JP2003534950A - 多層印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット - Google Patents
多層印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケットInfo
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Abstract
Description
刷のブランケットの製造方法、および同方法から得られるブランケットに関する
。
ている。たとえば、EP 0 224 365文献では、インクを受け取りやす
い窪みに浮き彫り(relief)を形成するために、粒子を表面に埋め込み、次に、
それらの粒子を洗浄により除去することが提案されている。EP 0 511
543文献は、その親油(oleofhile)性金属表面にたとえばセラミックででき
た親水性材料が埋め込まれている印刷機用シリンダを記載している。FR 2
748 422文献は、光化学グラフト化により転写表面の不均一性を得ること
ができる実現可能性を教示している。
あるという主な難点を共通して有する。
ることを目的とする。
圧力により表面に埋め込まれることを特徴とする。
ダ間にブランケット体とともにポリマー層を通し、埋め込みが行われなければな
らない表面と接触した圧延機のシリンダを、埋め込むための粒子が入っている容
器に通し、該シリンダの表面に粒子を接着させる。
する。
られた添付の図面を参照して次に行われる説明的な記載において、本発明はより
よく理解され、かつ本発明の他の目的、特徴、詳細、および利点がより明らかに
なるであろう。
uder die)9の下流に、該押出機(extruder)9によりポリマー層8を間に通して
いる圧延機の2つのシリンダ11、12、およびブランケット体10を備えてい
る。埋め込みが行わなれなければならない表面で下面13と接触することになる
圧延機のシリンダ12が、17で示される埋め込むための粒子が入っている槽1
5を通る。図に示されているように、シリンダの下部は、粒子を有する槽の中に
潜っている。シリンダの表面は、粒子を有する浴槽を通った後、粒子層18で覆
われ、この粒子層をシリンダが回転しながら層3の方へ輸送し、粒子を層3の表
面に埋め込む。
圧力は、堆積される粒子の量を制御するパラメータである。シリンダ12の表面
上の通常の堆積を保証するために、槽15は振動をもたらされ得る。
ダプランジャー12のかき取り装置(scraping device)も同様に用意され得る
。
あるいは、2つの外面にリトグラフ層を備えているブランケットの1つまたは2
つのリトグラフ層であってもよい。ブランケットの背部層は、ブランケットが面
を1つしか有していない場合にリトグラフ層を備える面に対向する面にある層で
ある。
のであるとすることができる。粒子は、ガラス超微粉、ポリマー粉末またはセラ
ミック粉末、あるいは粘着防止剤粉末とすることができる。ガラス超微粉は、特
に、水との良好な結合または加湿水(moistening water)との親和性を得るよう
に適合されている。PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子は、表面の粘
着防止を増大させることができ、ポリアミド粒子は、濃厚インクとの親和性を改
善することができる。
ので、その支持体と接触した層の摩擦係数の低減が得られる。摩擦係数が少ない
ことにより、印刷機のシリンダ上へのブランケットの組み立てが容易となる。
は再加熱などによって固定することによって達成され得る。接着剤による粒子の
接着、続いて圧延によっても同様に達成され得る。
な場合には、赤外ランプのような、それ自体知られている手段によりポリマーフ
ィルムの表面を単に加熱し、図1の圧延機のシリンダ間に表面を加熱されたポリ
マー層とともにブランケットを通過させることにより整流されたポリマーフィル
ムの表面上に形成することができる。
ブランケットの表面に、シリンダプランジャーにより運ばれて、熱ポリマーフィ
ルムと接触して凝固する粒子を含有する液体生成物またはペースト状あるいは厚
塗りの生成物のフィルムを堆積することも考えられる。
る場合、印刷品質が損なわれる。直径が小さすぎる場合、埋め込みの実施が困難
になる。
することを可能にする。
刷の特性および品質を保存し、または改善さえしながらも、ブランケットの厚さ
がより均一になるように整流することができる。
たリトグラフ層を有するブランケットの厚さを調整すること、および成形により
得られたより滑らかな表面を有するブランケットが可能となり、この理由のため
、優れた印刷品質を呈示することができる。
実現するのに用いられる手段に依存せずに、厚さが均一化されなければならない
あらゆるブランケットに適用できる。
in:利得)、すなわち、現行技術に対応する約+/−0.02mmに対し+/−
0.01mmの厚さの全公差を得ることが可能である。
することも可能である。実際に、ブランケットにより達成されるべき種々の機能
を分け、それらの機能を特定の層に与えることで、組織(tissue)層、圧縮性層
、およびリトグラフ層を組み合わせることによりブランケットの最適な構造を確
立することができる。巻棒または糸または織り格子を使用することにより、複数
の組織を代替することが可能であり、厚さの低減も得ることができる。たとえば
、アラミド型の繊維の巻棒の使用により、少なくとも組織の襞の相対厚を節減す
ることが可能である。そのゲインは、少なくとも0.5mmである。
抑圧にもかかわらずその圧縮性を維持し、背部のポリマー層を結果的に圧縮可能
であるようにさせる。
1.30mmのほぼ均一な厚さのブランケットを達成することが可能である。
層、アラミドの巻棒または経糸方向の等価物、主要な圧縮性層、たとえば緯糸お
よび経糸方向の可撓性のある単繊維(monofilament:モノフィラメント)、およ
びリトグラフ層を含むブランケットの実現が可能である。
固なポリマー層と代えることができ、第2の変形形態では、圧縮性層(単数また
は複数)は、ブランケットの平面への延伸繊維の組み入れにより異方性となる。
この場合、安定層を省くことができ、追加厚が低減される。
の有利な実施形態の構造を示している。これらの図に関して、参照符号1はわず
かに圧縮性のあるポリマー層を、参照符号2は巻棒を、参照符号3は圧縮性層を
、参照符号4は安定組織または強化された強固な層を、参照符号5はリトグラフ
層を、および参照符号6は稠密ポリマー(compact polymer)層を示している。
ポリマー層1、巻棒2が中に組み入れられている圧縮性層3、安定組織または強
化された強固な層4、およびリトグラフ層5を備える。このブランケットは、約
1.2mmの厚さを有する。図3によるブランケットでは、図2のブランケット
に比して稠密ポリマー層6が取り除かれており、これにより、ブランケットの厚
さを約1.1mmにまで低減することが可能となっている。図4は、巻棒2がブ
ランケットの背部のポリマー層1に組み入れられ、稠密ポリマー層6が同様に取
り除かれているブランケットを示している。このブランケットの厚さは、約1.
2mmである。図5のブランケットは、図4のブランケットと一致しているが、
巻棒2が圧縮性層の高い部分で圧縮性層に組み入れられているという違いがある
。このブランケットの厚さは1.1mmである。図6に示したブランケットは、
圧縮性のあるポリマー層1および稠密ポリマー層6が省かれているという理由の
ために、約1mmのより少ない厚さを有し、組立体(ensemble)2が圧縮性層3
の高い部分で圧縮性層3に組み入れられている。最後に、図7は、背部の圧縮性
層3の高い部分で組み入れられている巻棒を有する、圧縮性層3、異方性圧縮性
層7、およびリトグラフ層5を備えるブランケットを示している。このブランケ
ットの厚さも約1mmである。
、層の材料および組み合わせ手段を用いるので、人間や環境に何の危険性ももた
らさないブランケットを得ることができる。ブランケットの種々の層は、コロナ
処理、イオン化処理、または火炎処理により、互いに接着をもたらされ得る。
reticulation)剤を含有しないという特性を有する。このエラストマーは、適合
されたレオロジーによる熱可塑性を有し、種々の層は、ブランケットのすべてま
たは一部が組み立てられた後、放射によって網状化され得る。
しにより良質の薄フィルムを作成することが可能となる。
として、他のポリマーと結合したTPU型エラストマー配合物、PP(ポリプロ
ピレン)、PAN(ポリアクリロニトリル)、およびPVC(ポリ塩化ビニル)
に基づいたタイプの動的加硫のエラストマー、スチレン系エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー配合物、オレフィン共重合体、および官能基化されたオレフ
ィンのエラストマーの配合物、アクリロニトリル系エラストマー、EPDM(エ
チレン−プロピレン−ジエンターポリマー)またはCSM(クロロスルホン化ポ
リエチレン)、アラミド型の繊維または糸の補強材、ポリエチレンまたはポリプ
ロピレン型の繊維または糸の補強材、ポリエステル型の繊維または糸の補強材、
あるいはそのような繊維または糸の混合物が挙げられる。
は、完全な接合を形成するのにその熱可塑性、ひいては高温での単なる再加熱で
溶融するその特性を利用するので、管状ブランケットを実現することが可能とな
る。
に切断して、その先端をベベリング(bevele)した後で、この層を支持体のスリ
ーブに巻きつけ、ベベリングされた先端を重ね合わせ、それを加熱することで、
管状リトグラフ層を達成することができる。このリトグラフ層は、放射により網
状化され得り、万一の場合は、整流および研磨され得るであろう。このリトグラ
フ層は、表面を粒子で埋め込まれ得る。この場合、支持体のスリーブは、リトグ
ラフ層が置かれるブランケット層であり得る。圧縮性層は、その層を形成する材
料に予め組み入れられた膨張性微小球により、先端の組み合わせの際にこの層の
拡張を確実にする追加の実現可能性を有することで同様に実現される。圧縮性層
になるように充てられた押出しフィルムは、有利には、その圧縮性層に異方性を
与えるために、押出し時に平面に延伸される繊維を含む。延伸繊維を含む押出し
フィルムは、補強または安定層の役割、あるいは紙の量を制御する役割も果たし
得る。
より、ブランケットの厚さが、より厳密かつ均一になる。このことは、ブランケ
ットの性能に直に影響を及ぼす。実際、制御された厚さは、圧力の質、およびブ
ランケットの寿命を改善する。滑らかな、さらには非常に滑らかな印刷表面をも
たらす印刷の優れた品質が保持され得る。このような滑らかな表面により、詳細
部を正確に印刷することが可能であり、「シャープな」印刷、あるいはさらに「
ハイファイ」印刷が得られる。滑らかな表面は、確率系(stochastic system)
の利用を可能にする。この滑らかな表面は、現行技術のブランケットの0.8〜
1.5μの値に対し0.4μ以下の非常にわずかな粗さ(プロフィルメータで測
定された平均粗さ:Ra)を特徴とし得る。非常に滑らかな印刷表面を得たいと
望む場合の、たとえば印刷表面の研磨による厚さの一様性の劣化、および、あま
り強力でない研磨、したがってあまり滑らかではない表面で満足されている既知
のブランケットに対してなされた妥協が、本発明により提供されるような、背部
の層の整流により排除され得る。ブランケットの厚さの低減により、振動の低下
が得られ、ブランケットの細い固定溝用にシリンダを考案することを可能にし、
ひいては高速での巻きつけの際のバウンドを最小化することを可能にする。本発
明はさらに、薄ブランケットの実現のために、薄ブランケットが、原価で最も重
要なポストを占める材料の量が少なくて済むという点でコストの低減を保証する
。本発明は、廃棄物量の低減も達成することができる。実際、あまり厚くないブ
ランケットは、除去すべき廃棄物の量がさほど多くないことを意味している。最
後に、リトグラフ層、または背部の層の表面に粒子を埋め込むので、所望の微不
均一性の表面を得ることができ、かつ/または支持体上のブランケットの摩擦を
低減することができる。わずかな摩擦係数が、印刷機のシリンダへのブランケッ
トの取り付けを容易にするのに非常に有用である。本発明による薄ブランケット
は、さらに以下の利点:輪転機(rotative:rotary press)での紙スクラップの
低減、刷新の引張システムの利用の実現可能性、固定溝へのブランケットの巻き
つけを容易にする折り畳みの柔軟性、およびその溝のさらに近くで可能な印刷、
を有する。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 少なくとも1つの外層が、埋め込まれる(embeded)粒子を
提供される、多層印刷用ブランケットの製造方法であって、前記粒子(17)は
、該粒子にかけられた圧力により前記外層の表面(13)に埋め込まれることを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記粒子(17)は、圧延機(calender:カレンダー)(1
1、12)により埋め込まれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記埋め込みは、電場による前記粒子の転写(transfer)、
次いで、再加熱(reheat)の後での圧延による固定によって行われることを特徴
とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記粒子(17)の埋め込みは、前記表面(13)上への前
記粒子の接着(gluing)、および続いての圧延(calendering:カレンダー加工
)により行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記粒子の埋め込みのために、前記圧延機(11、12)の
2つのシリンダ間に、前記粒子が埋め込まれなければならない前記表面(13)
にポリマー層(8)を差し通し、加工する前記表面(13)と接触して前記圧延
機(12)の前記シリンダの表面に、埋め込むための前記粒子を接着させ、前記
層の表面(13)に前記粒子を埋め込むように前記シリンダ(12)を向かわせ
ることを特徴とする、請求項2に記載の方法。 - 【請求項6】 埋め込む前記粒子(17)が入っている容器(15)に埋め
込み用圧延機(12)の前記シリンダを通させることを特徴とする、請求項5に
記載の方法。 - 【請求項7】 前記圧延機のシリンダ上で埋め込みする粒子を含有するペー
スト状または厚塗りの液体生成物からなるフィルムの形成をもたらさせ、前記フ
ィルムを、ポリマーでできた温層(hot layer)の表面と接触して凝固するよう
にさせることを特徴とする、請求項2に記載の方法。 - 【請求項8】 前記外層の前記少なくとも1つは、表面に埋め込まれた前記
粒子を含むことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載により得
られる多層印刷のブランケット。 - 【請求項9】 前記表面に埋め込まれる粒子を提供される前記外層は、リト
グラフ層であることを特徴とする、請求項8に記載のブランケット。 - 【請求項10】 前記表面に埋め込まれる粒子を提供される前記層は、背部
層であることを特徴とする、請求項8に記載の印刷ブランケット。 - 【請求項11】 埋め込まれる前記粒子は、ガラス超微粉であることを特徴
とする、請求項8ないし10のいずれか一項に記載のブランケット。 - 【請求項12】 埋め込まれる前記粒子は、ポリマー粉末、セラミック粉末
、または粘着防止剤粉末であることを特徴とする、請求項8ないし10のいずれ
か一項に記載の印刷ブランケット。 - 【請求項13】 前記粒子は、1〜50ミクロンの直径を有することを特徴
とする、請求項8ないし11のいずれか一項に記載のブランケット。 - 【請求項14】 前記背部層は、整流可能な(rectifiable)ポリマー材料
でできた層であり、整流される層であることを特徴とする、請求項8ないし13
のいずれか一項に記載のブランケット。 - 【請求項15】 前記ブランケットは、巻棒(ensouple:縦糸巻)型の補強
材または繊維でできているか、あるいは織格子を含むことを特徴とする、請求項
1に記載のブランケット。 - 【請求項16】 前記巻棒は、アラミド型の繊維でできていることを特徴と
する、請求項15に記載のブランケット。 - 【請求項17】 前記背部のポリマー層は、圧縮性があることを特徴とする
、請求項15または16に記載のブランケット。 - 【請求項18】 前記ブランケットは、網状化剤(reticulation agent)を
含有していない熱可塑性エラストマーでできた層を含むことを特徴とする、請求
項8ないし17のいずれか一項に記載のブランケット。 - 【請求項19】 前記ブランケットの種々の層は、溶媒を用いる必要のない
手段によって、有利にはコロナ処理、イオン化処理、または火炎処理によって互
いに固定されることを特徴とする、請求項18に記載のブランケット。 - 【請求項20】 前記ブランケットは、スリーブ(manchon)を形成するこ
とを特徴とする、請求項18または19に記載のブランケット。 - 【請求項21】 前記ブランケットは、その先端が加熱により溶融状態で組
み合わせられることを特徴とする、請求項20に記載のブランケット。
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