JP4643498B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機、プログラム及び記録媒体に関するものである。
パチンコ遊技機には、多数の種類があるが、従来、所謂一般電役(普通電役)と言われるパチンコ遊技機が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
この一般電役と呼ばれるパチンコ遊技機では、複数の普通変動入賞装置(例えば、一般電動役物、普通電動役物、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれるが、以下、変動入賞装置と称する)が遊技盤に設けられている。各変動入賞装置は、遊技球が入賞できない第1状態(閉塞状態)と、遊技球が入賞し易い第2状態(開放状態)との間で変動可能となっている。
そして、このようなパチンコ遊技機においては、例えば、変動入賞装置が4つ設けられるとともに、各変動入賞装置に順位が付けられており、例えば、第1位(最上位)の変動入賞装置が2つ、第2位の変動入賞装置が1つ、第3位(最下位)の変動入賞装置が1つ設けられている。
また、2つの第1位の変動入賞装置をそれぞれ第1状態から第2状態に変動させる契機を付与する2つの始動口を有する。
また、各変動入賞装置は、少なくとものその一部が、例えば、パチンコ遊技機の遊技球が発射される遊技領域を形成する遊技盤の右側に偏って設けられており、所謂右打ちを行うことにより、第2状態となった変動入賞装置に遊技球を入賞させやすい状態となっている。
また、一方の始動口は、遊技盤の左右の中央に設けられ、他方の始動口は、遊技盤の中央より右よりに設けらており、通常の打ち方(遊技盤の中央や中央よりやや左よりを狙う打ち方)の場合に一方の始動口に遊技球が入賞(通過)しやすく、右打ちの場合に他方の始動口に遊技球が入賞(通過)しやすいように設定されていた。
また、各変動入賞装置は、閉塞状態から開放状態となった際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの閉塞条件のうちの少なくとも一方の閉塞条件が成立した場合に、開放状態から閉塞状態に戻るようになっている。
また、最下位となる第3位の変動入賞装置を除く2つの始動口と、3つ(第1位及び第2位)の変動入賞装置は、それぞれ、遊技球が入賞することに基づいて、抽選を行い、抽選結果が当たりの場合に、対応する変動入賞装置を第1状態から第2状態に変動するようになっている。また、抽選結果を報知するための変動表示ゲームも行なわれるようになっている。
例えば、一方の始動口に遊技球が入賞したことに基づく抽選(変動表示ゲーム)が当たりとなった場合に二つの第1位の変動入賞装置のうちの一方の第1位の変動入賞装置が開放する。また、他方の始動口に遊技球が入賞したことに基づく抽選が当たりとなった場合に他方の第1位の変動入賞装置が開放する。また、二つの第1位の変動入賞装置の何れかに遊技球が入賞したことに基づく抽選で当たりとなった場合に、第2位の変動入賞装置が開放する。また、第2位の変動入賞装置に遊技球が入賞したことに基づく抽選で当たりとなった場合に、第3位の変動入賞装置が開放する。
また、2つの始動口への遊技球の入賞に基づく抽選の当選確率が低いもの(例えば、数十分の一〜数百分の一)であるのに対して、第1および第2位の変動入賞装置への遊技球の入賞に基づく抽選の当選確率は極めて高く(はずれとなる確率が数百分の一から数千分の1)となっている。したがって、始動口に遊技球が入賞しても第1位の変動入賞装置は開放しない場合がほとんどであるが、第1位の変動入賞装置が開放して遊技球が入賞すると、ほとんどの場合に、第2位および第3位の変動入賞装置が開放するようになっている。
また、始動口および第1位及び第2位の変動入賞装置への遊技球の入賞に基づく抽選において、既に前の遊技球の入賞に基づく抽選が行われている間は、次の抽選を行わずに待機するようになっているが、所定数(例えば、4個以下)に限って抽選を開始する契機(権利)を記憶(保留)するようになっている。
これにより、例えば、第1位の変動入賞装置が開放して遊技球が4個以上入賞することに基づいて、極めて高い確率で当選となる抽選の契機が4回付与され、通常、第2位の変動入賞装置が4回開放することになる。また、第2位の変動入賞装置が開放して遊技球が4個以上入賞することに基づいて、極めて高い確率で当選となる抽選の契機が4回付与され、通常、第3位の変動入賞装置が4回開放することになる。
ここで、上述のように保留数を4つとすると、第1位置の変動入賞装置の開放に基づいて4回開放する第2位の変動入賞装置が開放するたびに、第3位の変動入賞装置が4回開放することになり、第3の変動入賞装置は、第1位の変動入賞装置が1回開放状態となることに基づく一連の開閉動作として、最大16回開放する。これにより、遊技者に遊技球の入賞に基づく大量の賞球(遊技球)の獲得の機会を与えることができ、これらの第1位から第3位の変動入賞装置が順次開放すると共に、第2位および第3位の変動入賞装置が繰り返し開放する状態が当たり状態となる。
また、通常の打ち方で、一方の始動口に遊技球を入賞(もしくは通過)させることに基づいて、当たり状態となった後に右打ちすると、他方の始動口に遊技球が入賞することになり、この他方の始動口の入賞に基づいて当たり状態が発生可能であり、当該当たり状態が終了した後に、連続して再び、同じ条件の当たり状態が発生する可能性がある。
特開平8−215386号公報 特開2000−342818号公報 特開2001−79190号公報
ところで、上述のような普通電役のパチンコ遊技機では、複数回の当たり状態が連続して発生する可能性はあるが、1回の当たり状態は、例えば、上述のようなパチンコ遊技機では、第1位の変動入賞装置が1回、第2位の変動入賞装置が4回、第3位の変動入賞装置が16回開放することにより終了する。なお、変動入賞装置が開放状態となってから閉塞状態とする際の閉塞条件となる遊技球の入賞個数や上述の保留数により、各変動入賞装置の最大開放回数は異なるものとなるが、同一機種では、各変動入賞装置が開放した際にその保留数以上の遊技球が入賞すれば、同一の開放回数となる。
したがって、同一の機種となるパチンコ遊技機においては、当たり状態における各変動入賞装置の開放回数、各変動入賞装置の開放回数と閉塞条件とに基づく遊技球の入賞個数、遊技球の入賞個数に対応する賞球の払出数がほぼ同じとなり、当たり状態は画一的なものとなる。
また、前記特許文献2では、設計段階での自由度を高めるようにしているが、製造された遊技機において、当たり状態はやはり画一的となる。特許文献1でも、当たり状態における各変動入賞装置の開放順序が同じになり当たり状態が画一的となる。
前記特許文献3では、当たり状態における変動入賞装置の開放の順番が変化するとともに、1回の当たり状態における賞球数も変化することになるが、1回の当たり状態における最大となる賞球数はほぼ一定であり、その範囲内での変化(1回の当たり状態で獲得可能な賞球数が、最大より少なくなるだけの変化)となってしまい、当たり状態を状況に応じて十分に変化させることは望めないものであった。
また、始動口への遊技球の入賞に基づいて変動表示ゲームを表示する表示装置においては、当たり状態中も変動表示ゲームが表示されるため、当たり状態中に当たり状態を盛り上げるような凝った演出表示が行われることがなく、当たり状態中の演出表示が所謂デジパチと呼ばれる遊技機に対して見劣りがするものとなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、複数の変動入賞装置が連動して順に開放する当たり状態を発生する遊技機において、当たり状態を画一的ではなく多彩なものとするとともに、これに対応して当たり状態中の演出表示を変化に富んだものとすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、遊技球が入賞できない第1状態と、遊技球が入賞し易い第2状態との間で変動するとともに、第2状態となった場合に所定条件の成立に基づいて第1状態に戻り、かつ、それぞれに第2状態への変動開始に係わる順位が付けられた複数の変動入賞装置と、
当たりもしくははずれを決定する抽選処理を行う当たり抽選手段と、
遊技球の流入に基づいて前記当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する始動口と、
前記抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第2状態とすることにより開始され、かつ、第2状態となる上位の変動入賞装置への遊技球の入賞および第1状態への復帰に基づいて順次下位の変動入賞装置を第2状態とする当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
前記当たり状態発生手段は、
前記当たり抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させる最上位開放手段と、
最下位の変動入賞装置より上位の変動入賞装置が第2状態となった際に、当該上位の変動入賞装置に遊技球が入賞する毎に、当該上位の変動入賞装置に対応して上限数となるまで入賞回数をカウントアップして更新記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に、上位の各変動入賞装置のいずれかに対応して1以上の入賞回数が記憶されている場合に、当該入賞回数が対応して記憶されている上位の変動入賞装置より1つ下位となる変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させるために必要な開放処理を行う下位開放手段とを備え、
前記保留記憶手段は、前記下位開放手段により開放処理が行われる際に、前記上位の各変動入賞装置に対応した入賞回数をカウントダウンして更新記憶する遊技機において、
小当たりもしくははずれを決定する小当たり抽選処理を行うとともに前記当たり状態中に小当たりを決定可能な小当たり抽選手段と、
遊技球の流入に基づいて前記小当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する小当たり用始動口と、
前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に変動する小当たり用変動入賞装置と、
前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に、前記小当たり用変動入賞装置を前記第1状態から第2状態に変動した後に第1状態に復帰させ、第2状態となった小当たり用変動入賞装置に遊技球が入賞した場合に、前記保留記憶手段に記憶する前記最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数をカウントアップさせる小当たり発生手段と、
前記当たり状態中に当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する演出表示装置と、
前記当たり状態中に前記当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段とを備え、
前記演出表示制御手段は、
前記当たり状態中に小当たりが発生した場合に、前記当たり状態演出表示を中断し、
前記小当たり発生手段によりカウントアップされた入賞回数の増分に基づいて下位開放手段により各変動入賞装置が第1状態から第2状態とされた後に第1状態に復帰する変動が行われている間を小当たり状態中として小当たり状態中であることを示す小当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させ、
前記入賞回数の増分に基づく各変動入所装置の変動が終了した後に、前記当たり状態発生手段によりカウントアップされた入賞回数が1以上であることに基づいて変動入賞装置の変動が行われる場合に、中断した当たり状態中演出表示を再開して前記演出表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、複数の変動入賞装置が順番に開放することを繰り返すあたり状態を発生可能な所謂普通電役と呼ばれるようなパチンコ遊技機において、当たり状態中に当たり状態を延長させる小当たりを発生することで、当たり状態を多彩なものとすることができる。
また、小当たりは、基本的には、当たり状態中に発生すると、最上位の変動入賞装置に対応して記憶される入賞回数の数をカウントアップすることにより、この入賞回数に基づいて開放される下位の変動入賞装置の開放回数を増加させることになる。これにより、当たり状態が延長することになり、当たり状態中に発生する小当たりの回数で当たり状態の長さが変わることになる。
ここで、当たり状態中に当たり状態中であることを報知する当たり状態演出表示を行う場合に、当たり状態演出表示も長さが大きく変わることになる。
そして、単純に当たり状態演出表示を小当たりの発生ごとに延長すると、小当たりの発生を遊技者に印象付けることができず、場合によっては、当たり状態が延長したことを遊技者が見逃してしまう可能性もあり、当たり状態中に小当たりを発生させる遊技性に興味を持たない遊技者が多くなってしまう可能性がある。
小当たり状態が発生すると、最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数がカウントアップされ(例えば、入賞回数が1増加する)、それに基づいて、例えば、第2の変動入賞装置が開放し、さらに第2の変動入賞装置が開放することにより、第3位の変動入賞装置が開放する。
これにより当たり状態中に小当たりが発生すると、各変動入賞装置の開放回数が多くなり、当たり状態が延長される。ここで、当たり状態の演出表示において、小当たりが発生した際に、小当たりの発生により増加した分の各変動入賞装置(最上位より下位の変動入賞装置)の開放が順次行われる際に、当たり状態演出表示を中断して小当たり状態を示す小当たり状態演出表示を行い、小当たりの発生を明確に遊技者に報知することで、小当たりの発生を印象付けることができる。
すなわち、実際には、小当たりが発生した場合に、変動入賞装置の開放回数が増加し、当たり状態が延長することになり、実質上、当たり状態と異なる小当たり状態が発生するわけではないが、当たり状態演出表示を中断して小当たり状態演出表示を行うことで、見掛け上、小当たり状態が発生しているように見えることになる。
これにより、当たり状態中に小当たりを発生させて、当たり状態の長さを多彩に変化させる本発明のパチンコ遊技機の遊技性を際立たせて、遊技者の興趣を高めることができる。
また、当たり状態の演出表示中に小当たり状態の演出表示を割り込ませることで、当たり状態の演出を多彩なものとすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記当たり状態中に小当たりが発生しない場合の前記当たり状態の開始から終了までに必要とされる最長の時間となり、かつ、当たり状態演出表示の最長表示時間となる当たり状態演出表示時間の経過を、当たり状態演出表示中に計時する当たり状態演出表示計時手段を備え、
前記演出表示制御手段は、前記当たり状態演出表示計時手段に計時される当たり状態演出表示時間の時間経過に対応して当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させるとともに、当たり状態演出表示時間内で当たり状態演出表示を行うように制御し、
前記当たり状態演出表示計時手段は、当たり状態演出表示開始に伴って当たり状態演出表示時間の計時を開始し、当たり状態中に小当たりが発生して、当たり状態演出表示を中断する際に、当たり状態演出表示時間の計時を停止し、当たり状態演出表示再開時に当たり状態演出表示時間の計時を再開することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、当たり状態演出表示において、予め小当たりが発生しないものとして、当たり状態の開始から終了までに必要な最大の時間としての当たり状態演出表示時間を求め、この当たり状態演出表示時間分の当たり状態演出表示用のデータ(もしくはデータおよび表示プログラム)を用意しておき、当たり状態演出表示時間の経過に対応して当たり状態演出表示を行うものとした場合に、小当たり状態が発生することにより、当たり状態の期間が当たり状態演出表示時間を越えても、当たり状態演出表示を中断して小当たり状態演出表示を行うものとし、かつ、小当たり状態演出表示中に当たり状態演出表示時間の計時を停止することで、当たり状態演出表示時間がタイムアウトしてしまうことにより当たり状態終了前に当たり状態演出表示が終了してしまうのを防止することができる。
請求項3記載の発明は、遊技球が入賞できない第1状態と、遊技球が入賞し易い第2状態との間で変動するとともに、第2状態となった場合に所定条件の成立に基づいて第1状態に戻り、かつ、それぞれに第2状態への変動開始に係わる順位が付けられた複数の変動入賞装置と、
当たりもしくははずれを決定する抽選処理を行う当たり抽選手段と、
遊技球の流入に基づいて前記当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する始動口と、
前記抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第2状態とすることにより開始され、かつ、第2状態となる上位の変動入賞装置への遊技球の入賞および第1状態への復帰に基づいて順次下位の変動入賞装置を第2状態とする当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
前記当たり状態発生手段は、
前記当たり抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させる最上位開放手段と、
最下位の変動入賞装置より上位の変動入賞装置が第2状態となった際に、当該上位の変動入賞装置に遊技球が入賞する毎に、当該上位の変動入賞装置に対応して上限数となるまで入賞回数をカウントアップして更新記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に、上位の各変動入賞装置のいずれかに対応して1以上の入賞回数が記憶されている場合に、当該入賞回数が対応して記憶されている上位の変動入賞装置より1つ下位となる変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させるために必要な開放処理を行う下位開放手段とを備え、
前記保留記憶手段は、前記下位開放手段により開放処理が行われる際に、前記上位の各変動入賞装置に対応した入賞回数をカウントダウンして更新記憶する遊技機における遊技球の移動を表示画面上に模擬的に再現するとともに遊技球の入賞口への入賞を判定し、遊技球の発射と入賞とに対応して遊技者の獲得遊技球数を算出して遊技をシミュレーションするプログラムであって、
小当たりもしくははずれを決定する小当たり抽選処理を行うとともに前記当たり状態中に小当たりを決定可能な小当たり抽選手段と、
遊技球の流入に基づいて前記小当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する小当たり用始動口と、
前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に変動する小当たり用変動入賞装置と、
前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に、前記小当たり用変動入賞装置を前記第1状態から第2状態に変動した後に第1状態に復帰させ、第2状態となった小当たり用変動入賞装置に遊技球が入賞した場合に、前記保留記憶手段に記憶された前記最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数をカウントアップさせる小当たり発生手段と、
前記当たり状態中に当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する演出表示装置と、
前記当たり状態中に前記当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
前記演出表示制御手段としてのコンピュータは、
前記当たり状態中に小当たりが発生した場合に、前記当たり状態演出表示を中断し、
前記小当たり発生手段によりカウントアップされた入賞回数の増分に基づいて下位開放手段により各変動入賞装置が第1状態から第2状態とされた後に第1状態に復帰する変動が行われている間を小当たり状態中として小当たり状態中であることを示す小当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させ、
前記入賞回数の増分に基づく各変動入所装置の変動が終了した後に、前記入賞回数が1以上であることに基づいて変動入賞装置の変動が行われる場合に、中断した当たり状態中演出表示を再開して前記演出表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、遊技機のビデオゲーム等のシミュレーションにおいて、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができる。なお、ここでのコンピュータには、CPUやRAM、ROM等のメモリを備え、プログラムに基づいてゲームを実行する所謂ビデオゲーム機、携帯型ゲーム機、アーケードゲーム機等のゲーム機も含まれる。
また、請求項3記載のプログラムに、請求項2に記載の構成を模擬的に再現する機能を付加しても良い。
請求項4記載の発明は、
請求項3記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項4記載の発明においては、請求項3記載の発明と同様の効果を奏することができる。
本発明の遊技機、プログラムおよび記録媒体によれば、複数の変動入賞装置が順番に開放することにより遊技者に大量の遊技球を獲得可能とする当たり状態を発生させる場合に、当たり状態中に小当たりを発生させて、当たり状態を延長可能とすることで当たり状態を多彩なものとすることができ、かつ、当たり状態中であることを報知する演出表示も多彩なものとすることができる。
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる遊技機(例えば、弾球遊技機としてのパチンコ遊技機)の構成及び動作について説明する。
パチンコ遊技機は、所謂一般電役と呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての基本的な構成を有するもので、周知のパチンコ遊技機と同様に矩形枠状で島設備に取り付けられる機枠(図示略)と、機枠に扉状に開閉自在に取り付けられ、図1に示す遊技盤1が収容されて取り付けられる前面枠(図示略)と、前面枠の前側に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠(図示略)とを備えている。
図1に示すように、遊技盤1の前面のガイドレール2等で囲まれた部分に遊技球が発射されて流下する遊技領域3が形成されている。
遊技盤1の盤面の遊技領域3内には、その中央部から僅かに上側に可変表示装置4が設けられている。可変表示装置4は、例えば、液晶表示装置からなるもので、後述の主制御装置31(遊技制御装置)で行われる第1段抽選処理の当たり・はずれの抽選結果を演出表示するものであるが、抽選結果の演出表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの当たりはずれによって上述の抽選結果を表示するようになっている。
すなわち、可変表示装置4は、装飾図柄による変動表示ゲームを表示するものである。また、主制御装置31の制御下で表示制御手段としての後述のサブ制御装置(図柄制御装置61)の制御により可変表示装置4に変動表示ゲームを表示するようになっている。
すなわち、可変表示装置4および図柄制御装置61が後述の第1〜第4可変表示器8〜11およびLED制御装置71とともに、変動表示ゲームを表示する変動表示手段の一部となっている。なお、図柄制御装置61は、主制御装置31からのコマンドにより制御されており、主制御装置31も変動表示手段に含まれる。
変動表示ゲームは、基本的に周知のもので、例えば、数字等の複数の装飾図柄(識別情報)を複数の表示領域でそれぞれ切り換えるように変動表示し、予め抽選で決定された変動パターンにおける変動表示時間が経過した際に、変動表示を終了して、ぞれぞれの表示領域に一つずつの装飾図柄を停止表示し、停止表示された装飾図柄の組み合わせが特別の組み合わせ(例えば、全て同じ種類(ゾロ目)の図柄が表示された状態)となった場合に当たりとして後述の当たり状態を発生させるものである。なお、可変表示装置4は液晶表示装置に限られるものではなく、周知の各種表示装置を用いることができる。なお、装飾図柄には、各種キャラクタ(独自のキャラクタや、既存のアニメ、タレント等のキャラクタ)が含まれる場合が多く、キャラ図とも称する。
また、可変表示装置4においては、上述の変動表示ゲームの表示において単に装飾図柄を順次切り換えて表示するだけではなく、様々な演出的な表示が行われ、装飾図柄に関係するキャラクタやその他キャラクタのアニメーション表示等も行われる。また、可変表示装置4においては、後述の第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって第1、第3、第4変動入賞装置17,19,20が順次開放する後述の当たり状態が発生した場合に、当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する。また、当たり状態中に後述の副第1段抽選処理で当たりとなって、後述の小当たりが発生した場合に当たり状態演出表示を中断して小当たり状態演出表示を行う。
また、可変表示装置4は、その周囲を遊技球の流入を防止する周囲壁5で囲まれている。また、周囲壁5の底部となる部分には、遊技球がその下側から跳ねて流入可能で、流入した遊技球の一部を後述の第1始動口12及び開放状態となった後述の第3変動入賞装置19および第4変動入賞装置20に誘導するステージ6が形成されている。また、周囲壁5には、例えば、その側部の外側から内側に遊技球を流入させ、ステージ6上に導出させる遊技球誘導手段7を備え、周囲壁5の周囲を流下する遊技球の一部をステージ6上に誘導するようになっている。
また、可変表示装置4の上下の左右には、それそれ保留球数表示器を兼用する第1〜第4可変表示器8,9,10,11が設けられている。そして、可変表示装置4の左右の中央の真下には、通常打ち用の第1始動口12が設けられている。また、可変表示装置4の右側には、右打ち用の第2始動口13が設けられ、可変表示装置4の左側斜め下方には、第1〜第3入賞口14,15,16が設けられている。
また、可変表示装置4の右側斜め下方には、第1変動入賞装置17が設けられ、第1変動入賞装置17の左斜め下方に第2変動入賞装置18が設けられ、第2変動入賞装置18の左斜め下方で、第1始動口12の真下となる位置に第3変動入賞装置19が設けられ、第3変動入賞装置19の真下に第4変動入賞装置20が設けられている。
第1〜第3変動入賞装置17〜19は、所謂電動チューリップ(電チュー)としての構成を有し、入賞口の部分に左右二つの可動片21,21を備えるもので、これら可動片21,21が遊技球が入賞口に入賞できない第1状態(閉塞状態)と遊技球が入賞口に入賞しやすい第2状態(開放状)との間で変動するようになっている。
なお、可動片21,21は、第1状態において、その間隔が遊技球の直径より僅かに広いものとして、第1〜第3変動入賞装置17〜19内に遊技球が流入(入賞)可能なものとなっているが、可動片21,21同士の間の上方には、後述の遊技釘22,…もしくは図示しない遊技釘が配置され、可動片21,21同士の間に遊技球が流入可能な間隔が開いていても、第1状態では遊技球が入賞できない状態となっている。
また、第1〜第3変動入賞装置17〜19が第2状態となった場合には、可動片21,21が左右に開くとともに、可動片21,21の上面がそれぞれ中央に向かって下り傾斜となることにより、第1〜第3変動入賞装置17〜19が遊技球を補足可能な左右範囲が広くなり、単に遊技球の流入口がある状態より遊技球が流入し易い状態となっている。
また、第4変動入賞装置20は、所謂アタッカーとしての構成を有するもので、左右に長い矩形状の入賞口を下辺に沿った回転軸回りに回転することで開閉する可動扉23を有するものとなっており、可動扉23が閉じて遊技球が入賞できない第1状態(閉塞状態)と、可動扉23が下辺を中心として前に倒れ込むように開いて遊技球が入賞し易い第2状態(開放状態)との間で変動するようになっている。
遊技領域3の最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域3の外部に排出するアウト口24が形成されている。
また、遊技盤1の盤面には、第1および第2始動口12,13、各入賞口14〜16、各変動入賞装置17〜20への遊技球の入賞率等の調整のために遊技盤1上の遊技領域を流下する遊技球を誘導するように接触した遊技球の流下方向を変換する遊技球流下方向変換部材としての上記遊技釘22(一部だけ図示)や図示しない風車等が設けられている。
次に、この例のパチンコ遊技機の制御系を図2に示されるブロック図を参照して説明する。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部30と、副制御部60と、これら主制御部30および副制御部60に電力を供給する電源供給装置90とから構成されている。
主制御部30には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置31(遊技制御装置)が備えられ、主制御装置31には、プログラムを実行するCPU32、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM33や、プログラムに基づいて発生したデータやROM33から読み出した各種データ等を記憶するRAM34や同期信号やタイマによる時間の計測等のための周波数発生回路部35等が備えられている。
主制御装置31(CPU32)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能となっており、第1始動口12に遊技球が入賞したことを検知する第1始動口入賞球検知センサ38と、第2始動口13に遊技球が入賞したことを検知する第2始動口入賞球検知センサ39と、第1〜第3入賞口14〜16にそれぞれ遊技球が入賞したことを検知する第1〜第3入賞球検知センサ40〜42と、第1〜第4変動入賞装置17〜20にそれぞれ遊技球が入賞したことを検知する第1〜第4変動入賞球検知センサ43〜46とが接続されている。
さらに、主制御装置31には、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置56から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ47、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ48等が接続されている。
また、主制御装置31は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置31には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置50が主制御装置31からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置31には、サブ制御装置としての払出制御装置51、図柄制御装置61、LED制御装置71、音声制御装置81が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能に接続されている。
なお、ここで、払出制御装置51は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部30に含まれるものとし、主に遊技の演出に係わる図柄制御装置61、LED制御装置71、音声制御装置81は副制御部60に含まれるものとなっている。
また、主制御装置31には、上述の第1変動入賞装置17〜第3変動入賞装置19にそれぞれ設けられた二枚ずつの可動片21,21を駆動する第1〜第3変動ソレノイド52〜54が接続され、かつ、第4変動入賞装置20に設けられた可動扉23を駆動する第4変動ソレノイド55が接続されている。そして、これら第1〜第4変動ソレノイド52〜55を主制御装置31が制御することで、主制御装置31は、第1〜第4変動入賞装置17〜20の第1状態(閉塞状態)と第2状態(開放状態)との間の変動を制御する。
また、主制御装置31の出力側に接続され、主制御部30の一部となる払出制御装置51には、払出制御装置51により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置56が接続されるとともに、プリペードカード57のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット58が球貸信号制御装置59を介して接続されている。そして、払出制御装置51は、主制御装置31から賞球数を示す賞球信号に基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット58から球貸信号制御装置59を介して入力されて貸球数を示す球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御部30には、主制御装置31と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域3に発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置301を制御する発射制御装置302が設けられ、発射制御装置302には、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル303および発射停止釦304が接続されている。そして、回転式操作ハンドル303を操作することにより発射制御装置302に入力する信号に基づいて、発射制御装置302が発射駆動装置301を動作させることで、打球発射装置により遊技盤1上の遊技領域3に遊技球を発射するようになっている。
また、副制御部60の図柄制御装置61は、可変表示装置4を制御するものであり、可変表示装置4はビデオディスプレイプロセッサ62を介して接続されている。なお、可変表示装置4では、少なくとも、主制御装置31で行われる後述の第1段抽選処理に基づく装飾図柄の変動表示ゲームを表示するとともに、前記第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなることで発生する当たり状態中の演出表示を行うとともに、当たり状態中に発生する小当たり状態の演出表示が行われる。
また、図柄制御装置61は、CPU、RAM、ROM等を備え、さらにROMには、可変表示装置4の表示に使用される各種表示データおよび変動表示パターンを記憶するROMが含まれており、第1段抽選処理に対応する変動表示ゲームで表示される表示データや当たり状態演出表示、小当たり状態演出表示の表示データが記憶されている。
ここで、主制御装置31からは、第1段抽選処理に基づく装飾図柄の変動表示ゲームを表示するために、少なくとも、第1段抽選処理の開始、すなわち、装飾図柄の変動表示ゲーム開始を示すコマンドと、変動表示ゲームの基本変動パターンとしての変動表示時間を示すコマンドと、前記変動表示ゲームの当たり・はずれ、すなわち、第1段抽選処理の抽選結果としての当たり・はずれを示すコマンドと、第1段抽選処理における抽選結果の確定、すなわち、変動表示ゲームの終了を示すコマンドとが図柄制御装置61に送信される。これらのコマンドに基づいて、図柄制御装置61が可変表示装置4における変動表示ゲームの開始、変動表示ゲームの当たりもしくははずれの結果の表示、変動表示ゲームの終了を制御する。なお、変動表示パターンとしての変動表示時間は、抽選結果の当たり・はずれに基づいて決定される。また、主制御装置31および図柄制御装置61においては、変動表示時間を計測するタイマ処理が行われるが、このタイマ処理においては、第1〜第4変動入賞装置17〜20が第1状態から第2状態に変動してから第1状態に復帰するまでの開閉変動処理期間だけタイマの進行が停止されるようになっている。
また、主制御装置31からは、第1段抽選処理で当たりが確定した場合に第1〜第4変動入賞装置17〜20が順次開放する当たり状態の演出表示を可変表示装置4で開始させるため、図柄制御装置61に大当たりコマンド(当たり状態演出表示の開始コマンド)を出力する。また。当たり状態となって第4変動入賞装置が最後の開放から閉塞する際に主制御装置31から大当たり終了コマンド(当たり状態演出表示の終了コマンド)を図柄制御装置61に出力するようになっている。
また、主制御装置31は、当たり状態中に副第1段抽選処理の抽選結果として小当たりが発生した場合に、可変表示装置4で後述のように当たり状態中に小当たり状態が発生したように演出する小当たり状態演出表示を行うために、図柄制御装置61に副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなった場合に、小当たりコマンド(小当たり状態演出表示の開始コマンド)を出力し、その後第4変動入賞装置20が後述の第4保留球数の上限数(例えば、4)分だけ開閉した際に小当たり終了コマンド(小当たり状態演出表示の終了コマンド)を出力する。
なお、可変表示装置4において、変動表示ゲームや当たり状態および小当たり状態の演出表示が行われていない状態では、例えば、客待ち状態におけるデモンストレーション表示が行われる。
なお、主制御装置31では、第1始動口12に遊技球が入賞することに基づいて行われる第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって当たり状態が発生することにより、第1〜第4変動入賞装置17〜20が順次第1状態から第2状態に変動して第1状態に復帰している場合も、第1始動口12への遊技球の入賞に基づく第1段抽選処理を完全に停止することはなく、何れかの変動入賞装置が開閉してから次に何れかの変動入賞装置が開放するまでの間、すなわち、第1〜第4変動入賞装置17〜20が全て第1状態となっている間に第1段抽選処理を進行させるようになっているとともに、この第1段抽選処理に対応して、第1可変表示器8で第1変動表示ゲームが表示される。また、可変表示装置4で第1段抽選処理の抽選結果を表示するための装飾図柄の変動表示ゲームを当たり状態中でも当たり状態の演出表示に並行して表示してもよい。
副制御部60のLED制御装置71は、主制御装置31で行われる四つの抽選処理(第1段抽選処理、副第1段抽選処理、第2段抽選処理、第3段抽選処理)に対応する変動表示ゲームを行うための四つの第1〜第4可変表示器8〜11を制御するものである。主制御装置31からは、各変動表示ゲームの開始(変動表示開始)を示すコマンド、変動表示ゲームの結果、すなわち、抽選処理により決定される当たり・はずれの結果を示すコマンド、変動表示ゲームの終了(変動表示終了)を示すコマンドがLED制御装置71に入力される。
そして、LED制御装置71は、これらのコマンドに基づいて第1〜第4可変表示器8〜11に変動表示ゲームを行っていない状態の客待ち表示、変動表示ゲームにおける変動表示、変動表示ゲームの結果の報知表示を行う。すなわち、この例の遊技機は、変動表示ゲームを表示する変動表示手段としてLED制御装置71と、第1〜第4可変表示器8〜11を備えている。なお、LED制御装置71は、コマンドにより主制御装置31に制御されており、主制御装置31も上述のように変動表示手段に含まれる。
また、第1〜第4可変表示器8〜11では、それぞれ、後述の第1、副第1、第2、第3保留球数の報知も行うようになっており、主制御装置31からLED制御装置71に後述の第1、副第1、第2、第3保留球数を示すコマンドが入力され、それに基づいてLED制御装置71が第1〜第4可変表示器8〜11の当たり、はずれを示すLED以外のLEDの点灯・消灯や発光色の変更により第1〜第3保留球数を表示する。
また、LED制御装置71は、遊技盤1に取り付けられた装飾用のLED(電飾)である盤面関係の電飾76と、図示しないガラス枠や前面枠等に取り付けられた装飾用のLED(電飾)である枠扉関係の電飾77の点灯・消灯の制御を行う。
音声制御装置81には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置82が接続されており、音声制御装置81は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
この遊技機における主制御装置31の主な制御は、各入賞球検知センサ(38〜46)からの遊技球入賞を示す信号の入力に対応して、払出制御装置51に払出す遊技球数(賞球数)を示すコマンドを出力して上述のように遊技球を払出すことと、第1始動口入賞球検知センサ38と、第2始動口入賞球検知センサ39と、第1〜第3変動入賞球検知センサ43〜45からの遊技球入賞を示す信号の入力のそれぞれに対応して、第1段抽選処理、副第1段抽選処理、第2段抽選処理、第3段抽選処理を開始し、これら抽選処理が当たりとなった場合に、第1段抽選処理、副第1段抽選処理、第2段抽選処理、第3段抽選処理のそれぞれに対応する第1〜第4変動入賞装置17〜20を開放状態とするとともに、開放状態となった第1〜第4変動入賞装置17〜20についての後述の閉塞条件が成立した場合に閉塞状態とする開閉変動処理(開放処理)を行うことである。
以上のような遊技機における遊技内容およびこの遊技内容を実現するための制御処理を説明する。
主制御装置31は、常時、上述の入賞球検知センサ38〜46からの入賞球の検知信号(入賞信号)の入力を監視する入賞球検知処理を行っており、遊技盤1上の遊技領域3内に遊技球を発射し、遊技領域3内を流下する遊技球が第1及び始動口12,13、第1〜第3入賞口14〜16、第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかに入賞して、それぞれに対応する入賞球検知センサ38〜46から入賞信号が入力した場合に、例えば、第1及び第2始動口12,13への遊技球の入賞に対して4個、第1〜第3入賞口14〜16への遊技球の入賞に対して10個、第1及び第2変動入賞装置17,18への遊技球の入賞に対して13個、第3変動入賞装置19への遊技球の入賞に対して15個、第4変動入賞装置20への遊技球の入賞に対して13個の遊技球を払出すように、賞球数を示すコマンドとしての賞球信号を払出制御装置51に出力する。
また、主制御装置31では、上述の入賞球検知処理における第1及および第2始動口入賞球検知センサ38,39、第1〜第3変動入賞球検知センサ43〜45からの入賞信号に基づく、第1抽選開始処理、副第1抽選開始処理、第2抽選開始処理、第3抽選開始処理が行われる。
第1抽選開始処理は、第1始動口12の第1始動口入賞球検知センサ38からの入賞信号があった場合に、第1変動入賞装置17を第2状態に変動するか否かを抽選で決定する第1段抽選処理の開始の契機を付与する処理であり、前記入賞信号が入力するたびに主制御装置31のRAM34の第1保留球数(入賞回数)の記憶領域の値を上限数(例えば4)までの範囲でカウントアップする処理を行う。そして、この第1保留球数が1以上ならば第1段抽選処理の開始の契機が付与されたことになる。
副第1抽選開始処理は、第2始動口13の第2始動口入賞球検知センサ38からの入賞信号があった場合に、第2変動入賞装置18を第2状態に変動するか否かを抽選で決定する副第1段抽選処理の開始の契機を付与する処理であり、前記入賞信号が入力するたびに主制御装置31のRAM34の副第1保留球数(入賞回数)の記憶領域の値を上限数(例えば4)までの範囲でカウントアップする処理を行う。そして、この副第1保留球数が1以上ならば副第1段抽選処理の開始の契機が付与されたことになる。
第2抽選開始処理は、第1変動入賞装置17の第1変動入賞球検知センサ43および第2変動入賞装置18の第2変動入賞球検知センサ44の少なくとも一方から入賞信号があった場合に、第3変動入賞装置19を開放するか否かを抽選により決定する第2段抽選処理の開始の契機を付与する処理であり、前記入賞信号が入力するたびに主制御装置31のRAM34の第2保留球数(入賞回数)の記憶領域の値を上限数(例えば4)までの範囲でカウントアップする処理を行う。そして、この第2保留球数が1以上ならば第2段抽選処理の開始の契機が付与されたことになる。なお、第2保留球数の上限数は例えば4であるが、副第1段抽選処理で当たりとなって第2変動入賞装置が1回開放した際の閉塞条件は、遊技球1個の入賞となっており、この場合に、第2保留球数の記憶領域の値は基本的に1だけカウントアップされる。
第3抽選開始処理は、第3変動入賞装置19の第3変動入賞球検知センサ43からの入賞信号があった場合に、第4変動入賞装置19を開放するか否かを抽選により決定する第3段抽選処理の開始の契機を付与する処理であり、前記入賞信号が入力するたびに主制御装置31のRAM34の第3保留球数(入賞回数)の記憶領域の値を上限数(例えば4)までの範囲でカウントアップする処理を行う。そして、この第3保留球数が1以上ならば第3段抽選処理の開始の契機が付与されたことになる。
なお、第1段、副第1段、第2段、第3段抽選処理それぞれの開始条件の1つは、上述の第1、副第1、第2、第3保留球数がそれぞれ1以上であるが、その他にも開始条件があり、開始条件の二つ目は、第1段抽選処理においては、第1段抽選処理中でないこと(既に第1段抽選処理が開始されている場合に、開始された第1段抽選処理が終了していること)、同様に副第1段抽選処理においては、副第1段抽選処理中でないこと、同様に第2段抽選処理においては、第2段抽選処理中でないこと、同様に第3段抽選処理においては、第3段抽選処理中でないことである。
開始条件の3つ目は、第1段、副第1段、第2段、第3段抽選処理全てに共通で、第1〜第4変動入賞装置17〜18のいずれかが開閉変動処理中(第2状態)でないことである。
これら三つの開始条件が全て成立している場合に、第1段、副第1段、第2段、第3段抽選処理が開始される。
なお、通常の状態(第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなることにより発生する当たり状態となっていない状態)では、第1〜第4変動入賞装置17〜20は、全て遊技球が入賞できない第1状態となっている。
したがって、通常の状態において、第1〜第4変動入賞装置17〜20が遊技球の入賞できない第1状態となっていることから、第2抽選開始処理、第3抽選開始処理は、第1および第2変動入賞球検知センサ43,44からの入賞信号、第3変動入賞球検知センサ45からの入賞信号が入力されることがなく、実質的に処理が行われない状態となっている。
なお、ガラス枠を開放して第1〜第3変動入賞装置17〜19を手で開放して遊技球を入賞させた場合や、第1〜第3変動入賞装置17〜19が以前に開放して閉塞した際に、可動片21や可動扉23に遊技球が挟まれた状態となり、これら落下して入賞してしまった場合には、通常の状態でも第2抽選開始処理、第3抽選開始処理が行われる。なお、当たり状態でない場合に、第1〜第4入賞球検知センサ43〜46〜入賞信号が入力した場合にエラーとし、第2抽選開始処理、第3抽選開始処理を行わないものとしてもよい。
そして、遊技開始時等のように通常の状態においては、第1、副第1、第2、第3抽選開始処理のうち、第1抽選開始処理及び副第1抽選開始処理だけが行われる。
しかし、通常の状態では、遊技者は、第1変動入賞装置17や第2変動入賞装置18を狙って、右打ちする可能性が低く、右打ち用の始動口として可変表示装置4の右側に配置された第2始動口13に遊技球が入賞する可能性は低い。
なお、第1〜第4変動入賞装置17〜20が開放していない状態で、右打ちをすると、第2始動口13以外の入賞口に入賞する可能性が低くなるように遊技釘22や風車が配置されており、一方、通常の打ち方では、一般入賞口である第1〜第3入賞口14〜16に遊技球が入賞する可能性が右打ちよりもかなり高くなり、所謂ベースが高くなるようになっている。
また、第1始動口12への遊技球の入賞に基づく第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって当たり状態が発生した場合に遊技者が獲得可能な遊技球数は、第2始動口13への遊技球の入賞に基づく副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって小当たり状態が発生した場合に遊技者が獲得可能な遊技球数より多くなっており、例えば、4倍以上となっている。
また、遊技釘22や風車等の配置により、第1始動口12に対する遊技球の入賞率(入賞のし易さ)は、第2始動口13よりも高くなっている。
したがって、通常の状態において、遊技者が右打ちよりも通常の打方をする方が遊技者に有利となり、遊技者は、通常の状態では、右打ちをせずに通常の打方をする可能性が高い。
なお、例えば、第2始動口13に遊技球が入賞することにより行われた副第1段抽選処理で当たりとなった場合に、当たり状態の場合と、通常の場合とで、第2変動入賞装置18の閉塞条件を異なるものとし、当たり状態の場合には開放開始から6秒で閉塞、通常の場合は開放開始から0.2秒で閉塞としてもよい。このような構成とすれば、通常の状態で第2始動口13に遊技球が入賞して副第1段抽選処理が当たりとなって第2変動入賞装置が開放しても、遊技球が入賞する可能性が低く、小当たり状態が発生しない可能性が高くなり、遊技者が、通常の状態で第2始動口13を狙わなくなる。
ここでは、通常の状態で遊技者が右打ちではなく通常の打方をすることにより、通常の状態で第2始動口13に遊技球が入賞する可能性が極めて低いものとし、通常の状態では主に第1始動口12に遊技球が入賞するものとして説明する。
そして、第1始動口12への入賞に基づく第1抽選開始処理では、第1始動口12に遊技球が入賞して第1始動口入賞球検知センサ38からの信号の入力が有るか否かを判定し、前記信号の入力がなければ、前記信号の入力を待機する状態となる。この待機状態では、第1段抽選処理に対応する変動表示ゲームを表示する可変表示装置4および第1可変表示器8が客待ち状態となり、可変表示装置4には、客待ち状態として遊技機をデモンストレーションするためのデモンストレーション画像が表示されるように制御される。
第1可変表示器8でも、例えば、各LEDをゆっくり点滅させる客待ち状態表示が行われるように制御される。また、この状態では、第2抽選開始処理、第3抽選開始処理も待機状態となり、第2段抽選処理、第3段抽選処理に対応する変動表示ゲームを表示する第3および第4可変表示器10,11も第1可変表示器8と同様の客待ち状態の表示が行われる。
また、第2始動口13に遊技球が入賞しなければ、副第1抽選開始処理も待機状態となり、副第1抽選開始処理に対応する変動表示ゲームを表示する第2可変表示器9も同様の客待ち状態の表示となる。
なお、第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれか1つが第2状態に変動すると、第1状態に復帰するまで(開閉変動処理中)、第1段、副第1段、第2段、第3段抽選処理が停止することになるが、各抽選処理(変動表示ゲーム)の開始の契機となる入賞信号の入力の検知および各抽選開始処理は、各抽選処理とは別に行われており、各抽選開始処理における、例えば、各保留球数のカウントアップは、第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかの開閉変動処理中も行われる。なお、保留球数のカウントダウンは、第1〜第3段抽選処理や副第1段抽選処理での処理となり、第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかの開閉変動処理中は行われない。
そして、第1抽選開始処理では、第1始動口入賞球検知センサ38から入賞信号が入力すると、第1始動口12への遊技球の入賞に基づく第1段抽選処理を行う契機(始動権利)となる第1保留球数(入賞回数)が1カウントアップされる。
また、第1始動口12に遊技球が入賞することに基づいて行われる第1段抽選処理は、当たり・はずれを決定し、当たりとなった場合には、第1変動入賞装置17を第1状態から第2状態に変動させて開放状態とするためのものである。
また、第1始動口12に対して第1保留球数を上限数(例えば4個)まで記憶可能となっており、第1始動口12に遊技球が入賞する度に、第1保留球数が上限数より小さければ第1保留球数を1カウントアップする。また、第1段抽選処理が開始される度に第1段抽選処理で第1保留球数を1カウントダウンする。
また、第1段抽選処理が終了するまで、次の第1段抽選処理は開始されず、第1段抽選処理が終了し、かつ、第1保留球数が1以上の場合に次の第1段抽選処理が開始される。なお、後述するように第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかに対して開閉変動処理が行われている間は、行われている第1段抽選処理を中断する。この場合に、第1段抽選処理の開始も中断状態となるので、上述のように前記開閉変動処理中に実質的に第1段中断処理が開始されることもない。
そして、第1段抽選処理は、上述のように第1段抽選処理が行われておらず、第1保留球数が1以上で、いずれの変動入賞装置17〜20も開閉変動処理中でない場合に開始される。なお、第1段抽選処理が当たりとなって終了すると、第1変動入賞装置17に対して前記第1開閉変動処理が行われることになり、第1段抽選処理が終了していても第1段抽選処理が開始されない。
すなわち、第1段抽選処理がはずれの抽選結果となって終了すると、第1保留球数が1以上ならば直ぐに次の第1段抽選処理が開始されるが、第1段抽選処理が当たりの抽選結果となって終了した場合には、当たりの抽選結果に対応して第1変動入賞装置17に対する第1開閉変動処理が終了するまで第1段抽選処理は開始されない。したがって、次の第1段抽選処理は、当たりの抽選結果に対応して第1変動入賞装置17が第2状態となってから第1状態に復帰した際に、第1保留球数が1以上ならば開始されることになる。
また、第1始動口12に遊技球が入賞した場合には、第1保留球数をカウントアップするとともに、抽選用の(擬似)乱数を取得する。この乱数は、例えば、1秒より極めて短い時間間隔毎に、0〜所定上限数までの範囲で数値を1カウントアップして更新記憶する(上限数に達したら0に更新記憶する)処理を行うとともに、第1始動口12(他の抽選処理では、第2始動口13か第1〜第3変動入賞装置17〜19のいずれか)に遊技球が入賞した場合に、上述のように更新記憶されている数値を取得して乱数として記憶する。
また、第1段抽選処理では、予め、0〜所定上限数までの範囲の数値のうち当たりとして設定されている数値が登録された判定テーブルと上述ように取得されて記憶された乱数とを比較し、取得された乱数と同じ数値が判定テーブルに登録されている場合に当たりとなり、乱数と同じ数値が登録されていない場合にはずれとなる。
第1抽選処理において当たりとなる当選確率は、例えば、1/140とされている。
また、第1段抽選処理では、上述の抽選を行う処理だけではなく、第1可変表示器8における変動表示の制御処理が行われる。まず、第1段抽選処理開始でLED制御装置71に第1変動表示ゲーム開始のコマンドが出力されることにより、LED制御装置71の制御により第1可変表示器8において第1変動表示ゲームにおける変動表示が開始される。変動表示は、複数のLED(ランプ)の早い点滅により行われる。なお、第1可変表示器8で変動表示が開始されていない状態では、上述の客待ち表示として、変動表示中よりも点滅間隔が長い状態で明らかに変動中の表示と区別できるように複数のLEDが点滅する。
また、抽選等により複数の変動表示パターン(変動表示時間)から選択された表示パターン(変動表示時間)により、変動表示を行う。なお、第1段抽選処理では、可変表示装置4でもデジパチと同様の変動表示が行われることから、少なくともはずれと当たりとリーチはずれ(例えば、当たりとなる図柄の組み合わせが全て同じ種類の図柄である場合に、1つだけ図柄が異なる組み合わせがリーチはずれとなる)の変動表示時間があり、基本的に当たりの変動表示時間は、後述の非開放積算時間以上の当たり変動表示時間とされ、はずれの変動表示時間はそれより短いはずれ変動表示時間とされ、リーチはずれの場合には、当たり変動表示時間かはずれ変動表示時間のいずれかと同じ変動表示時間とされる。
ここで、第1段抽選処理で当たりとなることにより発生する当たり状態における主制御装置31の制御の概略は、図3のフローチャートに示すように、遊技者が通常の打方で第1始動口12に遊技球を入賞させると(ステップS1)上記第1抽選開始処理により第1保留球数が1以上となり、第1段抽選処理を開始する。そして、第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなると(ステップS2)、第1変動入賞装置17を1回開放して遊技球が入賞することにより第2抽選開始処理により例えば第2保留球数が上限の4となる(ステップS3)。
そして、第1変動入賞装置17を閉塞すると、第2段抽選処理を開始し、第2保留球数を1カウントダウンするとともに、第2段抽選処理で後述のように極めて高い確率で当たりとなる。これにより、第3変動入賞装置19を1回開放して遊技球が入賞することにより、第3抽選開始処理により例えば第3保留球数が上限の4となる(ステップS4)。
第3変動入賞装置19が閉塞した後に、第3段抽選処理を開始し、第3保留球数が1カウントダウンされるとともに、第3段抽選処理が後述のように極めて高い確率で当たりとなって第4変動入賞装置20を開放する(ステップS5)。
第4変動入賞装置を閉塞した後に第3保留球数が1以上か否かを判定し(ステップS6)、第3保留数が1以上ならばステップS5に戻り、第4変動入賞装置20を開放する。この処理により、第3保留球数が上限の4まで溜まった場合には、ステップS5が4回繰り返されて第3保留球数が0となる。
そして、ステップS6で、第3保留球数が1以上でないと判定されると、ステップS5に戻ることなく、第3段抽選処理が停止した状態となるが、第2段抽選処理においては、第2保留球数が1以上となっている間は、第2段抽選処理が繰り返し行われているとともに、第4変動入賞装置20が4回開閉を繰り返す時間が経過した後に、高い確率で当たりとなった抽選結果に基づいて第3変動入賞装置19を開放するようになっている。
すなわち、実質的には、第3保留球数が0となった場合には、第2保留球数が1以上か否かを判定し(ステップS7)、1以上ならば再びステップS4に戻った状態となるが、実際の処理としては、第3段抽選処理が4回行われて第4変動入賞装置20が4回開放する際に、並行して、第2保留球数を1カウントダウンして第2段抽選処理が行われており、既に、第2保留球数が1から0となった状態で、最後となる第2段抽選処理が行われている場合もある。
すなわち、見かけ上、第3保留球数が0となった後に、第2保留球数が1以上であれば再びステップS4に戻ることになる。これにより、再び第3変動入賞装置が開放し、第3保留球数が4つ溜まる。
したがって、第2保留球数と第3保留球数がそれぞれ上限の4つまで溜まるものとすると、第1変動入賞装置17が1回開放した後に、第3変動入賞装置が4回開放し、かつ、第3変動入賞装置が1回開放するたびに第4変動入賞装置が4回開放する。これにより、第4変動入賞装置は、トータルで16回開放することになる。
また、第1変動入賞装置17が開放すると、遊技者は第1変動入賞装置17に遊技球を入賞させるために右打ちする。また、第3変動入賞装置19、第4変動入賞装置20も遊技釘22の配置等により基本的に右打ちの方が入賞率が高く設定されており、当たり状態中は、遊技者が右打ちをする可能性が高い。
そして、遊技者が右打ちをして第2始動口13へ遊技球を入賞させると(ステップS8)、
上記副第1抽選開始処理により副第1保留球数が1以上となり、副第1段抽選処理を開始する。そして、副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなると(ステップS9)、第2変動入賞装置17を1回開放して遊技球が入賞することにより第2抽選開始処理により例えば第2保留球数が1カウントアップされる(ステップS10)。
なお、第2変動入賞装置18は、その閉塞条件として1個の遊技球の入賞が設定されており、基本的に、第2変動入賞装置18が開放した場合に、第2保留球数は、1だけカウントアップされる。また、第1変動入賞装置17が開放する際に右打ちを開始したものとすると、既に、第2段抽選処理が1回行われ、第2保留球数が上限数より少ない3以下になっている可能性が高く、第2保留球数が上限数となってカウントアップされない事態となる可能性は極めて低い。
これにより、副第1段抽選処理で当たりとなると、まず、第2変動入賞装置18の開放により、1個の遊技球の入賞が追加され、第2保留球数が1カウントアップされることで、当たり状態に第2変動入賞装置18および第3変動入賞装置19の1回の開放と、第4変動入賞装置20の4回の開放が極めて高い確率で追加されることになる。また、当たり状態が終了する前に、副第1段抽選処理が複数回当たりとなれば、当たりとなる毎に、第2変動入賞装置18および第3変動入賞装置19の1回の開放と、第4変動入賞装置20の4回の開放が極めて高い確率で追加され、極めて長い当たり状態が発生する可能性もある。
このように第1段抽選処理が当たりとなって第1変動入賞装置17、第3変動入賞装置19、第4変動入賞装置20が順次開放する状態が当たり状態となる。
これらのことから第1〜第4変動入賞装置17〜20には(第1状態から第2状態への)変動開始に係わる順位が付けられた状態となっており、第1変動入賞装置17の順位が最初に変動する第1位(最上位)であり、第3変動入賞装置19の順位が2番目に変動する第2位であり、第4変動入賞装置20の順位が3番目に変動する第3位(最下位)である。また、第2変動入賞装置18の順位は、第2変動入賞装置18が開放した後に、第1変動入賞装置17が開放した場合と同様に第3変動入賞装置19、第4変動入賞装置20が開放することから、第1変動入賞装置17と同じ順位となる第1位(最上位)である。
したがって、この例のパチンコ遊技機は、遊技球が入賞できない第1状態と、遊技球が入賞し易い第2状態との間で変動するとともに、第2状態となった場合に所定条件の成立に基づいて第1状態に戻り、かつ、それぞれに第2状態への変動開始に係わる順位が付けられた複数の変動入賞装置17〜20を備えるものである。
また、主制御装置31は、当たりもしくははずれを決定する抽選処理を行う当たり抽選手段として機能する。
また、この遊技機は、遊技球の流入に基づいて前記当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する第1始動口12を備える。
また、抽選手段としての主制御装置31は、抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第2状態とすることにより開始され、かつ、第2状態となる上位の変動入賞装置への遊技球の入賞および第1状態への復帰に基づいて順次下位の変動入賞装置を第2状態とする当たり状態を発生させる当たり状態発生手段として機能する。
また、当たり状態発生手段としての主制御装置31は、前記当たり抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の第1変動入賞装置17を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させる最上位開放手段と、最下位の第4変動入賞装置20より上位の第1〜第3変動入賞装置17〜19が第2状態となった際に、当該上位の第1〜第3変動入賞装置17〜19に遊技球が入賞する毎に、当該上位の第1〜第3変動入賞装置17〜19に対応して上限数となるまで入賞回数をカウントアップして更新記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段に、上位の第1〜第3変動入賞装置17〜19のいずれかに対応して1以上の保留球数(入賞回数)が記憶されている場合に、当該保留球数が対応して記憶されている上位の第1〜第3変動入賞装置17〜19より1つ下位となる第3及び第4変動入賞装置19,20を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させるために必要な開放処理を行う下位開放手段として機能する。
前記保留記憶手段としての主制御装置31は、前記下位開放手段により開放処理が行われる際に、前記上位の各変動入賞装置に対応した入賞回数をカウントダウンして更新記憶するうようになっている。
なお、実際には、上位の第1または第2変動入賞装置17,18への遊技球の入賞に基づいて下位の第3および第4変動入賞装置19,20を第1状態から第2状態とする際に、上述の抽選が行われ、はずれた場合には、下位の第3および第4変動入賞装置19,20を第1状態から第2状態とすることはないが、抽選での当たりとなる確率が極めて高く、実質的には、上位の第1または第2変動入賞装置17,18に遊技球が入賞すると下位の第3および第4変動入賞装置19,20が第2状態に変動する。。
そして、後述のように第2段抽選処理における第2変動表示時間が5秒、第3段抽選処理における第3変動表示時間が1秒とされている。これにより、第1変動入賞装置17が開放した後に閉塞してから第1変動入賞装置への遊技球の入賞により開始される第2変動表示が5秒後に極めて高い確率で当たりとなって終了して第3変動入賞装置19が開放し、第3変動入賞装置19が開放した後に閉塞してから第3変動入賞装置19への遊技球の入賞により開始される第3変動表示が1秒後に極めて高い確率で当たりとなって終了して第4変動入賞装置20が開放する。
また、第4変動入賞装置20が開放した後に閉塞してから再び開始される第3変動表示が1秒後に極めて高い確率で当たりとなって再び第4変動入賞装置20が開放され、この動作がトータルで第4変動入賞装置20が4回開放するまで行われる。この際に、第3変動入賞装置19が閉じてから、第4変動入賞装置20が4回第2状態となる間に、全ての変動入賞装置17〜20が閉塞状態となっている時間が4秒経過する。
次いで、上述のように、変動表示時間が5秒の第2段抽選処理において、既に4秒経過したことになり、第4変動入賞装置19が4回目の開放後に閉塞してから1秒後に高い確率で当たりとなって第3変動入賞装置19が開放し、開放した第3変動入賞装置19に遊技球が入賞して、第3保留球数が再び4となり、第4変動入賞装置が4回開放する。すなわち、第1変動入賞装置17が開放した後に閉塞してから、第3変動入賞装置が4回開放し、第4変動入賞装置が16回開放するので、例えば、各変動入賞装置17〜20の開放から次の開放までの閉塞時間のトータル、すなわち、非開放積算時間は、例えば、25秒程度となる。
すなわち、第1変動入賞装置17が開放して閉じた後に第2段抽選処理の変動表示時間5秒が経過すると第3変動入賞装置19が開放し、第3変動入賞装置19が閉塞した後に第3段抽選処理の変動表示時間1秒が経過した際に第4変動入賞装置20が開放し、以後第4変動入賞装置20が閉塞して1秒後に再び第4変動入賞装置20が開放する動作が全部で4回繰り返され、第3変動入賞装置19が閉塞してから4秒経過したことになる。この段階で、あと1秒経過すると第2段抽選処理の変動表示時間5秒が経過して再び第2段抽選処理が開始される。
すなわち、第2段抽選処理が4回行われるが、この際の変動表示時間が5秒とすると、第2段抽選処理を消化するのに、5×4=20秒が必要となり、さらに第2段抽選処理の最後の当たりで開放した第3変動表示装置が閉塞すると、第4段抽選処理が4回行われてさらに4秒経過することになる。
したがって、当たり状態で第1変動入賞装置が開放してから第3変動入賞装置が4回、第4変動入賞装置が16回開放する際に、これら第1、第3、第4変動入賞装置17、19,20が開放している時間を除く当たり状態の継続時間、すなわし、全ての変動入賞装置17〜20が閉じている時間を積算した当たり状態中の非開放積算時間は、約24秒となる。
この非開放積算時間に、上述の副第1段抽選処理による当たり(小当たり)が加わると、上述のように第2変動入賞装置18が開放することにより、第3変動入賞装置19の1回の開放と、第4変動入賞装置20の4回の開放が追加されることになり、1回の副第1段抽選処理の当たりが加わるごとに、約5秒追加となる。ここで、例えば、1回の当たり状態中に小当たりが4回発生するような場合も有りえると想定し、小当たりによる当たり状態の延長を考慮して、第1段抽選処理における第1変動表示ゲームの当たりの場合の変動表示時間(当たり変動表示時間)を小当たりが発生しない場合の当たり状態中における非開放積算時間となる24秒に小当たり4回程度の延長時間20秒と余裕分の1秒を加算して45秒とする。
これにより、小当たりで延長する可能性のある当たり状態中に第1段抽選処理が当たりとなって次の当たり状態が発生してしまう可能性を極めて低くすることができる。
この場合に、第1〜第4変動入賞装置17のいずれかに対して開放変動処理が行われている間は、主制御装置31の処理において、第1変動表示時間のタイムカウントが中断される(第2変動表示時間(副第1変動表示時間)、第3変動表示時間、第4変動表示時間も同様)ので、例えば、第1変動表示時間として上述の非開放積算時間24秒より多い時間が設定されていれば、先に行われた第1段抽選処理の結果が当たりとなって第1段抽選処理(第1変動表示ゲーム)が終了した後に、次の第1段抽選処理(第1変動表示ゲーム)が開始されても、先の第1段抽選処理の当たり結果に基づく当たり状態(小当たりで延長されない場合)終了後に当たり結果が確定して第1変動入賞装置が開放することになる。
さらに、ここでは、小当たりが4回発生した分の当たり状態の延長分も見込んでいるので、当たり状態中に想定以上の小当たりが発生しない限りは、第1段抽選処理において続けて当たりが発生しても大当り状態終了後に第1変動入賞装置が開放する。
また、第1段抽選処理において、当たり変動表示時間を45秒とするが、はずれの変動表示時間を例えば2秒とすると、第1段抽選処理で連続して当たりが発生しない限りは、当たりと当たりの間にはずれの変動表示時間がさらに加算されることになり、当たり状態中に第1段抽選処理が当たりとなって第1変動入賞装置17が開放する可能性は極めて低いものとなる。
なお、第1段抽選処理のはずれの変動表示時間は、当たり状態中も当たりとなる第1変動表示ゲームでなければ第1変動表示ゲームが少なくとも2回以上(複数回)行えるように、例えば、1秒から5秒程度とされることが好ましい。
なお、当たり状態中も第1可変表示器8では、第1変動表示ゲームが表示され、上述のようにはずれならば複数回の第1変動表示ゲームが行われるが、第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかに対して開閉変動処理が行われている間は、変動表示時間のタイムカウントが中止することで実質的な変動表示時間が増加することになり、当たり状態中における第1変動表示ゲームの実質的な長さは、通常の状態の場合より長くなる。
また、第1段抽選処理の当選確率は、例えば、1/140等のように比較的に低く設定されているので、続けて当たりが発生する確率は極めて低いが、はずれの場合に第1変動表示時間が短くなるのと、比較的高い確率で、副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって、小当たり発生により当たり状態が延長される可能性が高いので、当たり状態が長くなると(少なくとも開始から非開放積算時間が45秒を超える場合に)、当たり状態中に第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなって第1変動入賞装置17が開放する可能性がある。
そして、第1段抽選処理では、変動表示開始時に、当たり・はずれの判定処理を終了するが、第1可変表示器8では、変動表示時間の終了時まで変動表示を行い、変動表示時間が終了時に複数のLEDのうちのはずれを示すはずれLEDもしくは当たりを示す当たりLEDのいずれかを点灯する。なお、この際に各LEDの発光色を変更することにより、当たり、はずれを強調してもよい。そして、変動表示時間が終了した時点では、既にはずれLEDもしくは当たりLEDが点灯し、抽選結果が確定表示された状態となる。そして、第1段抽選処理開始から変動表示時間が経過して抽選結果が確定表示されることで第1段抽選処理終了となる。
この際に当たりが確定表示されていれば、第1変動入賞装置17に対して第1開閉変動処理が行われて第1変動入賞装置17が開放する。第1開閉変動処理では、第1段抽選処理で当たり結果が確定した場合に、第1変動入賞装置17の駆動源を駆動して第1変動入賞装置17を第1状態から第2状態に変動する。そして、第1状態から第2状態に変動していから所定時間(例えば、6秒以下)の経過もしくは所定個数(例えば、10個以下でここでは6個)の遊技球の第1変動入賞装置17への入賞のいずれかの閉塞条件が成立した時点で第1変動入賞装置17が第2状態から第1状態に復帰する。
また、第1段抽選処理では、第1可変表示器8による可変表示と並行して、可変表示装置4における装飾図柄の(第1)変動表示ゲームが行われる。可変表示装置4での変動表示ゲームでの変動表示開始と、変動表示の終了による抽選結果の確定は、主制御装置31からLED制御装置71の場合と同様に図柄制御装置61に出力されるコマンドにより行われる。可変表示装置4における装飾図柄の変動表示ゲームは、第1可変表示器8とほぼ同じタイミングで行われ、表示される抽選結果は、第1可変表示器8と可変表示装置4とで同じものとなる。なお、可変表示装置4で行われる装飾図柄の変動表示ゲームは、上述のように所謂デジパチで行われる可変表示とほぼ同様の表示となる。なお、上述のように当たり状態中は、第1〜第4変動入賞装置17〜20が開放している間、変動表示時間のタイムカウントが停止されるので、それに対応して図柄制御装置61において、装飾図柄の変動表示ゲームが延長される。
そして、この例の遊技機では、第1段抽選処理の結果が当たりとなって第1変動入賞装置17が開放することで当たり状態での遊技が開始される。言い換えれば、第1段抽選処理が当たりとならなければ、通常の遊技状態が維持され、基本的に第1始動口12もしくは第2始動口13に遊技球が入賞しなければ、全ての変動入賞装置(第1〜第4変動入賞装置17〜20)が客待ち状態となり、可変表示装置4に客待ち状態におけるデモンストレーション画像が表示され、第1〜第4可変表示器8〜11においても、各LEDが低速で点滅する客待ち状態の表示となる。
第1始動口12に遊技球が入賞し、第1保留球数が1以上となっていれば、第1変動入賞装置17を第2状態とするか否かの第1段抽選処理だけが行われ、可変表示装置4と第1可変表示器8とで変動表示が行われる。
そして、第1段抽選処理で抽選結果が当たりとなり第1変動入賞装置17が第2状態となると、遊技者が所謂右打ちを行うことで、極めて高い確率で第1変動入賞装置17に遊技球が入賞する。ここで、第1変動入賞装置17は例えば6秒間だけ開放することになる(第2状態となる)が、特に異常がなければ、開放中に4個以上の遊技球が入賞可能であるが、入賞個数が6個となると、開放してからの時間が6秒経過していなくとも第1変動入賞装置17が閉塞する。
ここでは、第1変動入賞装置17に遊技球が入賞すると、第1変動入賞装置17への遊技球の入賞に基づく第2段抽選処理を行う契機(始動権利)となる第2保留球数(入賞回数)が1カウントアップされる。なお、第2段抽選処理で抽選結果が当たりとなった場合には、第3変動入賞装置19が第2状態となる。なお、第2変動入賞装置18を第2状態とするか否かを決定するのは副第1段抽選処理となる。
ここで、第2保留球数が0の場合には、第1変動入賞装置17への遊技球の入賞により保留球数が0から1にカウントアップされる。そして、第2段抽選処理が開始されることになるが、第1変動入賞装置17が開放している間は、第2段抽選処理が中断した状態となり、実質的に第2段抽選処理が開始されない。したがって、例えば、第1変動入賞装置17が開放している間に、第2保留球数が1以上となっても、第2段抽選処理が開始されて保留球数が1カウントダウンされることはない。
したがって、第1変動入賞装置17が開放している間に第2保留球数の上限数となる個数より多くの遊技球が入賞しても、第2段抽選処理の開始の契機(始動権利)は、第2保留球数の上限数までしか付与されない。
そして、第1変動入賞装置17が閉塞して第2段抽選処理が開始されて第2保留球数が1カウントダウンされると、第2保留球数が上限数より小さくなって、第2保留球数をカウントアップ可能となるが、既に第1変動入賞装置17が閉塞しているので、遊技球が入賞して第2保留球数がカウントアップされることはない。
すなわち、第1変動入賞装置17が開放して遊技球が入賞した後に未だ第1変動入賞装置17が閉塞する前に第2段抽選処理が開始されて第2保留球数が1カウントダウンされることにより、実質的な第2段抽選処理の開始の契機の回数が第2保留球数の上限数+1となることはない。
以上のことから第2保留球数の上限数を4とすると、この段階で4回だけ第2段抽選処理が開始される契機が付与される。
第2段抽選処理は、第1段抽選処理に対して、その開始の契機が第1始動口12への遊技球の入賞に基づく第1保留球数ではなく、第1変動入賞装置17への遊技球の入賞に基づく第2保留球数である点と、抽選結果が当たりとなる当選確率が65535/65536すなわち、はずれとなる確率が約6万5千分の1である点と、当たりとなった場合に開放する変動入賞装置が第3変動入賞装置19である点と、第2段抽選処理に対応する変動表示ゲーム(第3変動表示ゲーム)は、可変表示装置4では行われず第3可変表示器10だけで行われる点と、基本的にはずれの確率が低くはずれを想定していないので当たり・はずれに拘わらず変動表示の変動表示パターンとしての変動表示時間は例えば5秒で一定とされる点が異なるが、その他については、第1段抽選処理と同様に行われる。
そして、第2段抽選処理の抽選結果が当たりなり、第2可変表示器9で当たりの表示が確定する(第1変動入賞装置17が閉じて変動表示時間として例えば5秒が経過すると)と、第3変動入賞装置19を開放して閉塞するための第2開閉変動処理が行われる。
そして、第3変動入賞装置19が開放している間は、極めて高い確率で遊技球が入賞するようになっている。
そして、第3変動入賞装置19が開放している間に、第3変動入賞装置19に遊技球が入賞すると、第3段抽選処理において用いられる第3保留球数が上限数(例えば、4個)となるまで、カウントアップされる。
そして、第3保留球数が1以上となることで第3段抽選処理が開始される契機が付与されるが、第2段抽選処理の場合と同様に第3変動入賞装置19が開放している間は、第3段抽選処理が開始されず、第3変動入賞装置19が開放している間に第3保留球数がカウントダウンされることはなく、第3変動入賞装置19が開放している間に得ることが可能な第3段抽選処理の開始の契機となる回数は、第3保留球数の上限数と同じとなる。
そして、第3段抽選処理は、第2段抽選処理に対して、その開始の契機が、第3変動入賞装置19への遊技球の入賞に基づく第3保留球数である点と、当たりとなった場合に開放する変動入賞装置が第4変動入賞装置20である点と、第3段抽選処理に対応する変動表示ゲーム(第4変動表示ゲーム)は、第4可変表示器10で行われる点と、変動表示時間が1秒である点が異なるがその他については、第2段抽選処理と同様に行われる。
また、第3段抽選処理の契機となる第3保留球数の上限数が4とされ、上述のように第3変動入賞装置19が開放している間に、第3保留球数がカウントダウンされることがないことから、第3段抽選処理は、最大4×4回行われる。なお、第3変動入賞装置19における閉塞条件が第1状態から第2状態に変動してから6秒経過もしくは遊技球の5個入賞となっており、第3変動入賞装置19が開放している間に少なくとも4個以上の遊技球が入賞するように遊技釘22や風車等の配置が設定されており、通常、第3保留球数は、その上限数である4個となる。
したがって、第3段抽選処理は、通常、4回行われるとともに、当選確率が極めて高いことから通常4回当選となって、第4変動入賞装置20が第1状態から第2状態となって第1状態に復帰する第3開閉変動処理を4回繰り返すことになる。
なお、第4変動入賞装置20の閉塞条件は、第4変動入賞装置が開放動作を開始してから6秒経過もしくは7個の遊技球の入賞となる。
また、上述の当たり状態中に、遊技者が右打ちすると、通常打ちの場合に比較して第2始動口13への遊技球の入賞率が格段に高くなり、この第2始動口13に遊技球が入賞すると副第1段抽選処理の開始の契機が付与されることになる。副第1段抽選処理は、第1段抽選処理に対して、当選確率が1/15と第1段抽選処理より10倍程度高くされる点と、副第1段抽選処理に対応する第2変動表示ゲーム(副第1変動表示ゲーム)が表示されるのが第2可変表示器9である点と、変動表示時間が当たりもはずれも非開放積算時間よりも極めて短い1.5秒である点が異なる以外は、第1段抽選処理と同様に行われる。そして、副第1段抽選処理が当たりとなると、第2変動入賞装置18に対する副第1開閉変動処理が行われるが、この場合の閉塞条件は、第2変動入賞装置が開放動作を開始してから6秒経過もしくは1個の遊技球の入賞である。
ここで、第2変動入賞装置に遊技球が入賞した場合には、第1変動入賞装置に遊技球が入賞した場合と同様に第3変動入賞装置を開放させるための第3段抽選処理の開始の契機となる第2保留球数をカウントアップするようになっているが、上述のように第2変動入賞装置17の閉塞条件が1個の遊技球の入賞なので、第2変動入賞装置が開放状態となっても基本的に遊技球が1個しか入賞せず、第2保留球数は1カウントアップするだけである。
これにより、第2保留球数が1だけ多くなることで、当たり状態中に小当たりが発生すると、上述のようの当たり状態が延長されることになる。
このような副第1段抽選処理の開始から抽選結果の確定まで表示される第2変動表示ゲームの変動表示時間は、上位の変動入賞装置の変動終了から、下位の変動入賞装置の変動開始に至るまでの移行用待機時間として設けた、比較的短い時間間隔に略相当する時間(この時間は、連続的に変動入賞装置17〜20を作動させるようにしている為、長い時間間隔とはならない)、または、当たり状態において発生する当該以降用待機時間を積算した積算時間以下の時間とし、当たり状態中に第2変動表示ゲームに係るゲーム結果を確実に表示し得るようにすることで、当たり状態中に小当たりを決定可能とできる。
次に、当たり状態における当たり状態演出表示処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
当たり状態演出表示処理は、主制御装置31で極めて短い所定期間毎に繰り返し行われる処理である。
図4のフローチャートに示すように、当たり状態フラグがセットされているか否かを判定する(ステップSa1)。
当たり状態フラグがセットされていない場合には、第1段抽選処理による抽選結果が当たりとなった場合に、第1段抽選処理における上述の変動表示時間が経過して第1段抽選処理が終了し、第1変動入賞装置17を開放するタイミングとなったか否かが判定される(ステップSa2)。
第1変動入賞装置を開放するタイミングでない場合(第1段抽選処理がおこなわれていない場合や、第1段抽選処理がはずれの場合を含む)には処理を終了する。
第1変動入賞装置を開放するタイミングの場合には、主制御装置31から図柄制御装置61に当たり状態演出表示の開始を示すコマンド(大当たりコマンド)を出力する(ステップSa3)。
これにより、図柄制御装置51においては、当たり状態演出表示を可変表示装置4に表示する制御を行う。図柄制御装置51には、当たり状態となる最大時間分の当たり状態演出表示用の表示データがROM等に記憶されており、この表示データを使って当たり状態の最大時間分の演出表示を開始する。なお、当たり状態の最大時間は、当たり状態中の第1、第3、第4変動入賞装置17,19,20の最大開閉変動処理時間(閉塞条件となる開放時間6秒に全ての変動入賞装置の開放回数21とを乗算した時間)、すなわち、126秒と、上述の非開放積算時間24秒とを足した150秒となる。
実際には、閉塞条件としての開放時間が経過する前に、もう1つの閉塞条件である所定個数の遊技球の入賞により各変動入賞装置17,19,20が閉塞する場合があり、当たり状態は150秒以下となる。
そして、主制御装置31は、当たり状態演出タイマに上述の最大時間(例えば、150秒)をセットして、当たり状態演出タイマを作動させる(ステップSa4)。
次に、当たり状態フラグをセットし(ステップSa5)、処理を終了する。
当たり状態演出タイマにおける時間経過と、可変表示装置4に表示される当たり状態演出表示の進行とは、ほぼ同期した状態となっており、当たり状態演出タイマがタイムアップすると当たり状態演出表示はその表示データを全て表示し、それ以上表示できない状態となる。すなわち、当たり状態演出タイマの経過時間に対応して当たり状態演出表示が可変表示装置4に表示された状態となる。
一方、ステップSa2で、当たり状態フラグがセットされている場合には、第1段抽選処理による抽選結果が当たりとなった第1段抽選処理における上述の変動表示時間が経過して第1段抽選処理が終了し、第1変動入賞装置17を開放するタイミングとなったか否かが判定される(ステップSa6)。ここで、第1段抽選処理の当たりに対応して第1変動入賞装置17が開放する場合とは、当たり状態中に複数回(例えば5回)小当たりが発生することにより、当たり状態が大きく延長され、この延長された当たり状態が終了する前に、第1段抽選処理が再び当たりとなるとともに変動表示時間が経過し、第1変動入賞装置が開放される場合である。
すなわち、当たり状態が終了する前に再び当たり状態が発生した場合で、この場合には、再度の当たり状態演出表示の開始を示すコマンドを主制御装置31から図柄制御装置61に出力する(ステップSa7)。
このコマンドが入力された図柄制御装置61では、可変表示装置4に表示している当たり状態演出表示を終了し、新たに当たり状態演出表示を開始する。なお、この際に、この例では、当たり状態演出表示の背景画像の色を変更するようになっている。例えば、図柄制御装置61には、当たり状態演出表示の色の異なる背景画像データを複数ROMに記憶してあり、当たり状態中に当たり状態が発生すると、先に表示されていた当たり状態演出表示の背景画像データを異なる色の背景画像データに切り替えるようにしている。
次ぎに、当たり状態演出タイマを一度リセットし、上述の最大時間をセットしなおして
再び作動させる(ステップSa8)。
ステップSa6で、再度の当たり状態の発生と判定されなかった場合には、第2保留球数、第3保留球数がともに0でかつ全ての第1〜第4変動入賞装置17〜20が第1状態となっている(第1状態から第2状態に変動させる開閉変動処理が開始されているが未だ第2状態に至っていない場合を除く)か否かを判定する(ステップSa9)。
すなわち、当たり状態が終了したか否かを判定する。この場合の当たり状態の終了は、開放した第1〜第3変動入賞装置17〜19に遊技球が入賞しなかった場合(いわゆるパンク)や、極めて高い確率で当たりとなる第2段抽選処理もしくは第3段抽選処理が外れた場合などにより、当たり状態が通常より短い期間となった場合も含むものである。
例えば、第1変動入賞装置17が開放している間に遊技球が入賞しなかった場合には、第1変動入賞装置17が閉塞した時点で、第2保留球数および第3保留球数が0となり、かつ、全ての変動入賞装置17〜20が第1状態となるので、この時点で当たり状態終了となる。
そして、第2保留球数、第3保留球数がともに0でかつ全ての第1〜第4変動入賞装置17〜20が第1状態となっている場合には、当たり状態の終了として主制御装置31から図柄制御装置61に当たり状態演出表示の終了を示すコマンド(大当たり終了コマンド)を出力する(ステップSa10)。
これにより、図柄制御装置61では、可変表示装置4における当たり状態演出表示を終了する。
そして、当たり状態フラグをリセットするとともに、当たり状態演出タイマをリセットして(ステップSa11)、処理を終了する。
一方、ステップSa7で、当たり状態終了と判定されなかった場合には、当たり状態演出タイマに前の処理から今回の処理までの経過時間を加算することによりタイマを進める(ステップSa12)。
次に、当たり状態演出タイマがタイムアップしたか否かを判定し(ステップSa13)、タイムアップしている場合には、ステップSa10に移行して主制御装置31から図柄制御装置61に当たり状態終了コマンドを出力する。なお、実際には、当たり状態演出タイマがタイムアップする前に前述のステップSa9で、当たり状態の終了と判定され、当たり状態終了の判定に基づいて当たり状態終了コマンドが出力される。したがって、当たり状態演出タイマに上述の当たり状態の最大時間より僅かに長い時間(1秒程度長い時間)を設定し、当たり状態演出タイマがタイムアップしたら、本来終了しているはずの当たり状態が終了していないと判定されたことに基づいてエラーが発生したものとしてエラーを示すコマンドを図柄制御装置61に出力してもよい。
当たり状態演出タイマがタイムアップしていない場合には、小当たり予告フラグがセットされているか否かを判定する(ステップSa14)。
小当たり予告フラグがセットされていない場合には、上述の副第1段抽選処理が当たりとなったか否かが判定される(ステップSa15)。なお、この判定は、副第1段抽選処理の開始時に行われる当たり判定のタイミングとなり、ここで当たりと判定されても第2変動入賞装置18は、副第1段抽選処理に対応する変動表示ゲームの変動表示時間(例えば、1.5秒)が経過しないと開放しない。また、この変動表示時間を計測するタイマは、上述のように第1〜第4変動入賞装置17〜20のいずれかが開放していれば時間の計測を中断するので、当たり状態中は、変動表示時間が延長され、実際には1.5秒より長い時間になる可能性が高い。
そして、副第1段抽選処理の抽選結果がはずれの場合には処理を終了し、当たりの場合には主制御装置31から図柄制御装置61に小当たり予告表示を示すコマンドを出力する(ステップSa16)。
小当たり予告表示を示すコマンドが入力された図柄制御装置61では、小当たりが発生することを報知(予告)するようにROM等に記憶された小当たり発生報知演出表示用の表示データを用いて小当たり発生報知演出表示を行う。これは、可変表示装置4の画面上に例えば、小当たり発生を示唆するキャラクタ(当たり状態中演出表示で表示されるキャラクタと異なるキャラクタ)を登場(例えば、キャラクタが画面上を上下若しくは左右に通過する演出表示など)させることで行われる。
なお、小当たり予告演出表示は、当たり状態演出表示を中断することなく、当たり状態演出表示に上書きされるように表示される。この際に当たり状態演出表示が完全に上書きされて小当たり予告演出表示に隠されてしまうものとしてもよいし、小当たり予告演出表示を透過して当たり状態演出表示の一部が見えている状態としてもよい。
そして、小当たり予告フラグをセットして(ステップSa17)、処理を終了する。
一方、ステップSa13で小当たり予告フラグがセットされていると判定された場合には、次に、第2変動入賞装置開放フラグがセットされているか否かを判定する(ステップSa18)。
第2変動入賞装置開放フラグがセットされていない場合には、副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなったことに基づいて第2変動入賞装置18の開放を開始するか否かを判定し(ステップSa19)、未だ開放するタイミングでない場合には処理を終了する。
第2変動入賞装置18の開放を開始するタイミングの場合には、主制御装置31から図柄制御装置61に小当たり確定演出表示を示すコマンドを出力する(ステップSa20)。
また、当たり状態演出タイマの作動を一時停止する(ステップSa21)。
そして、第2変動入賞装置開放フラグをセットして(ステップSa22)処理を終了する。
小当たり確定表示を示すコマンドが入力された図柄制御装置61では、当たり状態演出表示を一時中断し、ROM等に記憶されている小当たり確定演出表示の表示データを用いて小当たり確定演出表示を行う。ここでは、例えば、上述のキャラクタが再び登場する短い演出表示が行われる。
ステップSa18で第2変動入賞装置開放フラグがセットされていると判定された場合には、第2変動入賞装置閉塞フラグがセットされているか否かを判定し(ステップSa23)、第2変動入賞装置閉塞フラグがセットされていない場合には、既に開放した状態の第2変動入賞装置18を閉塞する閉塞条件(6秒経過もしくは1個の遊技球の入賞)が成立し、第2変動入賞装置18が閉塞するタイミングか否かを判定する(ステップSa24)。
そして、第2変動入賞装置18を閉塞するタイミングでない場合に処理を終了する。
第2変動入賞装置18を閉塞するタイミングの場合には、一時停止していた当たり状態演出タイマを一時停止した状態の経過時間から引き続いた状態で作動させる(ステップSa25)。
また、主制御装置31から図柄制御装置61に小当たり確定演出表示終了を示すコマンドを出力する(ステップSa26)。
これにより、図柄制御装置61においては、小当たり確定演出表示を終了して、一時中断していた当たり状態演出表示を中断した時点から引き続いた状態で再開する。
そして、主制御装置31では、第2変動入賞装置閉塞フラグをセットして処理を終了する(ステップSa27)。
ステップSa23で、第2変動入賞装置閉塞フラグがセットされていると判定された場合には、図5に示すように、第2変動入賞フラグがセットされているか否かを判定する(ステップSa28)。
第2変動入賞フラグがセットされていない場合には、第2変動入賞装置18が開放中に第2変動入賞装置18の第2変動入賞球検知センサ44からの信号入力が有ったか否かを判定する(ステップSa29)。
ここで、第2変動入賞球検知センサ44からの信号入力がない場合には、第2変動入賞装置18が開放したのにもかかわらず、遊技機の不具合や遊技者の操作等により第2変動入賞装置18に遊技球が入賞しなかったことを示すものである。
第2変動入賞装置18の第2変動入賞球検知センサ44からの信号入力がなかった場合には、小当たり予告フラグ、第2変動入賞装置開放フラグ、第2変動入賞閉塞フラグをリセットして(ステップSa30)処理を終了する。この場合には、小当たり予告演出表示があったのに小当たり演出表示がキャンセルされた状態となる。
なお、第2変動入賞装置18に遊技球が入賞しても、第2段抽選処理で極めてまれにはずれとなることがあり、この場合に副第1段抽選処理で当たりとなっても当たり状態がほとんど延長されない場合(第2変動入賞装置18の開放時間だけ延長される)がある。
ここでの処理では、第2段抽選処理がはずれとなる可能性は極めて低いので無視するものとする。小当たりが発生して、かつ、第2段抽選処理が行われた場合には、可変表示装置4において当たり状態演出表示中に小当たり演出表示が割り込んだのにも係わらず、当たり状態が延長されずに終了した状態となる。
一方、第2変動入賞装置18への遊技球の入賞による第2保留球数のカウントアップが1となるように第2変動入賞装置18の閉塞条件を遊技球の1個の入賞としているが、第2変動入賞装置18にほぼ同時に2個の遊技球が入賞する可能性があり、この場合に、第2保留球数が上限より2個以上少ない状況ならば、第2保留球数が2個カウントアップしてしまう可能性がある。この場合に、ここでは、第2変動入賞球検知センサ44からの入賞信号が所定期間内に複数入力した場合には、最初の1つだけを有効にし、それ以降の入賞信号を無効とする処理を行ってもよい。
また、第2変動入賞装置18にほぼ同時に複数個の遊技球が入賞したことに基づいて第2保留球数が複数回カウントアップされた場合には、このカウントアップ分の数を記憶し、後述の小当たり演出表示に係わるステップ(Sa32〜41)をカウントアップ分の数だけ繰り返すようにしてもよい。
ステップSa29で、第2変動入賞装置18の第2変動入賞球検知センサ44からの信号入力が有った場合に、第2変動入賞フラグをセットし(ステップSa31)、処理を終了する。
ステップSa28で第2変動入賞フラグがセットされている場合には、第3変動入賞装置開放フラグがセットされているか否かを判定する(ステップSa32)。
第3変動入賞装置開放フラグがセットされていない場合には、第2段抽選処理の抽選結果が当たりとなり、かつ、変動表示時間が経過して第3変動入賞装置19が開放を開始するタイミングか否かを判定する(ステップSa33)。
そして、第3変動入賞装置19が開放するタイミングでない場合には、処理を終了する。
なお、ここでの第3変動入賞装置19の開放は、第2変動入賞装置18が開放してから最初の開放である。
一方、第3変動入賞装置19が開放するタイミングの場合には、主制御装置31から図柄制御装置61に小当たり状態(小当たり中)演出表示を示すコマンドを出力する(ステップSa34)。
また、当たり状態演出タイマの作動を一時停止する(ステップSa35)。
そして、第3変動入賞装置開放フラグをセットして(ステップSa36)処理を終了する。
小当たり状態演出表示を示すコマンドが入力された図柄制御装置61では、当たり状態演出表示を一時中断し、ROM等に記憶されている小当たり状態演出表示の表示データを用いて小当たり状態演出表示を行う。ここでは、例えば、上述のキャラクタが再び登場し、比較的長い期間に渡って移動する演出表示が行われる。
ステップSa32で第3変動入賞装置開放フラグがセットされていると判定された場合には、開放している第3変動入賞装置19に遊技球が入賞することにより1以上となる第3保留球数が―4となり、かつ、第4変動入賞装置20が閉塞している状態か否かを判定する(ステップSa37)。すなわち、第3変動入賞装置19が開放した後に閉塞し、第3変動入賞装置19が開放している間に入賞した遊技球に基づいて第4変動入賞装置20が上述のように最高4回開閉する処理が終了した段階か、第3変動入賞装置20に遊技球が入賞しなかった場合かを判定する。この第3変動入賞装置の開放から、第4変動入賞装置の最後の解放後の閉塞までが小当たり状態となる。すなわち、ステップSa37では、小当たり状態が終了したか否かを判定している。
そして、直前の第3変動入賞装置19の開放後から少なくとも第3保留球数が−4減算されていないか、第4変動入賞装置20が開放している状態では処理を終了する。
第3保留球数が−4となり、かつ、第4変動入賞装置20が閉塞している状態では一時停止していた当たり状態演出タイマを一時停止した状態の経過時間から引き続いた状態で作動させる(ステップSa38)。
また、主制御装置31から図柄制御装置61に小当たり中演出表示終了を示すコマンドを出力する(ステップSa39)。
これにより、図柄制御装置61においては、小当たり中演出表示を終了して、一時中断していた当たり状態演出表示を中断した時点から引き続いた状態で再開する。
そして、小当たり予告フラグ、第2変動入賞装置開放フラグ、第2変動入賞装置閉塞フラグ、第2変動入賞フラグ、第3変動入賞装置開放フラグをリセットし(ステップSa40)、処理を終了する。
この例では、副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなる小当たりが発生することになり、副第1段抽選処理を行う主制御装置31が小当たりもしくははずれを決定する小当たり抽選処理を行うとともに前記当たり状態中に小当たりを決定可能な小当たり抽選手段として機能する。
また、第2始動口13が、遊技球の流入に基づいて前記小当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する小当たり用始動口となる。
また、第2始動口13への遊技球の入賞に基づく副第1段抽選処理の抽選結果が当たりとなった場合に開放される第2変動入賞装置18が小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に変動する小当たり用変動入賞装置となる。
そして、主制御装置31は、小当たり抽選手段として小当たりを決定した場合に、前記小当たり用の第2変動入賞装置18を前記第1状態から第2状態に変動した後に第1状態に復帰させ、第2状態となった第2変動入賞装置18に遊技球が入賞した場合に、前記保留記憶手段として前記最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数としての第2保留球数をカウントアップさせる小当たり発生手段として機能する。
また、当たり状態演出表示を表示する可変表示装置4が、当たり状態中に当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する演出表示装置となる。
また、主制御装置31および図柄制御装置61が、当たり状態中に前記当たり状態演出表示を可変表示装置4に表示させる演出表示制御手段となる。
演出表示制御手段としての主制御装置31および図柄制御装置61は、前記当たり状態中に小当たりが発生した場合に、前記当たり状態演出表示を中断し、前記小当たり発生手段としての主制御装置31によりカウントアップされた第2保留球数(入賞回数)の増分に基づいて下位開放手段としての主制御装置31により第3および第4変動入賞装置19,20が第1状態から第2状態とされた後に第1状態に復帰する変動が行われている間を小当たり状態中として小当たり状態中であることを示す小当たり状態演出表示を可変表示装置4に表示させる。
また、主制御装置31および図柄制御装置61は、第2保留球数の増分に基づく第3及び第4変動入所装置の変動が終了した後に、前記当たり状態発生手段として主制御装置31によりカウントアップされた入賞回数が1以上であることに基づいて変動入賞装置の変動が行われる場合に、中断した当たり状態中演出表示を再開して可変表示装置4に表示させる。
また、主制御装置31は、たり状態中に小当たりが発生しない場合の前記当たり状態の開始から終了までに必要とされる最長の時間となり、かつ、当たり状態演出表示の最長表示時間となる当たり状態演出表示時間の経過を、当たり状態演出表示中に計時する当たり状態演出表示計時手段(当たり状態演出タイマ)として機能する。
また、演出表示制御手段としての主制御装置31および図柄制御装置61は、前記当たり状態演出表示計時手段に計時される当たり状態演出表示時間の時間経過(当たり状態演出タイマの時間経過)に対応して当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させるとともに、当たり状態演出タイマがタイムアップするまで当たり状態演出表示を行うように制御する。
当たり状態演出表示計時手段としての主制御装置31は、当たり状態演出表示開始に伴って当たり状態演出表示時間の計時を開始し、当たり状態中に小当たりが発生して、当たり状態演出表示を中断する際に、当たり状態演出表示時間の計時を停止し、当たり状態演出表示再開時に当たり状態演出表示時間の計時を再開する。
このような遊技機によれが、当たり状態中に小当たりを発生可能とすることで、当たり状態を延長させることができ、当たり状態をその期間や払い出される遊技球数において多彩なものとすることができる。
また、当たり状態演出表示中に小当たり状態演出表示を割り込ませた状態とすることで、当たり状態における演出表示をより多彩なものとすることができる。
また、小当たりの発生によって当たり状態の長さが変化することで、当たり状態中に表示される当たり状態演出表示の長さも変化することになるが、当たり状態中に当たり状態演出表示を中断して、小当たりの発生による当たり状態となる期間の増加分に対応する長さの小当たり状態演出表示を割り込ませることで、小当たりが発生しても当たり状態演出表示の表示時間は変化しないことになる。これにより、小当たり状態演出表示用の表示データの作成が容易なものとなり、製作コストの削減および製作期間の短縮を図ることができる。
また、実際に小当たりが発生しても第1〜第4変動入賞装置17〜20の動作としては、第2変動入賞装置18が1回開放することが異なるが、それ以外では、第2保留球数の増加に伴なって開放回数が増えるだけで、当たり状態中に明確に小当たり状態が発生するわけではない。しかし、当たり状態中に小当たり状態演出を行うことにより、当たり状態中に当たり状態とは異なる小当たり状態が発生していると遊技者に明確に印象付けることができ、本発明の当たり状態中に小当たりが発生する遊技の遊技性を遊技者に強調し、遊技の興趣を高めることができる。
また、周知の一般電役としてのパチンコ遊技機における遊技球の移動を表示画面上に模擬的に再現するとともに遊技球の入賞口への入賞を判定し、遊技球の発射と入賞とに対応して遊技者の獲得遊技球数を算出して遊技をシミュレーションするプログラムにおいて、上述の本発明に係わるパチンコ遊技機における制御系の処理を付加してコンピュータで実行可能としたプログラムも本発明に含まれるものである。また、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の実施の形態に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。 前記遊技機の電気系統を説明するためのブロック図である。 前記遊技機における大当たり状態を説明するためのフローチャートである。 前記遊技機の主制御装置における当たり状態演出表示処理を説明するためのフローチャートである。 上記図4のフローチャートの続きとなるフローチャートである。
符号の説明
4 可変表示装置(演出表示装置)
12 第1始動口(始動口)
13 第2始動口(小当たり用始動口)
17 第1変動入賞装置(上位の変動入賞装置、最上位の変動入賞装置)
18 第2変動入賞装置(上位の変動入賞装置、小当たり用変動入賞装置)
19 第3変動入賞装置(上位の変動入賞装置、下位の変動入賞装置)
10 第4変動入賞装置(下位の変動入賞装置、最下位の変動入賞装置)
31 主制御装置(抽選手段、当たり状態発生手段、最上位開放手段、保留記憶手段、下位開放手段、小当たり抽選手段、小当たり発生手段、演出表示制御手段、当たり状態演出表示手段)
61 図柄制御装置(演出表示制御手段)

Claims (4)

  1. 遊技球が入賞できない第1状態と、遊技球が入賞し易い第2状態との間で変動するとともに、第2状態となった場合に所定条件の成立に基づいて第1状態に戻り、かつ、それぞれに第2状態への変動開始に係わる順位が付けられた複数の変動入賞装置と、
    当たりもしくははずれを決定する抽選処理を行う当たり抽選手段と、
    遊技球の流入に基づいて前記当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する始動口と、
    前記抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第2状態とすることにより開始され、かつ、第2状態となる上位の変動入賞装置への遊技球の入賞および第1状態への復帰に基づいて順次下位の変動入賞装置を第2状態とする当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
    前記当たり状態発生手段は、
    前記当たり抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させる最上位開放手段と、
    最下位の変動入賞装置より上位の変動入賞装置が第2状態となった際に、当該上位の変動入賞装置に遊技球が入賞する毎に、当該上位の変動入賞装置に対応して上限数となるまで入賞回数をカウントアップして更新記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に、上位の各変動入賞装置のいずれかに対応して1以上の入賞回数が記憶されている場合に、当該入賞回数が対応して記憶されている上位の変動入賞装置より1つ下位となる変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させるために必要な開放処理を行う下位開放手段とを備え、
    前記保留記憶手段は、前記下位開放手段により開放処理が行われる際に、前記上位の各変動入賞装置に対応した入賞回数をカウントダウンして更新記憶する遊技機において、
    小当たりもしくははずれを決定する小当たり抽選処理を行うとともに前記当たり状態中に小当たりを決定可能な小当たり抽選手段と、
    遊技球の流入に基づいて前記小当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する小当たり用始動口と、
    前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に変動する小当たり用変動入賞装置と、
    前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に、前記小当たり用変動入賞装置を前記第1状態から第2状態に変動した後に第1状態に復帰させ、第2状態となった小当たり用変動入賞装置に遊技球が入賞した場合に、前記保留記憶手段に記憶する前記最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数をカウントアップさせる小当たり発生手段と、
    前記当たり状態中に当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する演出表示装置と、
    前記当たり状態中に前記当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段とを備え、
    前記演出表示制御手段は、
    前記当たり状態中に小当たりが発生した場合に、前記当たり状態演出表示を中断し、
    前記小当たり発生手段によりカウントアップされた入賞回数の増分に基づいて下位開放手段により各変動入賞装置が第1状態から第2状態とされた後に第1状態に復帰する変動が行われている間を小当たり状態中として小当たり状態中であることを示す小当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させ、
    前記入賞回数の増分に基づく各変動入所装置の変動が終了した後に、前記当たり状態発生手段によりカウントアップされた入賞回数が1以上であることに基づいて変動入賞装置の変動が行われる場合に、中断した当たり状態中演出表示を再開して前記演出表示装置に表示させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記当たり状態中に小当たりが発生しない場合の前記当たり状態の開始から終了までに必要とされる最長の時間となり、かつ、当たり状態演出表示の最長表示時間となる当たり状態演出表示時間の経過を、当たり状態演出表示中に計時する当たり状態演出表示計時手段を備え、
    前記演出表示制御手段は、前記当たり状態演出表示計時手段に計時される当たり状態演出表示時間の時間経過に対応して当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させるとともに、当たり状態演出表示時間内で当たり状態演出表示を行うように制御し、
    前記当たり状態演出表示計時手段は、当たり状態演出表示開始に伴って当たり状態演出表示時間の計時を開始し、当たり状態中に小当たりが発生して、当たり状態演出表示を中断する際に、当たり状態演出表示時間の計時を停止し、当たり状態演出表示再開時に当たり状態演出表示時間の計時を再開することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技球が入賞できない第1状態と、遊技球が入賞し易い第2状態との間で変動するとともに、第2状態となった場合に所定条件の成立に基づいて第1状態に戻り、かつ、それぞれに第2状態への変動開始に係わる順位が付けられた複数の変動入賞装置と、
    当たりもしくははずれを決定する抽選処理を行う当たり抽選手段と、
    遊技球の流入に基づいて前記当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する始動口と、
    前記抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第2状態とすることにより開始され、かつ、第2状態となる上位の変動入賞装置への遊技球の入賞および第1状態への復帰に基づいて順次下位の変動入賞装置を第2状態とする当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
    前記当たり状態発生手段は、
    前記当たり抽選手段の抽選処理により当たりが決定された場合に、最上位の変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させる最上位開放手段と、
    最下位の変動入賞装置より上位の変動入賞装置が第2状態となった際に、当該上位の変動入賞装置に遊技球が入賞する毎に、当該上位の変動入賞装置に対応して上限数となるまで入賞回数をカウントアップして更新記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に、上位の各変動入賞装置のいずれかに対応して1以上の入賞回数が記憶されている場合に、当該入賞回数が対応して記憶されている上位の変動入賞装置より1つ下位となる変動入賞装置を第1状態から第2状態とした後に第1状態に復帰させるために必要な開放処理を行う下位開放手段とを備え、
    前記保留記憶手段は、前記下位開放手段により開放処理が行われる際に、前記上位の各変動入賞装置に対応した入賞回数をカウントダウンして更新記憶する遊技機における遊技球の移動を表示画面上に模擬的に再現するとともに遊技球の入賞口への入賞を判定し、遊技球の発射と入賞とに対応して遊技者の獲得遊技球数を算出して遊技をシミュレーションするプログラムであって、
    小当たりもしくははずれを決定する小当たり抽選処理を行うとともに前記当たり状態中に小当たりを決定可能な小当たり抽選手段と、
    遊技球の流入に基づいて前記小当たり抽選手段による抽選処理の開始の契機を付与する小当たり用始動口と、
    前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に変動する小当たり用変動入賞装置と、
    前記小当たり抽選手段により小当たりが決定された場合に、前記小当たり用変動入賞装置を前記第1状態から第2状態に変動した後に第1状態に復帰させ、第2状態となった小当たり用変動入賞装置に遊技球が入賞した場合に、前記保留記憶手段に記憶された前記最上位の変動入賞装置に対応する入賞回数をカウントアップさせる小当たり発生手段と、
    前記当たり状態中に当たり状態中であることを示す当たり状態演出表示を表示する演出表示装置と、
    前記当たり状態中に前記当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させる演出表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
    前記演出表示制御手段としてのコンピュータは、
    前記当たり状態中に小当たりが発生した場合に、前記当たり状態演出表示を中断し、
    前記小当たり発生手段によりカウントアップされた入賞回数の増分に基づいて下位開放手段により各変動入賞装置が第1状態から第2状態とされた後に第1状態に復帰する変動が行われている間を小当たり状態中として小当たり状態中であることを示す小当たり状態演出表示を前記演出表示装置に表示させ、
    前記入賞回数の増分に基づく各変動入所装置の変動が終了した後に、前記入賞回数が1以上であることに基づいて変動入賞装置の変動が行われる場合に、中断した当たり状態中演出表示を再開して前記演出表示装置に表示させることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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