JP4674766B2 - 落石防止用ネット及び落石防止装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ロープによりリング状の網目を形成した落石防止用ネット及び、これを用いた落石防止装置に関する。
斜面に露出する石が崩落することを防止する手段としてとして、斜面をネットで覆うネット式の落石防止工法がある。この場合、同じ斜面に縦方向及び横方向の主ロープを格子状に配列し両者の交差部を交差部固定金具で固定するとともに、適宜箇所の又は全ての交差部を、斜面地盤に打設したアンカーに連結して、この格子状配列の主ロープで前記ネットを斜面に抑止する(特許文献1)。
ネット式の落石防止工法では、ネットとして一般に金網が用いられるが、金網に代えて、ロープによりリング状の網目を形成したリングネットを用いることも知られている(特許文献2)。このリングネットにおける1つの網目は、1本のロープを円形に湾曲させその両端を金具で固定した1つのリング(ロープリング)で形成されている。
特許第2829825号 特開2000−178925
上記のリングネットによる落石防止工法は、斜面の凹凸に応じた自由な面変形により起伏に沿わせることができ、また、金網と比べて剛性の高いネットを形成することができるので斜面を押さえる力が常時強く発揮される等の長所があるが、多数のロープリングが必要となる。
このため、多数のロープリングを作ることが煩雑である上、リングに形成するためにロープ両端を固定する端部固定金具も多数必要となりコストが高くなる。さらに、その多数のロープリングを連結してリングネットを形成する作業も、数が多いため煩雑であり施工性が悪い。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、ロープによりリング状の網目を形成したリングネット構造としながらも、施工が容易な落石防止用ネット及びこれを用いた落石防止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明の落石防止用ネットは、1本のロープを8字形にした8字形ロープの複数本を、隣接するものどうしが互いに絡み合うように連結して、多数のリング状網目を形成したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1の落石防止用ネットにおいて、隣接する4つの前記リング状網目で囲まれる凹み菱形部分に網目結合部材を配置し、この網目結合部材を介して、前記凹み菱形部分の各辺を形成するロープを連結したことを特徴とする。
請求項3は、請求項1の落石防止用ネットにおける8字形ロープが、1本のロープを二つ折りしてその折り返し部に小さな輪を作ってなる加工ロープの両側部分を円形に湾曲させ、その両端を前記輪の中に通した後、両端を互いに固定しかつ輪からの抜け止めを図って8字形に形成した構造であることを特徴とする。
請求項4は、請求項1の落石防止用ネットにおける8字形ロープが、1本のロープを二つ折りにしてその折り返し部に、先端用貫通穴を有する結節部用金具を取り付けて加工ロープを形成するとともにその両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成した構造であることを特徴とする。
請求項5は、請求項1の落石防止用ネットにおける8字形ロープが、1本のロープを二つ折りにしてその両側部分を、2つの基端用貫通穴と1つの先端用貫通穴とを有する結節部用金具の前記2つの基端用貫通穴にそれぞれ通して結節部用金具付きの加工ロープを形成するとともにその両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成した構造であることを特徴とする。
請求項6は、請求項5において、二つ折りされるロープの中央部に、基端用貫通穴から抜けない大きさを有してロープ中央位置を規定するロープ中央位置規定用金具を固定した構造であることを特徴とする。
請求項7は、請求項5において、結節部用金具に、前記2つの基端用貫通穴に連続してロープの折り返し湾曲部を収容するガイド溝を一体に形成するとともに、前記ガイド溝に収容され両側の2つの基端用貫通穴を通された2列のロープの前記ガイド溝と反対側を金具で固定したことを特徴とする。
請求項8は、請求項1の落石防止用ネットにおける8字形ロープが、2本のロープの揃えた端部を固定してなる二股状ロープの前記固定端部に、先端用貫通穴を有する結節部用金具を取り付けるととも前記二股状ロープの両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成した構造であることを特徴とする。
請求項9は、請求項1の落石防止用ネットにおける8字形ロープが、2本のロープの揃えた端部を固定してなる二股状ロープの両側部分を、基端用貫通穴と先端用貫通穴とを有する結節部用金具の前記基端用貫通穴に通した後、その両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成した構造であることを特徴とする。
請求項10の発明の落石防止装置は、主ロープで大形網目を形成した大形網目ネットの交差部にアンカーを設置し、かつ前記交差部の主ロープをアンカーに連結し、前記大形網目ネットの大形網目の内部に、輪郭を前記大形網目の形状に対応させた請求項1又は2の落石防止用ネットを配置し、かつ、大形網目のロープに係合させたこと特徴とする。
請求項11の発明の落石防止装置は、二方向の複数の主ロープを四角形の多数の大形網目を形成するように交差させて配置し、前記交差部にアンカーを設置し、前記主ロープの交差部をロープ交差部固定兼アンカー連結用金具により互いに固定して大形網目ネットを形成すると同時にアンカーに連結し、前記大形網目ネットの大形網目の内部に、輪郭を前記大形網目の形状に対応させた請求項1又は2の落石防止用ネットを配置し、かつ、大形網目のロープに係合させたこと特徴とする。
請求項1の発明によれば、2つのリング状網目を持つ8字形ロープを係合させてネットを構成する作業は、単なるロープリングを係合させてネットを構成する作業と較べて、作業量が少なく済むので、施工性が向上する。
請求項2のように、隣接する4つの前記リング状網目で囲まれる凹み菱形部分の各辺を網目結合部材で連結すると、当該落石防止用ネットに力が加わった時に各リング状網目の形状がくずれるのを防止でき、当該落石防止用ネットが押さえ力を発揮するために有効である。
請求項3〜6によれば、1本のロープを8の字にした8字形ロープを複数係合させることで、リング状網目からなる落石防止用ネットを構成するので、1本のロープで2つのリング状網目が形成される。
したがって、落石防止用ネット全体としてのロープの本数が、1本のロープで1つのリング状網目を形成する従来のロープリングによる方法と較べて、半分で済む。
このため、リング状網目を形成するためにロープ両端固定部の箇所が、ロープリングを用いる場合と比べて半分で済み、コストを安くできる。
また、8字形ロープを容易にかつ充分な強度を持つように作ることができる。
特に、請求項4〜8によれば、8字形ロープの結節部用金具から突出するロープ先端部が斜面と平行となり上方に突出することはないので、落石防止用ネットを形成する作業者が結節部に引っ掛かったりすることもなく、作業性の点で好ましい。また、外観的にも好ましい。
また、結節部用金具を用いて8字形ロープを作る作業は容易である。
特に、請求項7によれば、ロープ折り返し部は、ロープの中央部を単に折り返しガイド溝に沿わせるだけで形成できるので、結節部用金具の幅寸法Wを狭くすることができ、コンパクトになる。
特に、請求項8又は9によれば、1本のロープを折り返すのでなく、2本のロープを揃えその端部をクランプ管で固定した二股状ロープを用いるので、結節部となる部分における両側のロープ間隔を狭くすることができ、したがって、結節部用金具の幅寸法Wを狭くすることができ、コンパクトになる。
請求項10又は11のように、主ロープによる大形網目ネットと請求項1又は2の落石防止用ネットとを組み合わせることにより、網目が小さくかつ斜面の凹凸に応じた面変形の容易な落石防止用ネットで石の大小や斜面凹凸に適切に対応した石押さえ作用を可能にすると同時に、アンカーに係合する、主ロープからなる大形網目ネットで石押さえ力を確保することができ、落石防止作用を効率的に働かせることができる。
以下、本発明の落石防止用ネット及び落石防止装置の実施例を、図1〜図25を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の落石防止装置8を斜面に施工した状態を示す平面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の要部拡大図である。これらの図に示すように、斜面に縦方向(斜面傾斜方向)及びこれと直角な横方向(概ね水平方向)をなす主ロープ1、2が格子状に配置され、縦方向の主ロープ(場合により縦ロープと呼ぶ)1と横方向の主ロープ(場合により横ロープと呼ぶ)2との交差部にアンカー3が打設されている。縦ロープ1と横ロープ2の交差部は、詳細は後述する交差部固定兼アンカー連結用金具5で互いに固定されるとともに、この交差部固定兼アンカー連結用金具5を介してアンカー3に連結されている。
縦横の主ロープ1、2により大形の格子状網目が形成されるが、その1つの四角形の網目(大形網目と呼ぶ)内に、リング状の網目を形成した落石防止用ネット6が配置され、かつ大形網目を形成するロープ1、2に係合されている。
前記落石防止用ネット6は、この実施例では1本のロープを8字形にした8字形ロープ9を複数、隣接するものどうしが互いに絡まるように係合させて、多数のリング状網目を形成したものである。実施例の8字形ロープ9は、詳細は後述するが1本のロープ13aを加工した加工ロープ13を用いて8字形にしたものである。
8字形ロープ9は2つのリング状網目を形成するので、8字形ロープ9の本数の2倍のリング状網目が形成される。1本のロープで2つのリング状網目を形成する際の2つのリング状網目の結節部を15で示す。
この落石防止用ネット6は、大形網目(縦横ロープ1、2で形成される四角形の1つの網目)に対応させた四角形輪郭をなしており、その四角形輪郭の各辺部分を縦ロープ1又は横ロープ2に絡ませている。なお、説明上、複数の8字形ロープ9を連結して大形網目サイズにしたネットを落石防止用ネット6と呼んでいるが、実際の施工に際しては、必ずしも、予め大形網目サイズの落石防止用ネット6を作ってから、それを大形網目の主ロープ1、2に係合させる場合に限らず、複数の8字形ロープ9を順次係合させてリング状網目を形成しつつ、大形網目の主ロープ1、2に係合させて、大形網目サイズのネット(落石防止用ネット6)を完成させる場合もある。
また、図3、図12にも示すように、落石防止用ネット6における、4つのリング状網目で囲まれる凹み菱形部分10に網目結合部材としてのロープリング11を配置し、このロープリング11を介して凹み菱形部分10の各辺10a(8字形ロープ9のロープ13aの一部分を指す)を形成するロープを連結している。なお、4つのリング状網目で囲まれる部分は、直線状の4辺からなる通常の菱形と異なり4辺がいずれも内側に湾曲している形状(図12参照)なので、これを凹み菱形と呼び、その部分を凹み菱形部分10と呼んでいる。また、前記ロープリング11は、ロープ11aを円形に湾曲させその両端をクランプ管11bに通し、クランプ管11bを圧縮して固定したものである。
前記8字形ロープ9を作る方法を説明すると、この8字形ロープ9は図7(イ)に示した加工ロープ13を用いて作ることができる。この加工ロープ13は、1本のロープ13aを二つ折りし、その折り返し部をシンブル13bに沿わせた状態で図7(ロ)に断面を示すクランプ管13cに通し圧縮固定して中央部に小さな輪(ロープ止め)13dを作ったものである。そして、図8(イ)に示すように、この加工ロープ13の両側部分を円形に湾曲させそれぞれの両端部13a’、13a”を、図8(ロ)に示すように輪13dの中に通した後、両端を別のクランプ管14に通し圧縮固定すると、それらの箇所が8字形をなす2つのリング状網目の結節部15となり、図8(ハ)に示すように8字形ロープ9となる。前記クランプ管13c及びクランプ管14はいずれも短いアルミ管であり、2本のロープを通した状態で圧縮することで両ロープを互いに固定する。
前記8字形ロープ9を複数係合させて落石防止用ネット6を形成する場合、図3にも示すように、互いに隣接するリング状網目(8字形ロープ9における1つのリング状部分を指す)どうしが絡まるようにして互いに係合させていく。そして、落石防止用ネット6の輪郭部(大形網目の四角形の四辺部に相当)は、図3に示すように縦ロープ1又は横ロープ2に絡めて係合させる。
8字形ロープ9を作る場合に、クランプ管14によるロープ両端部13a’、13a”の固定を堅固にする手段として、図10に示すような補助金具35を用いることができる。
この補助金具35は、加工ロープ13の輪13dから抜けない面積を持つベース板36に、加工ロープ13の両端部13a’、13a”を揃えて通す筒部37を斜めに固定した構造である。
図8(ロ)において、加工ロープ13の両端部13a’、13a”をクランプ管14に通す前に、加工ロープ13の輪13dの上に補助金具35を置き、ロープ両端部13a’、13a”をベース板36の穴36a及び筒部37の中空部37aを通した後、ロープ両端部13a’、13a”をクランプ管14内に通しクランプ管14を圧縮してロープ両端部13a’、13a”を互いに固定する。これにより、クランプ管14によるロープ両端固定部の補強が図られる。
ロープによりリング状の網目を形成する手段として、本発明のように8字形ロープ9を用いた場合、従来のロープリングのように1本のロープで1つのリングを形成する場合と較べて、ロープ両端固定部の固定強度を充分に高いものとすることができる。
すなわち、図9(イ)、(ロ)に示した従来のロープリング55のように、1本のロープ53を円形に湾曲させて両端をクランプ管54で圧縮固定したロープリング55の場合、ロープ53の張力が矢印のようにクランプ管54の貫通方向と同じ方向(すなわち、ロープ53がクランプ管54から抜ける方向)に作用するので、クランプ管54によるロープ端部固定強度を充分高くしにくいが、図9(ハ)のような固定構造(図8(ロ)と同じもの)であれば、ロープに働く力は、矢印のようにクランプ管14の貫通方向に対して角度を持つ方向(すなわち、ロープがクランプ管14から抜ける方向に対して角度のついた方向)に作用するので、ロープがクランプ管14から抜ける恐れは少ない。したがって、前記の通り、ロープ両端固定部の固定強度を充分に高いものとすることができる。
前記交差部固定兼アンカー連結用金具5の部分の詳細を図4、図5、図6に示す。交差部固定兼アンカー連結用金具5は、上下一対の金具21、22で縦ロープ1と横ロープ2との交差部を固定するとともに、この交差部をアンカー3に連結するものである。
上下の金具21、22は同一形状であるが、その一方の金具21について説明すると、この金具21は、一端側にアンカー3を通すアンカー挿通穴23、他端側に固定ボルト30を通すボルト挿通穴24を有し、中央部に上から見て45°の傾斜のU字形溝25を備え、これと直交する方向の隆起部26を前記U字形溝25で分断される態様で備え、前記U字形溝25の中央の底部に、ロープ挟持に直接関与する若干高さの突起部25aを備えた構造である。なお、U字形溝25の中央に突起部5aに設ける代わりに、U字形溝25及び隆起部26の両方又は一方にロープ模様の凹凸(ロープ外周面の螺旋状の凹凸に合わせた凹凸)をつけてもよい。
前記一対の金具21、22を互いに逆向きに向かい合わせ、それぞれのU字形溝25に縦ロープ1又は横ロープ2が嵌合する状態で重ね合わせ、アンカー挿通穴23にアンカー3を通し上下のナット28、29を諦着してアンカー3に固定し、反対側のボルト挿通穴24に通した固定ボルト30にナット31を螺合させ締め付けることで、縦ロープ1と横ロープ2との交差部を固定する。こうして交差部固定兼アンカー連結用金具5により、縦ロープ1と横ロープ2との交差部が互いに固定され、かつ、その交差部がアンカー3の頭部に固定される。
この場合、両ロープ1、2の交差部の上下面が、上下の金具21、22のU字形溝25の中央部の突起部25aがそれぞれ接触することで、交差部が両突起部25aにより強く挟持されるので、交差部の堅固な固定がなされる。また、前述のように、U字形溝25及び隆起部26の両方又は一方にロープ模様の凹凸をつけることにより、さらに堅固な固定がなされる。
また、この交差部固定兼アンカー連結用金具5は、主ロープ1、2の交差部の固定と交差部のアンカー3への連結とを同時に行うので、部品点数が少なく済むとともに、施工性が向上する。
また、上下の金具21、22が同一形状をなしているので、部品コストを安くすることができる。また、部品種類が少なく済み、取り扱い性や施工性が良好である。
なお、上下の金具21、22を固定する固定ボルト30に螺合させるナット31を、一方の金具21に予め溶接固定しておくと、ナットを別部品として準備する必要がなく、部品点数が少なく済み、取り扱いも簡素化され作業性も良好となる。また、一方の金具21のボルト貫通穴24自体に固定ボルト30が螺合する雌ネジを切っておくと、さらに、部品点数が少なく済む。
なお、前記アンカー3は例えばロックボルトを用いることができる。アンカー3として図4に示すようにロックボルトを用いた場合、図示は省略するが、先端のビットで地盤を穿孔しながら押し込んでいき、次いで孔内にモルタル16を充填して地盤に挿入固定する。
上記の落石防止装置8において、複数の8字形ロープ9により多数の小さなリング状網目を形成した落石防止用ネット6は斜面表面の石に直接被せられて石を押さえる機能を果たし、そして、実際に落石が発生し得る状態となった時の落石防止の力(石を押さえる力)は、大形網目を形成する主ロープ1、2が負担しアンカー3に伝達することで、落石防止が図られる。なお、8字形ロープ9に用いるロープ径、8字形ロープ9で形成するリング状網目のサイズ、あるいは、8字形ロープ9からなるネット部分すなわち落石防止用ネット6の面積(縦横の主ロープ1、2による大形網目の面積)は、斜面の落石発生可能性に応じて適切に設定する。
落石防止用ネット6におけるリング状網目を形成する8字形ロープ9は、1本のロープで2つのリング状網目を形成する。
したがって、落石防止用ネット6の全体としてのロープの本数が、1本のロープで1つのリング状網目を形成する従来のロープリングによる方法と較べて、半分で済む。
このため、リング状網目を形成するためにロープ両端固定部の箇所(本発明では結節部15)が、ロープリングを用いる場合と比べて半分で済み、コストを安くできる。
また、8字形ロープ9を係合させてネット(落石防止用ネット6)を構成する作業は、従来のリングネットを係合させてネットを構成する作業と較べて、作業量が少なく済み施工性が向上する。
また、図8に示すような操作で8字形ロープ9を作ることができるので、リング状網目のサイズ(リング径)を現場で調整することが容易であり、したがって、斜面に樹木がある場合に、その樹木をかわすことが容易である。
また、隣接する4つのリング状網目に囲まれる凹み菱形部分10の各辺を結合する網目結合部材(図示例ではロープリング11)は、当該落石防止用ネット6に力が加わった時に各リング状網目の形状がくずれるのを防止でき、当該落石防止用ネット6が押さえ力を発揮するために有効である。
なお、網目結合部材は落石防止用ネットのために必須のものではないが、実施例のように用いた場合において、網目結合部材としてのロープリング11は、従来の落石防止用ネットのリング状網目を形成するために用いるロープリングと異なり、小さなリングで済む上必要強度も小さいので、落石防止用ネットを形成する上でコストや施工性に不利になることもない。
上記の実施例では、網目結合部材としてロープを円形に湾曲させその両端をクランプ管で圧縮固定したロープリング11を用いたが、金属線材を円形に湾曲させその両端を溶接その他で一体接合した単なる金属線リングを用いることもできる。この場合は8字形ロープ9を係合させていく際に、網目結合部材である金属線リングに通しながら作業する。
また、網目結合部材として、図13、図14に示すような網目結合部材41を用いることもできる。
この網目結合部材41は正方形のベースプレート42の4箇所にボルト43を垂直に固定し、そのうちの2つのボルト43を通すボルト挿通穴(図では見えない)をあけた押さえ板44とナット45とを用いる。ベースプレート42上に8字形ロープ9の凹み菱形部分10の各辺10a(ロープ13aの一部)を載せ、その上から、ボルト43をボルト挿通穴に通して押さえ板44を被せた後、ボルト43にナット45を螺合させ締め付け固定することで、凹み菱形部分10の各辺10aをなすロープを互いに連結することができる。
図15〜図18に他の実施例の8字形ロープ9Aを示す。図15は8字形ロープ9Aを形成する要領を示すもので、(イ)は8字形ロープの完成前の状態の平面図、(ロ)は完成後の平面図である。この8字形ロープ9Aは、図16に示すように1本のロープ63aの長さ方向中央部に円筒状のクランプ管63bを圧縮固定した加工ロープ63を用いる。クランプ管63bは、予め工場で取り付けておく。
また、図17、図18に示した結節部用金具62のように、直方体状をなしその上部の中央に長穴の先端用貫通穴62aをあけ、下部の左右にそれぞれ丸穴の基端用貫通穴62bをあけた金具を用いる。
前記クランプ管63bは、ロープ63aの中央位置を規定するための金具(ロープ中央位置規定用金具)であり、前記結節部用金具62の基端用貫通穴62bを通過しない大きさである。
上記の加工ロープ63及び結節部用金具62を用いて現地で8字形ロープ9Aを作る場合、前記加工ロープ63の両側部分(ロープ63a)を結節部用金具62の下部の左右の基端用貫通穴62bに、前記クランプ管63bが結節部用金具62にほぼ当たるまで通し、その両側部分を図15(イ)に示すように概ね円形に湾曲させ、それぞれの両端部63a’、63a”を結節部用金具62の上部中央の先端用貫通穴62a(図17参照)に通した後、図15(ロ)に示すように両端を、ロープ先端抜け止め用の別のクランプ管64に通し圧縮固定すると、それらの箇所が8字形をなす2つのリング状網目の結節部65となり、8字形ロープ9Aが得られる。
なお、ロープ63aの中央部に固定したクランプ管63bは、結節部用金具62の先端用貫通穴62aから抜けないことで、ロープ63aの中央位置を規定し、両側部分に均等なリング状網目を形成する。
上記の8字形ロープ9Aは、加工ロープ63の先端部63a’、63a”が結節部用金具62の先端用貫通穴62aから斜面と平行に延出しているので、図8や図11の8字形ロープ9と異なり先端部63a’、63a”が結節部65において上方に突出することはない。したがって、落石防止用ネット6を形成する作業者が結節部に引っ掛かったりすることもなく、作業性の点で好ましい。また、外観的にも好ましい。
また、前記図8の加工ロープ13と異なり両端を揃えて通すための輪13dを形成する必要がないので、加工ロープ63を作る作業は容易である。また、輪を形成するためのシンブル13bが不要であり、部材点数が少なく済む。
図19、図20に示した結節部用金具72は、図15〜図18の結節部用金具62に類似する構造の他の変形例を示すもので、図20の(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は左側面図である。図21は前記結節部用金具72で8字形ロープ9Bを形成した場合の結節部用金具72の近傍を示すもので、(イ)は水平断面図(図20(ロ)のE−E断面図に相当)、(ロ)は垂直断面図(図20(ロ)のF−F断面図に相当)である。なお、結節部用金具9Bの全体の図示は省略した。
この結節部用金具72は、上部の中央に長穴の先端用貫通長穴72aを有し、下部の左右にそれぞれ丸穴の基端用貫通穴72bを有する点は前記と同様であるが、外形が直方体状ではなく、側面から見た形状は、ロープ中央の折り返し部を形成するための折り返しガイド部72cが、ロープ長さ方向(図20(ハ)の左右方向寸法)に突出するように一体に形成されている。他の部分はロープ長さ方向の寸法が小さく薄型である。折り返しガイド部72cは、前記2つの基端用貫通穴72bに連続してロープの折り返し湾曲部を収容するガイド溝72dを持つ。
この結節部用金具72を用いて8字形ロープ9Bを形成する場合、1本のロープ73aの両側部分を結節部用金具72の下部の左右の基端用貫通穴72bに通す。その際、ロープ73aの両側部分の長さを均等にし、かつ、ロープ中央の折り返し湾曲部を折り返しガイド部72cのガイド溝72dに沿わせる。次いで、揃えたロープ両側部分にクランプ管73bを通し結節部用金具72に接近させた位置で圧縮固定する。このクランプ管73bにより、両側の2つの基端用貫通穴72bを通された2列のロープのガイド溝72dと反対側が固定されて、ロープ中央位置が規定される。以上で、結節部用金具付きの加工ロープ73が得られるが、ここまで工場で製作しておく。
上記の結節部用金具付きの加工ロープ73を用いて現地で8字形ロープ9Bを作る場合、前記ロープ73aの両側部分を図15(イ)と同様に概ね円形に湾曲させ、それぞれの両端部73a’、73a”を結節部用金具72の上部中央の先端用貫通穴72aに通した後、両端をロープ先端抜け止め用の別のクランプ管74に通し圧縮固定すると、それらの箇所が8字形をなす2つのリング状網目の結節部75となり、8字形ロープ9Bが得られる。
この実施例では、結節部用金具72が既にロープ73aと一体になっているので、現地での作業が簡素化される。
また、図15〜図18のようにロープの折り返し部にロープ中央位置規定用のクランプ管63bを固定する構造とした場合、折り返した両側のロープ間隔が広くなり、結節部用金具62の幅寸法Wが大となるが、この実施例の結節部用金具72によれば、ロープ折り返し部は、ロープの中央部を単に折り返してガイド溝72dに沿わせるだけで形成できるので、結節部用金具72の幅寸法Wは小さく済み、コンパクトになる。
図22〜図25にさらに他の実施例の8字形ロープ9Cを示す。図22は8字形ロープ9Cを形成する要領を示すもので、(イ)は8字形ロープ9Cの完成前の状態の平面図、(ロ)は完成後の平面図である。この8字形ロープ9Cは、図23に示すように、等長の2本のロープ83a、83aを揃えてその先端をクランプ管83bで互いに固定した二股状ロープ83を用いる。クランプ管83bによる固定は予め工場で行っておく。また、図24に示すように、直方体状をなしその上部及び下部の中央にそれぞれ長穴の先端用貫通穴82a及び基端用貫通穴82bをあけた結節部用金具82を用いる。
上記の二股状ロープ83及び結節部用金具82を用いて現地で8字形ロープ9Cを作る場合、前記二股状ロープ83の両側の各ロープ83a、83aを結節部用金具82の下部の基端用貫通穴82bに、前記クランプ管83bが結節部用金具82にほぼ当たるまで通し、両側のロープ83a、83aを図22(イ)に示すように概ね円形に湾曲させ、それぞれの端部83a’、83a”を結節部用金具82の上部中央の先端用貫通穴82aに通した後、図22(ロ)に示すように両端を、ロープ先端抜け止め用の別のクランプ管84に通し圧縮固定すると、それらの箇所が8字形をなす2つのリング状網目の結節部85となり、8字形ロープ9Cが得られる。
この結節部用金具82によれば、1本のロープを折り返すのでなく、2本の等長のロープ83a、83aを揃えその端部をクランプ管83bで固定した二股状ロープ83を用いるので、両側のロープ間隔B(図23参照)を狭くすることができ、したがって、基端用貫通穴82bとして1つの長穴を設けることで済み、結節部用金具82の幅寸法Wを狭くすることができ、コンパクトになる。
本発明の一実施例の落石防止装置を斜面に施工した状態を示す平面図である。 図1の要部拡大図である。 図2のさらに要部を拡大した図である。 上記落石防止装置におけるアンカー近傍を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は断面図である。 上記落石防止装置における交差部固定兼アンカー連結用金具の詳細構造を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。 (イ)は図5(イ)のA−A断面図、(ロ)は図5(イ)のB−B断面図、(ハ)は図5(イ)のC−C断面図である。 上記落石防止装置における8字形ロープを形成する材料を示すもので、(イ)は加工ロープ、(ロ)は加工ロープのクランプ管を示す図である。 (イ)、(ロ)、(ハ)は図7の材料を用いて8字形ロープを形成する要領を手順に沿って説明する図である。 上記8字形ロープの強度について従来のロープリングと比較して説明するための図である。 8字形ロープを形成するために補助金具を用いる場合における前記補助金具を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は(イ)のD−D断面図である。 図10の補助金具を用いた場合の8字形ロープの結節部を示す正面図である。 図3における網目結合部材近傍のみを示した図である。 網目結合部材の他の実施例を示すもので、図12に相当する図である。 図13の網目結合部材の拡大した斜視図である。 他の実施例の8字形ロープを形成する要領を示すもので、(イ)は8字形ロープの完成前の状態の平面図、(ロ)は完成後の平面図である。 図15の8字形ロープに用いるロープ材の平面図である。 図15の8字形ロープに用いる結節部用金具の斜視図である。 図17の結節部用金具の断面図である。 図15〜図18に示した結節部用金具に類似する構造の他の変形例の結節部用金具の斜視図である。 (イ)は図19の結節部用金具の平面図、(ロ)は同正面図、(ハ)は同左側面図である。 図19、図20の結節部用金具で8字形ロープを形成した場合の結節部用金具の近傍を示すもので、(イ)は水平断面図(図20(ロ)のE−E断面図に相当)、(ロ)は垂直断面図(図20(ロ)のF−F断面図に相当)である。 さらに他の実施例の8字形ロープを形成する要領を示すもので、(イ)は8字形ロープの完成前の状態の平面図、(ロ)は完成後の平面図である。 図22の8字形ロープに用いるロープ材の平面図である。 図22の8字形ロープに用いる結節部用金具の斜視図である。 図22における結節部用金具の近傍の斜視図である。
符号の説明
1 縦ロープ(主ロープ)
2 横ロープ(主ロープ)
3 アンカー
5 交差部固定兼アンカー連結用金具
6 落石防止用ネット
8 落石防止装置
9 8字形ロープ
10 凹み菱形部分
10a 凹み菱形部分の各辺(ロープ13aの一部分)
11 網目結合部材(ロープリング)
11a ロープ
11b クランプ管
13 加工ロープ
13a ロープ
13a’、13a” (ロープの)両端部
13b シンブル
13c クランプ管
13d 輪(ロープ止め)
14 クランプ管
15 (8字形ロープのリング状網目の)結節部
16 モルタル
21、22 (上下の)金具
23 アンカー挿通穴
24 ボルト挿通穴
25 U字形溝
25a 突起部
26 隆起部
28、29 ナット
30 固定ボルト
31 ナット
35 補助金具
36 ベース板
36a (ベース板の)穴
37 筒部
37a (筒部の)中空部
41 網目結合部材
42 ベースプレート
43 ボルト
44 押さえ板
45 ナット
9A、9B、9C 8字形ロープ
62、72、82 結節部用金具
62a、72a、82a 先端用貫通穴
62b、72b、82b 基端用貫通穴
72c 折り返しガイド部
72d ガイド溝
63 加工ロープ
73 (結節部用金具付きの)加工ロープ
83 二股状ロープ
63a、73a、83a ロープ
63a’、63a”、73a’、73a” (ロープの)両端部
83a’、83a” (ロープの)端部
63b クランプ管(ロープ中央位置規定金具)
83b (2本のロープの端部を固定する)クランプ管
64、74、84 (ロープ先端抜け止め用の)クランプ管
65、75、85 (8字形ロープのリング状網目の)結節部

Claims (11)

  1. ロープを8字形にした8字形ロープの複数本を、隣接するものどうしが互いに絡み合うように連結して、多数のリング状網目を形成したことを特徴とする落石防止用ネット。
  2. 隣接する4つの前記リング状網目で囲まれる凹み菱形部分に網目結合部材を配置し、この網目結合部材を介して、前記凹み菱形部分の各辺を形成するロープを連結したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  3. 前記8字形ロープは、1本のロープを二つ折りしてその折り返し部に小さな輪を作ってなる加工ロープの両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記輪の中に通した後、両端を互いに固定しかつ輪からの抜け止めを図って8字形に形成したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  4. 前記8字形ロープは、1本のロープを二つ折りにしてその折り返し部に、先端用貫通穴を有する結節部用金具を取り付けて加工ロープを形成するとともにその両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  5. 前記8字形ロープは、1本のロープを二つ折りにしてその両側部分を、2つの基端用貫通穴と1つの先端用貫通穴とを有する結節部用金具の前記2つの基端用貫通穴にそれぞれ通して結節部用金具付きの加工ロープを形成するとともにその両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  6. 二つ折りされるロープの中央部に、前記基端用貫通穴から抜けない大きさを有してロープ中央位置を規定するロープ中央位置規定用金具を固定したことを特徴とする請求項5記載の落石防止用ネット。
  7. 前記結節部用金具に、前記2つの基端用貫通穴に連続してロープの折り返し湾曲部を収容するガイド溝を一体に形成するとともに、前記ガイド溝に収容され両側の2つの基端用貫通穴を通された2列のロープの前記ガイド溝と反対側を金具で固定したことを特徴とする請求項5記載の落石防止用ネット。
  8. 前記8字形ロープは、2本のロープの揃えた端部を固定してなる二股状ロープの前記固定端部に、先端用貫通穴を有する結節部用金具を取り付けるととも前記二股状ロープの両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  9. 前記8字形ロープは、2本のロープの揃えた端部を固定してなる二股状ロープの両側部分を、基端用貫通穴と先端用貫通穴とを有する結節部用金具の前記基端用貫通穴に通した後、その両側部分をほぼ円形に湾曲させ、その両端を前記結節部用金具の先端用貫通穴に通した後、先端用貫通穴からの抜け止めを図って8字形に形成したことを特徴とする請求項1記載の落石防止用ネット。
  10. 主ロープで大形網目を形成した大形網目ネットの交差部にアンカーを設置し、かつ前記交差部の主ロープをアンカーに連結し、
    前記大形網目ネットの大形網目の内部に、輪郭を前記大形網目の形状に対応させた請求項1又は2の落石防止用ネットを配置し、かつ、大形網目のロープに係合させたこと特徴とする落石防止装置。
  11. 二方向の複数の主ロープを四角形の多数の大形網目を形成するように交差させて配置し、前記交差部にアンカーを設置し、前記主ロープの交差部をロープ交差部固定兼アンカー連結用金具により互いに固定して大形網目ネットを形成すると同時にアンカーに連結し、
    前記大形網目ネットの大形網目の内部に、輪郭を前記大形網目の形状に対応させた請求項1又は2の落石防止用ネットを配置し、かつ、大形網目のロープに係合させたこと特徴とする落石防止装置。
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