JP2004016704A - 遊技機 - Google Patents

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向山 幸治
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Abstract

【課題】遊技者側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる構成において、遊技客が天井値を判断することが可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】スタート入賞が発生したときに(ステップB1:YES)、天井フラグが「1」でないときは(ステップB2:NO)、ハズレ図柄を決定してから(ステップB4)、天井カウンタをインクリメントする(ステップB5)。カウンタ値が天井値となったときは(ステップB6:YES)、天井フラグに「1」をセットし(ステップB7)、次のスタート入賞したときに、天井フラグが「1」であることに基づいて(ステップB2:YES)、当たり図柄を決定し(ステップB11)、大当たりを発生させる。ここで、スーパー大当たりリーチが連続したときは(ステップB17:YES)、報知フラグをオンすることにより天井値を遊技客に報知する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、従来のパチンコ機は、所謂完全確率方式による抽選によって大当たりを発生させるか否かを決定している。従って、大当たりが発生するか否かは完全に運任せであり、運が悪いと、長時間大当たりが発生しない状態が継続する所謂「ハマリ」が発生することも珍しくない。このように大当たりが長時間発生しないと、遊技客が遊技意欲を喪失して遊技を止めてしまうという問題があることから、所謂「天井」を設けて一定基準以上の「ハマリ」が発生したときは、強制的に大当たりを発生させるようにしたパチンコ機が提案されている。このようなパチンコ機では、一定の「ハマリ」に達した後は必ず大当たりが発生するので、遊技客は安心して遊技を継続することができる。
【0003】
しかしながら、このように「天井」を設けたパチンコ機では、「天井」がどこにあるのかを判断することができないので、遊技戦略を練ることができないという問題がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる構成において、遊技客が天井値を判断することが可能となる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技客側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる遊技機であって、遊技中に所定条件が成立したときは前記天井値を報知する報知手段を設けたものである(請求項1)。
【0006】
このような構成によれば、遊技者側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させるので、大当たり抽選に連続してはずれるにしても大当たりが担保されるので、遊技客は安心して遊技することができる。
ここで、報知手段は、遊技中に所定条件が成立したときは天井値を報知するので、遊技客は、天井値を判断することが可能となり、遊技戦略を練ることができる。
【0007】
上記構成において、スタートの発生に応じて大当たりするように構成され、前記遊技客側の不利益量は、大当たり間におけるスタート回数により定められるようにしてもよい(請求項2)。
このような構成によれば、大当たり間のスタート回数が多くなるにしても、所定条件が成立したときは天井値が報知されるので、遊技客は、天井値を判断することができ、遊技戦略を練ることができる。
【0008】
また、遊技媒体の投入による遊技状態に応じて遊技媒体を放出するように設けられ、前記遊技客側の不利益量は、大当たり間における放出遊技媒体数から投入遊技媒体数を差引いた差遊技媒体数により定められるようにしてもよい(請求項3)。
このような構成によれば、大当たり間における差遊技媒体数が多くなるにしても、所定条件が成立したときは天井値が報知されるので、遊技客は、天井値を判断することができ、遊技戦略を練ることができる。
【0009】
また、リーチを経てから大当たりとなるように構成され、前記遊技客側の不利益量は、大当たり間におけるリーチ回数により定まるようにしてもよい(請求項4)。
このような構成によれば、大当たり間におけるリーチ回数が多くなるにしても、所定条件が成立したときは天井値が報知されるので、遊技客は、天井値を判断することができ、遊技戦略を練ることができる。
【0010】
また、前記報知手段は、前記天井値を概略的に報知するようにしてもよい(請求項5)。
このような構成によれば、遊技客は、天井値を直感的に判断することができるので、遊技の興趣を低下させることなく天井値を報知することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ機に適用した一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2にはパチンコ機の正面外観が概略的に示されている。この図2において、パチンコ機(遊技機に相当)1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式の玉発射機構(操作ダイヤルのみ符号3を付して示す)により盤面4へ発射する構成となっている。盤面4には、アウト口5、駆動状態で拡開される電動チューリップ6aを備えたスタート入賞口6、大当たり用入賞口7、例えば2個のスルー入賞口8、9が設けられていると共に、図示しない通常入賞口も設けられている。尚、スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞確率は、これに備えられた電動チューリップ6aが駆動停止された閉鎖期間には比較的低い状態となるように調整されており、当該電動チューリップ6aが駆動された開放期間には大幅に高められた状態を呈することになる。
【0012】
盤面4の中央部に設けられた表示装置10は、例えばカラー液晶ディスプレイより成るもので、この表示装置10には、図3に模式的に示すように、図柄表示エリア11、保留玉数表示エリア12、天井値表示エリア13、メッセージ表示エリア14が設定されている。
【0013】
この図3において、図柄表示エリア11は、後述するような条件が成立したときに動作開始されるルーレットのための数字や絵柄を表示するためのもので、図3には3桁の数字列を表示する例が示されている。この場合、当該ルーレットの動作時、つまり表示動作時には、数字列の各桁が0〜9の範囲で設定時間だけ変動され、後述する天井フラグが1であったときには、その変動終了時点で数字列がゾロ目(000、111、……、999の何れか)の大当たり図柄で揃うように制御される。
そして、大当たりとなったときには大当たり用入賞口7が予め決められたモードにて所定期間だけ開放されて入賞率が極端に高められた大当たり状態を呈するものである。
【0014】
保留玉数表示エリア12は、パチンコ機1が大当たり状態にある期間並びに抽選用ルーレットの動作状態時にスタート入賞口6に入賞したパチンコ玉数(抽選保留玉数)を例えば最高10個まで表示するためのものであり、その表示は、ドットを利用してデジタル的に行われる。
天井値表示エリア13は、現在設定されている天井値を太陽を示す図柄の数で表示するようになっている。
メッセージ表示エリア14は、「大当たり中!」、「ただいま確率変動中!」などのメッセージを表示できる構成となっている。
【0015】
図1にはパチンコ機1の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図1において、スタート入賞検出器15は、スタート入賞口6にパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。スルー検出器16及び17は、スルー入賞口8及び9にそれぞれ対応したもので、対応するスルー入賞口8及び9にパチンコ玉が入賞した各場合に検知パルスを発生する。また、大当たり入賞検出器18は、大当たり用入賞口7にパチンコ玉が入賞する毎に検知パルスを発生し、通常入賞検出器19は、図示しない通常入賞口にパチンコ玉が入賞する毎に検知パルスを発生する。
【0016】
CPU(報知手段に相当)20は、制御プログラムを記憶したROM21及びワーキングエリア用のRAM22など共にマイクロコンピュータを構成するもので、このCPU20には、スタート入賞検出器15、スルー検出器16及び17、大当たり入賞検出器18、通常入賞検出器19からの各検知パルスが入力回路23を通じて入力される構成となっている。また、CPU20は、スタート入賞口6に設けられた電動チューリップを駆動するための電動チューリップ用ソレノイド24、大当たり用入賞口7を駆動するための大当たり用入賞口ソレノイド25、及びパチンコ機1に設けられた各種ランプ類26の動作を出力回路27を通じて制御する構成となっている。さらに、CPU20は、表示装置10の表示内容の制御を表示制御基板28を通じて行うと共に、パチンコ機1に設けられたスピーカ29を通じた報知動作の制御を音声制御基板30及びアンプ31を通じて行う構成となっている。尚、CPU20に対しては、リセット回路32が一定周期でリセット信号を出力して初期化を行い、ノイズなどによる誤動作を防止している。
【0017】
ここで、CPU20は、スタート入賞に応じて大当たり抽選を実行した際にハズレが連続し、そのハズレの連続回数が所定の天井値に達したときは、後述するように大当たりするようにしており、このような大当たり方法が本実施の形態の特徴となっている。
【0018】
図4〜図7には、CPU20による制御内容のうち本発明の要旨に関連した部分の内容が示されており、以下これらについて説明する。
全体の制御内容を示す図4において、CPU20は、大当たり機能を働かせるために、スタート入賞処理ルーチンA1、図柄変動処理ルーチンA2、大当たり処理ルーチンA3を順次実行する構成となっている。
尚、CPUは、初期の天井値を設定するために、図8に示す天井値テーブルから初期モードとして例えば「5」を選択し、そのモード「5」が示す始値と終値との間で天井値を決定する。つまり、天井値として、301〜400までの数値を設定する。
【0019】
続いて、CPU20は、まず、スタート入賞処理ルーチンA1を実行する。このスタート入賞処理ルーチンA1は、スタート入賞したときに大当たりとなったかを判断するためのものである。
図5にはスタート入賞処理ルーチンA1の内容が示されている。このスタート入賞処理ルーチンA1においては、スタート入賞(スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞)の有無をスタート入賞検出器15からの検知パルスに基づいて判断し(ステップB1)、スタート入賞がない状態ではそのままリターンする。これに対して、スタート入賞があった場合には、天井フラグが「1」かを判断する(ステップB2)。この天井フラグとは、後述する天井カウンタが天井値に達したことを示すフラグ(初期値「0」)である。ここで、通常時においては、天井フラグは「0」であることから、保留カウンタ(初期値「0」)の計数値が予め設定された上限値である「10」であるかを判断する(ステップB3)。尚、スタート入賞があったときには、所定個数のパチンコ玉が上皿2へ放出される構成となっている。
【0020】
上記保留カウンタは、図柄表示エリア11での抽選用ルーレットの動作状態時にスタート入賞があった場合に、その入賞パチンコ玉数(抽選保留玉数)を抽選権利数として最大で「10」まで計数するためのものであり、その計数値は、保留玉数表示エリア12に抽選保留玉数として表示される。この保留カウンタの計数値が「10」であった場合、つまり抽選保留玉が10個の状態で新たにスタート入賞があった場合には、そのままリターンする。これに対して、保留カウンタの計数値が「10」未満であった場合には、ハズレ図柄を決定し(ステップB4)、天井カウンタをインクリメントしてから(ステップB5)、カウンタ値が天井値かを判断する(ステップB6)。この天井カウンタは、大当たりとならなかったスタート入賞の連続回数をカウントするものである。カウンタ値が天井値でないときは、スーパー大当たりリーチかを判断する(ステップB16)。つまり、上述したようにハズレ図柄を決定したものの、スーパー大当たりリーチを経たハズレかを判断する。このとき、スーパー大当たりリーチでない場合において(ステップB16:NO)、リーチフラグがオンでないときは(ステップB20:NO)、ステップB8に移行する。また、リーチフラグがオンのときは(ステップB20:YES)、リーチフラグをオフしてから(ステップB21)、ステップB8に移行する。つまり、スーパー大当たりリーチでないときは、リーチフラグは必ずオフされるのである。
【0021】
CPU20は、ステップB8に移行したときは、図柄情報(この場合はハズレ図柄(スーパー大当たりリーチとなったことも含む)を記憶してから、保留カウンタをインクリメントすると共に(ステップB9)、保留数表示を更新する(ステップB10)。
尚、ステップB16においてスーパー大当たりリーチとなったときは、本発明の特徴的な動作に移行するものであり、この動作については後述する。
【0022】
一方、スタート入賞したタイミングで天井フラグが「0」の場合が連続したとき、つまりハズレが連続したときは、上述したように天井カウンタのカウンタ値が増加し、ついには動作開始時に設定した初期の天井値となる。
すると、CPU20は、天井カウンタのカウンタ値が天井値となったことに基づいて(ステップB1:YES)、天井フラグに「1」をセットしてから(ステップB7)、ステップB8に移行する。
【0023】
さて、このようにして天井フラグが「1」にセットされた状態でスタート入賞が発生すると、天井フラグが「1」にセットされていることに応じて、当たり図柄を決定すると共に(ステップB11)、天井フラグに「0」をセットしてから(ステップB12)、次の天井値を設定するために、天井値テーブルからモードを選択する(ステップB13)。このとき、当たり図柄がノーマル大当たり図柄のときは、図 に示す天井値テーブルから選択率1でもってモードを選択し、当たり図柄がスーパー大当たり図柄のときは選択率2でもってモードを選択すると共に(ステップB14)、選択したモードに対応した始値から終値までの間で天井値を設定する(ステップB15)。この場合、モードの値が小さいほど天井値が小さく設定されており、さらに、スーパー大当たり時はモード5以上に設定されることがないと共に、ノーマル大当たり時に比較して小さなモードが選択されるように設定されている。つまり、大当たりしたときは、天井値が更新されるもので、スーパー大当たりとなったときは1〜300のうちの小さな値が天井値として設定される確率が高く、ノーマル大当たりとなったときは1〜900のうちの小さな値が天井値として設定される可能性が高いことになる。
【0024】
図4に戻って、CPU20は、上述のようにしてスタート入賞処理ルーチンA1を実行したときは、続いて図柄変動処理ルーチンA2を実行する。この図柄変動処理ルーチンA2は、上述したスタート入賞処理ルーチンA1において記憶した図柄を表示すると共に、その表示結果に応じて大当たりを当選させるためのものである。
【0025】
図6には図柄変動処理ルーチンA2の内容が示されている。この図柄変動処理ルーチンA2においては、まず、大当たりフラグが「1」であるか否かを判断する(ステップC1)。尚、この大当たりフラグは、後述するように表示図柄がスーパー大当たり図柄若しくはノーマル大当たり図柄に一致した場合に「1」にセットされるものである。大当たりフラグが「1」の場合には、次の大当たり処理を実行するためにそのままリターンするが、「0」の場合には、保留カウンタの計数値(つまり、抽選保留玉数)が「1」以上であるか否かを判断する(ステップC2)。その計数値が「0」の場合にはそのままリターンするが、「1」以上の場合には、表示図柄記憶領域に記憶されている図柄情報を読み込むステップC3、保留カウンタの計数値を「1」だけデクリメントするステップC4を順次実行してから、保留数表示更新ステップC5へ移行する。
【0026】
表示更新ステップC5の実行後には、本実施の形態の特徴である報知フラグがオンしていないことを確認してから(ステップC6:NO)、図柄変動を実行する(ステップC8)。この図柄変動では、抽選用ルーレットの動作(図柄表示エリア11に表示する図柄を変動させる動作)を所定時間だけ行った後に、当該抽選用ルーレットの動作停止に応じて図柄表示エリア11にステップC3で読み込んだ図柄情報を表示させ、さらに、当該柄情報を表示図柄記憶領域から消去する。
【0027】
このような図柄変動の実行に応じて抽選用ルーレットの変動が停止したときには、停止図柄が大当たり図柄(111、222、……、999のようなゾロ目)と一致するか否かを判断する(ステップC9)。そして、停止図柄が大当たり図柄の何れとも一致しない場合にはそのままリターンする。
要するに、パチンコ機1が大当たり状態にない期間(大当たりフラグが「0」の期間)において、保留玉数表示エリア12での抽選保留玉数の表示値(保留カウンタの計数値)が「1」以上あるときには、抽選結果を示す図柄情報を読み込むと共に、図柄表示エリア11に表示中の図柄を変動させることにより抽選用ルーレットを動作開始させ、そのルーレットの停止図柄が上記図柄情報に対応したものとなるように制御される。このように抽選用ルーレットが動作開始される前には、上記抽選保留玉数の表示値が「1」だけ減少される。また、停止図柄がスーパー大当たり図柄であったときにはスーパー大当たりフラグが「1」にセットされ、停止図柄がノーマル大当たり図柄であったときにはノーマル大当たりフラグが「1」にセットされる。
【0028】
図4に戻って、CPU20は、上述のようにして図柄変動処理ルーチンA2を実行したときは、続いて大当たり処理ルーチンA3を実行する。この大当たり処理ルーチンA3は、上述した図柄変動処理ルーチンA2において大当たりが当たったことに応じて大当たりを発生させるためのものである。
【0029】
図7には大当たり処理ルーチンA3の内容が示されている。この大当たり処理ルーチンA3においては、まず、大当たりフラグが「1」であるか否かを判断する(ステップD1)。大当たりフラグが「0」の場合には大当たり処理を実行する必要がないことからそのままリターンするが、「1」の場合には、大当たり用入賞口ソレノイド25を所定モードで動作させることにより、大当たり用入賞口7を、例えば20秒経過するか若しくはパチンコ玉が10個入賞するまで継続的に開放させる(ステップD2)。これにより、パチンコ機1の入賞率が大幅に高められた大当たり状態となる。
【0030】
上記ステップD2の実行後には、大当たり用入賞口7の開放回数を計数するための開放カウンタ(初期値は「0」)を「1」だけインクリメントし(ステップD3)、この後に当該開放カウンタの計数値が「10」か否かを判断する(ステップD4)。開放カウンタの計数値が「10」未満のときにはそのままリターンするが、「10」になったときには大当たりフラグを「0」にリセットするステップD5、開放カウンタの計数値をリセットするステップD6を順次実行した後にリターンする。
【0031】
要するに、大当たりフラグが「1」にセットされた状態(抽選動作により大当たりが発生した状態)では、大当たり用入賞口7の所定モードでの開放動作が10回だけ行われて、パチンコ機1の入賞率が大幅に高められた大当たり状態となる。大当たり状態が終了したときには大当たりフラグが「0」にリセットされる。
以上のようにして、連続してはずれたスタート入賞回数が天井値となる毎に、大当たりが発生すると共に、次の天井値がランダムにセットされることから、従来と同様に所定確率でもって大当たりを発生させることができる。
【0032】
ところで、遊技客は、スタート入賞が発生し、図柄が変動したときは、大当たりの期待から遊技に熱中するものの、連続してスタート入賞がはずれたときは遊技を止めようかと思うようになるものの、遊技を止めるタイミングが分らないまま遊技する結果、不利益を拡大してしまう虞がある。
【0033】
しかるに、従来のパチンコ機では、スタート入賞する毎に大当たり抽選を実行することから、次に大当たりすることを予測することは不可能であるものの、本実施の形態のパチンコ機では、連続したハズレのスタート入賞回数が天井値となったときは大当たりを発生させる構成であることから、現在の天井値を適当なタイミングで遊技客に報知することにより遊技客が遊技戦略を練ることができるようにした。
【0034】
即ち、図5に示すスタート入賞処理ルーチンA1において、スタート入賞時において天井カウンタが天井値に達していない状態で、スーパー大当たりリーチとなったときに(ステップB16:YES)、リーチフラグがオンしていたとき(ステップB17:YES)、つまり、はずれながらも連続してスーパー大当たりリーチとなったときは、報知フラグをオンしてから(ステップB18)、リーチフラグをオフする(ステップB19)。
CPU20は、このように報知フラグがオンした状態で図6に示した図柄変動処理ルーチンA2を実行したときは、報知フラグがオンしていることに基づいて(ステップC6:YES)、天井値を表示する(ステップC7)。
【0035】
図3は、天井値の表示例を示している。この図3において、表示装置10のメッセージ表示エリア14には「2連続 スーパー大当たりリーチ!」が表示され、図柄表示エリア11には3桁の大当たり図柄のうち両側の図柄がゾロ目で停止し、中央の図柄のみが変動している状態(下向きの矢印は変動中であることを示す)が表示されている。ここで、天井値表示エリア13には現在設定されている天井値が表示される。この場合、天井値の表示としては、太陽を示すマークの数(1個が50を示している)で表すようにしている。これは、遊技客が天井値を直感的に分るようにしているからである。
このように2連続でスーパー大当たりリーチが発生したときは(確率は1/400に設定されている)、天井値が概略的に表示される結果、遊技客は、天井値に到達するまでの概略的なスタート回数を判断することができる。
【0036】
このような実施の形態によれば、連続したハズレ回数が天井値となる毎に大当たりを発生させると共に、天井値を更新する構成において、スーパー大当たりになる可能性が高いスーパー大当たりリーチが連続して発生したときは、現在設定されている天井値を遊技客に報知するようにしたので、遊技客は、大当たりに対する期待感だけでなく、天井値が報知されることに対しても期待感を持つようになり、遊技の興趣が向上することができると共に、遊技戦略を練ることもできる。
【0037】
しかも、天井値を概略的に報知するようにしたので、遊技客は、天井値を直感的に把握することができ、遊技の興趣を低下させてしまうことを防止できる。
また、リーチが連続したときに天井値を報知するようにしたので、遊技客が緊張感を保つことができる適度なタイミングで報知することができ、遊技の趣向を一層高めることができる。
【0038】
本発明は上記実施に形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
連続したハズレのスタート回数で天井値を設定するようにしたが、リーチ回数或は差玉数、さらには、アウト玉数や遊技時間、或は遊技客による投入金額を設定するようにしてもよい。
天井値を概略的に表示するようにしたが、天井値そのものを表示するようにしてもよい。
【0039】
報知条件が成立したときに天井値を表示するのに代えて、モードに応じて天井値の表示、非表示を決定するようにしてもよい。
報知条件としては、例えば保留玉数が所定数に達すること、或は特定のスーパーリーチが発生することとしてもよい。
完全天井方式のパチンコ機に適用した例を示したが、スタート入賞時に大当たり抽選を行う確率方式と天井方式の両方を採用したパチンコ機に適用するようにしてもよい。
本発明をパチスロ機に適用するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、遊技中に所定条件が成立したときは前記天井値を報知するようにしたので、遊技者側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる構成において、遊技客が天井値を判断することが可能となり、遊技の興趣を高めることができると共に、遊技を止めるタイミングを判断することができるという優れた効果を奏する。
【0041】
また、所定条件が成立したときに限り天井値を報知するようにしたので、容易に天井値が判別されることによって天井値が大きい、すなわち大当たりが遠い遊技機の稼動が低下してしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すパチンコ機の電気的構成図
【図2】パチンコ機の概略的な正面図
【図3】表示装置の構成例を概略的に示す正面図
【図4】CPUによる全体制御を概略的に示すフローチャート
【図5】CPUによるスタート入賞処理の制御例を示すフローチャート
【図6】CPUによる図柄変動処理の制御例を示すフローチャート
【図7】CPUによる大当たり処理の制御例を示すフローチャート
【図8】天井値テーブルを示す図
【符号の説明】
1はパチンコ機(遊技機)、6はスタート入賞口、6aは電動チューリップ、7は大当たり用入賞口、8、9はスルー入賞口、10は表示装置、11は図柄表示エリア、12は保留玉数表示エリア、13は天井値表示エリア、20はCPU(報知手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技客側の不利益量が予め定められた天井値に達したときに大当たりを発生させる遊技機であって、
    遊技中に所定条件が成立したときは前記天井値を報知する報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. スタートの発生に応じて大当たりするように構成され、
    前記遊技客側の不利益量は、大当たり間におけるスタート回数により定められることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技媒体の投入による遊技状態に応じて遊技媒体を放出するように設けられ、
    前記遊技客側の不利益量は、大当たり間における放出遊技媒体数から投入遊技媒体数を差引いた差遊技媒体数により定められることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. リーチを経てから大当たりとなるように構成され、
    前記遊技客側の不利益量は、大当たり間におけるリーチ回数により定まることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記報知手段は、前記天井値を概略的に報知することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の遊技機。
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