JP2004003966A - 管内検査装置 - Google Patents

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荒木 修
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高須 展夫
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Abstract

【課題】管内に挿入されて、管の全面を連続的に検査することができる管内検査装置を得ることを目的とする。
【解決手段】管100に挿入されて管壁を検査する検査デバイス40と、これが設置された転動シリンダ32と、転動シリンダ32を転動自在に支持して管軸方向に走行する走行台車10とを有し、該転動と該走行を同時に実施することにより検査デバイス40が螺旋状に移動する。また、管軸方向の視野長さがd(m)であるN基の検査デバイス40が均等配置され、転動角速度がω(rad/秒)であるとき、走行台車10の走行速度v(m/秒)が、d・ω・N/(2・π)以下である。さらに、管の半径がR(m)であって、N基のタイヤ型超音波センサが均等配置されたとき、タイヤを傾斜角θ=tan−1((R・ω)/v)だけ傾斜し、また、タイヤの回転軸方向の検査視野L(m)を、2・π・R・cosθ/N以上とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は管内検査装置に係り、特に、管内に挿入されて自走または牽引走行しながら管の状況を検査する管内検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の管内作業装置の構成を示す断面図であって、(a)は管内検査装置、(b)は管内補修装置である。
図9の(a)において、管内検査のためのカメラ903およびレーザヘッド931が取り付けられた回転軸904に、エアブラストのためのブラストを噴射するエアノズル921が取り付けられている。回転軸904は0゜〜360゜、望ましくは370゜程度まで回転し、その一方は平歯車907を介して回転モータ970に連結されている。
この回転モータ970は支承部906に固定され、各支承部906はそれぞれ複数個の支持輪905によって、管902の内壁910に支持されている。
さらに各機器への信号(回転モータ970、カメラ903)およびカメラ903の映像信号は、制御線908により供給されおよび管外に送られてコンピュータ等により処理される。
【0003】
したがって、かかる管内検査装置が、目的の管路に挿入され、所望の位置で、支持輪905が管の内壁910に当接され、支承部906が管902の中で支持される。制御線908を介して管外からの信号を受信した回転モータ970の回転に伴い、平歯車に連結された回転軸904が370゜の範囲で回転しながら、回転軸904に取り付けられたカメラ903を通し、管の内壁910の状態を目視検査して管外に送信するものである。なお、カメラ903に代えて所望の検査デバイスを搭載すれば、管の内壁910について所望の検査が可能である(たとえば、特許文献1)。
【0004】
図9の(b)において、管内補修装置Aは、一対の走行体801a、801bと、これらを連結する連結体802と、図示しない補修手段から構成されている。走行体801は、センタ部803と、センタ部803から放射状に延出する脚部804と、脚部804に先端に設置された駆動部805とを備えている。
センタ部803には、脚部804を伸縮するための、シリンダ機構、ラック/ピニオン機構、またねじ機構等が配置されている。また、駆動部805には走行ローラ806が設置され、図示しないステアリング機構によって回転方向が変更自在である。
したがって、脚部804は伸張されて走行ローラ826が管Bの壁面に当接し、走行ローラ806が駆動されることによって、管内補修装置Aは、管B内を定位置で回転したり螺旋状に移動したりする(たとえば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−347407号公報(第3−4頁、図1)
【特許文献2】
特許2519527号公報(第4−5頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、カメラ903を管軸に垂直の面内で回転するものであるため、管902の内壁全面を映し出すためには、支承部906の管軸方向の移動(走行)開始と停止、およびカメラ903の回転(正転)、停止、および逆方向の回転(逆転)を、それぞれ交互に実施する必要があった。このため、それぞれの動作の連続性が無くなり、開始時の加速や停止時の減速に伴って作業能率(映像を映し出す能率)が低下するという問題点、ならびに、かかる不連続な動作により各機器が故障しやすくなるという問題点があった。
【0007】
また、カメラ903に代えて壁面に接触する形式の検査デバイスを搭載した場合には、支承部906を管軸方向に移動する際の摩擦抵抗を減らす目的で、該検査デバイスを壁面から離す必要があるため、構造が複雑になるという問題点、ならびに、検査能率が低下するという問題点があった。
一方、前記摩擦抵抗に打ち勝って検査デバイスを移動しようとすると、支持輪905の駆動モータが大容量になって当該機構が大型化して重量が増すという問題点、および該検査デバイスの摩耗や損傷のおそれが増大するという問題点があった。
【0008】
また、特許文献2に記載された技術は、脚部804の伸縮機構が大型であって、各脚部804毎に駆動部805が設置されているため、装置が大型になって、比較的小径の管の内部に挿入することができないという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、比較的小径の管内に挿入自在であって、管の全面を連続的に検査することができる管内検査装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る管内検査装置は、以下のとおりである。
(1)管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
該転動軸が設置された走行台車と、
前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段と、
前記転動シリンダを前記転動軸を中心に転動させる転動手段とを有し、
前記走行手段と前記転動手段が同時に作動することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動するものである。
これによれば、管壁を螺旋状に検査することができる。たとえば、全面または所定の幅の帯状範囲を検査することができる。
【0011】
(2)前記(1)において、前記転動シリンダの転動軸を中心にして円周上でN基(Nは1または2以上の整数)の検査デバイスが均等配置され、前記検査デバイスの前記転動軸の方向の視野長さがd(m)で、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)であるとき、前記本体の前記管軸の方向の走行速度v(m/秒)が、d・ω・N/(2・π)以下であることを特徴とするものである。
これによれば、管壁の全面を螺旋状に検査することができる。
【0012】
(3)前記(2)において、前記管の内面の半径がR(m)であって、前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの進行方向が前記管軸の方向に対して傾斜角θ=tan−1((R・ω)/v)だけ傾斜して前記管壁に当接することを特徴とするものである。
これによれば、当接タイヤが回転軸方向の力を受けることなく、円滑に回転することができる。
【0013】
(4)前記(3)において、前記当接タイヤの回転軸方向の検査視野L(m)が、2・π・R・cosθ/N以上であることを特徴とするものである。
これによれば、当接タイヤが回転軸方向の力を受けることなく円滑に回転し、さらに、管壁の全面を螺旋状に検査することができる。
【0014】
(5)前記(1)において、前記管の内面の半径がR(m)、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)、前記本体の前記管軸の方向の走行速度がv(m/秒)であって、
前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの進行方向が前記管軸の方向に対して傾斜角θ=tan−1((R・ω)/v)だけ傾斜して前記管壁に当接することを特徴とするものである。
これによれば、当接タイヤが回転軸方向の力を受けることなく円滑に回転し、さらに、管壁の所定の幅の帯状範囲(該帯状範囲が重なる場合には、全面)を螺旋状に検査することができる。
【0015】
(6)管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
該転動軸が設置された走行台車と、
前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段と、
前記転動シリンダを前記転動軸を中心に転動させる転動手段とを有し、
前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを具備し、該当接タイヤがタイヤホルダーに回転自在に保持され、該タイヤホルダーが前記転動軸の軸心に向かう方向を旋回中心として旋回自在に前記転動シリンダに設置され、前記当接タイヤの回転中心が前記旋回中心から偏位していること、
並びに、前記走行手段と前記転動手段が同時に作動することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動することを特徴とするものである。
これによれば、当接タイヤがキャスタ式のタイヤホルダーに設置されているから、当接タイヤの進行方向に係わらず回転軸方向の力を受けることがなく、回転が円滑になる。
【0016】
(7)前記(6)において、前記転動シリンダの転動軸を中心にして円周上でN基の前記検査デバイスが均等配置され、該検査デバイスの前記当接タイヤの回転軸方向の検査視野がL(m)、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)であるとき、前記本体の前記管軸の方向の走行速度v(m/秒)が、L・ω・N/(2・π)以下(v<L・ω・N/(2・π))であることを特徴とするものである。
これによれば、当接タイヤがキャスタ式のタイヤホルダーに設置されて円滑に回転するとともに、管壁の全面を検査することができる。
【0017】
(8)前記(1)乃至(7)の何れかにおいて、前記走行手段に代えて前記走行台車に一対のセンタリング手段が、前記転動軸の方向で所定の間隔を設けて配置され、
該それぞれのセンタリング手段が、3以上の同一のガイドローラと、前記転動軸の軸心と平行に移動自在な移動外筒と、3以上の同一のリンク機構とから形成され、
該リンク機構が、一端に前記ガイドローラが回転自在に設置され且つ他端が前記走行台車に回動自在に軸支された支承アームと、一端が該支承アームの中間部に回動自在に軸支され且つ他端が前記移動外筒に回動自在に軸支された開閉アームとによって構成された略人字状であって、
前記移動外筒の移動によって前記開閉アームを介して前記支承アームが傾動する際、前記3以上のガイドローラが前記転動軸の軸心を中心とする同心円上に位置することを特徴とするものである。
これによれば、内面検査装置がセンタリングされるから、検査精度が維持される。
【0018】
(9)前記(8)において、前記走行手段が、前記ガイドローラを回転駆動するガイドローラ駆動手段であることを特徴とするものである。
これによると、走行台車が自走可能になるから、牽引台車等の牽引手段が不要になる。
【0019】
(10)管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
該転動軸が設置された走行台車と、
前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段とを有し、
前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの回転軸が前記管軸の方向に対して所定の角度傾斜して前記管壁に当接することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動することを特徴とする管内検査装置。
これによれば、当接タイヤが管壁から回転力を受けて回転(自転)し、これによって、転動シリンダも転動(公転)するから、転動手段が不要になる。
【0020】
よって、本発明においては、検査デバイスが螺旋状に移動するから、管壁の全面または所定の幅の帯状範囲について円滑に検査することができる。さらに、検査デバイスがセンタリング手段(転動シリンダの回転中心を、管の中心に一致させる)を具備するから、検査精度が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
(非接触式検査デバイス搭載の管内検査装置)
図1および図2は、それぞれ本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の構成を示す縦断面図および正面図である。図1および図2において、1は管内検査装置、10は走行台車、20は支承部、30は転動部、40は検査デバイス、100は管内検査装置1が挿入されてその壁面について所定の検査がされる管である。
管内検査装置1は、支承部20により管100内に支承された走行台車10と、走行台車10に転動自在に支持された転動部30と、転動部30に搭載された検査デバイス40を有している。
【0022】
走行台車10は、前方台車11aおよび後方台車11bと、前方台車11aおよび後方台車11bの中間に配置された転動軸12、および各種動力および情報を伝達するためのケーブル13を有している。
【0023】
支承部20は、前方台車11aおよび後方台車11bにそれぞれ傾動自在に設置された支承アーム21a、21bが傾動自在に設置され、支承アーム21a、21bはそれぞれサスペンション22a、22bによって管軸の放射方向の面内で傾動自在に弾性的に支持されている。また、支承アーム21a、21bの先端には、それぞれ走行車輪23a、23bが回転自在に設置され、それぞれ駆動ベルト24a、24bを介して走行駆動モータ25a、25bにより駆動されている。したがって、走行台車10の中心は管100の管軸に位置するように配置(センタリング)され、走行駆動モータ25a、25bの一方または両方を起動することにより走行台車10は管100内を走行することになる。
【0024】
転動部30は、転動軸12にその軸心を中心に回転自在に、軸受31を介して設置された転動シリンダ32と、転動シリンダ32の端面に設置された転動従動歯車33と、後方台車11bに設置された転動駆動モータ34と、転動駆動モータ34の出力軸に固定されて転動駆動歯車35を有している。
そして、転動従動歯車33と転動駆動歯車35は噛み合ってるため、転動駆動モータ34を起動すると、転動シリンダ32は管100の軸心を中心に転動することになる。
【0025】
検査デバイス40は、転動シリンダ32の外周に設置されている。したがって、転動シリンダ32の転動により、管100の内面と一定距離を保持してあるいは内面に接触して転動(回転)することになる。さらに、該転動と同時に本体10が管内を移動するから、検査デバイス40は管100の中を螺旋状に移動することになる。
【0026】
なお、検査デバイス40は、検査の目的に応じて適宜選択されるものであって、たとえば、管内面の状況を視認する監視カメラ(ITVカメラ、赤外線カメラ等)、漏洩磁束を検出する磁気センサ、あるいは超音波を発信・受信する超音波センサ等何れであってもよい。また、同一転動シリンダに異種類の検査デバイスが搭載されてもよいし、その設置数量は検査の目的および要望される能率に応じて1以上の何れであってもよい。
なお、検査デバイス40の検査信号は、転動シリンダ32と転動軸12(または走行台車10)とに跨って設置されたスリップリング54を介してケーブル13に伝達されている。
【0027】
(軸方向で分散配置した検査デバイス)
また、以上は複数個の検査デバイスを転動シリンダ32の同一円周上に配置しているが、本発明はこれに限定するものではなく、転動シリンダ32の軸方向で所定の距離だけ離れた複数の円周上にそれぞれ検査デバイスを配置してもよい。
たとえば、N個(偶数個)の検査デバイス(1番目検査デバイス、2番目検査デバイス、3番目検査デバイス、・・・)を同一円周上に均等配置した際の各検査デバイス間(1番目検査デバイスと2番目検査デバイス)の角度は、2π/Nであるものを、N/2個づつ距離Pだけ離れた2つの円周上に分けて配置してもよい。
このとき、軸方向で進行後方の円周上には奇数番の検査デバイス(1番目検査デバイス、3番目検査デバイス、・・・)、進行前方の円周上には偶数番の検査デバイス(2目検査デバイス、4番目検査デバイス・・・)がそれぞれ均等配置される。
【0028】
ここで、後方の円周上の検査デバイスのみ、軸方向に移動速度v/秒で時間tをかけて距離P(P=vt)だけ前向に進み、前方の円周の位置に到達したと仮定すると、この間、奇数番検査デバイスは、角速度ω/秒で転動しているから、転動方向にα=ω・t=ω・(P/v)だけ転動することになる。
したがって、前方の円周上で、軸方向に進んだと仮定した奇数番の検査デバイスと当初の偶数番の検査デバイスは(たとえば、軸方向に進んだと仮定した1番目検査デバイスと当初の2番目検査デバイスは)角度2・π/Nだけ離れる必要があるから、前記軸方向に進む前の奇数番の検査デバイスと、当初の偶数番の検査デバイスとの取り付け角度差β(投影図において、1番目検査デバイスと2番目検査デバイスとの角度)βは、β=α+2・π/N=ω・P/v+2・π/Nとなる。
なお、検査デバイスを3以上の円周上に分散配置した場合についても、同様に、一方の円周上の検査デバイスと他方の円周上の検査デバイスとの取り付け角度差βを求めることができる。
【0029】
さらに、転動シリンダ32を複数の転動シリンダに分けて構成し、該複数の転動シリンダにそれぞれ所定の数量の検査デバイスを配置して、それぞれを等しい角速度で転動してもよい。
さらに、走行台車を複数台連結して、該複数の走行台車に転動シリンダ(検査デバイスが配置されている)を分散して搭載してもよい。
【0030】
(非接触式検査デバイス搭載の管内検査装置の操作方法)
図3は、本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の操作方法を説明する部分展開図である。なお、実施の形態1(図1、図2)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。図3において、前記転動シリンダ32に配置された検査デバイス40の数量がN基(Nは1または2以上の整数)以上で、前記検査デバイス40の検査視野S1、S2、S3等(図中、単斜線の範囲)の前記管軸の方向の長さがd(m)で、前記転動シリンダ32の前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)であるとき、検査デバイス40の一つが管100を1/N円周を走査する時間t、すなわち、全ての検査デバイスによって全円周が走査される時間tは、
t=(2・π)/(ω・N)
である。
また、前記走行台車10の前記管軸の方向の走行速度がv(m/秒)のとき、該t時間に走行台車10が移動する軸方向距離zは、
z=v・t=v・(2・π)/(ω・N)
となる。
【0031】
したがって、検査デバイス40が全内面を走査(カバー)するためには、すなわち、t時間後に検査視野S1、S2、S3等がそれぞれ新たな検査視野SS1、SS2、SS3等(図中、複斜線の範囲)に移動した際、S2とSS1、S3とSS2等がそれぞれ接するか一部が重なるためには、
d≧z
である必要がある。換言すると、前記走行台車10は、
v≦d・ω・N/(2・π)
で走行する必要がある。
【0032】
[実施の形態2]
(タイヤ型超音波センサ搭載の管内検査装置)
図4および図5は、それぞれ本発明の実施の形態2に係る管内検査装置の構成を示す縦断面図およびB−B矢視の正面図である。なお、実施の形態1(図1および図2)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。図4および図5において、2は管内検査装置、50はタイヤ型超音波センサである。
タイヤ型超音波センサ50は、エアシリンダ51を介して転動シリンダ32の外周に45°(π/4)間隔で8基が進退自在に設置されている。したがって、タイヤ型超音波センサ50は管100の内面に押し付けられて、実施の形態1と同様に管100内を螺旋状に移動する。
なお、エアシリンダ51に代えて、油圧シリンダ、電動シリンダなどを用いても良いし、これに加えて空気圧、油圧ないしはスプリングを用いたショックアブソーバを併用しても良い。
【0033】
(タイヤ型超音波センサ)
図6および図7はそれぞれ本発明の実施の形態2に係る管内検査装置に設置されるタイヤ型超音波センサ(たとえば、特開平06−107004号公報)の構成を示す横断面図および縦断面図である。図6および図7において、タイヤ型超音波センサ50は、固定軸503に設置された超音波振動子505と、固定軸503に回転自在に設置されたタイヤ501と、一端面が超音波振動子505に当接し且つ他端面がタイヤ501の内周に摺動する中間部材504を有している。また、タイヤ501および中間部材504は、通過する超音波の減衰がきわめて小さいブタジェンゴムからなり、中間部材504の外周面は円弧状に形成されてシリコンオイルの如き超音波伝達物質の皮膜を介して常時タイヤ501の内周面に密着するように付勢されている。
【0034】
したがって、タイヤ型超音波センサのタイヤ501を被検査物の表面(たとえば、管の内面)に押し付けて移動すると、タイヤ501は回転するから、該移動が円滑であって、当接部の局部摩耗を防止することができる。なお、回転しない超音波振動子505から垂直方向に超音波を発射すると、この超音波は回転しない中間部材504、超音波伝達物質の皮膜509および回転するタイヤ501を通って管の板厚内を伝播し、さらに、その反射波はタイヤ501、超音波伝達物質の皮膜509および中間部材504を通って超音波振動子505によって受信されるから、これによって管の欠陥や板厚が検出される。
【0035】
(タイヤ型超音波センサ搭載の管内検査装置の操作方法)
図8は本発明の実施の形態2に係る管内検査装置に設置されるタイヤ型超音波センサの操作方法を説明する部分展開図である。なお、実施の形態1(図1〜図3)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
【0036】
まず、タイヤ型超音波センサ50が管100の内面を軸方向に滑らないための条件を示す。図8において、転動シリンダ32に均等配置されたタイヤ型超音波センサ50の数量がN基で、転動シリンダ32の前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)で、走行台車10の前記管軸の方向の走行速度がv(m/秒)のとき、タイヤ型超音波センサ50の移動方向は管軸に対して
tanθ=R・ω/v
なる傾斜角θだけ傾斜する。
したがって、タイヤ型超音波センサ50の移動方向を前記管軸に対して該傾斜角θだけ傾斜して配置しておけば、タイヤ501が管100の内面を軸方向に滑ることがない(このとき、タイヤ501の固定軸503の軸心は前記管軸に対して(π/2−θ)だけ傾斜している)。
【0037】
つぎに、タイヤ型超音波センサ50が全内面を走査(カバー)するための条件を示す。タイヤ型超音波センサ50のタイヤ501の検査視野T1、T2、T3等の幅方向(固定軸503の軸心の方向に同じ)の大きさ(位置A1とB1の距離、位置A2とB2の距離位置、A3とB3の距離等)がL(m)であるとき、前記管軸の方向の視野長さ(位置A1とC1の距離、位置A2とC2の距離、位置A3とC3の距離等)d(m)は、
d=L/sinθ
である。
【0038】
タイヤ型超音波センサ50が2・π/N回転して、たとえば、検査視野T1、T2、T3等がそれぞれ新たな検査視野TT1(位置AA1とBB1を結ぶ範囲)、TT2(位置AA2とBB2を結ぶ範囲)、TT3(位置AA3とBB3を結ぶ範囲、図示しない)等に移動した際、検査視野T1、T2、T3等がそれぞれ走査した範囲、すなわち、それぞれ位置A1、B1、BB1およびAA1により形成される範囲、位置A2、B2、BB2およびAA2により形成される範囲、位置A3、B3、BB3およびAA3により形成される範囲等がそれぞれ接するか重なる(図中、斜線に示す)ためには、上記式より、
v≦L・v・N/(2・π・R・cosθ)
であるから、転動角速度ωおよび走行速度vが与えられた場合には、
L≧2・π・R/cosθ
なる大きさ以上の幅を有するタイヤ501を装着する必要がある。
なお、図8には、タイヤ型超音波センサ50が2・π/Nだけ回転した場合について、前記重なり範囲を斜線で示しているため該斜線範囲が矩形になっている。しかしながら、タイヤ型超音波センサ50は連続して多数回転動するものであるから、該重なり範囲(斜線範囲)は帯状に延長され、管100の内壁においては多状の螺旋を呈することになる。
【0039】
さらに、実施の形態1および実施に形態2において、本発明は、前記各式を全工程において満足することを要求するものではなく、たとえば、転動シリンダの角速度ωおよび台車の走行速度vが、それぞれ増加(加速)し、一定値を保持(定常状態)し、その後減少(減速)する場合、前記各式は、該定常状態における関係を規定すものとしてもよい。
たとえば、実施の形態2において、タイヤの傾斜角θが固定された状態で転動シリンダの転動および走行台車の走行を開始し、角速度ωに比較して走行速度vの方が早く一定値に到達した場合(たとえば、走行開始に遅れて転動を開始、走行加速度の方が転動角加速度より大きい等)、該増加(加速)範囲に限って前記各式が満足されなくてもよい。このとき、検査デバイスの検査範囲に隙間(検査視野が重ならない範囲)が生じたり、あるいは、タイヤが管軸方向に滑ったりすることがある。
同様に、定常状態の後、転動に遅れて走行が停止した場合(角速度ωに比較して走行速度vの方が遅れてゼロ(0)に到達した場合、たとえば、転動停止後も走行を継続、走行減速加速度の方が転動停止角加速度より小さい等)、該減少(減速)範囲に限って前記各式が満足されなくてもよい。このとき、検査デバイスの検査範囲に隙間(検査視野が重ならない範囲)が生じたり、あるいは、タイヤが管軸方向に滑ったりすることがある。
【0040】
[実施の形態3]
(センタリング手段付きタイヤ型超音波センサ搭載の管内検査装置)
図10は、本発明の実施の形態3に係る管内検査装置の使用状況を示す縦断面図である。図10において、3は管内検査装置(以下、センサ台車と称する場合がある)、100は管、200はセンサ台車3を牽引する駆動台車、300は補助台車である。すなわち、センサ台車3の前後にはそれぞれ駆動台車200および補助台車300がユニバーサルジョイントの連結器400によって接続され、3両構成で使用される。
【0041】
(駆動台車)
駆動台車200は図示しないエアシリンダによってタイヤ201を管100の管壁に押し付け、図示しないモータによってタイヤ201を回転駆動することにより自走するものである。なお。モータ用の電力は地上部から供給される。
また、管壁を監視するための監視カメラ402が搭載され、走行中その前方を監視している。したがって、走行前方に曲がり管部(ベンド)があることが発見された場合には、タイヤ型超音波センサ50またはガイドローラ61の一方または両方を後退(縮径)することにより通過を容易にすることができる。また、プラグや枝管の付け根が管内部に突出しているものが発見された場合も、同様にこれを回避する。さらに、駆動台車200にローリングさせる機構を持たせればかかる回避がより容易になる。
【0042】
(補助台車)
補助台車300はセンサ台車3に連結され、センサ台車3を介して駆動台車200によって牽引されるものであって、板厚計(アンプ)や管内側のコントローラなどが搭載されている。
【0043】
(センサ台車)
図11および図12は、それぞれ本発明の実施の形態3に係る管内検査装置を示す一部断面の側面部および正面図であって、3は管内検査装置、50はタイヤ型超音波センサ、60はセンタリング手段(リンク機構70とリンク機構70を作動するリンク作動機構80から構成されている)である。
走行台車10は、前方台車11aおよび後方台車11bと、前方台車11aおよび後方台車11bの中間に配置された転動軸12(それ自体は転動することなく、転動部30を転動自在に支持する)を有している。
転動軸12は各種動力および情報を伝達するためのケーブル13が貫通容易なように中空の筒(たとえば、鋼管)によって形成されている。
また、前方台車11aと転動軸12は一体化されているため、図中左側の一部断面において、同一の斜線にて表示している。なお、実施の形態2(図4)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
なお、タイヤ型超音波センサ50の検査信号は、転動シリンダ32と転動軸12(または、走行台車10)とに跨って設置されたスリップリング54を介してケーブル13に伝達されている。
【0044】
(センタリング手段)
図11および図12において、 また、前方台車11aおよび後方台車11bは、それぞれ同一のセンタリング手段60aおよび60bが設置された面対称の構造であるため、以下、前方または後方を示すaまたはbの添記を省略して説明する。
【0045】
(リンク機構)
センタリング手段60は、リンク機構70と、リンク機構70を作動するリンク作動機構80から構成されている。
リンク機構70は転動軸30の軸心から放射状の面内で作動するものであって、該軸心の周囲に等角度に3台以上(図において、4台の場合を示す)配置されている。すなわち、一端P(以下、支点Pと称す)が走行台車11の台車フランジ14に回動自在に軸支された支承アーム71と、一端Qが支承アーム71の中間部に回動自在に軸支された開閉アーム72とによって構成された略人字状である。そして、支承アーム71の他端Rにはガイドローラ73が回転自在に設置され、開閉アーム72の他端S(以下、支点Sと称す)はリンク作動機構80の移動外筒81に回転自在に軸支されている。
【0046】
(リンク作動機構)
リンク作動機構80は、走行台車11に設置された固定内筒82と、固定内筒82に摺動して転動軸12の軸心に平行に移動する移動外筒81とを有している。
移動外筒81には内部に圧縮空気を封入自在な、空洞84(転動軸12の軸心と平行な筒状)が形成され、一方、固定内筒82の外周には、空洞84の内壁に気密的に摺動して空洞84を2室に分割する仕切フランジ83が設置されている。そして、図示しない圧縮空気供給手段(圧縮ポンプ、レギュレータ、切替バルブ等を有する)によって所定の圧力に設定された圧縮空気が、空洞84に供給される。
したがって、図示しない圧縮空気供給手段によって、空洞84の一方の部屋に圧縮空気を供給して、他方の部屋から圧縮空気を排出すれば、移動外筒81は移動することになる。また、該圧縮空気を供給する部屋を切り換えることによって移動外筒81の移動方向が変更される。
【0047】
(センタリング要領)
以上より、空洞84の一方の部屋に圧縮空気を供給して移動外筒81が移動して、支点Pと支点Sの距離が近づいたとき、支承アーム71と開閉アーム72とが交差する角度が小さくなって支承アーム71は起立するから、ガイドローラ73は転動軸12の軸心から放射方向の外側に張り出されることになる。反対に、空洞84の他方の部屋に圧縮空気を供給して移動外筒81が反対方向に移動して、支点Pと支点Sの距離が遠ざかったとき、支承アーム71と開閉アーム72とが交差する角度が大きくなって支承アーム71が倒伏するから、ガイドローラ73は転動軸12の軸心から放射方向の内側に引き戻されることになる。すなわち、傘の開閉機構に準じた機構である。
【0048】
このとき、4台のリンク機構70が同一の動作をするから、4台のガイドローラ73は転動軸12の軸心を中心にした同心円上に位置している。そして、圧縮空気が所定の圧力に設定されているから、ガイドローラ73は管100の内壁に当接するまで張り出して所定の力で該内壁に押し当てられることになる。
よって、4台のガイドローラ73は、それぞれ前方台車11aおよび後方台車11bに設置されているから、合計8台のガイドローラ73(軸心方向で前後2組の傘の開閉機構が開いた状態に同じ)によって、走行台車10の中心軸は管100の管軸に一致、すなわち、センタリングされることになる。
【0049】
なお、本発明における移動外筒81の移動手段は、圧縮空気によるものに限定するものではなく、ピニオン/ラック機構によるもの、一方のみ回転する雄ネジ/雌ネジ機構によるものであってもよい。
さらに、ガイドローラ73を回転駆動するガイドローラ駆動手段を設けて、ガイドローラ73を回転することによってセンサ台車(管内検査装置)3を自走自在にしてもよい。
【0050】
図13は発明の実施の形態3に係る管内検査装置のセンタリング要領を示す模式図である。なお、図11および図12に相当する部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図13の(a)において、管内検査装置3が管100の内部に載置されている。このとき、前方台車11aのガイドローラ73aと後方台車11bのガイドローラ73bとは、いずれも十分に張り出していないため、複数のガイドローラ73aとガイドローラ73bの内で下方に位置するものが管100の内壁に当接している。
【0051】
図13の(b)において、まず前方台車11aの空洞84aの一方の部屋に圧縮空気を供給して移動外筒81aを移動する。そうすると、前方台車11aのガイドローラ73aが管内壁に当接するまで張り出す。このとき、後方台車11bのガイドローラ73bはまだ張り出していないため、転動軸12の軸心が管100の管心に平行でない。よって、複数のガイドローラ73aが形成する面は転動軸12の軸心に垂直であるものの、管100の管心に垂直でないため、通常、ガイドローラ73aは管100の内径以上に張り出すことなる。
【0052】
図13の(c)において、前方台車11aに遅れて、後方台車11bの空洞84bの一方の部屋に圧縮空気を供給して移動外筒81bを移動すると、後方台車11bのガイドローラ73bは管100の内壁に当接するまで張り出す。
このとき、走行台車10の中心軸は管100の管軸に平行になろうとするから、前方台車11aのガイドローラ73aが形成する面が管軸に垂直になる。すなわち、(b)において僅かに広がり過ぎていた前方台車11aのガイドローラ73aは押し戻されることになる。
【0053】
図14は図13に示すセンタリング要領を確認した移動外筒の動作線図である。図14において、縦軸は前方の移動外筒81a(実線)および後方の移動外筒81b(破線)の移動距離、横軸は時間(秒)である。
前方台車11aの空洞84aの一方の部屋への圧縮空気の供給を開始すると(図中、時刻イにて示す)、若干の時間遅れの後、前方の移動外筒81aが移動をしている(時刻ロ−ハ)。該時間遅れは、圧縮空気の供給配管や空洞84a内における圧力の立ち上がりに時間を要したためであって、切替バルブの設置位置や該供給配管の内径によって変動するものである。
そして、時刻ハにおいて、前方のガイドローラ73aが管100の内壁に当接して前方の移動外筒81aに移動が停止している。
一方、時刻ニにおいて、後方台車11bの空洞84bに圧縮空気の供給を開始しているので、後方の移動外筒81bは若干の時間遅れの後、移動している(時刻ホ−ヘ)。また、これに平行して、走行台車10の中心軸が管100の管心に平行になるため、前方の移動外筒81aは逆の方向に移動している(時刻ホ−ヘ)。
そして、時刻ヘにおいて、前方の移動外筒81aの移動距離と後方の移動外筒81bの移動距離が一致している。すなわち、前方のガイドローラ73aと後方のガイドローラ73bの両方が管100の内壁に当接して、管内検査装置3が管100の管心にセンタリングされたことが示されている(時刻ヘ−ト)。
なお、前記は前方のガイドローラ73aが後方のガイドローラ73bよりも先に管100の内壁に当接しているが、本発明はこれに限定するものではなく、前方のガイドローラ73aが後方のガイドローラ73bよりも後に管100の内壁に当接してもよい。
【0054】
なお、前方台車11aの空洞4aと後方台車11bの空洞84bとに圧縮空気を供給するタイミングの差は、前記時間差に限定するものではなく、前方のガイドローラ73aが張り出した後に、後方のガイドローラ73bが張り出すように設定すればよい。通常、該張り出しに要する時間は、検査に要する時間に比較すると短いものである。また、前方のガイドローラ73aが張り出したことを確認するために、たとえば、移動外筒81aの移動量を検出する変位計を設置してもよい。
さらに、前記センタリングはセンサ台車3を牽引しながら実施してもよい。このとき、ガイドローラ73は、管100の内壁を螺旋状に移動するから、センタリングが容易になる。
【0055】
[実施の形態4]
(キャスタ式タイヤ型超音波センサ)
図15は、本発明の実施の形態4に係る管内検査装置におけるタイヤ型超音波センサを示すものであって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。なお、実施の形態2(図4)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図15において、タイヤ型超音波センサ50はタイヤホルダ90に回転(以下、自転と称す)自在に設置され(図中、該自転軸をU−Vにて示す)、また、タイヤホルダ90はホルダ基板91に回転(以下、旋回と称す)自在に設置されている(図中、該旋回中心をTにて示す)。
一方、転動シリンダ32には円周方向4カ所にそれぞれ矩形配置された4台のエアシリンダ51が設置され、エアシリンダ51のシャフト52がホルダ基板91に固定されている。よって、ガイドローラ73が外方に張り出す前は、タイヤ型超音波センサ50も後退した状態にあり、前記センタリングが終了したところで、タイヤ型超音波センサ50は管100の内面に押し付けられて、実施の形態1または2と同様に管100内を螺旋状に移動する。
なお、エアシリンダ51に代えて、油圧シリンダ、電動シリンダなどを用いても良いし、これに加えて空気圧、油圧ないしはスプリングを用いたショックアブソーバを併用しても良い。
【0056】
このとき、自転軸U−Vと旋回中心Tとが一致していない(偏位している、いわゆるキャスタ式)ため、タイヤ型超音波センサ50が図中白矢印で示す方向に移動する場合、タイヤホルダ90は図中黒矢印で示す方向に容易に旋回することになる。すなわち、自転軸U−Vが該白矢印方向と垂直になるため、タイヤ型超音波センサ50に自転軸方向の力(自転軸U−Vに平行な力)が作用しなくなり、ビビリ等の発生がなく自転が円滑になる。よって、タイヤ型超音波センサ50の移動方向(螺旋角度の同じ)を変更しても検査精度が保証される。
さらに、タイヤホルダ90は所定の角度旋回するとホルダ基板91の懐部の側面92に当接して、それ以上旋回することができない。よって、タイヤ型超音波センサ50に設置された図示しない同軸ケーブルが絡まることがない。
なお、エアシリンダ51には、転動シリンダ32と転動軸12(または、走行台車10)とに跨って設置されたロータリージョイント55を介して作動用エア(圧縮空気)が供給されている。
【0057】
[実施の形態5]
(非駆動式のタイヤ型超音波センサ搭載の管内検査装置)
実施の形態5は、実施の形態2における転動シリンダ32を転動するための転動手段(転動従動歯車33と、転動駆動モータ34と、転動駆動モータ34と)を撤去し、タイヤ型超音波センサ50の移動方向は管軸に対して所定の傾斜角(検査条件に応じて変更する)に固定したものに同じである。
すなわち、タイヤ型超音波センサ50の移動方向(回転軸の方向に同じ)を管軸に対して所定の傾斜角に固定しているから、走行台車10の走行に伴って、タイヤ型超音波センサ50には回転力が作用するため、自転することになる。そして、該自転により転動シリンダ32は公転、すなわち、転動する。よって、転動のための装置が不要となるため、装置の簡素化、軽量化を図ることができる。
【0058】
すなわち、タイヤ型超音波センサ50が管100の内面を軸方向に滑らないとすると、管100の半径をR、走行台車10の前記管軸の方向の走行速度をv(m/秒)、タイヤ型超音波センサ50の移動方向が管軸に対して傾斜している角度をθ(以下、傾斜角θと称す)とすると、転動シリンダ32は転動軸周りを、ω=(v/R)・ tanθ なる転動角速度ω(rad/秒)で転動することになる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、以下のような効果がある。
1)管軸方向の走行と管軸に垂直な面内の転動を同時に行うから、検査デバイスが管内を螺旋状に連続して移動するため、管の壁面の円滑な検査が可能になる。
2)検査デバイスの検査視野の大きさ、検査デバイス管軸方向の走行速度および管軸に垂直な面内の転動角速度の関係を規定したため、管の全面の検査が可能になる。
【0060】
3)タイヤ型超音波センサを搭載した場合、タイヤの配置方向を規定したから、タイヤが管軸方向に滑ることがない。
4)タイヤ型超音波センサを搭載した場合、タイヤの幅方向の検査視野の大きさ、検査デバイス管軸方向の走行速度および管軸に垂直な面内の転動角速度の関係を規定したため、管の全面の検査が可能になる。
【0061】
5)ガイドローラを同一のリンク機構によって管内壁に当接するようにしたため、検査デバイスのセンタリングが確実になり、検査精度が保証される。
6)タイヤ型超音波センサをキャスタ式に設置したから、タイヤが移動方向と容易に平行になって回転が円滑になるため、検査精度が保証される。
【0062】
7)タイヤ型超音波センサを所定の傾斜角で固定したから、転動シリンダの転動手段が不要となり、構造の簡素化、軽量化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の操作方法を説明する部分展開図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る管内検査装置の構成を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る管内検査装置の構成を示すB−B矢視の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る管内検査装置に設置されるタイヤ型超音波センサの構成を示す横断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る管内検査装置に設置されるタイヤ型超音波センサの構成を示す縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る管内検査装置に設置されるタイヤ型超音波センサの操作方法を説明する部分展開図である。
【図9】従来の管内作業装置の構成を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る管内検査装置の使用状況を示す縦断面図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る管内検査装置を示す一部断面の側面部である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る管内検査装置を示す正面図である。
【図13】発明の実施の形態3に係る管内検査装置のセンタリング要領を示す模式図である。
【図14】図13に示すセンタリング要領を確認した移動外筒の動作線図である。
【図15】本発明の実施の形態4に係る管内検査装置におけるタイヤ型超音波センサを示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
1 管内検査装置
2 管内検査装置
10 走行台車
12 転動軸
20 支承部
30 転動部
32 転動シリンダ
40 検査デバイス
50 タイヤ型超音波センサ
60 センタリング手段
70 リンク機構
80 リンク作動機構
90 タイヤホルダ
91 ホルダ基板
100 管

Claims (10)

  1. 管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
    前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
    該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
    該転動軸が設置された走行台車と、
    前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段と、
    前記転動シリンダを前記転動軸を中心に転動させる転動手段とを有し、
    前記走行手段と前記転動手段が同時に作動することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動することを特徴とする管内検査装置。
  2. 前記転動シリンダの転動軸を中心にして円周上でN基の検査デバイスが均等配置され、前記検査デバイスの前記転動軸の方向の視野長さがd(m)で、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)であるとき、前記本体の前記管軸の方向の走行速度v(m/秒)が、d・ω・N/(2・π)以下であることを特徴とする請求項1記載の管内検査装置。
  3. 前記管の内面の半径がR(m)であって、前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの進行方向が前記管軸の方向に対して傾斜角θ=tan−1((R・ω)/v)だけ傾斜して前記管壁に当接することを特徴とする請求項2記載の管内検査装置。
  4. 前記当接タイヤの回転軸方向の検査視野L(m)が、2・π・R・cosθ/N以上であることを特徴とする請求項3記載の管内検査装置。
  5. 前記管の内面の半径がR(m)、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)、前記本体の前記管軸の方向の走行速度がv(m/秒)であって、
    前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの進行方向が前記管軸の方向に対して傾斜角θ=tan−1((R・ω)/v)だけ傾斜して前記管壁に当接することを特徴とする請求項1記載の管内検査装置。
  6. 管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
    前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
    該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
    該転動軸が設置された走行台車と、
    前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段と、
    前記転動シリンダを前記転動軸を中心に転動させる転動手段とを有し、
    前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを具備し、該当接タイヤがタイヤホルダーに回転自在に保持され、該タイヤホルダーが前記転動軸の軸心に向かう方向を旋回中心として旋回自在に前記転動シリンダに設置され、前記当接タイヤの回転中心が前記旋回中心から偏位していること、
    並びに、前記走行手段と前記転動手段が同時に作動することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動することを特徴とする管内検査装置。
  7. 前記転動シリンダの転動軸を中心にして円周上でN基の前記検査デバイスが均等配置され、該検査デバイスの前記当接タイヤの回転軸方向の検査視野がL(m)、前記転動シリンダの前記転動軸周りの転動角速度がω(rad/秒)であるとき、前記本体の前記管軸の方向の走行速度v(m/秒)が、L・ω・N/(2・π)以下(v<L・ω・N/(2・π))であることを特徴とする請求項6記載の管内検査装置。
  8. 前記走行手段に代えて前記走行台車に一対のセンタリング手段が、前記転動軸の方向で所定の間隔を設けて配置され、
    該それぞれのセンタリング手段が、3以上の同一のガイドローラと、前記転動軸の軸心と平行に移動自在な移動外筒と、3以上の同一のリンク機構とから形成され、
    該リンク機構が、一端に前記ガイドローラが回転自在に設置され且つ他端が前記走行台車に回動自在に軸支された支承アームと、一端が該支承アームの中間部に回動自在に軸支され且つ他端が前記移動外筒に回動自在に軸支された開閉アームとによって構成された略人字状であって、
    前記移動外筒の移動によって前記開閉アームを介して前記支承アームが傾動する際、前記3以上のガイドローラが前記転動軸の軸心を中心とする同心円上に位置することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の管内検査装置。
  9. 前記走行手段が、前記ガイドローラを回転駆動するガイドローラ駆動手段であることを特徴とする請求項8記載の管内検査装置。
  10. 管内に挿入され、該管の管壁を検査する検査デバイスと、
    前記検査デバイスが設置された転動シリンダと、
    該転動シリンダを転動自在に支持する転動軸と、
    該転動軸が設置された走行台車と、
    前記転動軸の軸心を前記管の管軸に略一致させて該走行台車を該管軸の方向に走行させる走行手段とを有し、
    前記検査デバイスが回転自在な当接タイヤを有し、該当接タイヤの回転軸が前記管軸の方向に対して所定の角度傾斜して前記管壁に当接することにより、前記検査デバイスが螺旋状に移動することを特徴とする管内検査装置。
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