JP2003144657A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003144657A JP2001346947A JP2001346947A JP2003144657A JP 2003144657 A JP2003144657 A JP 2003144657A JP 2001346947 A JP2001346947 A JP 2001346947A JP 2001346947 A JP2001346947 A JP 2001346947A JP 2003144657 A JP2003144657 A JP 2003144657A
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Keita Ishizuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機等の遊技機において、単調感を払拭
でき、興趣の飛躍的な向上を図ることを可能とする。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤2には作動口3及び
大入賞口4が設けられ、遊技盤2の中央部分には表示部
13aを備えた表示装置13が組込まれている。表示部
13aには複数の図柄列が表示され、図柄列は複数種類
の図柄によって構成されている。制御装置24は、遊技
球5の挙動に起因して抽選を行い、その抽選結果が特定
の結果であることを第1の必要条件として遊技者に有利
な特別遊技状態を導出しうる。但し、第1の必要条件が
満たされた場合に、別途の抽選を行い、その抽選結果が
特別の結果であるという第2の必要条件を満たす場合に
限り、特別遊技状態の導出を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数種類の
図柄等を、予め定められた配列で変動表示するための表
示装置を備えたパチンコ機等が知られている。この種の
遊技機では、表示装置において変動表示された図柄の停
止時の停止態様(停止図柄)に応じて、特別遊技状態
(大当たり状態)が導出可能となっている。なお、大当
たり状態が導出されるか否かの判定は、遊技球の挙動に
よる内部的な抽選に基づいて行われる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記技術で
は、所定の表示結果に対して遊技者に付与される価値は
画一的であった。そのため、価値等に関する新しい遊技
性が望まれているのが実状である。 【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、パチンコ機等の遊技機にお
いて、新しい遊技性を付与することで、興趣の飛躍的な
向上を図ることのできる遊技機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段及びその効果】上記の目的
を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要
に応じてその作用効果等についても説明する。 【0006】手段1.遊技媒体の挙動に起因して抽選を
行い、その抽選結果が特定の結果であることを第1の必
要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に
構成された遊技機であって、前記第1の必要条件が満た
された場合であって、かつ、前記抽選とは別に行われた
抽選の結果が特別の結果であるという第2の必要条件が
満たされた場合に限り、前記特別遊技状態の導出を許容
するようにしたことを特徴とする遊技機。 【0007】手段1によれば、遊技媒体の挙動に起因し
て抽選が行われ、その抽選結果が特定の結果であること
を第1の必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態が
導出されうる。さて、手段1では、第1の必要条件が満
たされた場合であって、かつ別途の抽選の結果が特別の
結果であるという第2の必要条件が満たされた場合に限
り、特別遊技状態の導出が許容される。このため、第1
の必要条件が満たされた場合であっても、第2の必要条
件成立の有無によっては特別遊技状態の導出が許容され
たり、許容されなかったりする。従って、第2の必要条
件が満たされた場合に、それまで第2の必要条件が満た
されず前記導出が許容されなかった分の利益までも考慮
された上で、特別遊技状態が導出されるように設定され
ている場合には、そのときどきの特別遊技状態の導出に
際して遊技者に付与される利益に差異が生じうる。その
ため、1回あたりの特別遊技状態の導出に際しての遊技
者に付与される価値が画一的なものとはならない可能性
があり、遊技者にとっての面白味が増す。 【0008】手段2.遊技媒体の挙動に起因して抽選を
行い、その抽選結果が特定の結果であることを第1の必
要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に
構成された遊技機であって、かつ、前記抽選とは別に行
われた抽選の結果が特別の結果であるという第2の必要
条件が満たされた場合に限り、前記特別遊技状態の導出
を許容し、該導出に際してはそれまで前記第1の必要条
件が満たされた事実が加味されるようにしたことを特徴
とする遊技機。 【0009】手段2によれば、遊技媒体の挙動に起因し
て抽選が行われ、その抽選結果が特定の結果であること
を第1の必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態が
導出されうる。さて、手段2では、第1の必要条件が満
たされた場合であって、かつ、前記抽選とは別に行われ
た抽選の結果が特別の結果であるという第2の必要条件
が満たされた場合に限り、特別遊技状態の導出が許容さ
れる。しかも、該導出に際してはそれまで前記第1の必
要条件が満たされた事実が加味される。このため、第1
の必要条件が満たされた場合であっても、第2の必要条
件成立の有無によっては特別遊技状態の導出が許容され
たり、許容されなかったりする。従って、第2の必要条
件が満たされた場合に、それまで第1の必要条件が満た
され、第2の必要条件が満たされないが故に前記導出が
許容されなかった分の利益までも加味された上で、特別
遊技状態が導出されうる。従って、そのときどきの特別
遊技状態の導出に際して遊技者に付与される利益に差異
が生じうる。そのため、1回あたりの特別遊技状態の導
出に際しての遊技者に付与される価値が画一的なものと
はならず、遊技者にとっての面白味が増す。 【0010】手段3.前記特別の結果は複数種類設定さ
れ、該特別の結果の種類に応じて前記特別遊技状態の導
出に際して前記加味される程度を異ならせたことを特徴
とする手段2に記載の遊技機。 【0011】手段3によれば、第2の必要条件における
特別の結果が複数種類設定され、該特別の結果の種類に
応じて特別遊技状態の導出に際して前記加味される程度
が異なる。従って、特別遊技状態の導出に際しての利益
が多様なものとなり、遊技者にとっての面白味が一層増
す。 【0012】手段4.遊技媒体の挙動に起因して抽選を
行い、その抽選結果が特定の結果であることを第1の必
要条件として所定ラウンド数分の特賞状態からなる遊技
者に有利な特別遊技状態の権利を付与可能に構成された
遊技機であって、前記第1の必要条件が満たされた場合
であって、かつ、前記抽選とは別に行われた抽選の結果
が特別の結果であるという第2の必要条件が満たされた
場合に限り、前記特別遊技状態の導出を許容し、前記第
2の必要条件が満たされない場合には、前記所定ラウン
ド数分の特賞状態の権利がためられるようにし、かつ、
前記導出に際してはためられた権利が加味されるように
したことを特徴とする遊技機。 【0013】手段4によれば、遊技媒体の挙動に起因し
て抽選が行われ、その抽選結果が特定の結果であること
を第1の必要条件として所定ラウンド数分の特賞状態か
らなる遊技者に有利な特別遊技状態の権利が付与されう
る。さて、手段4では、前記第1の必要条件が満たされ
た場合であって、かつ、前記抽選とは別に行われた抽選
の結果が特別の結果であるという第2の必要条件が満た
された場合に限り、特別遊技状態の導出が許容される。
しかも、前記第2の必要条件が満たされない場合には、
前記所定ラウンド数分の特賞状態の権利がためられる、
かつ、前記導出に際してはためられた権利が加味され
る。従って、そのときどきの特別遊技状態の導出に際し
て遊技者に付与される利益に差異が生じうる。そのた
め、1回あたりの特別遊技状態の導出に際しての遊技者
に付与される価値が画一的なものとはならず、遊技者に
とっての面白味が増す。 【0014】なお、「ためられる」とあるのは、蓄積、
留保、記憶、蓄積記憶、ストック等の文言に置き換える
ことも可能であるが、要するに、ためられたラウンド数
分に応じて、1回あたりの特別遊技状態の導出に際して
の遊技者に付与される価値が異なったものとなればよい
(以降の各手段においても同様)。 【0015】手段5.前記特別の結果は複数種類設定さ
れ、該特別の結果の種類に応じて前記特別遊技状態の導
出に際して前記加味される前記権利のラウンド数を異な
らせたことを特徴とする手段4に記載の遊技機。 【0016】手段5によれば、複数種類設定された特別
の結果の種類に応じて前記特別遊技状態の導出に際して
前記加味される前記権利のラウンド数が異なる。このた
め、特別遊技状態の導出に際しての利益が一層多様なも
のとなり、遊技者にとっての面白味が一層増す。 【0017】手段6.識別情報を変動表示可能な可変表
示手段を備え、遊技媒体の挙動に起因して抽選を行い、
その抽選結果が特定の結果であることを第1の必要条件
として所定ラウンド数分の特賞状態からなる遊技者に有
利な特別遊技状態の権利を付与可能に構成され、少なく
とも前記特別遊技状態が導出されるに際し前記可変表示
手段において前記識別情報を特定の態様で確定停止表示
するよう構成された遊技機であって、前記第1の必要条
件が満たされた場合であって、かつ、前記確定停止表示
される識別情報の特定の態様の種別に関する抽選の結果
たる種別が特別の種別であるという第2の必要条件を満
たす場合に限り、前記特別遊技状態の導出を許容し、前
記第2の必要条件が満たされない場合には、前記所定ラ
ウンド数分の特賞状態の権利がためられるようにし、か
つ、前記導出に際してはためられた権利が加味されるよ
うにしたことを特徴とする遊技機。 【0018】手段6によれば、可変表示手段では識別情
報が変動表示される。また、遊技媒体の挙動に起因して
抽選が行われ、その抽選結果が特定の結果であることを
第1の必要条件として所定ラウンド数分の特賞状態から
なる遊技者に有利な特別遊技状態の権利が付与されう
る。さらに、少なくとも特別遊技状態が導出されるに際
し前変表示手段において前記識別情報が特定の態様で確
定停止表示される。これにより、遊技者は、特別遊技状
態の導出を察知しうる。さて、手段6では、前記第1の
必要条件が満たされた場合であって、かつ、前記確定停
止表示される識別情報の特定の態様の種別に関する抽選
の結果たる種別が特別の種別であるという第2の必要条
件を満たす場合に限り、前記特別遊技状態の導出が許容
される。また、第2の必要条件が満たされない場合に
は、所定ラウンド数分の特賞状態の権利がためられる。
さらには、特別遊技状態の導出に際してはためられた権
利が加味される。従って、そのときどきの特別遊技状態
の導出に際して遊技者に付与される利益に差異が生じう
る。そのため、1回あたりの特別遊技状態の導出に際し
ての遊技者に付与される価値が画一的なものとはなら
ず、遊技者にとっての面白味が増す。また、前記識別状
態の特定の態様の種別によって、遊技者は当該特別遊技
状態の導出に際し、どのような価値が付与されるのかを
認識することが可能となる。その結果、遊技内容に厚み
が増し、一層の興趣の向上が図られる。 【0019】手段7.前記第2の必要条件が満たされな
い場合には、前記可変表示手段において前記識別情報を
特定の態様で確定停止表示する代わりに、別の態様で確
定停止表示するようにしたことを特徴とする手段6に記
載の遊技機。 【0020】手段7によれば、第2の必要条件が満たさ
れない場合には、可変表示手段において識別情報が特定
の態様で確定停止表示される代わりに、別の態様で確定
停止表示される。従って、第2の必要条件が満たされ
ず、特別遊技状態が導出されない場合であっても、その
場合に識別情報が特定の態様で確定停止表示されること
がないため、遊技者にとっての違和感を払拭することが
できる。 【0021】手段8.前記特別の種別は複数種類設定さ
れ、該種別に応じて前記特別遊技状態の導出に際して前
記加味される前記権利のラウンド数を異ならせたことを
特徴とする手段6又は7に記載の遊技機。 【0022】手段8によれば、複数種類設定された特別
の種別に応じて特別遊技状態の導出に際して加味される
権利のラウンド数が異なる。従って、特別遊技状態の導
出に際しての利益が一層多様なものとなり、遊技者にと
っての面白味が一層増す。 【0023】手段9.識別情報を変動表示可能な可変表
示手段を備え、遊技媒体の挙動に起因して抽選を行い、
その抽選結果が特定の結果であることを第1の必要条件
として所定ラウンド数分の特賞状態からなる遊技者に有
利な特別遊技状態の権利を付与可能に構成され、少なく
とも前記特別遊技状態が導出されるに際し前記可変表示
手段において前記識別情報を特定の態様で確定停止表示
するよう構成された遊技機であって、前記第1の必要条
件が満たされた場合であって、かつ、前記確定停止表示
される識別情報の特定の態様の種別に関する抽選の結果
たる種別が特別の種別であるという第2の必要条件を満
たす場合に限り、前記特別遊技状態の導出を許容し、前
記第2の必要条件が満たされない場合には、前記所定ラ
ウンド数分の特賞状態の権利がためられるようにし、か
つ、前記導出に際しては、前記特別の種別が第1の特別
種別である場合には、それまでためられていたラウンド
数分の特賞状態の権利に基づく利益が全て付与されるよ
う構成したことを特徴とする遊技機。 【0024】手段9によれば、可変表示手段では識別情
報が変動表示される。また、遊技媒体の挙動に起因して
抽選が行われ、その抽選結果が特定の結果であることを
第1の必要条件として所定ラウンド数分の特賞状態から
なる遊技者に有利な特別遊技状態の権利が付与されう
る。さらに、少なくとも前記特別遊技状態が導出される
に際し前記可変表示手段において識別情報が特定の態様
で確定停止表示される。これにより、遊技者は、特別遊
技状態の導出を察知しうる。さて、手段9では、第1の
必要条件が満たされた場合であって、かつ、前記確定停
止表示される識別情報の特定の態様の種別に関する抽選
の結果たる種別が特別の種別であるという第2の必要条
件を満たす場合に限り、特別遊技状態の導出が許容され
る。また、第2の必要条件が満たされない場合には、前
記所定ラウンド数分の特賞状態の権利がためられる。さ
らには、特別遊技状態の導出に際しては、前記特別の種
別が第1の特別種別である場合には、それまでためられ
ていたラウンド数分の特賞状態の権利に基づく利益が全
て付与される。従って、そのときどきの特別遊技状態の
導出に際して遊技者に付与される利益に差異が生じう
る。そのため、1回あたりの特別遊技状態の導出に際し
ての遊技者に付与される価値が画一的なものとはなら
ず、遊技者にとっての面白味が増す。また、前記識別状
態の特定の態様の種別によって、遊技者は当該特別遊技
状態の導出に際し、どのような価値が付与されるのかを
ある程度認識することが可能となる。特に、特別の種別
が第1の特別種別である場合には、かなりの利益が付与
される場合もあり、結果として、遊技内容に厚みが増
し、一層の興趣の向上が図られる。 【0025】手段10.さらに、前記導出に際しては、
前記特別の種別が第2の特別種別である場合には、それ
までためられていたラウンド数分の特賞状態の権利に基
づく利益の一部が付与されるよう構成したことを特徴と
する手段9に記載の遊技機。 【0026】手段10によれば、さらに、特別の種別が
第2の特別種別である場合には、それまでためられてい
たラウンド数分の特賞状態の権利に基づく利益の一部が
付与される。従って、遊技者は、特別の種別が第2の特
別種別であるよりも第1の特別種別であることを望み、
さらに遊技に幅をもたせることができる。 【0027】手段11.さらに、前記導出に際しては、
前記特別の種別が第3の特別種別である場合には、前記
今回の所定ラウンド数分の特賞状態の権利に基づく利益
のみが付与されるよう構成したことを特徴とする手段9
又は10に記載の遊技機。 【0028】手段11によれば、さらに、特別の種別が
第3の特別種別である場合には、今回の所定ラウンド数
分の特賞状態の権利に基づく利益のみが付与される。従
って、遊技者は、特別の種別が第3の特別種別であるよ
りも第1の特別種別であることを望み、さらに遊技に幅
をもたせることができる。また、第2の特別種別の場合
と第3の特別種別の場合とでは、そのときどきのためら
れていたラウンド数に応じて導出される利益が逆転しう
る。そのため、そのときどきの特別遊技状態の導出に応
じた楽しみが増すこととなり、一層の興趣の向上を図る
ことができる。 【0029】手段12.前記第2の必要条件が満たされ
ない場合には、前記可変表示手段において前記識別情報
を特定の態様で確定停止表示する代わりに、別の態様で
確定停止表示するようにしたことを特徴とする手段9乃
至11のいずれかに記載の遊技機。 【0030】手段12によれば、前記第2の必要条件が
満たされない場合には、前記可変表示手段において識別
情報が特定の態様で確定停止表示する代わりに、別の態
様で確定停止表示される。従って、第2の必要条件が満
たされず、特別遊技状態が導出されない場合であって
も、その場合に識別情報が特定の態様で確定停止表示さ
れることがないため、遊技者にとっての違和感を払拭す
ることができる。 【0031】手段13.前記ためられたラウンド数が所
定数以上の場合には、前記第2の必要条件を満たさなか
った場合であっても満たしたものとみなして、前記特別
遊技状態の導出を許容するようにしたことを特徴とする
手段9乃至12のいずれかに記載の遊技機。 【0032】手段13によれば、ためられたラウンド数
が所定数以上の場合には、前記第2の必要条件を満たさ
なかった場合であっても満たしたものとみなされ、特別
遊技状態の導出が許容される。このため、あまりに長い
間特別遊技状態が導出されないことによる遊技者にとっ
てのいらだちを抑えることができる。かかる意味で、興
趣の低下を抑えることができる。 【0033】手段14.前記第2の必要条件が満たされ
ない回数が連続して所定回数に達した場合、当該回数目
において満たしたものとみなして、前記特別遊技状態の
導出を許容するようにしたことを特徴とする手段9乃至
12のいずれかに記載の遊技機。 【0034】手段14によれば、第2の必要条件が満た
されない回数が連続して所定回数に達した場合、当該回
数目において満たしたものとみなされ、特別遊技状態の
導出が許容される。このため、あまりに長い間特別遊技
状態が導出されないことによる遊技者にとってのいらだ
ちを抑えることができる。かかる意味で、興趣の低下を
抑えることができる。 【0035】手段15.手段1乃至14のいずれかにお
いて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パ
チンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備え
ていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領
域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置
された作動口に入賞することを必要条件として可変表示
装置の表示部において変動表示されている識別情報が所
定時間後に確定停止表示されることが挙げられる。ま
た、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置に
配置された可変入賞装置が設定されたラウンド数分だけ
所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、その入
賞個数に応じた有価価値(景品球等のみならず、磁気カ
ードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げら
れる。 【0036】 【発明の実施の形態】以下に、パチンコ遊技機(以下、
単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。 【0037】なお、周知のように、パチンコ機1は、外
枠と、該外枠の前部に設けられ外枠の一側部にて開閉可
能に設けられた前面枠とを備えている。また、その前面
枠の前面側にはガラス扉枠が開閉自在に設けられてい
る。前面枠の後側(ガラス扉枠の奥、外枠の内側)に
は、遊技盤2が着脱可能に装着されている。この遊技盤
2は内レール、外レール等を備え、これらのレールは、
遊技球発射装置によって発射された遊技媒体としての遊
技球5を、遊技盤2の上部に案内する。また、ガラス扉
枠の下側において、前面枠には前飾枠が開閉可能に設け
られ、前飾枠には、上受皿が設けられている。一方、前
面枠の下部には、前記上受皿よりも下方位置にて下受皿
が設けられているとともに、遊技球発射装置を構成する
ハンドルが設けられている。 【0038】図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤
2には、作動口3及び大入賞口4が設けられている。作
動口3は、遊技球5の通路を備えており、その通路入口
には羽根6が開閉可能に支持されている。大入賞口4の
奥には、シーソー7が設けられており、その右側にはV
ゾーン8が、左側には入賞通路9が設けられている(左
右逆でもよい)。そして、大入賞口4に入賞した遊技球
5は、シーソー7上を転がって、Vゾーン8又は入賞通
路9のいずれか一方を通って図示しない入賞球処理装置
の方へと導かれる。また、大入賞口4の前には、シャッ
タ11が設けられている。このシャッタ11は、大入賞
口4の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド12によ
り作動させられ、大入賞口4を開閉する。詳しくは、当
該ソレノイド12が励磁状態となることにより、シャッ
タ11が略水平に傾き、これにより大入賞口4が開かれ
る。また、ソレノイド12が非励磁状態となることによ
り、シャッタ11が略垂直状態となり、これにより大入
賞口4は閉鎖される。 【0039】前記大入賞口4の一側部には、シーソー用
ソレノイド10が設けられている。シーソー用ソレノイ
ド10は通常、非励磁状態となっており、この状態にお
いては、遊技球5がVゾーン8を通過するようにシーソ
ー7を傾けている。また、シーソー用ソレノイド10が
励磁状態となることにより、シーソー7は、遊技球5が
入賞通路9を通過するように傾動させられる。本実施の
形態では、シャッタ11が開状態において、遊技球5が
1つでもVゾーン8を通過した場合には、シーソー用ソ
レノイド10が励磁される。そして、シャッタ11が閉
じられることにより、シーソー用ソレノイド10が非励
磁状態となる。 【0040】遊技盤2の中央部分には、可変表示装置と
しての特別図柄表示装置13が組込まれている。この特
別図柄表示装置13は、液晶ディスプレイ(LCD)よ
りなる表示部13aを備えており、ここに複数の図柄列
が表示される。図2に示すように、本実施の形態では、
これらの図柄列として左図柄列14、中図柄列15及び
右図柄列16の3つの図柄列が表示されるが、それ以外
の数の図柄列が表示されてもよい。 【0041】図2に示すように、各図柄列14〜16
は、それぞれ複数種類で複数個の図柄17A〜17H
と、1種類で複数個の図柄17Kとによって構成されて
いる。各図柄17A〜17Hは、それぞれ「1」〜
「8」の数字等によって構成され、これらの数字は順に
配列されている。これらの図柄17A〜17Hは、特別
遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外
れ図柄のいずれかになり得る。また、図柄17Kは「菱
形」のマークによって構成されており、当該図柄17K
は、外れ図柄にのみなりうる。 【0042】各々の図柄列14〜16においては、各図
柄17A〜17H,17Kが例えば上から下へとスクロ
ールすることにより変動表示される。 【0043】本実施の形態では、図2に示すように、中
央の1本の横ライン、その上下の2本の横ライン、及び
斜めの2本のラインによって大当たりラインLが構成さ
れている(5ラインと称される)。但し、上記態様に何
ら限定されるものではなく、いわゆる1ライン、2ライ
ン等であっても何ら差し支えない。 【0044】また、図1に示すように、特別図柄表示装
置13の上部には普通図柄表示装置51が併設されてい
る。普通図柄表示装置51は、発光ダイオード(LE
D)よりなる4つの保留ランプ52と、普通図柄表示部
たるLEDよりなる7セグ表示部53とを有している。 【0045】さらに、前記特別図柄表示装置13の左右
両側方には一対の通過ゲート54が配設されている。同
通過ゲート54を遊技球5が通過すると前記普通図柄表
示装置51が作動する。本実施の形態では、普通図柄表
示装置51は、「0」から「9」までの数字を可変表示
して7セグ表示部53にセグメント表示させ、その数字
が所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合
に、作動口3の羽根6を所定秒数開放させる。この開放
により、作動口3への入賞が比較的容易なものとなる。
普通図柄表示装置51は、遊技球5の通過ゲート54の
通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ5
2でその保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ
52が点灯している状態で遊技球5が通過ゲート54を
通過しても保留球としてカウントされず、保留ランプ5
2が点灯している限り、遊技球5が通過ゲート54を通
過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置
51は作動するようになっている。 【0046】図2(a),(b)等に示すように、特別
図柄表示装置13の表示部13aでは、各図柄列14〜
16の図柄変動(回転変動)が、遊技球5の作動口3へ
の入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図
柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択さ
れ、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、
各図柄列14〜16が図柄変動を停止したときに表示さ
れる図柄である。本実施の形態では、図柄変動は、左図
柄列14、右図柄列16、中図柄列15の順に停止させ
られるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順序で
停止させられるようにしてもよい。 【0047】大当たり図柄は、リーチ状態を経た後、遊
技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生
させるための図柄である。詳しくは、図2(e),
(f)に示すように、全ての図柄列14〜16の変動が
停止させられたとき、表示されている図柄17A〜17
Hの組合せが、予め定められた大当たりの組合せとなる
場合がある。すなわち、同一種類の図柄17A〜17H
が大当たりラインLに沿って並んだときに、同一図柄1
7A〜17Hの組合せ(例えば、図2(e)では
「7」、「7」、「7」の図柄17G、図2(f)では
「6」、「6」、「6」の図柄17F)となる場合があ
る。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」であ
る。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作
動し(大入賞口4が開かれ)、遊技者にとって有利な大
当たり状態が発生させられる。すなわち、より多くの景
品球を獲得することが可能となる。 【0048】また、リーチ状態とは、例えば図2
(c),(d)に示すように、大当たり直前の状態をい
う。リーチ状態には、右図柄列16の図柄変動が、大当
たりラインL上において左図柄列14の停止図柄と同一
種類の図柄で停止する状態が含まれる。図2(c)に示
す例では、大当たりラインLが、表示部13aの下部に
おいて横方向へ延びるように位置しており、かつ、同ラ
イン上で停止している左・右両図柄列14,16の図柄
17A〜17Hが共に「7」の付された図柄17Gとな
っている。また、図2(d)に示す例では、大当たりラ
インLが、表示部13aにおいて斜めにクロスするよう
に位置しており、かつ、各ラインL上で停止している左
・右両図柄列14,16の図柄17A〜17Hが共に
「7(右下がりのライン)」、「6(右上がりのライ
ン)」の付された図柄17G,17Fとなっている(い
わゆるダブルリーチと称される)。 【0049】上記のリーチ状態には、中図柄列15の図
柄変動が、最終的に左・右両図柄列14,16の停止図
柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当た
り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを
「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態
とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が
含まれる。さらには、中図柄列15の図柄変動が一旦停
止した後、大当たり図柄が大当たりラインLに沿って並
んだ状態で、再度全図柄列14〜16が変動し(又は中
図柄15のみが変動し)、その後変動していた図柄列1
4〜16の図柄17A〜17H,17Kが停止するよう
な場合(再変動リーチとも称される)も含まれる。 【0050】上記リーチ状態においては、種々のリーチ
パターンが設定されている。リーチパターンとしては、
「ノーマルリーチ」、「フラッシュリーチ」、「高速リ
ーチ」、「コマ送りリーチ」、「拡大リーチ」等の種々
のリーチパターンが設定されている。これらリーチパタ
ーンのうち、「ノーマルリーチ」以外のリーチパターン
は、いわゆる「スーパーリーチ」と称されるものであ
る。「スーパーリーチ」の動作が開始された場合には、
「ノーマルリーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発
生する期待値(大当たり期待値)が高くなるようになっ
ている。また、「スーパーリーチ」においても、各リー
チパターンによって大当たり期待値が異なったものとな
っている。 【0051】遊技球5の作動口3への入賞に基づいて各
図柄列14〜16の図柄変動が開始させられることはす
でに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球5が作
動口3に入賞した場合には、通過ゲート54を通過した
場合と同様、その分の変動表示は、現在行われている変
動表示の終了後に行われる。つまり、変動表示が待機
(保留)される。この保留される変動表示の最大回数
は、パチンコ機の機種毎に決められている。本実施の形
態では保留最大回数が4回に設定されているが、これに
限られるものではない。 【0052】図1に示すように、特別図柄表示装置13
において、表示部13aの上方には、発光ダイオード
(LED)からなる保留ランプ18a,18b,18
c,18dが組み込まれている。当該保留ランプ18a
〜18dの数は、前述した保留最大回数と同じ(この場
合4個)である。保留ランプ18a〜18dは、変動表
示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表
示の実行に伴い消灯させられる。 【0053】なお、このほかにも、パチンコ機1の複数
箇所には、遊技効果を高めるための他の各種ランプや電
飾部材が取付けられている。これらの電飾部材等は、遊
技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変
えられる。さらに、パチンコ機1には、遊技の進行に応
じて効果音を発生する図示しないスピーカが設けられて
いる。 【0054】遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機
1の遊技状態を検出するべく、本実施の形態では、遊技
盤2には、スルースイッチ20、作動口用スイッチ2
1、Vゾーン用スイッチ22及びカウントスイッチ23
等がそれぞれ取付けられている。スルースイッチ20
は、遊技球の通過ゲート54の通過を検出し、作動口用
スイッチ21は、遊技球5の作動口3への入賞を検出す
る。また、Vゾーン用スイッチ22は遊技球5の大入賞
口4のうちのVゾーン8への入賞を検出し、カウントス
イッチ23は、遊技球5の大入賞口4への入賞を検出す
る。 【0055】本実施の形態では、各スイッチ20〜23
の検出結果に基づきソレノイド10,12、特別図柄表
示装置13、各保留ランプ18a〜18d、普通図柄表
示装置51(7セグ表示部53及び保留ランプ52)、
羽根6等をそれぞれ駆動制御するために判定手段等を構
成する制御装置24が設けられている。制御装置24
は、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(C
PU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えて
いる。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予
め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に
従って各種演算処理を実行する。RAMは、CPUによ
る演算結果を、図3に示す図柄乱数バッファ31〜3
6、図4に示す図柄乱数エリア41(i)〜45
(i)、図5に示す停止図柄エリア46〜48等に一時
的に記憶する。 【0056】図3に示すように、図柄乱数バッファは、
左・中・右の3つの外れ図柄乱数バッファ31,32,
33と、左・中・右の3つの外れリーチ図柄乱数バッフ
ァ34,35,36とによって構成されている。図4に
示すように、図柄乱数エリアは、5つの内部乱数エリア
41(i)と、5つの外れリーチ乱数エリア42(i)
と、5つの左外れ図柄乱数エリア43(i)と、5つの
中外れ図柄乱数エリア44(i)と、5つの右外れ図柄
乱数エリア45(i)とによって構成されている。i
は、5つずつ存在する各図柄乱数エリアを区別するため
のものであり、「0」、「1」、「2」、「3」、
「4」の値をとる。iの各値は、保留されている変動表
示の回数に対応している。また、図5に示すように、停
止図柄エリアは、左・中・右の各停止図柄乱数エリア4
6,47,48によって構成されている。 【0057】次に、前記のように構成されたパチンコ機
1の作用及び効果について説明する。図7から図12の
フローチャートは、制御装置24によって実行される各
種ルーチンを示している。これらのルーチンの処理は、
カウンタ群及び入賞判定フラグFE等に基づいて実行さ
れる。カウンタ群は、ラウンドカウンタCR、保留カウ
ンタCH、入賞カウンタCE、内部乱数カウンタCI、
外れリーチ乱数カウンタCO、大当たり図柄乱数カウン
タCB、左・中・右の各図柄乱数カウンタCDL,CD
C,CDR、リーチ種別決定カウンタCV、ラウンドス
トックカウンタRSC等よりなっている。 【0058】なお、ラウンドカウンタCRは、ラウンド
回数をカウントするためのものであり、入賞カウンタC
Eは大入賞口4への遊技球5の入賞個数をカウントする
ためのものである。また、保留カウンタCHは変動表示
の保留回数をカウントするためのものであり、「0」,
「1」,「2」,「3」,「4」の値を順にとる。これ
らの値は、前述した図柄乱数エリア41(i)〜45
(i)の「(i)」に対応している。従って、CH=0
は、保留されていない状態を意味する。 【0059】図6(a)に示すように、内部乱数カウン
タCIは、特別図柄表示装置13での大当たり状態を決
定するためのものである。また、外れリーチ乱数カウン
タCOは外れリーチ状態時の表示を行うか否かを決定す
るためのものである。さらに、大当たり図柄乱数カウン
タCBは、基本的には大当たり図柄を決定するためのも
のである。これらのカウンタCI,CO,CBはそれぞ
れ所定時間(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で
更新する。各値は、所定の条件に従って乱数として読み
出される。また、各カウンタCI,CO,CBは、各値
がそれぞれ特定の値になった場合に、初期値に戻すよう
になっている。 【0060】左・中・右の各図柄乱数カウンタCDL,
CDC,CDRは、停止図柄等を決定するためのもので
ある。左図柄乱数カウンタCDLは、所定時間(例えば
「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値に
なると初期値に戻す。中図柄乱数カウンタCDCは、左
図柄乱数カウンタCDLが一巡する毎に値を所定範囲内
で更新し、特定の値になると初期値に戻す。右図柄乱数
カウンタCDRは、中図柄乱数カウンタCDCが一巡す
る毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値になると初期
値に戻す。 【0061】また、図6(b)に示すリーチ種別決定カ
ウンタCVは、上述した複数種類のリーチパターンのう
ちの1つを選択するために用いられるものであり、例え
ば左図柄乱数カウンタCDLが一巡する毎に値(乱数
値)を更新し、特定の値になると初期値に戻す。ただ
し、各リーチパターンには重み付けがなされており、各
リーチパターンの選択される確率は個々に異なったもの
となっている。また、本実施の形態においては、大当た
りとなる場合(大当たり時)と、外れとなる場合(外れ
リーチ時)とで各リーチパターンの選択される確率は個
々に異なったものとなっている。 【0062】また、本実施の形態では大当たりラインL
が5つあるため、どのラインでリーチ状態を発生させ、
どのラインで大当たり状態を発生させるのかを決定する
ためのラインカウンタ(図示せず)等も別途用意されて
いる。 【0063】なお、入賞判定フラグFEは、Vゾーンへ
の入賞の有無を判定するために用いられるものである。
同フラグFEは、入賞なしの場合に「0」に設定され、
入賞ありの場合に「1」に設定される。 【0064】さて、図7のフローチャートは、上述した
各カウンタCI,CO,CB,CDL,CDC,CD
R,CVの更新後に、図柄乱数カウンタCDL,CD
C,CDRの値(乱数)の組合せを分別し(振分け)、
その振分けられた値を対応する図柄乱数バッファ31〜
36に格納するための「乱数振分けルーチン」を示して
いる。このルーチンは、パチンコ機1の電源投入後、所
定時間(2ms)毎に実行される。このルーチンが開始
されると、制御装置24はまずステップS1において、
内部乱数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、
大当たり図柄乱数カウンタCBにそれぞれ「1」を加算
する(更新する)。 【0065】また、ステップS2において、左図柄乱数
カウンタCDLに「1」を加算する。中・右図柄乱数カ
ウンタCDC,CDRに関しては、それぞれ左・中図柄
乱数カウンタCDL,CDCの値に応じて更新処理を行
う。詳しくは、左図柄乱数カウンタCDLが初期値に戻
されるタイミングであれば中図柄乱数カウンタCDCに
「1」を加算し、それ以外のタイミングであれば同カウ
ンタCDCの値を維持する。また、中図柄乱数カウンタ
CDCが初期値に戻されるタイミングであれば右図柄乱
数カウンタCDRに「1」を加算し、それ以外のタイミ
ングであれば同カウンタCDRの値を維持する。さら
に、ステップS3において、制御装置24は、リーチ種
別決定カウンタCVを更新する。 【0066】次に、ステップS4において、図柄乱数カ
ウンタCDL,CDC,CDRの値の組合せが、予め定
められた「外れ図柄の組合せ」であるか否かを判断す
る。そして、この条件が満たされていると、ステップS
5において各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR
の値を、対応する外れ図柄乱数バッファ31,32,3
3に格納する。ここで、対応する外れ図柄乱数バッファ
31〜33とは、具体的には左図柄乱数カウンタCDL
に関しては左外れ図柄乱数バッファ31を指し、中図柄
乱数カウンタCDCに関しては中外れ図柄乱数バッファ
32を指し、右図柄乱数カウンタCDRに関しては右外
れ図柄乱数バッファ33を指すものとする(後述するス
テップS7に関しても同様)。そして、制御装置24
は、ステップS5の処理を実行した後、その後の処理を
一旦終了する。 【0067】一方、前記ステップS4の条件が満たされ
ていない場合には、ステップS6において、図柄乱数カ
ウンタCDL,CDC,CDRの値の組合せが、予め定
められた「外れリーチ図柄の組合せ」であるか否かを判
断する。そして、この条件が満たされていると、ステッ
プS7において各図柄乱数カウンタCDL,CDC,C
DRの値を、対応する外れリーチ図柄乱数バッファ3
4,35,36に格納し、その後の処理を一旦終了す
る。 【0068】なお、ステップS6の条件が満たされてい
ない場合には、前記ステップS5,7のいずれの処理を
も行うことなく、「乱数振分けルーチン」を終了する。
この場合とは、各図柄乱数カウンタCDL,CDC,C
DRの値の組合せが、外れ図柄、外れリーチ図柄のいず
れの組合せでもない場合、すなわち、大当たり図柄の組
合せの場合である。 【0069】このように、「乱数振分けルーチン」で
は、所定時間毎に3つの図柄乱数カウンタCDL,CD
C,CDRの値の組合せがチェックされる。そして、外
れ図柄の組合せの場合には、外れ図柄乱数バッファ31
〜33に乱数が格納され、外れリーチ図柄の場合には、
外れリーチ図柄乱数バッファ34〜35に乱数が格納さ
れる。また、大当たり図柄の組合せの場合には、乱数は
どの図柄乱数バッファ31〜36にも格納されない。 【0070】次に、図8のフローチャートに示す「格納
処理ルーチン」について説明する。このルーチンの主な
機能は、遊技球5が作動口3に入賞する毎に、乱数カウ
ンタCI,CO,CDL,CDC,CDRの値を図柄乱
数エリア41(i)〜45(i)に格納することであ
る。 【0071】当該「格納処理ルーチン」が開始される
と、制御装置24は、ステップS10において、作動口
用スイッチ21の検出結果に基づき、遊技球5が作動口
3に入賞したか否かを判定する。そして、この判定条件
が満たされていない場合には、その後の処理を一旦終了
し、満たされている場合には、ステップS11におい
て、保留カウンタCHの値が最大保留回数(この場合
「4」)よりも小さいか否かを判定する。 【0072】保留カウンタCHの値が最大保留回数より
も小さい場合には、ステップS12において、保留カウ
ンタCHに「1」を加算する。また、続くステップS1
3において、制御装置24は対応する保留ランプ(18
aから18dのうちの1つ)を点灯させ、ステップS1
4へ移行する。一方、前記ステップS11の判定条件が
満たされていない場合には、前述したステップS12以
降の処理を行うことなくその後の処理を一旦終了する。
従って、図柄変動表示は、4回までしか保留されず、そ
れ以上の入賞があっても保留は記憶されない。 【0073】ステップS14において、制御装置24
は、内部乱数カウンタCIの値を内部乱数エリア41
(i)に格納する。また、次のステップS15におい
て、外れリーチ乱数カウンタCOの値を、外れリーチ乱
数エリア42(i)に格納する。さらに、ステップS1
6において、制御装置24は、左・中・右の各外れ図柄
乱数バッファ31〜33の値(CDL,CDC,CD
R)を、対応する左・中・右の各外れ図柄乱数エリア4
3(i)〜45(i)に格納し、その後の処理を一旦終
了する。 【0074】このように、「格納処理ルーチン」におい
ては、乱数カウンタCI,CO,CDL,CDC,CD
Rの値が各図柄乱数エリア41(i)〜45(i)に格
納される。なお、ステップS14〜ステップS16で
は、例えばステップS12での更新後の保留カウンタC
Hの値が「3」であれば、内部乱数エリア41(i=
3)、外れリーチ乱数エリア42(i=3)、左外れ図
柄乱数エリア43(i=3)、中外れ図柄乱数エリア4
4(i=3)、右外れ図柄乱数エリア45(i=3)
が、今回制御周期での格納場所となる。 【0075】次に、図9、図10のフローチャートに示
す「特別電動役物制御ルーチン」について説明する。こ
のルーチンは、前述した「乱数振分けルーチン」、「格
納処理ルーチン」等の演算結果を用いて特別電動役物
や、特別図柄表示装置13等を制御するためのものであ
り、パチンコ機1の電源投入後、所定時間毎に実行され
る。 【0076】この「特別電動役物制御ルーチン」が開始
されると、制御装置24はまずステップS20におい
て、保留カウンタCHの値が「0」でないか否かを判定
する。そして、否定判定された場合、つまり、保留カウ
ンタCHの値が「0」の場合には、その後の処理を一旦
終了する。これに対し、前記判定条件が満たされている
(CH=1,2,3,4)場合には、ステップS30に
おいて、「i」を「0」に設定し、次のステップS40
において保留カウンタCHが「i」と同一でないか否か
を判定する。 【0077】そして、この判定条件が満たされている場
合(CH≠i)には、ステップS50において、内部乱
数エリア41(i+1)、外れリーチ乱数エリア42
(i+1)、外れ図柄乱数エリア43(i+1)〜45
(i+1)の各データを、1つ前のエリア41(i)〜
45(i)にそれぞれシフトする。次いで、ステップS
60において、制御装置24は、「i」に「1」を加算
し、ステップS40へ戻る。 【0078】一方、ステップS40の判定条件が満たさ
れない場合(CH=i)には、ステップS70へ移行
し、保留ランプ18a〜18dのうち前記保留カウンタ
CHに対応するものを消灯させる。また、次のステップ
S80において保留カウンタCHから「1」を減算す
る。 【0079】次に、制御装置24は、ステップS90に
おいて、図柄の変動開始処理を実行する。詳しくは、図
11,12の「変動開始処理ルーチン」に示すように、
まず、ステップS900において、大当たりの際に開放
する最大ラウンド数CRmaxをリセットすべく、0に
設定する。次に、ステップS901において、内部乱数
カウンタCIの値が大当たり値であるか否かを判定す
る。そして、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値の
場合には、開放するラウンド数(1回当たり5ラウンド
分の開放)の権利を付与するべく、ステップS902に
おいて、ラウンドストックカウンタRSCに「5」を加
算する。 【0080】さらに、ステップS903において、現在
の大当たり図柄乱数カウンタCBに基づく大当たり図柄
が、事実上の大当たり状態の発生を許容しうる図柄、す
なわち、「5」〜「8」の放出図柄であるか否かを判定
する。放出図柄である場合には、ステップS904へと
移行する。 【0081】ステップS904においては、ストックさ
れた全てのラウンド数分の開放を許容しうる図柄、すな
わち、「7」の全放出図柄であるか否かを判定する。そ
して、全放出図柄である場合には、ステップS905に
おいて、全放出図柄(777)を停止図柄としてメモリ
に記憶する。さらに、ステップS906に移行し、現在
のラウンドストックカウンタRSCの値を今回の大当た
りに際しての最大ラウンド数CRmaxとして設定す
る。その後、ステップS907に移行する。 【0082】また、ステップS904の判定条件が満た
されていない場合、つまり現在の大当たり図柄乱数カウ
ンタCBに基づく大当たり図柄が全放出図柄でない場合
は、ステップS908に移行する。ステップS908で
は、その大当たり図柄が大当たり1回分のラウンド数分
の開放を許容しうる図柄、すなわち、「6」、「8」の
1回放出図柄であるか否かを判定する。そして、1回放
出図柄である場合には、ステップS909において、1
回放出図柄(666又は888)を停止図柄としてメモ
リに記憶する。さらに、ステップS910に移行し、最
大ラウンド数CRmaxの値を「5」に設定する。その
後、ステップS907に移行する。 【0083】加えて、ステップS908の判定条件が満
たされていない場合、つまり現在の大当たり図柄乱数カ
ウンタCBに基づく大当たり図柄が全放出図柄でも1回
放出図柄でもない場合は、ステップS911に移行す
る。ステップS911では、大当たり図柄がためられた
ラウンド数分の一部の開放を許容する図柄、すなわち、
「5」の一部放出図柄(555)を停止図柄としてメモ
リに記憶する。本実施の形態では、ラウンド数の一部と
して、例えばほぼ半数分を放出するべく、ステップS9
12に移行し、現在のラウンドストックカウンタRSC
の値に0.5を乗じ小数点以下四捨五入して整数化した
値を最大ラウンド数CRmaxとして設定する。その
後、ステップS907に移行する。 【0084】さて、ステップS906、ステップS91
0又はステップS912から移行して、ステップS90
7においては、現在のラウンドストックカウンタRSC
の値から現在設定されている最大ラウンド数CRmax
を減算した値を新たなラウンドストックカウンタRSC
の値として設定する。すなわち、内部乱数カウンタCI
が大当たり値となることによって付与(場合によっては
ストック)されたラウンド数から、開放されるべきラウ
ンド数を差し引いたラウンド数は、差し引かれた値が0
でない限りストック分として残される。そして、ステッ
プS913に移行する。 【0085】ステップS913では、リーチパターンを
取得する。すなわち、上述した「ノーマルリーチ」、
「フラッシュリーチ」、「高速リーチ」、「コマ送りリ
ーチ」、「拡大リーチ」の種々のリーチパターンのうち
のいずれかをリーチ種別決定カウンタCVに基づいて決
定する。 【0086】一方、ステップS903の判定条件が満た
されていない場合、つまり放出図柄でない「1」〜
「4」の図柄であった場合、ステップS914へ移行す
る。ステップS914では、現在のラウンドストックカ
ウンタRSCの値が、予め決定されている所定ラウンド
ストック数RSCaより小さい値であるか否か判定され
る。現在のラウンドストックカウンタRSCの値が所定
ラウンドストック数RSCaより小さい値である場合に
は、ステップS915において、今回の分は開放される
ことなく、ステップS16において格納された外れ図柄
が停止図柄としてメモリに記憶される。また、ステップ
S914の判定条件が満たされていない場合には、ため
られたラウンド数の一部を開放するべく、ステップS9
11へと移行する。 【0087】さて、ステップS901の判定条件が満た
されていない場合、つまり内部乱数カウンタCIの値が
大当たり値でない場合には、ステップS916へと移行
する。ステップS916において、制御装置24は、外
れリーチ乱数カウンタCOの値が予め定められた外れリ
ーチ値と同じであるか否かを判定する。そして、外れリ
ーチ乱数カウンタCOの値が外れリーチ値と同一である
場合には、ステップS917において、外れリーチ値に
対応する図柄(外れリーチ図柄)を停止図柄としてメモ
リに記憶し、ステップS913へと移行する。 【0088】また、ステップS916の判定条件が満た
されていない場合には、ステップS918において、ス
テップS915と同様に外れ図柄を停止図柄としてメモ
リに記憶する。 【0089】そして、ステップS913、ステップS9
15又はステップS918から移行して、ステップS9
19においては、特別図柄表示13の変動図柄を開始さ
せ、「変動開始ルーチン」を一旦終了する。 【0090】このようにステップS90(「変動開始処
理ルーチン」)の処理を実行した後、制御装置24は、
図9のステップS110において、左右両図柄列14,
16(中図柄列15以外)における図柄17A〜17
H,17Kを、前記ステップS903,S905,S9
08,S909のいずれかの処理で記憶した停止図柄に
差替える。また、左右両図柄列14,16での図柄変動
を停止させ、差替え後の図柄17A〜17H,17Kを
左右両図柄列14,16に表示する。 【0091】次に、ステップS120において、制御装
置24は、リーチ動作処理を行う。例えば、前記ステッ
プS910で取得したリーチパターンが、「ノーマルリ
ーチ」の場合には、中図柄列15の図柄17A〜17
H,17Kが通常のスクロール動作を行うよう動作処理
を実行する。また、リーチパターンが「フラッシュリー
チ」の場合には、中図柄列15の図柄17A〜17H,
17Kが煌めきながらゆっくりとスクロール動作を行う
よう動作処理を実行する。さらに、リーチパターンが
「高速リーチ」の場合には、遊技者が視認できないほど
高速で、中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが
スクロール動作を行うよう動作処理を実行する。加え
て、リーチパターンが「コマ送りリーチ」の場合には、
中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが1コマ1
コマ区切るようにスクロール動作を行うべく動作処理を
実行する。さらにまた、リーチパターンが「拡大リー
チ」の場合には、中図柄列15の図柄17A〜17H,
17Kが通常時よりも拡大表示された状態でスクロール
動作を行うよう動作処理を実行する。 【0092】上記のように、ステップS120(「リー
チ動作処理ルーチン」)の処理を実行した後、制御装置
24は、ステップS130において、中図柄列15での
図柄変動を停止させる。 【0093】続いて、制御装置24は、ステップS13
5において、再変動処理を実行する。詳しくは、再変動
処理を実行する条件が成立しているか否かを判定し、再
変動処理実行条件(この条件には内部乱数カウンタCI
が大当たり値であることが主として含まれる)が成立し
ている場合には、前記リーチ動作処理における各リーチ
動作と同じ背景で、全図柄列14〜16の図柄17A〜
17H,17Kを同時に再変動させる。そして、所定条
件が成立した後、全図柄列14〜16の図柄17A〜1
7H,17Kを停止させる。但し、このような再変動処
理が実行される場合には、上記したステップS110や
ステップS130で停止表示される図柄(再変動前の図
柄)を再変動後の図柄とは別の図柄(例えば外れ図柄や
外れリーチ図柄)としてもよい。一方、再変動処理を実
行する条件が成立していない場合には、何らの処理をも
実行しない。なお、上記全回転再変動処理を行う代わり
に、中図柄列15のみの図柄17A〜17H,17Kの
再変動を行うこととしてもよい。 【0094】さて、ステップS135を経た後、制御装
置24は、次に、ステップS140において、図柄17
A〜17H,17Kの組合せが大当たりの組合せである
か否かを判定する。なお、この際には、停止図柄の差替
えが正しく行われたか否かの確認も行われる。そして、
この判定条件が満たされていない場合には、「特別電動
役物制御ルーチン」を終了する。また、図柄17A〜1
7H,17Kの組合せが大当たりの組合せである場合に
は、ステップS150において、ラウンドカウンタCR
を「0」にクリヤする。なお、このとき、制御装置24
によって大当たり報知表示がなされる。 【0095】また、制御装置24は、ステップS160
(図10参照)において、入賞カウンタCEを「0」に
クリヤするとともに、入賞判定フラグFEを「0」に設
定する。 【0096】さらに、続くステップS170において
は、ラウンドカウンタCRを「1」ずつインクリメント
する。次に、ステップS175において、制御装置24
は、表示部13aに表示されるラウンド数をラウンドカ
ウンタCRに基づいて更新して表示するとともに、その
他の表示事項(例えば入賞カウント数)を初期化
(「0」に初期化)して表示する。 【0097】さらに、ステップS180において、制御
装置24は、大入賞口用ソレノイド12を励磁させる。
すると、シャッタ11が倒れて略水平状態となり、大入
賞口4が開放される。この開放により、遊技球5のVゾ
ーン8及び入賞通路9への入賞が可能となる。 【0098】次に、ステップS190において、制御装
置24は、入賞カウンタCEの値が予め定められた所定
値CEmaxよりも小さいか否かを判定する。そして、
この判定条件が満たされている場合には、ステップS2
00において、未だ大入賞口4の閉鎖予定時期が到来し
ていないか否かを判定する。この閉鎖予定時期が到来し
ていない場合には、処理をステップS190へ戻す。そ
の結果、大入賞口4の開放開始後に所定値CEmax個
以上の遊技球5が入賞するか、閉鎖予定時期が到来する
かしない限りは、大入賞口4が開放され続ける。これに
対し、ステップS190又はステップS200のいずれ
か一方が満たされていないと、つまりは、大入賞口4の
開放開始後に所定値CEmax個以上の遊技球5が入賞
するか、或いは閉鎖予定時期が到来した場合には、ステ
ップS210において、制御装置24は、大入賞口用ソ
レノイド12を消磁する。すると、シャッタ11が起こ
されて略垂直状態となり、大入賞口4が閉鎖される。 【0099】続いて、ステップS220において、制御
装置24は、ラウンドカウンタCRの値が予め定められ
た最大ラウンド数CRmaxよりも小さいか否かを判定
する。そして、ラウンドカウンタCRの値が最大ラウン
ド数CRmax未満の場合には、続くステップS230
において入賞判定フラグFEが「1」であるか否かを判
定する。入賞判定フラグFEが「1」の場合には、処理
をステップS160へと戻す。従って、一旦大当たり遊
技状態が発生すると、遊技球5がVゾーン8に入賞する
ことによる継続条件が、最大ラウンド数CRmax分だ
け満たされるまでは、大入賞口4が開閉のサイクルを繰
り返す。本実施の形態では、例えば所定値CEmaxが
「10」に設定され、大入賞口4の開放時間が「約2
9.5秒」に設定されている。このため、大入賞口4の
開放後、(1)遊技球5が大入賞口4へ10個入賞する
こと、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか
一方の条件が満たされた時点で大入賞口4が閉鎖され
る。この大入賞口4の開閉のサイクルが遊技球5のVゾ
ーン8への入賞を条件に最大で最大ラウンド数CRma
xだけ繰り返されることとなる。 【0100】そして、ステップS220又はステップS
230の判定条件のいずれか一方が満たされていない場
合、つまり、最大ラウンド数CRmax分の開放が終了
した場合、或いは、継続条件たるVゾーン8への入賞が
なかった場合(本実施の形態では継続条件が満たされな
いケースは極めて稀となるよう構成されているが)に
は、大当たり状態が終了したものとして、ステップS2
40へ移行する。 【0101】ステップS240において、制御装置は、
大当たり状態が終了した旨を表示部13aに表示して遊
技者に報知し、本ルーチンを終了する。 【0102】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値となった場
合には、大当たり図柄乱数カウンタCBに基づく大当た
り図柄によって態様が異なってくる。すなわち、大当た
り図柄乱数カウンタCBに基づく大当たり図柄が、
「1」〜「4」の大当たり図柄である場合には、基本的
に大入賞口4の開放するラウンド数(5ラウンド分の開
放、1回分の大当たり権利)がストックされる。また、
これとともに、「1」〜「4」の大当たり図柄に代え
て、外れ図柄(大当たり図柄ではない図柄)が停止表示
され、大入賞口4の開放は行われない。 【0103】但し、今回の大当たり分のラウンドを加え
たラウンドストックカウンタRSCの値が、所定ラウン
ドストック数RSCaを超える場合は、ラウンドの開放
を行うべく、一部放出図柄の場合と同様の大当たりが導
出される。 【0104】一方、大当たり図柄乱数カウンタCBに基
づく大当たり図柄が、「5」〜「8」の大当たり図柄で
ある場合には、図柄に応じて大当たり状態が発生させら
れる。大当たり図柄が「7」、すなわち、全放出図柄で
ある場合には、ラウンドストックカウンタRSCの値分
の回数のラウンドの開放が行われ、ラウンドストックカ
ウンタRSCは「0」に変更される。例えば、ラウンド
ストックカウンタRSCが「0」であって、内部乱数カ
ウンタCIの値が大当たり値となり新たに5ラウンド分
が追加された場合であって、大当たり図柄が「7」とな
った場合には、5ラウンド分の開放が行われ、ラウンド
ストックカウンタRSCの値は「0」に変更される。ま
た、ラウンドストックカウンタRSCが「10」であっ
て、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値となり新た
に5ラウンド分が追加された場合であって、大当たり図
柄が「7」となった場合には、10+5=15ラウンド
分の開放が行われ、ラウンドストックカウンタRSCは
「0」に変更される。 【0105】また、大当たり図柄が「6」又は「8」、
すなわち、1回放出図柄である場合には、1回分の大当
たりに相当する5ラウンド分の開放が行われ、ラウンド
ストックカウンタRSCの値は変動開始処理前の値が維
持される。例えば、ラウンドストックカウンタRSCが
「10」であって、内部乱数カウンタCIの値が大当た
り値となった場合であって、大当たり図柄が「6」とな
った場合には、5ラウンド分の開放が行われ、ラウンド
ストックカウンタRSCの値は「10」のままである。 【0106】加えて、大当たり図柄が「5」、すなわ
ち、一部放出図柄である場合には、ラウンドストックカ
ウンタRSCの値分のうち一部の回数のラウンドの開放
が行われる。本実施の形態では、例えば、ラウンドスト
ックカウンタRSCの値のほぼ半数のラウンド分の開放
が行われる。このとき、開放されなかったラウンド数分
が、ラウンドストックカウンタRSCに残される。例え
ば、ラウンドストックカウンタRSCが「15」であっ
て、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値となり新た
に5ラウンド分が追加された場合であって、大当たり図
柄が「5」となった場合には、(15+5)×0.5=
10ラウンド分の開放が行われ、ラウンドストックカウ
ンタRSCの値は(15+5)−10=「10」に変更
される。 【0107】このため、放出図柄で大当たりした場合に
おいては、当該1回の大当たり状態の導出に際しての遊
技者に付与される価値がそのときどきで相違することと
なり(画一的なものとはならず)、遊技者にとっての面
白味が増す。また、従来であれば一旦大当たり状態が導
出された場合には遊技者にとっての期待感が削がれてし
まっていたのであるが、上記構成によれば、一旦大当た
り状態が導出されても、ストックされたラウンド数分の
開放の権利が残っている可能性がある。そのため、大当
たり状態導出に際し、どれだけ多くの利益が導出される
のかについて大いなる期待感を持ちつつ遊技を行うこと
が可能となる。その結果、従来にはない飛躍的な興趣の
向上を図ることができる。 【0108】併せて、従来であれば、次回の大当たり状
態がなかなか発生しない場合があった。例えば、60分
の1の確率で大当たり状態が発生するような場合でも、
500回の変動が行われても未だに大当たり状態が発生
しない場合も起こりうる。このような場合、遊技者はい
らだちや不安感を覚えるおそれがあった。これに対し、
本実施の形態では、上記のような事態、つまり、図柄の
変動回数が嵩むにもかかわらずなかなか大当たり状態が
導出されない状態(所謂ハマリ状態)というのは、多く
のラウンド数のストックが行われた可能性が高い場合が
多い。換言すれば、ハマリ状態が長引くほど、ストック
されたラウンド数が多い傾向が生じうる。このため、従
来であればハマリ状態が長くなればなるほど、遊技者に
とっての焦燥感が増していたのに対し、本実施の形態に
よれば、ハマリ状態が長引くほど焦りが生じる反面、ス
トックされたラウンド数分の払出(価値)を期待するこ
とができる。そのため、遊技者に対し、従来の遊技機で
は想定しえない性質の期待感を付与することができる。
かかる意味で、従来にはない飛躍的な興趣の向上を図る
ことができる。 【0109】さらに、ラウンドストックカウンタRSC
の値が、所定ラウンドストック数RSCaを超えるよう
な場合には、大入賞口4の開放が許容されることとなる
ため、あまりに長い期間大当たり状態が導出されないこ
とによる弊害を防止することができる。 【0110】尚、上記各実施の形態の記載内容に限定さ
れず、例えば次のように実施してもよい。 【0111】(a)上記実施の形態では、一部放出図柄
で大当たり状態が導出される場合に、最大ラウンド数C
RmaxはラウンドストックカウンタRSCの値のほぼ
半数のラウンド数分の開放が許容されるようになってい
るが、ラウンドストックカウンタRSCの値以下の範囲
で、所定回数としてもよいし、そのときどきに抽選で回
数を決定することとしてもよい。 【0112】(b)上記実施の形態では、一部放出図
柄、1回放出図柄で大当たり状態が導出される場合に、
開放されないラウンド数分が残されるようになっている
が、ラウンド数を残したりすることなく、新たにラウン
ドストックカウンタRSCを0にクリヤしてしまうよう
な構成としてもよい。 【0113】(c)上記実施の形態では、内部乱数カウ
ンタCIの値が大当たり値であって、放出図柄でない場
合に、ラウンドストックカウンタRSCの値が所定ラウ
ンド数RSCa以上のとき、一部放出図柄を確定停止表
示するようになっているが、「1」〜「4」の大当たり
図柄を表示するようにしてもよいし、別途特殊な図柄を
表示することとしてもよい。また、このとき、最大ラウ
ンド数CRmaxは、ラウンドストックカウンタRSC
の値以下の範囲で所定回数としてもよいし、抽選で回数
を決めてもよい。 【0114】さらに、所定ラウンド数RSCaなる概念
をなくして、ラウンドストックカウンタRSCの値に限
度を設けない構成としてもよい。 【0115】(d)上記実施の形態では、再変動処理を
行うこととしたが、かかる処理を省略してもよい。 【0116】(e)特別図柄表示装置13としては、上
述した液晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマト
リックス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、
蛍光表示管、ドラム等を用いてもよい。 【0117】(f)上記実施の形態とは異なるタイプの
パチンコ機等にも具体化できる。例えば上記実施の形態
における普通図柄表示装置51を省略した構成としても
よい。また、普通図柄表示装置及び特別図柄表示装置の
少なくとも一方が複数設けられているタイプのパチンコ
機にも具体化できる。さらに、大当たり図柄が表示され
た後に所定の領域に遊技球を入賞させることを必要条件
として特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても
よい。 【0118】(g)また、特別図柄表示装置13を有し
ないタイプのパチンコ機にも適用可能である。例えば、
遊技球5の作動口13への入賞に基づいて大当たり状態
を導出するか否かを内部乱数カウンタCIにより決定
し、その旨が決定された場合には、大入賞口4を開放す
る等して大当たりを発生させるタイプのパチンコ機にも
適用できる。さらに、他の可動入賞装置(開閉可能な羽
根を有するタイプの入賞装置)を有するタイプのパチン
コ機にも適用可能である。 【0119】(h)また、パチンコ機(パチンココンピ
ュータ(パチコン)と称されるものもここにいうパチン
コ機に含まれる趣旨である)以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、パチンコ機とスロットマシンとが
融合した遊技機等の各種遊技機として実施することも可
能である。なお、スロットマシンは、例えばコインを投
入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを
操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを
操作することにより図柄が停止されて確定される周知の
ものである。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が
代表例として挙げられる。 【0120】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、遊技球打出用のハンドルを備えていな
いものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操
作)に基づく、所定量の遊技球の投入の後、例えば操作
レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えば
ストップボタンの操作に起因して或いは所定時間経過す
ることにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定
図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件とし
て遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者
には、下部の受皿に多量の遊技球が払い出されるもので
ある。 【0121】(i)上記実施の形態では、ラウンドスト
ックカウンタRSCの値が所定ラウンド数RSCa以上
の場合に、大当たり状態を導出することとしたが、内部
乱数カウンタCIの値が大当たり値となったにもかかわ
らず、放出図柄とならなかった回数が所定回数に達した
場合に、当該回数目に大当たり状態を導出することとし
てもよい。 【0122】(j)ラウンドストックカウンタRSCの
値又はそれに関連する情報を遊技者に報知することとし
てもよい。 【0123】(k)乱数に関するカウンタ(内部乱数カ
ウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当たり図
柄乱数カウンタCB、左・中・右の各図柄乱数カウンタ
CDL,CDC,CDR、リーチ種別決定カウンタCV
等)を適宜変更してもよい。例えば、1つの乱数カウン
タを用い、その値に基づき大当たり状態、外れリーチ状
態等を決定してもよい。 【0124】また、例えば、内部乱数カウンタCIの初
期値を適宜変更する等してもよい。例えば内部乱数カウ
ンタCIが「0」〜「59」の範囲で更新され、「7」
が大当たり値であるとした場合、最初の初期値を「0」
とした場合であって「59」までインクリメントされた
場合に、次に、X(Xは例えば素数)だけ加算された値
を初期値として、当該初期値に更新される。例えばX=
13の場合には、「13」から「59」、「0」を経て
「12」にまで至ったならば、次なる初期値(別途設定
されてもよい)に至るといった具合に内部乱数カウンタ
CIの初期値が別の値に変更させられるように構成して
もよい。このようにすることで、電波ゴト等の不正行為
を抑制することができる。 【0125】(l)上記実施の形態では特に言及してい
ないが、遊技球5の不足による懸念を払拭するための継
続補助措置(継続補助手段)を講じることとしてもよ
い。例えば、上記したように、内部乱数カウンタCIの
値が大当たり値となっても放出図柄が選択されない状態
が何回か繰り返された場合の外にも、通常の遊技時間が
長時間及ぶ場合等、実質上の大当たり状態が発生しない
ことによる遊技球5の不足が懸念されるところである
が、この場合、大当たり分の一部を使用して大入賞口4
を所定ラウンド(例えば3ラウンド)分だけ開放させた
り、或いは、大当たりとは別に、羽根6を所定時間或い
は所定回数開放したりして、遊技球5を獲得できるよう
な構成とすることで、遊技球5の不足を憂慮することな
く遊技を継続することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるパチンコ機の主要構成を
示す正面図である。 【図2】(a)〜(f)は表示部の表示状態の例を示す
模式図である。 【図3】図柄乱数バッファの概念を説明する図表であ
る。 【図4】図柄乱数エリアの概念を説明する図表である。 【図5】停止図柄エリアの概念を説明する図表である。 【図6】(a)は乱数カウンタの概念を説明する図表で
あり、(b)はリーチ種別決定カウンタの概念を説明す
る図表である。 【図7】制御装置により実行される「乱数振分けルーチ
ン」を示すフローチャートである。 【図8】「格納処理ルーチン」を示すフローチャートで
ある。 【図9】「特別電動役物制御ルーチン」の一部を示すフ
ローチャートである。 【図10】「特別電動役物制御ルーチン」の一部であっ
て、図9の続きを示すフローチャートである。 【図11】「変動開始処理ルーチン」を示すフローチャ
ートである。 【図12】「変動開始処理ルーチン」の一部を示すフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1…パチンコ機、2…遊技盤、3…作動口、4…大入賞
口、5…遊技球、13…可変表示装置としての特別図柄
表示装置、13a…表示部、14…左図柄列、15…中
図柄列、16…右図柄列、17A〜17H,17K…識
別情報としての図柄、24…制御装置、L…大当たりラ
イン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技媒体の挙動に起因して抽選を行い、
    その抽選結果が特定の結果であることを第1の必要条件
    として遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に構成さ
    れた遊技機であって、 前記第1の必要条件が満たされた場合であって、かつ、 前記抽選とは別に行われた抽選の結果が特別の結果であ
    るという第2の必要条件が満たされた場合に限り、前記
    特別遊技状態の導出を許容するようにしたことを特徴と
    する遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011156429A (ja) * 2011-05-27 2011-08-18 Taiyo Elec Co Ltd 回胴式遊技機

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