JP2009195395A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大当たり遊技後の時短遊技中を擬似的な出玉増加状態とすることで遊技の興趣性を高めることができる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口12と、遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口(電動チューリップ)13と、第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて開閉動作する大入賞口15と、大入賞口15の内部に設けられた普通図柄作動ゲート16とを備え、第1始動口12への入賞に基づく第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになると、大入賞口15の内部の普通図柄作動ゲート16を通過した遊技球の保留数が記憶され、この大当たり遊技後に付与される時短遊技中に、保留球の普通図柄抽選によって可動片13aを高確率で開放して第2始動口13への入賞率を高めるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される弾球遊技機に係り、特に、遊技球の入賞を契機に行われる特別図柄抽選によって大当たりと小当たりが判定される弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機の中には、特定の始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄抽選を行い、その抽選結果が大当たりとなったときには、アタッカーと呼ばれる大入賞口を例えば最大15ラウンドで1ラウンドにつき10個の入賞を上限として開放し、その抽選結果が小当たりとなったときには、大入賞口を例えば1.8秒間だけ1回開放するようにした機種がある。このような弾球遊技機においては、大量の出玉を獲得できるのは大当たりとなったときだけであり、小当たりは遊技の演出効果を高めるために搭載されているのが一般的であって、小当たりによって出玉を増やすことはできないものとなっている。
そこで従来より、遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口と、遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口とを備え、第1始動口への入賞に基づく第1の特別図柄抽選のはずれが所定回数(例えば1000回)に達したときには、電動役物の開閉動作の変化により第2始動口への入賞率を高めると共に、第2始動口への入賞に基づく第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率を高め、この小当たりに基づく大入賞口の開放によって出玉の増加を図るようにした弾球遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成された弾球遊技機によれば、第1の特別図柄抽選のはずれが所定回数に達すると、第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率を高めて出玉を増加することができるため、所定回数に達するまでに遊技者が消費した労力に報いることができる。
特開2006−25834号公報
しかしながら、前述した従来の弾球遊技機では、第1の特別図柄抽選のはずれが所定回数に達したときだけ、小当たりの当選確率を高める特典を付与するようになっているため、所定回数に達する前に遊技を終了した遊技者と、その後に引き続いて所定回数まで遊技した遊技者との間に大きな不公平さを生じるという問題がある。また、通常状態の大当たり確率が例えば約1/300の機種において、このような所定回数とは所謂「大はまり」と称せられる1000回程度であって、非常に稀にしか発生しない回数であるため、通常の遊技状態で大量の出玉を獲得できるのは大当たりだけであり、遊技の興趣性を高めるという点で改善の余地がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、大当たり遊技後の時短遊技中を擬似的な出玉増加状態とすることで遊技の興趣性を高めることができる弾球遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口と、開閉可能な可動片を有して遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口と、前記可動片の非開放時は前記第2始動口への遊技球の入賞を禁止する入賞阻止手段と、前記第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて開閉動作する大入賞口と、この大入賞口の内部に設けられて遊技球が通過したことを契機に普通図柄抽選を行う普通図柄作動ゲートと、この普通図柄作動ゲートを通過した遊技球の保留数を記憶する保留球記憶手段とを備え、前記第1および第2の特別図柄抽選では少なくとも前記大入賞口の開放形態を異にする大当たりと小当たりを含む抽選が行われ、前記第1の特別図柄抽選の小当たり当選確率に対して前記第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率が高くなるように設定されていると共に、前記第2の特別図柄抽選は大当たりよりも小当たりが著しく高い確率で当選する抽選を行うように設定されており、前記第1の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、この大当たり遊技後に付与される特定遊技中に、前記普通図柄抽選が前記可動片を高確率で開放する抽選を行って前記第2始動口への入賞率を高めるようにした。
このように構成された弾球遊技機では、第1始動口への入賞に基づく第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになって大入賞口を開放動作すると、大入賞口の内部に設けられた普通図柄作動ゲートを通過した遊技球の保留数が記憶され、この大当たり遊技後に付与される時短遊技中に、普通図柄作動ゲートへの入賞を契機に行われる普通図柄抽選によって可動片を高確率で開放して第2始動口への入賞率を高めるようにしたので、時短遊技中に小当たり自体で出玉を獲得して擬似的な出玉増加状態とすることができる。
上記の構成において、時短遊技中に第2の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになったとき、この大当たり遊技後の時短回数をゼロを含む任意回数に再設定するようにすると、例えば、大当たり遊技後の時短回数をゼロにして時短終了(大当たり後の時短無し)としたり、大当たり遊技後の時短回数を複数種類に設定して出玉を増加させる期待度に変化を持たせるなど、バライティに富んだ遊技を実現することができる。
本発明の弾球遊技機は、遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口と、遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口と、これら第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて開閉動作する大入賞口と、大入賞口の内部に設けられた普通図柄作動ゲートとを備え、第1始動口への入賞に基づく第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになると、大入賞口の内部の普通図柄作動ゲートを通過した遊技球の保留数が記憶され、この大当たり遊技後に付与される時短遊技中に、普通図柄作動ゲートへの入賞を契機に行われる普通図柄抽選によって可動片を高確率で開放して第2始動口への入賞率を高めるようにしたので、時短遊技中に小当たり自体で出玉を獲得して擬似的な出玉増加状態とすることができ、それゆえ、大当たりだけでなく小当たりによる新たな出玉増加機能を作り出して遊技の興趣性を高めることができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の正面図、図2は第1および第2の特別図柄抽選の確率を示す説明図、図3は大入賞口と普通図柄作動ゲートの説明図、図4は時短遊技時における普通図柄抽選の制御処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態例に係る弾球遊技機1は、遊技場の島設備に設置される機枠2と、機枠2に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠3と、前面枠3に収納保持された遊技盤4と、前面枠3の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠5と、前面枠3の下方に配設された前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられた発射ハンドル7等を具備している。
遊技盤4はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9を有しており、遊技者の手動操作によって発射ハンドル7が任意角度に回転されると、図示せぬ発射装置から遊技領域9に向けて遊技球が打ち出されるようになっている。遊技領域9の中央付近には液晶パネル(LCD)等からなる図柄表示装置10が配設されており、遊技盤4の右下隅部にはLED等からなる普通図柄表示部11が配設されている。
図柄表示装置10の下方には、遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を実行し、図柄表示装置10に第1の特別図柄の変動表示を開始させる第1始動口12が配設されている。また、図柄表示装置10の図示右側には、遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を実行し、図柄表示装置10に第2の特別図柄の変動表示を開始させる第2始動口13が配設されている。この第2始動口13は一対の開閉可能な可動片13aを有する電動チューリップとして構成されており、可動片13aの上方には複数の障害釘14が配設されている。これら障害釘14は入賞阻止手段を構成するものであり、可動片13aの非開放時は障害釘14によって第2始動口13への遊技球の入賞が禁止され、可動片13aが開放しているときだけ第2始動口13への遊技球の入賞を許可するようになっている。
第2始動口13の下方にはアタッカーと呼ばれる大入賞口15が配設されており、この大入賞口15はソレノイド(図示せず)等を駆動源として回転可能な開閉扉15aを有している。開閉扉15aは第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて回転駆動され、それによって大入賞口15が開口または閉塞されるようになっている。すなわち、遊技球が第1始動口12あるいは第2始動口13に入賞すると、第1および第2の特別図柄抽選は予め設定された確率で大当たりと小当たりおよびハズレの判定を行い、その抽選結果に基づいて開閉扉15aが大入賞口15を選択的に開閉動作するようになっている。
具体的に説明すると、第1または第2の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりの場合、図柄表示装置10上の変動表示を例えば「777」のように特定の図柄で停止させると共に、大入賞口15の開閉扉15aを所定回数だけ開放動作する。この場合、開閉扉15aは1回の開放動作について例えば30秒経過するまで、あるいは遊技球が例えば10個入賞するまで大入賞口15の開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に大当たりが終了し、大当たりの終了後に開閉扉15aは閉じる方向に戻って大入賞口15を閉塞する。また、第1または第2の特別図柄抽選の抽選結果が小当たりの場合、図柄表示装置10上の変動表示を例えば「123」のように大当たり以外の特定の図柄で停止させると共に、開閉扉15aを例えば1.8秒間だけ1回開放動作し、第1または第2の特別図柄抽選の抽選結果がハズレの場合は、開閉扉15aは大入賞口15の閉塞状態を維持する。
ここで、図2に示すように、第1の特別図柄抽選の小当たり当選確率に対して第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率は著しく高く設定されており、例えば第1の特別図柄抽選の大当たり確率が1/256、小当たり確率が1/256、ハズレ確率が254/256に設定されているのに対し、第2の特別図柄抽選の大当たり確率が1/256、小当たり確率が254/256、ハズレ確率が1/256に設定されている。
図3に示すように、大入賞口15の内部には、遊技球が通過したことを契機に普通図柄抽選を実行し、普通図柄表示部11に普通図柄の変動表示を開始させる普通図柄作動ゲート16が設けられている。この普通図柄作動ゲート16は大入賞口15の底面に形成された傾斜面の最下流位置に設けられており、開閉扉15aが開放状態にあるときだけ、大入賞口15に入賞した遊技球が全て普通図柄作動ゲート16を通過するようになっている。ただし、大入賞口15の底面に中央部が突出した山形傾斜面を形成すると共に、この山形傾斜面の両端側に普通図柄作動ゲート16用の入賞口と他の入賞口とを設け、これら両入賞口に入賞した遊技球の球数を大入賞口15の入賞球としてカウントするようにしても良い。そして、普通図柄作動ゲート16には遊技球の通過を検出する図示せぬセンサが設けられており、このセンサによって検出された球数が最大4個まで保留記憶されて保留球記憶表示部17に表示されるようになっている。したがって、第1または第2の特別図柄抽選で大当たりに当選すると、大入賞口15へ大量の遊技球が入賞することによって普通図柄作動ゲート16を通過する球数も増加し、その球数は大当たり終了後に4個の保留球として保留記憶される。なお、保留球記憶表示部17は保留球記憶手段を構成するものであり、本実施形態例では、図柄表示装置10の右側部に保留球記憶表示部17を並設しているが、遊技盤4の他の位置に保留球記憶表示部17を設けても良い。
通常遊技時に第1または第2の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、その大当たり遊技後に遊技者にとって有利な特典が付与される特定遊技状態、例えば特別図柄や普通図柄の変動表示時間が短縮されて「時短遊技」と呼ばれる特定遊技状態になる。なお、時短遊技が継続される時短回数は100回以内であれば、例えば25回、50回、100回というように任意回数に設定可能である。
通常遊技時に第1の特別図柄抽選で小当たりに当選して大入賞口15が1回だけ開放し、そのときに遊技球が大入賞口15に入賞して普通図柄作動ゲート16を通過すると、それを契機に普通図柄抽選は例えば普通図柄の変動表示を30秒、当たり確率が1/50という低確率で当たりの判定を行う。そして、この普通図柄抽選の抽選結果が当たりの場合は、普通図柄表示部11の変動表示を特定の図柄で停止させると共に、第2始動口13の可動片13aを例えば0.5秒間だけ1回開放動作するようになっている。これに対し、通常遊技時に第1の特別図柄抽選で大当たりに当選して通常遊技から時短遊技へ移行した時点で、普通図柄抽選は普通図柄の変動時間を30秒から例えば0.5秒に短縮すると共に、当たり確率を1/50から例えば49/50という高確率に変更して当たりの判定を行い、その抽選結果が当たりの場合は、第2始動口13の可動片13aを例えば2秒間、2回続けて開放動作する。この場合、普通図柄抽選の当たり確率が高確率に変更されるのは大当たり決定直後となっているため、第1または第2の特別図柄抽選で大当たり中にカウントされた4個の保留球については高い当たり確率で普通図柄抽選が行われることになる。
図4のフローチャートに示すように、かかる時短遊技時における普通図柄抽選の制御処理では、まず、普通図柄作動ゲート15を通過した遊技球の保留数が判定され(S−100)、S−100で保留数が無い(保留数=0)場合は普通図柄抽選を行わないで処理を終了する。S−100で保留数が1以上(保留数≧1)の場合は、S−101で保留数を1個だけ減算する減算処理を行った後、普通図柄の変動時間を0.5秒、当たり確率が49/50という高確率で普通図柄抽選の当たり判定を行う(S−102)。S−102で普通図柄抽選の抽選結果が当たりと判定された場合は、普通図柄表示部11の変動表示を特定の図柄で停止させると共に、第2始動口13の可動片13aを2秒間、2回続けて開放動作し(S−103)、S−102で普通図柄抽選の抽選結果がハズレと判定された場合は、可動片13aを開放動作させずに大入賞口15の閉塞状態を維持する。そして、普通図柄抽選の当たり判定後はS−100に戻り、1個だけ減算された遊技球の保留数が再び判定されて上記の動作を繰り返す。
なお、遊技領域9には第1および第2始動口12,13や大入賞口15の他に図示しない一般入賞口が配設されており、いずれの始動口や入賞口に入賞しなかった遊技球は遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口18から遊技盤4の裏面側に排出されるようになっている。
このように構成された弾球遊技機1において、遊技者が発射ハンドル7を任意角度に回転操作すると、図示せぬ発射装置から遊技領域9に向けて遊技球が打ち出される。そして、遊技球は遊技領域9を自重により落下しながら図示せぬ障害釘や風車で方向に変化が与えられ、その落下する過程で第1始動口12や図示せぬ一般入賞口に入賞したり、いずれの始動口や入賞口に入賞しないでアウト口18から遊技盤4の裏面側に排出される。ここで、普通図柄作動ゲート16は大入賞口15の内部に設けられており、大入賞口15が開放しないと遊技球は普通図柄作動ゲート16を通過できないため、通常遊技時は第1または第2の特別図柄抽選で大当たりあるいは小当たりに当選しない限り、遊技球が第2始動口13に入賞することはない。したがって、通常遊技では遊技領域9の中央部よりも左側を狙って遊技球を打ち出して第1始動口12に入賞させることが好ましい。
かかる通常遊技時に遊技球が第1始動口12へ入賞し、これを契機に行われる第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになると、普通図柄抽選の変動時間が大幅に短縮(例えば30秒から0.5秒)されると共に、その当たり確率が低確率から高確率(例えば1/50から49/50)に変更された後、大入賞口15が所定回数(例えば15回)だけ繰り返し開放動作する。そして、かかる大入賞口15の開放動作により、大入賞口15に大量の遊技球が入賞して普通図柄作動ゲート16を通過する球数も増加し、その球数が最大数の4個だけ保留球として保留記憶されて保留球記憶表示部17に表示される。なお、第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりに当選した場合、それまで遊技領域9の左側を狙っていた遊技球を中央部よりも右側を狙って打ち出す(右打ちする)ことにより、遊技領域9の右側を落下する遊技球を高い入賞率で大入賞口15に入賞させることができる。その際、大入賞口15の1個の入賞に対する払い出し賞球が例えば15個に設定されていれば、第1の特別図柄抽選の大当たり当選によって平均で約1700個の出玉を獲得することができる。
第1の特別図柄抽選の大当たり遊技が終了すると遊技状態が通常遊技から時短遊技へと移行し、この時短遊技では、まず大入賞口15への入賞によって保留記憶された4個の保留球の普通図柄抽選が順番に変動表示されていくが、この時点で普通図柄抽選の当たり確率は低確率から高確率(49/50)に変更されている。つまり、4個の保留球について行われる普通図柄抽選はそれぞれ高い当たり確率で当たりの判定を実行するため、4回チャンスがある普通図柄抽選の抽選結果はほとんど当たりに当選し、その抽選結果が当たりの場合、第2始動口13の可動片13aが2秒間、2回続けて開放動作する。したがって、第1の特別図柄抽選の大当たり中に右打ちした状態を時短遊技中もそのまま維持することにより、遊技領域9の右側を落下する遊技球を高い入賞率で第2始動口13に入賞させることができる。
ここで、第2始動口13への入賞を契機に行われる第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率は第1の特別図柄抽選の小当たり当選確率(例えば1/256)に比べて非常に高く(例えば254/256)設定されているため、普通図柄抽選の当たりに伴って遊技球が第2始動口13に入賞した場合、そのほとんどが小当たりとなって大入賞口15が例えば1.8秒間だけ1回開放動作し、この動作が4個の保留球について順次行われる。その結果、第1の特別図柄抽選の大当たり時に保留記憶された4個の保留球の普通図柄抽選が全て変動表示される間に、4回開放動作する大入賞口15に多くの遊技球が入賞して普通図柄作動ゲート16を通過し、その球数が最大4個の保留球として保留記憶されることとなり、これら保留球について再び上記と同様の動作が繰り替えされる。
このように時短遊技時に第2始動口13を狙って右打ちすると、最大4個の保留球の普通図柄抽選が実行されていく間に、遊技球の落下経路の上流側に配設された第2始動口13の可動片13aが高確率で開放動作すると共に、その下流側に配設された大入賞口15も高確率で開放動作するため、全ての保留球の消化中に大入賞口15へ1個の遊技球も入賞しなかった場合、または保留球の普通図柄抽選が全てハズレであった場合を除き、時短遊技中に小当たりによって大入賞口15を繰り返し開放して大量の出玉獲得を期待することができる。例えば、小当たり1回につき大入賞口15に平均で2個の遊技球が入賞する(払い出し賞球は30個)と仮定して計算した場合、設定された時短回数が25回のときに750個、時短回数が50回のときに1500個、時短回数が100回のときに3000個の出玉獲得を期待することができる。
なお、時短遊技時に第2の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、その大当たり終了後に再び時短状態へ移行するようになっており、大当たりに当選せずに設定された時短回数(例えば100回)に達した場合は、その時短終了後に通常状態へ移行して通常遊技に戻る。
以上説明したように、本実施形態例に係る弾球遊技機1は、遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口12と、遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口(電動チューリップ)13と、これら第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて開閉動作する大入賞口15と、大入賞口15の内部に設けられた普通図柄作動ゲート16とを備え、第1始動口12への入賞に基づく第1の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりになると、大入賞口15の内部の普通図柄作動ゲート16を通過した遊技球の保留数が記憶され、この大当たり遊技後に付与される時短遊技中に、普通図柄作動ゲート16への入賞を契機に行われる普通図柄抽選によって可動片13aを高確率で開放して第2始動口13への入賞率を高めるようにしたので、時短遊技中に小当たり自体で出玉を獲得して擬似的な出玉増加状態とすることができ、それゆえ、大当たりだけでなく小当たりによる新たな出玉増加機能を作り出して遊技の興趣性を高めることができる。
また、第1始動口12と第2始動口13が遊技領域9の異なる位置に配置されていると共に、第2始動口13の下方に配置された大入賞口15の内部に普通図柄作動ゲート16が設けられているので、電動チューリップとして構成された第2始動口13への入賞率がゼロの通常遊技中は第1始動口12を狙って左打ちし、第2始動口13への入賞率が高められている時短遊技中は大入賞口15を狙って右打ちする、というように遊技状態に応じて遊技球の狙い位置を選択する遊技を行うことができる。
なお、上記実施形態例では、第1の特別図柄抽選による大当たり終了後の時短回数を一定(例えば100回)に設定した場合について説明したが、第1の特別図柄抽選で時短回数を複数種類(例えば25回、50回、100回)に振り分ける抽選を行うようにしても良く、このようにすると、抽選結果後の時短回数に応じて出玉獲得量の期待感に変化をつけることができる。その際、抽選結果後の時短回数を図柄表示装置10等に明示しても良いが、時短回数を明示しないようにすると、いつまで続くかわからない出玉増加状態を作り出すことができるため、今までにない新規な遊技を実現することができる。
また、上記実施形態例では、第1の特別図柄抽選と第2の特別図柄抽選のいずれで大当たりに当選した場合も、その大当たり終了後に時短機能を付与するようにしているが、第1の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合だけ時短機能を付与し、第2の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、その大当たり終了後の時短回数をゼロを含む任意回数に再設定するようにしても良い。例えば、時短遊技中に第2の特別図柄抽選の抽選結果が大当たりに当選した場合に、この大当たり遊技後の時短回数をゼロにして時短終了(大当たり後の時短無し)としたり、大当たり遊技後の時短回数を複数種類に設定して出玉を増加させる期待度に変化を持たせるなど、バライティに富んだ遊技を実現することができる。
また、上記実施形態例では、大当たり遊技後に付与される特定遊技状態として「時短遊技」を例示して説明したが、この特定遊技状態が第1および第2の特別図柄抽選の大当たり当選確率を高める「確率変動遊技」と呼ばれる遊技状態を含んでいても良い。
図5は、このような確率変動遊技(以下、確変遊技と略称する)を含む複数の遊技状態(通常遊技と確変遊技および時短遊技)と第1および第2の特別図柄抽選の確率との関係を示す説明図である。同図に示すように、通常遊技状態と時短遊技状態においては、例えば第1の特別図柄抽選の大当たり確率が1/200、小当たり確率が1/200、ハズレ確率が198/200に設定されているのに対し、第2の特別図柄抽選の大当たり確率が1/200、小当たり確率が197/200、ハズレ確率が2/200に設定されている。また、確変遊技状態に移行した場合は、第1および第2の特別図柄抽選の大当たり確率がそれぞれ1/200から2/200へ上昇し、それに伴って第1の特別図柄抽選のハズレ確率が198/200から197/200へ下がり、第2の特別図柄抽選のハズレ確率が2/200から1/200へ下がるように設定されている。
このように確率変動機能を搭載した弾球遊技機1においては、通常遊技時に第1始動口12への入賞を契機に行われる第1の特別図柄抽選で大当たりに当選したとき、その大当たりが確変大当たりと単発大当たりのいずれであるかを同時に抽選する。そして、第1の特別図柄抽選で単発大当たりに当選した場合は、前述した実施形態例と同様に、この大当たり遊技後に付与される時短遊技中に、保留球の普通図柄抽選によって可動片13aを高確率で開放して第2始動口13への入賞率を高めるようにしたので、時短遊技中に保留球の小当たりで出玉を獲得して擬似的な出玉増加状態とすることができる。また、第1の特別図柄抽選で確変大当たりに当選した場合は、大当たり終了後に遊技状態が通常遊技から確変遊技へと移行し、第1および第2の特別図柄抽選の大当たり確率が次回の大当たりに当選するまで高められると共に、この大当たり遊技後に付与される確変遊技中に、保留球の普通図柄抽選の変動時間が大幅に短縮され、その当たり確率が低確率から高確率に変更される。この場合も、確変遊技中に保留球の小当たりで出玉を獲得して擬似的な出玉増加状態とすることができるが、確変遊技時は時短回数の上限がなくなるため、大当たりに当選するまで小当たりによって出玉が増加し続けることとなる。
なお、確変遊技時に第2の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、第1の特別図柄抽選と同様に確変大当たりと単発大当たりの抽選を行い、その抽選結果に基づいて大当たり終了後の遊技状態が確変遊技と時短遊技のいずれか一方へ移行するようになっている。ただし、第2の特別図柄抽選での大当たり終了後は確率変動機能を付与せずに時短遊技状態としても良く、あるいは大当たり終了後の時短回数をゼロにして時短終了としたり、時短回数を複数種類(例えば25回、50回、100回)に振り分ける抽選を行うなど、バライティに富んだ遊技を実現することも可能である。
本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の正面図である。 第1および第2の特別図柄抽選の確率を示す説明図である。 大入賞口と普通図柄作動ゲートの説明図である。 時短遊技時における普通図柄抽選の制御処理を示すフローチャートである。 複数の遊技状態と第1および第2の特別図柄抽選の確率との関係を示す説明図である
符号の説明
1 弾球遊技機
4 遊技盤
7 発射ハンドル
9 遊技領域
10 図柄表示装置
11 普通図柄表示部
12 第1始動口
13 第2始動口
13a 可動片
14 障害釘(入賞阻止手段)
15 大入賞口
15a 開閉扉
16 普通図柄作動ゲート
17 保留球記憶表示部(保留球記憶手段)

Claims (2)

  1. 遊技球が入賞したことを契機に第1の特別図柄抽選を行う第1始動口と、開閉可能な可動片を有して遊技球が入賞したことを契機に第2の特別図柄抽選を行う第2始動口と、前記可動片の非開放時は前記第2始動口への遊技球の入賞を禁止する入賞阻止手段と、前記第1および第2の特別図柄抽選の抽選結果に基づいて開閉動作する大入賞口と、この大入賞口の内部に設けられて遊技球が通過したことを契機に普通図柄抽選を行う普通図柄作動ゲートと、この普通図柄作動ゲートを通過した遊技球の保留数を記憶する保留球記憶手段とを備え、
    前記第1および第2の特別図柄抽選では少なくとも前記大入賞口の開放形態を異にする大当たりと小当たりを含む抽選が行われ、前記第1の特別図柄抽選の小当たり当選確率に対して前記第2の特別図柄抽選の小当たり当選確率が高くなるように設定されていると共に、前記第2の特別図柄抽選は大当たりよりも小当たりが著しく高い確率で当選する抽選を行うように設定されており、
    前記第1の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、この大当たり遊技後に付与される特定遊技中に、前記普通図柄抽選が前記可動片を高確率で開放する抽選を行って前記第2始動口への入賞率を高めるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記特定遊技中に前記第2の特別図柄抽選で大当たりに当選した場合は、この大当たり遊技後の時短回数をゼロを含む任意回数に再設定するようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
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