JPH10234945A - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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- JPH10234945A JPH10234945A JP9057196A JP5719697A JPH10234945A JP H10234945 A JPH10234945 A JP H10234945A JP 9057196 A JP9057196 A JP 9057196A JP 5719697 A JP5719697 A JP 5719697A JP H10234945 A JPH10234945 A JP H10234945A
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Abstract
利になる状態の間を変更し遊技を興趣あるものに設定し
てなるパチンコ機にあって、上記変更の時期を遊技者に
おいて予測し難いようにすること。 【解決手段】 通常の入賞状態として設定される普通入
賞状態とこの普通入賞状態より遊技者にとって有利にな
る特別入賞状態とを設定してなるパチンコ機において、
前記普通入賞状態から前記特別入賞状態に移行する時期
を複数設定し、この複数の移行時期の中から抽選手段を
介して1つの移行時期を自動選出し、遊技者に前記移行
の時期の予測を困難にしたこと。
Description
確率が高まり遊技者にとって有利になる特別入賞状態と
を設定してなるパチンコ機に関する。
賞球の獲得を可能とするため遊技盤面に可変型の大入賞
装置が備えられている。通常この大入賞装置を備えたパ
チンコ機は打球が特定の入賞口に飛入したことを条件に
大入賞装置の入賞口に設ける扉を開放し短時間のうちに
大量の入賞を可能にするものとなっているが、遊技を一
層興趣あるものにするためその多くは遊技盤に設ける可
変表示装置と連動するものにしてこの装置の表示の組合
せにより大当り状態を設定し、大入賞装置の前記扉の開
放を行うようにしている。
と特別入賞球口とを備えて扉の開放後一定の時間開放を
継続し、或いは一定数の入賞球があるまでの開放を継続
する等条件を付して開放状態の継続を図り、この間に多
量の入賞を可能にしており、また上記特別入賞球口に飛
入することを条件に閉塞した扉を再開放して再び大当り
状態を続けられるようにしている。
関連の規則等諸条件に基づき10個の入賞球があるまで
とか、30秒経過するまでと言った条件の下で開閉する
ものになっている。そして、この1回の開放を通常1ラ
ウンドと称し、この開放時に前記特別入賞口に飛入する
ことによって継続される最大回数を10ラウンド、つま
り10回までの連続再開放を許す等大枠での制限を付け
ているのが普通である。この一連の開閉を「大当り」と
か「大当り状態」と称している。
態を出現させるための誘導手段となっており、この装置
には複数の表示状態が設定され、そのうちの幾つかを特
別表示状態として、この特別表示状態が出現したとき前
記大入賞装置を開放し、大当り状態を作るものとしてい
る。
る始動用入賞口に飛入したとき作動し、複数の図柄乃至
数字を表すドラム表示体或いはデジタル表示体(一般に
は3組)を回転する如く高速で移動させて予め定める組
合せにおいて例えば3つの図柄が揃ったり、或いは3つ
の数字が揃う等停止した時に図柄や数字が予め定める状
態に揃ったとき、これを「大当り」として前記大入賞装
置を開放するように仕組んでいる。
める確率、例えば300分の1とか350分の1と言っ
た確率で発生するように設定してあるのが普通である。
従って、1つの大当り状態が発生しこれが終了すると、
次の発生までは300分の1とか350分の1の確率の
下で遊技が進行することになる。この確率は決して高い
ものではなく、遊技者が遊技する中で大当りを達成する
ことなく終了してしまうこともしばしばあり、このため
遊技者が興趣を削がれることが多々ある。
了後、次の大当りになるまでの確率を変動するようにし
て一定の条件が満たされたとき例えば300分の1の状
態から50分の1の状態に変更する等途中で条件の確率
を変更する所謂確率変動のタイプや可変表示装置の作動
時間を短縮して遊技進行を早める所謂時短タイプの遊技
設定が行われるパチンコ機が提案されるようになった。
例えば特開昭64ー56084号公報記載の発明等がそ
の一例であり、現在これに類した多くの提案があり、実
用化されている。
パチンコ機の場合、大当り状態の終了後つまり大入賞口
の閉塞後、次に開放するまでの可変表示装置の大当り出
現の確率を例えば300分の1等とした普通確率状態、
つまり低確率状態から50分の1等とする特別確率状
態、つまり高確率状態に変更可能とするため遊技者に確
率変動に伴う可能性増大の大きな期待を与えるものとな
る。
型(や時短型)に係る従来のパチンコ機は確率変更にな
る時期と確率変更状態の継続長さが定型的であって一定
であり、それを遊技者が予測できる状態にあったことか
ら確率変更状態にあるときには遊技を続行するが、普通
確率状態に戻ると遊技を止めて他のパチンコ機へ移る等
遊技に集中せず遊技者自身の興趣を削ぐ等の問題があっ
た。またこれがため1台のパチンコ機に対する遊技者の
定着率が悪くなり、パチンコホールの営業にも悪影響を
与える問題があった。
を目的として開発さたもので、例えば前述したように大
当り終了後、略同時に確率変動状態、つまり特別入賞状
態に入る等その変更の時期が予め明らかであり、遊技者
がこの入賞条件の変更に対して予想を立てることが容易
であって興趣が削がれたことに鑑み、上記確率変動に移
行する時期、即ち特別入賞状態に移行する時期を不規則
なものにして大当り状態終了後いつの時期に状態が変更
するのかを不明にして期待感をもたせ、これにより従来
失われることのあった興趣を維持し高められるようにし
たパチンコ機を提供しようとするものである。
別入賞状態に移行したのちにおいて、その状態がどれだ
け継続するのかを一率にせず、特別入賞状態の解除時期
を不明確にしてこれによる緊張感と期待感をもたせて遊
技に一層の変化性を付けるようにしたパチンコ機を提供
しようとするものである。
成するため開発されたもので、その特徴とするところは
普通入賞状態と遊技者にとって有利になる特別入賞状態
とを設定してなるパチンコ機において、前記普通入賞状
態から前記特別入賞状態に移行する時期を複数設定し、
この複数の移行時期から1つの移行時期を抽選手段によ
って自動抽選し選出設定するようにしたパチンコ機を提
供することにある。
前記普通入賞状態から前記特別入賞状態に移行する時期
の選出決定に加え、該特別入賞状態から普通入賞状態に
戻る時期を複数設定し、1つの戻る(移行)時期を抽選
手段によって自動抽選してその時期を選出設定するよう
にしたパチンコ機を提供することにある。
述したパチンコ機において言えば、大当たり状態になる
確率が低確率状態にある時であり、また前記特別入賞状
態とは前記低確率状態から確率が変動して高確率状態に
なることである。これが所謂時短型の場合は可変表示装
置の作動停止時間が遅いとき普通入賞状態となり、作動
停止時間が早くなり大当たり状態の出現の機会が多くな
ったとき特別入賞状態となる。またこの他、普通入賞状
態として入賞時に一定賞球数が放出されるのに対して特
別入賞状態はその賞球数より多い賞球を放出する場合が
それに当たる。このように特別入賞状態は普通入賞状態
より遊技者に有利な状態をもたらすものである。
的に説明すると、例えば始動入賞口に入賞したことを条
件に複数の表示状態を可変表示する可変表示装置を備
え、この可変表示装置が予め定める特別表示状態を表し
大当り状態となったとき遊技盤面の大入賞装置を開放し
て予め定める時間の経過乃至予め定める数の入賞球があ
るまで該開放状態を維持し、また該大入賞装置に備える
特別入賞口に入賞することを条件に連続する開放を可能
とする一方、前記大当り状態終了後における前記可変表
示装置の特別表示状態となる確率を予め定める低確率状
態、つまり普通入賞状態から高確率状態、つまり特別入
賞状態に変更可能にしてなるパチンコ機にあって、該大
当り状態終了後における前記低確率状態から高確率状態
に確率を変動する時期を複数設定し、前記大当り状態と
なったとき1つの変動時期を抽選手段によって自動的に
抽選し、確率の変動時期を遊技者に報知しないようにし
て設定し、不規則に変更するようにしたことにある。
後低確率状態に戻る時期について複数の変更時期を設定
し、この設定を抽選手段によってその何れかを選出決定
して変更時期を遊技者にとって予測不能にしたパチンコ
機を提供せんとするものである。
機における場合、大当り状態の終了と共に次の大当りの
ための確率変動が開始されるよう設定されていたことか
ら遊技者がこれを予め予想してしまい期待感を小さくし
てしまっていたことに鑑み、大当り状態の終了後次の確
率変動に移行する時期の抽選を組入れ、必ずしも一定の
時期に確率変動に移行するものとの保証を与えず、これ
によって何時の時期に移行するかの緊張感を与えるもの
としたのである。また確率変動に移行したのちはその継
続の長さを同様に抽選に基づき種々異ならせて緊張感と
期待感を与え、遊技に変化を付けるようにしたのであ
る。
よって条件に変更が加えられることがあることを遊技者
に明らかにするが、抽選の決定は直ちに明らかにせず、
結果を出すことによって遊技者に知らせる方法を採るこ
とになる。特に高確率状態に移行したときは遊技者に大
当りの期待感を増大させる時期でもあるので、表示ラン
プの点燈或いは効果音等により知らせるようにするとよ
い。
る時期についての抽選と、高確率状態から普通確率状態
に戻る時期の抽選を組み合わせてセットしたものとして
説明する。つまり、抽選は先に実行される大当り状態の
終了の後次の確率変動に移行するまでの時間乃至時期の
抽選と、確率変動移行後に普通確率状態に戻るまでの時
間乃至時期の抽選とをセットにして実行することができ
る。そして、この時間乃至時期を複数組用意することに
よって変化に富む遊技を設定することができ、興趣を一
層増大させることができる。またこの2つの抽選は別々
に抽選してもよい。
前記抽選方式として0から49までの乱数テーブル、つ
まり所定周期で1つづつ更新していく無限ループカウン
タに係る乱数テーブルを設定して、これを0〜9,10
〜19,20〜29,30〜39,40〜49の様に5
グループに分割し、上記0〜9の第1分割範囲について
は可変表示装置の作動回数を10回続けたのち確率変動
に移行し、またこの確率変動は可変表示装置の作動回数
が50回繰り返されるまで続くものとし、また10〜1
9の第2分割範囲を抽出した場合には普通確率状態を5
0回続けたのち確率変動に移行し、この確率変動に移行
したのち前記可変表示装置の作動回数が80回カウント
すると普通確率状態に戻るようにする。
ら確率変動に移行するまでの可変表示装置の作動回数
(又は時間的長さ)と、確率変動後の普通確率状態に戻
るまでの作動回数(又は時間)を区分して複数組設定す
ると、遊技者には不規則に確率変動が開始され、終了す
るように表れ、確率変動の予測を不可能にして興趣を一
層高いものとすることができる。次に、本発明を実施例
に基づいて説明し、その特徴とするところを明らかにす
る。
正面図である。図中1は遊技盤、2は打球誘導用の外レ
ール、3は内レールで、4はこれら両レールによって囲
まれた遊技部5の中央上部に備えた可変表示装置、つま
り特別図柄表示装置であり、6はこの特別図柄表示装置
4を作動せしめる始動スイッチ7を内蔵する始動入賞
口、8はアウト球口9の直上に設定した大入賞装置であ
る。尚、図面には始動入賞口6等の位置関係を明瞭にす
るため障害釘を省略している。
示方式を採用し、縦方向に3列の1〜9までの数字を上
から下に向けて各個別に移動するように配置し、始動後
各列を順次個別に停止させることによって3列の数字合
せが行えるようにしてある。
直下にあって、図示しない障害釘に誘導されて移動する
打球を受け入れ、内蔵する始動スイッチ7をONし、信
号を発信して特別図柄表示装置4の各図柄を同時に始動
させる。
構成ブロック図である。この制御回路はICで構成され
るマイクロコンピュータであって、その中枢には制御動
作を所定の手順で実行するCPU10と、このCPU1
0の動作プログラムデータを格納するROM11と、必
要なデータの書込みと読出しが出来るRAM12とを有
し、更に前記始動スイッチ7等からの入力信号を受けて
CPU10に入力データを与える入力インターフェース
13、及び上記CPU10からの出力データを受けて外
部に出力する出力インターフェース14を有する。
部に電源を供給するための電源回路15、リセット信号
を入力するリセット回路16が接続する。尚、リセット
回路16にはCPUから周期的タイマカウンタによるパ
ルス信号及び電源回路15より電源供給状況をモニタす
る信号が入力される。
記始動入賞口6に入賞した球を4個まで記憶しているこ
とを点燈表示するLED表示装置17と、遊技盤面に備
えるランプ、例えばランプ風車やサイドランプ18a等
を点燈させるためのランプ表示装置18が接続し、更に
CPU10には音声データに基づいて音声信号を生成す
る音声回路19が接続し、アンプ20、スピーカー21
が接続して上記音声信号が増幅されスピーカーから音声
が発せられるようにしてある。
られる遊技の設定、つまり表示形態は自由であるが、こ
こでは3組の各列に表示する数字のうち3,5,7の3
種類の数字が横一線に揃って停止したとき、つまり
「3,3,3」や「5,5,5」の組合せが完成したと
き「大当り」とし、大入賞装置8の開放を促すようにし
て、これらの組合せの完成を特別図柄表示装置4の作動
回数において350分の1の確率に設定し、これを普通
確率として前記ROM11に記憶格納している。
動スイッチ7をONさせると、特別図柄表示装置4が作
動して図柄合せをすると同時に、上記確率の中で大当り
表示、つまり「3,3,3」や「5,5,5」の組合せ
を完成させ、大入賞装置8のソレノイド22に出力信号
を発信して扉23を開放することになる。
球の飛入を不能とし、開放時には前記ソレノイド22の
励磁によって横長の扉23を前方に向けて棚形をなすよ
うに開き、落下する打球を受け止めて横に広く開口する
入賞口に誘導するようにしてある。
ゾーンと称している特別入賞口24を設け、この入賞口
に続く入賞球通路(図示せず)に継続スイッチ25を、
そしてこの特別入賞口24を挟む左右に普通入賞口26
を設けて、この両普通入賞口26の入賞球通路と前記特
別入賞口24の入賞球通路の合流点の下流にこれら入賞
口に入賞した全ての入賞球を検出する通常10カウント
スイッチと称している検出スイッチ27を設けている。
よって例えば30秒間の開放とか入賞球10個までの開
放とか種々設定が可能であるが、ここでは検出スイッチ
27が10個の入賞球があるまで乃至30秒経過するま
で開放を継続するものとし、この間に特別入賞口24に
入賞があった場合、扉23が閉塞したのち再開放して再
び10個の入賞球があるまで乃至30秒が経過するまで
開放を継続するようにしてこの開放を最大16回繰り返
せるようにしている。
て特別図柄表示装置4が作動し、これが例えば350分
の1の確率で大当り状態となり、大入賞装置8が開放し
たり、この大入賞装置が一定の範囲で開放状態を継続し
この間に特別入賞口24に打球が入ると閉塞後再開放し
たり、更にはこの継続再開放が最大16回である等或る
制限の中で繰り返されること、等は遊技の設定として従
来から一般に実施されているものである。
(つまり普通確率状態)で出現するのでは変化に乏しい
ことから、一定の条件の下でその確率を高確率に変更
し、あるときには大当り状態を早期に出現可能にして遊
技者の興趣を高めるようにした遊技設定もまた従来から
実施されるところである。
るのを一般に「確率変動」と称しているが、この確率変
動は継続開放が終了して大入賞装置8の扉23が閉塞し
たとき、つまり大当り状態が終了したとき、予め設定し
た条件が満たされていることを条件に低確率状態、つま
り普通確率状態から高確率状態に変更するものであり、
従来この確率変動は大当り状態終了と同時に高確率状態
に変更するものとなっており、更にはこの高確率状態の
継続時間、長さが遊技者において予想できるものとなっ
ていた。
動、言い換えれば入賞条件に普通の状態と特別な状態と
を設定したとき、この両者間を移行する時期に色々の変
化を与えて遊技者が移行時期を予測するのを困難にして
遊技に対する興趣を増大させるようにしたパチンコ機に
ある。
ンコ機に実施した一例であり、ここでは前記大入賞装置
8の開放を伴う「大当り状態」が達成されたとき、次回
の大当りになるまでの確率を普通確率状態から高確率状
態に移行させるか否かを選択するために先ず第1次抽選
を行い、次にこの第1次抽選によって確率変動に移行す
ることが決定したとき第2次抽選を行う例について説明
している。
に確率変動に移行するのか、また確率変動後何時の時期
に普通確率状態に戻るのかの決定を行うもので、前記第
1次抽選によって確率変動に移行するか否かを抽選し、
この抽選で確率変動に移行することが選択されたとき、
この第2次抽選によって次にその時期と変動状態の継続
時間の選択とが行われる。尚、これらの抽選は遊技者に
知られないところで行われることになる。つまり抽選結
果を表示しないことになる。
について更に説明すれば、これには例えば所定周期で常
に1つづつ更新していく無限ループカウンタによる乱数
テーブルからの数字の選択によって行うことができる。
この乱数テーブルにおいて大当り終了後に確率変動に移
行するか否かの割合を例えば半々として、予め設定する
0〜9の数字のうち奇数を抽出したとき確率変動に移行
し、また偶数を抽出した場合には確率変動に移行しない
ものとすればよく、これを前記ROM11に記憶格納す
ればよい。
ない抽選が行われた場合にはそのまゝ予め設定する普通
確率状態において進行することになる。この状態におい
ても結果的には確率変動しないが、遊技者は何時確率変
動に移行するかどうか不明なので期待感をもって遊技を
行うことができる。一方、確率変動に移行するのと抽選
決定があった場合には大当り終了後何時の時期に移行す
るか、また何時の時期に戻るのかの第2次抽選が行われ
る。
る時期(突入時期)と変動が解かれて普通確率状態に戻
る時期は、時間を単位として設定してもよいが、ここで
は始動入賞口6に入賞することによって作動する特別図
柄表示装置4の作動回数によって決定している。
なく予測を不能にするため複数の選択肢を設定してい
る。尚、この抽選については大当り終了後確率変動に移
行する時期と、確率変動状態が解かれる時期を個別に設
定しても、また連動する関係で設定してもよい。
状態の場合350分の1とし、高確率状態の場合50分
の1に設定した。そして、この第2次抽選の方法として
0から49の乱数値からなる乱数テーブルを設定してこ
れを0〜9,10〜19,20〜29,30〜39,4
0〜49の5ブロックに区分し、第1のブロック0〜9
の第1区分については大当り終了から確率変動に移行す
るまでの特別図柄表示装置の作動回数Xを10回、高確
率状態から普通確率状態に戻るまでの作動回数Yを50
回とした。
0〜19の数値範囲を選出した場合には確率変動に移行
するまでの作動回数Xを50回、高確率状態における作
動回数Yを80回とし、更に第3区分については作動回
数Xが70回、Yが100回とし、第4区分は作動回数
Xが100回、Yが200回、第5区分は作動回数Xが
150回、Yが300回となるように設定した。
ルの区分範囲Rと、高確率状態に変動する時期(作動回
数X)と高確率状態が継続する範囲(作動回数Y)とを
表した表である。
遊技について説明すると、遊技の進行によって最初の大
当り状態、つまり大入賞装置8の扉23が開放し大当り
入賞状態が発生すると、これを契機に先ず第1次抽選が
行われる。ここで前記した乱数のうち確率変動に移行す
る奇数値の例えば「3」を抽出すると、次に前記第2次
の抽選に移行し、ここで0〜49の乱数値の抽選が行わ
れる。この抽選において例えば「12」が抽出される
と、第2区分の10〜19に当たることから、X=5
0,Y=80が決定することになる。
2」が抽出されると、大当り終了後50回の特別図柄表
示装置4の作動回数が記録されたのち普通確率状態(3
50分の1)から高確率状態(50分の1)に移行し、
次にこの高確率状態が前記表示装置4の作動回数80回
を経過したとき解消されて再び前記普通確率状態に戻る
ことになるのである。
れると、第4区分に当たることから確率変動までの特別
図柄表示装置4の作動回数は100回となり、確率変動
後普通確率に戻るのは200回作動したときと言うこと
になる。
設定し、5つの組合せを作って遊技者の予測を困難なも
のにしているが、区分の設定、範囲の設定は自由であ
り、遊技者に予測できないものとすればその効果を挙げ
ることができる。例えば、ここでは各区分の総数を違え
ているが、総数を例えば100にしてXを10としたと
きYを90とし、またXを40にしたときYを60とす
るようにして抽選の範囲を設定するようにしても、また
Yを一定回数にしてXだけを単独で抽選するようにして
もよい。また、この実施例ではXとYとを連動する形式
で設定しているが、個別に抽選を行ってもよい。
したフロー図である。図示されるように大当り状態とな
ると、先ず大当り決定時確率変動に移行するか否かの抽
選が行われる。ここで「変動せず(突入せず)」の決定
が出ると、大当り終了後「EXIT」に進み、ここで処
理を終了し普通確率状態のまま遊技が続行されることに
なる。他方、「変動する(突入する)」との決定が出る
と大当り終了後の表示装置4の作動回数がカウントさ
れ、その数によって第2次抽選によって決定したXの回
数が1つづつ減算され、例えば第1区分の抽出がされて
いた場合にはその数が10になったとき高確率状態に移
行することになる。
数が蓄積されて50回をカウントしたとき高確率状態が
解かれ普通確率状態に戻ることになる。図示するように
このXとYのそれぞれの設定回数が減算されている間に
大当りが発生すると、大当り処理が行われ、第2次抽選
によって選出設定されたX,Yの残余回数は全てリセッ
トされ再び第1次抽選に戻ることになる。尚、Xの減算
中における「大当り」は普通確率状態における大当りで
あり、Yの減算中の「大当り」は高確率状態においての
大当りである。従って、リセットされることによって高
確率状態の途中であっても有利な条件は消滅することに
なる。
である。特別図柄表示装置4の作動において特定図柄
(数字)の組合せが完成し大当りとなると、先ず前記第
2次抽選によるX,Yの作動回数が残っている場合、そ
の回数が全て「0」にリセットされ、次に第1次抽選が
行われることになる。
抽出されないとそのまゝ普通確率のまゝ遊技が進行する
ことになり、確率変動突入決定の乱数値が抽出されると
前記第2次抽選が実行され、XとYが決定し特別図柄表
示装置4の作動回数の蓄積に伴って高確率に移行し、し
かるのち普通確率状態に戻ることになる。そして、その
後大入賞口8の開閉処理が行われ、大当り処理が終了す
る。
行の条件を大当り達成時として、大当りから大当りへの
関連性を強めているが、この確率変動移行への条件はこ
れに限られず、遊技盤に設ける特別の入賞口に入賞した
ときとか、特別図柄表示装置における図柄の作動回数と
か、特定の図柄の出現、或いは遊技の経過時間等種々の
条件を採用することができる。その際、この条件成立を
表示装置を用いて表示するとよい。
の外に、遊技者に有利な状態を与える特典として、例え
ば特別図柄表示装置における図柄合せ、数字合せの時間
を通常時より早くして単位時間当たりの図柄変動回数を
増加させることにより実質的な確率の変動をなす場合
や、一定期間の賞球数の増加、可変入賞装置における開
閉扉の開放角度の増加、開放回数の増加、開放時間の増
加等種々の特典を設定することが可能であり、実施する
ことができる。
く説明において明らかな様に、大入賞装置が開放し、短
時間に多くの入賞が可能となり大量の賞球が放出される
所謂大当り状態が出現するように設定されると共にこの
大当り状態の出現が一定の確率(普通確率状態)で実現
されるよう設定され、また特別な条件が達成されたとき
上記一定の確率が更に高確率(高確率状態)に変動し遊
技者にとって有利な遊技状態が出現するよう設定された
パチンコ機にある場合、上記高確率に移行するか否かを
第1次の抽選によって行うことの外、ここで次にこの抽
選で高確率状態に移行するとの抽選があったとき、第2
次抽選によって高確率への変動時期の決定を行い、また
これとは別に或いは一緒に前記一定確率状態へ戻る時期
とを抽選し実行することを通して普通入賞状態から特別
入賞状態への移行、或いはその逆の移行の選出設定を遊
技者の知らない間に行って確率変動の予測を困難にし期
待感を高めるようにしたパチンコ機を提供するものであ
る。
第1次,第2次の抽選結果を予め遊技者に知らせないこ
とによって興趣を高めるものとしているが、第2次抽選
の結果から普通確率状態から高確率状態に移行すると
き、更には移行した場合には表示ランプの点滅や効果音
の発生表示装置に表示することによって遊技者に知らせ
るようにすると逆に効果を高めることができる。
機において、普通確率状態から高確率状態に移行したの
ちこれが終了したとき、次に再び高確率状態に戻るか否
かの第1次抽選を設定する場合について説明している
が、この第1次抽選を外して第2次の抽選のみを実施し
ても初期の効果を得ることができることは言うまでもな
い。
ある普通確率状態から特別入賞状態である高確率状態に
移行する時期を複数種類設定してこれを抽選すること、
次に上記高確率状態から普通確率状態に戻る時期を複数
種類設定してこれを抽選することを同時に行うものとし
たが、個別に抽選することは勿論のこと、前者の抽選の
みをおこなうようにしても本発明を有効に実施すること
ができること前述した通りである。
発明によれば第1次抽選及び第2次抽選を通すことによ
って大当り終了後、確率変動に移行するか否かが不明で
あることから遊技者にとって興趣を高めることとなると
共に、前記第2次抽選によって確率変動に移行すること
が決定したのちにおいては何時の時期に移行し、また何
時の時期に戻るかが全く不明であることから遊技者は確
率変動を事前に予測することが極めて困難となる。従っ
て大当り終了後においても遊技者がパチンコ機を直ちに
離れ、他の機械に移って定着率を悪くすることがなく、
ホール全体の稼働率を平均化することができると共に、
遊技者は確率変動が予測困難となるため常時ある種の緊
張感を得ることができ、その出現を期待して遊技を飽き
ることなく続けられる利点がある。
ック図。
Claims (3)
- 【請求項1】 普通入賞状態と、前記普通入賞状態より
遊技者にとって有利になる特別入賞状態とを設定してな
るパチンコ機において、前記普通入賞状態から前記特別
入賞状態に移行する時期を複数設定し、この複数の移行
時期の中から抽選により1つの移行時期を選出し設定す
るようにしたことを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、普通入賞状態
から特別入賞状態に移行する時期の選出設定に加え、該
特別入賞状態から該普通入賞状態に戻る時期を複数設定
してこれを抽選し、1つの戻る時期を選出設定するよう
にしたことを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項3】 普通入賞状態と、前記普通入賞状態より
遊技者にとって有利になる特別入賞状態とを設定してな
るパチンコ機において、前記普通入賞状態から前記特別
入賞状態に移行したのち、該特別入賞状態から該普通入
賞状態に戻る時期を複数設定してこれを抽選し、1つの
戻る時期を選出設定するようにしたことを特徴とするパ
チンコ機。
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