JP4640914B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
一般によく知られた「セブン機」と称されるパチンコ遊技機では、例えば特許文献1に示すように当たり終了後に確変や時短などの特別遊技状態を発生させることによって、当たりが連続的に発生する可能性を高めたものがほとんどである。このような特別遊技状態は当たり終了後に発生し、次回の当たりまで継続するか或いは所定回数の図柄変動を実行するまで継続するのが一般的である。
特開2003−126409号公報
しかしながら、上記のように次回当たりまで特別遊技状態を継続するタイプでは、一旦特別遊技状態が発生すれば次回の当たりが保証されるので遊技者に安心感を与えることができるが、特別遊技状態中は緊張感が無くなってしまうという問題があった。一方、所定回数の図柄変動を実行するまで特別遊技状態を継続するタイプでは、特別遊技状態中も常に緊張感を保ったまま遊技を行うことができるものの、次回当たりが発生しないまま特別遊技状態が終了してしまうと遊技者の落胆が大きく、遊技意欲を喪失してしまうという問題があった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、特別遊技状態中も緊張感を保ったまま遊技を続行することができ、さらに当たりが発生しないまま特別遊技状態が終了した場合に遊技者の落胆を抑制することが可能なパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機は、
所定の始動条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
この当否抽選手段による抽選結果に基づいて図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、
この図柄変動表示手段が所定の当たり図柄を表示したときに当たり状態を発生させる当たり発生手段と、
当たり発生手段が発生させた当たりの終了後に、抽選によって決定された回数の図柄変動が実行されるまで遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させ、前記回数の図柄変動が実行されたときに当該特別遊技状態を終了する特別遊技状態発生手段と、
特別遊技状態中に始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を中断するか否かの抽選を実行する中断抽選手段と、
特別遊技状態の中断中に始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を再開するか否かの抽選を実行する再開抽選手段とを備え、
特別遊技状態発生手段は、中断抽選手段により中断することが決定されたときは当該特別遊技状態を中断するとともに、中断中に実行された図柄変動の回数を抽選によって決定された回数に含めず、この中断中に再開抽選手段によって再開することが決定されたときは当該特別遊技状態を再開するように構成され、
図柄変動表示手段は、特別遊技状態発生手段が特別遊技状態を中断するときは特別遊技状態中断図柄を表示する一方、特別遊技状態発生手段が特別遊技状態を終了するときは特別遊技状態終了図柄を表示し、特別遊技状態中断図柄と特別遊技状態終了図柄とが共通する図柄であることを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、当たりの終了後に、特別遊技状態(例えば確変)が発生可能に構成されたものである。そして、特別遊技状態が中断され、また再開されるようにしており、中断されて特別遊技状態から通常状態に変化したときにそれが中断なのか終了なのかわからないので、遊技者が直ちに落胆してしまうことが抑制できる。また、特別遊技状態から通常状態へいつ変化するか予測できず、特別遊技状態中も常に遊技者は緊張感を保ったまま遊技を行うことができる。
具体的には、特別遊技状態は、所定の期間が経過したときに終了する構成とされ、特別遊技状態発生手段は、所定の期間が経過するまで中断と再開とを繰返すように構成することができる
このように、特別遊技状態が所定期間で終了するようにされ、その期間内において特別遊技状態が一時的に中断されたり、また再開されたり、繰返されるので、まだ確変が続く期待感を遊技者に持たせることも可能である。
また、具体的には、遊技状態に基づく演出を実行可能な演出手段を備え、この演出手段は、複数の演出パターンを設定する演出パターン設定手段と、特別遊技状態の中断中の場合とそれ以外の場合とに応じた確率で演出パターンを抽選する演出パターン抽選手段とを含むように構成することもできる
このように、演出が行われ、遊技者が演出パターンを見ることにより、特別遊技状態の中断中をある程度予想できる。従って、通常状態へ変化しても遊技者は終了ではないことを認識可能であり、期待感をもって遊技を持続することができる。
また、具体的には、特別遊技状態の開始から中断するまでの期間及び中断から再開するまでの期間が、予め定められた図柄変動の実行回数によって設定され、実行回数が異なる複数の特別遊技状態発生パターンを抽選で決定する特別遊技状態発生パターン抽選手段を備えるように構成することもできる。これにより、特別遊技状態の中断と再開とが繰返され、その繰返しサイクルが異なる複数のパターンが設定されており、サイクルが変わるため特別遊技状態であっても遊技者は緊張感を持続しながら遊技を行うことができる。
また、本発明は、特別遊技状態中に始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を中断するか否かの抽選を実行する中断抽選手段と、特別遊技状態の中断中に始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を再開するか否かの抽選を実行する再開抽選手段とを備えている。このように、中断と再開とを抽選により決定すれば、特別遊技状態と通常状態(特別遊技状態の中断)とにランダムに変化することになり、遊技者は緊張感を保ったまま遊技を行うことができる。
さらに、特別遊技状態は、当否抽選手段による抽選の確率が高められた設定状態であることを特徴とするとしている。このように、確変が中断され、また再開されるようにしており、確変から通常状態へいつ変化するか予測できず、確変であっても遊技者は緊張感を保ったまま遊技を行うことができるとともに、確変から通常状態に変化しても終了とは限らず、落胆することが抑制され、まだ確変が続く期待感を持たせることも可能である。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示すパチンコ遊技機の実施例を参照して説明する。図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央付近に液晶表示部6が配設されている。液晶表示部6には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が変動表示される特別図柄表示部13、2つのキャラクタで構成された図柄が変動表示される普通図柄表示部14、保留玉表示部15及びスタート回数表示部16が設けられている。液晶表示部6の下方には、特別始動可変入賞口7が配置されている。液晶表示部6の左右には、対称的な位置に複数(本実施例では2個)の普図始動入賞口8,9が設けられている。特別始動可変入賞口7の下方には、当該パチンコ遊技機1が当たりしたときに開放するアタッカー10と、玉を回収するためのアウト口11が設けられている。
特別始動可変入賞口7は、入賞口の両側に可動部材12,12が可動自在に設けられ、動作時に左右に開くように可変式の入賞口として構成されている。すなわち、非動作時には閉鎖した第1状態(図1に実線で示す状態)を呈し、動作時には開放した第2状態(図1に破線で示す状態)を呈するものである。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、およびこの遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、特別始動可変入賞検出器32、普図始動入賞検出器33,34、アタッカー入賞検出器35が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36、アタッカー開放用ソレノイド37が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、可動部材12,12の開閉が制御される。表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の特別図柄表示部13、普通図柄表示部14、保留玉表示部15及びスタート回数表示部16の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ40から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ41が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置42を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置43を制御する。
CPU22(当否抽選手段)は、特別始動可変入賞口7の入賞に起因して当たりか否の抽選を行う機能を有している。特別図柄表示部13(図柄変動表示手段)は、抽選結果に基づいて図柄を変動表示する機能を有している。CPU22(当たり発生手段)は、特別図柄表示部13が特別図柄(当たり図柄)を示したときに当たり状態を発生させる機能を有している。CPU22(特別遊技状態発生手段)は、当たり状態発生手段が発生させた当たりの終了後に、特別遊技状態を発生させるとともに、特別遊技状態中に所定の中断条件が成立したときは当該特別遊技状態を中断し、この中断中に所定の再開条件が成立したときは当該特別遊技状態を再開させる機能を有している。
CPU22(演出手段)は、遊技状態に基づく演出を実行する機能を有し、CPU22(演出パターン設定手段)は、複数の演出パターンを設定する機能、CPU22(演出パターン抽選手段)は、特別遊技状態の中断中の場合とそれ以外の場合とに応じた確率で演出パターンを抽選する機能をそれぞれ有している。CPU22(特別遊技状態発生パターン抽選手段)は、図柄変動の実行回数が異なる複数の特別遊技状態発生パターンを抽選で決定する機能を有している。CPU22(中断抽選手段)は、特別遊技状態中に始動条件の成立に応じて特別遊技状態を中断するか否かの抽選を実行する機能を有し、CPU22(再開抽選手段)は、特別遊技状態の中断中に始動条件の成立に応じて特別遊技状態を再開するか否かの抽選を実行する機能を有している。
図3は液晶表示部6の表示例を示す。中央に特別図柄表示部13、下方左に普通図柄表示部14、下方中央に保留玉表示部15、下方右にスタート回数表示部16を設けている。保留玉表示部15では、特別始動可変入賞口7の入賞により得られる当たり抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を表示するものである。図3(a)における表示例では保留数が1個あることを表し、当たり抽選結果があと1回得られることを示している。なお、本実施例では特別図柄の保留玉の上限は4個に設定されている。
スタート回数表示部16では、特別図柄表示部13が行う図柄変動の実行回数(スタート回数ともいう)を表示するもので、所定の開始時点から現在までのスタート回数が示される。特別図柄表示部13の上方にはメッセージ表示部17が設けられ、例えば当たりが発生した旨、或いは確変中である旨をメッセージとして表示し遊技者に報知するようにしている。
次に、図7に示すフローチャートに従って制御フローについて説明する。図7は基本処理のフローを示している。ステップS1において、抽選処理を実行し、続いてステップS2において図柄変動処理を実行する。
当たり抽選について説明する。特別始動可変入賞口7に付設された特別始動可変入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより当たりの抽選を行っている。
次に、普図抽選について説明する。普図始動入賞口8,9に付設された普図始動入賞検出器33,34により玉を検知すると、入賞検出信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じてCPU22が判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普図抽選を行っている。
本実施例では、例えば乱数値範囲を「0〜1」とし、「1」を当たり、「0」をハズレとしている。抽選処理で乱数値が当たり乱数である場合、当たり条件成立となる。当たりとなったときに、普通図柄表示部14に当たり停止図柄として、例えば「AA」と表示する。なお、普通図柄の1回の変動表示時間は、通常状態においては30秒であるが、確変状態においては3秒に短縮されるように設計されている。従って、確変状態においては通常状態よりも頻繁に普通図柄が変動を停止することになる。このような変動時間短縮機能を一般に「時短機能」と称し、この時短機能が発動している状態を時短状態という。すなわち、本実施例においては、確変状態においては時短状態も同時に発生していることになる。なお、時短状態中は、普図抽選において当たりとなった場合に特別始動可変入賞口7を開放する時間が延長される。
普図抽選において当たりとなると、確変状態が発生していない通常状態においては特別始動可変入賞口7を0.2秒開放する一方、確変状態においては特別始動可変入賞口7を5秒開放する。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、可動部材12,12が開放状態となり、玉の入賞率が高まるとともに、上記開放時間経過後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。特別始動可変入賞口7に玉の入賞があった場合、前述の当たり抽選が実行される。
本実施例では、当たりの種別として、通常当たりと確変当たりとが設定され、当たり抽選における乱数値範囲を「0〜199」とし、通常当たりカウンタ値を「7」、確変当たりカウンタ値を「17,37,57,77」としている。確変当たりの当たり確率は通常当たりより4倍高く設定されている。そして、当たり図柄は、奇数のゾロ目、例えば「111,333,555,777,999」の場合、確変当たりを表し、偶数のゾロ目、例えば「000,222,444,666,888」の場合、通常当たりを表すようにしている。なお、確変状態とは、当たり抽選における当たり確率が高められた設定状態である。
そして、ステップS3において特別図柄表示部13に表示された図柄が当たり図柄か否かを判定し、YESの場合(当たり図柄を表示した場合)、当たりフラグを「ON」にする(ステップS4)。続いてステップS5において確変・中断フラグが「ON」になっているか否かを判定し、NOの場合、当たり処理を実行する(ステップS7)一方、YESの場合(確変・中断フラグが「ON」の場合)、確変・中断フラグを「OFF」にした(ステップS6)後、当たり処理を実行する(ステップS7)。
当たり遊技としてアタッカー10の1回の開放と閉鎖を1ラウンドとし、所定のラウンド(本実施例では15ラウンド)となるまでアタッカー10の開放動作を繰り返し行う。図3(b)は当たり中の液晶表示部6の表示例を示しており、特別図柄表示部13には「777」と表示され、メッセージ表示部17には「当たりおめでとうございます!」と当たりである旨のメッセージが表示される。
特別図柄表示部13に当たり図柄として、例えば「777」(奇数のゾロ目)が表示された場合、確変当たりとなり確変の権利が発生する。本実施例では、確変の期間を専用のカウンタを用いて抽選により決定しており、その期間として特別図柄表示部13の図柄変動の実行回数(スタート回数)が設定されている。すなわち抽選で決定されたスタート回数まで確変の権利が持続されるようにしている。図4は抽選により決定されるスタート回数と選択率を示しており、最小30回〜最大200回までの間で、例えばスタート回数「30」と「40」とがそれぞれ選択率「10/100」、スタート回数「50」と「70」とがそれぞれ選択率「20/100」、スタート回数「60」、「80」及び「90」がそれぞれ選択率「10/100」、スタート回数「100」が選択率「9/100」、スタート回数「200」が選択率「1/100」に設定されている。
図7のフローチャートに戻り、ステップS3においてNOの場合(当たり図柄を表示しなかった場合)、確変フラグが「ON」であるか否かを判定し(ステップS8)、NOの場合、リターンする一方、YESの場合(確変フラグが「ON」の場合)、中断フラグが「ON」であるか否かを判定する(ステップS9)。ここで、NOの場合(中断フラグが[ON]でない場合)、抽選で決められた確変の期間(スタート回数)の残り回数をカウントする確変カウンタを「1」デクリメントし、RAM24の記憶領域に記憶する。次に、ステップS11において確変カウンタが「0」になったか否かを判定し、YESの場合、確変フラグを[OFF]にする。
本実施例では、前述の期間内において確変に突入後、所定の条件の成立に応じて確変を中断するとともに、所定の条件の成立に応じて確変を再開し、中断と再開のサイクルを繰返すようにしている。1回の中断及び再開のサイクル期間(確変開始から中断するまでの期間及び中断開始から確変を再開するまでの期間)が、予め定められたスタート回数によって設定されるようにしている。CPU22(特別遊技状態発生パターン抽選手段)が行う抽選により1サイクルの期間を決定しており、図5は1サイクルのスタート回数が異なる複数の確変発生パターンとその選択率を示している。例えばパターン1の場合、1サイクルのスタート回数が10回とされ、選択率が「40/100」、パターン2の場合、1サイクルのスタート回数が20回、選択率が「25/100」、パターン3の場合、1サイクルのスタート回数が30回、選択率が「25/100」、パターン4の場合、1サイクルのスタート回数が50回、選択率が「10/100」に設定されている。専用のカウンタを用い抽選で上記の確変の発生パターンが決定されるようにしている。
図7において、ステップS11においてNOの場合(確変カウンタが「0」でない場合)、確変中に1サイクル(1サイクルにおける確変状態)が終了したか否かを判定し(ステップS15)、NOの場合、リターンする一方、YESの場合(確変状態の1サイクル終了の場合)、中断フラグを「ON」にして(ステップS16)、確変状態を中断する。
次に、ステップS9においてYESの場合(中断フラグが[ON]の場合)、確変中断中に1サイクル(1サイクルにおける中断)が終了したか否かを判定し(ステップS13)、NOの場合、リターンする一方、YESの場合(中断の終了の場合)、中断フラグを「OFF」にして(ステップS14)、確変状態が再開される。
従って、確変突入後、1サイクル分のスタート回数(例えば10回)を消化した時点で一旦確変を中断し、その中断状態で1サイクル分のスタート回数(例えば10回)を消化すると確変に再突入する。以下、定められた確変の権利が持続している期間、中断と再開が繰返されることになる。図3(c)は当たり終了後、確変中の表示例を示し、メッセージ表示部17には「ただいま確変中!」とメッセージが表示されるとともに、スタート回数表示部16には確変中における確変開始から現在までのスタート回数として例えば「35」と表示される。
そして、本実施例では、確変の中断中に演出を行うようにしており、その演出パターンを確変の中断中の場合と通常時(確変の中断中以外の場合)とで変化するようにしている。図6は複数の演出パターンの確変中断時と通常時の選択率を示しており、例えば通常時の場合、演出パターン1と演出パターン2の選択率がそれぞれ「44/128」、演出パターン3の選択率が「39/128」、演出パターン4の選択率が「1/128」に設定され、一方確変中断時の場合、演出パターン1と演出パターン2の選択率がそれぞれ「34/128」、演出パターン3の選択率が「10/128」、演出パターン4の選択率が「48/128」、演出パターン5の選択率が「2/128」に設定されている。
これらの演出パターンを遊技者が見ることにより、確変が中断中であるかどうかをある程度推測できる。従って、例えばパターン4が出現した場合には、確変が中断中であることがかなり高いことを表すとともに、パターン5が出現した場合には、確変の中断が確定であることを表している。なお、演出パターンの中にはリーチパターンも含まれるとともに、演出として通常と異なる音を発生させる音声演出及び特別なキャラクタを登場させる表示演出などが含まれる。
このように、当たりの種別が確変の権利を有した当たりの場合、当たり終了後に確変が発生するように構成された遊技機において、確変が中断され、また再開されるようにしており、確変から通常状態へいつ変化するか予測できず、確変であっても遊技者は緊張感を保ったまま遊技を行うことができるとともに、通常状態に変化しても確変の終了とは限らないので、遊技者が落胆することも抑制でき、まだ確変が続く期待感を持たせることも可能である。
そして、確変の中断中に演出が行われ、遊技者が演出パターンを見ることにより、確変の中断中をある程度予想できる。従って、通常状態へ変化しても遊技者は終了ではないことを認識可能であり、期待感をもって遊技を持続することができる。また、確変の中断と再開のサイクルが繰返され、そのサイクルが異なる複数のパターンが設定されており、サイクルが変わるため確変であっても遊技者は緊張感を持続しながら遊技を行うことができる。
(実施例2)
次に、本発明の第二実施例について図8に基づいて説明する。第二実施例では、当たりの種別が確変の権利を有した当たりの場合、当たり終了後に確変に突入し、専用のカウンタを用いて抽選により決定した確変の期間まで(特別図柄表示部13の図柄変動の実行回数(スタート回数)まで)確変が継続される動作については第一実施例と同じである。そして、第一実施例では、予め定められたサイクルに従って中断と再開を繰返しているが、第二実施例では、確変状態中に特別始動可変入賞口7に入賞があったときに、CPU22(中断抽選手段)が確変を中断するか否かを抽選で決定するとともに、中断中に特別始動可変入賞口7に入賞があったときに、CPU22(再開抽選手段)が中断を再開するか否かを抽選で決定しており、この点が異なる。
図8は第二実施例の基本処理のフローを示しており、第一実施例と同じ処理の部分は同一符号を付し、説明を省略する。特別図柄表示部13に当たり図柄として、例えば「777」(奇数のゾロ目)が表示された場合、確変当たりとなり確変の権利が発生する。確変の期間を専用のカウンタを用いて抽選により、乱数値範囲を「0〜199」とし、取得した乱数値によって確変の期間としてスタート回数が最小1回〜最大200回の間でランダムに決定される。
ステップS11においてNOの場合(確変カウンタが「0」でない場合)、確変状態中に中断抽選を実行し中断カウンタ値か否かを判定する(ステップS25)。ここでNOの場合、リターンする一方、YESの場合、中断フラグを「ON」にして(ステップS26)、確変状態を中断する。
第二実施例では、中断抽選及び再開抽選において、乱数値範囲を「0〜199」とし、中断カウンタ値を「0〜6、8〜10」とし、再開カウンタ値を「11〜16、18〜31」として、それぞれの確率は、中断確率が「10/200」、再開確率が「20/200」となっている。そして、確変中断図柄(又は確変終了図柄)として、「0*0、2*2、4*4、6*6、8*8」(偶数図柄のリーチハズレ)が表示されるとともに、確変再開図柄として、「1*1、3*3、5*5、7*7、9*9」(奇数図柄のリーチハズレ)が表示されるようにしている。確変中断時(又は確変終了時)及び確変再開時には、上記図柄が特別図柄表示部13に強制的に表示される。なお、遊技状態によっては、確変中断(又は確変終了)及び確変再開とは無関係にリーチが発生する場合も当然ある。
そして、確変中断中には、第一実施例と同様に演出を行うようにしており、複数の演出パターンの確変中断時と通常時の選択率については、図6(第一実施例)に示した例と同じとしている。これらの演出パターンを遊技者が見ることにより、確変が中断中であるかどうかをある程度推測できる。
次に、ステップS9においてYESの場合(中断フラグが[ON]の場合)、確変中断中に再開抽選を実行し再開カウンタ値か否かを判定する(ステップS23)。ここでNOの場合、リターンする一方、YESの場合、中断フラグを「OFF」にして(ステップS24)、確変状態を再開する。
このように、確変の中断と確変の再開とを抽選により決定しており、中断抽選に当たれば確変が中断されるとともに、中断中に再開抽選に当たれば確変が再開され、確変と通常状態とに全くランダムに変化することになり、遊技者は緊張感を保ったまま遊技を行うことができる。また、通常状態に変化しても確変の終了とは限らないので、遊技者が落胆することも抑制できる。
なお、本実施例の変形例として次のようにしてもよい。
当たりの種別が確変当たりの場合に限り確変状態を発生させるようにしたが、全ての当たりの終了後に確変状態を発生させるようにしてもよい。また、特別遊技状態として確変状態と時短状態とを同時に発生させる例を示したが、確変状態のみ、あるいは時短状態のみを発生させるようにしてもよい。
確変状態の中断中は通常状態としたが、通常状態に代えて時短状態とし、確変状態と時短状態とを繰返すようにしてもよい。
当たりの終了後、直ちに特別遊技状態を発生させるようにしたが、多少の遅延期間が経過した時点で特別遊技状態を発生させるようにしてもよい。
また、本実施例では当たり発生時に当たりの種別を決定するようにしたが、当たり発生とは無関係に、通常時における所定タイミングで決定してもよい。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 液晶表示部の表示例を示す説明図。 確変期間の選択率を示す図。 確変の発生パターンの選択率を示す図。 演出パターン選択テーブルを示す図。 基本処理を示すフローチャート。 第二実施例の基本処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 液晶表示部
7 特別始動可変入賞口
10 アタッカー
13 特別図柄表示部(図柄変動表示手段)
22 CPU(当否抽選手段、当たり発生手段、特別遊技状態発生手段、演出手段、演出パターン設定手段、演出パターン抽選手段、特別遊技状態発生パターン抽選手段、中断抽選手段、再開抽選手段)
24 RAM

Claims (3)

  1. 所定の始動条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
    この当否抽選手段による抽選結果に基づいて図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、
    この図柄変動表示手段が所定の当たり図柄を表示したときに当たり状態を発生させる当たり発生手段と、
    前記当たり発生手段が発生させた当たりの終了後に、抽選によって決定された回数の図柄変動が実行されるまで遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させ、前記回数の図柄変動が実行されたときに当該特別遊技状態を終了する特別遊技状態発生手段と、
    前記特別遊技状態中に前記始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を中断するか否かの抽選を実行する中断抽選手段と、
    前記特別遊技状態の中断中に前記始動条件の成立に応じて当該特別遊技状態を再開するか否かの抽選を実行する再開抽選手段とを備え、
    前記特別遊技状態発生手段は、前記中断抽選手段により中断することが決定されたときは当該特別遊技状態を中断するとともに、中断中に実行された図柄変動の回数を前記抽選によって決定された回数に含めず、この中断中に前記再開抽選手段によって再開することが決定されたときは当該特別遊技状態を再開するように構成され、
    前記図柄変動表示手段は、前記特別遊技状態発生手段が前記特別遊技状態を中断するときは特別遊技状態中断図柄を表示する一方、前記特別遊技状態発生手段が前記特別遊技状態を終了するときは特別遊技状態終了図柄を表示し、前記特別遊技状態中断図柄と前記特別遊技状態終了図柄とが共通する図柄であることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技状態に基づく演出を実行可能な演出手段を備え、
    この演出手段は、複数の演出パターンを設定する演出パターン設定手段と、
    前記特別遊技状態の中断中の場合とそれ以外の場合とに応じた確率で前記演出パターンを抽選する演出パターン抽選手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特別遊技状態は、前記当否抽選手段による抽選の確率が高められた設定状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
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