JPH02127976A - 自動溶接機の制御方法 - Google Patents

自動溶接機の制御方法

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Publication number
JPH02127976A
JPH02127976A JP28010088A JP28010088A JPH02127976A JP H02127976 A JPH02127976 A JP H02127976A JP 28010088 A JP28010088 A JP 28010088A JP 28010088 A JP28010088 A JP 28010088A JP H02127976 A JPH02127976 A JP H02127976A
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JP
Japan
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welding
amount
tube
pipe
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Pending
Application number
JP28010088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Tanaka
幸雄 田中
Takashi Sakoma
迫間 隆司
Masatoshi Tsuchiya
土谷 雅敏
Masayuki Tsuru
正幸 鶴
Tatsuya Kasatani
笠谷 龍也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Osaka Gas Co Ltd
Sumikin Kokan Koji KK
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Sumikin Kokan Koji KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Sumitomo Metal Industries Ltd, Sumikin Kokan Koji KK filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP28010088A priority Critical patent/JPH02127976A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば輸送用管路(パイプライン)等におけ
る2つの管の突き合せ部分を周方向へ溶接する自動溶接
機の制御方法に関する。
〔従来技術] 突き合された管同士を接合、又は補強溶接する為の自動
溶接機には、管の外面、又は内面から溶接を行うものが
あり、夫々各種のものが開発されている。
例えば、地下に埋設された気体、又は液体等の輸送用管
路(パイプライン)が老朽化した場合には、これを敷設
状態のまま修復、即ち補修溶接することが要求される。
この場合、幹線道路下等にある管路においては、掘削す
るのが事実上不可能であって内面溶接を行う必要があり
、特に作業者が入ることができない小径管においては必
然的に管路外から制御可能な自動溶接機が用いられるこ
とになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来の円周溶接を行う自動溶接機の制御方法
は、予め単一の開先形状を想定しておき、これに応じた
溶接条件を用いて自動溶接を行うものである。これは従
来の自動溶接機の殆どが新管の敷設を対象としたもので
あることから、目違い量については理想値(OM)を想
定しである。
ところが、既設管路の補修箇所については、目違い量が
Ommであることは少なく、周方向に亘って変動してい
るのが普通である。この為、上述の如き制御方法では目
違い量の変動に対応できず、溶接機を自動制御すること
ができなくなり、作業者による手動操作を必要とした半
自動制御のものになってしまうという問題が生じる。こ
れは管内面用の自動溶接機に限ることではなく、外面用
の自動溶接機についても同様のことである。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、目違
い量が変動する開先についても、その開先形状に溶接機
を的確に対応せしめ、自動的に溶接を行わしめる自動溶
接機の制御方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明に係る自動溶接機の制御方法は、2つの管の突き
合せ部分を周方向に溶接する自動溶接機を制御する制御
方法において、前記突き合せ部分の目違い量を周方向に
検出し、その検出結果に応じて前記自動溶接機の溶接条
件を周方向に変更しながら溶接を行うことを特徴とし、
また予め複数の代表的な目違い量に応じた前記溶接条件
を作成しておき、実際に前記突き合せ部分の目違い量を
周方向に検出し、その結果と、前記代表的な目違い量の
溶接条件とを用いて実際の目違い量に応じた最適な溶接
条件を補間算出し、その算出結果に応じて溶接を行うこ
とを特徴とする。
〔作用〕
自動溶接機は、2つの管の突き合せ部分において周方向
に検出された目違い量に応じて溶接条件が変更されて溶
接が行われる。また、実際に検出された目違い量と、予
め複数の代表的な目違い量に応じて作成しておいた溶接
条件とを用いて実際に検出された目違い量に対する最適
な溶接条件が補間算出され、その算出結果に応じて溶接
が行われる。
(実施例) 以下、本発明を管内面自動溶接装置に適用する実施例に
ついて図面に基づき具体的に説明する。
まず、管内面自動溶接装置は、本出願人が従業じている
管内施工方法(特開昭63−158386号公報)を実
施するものであり、第8図はその概略構成図である。地
下に埋設された補修溶接の対象となる既設管路(以下管
路という)Sの両端部にはピントP、、P2が築造され
ており、管内を挿通させて各ビットに各別に配設された
ウィンチW、、W。
間にガイドロープRが張架されている。各作業機器は1
つの作業ユニットを構成し、ガイドロープRを伝って管
内を移動するようになっており、その作業ユニットは、
前側から順に球形のガイド台車A4.溶接台車B、該溶
接合車Bに供給する溶接ワイヤ等を備えるカート台車C
1作業ユニットを管内に移動させる為の牽引力を発生す
る牽引台車り及び前記ガイド台車A、と同一構成のガイ
ド台車A2によって構成されている。各台車はガイドロ
ープRを夫々軸心位置に挿通させ、管路S内における最
大転向角度及び最小曲率を有する曲管部を各台車が通過
できるように各間隔を定めて連結しである。
牽引台車りは、例えばキャプスクンウインチを内蔵して
おり、これによって駆動されるドラムにガイドロープR
を数回巻回させ、その摩捺力を保持した状態でドラムを
回転させることにより、ガイドロープRに対する牽引力
を発生させ、その反力によって自身を移動させるように
なっている。
これにより牽引台車りに連結された各台車、つまり作業
ユニットは管路S内を自由に移動できる。
ガイド台車AI、Azは、これらの間に連結しである作
業台車が曲管部を円滑に通過できるようにガイドロープ
Rを管の軸心に位置させる為に設けてあり、また、前側
のガイド台車A1にあっては補修溶接箇所を管外に設置
したモニタTVにて察知する為のTVカメラを、また後
側のガイド台車A2にあっては走行距離を検出する為に
ガイドロープRを伝う量を検出するポテンショメータを
夫り備えるものである。
以上の如き装置構成により溶接台車Bを含む作業ユニッ
トを管路S内の所要位置へ移動させて溶接を行わせるの
である。次に溶接台車Bについて説明する。
第1図及び第2図は溶接台車の側断面図及び正面図であ
る。溶接台車Bはこれの軸心位置に前記ガイドロープR
を挿通させるガイドロープ挿通筒1を配し、これの前端
部にガイド台車A1に連結される曲折自在の連結筒1c
を外嵌装着しである。
ガイドロープ挿通筒lには、これと同軸的に円形周面を
有する内筒2及び外筒3を外嵌させてあり、内筒2の先
端側に溶接ヘッド4を設けである。内筒2は両端部に面
板201 、202を備え、これらの中心部に各々設け
た軸受1a、 lbによって前記ガイドロープ挿通筒1
を軸支してあり、内部に溶接ヘッド4の管軸方向及び径
方向の移動を行わせる駆動機構を配設しである。内筒2
と外筒3とは、両端部に設けた例えばクロスローラベア
リング301,302によって相互に支持してあり、外
筒3に対して内筒2を回転させることにより、溶接ヘッ
ド4を周方向に移動させて管内面の円周溶接に対処する
ようになっている。
外筒3は、管内を移動する場合に管内面と接触する走行
部8及び9と、溶接を行う場合に管内に溶接台車を固定
する為のクランプ機構10とを夫々外周面に備えてなり
、走行部8及び9は外筒3の周面の6等配の位置の夫々
両端部近傍に、またクランプ機構lOにおいて管内面に
当接されるクランプアーム11は走行部の位置と異なる
3等配の位置の同じく両端部近傍に夫々設けである。ク
ランプ機構10は、外筒3の中央部に外嵌された環状の
エアシリンダ101にてクランプアーム11を作動させ
るようになっており、エアシリンダ101はピストン1
03をその中央部の外周面に周設したピストン筒102
を外筒3に遊嵌させた状態で、このピストン筒102を
外筒3に対して管軸方向の移動が可能なようにピストン
103を気密封止してシリンダ室を形成するシリンダチ
ューブ104をピストン筒102に外嵌させて管軸方向
の両側から固定具105.105・・・により外筒3に
取付けである。シリンダチューブ104にはこれの両端
部に夫々圧縮空気の吸排気孔(図示せず)が設けである
クランプアーム11は、前後3本ずつの計6本設けてあ
り、夫々管路Sの内周面に当接される側の端部を、前方
、即ち台車の進行方向に向けて管の径方向に外筒3から
起立倒伏するように中間部近傍を外筒3に固着した支持
具111にて軸支しである。また、これらのクランプア
ーム11の他端部と前記ピストン筒102の前端部及び
後端部とは夫々リンク112及び113にて連結させで
ある。つまり、ピストン筒102を前方へ伸出させた場
合は、図示の如く前後の全てのクランプアーム11は外
筒3から同期しながら起立して管路Sの内周面に当接し
た状態となる。これにより、台車は管路S内に、台車の
軸心と管路Sの軸心とが一致された状態で固定される。
また、ピストン筒102を後方へ伸出させた場合は、全
てのクランプアーム11は外筒3側へ倒伏し、台車の外
径を可及的に小さくでき、管路内の通過を容易に行わし
める。
第3図は第1図の■−■線による内筒2の縦断面図であ
り、外筒3の内面の中央部近傍にはラック31が周設し
てあり、該ラック31は、内筒2の周面に設けられた開
口部から突出され、内筒2に設けられた旋回モータ21
の駆動力が伝達されるギヤ221と噛合されている。旋
回モータ21は、内筒2内のガイドロープ挿通筒1の上
方(図示しである状態を基本姿勢とする)にあって、径
方向と平行に取付けられた台座203上に、回転軸を後
方に向けて前寄りの位置に取付けてあり、この回転軸は
軸継手210を介して同軸上の後方に取付けられた減速
機22の入力軸に連結され、該減速機22の出力軸に前
記ギヤ221が嵌着されている。軸継手210の左方に
はタコジェネレータ212が取付けてあり、該タコジェ
ネレータ212は軸継手210との間に掛けられたベル
l−211を介して旋回モータ21の回転速度を検出す
る。つまり、クロスローラベアリング30L302を介
して外筒3に内嵌されている内筒2において、外筒3が
クランプ機構10によって管路内に固定された状態で、
旋回モータ21が駆動され、ギヤ221が回転されると
、内筒2は外筒3に対して周方向に回転されるようにな
っている。
前記台座203の下面には、回転式のポテンショメータ
204が支持具206によって内筒2の周面に設けた開
口部から一部を突出させた状態で軸長方向を管軸方向と
して取付けてあり、該ポテンショメータ204はこれの
検出軸にギヤ205を嵌合し、該ギヤ205を外筒3の
前記ラック31に噛合させである。これにより外筒3に
対する内筒2の回転位置を検出する。
外筒3のラック31より少し後方の位置には回転式のポ
テンショメータ32が、これの軸長方向を管軸方向とし
て取付けてあり、該ポテンショメータ32はこれの検出
軸に嵌合したギヤ33を、内筒2の外周面の周方向の一
部に形成したラック207と噛合するように構成しであ
る。即ち、ポテンショメータ32はギヤ33がラック2
07 と噛合され、ラック207の歯数骨だけ回転され
た場合にのみ信号を出力するようになっており、これに
より、内筒2の外筒3に対する回転数を検出する。
前記ギヤ221を備える減速器22の後方には、振子式
のポテンショメータを用いてなる姿勢検知器208が内
筒2の内周面に取付けてあり、該姿勢検知器208によ
って、管路S内における溶接台車Bの姿勢、即ち管路R
の傾斜が検出される。
このようにして検出される溶接台車Bの姿勢は溶接を行
う上で重要な要素の一つである。つまり、溶接台車Bが
鉛直状態にある場合は円周溶接時のトーチの重力方向は
一定であるが、水平状態では刻々と変化して行くので、
これらの両方に同じ溶接条件を適用するのは好ましくな
い。そこで管路の傾斜を検出しておき、それに適応した
溶接条件にて溶接を行わせるのである。
姿勢検知器208が取付げられた内筒2の内周面におけ
る周方向の異なる位置には、姿勢検知器208と同一構
造の姿勢検知器209(第10図参照)が、取付けてあ
り、該姿勢検知器209によって内筒2のローリング角
度が検出され、この検出値を用いて円周溶接時のトーチ
5の基点が重力方向に合せられる。つまり、本実施例に
おいては、溶接のアーク開始位置を重力方向、即ち周方
向の時計位置6時としてあり、この位置を基点として円
周溶接を開始して行くことによって、前記ポテンショメ
ータ204により検出される内筒2の周回量(累積角度
)から被溶接部の位置を求め、その各位置に適切な溶接
条件を指令することができるのである。
この為、予めトーチ5が重力方向にある場合の姿勢検知
器2091の出力値を認識しておき、この値を示すよう
に内筒2を回動させることによってアーク開始位置を重
力方向に設定できる。
内筒2の前側の面板201には、溶接ワイヤ(図示せず
)の送出孔が設けてあり、これの内面側にはその為のワ
イヤ供給モータ23が取付けである。
溶接ワイヤは後続のカート台車C内にドラムに巻回され
て装備されており、内筒2の後側の面板202に設けら
れた図示しない送入孔から内筒2内のワイヤ供給モータ
23へ送り込まれている。この送入孔には溶接ワイヤに
当接して回転するコロが設けてあり、このコロに取付け
られたタコジェネレータ231(第10図参照)により
ワイヤ供給モータ23による溶接ワイヤの供給速度を検
出するようになっている。
内筒2内の底部、即ち旋回モータ21等が配設された部
分と反対側の部分には、溶接ヘッド4の管軸及び径方向
の移動を行わせる為の駆動ユニット24が設けである。
第4図は駆動ユニット24の平断面図であり、偏平箱型
形状をなすケーシング240は、これの内部の両側に平
行に適長離隔させて配設したスライドガイドベース24
1.242をこれらの長手方向を内筒2の軸長方向とな
るようにしてケーシング240の底部を内筒2の内周面
に取付けである。スライドガイドベース241242に
は、摺動台29の両側部が係合させてあり、該摺動台2
9はゲージング240内をスライドガイドベース241
,242に沿って内筒2の軸長方向に摺動可能になって
いる。摺動台29の前部には、ケーシング240の前部
壁及び内筒2の面板201から突出される筒状の溶接ヘ
ッド軸27bが、これの軸長方向を摺動台29の摺動方
向として取付けてあり、溶接ヘンド軸27bは内筒2及
び外筒3の前方に位置するギヤボックス7に内部を連通
させて先端部を固着させている。また、摺動台29には
、ケーシング240の後部に設けられたギヤ室243か
ら夫々ケーシング240内へ突出されたスプライン軸2
7及びボールスクリュー軸28が夫々嵌挿させである。
これらの軸27及び28は前記スライドガイドベースよ
りも少し短く、夫々ケーシング240内の全長に亘って
スプライン及びスクリュー溝を形成し、これらの軸長方
向を摺動台29の摺動方向として適長離隔させてあり、
スプライン軸27は前記溶接ヘッド軸27b内に同軸上
に挿入された中空の駆動軸27a内に挿入しである。該
駆動軸27aは、先端部を前記ギヤボックス7内に突出
させ、後端部を摺動台29の後部に位置させた状態で軸
受にて軸長方向の移動を規制すると共に溶接ヘッド$t
l+ 27 b及び摺動台29内で回動可能にしてあり
、この後端部においてスプライン軸27とスプライン結
合させである。
一方、ボールスクリュー軸28は、摺動台29内に固着
させたスクリューナツト281に螺合させて摺動台29
に挿通しである。
スプライン軸27及びボールスクリュー軸28は、ギヤ
室243内のこれらの端部に夫々ギヤ室243の後側に
取付けられた径方向移動モータ25及び管軸方向移動モ
ータ26の駆動力が伝達されることにより回転される。
径方向移動モータ25及び管軸方向移動モータ26は、
夫々回転軸を両方に取り出してあり、夫々回転軸の一方
は前記ギヤ室243へ挿入し、他方には夫々軸継手25
1及び261が取付けてあり、減速機252及び262
の入力軸と連結しである。減速機252及び262の出
力軸には回転式のポテンショメータ253及び263(
第10図参照)が接続されている。また、各軸継手25
1及び261には前記旋回モータ21の回転速度を検出
するヘルド211及びタコジェネレータ212と同様の
もの(図示せず)が装O(ηされ、回転速度を検出する
ようになっている。
ギヤボックス7内に挿入しである駆動軸27aの先端部
には、ギヤ271が嵌着してあり、該ギヤ271にはこ
れの上側にあって、駆動軸27aの軸長方向と直交する
左右方向に軸支させたピニオン軸71の中間部に嵌着さ
れたギヤ72が噛合されるようになしである。ピニオン
軸71の一端部に設けられたピニオンギヤ73には、こ
れの前側にあって、その長手方向をピニオン軸71と直
交する上下方向として摺動部材75に固着されたうツク
74が噛合されるようにしである。摺動部材75は、ギ
ヤボックス7の内面にその摺動方向を上下方向として取
付けられたスライドガイドベース76に係合させて摺動
されるようになしてあり、また摺動部材75の一部を、
ギヤボックス7の前壁に慴動部材75の摺動範囲に適応
させて形成した長孔状のガイド孔77に嵌挿させて突出
させてあり、この部分に溶接ヘッド4の基板となるヘッ
ドプレート41を取付けである。
つまり、駆動ユニット24は、溶接ヘッド4を径方向に
移動させる場合は、径方向移動モータ25を駆動させる
ことにより、スプライン軸27を回転させる。スプライ
ン軸27の回転は駆動軸27aに伝達され、ピニオン軸
71に伝わる。そして、ピニオン軸710回転はラック
74により直線運動に変換され、摺動部材75がモータ
の回転方向に応じた方向ヘスライドガイドベース76上
を摺動され、これに取付けられたヘッドプレート41が
移動されることにより、溶接ヘッド4は径方向へ移動さ
れる。この溶接ヘッド4の径方向の位置は、前記ポテン
ショメータ253によって検知できるようになしである
一方、溶接ヘッド4を管軸方向へ移動させる場合は、管
軸方向移動モータ26を駆動させることにより、ボール
スクリュー軸28を回転させる。そうすると、ボールス
クリュー軸28に螺合されたスクリューナツト281が
摺動台29に固着しであるので、摺動台29がボールス
クリュー軸28の回転量に応じた量だけスライドガイド
ベース241.242上を摺動される。これにより摺動
台29に取付けられた溶接ヘッド軸27bが管軸方向へ
移動され、ギヤボックス7と共に先端部に取付けられた
溶接ヘッド4が管軸方向へ移動される。これにより、ラ
イビングが可能である。この溶接ヘッド4の管軸方向の
位置は、前記ポテンショメータ263によって検知する
。また、この場合、駆動軸27aは溶接ヘッド輔27b
と共に管軸方向へ移動されるが、軸長方向に固定されて
いるスプライン軸27とはスプライン結合しであるので
、駆動軸27、即ち溶接ヘッド4が管軸方向のどの位置
に移動されても径方向移動モータ25の駆動力は駆動軸
27aに伝達可能になっており、これにより両方のモー
タを同時に駆動して溶接ヘッド4を移動させることが可
能であり、ライビング時に管軸方向に対する角度を設定
することができる。
さて、次に溶接ヘッド4について説明する。第5図及び
第6図は夫々溶接時の状態を示す溶接ヘッドの正面図及
び側面図である。前記ヘッドプレート41を基板として
これの前部に構成される溶接ヘッド4は、径方向の一方
にトーチ5を、また他方に溶接線の倣い装置6を夫々備
えており、溶接時の溶接ヘッド4の初期設定位置は、径
方向移動モータ25の駆動によりヘッドプレート41を
管内部寄りに接近させることにより実現させである。ト
ーチ5は、これの軸心を内筒2の直径線を含む同一平面
上に位置させた状態を基準とし、この状態、即ち被溶接
線に臨ませた状態で被溶接線に対して管軸方向に45度
ずつ傾斜可能に構成してあり、この傾斜動作はその駆動
軸を径方向と平行に位置させて、ヘッドプレート41に
おける内筒2の軸心部寄りの位置に配した傾角モータ5
1にて行われるようになっている。傾角モータ51の駆
動軸は自在継手52を介して、軸受台53にて駆動軸と
45度傾斜配設された軸50と連結してあり、該軸50
にトーチ5の支持具54を、初期設定位置においてトー
チ5の軸心の延長線が被溶接線上で前記軸50の延長線
と交叉するように取付けである。自在継手52を使用す
るのは、傾角モータ51の取付は位置を自由に設定でき
るからであり、中心に近い位置に配設することによりモ
ータが管内面と接触するのを防止している。
トーチ5はこのような構成によって配設されており、傾
角モータ51を駆動させ、軸50を90度ずつの範囲内
で正反転させると、支持具54に支持されたトーチ5が
第6図の破線に示す如く被溶接線を中心として管軸方向
に45度ずつの範囲内で(頃斜される。この場合、トー
チ5が傾斜されてもトーチ5の軸心の延長線と、軸50
の延長線とが交叉するようになしであるので、トーチ5
は常に被溶接線に臨む状態となりアークが被溶接線上か
ら外れることはない。これによりスリーブ形継手等を用
いた段差部における隅肉溶接にも正確かつ容易に対処で
きる。傾角モータ51にはパルスモータを用いており、
パルス信号の出力値を変えることにより、トーチ5に被
溶接部に応じた傾斜角度を設定することができる。
55a及び55bは夫々アーク監視用のTVカメラであ
り、夫々トーチ5の支持具54及びヘッドプレート41
に取付けたカメラ支持具550及び551によってトー
チ5を介した周方向に対称に支持させ、被溶接部及びト
ーチ5のチップ周辺に臨ませである。
TVカメラ55a及び55bは溶接を行って行く周方向
に応じて一方が使用されるようになっており、トーチ5
の回転方向上流側に位置するTVカメラが使用される。
溶接ヘッド4は、台車が管路内を走行する場合、ヘッド
プレーl:41を台車の軸心寄りに移動させておき、更
に倣い装置6においては後述するエアシリンダ63のピ
ストンロッドを収納してお(ことによりトーチ5及び倣
い装置6が管内面に接触することがないようにしである
倣い装置6は、直動式のポテンショメータ61 、62
を用いてなるセンサ60. TVカメラ66及びエアシ
リンダ63を備えてなり、エアシリンダG3は、ヘッド
プレート41に取付けられたシリンダ支持具64にて連
結筒1cの側方に内筒2の径方向と平行に軸長方向を位
置させて支持しである。エアシリンダ63のピストンロ
ッドの先端にはセンサ60を支持するセンサ支持具65
が取付けてあり、該センサ支持具65は、ピストンロッ
ドの先端から基端側ヘピストンロッドと平行に屈曲させ
た平板部を備えており、センサ′60はこの平板部に取
付けるようになっている。これはエアシリンダ63にな
るべくストロークの長いものを用いつつも、全体をコン
パクトに納める為である。
センサ60の各ポテンショメータ61.62は、その軸
長方向へ移動可能にシリンダ状の本体部から外側へ付勢
させて突出させた軸の先端に管内面に接触される接触子
610.620を備えてなり、各軸が押圧された場合の
各軸の本体部に対する出入する量を検出するようになっ
ており、各軸の軸長方向をエアシリンダ63の軸長方向
として各本体部の先端がエアシリンダ63の先端と路面
−になるように前記センサ支持具65の平板部の連結筒
IC側に内筒2の管軸方向に適長離隔して取付けである
。この各ポテンショメータ6L62の管軸方向の取付は
位置は、第7図の倣い装置6の使用状態における連結筒
1c側から見た側面図に示す如く、トーチ5の軸心線り
を介して等しい長さだけ管軸方向に離隔したものである
。TVカメラ66はギヤボックス7に取付けられた支持
具661によって、その撮像範囲の中心をトーチ5の軸
心線を含み、内筒2の軸長方向と直交する面上に一致さ
せて各ポテンショメータ61.62の側方のこれらの移
動を妨げない位置に固定しである。
このように構成された倣い装置6の使用手順は、まず溶
接台車Bを補修溶接が必要な溶接部の手前の位置(この
後、溶接台車Bから突出される溶接ヘッド4が溶接部を
中心として管軸方向に十分移動可能となる位置)で管内
に固定させておき、次に管軸方向移動モータ26を駆動
させて溶接ヘッド4を管軸方向へ突出させて行きTVカ
メラ66の撮像中心を溶接線に一致させて停止する。こ
れは後述する管外に設置されたTVカメラ66のモニタ
用のTV16 (第9図参照)の画面上に形成した定点
に溶接線の撮像画像を合致させることによって行われ、
このときのポテンショメータ263の出力値、即ち管軸
方向移動モータ26の回転量により、溶接台車Bから溶
接線までの管軸方向の距離を算定することができる。こ
れが終了すると、エアシリンダ63を作動してピストン
ロッドを最大量伸出させることにより、センサ支持具6
5を管内面に接近させる。
そしてこの状態で径方向移動モータ25を駆動させてヘ
ッドプレート41を移動させることにより、センサ60
の各ポテンショメータ61.62における接触子610
,620を、管内面に当接させて行く。その結果、各接
触子を備える軸が各ポテンショメータの本体部内に収納
されて行き、各ポテンショメータが一定の値を出力した
場合に径方向移動モータ25の駆動を停止する。この停
止位置が倣い装置6の初期設定位置となり、各ポテンシ
ョメータは溶接すべき両方の管に各々接触子が当接され
ている。
また、このときのポテンショメータ253の出力値、即
ち径方向移動モータ25の回転量により溶接台車Bの中
心から管内面までの距離を算定することができる。
さて、以上の動作が終了すると、溶接線における倣いデ
ータを1周分に亘って連続して得る為に旋回モータ21
を駆動し、内筒2を正面視時計方向に回転させて行く。
この回転中、作業者は前記TV16の画面上の定点に常
に溶接線の画像が合致するように管軸方向移動モータ2
6を駆動し、溶接ヘッド4を管軸方向に移動させる。こ
の移動量はポテンショメータ263にて検出されるので
溶接線の管軸方向における位置データを得ることができ
る。
また、この回転中、センサ60における後側のポテンシ
ョメータ62の検出値が一定の値になるように径方向移
動モータ25を自動制御して駆動し、溶接ヘッド4を径
方向にも移動させる。この移動量はポテンショメータ2
53にて検出されるので溶接線の径方向における位置デ
ータを得ることができる。
そして回転中におけるセンサ60の両ポテンショメータ
6162の検出値の差から本発明方法の重要な要素をな
す目違い量のデータを得ることができるのである。
以上の如く倣い装置6は、管内面の自動溶接に不可欠な
倣いデータとして管軸方向、径方向及び目違い量の3項
目を同時に全周に亘って検出できるものである。
さて、次に制御系の装置構成について説明する。
第9図は、その一実施例を示すブロック図であり、管外
に設置されたCPU 130を備える制御操作部13は
、制御ケーブル17を介して管路S内の溶接台車Bと信
号送受を行い、溶接制御をするようになっている。オフ
ラインコンピュータ14は、被溶接部における管路の傾
斜角度に応じて後述する溶接基本条件のデータを作成す
る為に設けてあり、そのデータはフロッピーディスク等
の適宜手段を介して前記CPU 130へ入力されるよ
うになっている。
01口130はこのデータと、倣いデータとを合体編集
し、最適溶接実行条件を作成するプログラムを備え、該
条件による溶接を行わせる為の制御信号を溶接台車Bに
発する。制御操作部工3にはモニタTV15及び16が
接続してあり、モニタTV15は前記溶接実行条件の表
示用のものである。モニタTV16は倣い装置6に搭載
したTV左カメラ6と、アーク監視用のTVカメラ55
a及び55bとのいずれかの画像を選択して表示させる
ものである。また、制御操作部13にはアーク監視によ
り異常が認められた場合に、溶接実行条件を操作ダイヤ
ル等を用いて手動にて修正変更する割り込み制御回路(
図示せず)も備えてあり、この修正値は前記モニタTV
15の画面上で確認できるようになっている。
第10図は、CPU 130における入出力系統を示す
ブロック図であり、CPU 130には、まず、溶接台
車Bの各種センサ類の検出信号が図示しないA/D変換
器を介して入力されている。即ち、ポテンショメータ2
04及び32は、内筒2の周回量及び回転数の検出信号
を出力し、ポテンショメータ204の検出値が累積角度
として入力されるようになっており、内筒2が逆回転さ
れても角度は減算されずに加算されて行くようになって
いる。
次にタコジェネレーク212及び231の各出力信号は
、内筒2の旋回速度及び溶接ワイヤの供給速度として入
力される。ポテンショメータ263及び253の各検出
信号は、内筒2に対する溶接ヘット4の夫々管軸方向及
び径方向の位置として入力される。また、姿勢検知器2
08及び209の各出力信号は、溶接台車Bの管路S内
における姿勢、即ら管路Sの傾斜及び内筒2のローリン
グ角度として人力される。
倣い装置6の検出信号は、センサ60におけるポテンシ
ョメータ61及び62の各検出信号が人力されている。
また、CPU 130には倣い装置6による倣いデータ
の収集を開始させる倣いスイッチS1並びにデータ収集
時において、作業者がTV左カメラ6の撮影像、即ちモ
ニタTVI6の画面上で溶接線を倣って行く場合に、溶
接ヘッド4を管軸方向へ移動する為の遠隔操作用のスイ
ッチS2及びS3が接続されており、これらのスイッチ
がオンされると管軸方向移動モータ26が駆動され、ス
イッチS2 (又はS3)がオンされた場合に、溶接ヘ
ッド4は進出方向(又は退入方向)へ移動される。
更にCPU 130には、フロッピーディスク等に記録
されたデータ、即ちオフラインコンピュータ14にて作
成される管路の傾斜角度に基づく溶接基本条件のデータ
を読み込む為の入力インタフェース132が接続してあ
り、CPt1130は倣いデータ及び該倣いデータと溶
接基本条件のデータとを用いて作成する最適溶接条件の
データを記憶するメモリ131を内蔵している。
一方、CPt1130の出力側には、まず、溶接台車B
の各種モータ類が図示しない駆動回路を介して接続しで
ある。即ち、内筒2を回転させる旋回モータ21.溶接
ヘッド4を管軸及び径方向へ移動する前記管軸方向移動
モータ26及び径方向移動モータ25.溶接ワイヤをト
ーチ5へ供給するワイヤ供給モータ23並びにトーチ5
に頭角を設定する傾角モータ51である。
また、CPt1130には溶接電源回路18a、溶接電
圧調整装置18b及びシールドガス供給系の電磁弁19
等も接続してあり、溶接時にこれらの作動制御が行われ
る。
更にCPU 130には前記モニタTV15及び前記姿
勢検知器208.209等の各検出値を表示する表示装
置(図示せず)も接続しである。
以下、管路S内の円周ン容接を行う場合を例にとり、本
発明による制御方法について説明する。
まず、溶接台車Bを管路S内を走行させて行き、補修対
象の管の継手部の手前の位置で停止させ、クランプ機構
10を作動することによって管内に固定する。そしてこ
の位置における溶接台車Bの姿勢、即ち管路Sの傾斜角
度を姿勢検知器208によって検出する。次にオフライ
ンコンピュータ14を用いて傾斜角度に対応する溶接基
本条件のデータを、予め実験で求めた代表的な目違い量
刑に複数パターン作成する。この溶接基本条件には、周
方向に回転されるトーチの各位置、即ち累積角度に対応
して次に示す各種条件が設定される。即ち、旋回速度、
トーチの管軸及び径方向の位置並びに傾斜角度、溶接電
源のオンオフ、溶接電圧の調節位置、溶接ワイヤの供給
速度、ライビングの各要素(角度9回数、速度、振幅1
幅方向における両側部での停止時間、ピッチ等)である
なお、目違い量は、溶接台車Bが固定されている方の管
の軸心に、この管と突き合わされている管の内面が寄っ
ている部分では正の目違い量、また離れている部分では
負の目違い量として夫々検出するように定めである。そ
こで例えば+8m[11の目違い量における溶接基本条
件のデータを作成したときには、このデータを用いて対
称な−8mmの目違い量のデータについても算出できる
つまり、これは前述の各種条件におけるトーチの管軸方
向の位置データ及び傾斜角度並びにライビングの角度の
各データを夫々溶接線を中心として対称の位置、又は角
度となるデータに変換すると共に、ライビングでトーチ
が管軸方向に伸出する方の管において停止させる時間と
、退入する方の管において停止させる時間とを夫々逆に
し、またこの場合にトーチが伸出する速度と、退入する
速度とを同じく逆にするごとによって得られる。
次にこのようにして作成された溶接基本条件のデータを
フロッピーディスク等を介して制御操作部13のCrt
l 130へ人力する。
これが終了すると、倣い装置6による倣いデータの収集
を行う。第11図はその制御手順を示すフローチャート
である。まず、制御を開始する前に、トーチ5を基点、
即ち時計位置6時に設定しておく。これは前記姿勢検知
機209の検出値を用いることによって行われる。この
設定時には、TV左カメラ6の撮影像がモニタTV16
に映し出され、前述した如く予め倣い装置6のセンサ6
0の各ポテンショメータ61.62を継手部における被
溶接線を介した管軸方向に夫々配しであるので、トーチ
5の基点位置設定が終了すると、溶接ヘッド4を径方向
に移動して行き、各接触子610,620を突き合わさ
れた両方の管に夫々当接させ、倣い装置6を初期設定位
置にセットしておく。
そしてこの後、作業者によって倣いスイッチS1がオン
されることによってCPU 130は倣い制御を開始す
る(ステップSl )。まず、CPt1130は旋回モ
ータ21を駆動し、倣い装置6を正面視時計方向に回転
させて行き(ステップS2)、ポテンショメータ61の
検出値p、及びポテンショメータ62の検出値p2を夫
々読込む(ステップS3.34 )。
そしてステップS5で後側のポテンショメータ62の検
出値p2を所定値に一致させるように径方向移動モータ
25を駆動する(ステップS6〜S8 )。
作業者はこの間、モニタTV16の画面上の定点に溶接
線を一致させるように倣い装置6、即ち溶接ヘッド4を
被溶接線に沿って管軸方向へ移動させるようになってい
るので、各スイッチS2.S3のオン、オフを判別し、
その結果に応じて管軸方向移動モータ26を所要方向へ
回転駆動する(ステップ39〜512)。
次のステップS13では、累積角度が所定角度(本実施
例では0.5度単位で倣いデータを収集する)進んだか
どうかを判別し、進んだ場合は目違い量のデータとして
各ポテンショメータの検出値の差Pz  P+を記憶し
くステップ514)、次に径方向の位置をポテンショメ
ータ253の検出値から読込み、その検出値p、を径方
向の位置データとして記憶する(ステップS15,51
6)。そして同様に管軸方向の位置データとしてポテン
ショメータ263の検出値p4を読込んで記憶する(ス
テップS17,51B)。
以上の処理を所定角度毎に繰り返して行き、累積角度が
360度になった場合(ステップ519)、即ち倣い装
置6が1周分の倣いデータを収集した場合は、次のステ
ップS20で、時計位置の略12時を基点として収集さ
れた倣いデータを、実際に溶接を開始するトーチ5の位
置6時を基点となるように変換して倣い制御を終了する
上述の如(倣いデータが収集されると、この倣いデータ
と、前記溶接基本条件のデータとを用いて継手部におけ
る円周自動溶接を行う。これに先立って溶接ヘッド4を
、第5図に示す溶接時の初期設定位置にセットしておく
第12図及び第13図は、CPU 130の制御手順を
示すフローチャートである。まず、作業者により制御が
開始されると、CPU 130は自身を初期状態に設定
した後(ステップS1)、前記溶接基本データと、倣い
データとをメモリ131から読込み(ステップS2. 
S3 ) 、次にこれらを合体編集し、まず、トーチ5
の基点位置における最適溶接実行条件のデータを補間演
算して算出する(ステップS4これが算出されると、ス
テップS5で現在のトーチ5の径方向位置の検出値を読
込み、次にこの検出値が、最適溶接実行条件の径方向位
置の指令値と一致するかどうかを判別しくステップS6
 )、異なる場合はこれを一致させるべく径方向移動モ
ータ25を駆動し、所要方向へトーチ5を移動させる(
ステップS7〜S9 )。
以下、同様にトーチ5の管軸方向位置及び傾斜角度につ
いても夫々最適溶接実行条件の指令値に一致させるべく
、管軸方向移動モータ26及び傾角モータ51を駆動す
る(ステップSll −319)。
以上の動作によりトーチ5は基点位置における開先部分
の目違い量に応じた最適な位置にセラ1−されることに
なる。そして次のステップ520で溶接条件の中で最も
重要な溶接電源のオン指令を判別し、これがオン(又は
オフ)の場合は溶接電源回路18aにより溶接電源をオ
ン(又はオフ)させる(ステップ520〜522)。な
お、この溶接電源のオンと同時に電磁弁15を作動し、
シールドガスの供給も行う。
以下、電圧位置、溶接ワイヤの供給速度、内筒2の旋回
速度、即ちトーチ5の周方向移動速度を夫々最適溶接実
行条件の指令値に設定しくステップ323〜525) 
、次のステップ526で実際に累積角度が進んだかどう
かを判断し、進んでいない場合はステップS4にリター
ンし、上述のデータを保持する。
ここで、アークは溶接電源がオンされ、溶接ワイヤの供
給速度が0以上、即ちワイヤが供給された場合に発生さ
れるようになっている。通常、最初は溶接電源をオンし
、ワイヤを供給しないアイドリングタイムを設けるので
、累積角度が進まない限りデータが保持されアイドリン
グが行われる。
ステップS26で実際に累積角度が進んだ場合は、基点
位置から次の累積角度位置における最適溶接実行条件を
設定するべく、現在設定されている最適溶接実行条件の
累積角度に所定角度、即ち倣いデータを収集した所定単
位の角度0.5度を加算し、ステップS28で溶接が終
了していないことを判断してステップS2にリターンす
る。これによりステップS2. S3では、次のトーチ
位置となる累積角度位置のデータが読込まれ、同様にそ
の角度位置における最適溶接実行条件が算出されてその
指令値が設定される。以下、溶接が終了と判断されるま
で、上述の処理を繰り返して行くことによって管内の周
方向に亘って溶接線上から逸脱することなく、開先形状
に応じた最適な溶接が自動的に行われるのである。
第14図は、目違い量と最適溶接実行条件との関係を示
すグラフであり、第14図(b)には実際に検出した目
違い壜の一例を、第14図(b)にはその目違い量に応
じて補間算出した最適溶接実行条件の1つとして溶接速
度を示しである。横軸は夫々管周方向の位置であり、時
計時間で表しである。なお、代表的な目違い量としては
、例えば±8 mm及び0闇の3つについて溶接基本条
件を作成しておき、これらの溶接速度が夫々(b)図中
の破線及び−点鎖線である。
この図から分かるように実際に検出された目違い量が(
a)図に示す如<A−Eのように周方向の各位置で変化
している場合には、±8M及びOmmの3つの目違い量
に対する溶接基本速度を用いて補間算出することによっ
て(b)図のA−Eに示す最適溶接実行速度が得られる
のである。
このように他の各種条件についても最適溶接実行条件を
同様に得ることができるので、目違い量の変動に的確に
対処できるのである。なお、通常、■パターンの溶接条
件で品質(例えばJIS−Z−31043級以゛上)を
確保できる開先精度は、MAG溶接の場合、目違い量で
±2mm以内であるが、本発明方法により目違い量が±
8 mm以上の変動がある場合についても自動溶接施工
が可能となった。この場合、ルートギャップ及び開先角
度についても、TVカメラによる目測、又はセンサの追
加によって目違い量と同様の制御方法を適用することが
可能であり、例えばルートギャップについては前述の1
パターンによる品質確保の為の精度が±IIIIlI1
以内であったものを±3+nm以上の変動にも自動溶接
にて対処可能になった。
また、本実施例においては、管内面用自動溶接装置に適
用する場合について示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、外面からの自動溶接装置にも同様に適
用可能である。そこで新設管の外面からの自動溶接装置
に本発明方法を適用する場合には、正確に自動溶接が可
能である為、開先精度に高いものを必要としなくても済
む、つまり管同士をそれほど高精度に研磨して突き合せ
なくてもよいので、溶接に先立って行われる開先の研磨
作業及び配管作業時間を大幅に短縮できるのである。こ
の具体例として例えば厚さ12mmの600八管では、
従来、約90分要していたものが、約40分に短縮でき
るようになった。
〔効果〕
以上の如く本発明に係る自動溶接機の制御方法において
は、特に従来、自動制御が不可能であった既設管のよう
に目違い量の変動が著しい開先についても、その目違い
量に応じて溶接機を正確に自動制御でき、高品質の溶接
を行わしめることが可能である。また、新設管の溶接に
適用する場合には、開先精度が低い場合でも高品質の溶
接が行えるようになった為、従来高い開先精度を得る為
に長時間要していた開先の研磨時間及び配管時間を短縮
できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明方法を実施する管内面自動
溶接機の側断面図及び正面図、第3図は第1図のI−I
[[線による要部縦断面図、第4図は溶接ヘッド駆動ユ
ニットの平断面図、第5図及び第6図は溶接時における
溶接ヘッドの正面図及び側面図、第7図は倣い装置使用
時における側面図、第8図は施工装置の概略構成図、第
9図は制御系のブロック図、第10図はcpuの入出力
系統を示すブロック図、第11図は倣い装置の制御手順
を示すフローチャート、第12図及び第13図はCPU
の制御手順を示すフローチャート、第14図は目違い量
と最適溶接実行条件との関係を示すグラフである。 B・・・溶接台車 D・・・牽引台車 1・・・ガイド
ロープ挿通筒 2・・・内筒 3・・・外筒 4・・・
溶接ヘッド5・・・トーチ 6・・・倣い装置 8.9
・・・走行部10・・・クランプ機構 11・・・クラ
ンプアーム 13・・・制御操作部 21・・・旋回モ
ータ 24・・・駆動ユニット51・・・傾角モータ 
130・・・cpu特 許 出願人 住友金属工業株式
会社 外2名代理人 弁理士 河  野  登  夫弔 図 弔 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2つの管の突き合せ部分を周方向に溶接する自動溶
    接機を制御する制御方法において、前記突き合せ部分の
    目違い量を周方向に検出し、その検出結果に応じて前記
    自動溶接機の溶接条件を周方向に変更しながら溶接を行
    うこと を特徴とする自動溶接機の制御方法。 2、予め複数の代表的な目違い量に応じた溶接条件を作
    成しておき、実際に突き合せ部分の目違い量を周方向に
    検出し、その結果と、前記代表的な目違い量の溶接条件
    とを用いて実際の目違い量に応じた最適な溶接条件を補
    間算出し、その算出結果に応じて溶接を行うこと を特徴とする自動溶接機の制御方法。
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