JP4435539B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
一般によく知られた「セブン機」と称されるパチンコ遊技機として、例えば特許文献1に示すように図柄変動時間を短縮(いわゆる時短状態)可能にしたパチンコ遊技機がある。この種のパチンコ遊技機では、時短回数を大当たりとなる前のスタート回数(図柄変動実行回数)に関連させて変化させることにより、遊技者の興趣を高めている。
特開2001−46619号公報
しかしながら、このようなパチンコ遊技機では、時短状態となってからは図柄変動回数が定められた回数に達するまで時短状態を継続するのみで遊技性に大きな変化はない。従って、遊技者の介入余地についても、普通図柄の一定した変動時間を考慮して止め打ちをして技術介入できるものの慣れてしまえば時短状態を消化するだけで単調であり介入性は乏しい。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、時短状態を変化に富んだものとし、遊技性を向上したパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明パチンコ遊技機は、普通図柄始動口と、
この普通図柄始動口の入賞に起因して第1抽選を行う第1抽選手段と、
この第1抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して第1抽選結果を示す普通図柄変動表示手段と、
この普通図柄変動表示手段が特定図柄を示したときに所定時間開放する特別図柄始動口と、
この特別図柄始動口の入賞に起因して第2抽選を行う第2抽選手段と、
この第2抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して第2抽選結果を示す特別図柄変動表示手段と、
この特別図柄変動表示手段が特別図柄を示したときに当たり状態を発生する当たり発生手段と、
所定条件が成立したときに普通図柄変動表示手段及び特別図柄変動表示手段の図柄変動の時間短縮が可能な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
時間短縮なしの図柄変動を行う通常状態と時間短縮した図柄変動を行う時短状態とを、普通図柄変動表示手段と特別図柄変動表示手段との両図柄変動表示手段に設定する時短設定手段を備え、
この時短設定手段は、特別遊技状態発生中において特別図柄変動表示手段が通常状態の図柄変動を実行する設定のときには、普通図柄変動表示手段に時短状態を設定するとともに、特別図柄変動表示手段が時短状態の図柄変動を実行する設定のときには、普通図柄変動表示手段に通常状態を設定し、
さらに、時短設定手段は、特別遊技状態発生中において普通図柄変動表示手段が通常状態時に特別図柄始動口に入賞があり、この入賞に起因した特別図柄変動表示手段の図柄変動が行われるときに普通図柄変動表示手段を時短状態に切換えることを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、普通図柄変動表示手段と特別図柄変動表示手段とを備え、両図柄変動表示手段に時間短縮なしの図柄変動を行う通常状態と時間短縮した図柄変動を行う時短状態とが設定される。そして、特別遊技状態発生中において普通図柄変動表示手段は、特別図柄変動表示手段が通常状態のときには時短状態、特別図柄変動表示手段が時短状態のときには通常状態に切換えられる。特別遊技状態にあっても普通図柄変動表示手段の時短状態が変化に富んだものにでき遊技性を向上できる。
具体的には、時短設定手段は、特別遊技状態発生中において普通図柄変動表示手段が通常状態時に特別図柄始動口に入賞があり、この入賞に起因した特別図柄変動表示手段の図柄変動が行われるときに普通図柄変動表示手段を時短状態に切換えることを特徴とする。
さらに、具体的には、特別遊技状態発生中において特別図柄変動表示手段が通常状態及び/又は時短状態の図柄変動を実行する回数が計数され、その実行回数を記憶する時短回数記憶手段を備え、
特別遊技状態発生手段は、時短回数記憶手段が記憶する特別図柄変動表示手段が通常状態及び特別図柄変動表示手段が時短状態のいずれか一方のみの計数値が所定数に達するまで特別遊技状態を継続することを特徴とする。
また、具体的には、特別図柄始動口の開放時間を、普通図柄変動表示手段の時短状態のときは、普通図柄変動表示手段の通常状態のときよりも長く設定する開放時間設定手段を備えたことを特徴とする。
このように、普通図柄変動表示手段の変動状態は、時短状態となってから固定的ではなく、通常状態と時短状態とに切換えられる。これにより、遊技性の幅を広げることができる。また、時短回数は、特別図柄変動表示手段が通常状態の図柄変動を実行する回数をカウントしている。すなわち特別図柄変動表示手段が行う時短状態の回数はカウントしない。従って、カウントしない状態を生かし、入賞口に多く入賞させる戦略をとることにより遊技者に有利となる。また、特別図柄始動口の開放時間を、普通図柄変動表示手段時短状態のときは、普通図柄変動表示手段通常状態のときよりも長く設定しており、普通図柄変動表示手段時短状態のときに遊技者の介入によって特別図柄始動口を狙い多く入賞させることが可能で遊技性も向上する。これにより、特別遊技状態における時短状態時の遊技者の技術介入性を向上し、戦略性を高められる。
また、具体的には、第2抽選の抽選結果を保留情報として所定の限度数まで記憶する保留情報記憶手段を備え、
時短設定手段は、特別遊技状態であり特別図柄変動表示手段が通常状態において、保留情報記憶手段が記憶している保留数に応じて特別図柄変動表示手段の図柄の変動状態を通常状態あるいは時短状態に設定することを特徴とするとしている。このように、保留数によって例えば4個の保留玉があった場合、3個までは特別図柄変動表示手段が時短状態とし、最後の1個は通常状態の変動表示とすることができる。これにより、保留数によって時短状態を変化させ遊技性を向上できる。
さらに、具体的には、特別図柄変動表示手段が図柄変動を行うときに、時短設定手段が設定した特別図柄の変動状態が、通常状態及び時短状態のいずれの変動状態であるのかを遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とするとしている。これにより、遊技者が時短状態か否かを認識でき、状態を把握しながら遊技に集中できる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示すパチンコ遊技機の実施例を参照して説明する。図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央付近に液晶表示部6が配設されている。液晶表示部6には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が変動表示される特別図柄表示部13、2つのキャラクタで構成された図柄が変動表示される普通図柄表示部14及び特別図柄変動保留数表示部16(特図変動保留数表示部ともいう)が設けられている。液晶表示部6の下方には、特別始動可変入賞口7(特別図柄始動口)が配置されている。液晶表示部6の左右には、対称的な位置に複数(本実施例では2個)の普通始動入賞口8,9(普通図柄始動口)が設けられている。特別始動可変入賞口7の下方には、当該パチンコ遊技機1が大当たりしたときに開放するアタッカー10と、玉を回収するためのアウト口11が設けられている。
特別始動可変入賞口7は、入賞口の両側に可動部材12,12が可動自在に設けられ、動作時に左右に開くように可変式の入賞口として構成されている。すなわち、非動作時には閉鎖した第1状態(図1に実線で示す状態)を呈し、動作時には開放した第2状態(図1に破線で示す状態)を呈するものである。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、およびこの遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、特別始動可変入賞検出器32、普通始動入賞検出器33,34、アタッカー入賞検出器35が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36、アタッカー開放用ソレノイド37が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド36が駆動され、可動部材12,12の開閉が制御される。表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の特別図柄表示部13、普通図柄表示部14及び特図変動保留数表示部16の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ40から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ41が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置42を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置43を制御する。
CPU22(第1抽選手段)は、普通始動入賞口8,9(普通図柄始動口)の入賞に起因して第1抽選を行う機能を有している。普通図柄表示部14(普通図柄変動表示手段)は、第1抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して第1抽選結果を示す機能を有している。特別始動可変入賞口7(特別図柄始動口)は、普通図柄表示部14が特定図柄を示したとき所定時間開放する機能を有している。CPU22(第2抽選手段)は、特別始動可変入賞口7の入賞に起因して第2抽選を行う機能を有している。特別図柄表示部13(特別図柄変動表示手段)は、第2抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して第2抽選結果を示す機能を有している。
CPU22(当たり発生手段)は、特別図柄表示部13が特別図柄を示したときに当たり状態を発生する機能を有している。CPU22(特別遊技状態発生手段)は、所定条件が成立したときに普通図柄表示部14及び特別図柄表示部13の図柄変動の時間短縮が可能な特別遊技状態を発生する機能を有している。CPU22(時短設定手段)は、時間短縮なしの図柄変動を行う通常状態と時間短縮した図柄変動を行う時短状態とを、普通図柄表示部14と特別図柄表示部13との両図柄表示部に設定する機能を有している。
RAM24(時短回数記憶手段)は、特別遊技状態発生中において特別図柄表示部13が通常状態及び/又は時短状態の図柄変動を実行する回数が計数され、その実行回数を記憶する機能を有している。CPU22(特別遊技状態発生手段)は、RAM24が記憶する特別図柄表示部13が通常状態及び時短状態のいずれか一方のみの計数値が所定数に達するまで特別遊技状態を継続する機能を有している。CPU22(開放時間設定手段)は、特別始動可変入賞口7の開放時間を、普通図柄表示部14の時短状態のときは、普通図柄表示部14の通常状態のときよりも長く設定する機能を有している。RAM24(保留情報記憶手段)は、特別図柄表示部13が図柄変動中に第2抽選結果を得た場合には、第2抽選結果を保留情報として所定の限度数まで記憶する機能を有している。CPU22(時短設定手段)は、RAM24が記憶している保留数に応じて特別図柄表示部13の図柄の変動状態を通常状態あるいは時短状態に設定する機能を有している。特図変動保留数表示部16(報知手段)は、特別図柄表示部13が保留情報に基づいて図柄変動を行うときに、時短設定手段が設定した特別図柄の変動状態を遊技者に報知する機能を有している。
図3は液晶表示部6の表示例を示す。中央に特別図柄表示部13、上方左に普通図柄表示部14、上方中央に保留玉表示部15を設けている。保留玉表示部15では、特別始動可変入賞口7の入賞により得られる大当たり抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を表示するものである。図3において3個を表し、大当たり抽選結果があと3回得られることを示している。本実施例では特別図柄の保留玉の上限は4個に設定されている。保留玉表示部15では、特別遊技状態において、保留している保留記憶が通常変動状態のときには実線丸形の表示部を赤色に表示し、時短変動状態のときには実線丸形の表示部を青色に表示するようにしている。保留記憶が図柄変動した場合に時短変動を行うのか通常変動を行うのかを予め遊技者に告知できるようにしている。赤と青とに表示色を変更するのは特別遊技状態のみとし、通常遊技状態においては、保留記憶の表示部を黄色に表示している。
特別図柄表示部13の下方に特図変動保留数表示部16を設けている。特図変動保留数表示部16では、特別始動可変入賞口7の入賞により得られる抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を数字で表示するものである。図3において「3」と表示し、保留された大当たり抽選結果が3個あることを示している。そして、特図変動保留数表示部16では、背景色が特別図柄表示部13の変動状態によって変化するようにしている。すなわち特別図柄表示部13の変動状態が通常状態のときは赤の背景色、時短状態のときは青の背景色としている。背景色の変化によって、特別図柄表示部13の変動状態を遊技者に報知するようにしている。なお、保留なしの場合、背景色は無色とする。特別始動可変入賞口7の入賞による保留情報は、このように保留玉表示部15と特図変動保留数表示部16との2つ方式で表示される。
液晶表示部6の上方右に普通図柄変動保留数表示部17(普図変動保留数表示部ともいう)が設けられている。普図変動保留数表示部17では、普通始動入賞口8,9の入賞により得られる普通抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を数字で表示するものである。図3において「2」と表示し、保留された普通抽選結果が2個あることを示している。本実施例では普通図柄の保留数の上限は4個に設定されている。
次に、図4〜図11に示すフローチャートに従って制御フローについて説明する。図4は基本処理のフローを示している。ステップS1において、特別図柄始動入賞処理(特図始動入賞処理ともいう)を実行する。続いてステップS2において特別図柄変動開始処理(特図変動開始処理ともいう)、ステップS3において特別図柄変動停止処理(特図変動停止処理ともいう)を実行する。次にステップS4において普通図柄始動入賞処理(普図始動入賞処理ともいう)、ステップS5において普通図柄変動処理(普図変動処理ともいう)を実行する。以下、図柄変動が通常通り実行される通常遊技状態と、図柄変動の時間短縮が実行される特別遊技状態とについて説明する。
始めに通常遊技状態について説明する。図5は特図始動入賞処理のフローを示している。ステップS11において、特別始動可変入賞口7に入賞があったか否かを判定する。YESの場合、ステップS12において、特別図柄表示部13の変動表示中に特別始動可変入賞口7へ入賞した特別図柄の保留数が4個に達しているか否かを判定する。NOの場合、ステップS13において、特別図柄の保留数を「1」インクリメントする。増加した保留数が特図変動保留数表示部16及び保留玉表示部15に表示される。次にステップS14において、大当たり抽選の乱数を取得する。
大当たり抽選について説明する。特別始動可変入賞口7に付設された特別始動可変入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。
次に、ステップS15において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。本実施例では、大当たりが発生し大当たり遊技の終了後に特別遊技状態が実行される設定としている。従って、大当たりが発生していない状況では、特別遊技状態のフラグは「1」になっていない。そして、特別遊技状態の期間は、特別図柄表示部13における図柄変動が通常状態の変動(短縮なしの図柄変動)が50回行われるまで又は次の大当たりが発生するまで継続される設定としている。ステップS15においてNOの場合(特別遊技状態のフラグが「1」でない場合)、特図始動入賞処理は終了する。
次に、通常遊技状態の特別図柄変動開始処理について説明する。図6は特図変動開始処理のフローを示している。ステップS21において、大当たり状態中か否かを判定する。NOの場合、ステップS22において、特別図柄が停止中か否かを判定する。YESの場合、ステップS23において、特別図柄の保留数が「0」か否かを判定する。YESの場合、ステップS28において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合、特別図柄変動開始処理を終了する。ステップS23においてNOの場合(保留玉ありの場合)、ステップS24において、特別図柄の保留数を「1」デクリメントする。特図変動保留数表示部16及び保留玉表示部15に減少した保留数が表示される。
次に、ステップS25において、大当たり抽選で取得した該当乱数が当たりか否かを判定する。本実施例では、例えば乱数値範囲を0〜630とし、大当たり乱数を「7」と「13」としている。抽選処理で乱数値が大当たり乱数である場合、大当たり条件成立となる。大当たりとなったときに、特別図柄表示部13に大当たり停止図柄として、例えば「777」と表示する。ステップS25においてYESの場合(当たりの場合)、ステップS26において大当たり図柄で図柄停止する特別図柄変動を開始する。ステップS26においてNOの場合(ハズレの場合)、ステップS27においてハズレ図柄で図柄停止する特別図柄変動を開始する。
次に、ステップS31において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(通常遊技状態が実行されている場合)、ステップS38において、特別図柄の保留数が3未満か否かを判定する。本実施例では通常遊技状態の場合、特別図柄の保留数に応じて特別図柄の変動状態が変化する設定となっている。図柄変動時間は表1に示すように設定されている。
Figure 0004435539
表1に示すように、特別図柄変動時間は、通常変動状態(通常状態)が12秒、時短変動状態(時短状態)が3秒に設定されている。普通図柄変動時間は、通常状態が30秒、時短状態が1秒に設定されている。また、リーチ変動時間は、通常状態及び時短状態ともに40秒の設定(変化しない設定)となっている。なお、特別始動可変入賞口7の開放時間は、通常状態が0.2秒(1回)、時短状態が3秒(1回)に設定されている。
ステップS38においてYESの場合(保留数が3未満の場合)、ステップS39において、特別図柄変動時間を12秒としてタイマがスタートする。タイマを、メイン基板21のRAM24の所定領域に設定する。図柄変動時間(12秒間)はRAM24の変動時間メモリに設定される。設定されると同時にタイマがスタートされ、カウントが開始される。RAM24の変動時間記憶領域に記憶される。
ステップS38においてNOの場合(保留数が3以上の場合)、ステップS35において、特別図柄変動時間を3秒としてタイマがスタートする。本実施例では、通常遊技状態においても保留数が3以上の場合、時短状態の図柄変動時間と同じ3秒となる。
次に、通常遊技状態における普通図柄の始動入賞処理について、図8に示すフローに従って説明する。ステップS61において、普通始動入賞口8あるいは9に入賞があったか否かを判定する。YESの場合、ステップS62において、普通図柄の保留数が4個に達したか否かを判定する。NOの場合、ステップS63において、普通図柄の保留数を「1」インクリメントする。普図変動保留数表示部17に増加した保留数が表示される。続いてステップS64において、普通抽選の乱数を取得する。
普通抽選について説明する。普通始動入賞口8,9に付設された普通始動入賞検出器33,34により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普通抽選を行っている。
次に、通常遊技状態における普通図柄変動処理について説明する。図9は普図変動処理のフローを示している。ステップS71において、大当たり状態中か否かを判定する。YESの場合(大当たり状態中の場合)、普通図柄変動処理は終了する。ステップS71においてNOの場合、ステップS72において、普通図柄が停止中か否かを判定する。YESの場合、ステップS74において、普通図柄の保留数を「1」デクリメントする。普図変動保留数表示部17に減少した保留数が表示される。
次に、ステップS75において、普通抽選で取得した該当乱数が当たりか否かを判定する。本実施例では、例えば乱数値範囲を0〜1とし、「1」を当たり、「0」をハズレとしている。抽選処理で乱数値が当たり乱数である場合、当たり条件成立となる。当たりとなったときに、普通図柄表示部14に当たり停止図柄として、例えば「77」と表示する。また、ハズレの場合、例えば「- -」と表示する。ステップS75においてYESの場合(当たりの場合)、ステップS76において、当たり図柄で図柄停止する普通図柄変動を開始する。ステップS75においてNOの場合(ハズレの場合)、ステップS77において、ハズレ図柄で図柄停止する普通図柄変動を開始する。
次に、ステップS78において、特別遊技状態フラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(特別遊技状態ではない場合)、ステップS79において、普通図柄変動時間を30秒としてタイマがスタートする。表1に示すように、普通図柄変動時間は通常状態が30秒に設定されている。
次に、ステップS82において、普通図柄変動時間をカウントするタイマがタイムアップしたか否かを判定する。YESの場合、ステップS84において、普通図柄の変動を停止する。続いてステップS85において、普通図柄の停止図柄が当たりか否かを判定する。NOの場合(ハズレの場合)、特別始動可変入賞口7を開放しないで普図変動処理を終了する。ステップS85においてYESの場合(当たりの場合)、ステップS86において、特別図柄始動口開放処理を実行する。
図10は特図始動口開放処理のフローを示している。ステップS91において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合、ステップS93において、特別始動可変入賞口7を0.2秒開放後閉鎖する。特別始動可変入賞口7の開放時間は、表1に示すように本実施例では、通常状態が0.2秒(1回)に設定されている。特別始動可変入賞口7の可動部材12,12が開放状態となり、玉の入賞率が高まる。0.2秒後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。特別始動可変入賞口7に玉の入賞があった場合、前述の特別図柄始動入賞処理が実行される。
次に、通常遊技状態の特別図柄変動停止処理について説明する。図7は特図変動停止処理のフローを示している。ステップS41において、特別図柄変動時間をカウントするタイマがタイムアップしたか否かを判定する。YESの場合、ステップS42において、特別図柄の変動を停止する。次に、ステップS43において、特別図柄が大当たり図柄か否かを判定する。NOの場合、ステップS48において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合、特図変動停止処理を終了する。ステップS43においてYESの場合(大当たりの場合)、ステップS44において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合、ステップS46において、大当たり処理を実行する。大当たり遊技としてアタッカー10の1回の開放と閉鎖を1ラウンドとし、所定のラウンド(本実施例では15ラウンド)となるまでアタッカー10の開放動作を繰り返し行う。次に、ステップS47において、大当たり終了処理が実行される。
図11は大当たり終了処理のフローを示している。ステップS101において、特別遊技状態フラグを「1」とする。これにより、図柄変動の時間短縮を行う特別遊技状態に移る。あわせてステップS102において、時短回数をイニシャライズする(ゼロにする)。次に、ステップS103において、特別図柄の保留玉があるか否かを判定する。本実施例では、大当たり終了までに保留していた特別図柄の保留玉については、図柄変動を時短状態にして行うが、保留玉のうち最後の1個については、図柄変動を通常状態にして行う設定としている。ステップS103においてYESの場合(保留玉ありの場合)、ステップS104において、最終の保留乱数以外は特別図柄の時短フラグを「1」とする。すなわち保留玉が4個ある場合、始めの3個について特別図柄の時短フラグを「1」とし、最後の1個については特別図柄の時短フラグを「0」とし、保留玉表示部15の表示色を特別図柄の時短フラグに応じて変更する。
本実施例では、特別遊技状態である場合には、特別図柄の変動状態と普通図柄の変動状態の相互関係は表2に示すように設定されている。
Figure 0004435539
表2に示すように、普図時短フラグが「0」のとき、普通図柄の変動状態は通常変動状態(通常状態)、特別図柄の変動状態は時短変動状態(時短状態)に設定されている。そして、普図時短フラグが「0」のとき、特別始動可変入賞口7の入賞に起因し取得した乱数には特別図柄の時短フラグは「0」となるように設定され保留される。次に、普図時短フラグが「1」のとき、普通図柄の変動状態は時短変動状態(時短状態)、特別図柄の変動状態は通常変動状態(通常状態)に設定されている。そして、普図時短フラグが「1」のとき、特別始動可変入賞口7の入賞に起因し取得した乱数には特別図柄の時短フラグは「1」となるように設定され保留される。すなわち普通図柄と特別図柄とは全く逆の変動状態を呈する設定としている。
次に、特別遊技状態について説明する。保留玉の始めの3個について説明する。保留玉の始めの3個は特別図柄の時短フラグが「1」の状態に設定される。
図6の特図変動開始処理に戻り、ステップS31において、特別遊技状態フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS32において、該当乱数は特別図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。保留玉の始めの3個は特別図柄の時短フラグが「1」の状態にある。ステップS32においてYESの場合、特別図柄が時短変動のときには特図変動保留数表示部16の背景色を青とする。あわせて、ステップS33において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS34において、普通図柄の時短フラグを「0」にする。本実施例では、特別図柄の時短フラグが「1」のとき、普通図柄の時短フラグを「1」としない処理をする。続いてステップS35において、特別図柄変動時間を3秒としタイマがスタートする。特別図柄の変動状態が時短状態で表示される。特図変動保留数表示部16では、変動中の特別図柄が時短変動のときには背景色が青で表示される。また、保留玉表示部15では、保留している特別図柄変動が通常変動の場合には、実線丸形の表示部が青で表示される。
図5の特図始動入賞処理に戻り、ステップS15において、特別遊技状態フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS16において、普図時短フラグが「1」か否かを判定する。普図時短フラグは「1」になっていない。取得した乱数には特別図柄の時短フラグを「1」としない。すなわち普通図柄が通常状態に特別始動可変入賞口7に入賞があった場合、入賞により取得した乱数に特別図柄の時短フラグを「0」にする設定が行われる。保留している特別図柄変動が通常変動の場合には、保留玉表示部15の実線丸形の表示部を赤色で表示する設定とする。ステップS16においてNOの場合、特図始動入賞処理は終了する。
次に、特別遊技状態における普通図柄変動処理について説明する。図9の普図変動処理に戻り、ステップS78において、特別遊技状態のフラグが「1」か否を判定する。YESの場合、ステップS80において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(普通図柄の時短フラグが「0」の場合)、ステップS79において、普通図柄変動時間を30秒としてタイマがスタートする。
次に、ステップS82において、普通図柄の変動時間をカウントするタイマがタイムアップしたか否かを判定する。NOの場合、ステップS83において、時短状態フラグに変化があったか否かを判定する。YESの場合(変化ありの場合)、ステップS84において、普通図柄の変動を停止する。本実施例では、特別図柄の図柄変動が終了し、変動状態のフラグが変更され、変動状態が通常状態と時短状態との間で切換えが行われるときには、普通図柄を強制的に停止する。
次に、ステップS85において、普通図柄の停止図柄が当たりか否かを判定する。YESの場合(当たりの場合)、ステップS86において、特別図柄始動口開放処理を実行する。図10の特図始動口開放処理に戻り、ステップS91においてYESの場合(特別遊技状態のフラグが「1」の場合)、ステップS92において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(普通図柄の時短フラグが「0」の場合)、ステップS93において、特別始動可変入賞口7を0.2秒開放後閉鎖する。
次に、特別遊技状態における特別図柄変動停止処理について説明する。図7の特図変動停止処理に戻り、ステップS41において、特別図柄変動時間をカウントするタイマがタイムアップしたか否かを判定する。特別図柄の時短フラグが「1」の状態のとき3秒間でタイムアップする。YESの場合、ステップS42において、特別図柄の変動を停止する。続いてステップS43において、特別図柄の停止図柄が大当たり図柄か否かを判定する。NOの場合、ステップS48において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS49において、該当乱数は特別図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、時短回数のカウントをしないで特別図柄変動停止処理を終了する。本実施例では、特別図柄表示部13が時短状態の変動表示を行う場合には、時短回数にカウントしない設定としている。
なお、ステップS43においてYESの場合(特別図柄の停止図柄が大当たり図柄の場合)、ステップS44において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS45において、特別遊技状態のフラグを「0」とする。本実施例では、特別遊技状態を継続する期間は、大当たり終了後から次の大当たり発生までが1つの条件になっている。次に、ステップS46において、大当たり処理が実行される。前述同様の大当たり処理が行われる。
次に、最後の1個の保留玉の場合について説明する。最後の保留玉は、特別図柄の時短フラグが「0」の設定になっている。
図6の特別図柄変動開始処理に戻り、ステップS32において、該当乱数は特別図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(特別図柄のフラグが「0」の場合)、特別図柄が通常変動のときには特図変動保留数表示部16の背景色を赤とする。あわせて、ステップS36において、普通図柄の時短フラグが「0」か否かを判定する。YESの場合(普図時短フラグが「1」でない場合)、ステップS37において、普図時短フラグを「1」とする。本実施例では、特別図柄の時短フラグが「1」でない場合(特別図柄の通常状態)、普通図柄の時短フラグを「1」とする設定(普通図柄の時短状態)にしている。続いてステップS38において、特別図柄の保留数が3未満か否かを判定する。YESの場合、ステップS39において、特別図柄の変動時間を12秒としタイマがスタートする。特図変動保留数表示部16では、変動中の特別図柄が通常変動のときには背景色が赤で表示される。また、保留玉表示部15では、保留している特別図柄変動が通常変動の場合には、実線丸形の表示部が赤で表示される。
図5の特図始動入賞処理に戻り、ステップS16において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合(普通図柄の時短フラグが「1」の場合)、ステップS17において、取得した乱数に特別図柄の時短フラグが「1」となるように設定し保留される。すなわち普通図柄が時短状態に特別始動可変入賞口7に入賞があった場合、入賞により取得した乱数に特別図柄の時短フラグを「1」にする設定が行われる。保留している特別図柄変動が時短変動の場合には、保留玉表示部15の実線丸形の表示部を青色で表示する設定とする。
次に、図9の普通図柄変動開始処理に戻り、ステップS80において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合(普通図柄の時短フラグが「1」の場合)、ステップS81において、普通図柄の変動時間を1秒としタイマをスタートする。次に、ステップS82において、普通図柄の変動時間がタイムアップしたか否かを判定する。YESの場合、ステップS84において、普通図柄の変動を停止する。続いて、ステップS85において、普通図柄の停止図柄が当たりか否かを判定する。YESの場合、ステップS86において、特別図柄始動口開放処理を実行する。
次に、図10の特図始動口開放処理に戻り、ステップS92において、普通図柄の時短フラグが「1」か否かを判定する。YESの場合(普通図柄の時短フラグが「1」の場合)、ステップS94において、特別始動可変入賞口7を3秒開放後閉鎖する。本実施例では、普通図柄の時短フラグが「1」のときには、特別始動可変入賞口7の開放時間を3秒間と長くする。そして、3秒経過中に、特別図柄の図柄変動が終了したら普通図柄の図柄変動を強制終了する。
次に、図7の特図変動停止処理に戻り、ステップS43において、特別図柄が大当たり図柄か否かを判定する。NOの場合、ステップS48において、特別遊技状態のフラグが「1」か否かを判定する。YESの場合、ステップS49において、該当乱数における特別図柄時短フラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(特別図柄時短フラグが「0」の場合)、ステップS50において、時短回数を「1」インクリメントする。RAM24の時短回数記憶領域で時短回数を累積的に記憶する。続いてステップS51において、時短回数が50回に達したか否かを判定する。YESの場合(50回に達した場合)、ステップS52において、特別遊技状態フラグを「0」とする。本実施例では、時短回数が50回に達すると特別遊技状態が終了する設定となっている。通常状態に戻り、前述の通常遊技状態が実行される。
このように、普通図柄表示部14と特別図柄表示部13とを備え、両図柄表示部に時間短縮なしの図柄変動を行う通常状態と時間短縮した図柄変動を行う時短状態とが設定されている。そして、特別遊技状態発生中において普通図柄表示部14は、特別図柄表示部13が通常変動状態のときには時短状態、特別図柄表示部13が時短変動状態のときには通常状態に切換えられる。特別遊技状態にあっても普通図柄表示部14の時短状態を変化に富んだものにできる。また、特別遊技状態の継続期間は、時短回数が所定数に達するか又は次の大当たりが発生するまでとしている。そして、時短回数は、特別図柄表示部13が通常状態の図柄変動を実行する回数をカウントしている。すなわち特別図柄表示部13が行う時短状態の回数はカウントしない。従って、特別遊技状態となってから図柄変動回数が遊技者の介入によって変化する。カウントしない状態を生かし、入賞口に多く入賞させる戦略をとることにより遊技者に有利となる。また、特別始動可変入賞口7の開放時間を、普通図柄表示部14の時短状態のときは、普通図柄表示部14の通常状態のときよりも長く3秒に設定しており、普通図柄表示部14の時短状態のときに遊技者の介入によって特別始動可変入賞口7を狙い多く入賞させることが可能で遊技性も向上する。これにより、特別遊技状態における時短状態時の遊技者の技術介入性を向上し、戦略性を高められる。
さらに、特別図柄の保留数によって例えば4個の保留玉があった場合、3個までは特別図柄表示部13の変動状態を時短状態とし、最後の1個は通常状態の変動表示としている。これにより、特別図柄の保留数によって時短状態を変化させ遊技性を向上できる。特図が通常変動状態中(普図が時短変動状態中)においても保留数に応じて変動時間が短縮されてしまうため、普図が時短である時間が短くなり、特別遊技状態中における全体の特図始動回数が少なくなってしまうおそれがあるので、特図が通常変動中であれば玉を発射するだけでなく、保留数を頭に入れながら遊技を行う必要が生じ、さらに戦略性が増す。
そして、特図変動保留数表示部16は、変動中の特別図柄が通常状態のときには背景色を赤、時短状態のときには背景色を青に表示するようにしている。これにより、遊技者が時短状態か否かを認識でき、状態を把握しながら遊技に集中できる。
なお、以上で述べた実施例における時短状態について、次のような変形も可能である。
(1)実施例では時短状態は、大当たり終了後に発生する設定としているが、これに限定されるものではない。通常遊技状態において諸条件が成立したとき例えば特別図柄表示部13で特定のラッキー図柄が表示されたとき、又は大当たり後(あるいは電源投入後)からアウト玉、セーフ玉、スタート回数等の稼動データが一定値となったときに、大当たりを経ないで発生させてもよい。また、時短回数も50回に限定されるものではない。これ以外の数値でもよい。
(2)時短状態だけではなく、時短状態と確率変動状態(確変状態)とを混在させてもよい。例えば特別図柄の時短フラグがたつ入賞のときに、時短に変えて確変テーブルに基づいて抽選を行うようにしてもよい。時短フラグがたたない入賞のときは、時短にかえて通常の抽選を行うようようにすればよい。
(3)実施例では時短回数は、特別図柄表示部13が通常状態の図柄変動を実行する回数をカウントしているが、これに限定されるものではない。例えば特図が時短状態の図柄変動回数のみを計数し、一定回数となったときに特別遊技状態を終了するようにしてもよい。また、例えば普通図柄表示部14の通常状態の図柄変動実行回数をカウントするようにしてもよい。
(4)保留数に応じて行う変動時間の短縮は、通常遊技状態においては短縮しなくてもよい。
(5)実施例では大当たり後の保留玉の最後の1つは特図時短フラグを「0」とするようにしているが、前の3つと同じでそのまま特図時短フラグを「1」として図柄変動を行うこともできる。
また、実施例における表示について、次のような変形も可能である。
(6)所定の時短回数に対して残りの時短回数を表示してもよい。例えば液晶表示部6の一部分に設けてもよいし、液晶表示部6以外の位置に7セグメント表示等を別途設けてもよい。
(7)実施例では液晶表示部6に保留玉表示部15及び普図変動保留数表示部17を設けているが、液晶表示部6に設けなくてもよい。液晶表示部6以外の位置に設けてもよい。
なお、その他、次のように変形してもよい。
(8)特別図柄のリーチ状態においても上記で述べた同様の処理(普通図柄及び特別図柄の時短状態と通常状態とが切換えられる処理)を行うようにしてもよい。リーチ変動時間については、表1に示すように通常状態、時短状態ともに40秒にして行うことができる。
(9)実施例における普通図柄及び特別図柄の図柄変動時間や、特別始動可変入賞口7の開放時間は、参考値であり、これに限定されるものではない。これ以外の数値でも勿論よい。また、普通図柄及び特別図柄の保留数は実施例では4個にしているが、これに限定されるものではない。5個以上でもよい。
(10)管理装置へ外部出力するスタート信号は、普通図柄、特別図柄を問わず時短中のみあるいは通常時のみその都度出力すればよい。また、上記いずれの場合においても出力してもよいし、変動状態毎に信号出力する情報端子を設けてもよい。
(11)外部出力する状態信号は、時短状態が開始されてから終了するまで一括して出力してもよい。すなわち時短状態が開始されてから終了するまで、通常状態と時短状態とが繰り返し行われるが、信号を一括して出力できる。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 図1のパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 液晶表示部の表示例を示す説明図。 基本処理を示すフローチャート。 特図始動入賞処理を示すフローチャート。 特図変動開始処理を示すフローチャート。 特図変動停止処理を示すフローチャート。 普図始動入賞処理を示すフローチャート。 普図変動処理を示すフローチャート。 特図始動口開放処理を示すフローチャート。 大当たり終了処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 液晶表示部
7 特別始動可変入賞口(特別図柄始動口)
8,9 普通始動入賞口(普通図柄始動口)
13 特別図柄表示部(特別図柄変動表示手段)
14 普通図柄表示部(普通図柄変動表示手段)
16 特図変動保留数表示部(報知手段)
22 CPU(第1抽選手段、第2抽選手段、当たり発生手段、特別遊技状態発生手段、時短設定手段、開放時間設定手段)
24 RAM(時短回数記憶手段、保留情報記憶手段)

Claims (5)

  1. 普通図柄始動口と、
    この普通図柄始動口の入賞に起因して第1抽選を行う第1抽選手段と、
    この第1抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して前記第1抽選結果を示す普通図柄変動表示手段と、
    この普通図柄変動表示手段が特定図柄を示したときに所定時間開放する特別図柄始動口と、
    この特別図柄始動口の入賞に起因して第2抽選を行う第2抽選手段と、
    この第2抽選結果に基づいて図柄変動した後、停止して前記第2抽選結果を示す特別図柄変動表示手段と、
    この特別図柄変動表示手段が特別図柄を示したときに当たり状態を発生する当たり発生手段と、
    所定条件が成立したときに前記普通図柄変動表示手段及び前記特別図柄変動表示手段の図柄変動の時間短縮が可能な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
    時間短縮なしの図柄変動を行う通常状態と時間短縮した図柄変動を行う時短状態とを、前記普通図柄変動表示手段と前記特別図柄変動表示手段との両図柄変動表示手段に設定する時短設定手段を備え、
    この時短設定手段は、前記特別遊技状態発生中において前記特別図柄変動表示手段が通常状態の図柄変動を実行する設定のときには、前記普通図柄変動表示手段に時短状態を設定するとともに、前記特別図柄変動表示手段が時短状態の図柄変動を実行する設定のときには、前記普通図柄変動表示手段に通常状態を設定し、
    さらに、前記時短設定手段は、前記特別遊技状態発生中において前記普通図柄変動表示手段が通常状態時に前記特別図柄始動口に入賞があり、この入賞に起因した前記特別図柄変動表示手段の図柄変動が行われるときに前記普通図柄変動表示手段を時短状態に切換えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特別遊技状態発生中において前記特別図柄変動表示手段が通常状態及び/又は時短状態の図柄変動を実行する回数が計数され、その実行回数を記憶する時短回数記憶手段を備え、
    前記特別遊技状態発生手段は、前記時短回数記憶手段が記憶する前記特別図柄変動表示手段が通常状態及び前記特別図柄変動表示手段が時短状態のいずれか一方のみの計数値が所定数に達するまで前記特別遊技状態を継続することを特徴とする請求項記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特別図柄始動口の開放時間を、前記普通図柄変動表示手段時短状態のときは、前記普通図柄変動表示手段通常状態のときよりも長く設定する開放時間設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記第2抽選の抽選結果を保留情報として所定の限度数まで記憶する保留情報記憶手段を備え、
    前記時短設定手段は、前記特別遊技状態であり前記特別図柄変動表示手段が通常状態において、前記保留情報記憶手段が記憶している保留数に応じて前記特別図柄変動表示手段の図柄の変動状態を通常状態あるいは時短状態に設定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記特別図柄変動表示手段が図柄変動を行うときに、前記時短設定手段が設定した特別図柄の変動状態が、通常状態及び時短状態のいずれの変動状態であるのかを遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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