JP2011183041A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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哲 川島
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Abstract

【課題】電チューサポートモードのオフ状態およびオン状態のそれぞれを継続させ遊技者にとっての遊技球の消費個数および獲得個数のそれぞれの時間的な変化を緩慢に抑える遊技機を提供する。
【解決手段】電チューサポートモードのオフ状態の継続期間中にはオン状態の継続期間中に比べて少ないながらも大当り遊技で賞球が払出されるので、遊技者が遊技球の少ない消費個数で電チューサポートモードをオフ状態からオン状態に昇格させることができる。この電チューサポートモードのオン状態の継続期間中には2R大当り遊技が行われることで遊技者の持ち球の個数が徐々に増えるので、電チューサポートモードのオフ状態およびオン状態のそれぞれを継続させる仕様でありながらも遊技球の消費個数および獲得個数の双方の時間的な変化が緩慢に抑えられる。電チューサポートモードのオフ状態であっても遊技を継続する遊技者の意欲が亢進する。
【選択図】図47

Description

本発明は大当りであると判定されることで特別入球口を開放状態にするパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には遊技球が確率変動モードのオフ状態で入球口に入球した場合に大当りであると通常確率で判定し、遊技球が確率変動モードのオン状態で入球口に入球した場合に大当りであると通常確率に比べて高い高確率で判定し、大当りであると判定した場合に大当り遊技を行う構成のものがある。この大当り遊技は特別入球口を開放状態にすることで遊技球が特別入球口に入球することを許容するものであり、遊技球が特別入球口に入球した場合には遊技者に遊技球が賞球として払出される。
特開2008−264号公報
上記パチンコ遊技機の場合には大当りであると判定される毎に確率変動モードがオフ状態およびオン状態のいずれかに設定される。この確率変動モードは1未満の一定の確変突入率Xでオン状態に設定され、一定の確変解除率(1−X)でオフ状態に設定される。この確率変動モードのオン状態の継続期間は確変突入率が高くなることに応じて長くなり、遊技者にとっての遊技球の獲得個数の時間的な変化は確率変動モードのオン状態の継続期間が長くなることに応じて大きくなる。この確率変動モードのオフ状態の継続期間は確変突入率が低くなることに応じて長くなり、遊技者にとっての遊技球の消費個数の時間的な変化は確率変動モードのオフ状態の継続期間が長くなることに応じて大きくなる。即ち、確率変動モードをオン状態で継続させる仕様とする場合およびオフ状態で継続させる仕様とする場合のそれぞれには遊技球の消費個数および獲得個数の双方の時間的な変化を緩慢に抑えることができず、特に確率変動モードのオフ状態において遊技者が遊技を継続する意欲が著しく低下する。
請求項1記載のパチンコ遊技機は次の[1]第1の入球口〜[7]大当り遊技手段を備えたところに特徴を有する。
[1]第1の入球口は遊技球が入球可能なものであり、図2の上特別図柄始動口25は第1の入球口に相当する。
[2]第2の入球口は遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態または入球困難な状態相互間で切換えられるものであり、特定モードのオン状態ではオフ状態に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御される。図2の下特別図柄始動口27は第2の入球口に相当し、電チューサポートモードは特定モードに相当する。
[3]特別入球口は遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものであり、図2の特別入賞口34は特別入球口に相当する。
[4]払出し装置は遊技球が特別入球口に入球した場合に遊技者に賞球を払出すものであり、図2の賞球払出し装置41は払出し装置に相当する。
[5]大当り判定手段は遊技球が第1の入球口に入球した場合および第2の入球口に入球した場合のそれぞれに特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであり、図41のステップS180は大当り判定手段に相当する。
[6]特定モード設定手段は特定モードのオフ状態では遊技球が第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に特定モードを予め決められた確率でオン状態に設定または当該確率に比べて高い確率でオフ状態に維持するものであり、特定モードのオン状態では遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に特定モードを予め決められた確率でオフ状態に設定または当該確率に比べて高い確率でオン状態に維持する。図45のステップS276および図46のステップS295は特定モード設定手段に相当する。
[7]大当り遊技手段は大当りであると判定された場合に特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであり、遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に比べて賞球を数多く獲得することに対する期待度が高くなるように大当り遊技を行う。この大当り遊技手段は遊技球が特定モードのオン状態で第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には賞球の獲得個数が相互に異なるように予め決められた複数のパターンのいずれかで大当り遊技を行うものであり、特定モードがオフ状態に設定される場合には複数のパターンのうち賞球の獲得個数が最大となる特定のパターンで大当り遊技を行う。図40のステップS166は大当り遊技手段に相当する。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の遊技の流れについて
特定モードのオフ状態では遊技球が第2の入球口に比べて第1の入球口に入球する確率が高い。この特定モードのオフ状態で遊技球が第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には特定モードがオン状態に比べて高確率でオフ状態に設定されるので、特定モードのオフ状態が継続する。この遊技球が第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には大当り遊技が行われる。この大当り遊技は遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に比べて賞球を数多く獲得することに対する期待度が低く設定されたものであり、特定モードのオフ状態が継続している期間内には大当り遊技が繰返されることで特定モードのオン状態が継続している期間内に比べて賞球の獲得個数が少なく抑えられる。
特定モードのオフ状態で遊技球が第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には特定モードがオフ状態に比べて低確率でオン状態に設定される。この特定モードのオン状態では遊技球が第1の入球口に比べて第2の入球口に入球する確率が高い。この特定モードのオン状態で遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には特定モードがオフ状態に比べて高確率でオン状態に設定されるので、特定モードのオン状態が継続する。この遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には大当り遊技が特定のパターンを含む複数のパターンのいずれかで行われる。この大当り遊技は遊技球が第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に比べて賞球を数多く獲得することに対する期待度が高く設定されたものであり、特定モードのオン状態が継続している期間内には大当り遊技が繰返されることで特定モードのオフ状態が継続している期間内に比べて多数個の賞球を獲得できる。この特定モードのオン状態で遊技球が第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には特定モードがオン状態に比べて低確率でオフ状態に設定され、特定モードがオフ状態に設定される場合には複数のパターンのうちで賞球の獲得個数が最多の特定のパターンで大当り遊技が行われる。
2.請求項1記載のパチンコ遊技機の効果について
特定モードのオフ状態の継続期間中にはオン状態の継続期間中に比べて少ないながらも大当り遊技で賞球が払出されるので、遊技者が遊技球の少ない消費個数で特定モードをオフ状態からオン状態に昇格させることができる。この特定モードのオン状態の継続期間中には大当り遊技が特定のパターンを除く残りのパターンで行われることで特定のパターンに比べて少数個の賞球が払出されるので、遊技者が残りのパターンの大当り遊技で持ち球の個数を徐々に増やすことができる。従って、特定モードのオフ状態およびオン状態のそれぞれを継続させる仕様でありながらも遊技者にとっての遊技球の消費個数および獲得個数のそれぞれの時間的な変化が緩慢に抑えられる。この特定モードがオン状態からオフ状態に降格する場合には特定のパターンの大当り遊技が行われるので、特定モードがオフ状態に設定される遊技者の心理的な損失感が特定のパターンの大当り遊技での賞球の払出しで緩和される。しかも、特定モードのオフ状態で消費される遊技球が特定のパターンの大当り遊技での賞球の払出しで事前に補填されるので、特定モードのオフ状態であっても遊技を継続する遊技者の意欲が亢進する。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を斜め前方から示す図) 遊技盤の外観を前方から示す図 電気的な構成を示す図 特別図柄遊技での停止図柄の一覧を示す図 大当り遊技の設定内容の一覧を示す図 遊技モードの一覧を示す図 特別図柄の停止確率の一覧を示す図 装飾図柄の組合せを示す図 図柄要素の配列を示す図 装飾図柄の組合せの一覧を示す図 メイン制御回路から演出制御回路に送信される制御コマンドの一覧を示す図 メイン制御回路の変数の一覧を示す図 大当り判定テーブルを示す図 特別図柄選択テーブルを示す図 変動開始コマンドテーブルを示す図 変動表示時間テーブルを示す図 図柄情報コマンドテーブルを示す図 大当りラウンドテーブルを示す図 当り判定テーブルを示す図 普通図柄遊技時間テーブルを示す図 メイン制御回路の制御データ格納領域を示す図 プロセスデータテーブルを示す図 プロセスデータを示す図 ビデオコマンドテーブルを示す図 装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧を示す図 演出制御回路の変数の一覧を示す図 図柄テーブルを示す図 演出制御回路の演出制御データ格納領域を示す図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄データ取得処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄データ取得処理1を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄データ取得処理2を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄変動処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄変動停止処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動停止処理を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り遊技処理を示すフローチャート 遊技の流れを示す図 遊技の流れを示す図 遊技の流れを示す図 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート 演出制御回路の保留コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技開始処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の外れリーチ図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の完全外れ図柄設定処理を示すフローチャート 装飾図柄遊技の映像を示す図 演出制御回路の装飾図柄遊技停止処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り遊技演出処理を示すフローチャート 実施例2を示す図(図14相当図) 図47相当図 図48相当図 図49相当図
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回動操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には円形状をなす透明なガラス窓11が固定されている。この前枠10の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー12が固定されている。これら両スピーカカバー12のそれぞれは網状をなすものであり、両スピーカカバー12のそれぞれの後方にはスピーカ13が配置されている。これら両スピーカ13のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、両スピーカ13のそれぞれが再生する効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して2個のランプカバー14が固定されている。これら合計4個のランプカバー14のそれぞれは有色透明なものであり、4個のランプカバー14のそれぞれの後方には複数の電飾LED15(図3参照)が配置されている。これら複数の電飾LED15のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、4個のランプカバー14のそれぞれは後方の電飾LED15が点灯することに基づいて照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が装着されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19が固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21が形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して普通図柄始動口23が固定されている。この普通図柄始動口23は遊技領域21内を転動する遊技球が通過することが可能なものであり、上面および下面のそれぞれが開口するコ字枠状をなしている。この普通図柄始動口23内には普通図柄始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この普通図柄始動口センサ24は検出領域内に金属物が進入した場合に発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には普通図柄始動口センサ24の発振状態が変化することで普通図柄始動口センサ24から普通図柄始動信号が出力される。遊技盤16には遊技領域21内に位置して上特別図柄始動口25が固定されている。この上特別図柄始動口25は遊技領域21内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この上特別図柄始動口25内には近接スイッチからなる上特別図柄始動口センサ26(図3参照)が固定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には上特別図柄始動口センサ26から上特別図柄始動信号が出力される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して下特別図柄始動口27が固定されている。この下特別図柄始動口27は上面が開口するポケット状をなすものであり、上特別図柄始動口25の下方に配置されている。この下特別図柄始動口27には2枚の羽根板28が装着されている。これら両羽根板28のそれぞれは垂直な閉鎖状態(実線参照)および水平な開放状態(二点鎖線参照)相互間で前後方向へ指向する軸29を中心に回動可能にされたものであり、両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態では上特別図柄始動口25が両羽根板28相互間の隙間を下特別図柄始動口27内に遊技球が入賞することが不能に閉鎖し、両羽根板28のそれぞれの開放状態では遊技球が両羽根板28のそれぞれに乗って下特別図柄始動口27内に入賞することが許容される。この下特別図柄始動口27内には下特別図柄始動口センサ30(図3参照)が固定されている。この下特別図柄始動口センサ30は近接スイッチからなるものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄始動口センサ30から下特別図柄始動信号が出力される。この下特別図柄始動口27の両羽根板28のそれぞれは共通の特別図柄始動口ソレノイド31(図3参照)の出力軸に連結されている。この特別図柄始動口ソレノイド31は電気的なオフ状態で両羽根板28のそれぞれを閉鎖状態に操作するものであり、両羽根板28のそれぞれは特別図柄始動口ソレノイド31の電気的なオン状態では開放状態に操作される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して表示台枠32が固定されており、表示台枠32には普通図柄表示器33が固定されている。この普通図柄表示器33はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであるか否かが判定され、当りであるか否かが判定された場合には普通図柄表示器33に普通図柄遊技の映像が表示される。この普通図柄遊技の映像は普通図柄(○)および普通図柄(×)を交互に表示するものであり、当りであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄(○)で停止し、当りでない外れであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄(×)で停止する。この普通図柄(○)を当り図柄と称し、普通図柄(×)を外れ図柄と称する。この普通図柄遊技の映像で当り図柄(○)が停止表示された場合には当り遊技が開始される。この当り遊技は下特別図柄始動口27を開放状態にすることで下特別図柄始動口27内に遊技球が入賞することを許容するものであり、下特別図柄始動口27は下特別図柄始動口27の開放時間が限度時間(4.0×1000mesc)に到達することで開放状態から閉鎖状態に戻される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口34が固定されている。この特別入賞口34は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口34内には特別入賞口センサ35(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ35は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合には特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力される。この特別入賞口34には扉36が左右方向へ指向する軸37を中心に回動可能に装着されている。この扉36は特別入賞口ソレノイド38(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド38の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることで特別入賞口34の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉36は特別入賞口ソレノイド38の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉36の開放状態では遊技領域21内を転動する遊技球が扉36に乗って特別入賞口34内に入賞することが許容される。
表示台枠32には、図2に示すように、上特別図柄表示器39が固定されている。この上特別図柄表示器39はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には大当りであるか否かが判定され、大当りであるか否かが判定された場合には上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄(0)〜(9)の10種類を予め決められた順序(0)→(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(9)→(0)・・・で循環的に変化させるものである。この特別図柄(0)を外れ図柄と称し、特別図柄(1)を16R通常大当り図柄と称し、特別図柄(2)を2R隠れ確変大当り図柄1と称し、特別図柄(3)を2R隠れ確変大当り図柄2と称し、特別図柄(4)を2R確変大当り図柄1と称し、特別図柄(5)を2R確変大当り図柄2と称し、特別図柄(6)を16R隠れ確変大当り図柄1と称し、特別図柄(7)を16R隠れ確変大当り図柄2と称し、特別図柄(8)を16R確変大当り図柄1と称し、特別図柄(9)を16R確変大当り図柄2と称する。図4の(a)は上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で停止表示される特別図柄の一覧であり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄の変動表示が16R通常大当り図柄と2R隠れ確変大当り図柄1と2R確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄2の6種類のいずれかで停止し、大当りでない外れであると判定された場合には特別図柄の変動表示が外れ図柄で停止する。
表示台枠34には、図2に示すように、下特別図柄表示器40が固定されている。この下特別図柄表示器40はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には大当りであるか否かが判定され、大当りであるか否かが判定された場合には下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は上特別図柄表示器39の特別図柄遊技の映像と同一の順序で特別図柄(0)〜(9)の10種類を循環的に変化させるものである。図4の(b)は下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で停止表示される特別図柄の一覧であり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄の変動表示が16R通常大当り図柄と2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2の3種類のいずれかで停止し、大当りでない外れであると判定された場合には特別図柄の変動表示が外れ図柄で停止する。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄〜16R確変大当り図柄2の6種類のいずれかが停止表示された場合には大当り遊技が行われる。この大当り遊技は複数回の大当りラウンドの集合体を称するものであり、下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄〜16R確変大当り図柄2の3種類のいずれかが停止表示された場合にも大当りラウンドが行われる。この大当りラウンドは特別入賞口34を開放状態にすることで遊技球が特別入賞口34内に入賞することを許容するものであり、特別入賞口34は遊技球の特別入賞口34に対する入賞個数が限度個数に到達または特別入賞口34の開放時間が限度時間に到達した場合に開放状態から閉鎖状態に戻される。この大当りラウンドの継続回数および限度時間のそれぞれは上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のいずれに特別図柄遊技の映像で特別図柄が停止表示されたかに拘らずどのような種類の特別図柄が停止表示されたかに応じて設定されるものであり、大当りラウンドの限度個数は上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のいずれに特別図柄遊技の映像で特別図柄が停止表示されたかに拘らず特別図柄遊技の映像でどのような種類の特別図柄が停止表示されたかにも拘らず一定値(10個)に設定される。
図5は大当り遊技の設定内容の一覧であり、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合の4種類のそれぞれには大当りラウンドの継続回数(16回)が設定され、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合の3種類のそれぞれには大当りラウンドの継続回数(2回)が設定され、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合の3種類のそれぞれには大当りラウンドの限度時間(30.0sec)が設定され、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合の4種類のそれぞれには大当りラウンドの限度時間(0.8sec)が設定される。
発射ソレノイドは打球槌9が単位時間当りに一定個数(99個/分)の遊技球を遊技盤16内に発射するように電気的に操作されるものであり、大当りラウンドの限度時間(30.0sec)が設定された場合には大当りラウンドが始まってから終わるまでの間に49.5個(99×30/60)の遊技球が打球槌9から発射され、大当りラウンドの限度時間(0.8sec)が設定された場合には大当りラウンドが始まってから終わるまでの間に1.32個(99×0.8/60)の遊技球が打球槌9から発射される。即ち、大当りラウンドの限度時間(30.0sec)が設定された場合には限度時間(30.0sec)が経過する前に限度個数(10個)の遊技球が特別入賞口34内に入賞することで大当りラウンドが終了し、大当りラウンドの限度時間(0.8sec)が設定された場合には限度個数(10個)の遊技球が特別入賞口34内に入賞する前に限度時間(0.8sec)が経過することで大当りラウンドが終了する。
遊技盤16の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置41が固定されている。この賞球払出し装置41はパルスモータからなる払出モータ42(図3参照)を有するものであり、上皿4内には払出モータ42の回転軸が単位量ΔPだけ回転する毎に1個の遊技球が賞品として払出される。この払出しモータ42の回転軸の回転量は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれが(3×ΔP)に設定され、遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合が(15×ΔP)に設定されるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには上皿4内に3個の遊技球が賞品として払出され、遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合には上皿4内に15個の遊技球が賞品として払出される。即ち、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合および16R確変大当り図柄2が停止表示された場合の2種類のそれぞれには、図5に示すように、大当り遊技として賞球の獲得個数(2400個=15×10×16)が最も多い遊技者に最も有利なものが行われ、特別図柄遊技の映像で16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合および16R確変大当り図柄1が停止表示された場合の2種類のそれぞれには大当り遊技として賞球の獲得個数(317個=15×1.32×16)が2番目に多い遊技者に2番目に有利なものが行われ、特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄2が停止表示された場合には大当り遊技として賞球の獲得個数(300個=15×10×2)が3番目に多い遊技者に3番目に有利なものが行われ、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合および2R確変大当り図柄1が停止表示された場合の2種類のそれぞれには大当り遊技として賞球の獲得個数(40個=15×1.32×2)が4番目に多い遊技者に4番目に有利なものが行われる。
遊技モードには確率変動モードおよび電チューサポートモードの2種類が設定されている。確率変動モードは遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれに大当りであると一定の高確率(101/4001)で判定するモードである。この確率変動モードはオン状態に設定された場合に新たに大当りであると判定されるまでオン状態で継続するものであり、確率変動モードのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれに大当りであると高確率に比べて低い一定の通常確率(100/4001)で判定される。電チューサポートモードは遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合に当りであると一定の高確率(33/33)で判定するモードである。この電チューサポートモードはオン状態に設定された場合に新たに大当りであると判定されるまでオン状態で継続するものであり、電チューサポートモードのオフ状態では遊技球が普通図柄始動口33内を通過した場合に当りであると高確率に比べて低い一定の通常確率(0/33)で判定される。この電チューサポートモードは普通図柄遊技の所要時間を短時間(1×1000msec)に設定するモードでもあり、電チューサポートモードのオフ状態では普通図柄遊技の所要時間が電チューサポートモードのオン状態に比べて長い長時間(4×1000msec)に設定される。
確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれは上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のいずれに特別図柄遊技の映像で特別図柄が停止表示されたかに拘らずどのような種類の特別図柄が停止表示されたかに応じて設定されるものであり、図6に示すように、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合には確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオフ状態に設定され、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合および16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合のそれぞれには確率変動モードがオン状態に設定されるものの電チューサポートモードがオフ状態に設定され、特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオン状態に設定される。
図7の(a)は遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオフ状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合に上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で停止表示される特別図柄の停止確率であり、特別図柄は遊技球が確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合にも図7の(a)の停止確率で上特別図柄表示器39に表示される。期待獲得球数は図6の獲得個数に停止確率を乗じたものであり、2R隠れ確変大当り図柄1の期待獲得球数は32個(40個×80%)に設定され、16R隠れ確変大当り図柄1の期待獲得球数は31.7個(317個×10%)に設定され、16R通常大当り図柄の期待獲得球数は120個(2400個×5%)に設定され、16R確変大当り図柄2の期待獲得球数は120個(2400個×5%)に設定されている。即ち、遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオフ状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には遊技者が平均して303.7個(32+31.7+120+120)の遊技球を賞球として獲得でき、遊技球が確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合にも遊技者が平均して303.7個の遊技球を賞球として獲得できる。
図7の(b)は遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合に上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で停止表示される特別図柄の停止確率であり、2R確変大当り図柄1の期待獲得球数は32個(40個×80%)に設定され、16R変大当り図柄1の期待獲得球数は31.7個(317個×10%)に設定され、16R通常大当り図柄の期待獲得球数は120個(2400個×5%)に設定され、16R確変大当り図柄2の期待獲得球数は120個(2400個×5%)に設定されている。即ち、遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には遊技者が平均して303.7個(32+31.7+120+120)の遊技球を賞球として獲得できる。
図7の(c)は遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合に下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で停止表示される特別図柄の停止確率であり、2R確変大当り図柄2の期待獲得球数は240個(300個×80%)に設定され、16R確変大当り図柄2の期待獲得球数は360個(2400個×15%)に設定され、16R通常大当り図柄の期待獲得球数は120個(2400個×5%)に設定されている。即ち、遊技球が確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には遊技者が平均して720個(240+360+120)の遊技球を賞球として獲得できる。要するに遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合に比べて遊技者が多くの遊技球を賞球として獲得することが可能に設定されている。
表示台枠32には、図2に示すように、カラー液晶表示器からなる装飾図柄表示器43が固定されている。この装飾図柄表示器43の表示領域内には保留領域44が設定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには特別図柄遊技の保留回数が加算され、いずれの場合にも保留領域44内に保留回数の加算結果が表示される。この保留回数の加算結果は保留絵柄45の個数として表示されるものであり、遊技者は保留領域44内の保留絵柄45の表示個数から両特別図柄遊技の合計の保留回数を認識することができる。装飾図柄表示器43は大当り遊技演出の映像が表示されるものである。この大当り遊技演出の映像は大当り遊技を視覚的に演出するものであり、大当り遊技の1回目の大当りラウンドが開始される場合に始まり、大当り遊技の最終回の大当りラウンドが終了する場合に終わる。
装飾図柄表示器43は装飾図柄遊技の映像が表示されるものである。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから装飾図柄遊技の映像に応じた内容の音声が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが装飾図柄遊技の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技の映像は背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、図8に示すように、装飾図柄遊技の映像では装飾図柄表示器43の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rが横一列に設定され、左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。図9の(a)は装飾図柄遊技の映像で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図9の(b)は装飾図柄遊技の映像で中変動領域C内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図9の(c)は装飾図柄遊技の映像で右変動領域R内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものである。これら各列の図柄要素には(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(1)・・・で循環的に変化させることで行われる。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれは上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像が表示される場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像が表示される場合のそれぞれに特別図柄が変動開始することに時間的に同期して変動開始するものであり、左列の図柄要素は1番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止し、右列の図柄要素は2番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止し、中列の図柄要素は3番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止する。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの3種類が設定されている。大当りの組合せは、図8の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、大当りの組合せには(111)(222)(333)(444)(555)(666)(777)(888)の8種類が設定されている。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素は、図10に示すように、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示される場合に(222)(444)(666)(888)の4種類のいずれかの偶数の組合せになるものであり、特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄2が停止表示される場合には(111)(555)のいずれかの奇数の組合せになり、特別図柄遊技の映像で16R確変大当り図柄2が停止表示される場合には(333)(777)のいずれかの奇数の組合せになる。外れリーチの組合せは、図8の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せであり、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される場合と2R確変大当り図柄1が停止表示される場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される場合と16R確変大当り図柄1が停止表示される場合のそれぞれは左列の図柄要素〜右列の図柄要素が外れリーチの組合せになる。完全外れの組合せは、図8の(c)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せであり、特別図柄遊技の映像で外れ図柄が停止表示される場合には左列の図柄要素〜右列の図柄要素が完全外れの組合せになる。
図3のメイン制御回路50は普通図柄遊技と当り遊技と特別図柄遊技と大当り遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよびROM52の制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。センサ回路54は普通図柄始動口センサ24から出力される普通図柄始動信号と上特別図柄始動口センサ26から出力される上特別図柄始動信号と下特別図柄始動口センサ30から出力される下特別図柄始動信号と特別入賞口センサ35から出力される特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路50に送信するものであり、メイン制御回路50はセンサ回路54を介して普通図柄始動信号を検出した場合には制御コマンドを設定し、上特別図柄始動信号を検出した場合および下特別図柄始動信号を検出した場合のそれぞれには制御コマンドおよび賞球コマンド1を設定し、特別入賞信号を検出した場合には賞球コマンド2を設定する。
図3のソレノイド回路55は特別図柄始動口ソレノイド31を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を駆動制御することで下特別図柄始動口27を開閉操作する。LED回路56は普通図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路56を駆動制御することで普通図柄表示器33に普通図柄遊技の映像を表示する。ソレノイド回路57は特別入賞口ソレノイド38を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路57を駆動制御することで特別入賞口34を開閉操作する。LED回路58は上特別図柄表示器39の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路58を駆動制御することで上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像を表示する。LED回路59は下特別図柄表示器40の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路59を駆動制御することで下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像を表示する。
図3の払出制御回路60はCPUとROMとRAMを有するものである。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンド1および賞球コマンド2のそれぞれが送信されるものであり、賞球コマンド1を受信した場合には駆動信号1を設定し、賞球コマンド2を受信した場合には駆動信号2を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、駆動信号1が入力された場合には払出モータ42の回転軸を(3×ΔP)だけ回転操作することで上皿4内に3個の遊技球を払出し、駆動信号2が入力された場合には払出モータ42の回転軸を(15×ΔP)だけ回転操作することで上皿4内に15個の遊技球を払出す。
図3の演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器43に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは保留絵柄45を表示するための画像データと図柄要素(1)〜(8)のそれぞれを表示するための画像データと装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器43にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ13のそれぞれを音信号の設定結果に応じて駆動することで両スピーカ13のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて駆動することで演出制御コマンドに応じたパターンで点滅させる。
図11はメイン制御回路50から演出制御回路70に送信される制御コマンドの一覧であり、制御コマンドには変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドが設定されている。変動開始コマンドは特別図柄遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動開始コマンドを受信することで装飾図柄遊技の映像と音と光のそれぞれの演出内容を設定し、装飾図柄遊技を演出内容の設定結果で開始する。変動停止コマンドは特別図柄遊技が終了することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動停止コマンドを受信することで装飾図柄遊技を終える。図柄情報コマンドは特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路70に通知するものであり、上保留コマンドは遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで保留した特別図柄遊技の保留回数を演出制御回路70に通知するものであり、下保留コマンドは遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで保留した特別図柄遊技の保留回数を演出制御回路70に通知するものである。大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は大当り遊技開始コマンドを受信することで大当り遊技演出の映像を表示開始する。大当り遊技停止コマンドは大当り遊技を停止することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを受信することで大当り遊技演出の映像を表示停止する。
図12はメイン制御回路50の変数の一覧である。カウンタMR1は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれに大当りであるか否かを判定するためのものであり、カウンタMR1の下限値は(0)に設定され、カウンタMR1の上限値は(4000)に設定されている。カウンタMR2は変動開始コマンドを選択するためのものであり、カウンタMR2の下限値は(0)に設定され、カウンタMR2の上限値は(100)に設定されている。カウンタMR3は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合および遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合のそれぞれに特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を選択するためのものであり、カウンタMR3の下限値は(0)に設定され、カウンタMR3の上限値は(99)に設定されている。カウンタMR4は当りであるか否かを判定するためのものであり、カウンタMR4の下限値は(0)に設定され、カウンタMR4の上限値は(32)に設定されている。カウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するためのものであり、カウンタMN2は特別入賞口34に対する遊技球の入賞個数を計測するためのものである。タイマMT1およびタイマMT2のそれぞれは時間を計測するためのものであり、タイマMT1は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれで使用され、タイマMT2は普通図柄遊技および当り遊技のそれぞれで使用される。
図13の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された大当り判定テーブル1である。この大当り判定テーブル1はカウンタMR1の更新範囲内の101個の値のそれぞれに大当りの判定結果を割付け、カウンタMR1の更新範囲内の残りの3900個の値のそれぞれに外れの判定結果を割付けたものであり、確率変動モードのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには大当り判定テーブル1からカウンタMR1の値の更新結果に応じた1つの判定結果が選択される。即ち、確率変動モードのオン状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のいずれであっても大当りであると一定の高確率(101/4001)で判定される。図13の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された大当り判定テーブル2である。この大当り判定テーブル2はカウンタMR1の更新範囲内の100個の値のそれぞれに大当りの判定結果を割付け、カウンタMR1の更新範囲内の残りの3901個の値のそれぞれに外れの判定結果を割付けたものであり、確率変動モードのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには大当り判定テーブル2からカウンタMR1の値の更新結果に応じた1つの判定結果が選択される。即ち、確率変動モードのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のいずれであっても大当りであると一定の通常確率(100/4001)で判定される。
図14の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル1である。この特別図柄選択テーブル1は2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のそれぞれにカウンタMR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、確率変動モードのオフ状態および電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄選択テーブル1からカウンタMR3の値の更新結果に応じた1つの特別図柄が選択され、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合にも特別図柄選択テーブル1からカウンタMR3の値の更新結果に応じた1つの特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル1には2R隠れ確変大当り図柄1に対して80個の値が割付けられ、16R隠れ確変大当り図柄1に対して10個の値が割付けられ、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれに対して5個の値が割付けられており、特別図柄選択テーブル1からは2R隠れ確変大当り図柄1が80%(80/100)の確率で選択され、16R隠れ確変大当り図柄1が10%(10/100)の確率で選択され、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれが5%(5/100)の確率で選択される。
図14の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル2である。この特別図柄選択テーブル2は2R隠れ確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のそれぞれにカウンタMR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄選択テーブル2からカウンタMR3の値の更新結果に応じた1つの特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル2には2R隠れ確変大当り図柄1に対して80個の値が割付けられ、16R確変大当り図柄1に対して10個の値が割付けられ、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれに対して5個の値が割付けられており、特別図柄選択テーブル2からは2R隠れ確変大当り図柄1が80%(80/100)の確率で選択され、16R確変大当り図柄1が10%(10/100)の確率で選択され、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれが5%(5/100)の確率で選択される。
図14の(c)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル3である。この特別図柄選択テーブル3は2R隠れ確変大当り図柄2に対してカウンタMR3の更新範囲内の80個の値を割付け、16R隠れ確変大当り図柄2に対して10個の値を割付け、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれに対して5個の値を割付けたものであり、特別図柄選択テーブル3からは2R隠れ確変大当り図柄2が80%(80/100)の確率で選択され、16R隠れ確変大当り図柄2が10%(10/100)の確率で選択され、16R通常大当り図柄および16R確変大当り図柄2のそれぞれが5%(5/100)の確率で選択される。
図14の(d)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル4である。この特別図柄選択テーブル4は2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄のそれぞれにカウンタMR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオン状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄選択テーブル4からカウンタMR3の値の更新結果に応じた1つの特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル4には2R確変大当り図柄2に対して80個の値が割付けられ、16R確変大当り図柄2に対して15個の値が割付けられ、16R通常大当り図柄に対して5個の値が割付けられており、特別図柄選択テーブル4からは2R確変大当り図柄2が80%(80/100)の確率で選択され、16R確変大当り図柄2が15%(15/100)の確率で選択され、16R通常大当り図柄が5%(5/100)の確率で選択される。
図15の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル1である。この変動開始コマンドテーブル1は変動開始コマンド01〜02のそれぞれにカウンタMR2の更新範囲内の値を割付けたものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで外れの判定結果が選択された場合および遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで外れの判定結果が選択された場合のそれぞれには特別図柄として外れ図柄が選択され、外れ図柄が選択された場合には変動開始コマンドテーブル1からカウンタMR2の値の更新結果に応じた1つの変動開始コマンドが選択される。図15の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2は変動開始コマンド11〜14のそれぞれにカウンタMR2の更新範囲内の値を割付けたものであり、特別図柄として2R隠れ確変大当り図柄1が選択された場合と2R確変大当り図柄1が選択された場合と16R隠れ確変大当り図柄1が選択された場合と16R確変大当り図柄1が選択された場合のそれぞれには変動開始コマンドテーブル2からカウンタMR2の値の更新結果に応じた1つの変動開始コマンドが選択される。図15の(c)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル3である。この変動開始コマンドテーブル3は変動開始コマンド21〜24のそれぞれにカウンタMR2の更新範囲内の値を割付けたものであり、特別図柄として16R通常大当り図柄が選択された場合と2R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合と2R確変大当り図柄2が選択された場合と16R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合と16R確変大当り図柄2が選択された場合のそれぞれには変動開始コマンドテーブル3からカウンタMR2の値の更新結果に応じた1つの変動開始コマンドが選択される。
図16はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動表示時間テーブルである。この変動表示時間テーブルは変動開始コマンド01〜24のそれぞれに変動表示時間を割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合には変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つの変動表示時間が選択される。図17はメイン制御回路50のROM52に予め記録された図柄情報コマンドテーブルである。この図柄情報コマンドテーブルは外れ図柄〜16R確変大当り図柄2のそれぞれに図柄情報コマンドを割付けたものであり、特別図柄が選択された場合には図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の選択結果に応じた1つの図柄情報コマンドが選択される。
図18はメイン制御回路50のROM52に予め記録された大当りラウンドテーブルである。この大当りラウンドテーブルは16R通常大当り図柄と2R隠れ確変大当り図柄1と2R隠れ確変大当り図柄2と2R確変大当り図柄1と2R確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄2のそれぞれに大当りラウンドの継続回数と限度時間と限度個数の3つを割付けたものであり、大当りの判定結果が選択された場合には大当りラウンドテーブルから特別図柄の選択結果に応じた継続回数と限度時関と限度個数のそれぞれが選択される。
図19の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された当り判定テーブル1である。この当り判定テーブル1はカウンタMR4の更新範囲内の全ての値に外れの判定結果を割付けたものであり、電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当り判定テーブル1からカウンタMR4の値の更新結果に応じた1つの判定結果が選択される。即ち、電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであると一定の通常確率(0/33)で判定される。図19の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された当り判定テーブル2である。この当り判定テーブル2はカウンタMR4の更新範囲内の全ての値に当りの判定結果を割付けたものであり、電チューサポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当り判定テーブル2からカウンタMR4の値の更新結果に応じた1つの判定結果が選択される。即ち、電チューサポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであると一定の高確率(33/33)で判定される。
図20はメイン制御回路50のROM52に予め記録された普通図柄遊技時間テーブルである。この普通図柄遊技時間テーブルは電チューサポートモードのオン状態に普通図柄遊技時間(1×1000msec)を割付け、電チューサポートモードのオフ状態に普通図柄遊技時間(4×1000msec)を割付けたものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には普通図柄遊技時間テーブルから電チューサポートモードの設定状態に応じた1つの普通図柄遊技時間が選択される。
図21はメイン制御回路50のRAM53に設定された制御データ格納領域110である。この制御データ格納領域110は普通図柄遊技と特別図柄遊技と大当り遊技のそれぞれを行うために必要なデータを格納するための領域であり、上特別図柄始動口25用の特別図柄保留データ格納部111と下特別図柄始動口27用の特別図柄保留データ格納部112と普通図柄保留データ格納部113と特別図柄格納部114と普通図柄格納部115とフラグ格納部116とタイマ格納部117とカウンタ格納部118を有している。
上特別図柄始動口25用の特別図柄保留データ格納部111はカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが記録される領域であり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合にはカウンタMR1の値の更新結果およびカウンタMR3の値の更新結果のそれぞれが検出され、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが特別図柄保留データ格納部111に記録される。この制御データ格納領域110には保留番号1の特別図柄保留データ格納部111と保留番号2の特別図柄保留データ格納部111と保留番号3の特別図柄保留データ格納部111と保留番号4の特別図柄保留データ格納部111の4つが設定されており、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれは保留番号1〜保留番号4のいずれか1つの特別図柄保留データ格納部111に記録される。
下特別図柄始動口27用の特別図柄保留データ格納部112はカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが記録される領域であり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合にはカウンタMR1の値の更新結果およびカウンタMR3の値の更新結果のそれぞれが検出され、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが特別図柄保留データ格納部112に記録される。この制御データ格納領域110には保留番号1の特別図柄保留データ格納部112と保留番号2の特別図柄保留データ格納部112と保留番号3の特別図柄保留データ格納部112と保留番号4の特別図柄保留データ格納部112の4つが設定されており、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれは保留番号1〜保留番号4のいずれか1つの特別図柄保留データ格納部112に記録される。
普通図柄保留データ格納部113はカウンタMR4の値の検出結果が記録される領域であり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合にはカウンタMR4の値の更新結果が検出され、カウンタMR4の値の検出結果が普通図柄保留データ格納部113に記録される。この制御データ格納領域110には保留番号1の普通図柄保留データ格納部113と保留番号2の普通図柄保留データ格納部113と保留番号3の普通図柄保留データ格納部113と保留番号4の普通図柄保留データ格納部113の4つが設定されており、カウンタMR4の値の検出結果は保留番号1〜保留番号4のいずれか1つの普通図柄保留データ格納部113に記録される。
特別図柄格納部114は今回の特別図柄遊技で上特別図柄表示器39または下特別図柄表示器40に停止表示する特別図柄の選択結果が記録される領域であり、普通図柄格納部115は今回の普通図柄遊技で普通図柄表示器33に停止表示する普通図柄の選択結果が記録される領域である。タイマ格納部117はタイマMT1の値およびタイマMT2の値のそれぞれが記録される領域であり、カウンタ格納部118はカウンタMR1の値とカウンタMR2の値とカウンタMR3の値とカウンタMR4の値とカウンタMN1の値とカウンタMN2の値のそれぞれが記録される領域である。フラグ格納部116は普通図柄始動信号フラグと当りフラグと普通図柄プロセスフラグと上特別図柄始動信号フラグと下特別図柄始動信号フラグと大当りフラグと確変フラグと電チューサポートフラグと優先処理フラグと特別図柄プロセスフラグのそれぞれが記録される領域である。
普通図柄始動信号フラグは遊技球が普通図柄始動口23内を通過したか否かを示すものであり、当りフラグは今回の普通図柄遊技で当りであると判定されたか否かを示すものであり、普通図柄プロセスフラグは図35の普通図柄プロセス処理でステップS91の当り判定処理〜ステップS94の当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。上特別図柄始動信号フラグは遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したか否かを示すものであり、下特別図柄始動信号フラグは遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したか否かを示すものである。大当りフラグは今回の特別図柄遊技で大当りであると判定されたか否かを示すものであり、確変フラグは確率変動モードがオン状態に設定されているか否かを示すものである。電チューサポートフラグは電チューサポートモードがオン状態に設定されているか否かを示すものであり、特別図柄プロセスフラグは図40の特別図柄プロセス処理でステップS161の大当り判定処理〜ステップS166の大当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。優先処理フラグは遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことを契機に特別図柄遊技が行われている場合にオン状態に設定されるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したことを契機に特別図柄遊技が行われている場合にはオフ状態に設定される。これら普通図柄始動信号フラグと当りフラグと上特別図柄始動信号フラグと下特別図柄始動信号フラグと大当りフラグと確変フラグと電チューサポートフラグと優先処理フラグのそれぞれはROM52に予め記録されたオン値(1)が投入されることでオン状態に設定されるものであり、ROM52に予め記録されたオフ値(0)が投入されることでオフ状態に設定される。
図22は演出制御回路70のROM72に予め記録されたプロセスデータテーブルである。このプロセスデータテーブルは変動開始コマンド01〜24のそれぞれにプロセスデータを割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合にはプロセスデータテーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つのプロセスデータが選択される。このプロセスデータテーブルのプロセスデータP01〜P24のそれぞれは演出制御回路70のROM72に予め記録されたものであり、図23にプロセスデータP01を代表して示すように、プロセスタイマ設定値および演出制御コマンドから構成されている。これらプロセスデータP01〜P24のそれぞれの演出制御コマンドは表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドを含んで設定されている。表示制御コマンドは装飾図柄遊技で装飾図柄表示器43に表示する映像の演出内容を表示制御回路80に通知するものであり、音制御コマンドは装飾図柄遊技で両スピーカ13のそれぞれから出力する効果音の演出内容を音制御回路90に通知するものであり、電飾制御コマンドは装飾図柄遊技で複数の電飾LED15のそれぞれを点滅する演出内容を電飾制御回路100に通知するものであり、プロセスタイマ設定値は表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを送信する時間的なタイミングを装飾図柄遊技の開始時を基準に示している。
図24は演出制御回路70のROM72に予め記録されたビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルはプロセスデータP01〜P24のそれぞれに装飾図柄遊技用のビデオコマンドを割付けたものであり、プロセスデータが選択された場合にはビデオコマンドテーブルからプロセスデータの選択結果に応じた1つのビデオコマンドが選択される。図25は表示制御回路80のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧である。これらビデオデータV01〜V24のそれぞれには1つのビデオコマンドが割付けられており、ビデオコマンドが選択された場合にはビデオデータV01〜V24のうちからビデオコマンドの選択結果に応じた1つのものが選択される。これらビデオデータV01〜V24のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのものであり、左列の図柄要素は装飾図柄遊技用の背景映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態のそれぞれで順に表示され、中列の図柄要素は装飾図柄遊技用の背景映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態のそれぞれで順に表示され、右列の図柄要素は装飾図柄遊技用の背景映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態のそれぞれで順に表示される。
図26は演出制御回路70の変数の一覧である。カウンタSR1とカウンタSR2とカウンタSR3のそれぞれは図柄要素を(1)〜(8)の8種類のうちから選択するためのものであり、カウンタSR1〜SR3のそれぞれの下限値は(0)に設定され、カウンタSR1の上限値は(249)に設定され、カウンタSR2の上限値は(162)に設定され、カウンタSR3の上限値は(72)に設定されている。カウンタSN1は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数が投入されるものであり、カウンタSN2は遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数が投入されるものである。カウンタSN3は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数および遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数の合計が投入されるものであり、タイマST1は装飾図柄遊技で時間を計測するためのものである。
図27の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル1である。この図柄テーブル1は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル1からカウンタSR1の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。図27の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル2である。この図柄テーブル2は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR2の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル2からカウンタSR2の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。図27の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル3である。この図柄テーブル3は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル3からカウンタSR3の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。
図27の(d)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル4である。この図柄テーブル4は(1)(5)の2種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル4からカウンタSR1の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。図27の(e)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル5である。この図柄テーブル5は(3)(7)の2種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル5からカウンタSR1の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。図27の(f)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル6である。この図柄テーブル6は(2)(4)(6)(8)の4種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、装飾図柄は図柄テーブル6からカウンタSR1の値の更新結果に応じた図柄要素を選択することで大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定される。
図28は演出制御回路70のRAM73に設定された演出制御データ格納領域120である。この演出制御データ格納領域120は装飾図柄遊技を行うために必要なデータが記録される領域であり、コマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125を有している。コマンド格納部121はメイン制御回路50から送信される変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録される領域である。フラグ格納部122は遊技中フラグが記録される領域であり、遊技中フラグは装飾図柄表示器43に装飾図柄遊技の映像が表示されているか否かを示すものである。タイマ格納部123はタイマST1の値が記録される領域であり、カウンタ格納部124はカウンタSR1の値とカウンタSR2の値とカウンタSR3の値とカウンタSN1の値とカウンタSN2の値とカウンタSN3の値のそれぞれが記録される領域であり、確定図柄格納部125は今回の装飾図柄遊技で停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。
[1]メイン処理
図29はメイン制御回路50のCPU51が実行するメイン処理であり、CPU51は電源が投入された場合にはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の4つの特別図柄保留データ格納部111と4つの特別図柄保留データ格納部112と4つの普通図柄保留データ格納部113と特別図柄格納部114と普通図柄格納部115とフラグ格納部116とタイマ格納部117とカウンタ格納部118の全てを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
CPU51はステップS3でCTCを初期設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部118のカウンタMR2の値にROM52に予め記録された一定値(1)を加算するものである。このカウンタMR2の値はステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS4では下限値(0)から上限値(100)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)および上限値(100)のそれぞれはROM52に予め記録されたものである。
[2]タイマ割込み処理
図30はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13の普通図柄データ取得処理とステップS14の特別図柄データ取得処理1とステップS15の特別図柄データ取得処理2とステップS16の普通図柄プロセス処理とステップS17の特別図柄プロセス処理を順に実行する。
[2−1]入力処理
図31はステップS11の入力処理であり、CPU51はステップS21でセンサ回路54から普通図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から普通図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS22でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から普通図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS23でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS24へ移行すると、センサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS25でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS26でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS27へ移行すると、センサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS28でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS29でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。これら下特別図柄始動信号フラグと上特別図柄始動信号フラグと普通図柄始動信号フラグのそれぞれはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定され、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定され、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定される。
[2−2]カウンタ更新処理2
図30のステップS12のカウンタ更新処理2はROM52に予め記録された一定値(1)をカウンタ格納部118のカウンタMR1の値とカウンタMR3の値とカウンタMR4の値のそれぞれに加算するものである。このカウンタ格納部118のカウンタMR1の値とカウンタMR3の値とカウンタMR4の値のそれぞれはステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS12のカウンタ更新処理2ではカウンタMR1の値が下限値(0)から上限値(4000)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタMR3の値が下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタMR4の値が下限値(0)から上限値(32)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(4000)と上限値(99)と上限値(32)のそれぞれはROM52に予め記録されたものである。
[2−3]普通図柄データ取得処理
図32はステップS13の普通図柄データ取得処理であり、CPU51はステップS31でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS32でカウンタ格納部118からカウンタMR4の値の更新結果を検出し、ステップS33で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS34でカウンタMR4の値の検出結果を保留番号1の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS33で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS36で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS37でカウンタMR4の値の検出結果を保留番号2の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS36で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS38で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS39でカウンタMR4の値の検出結果を保留番号3の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS38で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS40で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS41でカウンタMR4の値の検出結果を保留番号4の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS40で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS42でカウンタMR4の値の検出結果をクリアし、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、普通図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、4回の普通図柄遊技が保留されている状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合にはカウンタMR4の値の記録処理が行われず、遊技球が普通図柄始動口23内を通過したことが無効化される。
[2−4]特別図柄データ取得処理1
図33はステップS14の特別図柄データ取得処理1であり、CPU51はステップS51でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS52でカウンタ格納部118からカウンタMR1の値の更新結果を検出し、ステップS53でカウンタ格納部118からカウンタMR3の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS53でカウンタMR3の値の更新結果を検出すると、ステップS54で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS55でカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部111に記録し、ステップS56で演出制御回路70に上保留コマンド1を送信することで1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS54で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS58で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS59へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS60で演出制御回路70に上保留コマンド2を送信することで2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS58で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS61で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS62へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS63で演出制御回路70に上保留コマンド3を送信することで3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS61で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS64で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS65へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS66で演出制御回路70に上保留コマンド4を送信することで4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS64で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS67でカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれをクリアし、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達している状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合にはカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれの記録処理が行われず、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したことが無効化される。
[2−5]特別図柄データ取得処理2
図34はステップS15の特別図柄データ取得処理2であり、CPU51はステップS71でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS72でカウンタ格納部118からカウンタMR1の値の更新結果を検出し、ステップS73でカウンタ格納部118からカウンタMR3の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS73でカウンタMR3の値の更新結果を検出すると、ステップS74で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS75でカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112に記録し、ステップS76で演出制御回路70に下保留コマンド1を送信することで1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS74で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS78で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS79へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS80で演出制御回路70に下保留コマンド2を送信することで2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS78で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS81で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS82へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS83で演出制御回路70に下保留コマンド3を送信することで3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS81で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS84で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS85へ移行し、カウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS86で演出制御回路70に下保留コマンド4を送信することで4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS84で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS87でカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれをクリアし、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達している状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合にはカウンタMR1の値の検出結果およびカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれの記録処理が行われず、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことが無効化される。
[2−6]普通図柄プロセス処理
図35はステップS16の普通図柄プロセス処理である。この普通図柄プロセス処理はステップS91の当り判定処理とステップS92の普通図柄変動処理とステップS93の普通図柄変動停止処理とステップS94の当り遊技処理からなるものであり、ステップS91の当り判定処理〜ステップS94の当り遊技処理のそれぞれはフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−6−1]当り判定処理
図36はステップS91の当り判定処理である。この当り判定処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグはステップS2で(0)に初期設定される。
CPU51はステップS101で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断した場合にはステップS102へ移行し、保留番号1の普通図柄保留データ格納部113からカウンタMR4の値を検出する。
CPU51はステップS102でカウンタMR4の値を検出すると、ステップS103でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このフラグ格納部116の電チューサポートフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS103でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS104でROM52から図19の(a)の当り判定テーブル1を検出し、ステップS103でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS105でROM52から図19の(b)の当り判定テーブル2を検出する。
CPU51は当り判定テーブル1または当り判定テーブル2を検出すると、ステップS106で当り判定テーブルの検出結果からカウンタMR4の値の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS107で判定結果が当りであるか否かを判断する。当り判定テーブル1にはカウンタMR4の更新範囲内の全ての値に外れの判定結果が割付けられ、当り判定テーブル2にはカウンタMR4の更新範囲内の全ての値に当りの判定結果が割付けられており、電チューサポートフラグのオフ状態ではステップS106で外れの判定結果が100%の確率で選択され、電チューサポートフラグのオン状態ではステップS106で当りの判定結果が100%の確率で選択される。
CPU51はステップS107で判定結果が当りであると判断すると、ステップS108でフラグ格納部116の当りフラグをオン状態に設定し、ステップS109で普通図柄格納部115に当り図柄(○)を記録する。このフラグ格納部116の当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS107で判定結果が外れであると判断した場合にはステップS110でフラグ格納部116の当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS111で普通図柄格納部115に外れ図柄(×)を記録する。
CPU51は普通図柄格納部115に当り図柄(○)または外れ図柄(×)を記録すると、ステップS112でROM52から図20の普通図柄遊技時間テーブルを検出し、ステップS113で普通図柄遊技時間テーブルからフラグ格納部116の電チューサポートフラグ(=電チューサポートモード)の設定結果に応じた普通図柄遊技時間を選択し、ステップS114でタイマ格納部117のタイマMT2の値に普通図柄遊技時間の選択結果を設定する。この普通図柄遊技時間テーブルには電チューサポートモードのオン状態に対して普通図柄遊技時間(1×1000msec)が割付けられ、電チューサポートモードのオフ状態に対して普通図柄遊技時間(4×1000msec)が割付けられており、電チューサポートフラグのオン状態ではタイマMT2の値に普通図柄遊技時間(1×1000msec)が設定され、電チューサポートフラグのオフ状態ではタイマMT2の値に普通図柄遊技時間(4×1000msec)が設定される。
CPU51はステップS114でタイマMT2の値を設定すると、ステップS115で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113からカウンタMR4の値をクリアし、ステップS116で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS122へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(1)を設定する。
CPU51はステップS116で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS117で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113に記録されているカウンタMR4の値を保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS118へ移行し、保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS122へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS118で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS119で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113に記録されているカウンタMR4の値を保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS120へ移行し、保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS122へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS120で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS121で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113に記録されているカウンタMR4の値を保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS122へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。即ち、普通図柄遊技が開始される場合にはカウンタMR4の値が保留番号1の普通図柄保留データ格納部113から消去され、保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されている場合には保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にシフトされ、保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されている場合には保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にシフトされ、保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されている場合には保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にシフトされる。
[2−6−2]普通図柄変動処理
図37はステップS92の普通図柄変動処理である。この普通図柄変動処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS131で普通図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを点滅制御することで普通図柄表示器33に当り図柄(○)および外れ図柄(×)を交互に表示する。そして、ステップS132でタイマ格納部117のタイマMT2の値からROM52に予め記録された一定値(4msec)を減算することで普通図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS133でタイマMT2の値の減算結果をROM52に予め記録された限度値(0)と比較する。ここで「MT2=0」であると判断した場合には普通図柄遊技の終了と判断し、ステップS134でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(2)を設定する。
[2−6−3]普通図柄変動停止処理
図38はステップS93の普通図柄変動停止処理である。この普通図柄変動停止処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS141で普通図柄格納部115から普通図柄の記録結果を検出し、普通図柄の変動表示を普通図柄の検出結果で停止する。即ち、当りであると判定された場合には普通図柄の変動表示が当り図柄(○)で停止し、外れであると判定された場合には普通図柄の変動表示が外れ図柄(×)で停止する。
CPU51はステップS141で普通図柄の変動表示を停止すると、ステップS142で普通図柄格納部115から普通図柄の記録結果を消去し、ステップS143でフラグ格納部116の当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS144へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(0)を設定する。この普通図柄プロセスフラグに(0)を設定した場合には次回の普通図柄プロセス処理で図36のステップS101へ移行し、保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。
CPU51はステップS143でフラグ格納部116の当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS145でフラグ格納部116の当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS146でタイマ格納部117のタイマMT2の値に一定の当り遊技時間(4×1000msec)を設定する。この当り遊技時間はROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS146でタイマ格納部117のタイマMT2の値を設定した場合にはステップS147で特別図柄始動口ソレノイド31を電気的なオフ状態からオン状態に切換えることで下特別図柄始動口27を閉鎖状態から開放状態に切換え、ステップS148でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(3)を設定する。
[2−6−4]当り遊技処理
図39はステップS94の当り遊技処理である。この当り遊技処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(3)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS151でタイマ格納部117のタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算することで下特別図柄始動口27の残り開放時間を更新する。そして、ステップS152でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較し、「MT2=0」であると判断した場合にはステップS153で特別図柄始動口ソレノイド31を電気的なオン状態からオフ状態に切換えることで下特別図柄始動口27を開放状態から閉鎖状態に切換え、ステップS154でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(0)を設定する。この普通図柄プロセスフラグに(0)を設定した場合には次回の普通図柄プロセス処理で図36のステップS101へ移行し、保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。
[2−7]特別図柄プロセス処理
図40はステップS17の特別図柄プロセス処理である。この特別図柄プロセス処理はステップS161の大当り判定処理とステップS162の特別図柄変動開始処理とステップS163の特別図柄変動処理とステップS164の特別図柄変動停止処理とステップS165のインターバル処理とステップS166の大当り遊技処理からなるものであり、ステップS161の大当り判定処理〜ステップS166の大当り遊技処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−7−1]大当り判定処理
図41はステップS161の大当り判定処理である。この大当り判定処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグはステップS2で(0)に初期設定される。
CPU51はステップS171で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断した場合にはステップS172で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを検出し、ステップS173でフラグ格納部116の優先処理フラグをオン状態に設定する。
CPU51はステップS171で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断すると、ステップS174で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断した場合にはステップS175で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを検出し、ステップS176でフラグ格納部116の優先処理フラグをオフ状態に設定する。この優先処理フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、上特別図柄始動口25用の保留データおよび下特別図柄始動口27用の保留データの双方が存在する場合には下特別図柄始動口27用の保留データが上特別図柄始動口25用の保留データに比べて優先的に処理される。
CPU51はステップS173またはステップS176でフラグ格納部116の優先処理フラグを設定すると、ステップS177でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。この確変フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS177でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS178でROM52から図13の(a)の大当り判定テーブル1を検出し、ステップS177でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS179でROM52から図13の(b)の大当り判定テーブル2を検出する。
CPU51はステップS178で大当り判定テーブル1を検出またはステップS179で大当り判定テーブル2を検出すると、ステップS180で大当り判定テーブルの検出結果からステップS172のカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果またはステップS175のカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS181で判定結果が大当りであるか否かを判断する。ここで判定結果が外れであると判断した場合にはステップS182へ移行し、フラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定する。この大当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS182でフラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定した場合にはステップS183でROM52から外れ図柄を選択し、ステップS193で特別図柄格納部114に特別図柄の選択結果として外れ図柄を記録し、ステップS194でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(1)を設定する。
CPU51はステップS181で判定結果が大当りであると判断すると、ステップS184でフラグ格納部116の大当りフラグをオン状態に設定する。即ち、確率変動モードのオン状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれで大当りであると相互に同一の高確率(101/4001)で判定され、確率変動モードのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれで大当りであると確率変動モードのオン状態に比べて低い相互に同一の通常確率(100/4001)で判定される。
CPU51はステップS184でフラグ格納部116の大当りフラグをオン状態に設定すると、ステップS185でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS186へ移行し、フラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この電チューサポートフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS186でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS187でROM52から図14の(a)の特別図柄選択テーブル1を検出し、ステップS186でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS188でROM52から図14の(b)の特別図柄選択テーブル2を検出する。
CPU51はステップS185でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS189でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS190でROM52から図14の(c)の特別図柄選択テーブル3を検出し、ステップS189でフラグ格納部116の電チューサポートフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS191でROM52から図14の(d)の特別図柄選択テーブル4を検出する。
CPU51は特別図柄選択テーブル1〜特別図柄選択テーブル4のいずれかを検出すると、ステップS192で特別図柄選択テーブルの検出結果からステップS172のカウンタMR3の値の検出結果に応じた1つの特別図柄またはステップS175のカウンタMR3の値の検出結果に応じた1つの特別図柄を選択する。そして、ステップS193で特別図柄格納部114に特別図柄の選択結果を記録し、ステップS194でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
図14の(a)の特別図柄選択テーブル1には特別図柄として2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2が設定されており、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にはステップS192で2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のうちから1つの特別図柄が選択され、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にもステップS192で2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のうちから1つの特別図柄が選択される。
図14の(b)の特別図柄選択テーブル2には特別図柄として2R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2が設定されており、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にはステップS192で2R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のうちから1つの特別図柄が選択される。
図14の(c)の特別図柄選択テーブル3には特別図柄として2R隠れ確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2が設定されており、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオフ状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にはステップS192で2R隠れ確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のうちから1つの特別図柄が選択され、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にもステップS192で2R隠れ確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄と16R確変大当り図柄2のうちから1つの特別図柄が選択される。この下特別図柄始動口27は電チューサポートモードのオフ状態では普通図柄遊技で外れの判定結果が100%の確率で選択されることで開放状態にされないものであり、遊技球は確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオフ状態では下特別図柄始動口27内に入賞せず、確率変動モードのオン状態および電チューサポートモードのオフ状態でも下特別図柄始動口27内に入賞しない。即ち、遊技者が発射ハンドル8を操作することで遊技球を遊技盤16内に発射している通常の遊技状態では図14の(c)の特別図柄選択テーブル3から特別図柄が選択されることはない。図14の(d)の特別図柄選択テーブル4には特別図柄として2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄が設定されており、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれのオン状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合にはステップS192で2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2と16R通常大当り図柄のうちから1つの特別図柄が選択される。
[2−7−2]特別図柄変動開始処理
図42はステップS162の特別図柄変動開始処理である。この特別図柄変動開始処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS201でカウンタ格納部118からカウンタMR2の値の更新結果を検出する。そして、ステップS202で特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を検出し、ステップS203で特別図柄の検出結果が出球有り大当り図柄であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が16R通常大当り図柄と2R隠れ確変大当り図柄2と2R確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2のいずれかである場合には出球有り大当り図柄であると判断し、ステップS204でROM52から図15の(c)の変動開始コマンドテーブル3を検出する。
CPU51はステップS203で特別図柄の検出結果が出球有り大当り図柄でないと判断すると、ステップS205で特別図柄の検出結果が出球無し大当り図柄であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が2R隠れ確変大当り図柄1と2R確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1のいずれかである場合には出球無し大当り図柄であると判断し、ステップS206でROM52から図15の(b)の変動開始コマンドテーブル2を検出する。CPU51は特別図柄の検出結果が外れ図柄である場合にはステップS205で出球無し大当り図柄でないと判断し、ステップS207でROM52から図15の(a)の変動開始コマンドテーブル1を検出する。
CPU51は変動開始コマンドテーブル1〜3のいずれかを検出すると、ステップS208で変動開始コマンドテーブルの検出結果からカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択し、ステップS209で変動開始コマンドの選択結果を演出制御回路70に送信する。そして、ステップS210でROM52から図16の変動表示時間テーブルを検出し、ステップS211で変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つの変動表示時間を選択し、ステップS212でタイマ格納部117のタイマMT1の値に変動表示時間の選択結果を設定する。次にステップS213でROM52から図17の図柄情報コマンドテーブルを検出し、ステップS214で図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の検出結果に応じた1つの図柄情報コマンドを選択し、ステップS215で演出制御回路70に図柄情報コマンドの選択結果を送信する。
CPU51はステップS215で図柄情報コマンドの選択結果を送信すると、ステップS216でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS217で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを消去し、ステップS218で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(2)を設定する。
CPU51はステップS218で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS219で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS220で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS220で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS221で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS222で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS222で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS223で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS231でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したことで特別図柄遊技が開始される場合には上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが消去され、上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にシフトされ、上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にシフトされ、上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にシフトされる。
CPU51はステップS216でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS224で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを消去し、ステップS225で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS225で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS226で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS227で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS227で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS228で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS229で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS231へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS229で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS230で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112に記録されているカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS231でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことで特別図柄遊技が開始される場合には下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが消去され、下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にシフトされ、下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にシフトされ、下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にシフトされる。
[2−7−3]特別図柄変動処理
図43はステップS163の特別図柄変動処理である。この特別図柄変動処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS241でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS242へ移行し、上特別図柄表示器39の複数のLEDのそれぞれを点滅制御することで上特別図柄表示器39に特別図柄を変動状態で表示する。
CPU51はステップS241でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS243で下特別図柄表示器40の複数のLEDのそれぞれを点滅制御することで下特別図柄表示器40に特別図柄を変動状態で表示する。即ち、特別図柄遊技の映像は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合に上特別図柄表示器39に表示されるものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄表示器40に表示される。
CPU51はステップS242またはステップS243で特別図柄遊技の映像を表示すると、ステップS244でタイマ格納部117のタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算することで特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS245でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT1=0」であると判断した場合にはステップS246で演出制御回路70に変動停止コマンドを送信することで特別図柄遊技が停止することを通知し、ステップS247でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(3)を設定する。
[2−7−4]特別図柄変動停止処理
図44はステップS164の特別図柄変動停止処理である。この特別図柄変動停止処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(3)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS251でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS252で特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を検出し、上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示を特別図柄の検出結果で停止する。この優先処理フラグがオフ状態に設定されている場合には特別図柄格納部114に特別図柄として外れ図柄と16R通常大当り図柄と2R隠れ確変大当り図柄1と2R確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄2のいずれかが記録されており、上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示は外れ図柄〜16R確変大当り図柄2のいずれかで停止する。
CPU51はステップS251でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS253でフラグ格納部116の優先処理フラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS254で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果を検出し、下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示を特別図柄の検出結果で停止する。この優先処理フラグがオン状態に設定されている場合には特別図柄格納部114に特別図柄として外れ図柄と16R通常大当り図柄と2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄2のいずれかが記録されており、下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示は外れ図柄〜16R確変大当り図柄2のいずれかで停止する。
CPU51はステップS252またはステップS254で特別図柄の変動表示を停止すると、ステップS255でタイマ格納部117のタイマMT1の値にROM52に予め記録されたインターバル時間(1×1000msec)を設定し、ステップS256でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(4)を設定する。
[2−7−5]インターバル処理
図45はステップS165のインターバル処理である。このインターバル処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(4)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS261でタイマ格納部117のタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算することで残りインターバル時間を更新する。そして、ステップS262でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較し、「MT1=0」であると判断した場合にはステップS263へ移行する。
CPU51はステップS263へ移行すると、フラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS264で特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を消去し、ステップS265でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(0)を設定する。この特別図柄プロセスフラグに(0)を設定した場合には次回の特別図柄プロセス処理で図41のステップS171へ移行し、下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111に比べて優先的に判断する。
CPU51はステップS263でフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS266でフラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS267で特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を検出し、ステップS268でROM52から図18の大当りラウンドテーブルを検出する。次にステップS269で大当りラウンドテーブルから特別図柄の検出結果に応じた1つの継続回数を選択し、ステップS270でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値に継続回数の選択結果を設定する。
CPU51はステップS270でカウンタMN1の値を設定すると、ステップS271で大当りラウンドテーブルから特別図柄の検出結果に応じた1つの限度時間を選択し、ステップS272でタイマ格納部117のタイマMT1の値に限度時間の選択結果を設定する。そして、ステップS273で大当りラウンドテーブルから特別図柄の検出結果に応じた1つの限度個数を選択し、ステップS274でカウンタ格納部118のカウンタMN2の値に限度個数の選択結果を設定する。
CPU51はステップS274でカウンタMN2の値を設定すると、ステップS275でフラグ格納部116の確変フラグをオフ状態に設定することで確率変動モードをオフし、ステップS276でフラグ格納部116の電チューサポートフラグをオフ状態に設定することで電チューサポートモードをオフする。そして、ステップS277で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信することで大当り遊技を開始することを通知し、ステップS278で特別入賞口ソレノイド38を電気的なオフ状態からオン状態に切換えることで特別入賞口34を閉鎖状態から開放状態に切換え、ステップS279でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグにROM52に予め記録された値(5)を設定する。即ち、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれは直前の特別図柄遊技の映像でどのような種類の特別図柄が停止表示されたかに拘らず大当り遊技で1回目の大当りラウンドが開始されるときにオフ状態に設定される。
[2−7−6]大当り遊技処理
図46はステップS166の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグの値が(5)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS281でタイマ格納部117のタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算することで特別入賞口34の残り開放時間を更新し、ステップS282でタイマ格納部117のタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT1=0」であると判断した場合にはステップS286へ移行し、特別入賞口ソレイド38をオン状態からオフ状態に切換えることで特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。
CPU51はステップS282で「MT1>0」であると判断すると、ステップS283で特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されているか否かを判断する。ここで特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されていると判断した場合にはステップS284へ移行し、カウンタ格納部118のカウンタMN2の値からROM52に予め記録された一定値(1)を減算することで残り限度個数を更新し、ステップS285でカウンタ格納部118のカウンタMN2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN2=0」であると判断した場合にはステップS286へ移行し、特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。
特別入賞口34は特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞または特別入賞口34の開放時間が限度時間に到達することで閉鎖される。この限度時間は直前の特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合のそれぞれには短時間(0.8×1000msec)に設定され、16R通常大当り図柄が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには長時間(30.0×1000msec)に設定されるものであり、直前の特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合〜16R確変大当り図柄1が停止表示された場合のそれぞれには特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞する前に限度時間が経過することで特別入賞口34が閉鎖され、16R通常大当り図柄が停止表示された場合〜16R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには限度時間が経過する前に特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞することで特別入賞口34が閉鎖される。
CPU51はステップS286で特別入賞口34を閉鎖すると、ステップS287でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値から一定値(1)を減算することで大当りラウンドの残り継続回数を更新し、ステップS288でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN1>0」であると判断した場合にはステップS289でタイマ格納部117のタイマMT1の値にステップS271の限度時間の選択結果を再設定し、ステップS290でカウンタ格納部118のカウンタMN2の値にステップS273の限度個数の選択結果を再設定し、ステップS291で特別入賞口34を再び閉鎖状態から開放状態に切換える。
CPU51はステップS288で「MN1=0」であると判断すると、ステップS292へ移行する。このカウンタ格納部117のカウンタMN1の値は直前の特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには特別入賞口34が2回目に閉鎖状態にされることで限度値(0)に減算され、直前の特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには特別入賞口34が16回目に閉鎖状態にされることで限度値(0)に減算されるものであり、CPU51はステップS292へ移行した場合には特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を検出する。
CPU51はステップS292で特別図柄の選択結果を検出すると、ステップS293で特別図柄の検出結果を2R確変大当り図柄1と2R確変大当り図柄2と16R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄2のそれぞれと比較する。ここで特別図柄の検出結果が2R確変大当り図柄1〜16R確変大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS294でフラグ格納部116の確変フラグをオン状態に設定し、ステップS295でフラグ格納部116の電チューサポートフラグをオン状態に設定し、ステップS298へ移行する。即ち、特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄1が停止表示された場合と2R確変大当り図柄2が停止表示された場合と16R確変大当り図柄1が停止表示された場合と16R確変大当り図柄2が停止表示された場合のそれぞれには直後の大当り遊技で最終回の大当りラウンドが終了するときに確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオン状態に設定される。
CPU51はステップS293で特別図柄の検出結果が2R確変大当り図柄1〜16R確変大当り図柄2のいずれでもないと判断すると、ステップS296で特別図柄の検出結果を2R隠れ確変大当り図柄1と2R隠れ確変大当り図柄2と16R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄2のそれぞれと比較する。ここで特別図柄の検出結果が2R隠れ確変大当り図柄1〜16R隠れ確変大当り図柄2のいずれかであると判断した場合にはステップS297でフラグ格納部116の確変フラグをオン状態に設定し、ステップS298へ移行する。即ち、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合および16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合のそれぞれには直後の大当り遊技で初回の大当りラウンドが始まるときに電チューサポートモードがオフ状態に設定され、最終回の大当りラウンドが終了するときに確率変動モードがオン状態に設定される。
CPU51はステップS296で特別図柄の検出結果が2R隠れ確変大当り図柄1〜16R隠れ確変大当り図柄2のいずれでもないと判断すると、ステップS298へ移行する。即ち、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示された場合には直後の大当り遊技で初回の大当りラウンドが始まるときに確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオフ状態に設定される。
CPU51はステップS298へ移行すると、特別図柄格納部114から特別図柄の選択結果を消去する。そして、ステップS299で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信することで大当り遊技が停止することを通知し、ステップS300でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。この特別図柄プロセスフラグに(0)を設定した場合には次回の特別図柄プロセス処理で図41のステップS171へ移行し、下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にカウンタMR1の値およびカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111に比べて優先的に判断する。
[3]遊技の流れの説明
電源投入時には確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオフ状態に設定されている。この通常状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には100%の確率で外れの判定結果が選択されるので、下特別図柄始動口27が開放状態にされることがなく遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであるか否かが判定される。この通常状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には特別図柄選択テーブル1から特別図柄が選択され、上特別図柄表示器39に特別図柄の選択結果が停止表示される。この特別図柄選択テーブル1では2R隠れ確変大当り図柄1の選択確率が1番目に高く設定され(80%)、16R隠れ確変大当り図柄1の選択確率が2番目に高く設定されており(10%)、通常状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には上特別図柄表示器39に2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される確率が1番目に高く、16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される確率が2番目に高い。
上特別図柄表示器39に2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合には大当り遊技で2回の大当りラウンドが行われる。これら2回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞する前に限度時間が経過することで終了するものであり、遊技者は多数の賞球を獲得可能な大当りラウンドであると認識しない。この2R隠れ大当り遊技で2回目の大当りラウンドが終了した状態では確率変動モードのオン状態で電チューサポートモードがオフ状態に設定された隠れ確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであるか否かが判定される。
上特別図柄表示器39に16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示された場合には大当り遊技で16回の大当りラウンドが行われる。これら16回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞する前に限度時間が経過することで終了するものであり、遊技者は多数の賞球を獲得可能な大当りラウンドであると認識しない。この16R隠れ大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では隠れ確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、通常状態は特別図柄選択テーブル1での2R隠れ確変大当り図柄1の選択確率および16R隠れ確変大当り図柄1の選択確率の合計の確率(90%)で隠れ確変状態へ移行する。
[3−1]隠れ確変状態の継続について
隠れ確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には特別図柄選択テーブル1から特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル1から特別図柄が選択された場合には上特別図柄表示器39に特別図柄の選択結果が停止表示され、上特別図柄表示器39に特別図柄の選択結果が停止表示された場合には大当り遊技が行われる。この隠れ確変状態でも上特別図柄表示器39に2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される確率が1番目に高く、16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される確率が2番目に高く、大当り遊技としては2R隠れ大当り遊技および16R隠れ大当り遊技のいずれかが行われ、大当り遊技が終了した状態では再び隠れ確変状態になる。即ち、隠れ確変状態は特別図柄選択テーブル1での2R隠れ確変大当り図柄1の選択確率および16R隠れ確変大当り図柄1の選択確率の合計の確率(90%)で継続する。
[3−2]隠れ確変状態から通常状態への復帰について
隠れ確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで特別図柄選択テーブル1から16R通常大当り図柄が選択された場合には上特別図柄表示器39に16R通常大当り図柄が停止表示され、上特別図柄表示器39に16R通常大当り図柄が停止表示された場合には大当り遊技で16回の大当りラウンドが行われる。これら16回の大当りラウンドのそれぞれは限度時間が経過する前に特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞することで終了するものであり、遊技者は多数の賞球を獲得可能な大当りラウンドであると認識する。この16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオフ状態に設定された通常状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、隠れ確変状態は特別図柄選択テーブル1での16R通常大当り図柄の選択確率(5%)で通常状態に復帰する。
[3−3]通常状態または隠れ確変状態から確変状態への昇格について
通常状態または隠れ確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで特別図柄選択テーブル1から16R確変大当り図柄2が選択された場合には上特別図柄表示器39に16R確変大当り図柄2が停止表示され、上特別図柄表示器39に16R確変大当り図柄2が停止表示された場合には16R大当り遊技が行われる。この16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオン状態に設定された確変状態にある。この確変状態で遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には100%の確率で当りの判定結果が選択されることで下特別図柄始動口27が開放状態にされるので、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、通常状態または隠れ確変状態は特別図柄選択テーブル1での16R確変大当り図柄2の選択確率(5%)で確変状態に昇格する。
[3−4]確変状態の継続について
確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には特別図柄選択テーブル2から特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル2から特別図柄が選択された場合には上特別図柄表示器39に特別図柄の選択結果が停止表示され、上特別図柄表示器39に特別図柄の選択結果が停止表示された場合には大当り遊技が行われる。この特別図柄選択テーブル2では2R確変大当り図柄1の選択確率が1番目に高く設定され(80%)、16R確変大当り図柄1の選択確率が2番目に高く設定され(10%)、16R確変大当り図柄2の選択確率が3番目に高く設定されており(5%)、確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には上特別図柄表示器39に2R確変大当り図柄1が停止表示される確率が1番目に高く、16R確変大当り図柄1が停止表示される確率が2番目に高く、16R確変大当り図柄2が停止表示される確率が3番目に高い。
上特別図柄表示器39に2R確変大当り図柄1が停止表示された場合には2R隠れ大当り遊技が行われる。この2R隠れ大当り遊技で2回目の大当りラウンドが終了した状態では確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。上特別図柄表示器39に16R確変大当り図柄1が停止表示された場合には16R隠れ大当り遊技が行われる。この16R隠れ大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。上特別図柄表示器39に16R確変大当り図柄2が停止表示された場合には16R大当り遊技が行われる。この16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、確変状態は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には特別図柄選択テーブル2での2R確変大当り図柄1の選択確率と16R確変大当り図柄1の選択確率と16R確変大当り図柄2の選択確率の合計の確率(95%)で継続する。
確変状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には特別図柄選択テーブル4から特別図柄が選択される。この特別図柄選択テーブル4から特別図柄が選択された場合には下特別図柄表示器40に特別図柄の選択結果が停止表示され、下特別図柄表示器40に特別図柄の選択結果が停止表示された場合には大当り遊技が行われる。この特別図柄選択テーブル4では2R確変大当り図柄2の選択確率が1番目に高く設定され(80%)、16R確変大当り図柄2の選択確率が2番目に高く設定されており(15%)、確変状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りの判定結果が選択された場合には特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄2が停止表示される確率が1番目に高く、16R確変大当り図柄2が停止表示される確率が2番目に高い。
下特別図柄表示器40に2R確変大当り図柄2が停止表示された場合には大当り遊技で2回の大当りラウンドが行われる。これら2回の大当りラウンドのそれぞれは限度時間が経過する前に特別入賞口34内に限度個数の遊技球が入賞することで終了するものであり、遊技者は多数の賞球を獲得可能な大当りラウンドであると認識する。この2R大当り遊技で2回目の大当りラウンドが終了した状態では確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。下特別図柄表示器40に16R確変大当り図柄2が停止表示された場合には16R大当り遊技が行われる。この16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では確変状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内および下特別図柄始動口27内のそれぞれに入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、確変状態は遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には特別図柄選択テーブル4での2R確変大当り図柄2の選択確率および16R確変大当り図柄2の選択確率の合計の確率(95%)で継続する。
[3−5]確変状態から通常状態への降格について
確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで16R通常大当り図柄が選択された場合には上特別図柄表示器39に16R通常大当り図柄が停止表示され、確変状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで16R通常大当り図柄が選択された場合には下特別図柄表示器40に16R通常大当り図柄が停止表示され、16R通常大当り図柄が停止表示された場合にはいずれも16R大当り遊技が行われる。この16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了した状態では通常状態にあり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであるか否かが判定される。即ち、確変状態は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には特別図柄選択テーブル2での16R通常大当り図柄の選択確率(5%)で通常状態に降格し、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には特別図柄選択テーブル4での16R通常大当り図柄の選択確率(5%)で通常状態に降格する。
図47は遊技球が通常状態および隠れ確変状態のそれぞれで上特別図柄始動口25内に入賞した場合の遊技の流れである。隠れ確変状態は特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1および16R隠れ確変大当り図柄1のそれぞれが停止表示されながら継続し、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示されることで通常状態に復帰し、特別図柄遊技の映像で16R確変大当り図柄2が停止表示されることで確変状態に昇格する。この隠れ確変状態の継続中には2R隠れ大当り遊技および16R隠れ大当り遊技のそれぞれが行われ、隠れ確変状態から通常状態に復帰する場合および隠れ確変状態から確変状態に昇格する場合のそれぞれには16R大当り遊技が行われることで遊技者に最多数個の賞球が払出される。
図48は確変状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合の遊技の流れである。確変状態は特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄2および16R確変大当り図柄2のそれぞれが停止表示されながら継続し、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示されることで通常状態に降格する。この確変状態の継続中には2R大当り遊技および16R大当り遊技のそれぞれが行われ、確変状態から通常状態に降格する場合には16R大当り遊技が行われることで遊技者に最多数個の賞球が払出される。図49は確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合の遊技の流れである。確変状態は特別図柄遊技の映像で2R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄1と16R確変大当り図柄2のそれぞれが停止表示されながら継続し、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示されることで通常状態に降格する。この確変状態の継続中には2R隠れ大当り遊技と16R隠れ大当り遊技と16R大当り遊技のそれぞれが行われ、確変状態から通常状態に降格する場合には16R大当り遊技が行われることで遊技者に最多数個の賞球が払出される。
[11]メイン処理
図50は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU71は電源が投入された場合にはステップS301でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS302でRAM73のコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125のそれぞれを初期設定し、ステップS303で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU71はステップS303でCTCを初期設定すると、ステップS304のカウンタ更新処理でカウンタ格納部124のカウンタSR1の値とカウンタSR2の値とカウンタSR3の値のそれぞれにROM72に予め記録された一定値(1)を加算する。これらカウンタSR1〜SR3のそれぞれの値はステップS302で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS304のカウンタ更新処理ではカウンタSR1の値が下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR2の値が下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR3の値が下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(249)と上限値(162)と上限値(72)のそれぞれはROM72に予め記録されたものである。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信された場合にはCPU71が外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動することで割込み禁止状態になり、変動開始コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理で受信コマンドバッファに格納した後に割込み禁止状態を解除する。
[13]タイマ割込み処理
図51はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS311のコマンド処理とステップS312の保留コマンド処理とステップS313の装飾図柄遊技処理とステップS314の大当り遊技演出処理を順に実行する。
[13−1]コマンド処理
図51のステップS311のコマンド処理は受信コマンドバッファに変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、受信コマンドバッファに変動開始コマンドが記録されていると判断した場合には変動開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに変動停止コマンドが記録されていると判断した場合には変動停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに図柄情報コマンドが記録されていると判断した場合には図柄情報コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに上保留コマンドが記録されていると判断した場合には上保留コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに下保留コマンドが記録されていると判断した場合には下保留コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトする。
[13−2]保留コマンド処理
図52はステップS312の保留コマンド処理であり、CPU71はステップS321でコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS322でコマンド格納部121から上保留コマンドを検出し、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数を上保留コマンドの検出結果から判定する。この保留回数は上保留コマンド1が検出された場合に1回であると判定され、上保留コマンド2が検出された場合に2回であると判定され、上保留コマンド3が検出された場合に3回であると判定され、上保留コマンド4が検出された場合に4回であると判定されるものであり、CPU71はステップS322で保留回数を検出した場合にはステップS323でカウンタ格納部124のカウンタSN1の値に保留回数の検出結果を設定し、ステップS324でコマンド格納部121から上保留コマンドを消去する。このカウンタ格納部124のカウンタSN1の値はステップS302でROM72に予め記録された値(0)に初期設定されるものである。
CPU71はステップS321でコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS325でコマンド格納部121に下保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に下保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS326でコマンド格納部121から下保留コマンドを検出し、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数を下保留コマンドの検出結果から判定する。この保留回数は下保留コマンド1が検出された場合に1回であると判定され、下保留コマンド2が検出された場合に2回であると判定され、下保留コマンド3が検出された場合に3回であると判定され、下保留コマンド4が検出された場合に4回であると判定されるものであり、CPU71はステップS326で保留回数を検出した場合にはステップS327でカウンタ格納部124のカウンタSN2の値に保留回数の検出結果を設定し、ステップS328でコマンド格納部121から下保留コマンドを消去する。このカウンタ格納部124のカウンタSN2の値はステップS302でROM72に予め記録された値(0)に初期設定されるものである。
CPU71はステップS324でコマンド格納部121から上保留コマンドを消去またはステップS328でコマンド格納部121から下保留コマンドを消去すると、ステップS329でカウンタ格納部124からカウンタSN1の値およびカウンタSN2の値のそれぞれを検出し、カウンタ格納部124のカウンタSN3の値にカウンタSN1の値の検出結果およびカウンタSN2の値の検出結果相互間の加算結果を設定する。このカウンタ格納部124のカウンタSN3の値はステップS302でROM72に予め記録された値(0)に初期設定されるものであり、CPU71はステップS329でカウンタSN3の値を設定した場合にはステップS330で表示制御回路80に保留全消去コマンドを送信し、ステップS331へ移行する。この表示制御回路80は保留全消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器43の保留領域44内から全ての保留図柄45を消去する。
CPU71はステップS331へ移行すると、保留表示コマンドを設定する。この保留表示コマンドはカウンタ格納部124のカウンタSN3の値に応じて設定されるものであり、カウンタSN3の値が(1)である場合には保留表示コマンド1が設定され、カウンタSN3の値が(2)である場合には保留表示コマンド2が設定され、カウンタSN3の値が(3)である場合には保留表示コマンド3が設定され、カウンタSN3の値が(4)である場合には保留表示コマンド4が設定され、カウンタSN3の値が(5)である場合には保留表示コマンド5が設定され、カウンタSN3の値が(6)である場合には保留表示コマンド6が設定され、カウンタSN3の値が(7)である場合には保留表示コマンド7が設定され、カウンタSN3の値が(8)である場合には保留表示コマンド8が設定される。
CPU71はステップS331で保留表示コマンドを設定すると、ステップS332で表示制御回路80に保留表示コマンドの設定結果を送信する。この表示制御回路80は保留表示コマンドを受信した場合にはVROMから保留表示コマンドの受信結果に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器43の保留領域44内に画像データの検出結果に基づいて保留図柄45を表示する。この保留図柄45は保留表示コマンドの種類に応じた個数だけ表示されるものであり、保留表示コマンド1の受信時には1個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド2の受信時には2個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド3の受信時には3個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド4の受信時には4個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド5の受信時には5個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド6の受信時には6個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド7の受信時には7個の保留図柄45が表示され、保留表示コマンド8の受信時には8個の保留図柄45が表示される。
[13−3]装飾図柄遊技処理
図53はステップS313の装飾図柄遊技処理であり、CPU71はステップS341でコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS342へ移行し、フラグ格納部122の遊技中フラグをオン状態に設定する。このフラグ格納部122の遊技中フラグはステップS302でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU71はステップS342でフラグ格納部122の遊技中フラグをオン状態に設定した場合にはステップS343の装飾図柄遊技開始処理を経てステップS344へ移行し、コマンド格納部121から変動開始コマンドを消去する。
CPU71はステップS345へ移行すると、フラグ格納部122の遊技中フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の遊技中フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS346へ移行し、ROM72に予め記録された一定値(10msec)をタイマ格納部123のタイマST1の値に加算する。このタイマST1の値はステップS343の装飾図柄遊技開始処理で(0)に初期設定されるものであり、CPU71はステップS346でタイマ格納部123のタイマST1の値を加算することで時間を計測する。
CPU71はステップS346でタイマST1の値を加算すると、ステップS347の装飾図柄遊技中処理で装飾図柄遊技を実行し、ステップS348でコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS349でフラグ格納部122の遊技中フラグをオフ状態に設定し、ステップS350でコマンド格納部121から変動停止コマンドを消去し、ステップS351の装飾図柄遊技停止処理へ移行する。
[13−3−1]装飾図柄遊技開始処理
図54はステップS343の装飾図柄遊技開始処理であり、CPU71はステップS361でコマンド格納部121から変動開始コマンドを検出し、ステップS362で図22のプロセスデータテーブルから変動開始コマンドの検出結果に応じた1つのプロセスデータを選択し、ステップS363でタイマ格納部123のタイマST1の値に初期値(0)を設定する。
CPU71はステップS363でタイマST1の値を初期設定すると、ステップS364で図24のビデオコマンドテーブルからプロセスデータの選択結果に応じた1つのビデオコマンドを選択し、ステップS365でビデオコマンドの選択結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80はビデオコマンドの選択結果を受信した場合にはVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技用のビデオデータを選択し(図25参照)、ビデオデータの選択結果をVRAMに展開する。
CPU71はステップS365でビデオコマンドの選択結果を送信すると、ステップS366でコマンド格納部121から図柄情報コマンドを検出し、ステップS367で図柄情報コマンドの検出結果を図柄情報コマンド01と図柄情報コマンド03と図柄情報コマンド05と図柄情報コマンド07と図柄情報コマンド09の5つのそれぞれと比較する。これら5つの図柄情報コマンドのそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71は図柄情報コマンドの検出結果が5つの図柄情報コマンドのいずれかと同一であると判断した場合にはステップS368の大当り図柄設定処理で装飾図柄を大当りの組合せに設定する。即ち、特別図柄遊技の映像で16R通常大当り図柄が停止表示される場合と2R確変大当り図柄2が停止表示される場合と16R確変大当り図柄2が停止表示される場合のそれぞれには装飾図柄が大当りの組合せに設定される。
CPU71はステップS367で図柄情報コマンドの検出結果が5つの図柄情報コマンドのいずれとも異なると判断すると、ステップS369で図柄情報コマンドの検出結果を図柄情報コマンド02と図柄情報コマンド04と図柄情報コマンド06と図柄情報コマンド08の4つのそれぞれと比較する。これら4つの図柄情報コマンドのそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71は図柄情報コマンドの検出結果が4つの図柄情報コマンドのいずれかと同一であると判断した場合にはステップS370の外れリーチ図柄設定処理で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定し、図柄情報コマンドの検出結果が4つの図柄情報コマンドのいずれとも異なると判断した場合にはステップS371の完全外れ図柄設定処理で装飾図柄を完全外れの組合せに設定する。即ち、特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される場合と16R隠れ確変大当り図柄1が停止表示される場合と2R確変大当り図柄1が停止表示される場合と16R確変大当り図柄1が停止表示される場合のそれぞれには装飾図柄が外れリーチの組合せに設定され、特別図柄遊技の映像で外れ図柄が停止表示される場合には装飾図柄が完全外れの組合せに設定される。
CPU71はステップS368またはステップS370またはステップS371で装飾図柄の組合せを設定すると、ステップS372で確定図柄格納部125に装飾図柄の組合せの設定結果を記録する。そして、ステップS373で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS374で表示制御回路80に保留消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生開始コマンドを受信した場合にはVRAMのビデオデータの選択結果を再生開始し、装飾図柄表示器43にビデオデータの選択結果に応じた装飾図柄遊技の背景映像を表示開始する。この表示制御回路80は保留消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器43の保留領域44内から1個の保留図柄45を消去する。
図55はステップS368の大当り図柄設定処理であり、CPU71はステップS381でカウンタ格納部124からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS382で図柄情報コマンドの検出結果を図柄情報コマンド3(2R隠れ確変大当り図柄2)と図柄情報コマンド5(2R確変大当り図柄2)と図柄情報コマンド7(16R隠れ確変大当り図柄2)のそれぞれと比較する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド3〜図柄情報コマンド7のいずれかであると判断した場合にはステップS383でROM72から図27の(d)の図柄テーブル4を検出し、ステップS388へ移行する。
CPU71はステップS382で図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド3〜図柄情報コマンド7のいずれでもないと判断すると、ステップS384で図柄情報コマンドの検出結果を図柄情報コマンド9(16R確変大当り図柄2)と比較する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド9であると判断した場合にはステップS385でROM72から図27の(e)の図柄テーブル5を検出し、ステップS388へ移行する。
CPU71はステップS384で図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド9でないと判断すると、ステップS386で図柄情報コマンドの検出結果を図柄情報コマンド1(16R通常大当り図柄)と比較する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド1であると判断した場合にはステップS387でROM72から図27の(f)の図柄テーブル6を検出し、ステップS388へ移行する。
CPU71はステップS388へ移行すると、図柄テーブルの検出結果からカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。そして、ステップS389で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定し、図54のステップS372で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。即ち、16R通常大当り図柄が選択された場合には装飾図柄が(222)(444)(666)(888)のいずれかの大当りの組合せで確定図柄格納部125に記録され、16R確変大当り図柄2が選択された場合には装飾図柄が(333)(777)のいずれかの大当りの組合せで確定図柄格納部125に記録され、2R確変大当り図柄2が選択された場合には装飾図柄が(111)(555)のいずれかの大当りの組合せで確定図柄格納部125に記録される。
図56はステップS370の外れリーチ図柄設定処理であり、CPU71はステップS391でROM72から図27の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS392でROM72から図27の(b)の図柄テーブル2を検出する。そして、ステップS393でカウンタ格納部124からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS394で図柄テーブル1から左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれとしてカウンタSR1の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。
CPU71はステップS394で図柄要素を選択すると、ステップS395でカウンタ格納部124からカウンタSR2の値の更新結果を検出する。そして、ステップS396で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてカウンタSR2の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS397で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一であるか否かを判断する。ここで左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一でないと判断した場合にはステップS399で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、図54のステップS372で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果のそれぞれが(7)で中列の図柄要素の選択結果が(3)である場合には確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ(737)で記録される。
CPU71はステップS397で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一であると判断すると、ステップ398で中列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更し、ステップS399で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、図54のステップS372で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が(8)である場合には中列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ(818)で記録される。
図57はステップS371の完全外れ図柄設定処理であり、CPU71はステップS401でROM72から図27の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS402でROM72から図27の(b)の図柄テーブル2を検出し、ステップS403でROM72から図27の(c)の図柄テーブル3を検出する。そして、ステップS404でカウンタ格納部124からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS405で図柄テーブル1から左列の図柄要素としてカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。
CPU71はステップS405で図柄要素を選択すると、ステップS406でカウンタ格納部124からカウンタSR2の値の更新結果を検出し、ステップS407で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてカウンタSR2の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。そして、ステップS408でカウンタ格納部124からカウンタSR3の値の更新結果を検出し、ステップS409で図柄テーブル3から右列の図柄要素としてカウンタSR3の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS410で左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であるか否かを判断する。ここで左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一でないと判断した場合にはステップS412で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、図54のステップS372で確定図柄格納部125に左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の選択結果が(8)で右列の図柄要素の選択結果が(7)で中列の図柄要素の選択結果が(1)である場合には確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ(817)で記録される。
CPU71はステップS410で左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であると判断すると、ステップS411で右列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップ412で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、図54のステップS372で確定図柄格納部125に左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の選択結果が(8)で右列の図柄要素の選択結果が(8)で中列の図柄要素の選択結果が(1)である場合には右列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ(811)で記録される。
[13−3−2]装飾図柄遊技中処理
図53のステップS347の装飾図柄遊技中処理はタイマ格納部123のタイマST1の値の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、タイマST1の値の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致していると判断した場合にプロセスデータの選択結果からタイマST1の値の加算結果に応じた表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御コマンドの検出結果を送信し、音制御回路90に音制御コマンドの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御コマンドの検出結果を送信するものであり、表示制御回路80は装飾図柄表示器43の表示内容を表示制御コマンドの受信結果に応じて制御し、音制御回路90は両スピーカ13のそれぞれを音制御コマンドの受信結果に応じて制御し、電飾制御回路100は複数の電飾LED15のそれぞれを電飾制御コマンドの受信結果に応じて制御する。
図22のプロセスデータP01〜P24のそれぞれには全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが設定されており、装飾図柄遊技中処理ではプロセスデータP01〜P24のいずれが選択されている場合であってもCPU71から表示制御回路80に全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドのそれぞれが当該順序で送信される。
全図変動開始コマンドは装飾図柄表示器43の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素を変動状態で表示開始することを通知するものであり、表示制御回路80は全図変動開始コマンドを受信した場合にはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、図58の(a)に示すように、装飾図柄表示器43の左変動領域L内に画像データの検出結果に基づいて左列の図柄要素を変動状態で表示開始し、中変動領域C内に画像データの検出結果に基づいて中列の図柄要素を変動状態で表示開始し、右変動領域R内に画像データの検出結果に基づいて右列の図柄要素を変動状態で表示開始する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、左列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになり、中列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになり、右列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになる。
左列の変動停止コマンドは左変動領域L内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は左列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に左列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は左列の図柄要素の検出結果および左列の変動停止コマンドの双方を受信した場合に左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図58の(b)に示すように、左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
右列の変動停止コマンドは右変動領域R内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は右列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から右列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に右列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は右列の図柄要素の検出結果および右列の変動停止コマンドの双方を受信した場合に右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図58の(c)に示すように、右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
中列の変動停止コマンドは中変動領域C内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は中列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から中列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に中列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は中列の図柄要素の検出結果および中列の変動停止コマンドの双方を受信した場合に中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図58の(d)に示すように、中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
[13−3−3]装飾図柄遊技停止処理
図59はステップS351の装飾図柄遊技停止処理であり、CPU71はステップS421で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信し、ステップS422で確定図柄格納部125から左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を消去し、ステップS423でコマンド格納部121から図柄情報コマンドを消去する。表示制御回路80は再生停止コマンドを受信した場合には装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止し、新たに全図変動開始コマンドを受信するまで装飾図柄表示器43に左列の図柄要素の受信結果と中列の図柄要素の受信結果と右列の図柄要素の受信結果のそれぞれを変動停止状態で継続的に表示する。
[13−4]大当り遊技演出処理
図60はステップS314の大当り遊技演出処理であり、CPU71はステップS431でコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS432へ移行し、表示制御回路80に大当り遊技演出用のビデオコマンドを送信する。この大当り遊技演出用のビデオコマンドはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS432で表示制御回路80にビデオコマンドを送信した場合にはステップS433で再生開始コマンドを送信し、ステップS434でコマンド格納部121から大当り遊技開始コマンドを消去する。この表示制御回路80はビデオコマンドを受信した場合にはVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた大当り遊技演出用のビデオデータを検出し、再生開始コマンドを受信した場合にはビデオデータの検出結果を再生開始することで装飾図柄表示器43に大当り遊技演出の映像を表示開始する。
CPU71はステップS431でコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS435でコマンド格納部121に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS436で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信し、ステップS437でコマンド格納部121から大当り遊技停止コマンドを消去する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信した場合にはビデオデータの再処理を停止し、大当り遊技演出の映像を表示停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
電チューサポートモードのオフ状態の継続期間中にはオン状態の継続期間中に比べて少ないながらも2R隠れ大当り遊技で賞球を獲得できるので、遊技者が遊技球の少ない消費個数で電チューサポートモードをオフ状態からオン状態に昇格させることができる。この電チューサポートモードのオン状態の継続期間中には16R大当り遊技が行われることで最多数個の賞球を獲得でき、2R大当り遊技が行われることで16R大当り遊技に比べて少数個の賞球を獲得できるので、遊技者が2R大当り遊技で持ち球の個数を徐々に増やしながら16R大当り遊技でも増やすことができる。従って、電チューサポートモードをオフ状態およびオン状態のそれぞれに95%の確率で継続させる仕様でありながらも遊技者にとっての遊技球の消費個数および獲得個数のそれぞれの時間的な変化が緩慢に抑えられる。この電チューサポートモードがオン状態からオフ状態に降格する場合には16R大当り遊技が必ず行われるので、電チューサポートモードがオフ状態に設定される遊技者の心理的な損失感が16R大当り遊技での賞球の払出しで緩和される。しかも、電チューサポートモードのオフ状態で消費される遊技球が16R大当り遊技での賞球の払出しで事前に補填されるので、電チューサポートモードのオフ状態であっても遊技を継続する遊技者の意欲が亢進する。
図61の(a)の特別図柄選択テーブル1はメイン制御回路50のROM52に図14の(a)の特別図柄選択テーブル1に換えて予め記録されたものであり、図61の(b)の特別図柄選択テーブル2はメイン制御回路50のROM52に図14の(b)の特別図柄選択テーブル2に換えて予め記録されたものであり、図61の(c)の特別図柄選択テーブル3はメイン制御回路50のROM52に図14の(c)の特別図柄選択テーブル3に換えて予め記録されたものであり、図61の(d)の特別図柄選択テーブル4はメイン制御回路50のROM52に図14の(d)の特別図柄選択テーブル4に換えて予め記録されたものである。これら特別図柄選択テーブル1〜特別図柄選択テーブル4のそれぞれには16R通常大当り図柄に換えて16R隠れ確変大当り図柄2が設定されており、図41のステップS187で特別図柄選択テーブル1から16R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合またはステップS188で特別図柄選択テーブル2から16R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合またはステップS190で特別図柄選択テーブル3から16R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合またはステップS191で特別図柄選択テーブル4から16R隠れ確変大当り図柄2が選択された場合には図45のステップS270でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値に継続回数(16)が設定され、ステップS272でタイマ格納部117のタイマMT1の値に限度時間(30.0×1000msec)が設定され、ステップS274でカウンタ格納部118のカウンタMN2の値に限度個数(10)が設定され、16R大当り遊技が行われる。この16R大当り遊技はフラグ格納部116の確変フラグおよび電チューサポートフラグのそれぞれのオフ状態で行われるものであり、16R大当り遊技で16回目の大当りラウンドが終了する場合には図46のステップS297で確変フラグのみがオン状態に設定される。
図62は遊技球が通常状態および隠れ確変状態のそれぞれで上特別図柄始動口25内に入賞した場合の遊技の流れであり、通常状態は特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄2のそれぞれが停止表示されることで隠れ確変状態に移行する。この隠れ確変状態は特別図柄遊技の映像で2R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄1と16R隠れ確変大当り図柄2のそれぞれが停止表示されながら継続し、特別図柄遊技の映像で16R確変大当り図柄2が停止表示されることで確変状態に昇格する。
図63は確変状態で遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合の遊技の流れである。確変状態は特別図柄遊技の映像で16R隠れ確変大当り図柄2が停止表示されることで隠れ確変状態に降格し、確変状態から隠れ確変状態に降格する場合には16R大当り遊技が行われることで遊技者に最多数個の賞球が払出される。図64は確変状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合の遊技の流れである。確変状態は特別図柄遊技の映像で16R隠れ確変大当り図柄2が停止表示されることで隠れ確変状態に降格し、確変状態から隠れ確変状態に降格する場合には16R大当り遊技が行われることで遊技者に最多数個の賞球が払出される。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50がフラグ格納部116の確変フラグおよび電チューサポートフラグのそれぞれを電源遮断状態でバックアップする構成としても良い。この構成の場合にはメイン制御回路50が電源投入時にリセットスイッチがオン状態にあると判断することでフラグ格納部116の確変フラグおよび電チューサポートフラグのそれぞれをオフ状態に初期設定し、電源投入時にリセットスイッチがオフ状態にあると判断することでフラグ格納部116の確変フラグおよび電チューサポートフラグのそれぞれをオン状態およびオフ状態のいずれにも設定しないようにすると良い。このリセットスイッチは遊技盤16の後方に遊技者が操作不能でパチンコホール側が操作可能に配置することが好ましい。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27相互間に遊技球が左右方向へ通過することが可能な大きさの隙間を設け、下特別図柄始動口27内に両羽根板28の閉鎖状態で遊技球が隙間を通って入賞することが可能な構成にしても良い。即ち、両羽根板28の閉鎖状態では下特別図柄始動口27を遊技球が入球困難な状態にし、両羽根板28の開放状態では下特別図柄始動口27を遊技球が外れ状態に比べて入球容易な状態にしても良い。この構成の場合には遊技球が電チューサポートフラグのオフ状態で下特別図柄始動口27内に入賞した場合に保留番号1〜保留番号4のいずれの普通図柄保留データ格納部113にもカウンタMR4の値を記録せず、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことを無効にする構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が電チューサポートモードのオン状態およびオフ状態のそれぞれで当りであると相互に同一の確率で判定する構成としても良い。この構成の場合にはメイン制御回路50が「電チューサポートモードのオン状態ではオフ状態に比べて下特別図柄始動口27の開放時間を長く設定する」および「電チューサポートモードのオン状態ではオフ状態に比べて普通図柄遊技の所要時間を短く設定する」のうちのいずれか1つまたは2つの組合せで電チューサポートモードのオン状態ではオフ状態に比べて下特別図柄始動口27内に多くの遊技球が入球することを許容するように当り遊技を行う構成としても良い。
25は上特別図柄始動口(第1の入球口)、27は下特別図柄始動口(第2の入球口)、34は特別入賞口(特別入球口)、41は賞球払出し装置(払出し装置)、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は表示制御回路を示している。

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能な第1の入球口と、
    遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態または入球困難な状態相互間で切換えられるものであって、特定モードのオン状態ではオフ状態に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御される第2の入球口と、
    遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられる特別入球口と、
    遊技球が前記特別入球口に入球した場合に遊技者に賞球を払出す払出し装置と、
    遊技球が前記第1の入球口に入球した場合および前記第2の入球口に入球した場合のそれぞれに前記特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定する大当り判定手段と、
    特定モードのオフ状態では遊技球が前記第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に特定モードを予め決められた確率でオン状態に設定するか、または、当該確率に比べて高い確率でオフ状態に維持するものであって、特定モードのオン状態では遊技球が前記第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に特定モードを予め決められた確率でオフ状態に設定するか、または、当該確率に比べて高い確率でオン状態に維持する特定モード設定手段と、
    大当りであると判定された場合に前記特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであって、遊技球が前記第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には前記第1の入球口に入球することで大当りであると判定された場合に比べて賞球を数多く獲得することに対する期待度が高くなるように大当り遊技を行う大当り遊技手段を備え、
    前記大当り遊技手段は、遊技球が特定モードのオン状態で前記第2の入球口に入球することで大当りであると判定された場合には賞球の獲得個数が相互に異なるように予め決められた複数のパターンのいずれかで大当り遊技を行うものであって、特定モードがオフ状態に設定される場合には当該複数のパターンのうち賞球の獲得個数が最大となる特定のパターンで大当り遊技を行うことを特徴とするパチンコ遊技機。
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