JP2000118164A - オフセット印刷用ブランケット及びその製造方法 - Google Patents

オフセット印刷用ブランケット及びその製造方法

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JP2000118164A JP10291950A JP29195098A JP2000118164A JP 2000118164 A JP2000118164 A JP 2000118164A JP 10291950 A JP10291950 A JP 10291950A JP 29195098 A JP29195098 A JP 29195098A JP 2000118164 A JP2000118164 A JP 2000118164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘタリを防止するとともに、糸目による印刷面
のインキの筋状の濃淡ムラの発生を防止することを課題
とする。 【解決手段】金属製スリーブ21上に、ベース層22、圧縮
性層23、伸び止め層24及び表面ゴム層25を順次形成して
なるオフセット印刷用ブランケットにおいて、前記伸び
止め層24は糸を前記圧縮性層23上に巻いてなり、その糸
は元の太さの90〜50%に予め圧縮されていることを
特徴とするオフセット印刷用ブランケット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷用ブ
ランケット及びその製造方法に関し、特にギャップレス
オフセット印刷機に使用されるオフセット印刷用ブラン
ケット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はオフセット印刷機の一例を示し、
巻取紙1を挟持する一対のブランケット胴2,2と、こ
れらのブランケット胴2,2に隣接する版胴3,3と、
これらの版胴3,3にインキを送るインキ装置4,4
と、湿し水装置5,5とにより構成されている。前記ブ
ランケット胴2,2間に印刷用紙を挟持して印刷用紙に
インキを転移するようになっている。
【0003】こうしたオフセット印刷機では、図2に示
すように、シート状のブランケット6をブランケット胴
2に沿って巻き付け、ブランケット6の両端部をギャッ
プ7に挿入し、締め込み具8で締め付けて固定するよう
になっている。また、相対するブランケット胴2及び版
胴3も同じようにギャップ7を備えている。
【0004】ところで、前記オフセット印刷機では、こ
れらのギャップ部分の紙は印刷されず、印刷後、切断、
廃棄される。また、これらのブランケッド胴2及び版胴
3が高速で回転すると、ギャップ部分で衝撃や振動を生
じ、印刷物にアミ点のスラー(回転方向へのアミ点の変
形)を生じ、印刷不良を生じる。
【0005】そこで、この様な欠点を解消するために、
円筒状の印刷物ブランケットを使用するギャップレスオ
フセット印刷機が提案された(特許第2569213
号、特許第2519225号)。また、これらのギャッ
プレスオフセット印刷機用の円筒状ブランケット(チュ
ーブラーブランケット)についてもいくつかの提案がな
された(特開平5−301483号、特開平8−216
548号、特開平7−1857号、特開平7−1858
号、特開平6−340187号)。
【0006】これらの円筒状ブランケットの提案は従来
のシート状ブランケットの技術の延長線上でなされたも
のであるので、従来のシート状ブランケットで発生した
問題も依然として解決をみていない。その大きな問題点
は、使用中に発生する厚さの減少、即ちヘタリによる印
刷圧力低下に起因して印刷面に不良が生じることであ
る。
【0007】また、もう一つの問題点は、印刷表面ゴム
の直下に配置された糸目が印刷面へインキ濃淡の筋目と
して再現することである。通常、円筒状ブランケット
は、所定の寸法に作られた肉厚が0.15mm程度のニ
ッケル製のスリーブ上に接着剤を介してソリッドゴムの
ベース層、多孔質ゴムによる圧縮性層、糸やフィラメン
トを巻いた伸び止め層及び表面ゴム層の多層構造となっ
ている。
【0008】しかるに、ギャップレスオフセット印刷機
は、高速回転によって短時間に多量の印刷物を作ること
によってコスト低減を図ることを大きな目的とするもの
であるので、高稼働率でなければならない。従って、円
筒状ブランケットは従来のシート状ブランケット以上に
安定性を求められるのは当然である。ところで、従来の
シート状ブランケットではヘタリを生じた場合には、下
敷のプラスチックフィルムを厚めの物に交換すればブラ
ンケットの再使用は可能であった。しかし、円筒状ブラ
ンケットは支持体であるスリーブと一体に作られている
ため、このようなことは不可能で、使用不可能となる。
【0009】シート状のブランケットの場合には、平織
りの布が伸び止め層として使用されているが、円筒状ブ
ランケットでは圧縮性層と表面ゴム層の間に伸び止め層
として糸あるいはモノフィラメントが連続して巻かれて
いる。また、伸び止め層として形成される糸は、綿糸や
合成繊維であり、0.1〜0.5mmのものが片端から
螺旋状に巻かれて形成されている。
【0010】このようにして作られた円筒状ブランケッ
トにおいての大きな問題点は、従来の印刷機よりも大幅
に印刷速度が早いために、ギャップレス印刷機は印刷速
度を上げて生産性を上げることに意味があるために従来
の印刷機用のシート状ブランケットに比べ短期間にヘタ
リを生じ、使用不可能となることである。また、長時間
使用するにつれて、表面ゴム層に筋状の凹凸と、印刷物
にこの凹凸に対応したインキの濃淡の筋(糸目)が発生
し、印刷面不良を生じていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
を考慮してなされたもので、伸び止め層を構成する糸を
予め元の太さの90〜50%に圧縮した構成とすること
により、ヘタリを防止するとともに、糸目による印刷面
のインキの濃淡ムラの発生を防止し、もって長寿命のオ
フセット印刷用ブランケット及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、金属
製スリーブ上に、ベース層、圧縮性ゴム層、伸び止め層
及び表面ゴム層を順次形成してなるオフセット印刷用ブ
ランケットにおいて、前記伸び止め層は糸を前記圧縮性
層上に巻いてなり、その糸は元の太さの90〜50%に
予め圧縮されていることを特徴とするオフセット印刷用
ブランケットである。
【0013】本願第2の発明は、金属製スリーブ上に、
ベース層、圧縮性ゴム層、伸び止め層及び表面ゴム層を
順次形成してなるオフセット印刷用ブランケットを製造
する方法において、糸の元の太さの90〜50%に予め
圧縮した糸を前記圧縮性層上に巻いて伸び止め層を形成
することを特徴とするオフセット印刷用ブランケットの
製造方法である。
【0014】本発明者は、上述した2つの不具合、すな
わちヘタリ及び筋状のインキの濃淡ムラの原因を究明す
べく、使用済みの円筒状ブランケットについて詳細に観
察、調査した結果、本発明を究明するに至った。
【0015】即ち、使用済みの円筒状ブランケットの厚
みは、使用前の厚みに比べて0.1〜0.15mm薄く
なっているのが判明した。未使用及び使用済のブランケ
ットを実際に顕微鏡により観察すると、伸び止め層を構
成する糸の断面が未使用品は図3(A)に示すようにほ
ぼ円形であるが、使用後は図3(B)に示すように潰さ
れて偏平となり楕円形となっていることが判明した。な
お、図3において、付番11はニッケル製の支持層であ
り、この支持層11上にベース層12,圧縮性層13,伸び止
め層14及び表面ゴム層15が順次形成されている。また、
印刷物上の筋状のインキの濃淡ムラは、糸と糸との間隔
に一致することを見い出だした。即ち、糸が潰されて硬
くなった部分と、糸と糸との間(ゴム)とでは印圧の違
いが生じたためと推定される。
【0016】なお、従来のシート状ブランケットにおい
ては、平織りの布が伸び止め層として使用されているた
めに、このような問題が発生しにくいと思われる。
【0017】本発明において、前記伸び止め層構成する
糸の材質としては、例えば綿、麻、絹、レーヨン等の天
然繊維、ポリエステル、ナイロン、ポリアミド、ポリイ
ミド、アラミドポリアリレート等の合成繊維のいずれか
が挙げられる。
【0018】前記圧縮性ゴム層及び表面ゴム層を構成す
る材質としては、例えばアクリロニトリル、ブタジエン
ゴム、水添ニトリルゴム、クロロプレンゴム、シリコー
ンゴム、フロロシリコーンゴム、エピクロリヒドリンゴ
ム、天然ゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロ
ピレンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、スチレン
ブタジエンゴムのいずれかまたはこれらの混合物が挙げ
られる。
【0019】本発明において、伸び止め層を構成する糸
を元の太さの90〜50%に予め圧縮するのは、90%
より少ないと潰し量が小さすぎて使用中にヘタリを引き
起こし、50%より多いと糸が傷ついて強度が低下する
からである。なお、「糸を元の太さの90〜50%にす
る」とは、一例を挙げれば、断面が0.4mmの糸と仮
定した場合、0.36mm(90%)〜0.2mm(5
0%)に潰すことを意味する。
【0020】
【発明の実施の形態】図4は、本発明に係るオフセット
印刷用ブランケットの断面図を示す。
【0021】図中の符番21は、ニッケル製のスリーブ
(支持体)を示す。このスリーブ21上には、ベース層2
2、圧縮性層23、伸び止め層24及び表面ゴム層25が順次
形成されている。図5は上記ブランケットの要部の断面
を示すもので、伸び止め層24を構成する糸26は予め元の
太さの90〜50%に圧縮して断面形状が図5(A)の
ように楕円形(偏平)、あるいは図5(B)のように断
面形状が矩形にした状態で巻かれている。従って、使用
済み後も伸び止め層24の糸26が圧縮されないので伸び止
め層24の厚みがほとんど変動せず、ヘタリが極小に抑え
られインキ濃淡による筋目が発生しない。
【0022】上記構成のオフセット印刷用ブランケット
は、次のようにして製造される。 (1) まず、常法にしたがって、スリーブ21上に接着剤
(図示せず)を介してソリッドゴムからなるベース層22
を巻き付ける。あるいは、この代りに、ゴム糊をドクタ
ーナイフにより所定の厚さに形成する。ここで、ベース
層22の厚さは、ブランケットの全体厚さによって適宜決
定される。
【0023】(2) 次に、ベース層22上に圧縮性層23を形
成する。ここで、圧縮性層23は下記の(a) 〜(C) の公知
の方法で形成される。
【0024】(a) 発泡剤による公知のスポンジゴム化
(発泡法)、(b) 水溶性塩類の溶出によるスポンジゴム
化(溶出法)、(c) 熱可塑性マイクロバルーンによるス
ポンジゴム化、つまり、圧縮性層となるゴム糊をベース
層22の上にドクターナイフによって所定の厚さまで積層
する。
【0025】(3) 次に、これを110〜140℃のオー
トクレーブに導入し、3〜5時間加熱して加硫とスポン
ジ化を行う。なお、溶出法の場合には温湯に浸漬し、塩
類を除去してスポンジ化を行う、この後、圧縮性層23上
に伸び止め層24を形成する。ここで、糸を元の太さの9
0〜50%に予め圧縮して偏平あるいは矩形に成形して
から螺旋状に巻く。この際、糸を圧縮する前に接着剤を
糸に含浸させ、糸を偏平あるいは矩形に固定することが
できる。
【0026】これにより、糸同士は接近して隙間なく巻
くことができ、伸び止め層24はあたかも一枚の布で形成
されたような外観を呈する。なお、糸を圧縮する圧力
は、糸の種類、即ち撚りの強さ、モノフィラメント、2
本撚り、3本撚り、4本撚り、5本撚りなどによって適
宜決めることができる。
【0027】図6及び図7は夫々糸を圧縮する手段を示
すもので、図6は2本の金属製(あるいはセラミック、
樹脂製)のミニカレンダーロール27,28を通過させる方
法を示し、その断面形状は楕円形となる。図7は、予め
所定の圧縮量形状となるようにミニカレンダーロール27
に溝29を形成し、この溝29に糸26を通過させてほぼ矩形
状の糸を形成させる場合を示す。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに説明
する。
【0029】まず、加工用芯金(エアシリンダー)に肉
厚が0.15mm、外径が170mm、長さが710m
mのニッケル製スリーブを嵌め込み、接着剤(商品名:
メタロックNT、東洋化学研究所製)を均一に塗布し
た。つづいて、下記表1の配合の組成物をオープンロー
ルで混合練りしたゴムコンパウンドをカレンダーロール
で0.1mmのシートとし、前記スリーブ上に片肉が
0.5mmの厚さに積層し、ベース層を形成した。
【0030】
【表1】 次に、下記表2の配合の組成物をオープンロールで混合
し、トルエンに溶解し、1500ポイズのゴム糊を作っ
た。ここで、未発泡の塩化ビニリデン系のマイクバルー
ン(商品名:マツモトマイクロスフェアーF.50、松本
油脂製)は、加熱することにより膨脹し、スポンジ化
し、圧縮性層となるものである。つづいて、前記ベース
上にドクターブレードを載置し、回転手段によって加工
用芯金を回転させ、ドクターブレードの上に表2のゴム
糊を乗せ、0.4mmの厚さまで塗布積層した。
【0031】
【表2】 次に、トルエンを揮散させ、110℃に調節したオート
クレーブ中で4時間加熱し、加硫とマイクロバルーンを
膨脹させて圧縮性層を作成した。つづいて、研磨機で外
径が171.6mmに研磨した。更に、加工用芯金を回
転台に乗せた。ここで、加工用芯金の片端の手前には、
図8に示すように移動装置(図示せず)に取り付けた糸
26と、図6又は図7のような糸26を加圧するミニカレン
ダー装置32と、糸にゴム糊を含浸するためのゴム糊槽31
が設けてある。
【0032】3本撚りの太さ0.4mmの綿糸をゴム糊
槽31を通過させ、ゴム糊を含浸させた後、カレンダー装
置32で圧縮し、0.27mmの太さとし、前記加工用芯
金を回転させながら圧縮性層の片端から順次巻き付けて
伸び止め層を形成した。ここで、綿糸を圧縮して0.1
3mm薄くした。糸と糸との間隔は、できるだけ隙間の
ない様に加工用芯金の回転台の回転速度と糸の移動速度
を調節し、1cm幅当たりの糸の本数を20本とした。
【0033】次に、移動装置を取り外し、上方にドクタ
ーブレードを載置し、表1の配合のゴム糊を0.1mm
の厚さに塗布積層した。つづいて、下記表3の表面ゴム
層となるゴム糊を0.5mmの厚さまで積層塗布した。
更に、この積層物を50〜60℃の温室で24時間乾燥
させた後、140℃のオートクレーブに導入し5時間放
置し加硫を完成させた。ひきつづき、冷却した後、研磨
機で外径172.94mmに研磨した。表面の粗さはR
zで5〜6μmとした。この後、加工用芯金の側面から
空気を圧入して、円筒状ブランケットを引き抜き、製品
とした。
【0034】同様に作った8本の円筒状ブランケットを
ギャップレス印刷機(B/B型4色機)に取りつけ、1
000m/分の速度で、1000万回転の印刷を行っ
た。その結果、印刷面は良好で、ヘタリは0.02mm
であったので、更に印刷を続けたところ、3000枚回
転でもヘタリは0.03mmにすぎず、印刷面はなお良
好であり、また糸目状のインキの濃淡筋目も全く発生せ
ず、更に1000万回転の印刷が可能であった。
【0035】
【表3】 このように、上記実施例においては、伸び止め層24は糸
26を前記圧縮性層23上に隙間がないように巻いて構成さ
れ、その糸は元の太さの90〜50%に予め圧縮されて
いるため、ヘタリを防止するとともに、糸目による印刷
面の筋状のインキの濃淡ムラの発生を防止し、もって長
寿命のオフセット印刷用ブランケットを得ることができ
る。
【0036】(比較例)伸び止め層となる0.4mm太
さの綿糸を加圧することなしに形成した円筒状ブランケ
ットを、ギャップレス印刷機にとりつけ、1000m/
分の速度で印刷した。その結果、1000万回転で、ベ
タ濃度の低下と印刷面に糸目状のインキの濃淡が目立ち
始めた。ヘタリは0.1mmであった。かろうじて15
00枚回転の印刷ができた。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、伸び
止め層を構成する糸を予め元の太さの90〜50%に圧
縮した構成とすることにより、ヘタリを防止するととも
に、糸目による印刷面のインキの筋状の濃淡ムラの発生
を防止し、もって長寿命のオフセット印刷用ブランケッ
ト及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット印刷機の概念図。
【図2】図1のオフセット印刷転機におけるギャップ部
の説明図。
【図3】従来の円筒状ブランケットの要部の説明図。
【図4】本発明に係るオフセット用ブランケットの断面
図。
【図5】本発明に係る円筒状ブランケットの要部の説明
図。
【図6】本発明に係るオフセット用ブランケットの一構
成である伸び止め層の糸を圧縮する方法を示す説明図。
【図7】本発明に係るオフセット用ブランケットの一構
成である伸び止め層の糸を圧縮する他の方法を示す説明
図。
【図8】本発明に係るオフセット用ブランケットの一構
成である伸び止め層の糸に接着剤層を形成し糸を圧縮巻
回するための装置の説明図。
【符号の説明】
21…スリーブ、 22…ベース層、 23…圧縮性層、 24…伸び止め層 25…表面ゴム層、 26…糸、 31…ゴム糊槽、 32…カレンダー装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製スリーブ上に、ベース層、圧縮性
    ゴム層、伸び止め層及び表面ゴム層を順次形成してなる
    オフセット印刷用ブランケットにおいて、前記伸び止め
    層は糸を前記圧縮性層上に巻いてなり、その糸は元の太
    さの90〜50%に予め圧縮されていることを特徴とす
    るオフセット印刷用ブランケット。
  2. 【請求項2】 金属製スリーブ上に、ベース層、圧縮性
    ゴム層、伸び止め層及び表面ゴム層を順次形成してなる
    オフセット印刷用ブランケットを製造する方法におい
    て、糸の元の太さの90〜50%に予め圧縮した糸を前
    記圧縮性層上に巻いて伸び止め層を形成することを特徴
    とするオフセット印刷用ブランケットの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記伸び止め層を構成する糸を圧縮する
    前に糸に接着剤を含浸させることを特徴とする請求項2
    記載のオフセット印刷用ブランケットの製造方法。
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