JP2926122B2 - 柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法 - Google Patents

柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法
に関する。
[従来の技術] 従来の柱フープは、ロ字状に加工したり、フラッシュ
バット溶接した閉鎖型フープ筋またはスパイラル状の鉄
筋であって、一般的に現場打ち工法に使用されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の柱フープは間隔等の配筋精
度が出なかったり、運搬に嵩ばる等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、配筋精度や施工性
が高く、運搬し易い柱フープ用半プレハブ鉄筋による配
筋方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法
は、平行に配筋した多数のコ字状または半円状の半フー
プ筋と、これらの半フープ筋の両端部を各々一体的に溶
接した主筋代替筋から構成した2個の柱フープ用半プレ
ハブ筋を相互に向かい合わせて、建設現場に建込んだ柱
主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むようにロ字状または円状
に組み合わせ、隣接する主筋代替筋同士を横に並べた状
態で、定着余長部を有するU字状のフック筋により挟ん
で組み付けることを特徴とする。また、平行に配筋した
多数のコ字状または半円状の半フープ筋と、これらの半
フープ筋の両端部を各々一体的に溶接した主筋代替筋か
ら構成した2個の柱フープ用半プレハブ筋を相互に向か
い合わせて、建設現場に建込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱
を取り囲むようにロ字状または円状に組み合わせ、隣接
する主筋代替筋同士を上記半フープ筋の配筋間隔の整数
倍のピッチでスパイラル状に形成されたフック筋により
巻き付けて組み付けることを特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の柱フープ用半プレハブ鉄筋Aの一実
施例を示すもので、多数のコ字状半フープ筋1と、2本
の主筋代替筋2を一体的に溶接して構成されている。
上記多数のコ字状半フープ筋1は、所定間隔で平行に
配列されている。そして、該コ字状半フープ筋1の両端
部の先端面は、上記主筋代替筋2の側面に各々溶接され
ている。
第2図は、以上のように構成された柱フープ用半プレ
ハブ鉄筋Aを2個使用して、相互に向かい合わせ、建設
現場に配筋した柱主筋3を取り囲むようにロ字状に組み
合わせた状態を示すもので、第3図および第4図に示す
ように、隣接する上記主筋代替筋2,2にU字状のフック
筋4を矢印方向から差し込んで、隣接する主筋代替筋
2、2同士を横に並べた状態で挟むようにして拘束す
る。上記U字状のフック筋4は定着余長部4aを有する。
5は重ね継手用鉄筋である。
第5図(A)は、上記コ字状半フープ筋1の端部の側
面を主筋代替筋2に溶接して、該主筋代替筋2を上記フ
ック筋4により拘束するようにした別の実施例を示すも
のである。上記丸鋼や異形鉄筋等の主筋代替筋2は、第
5図(B)に示すように、プレート2′であってもよ
い。
第6図(A)は、上記U字状のフック筋4を多数並べ
て一体化した実施例、第6図(C)は、上記直状のフッ
ク筋4′を多数並べて一体化した実施例、第6図(B)
は、上記U字状のフック筋4の代わりにスパイラル状の
フック筋4″を上記主筋代替筋2に矢印方向に回転させ
ながら巻き付けるようにして拘束する別の実施例を示す
ものである。上記フック筋4″は上記半フープ筋1の配
筋間隔の整数倍のピッチを有する。
尚、本発明の柱フープ用プレハブ鉄筋Aは、建設現場
に建込んだ鉄骨柱の周囲に配筋することもできる。
また、上記実施例では半フープ筋1をコ字状に形成し
たが、本発明はこれに限定するものではなく、半円状あ
るいは半楕円状、半多角形状等に形成して、これを組み
付けて円状、楕円状、多角形状の柱を構成するようにし
てもよい。
[発明の効果] (1)両主筋代替筋がU字状のフック筋やスパイラル状
のフック筋により確実かつ安定して拘束されているの
で、ロ字状または円状に組み付けられた柱フープが全体
として拘束力を有する。
(2)現場打ち工法においては、柱フープ筋の組み付け
が簡単にでき、施工性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柱フープ用半プレハブ鉄筋の一実施例
を示す斜視図、第2図は柱主筋の回りに組み付けた状態
の斜視図、第3図はフック筋により2組の柱フープ用半
プレハブ鉄筋を拘束した平断面図、第4図はフック筋に
よる拘束状態を拡大して示す説明図、第5図(A)
(B)は各々は各々主筋代替筋の別の実施例を示す説明
図、第6図(A)(B)は各々フック筋の別の実施例を
示す説明図である。 1……半フープ筋、2……主筋代替筋、2′……プレー
ト、3……柱主筋、4,4″……フック筋、5……重ね継
手用鉄筋、A……柱フープ用半プレハブ鉄筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−166002(JP,U) 実開 昭55−76342(JP,U) 実開 昭64−2820(JP,U) 特公 昭54−43809(JP,B2) 特公 昭41−22127(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 5/18 E04C 5/06 E04C 3/34 E04G 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配筋した多数のコ字状または半円状
    の半フープ筋と、これらの半フープ筋の両端部を各々一
    体的に溶接した主筋代替筋から構成した2個の柱フープ
    用半プレハブ筋を相互に向かい合わせて、建設現場に建
    込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むようにロ字状ま
    たは円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋同士を横に
    並べた状態で、定着余長部を有するU字状のフック筋に
    より挟んで組み付けることを特徴とする柱フープ用半プ
    レハブ鉄筋による配筋方法。
  2. 【請求項2】平行に配筋した多数のコ字状または半円状
    の半フープ筋と、これらの半フープ筋の両端部を各々一
    体的に溶接した主筋代替筋から構成した2個の柱フープ
    用半プレハブ筋を相互に向かい合わせて、建設現場に建
    込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むようにロ字状ま
    たは円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋同士を上記
    半フープ筋の配筋間隔の整数倍のピッチでスパイラル状
    に形成されたフック筋により巻き付けて組み付けること
    を特徴とする柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方
    法。
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JP7232709B2 (ja) * 2019-05-23 2023-03-03 鹿島建設株式会社 構造物の構築方法、構造物

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