JP4503998B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の大当り条件が成立すると入賞率が高められた第1大当りを呈すると共に、第2の大当り条件が成立すると入賞率が高められた第2大当りを呈するように構成されたパチンコ遊技機に関する。
例えばパチンコ遊技機においては、所定の大当たり条件が成立したときに入賞率を通常時より大幅に高めた大当たりを発生する構成のものが一般的になっている。
また、近年では、スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて行われる抽選動作の結果が当たりであった場合に大当たりを呈する第1種パチンコ遊技機(所謂セブン機)と、スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞によりハネが短時間だけ開き、その中にあるV入賞口にパチンコ玉が入賞したときに大当たりを呈する第2種パチンコ遊技機(所謂ハネモノ)とを融合した形態のパチンコ遊技機が提案されている。さらには、第1種パチンコ遊技機と第2種パチンコ遊技機とが同時に発生可能な新しい形態のパチンコ遊技機が提案されており、遊技者は、1台のパチンコ遊技機で2つの遊技性を楽しむことができる。
特開2003−62215号公報
しかしながら、第1種パチンコ遊技機と第2種パチンコ遊技機とを融合して2種類の大当たりが発生可能な新しいパチンコ遊技機では、単に2種類の遊技を行えるというだけであり、それぞれの遊技性自体は、従来の第1種、第2種と異なるところがなく、斬新さという点では十分といえなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の大当たりが発生可能な構成において、趣向性を一層高めることができるパチンコ遊技機を提供することにある。
本発明のパチンコ遊技機は、入賞領域を囲んだ形態の枠状部の左右両側に常時において当該入賞領域を閉鎖するように配置された一対の羽根と、当該入賞領域の底部にパチンコ玉が通過可能な大当たり入賞口及びハズレ入賞口と、図柄を変動表示可能な液晶表示装置と、を備えたセンター役物と、パチンコ玉が入賞可能な第1スタート入賞口、第2スタート入賞口、及び開閉可能な大入賞口と、を遊技盤面に備え、前記第1スタート入賞口へ入賞したときに抽選動作を実行するとともに、その抽選動作の結果が大当たりであったときには前記液晶表示装置に大当たり図柄を変動表示することにより第1大当たり条件が成立して第1大当たり状態を発生する一方、前記第2スタート入賞口へ入賞したときに前記センター役物の一対の羽根の拡開動作を実行するとともに、その拡開動作中に前記入賞領域へ入賞したパチンコ玉が前記大当たり入賞口を通過することにより第2大当たり条件が成立して第2大当たり状態を発生し、前記第1大当たり状態が発生したときは前記大入賞口を開放するラウンドを繰り返す一方、前記第2大当たり状態が発生したときは前記センター役物が備える一対の羽根を開放するラウンドを繰り返すように構成されたパチンコ遊技機において、
前記第1大当たり状態が発生している場合に前記第2大当たり条件が成立したときには、第1大当たり状態のラウンドと第2大当たり状態のラウンドとを所定のラウンド切替条件が成立する毎に順に切替えて実行することが可能であり、当該ラウンド切替条件を、前記液晶表示部に変動表示された大当たり図柄によって変更するものである。
請求項1記載の発明によれば、パチンコ遊技機は、第1大当りを呈しているときに第2の大当り条件が成立した場合は、所定のラウンド切替条件が成立する毎に第1大当りと第2大当りとを切替えるので、ラウンドが切替わる毎に適切な打込み位置が変わる。これにより、遊技者の技術介入度が高まるので、趣向性を高めることができる
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1はパチンコ遊技機の正面外観を概略的に示している。この図1において、パチンコ遊技機1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式の玉発射機構(操作ダイヤルのみ符号3を付して示す)により盤面4へ発射する構成となっている。盤面4には、アウト口5、第1スタート入賞口6、一対の第2スタート入賞口7a,7b、一般的にアタッカーと呼ばれている電動役物8aを備えた大入賞口8、複合役物9が設けられていると共に、図示しない通常入賞口も設けられている。
図2は複合役物9を示している。この図2において、複合役物9は、第1種パチンコ遊技機(所謂セブン機)と第2種パチンコ遊技機(所謂ハネモノ)とを実施した複合パチンコ遊技機を実現するためのもので、第2種パチンコ遊技機の機能を実現するためのセンター役物10内に、第1種パチンコ遊技機の機能を実現するための液晶表示装置11を配置した構成となっている。
この場合、センター役物10は、入賞領域を囲んだ形態の枠状部10aの左右両側に常時において当該入賞領域を閉鎖するように配置された一対のハネ10bを備えており、そのハネ10bが両側に拡開されたときに入賞領域へのパチンコ玉の入賞が可能な状態となる。また、入賞領域の底部は、中央部に形成されたV入賞口(大当たり入賞口に相当)10cと当該V入賞口10c以外の部分を占めるハズレ入賞口10dとに区分されている。
尚、入賞領域には、パチンコ玉の通過経路を不確定とするための複数のスタッド10eが立設されている。また、センター役物10においてハネ10bの基端部に対応した部位にはワープルート入口10fが設けられていると共に、入賞領域の入口に対応した部位にはワープルート出口10gが設けられており、ハネ10bの拡開に伴ってワープルート入口10fにパチンコ玉が進入したときは、ワープルート出口10gからパチンコ玉が入賞領域の中央に放出される。
センター役物10にあっては、第2スタート入賞口7a,7bにパチンコ玉が入賞したときに第2スタート条件が成立してハネ10bを短時間(例えば1秒)だけ拡開する動作を実行する構成となっており、その拡開期間にセンター役物10内に入賞したパチンコ玉がV入賞口10cに入賞した場合に第2種としての大当たり条件(以下、これを第2大当たり条件と呼ぶ)が成立することになる。この第2大当たり条件が成立したときは、ハネ10bが比較的長い時間ずつ所定回数だけ拡開されるものであり、これに応じて入賞領域への入賞率が通常時より大幅に高められた大当たり(以下、これを第2種大当たりと呼ぶ)を呈する。
尚、上記第2種大当たりにある期間には、第2スタート入賞口7a,7bにパチンコ玉が入賞した場合でもハネ10bの短時間拡開動作が行われることはない。
一方、液晶表示装置11は、第1スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞に応じて行われる所定確率の抽選動作の結果を表示するためのもので、図2では、3桁の数字列より成るルーレットを表示する例が示されている。即ち、液晶表示装置11は、第1スタート入賞口6にパチンコ玉が入賞したときに第1種としてのスタート条件(以下、これを第1スタート条件と呼ぶ)が成立することになる。この第1スタート条件が成立したときは、ルーレットの変動表示(本実施例の場合、数字列の各桁の「0」〜「9」の範囲での変動表示)を開始するものであり、上記抽選動作の結果が大当たりであったときにはその変動終了時点で数字列が「111」、「222」、…のようなぞろ目図柄(大当たり図柄)となるように制御される。
このようにぞろ目図柄が表示された状態が、第1大当たり条件が成立した状態に相当する。そして、第1大当たり条件が成立したときには、大入賞口8の電動役物8a(アタッカー)が予め決められたモードにて所定期間だけ開放され、以て当該大入賞口8への入賞率が極端に高められた大当たり(以下、これを第1種大当たりと呼ぶ)を呈するものである。
尚、第1スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞は一時的に記憶されると共に、このように記憶された抽選結果の表示動作(液晶表示装置11の変動表示)が液晶表示装置11の変動表示或いは第2種大当たりが実行されていない状態では直ちに行われ、液晶表示装置11の変動表示或いは第2種大当たりの実行中は、その終了を待って行われる構成となっている。また、抽選結果の一時的な記憶数(所謂保留玉数)は所定の上限値に制限されており、このような保留玉数が液晶表示装置11の保留玉数表示部12に表示されるようになっている。
図3にはパチンコ遊技機1の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図3において、第1スタート入賞スイッチ14は、第1スタート入賞口6にパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。2個の第2スタート入賞スイッチ15a,15bは、第2スタート入賞口7a,7bにパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。V入賞スイッチ16は、V入賞口10cにパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。ハズレ口入賞スイッチ17は、ハズレ入賞口10dにパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。第1大当たり入賞スイッチ18は、大入賞口8にパチンコ玉が入賞したときに検知パルスを発生する。
メイン基板19は、CPU20、制御プログラムを記憶したROM21及びワーキングエリア用のRAM22、I/O23などと共にマイクロコンピュータを構成するもので、このCPU20には、第1スタート入賞スイッチ14、第2スタート入賞スイッチ15a,15b、V入賞スイッチ16、ハズレ口入賞スイッチ17、大当たり入賞スイッチ18からの各検知パルスがI/O23を通じて入力される構成となっている。また、CPU20は、ハネ10bを開閉するハネ開放用ソレノイド24、大入賞口8を開放する大当たり入賞口ソレノイド25をI/O23を通じて制御する構成となっている。
さらに、CPU20は、液晶表示装置11の表示内容を制御する表示制御基板26、パチンコ遊技機1に設けられたスピーカ27を通じた報知動作を制御する音声制御基板28、パチンコ玉を払出す払出装置29を制御する払出制御基板30、パチンコ玉を発射する発射装置31を制御する発射制御基板32、ランプ33の点灯を制御する装飾制御基板34に制御信号を出力する。尚、CPU20に対しては、リセット回路35が一定周期でリセット信号を出力して初期化を行い、ノイズなどによる誤動作を防止している。
また、パチンコ遊技機1には、以下に述べるような各信号を外部へ出力する機能が設けられている。
即ち、パチンコ遊技機1は、打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号、並びにセーフ玉として払い出されたパチンコ玉の数を示すセーフ玉数信号を出力する構成となっている。また、パチンコ遊技機1は、液晶表示装置11による図柄変動動作の実行(第1スタートに相当)毎に第1スタート信号を出力し、第2スタート入賞口7a或いは7bへのパチンコ玉の入賞に応じたハネ10bの短時間拡開動作の実行(第2スタートに相当)毎に第2スタート信号を出力する構成となっており、さらに、第1種大当たり及び第2種大当たりにある各期間に第1大当たり信号及び第2大当たり信号をそれぞれ出力する構成となっている。
次に上記構成の作用について説明する。
図4ないし図7は、本発明に関連したパチンコ遊技機1のCPU20の動作を示すもので、図4は第1種通常処理を示し、図5は第2種通常処理を示し、図6は第1種大当たり処理を示し、図7は第2種大当たり処理を示しており、これらの処理は並列に実行されるようになっている。
CPU20は、パチンコ遊技機1に打込まれたパチンコ玉が第1スタート入賞口6に入賞したときは、大当たりの抽選を実行してから、第1種通常処理を実行する。
CPU20の第1種通常処理を示す図4において、CPU20は、まず、図柄変動処理を実行する(S101)。この図柄変動処理では、液晶表示装置11に表示されている図柄を変動し、所定時間が経過したときは、抽選結果に応じた図柄で停止する。このとき、停止図柄がはずれ図柄のときは(S102:NO)、何もすることなくリターンする。これに対して、停止図柄が大当たり図柄であったときは(S102:YES)、第1大当たりフラグをオンする(S103)。この第1大当たりフラグとは第1種大当たりが発生したことを示すフラグである。
続いて、第2大当たりフラグがオンしているかを判断する(S104)。この第2大当たりフラグとは、後述するように第2大当たりが発生したときにオンする。このとき、第2種大当たりが発生していない場合は、第2大当たりフラグはオフしていることから(S104:NO)、何もすることなくリターンする。
CPU20の第1種大当たり処理を示す図6において、CPU20は、第1大当たりフラグがオンしたときは(S301:YES)、第1ウエイトフラグがオンしているかを判断する(S302)。この第1ウエイトフラグとは、第1種大当たりが待機中であることを示すフラグである。ここで、第1種大当たりが待機中でない場合は(S302:NO)、第1種大当たりを実行するものであると判断して大入賞口8を開放してから(S303)、ラウンド数をインクリメントする(S304)。この場合、第1種大当たりの最初のラウンドの開始となるので、ラウンド数は1となる。
大入賞口8の開放状態では、盤面4に打込まれたパチンコ玉が大入賞口8に連続して入賞するようになる。
ここで、CPU20は、30秒が経過するか(S305:YES)、10個入賞したときは(S306:YES)、大入賞口8を閉鎖することにより(S307)、ラウンドを終了する。
続けて、CPU20は、ラウンド数が15回でない場合は(S308:NO)、V入賞フラグがオンしているかを判断する(S309)。このV入賞フラグとは、大入賞口8の中に設けられた図示しないV入賞口にパチンコ玉が入賞したときにオンするフラグで、ラウンド中にV入賞口に入賞する確率が極めて高く設定されていることから、ラウンドの終了状態ではV入賞フラグはオンしているのが通常である。従って、CPU20は、V入賞フラグがオンしていたときは(S309:YES)、V入賞フラグをオフする(S310)。
そして、第2大当たりフラグがオフしている状態(S311:NO)、つまり第2種大当たりが発生しておらず第1種大当たりのみが発生している状態では、上述したようにしてラウンドを繰返して実行し、ラウンド数が15回となったときは(S308:YES)、第1大当たりフラグをオフすることにより(S317)、第1種大当たりを終了する。
これに対して、ラウンド中にV入賞口に入賞しなかったときは、ラウンドの終了時にV入賞フラグがオフしているので(S309:NO)、このような場合は、第1大当たりフラグをオフすることにより(S317)、第1種大当たりを終了する。
以上の動作により、第1種大当たりが発生したときは、ラウンド中にV入賞口に入賞する限り15ラウンド実行されるので、遊技者は、多数の賞球を短時間で獲得することができる。
一方、CPU20は、盤面4に打込まれたパチンコ玉が第2スタート入賞口7a,7bの何れかに入賞したときは、第2種通常処理を実行する。
CPU20の第2種通常処理を示す図5において、CPU20は、まず、ハネ開放処理を実行する(S201)。このハネ開放処理では、ハネ10bが短時間だけ開放されるので、盤面4に打込まれたパチンコ玉がハネ10bに案内されてセンター役物10内に入賞することがある。
ここで、センター役物10内に入賞したパチンコ玉がハズレ入賞口10dに入賞したときは(S202:NO)、何もすることなくリターンする。これに対して、センター役物10内に設けられたV入賞口10cに入賞したときは(S202:YES)、第2大当たりフラグをオンしてから(S203)、第1大当たりフラグがオンしているかを判断する(S204)。このとき、第1種大当たりが発生していない場合は、第1大当たりフラグはオフしていることから(S204:NO)、何もすることなくリターンする。
CPU20は、図7に示す第2種大当たり処理において、第2大当たりフラグがオンしたときは(S401:YES)、第2ウエイトフラグがオフしているかを判断する(S402)。ここで、第1種大当たりが待機中でない場合は(S402:NO)、第2種大当たりを実行するものであると判断してハネ10bの開閉を開始してから(S403)、ラウンド数をインクリメントする(S404)。この場合、第2種大当たりの最初のラウンドの開始となるので、ラウンド数は1となる。
ハネ10bの開閉が開始すると、盤面4に打込まれたパチンコ玉がハネ10bに案内されてセンター役物10内に連続して入賞するようになるので、ハズレ入賞口10dかV入賞口10cかの何れかに入賞するようになる。
ここで、CPU20は、ハネ10bの開閉数が18回となるか(S405:YES)、入賞数が10個となったときは(S406:YES)、ラウンドが終了したと判断してハネ10bの開閉を終了することにより(S407)、ラウンドを終了する。
続けて、CPU20は、ラウンド数が15回でない場合は(S408:NO)、V入賞フラグがオンしているかを判断する(S409)。このV入賞フラグとは、V入賞口10cにパチンコ玉が入賞したときにオンするフラグである。このとき、ラウンド中にV入賞しなかった場合は、V入賞フラグはオフしているので(S409:NO)、第2大当たりフラグをオフすることにより(S417)、第2種大当たりを終了する。これに対して、ラウンド中にV入賞したときは、V入賞フラグはオンしているので(S409:YES)、V入賞フラグをオフする(S410)。
そして、第1大当たりフラグがオフしている状態(S411:NO)、つまり第1種大当たりが発生しておらず第2種大当たりのみが発生している状態では、上述したようにしてラウンドを繰返して実行し、ラウンド数が15回となったときは(S408:YES)、第2大当たりフラグをオフすることにより(S317)、第2種大当たりを終了する。
以上の動作により、第2種大当たりが発生したときは、ラウンド中にV入賞口10cに入賞する限り15ラウンド実行されるので、遊技者は、多数の賞球を短時間で獲得することができる。
さて、CPU20は、第1種大当たり中にセンター役物10内のV入賞口10cに入賞したときは、第2種大当たりを待機させる動作を実行する。
即ち、CPU20は、図5に示す第2種通常処理において、V入賞したタイミングで第1大当たりフラグがオンしていることから(S204:YES)、第2種大当たりが待機中であることを示す第2ウエイトフラグをオンすると共に(S205)、第2待機中メッセージを液晶表示装置11に表示する(S206)。これにより、遊技者は、第2種大当たりが待機中となっていることを確認することができる。
この状態では、第1大当たりフラグ及び第2大当たりフラグに加えて第2ウエイトフラグがオンしていることになる。このことは、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に発生し、第2種大当たりが待機中であることを示している。
CPU20は、図6に示す第1種大当たり処理において、現在実行中のラウンドが終了して第2大当たりフラグがオンしているかを確認した際に(S311)、第2大当たりフラグがオンしているので(S311:YES)、現在実行中の第1種大当たりの次のラウンドの実行を待機し、それに代えて第2種大当たりのラウンドを実行するためにフラグ切替えを実行する。
即ち、第2種大当たりを実行するために第2ウエイトフラグをオフすると共に(S312)、第2実行中メッセージを表示してから(S313)、第1大当たりフラグがオンしているかを判断する(S314)。この場合、第1大当たりフラグがオンしていることから(S314:YES)、第1種大当たりを待機中とするために第1ウエイトフラグをオンすると共に(S315)、第1待機中メッセージを表示する(S316)。これにより、遊技者は、第1種大当たりが待機状態となり、その代わりとして第2種大当たりが実行されることを確認することができる。
この状態では、第1大当たりフラグ及び第2大当たりフラグに加えて第1ウエイトフラグがオンしていることになる。このことは、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に発生し、第1種大当たりが待機中であることを示している。
CPU20は、以降においては、第1種大当たり処理において、第1大当たりフラグがオンしているものの(S301:YES)、第1ウエイトフラグがオンしていることから(S302:YES)、何もすることなくリターンするようになる。これにより、第1種大当たりの待機状態となる。
一方、CPU20は、図7に示す第2種大当たり処理において、現在実行中のラウンドが終了して第1大当たりフラグがオンしているかを確認した際に(S411)、第1大当たりフラグがオンしているので(S411:YES)、現在実行中の第2種大当たりの次のラウンドの実行を待機し、それに代えて第1種大当たりのラウンドを実行するためにフラグ切替えを実行する。
即ち、第1種大当たりを実行するために第1ウエイトフラグをオフすると共に(S412)、第1実行中メッセージを表示してから(S413)、第2大当たりフラグがオンしているかを判断する(S414)。この場合、第2大当たりフラグがオンしていることから(S414:YES)、第2種大当たりを待機中とするために第2ウエイトフラグをオンすると共に(S415)、第2待機中メッセージを表示する(S416)。これにより、遊技者は、第2種大当たりが待機状態となり、その代わりとして第1種大当たりが実行されることを確認することができる。
この状態では、第1大当たりフラグ及び第2大当たりフラグに加えて第2ウエイトフラグがオンしていることになる。このことは、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に発生し、第2種大当たりが待機中であることを示している。
CPU20は、以降においては、第2種大当たり処理において、第2大当たりフラグがオンしているものの(S401:YES)、第1ウエイトフラグがオンしていることから(S402:YES)、何もすることなくリターンするようになる。これにより、第2種大当たりの待機状態となる。
以上のようにして、第1種大当たり中に第2種大当たりが発生した状態では、第1種大当たりのラウンドである大入賞口8が開放するラウンドと、第2種大当たりのラウンドであるハネ10bが開放するラウンドとが交互に行われることになる。
一方、第2種大当たり中に停止図柄が大当たり図柄であったときは、CPU20は、図4に示す第1種通常処理において、停止図柄が大当たり図柄であったタイミングで第2大当たりフラグがオンしていることから(S104:YES)、第1種大当たりが待機中であることを示す第1ウエイトフラグをオンすると共に(S105)、第1待機中メッセージを液晶表示装置11に表示する(S106)。これにより、遊技者は、第1種大当たりが待機中となっていることを確認することができる。
この状態では、第1大当たりフラグ及び第2大当たりフラグに加えて第1ウエイトフラグがオンしていることになる。このことは、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に発生し、第1種大当たりが待機中であることを示している。
このような状態では、上述した場合と同様にして、現在実行されている第2種大当たりのラウンドが終了してから、第1種大当たりのラウンドが実行され、以降においては、各大当たりのラウンドが交互に実行されるようになる。
以上の動作により、一方の大当たり中に他方の大当たりが発生した状態では、遊技者は、ラウンド毎に適切な打込み位置が変わることから、遊技に面白みを感じて熱中するようになる。
そして、上述のようにして第1種大当たりと第2種大当たりのラウンドが交互に行われている状態において、第1種大当たりの終了条件が成立したときは、CPU20は、図6に示す第1種大当たり処理において、第1大当たりフラグをオフする(S317)。従って、以後においては、第2大当たりフラグのみがオンしていることから、第2種大当たりのみが終了条件が成立するまで実行されるようになる。
一方、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に行われている状態において、第2種大当たりの終了条件が成立したときは、CPU20は、図7に示す第2種大当たり処理において、第2大当たりフラグをオフする(S417)。従って、以後においては、第1大当たりフラグのみがオンしていることから、第1種大当たりのみが実行されるようになる。
このような実施例によれば、第1種大当たりと第2種大当たりが同時に発生した状態では、第1種大当たりと第2種大当たりのラウンドを交互に実行するようにしたので、第1種大当たりと第2種大当たりが融合したような遊技状態を呈することができる。従って、第2種大当たりを第1種大当たりに優先して実行するだけの単調な従来例のものと違って、遊技者は、第1種と第2種とが融合した遊技に面白みを感じて熱中するようになり、趣向性を高めることができる。
しかも、第1種大当たりと第2種大当たりのラウンドが切替わる毎に、パチンコ玉を入賞させるための狙う位置が変わることから、遊技者の技術介入要素を最大限取入れることができ、遊技性を一層高めることができる。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
ラウンドの切替条件をパチンコ遊技機1の遊技状態で変更するようにしてもよい。具体的には、第1種大当たり中に第2種大当たり条件が成立した場合における液晶表示装置11の大当たり図柄が奇数の場合、1ラウンドずつ第1種大当たりと第2種大当たりとを入替えると共に、大当たり図柄が偶数の場合は、2ラウンドずつ第1種大当たりと第2種大当たりとを入替える。
大当たりの現在のラウンド数、或いは残りのラウンド数に応じてラウンドの切替条件を決定するようにしてもよい。
大当たりの例として第1種大当たり(所謂セブン機)及び第2種大当たり(所謂ハネモノ)を挙げたが、これに限られるものでなく、第3種パチンコ遊技機(所謂権利物)に適用する構成など、種々の組合せが考えられる。
第1スタート入賞口6を設けると共に、第2スタート入賞口7a及び7bを設けるようにしたが、1つのスタート入賞口を兼用した構成(当該スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて、第1種大当たりのための抽選動作及び第2種大当たりのためのハネ10bの短時間拡開動作が行われる構成)としても良い。
第2種大当たり中は液晶表示装置11による図柄変動を実行するようにしてもよい。
本発明の一実施例を示すパチンコ遊技機の概略的な正面図 複合役物を示す正面図 パチンコ遊技機の電気的構成を示す機能ブロック図 CPUの第1種通常処理を示すフローチャート CPUの第2種通常処理を示すフローチャート CPUの第1種大当たり処理を示すフローチャート CPUの第2種大当たり処理を示すフローチャート
符号の説明
1はパチンコ遊技機、6は第1スタート入賞口、7a,7bは第2スタート入賞口、8は大入賞口、9は複合役物、10はセンター役物、10bはハネ、10cはV入賞口、11は液晶表示装置である。

Claims (1)

  1. 入賞領域を囲んだ形態の枠状部の左右両側に常時において当該入賞領域を閉鎖するように配置された一対の羽根と、当該入賞領域の底部にパチンコ玉が通過可能な大当たり入賞口及びハズレ入賞口と、図柄を変動表示可能な液晶表示装置と、を備えたセンター役物と、
    パチンコ玉が入賞可能な第1スタート入賞口、第2スタート入賞口、及び開閉可能な大入賞口と、を遊技盤面に備え、
    前記第1スタート入賞口へ入賞したときに抽選動作を実行するとともに、その抽選動作の結果が大当たりであったときには前記液晶表示装置に大当たり図柄を変動表示することにより第1大当たり条件が成立して第1大当たり状態を発生する一方、
    前記第2スタート入賞口へ入賞したときに前記センター役物の一対の羽根の拡開動作を実行するとともに、その拡開動作中に前記入賞領域へ入賞したパチンコ玉が前記大当たり入賞口を通過することにより第2大当たり条件が成立して第2大当たり状態を発生し、
    前記第1大当たり状態が発生したときは前記大入賞口を開放するラウンドを繰り返す一方、前記第2大当たり状態が発生したときは前記センター役物が備える一対の羽根を開放するラウンドを繰り返すように構成されたパチンコ遊技機において、
    前記第1大当たり状態が発生している場合に前記第2大当たり条件が成立したときには、第1大当たり状態のラウンドと第2大当たり状態のラウンドとを所定のラウンド切替条件が成立する毎に順に切替えて実行することが可能であり、当該ラウンド切替条件を、前記液晶表示部に変動表示された大当たり図柄によって変更するように構成されたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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