JP2004023916A - 回転電機の固定子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定子鉄心32の端部に形成されたコイルエンド群31aの頂部には、規制部としての規制凹部333が設けられている。この規制凹部333内にリード部X1が嵌って係合することにより、頂部に対してリード部X1が固定子鉄心32の径方向へ動くことを確実に規制することができる。
【選択図】 図9
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転電機の固定子に関する。本発明の回転電機の固定子は、内燃機関により駆動される交流発電機であって、乗用車やトラック等あるいは船舶などの乗り物に搭載可能な車両用交流発電機に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
三相交流発電機における各相の巻線の結線方法の代表的なものとして、星型結線と三角結線とが知られている。星型結線は、各相の巻線の一端を1か所にまとめ、各相の巻線の他端の3か所から外部負荷に電流を流す方法である。一方、三角結線は、各相の巻線の両端をつなぎ合わせて環状にし、その接続点の3か所から外部負荷に電流を流す方法である。
【0003】
上述の星型結線又は三角結線における異相巻線の端部同士の接続は、固定子鉄心の端部に形成されるコイルエンド群において行われることが多い。このとき、各相の巻線の一端により形成されるリード部80は、固定子鉄心81の端部に形成されるコイルエンド群82の表面に沿って周方向に延在するように配置され、異相の巻線の一端と接続される(図15参照)。
【0004】
かかるリード部80は、特開2001−103697号公報に示されるように、従来、回転子やハウジングとの接触を防止すべく、コイルエンド群82の頂部83に接着剤84により固着されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、断面略弧状又略U字状の頂部83に対して断面略円形状又は略矩形状のリード部80を接着剤84による接着力のみによって固着させる上記公報の従来技術では、頂部83に対するリード部80の姿勢安定性や結合性が低く、そのため振動等によりリード部80が頂部83から外れるおそれがあり、接着の信頼性が低いという問題があった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、頂部に対するリード部の姿勢安定性や結合性を高めて、接着に対する信頼性を向上させることを解決すべき技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の回転電機の固定子は、固定子鉄心と、該固定子鉄心の端部にコイルエンド群を形成し、前記固定子鉄心に巻装される電機子巻線と、前記電機子巻線の一部であって、前記コイルエンド群の表面に沿って周方向に敷設されたリード部とを備える回転電機の固定子において、前記コイルエンド群及び前記リード部の形状的な係合によって前記リード部の動きを規制する規制部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
この回転電機の固定子では、コイルエンド群及びリード部の形状的な係合によってリード部の動きを規制する規制部を有していることから、この規制部の働きにより、リード部がコイルエンド群に対して相対的に動くことを規制することができる。このため、リード部の姿勢安定性や結合性を高めることができ、安定した接着状態を確保することが可能となる。したがって、振動等によりリード部がコイルエンド群から外れるおそれも少なくなり、コイルエンド群に対するリード部の接着の信頼性を向上させることができる。
【0009】
好適な態様において、前記規制部は、前記コイルエンド群の頂部に設けられ、前記リード部形状に対応する規制凹部である。この態様によれば、コイルエンド群の頂部に設けられた規制凹部にリード部の一部が嵌って係合することにより、リード部がコイルエンド群の頂部に対して相対的に動くことを確実に規制することができる。
【0010】
好適な態様において、前記規制部は、前記リード部の断面形状を前記コイルエンド群の頂部形状に対応して変形して成る規制溝部である。この態様によれば、コイルエンド群の頂部と規制溝部とが形状的に係合することにより、リード部がコイルエンド群の頂部に対して相対的に動くことを確実に規制することができる。
【0011】
好適な態様において、前記リード部は略矩形断面を有しており、前記規制部は、前記コイルエンド群の頂部に設けられ、前記矩形断面に対応する複数の規制面を有する規制凹部である。この態様によれば、矩形断面に対応した方向の異なる2つの規制面でリード部を支持することができるので、リード部がコイルエンド群の頂部に対して相対的に動くことをより確実に規制することができる。
【0012】
好適な態様において、前記コイルエンド群は複数の頂部を有しており、前記規制部は、前記複数の頂部同士の間に形成された規制谷部である。この態様によれば、複数の頂部同士の間に形成された規制谷部にリード部が嵌って係合することにより、リード部がコイルエンド群の頂部に対して相対的に動くことを確実に規制することができる。また、この態様では、コイルエンド群及びリード部の変形を伴わないので、工数増加や電機子巻線の皮膜損傷等の問題が生じないというメリットもある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機について、図面を参照しつつ説明する。
【0014】
(実施形態1)
図1〜図11に示す本実施形態は、請求項1、2又は4に記載の発明を具現化したものである。
【0015】
この実施形態に係る車両用交流発電機1は、固定子巻線(電機子巻線)が複数の略U字状の導体セグメントにより構成された連結タイプのもので、図1に示すように、電機子として働く固定子2と、界磁として働く回転子3と、回転子3を支持するとともに固定子2を挟持するように締結ボルト4cによって固定されているフロントハウジング4a及びリアハウジング4bと、交流電力を直流電力に変換する整流器5等を含んで構成されている。
【0016】
回転子3は、シャフト6と一体になって回転するもので、ランデル型ポールコア7と、界磁コイル8と、スプリング9、10と、冷却用の送風装置としての斜流ファン11及び遠心ファン12とを備えている。シャフト6は、プーリ20に連結され、自動車に搭載された走行用のエンジン(図示せず)により回転駆動される。
【0017】
ランデル型ポールコア7は一組のポールコアを組み合わせて構成されている。このランデル型ポールコア7は、シャフト6に組み付けられたボス部71、ボス部71の両端より径方向に延びるディスク部72及び12個の爪状磁極部73により構成されている。
【0018】
プーリ側の斜流ファン11は、ポールコア7の端面に溶接等によって固着されたベース板111に対して鋭角の傾斜をもつブレードと、直角なブレードとをもち、回転子3と一体となって回転する。反プーリ側の遠心ファン12は、ポールコア7の端面に溶接等によって固着されたベース板121に対して直角なブレードのみをもっている。
【0019】
フロントハウジング4aの軸方向端面(前端面)及びリアハウジング4bの軸方向端面(後端面)には吸入孔41、41がそれぞれ設けられている。そして、フロントハウジング4a及びリアハウジング4bの外周両肩部には、固定子2の第1コイルエンド群31aと第2コイルエンド群31bとの径方向外側に対応して冷却風の排出孔42、42がそれぞれ設けられている。
【0020】
整流器5は、車両用交流発電機1の反プーリ側の端部に設けられている。従って、第1コイルエンド群31aは、この整流器5と対応づけて配置されている。
【0021】
固定子2は、固定子鉄心32と、固定子鉄心32に形成されたスロット35内に配置された複数の電気導体により構成される固定子巻線と、固定子鉄心32と電気導体との間を電気絶縁するインシュレータ34とにより構成されている。また、固定子鉄心32は、上記フロントハウジング4aとリアハウジング4bとの間に挟持されて固定されている。
【0022】
図2は、固定子2の部分的な断面図、図3は固定子鉄心32に装着されるセグメント33の模式的形状を示す斜視図である。図2に示すように、固定子鉄心32には、多相の固定子巻線を収容できるように、複数のスロット35が形成されている。本実施形態では、回転子3の磁極数に対応して、3相の固定子巻線を収容するように、36本のスロット35が等間隔に配置されている。
【0023】
固定子鉄心32のスロット35に装備された固定子巻線は、1本1本の電気導体として把握することができ、複数のスロット35のそれぞれの中には、偶数本(本実施形態では4本)の電気導体が収容されている。また、一のスロット35内の4本の電気導体は、固定子鉄心32の径方向に関して内側から内端層、内中層、外中層、外端層の順で一列に配列されている。なお、一のスロット35内の4本の電気導体は同相の巻線を形成している。
【0024】
これらの電気導体が所定のパターンで接続されることにより、固定子巻線が形成される。なお、本実施形態では、スロット35内の電気導体は、第1コイルエンド群31a側においては、連続線を配置することにより、第2コイルエンド群31b側においては、端部を接合することにより接続されている。
【0025】
各スロット35内の1本の電気導体は、所定の磁極ピッチ離れた他のスロット35内の1本の他の電気導体と対をなしている。
【0026】
特に、コイルエンド部における複数の電気導体間の隙間を確保し、整列して配置するために、一のスロット35内の所定の層の電気導体は、所定の磁極ピッチ離れた他のスロット35内の他の層の電気導体と対をなしている。
【0027】
例えば、一のスロット35内の内端層の電気導体331aは、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の外端層の電気導体331bと対をなしている。同様に、一のスロット35内の内中層の電気導体332aは固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の外中層の電気導体332bと対をなしている。
【0028】
そして、これらの対をなす電気導体は、固定子鉄心32の軸方向の一方の端部において連続線を用いることにより、ターン部331c、332cを経由することで接続されている。
【0029】
したがって、固定子鉄心32の一方の端部においては、外中層の電気導体と内中層の電気導体とを接続する連続線を、外端層の電気導体と内端層の電気導体とを接続する連続線が囲むこととなる。このように、固定子鉄心32の一方の端部においては、対をなす電気導体の接続部が、同じスロット35内に収容された他の対をなす電気導体の接続部により囲まれる。外中層の電気導体と内中層の電気導体との接続により中層コイルエンドが形成され、外端層の電気導体と内端層の電気導体との接続により端層コイルエンドが形成される。
【0030】
一方、一のスロット35内の内中層の電気導体332aは、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた、他のスロット35内の内端層の電気導体331a’とも対をなしている。同様に、一のスロット35内の外端層の電気導体331b’は、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の外中層の電気導体332bと対をなしている。そして、これらの電気導体は固定子鉄心32の軸方向の他方の端部において接合により接続されている。
【0031】
したがって、固定子鉄心32の他方の端部においては、外端層の電気導体と外中層の電気導体とを接続する接合部と、内端層の電気導体と内中層の電気導体とを接続する接合部とが、径方向に並んでいる。外端層の電気導体と外中層の電気導体との接続、及び内端層の電気導体と内中層の電気導体との接続により、隣接層コイルエンドが形成される。
【0032】
このように固定子鉄心32の他方の端部においては、対をなす電気導体の接続部が重複することなく並べて配置される。
【0033】
さらに、複数の電気導体は、断面が長方形状の一定の太さの電気導体を所定形状に成形したセグメントにより提供される。図3に図示されるように、内端層の電気導体と外端層の電気導体とが、一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる大セグメント331により提供される。そして、内中層の電気導体と外中層の電気導体とが一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる小セグメント332により提供される。
【0034】
大セグメント331及び小セグメント332は基本セグメント33を構成する。そして、基本セグメント33を規則的にスロット35内に配置して、固定子鉄心32の周りを2周するコイルが形成される。しかし、固定子巻線の引き出し線を構成するセグメント及び1周目と2周目とを接続するターン部は基本セグメント33とは形状の異なる異形セグメントで構成される。そして、本実施形態の場合、異形セグメントの本数は3本となる。
【0035】
3相巻線のうちの1相であるX相の巻線仕様図について、図4〜図6に基づき説明する。外端層を1点鎖線、外中層を破線、内中層を実線、内端層を2点鎖線で示す。また、上段がターン部を配列してなる第1コイルエンド群31aであり、下段が接合部を配列してなる第2コイルエンド群31bである。また、図の中央に横一列に並ぶ数字はスロット番号を表し、他の巻線仕様図においても同様である。
【0036】
まず、図4に示すように、セグメント33はスロット番号の1番から3スロットおきに配置される。第2コイルエンド群31bにおいて、一のスロットから出た外中層の電気導体の端部は固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロットから出た外端層の電気導体の端部と、また、一のスロットから出た内端層の電気導体の端部は固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロットから出た内中層の電気導体の端部と接合される。そして、スロット当たり2ターンの重ね巻の第1巻線311が形成される。
【0037】
同様に、図5に示すように、スロット当たり2ターンの重ね巻の第2巻線312が形成される。
【0038】
これら図4、図5の巻線311及び巻線312は、図6に示すように、第1巻線311の端部33mと第2巻線312の端部33nとが連結され、スロット当たり4ターンの巻線315が形成される。
【0039】
なお、第1巻線311の端部33mと第2巻線312の端部33nとを連結するターン部を有するセグメントは、基本セグメント33である大セグメント331及び小セグメント332とは形状の異なっているものが用いられている。
【0040】
図7は、各相の結線状態を示す巻線仕様図である。Y相及びZ相の巻線は、X相と同様にして、互いに120度ずつ位相の異なるスロット35に形成される。X相の巻線端、Y相の巻線端、Z相の巻線端は、それぞれリード部X1、Y1、Z1を形成し、中性点33kとして接続される。また、X相の巻線端X2、Y相の巻線端Y2、Z相の巻線端Z2は、整流器5に接続される。そして、図8に示すようにこれらの3相が星形結線される。図7に示した巻線では、整流器5につながる巻線端X2は、第1コイルエンド群31a側から軸方向に取り出されている。
【0041】
固定子巻線の製造工程を以下に説明する。基本セグメント33は、U字状の小セグメント332のターン部332cをU字状の大セグメント331のターン部331cが囲むように多重にして揃えられ、固定子鉄心32の軸方向側面の一方側から挿入される。その際、大セグメント331の一方の電気導体331aは固定子鉄心32の一のスロット35の内端層に、小セグメント332の一方の電気導体332aは該一のスロット35内の内中層に、そして、大セグメント331の他方の電気導体331bは固定子鉄心32の該一のスロット35から時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35の外端層に、小セグメント332の他方の電気導体も該他のスロット35の外中層に挿入される。
【0042】
その結果、図2に示すように、一のスロット35には内端層側から、上述の電気導体としての直線部331a、332a、332b’、331b’が一列に配置される。ここで、332b’、331b’は1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の電気導体と対をなしている大小のセグメントの直線部である。
【0043】
挿入後、第2コイルエンド群31bにおいて、端層側に位置している電気導体は、大セグメント331が開く方向に接合部331d、331eが1.5スロット分傾けられる。そして、中層の電気導体は、小セグメント332が閉じる方向に接合部332d、332eが1.5スロット分傾けられる。以上の構成を、異形セグメントを除く全てのセグメント33について繰り返す。
【0044】
なお、各相について、巻線端を形成するセグメント及び1周目と2周目とを接続するターン部を形成するセグメントが異形セグメントとなるが、それらの構成については、上記巻線の仕様に従って構成される。
【0045】
第2コイルエンド群31b側において、外端層の接合部331e’と外中層の接合部332e、及び内中層の接合部332dと内端層の接合部331d’とが溶接、超音波溶着、アーク溶接、ろう付け等の手段によって電気的導通を得るように接合され、固定子2が得られる。
【0046】
第1コイルエンド群31aにおいては、各相のリード部X1、Y1、Z1を形成する一方の巻線端は、異なる2相のリード部を形成する巻線端と接続され、中性点33kを形成する。本実施形態においては、X相のリード部X1とZ相のリード部Z1とを、固定子鉄心32の軸方向に延びたY相のリード部Y1に接続して中性点33kを形成している。各相のリード部X1、Y1、Z1の接続は以下のようにして行われる。
【0047】
X相のリード部X1とZ相のリード部Z1は、Y相のリード部Y1に向かって、第1コイルエンド群31aの表面に沿って周方向に延在し、該第1コイルエンド群31aの軸方向端面上に敷設される。
【0048】
また、X相とZ相のリード部X1、Z1の敷設方向は、できるだけ第1コイルエンド群31aの端部に敷設される長さが短くなるように、Y相のリード部Y1を挟んで反対側からそれぞれ敷設される。
【0049】
各相のリード部X1、Y1、Z1を形成しない側の端部X2、Y2、Z2は、第1コイルエンド群31aから軸方向に取り出され、整流器5に接続される。
【0050】
ここに、本実施形態では、図9に示されるように、第1コイルエンド群31aは、該第1コイルエンド群31aの表面に沿って周方向に延在するX相のリード部X1及びY相のリード部Y1とそれぞれ形状的に係合することにより、該リード部X1及びY1の固定子鉄心32の径方向への動きを規制する規制部としての規制凹部333を頂部に有している。この規制凹部333は、リード部X1及びY1の外形状の一部に略対応する形状を有しており、規制凹部333内にリード部X1、Y1の一部が嵌って係合している。
【0051】
また、本実施形態では、リード部X1及びY1が断面略円形状をなしていることから、上記規制凹部333の断面形状も略半円形状となっている。
【0052】
かかる規制凹部333は、上述のように固定子鉄心32の軸方向端部に第1コイルエンド群31aを形成した後に、リード部X1、Y1の敷設部位に対応する部位のみの第1コイルエンド群31aの頂部を成形治具を用いて所定形状に成形することにより形成した。このとき、リード部X1、Y1の敷設部位に対応する部位のみのならず、第1コイルエンド群31aの頂部を全周にわたって成形して、環状の規制凹部としてもよい。
【0053】
なお、第1コイルエンド群31aとリード部X1及びY1とは、耐熱性及び電気絶縁性の高い、例えばエポキシ系やシリコン系等の接着剤334で固着されている。
【0054】
したがって、本実施形態では、規制凹部333により、第1コイルエンド群31aの頂部に対してリード部X1、Y1が相対的に動くことを規制することができる。このため、該頂部に対するリード部X1、Y1の姿勢安定性や結合性を確実に高めることができ、安定した接着状態を確保することが可能となる。したがって、振動等によりリード部X1、Y1が頂部から外れるおそれがほとんど無くなり、頂部に対するリード部X1、Y1の接着の信頼性を確実に向上させることができる。
【0055】
なお、本実施形態では、固定子鉄心32の軸方向端部に第1コイルエンド群31aを形成した後に、この第1コイルエンド群31aの頂部に規制凹部333を成形する例について説明した。このように第1コイルエンド群31aを形成した後に規制凹部333を成形すると、異相の巻線同士が接触あるいは干渉し合うおそれがある。そこで、図10に示されるように、固定子鉄心32に装着する前の略U字状の基本セグメント33(大セグメント331、小セグメント332)の状態で、予め、成形治具を用いてターン部331c、332cに規制凹部333、333を成形しておくことが好ましい。こうすれば、第1コイルエンド群31aにおいて異相の巻線同士の干渉等を好適に防ぐことができる。また、製品仕様に応じた任意の形状への変更も容易になる。さらに、規制凹部333の大きさによっては、大セグメント331のみに規制凹部333を成形することにより、工数低減を図ることもできる。
【0056】
また、本実施形態では、リード部X1及びY1が断面略円形状をなすとともに、規制凹部333が断面略半円形状をなす例について説明したが、リード部X1、Y1及び規制凹部333の断面形状はこれに限られない。例えば、図11に示されるように、リード部X1、Y1及び規制凹部333の断面形状は略矩形状(四角形)や多角形状等であってもよい。この場合、規制凹部333は、リード部X1(Y1)の矩形断面に対応する2つの規制面333a、333aを有することになる。このため、規制凹部333は、リード部X1(Y1)を方向の異なる2つの規制面333a、333aで支持することができ、リード部X1(Y1)がコイルエンド群31aの頂部に対して相対的に動くことをより確実に規制することができる。
【0057】
(実施形態2)
図12に示す本実施形態は、請求項1又は3に記載の発明を具現化したものである。
【0058】
この実施形態では、リード部X1、Y1と第1コイルエンド群31aの頂部との形状的な係合により、リード部1、Y1の固定子鉄心32の径方向への動きを規制する規制部が、リード部X1、Y1及び第1コイルエンド群31aの頂部の断面形状を変更することにより形成されている。
【0059】
すなわち、リード部X1、Y1は、予め、プレス機を用いて断面形状を変更することにより形成された長さ方向に延びる規制溝部335を有している。この規制溝部335は、底面と、この底面の両端から傾斜して延びる一対の傾斜内側面335a、335aとをもっている。
【0060】
一方、第1コイルエンド群31aの頂部には、規制溝部335の内面形状に対応する形状をなす規制頂部336が形成されている。この規制頂部336は、規制溝部335の底面に対応する平坦な頂面と、規制溝部335の各傾斜内側面335a、335aに対応する傾斜外側面336a、336aとを有している。
【0061】
なお、リード部X1、Y1の規制溝部335及び第1コイルエンド群31aの規制頂部336が本発明の規制部を構成し、規制溝部335の両傾斜内側面335a及び規制頂部336の両傾斜外側面336aが、それぞれ固定子鉄心32の径方向に略対向する一対の規制面を構成する。
【0062】
こうして、規制溝部335と規制頂部336とが嵌合し合うことにより、第1コイルエンド群31aの頂部に対してリード部X1、Y1が係合、保持されている。
【0063】
その他の構成は、前述の実施形態1と同様である。
【0064】
したがって、本実施形態も、前述の実施形態1と同様の作用効果を奏する。
【0065】
なお、上記規制溝部335及び規制頂部336の断面形状は上記したものに限られず、断面略半円形状や断面略V字形状等とすることも勿論可能である。
【0066】
また、本実施形態では、第1コイルエンド群31aの頂部及びリード部X1、Y1の断面形状を変更する例について示したが、第1コイルエンド群31aの頂部及びリード部X1、Y1の断面形状はそのままで、リード部X1、Y1の全体形状を変更することによっても、本発明に係る規制部を形成することが可能である。例えば、第1コイルエンド群31aの頂面形状に対応するように該頂面に沿ってリード部X1、Y1を略径方向に湾曲させて頂部を跨がせながら周方向に延在させることによって、規制湾曲部を形成することもできる。
【0067】
(実施形態3)
図13に示す本実施形態は、請求項1又は5に記載の発明を具現化したものである。
【0068】
この実施形態では、固定子鉄心32の端部にコイルエンド群31aを2つ設けている。すなわち、両コイルエンド群31a、31aは径方向に若干の隙間を設けつつ2列に並んで周方向に延びており、両コイルエンド群31a、31aの頂部同士の間には、周方向に連続して延びる環状の谷部が形成されている。
【0069】
本実施形態では、こうして形成された谷部を規制部としての規制谷部337としている。なお、この規制谷部337の内面、すなわち規制谷部337を画成する両頂部の対向側面が、固定子鉄心32の径方向に略対向する一対の規制面337a、337aを構成する。そして、この規制谷部337内にリード部X1、Y1が嵌まり込んで係合されている。
【0070】
その他の構成は、前述の実施形態1と同様である。
【0071】
したがって、本実施形態も、前述の実施形態1と同様の作用効果を奏する。
【0072】
なお、本実施形態では、2つのコイルエンド群31a、31aを、径方向に隙間を設けつつ並列させる例について示したが、場合によっては図14に示すように、2つのコイルエンド群31a、31aを径方向に重ねて配置させてもよい。
【0073】
また、上記実施形態では、各セグメントのターン部(331c、332c)によって構成される第1コイルエンド群31a側において、本発明を適用する例について説明したが、各セグメントの接合部(331d、331e、332d,332e)によって構成される第2コイルエンド群31b側に本発明を適用しうることは勿論である。
【0074】
さらに、上記実施形態では、接合端部同士が互いに接合された複数の略U字状のセグメントにより巻線を構成する例について示したが、連続線タイプの巻線に本発明を適用することも可能である。
【0075】
加えて、上記実施形態において、磁極数の変更等に応じてスロット数を適宜変更したり、あるいは各セグメントの接合部(331d、331e、332d,332e、331d’、331e’)の接合の仕方を適宜変更したりすることも勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る車両用交流発電機の断面図である。
【図2】実施形態1に係る導体セグメントと固定子鉄心の部分断面図である。
【図3】実施形態1に係るセグメントの斜視図である。
【図4】実施形態1に係る固定子の部分的な巻線仕様図である。
【図5】実施形態1に係る固定子の部分的な巻線仕様図である。
【図6】実施形態1に係る固定子の部分的な巻線仕様図である。
【図7】実施形態1に係る固定子の巻線仕様図である。
【図8】実施形態1に係る固定子の回路図である。
【図9】実施形態1に係る固定子の第1コイルエンド群を模式的に示す要部断面図である。
【図10】実施形態1に係る固定子を構成するセグメントの他の例を示す斜視図である。
【図11】実施形態1に係る固定子の第1コイルエンド群の他の例を模式的に示す要部断面図である。
【図12】実施形態2に係る固定子の第1コイルエンド群を模式的に示す要部断面図である。
【図13】実施形態3に係る固定子の第1コイルエンド群を模式的に示す要部断面図である。
【図14】実施形態3に係る固定子の他の第1コイルエンド群の形態を模式的に示す要部断面図である。
【図15】従来の固定子のコイルエンド群を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…車両用交流発電機 2…固定子
3…回転子 4…ハウジング
5…整流器 32…固定子鉄心
31a…第1コイルエンド群 31b…第2コイルエンド群
X1、Y1、Z1…リード部 333…規制凹部
335…規制溝部 336…規制頂部
337…規制谷部
Claims (5)
- 固定子鉄心と、該固定子鉄心の端部にコイルエンド群を形成し、前記固定子鉄心に巻装される電機子巻線と、前記電機子巻線の一部であって、前記コイルエンド群の表面に沿って周方向に敷設されたリード部とを備える回転電機の固定子において、
前記コイルエンド群及び前記リード部の形状的な係合によって前記リード部の動きを規制する規制部を設けたことを特徴とする回転電機の固定子。 - 前記規制部は、前記コイルエンド群の頂部に設けられ、前記リード部形状に対応する規制凹部であることを特徴とする請求項1記載の回転電機の固定子。
- 前記規制部は、前記リード部の断面形状を前記コイルエンド群の頂部形状に対応して変形して成る規制溝部であることを特徴とする請求項1記載の回転電機の固定子。
- 前記リード部は略矩形断面を有しており、前記規制部は、前記コイルエンド群の頂部に設けられ、前記矩形断面に対応する複数の規制面を有する規制凹部であることを特徴とする請求項1記載の回転電機の固定子。
- 前記コイルエンド群は複数の頂部を有しており、前記規制部は、前記複数の頂部同士の間に形成された規制谷部であることを特徴とする請求項1記載の回転電機の固定子。
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