JP2000503265A5

JP2000503265A5 -

Info

Publication number: JP2000503265A5
Application number: JP1997526313A
Authority: JP
Filing date: 1997-01-16
Publication date: 2008-02-07

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】円筒形の圧縮性ラミネートを作る方法であって、
円筒形スリーブの外表面に、少なくとも１つの粘着プライマをコーティングする工程と、
前記円筒形スリーブの上に第１補強層を形成する工程と、
コーティングヘッドとナイフブレードを含むコーティングシステムにより前記円筒形スリーブを回転させ、前記円筒形スリーブが回転している間に、前記コーティングヘッドを介して、複数の連続又は独立気泡を含むエラストマーマトリックスをラミネートの第１補強層に塗布して前記第１補強層の上に圧縮性層を広げ、その際、塗布したエラストマーマトリックスの厚さと均一性を制御するためにナイフブレードを利用して、前記第１補強層の上に圧縮性層を形成する工程とを有しており、
ここに、所望の厚さの圧縮性層が得られるまで、前記円筒形スリーブの各回転毎に前記ナイフブレードを徐々に上昇させることにより、前記圧縮性層が部分毎に形成され、
前記方法は、さらに、前記円筒形スリーブの１回転中に形成される圧縮性層の一部分を、後続の部分が塗布される前に赤外線で加熱して、赤外線によって前記エラストマーマトリックスコーティングの少なくとも一部を硬化させ、さらに、少なくとも部分的に硬化したエラストマーマトリックスコーティングを、その上に更なるエラストマーマトリックスコーティングを塗布する前に、後続の塗布の間で冷却する工程と、
表面層を形成する工程と、
前記表面層を硬化させて、前記円筒形スリーブの上に硬化した円筒形圧縮性ラミネートを形成する工程と、
を有する方法。
【請求項２】前記表面層が形成される前に、前記圧縮性層の上に第２補強層を形成する工程を更に有する、請求項１に記載の方法。
【請求項３】前記表面層が、前記円筒形スリーブをコーティングシステムの下で回転させることにより塗布されたエラストマー材料からなり、また、前記コーティングヘッドが、前記ラミネートの前記第２補強層の表面の上にエラストマーマトリックスを形成し、前記ナイフブレードが前記表面層の厚さと均一性を制御することからなる、請求項２に記載の方法。
【請求項４】所望の厚さの表面層が得られるまで前記円筒形スリーブの各回転毎に前記ナイフブレードを徐々に上昇させることにより、また、前記円筒形スリーブの１回転中に塗布される前記表面層の各部分を、後続の部分が塗布される前に加熱して、前記表面層を少なくとも部分的に硬化させることにより、前記表面層が形成される、請求項３に記載の方法。
【請求項５】前記スリーブの外表面に第１粘着プライマ及び第２粘着プライマをコーティングする工程を更に有し、前記第１粘着プライマは前記円筒形スリーブに対する粘着性という観点から選ばれ、前記第２粘着プライマはエラストマー材料に対する粘着性という観点から選ばれる、請求項１に記載の方法。
【請求項６】前記第１補強層及び前記第２補強層が、それぞれヤーンからなる、請求項２に記載の方法。
【請求項７】エラストマーマトリックスをコーティングしたヤーンを、前記円筒形スリーブの回りに一連の巻線を形成するように螺旋状に巻付けることにより、前記第１補強層及び前記第２補強層を形成する工程を更に有し、各巻線が隣接する巻き線と実質的に接触している、請求項２に記載の方法。
【請求項８】前記ヤーンには、ミクロスフェアを含むエラストマーマトリックスがコーティングされている、請求項７に記載の方法。
【請求項９】前記エラストマーマトリックスの浴を含む浸漬タンクを通じて前記ヤーンを引張ることにより、前記ヤーンに前記エラストマーマトリックスをコーティングする工程を更に有する、請求項７に記載の方法。
【請求項１０】コーテッドヤーンを前記浸漬タンクの出口穴を通して引張る工程を更に有し、前記出口穴は、前記ヤーンと実質的に同じ直径を有する、請求項９に記載の方法。
【請求項１１】前記圧縮性層を湾曲したナイフによって広げることにより、前記円筒形スリーブの端よりも中央部の方が厚い圧縮性層を形成する工程を更に有する、請求項１に記載の方法。
【請求項１２】前記円筒形スリーブと前記第１補強層が約１０rpｍ〜約２０rpｍで回転させられるときに、前記塗布したエラストマー材料の各部分が約９０℃〜約１２０℃の温度まで加熱される、請求項１に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
平成１９年６月１２日付けの手続補正書により補正した平成１０年７月１６日付けで提出した特許法第１８４条の５第１項の規定による書面に添付した明細書第５頁第２２行から第２４行に記載の”好ましい実施の形態では、第１補強層のヤーン又は糸には、ミクロスフェアを含むエラストマ−マトリックスがコーティングされる。第２補強層も同様である。”を、以下のように訂正する。
「好ましい実施の形態では、第１補強層のヤーン又は糸には、ミクロスフェアを含むエラストマ−マトリックスがコーティングされる。また、好ましい他の実施の形態では、第１補強層及び第２補強層が、それぞれヤーンからなる。また、好ましい他の実施の形態では、エラストマーマトリックスをコーティングしたヤーンを、円筒形スリーブの回りに一連の巻線を形成するように螺旋状に巻付けることにより、第１補強層及び第２補強層を形成する。また、好ましい他の実施の形態では、ヤーンには、ミクロスフェアを含むエラストマーマトリックスがコーティングされている。」