JP4538265B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機に関する。
従来、第1種パチンコ遊技機は、大当たり中に実行するラウンドが予め定められており、所定のラウンド更新条件を満たせば(例えば大当たり中にVゾーンに玉が入賞すれば)ラウンドが更新されるもので、Vゾーンに玉が入賞せずに大当たりが途中終了するケース(所謂パンクと称されるケース)が発生する可能性も低いことから、大当たり中の遊技は単なる消化作業となっていた。また、例えば特許文献1に示すように、大当たり毎にラウンド数を変化させるパチンコ遊技機が知られている。このようなパチンコ遊技機は、大当たりに当選した時点でラウンド数抽選を行い、その大当たりのラウンド数を決定するようにしている。
特開2001−9116号公報
しかしながら、このようなパチンコ遊技機では、ラウンドの抽選時に期待感が高まるものの、大当たり中はやはり緊張感がなくなってしまう。また、ラウンド数抽選で少ないラウンド数が決定されてしまうと、遊技者は落胆して遊技意欲を喪失してしまうという問題があった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、大当たり中であっても遊技者の緊張感を持続させ、大当たりが終了した後も再度の大当たりに対する期待感を高めることが可能なパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、開放状態と閉鎖状態とを呈する大入賞口と、大当たり抽選に当選したときに大当たりを発生させる大当たり発生手段と、大当たりの発生に応じて、大入賞口を予め定められたラウンド数だけ繰返し開放状態とする開放制御を実行する開放制御手段と、を備えたパチンコ遊技機において、
大当たり抽選に当選したときにラウンド数を抽選により決定するラウンド数決定手段と、
大当たりの発生中における各ラウンドにおいて、ラウンドを継続するか否かを抽選により決定するラウンド継続決定手段と、
このラウンド継続決定手段がラウンドを継続しない旨の決定をしたときは大当たりを終了させる大当たり終了手段と、
ラウンド数決定手段が決定したラウンド数が未消化の状態で大当たり終了手段が大当たりを終了させたときは、大当たり抽選に当選する確率よりも高い確率で当選する大当たり発動抽選を実行し、その大当たり発動抽選に当選したときに、未消化のラウンド数を消化するように大当たりを発生させる連続大当たり発生手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、抽選によりラウンド数が決定され、大当たり中のラウンド毎にラウンドを継続するか否かを決定するラウンド継続決定手段(例えば抽選で決定するラウンド継続決定手段)を備えており、大当たり中であっても緊張感を保ったまま遊技することができる。また、ラウンドを継続しない旨の決定がされた場合であっても、未消化のラウンドが残っている可能性があるため、遊技者が直ちに落胆してしまうことがなく、期待感を持続させることが可能となる。さらに、ラウンド数が未消化の状態で大当たりが終了したときは、連続大当たり発生手段によって、大当たりを連続して発生させるようにすることが可能である。
のように連続大当たり発生手段によって大当たり発動抽選に当選したときに残っているラウンド数の消化が実行されるので、遊技者は期待感を維持しながら遊技を進めることが可能となる。
また、その際、大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、及び連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後大当たり発動抽選に当選するまで、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段を備えることができる。これにより、遊技者にとって有利な状態に移行し、残っているラウンド数が全て消化されるまで次の大当たりが発生し易くなるので、遊技者の期待感をさらに高められる。なお、特別状態への移行が、未消化のラウンドが残っている状態(大当たり発動待ち状態)の確定を示すようにすれば、遊技者に大当たりが潜伏している状態であることが認識され、遊技継続意欲が持続される。
さらに、大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了したとき、及び連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了したときにラウンド数が残っている場合に、ラウンド数が残っている旨を遊技者に報知する報知手段を備えることができる。このように報知することにより、大当たりが潜伏していることを遊技者が認識でき、安心感をもって、遊技を持続することができる。報知手段として、例えば特別状態に突入したときに、表示部に次のラウンドが何ラウンドであるか予告を表示することができる。また、特別状態が発動されない通常状態においても、通常時と異なる演出を実行する演出手段、例えば通常の図柄変動変動と異なるパターンの図柄変動を表示したり、通常と異なる効果音を出力したり、或いは通常と異なるパターンで装飾ランプの点灯・点滅をさせたりすることができ、大当たりが潜伏していることを遊技者にある程度報知することが可能である。
また、大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、及び連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、大当たり発動抽選に当選するまでの間に大当たり抽選に新たに当選したときは、先に大当たり抽選に当選した大当たりを全て消化した後に、当該新たに当選した大当たりを発生させるのが望ましい。このように大当たり発動抽選に当選するまでの間に通常状態と同様に新たな大当たりに内部当選した場合には、その大当たりが有効化され、新たなラウンド数が確保され、発動待ちの大当たりに続いて、消化可能とされるので、遊技者は大きな期待感をもって遊技を持続することが可能となる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示すパチンコ遊技機の実施例を参照して説明する。図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央付近に液晶表示部6が配設されている。液晶表示部6には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が変動表示される特別図柄表示部13、2つのキャラクタで構成された図柄が変動表示される普図表示部14、保留玉表示部15、ラウンド数表示部16及びラウンド継続抽選図柄表示部17が設けられている。液晶表示部6の下方には、特別始動可変入賞口7が配置されている。液晶表示部6の左方には普図始動入賞口8が設けられている。特別始動可変入賞口7の下方には、当該パチンコ遊技機1が大当たりしたときに開放するアタッカー(大入賞口)10と、玉を回収するためのアウト口11が設けられている。
特別始動可変入賞口7は、入賞口の両側に可動部材12,12が可動自在に設けられ、動作時に左右に開くように可変式の入賞口として構成されている。すなわち、非動作時には閉鎖した第1状態(図1に実線で示す状態)を呈し、動作時には開放した第2状態(図1に破線で示す状態)を呈するものである。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路(I/O)25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、この遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31及びメイン基板21が含む主制御回路(CPU22などで構成される主制御回路)に初期化信号を出力するリセット回路45を含み構成される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、特別始動可変入賞検出器32、普図始動入賞検出器33、アタッカー入賞検出器35が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36、アタッカー開放用ソレノイド37が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、可動部材12,12の開閉が制御される。表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の特別図柄表示部13、普図表示部14、保留玉表示部15、ラウンド数表示部16及びラウンド継続抽選図柄表示部17の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ40から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じて装飾ランプ等のランプ41が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置42を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置43を制御する。
CPU22(大当たり発生手段)は、特別始動可変入賞口7の入賞に起因して所定の大当たり条件の成立に応じて大当たりを発生させる機能を有している。CPU22(開放制御手段)は、大当たりの発生に応じて、アタッカー10を予め定められたラウンド数だけ開放状態とする開放制御を繰返し実行する機能を有する。CPU22(ラウンド数決定手段)は、大当たり条件の成立に応じてラウンド数を抽選により決定する一方、CPU22(ラウンド継続決定手段)は、大当たりの発生中における各ラウンドにおいて、ラウンドを継続するか否かを抽選で決定する機能を有する。
CPU22(大当たり終了手段)は、ラウンド継続決定手段がラウンドを継続しない旨の決定をしたときは大当たりを終了させる機能を有する。CPU22(連続大当たり発生手段)は、ラウンド数決定手段が決定したラウンド数が未消化の状態で大当たり終了手段が大当たりを終了させたときは、大当たりが終了した後所定の発動条件が成立した時点で大当たりを連続的に発生させる機能を有するものである。CPU22(特別状態発生手段)は、ラウンド数決定手段が決定したラウンド数が残っている状態で大当たりが終了したときは、次の大当たりが発生するまで、通常状態より遊技者にとって有利な特別状態を発生する機能を有する。
CPU(報知手段)は、大当たりが終了したときにラウンド数が残っている場合に、ラウンド数が残っている旨を遊技者に報知する機能を有している。液晶表示部6のラウンド数表示部16は、時短状態が発動されたときに次のラウンドを予告として表示する機能を有する。液晶表示部6の表示を制御する表示制御基板26に指令を出力するCPU22とラウンド数表示部16とによって報知手段を構成する。
図3は液晶表示部6の表示例を示す。中央に特別図柄表示部13、下方左に普図表示部14、下方右に保留玉表示部15、下方中央にラウンド継続抽選図柄表示部17、特別図柄表示部13の下方にラウンド数表示部16を設けている。保留玉表示部15では、特別始動可変入賞口7の入賞により得られる大当たり抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を表示するものである。図3(a)において1個を表し、大当たり抽選結果があと1回得られることを示している。本実施例では特別図柄の保留玉の上限は4個に設定されている。
ラウンド継続抽選図柄表示部17について説明する。本実施例では大当たり中はラウンド毎にラウンド継続抽選が実行され、この抽選に当選すればラウンドが継続され、一方ハズレの場合はその時点で大当たりが終了となる。ラウンド継続抽選図柄表示部17では、ラウンド継続抽選結果を表示するもので、例えば「×××」と「×」の記号が3つ揃った場合はハズレを示し、「○」の記号が1つでも表示された場合は当選を示す。
次に、ラウンド数表示部16について説明する。本実施例では大当たりを発生すると、抽選によりラウンド数を決定している。ラウンド数表示部16では、現在のラウンド数と今回大当たりの合計ラウンド数の表示及びラウンド中のアタッカー10の入賞個数の表示をする。図3(b)において合計ラウンド数が「15」で、その中で現在が1ラウンド目であること、及び現在のアタッカー10の入賞個数が「1」であることを示している。
図3(c)は時短状態中における液晶表示部6の表示画面を示している。時短状態中においては、ラウンド数表示部16の表示画面がラウンド予告表示に切り換えられ、次が何ラウンド目かを予告メッセージとして表示をするようにしている。図3(c)において次は30ラウンドであることを示している。なお、特別図柄表示部13の上方にはメッセージ表示部18を設けている。大当たりが決定された際、或いは時短状態に突入した際に、その旨をメッセージとして表示して遊技者に報知する。
次に、図4〜図6に示すフローチャートに従って制御フローについて説明する。はじめに大当たり抽選について説明する。特別始動可変入賞口7に付設された特別始動可変入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。本実施例では、当たり判定用カウンタのカウンタ値の範囲を「0〜299」、当たりカウンタ値を「7」とし、大当たり抽選の当選確率を「1/300」に設定している。
次に、普図抽選について説明する。普図始動入賞口8に付設された普図始動入賞検出器33により玉を検知すると、入賞検出信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じてCPU22が判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普図抽選を行っている。
本実施例では、普図抽選において例えば乱数値範囲を「0〜1」とし、「1」を当たり、「0」をハズレとしている。抽選処理で乱数値が当たり乱数である場合、当たり条件成立となる。当たりとなったときに、普図表示部14に当たり停止図柄として、例えば「○○」と2列とも同じ記号が揃った状態を表示する。なお、普図の1回の変動表示時間は、通常状態においては30秒であるが、時間短縮状態(時短状態ともいう)においては5秒に短縮されるように設計されている。従って、時短状態においては通常状態よりも頻繁に普図が変動を停止することになる。このような変動時間短縮機能を一般に「時短機能」と称し、この時短機能が発動している状態を時短状態という。
普図抽選において当たりとなり、普図表示部14に当たり図柄が表示されると、通常状態においては特別始動可変入賞口7を0.5秒開放する。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、可動部材12,12が開放状態となり、玉の入賞率が高まるとともに、上記開放時間経過後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。特別始動可変入賞口7に玉の入賞があった場合、前述の大当たり抽選が実行される。そして、時短状態では特別始動可変入賞口7の開放時間が5秒に延長されるように設定されている。
図4はスタート入賞処理のフローを示す。特別始動可変入賞口7に玉が入ると、保留玉数が「4」であるか否か(上限に達しているか否か)を判定し(S1)、上限に達している場合はリターンする一方、上限に達していない場合は大当たり抽選用乱数を抽出する(S2)。その抽選結果は保留情報としてRAM24に記憶され(S3)、図3(a)に示すように保留玉表示部15の保留玉が「1」インクリメントされる(S4)。
本実施例では、大当たりはラウンド継続抽選結果がハズレの場合、又は全てのラウンド数を消化した時点で終了するように構成されている。全てのラウンド数を消化する前に大当たりが終了した場合は、大当たり終了後に次の大当たりの発動待ち状態(潜伏モード)へ移行するようにしている。潜伏モードにおいては潜伏モードフラグが「ON」となっている。
次に、ステップS5において、潜伏モードフラグが「ON」であるか否かを判定し、潜伏モードでない場合はリターンする一方、潜伏モードである場合は大当たり発動抽選用乱数を抽出する(S6)。大当たり発動抽選は特別始動可変入賞口7に入賞する毎に、「1/30」の当たり確率で抽選が実行される。そして、抽選結果が当たり乱数か否かを判定し(S7)、ハズレの場合はリターンする一方、当選の場合は大当たり発動フラグを「ON」にする(S8)。上記の通り、大当たり発動抽選に当選する確率は、通常状態において大当たり抽選に当選する確率よりも格段に高いので、潜伏モード中は次の大当たりが短い時間間隔で連続的に発生することになる。
次に、図5に示す図柄変動処理について説明する。ステップS11において、保留玉数が「1」以上か否かを判定し、保留玉がない場合はリターンする一方、保留玉数が「1」以上の場合は保留情報を読み込み(S12)、保留玉数を「1」デクリメントする(S13)。保留情報が示す抽出乱数が大当たり乱数に一致しているか否かを判定し(S14)、大当たり乱数に一致していない場合はステップS18に移行する一方、大当たり乱数に一致している場合はラウンド抽選用乱数を抽出する(S15)。
本実施例では、ラウンド数抽選において、ラウンド数の範囲は「2〜48」に設定され、この範囲内で決定される。決定されたラウンド数は、ラウンド数カウンタに設定され(S16)、ラウンドが終了する毎に減算処理されるようにしている。
次に、潜伏モードフラグが「ON」であるか否かを判定し(S17)、潜伏モードでない場合はステップS19に移行し大当たり図柄を決定する一方、潜伏モードである場合は、大当たり発動フラグが「ON」であるか否を判定する(S18)。大当たり発動フラグが「ON」でない場合はハズレ図柄を決定し(S20)、図柄変動を開始する(S21)一方、大当たり発動フラグが「ON」の場合は大当たり図柄を決定し(S19)、図柄変動を開始する(S21)。すなわち潜伏モード中に大当たり発動抽選に当選したときは強制的に大当たり図柄を表示するようにしている。
次に、図柄変動開始後、所定時間が経過したか否かを判定し(S22)、経過した場合は図柄変動を停止し(S23)、停止図柄が大当たり図柄か否かを判定する(S24)。大当たり図柄でない場合はリターンする一方、大当たり図柄である場合は大当たりフラグを「ON」にする(S25)とともに、潜伏モードフラグと大当たり発動フラグとを「OFF」にする(S26)。大当たり図柄として、例えば図3(c)に示すように特別図柄表示部13に「777」と表示されるとともに、メッセージ表示部18に抽選結果が大当たりである旨のメッセージが表示される。
次に、図6に示す大当たり処理について説明する。大当たりフラグが「ON」であるか否かを判定し(S31)、大当たりでない場合はリターンする一方、大当たりフラグが「ON」の場合はアタッカー10の開放と閉鎖を1ラウンドとし、アタッカー10の開放動作を行い(S32)、1ラウンド終了するとラウンド数カウンタが「1」デクリメントされる(S33)。図3(b)に示すように、ラウンド数表示部16において、現在のラウンド数と合計ラウンド数の表示及びラウンド中のアタッカー10の入賞個数の表示がされる。図3(b)において現在1ラウンド目(合計15ラウンドのうちの1ラウンド目)であることを示している。
次に、ラウンド数カウンタ値が「0」になったか否かを判定し(S34)、「0」になった場合は大当たりフラグを「OFF」にする(S35)一方、「0」に達していない場合はステップS36に移行し、アタッカー10に入賞があったか否かを判定し、入賞があった場合、RAM24の入賞個数記憶領域に記憶され、結果として図3(b)に示すようにアタッカー10の入賞個数表示が「1」インクリメントされ(S37)、入賞個数が表示される。図3(c)において入賞個数が「1」であることを示している。入賞個数をカウントし、その入賞カウンタ値が「10」になったか否かを判定し(S38)、「10」に達した場合、アタッカー10を閉鎖する(S39)。
入賞カウンタ値が「10」に達していない場合は、大当たりフラグが「ON」であるか否かを判定し(S40)、「ON」でない場合はステップS36に戻る一方、大当たりフラグが「ON」の場合はラウンド継続抽選が抽選済みか否かを判定する(S41)。ラウンド継続抽選が抽選済みの場合はステップS36に戻る一方、ラウンド継続抽選が済んでいない場合はラウンド継続抽選用乱数を取得する(S42)。
本実施例では、ラウンド継続抽選における乱数値範囲を「0〜9」とし、毎ラウンド最初のアタッカー10の入賞時に乱数を取得するようにして、「1〜4、6〜9」を当選、「0、5」をハズレとしている。従って、当選の乱数を抽出した場合はラウンドが継続されるとともに、ハズレの乱数を抽出した場合は、大当たりが終了となる。そして、「5」の乱数を抽出した場合は、大当たり終了後に時短状態が発動されるようにしている。
次に、継続抽選図柄変動処理が実行され(S43)、ラウンド継続抽選結果がラウンド継続抽選図柄表示部17に示される。続いてラウンド継続抽選が当選値であるか否かを判定し(S44)、当選の場合はステップS36に戻り、アタッカー10の1ラウンドにおける最大入賞個数である「10」に達するまで繰り返される。図3(b)においてラウンド継続抽選図柄表示部17に「×○×」と表示され、ラウンドが継続されることを示している。
ラウンド継続抽選がハズレの場合は大当たりフラグを「OFF」にする(S45)とともに、潜伏モードフラグを「ON」にする(S46)。全てのラウンド数を消化する前に大当たりが終了した場合は、大当たり終了後に潜伏モードへ移行するようにしている。本実施例では潜伏モードへ移行する際に時短抽選を行い、「1/2」の当選確率で時短状態を発動するように設定されている。時短抽選用乱数を取得し、取得した乱数が時短当選値か否かを判定し(S47)、ハズレの場合はステップS36に戻る一方、当選の場合は時短フラグを「ON」にする(S48)。図3(c)においてメッセージ表示部18に時短状態中である旨のメッセージが表示されるとともに、ラウンド数表示部16の表示画面がラウンド予告表示に切り換えられ、時短状態中では潜伏モードが確定となり、まだ未消化のラウンド数が残っており、例えば29ラウンドが終了し次は30ラウンド目である旨のラウンド予告メッセージが表示される。
時短状態が発動されると、普図の図柄変動時間は30秒(通常状態)から5秒に短縮されるとともに、特別始動可変入賞口7の開放時間が0.5秒(通常状態)から5秒に延長される。遊技者には現在の遊技状態が潜伏モードであるかどうかは本来わからないが、このような時短状態が所定の確率で発動されることにより、潜伏モードが確定となり、遊技者において現在の遊技状態が潜伏モードであることが認識できることになる。潜伏モード中は特別始動可変入賞口7の入賞毎に大当たり発動抽選が行われ、当選すると特別図柄表示部13に強制的に大当たり図柄が表示される。時短状態においては通常状態よりも頻繁に普図が変動を停止するとともに、特別始動可変入賞口7の開放時間が延長され、特別始動可変入賞口7へ玉が入賞し易くなり、大当たり発動抽選回数が増え、大当たりの発動に当選する可能性が高められる。
また、本実施例では潜伏モード中においても通常時と同様に大当たり抽選が行われ、この大当たり抽選に当選した場合は、新たに決定されたラウンド数をストックするように設定されている。先の大当たりにおけるラウンド数の消化(潜伏モード中の大当たり発動抽選の当選によるラウンド消化を含む)により一区切りした後に、ストックされた大当たりによるラウンド数の消化が実行される。従って、潜伏モード中に大当たりに当選した場合、ラウンド数がストックされ、先のラウンド数の消化後、引き続き消化され、一旦区切りをもって連続してラウンド数の消化が実行されることになる。
このように、抽選によりラウンド数が決定され、大当たり中のラウンド毎にラウンドを継続するか否かを抽選で決定するようにしており、大当たり中であっても緊張感を保ったまま遊技することができる。また、ラウンドを継続しない旨の決定がされた場合であっても、未消化のラウンドが残っている可能性があるため、遊技者が直ちに落胆してしまうことがなく、期待感を持続させることが可能となる。
そして、ラウンド数が残っている状態で大当たりを終了した場合は、抽選で時短状態を発生させる時短状態発生手段を備えることにより、遊技者にとって有利な状態に移行するので、残っているラウンド数を全て消化するまで次の大当たりが発生し易くなって遊技者の期待感をさらに高めることができる。時短状態への移行が潜伏モードの確定を示して、遊技者に大当たりが潜伏している状態であることが認識され、安心感をもって遊技継続意欲が持続されることになる。時短状態を発動しない場合は、表面上は潜伏モードかどうか分からないため、遊技者は大当たりが潜伏しているかもしれないといった期待感をもって遊技することになる。
また、潜伏モード中(大当たりの発動待ち状態中)において、大当たり発動抽選に当選した時点でその大当たりを発動させる連続大当たり発生手段を備えることにより、残っているラウンド数の消化が実行されるので、遊技者は期待感を維持しながら遊技を進めることができる。
さらに、潜伏モード中も通常状態と同様に新たな大当たりが発生した場合、その大当たりが有効化され、新たなラウンド数がストックされ、発動待ちの大当たりに続いて、消化可能とされるので、遊技者は大きな期待感をもって遊技を持続することができる。
なお、本実施例に次のような変形を加えてもよい。
(1)1回の大当たりで消化するラウンド数を制限するラウンド数制限手段を設けるようにしてもよい。例えば1回の大当たりのラウンド数を「2〜16」の範囲に制限することができる。この場合、1回目から2回目はラウンド継続抽選に関わらず継続し、16回目はラウンド継続抽選に関わらず終了するようにすればよい。
(2)大当たり終了後は「1/2」の確率で時短状態(時短モード)へ移行するようにしたが、時短モードは必ずしも必要ではない。
(3)潜伏モード中は通常時と異なる演出を実行する演出手段を設けるようにしてもよいし、或いは演出パターンの選択率を通常時と潜伏モード中とで異なるように設定してもよい。このような演出手段を設けることにより、時短が発動しない場合であっても、潜伏モード中であることを遊技者にある程度報知することが可能となり、遊技性が向上する。演出の内容としは、例えば通常の図柄変動と異なるパターンの図柄変動を実行したり、或いは通常の効果音と異なるパターンの効果音を出力したり、又は通常の点灯・点滅パターンと異なるパターンで装飾ランプを点灯・点滅させるようにしたりすることが挙げられる。
(4)潜伏モードおいては、大当たり発動抽選に当選した時点で大当たりを発生するようにしたが、予め定められた回数(例えば10回)の図柄変動を実行した時点で大当たりを発生させるようにしてもよい。或いは潜伏モードを設けることなく、大当たり終了後即座に次の大当たりを発生させることも可能である。要するに、短い時間間隔で次の大当たりを連続的に発生させることができれば、どのような手段であってもよい。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 液晶表示部の表示例を示す図。 スタート入賞処理のフローチャート。 図柄変動処理のフローチャート。 大当たり処理のフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 液晶表示部
7 特別始動可変入賞口
8 普図始動入賞口
10 アタッカー(大入賞口)
16 ラウンド数表示部(報知手段)
22 CPU(大当たり発生手段、開放制御手段、ラウンド数決定手段、ラウンド継続決定手段、大当たり終了手段、連続大当たり発生手段、特別状態発生手段、報知手段)

Claims (4)

  1. 開放状態と閉鎖状態とを呈する大入賞口と、
    大当たり抽選に当選したときに大当たりを発生させる大当たり発生手段と、
    前記大当たりの発生に応じて、前記大入賞口を予め定められたラウンド数だけ繰り返し開放状態とする開放制御を実行する開放制御手段と、を備えたパチンコ遊技機において、
    前記大当たり抽選に当選したときに前記ラウンド数を抽選により決定するラウンド数決定手段と、
    前記大当たりの発生中における各ラウンドにおいて、ラウンドを継続するか否かを抽選により決定するラウンド継続決定手段と、
    このラウンド継続決定手段がラウンドを継続しない旨の決定をしたときは大当たりを終了させる大当たり終了手段と、
    前記ラウンド数決定手段が決定したラウンド数が未消化の状態で前記大当たり終了手段が大当たりを終了させたときは、前記大当たり抽選に当選する確率よりも高い確率で当選する大当たり発動抽選を実行し、その大当たり発動抽選に当選したときに、未消化のラウンド数を消化するように大当たりを発生させる連続大当たり発生手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、及び前記連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後前記大当たり発動抽選に当選するまで、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了したとき、及び前記連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了したときにラウンド数が残っている場合に、ラウンド数が残っている旨を遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、及び前記連続大当たり発生手段が発生させた大当たりが終了した後、前記大当たり発動抽選に当選するまでの間に前記大当たり抽選に新たに当選したときは、先に大当たり抽選に当選した大当たりを全て消化した後に、当該新たに当選した大当たりを発生させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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