の金網11
0,110が所定の間隔で縦横に並ぶように配置されて
いる。1対の金網110,110の全体構造は、図3に
示すような多数の金網ユニット10を組み合わせて作ら
れる。
【0005】図3に示すように、土砂崩れ防止用金網ユ
ニット10は、第1金網1と、第2金網2と、両金網
1,2の間に位置して両金網の間隔を一定に保つネット
コネクタ20と、図4に示す鉄筋3とを備える。第1お
よび第2金網1,2は、典型的にはクリンプ金網であ
る。
【0006】図3および図4に示すように、ネットコネ
クタ20は、上横棒21と、下横棒22と、左縦棒23
と、右縦棒24とを有する。上下の横棒21,22は金
属製の棒材であり、その両端が第1および第2金網1,
2に連結されている。左右の縦棒23,24も金属製の
棒材であり、上下の横棒21,22に交差するように配
置されている。横棒21,22と、縦棒23,24と
は、それらの交差部で溶接されることによって、互いの
位置関係が固定される。
【0007】図3および図4に示したネットコネクタ2
0は、2本の平行な横棒21,22と2本の平行な縦棒
23,24とを備えたものであるが、2本の平行な横棒
とそれらに交差する1本の縦棒とから構成されるものも
ある。
【0008】土砂崩れ防止用金網ユニット10は、図3
に示すように、複数のネットコネクタ20を所定の間隔
で配置させている。金網ユニット10の構造を強固にす
るために、横棒21,22と縦棒23,24との交差部
に鉄筋3を配置する。鉄筋3は複数のネットコネクタ2
0を連結するように、すなわち図4において紙面に対し
て垂直な方向に延びている。
【0009】図4に示した構造では、4本の鉄筋が用い
られているが、それらの固定は、次のようにして行う。
まず、法面に2本の下鉄筋3を設置する。次に、2本の
下鉄筋3の上に図3に示す金網ユニット10を置く。次
に、下鉄筋3を持ち上げて横棒22と縦棒23,24と
の交差部に位置させ、その位置で鉄筋3と交差部とを細
いワイヤ4で巻き付けて固定する。次に、上鉄筋3を横
棒21と縦棒23,24との交差部に位置させ、その位
置で鉄筋3と交差部とを細いワイヤ4で巻き付けて固定
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の土砂崩れ防止用
金網ユニット10においては、細いワイヤ4を用いて鉄
筋3を交差部に巻き付けて固定している。図4に示した
形状のネットコネクタ20の場合、1個のネットコネク
タ20に対して4回の巻き付け作業を行わなければなら
ない。金網ユニット10は、複数のネットコネクタ20
を備えているので、1個の金網ユニット10に対して鉄
筋3の巻き付け作業の回数は非常に多くなる。
【0011】また、上記の巻き付け作業は急な斜面上で
行うものであるので、巻き付け力が弱いと鉄筋が滑り落
ちてしまう危険性がある。そのため、慎重かつ確実な巻
き付け作業が要求される。上記のような巻き付け作業は
作業者にとって非常に煩雑である。また、多くの作業時
間を必要とするので、結果として工期の長期化につなが
る。
【0012】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、鉄筋の固定作業を簡
単にかつ短時間で行うことができるようにした土砂崩れ
防止用金網ユニットを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に従った土砂崩
れ防止用金網ユニットは、前提要件として、第1および
第2の金網と、ネットコネクタと、鉄筋とを備える。ネ
ットコネクタは、第1および第2の金網の間に位置して
両金網の間隔を一定に保つものであり、両端が第1およ
び第2の金網に連結される横棒と、横棒に対して交差す
るように配置され交差部で横棒に固定される縦棒とを有
する。ネットコネクタは、離隔して位置する第1ネット
コネクタおよび第2ネットコネクタを含む。鉄筋は、各
ネットコネクタの横棒と縦棒との交差部に連結された状
態で第1および第2の金網の間を延びている。
【0014】 上記のような土砂崩れ防止用金網ユニッ
トにおいて、この発明の特徴は以下の点にある。すなわ
ち、土砂崩れ防止用金網ユニットは、鉄筋を第1および
第2ネットコネクタに固定するための鉄筋固定部材を備
える。この鉄筋固定部材は、その両端が、離隔した第1
および第2ネットコネクタを越えて延びる長さを有して
いる。また、鉄筋固定部材は、第1ネットコネクタの交
差部にある4個のコーナー部の内の一つに係合して位置
する第1係合部と、第2ネットコネクタの交差部にある
4個のコーナー部の内の一つに係合して位置する第2係
合部と、第1および第2係合部の間に位置して鉄筋を第
1および第2係合部が係合しているコーナー部と対角線
状に対向するコーナー部に弾性的に固定保持する弾性固
定部とを含む。
【0015】上記構成によれば、鉄筋の固定作業を非常
に簡単にかつ短時間で行なうことができる。すなわち、
鉄筋固定部材の弾性固定部によって鉄筋を抱え込むよう
に操作するだけで、鉄筋をネットコネクタの交差部に弾
性的に固定保持することができる。
【0016】好ましくは、弾性固定部は、第1ネットコ
ネクタの近傍で鉄筋を弾性的に固定保持する第1弾性固
定部と、第2ネットコネクタの近傍で鉄筋を弾性的に固
定保持する第2弾性固定部とを含む。このようにすれ
ば、鉄筋を離れた2ヶ所で固定保持するようになるの
で、固定保持構造が強固となる。
【0017】好ましくは、土砂崩れ防止用金網ユニット
は、第1および第2ネットコネクタの間に中間ネットコ
ネクタを備える。この場合、鉄筋固定部材は、中間ネッ
トコネクタの交差部にある4個のコーナー部の内、鉄筋
が位置するコーナー部に対して側方に隣接するコーナー
部に位置する中間係合部と、鉄筋の外面に係合してこの
鉄筋を中間係合部に近づけるように弾性的に付勢する中
間弾性固定部とを含む。このようにすれば、弾性固定部
に加えて中間弾性固定部によっても鉄筋をネットコネク
タの交差部に向けて付勢するようになるので、鉄筋の固
定保持構造がより強固になる。
【0018】好ましくは、弾性固定部と、各係合部と
は、V字形状または逆V字形状の連結部によって連結さ
れている。このような形状の連結部であれば、弾性固定
部は、異なった直径の鉄筋に対しても安定した弾性力を
発揮する。
【0019】
【発明の実施の形態】図5は、本願発明の一実施形態の
要部を示している。図示するように、土砂崩れ防止用金
網ユニット50は、図4に示した従来のユニット10と
同様に、第1金網51と、第2金網52と、ネットコネ
クタ41,42,43と、鉄筋53とを備える。各ネッ
トコネクタは、上横棒44と、下横棒45と、左縦棒4
6と、右縦棒47とを有する。上下の横棒44,45の
両端は第1および第2金網51,52に連結されてい
る。横棒44,45と、縦棒46,47とは、それらの
交差部で溶接されることによって、互いの位置関係が固
定されている。
【0020】図5の金網ユニット50が図4の金網ユニ
ット10と相違しているのは、鉄筋53の固定構造にあ
る。図5に示すように、4本の鉄筋53のそれぞれは、
鉄筋に沿って延びている鉄筋固定部材60,70,8
0,90によって、ネットコネクタ41,42,43の
交差部に固定保持されている。
【0021】図6は、ネットコネクタ41,42,43
の上方の交差部に位置する鉄筋固定部材60,70を示
し、図7は、ネットコネクタ41,42,43の下方の
交差部に位置する鉄筋固定部材80,90を示してい
る。図8は、左右に位置する鉄筋固定部材60,70を
並べて示している。この図から明らかなように、左右の
鉄筋固定部材60,70は、対称的な形状を有してい
る。また、上方に位置する鉄筋固定部材60,70と、
下方に位置する鉄筋固定部材80,90とは、実質的に
同じ形状である。それらの鉄筋固定部材60,70,8
0.90は、実質的に同じ作用を果たすものであるの
で、以下には、代表的に鉄筋固定部材60の説明をす
る。
【0022】図6および図8を参照して、鉄筋固定部材
60の構造を説明する。鉄筋固定部材60は、両端に位
置するネットコネクタ41,43を越えて延びる長さを
有する金属製の棒状部材である。鉄筋固定部材60の一
方端はフック状に折り曲げられており、手前に位置する
ネットコネクタ41の交差部のうち、左下コーナー部か
ら右下コーナー部に回り込んでいる。また、鉄筋固定部
材60の他方端もフック状に折り曲げられており、最も
奥に位置するネットコネクタ43の左下コーナー部に入
り込んでいる。
【0023】鉄筋固定部材60の一方端においてネット
コネクタ41の左下コーナー部に位置する部分61は、
第1係合部を形成する。また、鉄筋固定部材60の他方
端においてネットコネクタ43の左下コーナー部に位置
する部分62は、第2係合部を形成する。
【0024】鉄筋固定部材60のうち、両端を除く残り
の大部分の領域は、第1係合部61および第2係合部6
2が位置するコーナー部と対向するコーナー部、すなわ
ちネットコネクタ41,43の右上コーナー部に位置す
る。この右上コーナー部に位置する領域は、鉄筋53を
弾性的に固定保持する弾性固定部を形成する。
【0025】図示した実施形態では、弾性固定部は、手
前に位置するネットコネクタ41の近傍で鉄筋53を弾
性的に固定保持する第1弾性固定部63と、奥に位置す
るネットコネクタ43の近傍で鉄筋53を弾性的に固定
保持する第2弾性固定部64とを含む。
【0026】第1係合部61と、第1弾性固定部63と
は、逆V字形状の連結部67によって連結されている。
同様に、第2係合部62と、第2弾性固定部64とは、
逆V字形状の連結部68によって連結されている。
【0027】鉄筋固定部材60は、中間に位置するネッ
トコネクタ42の近傍で、内側に曲げられている。具体
的には、鉄筋固定部材60は、ネットコネクタ42の交
差部にある4個のコーナー部の内、鉄筋53が位置する
コーナー部(右上コーナー部)に対して側方に隣接する
コーナー部(左上コーナー部)に位置する中間係合部6
5と、ネットコネクタ42の近傍において鉄筋53の外
面に係合してこの鉄筋を中間係合部65に近づけるよう
に弾性的に付勢する中間弾性固定部66とを含む。中間
係合部65と、中間弾性固定部66とは、逆V字形状の
連結部69によって連結されている。
【0028】図9および図11は、鉄筋53を固定保持
する前の状態を示している。この状態では、鉄筋固定部
材60を、鉄筋53を抱え込むための準備として僅かに
反時計方向に回動させている。従って、鉄筋固定部材6
0の第1弾性固定部63、第2弾性固定部64および中
間弾性固定部66は、図11に示すように、鉄筋53の
上方部分に当接している。この状態から、図10に示す
ように、両手の例えば親指で第1連結部67および第2
連結部68を前方に押し込めば、第1弾性固定部63、
第2弾性固定部64および中間弾性固定部66は、それ
ぞれ、鉄筋53の最大直径部分を乗り越えて、鉄筋53
を外側から抱え込む位置にまで移動する。
【0029】図12は、鉄筋固定部材60の第1弾性固
定部63が鉄筋53を弾性的に固定保持するまでの動作
を図解的に示している。(a)は、フリーの状態の鉄筋
固定部材60を示している。フリーの状態での逆V字形
状の連結部67の屈曲角度を”a”とする。(b)は、
鉄筋53を嵌め入れる前の状態を示している。この状態
では、上横棒44と第1弾性固定部63との間の間隔
は、鉄筋53の直径よりも小さい。この状態から連結部
67を指で前方に押し込めば、連結部67はその屈曲角
度を大きくするように弾性変形し、第1弾性固定部63
が鉄筋53の最大直径部分を乗り越える。(c)は、鉄
筋固定部材60が鉄筋53を弾性的に固定保持している
状態を示している。
【0030】(c)に示す状態では、鉄筋固定部材60
の第1係合部61がネットコネクタ41の左下コーナー
部に係合し、右上コーナー部に位置する第1弾性固定部
63が鉄筋53の外面に係合しこの鉄筋53を矢印で示
す方向に付勢している。この状態での連結部67の屈曲
角度”b”は、(a)に示すフリーの状態での屈曲角
度”a”よりも大きい。従って、連結部67は元の屈曲
角度”a”に戻ろうとする弾性力を発揮する。
【0031】図12の(c)に示す状態では、鉄筋53
が鉄筋固定部材60の第1弾性固定部63によってネッ
トコネクタ41の交差部に近づくように弾性的に押えつ
けられているので、鉄筋53の上方および側方への移動
を禁止できる。また、鉄筋53の外面には通常円周方向
に延びるリブが設けられているので、鉄筋固定部材60
の連結部67と第1弾性固定部63との連結部分がリブ
に係合し、鉄筋53の軸方向への動きも禁止する。
【0032】第2係合部62および第2弾性固定部64
の作用は、第1係合部61および第1弾性固定部63の
動作と同じであるので、繰返しの説明を省略する。
【0033】図13は、中間のネットコネクタ42の近
傍における鉄筋固定部材60と鉄筋53との係合状態を
図解的に示している。この状態では、中間係合部65が
ネットコネクタ42の左上コーナー部に位置して右縦棒
47に当接している。中間弾性固定部66はネットコネ
クタ42の右上コーナー部に位置して鉄筋53の外面を
右縦棒47に向かうように弾性的に付勢している。従っ
て、鉄筋53の横方向への動きは、禁止される。
【0034】以上の説明では、1本の鉄筋固定部材60
と鉄筋53との係合状態に関するものであった。残りの
3本の鉄筋固定部材70,80,90と鉄筋53との係
合も実質的に同じであるので、その説明を省略する。な
お、下方に位置する鉄筋固定部材80,90の場合、係
合部と弾性固定部とを連結する連結部は、V字形状を有
するものとなる。
【0035】また、図示した実施形態では、鉄筋固定部
材は、中間に中間係合部と中間弾性固定部とを有するも
のであったが、必ずしもそのような中間係合部および中
間弾性固定部を設けなくてもよい。
【0036】当然のことながら、ネットコネクタの数に
制約はない。例えば、5個のネットコネクタを有するよ
うな金網ユニットであってもよい。この場合、4本の鉄
筋の位置を互いにずらすように配置してもよい。例え
ば、上に位置する2本の鉄筋に注目すると、右側の鉄筋
を手前の3個のネットコネクタに連結し、左側の鉄筋を
奥の3個のネットコネクタに連結する。さらに、下に位
置する2本の鉄筋に注目すると、右側の鉄筋を奥の3個
のネットコネクタに連結し、左側の鉄筋を手前の3個の
ネットコネクタに連結する。
【0037】修正例または変形例として、いくつかを列
挙して記載したが、上記以外にも、この発明と同一の範
囲内において、または均等の範囲内において、種々の修
正や変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 山の斜面にコンクリートが敷設されている状
態を示す図である。
【図2】 土砂崩れ防止用金網の全体構造を示す図であ
る。
【図3】 従来の土砂崩れ防止用金網ユニットを示す斜
視図である。
【図4】 従来の土砂崩れ防止用金網ユニットを示す正
面図である。
【図5】 この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図6】 ネットコネクタの上方に位置する鉄筋固定部
材を示す斜視図である。
【図7】 ネットコネクタの下方に位置する鉄筋固定部
材を示す斜視図である。
【図8】 左右に位置する鉄筋固定部材を並べて示す斜
視図である。
【図9】 鉄筋を鉄筋固定部材に嵌め入れる前の状態を
示す斜視図である。
【図10】 鉄筋固定部材の連結部を指で押し込んでい
る様子を示す斜視図である。
【図11】 鉄筋固定部材の第1係合部および第1弾性
固定部と、鉄筋との係合前の状態を拡大して示す斜視図
である。
【図12】 鉄筋固定部材の第1弾性固定部が鉄筋を固
定保持するまでの動作を図解的に示す図である。
【図13】 鉄筋固定部材の中間弾性固定部が鉄筋を固
定保持している状態を図解的に示す図である。
【符号の説明】 41,42,43 ネットコネクタ、44 上横棒、4
5 下横棒、46 左縦棒、47 右縦棒、50 土砂
崩れ防止用金網ユニット、51 第1の金網、52 第
2の金網、53 鉄筋、60,70,80、90 鉄筋
固定部材、61第1係合部、62 第2係合部、63
第1弾性固定部、64 第2弾性固定部、65 中間係
合部、66 中間弾性固定部、67 第1連結部、68
第2連結部、69 中間連結部。
【課題】 鉄筋の固定作業を簡単にかつ短時間で行なう
ことができるようにした土砂崩れ防止用金網ユニットを
提供する。
【解決手段】 土砂崩れ防止用金網ユニット50は、第
1および第2のネットコネクタ41,43と、鉄筋53
と、鉄筋53を第1および第2ネットコネクタに固定す
るための鉄筋固定部材60とを備える。鉄筋固定部材6
0は、その両端が第1および第2ネットコネクタ41,
43を越えて延びる長さを有している。この鉄筋固定部
材60は、第1および第2ネットコネクタ41,43の
左下のコーナー部に係合して位置する第1および第2係
合部61,62と、右上のコーナー部に位置して鉄筋を
弾性的に固定保持する弾性固定部63,64とを含む。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の金網と、 前記第1および第2の金網の間に位置して両金網の間隔
    を一定に保つものであり、両端が前記第1および第2の
    金網に連結される横棒と、前記横棒に対して交差するよ
    うに配置され交差部で前記横棒に固定される縦棒とを有
    する第1および第2のネットコネクタと、 前記各ネットコネクタの前記横棒と縦棒との交差部に連
    結された状態で前記第1および第2の金網の間を延びる
    鉄筋とを備えた土砂崩れ防止用金網ユニットにおいて、 前記鉄筋を前記第1および第2ネットコネクタに固定す
    るための鉄筋固定部材を備え、 前記鉄筋固定部材は、その両端が、離隔した前記第1お
    よび第2ネットコネクタを越えて延びる長さを有してお
    り、 前記鉄筋固定部材は、前記第1ネットコネクタの交差部
    にある4個のコーナー部の内の一つに係合して位置する
    第1係合部と、前記第2ネットコネクタの交差部にある
    4個のコーナー部の内の一つに係合して位置する第2係
    合部と、前記第1および第2係合部の間に位置して前記
    鉄筋を前記第1および第2係合部が係合しているコーナ
    ー部と対角線状に対向するコーナー部に弾性的に固定保
    持する弾性固定部とを含むことを特徴とする、土砂崩れ
    防止用金網ユニット。
  2. 【請求項2】 前記弾性固定部は、前記第1ネットコネ
    クタの近傍で前記鉄筋を弾性的に固定保持する第1弾性
    固定部と、前記第2ネットコネクタの近傍で前記鉄筋を
    弾性的に固定保持する第2弾性固定部とを含む、請求項
    1に記載の土砂崩れ防止用金網ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2ネットコネクタの間
    に中間ネットコネクタを備え、 前記鉄筋固定部材は、前記中間ネットコネクタの交差部
    にある4個のコーナー部の内、前記鉄筋が位置するコー
    ナー部に対して側方に隣接するコーナー部に位置する中
    間係合部と、前記鉄筋の外面に係合してこの鉄筋を前記
    中間係合部に近づけるように弾性的に付勢する中間弾性
    固定部とを含む、請求項1または2に記載の土砂崩れ防
    止用金網ユニット。
  4. 【請求項4】 前記弾性固定部と、前記各係合部とは、
    V字形状または逆V字形状の連結部によって連結されて
    いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の土砂崩れ防
    止用金網ユニット。
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