JP2791824B2 - 部分先組み筋を用いた鉄筋コンクリート構造物の施工方法及び部分先組み筋 - Google Patents

部分先組み筋を用いた鉄筋コンクリート構造物の施工方法及び部分先組み筋

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鉄筋コンクリート(RC)及び鉄骨鉄筋コンク
リート(SRC)の構造物の柱,梁等の主筋を部分先組み
筋を用いて組立てる施工方法及び部分先組み筋に関する
ものである。
[従来の技術] RC及びSRC構造物の4隅は第6図のA部に示すように
2段筋[柱・はりなどで最も外側の主筋よりも内側(2
段目)に配される主筋]に設計することが多い。そし
て、この2段筋は2本以上の複数で形成され、第6図の
A部に示す3本主筋以外に2本主筋,4本主筋でも可能で
ある。
しかしながら、従来の2段筋は、例えば1例として第
7a図に示す柱の四隅に3本主筋を配置する場合は、第7b
図に示すように所定のピッチ(P)で配置された3本の
鉄筋1,1,1の外側をフープ筋(補強筋)と同程度の径の
鉄筋を曲折したスペーサー2で片方を囲み、このスペー
サー2と2段筋Aを鉄線で結束していた。さらに、2本
主筋で構成した2段筋を四隅に配置する場合も第7c図に
示すように2本の鉄筋1,1の外側をフープ筋と同程度の
径の鉄筋を曲折したスペーサー3で片方を囲み、このス
ペーサーと2段筋を鉄線で結束していた。
また、従来の他の例として、第8a図、第8c図のような
スペーサー4が開発されており、段筋スペーサーという
商品名で販売されている。
このスペーサー4は、柱2段主筋5,5a,5の内側から挿
入して、柱2段主筋5,5a,5の間隔を決められた所定間隔
にセットし、さらに両端の延長部4a,4aでコンクリート
のカブリを規正すると共に、フープ筋(補強筋)6を2
段筋(柱2段主筋5,5a,5)へ押さえつけるものである。
そして、前記スペーサー4(段筋スペーサー)の取り
付けは、先ずコーナーに位置する柱2段筋5aとフープ筋
6を番線で結束し、次にスペーサー4を内側から挿入
し、ハッカー等を用いてフープ筋6と柱2段筋5,5a,5に
スペーサー4をセットする。次にスペーサー4とフープ
筋6を番線で結束する。
また、柱,梁等の鉄筋が2段筋を配置しない複数の主
筋のみで構成されている場合は、各主筋を箱状に配筋
し、その外周に補強筋を長手方向に所定ピッチで配置
し、各主筋と補強筋を鉄線で結束する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の一例の場合及び他の例の場
合、2段筋を構成する各鉄筋はバラバラで運搬するので
運搬途中で変形することがあり、2段筋を現場で組み立
てる際スペーサーの取り付けに現場での人工がかかり、
2段筋を構成する各鉄筋を現場で組み立てる際に、スペ
ーサーを取り付ける以前に、鉄筋が自立せず倒れたり曲
がったりする恐れがある。
また、2段筋を配置しない複数の主筋のみで構成され
ている柱,梁等の配筋の場合も、各鉄筋を現場で組み立
てる際に各主筋がバラバラであるので、現場での組み立
てに時間がかかる等の欠点がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の部分先組み筋を用いた鉄筋コンクリート構造
物の施工方法は複数の鉄筋を所定の軸心間隔を保持して
スペーサーにあらかじめ固着した部分先組み筋を所定の
位置に配設して主筋とし、該主筋を補強筋を介して相互
に組み立てたことを特徴とし、また前記方法の実施に使
用する鉄筋コンクリート構造物の部分先組み筋は複数の
鉄筋を所定の軸心間隔を保持してスペーサーに固着して
成形したことを特徴とする。
[作 用] 部分先組み筋は複数の鉄筋が所定の間隔を保持してス
ペーサーに固着されているので、その曲げ強度は各鉄筋
の曲げ強度の和より大きい。
[実施例] 以下添付図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1a図〜第1c図,第2a図,第2b図,第3a図,第3b図は
3本主筋を例にして図示している。第1a図は本発明の第
1実施例を示し、この実施例でスペーサー7aは丸鉄又は
平鉄状の鉄板を2段筋の鉄筋1,1,1に外接してL字状に
曲折したもので、各鉄筋は所定の間隔を保持してスペー
サー7aの内側に溶接されている。なお、鎖線に示すよう
に主筋を4本の鉄筋1,1,1,1で構成しても良い。
第1b図は本発明の第2の実施例を示し、この実施例で
スペーサー7bは丸鉄又は平鉄状の鉄板を各鉄筋1,1,1に
内接してL字状に曲折したもので、各鉄筋は所定の間隔
を保持してスペーサー7bの外側に溶接されている。
第1c図は本発明の第3の実施例を示し、この実施例で
スペーサー7cは各鉄筋1,1,1の外側を囲んで三角形に形
成されており、各鉄筋は所定の間隔を保持してスペーサ
ー7cの内側に溶接されている。
第2a図,第2b図は本発明の第4の実施例を示し、この
実施例でスペーサー7dは中央に穴9を有する三角形のプ
レートで形成され、三角形の各頂点には各鉄筋1,1,1が
嵌る凹部8,8,8が形成されており、この凹部8,8,8に各鉄
筋1,1,1が係合して所定の間隔が保持された状態で、各
鉄筋1,1,1はスペーサー7dに溶接されている。
スペーサー7dは、第2b図に示すように中央の孔9に向
って略45゜に傾斜し、主コンの通りが良いようになって
いる。
第3a図,第3b図は第5の実施例を示し、スペーサー7e
は直線に配設された3本の鉄筋1,1,1の内側に所定の間
隔を保持して約45゜の角度で溶接されている。前記スペ
ーサー7eに傾斜をつけることにより、施工時の生コンの
流れが良くなる。
第4図,第5図は柱の主筋に本発明の部分先組み筋を
応用したものである。
第4図は鉄筋1,1,1,1の4本に第1a図に示すようなス
ペーサー7aをL字状に曲折して溶接した部分先組み筋を
2組配設して柱主筋を組立て、その外周を補強筋(フー
プ筋)10で巻き、鉄筋1,1,1,1と補強筋10とを番線で結
束する。
第5図は鉄筋1,1の2本に直線状のスペーサー7fを溶
接した部分先組み筋を4組配設して柱主筋を組立て、そ
の外周を補強筋10で巻き、主筋1,1と補強筋10とを番線
で結束する。
RC,SRC造の建築物の場合、本発明のスペーサーは例え
ば上下の床間の柱に長手方向に複数設けるものである。
前記各実施例では何れも第8b図に示すように1組の2
段筋に対しスペーサーが3ヶ所設けられているが、柱又
は梁の長さに応じスペーサーの数は適宜増減する。
本発明の部分先組み筋は第6図,第7a図のA部に示す
2段筋に適用できるだけでなく、第4図,第5図に示す
柱や梁の主筋にも適用できる。また、さらに第6図に示
す2段筋A部のみでなく、2段筋A部と主筋である鉄筋
1を含めて図示しないスペーサーに固着して部分先組み
筋を形成しても良い。
以上の実施例では、柱の2段筋や柱の主筋に本発明を
適用した例について説明したが、はり其他の部分に適用
することもできる。
[発明の効果] 以上詳細に説明した本発明によると次の如く効果を奏
する。
(a)鉄筋(2段筋や主筋を構成する鉄筋)のピッチが
乱れない。
(b)持運びが容易で、運搬中に変形しにくい。
(c)従来の2段筋や主筋は現場で組み立てる際に第9a
図のように各鉄筋がバラバラになって曲がったりする
が、本考案の2段筋や主筋は第9b図に示すように自立す
るので鉄筋の組立が容易である。
(d)2段筋が主筋を形成する鉄筋がバラバラにならな
いで、2段筋や主筋全体としての強度が大きく、本発明
の部分先組み筋を使った柱,はり等の強度向上が望め
る。
(e)工場または現場で部分先組み筋を製作できるの
で、柱,はり等の組立て工数が節減される。
【図面の簡単な説明】
第1a図,第1b図,第1c図はそれぞれ本発明の第1の実施
例,第2の実施例,第3の実施例を示す横断面図、第2a
図は本発明の第4の実施例を示す横断面図、第2b図は第
2a図のII−II線断面図、第3a図は本発明の第5の実施例
を示す横断面図、第3b図は第3a図のIII−III線断面図、
第4図,第5図は柱主筋に本発明の部分先組み筋を適用
したRCコンクリート柱の横断面図、第6図は2段筋を用
いた鉄筋コンクリート柱の横断面図、第7a図は2段筋と
しての3本主筋を四隅に配設した鉄筋コンクリート柱の
横断面図、第7b図及び第7c図はそれぞれ従来の1例を示
す2段筋としての3本主筋及び2本主筋にスペーサーを
取り付けた状態を示す横断面図、第8a図及び第8c図はそ
れぞれ従来の他の例を示す、スペーサー(段筋スペーサ
ー)を用いたコンクリート柱の横断面図及び柱の2段筋
にスヘペーサーを取り付けた斜視図、第8b図はコンクリ
ート柱へのスヘーサーの配置を示す正面図、第9a図及び
第9b図は、それぞれ現場での従来の2段筋または柱主筋
の組立状態を示す略図である。 1……鉄筋、 2,3,4,7a,7b,7c,7d,7e7f……スペーサー、5,5a……柱2
段主筋、6……フープ筋、8……凹部、9……穴、 10……補強筋、11……部分先組み筋。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鉄筋を所定の軸心間隔を保持してス
    ペーサーにあらかじめ固着した部分先組み筋を所定の位
    置に配設して主筋とし、該主筋を補強筋を介して相互に
    組み立てたことを特徴とする部分先組み筋を用いた鉄筋
    コンクリート構造物の施工方法。
  2. 【請求項2】複数の鉄筋を所定の軸心間隔を保持してス
    ペーサーに固着して成形したことを特徴とする鉄筋コン
    クリート構造物の部分先組み筋。
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