JP3674859B2 - 金網及び法面保護用型枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線材を縦横に組み合わせた横長板状を呈する金網と、その金網を使用した法面保護用の型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の金網は、長手方向に配される複数の横線材と、短手方向に配される複数の縦線材とを例えば格子状に組み合わせ、任意の交差部を溶接した横長板状を呈し、法面保護用型枠(以下単に「型枠」という)は、この金網を左右一対で用いて線材等の連結体で連結して形成される。この型枠は、造成した道路や建物に面する傾斜法面に格子状に配置され、モルタルコンクリートの型枠として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記金網においては、金網の上下端の横線材から縦線材の端部が、左右端の縦線材から横線材の端部が夫々加工上突出してしまうため、法面保護の施工の際、特に上端縁で突出する縦線材が衣服等に引っ掛かったりして作業性を低下させる。
そこで、実開平4−12546号公報に開示の如く、金網の少なくとも上縁全長を断面コ字状の保護部材により覆う技術が知られている。この場合、縦線材等の突出端がカバーされ、衣服等を引っ掛ける心配はなくなるが、反面、保護部材の外面でモルタルコンクリートとの付着が悪くなり、施工後にモルタルコンクリートが剥がれたり、ひび割れが生じたりするおそれが高くなってしまう。
【0004】
そこで、請求項1及び2に記載の発明は、線材の突出による作業性の低下を防止すると共に、モルタルコンクリートとの付着も良好に維持して法面保護に好適な金網または型枠を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、型枠に用いられる金網の発明として、少なくとも長手方向の端縁を形成する横線材に交差する各縦線材の上端部を、前記横線材から上方へ僅かに突出する長さで切断すると共に、前記横線材の全長に亘って保護線材を螺旋状に巻回し、保護材により、線材から交差状に突出する線材の端部を覆うようにしたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、型枠の発明として、請求項1の金網を、保護線材が巻回される端縁を同じ側にして左右一対配置し、両金網間を連結体によって連結したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の金網1を用いた型枠2の斜視図、図2は金網上端部の部分斜視図で、ここで用いられる金網1は、線材に波状の節目をつけたクリンプ金網で、寸法の長い複数の横線材3,3・・と、寸法の短い複数の縦線材4,4・・とを格子状に組み合わせて横長板状に形成されている。また、上下端の横線材3,3と各縦線材4との各交差部5,5・・と、左右端の縦線材4,4と各横線材3,3・・との各交差部6,6・・とは溶接されて、上端の横線材3と交差する各縦線材4の上端部は、横線材3から上方へ僅かに突出する長さで切断されている。
【0007】
さらに、上端の横線材3には、図3にも示すように、保護線材7が横線材3の全長に亘って螺旋状に巻回されている。この保護線材7は、横線材3の横断面方向では円形となるように巻回され、その巻回状態では、横線材3に交差状に溶接された各縦線材4の上端部が、保護線材7が形成する円形領域から外へは突出しないようになっている。
【0008】
そして、型枠2は、この金網1を2枚用いて、保護線材7が巻回される端縁を同じ側にして所定間隔で左右に並べた金網1,1同士を、4本の針金8,8・・を井桁に組み合わせて溶接した連結体9,9・・で所定間隔毎に連結してなり、非使用時には連結体9,9・・を一方の金網1側へ倒しながら他方の金網1を重ねることで折り畳みでき、使用時には一方の金網1と共に連結体9,9・・を起こしながら他方の金網1から離すように開くことで、金網1,1を起立状態で法面等にセット可能となっている。
【0009】
以上の如く構成された金網1及び型枠2によれば、法面保護用に用いた場合は、保護線材7を巻回した端縁が上方となるように配設することで、上端の横線材3から突出する縦線材4,4・・が保護材7によって覆われて露出しないため、作業者が衣服等を引っ掛けたりするおそれがなく、作業性の低下が防止される。一方、保護線材7は螺旋状に巻回されているから、当該端縁での表面積が多くなってモルタルコンクリートとの付着が良好となり、固化後の剥がれやひび割れのおそれも少なくなる。
【0010】
なお、上記形態では、保護線材を縦線材へ円形に巻回させているが、図4のように、保護線材10を縦長の楕円形で巻回させることもできるし、四角形等の多角形に巻回させることもできる。勿論、これらの保護線材は一本の線材で連続状に巻回させるものに限らず、複数本の線材を順番に巻回させても差し支えない。
また、保護線材を巻回する線材は、金網の長手方向の一端縁に限らず、反対側の長手方向も同様に巻回させて、金網や型枠の上下の向きをなくして使い勝手を向上させることもできる。さらに、左右端の縦線材の一方または双方にも保護材を巻回させて引掛防止や付着効果の一層の向上を図っても良い。
さらに、金網は、クリンプ金網以外でも使用できるし、横線材と縦線材との交差部の溶接箇所も、上記形態以外に適宜増減可能である。
【0011】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明によれば、法面保護用に用いた場合は、保護線材を巻回した端縁が上方となるように配設することで、上端の横線材から突出する縦線材が保護材によって覆われて露出しないため、作業者が衣服等を引っ掛けたりするおそれがなく、作業性の低下が防止される。一方、保護線材は螺旋状に巻回されているから、当該端縁での表面積が多くなってモルタルコンクリートとの付着が良好となり、固化後の剥がれやひび割れのおそれも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金網を用いた型枠の斜視図である。
【図2】 金網上端の部分斜視図である。
【図3】 金網上端の横断面図である。
【図4】 保護材の変更例を示す金網上端の横断面図である。
【符号の説明】
1・・金網、2・・型枠、3・・横線材、4・・縦線材、5,6・・交差部、7,10・・保護線材。

Claims (2)

  1. 線材を縦横に組み合わせた横長板状を呈して、法面保護用型枠に用いられる金網であって、
    少なくとも長手方向の端縁を形成する横線材に交差する各縦線材の上端部を、前記横線材から上方へ僅かに突出する長さで切断すると共に、前記横線材の全長に亘って保護線材を螺旋状に巻回し、前記保護材により、前記線材から交差状に突出する線材の端部を覆うようにしたことを特徴とする金網。
  2. 請求項1の金網を、保護線材が巻回される端縁を同じ側にして左右一対配置し、前記両金網間を連結体によって連結してなる法面保護用型枠。
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