JP4834325B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機として、例えば特許文献1に示すように、大当たり終了後に次回の大当たりが発生するまで確率変動状態(確変状態)を発生するものが多い。また、例えば特許文献2に示すように、大当たり終了後に所定回数の特別図柄の図柄変動が実行されるまで確変状態を発生するパチンコ遊技機も知られている。
特開2000−371号公報 特許第3529813号公報
しかしながら、特許文献1のようなパチンコ遊技機では、確変状態が発生すると次回の大当たりが約束されるため、遊技者は安心感に浸ることができるが、スリル感には乏しい。また、特許文献2のようなパチンコ遊技機では、確変状態が発生しても次回の大当たりが保証される訳ではないため、スリリングな遊技性を実現できるが、遊技者にとって安心感に欠ける。ところで、昨今の遊技機規則改正に伴い確変状態中に転落抽選(確変状態から通常状態に移行するかどうかを決定する確変転落抽選)を行い、転落抽選に当選するまで確変状態を継続する新しい遊技性を備えた遊技機が登場しつつある。このような転落抽選を行う遊技機では、大当たりが発生することなく確変状態が終了してしまうことも多く、特に確変状態が比較的長く継続したにも関わらず大当たりが発生しなかった場合、遊技者が落胆して、遊技意欲を喪失してしまうという問題があった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、確変状態において転落抽選を行うパチンコ遊技機のスリリングな遊技性を維持しつつ、大当たりが発生しないで確変状態が終了してしまった場合の遊技者の落胆を適度に抑制すると同時に、遊技の興趣を高められるパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機は、特別図柄表示部、普図表示部、特別始動可変入賞口、普図始動入賞口、及び大入賞口が設けられた遊技盤面と、
特別始動可変入賞口への入賞に応じて大当たりか否かを決定するための大当たり抽選を実行する当否抽選手段と、
この当否抽選手段による抽選結果を示す特別図柄を特別図柄表示部に変動表示する抽選結果表示手段と、
この抽選結果表示手段が表示する抽選結果が当選である場合に、大当たりを発生して大入賞口を開放する大当たり発生手段と、
普図始動入賞口への入賞に応じて普図抽選を実行する普図抽選手段と、
この普図抽選手段による普図抽選結果を示す普図を普図表示部に変動表示する普図表示手段と、
この普図表示手段が表示する普図抽選結果が当選である場合に、特別始動可変入賞口を所定時間開放する特別始動可変入賞口開放手段と、
大当たり発生手段が発生させた大当たりの終了後に、通常遊技状態よりも大当たり抽選の確率を高めた確変状態を発生する確変状態発生手段と、
大当たりの終了後に、普図表示手段による普図の変動表示時間を短縮した時短状態を発生させ、抽選結果表示手段による特別図柄の変動表示が予め定められた回数実行された後に時短状態を終了させる時短状態発生手段と、
確変状態が発生している期間において、当該確変状態を終了させるか否かを決定するための終了抽選を繰り返し実行する確変状態終了抽選手段と、
この確変状態終了抽選手段による抽選結果が当選となったときに、確変状態を終了させる確変状態終了手段と、
確変状態が発生している期間において実行された大当たり抽選の回数が所定回数に達したときに、確変状態終了抽選手段による終了抽選を中止させる確変状態終了抽選中止手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、大当たりの終了後に、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば確率変動状態)を発生する特別遊技状態発生手段と、特別遊技状態中にその特別遊技状態を終了させるか否かを決定するための終了抽選を繰り返し実行する特別遊技状態終了抽選手段と、その特別遊技状態終了抽選に当選となったときに、特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段とを備えている。そして、特別遊技状態が所定期間継続したときは、特別遊技状態終了抽選手段による終了抽選を中止させる特別遊技状態終了抽選中止手段を備えており、特別遊技状態が所定期間以上継続した場合に限り、特別遊技状態終了抽選(確変転落抽選)を中止するようにしたので、特別遊技状態中は大当たりに対する期待感だけでなく、特別遊技状態の継続に対しても期待するようになり、興趣を高められる。また、特別遊技状態が長期間継続したにも関わらず大当たりが発生しないまま特別遊技状態が終了してしまうと、遊技者の落胆が一層大きくなってしまうところ、そうした遊技意欲を喪失しかねない事態をある程度防止することができる。
その際、特別遊技状態終了抽選中止手段は、特別遊技状態が発生している期間において実行された大当たり抽選の回数が所定回数に達したときに、特別遊技状態終了抽選手段による終了抽選を中止させるようにできる。
このように大当たり抽選の回数が所定回数まで特別遊技状態が継続された場合、特別遊技状態終了抽選手段による終了抽選を中止するようにしており、大当たりに対する期待感に加え、特別遊技状態の継続に対する期待感も増し、遊技の興趣を高められる。また、特別遊技状態が長期間継続したにも関わらず大当たりが発生しないまま特別遊技状態が終了してしまって、遊技者が落胆してしまうことも解消可能である。このように大当たり終了後に特別遊技状態として、例えば確変状態を発生させ、その確変状態中に転落抽選を行うパチンコ遊技機のスリリングな遊技性を維持しつつ、大当たりが発生しないで確変状態が終了してしまった場合の遊技者の落胆を適度に抑制することができ、遊技の興趣を高められる。
(実施例)
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施の形態につき、実施例を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央部に液晶式の液晶表示部6が配設されている。液晶表示部6には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が可変表示される特別図柄表示部11(抽選結果表示手段)と、普図表示部12、保留玉表示部13が設けられている。液晶表示部6の下方には、特別始動可変入賞口7が設けられるとともに、液晶表示部6の左方には普図始動入賞口8が設けられている。その特別始動可変入賞口7の下方には、当該パチンコ遊技機1が大当たりしたときに開放する大入賞口(アタッカー)9と、玉を回収するためのアウト口10が設けられている。
特別始動可変入賞口7は、いわゆる普通電動役物であり、入賞口の両側に可動部材16,16が可動自在に設けられ、動作時に左右に開くように可変式の入賞口として構成されている。すなわち、非動作時には閉鎖した第1状態(図1に実線で示す状態)を呈し、動作時には開放した第2状態(図1に破線で示す状態)を呈するものである。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、ROM23、RAM24、入出力回路(I/O)25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30及びこの遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。パチンコ遊技機1は、ROM23に格納されたパチンコ遊技機1の制御プログラム51、始動入賞処理プログラム52、特別図柄変動開始処理プログラム53、特別図柄変動停止処理プログラム54によって制御される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、特別始動可変入賞検出器32、普図始動入賞検出器33、大入賞口入賞検出器34が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。特別始動可変入賞口開放用ソレノイド35、大入賞口開放用ソレノイド36が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド35が駆動され、可動部材16,16の開閉が制御される。また、CPU22からの制御信号により大入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、大入賞口9の開閉が制御される。
表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の特別図柄表示部11、普図表示部12、保留玉表示部13、図柄変動回数表示部14及びメッセージ表示部15の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ41から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ42が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置43を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置44を制御する。
図3は液晶表示部6の表示例を示す。液晶表示部6には、中央に特別図柄表示部11、下方右側に普図表示部12、下方中央に保留玉表示部13が設けられている。特別図柄表示部11ではアラビア数字等のキャラクタが3つ(複数桁)表示されるようになっている。そして、大当たり図柄として、次のように揃った場合、例えば000、111、222、333、444、555、666、777、888、999と揃った場合、大当たりとしている。普図表示部12には「○」、「×」などの記号が2つ(2列)表示される。そして、例えば「○○」と2列とも同じ記号が揃った場合、当たりとしている。保留玉表示部13では、特別始動可変入賞口7への入賞時に行われた抽選の結果が保留される毎に保留表示する。すなわちRAM24の保留玉記憶領域に格納中の保留玉情報の数量を表示する。本実施例では保留玉(保留数)の上限は4個に設定されている。保留玉表示部13では、保留数が増加する毎に左から右に向かって順に丸形状の表示部が反転(例えば無色から黄色)表示し、減少した場合には右から順に反転表示を解除することで保留数を表示している。
次に、具体的な制御手順について、フローチャートを参照しつつ説明する。ROM23に格納された始動入賞処理プログラム52について、図5に示すフローチャートにより説明する。なお、ROM23に格納された制御プログラム51は、パチンコ遊技機1の全体の制御を司るもので、パチンコ遊技機1への電源投入後に、割込みモードの設定やRAMチェック等の初期化処理、初期化処理の終了後に特別始動可変入賞口7等への入賞検出処理、大当たり抽選処理、図柄変動処理、大当たり処理などを実行する周知の内容であるため説明を省略する。
図5において、特別始動可変入賞口7に入賞があったか否かを判定する(S1)。次に、特別始動可変入賞口7の開放について説明する。特別始動可変入賞口7は普図抽選により当たりとなった場合に開放する。普図始動入賞口8に付設された普図始動入賞検出器33により玉の入賞を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に普図始動入賞検出器33からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普図抽選を行っている。
本実施例では、普図抽選において例えば乱数値範囲を「0〜1」とし、「1」を当たり、「0」をハズレとしている。抽選処理で乱数値が当たり乱数である場合、当たり条件成立となる。当たりとなったときに、普図表示部12に当たり停止図柄として、例えば「○○」と2列とも同じ記号が揃った状態を表示する。なお、普図の1回の変動表示時間は、通常状態においては30秒であるが、時間短縮状態(時短状態ともいう)においては5秒に短縮されるように設計されている。従って、時短状態においては通常状態よりも頻繁に普図が変動を停止することになる。このような変動時間短縮機能を一般に「時短機能」と称し、この時短機能が発動している状態を時短状態という。
普図抽選において当たりとなると、時短状態が発生していない通常状態においては特別始動可変入賞口7を0.5秒開放する一方、時短状態においては特別始動可変入賞口7を5秒開放する。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド35が駆動され、可動部材16,16が開放状態となり、玉の入賞率が高まるとともに、上記開放時間経過後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。
図5のS1において、特別始動可変入賞口7に入賞がなかった場合、リターンする一方、特別始動可変入賞口7に入賞があった場合、保留玉数が上限である4個未満であるか否かを判定する(S2)。ここで保留玉数が4個以上である場合、リターンする一方、保留玉数が4個未満である場合、大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を抽出して(S3)、大当たり抽選が実行される。
次に、大当たり抽選について説明する。特別始動可変入賞口7に付設された特別始動可変入賞検出器32により玉の入賞を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に特別始動可変入賞検出器32からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。抽選処理で乱数値が大当たり乱数である場合、大当たり条件成立となる。CPU22は当否抽選手段として機能する。当否抽選手段は始動入賞時に大当たり判定用の乱数を取得し、RAM24はその保留玉情報を記憶し、大当たり判定を特別図柄変動開始時に行う構成としている。
本実施例では、大当たり乱数更新範囲を「0〜299」とし、「7」を通常時の大当たり(大当たり確率1/300)、「7,17,37,57」を確変時の大当たり(大当たり確率1/75)と設定している。確変状態では大当たり確率が高められた設定となっている。
次に、確変フラグがONであるか否かを判定し(S4)、確変フラグがONでない場合、リターンする一方、確変フラグがONである場合、転落禁止フラグがONであるか否かを判定する(S5)。ここで転落禁止フラグがONである場合、リターンする一方、転落禁止フラグがONでない場合、転落抽選判定用乱数値(カウンタ値)を抽出して(S6)、転落抽選が実行される。
本実施例では、大当たり終了後に大当たり抽選確率を高めた確変状態(特別遊技状態)と、普図表示部12の1回の変動表示時間を短縮した時短状態とを同時に発生するようにしている。確変状態は、始動入賞時に実行する転落抽選に当選するまで継続される。また、時短状態は、予め定められた時短継続期間が経過するまで継続される。
本実施例では、転落抽選乱数更新範囲を「0〜99」とし、確変時のみ有効とし、「9(演出なし),19(演出あり)」を当たり(当たり確率1/50)と設定している。確変状態は抽選により不規則にその終了が決定される。CPU22は、確変状態中の始動入賞毎に転落抽選を繰り返し実行する特別遊技状態終了抽選手段として機能する。そして、特別遊技状態終了抽選手段による抽選結果が当選となった場合、確変状態を終了し通常状態となる。CPU22は特別遊技状態終了手段として機能する。確変転落時には、確変転落時の1/2の確率で転落演出、例えば転落を意味するキャラクタを登場させた演出が液晶表示部6にて実行されるようにしている。そして、確変転落図柄として、0*0、2*2、4*4、6*6、8*8(ただし*=偶数)と、偶数リーチのハズレ図柄が設定されている。
その後、図5のS7において、大当たり抽選結果は、保留玉情報としてRAM24に割り当てられた保留玉記憶領域に一時的に記憶されるとともに、保留玉数を「1」インクリメントする(S8)。なお、特別図柄表示部11において、図柄変動動作が行われている場合、大当たり抽選処理の結果を含む抽選データは、RAM24の保留玉記憶領域に保持される。
次に、特別図柄変動開始処理プログラム53について、図6に示すフローチャートにより説明する。大当たりフラグがONであるか否かを判定し(S11)、大当たりフラグがONである場合、リターンする。本実施例では大当たり中は図柄変動をしないように設定されている。ここで、大当たりフラグがONでない場合、保留玉があるかないかを判定し(S12)、保留玉がない場合、リターンする一方、保留玉がある場合、CPU22は、RAM24から保留玉情報を読込み(S13)、あわせて保留玉数を「1」デクリメントする(S14)。続いて大当たり抽選結果が記憶された保留玉情報に基づいて大当たり判定が行われる(S15)。
CPU22はこの大当たり判定の結果を受けて、液晶表示部6の特別図柄表示部11に導出表示させるべき図柄を決定している。大当たり判定用乱数が大当たり乱数に一致し大当たりの場合、大当たり図柄を決定し(S16)、一方大当たり判定用乱数が大当たり乱数に一致しない場合、確変転落抽選に当選したか否かを判定する(S17)。ここで確変転落抽選に当選した場合、確変転落図柄を決定し(S18)、確変転落抽選に当選しない場合、ハズレ図柄を決定する(S19)。このように図柄を決定後、あわせて図柄変動パターンを決定する(S20)。その決定に基づく表示制御信号がCPU22から表示制御基板26に出力される。続いて特別図柄表示部11にて特別図柄の変動を開始する(S21)とともに、メイン基板21に備えられたタイマにて所定の図柄変動時間の計測が開始される(S22)。
次に、特別図柄変動停止処理プログラム54について、図7に示すフローチャートにより説明する。図柄変動時間を計測するタイマがタイマアップしたか否かを判定し(S31)、タイマアップしていない場合、リターンする一方、タイマアップした場合、特別図柄表示部11の特別図柄の変動を停止する(S32)。ここでその停止図柄が大当たり図柄に一致しているか否かを判定し(S33)、大当たり図柄に一致していない場合、確変フラグがONであるか否かを判定する(S35)。ここで確変フラグがONでない場合、リターンする一方、確変フラグがONである場合、転落禁止フラグONであるか否かを判定する(S36)。
本実施例では、確変状態が所定期間継続したときは、転落抽選を中止し、大当たりが発生するまで確変状態を継続するようにしている。そして、確変状態が発生している期間において実行された大当たり抽選の回数が所定回数に達したときに、転落抽選を中止させるようにしている。この大当たり抽選の回数は、特別図柄表示部11にて、図柄変動表示後、停止表示する図柄変動を1回としその回数である図柄変動回数と置き換えることもできる。その図柄変動回数の、確変状態開始から行なわれた回数がカウントされ、その図柄変動回数が所定回数に達したときに前記確変状態の所定期間が継続したと判断して、転落抽選を中止させるようにできる。この例では、所定回数として図柄変動回数が100回と設定されている。図柄変動回数はCPU22にてカウントするようにしている。CPU22は図柄変動回数カウント手段として機能する。また、時短状態は、この例では確変状態開始から(時短状態開始から)特別図柄表示部11の図柄変動回数が50回実行されるまで継続されるようにしている。時短継続期間としての図柄変動回数をCPU22にてカウントしている。
S36において転落禁止フラグがONでない場合、図柄変動回数(スタート回数ともいう)を「1」インクリメントする(S37)。転落抽選に当選しない場合、すなわち確変状態終了の抽選結果により終了が決定するまで確変状態が継続される。
図4は、液晶表示部6における確変状態中の画面の表示例を示す。図4(a)に示すように、特別図柄表示部11に図柄が表示され、この例ではハズレ図柄が示されるとともに、特別図柄表示部11の上方右側の図柄変動回数表示部14に確変状態中の図柄変動回数が表示される。この例では、78回と表示されている。また、特別図柄表示部11の上方左側のメッセージ表示部15には、「只今確変中!」と表示される。図柄変動回数表示部14では、遊技状態が確変状態である場合に表示されるように、液晶表示部6の表示制御が行なわれる。また、メッセージ表示部15では、遊技状態に応じたメッセージがその都度表示されるように表示制御が行なわれる。
また、確変状態中に転落抽選に当選した場合(確変転落時)には、図4(c)に示すように、特別図柄表示部11に確変転落図柄が表示される。この例では「424」と表示され、そのときの図柄変動回数(例えば79回)が図柄変動回数表示部14に表示される。また、メッセージ表示部15には、「確変終了・・・」と表示される。従って、例えば「4↓4」(「↓」は変動中であることを表す)のように偶数リーチ状態になったとき、中図柄の停止図柄如何によって、大当たり図柄、転落図柄、単なるハズレ図柄に分かれるため、遊技者はその停止図柄を興味深く注目することになる。遊技者心理として、中図柄が「4」であること(大当たり)を一番期待するが、悪くても奇数図柄であること(確変状態継続)を望み、偶数図柄だけは絶対避けたいという思いで停止図柄を見守ることになり、スリリングな場面を実現できる。
続いて図柄変動回数が100回に達したか否かを判定し(S38)、図柄変動回数が100回に達していない場合、リターンする一方、図柄変動回数が100回に達した場合、転落禁止フラグをONにする(S39)。確変状態中の図柄変動回数が100回到達時には、図4(b)に示すように、図柄変動回数表示部14に100回と表示されるとともに、特別図柄表示部11には、例えばハズレ図柄に重ねて「大当たりまで確変継続!」と表示される。また、メッセージ表示部15には、「只今確変中!」と表示される。以降、転落抽選は中止され、大当たりが発生するまで確変状態が継続される。この例では、確変状態が所定期間継続したときに転落抽選を中止する処理ステップとこれを実行するCPU22とが特別遊技状態終了抽選中止手段を構成する。
なお、時短継続期間については、所定の図柄変動回数がカウントダウンされる。すなわち設定された図柄変動回数(例えば50回)がRAM24に記憶され、図柄変動終了毎にデクリメントされ、時短継続期間としての残りの図柄変動回数が「0」になった時点で時短状態を終了するようにしている。
S33において大当たり図柄に一致している場合、大当たりフラグをONにする(S34)。次に、大当たり処理について説明する。特別図柄表示部11が所定の大当たり図柄を停止表示したときに大当たりが発生する。大当たり遊技として、大入賞口9の1回の開放と閉鎖を1ラウンドとし、所定のラウンド(例えば15ラウンド)となるまで大入賞口9の開放動作が繰り返し実行される。大当たり遊技が実行されている間は、特別図柄表示部11における図柄変動はされない。CPU22は大当たり発生手段として機能する。そして、大当たり終了後に大当たり抽選確率を高めた確変状態と、普図表示部12の1回の変動表示時間を短縮した時短状態とを発生するようにしている。CPU22は特別遊技状態発生手段として機能する。
このように大当たりの終了後に、大当たり抽選確率を高めた確変状態を発生するとともに、その確変状態を終了させるか否かを抽選(確変転落抽選)により決定する構成とされ、確変状態が所定期間継続した場合に限り、確変転落抽選を中止し、大当たりが発生するまで確変状態を継続させるようにしたので、確変状態中は大当たりに対する期待感だけでなく、確変状態の継続に対しても期待するようになり、興趣を高められる。従って、例えば確変状態で粘って長期間遊技を継続した場合、遊技者には大当たりが保証されることになる。これにより確変状態開始から所定の図柄変動回数まで確変状態が長期間継続したにも関わらず大当たりが発生しないまま確変状態が終了してしまって、遊技者が落胆してしまうことを解消することができる。
なお、本実施例に次のような変形を加えてもよい。
(1)確変転落抽選の中止について、確変状態が所定期間継続した場合とし、その所定期間として、確変状態開始からの特別図柄表示部11の図柄変動回数が所定回数に達するまでとしたが、これに限定されるものではなく、例えば確変状態開始から所定時間を設定してもよい。
(2)特別始動可変入賞口7の開放時間を、通常状態が0.5秒、時短状態がそれより長く5秒としたが、確変状態において長く(例えば5秒)開放するようにしてもよい。
(3)確変状態中は始動入賞する毎に転落抽選を行うようにしたが、始動入賞が複数回(例えば5回)発生する毎に転落抽選を行うようにしてもよい。また、始動入賞以外の条件を契機に転落抽選を行ってもよい。例えば発射玉数が所定数に達する毎に転落抽選を行うことも可能である。要するに、確変状態の継続に伴って繰り返し転落抽選を行う構成であれば、どのような構成であってもよい。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 液晶表示部の表示例を示す図。 図3の確変状態中の表示例を示す図。 始動入賞処理のフローチャート。 特別図柄変動開始処理のフローチャート。 特別図柄変動停止処理のフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 液晶表示部
7 特別始動可変入賞口
11 特別図柄表示部(抽選結果表示手段)
22 CPU(当否抽選手段、大当たり発生手段、特別遊技状態発生手段、特別遊技状態終了抽選手段、特別遊技状態終了手段、特別遊技状態終了抽選中止手段)

Claims (1)

  1. 特別図柄表示部、普図表示部、特別始動可変入賞口、普図始動入賞口、及び大入賞口が設けられた遊技盤面と、
    前記特別始動可変入賞口への入賞に応じて大当たりか否かを決定するための大当たり抽選を実行する当否抽選手段と、
    この当否抽選手段による抽選結果を示す特別図柄を前記特別図柄表示部に変動表示する抽選結果表示手段と、
    この抽選結果表示手段が表示する抽選結果が当選である場合に、大当たりを発生して前記大入賞口を開放する大当たり発生手段と、
    前記普図始動入賞口への入賞に応じて普図抽選を実行する普図抽選手段と、
    この普図抽選手段による普図抽選結果を示す普図を前記普図表示部に変動表示する普図表示手段と、
    この普図表示手段が表示する普図抽選結果が当選である場合に、前記特別始動可変入賞口を所定時間開放する特別始動可変入賞口開放手段と、
    前記大当たり発生手段が発生させた大当たりの終了後に、通常遊技状態よりも前記大当たり抽選の確率を高めた確変状態を発生する確変状態発生手段と、
    前記大当たりの終了後に、前記普図表示手段による普図の変動表示時間を短縮した時短状態を発生させ、前記抽選結果表示手段による特別図柄の変動表示が予め定められた回数実行された後に時短状態を終了させる時短状態発生手段と、
    前記確変状態が発生している期間において、当該確変状態を終了させるか否かを決定するための終了抽選を繰り返し実行する確変状態終了抽選手段と、
    この確変状態終了抽選手段による抽選結果が当選となったときに、前記確変状態を終了させる確変状態終了手段と、
    前記確変状態が発生している期間において実行された前記大当たり抽選の回数が所定回数に達したときに、前記確変状態終了抽選手段による終了抽選を中止させる確変状態終了抽選中止手段と、
    を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
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