JP2006149777A - 弾球遊技機、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】確率変動状態本来の趣旨を残した上で、「大当たり」状態後の確率変動状態へ移行する契機を増やす。
【解決手段】当たり判定部で当たりとなる場合、「大当たり」状態へと移行する。前記当たりが通常当たりの場合には、各ラウンドの開始から有効時間が経過するまでの間に得点決定用ボタンが操作された場合や有効時間が経過した場合に、ラウンドで付与する得点が決定される。この決定はラウンド毎に行われ、「大当たり」状態中に付与された総得点PAを算出し、基準値P0との比較を行う。この比較でPA≧P0となる場合には、「大当たり」状態後、確率変動状態へと移行させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機、プログラム及び記憶媒体に関するものである。
現在、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機の多くは、スタートチャッカーと呼ばれる特定入賞口に遊技球が入って入賞する、所謂始動入賞することを契機として、スタートチャッカーへの1回の入賞毎に1回の移行抽選(乱数値の抽出、及び抽出された乱数と判定テーブルとを照合して当たりか否かの判定)を行い、この移行抽選の抽選結果が当たりとなる場合に、遊技者に有利な遊技状態(特別遊技状態)に移行するようになっている。
この遊技者に有利な遊技状態は、一般に「大当たり」状態と呼ばれている。「大当たり」状態になるとアタッカと呼ばれる変動入賞装置の可動物が開放され、例えば、可動物が開放されてから30秒経過するか、開放された可動物の奥に設けられた複数の入賞領域に遊技球が10個入賞すると可動物の開放が終了する。そして、この可動物の開放時に、上述した複数の入賞領域の1つとして設けられた継続入賞領域に遊技球が入賞することで継続条件が満足され、開放終了条件が満たされることによって閉じたアタッカの可動物が再度可動物が開放されることになる。なお、「大当たり」状態中、この可動物が開放されてから閉じるまでを1ラウンドとすると、最大15ラウンド行われる。なお、アタッカは、遊技盤面上を流下していく遊技球が入賞し易い構造となっているので、「大当たり」状態に移行されると、遊技者はアタッカへの入賞によって、多くの賞球を獲得することができる。
最近では、通常遊技状態の遊技や、「大当たり」状態の遊技の他に、移行抽選で当たりとなる確率が通常遊技状態の遊技に比べて高くなる、所謂確率変動状態(確変通常遊技状態)を備えたパチンコ機が提供されている(特許文献1)。例えば、確率変動状態に移行するか否かの決定は始動入賞したときに行われ、確率変動状態に移行する場合には、「大当たり」状態の終了後に、確率変動状態に移行する。上述したように、確率変動状態の遊技では、移行抽選で当たりとなる確率が通常状態に比べて高くなり、再度「大当たり」状態に移行し易くなる。このため、「大当たり状態」が連荘して行われる可能性があり、遊技者に対して「大当たり」状態の連荘に対する期待感、或いはさらに多くの賞球を獲得できるという期待感を与えることになる。
特開2003−275406号公報
しかしながら、確率変動状態に移行させるか否かの決定の契機は、遊技球がスタートチャッカーに入賞したときだけであり、さらに移行抽選で当たりとなった後は確率変動状態を獲得することができないため「大当たり」状態中の遊技が単調となる上に、もともと確率変動状態を行う機会が少ないという問題がある。それを解消すべく例えば通常遊技状態で、スタートチャッカーや、入賞チャッカー等に入賞した場合等の特定の条件が成立した場合に確率変動状態に移行させるか否かの抽選を行って、その抽選で当たりとなる場合に確率変動状態に移行させることが考えられる。この場合、確率変動状態に移行する契機が増えるため、結果的に移行抽選で当たりとなる、つまり「大当たり」状態へ移行する契機が増えることになるが、「大当たり」状態が得られた場合に、「大当たり」状態を連荘させる特典として確率変動状態があるという本来の趣旨から外れてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、確率変動状態本来の趣旨を残した上で、「大当たり」状態後の確率変動状態へ移行する契機を増やすことで、遊技に対する興趣を高めることができるようにした弾球遊技機、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、通常遊技状態と、この通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態とで遊技が可能であり、遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行い、この移行抽選で当たりが得られたときに特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段を備えた弾球遊技機において、前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果のそれぞれに対して付与する得点を決定する得点抽選手段と、前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、前記特別遊技状態が終了したときに、前記得点計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常遊技状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段とを備えたことを特徴とする。なお、特別遊技状態終了後に与えられるとは、特別遊技状態が終了した直後に与えられるということの他に、特別遊技状態が終了してから、しばらくして与えられることを含むものとする。
また、遊技球を入賞させる開位置と、遊技球を入賞させない閉位置との間で移動する可動物を備えた変動入賞装置と、前記特別遊技状態が開始されることによって前記可動物を閉位置から開位置へと移動させ、開成終了条件が満足されたときに前記開位置にある可動物を前記閉位置へと移動させるとともに、前記継続条件が満足されることによって、前記開位置から閉位置に移動した可動物を再度開位置へと移動させる可動物制御手段とを備え、前記得点抽選手段は、前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、或いは前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に抽選を行うことが好ましい。
また、前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、又は前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に、操作部材の操作を有効とする操作有効期間を設け、前記操作部材が前記操作有効期間内に操作されたときに、前記得点抽選手段による抽選が行われることが好ましい。
また、前記比較判定手段による比較結果に応じて移行した確変通常遊技状態の期間は、前記得点計数手段によって計数された総得点に応じて変動されることが好ましい。
また、本発明のプログラムとしては、通常遊技状態で遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行う手段と、この移行抽選で当たりが得られたときに通常遊技状態から該通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段との他に、前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果のそれぞれに対して付与する得点を決定する得点抽選手段と、前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、前記特別遊技状態が終了したときに、前記得計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
また、使用する記憶媒体は、上記記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることができるものである。
本発明の遊技機によれば、通常遊技状態と、この通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態とで遊技が可能であり、遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行い、この移行抽選で当たりが得られたときに特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段を備えた弾球遊技機において、前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果のそれぞれに対して付与する得点を決定する得点抽選手段と、前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、前記特別遊技状態が終了したときに、前記得点計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常遊技状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段とを備えたから、遊技に対する興趣を遊技者に与えることができる。
また、従来の遊技機においては、当たりかハズレかの移行抽選の結果に基づいて確率変動状態に移行する権利を獲得できるか否かが決定されるため、ギャンブル的要素が高いものとなっていたが、本発明においては、確率変動状態に移行できる権利を獲得できるか否かは、特別遊技状態における複数回の抽選で得られる総得点次第で決定されるため、特別遊技状態中に得られる得点に応じた遊技の進行を要求されることになり、特別遊技状態中に新たな遊技性を盛り込むことができる。
また、遊技球を入賞させる開位置と、遊技球を入賞させない閉位置との間で移動する可動物を備えた変動入賞装置と、前記特別遊技状態が開始されることによって前記可動物を閉位置から開位置へと移動させ、開成終了条件が満足されたときに前記開位置にある可動物を前記閉位置へと移動させるとともに、前記継続条件が満足されることによって、前記開位置から閉位置に移動した可動物を再度開位置へと移動させる可動物制御手段とを備え、前記得点抽選手段は、前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、或いは前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に抽選を行うから、特別遊技状態における新たな遊技性を持たせることができるとともに、遊技者に、遊技に参加しているという実感を持たせることができる。
また、前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、又は前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に、操作部材の操作を有効とする操作有効期間を設け、前記操作部材が前記操作有効期間内に操作されたときに、前記得点抽選手段による抽選が行われるから、特別遊技状態に新たな遊技性を持たせることができるとともに、遊技に参加しているという実感を遊技者に植え付けることで、遊技に対する興趣を高めることができる。また、抽選の契機を遊技者の操作に委ねることが可能となり、確率変動状態に移行できる権利や、確率変動状態に関わる移行期間の長さを遊技機側で決定し、この決定に基づいて確率変動状態を付与するのではなく、遊技者の技量を加味することによって決定された移行期間の確率変動状態を付与することができるようになる。
例えば前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間に、操作有効期間を設けた場合には、可動物へと入賞させるための遊技球の打ち出し操作と、操作部材の操作とを両立して行うため、操作が複雑になることから高い技量を遊技に要求することが可能となる。一方、前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間に操作有効期間を設けた場合には、可動物へと入賞させるための遊技球の打ち出し操作と、操作部材の操作とを交互に行うことで迅速且つ的確な操作を行わせることになり、特別遊技状態を間延びせずに行わせることができるとともに、素早い判断力を遊技者に要求することができる。
また、前記比較判定手段による比較結果に応じて移行した確変通常遊技状態の期間は、前記得点計数手段によって計数された総得点に応じて変動されるから、確率変動状態自体を多様化することができ、遊技性に幅を持たせることができる。また、確率変動状態に移行できる権利や、確率変動状態に関わる移行期間の長さを遊技機側で決定し、この決定に基づいて確率変動状態を付与するのではなく、遊技者の技量を加味することによって決定された移行期間の確率変動状態を付与することができるようになる。
図1に、本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。このパチンコ機2は、通常の遊技を行う通常遊技状態、該通常遊技状態の遊技よりも入賞が得やすくなり、結果的に遊技における出玉率が高くなる「大当たり」状態(特別遊技状態)の他に、「大当たり」状態が終了した後に与えられ、後述する図柄表示装置25における変動表示が100回行われる間等の所定期間の間、「大当たり」状態への移行確率が高くなる確率変動状態(確変通常遊技状態)を備えている。
このパチンコ機2は、基体となる本体部材3に、上部扉4及び下部扉5からなる2枚の前面扉6が本体部材3に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉4の中央には開口4aが設けられており、この開口4aは上部扉4の裏側に取り付けられるガラス7等の透光性を有する部材により遮蔽される。なお、上部扉4が閉じている状態では、遊技の際に遊技領域21(図2参照)を流下する遊技球や、遊技領域21に設けられた構造物は、上記開口4aを遮蔽するガラス7を介して視認される。なお、符号8は、本体部材3を遊技場等に固定するための固定枠である。
下部扉5には、供給皿10、操作ハンドル11、得点決定ボタン(操作部材)12等が設けられる。供給皿10には、遊技を開始する際に遊技球が供給される他に、遊技領域21を流下する遊技球が、遊技領域21に設けられた入賞領域のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としての遊技球が受容される。なお、符号13は払出し口であり、この払出し口13を介して、賞球としての遊技球が払い出される。
操作ハンドル11は、遊技を行う際に操作される。この操作ハンドル11を操作すると、内部に設けられた打出し用ボリューム72(図4参照)の出力値が変化し、発射装置71(図4参照)における遊技球の打ち出し強さが変化する。
得点決定ボタン12は、アタッカ33(図2又は図3参照)が開放されてから予め設定された時間(例えば15秒間)、その操作が有効となる。この有効時間(操作有効時間)内に得点決定ボタン12が操作されることによって、「大当たり」状態中のラウンド毎に付与される得点が決定される。
図2に示すように、上部扉4を開けると、ガイドレール20等によって囲まれた遊技領域21が露呈される。この遊技領域21のほぼ中央には、センター役物22が設けられる。図3に示すように、センター役物22のほぼ中央には、図柄表示装置25が配設される。この図柄表示装置25は、スタートチャッカー(始動口)31に遊技球が入った場合に図柄の変動表示を行い、所定の変動表示の後に図柄の停止表示を行うことで当たり判定部48(図4参照)における判定の結果を遊技者に報知する。
また、この図柄表示装置25は、上述した図柄の変動表示及び停止表示を行う他に、大当たり状態において可動するアタッカ33の開放回数の表示や、各ラウンド中に得られた総得点等を表示する。なお、各ラウンド中に得られた総得点は、図3中二点鎖線で示す領域25aに表示される。
遊技領域21には、上述したセンター役物22が配置される他、図示しない障害釘や風車、通過チャッカー30、スタートチャッカー31、入賞チャッカー32や、後述するアタッカ33と呼ばれる開閉式の可動物を備えた変動入賞装置等の構造物が設けられる。なお、符号34はアウト口であり、スタートチャッカー31、入賞チャッカー32或いはアタッカ33に入賞しなかった遊技球を回収するためのものである。
アタッカ33は、「大当たり」状態に移行するとアタッカ33に設けられた可動物が開放され、例えば30秒経過するか、或いはアタッカ33の内部に設けられた一般入賞領域及び継続入賞領域(図示せず)に例えば10個の遊技球が入賞するかの何れか一方の開放終了条件を満足することによって、その開放が終了する。本実施形態では、アタッカ33に設けられた可動物が開放されてから閉じるまでの期間を1ラウンドとして説明する。そして、アタッカ33の開放時に、継続入賞領域に遊技球が入賞することによって継続条件が満足され、一旦アタッカ33が閉じた後に、再度開放される。この「大当たり」状態中のラウンド数は、例えば15ラウンドを上限として設定され、15ラウンドが終了すると、「大当たり」状態が終了する。なお、継続条件を、継続入賞領域に遊技球が入賞することとしたが、これに限定する必要はなく、例えば、10個の遊技球がアタッカ33の内部に設けられた入賞領域に入賞することを継続条件としてもよい。
図4に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に遊技制御部40におけるマイクロコンピュータによって管制される。遊技制御部40は、CPU40a及びROM40b及びRAM40cから構成されている。
CPU40aは、制御部(特別遊技移行手段、確率変動手段)45、第1乱数抽出部(確率変動手段)46、第2乱数抽出部(得点抽選手段)47、当たり判定部(確率変動手段、決定手段)48、付与得点決定部(得点抽選手段)49、得点計数部(得点計数手段)50、比較判定部(比較判定手段)51、操作有効時間用タイマ52等を備えている。制御部45は、ROM40bに記憶されている遊技制御プログラムに基づいてパチンコ機2の遊技状態を制御する。
第1乱数抽出部46は、乱数の更新処理を行うとともに、遊技球がスタートチャッカー31に入賞した時点での乱数を抽出し、制御部45に出力する。これを受けて、制御部45は、図柄表示装置25における図柄の変動表示が行われているか否かを判定し、図柄の変動表示が行われている場合には、その乱数をRAM40cに記憶する。一方、図柄表示装置25における図柄の変動表示が行われていない場合には、当たり判定部48を作動させる。
第2乱数抽出部47は、第1乱数抽出部46と同様に乱数の更新処理を行うとともに、例えば「大当たり」状態中のラウンド毎に設定された有効時間内に、得点決定ボタン12が押圧操作された場合、或いは得点決定ボタン12の押圧操作がされないまま有効時間が経過した場合のいずれか一方の条件が満足されたときに乱数を抽出する。
当たり判定部50は、図柄表示装置25における図柄の変動表示が行われていない場合、或いは図柄表示装置25における停止表示が終了した後にRAM40cに記憶された乱数がある場合のいずれかの場合に作動し、ROM40bに記憶された第1判定テーブル60、或いは第2判定テーブル61のいずれか一方を用いて、第1乱数抽出部46にて抽出された乱数が当たりか否かを決定する。また、上記乱数が当たりとなる場合には、この当たりが通常当たりか、上述した確率変動状態を付与する確変付き当たりかを決定する。この判定結果に基づいて、制御部45は、変動パターンテーブル62から図柄表示装置25に表示させる図柄の変動パターンを決定するとともに、図柄テーブル63を参照して変動表示後に停止表示させる図柄を決定する。以下では、図柄表示装置25に変動表示される図柄を「0」〜「9」までの10個の図柄とし、停止表示される図柄を3個の図柄として説明する。
例えば当たり判定部48で確変付き当たりとなる場合には、図柄「3」や「7」のいずれか一方が選択され、例えば「3−3−3」や「7−7−7」のように、選択された図柄が3個揃った状態で停止表示される。この場合、制御部(特別遊技移行手段)45は、遊技球がスタートチャッカー31に入賞した時の遊技状態(通常遊技状態、或いは確率変動状態)から「大当たり」状態へと移行させる。「大当たり」状態が終了すると、制御部(確率変動手段)45は、「大当たり」終了後の遊技状態を確率変動状態に移行させる。
また、当たり判定部48で通常当たりとなる場合には、図柄表示装置25に停止表示される図柄は、例えば図柄「3」、「7」以外の数字から1つの図柄が選択され、例えば「0−0−0」や「6−6−6」のように、選択された図柄が3個揃った状態で停止表示される。この場合も、確変付き当たりの場合と同様に、制御部45は、遊技球がスタートチャッカー31に入賞した時の遊技状態(通常遊技状態、或いは確率変動状態)から「大当たり」状態へと移行させる。なお、この場合、「大当たり」状態が終了すると、制御部45は、遊技状態を通常遊技状態へと移行させる。
一方、当たり判定部48でハズレとなる場合には、図柄表示装置25に停止表示される図柄は例えば「1−7−7」や、「2−4−7」のように、同一の図柄が3個揃わないように停止表示される。
第1判定テーブル60は、遊技状態が通常遊技状態である場合に用いられ、第2判定テーブル61は、遊技状態が確率変動状態である場合に用いられる。なお、第2判定テーブル61は、確変付き当たりと通常当たりとを含めた当たりとなる確率が第1判定テーブル60よりも高くなるように乱数の振り分けが行われている。なお、第1判定テーブル60及び第2判定テーブル61における通常当たりと確変付き当たりとに対する乱数の振り分けについては、ここでは詳細については記載しないが、適宜設定してよいものとする。
付与得点決定部49は、第2乱数抽出部47で抽出された乱数と、得点判定用テーブル64とを用いて、各ラウンドで付与する得点を決定する。本実施形態では、付与される得点を+1、−1の2種類とし、得点判定用テーブル64における乱数の振り分けは、これら2種類の得点に対して行われているものとする。この付与得点決定部49は、当たり判定部48で通常当たりであることが判定され、その通常当たりによって移行する「大当たり」状態中に作動される。
得点計数部50は、付与得点決定部49で決定された各ラウンドで付与される得点を計数(加算或いは減算)するために設けられる。この得点計数部50において計数された総得点PAは、一旦RAM40cに記憶される。この得点計数部50において計数された総得点PAは、「大当たり」状態中の1ラウンド終了後から次のラウンド開始までの間、図柄表示装置25の表示領域25aに表示される。
比較判定部51は、「大当たり」状態中の最終ラウンド、つまり15ラウンド目で付与される得点が付与得点決定部49において決定され、且つ該得点が得点計数部50によって計数された後に作動し、「大当たり」状態中の各ラウンドで付与された総得点PAと予め設定された基準値P0とを比較し、「大当たり」状態後に確率変動状態を付与するか否かを決定する。この比較判定部51で前記総得点PA>基準値P0(=0)となる場合には、制御部45は、「大当たり」状態が終了した後に与えられる所定期間における通常遊技状態を確率変動状態とする。なお、所定期間とは、図柄表示装置25における図柄の変動表示が例えば100回行われるまでの期間とする。
有効時間用タイマ52は、各ラウンドの開始から例えば15秒経過するまでを計時するためのものである。制御部45は各ラウンド開始とともに、有効時間用タイマ52を作動させるとともに、得点決定ボタン12の操作(付与得点抽選用スイッチセンサ95からの出力信号)を有効とする。なお、制御部45は、有効時間用タイマ52を作動させると同時に、図柄制御装置100を介して図柄表示装置25に有効時間の表示を行わせる。
ROM40bには、上述したテーブルの他に、遊技制御プログラムや払出し制御プログラム等の制御プログラムが所定の領域に格納されており、これらはCPU40aなどによって適宜用いられる。
RAM40cは、ワーキングエリアとなっており、毎回の遊技ごとに利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。また、上述したように、図柄表示装置25における図柄変動中に抽出された乱数や、上述したフラグを一時記憶する。
発射制御装置70は、操作ハンドル11が操作されたことに応答して、発射装置71を作動させる。打出し用ボリューム72は、操作ハンドル11の操作量によって、その出力値が変化する。この打出し用ボリューム72からの出力を受けて、発射制御装置70は、打出し用ボリューム72の出力値に応じた打ち出し強さとなるように発射装置71の制御を行う。
払出制御装置85は、スタートチャッカー31、入賞チャッカー32及びアタッカ33に入賞した場合に作動する。そして、払出制御装置85は払出装置86を作動させて、入賞に合わせた所定数の遊技球を賞球として供給皿10へと払い出す。なお、符号87は、アタッカ33の駆動を行う可動物駆動装置であり、この可動物駆動装置87は、例えばソレノイド等から構成され、制御部(可動物制御手段)45からの駆動制御信号を受けて、アタッカ33の開閉動作を実行する。
遊技制御部40には、スタートチャッカー31に設けられた始動入賞球検知センサ90、入賞チャッカー32に設けられた通常入賞球検知センサ91、アタッカ33に設けられた一般入賞球検知センサ92及び継続入賞球検知センサ93からの信号が入力される。制御部45は、これら入力された信号に基づいて上述した払出制御装置85に賞球信号を出力すると共に、図柄制御装置100、ランプ制御装置101及び音声制御装置102に対して図柄変動信号等の演出信号を出力する。また、付与得点抽選用スイッチセンサ95からの信号を受けて、前記第2乱数抽出部47を作動させる。
図柄制御装置100は、遊技制御部40からの図柄変動信号を受けて、図柄表示装置25における図柄の変動表示及び停止表示時の図柄の表示制御を行う。遊技制御部40において予め変動パターンが決められており、この変動パターンが終了するタイミングで遊技制御部40から図柄確認信号が図柄制御装置100に出力される。この図柄確認信号に基づいて、図柄制御装置100は、実際に停止表示された図柄と、遊技制御部40で決定された図柄とが一致しているか否かの確認を行う。
ランプ制御装置101は、制御部45からの出力信号を受けて、遊技の際の演出として、前面扉5に設けられた枠扉側電飾111や、遊技盤4に設けられた盤面側電飾112の発光制御を行う。また、音声制御装置102は、制御部45からの出力信号を受けて、本体部材3や前面扉6に設けられたスピーカ120等の出力制御を行う。
次に、本発明のパチンコ機の作用について、図5及び図6のフローチャートを基に説明する。供給皿10に遊技球を供給した後に、遊技者は、遊技者自身が意図する打ち出し強さになるように操作ハンドル11を操作し、遊技球の打ち出しを開始する。打ち出された遊技球は、図示しない障害釘や、センター役物22の外壁面等に弾かれながら遊技領域21を流下していく。そして、通過チャッカー30を遊技球が通過すると、スタートチャッカー31に設けられた可動物(以下、電動チューリップ)を可動させるか否かの抽選が行われ、その抽選で当たりを得た場合には、電動チューリップが所定時間開放される。なお、通過チャッカー30を通過した遊技球は、再び障害釘によって弾かれながら遊技領域21を流下し、入賞チャッカー32に入賞するか、アウト口34によって回収される。
遊技領域21を流下する遊技球が入賞チャッカー32に入賞すると、この入賞に対する賞球が払出口13から払い出される。また、遊技球がスタートチャッカー31に入賞すると、始動入賞球検知センサ90から検知信号が出力される。これを受けて、第1乱数抽出部46は、更新されている乱数から検知信号が出力された時点での乱数を抽出し、制御部45に出力する。制御部45は当たり判定部48を作動させ、第1乱数抽出部46によって抽出された乱数と、ROM40bに記憶された第1判定テーブル60とから抽出された乱数が当たりか否か、また当たりの場合には、その当たりが通常当たりか、確変付き当たりかの決定を行う。そして、これら決定をRAM40cに一時記憶する。同時に、制御部45は、変動パターンテーブル62及び図柄テーブル63を参照して、当たり判定部48の決定に基づいた変動パターン及び停止図柄を決定する。
これらが決定されると、制御部45は、図柄制御装置100、ランプ制御装置101及び音声制御装置102に演出信号を出力する。例えば図柄制御装置100には、決定された図柄信号及び変動パターン信号が入力されるので、図柄表示装置25には、入力された変動パターン信号に基づいた図柄の変動表示が行われた後に、図柄信号に基づいた図柄が停止表示されることになる。
例えば、当たり判定部48でハズレとなる場合、図柄表示装置25には変動パターンに基づいた図柄の変動表示が行われた後、例えば「1−7−3」等の異なる3つの図柄の組み合わせによる停止表示、又は「2−2−1」等の同一の図柄が2個と、異なる図柄1個との図柄の組み合わせによる停止表示のいずれか一方が行われる。この停止表示が行われた後、制御部45はRAM40cを参照し、記憶された乱数があるか否かを判定する。そして、RAM40cに記憶された乱数がある場合には、当たり判定部48を作動させ、第1判定テーブル60を用いた当たり判定を行う。
一方、当たり判定部48で確変付き当たりとなる場合、図柄表示装置25には変動パターンに基づいた図柄の変動表示が行われた後、例えば図柄「3」又は「7」のいずれか一方の図柄を用いた停止表示(「3−3−3」又は「7−7−7」)が行われる。また、当たり判定部48で通常当たりとなる場合、図柄表示装置25には変動パターンに基づいた図柄の変動表示が行われた後、図柄「3」及び「7」を除く図柄から1つの図柄を選択し、例えば「1−1−1」や「2−2−2」等の停止表示を行う。これら場合、制御部45は、遊技状態を通常遊技状態から「大当たり」状態へと移行させる。
「大当たり」状態に移行すると、制御部45は、可動物駆動装置87を介してアタッカ33を閉位置から開位置へと移動させ、1ラウンド目を開始させる。アタッカ33が開放されると、内部に設けられた一般入賞領域及び継続入賞領域に遊技球を入賞させることができるようになる。
当たり判定部48で通常当たりとなる場合には、制御部45は、1ラウンド目の開始とともに、操作有効時間用タイマ52に有効時間の計測を開始させるとともに、図柄制御装置100を介して図柄表示装置25に有効時間の表示を行う。
図柄表示装置25に有効時間が表示されている間に、遊技者が得点決定ボタン12を操作すると、付与得点抽選用スイッチセンサ95がオンとなり、制御部45にオン信号が出力される。これを受けて、第2乱数抽出部47が作動され、オン信号が入力された時点の乱数を抽出する。付与得点決定部49は、抽出された乱数と得点判定用テーブルとから、そのラウンドにおいて付与する得点を決定する。付与得点決定部49にて決定された得点はRAM40cに一時記憶されるとともに、得点計数部50に出力される。計数された総得点がRAMに記憶される。なお、1ラウンド目に付与される得点が「+1」の場合は、計数される得点は、「1」、総得点PAは「1」である。
なお、有効時間が経過しても得点決定ボタン12が操作されなかった場合、操作有効時間用タイマ52から信号が出力され、この出力された信号に基づいて、第2乱数抽出部47における乱数の抽出、及び付与得点決定部49における付与する得点の決定処理が行われる。なお、図柄表示装置25における有効時間の表示は、有効時間の経過後、その表示が停止される。
そして、複数の入賞領域に例えば10個入賞するか、アタッカ33の開放時間が30秒経過すると、開成終了条件が満たされることになり、アタッカ33が開位置から閉位置へと移動して1ラウンド目が終了する。なお、アタッカ33が開位置にあるときに、継続入賞領域に遊技球が入賞すると、継続条件が成立したことになり、閉位置に移動したアタッカ33が再度開位置に移動し、2ラウンド目が開始される。なお、1ラウンド目が終了し、2ラウンド目が開始される場合には、制御部45はRAM40cに記憶された、1ラウンド目に付与された得点、及び総得点PAを、図柄制御装置100を介して図柄表示装置25の領域25aに表示する。
そして、2ラウンド目が開始されると、1ラウンド目と同様に、得点決定ボタン12の操作が行われる、或いは有効時間が経過すると、第2乱数抽出部47は乱数の抽出を行い、また付与得点決定部49は抽出された乱数と得点判定用テーブル64とから付与する得点を決定する。得点計数部50は、RAM40cに記憶された1ラウンド目の得点と、2ラウンド目の得点とを加算する。例えば、2ラウンド目に付与する得点が「−1」の場合、2ラウンドまでの総得点は「0」となる。
同様にして、各ラウンド中に継続条件を満足した場合には、次のラウンドが引き続き行われていく。そして、最終となる15ラウンド目が開始され、14ラウンド目までと同様に、得点決定ボタン12の操作が行われる、或いは有効時間が経過すると、第2乱数抽出部47における乱数の抽出が行われた後に、付与得点決定部49は抽出された乱数を用いて、そのラウンドで付与する得点を決定する。付与得点決定部49で決定された得点は、得点計数部50に送られ、1〜14ラウンドの総得点と、15ラウンド目の得点が計数される。得点計数部50で15ラウンド目までの総得点PAが計数されると、制御部45は比較判定部51を作動させる。比較判定部51は、15ラウンド目までの総得点PAと基準値P0との比較判定を行う。
例えば「大当たり」状態における総得点PAと基準値P0とを比較して、PA<P0となる場合には、条件を達成していないものと判定し、その判定信号を制御部45に出力する。また、PA≧P0(=0)となる場合には、条件を達成しているものと判定し、その判定信号を制御部45に出力する。
そして、15ラウンド目が終了すると、「大当たり」状態が終了となり、図柄表示装置25には、「大当たり」状態が終了した旨の表示が行われる。その後、制御部45は、比較判定部51からの信号をもとに、遊技状態を移行させる。例えば、条件を達成している場合には、制御部45は、遊技状態を「大当たり」状態から確率変動状態へと移行させ、条件を達成していない場合には、「大当たり」状態から通常遊技状態へと移行させる。これにより、「大当たり」状態において新たな遊技性を付加することができる。また、当たり判定部48で通常当たりであることが決定された場合でも、「大当たり」状態後に確率変動状態に移行させることが可能となるので、「大当たり」の連荘に対する期待感を与えることができる。なお、「大当たり」状態が終了した段階で、図柄表示装置25に確率変動状態へ移行させる条件を達成したか否かを表示させるようにしてもよい。
一方、当たり判定部48で確変付き当たりとなる場合には、「大当たり」状態中の各ラウンドにおいて、第2乱数抽出部47における乱数の抽出、及び付与得点決定部49における得点の決定を行わず、「大当たり」状態の終了条件を満足した場合に、「大当たり」状態を終了させ、確率変動状態へと移行させる。
確率変動状態は、当たり判定部48で当たりとなる確率が通常遊技状態よりも高くなる遊技状態である。この確率変動状態は、図柄表示装置25における図柄の変動表示が例えば100回行われると終了し、通常遊技状態へと移行する。なお、確率変動状態中は、当たり判定部48で使用される判定テーブルは、第1判定テーブル60よりも当たりとなる確率が高い第2判定テーブル61となっており、この確率変動状態を行うことで、再度「大当たり」状態に移行する可能性がある。そして、図柄表示装置25における図柄の変動表示が例えば100回行われるまでの間に、当たり判定部48で当たりとなる場合には、確率変動状態から「大当たり」状態へと移行する。なお、この場合も、当たり判定で通常当たりとなる場合には、「大当たり」状態中の各ラウンドにおいて、第2乱数抽出部47における乱数の抽出、付与得点決定部49における得点の決定、及び得点計数部50における総得点の計数を行う。そして、比較判定部51での判定が、PA≧P0(=0)となる場合に、大当たり終了後、再度確率変動状態へと移行させ、一方、PA<P0となる場合に通常遊技状態へと移行させる。
一方、確変付き当たりとなる場合には、「大当たり」状態中の各ラウンドにおいて、第2乱数抽出部47における乱数の抽出、及び付与得点決定部49における得点の決定を行わず、「大当たり」状態の終了条件を満足した場合に、「大当たり」状態を終了させ、確率変動状態へと移行させる。
図7は、記憶媒体(磁気ディスク,フレキシブルディスク,ICメモリ等)130をパチンコ機にインストールする例を示しており、記憶媒体130には図4の機能ブロック図または図5及び図6のフローチャートで示すような手段を、CPU131とメモリ132とを含むパチンコ機133で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、通常遊技状態で遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行う手段と、この移行抽選で当たりが得られたときに通常遊技状態から該通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段との他に、前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果に応じた得点を決定する得点抽選手段と、前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、前記特別遊技状態が終了したときに、前記得計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段とをパチンコ機133で実現するためのプログラムを記憶媒体130に記憶する。そして、この記憶媒体130を読取装置134に装填して、プログラムをパチンコ機133にインストールする。
また、上記プログラムを、記憶媒体を利用してインストールする代わりに、インターネットを利用して、パチンコ機に配信させることができる。また、上記プログラムに、パチンコ機の基本動作を実行させるプログラムを追加することで、パソコンにインストールし、モニタ上でパチンコ遊技を行うことができる。
本実施形態では、各ラウンド中の有効時間中に得点決定ボタンの操作がない場合には、自動的に付与得点決定部を作動させて付与する得点を決定したが、これに限定する必要はなく、得点決定ボタンが操作されない場合には、そのラウンドは得点を付与しない、或いは所定量減点するようにしてもよい。
また、得点判定用テーブルに用いた得点は、「+1、」「−1」の2種類としたが、これに限定する必要はなく、例えば付与する得点を3種類以上から構成しても良い。また、得点の値、及び得点の種類が異なる得点判定用テーブルを複数設け、「大当たり」状態毎に、或いはラウンド毎に使用する得点判定用テーブルを選択するようにしても良い。この場合、スルーチャッカーの通過や、スタートチャッカーへの入賞時に抽選を行うことで、使用される得点判定用テーブルを選択したり、出玉率、或いは所定時間内における図柄の変動回数等により使用される得点判定用テーブルを選択することができる。
また、ラウンドにおける倍率を決定する倍率決定手段を設け、付与得点決定手段で決定された得点に、該倍率決定手段で決定された倍率を掛け合わせることで得られた得点を、そのラウンドで付与する得点とすることも可能である。この場合、例えば比較判定部で条件(PA≧P0)をクリアできそうに無い場合でも、最終となるの15ラウンド目で、上記処理を行わせることで上記条件をクリアできるので、「大当たり」状態中に新たな遊技性を付加することができる。
また、この他に、複数の基準値P1〜PNを設け、「大当たり」状態中に付与された総得点PAが、基準値のどの範囲に含まれるか判定し、その判定結果に応じて確率変動状態の終了条件を決定するようにしてもよい。
例えば、基準値をP1、P2、P3(P1<P2<P3)の3種類として説明する。この場合、確率変動状態の終了条件を、PA<P1、P1≦PA<P2、P2≦PA<P3、P3≦PAについて設定する。例えば、PA<P1の場合には、図柄の変動表示を50回、P1≦PA<P2の場合には70回、P2≦PA<P3の場合には100回、P3≦PAの場合には150回とする。これによれば、得られる総得点によって確率変動状態の終了条件が異なることになり、遊技性を向上させることができるとともに、遊技に対する興趣をかき立てることができる。
本実施形態では、各ラウンドにおいて、遊技者による得点決定ボタンの操作によって、付与する得点を決定するようにしたが、これに限定する必要はなく、例えばアタッカに設けられた継続入賞領域に遊技球が入賞した場合、他の入賞口に遊技球が入賞した場合、或いは特定の通過チャッカーを通過した場合のいずれかの場合に、付与する得点を決定するようにしてもよい。
本実施形態では、アタッカが開放されてから閉位置に移動するまでの間に付与する得点の抽選を行ったが、これに限定する必要はなく、アタッカが一旦閉じてから、再度開くまでの間に付与する得点の抽選を行うようにしてもよい。この場合、アタッカが一旦閉じてから開くまでの期間が間延びしたものとなるが、上述した構成とすることで、アタッカが閉じてから再度開くまでの間に得点決定ボタンの操作を行わせることになるから、「大足り」状態中の遊技が緊張感の高いものとなる。また、アタッカが一旦閉じてから、再度開くまでの間に付与する得点の抽選を行う契機として、他の入賞領域に入賞することとした場合には、遊技者に対して遊技球の打ち出し力の調整を的確に行わせることになり、素早い判断力を遊技者に要求することができる。
本実施形態では、当たり判定部で当たりかハズレかの決定、及び当たりとなる場合に、その当たりが、通常当たりであるか、或いは確変付き当たりであるかを決定したが、これに限定する必要はなく、当たり判定部で当たりかハズレかの決定のみを行い、当たりの種類を他の決定部で決定するようにしても良い。この場合、通常当たりであるか、或いは確変付き当たりであるかの決定は、当たり或いはハズレの決定から「大当たり」状態終了後までに行われればよいものとする。
本実施形態では、得点決定用ボタンを新たに設けたが、これに限定する必要はなく、従来のパチンコ機に設けられた、例えば、図柄表示装置に表示される図柄の変動表示を途中で終了させ、図柄の停止表示を行わせる、所謂演出キャンセルボタン等の操作ボタンを兼用してもよい。
本実施形態では、当たりを、通常当たりと、確変付き当たりとの2種類としたが、これに限定する必要はなく、確変付き当たりを有していないパチンコ機にも本発明を適応することが可能である。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 パチンコ機の前面扉を開放した場合の外観を示す斜視図である。 遊技領域の構成を示す正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示す機能ブロック図である。 遊技の流れを示すフローチャートである。 「大当たり」状態中の遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記憶媒体をパチンコ機にインストールする場合の説明図である。
符号の説明
2 パチンコ機
11 操作ハンドル
12 得点決定用ボタン
31 スタートチャッカー(始動口)
33 アタッカ(変動入賞装置)
40 遊技制御部
40a CPU
40b ROM
45 制御部(特別遊技移行手段、確率変動手段、可動物制御手段)
46 第1乱数抽出部(確率変動手段)
47 第2乱数抽出部(得点抽選手段)
48 当たり判定部(確率変動手段)
49 付与得点決定部(得点抽選手段)
50 得点計数部(得点計数手段)
51 比較判定部(比較判定手段)

Claims (6)

  1. 通常遊技状態と、この通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態とで遊技が可能であり、遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行い、この移行抽選で当たりが得られたときに特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段を備えた弾球遊技機において、
    前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果のそれぞれに対して付与する得点を決定する得点抽選手段と、
    前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、
    前記特別遊技状態が終了したときに、前記得点計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、
    前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常遊技状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球を入賞させる開位置と、遊技球を入賞させない閉位置との間で移動する可動物を備えた変動入賞装置と、
    前記特別遊技状態が開始されることによって前記可動物を閉位置から開位置へと移動させ、開成終了条件が満足されたときに前記開位置にある可動物を前記閉位置へと移動させるとともに、前記継続条件が満足されることによって、前記開位置から閉位置に移動した可動物を再度開位置へと移動させる可動物制御手段とを備え、
    前記得点抽選手段は、前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、又は前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に抽選を行うことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記可動物が開位置へと移動してから閉位置へと移動するまで期間、又は前記可動物が閉位置に移動してから再度開位置へと移動するまでの期間のいずれか一方の期間内に、操作部材の操作を有効とする操作有効期間を設け、前記操作部材が前記操作有効期間内に操作されたときに、前記得点抽選手段による抽選が行われることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 前記比較判定手段による比較結果に応じて移行した確変通常遊技状態の期間は、前記得点計数手段によって計数された総得点に応じて可変されることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の弾球遊技機。
  5. 通常遊技状態で遊技球が始動口に入賞したことに応答して移行抽選を行う手段と、この移行抽選で当たりが得られたときに通常遊技状態から該通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段との他に、前記特別遊技状態の継続期間中に複数回の抽選を行って、各抽選の結果のそれぞれに対して付与する得点を決定する得点抽選手段と前記得点抽選手段によって決定された各抽選の得点を計数する得点計数手段と、前記特別遊技状態が終了したときに、前記得計数手段によって計数された総得点と予め設定された値とを比較する比較判定手段と、前記比較判定手段による比較結果に応じて前記特別遊技状態終了後に与えられる所定期間の通常状態を、前記移行抽選で当たりとなる確率を高めた確変通常遊技状態に移行させる確率変動手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることができることを特徴とする記憶媒体。
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JP2013135947A (ja) * 2013-04-05 2013-07-11 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014018247A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Sankyo Co Ltd 遊技機
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