JP2003534949A - 印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット - Google Patents

印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数の層の組み合わせにより得られる印刷用ブランケットの製造方法に関する。この方法は、上記層の実現のために、熱網状化剤を含有せず、熱可塑性であるエラストマーを用いることを特徴とする。本発明は、印刷機の分野に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、複数の層の組み合わせにより得られる印刷用ブランケットの製造方
法、および同方法により得られるブランケットに関する。
【０００２】 公知のこの種のブランケットは、組織でできた補強材の上にエラストマーの連
続層を被覆（coating）することにより生成される。これらの層は、乾燥させら
れ、組み合わせられ、かつ加硫されている。用いられる材料、およびブランケッ
トの製造方法では、溶媒、加硫剤、可塑剤、および加硫時のカーボンブラックの
ような分解生成物といった、人や環境に対して有害な化学物質の使用を伴う。実
際に、これらの生成物は、特に、可塑剤、カーボンブラック、および分解生成物
のような発ガン性物質または発ガン性があると推測される物質、再生に対して有
害な物質および特に加硫剤のような突然変異性（mutagene）物質、溶媒のような
有害性および引火性アレルギー物質、ならびに有毒および腐食性物質を含む。さ
らに、公知の方法により製造される公知のブランケットは、製造業者が講じる乾
燥の予防措置がどんなものであっても、一定の割合の残留溶媒を保つ。これらの
残留溶媒は、貯蔵中および利用中に多孔性となり不都合な陥没を生じ得る。この
陥没は、ブランケットの重大な機能的欠陥の１つであることに留意されたい。公
知のブランケットはさらに、閉じ込められた貯蔵の場合に、使用者を不快にさせ
る蒸気や臭気を発生させるという難点を有する。最後に、現行技術によるこれら
のブランケットは、特に、それらの塩素および硫黄含有率により、寿命の終わり
に除去することが難しい。
【０００３】 本発明は、上述した製造方法、およびそれらの方法によって実現されるブラン
ケットから、環境や人に対する危険性を排除することを可能にする方法、および
該方法によって得られるブランケットを提供することを目的とする。
【０００４】 この目的を達成するために、本発明による方法は、種々の層が、溶媒の使用を
伴わない手段によって、特に、コロナ処理、イオン化処理、または火炎処理によ
って互いに固定されることを特徴とする。
【０００５】 本発明の一特徴によれば、この層の実現のために、熱網状化剤を含有せず、熱
可塑性であるエラストマーを用いる。
【０００６】 本発明の別の特徴によれば、エラストマー層の実現は、溶媒を用いない乾式手
段によって、有利には押出しによってなされる。
【０００７】 本発明の別の特徴によれば、ブランケットをスリーブの形態で作成するために
、所定の長さの熱可塑性材料でできた層を、その両端をベベリングした後、支持
体を形成しているスリーブに巻きつけ、ベベリングした両端を重ね合わせ、適当
な熱によりその両端を組み合わせることによって管状構造を形成することで、別
の管状層の実現のために支持体の機能を果たすことができる管状構造が得られる
。
【０００８】 本発明の一特徴によれば、スリーブの形態をしたブランケットのリトグラフ層
は、放射線により網状化され、次に、必要な場合には、整流および研磨される。
【０００９】 本発明の別の特徴によれば、圧縮性管状層は、該層に予め組み込まれた膨張性
微小球があるために、その両端を熱によって組み合わせたときに拡張の可能性が
与えられることで実現される。
【００１０】 もっぱら例としてのみ与えられた添付の図面を参照して次に行われる説明的な
記載において、本発明はよりよく理解され、かつ本発明の他の目的、特徴、詳細
、および利点がより明らかになるであろう。
【００１１】 人および環境に対し危険性をもたらさない、本発明による多層ブランケットは
、有利には、補強材と組み合わせられた連続エラストマー層、および押出機の下
流で圧延機（calender）において組み合わせられた別のエラストマーあるいはポ
リマー層の押出しによって実現される。層の組み合わせに入り込む組織は、溶媒
の使用を回避するために、コロナ処理、イオン化処理、または火炎処理によって
、エラストマー層に接着するよう仕向けられる。
【００１２】 感圧性タイプの溶媒なしの接着剤も用いられ得る。
【００１３】 本発明の範囲内で用いられるエラストマーは、配合物の種々の成分を供給され
た押出機のシース（sheath）内で混合されるか、あるいは、それ自体公知である
手段によって予め混合され、それらの成分が顆粒または同様の形態でシース内に
供給されている。
【００１４】 本発明の範囲内で用いられるエラストマーは、熱網状化剤を含有していないと
いう特徴を有している。エラストマーは、適合されたレオロジーによる熱可塑性
があり、種々の層は、ブランケットの全体または一部が組み合わせられた後、放
射線により網状化され得る。
【００１５】 エラストマー層の実現は、溶媒を用いない乾式手段によって、特に押出しによ
ってなされる。
【００１６】 用いられる材料は、高温で流動化する能力を有し、したがって、特に押出しに
よって良質な薄フィルムの生成を可能にする。
【００１７】 本発明によるブランケットにおいて用いることのできるエラストマーおよび補
強材として、他のポリマーと結合したＴＰＵ型のエラストマーまたはポリマーの
配合物、ＰＰ（ポリプロピレン）、ＰＡＮ（ポリアクリロニトリル）、およびＰ
ＶＣ（ポリ塩化ビニル）に基づいたタイプの動的加硫のエラストマー、スチレン
系エラストマー、オレフィン系エラストマー配合物、オレフィン共重合体、およ
び官能基化されたオレフィン、アクリロニトリル系エラストマー、ＥＰＤＭ（エ
チレン−プロピレン−ジエンターポリマー）またはＣＳＭ（クロロスルホン化ポ
リエチレン）、またはさらにＡＣＭまたはＡＥＭ、および改質または非改質エラ
ストマーの組み合わせ、アラミド型の繊維または糸の補強材、ポリエチレンまた
はポリプロピレン型の繊維または糸の補強材、ポリエステル型の繊維または糸の
補強材、あるいはそのような繊維または糸の混合物が挙げられる。
【００１８】 本発明の範囲内で用いられる、溶媒がなく、したがって環境や人に対し危険性
のない材料は、それらの材料の熱可塑性、ひいては、完全な接合を形成するため
に高温で単に再加熱することにより溶融する特性を利用することで、１つまたは
複数の圧縮性層、１つまたは複数の補強層、必要な場合には、支持体層、他の機
能性層、あるいは充填層（filling layer）と結合したリトグラフ層を含む管状
ブランケットを実現することが可能である。
【００１９】 したがって、たとえば、押出しにより得られたリトグラフ層から、適当な長さ
に切断して、その両端をベベリングした後で、この層を支持体のスリーブに巻き
つけ、ベベリングされた両端を重ね合わせ、それを加熱することで、管状リトグ
ラフ層を実現することができる。この層は、放射線により網状化され得り、必要
な場合には、整流および研磨され得るであろう。この場合、支持体のスリーブは
、リトグラフ層が置かれるブランケット層であり得る。圧縮性層は、その層を形
成する材料に予め組み込まれた膨張性微小球があるために、両端を組み合わせた
ときにこの層の拡張を確実にする付加的可能性を有することで同様に実現される
。圧縮性層になるように充てられた押出しフィルムは、有利には、その圧縮性層
に異方性を与えるために、押出し時に平面に延伸される繊維を含む。延伸繊維を
含む押出しフィルムは、補強層または安定層の役割、あるいは紙の排出量を制御
する役割も果たし得る。
【００２０】 管状構造はまた、内部支持体を有するスリーブ上への、同心の１つまたは複数
の連続層の直接押出しにより得ることができる。この直接押出しは、リボン状タ
イプまたは管状タイプであり得る。変形形態では、同時押出し（co-extrusion）
も考えられる。
【００２１】 背部の、すなわち、リトグラフ層を備える表面とは反対の面にある、整流可能
なポリマー材料でできた層を実現することで、ブランケットの印刷品質を保持、
さらには改善さえしながらも、背部層の整流によりブランケットの厚さを均一に
することができる。
【００２２】 背部のポリマー層の整流により、特に、整流され研磨されたリトグラフ層を有
するブランケットの厚さを調整すること、および成形により得られたより滑らか
な表面を有するブランケットが可能となり、この理由のため、優れた印刷品質を
呈示することができる。
【００２３】 しかしながら、一般に、本発明は、良質の印刷を保証するリトグラフ表面を実
現するのに用いられる手段に依存せずに、厚さが均一化されなければならないあ
らゆるブランケットに適用できる。
【００２４】 本発明はまた、整流のないブランケットに比して、２倍の精度利得、すなわち
、現行技術の約＋／−０．０２ｍｍに対し＋／−０．０１ｍｍの厚さの全公差を
得ることが可能である。
【００２５】 本発明により、ブランケットの厚さの均一化のほかに、ブランケットの全厚の
低減も得ることが可能である。実際に、ブランケットが達成すべき種々の機能を
分け、それらの機能を特定の層に与えることで、組織層、圧縮性層、およびリト
グラフ層を組み合わせることによりブランケットの最適な構造を確立することが
できる。巻棒または糸または織り格子を使用することにより、複数の組織を代替
することが可能であり、厚さの低減も得ることができる。たとえば、アラミド型
の繊維の巻棒の使用により、少なくとも組織の襞の相対厚を節減することが可能
である。その利得は、少なくとも０．５ｍｍである。本発明の範囲内で用いられ
る巻棒は、それ自体、それが取って代わる組織よりも厚さが薄い。
【００２６】 巻棒がブランケットの圧縮性に寄与する補強材の組織を代替する場合、組織を
除去しても圧縮性を維持でき、結果的に背部のポリマー層を圧縮性にできる。
【００２７】 したがって、本発明は、大部分が１．７〜２ｍｍの厚さを有する既知のブラン
ケットの破壊抵抗を保持しながらも、１．００〜１．３０ｍｍのほぼ均一な厚さ
のブランケットを実現することが可能である。
【００２８】 本発明は、内側から外側にかけて、以下の層：わずかに圧縮性のあるポリマー
層、アラミドの巻棒または経糸方向の等価物、主要な圧縮性層、たとえば緯糸お
よび経糸方向に可撓性のある単繊維（monofilament：モノフィラメント）を有す
る安定組織、およびリトグラフ層を備えるブランケットの実現が可能である。
【００２９】 第１の変形形態では、安定組織は、繊維によって場合により強化される硬質ポ
リマー層と代えることができ、第２の変形形態では、１つまたは複数の圧縮性層
は、ブランケットの平面に延伸繊維を組み込むことにより、異方性となり得る。
【００３０】 図１ないし図６は、厚さが低減されている、本発明によるブランケットの６つ
の有利な実施形態の構造を示している。これらの図に関して、参照符号１はわず
かに圧縮性のあるポリマー層を、参照符号２は巻棒を、参照符号３は圧縮性層を
、参照符号４は安定組織または強化された強固な層を、参照符号５はリトグラフ
層を、および参照符号６は稠密ポリマー（compact polymer）層を示している。
【００３１】 図１に示したブランケットは、内側から外側にかけて、わずかに圧縮性のある
ポリマー層１、巻棒２が中に組み入れられている圧縮性層３、安定組織または強
化された強固な層４、およびリトグラフ層５を備える。このブランケットは、約
１．２ｍｍの厚さを有する。図２によるブランケットでは、図１のブランケット
に比して稠密ポリマー層６が取り除かれており、これにより、ブランケットの厚
さを約１．１ｍｍにまで低減することが可能となっている。図３は、巻棒２がブ
ランケットの背部のポリマー層１に組み入れられ、稠密ポリマー層６が同様に取
り除かれているブランケットを示している。このブランケットの厚さは、約１．
２ｍｍである。図４のブランケットは、図３のブランケットと一致しているが、
巻棒２が圧縮性層の高い部分で圧縮性層に組み入れられているという違いがある
。このブランケットの厚さは１．１ｍｍである。図５に示したブランケットは、
圧縮性のあるポリマー層１および稠密ポリマー層６が省かれているという理由の
ために、約１ｍｍのより少ない厚さを有し、組立体（ensemble）２が圧縮性層３
の高い部分で圧縮性層３に組み入れられている。最後に、図８は、背部の圧縮性
層３の高い部分で組み入れられている巻棒を有する、圧縮性層３、異方性圧縮性
層７、およびリトグラフ層５を備えるブランケットを示している。このブランケ
ットの厚さも約１ｍｍである。
【００３２】 本発明の範囲において、ブランケットのリトグラフ層の表面に、微細粒子、た
とえばガラス超微粉あるいはポリマー粉末またはセラミック粉末を埋め込むこと
が有利であることがわかる。特有の微小な粗さおよび独特の微不均一性を有する
特定の転写表面も得られる。ガラス超微粉を用いる場合、表面に光沢が広がると
いうの優れた特性が得られる。背部層がポリマー材料で実現されるのであれば、
その背部層の表面に粒子の埋め込みを行うこともできる。この埋め込みにより、
有利なことに、その表面の摩擦係数を低減することが可能である。摩擦係数が少
ないことは、印刷機のシリンダ上への固定を容易にするのに非常に有用である。
【００３３】 埋め込まれる粒子は、好ましくは球状をしており、好ましくは１〜１００ミク
ロンの直径を有する。
【００３４】 図７は、この埋め込みを実施するのに有利な方法および設置を示している。こ
の図によれば、押出しダイ（extruder die）の下流で、粒子を埋め込まなければ
ならない表面のあるポリマー層８を１０で示されるブランケット枠体とともに圧
延機１１と１２との間に通す。処理すべき表面１３と接触することになる圧延機
のシリンダ、すなわち下側シリンダ１２は、その下部を、たとえば粉末形態をし
た微粒子が入った槽１５内に浸す。シリンダプランジャーがこの槽を通過するこ
とにより、シリンダ表面上に１７で示される粒子のフィルムが形成され、このシ
リンダは、回転しながらこれらの粒子をポリマー層８の表面１３に運んで埋め込
む。シリンダプランジャーの表面の粗さは、運ばれる粒子の量のパラメータのう
ちの１つをなす。この槽は、圧延機のシリンダプランジャーの表面上にむらのな
いの堆積を保証するために振動運動により動かされ得る。
【００３５】 ブランケットの表面に堆積されて埋め込まれる粒子の量を定めるために、シリ
ンダプランジャーのかき取り装置（dispositif de reclage：scraping device）
も予め備えられ得る。
【００３６】 実施の変形形態では、本明細書に記載した埋め込みは、予め押し出された、お
よび必要な場合には、赤外ランプのようなそれ自体公知の手段によって表面を単
に再加熱し、表面が再加熱されたポリマー層とともに図７の圧延機のシリンダ間
にブランケットを通過させることにより整流されたポリマーフィルムの表面上に
なされる。
【００３７】 変形形態では、圧延機の２つのシリンダ間の接触ゾーン内を通過するときに、
シリンダプランジャーにより運ばれた、熱ポリマーフィルムと接触して凝固する
、ペースト状あるいは捏粉状の生成物または液体生成物のフィルムを、ブランケ
ットの表面に堆積することも考えられる。
【００３８】 本発明は、多数の利点をもたらす。ブランケットの背部のポリマー層の整流に
より、ブランケットの厚さが、より厳密かつ均一になる。このことは、ブランケ
ットの性能に直に影響を及ぼす。実際、制御された厚さは、圧力の質、およびブ
ランケットの寿命を改善する。より均一なブランケットの厚さは、ブランケット
の耐用期間を延ばすとともに、ブランケットにかかる機械的応力を制限し、かつ
印刷に対する弱点の潜在的な出現も可能な限り遅延させる、より低減された胴張
りの高さを保証する。滑らかな、さらには非常に滑らかな印刷表面をもたらす印
刷の優れた品質が保持され得る。このような滑らかな表面により、詳細部を正確
に印刷することが可能であり、「シャープな」印刷、あるいはさらに「ハイファ
イ」印刷が得られる。滑らかな表面は、確率系（stochastic system）の利用を
可能にする。この滑らかな表面は、現行技術のブランケットの０．８〜１．５μ
の値に対し０．４μ以下の非常にわずかな粗さ（プロフィルメータで測定された
平均粗さ：Ｒａ）を特徴とし得る。非常に滑らかな印刷表面を得たいと望む場合
の、たとえば印刷表面の研磨による厚さの一様性の劣化、および、あまり強力で
ない研磨、したがってあまり滑らかではない表面で満足されている既知のブラン
ケットに対してなされた妥協が、本発明により提供されるような、背部の層の整
流により排除され得る。ブランケットの厚さの低減により、振動の低下が得られ
、ブランケットの細い固定溝用にシリンダを考案することを可能にし、ひいては
高速での巻きつけの際のバウンドを最小化することを可能にする。本発明はさら
に、薄ブランケットの実現のために、薄ブランケットが、原価で最も重要なポス
トを占める材料の量が少なくて済むという点でコストの低減を保証する。本発明
は、廃棄物量の低減も達成することができる。実際、あまり厚くないブランケッ
トは、除去すべき廃棄物の量がさほど多くないことを意味している。さらに、リ
トグラフ層、または背部の層の表面に粒子を埋め込むので、所望の微不均一性の
表面を得ることができ、かつ／または支持体上のブランケットの摩擦を低減する
ことができる。最後に、本発明により、「環境に優しい」、すなわち、人や環境
に対して何の危険性ももたらさないブランケットを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図２】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図３】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図４】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図５】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図６】 本発明によるブランケットの６つの実施形態の断面図である。
【図７】 本発明によるブランケットの実施方法を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＣ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ， ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，Ｉ Ｎ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ， ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 リスケ、ジョゼ フランス国、68360 スルツ、リュ・デ ュ・ウォルハ 75 (72)発明者 クジンスキー、ジェルジ フランス国、68720 ジリシェイム、リ ュ・デュ・シャノワーヌ・スクレ ９ Ｆターム(参考） 2H114 CA01 CA04 CA10 EA08 GA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の層の組み合わせにより得られる印刷用ブランケットの
    製造方法であって、該層の実現のために、熱網状化剤（thermal reticulation a
    gent）を含有していない、熱可塑性であるエラストマーを用いることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項２】 前記種々の層は、溶媒の使用を伴わない手段によって、特に
    コロナ処理、イオン化処理、または火炎処理によって、互いに固定されることを
    特徴とする、請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 スリーブの形態でブランケットを作成するために、所定の長
    さの熱可塑性材料でできた層を、支持体を形成しているスリーブに巻きつけ、両
    端を接触させ、該両端を、該両端の溶融温度に加熱することにより組み合わせる
    （assemble）ことを特徴とする、請求項２に記載の方法。
  4. 【請求項４】 前記両端をベベリング（bevel）して、該両端を重ね合わせ
    、前記溶融温度に加熱することにより該両端の組み合わせ作業を行うことを特徴
    とする、請求項３に記載の方法。
  5. 【請求項５】 放射線による網状化処理をリトグラフ層に施し、必要な場合
    には、整流（rectification）作業および研磨作業にさらすことを特徴とする、
    請求項１ないし４のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項６】 圧縮性管状層は、該層に予め組み込まれた膨張性微小球があ
    るために、その両端を熱によって組み合わせたときに拡張の可能性が与えられる
    ことで得られる、請求項３ないし５のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項７】 前記エラストマー層の実現は、溶媒を用いない乾式手段（vo
    ie seche）によって、有利には押出しによってなされることを特徴とする、請求
    項１ないし６のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項８】 多層構造の印刷用ブランケットであって、エラストマー層は
    、熱可塑性であり、網状化剤を含有していないことを特徴とするブランケット。
  9. 【請求項９】 前記層は、コロナ処理、イオン化処理、または火炎処理によ
    り互いに固定されることを特徴とする、請求項８に記載のブランケット。
  10. 【請求項１０】 少なくとも１つの層、特にリトグラフ層は、放射線により
    網状化されることを特徴とする、請求項８または９のいずれかに記載のブランケ
    ット。
  11. 【請求項１１】 前記リトグラフ層は、整流かつ研磨されることを特徴とす
    る、請求項１０に記載のブランケット。
  12. 【請求項１２】 前記ブランケットは、スリーブの形態を有し、熱可塑性材
    料でできた層の両端は、前記材料の溶融温度に加熱することにより組み合わせら
    れることを特徴とする、請求項８ないし１１のいずれか一項に記載のブランケッ
    ト。
  13. 【請求項１３】 圧縮性管状層は、膨張性層に組み込まれた膨張性微小球が
    あるために、両端を熱によって組み合わせたときの拡張により得られることを特
    徴とする、請求項１２に記載のブランケット。
  14. 【請求項１４】 背部の層は、ポリマー材料でできた層であることを特徴と
    する、請求項８ないし１３のいずれか一項に記載のブランケット。
  15. 【請求項１５】 前記背部層は、整流可能なポリマーでできており、整流さ
    れることを特徴とする、請求項１４に記載のブランケット。
  16. 【請求項１６】 前記ブランケットの厚さは、複数の組織を代替する巻棒（
    ensouple：糸巻）または糸または織り格子を含むことで低減されることを特徴と
    する、請求項８ないし１５のいずれか一項に記載のブランケット。
  17. 【請求項１７】 少なくとも１つの外層は、表面に粒子の埋め込みを含むこ
    とを特徴とする、請求項８ないし１６のいずれか一項に記載のブランケット。
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