JP2000503265A - 圧縮性層の展延による円筒形ブランケットの製造 - Google Patents

圧縮性層の展延による円筒形ブランケットの製造

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Abstract

(57)【要約】 内部圧縮性層と実質的に非圧縮性の外部層つまり表面層を形成するために、遊動ナイフ又はナイフ・オーバ・ロール展延技術を使用する円筒形圧縮性ラミネートの製造方法。コーティングシステムは、エラストマー材料を回転ラミネート上に送出するためのコーティングヘッドと、エラストマー材料の均一なコーティングを分配及び展延するために回転軸に対して平行であるナイフブレードを含む。所望の厚さの層が得られるまで、追加のコーティングを塗布することができるように、ナイフブレードはラミネートの各回転時に徐々に上昇させてもよい。好ましい実施の形態では、各回転中に、コーティングを、少なくとも部分的に硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】 圧縮性層の展延による円筒形ブランケットの製造 発明の分野 本発明は、平版印刷で使用する円筒形エラストマー物品を製造する方法に関し 、より詳しくは、オフセット印刷機で使用する圧縮性円筒形印刷ブランケット又 はローラを製造する方法に関する。 発明の背景 オフセット平板印刷のプロセスでは、回転胴は、油性インクには受容性を有す るが、水をはじくポジ画像エリアと、油性インクをはじく背景エリアを有し、「 版面」と呼ばれる円筒形表面により覆われている。印刷中には、版面が回転し、 その結果、その表面が「印刷ブラケット」として公知のインク受容性ゴム表面を 有するラミネートにより覆われた第2の胴と接触する。オフセット印刷工程中に は、版面の画像表面上のインクは印刷ブラケットの表面に移行すなわち「オフセ ットする」。紙又はその他のシート紙料が、ブランケット被覆胴により形成され たニップと、剛性バックアップ胴又はもう1つのブランケット被覆胴の間を通過 させられ、画像がブランケットの表面から紙に転写される。 画像が版面から印刷ブランケットに、次いで、このブランケットから紙に転写 される段階においては、2つの接触表面の緊密な接触を確保することが重要であ る。これは、通常は、ブランケット被覆胴と支持胴又は紙と接触するためのもう 1つのブランケット被覆胴の間に所定の干渉が存在するように、両者を位置決め することにより実現される。従って、ゴム表面印刷ブランケットラミネートは一 般的に印刷工程全体を通じて所定の深さまで、一般的には、約0.5〜1.5mm まで圧縮される。 もし印刷ブランケットが中実ゴムで作られている場合は、高いニップ圧力を受 けると、ニップに隣接したエリアで、ブランケットは膨れるか、又は胴軸から離 れて半径方向に突出することになる。これが、中実ゴムの体積を減らすことがで きず、従って、中実ゴムが側方流動を受けやすい理由である。もちろん、膨れは 印刷画像を歪めるともに、印刷される紙にしわを寄らせる可能性もある。従って 、膨れと印刷画像の歪みをなくすために、圧縮性印刷ブランケットが開発されて きたのである。 ブランケットを圧縮可能にするためには、ブランケットの形成に使用される中 実材料の一部の代わりに、気体が、一般的には空気が使用されている。詳細には 、ブランケットの表面の下の層が、均一な圧縮を可能にする数多くの微細な空隙 を包含するように構成されている。圧力を受けるエリアの下の空隙は体積が減少 するので、これら空隙により円筒形ニップのところでは、横方向膨れよりもむし ろ垂直方向圧縮が可能になる。 従来のオフセット印刷ブランケットは、一般的に、多層布ベースと加硫エラス トマーフェースを含んでいる。布を形成する際に使用した糸は一定の量の空気を 随伴して空隙を作る。従って、布は、ある程度の圧縮性を備えている。しかしな がら、かかるブランケットの圧縮性を高めるために、一般的に、圧縮性材料を圧 縮性層として、ブランケットの内部に組込むか、又は布の中に組込んでいる。当 業者は、所望の圧縮性特性を有する印刷ブランケットを提供する圧縮性層又は布 を製造するのに、異なる連続気泡構造、独立気泡構造、ミクロスフェア、及びそ の様々な組合せの使用を可能にする多種多様な方法を探求してきた。圧縮性ブラ ンケットを製造する方法に関する数多くの教示には、リーヴス・ブラザース社(R eeves Brothers,Inc.)のPCT出願第WO95/23706号、フリント等(Fl int et al.)の米国特許第5,364,683号、バイヤー等(Byers et al.)の 米国特許第5,334,418号、ラーソン(Larson)の米国特許第4,042, 743号、志村(Shimura)の米国特許第4,422,895号、ローダマー等(Rh odarmer et al.)の米国特許第3,795,568号、ピンクストン等(Pinkston et al.)の米国特許第4,015,046号、及びバーンズ(Burns)の米国特許 第5,069,958号がある。 印刷の均一性を確保するためには、印刷ブランケットと支持ロールの間のニッ プの全長にわたって、圧縮を均一に維持することも重要である。考慮すべきもう 1つの重要な点は、印刷される紙又はその他のウェブの取扱いに関するものであ る。各種の印刷工程で使用するために構成された円筒形印刷ブランケットは、例 えば、その幅全体とニップ間つまり接触ポイント間に張力プロフィールを提供す るために、凹形外部表面を有するものが製造されてきた。類似の凹形外部表面を 有するスプレッダロールも、従来の技術においては、オフセット印刷用として公 知である。このようにして作出される張力プロフィールはウェブを広げて、内向 きのしわの形成を防止する。 典型的な円筒形印刷ブランケットは、典型的にはスリーブからなる回転可能な 支持体のまわりに形成されている。この支持体の外部表面は、ブランケットを支 持体に結合し、グリース、オイル、水、インク等のような材料が支持からブラン ケットの中に上向きに運ばれるのを防止する働きを行う「プライマ」のコーティ ングを備えている。エラストマーマトリックスと複数の圧縮性連続又は独立気泡 の混合物でコーティングした1本又は複数の糸を支持体に巻付けることにより、 コーテッド支持体の上に圧縮性層が形成される。浸漬タンクの中のエラストマー 材料の浴に糸を浸して引張ることにより、エラストマー材料が糸に塗布される。 糸の上のエラストマー材料の量は、浸漬タンクの中の出口穴を通して糸を引張る ことにより調節される。糸の直径よりも通常は大きい出口穴のサイズが、糸に塗 布されるエラストマー材料の量を決定する。 典型的には螺旋方向に行われる巻付け中には、圧縮性層のベース部を形成する ために、糸がコーテッド支持体に隣接した層の下部に沈むように、巻付け条件が 調節される。このベース部よりも上方には、糸の無い気泡含有エラストマー材料 だけが存在する。圧縮性層を形成した後に、この圧縮性層は、「プレ硬化」とし て知られている方法により、少なくとも部分的に乾燥又は硬化させられる。次に 圧縮性層には、気泡を含まないエラストマーマトリックスをコーティングした1 本又は複数の補強糸が巻付けられる。この第2の補強巻線を形成する糸は、硬化 の効果により、圧縮性層の上部表面の頂上に留まることができる。 他の方法として、例えば、完全硬化の率を可変的に下げることにより、又は糸 の張力を変えることにより、コーテッド補強糸を所定のレベルまで圧縮性層に浸 入させることもできる。その後に、印刷表面、典型的には、ニトリル混合物のよ うな中実エラストマーが、コーテッド補強糸の頂部のブランケットの上部表面に 塗布される。 従来の技術による圧縮性層の製造方法の場合は、多量の廃棄物が生じ、一定の 製品が得られない。圧縮性層用の材料が、補強層を形成するために使用される糸 又はヤーン上の非硬化材料の層として供給される場合は、均一な厚さすなわち所 望のプロフィールを有する一定の層を作ることは困難である。糸に適用される材 料の量が、糸浸漬タンクの中の出口穴のサイズだけにより決定されるので、付着 する材料の量が大きく変動する可能性がある。従って、糸に適用される材料の量 が大きく変動することがあるので、この方法では、圧縮性層についても印刷層に ついても、材料の量の正確な調節を行うことはできない。 従って、廃棄物を減らし、品質の向上したより一定の製品をもたらす圧縮性円 筒形印刷ブランケットを製造する方法が必要なのである。本発明はかかる方法を 提供する。 発明の概要 本発明は、円筒形圧縮性ラミネートを作る方法に関する。本発明の方法は、第 1補強層を円筒形スリーブ上に形成することと、コーティングヘッドとナイフブ レードを含むコーティングシステムの下でスリーブを回転させることにより、圧 縮性層を第1表層上に展延することからなる。複数の連続又は独立気泡、好まし くはミクロスフェアを含むエラストマーマトリックスを、コーティングヘッドを 介して、ラミネートの第1補強層の上に形成し、その際に、ナイフブレードはエ ラストマーマトリックスコーティングの厚さと均一性を調節して、圧縮性層を第 1補強層上に形成する。最後に、中実エラストマー材料の表面層を形成し、これ らの層を硬化させて、スリーブの上に、硬化した円筒形圧縮性ラミネートを形成 する。 典型的には、ブランケットの全幅にわたって均一な厚さの圧縮性層を形成する ために、直線の縁を備えたナイフブレードが使用される。しかしながら、変形例 として、湾曲したナイフブレードを用いて圧縮性層を広げることにより、スリー ブの両端よりも中央のが肉厚の圧縮性層を形成してもよい。所望の厚さの圧縮性 層が得られるまで、スリーブの1回転毎にナイフブレードを徐々に上昇させるこ とにより、圧縮性層を作るのが好ましい。 表面層を形成する前に、圧縮性層の上に第2補強層を形成してもよい。エラス トマーマトリックスをコーティングしたヤーンを螺旋状にスリーブの回りに一連 の巻線を作るようにして巻付けることにより、第1補強層及び第2補強層を形成 するのが好ましく、各巻線は、隣接する巻線と実質的に接触する。エラストマー マトリックスからなる浴を含む浸漬タンクの中にヤーンを浸して引張ることによ り、ヤーンにはエラストマーマトリックスがコーティングされる。典型的には、 コーテッドヤーンは、ヤーンの直径と実質的に同じ直径を有する出口穴を通って 、浸漬タンクから出る。 スリーブをコーティングシステムの下で回転させることにより、表面層を形成 するのが好ましく、その場合、コーティングヘッドはエラストマーマトリックス をラミネートの第2補強層の表面上に形成し、また、ナイフブレードが表面層の 均一性を制御する。圧縮性層の場合と同様に、所望の厚さの圧縮性層が得られる まで、スリーブの1回転毎にナイフブレードを徐々に上昇させることにより、表 面層を形成してもよい。 スリーブの外表面は、典型的には、少なくとも1つの粘着プライマ、好ましく は2つの粘着プライマでコーティングされている。第1粘着プライマはスリーブ に対する粘着性という観点から選ばれ、第2粘着プライマはエラストマー材料に 対する粘着性という観点から選ばれる。 補強層は、好ましくは、フィラメント、ヤーン、又は糸材料からなり、典型的 には、エラストマーマトリックスをコーティングしたヤーン又は糸を、一連の巻 線を形成するように螺旋状に巻付けることにより形成され、ヤーン又は糸の各巻 線は隣接する巻線と実質的に接触する。好ましい実施の形態では、第1補強層の ヤーン又は糸には、ミクロスフェアを含むエラストマーマトリックスがコーティ ングされる。 ラミネートの1回転中に形成される圧縮性層又は表面層の部分は、回転中に赤 外線により少なくとも部分的に硬化させてもよい。この実施の形態では、少なく とも部分的に硬化した部分は、追加のエラストマー材料をその上に形成する前に 、つまり、スリーブの回転により、少なくとも部分的に硬化した部分をコーティ ングヘッドに戻すときに冷却すべきである。好ましくは、追加の材料を適用する 前 に、塗布したコーティング材料の各部分を硬化させる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明により製造された圧縮性円筒形ラミネートの拡大断面図であ る。 第2図は、本発明の補強層を形成するための好ましい方法の概略図である。 第3図は、本発明の展延技術の概略図である。 発明の詳細な説明 最も広義の観点によれば、本発明は、円筒形ロール組立体と共に、又は円筒形 ロール組立体として使用するための円筒形圧縮性エラストマー物品を製造する方 法を提供することを目的とする。 本発明は、印刷用に使用する円筒形エラストマー物品を製造する方法に関する 。本発明の方法により製造される物品は、典型的にはスリーブからなる回転可能 な支持体と、実質的に厚さが均一で、支持体の上に設けられた圧縮性円筒形ラミ ネートからなる。このラミネートは、外部表面を形成する印刷面と、印刷面の下 方に配置された圧縮性層と、少なくとも2つの補強層を有する。 本発明の方法は、非硬化ゴム材料をコーティングした、好ましくはヤーン又は 糸からなる第1又は第2補強層を円筒形スリーブに形成することと;複数の圧縮 性連続又は独立気泡を含むエラストマー材料からなる圧縮性層を展延技術により 形成することと;好ましくは糸又はヤーンからなる、圧縮性気泡を実質的に含ま ないエラストマーマトリックスをコーティングした第2補強層を適用することと ;中実エラストマの表面層を展延技術により形成することからなる。エラストマ ー材料は、展延技術により塗布されるので、少なくとも部分的に硬化させてもよ く、又は、完成したラミネート状ブランケットに糸を巻付け、硬化させ、もし必 要があれば、所望のサイズ、形状及び表面性状に磨いてもよい。 好ましくは、円筒形スリーブは金属、最も好ましくはニッケルコーテッド銅で あり、スリーブの表面によく粘着する第1粘着性プライマをコーティングされて いる。第2粘着プライマを第1粘着プライマの上に適用することもでき、好まし くはゴムに対する粘着性の観点から選ばれる。 本出願の目的のために、用語「ヤーン」は、印刷ブランケットのエラストマー 層の補強に適したあらゆるヤーン、糸、繊維又はフィラメントを含むものとし、 用語「ラミネート」は、完成ラミネート状物品と、粘着プライマコーテッドスリ ーブを含めた、製造工程のあらゆる時点における部分完成ラミネート状物品を含 むものとする。好ましくは、ミクロスフェア又はその他の空隙を含んでいてもよ いエラストマーマトリックスからなる浴を含む浸漬タンクの中にヤーンを浸して 引張ることにより、第1補強層は形成される。混合物をヤーンの中に押込むため に、コーテッドヤーンは浸漬タンクの中の出口穴を通して引張られる。出口穴の 直径はヤーンの直径に近く、その結果、ヤーンがエラストマーマトリックスのほ んの小さなコーティングをその表面上に保持するか、又はエラストマーマトリッ クスがヤーンの本体の中に押込まれる。出口穴の直径が小さいことにより、一定 量のエラストマー材料が確実にヤーンに適用されることになる。 好ましくは、ヤーンの一端がスリーブに取付けられた後に、胴を回転させ、ヤ ーンを浴に浸し、出口穴を通して引張ることにより、コーテッドヤーンが粘着プ ライマコーテッドスリーブのまわりに巻付けられる。粘着プライマとコーテッド ヤーンとの粘着により、ヤーンはスリーブに取付けられる。好ましくは、ヤーン の各連続巻線が前の巻線と実質的に接触するように、コーテッドヤーンの1つの 層が螺旋状にスリーブの表面に適用される。コーテッドヤーンのベルトが粘着剤 コーテッドスリーブの表面の実質的に全体にわたって形成されるまで、この工程 は続く。 次に、展延として公知の技術を使用して、ラミネートの圧縮性層がコーテッド ヤーンベルトの上に形成される。ヤーン巻付けスリーブはコーティングシステム の下方に取付けられ、エラストマー材料が適用されるので、適当な速度で回転さ せられる。コーティングシステムは、エラストマー材料を適用するためのコーテ ィングヘッドと、エラストマー材料を展延し、分配するために、ラミネートの回 転軸に対して平行に、コーテッドスリーブの表面又はその近くに配置されている 調節可能ナイフブレードを含んでいる。スリーブの1回転中に付着させられる圧 縮性層の部分を形成する材料の各コーティングの厚さは、ラミネートの表面に対 するナイフブレードの位置により決定される。 圧縮性層を形成するエラストマーマトリックスはミクロスフェア又はその他の 空隙を含むこともでき、コーティングヘッドからラミネートの全幅にわたって供 給され、ラミネートが回転するにつれてナイフブレードにより展延される。これ がエラストマーマトリックスをスリーブの表面上に均一の厚さに分配し、廃棄物 を最小限に抑えるのは、必要な量の材料だけが付着させられるように、ラミネー ト上に付着させられ、展延される材料の量が精密に調節されるからである。所望 の厚さの圧縮性層が形成されるまで、スリーブの1回転毎にナイフブレードが徐 々に上昇させられ、エラストマー材料のもう1つのコーティングが適用される。 スリーブの端よりも中心の方が少し厚い圧縮性層を製造することが有利なので 、この形状を実現するためには、中高の少し湾曲したナイフブレードを使用する ことができる。 好ましい実施の形態では、ラミネートの1回転中に付着させられる圧縮性層の 部分を形成するエラストマー材料の各コーティングはその回転中に少なくとも部 分的に硬化させられる。好ましくは、ラミネートの1回転中に各コーティングを 硬化させるために、赤外線ランプ又はその他の赤外線源が使用される。圧縮性層 の次の部分が形成される前に、ラミネートの外部表面は冷却するものとする。従 って、少なくとも部分的に硬化させられたラミネートの全域に送風を行い、各回 転が完了し、ラミネートが次のコーティングを受取る前に、ラミネートの表面を 冷却するために、ファン又はその他の冷却装置を使用することもできる。赤外線 源及びファンは、スリーブの各全回転により供給される時間の間に所望の量の硬 化が行われるような方法で、典型的にはスリーブの回りに設けられている。 圧縮性層がコーテッドスリーブに適用され、硬化させられた後に、エラストマ ー材料が実質的に空隙又はミクロスフェアを含んでいないことを除いて、第1補 強層と同じ方法で、第2補強層が適用される。それに加えて、第2補強層に使用 されるヤーンのサイズとタイプは、第1補強層と同じでもよいし、違っていても よい。 最後の、典型的には空隙を全く含まないニトリル・ラテックス組成である表面 又は印刷層が、圧縮性層の適用に関して記載されている展延技術を使用して、表 面に適用される。表面層は、適用される時に少なくとも部分的に硬化していても よい。あるいは又、完成ラミネートに、ナイロンのような、加熱すると収縮し、 加硫温度で硬化する布を巻付けることもできる。ナイロン布は、硬化サイクル中 にブランケットの層から逃げる気体により形成されるピンホールの形成を防止す る。冷却の後に、ブランケットは所望のサイズ、形状及び表面に研磨又は研削す ることができる。 本発明の方法により製造された物品においては、ナイフブレードの断面を変え ることにより、圧縮性層は平らにすることも、倣い削りすることも、円形、楕円 形又はその他の湾曲断面、任意に先細側面を含む中央段差、複数の段差、ダイヤ モンド形、又は平らな中央部と、ラミネートの端に向かって半径方向に先細の端 部を含むが、それらに限定されることのない多種多様な形状に成形することもで きる。 上記発明においては、支持がシャフトであり、圧縮性ラミネートがシャフト上 にローラを形成するのが有利である。あるいは又、支持は印刷胴であり、圧縮性 ラミネートは、印刷胴上に取付けられた円筒形印刷ブランケットからなる。 第1図は、本発明の方法により製造された圧縮性円筒形ラミネートの拡大断面 図である。円筒形ラミネート20は、少なくとも1層の、好ましくは2層の粘着 プライマ22をコーティングされた円筒形スリーブ21からなる。本発明の好ま しい実施の形態では、プライマの第1層は、一般的には金属であるスリーブ材料 に対するその粘着性の観点から選ばれ、プライマの第2層は、後続の層で使用さ れるエラストマー材料に対するその粘着性の観点から選ばれる。好ましくはエラ ストマー材料のマトリックスをコーティングされたヤーンである補強層23は、 コーテッドヤーンの各巻線が前の隣接巻線と実質的に接触するように、プライマ コーテッドスリーブ21、22のまわりに巻付けられる。ラミネートにとっての ベース層を形成する補強層23は、展延として公知の技術を使用して圧縮性層2 4を形成するために、エラストマー材料とミクロスフェア又はその他の空隙のマ トリックスをコーティングされている。圧縮性層24は少なくとも部分的に硬化 させられることもあり、次に、実質的に空隙を含まないエラストマー材料をコー ティングされたヤーンの第2補強層25を巻付けられる。最後に、エラストマー 材料の表面層26が展延により補強層25に適用され、硬化させられ、任意に所 望の形状及び表面質感に研削又は研磨される。 ブランケットが取付けられるスリーブは、ラミネートのための支持を提供し、 好ましくは金属製で、最も好ましくはニッケルメッキ銅である。 しかしながら、スリーブは、プラスチック、フェノール樹脂、布、板紙のよう な重量紙を含むが、それらには限定されない多種多様な材料から形成することも できる。 プライマ層は金属スリーブの腐食を防止するとともに、インク、水、オイル及 び溶剤のような液体が吸着され、上向きにスリーブからブランケットの中に運ば れるのを防止する。本発明に適した粘着プライマとしては、ケムロック205(C hemlock 205)やケムロック220(Chemlock 220)のような有機ポリマー溶剤があ る。粘着プライマを2層使用する場合は、第1粘着プライマは好ましくはケムロ ック205(Chemlock 205)で、第2粘着プライマはケムロック220(Chemlock2 20)である。 圧縮性層は、ニトリル、チオコール、フルオロエラストマー及び類似の耐溶剤 性材料のようなエラストマー、好ましくはニトリルエラストマーからなり、約4 0%のアクリロニトリル、約59%の塩化ビニリデン及び約1%のメタクリル酸 メチルのターポリマーで、30〜70%の空隙を含む、エクスパンセル社製エク スパンセル461DEのような、熱可塑性ミクロスフェアを約1〜15%、最も 好ましくは約8%含んでいる。もし所望があれば、その他のタイプのミクロスフ ェアを使用することができる。 表面は、典型的には、ニトリル、チオコール、 フルオロエラストマー及び類似の耐溶剤性材料のようなエラストマー、好ましく はニトリル混合物のような、高硬度、高抗張力、低伸張エラストマー化合物から 形成されている。表面はラミネートの物理特性を強化するために備えられており 、安定した印刷面を提供し、その結果、印刷の品質と耐久性が向上する。表面は さらにブランケット使用中の切断に対する印刷面の耐性を高め、インク、オイル 及び溶剤のような液体の浸透によるブランケットの膨潤や層間剥離を抑える働き を行う。 補強層に適したヤーンとしては、綿糸、ポリエステル、ポリアミド、ガラス繊 維、ポリノジック、アラミディック、炭素繊維等、好ましくは綿がある。典型的 なヤーンの直径は重要ではなく、当業者は、所望のレベルの補強を得るために必 要なヤーンを簡単に決定することができる。 補強層の好ましい形成方法の概略が第2図に示されている。ヤーン12をヤー ン供給装置13から、コーテッドヤーン16を提供するエラストマー材料15の マトリックスからなる浴を含む浸漬タンク14の中を通して引張るために、ラミ ネート20は矢印11の方向に回転させられる。ラミネート20の回転により、 コーテッドヤーン16もラミネートのまわりに巻付けられ、補強層17が形成さ れる。コーテッドヤーン16は、非コーテッドヤーンの12の直径と実質的に同 じ直径を有し、コーテッドヤーン16を提供するために一定の量のエラストマー 材料が確実にヤーン12に適用されるようにする出口穴18を通り、浸漬タンク 14から出る。 補強層17を形成するために、コーテッドヤーン16がラミネート20に巻付 けられるので、ラミネートの回転速度は、毎分約40〜約60表面メートル(smm )の周速度、好ましくは約50smm〜約55smmの周速度、最も好ましくは約52s mm の周速度を提供するように選ばれる。従って、補強層を巻付けるために必要 な回転速度は、コーテッドスリーブの直径により決まり、直径の大きなスリーブ は直径の小さなスリーブよりも低速で回転させられることになる。 本発明の展延技術の概略が第3図に示されている。圧縮性層と最上層は両方と も、コーティングヘッド31と、コーティングヘッド31の下方に配設されたナ イフブレード32からなるコーティングシステム30により、ラミネートの表面 上に展延される。ラミネート34が矢印36により示された方向に回転するにつ れて、スリーブ21上に取付けられたラミネート34の表面33はコーティング システム30の下方を通過するので、圧縮性層は、エラストマーマトリックスと 複数の圧縮性連続又は独立気泡からなるコーティング化合物をコーティングヘッ ド31から送出することにより形成される。表面層は、エラストマー材料の組成 が異なる点を除けば、類似の方法で形成され、実質的にあらゆるタイプの空隙を 含んでいない。 ラミネート34の対するナイフの位置は、好ましくはコンピュータ制御により 、 調節可能である。ラミネート34の回転軸に対して平行なナイフブレード32は 、回転表面33と接触することがないようにセットすることができ、又はナイフ ブレード32は、回転表面33の上方で遊動又は浮動するようにセットすること ができ、これは当業者には「遊動ナイフ」として一般的に公知である。好ましく は、ナイフブレードは、「ナイフ・オーバ・ロール」として公知の技術により、 所定の設定で、典型的には約0.05mmにセットされる。ラミネート34がヘッ ドコーティングシステム30の下方で回転させられるので、コーティング化合物 はラミネートの全幅にわたって送出され、ナイフブレード32により表面33上 に均一な厚さに分配及び展延され、圧縮性層の一部を構成するコーティングを形 成する。ナイフブレード32の厚さは約15〜32mmの範囲とすることができる 。典型的には、補強層の損傷を避けるために、ラミネート34の初期開店中は、 「遊動ナイフ」位置が利用される。次に、コーティングを所望の厚さに、典型的 には約0.1mm〜約0.6mmに肉盛りするために、「ナイフ・オーバ・ロール」 技術が使用される。 好ましくは、圧縮性層を形成するエラストマー材料の各コーティングはラミネ ートの各回転中に少なくとも部分的に硬化させられる。典型的には、ラミネート が1回転するにつれて、圧縮性層の各コーティングが少なくとも部分的に硬化さ せられるように、赤外線ランプ38又はその他の赤外線源が取付けられている。 胴の回転が部分硬化表面をコーティングシステムに戻す前に、部分硬化表面を冷 却するために、少なくとも1つのファン38が配設されている。胴とラミネート は約10〜20rpmで、好ましくは16rpmで回転させられるので、ラミネートを 少なくとも部分的に硬化させるために、表面は典型的には約90℃〜約120℃ の、好ましくは約102℃の温度に加熱される。各回転が終了し、圧縮性層又は 表面層を構成するエラストマーマトリックスのもう1つのコーティングが適用さ れる前に、表面は約30〜約70℃の温度、好ましくは約50℃の温度に冷却す るものとする。 ナイフブレードは初期にはヤーン層の上方約0.01mm〜約0.1mmに、好ま しくは約0.05mmにセットされている。次に、ラミネートの各回転が終了する と、ナイフブレード32は約0.01〜0.1mm、好ましくは約0.05mm上昇 させられ、その結果、圧縮性層の一部を形成するエラストマーマトリックスのも う1つの層を適用することができる。厚さが約0.2〜0.6mmの、好ましくは 約0.4mmの圧縮性層が形成されるまで、この工程は続く。 圧縮性層が第1補 強層に適用され、硬化した後に、ヤーンをコーティングするエラストマー材料が 実質的に空隙を含んでいないことを除いて、第1補強層と同じ方法で、第2補強 層が適用される。好ましくは、第1補強層の場合と同様に、綿ヤーンが使用され る。 最後に、表面又は印刷層、典型的には空隙を全く含まないニトリル・ラテック ス混合物が、展延により、本質的には圧縮性層と同じ方法で適用される。ナイフ ブレードは初期にはラミネートの上方約0.01mm〜約0.1mmに、好ましくは 約0.05mmにセットされている。次に、ラミネートの各回転が終了すると、ナ イフブレード32は約0.01mm〜0.1mm、好ましくは約0.05mm上昇させ られ、その結果、圧縮性層の一部を形成するエラストマーマトリックスのもう1 つの層を適用することができる。厚さが約0.1〜0.6mmの、好ましくは約0 .35mmの表面又は印刷層が形成されるまで、この工程は続く。 さらに、圧縮性層の場合と同様に、ラミネートが1回転するにつれて、表面層 の各コーティングを少なくとも部分的に硬化させるために、赤外線ランプ又はそ の他の赤外線源を使用することもでき、ラミネートの回転が部分硬化表面をコー ティングシステムに戻す前に、部分硬化表面を冷却するために、ファンを配設す ることができる。ラミネートは約10〜20rpmで、好ましくは16rpmで回転さ せられるので、ラミネートを少なくとも部分的に硬化させるために、表面は典型 的には約120℃〜約160℃の温度、好ましくは約140℃C〜145℃の温 度に加熱される。各回転が終了し、表面層のもう1つのコーティングが適用され る前に、表面は約50℃〜約100℃の温度、好ましくは約750℃の温度に冷 却するものとする。 もしさらなる冷却が必要な場合は、ラミネートに、ナイロンのような、ブラン ケットの層から逃げる気体により形成されるピンホールの形成を防止するために 、加熱すると収縮し、加硫温度で硬化する布を巻付けることもできる。冷却の後 に、ブランケットは所望のサイズ、形状及び表面に研磨又は研削することができ る。 本発明により製造された物品は、その全幅にわたって円周が実質的に均一な外 部表面を有するとともに、実質的に平らにすることもできるし、物品の外周方向 よりもその中央帯域の方を厚くすることもできる深さ及び/又は空隙体積を有す る圧縮性層を含んでいる。ここで使用されているように、用語「空隙体積」とは 、圧縮性層の中に組込まれた全ての連続及び/又は独立気泡の総非圧縮体積を意 味している。上記のように、深さ及び/又は空隙体積が大きくなればなるほど、 層の圧縮性が大きくなる。 本発明により製造された物品の圧縮性層は、一般的に公知で、印刷ブランケッ ト又は印刷ローラと呼ばれる物品の形で実施されるのが通例である。印刷ブラン ケットは、一般的には、単一単体構造にラミネート化されたいくつかの層からな る。本発明に含めることもできる様々な層の説明が、引例としてその内容が明白 に取込まれているフリント他の米国特許第5,364,683号に記載されてい る。 多種多様な印刷ブランケットが一般的には当業者には公知である。しかしなが ら、本発明により構成された印刷ブランケットは、その圧縮性層の圧縮性はブラ ンケットの外周部よりも中央帯域の方が大きいことがあるという事実にもかかわ らず、その全幅にわたって実質的に均一な厚さを有する。 印刷ブランケットに加えて、本発明の原理は、刷ブランケット、板クッション 、スプレッダローラ及び支持、及びカレンダーローラのような、その他の類似の 印刷機及び製紙機コンポーネントに適用することもできる。 本発明の好ましい実施の形態について特に説明を行ったが、本発明の範囲と精 神を逸脱しない限りは、変更も可能であると考えられており、本発明は、請求の 範囲によってのみ規定されることが望まれる。
【手続補正書】 【提出日】1998年7月31日(1998.7.31) 【補正内容】 (1)請求の範囲を別紙のとおり補正する。 (2)明細書の第12頁第11行の“初期開店中”とあるのを「初期回転中」と 補正する。 (3)図面として第1図〜第3図を提出する。 請求の範囲 1.円筒形圧縮性ラミネートを作る方法であって、 円筒形スリーブの上に第1補強層を形成する工程と; コーティングヘッドとナイフブレードを含むコーティングシステムにより前 記円筒形スリーブを回転させ、該円筒形スリーブが回転している間に、前記コ ーティングヘッドを介して、複数の連続又は独立気泡を含むエラストマーマト リックスをラミネートの第1補強層の塗布して該第1補強層の上に圧縮性層を 広げ、その際、塗布したエラストマーマトリックスの厚さと均一性を制御する ためにナイフブレードを利用して第1補強層の上に圧縮性層を形成する工程と ; ここに、所望の厚さの圧縮性層が得られるまで、前記円筒形スリーブの各回 転毎に前記ナイフブレードを徐々に上昇させることにより、前記圧縮性層が部 分毎に形成され、 前記円筒形スリーブの1回転中に形成される圧縮性層の一部分を、後続の部 分が塗布される前に加熱して、前記エラストマーマトリックスコーティングの 少なくとも一部を硬化させる工程と; 表面層を形成する工程と; 該表面層を硬化させて、前記円筒形スリーブの上に硬化した円筒形圧縮性ラ ミネートを形成する工程とを有する方法。 2.前記表面層が形成される前に、前記圧縮性層の上に第2補強層を形成する工 程を更に有する、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記表面層が、前記円筒形スリーブをコーティングシステムの下で回転させ ることにより塗布されたエラストマー材料からなり、また、前記コーティング ヘッドが、前記ラミネートの前記第2補強層の表面の上にエラストマーマトリ ックスを形成し、該ナイフブレードが前記表面層の厚さと均一性を制御するこ とからなる、請求の範囲第2項に記載の方法。 4.所望の厚さの表面層が得られるまで前記円筒形スリーブの各回転毎に前記ナ イフブレードを徐々に上昇させることにより、また、前記円筒形スリーブの1 回転中に塗布される前記表面層の各部分を、後続の部分が塗布される前に加熱 して、前記エラストマーマトリックスコーティングを少なくとも部分的に硬化 させることにより、前記表面層が形成される、請求の範囲第3項に記載の方法 。 5.前記円筒形スリーブの外表面に、少なくとも1つの粘着プライマをコーティ ングする工程を更に有する、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.前記スリーブの外表面に第1及び第2粘着プライマをコーティングする工程 を更に有し、前記第1粘着プライマは前記円筒形スリーブに対する粘着性とい う観点から選ばれ、前記第2粘着プライマはエラストマー材料に対する粘着性 という観点から選ばれる、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.前記第1補強層及び第2補強層が、それぞれヤーンからなる、請求の範囲第 2項に記載の方法。 8.エラストマーマトリックスをコーティングしたヤーンを、前記円筒形スリー ブの回りに一連の巻線を形成するように螺旋状に巻付けることにより、前記第 1、第2の補強層を形成する工程を更に有し、各巻線が隣接する巻き線と実質 的に接触している、請求の範囲第2項に記載の方法。 9.前記ヤーンには、ミクロスフェアを含むエラストマーマトリックスがコーテ ィングされている、請求の範囲第8項に記載の方法。 10.前記エラストマーマトリックスの浴を含む浸漬タンクを通じて前記ヤーンを 引張ることにより、該ヤーンに前記エラストマーマトリックスをコーティング する工程を更に有する、請求の範囲第8項に記載の方法。 11.コーテッドヤーンを前記浸漬タンクの出口穴を通して引張る工程を更に有し 、前記出口穴は、前記ヤーンと実質的に同じ直径を有する、請求の範囲第10 項に記載の方法。 12.前記円筒形スリーブの1回転中に塗布されるエラストマー材料の各部分が、 赤外線で加熱することによって、少なくとも部分的に硬化させられる、請求の 範囲第1項、第3項又は第4項のいずれか一項に記載の方法。 13.前記エラストマー材料の部分に硬化した部分を、その上に更なるエラストマ ー材料を塗布する前に、冷却する工程を更に有する、請求の範囲第12項に記 載の方法。 14.前記圧縮性層を湾曲したナイフによって広げることにより、前記円筒形スリ ーブの端よりも中央部の方が厚い圧縮性層を形成する工程を更に有する、請求 の範囲第1項に記載の方法。 15.前記円筒形スリーブと前記第1補強層が約10rpm〜約20rpmで回転させ られるときに、前記塗布したエラストマー材料の各部分が約90℃〜約120 ℃の温度まで加熱される、請求の範囲第1項に記載の方法。 【図1】【図2】 【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ, EE,GE,HU,IL,IS,JP,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU, SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,U Z,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.円筒形圧縮性ラミネートを作る方法であって、 円筒形スリーブの上に第1補強層を形成することと; コーティングヘッドとナイフブレードを含むコーティングシステムの下でス リーブを回転させることによって、前記第1補強層の上に圧縮性層を形成する ことと; 前記コーティングヘッドを介して、ラミネートの前記第1補強層の上に複数 の連続又は独立気泡を含むエラストマーマトリックスを形成し、前記ナイフブ レードを用いて、塗布したエラストマーマトリックスコーテングの厚さ及び均 一性を制御して、圧縮性層を形成することと; 表面層を適用することと; 前記層を硬化させて、前記スリーブの上に硬化した円筒形圧縮性ラミネート を形成することと; からなることを特徴とする方法。
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