JP2926123B2 - 柱ＰＣａ部材の組付け方法 - Google Patents
柱ＰＣａ部材の組付け方法Info
- Publication number
- JP2926123B2 JP2926123B2 JP24181390A JP24181390A JP2926123B2 JP 2926123 B2 JP2926123 B2 JP 2926123B2 JP 24181390 A JP24181390 A JP 24181390A JP 24181390 A JP24181390 A JP 24181390A JP 2926123 B2 JP2926123 B2 JP 2926123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- pca
- shaped
- column
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、柱半PCa部材の組付け方法に関する。
［従来の技術］ 従来の柱半PCa部材は、内部に閉鎖型フープ筋やスパ
イラル状鉄筋を配筋したロ字状断面のものであった。
イラル状鉄筋を配筋したロ字状断面のものであった。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、ロ字状断面の柱半PCa部材は重くて施
工性が悪かったり運搬に嵩張るだけでなく、特に鉄骨建
方の後では取り付けることができない等の問題点があっ
た。
工性が悪かったり運搬に嵩張るだけでなく、特に鉄骨建
方の後では取り付けることができない等の問題点があっ
た。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、運搬や施工性が良
く、鉄骨建方の後でも簡単に組み付けることができる柱
半PCa部材の組付け方法を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、運搬や施工性が良
く、鉄骨建方の後でも簡単に組み付けることができる柱
半PCa部材の組付け方法を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明の柱半PCa部材の組付け方法は、コ字状または
半円状の断面を有する半PCa板と、該半PCa板内に平行に
配筋されて両端部が露出した多数のコ字状または半円状
の半フープ筋と、該Ｌ型状半フープ筋の上記露出した両
端部に一体的に溶接された主筋代替筋と、から構成され
た２枚の柱半PCa部材を相互に向い合わせ、建設現場に
建込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むようにロ字状
または円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋同士を横
に並べた状態で、定着余長部を有するＵ字状のフック筋
により挟んで組み付けることを特徴とする。また、コ字
状または半円状の断面を有する半PCa板と、該半PCa板内
に平行に配筋されて両端部が露出した多数のコ字状また
は半円状の半フープ筋と、該Ｌ型状半フープ筋の上記露
出した両端部に一体的に溶接された主筋代替筋と、から
構成された２枚の柱半PCa部材を相互に向い合わせ、建
設現場に建込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むよう
にロ字状または円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋
同士を上記半フープ筋の配筋間隔の整数倍のピッチでス
パイラル状に形成されたフック筋により巻き付けて組み
付けることを特徴とする。
半円状の断面を有する半PCa板と、該半PCa板内に平行に
配筋されて両端部が露出した多数のコ字状または半円状
の半フープ筋と、該Ｌ型状半フープ筋の上記露出した両
端部に一体的に溶接された主筋代替筋と、から構成され
た２枚の柱半PCa部材を相互に向い合わせ、建設現場に
建込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むようにロ字状
または円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋同士を横
に並べた状態で、定着余長部を有するＵ字状のフック筋
により挟んで組み付けることを特徴とする。また、コ字
状または半円状の断面を有する半PCa板と、該半PCa板内
に平行に配筋されて両端部が露出した多数のコ字状また
は半円状の半フープ筋と、該Ｌ型状半フープ筋の上記露
出した両端部に一体的に溶接された主筋代替筋と、から
構成された２枚の柱半PCa部材を相互に向い合わせ、建
設現場に建込んだ柱主筋あるいは鉄骨柱を取り囲むよう
にロ字状または円状に組み合わせ、隣接する主筋代替筋
同士を上記半フープ筋の配筋間隔の整数倍のピッチでス
パイラル状に形成されたフック筋により巻き付けて組み
付けることを特徴とする。
［実施例］ 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第１図は本発明の柱半PCa部材Ａの一実施例を示すも
ので、コ字断面に形成した半PCa（プレキャストコンク
リート）板１内に多数のコ字状半フープ筋２が所定間隔
で平行に配筋されていて、該半フープ筋２の端部は上記
半PCa板１の端面から露出しており、その露出した半フ
ープ筋２の端部に主筋代替筋３が一体的に溶接されてい
る。
ので、コ字断面に形成した半PCa（プレキャストコンク
リート）板１内に多数のコ字状半フープ筋２が所定間隔
で平行に配筋されていて、該半フープ筋２の端部は上記
半PCa板１の端面から露出しており、その露出した半フ
ープ筋２の端部に主筋代替筋３が一体的に溶接されてい
る。
尚、上記半PCa板１の端面および内面にはコッタ1a,1b
が形成されている。これらのコッター1a,1bは、いずれ
か一方あるいは両方を省略することもできる。
が形成されている。これらのコッター1a,1bは、いずれ
か一方あるいは両方を省略することもできる。
第２図は、上記構成された柱半PCa部材Ａを２個使用
して、相互に向かい合わせ、建設現場に配筋した柱主筋
４を取り囲むようにロ字状に組み合わせた状態を示すも
ので、第３図からも明らかなように、隣接する上記主筋
代替筋3,3にＵ字状のフック筋５を矢印方向から差し込
んで、拘束する。上記Ｕ字状のフック筋５は定着余長部
5aを有する。６は重ね継手用鉄筋である。
して、相互に向かい合わせ、建設現場に配筋した柱主筋
４を取り囲むようにロ字状に組み合わせた状態を示すも
ので、第３図からも明らかなように、隣接する上記主筋
代替筋3,3にＵ字状のフック筋５を矢印方向から差し込
んで、拘束する。上記Ｕ字状のフック筋５は定着余長部
5aを有する。６は重ね継手用鉄筋である。
第４図（Ａ）は、上記コ字状半フープ筋２の端部の側
面を主筋代替筋３に溶接して、該主筋代替筋３を上記フ
ック筋５により拘束するようにした別の実施例を示し、
第４図（Ｂ）は、上記丸鋼や異形鉄筋等の主筋代替筋３
の代わりにプレート３′を使用した別の実施例を示すも
のである。
面を主筋代替筋３に溶接して、該主筋代替筋３を上記フ
ック筋５により拘束するようにした別の実施例を示し、
第４図（Ｂ）は、上記丸鋼や異形鉄筋等の主筋代替筋３
の代わりにプレート３′を使用した別の実施例を示すも
のである。
第５図（Ａ）は、上記フック筋５を多数並べて一体化
した実施例、第５図（Ｂ）は、上記Ｕ字状のフック筋５
の代わりにスパイラル状のフック筋５″を上記主筋代替
筋３に矢印方向に回転させながら巻き付けるようにして
拘束する別の実施例を示すものである。上記フック筋
５″は上記半フープ筋２の配筋間隔の整数倍のピッチを
有する。
した実施例、第５図（Ｂ）は、上記Ｕ字状のフック筋５
の代わりにスパイラル状のフック筋５″を上記主筋代替
筋３に矢印方向に回転させながら巻き付けるようにして
拘束する別の実施例を示すものである。上記フック筋
５″は上記半フープ筋２の配筋間隔の整数倍のピッチを
有する。
また、柱を壁の途中に設ける場合には、第６図に示す
ように、壁筋７の両側から柱半PCa部材Ａを組み合わせ
て、フック筋５により拘束して組み付けるようにする。
ように、壁筋７の両側から柱半PCa部材Ａを組み合わせ
て、フック筋５により拘束して組み付けるようにする。
また、上記実施例では半PCa部材１や半フープ筋２を
コ字状に形成したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、半円状、半楕円状、半多角形状等に形成して、こ
れを組み付けて円形、楕円形、多角形の柱を構成するよ
うにしてもよい。
コ字状に形成したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、半円状、半楕円状、半多角形状等に形成して、こ
れを組み付けて円形、楕円形、多角形の柱を構成するよ
うにしてもよい。
［発明の効果］ （１）柱半PCa板をコ字または半円状の断面に形成した
ので、全断面のPCa部材より軽量であるため、運搬性お
よび施工性が良い。
ので、全断面のPCa部材より軽量であるため、運搬性お
よび施工性が良い。
（２）主筋代替筋をフック筋により拘束するようにした
ので、現場で容易かつ迅速に組み付けることができる。
ので、現場で容易かつ迅速に組み付けることができる。
（３）コ字の柱半PCa板に分割されているため、鉄骨建
方終了後に、PCa部材を取り付けることが可能となっ
た。
方終了後に、PCa部材を取り付けることが可能となっ
た。
（４）コ字柱半フープ筋は全PCa柱部材にも使用するこ
とができる。
とができる。
第１図は本発明の方法に使用する柱半PCa部材の一実施
例を示す斜視図、第２図は柱主筋の回りに組み付けた状
態の平断面図、第３図はフック筋による拘束状態を拡大
して示す説明図、第４図（Ａ）（Ｂ）は主筋代替筋の別
の実施例を示す説明図、第５図（Ａ）（Ｂ）はフック筋
の別の実施例を示す説明図、第６図は壁筋を配筋し得る
ようにした柱半PCa板の組み付け状態の平断面図であ
る。 １……半PCa板、1a,1b……コッタ、２……半フープ筋、
３……主筋代替筋、３′……プレート、４……柱主筋、
5,5″……フック筋、６……重ね継手用鉄筋、７……壁
筋、Ａ……柱半PCa部材。
例を示す斜視図、第２図は柱主筋の回りに組み付けた状
態の平断面図、第３図はフック筋による拘束状態を拡大
して示す説明図、第４図（Ａ）（Ｂ）は主筋代替筋の別
の実施例を示す説明図、第５図（Ａ）（Ｂ）はフック筋
の別の実施例を示す説明図、第６図は壁筋を配筋し得る
ようにした柱半PCa板の組み付け状態の平断面図であ
る。 １……半PCa板、1a,1b……コッタ、２……半フープ筋、
３……主筋代替筋、３′……プレート、４……柱主筋、
5,5″……フック筋、６……重ね継手用鉄筋、７……壁
筋、Ａ……柱半PCa部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−146968（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−76342（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭54−43809（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭41−22127（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04C 3/34 E04C 5/18 E04C 5/06 E04B 1/16 E04G 21/12
Claims (2)
- 【請求項１】コ字状または半円状の断面を有する半PCa
板と、該半PCa板内に平行に配筋されて両端部が露出し
た多数のコ字状または半円状の半フープ筋と、該Ｌ型状
半フープ筋の上記露出した両端部に一体的に溶接された
主筋代替筋と、から構成された２枚の柱半PCa部材を相
互に向い合わせ、建設現場に建込んだ柱主筋あるいは鉄
骨柱を取り囲むようにロ字状または円状に組み合わせ、
隣接する主筋代替筋同士を横に並べた状態で、定着余長
部を有するＵ字状のフック筋により挟んで組み付けるこ
とを特徴とする柱半PCa部材の組付け方法。 - 【請求項２】コ字状または半円状の断面を有する半PCa
板と、該半PCa板内に平行に配筋されて両端部が露出し
た多数のコ字状または半円状の半フープ筋と、該Ｌ型状
半フープ筋の上記露出した両端部に一体的に溶接された
主筋代替筋と、から構成された２枚の柱半PCa部材を相
互に向い合わせ、建設現場に建込んだ柱主筋あるいは鉄
骨柱を取り囲むようにロ字状または円状に組み合わせ、
隣接する主筋代替筋同士を上記半フープ筋の配筋間隔の
整数倍のピッチでスパイラル状に形成されたフック筋に
より巻き付けて組み付けることを特徴とする柱半PCa部
材の組付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24181390A JP2926123B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 柱ＰＣａ部材の組付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24181390A JP2926123B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 柱ＰＣａ部材の組付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120344A JPH04120344A (ja) | 1992-04-21 |
| JP2926123B2 true JP2926123B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17079882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24181390A Expired - Fee Related JP2926123B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 柱ＰＣａ部材の組付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2926123B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0662007U (ja) * | 1993-02-05 | 1994-09-02 | 弘 近藤 | コンクリート柱材 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP24181390A patent/JP2926123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04120344A (ja) | 1992-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2926123B2 (ja) | 柱ＰＣａ部材の組付け方法 | |
| JP2926122B2 (ja) | 柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法 | |
| JP2926120B2 (ja) | 柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法 | |
| JP2926121B2 (ja) | 柱半ＰＣａ部材の組付け方法 | |
| JP2984704B2 (ja) | 柱半ＰＣａ部材の組付け方法 | |
| JP2538528B2 (ja) | 斜面安定化工法 | |
| JP2542283B2 (ja) | 壁式ラ―メン構造の柱における梁鉄筋の接合方法 | |
| JPS61179947A (ja) | 鋼管コンクリ−ト複合柱 | |
| JPH04143350A (ja) | 梁スターラップ用半プレハブ鉄筋およびそれによる梁筋の配筋方法 | |
| JP2844119B2 (ja) | 梁半ＰＣａ部材およびそれによる梁筋の配筋方法 | |
| KR0180079B1 (ko) | 철근 콘크리트 슬래브의 데크 거어더 | |
| JP2791824B2 (ja) | 部分先組み筋を用いた鉄筋コンクリート構造物の施工方法及び部分先組み筋 | |
| JP4397514B2 (ja) | Ｒｃ構造体の配筋構造 | |
| JPH044033Y2 (ja) | ||
| JP3171353B2 (ja) | 基礎における鉄筋ユニットの定着筋 | |
| JPH08199722A (ja) | Ｒｃ床スラブの補強構造 | |
| JPH06146301A (ja) | コンクリート基礎の鉄筋ユニットとその連結方法 | |
| JPH10110505A (ja) | スパイラルフープ筋 | |
| JPH057291Y2 (ja) | ||
| JPH0426380B2 (ja) | ||
| JPS62107131A (ja) | 鉄筋コンクリ−ト造壁式ラ−メン構造における柱、はり接合部 | |
| JPH074632U (ja) | 異形鉄線を用いた閉鎖型フープ筋 | |
| JPH0826617B2 (ja) | 鉄筋の配筋構造 | |
| JPH0673842A (ja) | 鉄筋ユニット | |
| JPH01310045A (ja) | 鉄筋コンクリート円柱の配筋構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |