JP2003528829A6 - 薬剤学的製剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、1つ又はそれ以上の作用物質に加えて、1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルを単独の放出制御薬として含有している可変に調節可能な放出挙動を有する新規の経口薬剤学的製剤並びに溶融造粒又は溶融ペレット化によるそれらの製造方法に関する。新規の薬剤学的製剤は、迅速に放出するないし遅延されて放出する剤形である。

Description

【0001】
本発明は、顆粒剤、ペレット剤、錠剤、フィルム錠、ミクロ錠(Mikrotablette)、糖衣錠、カプセル剤又は治療系の形の、作用物質の可変に調節可能な放出挙動を有する新規の経口薬剤学的製剤並びに溶融造粒又は溶融ペレット化による前記製剤の製造方法に関する。
【0002】
薬物の使用の際に、減少した服用頻度、理想の場合に1日1回の投与が重要な役割を果たす。
【0003】
朝又は晩に1個の錠剤は、1日の間に分配された数個の錠剤よりも規則正しく服用される。この高められた患者コンプライアンスは、治療プロセスに正の作用を及ぼす。付加的に、減少した服用頻度にしばしば付随する作用物質のより良好な適合性は、患者にとって有益である。後者は、不可欠なより長い有効血漿中濃度の維持及び大抵より均一な血漿中含有量にも関連しており、その場合に不適合性のピーク値が広範囲に及んで回避される。
【0004】
例外的な場合に、既に、作用物質の速度論的又は力学的性質により、例えば長い消失半減期により、1回の投与が実現されうる。しかしながら、大部分の場合に、まず最初に、ガレヌス(galenisch)−技術的な措置により、例えば投薬形からの遅延された作用物質放出により、12〜24時間に亘る有効血漿中含有量が可能になる。
【0005】
それに加えて、文献中には、作用物質の化学的及び物理的性質に依存して、利点若しくは欠点を示す多数の原則の打開策が存在する(概要の記事:Recent trends and progress in sustained or controlled oral delivery of some water soluble drugs, Drug Development and Industrial Pharmacy 21(9), 1037-1070 (1998))。技術水準は、例えば、薬剤学的技術のより新しい教科書中にも描写される(Voigt, R., Pharmazeutische Technologie, Ullstein Mosby Verlag 1993, 293頁以降)。その後、薬物の作用は、次の措置により延長されることができる:
分子変化、例えばエステル−又は塩形成、作用物質修飾及び粒度の変更、相応する助剤及び方法の選択。例示的に、個々の可能性について簡単に述べることにする:
マトリックス−遅延剤形
これらは、消化の悪い脂肪、ワックス、ポリマー又は更にまた無機のマトリックス形成剤からなる不溶性の、場合により多孔性の基礎構造により特徴付けられている。この基礎構造中へ作用物質が加えられる。作用物質放出は、拡散、侵食又はマトリックス崩壊により行われる。
【0006】
親水コロイド−遅延剤形
この際、薬物は、例えばセルロース誘導体からなる親水コロイドマトリックス中へ埋め込まれる。服用後に、消化液によりゲルが形成し、これにより作用物質が表面及びゲル粘度に依存して多少迅速に拡散する。
【0007】
被覆された(膜制御された)遅延剤形
作用物質粒子又は剤形は、この際、バリアによって被覆される。拡散バリアによる拡散は、迅速に作用物質放出が行われるように定められる。拡散速度の増加のためには、可塑剤又は細孔形成剤(Porenbildner)が添加されることができる。
【0008】
比表面積の影響
劣悪な水溶性の作用物質の場合に、一般に崩壊速度(Aufloesungsgeschwindigkeit)と比表面積との間に明らかな依存が存在する。作用物質の目的とする結晶化により、ふるい分け又は粉砕により、定義された粒度分布、ひいては特定の比表面積に調節されることができる。粒子が大きくなればなるほど、比表面積はより小さくなり、かつ作用物質放出はよりゆっくりになる。
【0009】
拡散、侵食、溶解過程からなる混合形
更に、遅延された作用物質放出が拡散、侵食及び溶解過程からなる組合せに基づく剤形は公知である。
【0010】
特に興味を引き、かつ作用物質放出に関して大いに可変に使用可能な方法は、溶融造粒である。溶融造粒又は熱可塑性造粒は、顆粒結合が低融点成分の使用により並びに熱エネルギーの影響下に実施されるプロセスであると理解されうる。(Luedemann, J.; APV-Kurs 231 vom 17-18-06.1996)
この際、2つのサブタイプは区別される。サブタイプである湿式造粒の場合に、プロセス温度は結合する成分の融点よりも大きい。この成分は、造粒の際に液体又は半固体の成分として存在する。乾燥の代わりに、溶融造粒の場合には冷却される。
【0011】
プロセス温度が結合する成分の融点に達しない場合には、サブタイプである焼結造粒と言われる。この際、粒子表面での局所的な溶融のみが行われるので、表面が互いの中へ拡散する(Voigt, R.; Lehrbuch der pharmazeutischen Technologie; Verlag Chemie, 159頁(1984))。
【0012】
低融点成分は、有効な成分又は助剤であってよい。物質の融点は、安定性の理由から通例35℃を上回っている。最も頻繁には、50〜90℃の範囲内の融点を有する物質が使用される。可融性物質として公知の作用物質は、サリチル酸フェニル、イブプロフェン、α−リポ酸及びメプロバメートである。可融性助剤として、水溶性、膨潤性及び親油性の物質が使用される。親水性助剤として、例えばマクロゴール、ポリビドン及びポリメタクリル酸−誘導体である。炭化水素(パラフィン)、ワックス、脂肪及び脂肪酸は、使用される親油性助剤の例である。(Flanders, P.; Dyer, G. A.; Jordan, D.; Drug Dev. Ind. Pharm. 13 (&), 1001-1022 (1987); Schaefer, T.; Holm, P.; Kristensen, H. G.; Drug Dev. Ind. Pharm. 16, 1249-1277 (1990); McTaggart, C. M.他; Int. J. Pharm. 19, 139-148 (1984); Kinget, R.; Kemel, R.; Acta Pharm. Technol. 31, 57 (1985))
溶融造粒は、通例、流動層造粒機、遠心流動層装置又は高速強力ミキサー中で実施される。特に後者の使用は、プロセス技術上の利点を有する、それというのも、費用集約的な空気調製(Luftaufbereitung)から逃れられうるからである。有機溶剤での伝統的な造粒法に対して、その際、特別−防護(Ex-Schutz)のための費用及び溶剤回収から逃れられる。生成物中の残留溶剤からも逃れられる。水性造粒に対して、エネルギー費用のかかる乾燥プロセスから逃れられる。この際、いわゆるワンポット系の使用が有利である。
【0013】
一般に、溶融造粒のためのプロセスは、以下のように表されることができる:
【0014】
【外1】
Figure 2003528829
【0015】
可融性の結合剤の添加は、固体又は液体で、即ち溶融された状態で行われてよい。
【0016】
固体の添加の際に、可融性の物質はプロセスの間に溶融され、従って、この方法は、融解法とも呼ばれる。
【0017】
後者の方法の場合に、固体の成分が装入され、それに液体の結合剤が添加されるか又はいわゆる融解法に従って、液体の結合剤が装入され、かつ固体が撹拌導入される。そのために、加熱は、結合剤添加の前に行われる。
【0018】
エネルギー供給は、強力ミキサーの場合に多様な方法で行われることができる:
・混合機及びチョッパーによる機械的エネルギー
・ジャケットを介しての接触熱
・IR又はマイクロ波による放射エネルギー
・生成物床中の熱気供給
また特許文献からも、このような製剤の多数の製造方法が公知である。溶融造粒の方法で製造されることができる、制御された放出を伴う製剤は、例えば、ドイツ連邦共和国特許(DE)第24 26 812号、欧州特許(EP)第351 580号、欧州特許(EP)第654 263号、欧州特許(EP)第672 416号、欧州特許(EP)第729 751号及び国際特許出願公表(WO)第93/18753号明細書に記載されている。国際特許出願公表(WO)第93/18753号明細書には、製造すべきペレット剤に、製造の後の時点で、水に不溶性で疎水性のワックス類似物質を、これらの物質が溶融し、かつペレット剤のコーティングをもたらす温度で添加するプロセスが記載されている。このプロセスは、“ホットメルトコーティング”と呼ばれる。
【0019】
主なプロセス条件下のプロセスに関与する全ての出発物質の熱安定性の前提のもとに、溶融造粒は、他の造粒法、例えば有機溶剤での造粒又は水での造粒に対する興味を引く選択肢である。
【0020】
溶融ペレット化は、この際、広範囲に及んで均一なサイズ及び丸くした形の顆粒粒子が製造されるプロセス操作の特別な形である。
【0021】
多数の公知の可融性助剤にもかかわらず、溶融造粒−又は溶融ペレット化プロセスに特に適している、漸次に変化したHLB値(親水性−親油性−バランス−値)を有するごく僅かな助剤が記載されているに過ぎない。
【0022】
漸次に変化したHLB値を有する僅かな助剤の代表例は、商品名Gelucireのもとで販売される水素化された食用脂、又は、例えばSpanとして公知であるソルビトール脂肪酸エステルである。しかしながら、これらはまた、1〜16の幅広いHLB範囲をカバーしない。
【0023】
古典的な可融性助剤を用いて、通例、遅延剤若しくはその量の選択のみに関して放出の漸次変化が行われることができる。しばしば、結合剤は、他の可融性結合剤、例えばポリエチレングリコールとの組合せでのみ加工されうる、それというのも、その顆粒形成能が単独では不十分であるからである。これらの結合剤は、その上、滑沢剤又は離型剤の添加を必要とする。幾つかはワックス状コンシステンシーを有する。溶融造粒のための公知方法の場合には、しばしば、生じかつ凝固した顆粒は、細かく粉砕するために費用のかかるふるい分けにかけられなければならない。
【0024】
被覆(コーティング)を用いての遅延の原理の場合に、部分的に脆いが、しかしまた相対的に薄いフィルム剤皮に基づいて、相対的に高い外相で対抗して制御されるのでなければ、圧縮する際にしばしばフィルム剤皮の破壊が観察される。フィルム剤皮の破壊の際に、錠剤の作用物質放出が高まる。このことは、これらの錠剤の作用物質放出が大抵プレス力に依存していることを意味している。しばしば、この方法の場合に作用物質放出は、製造の間に吹き付けられる量に関して調節される。フィルム形成及び多孔度に依存して、貯蔵の間に、例えば後硬化により、作用物質放出の際に変化する結果となりうる。
【0025】
従って、本発明の課題は、可変に調節可能な放出挙動を有する、即ち迅速にないし遅延されて放出する経口薬剤学的製剤を提供することにある。変性されたか又は遅延されて放出する剤形の場合に、むしろ崩壊しない剤形(いわゆる“単一単位(single units)”)であるべきであるが、しかし好ましくは迅速に崩壊し、かつ変性されたか又は遅延されて顆粒剤から放出する剤形(いわゆる“多重単位(multiple units)”)が製造されることができる。
【0026】
本発明の別の課題は、殊に溶融造粒又は溶融ペレット化による、そのような遅延製剤の製造方法を提供することにある。
【0027】
本発明に相応して、1つ又はそれ以上の作用物質に加えて、1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルを単独の放出制御薬として含有している可変に調節可能な放出挙動を有する新規の経口薬剤学的製剤が提供される。新規の薬剤学的製剤は、迅速に放出するないし遅延されて放出する剤形である。
【0028】
本発明による薬剤学的製剤は、顆粒剤、ペレット剤、錠剤、フィルム錠、ミクロ錠、糖衣錠、カプセル剤の形で並びに治療系として投薬されることができる。
【0029】
意外なことに、サッカロース脂肪酸エステルは、所望のやり方で作用物質放出を制御することができ、かつ更に技術的な性質を本発明による製剤の製造の際に溶融造粒又は溶融ペレット化により改善することができる。
【0030】
サッカロース脂肪酸エステルは、とりわけ、作用物質を他の助剤の添加なしで造粒するのにも適している。それにより、総質量の低下は、複数の可融性の遅延剤若しくは結合剤が使用されなければならない他の方法と比較して、可能である。低いHLB値を有するサッカロース脂肪酸エステル、特にステアレートは、同時に滑沢剤及び離型剤として使用されることができる。
【0031】
サッカロース脂肪酸エステルは、親水性成分としてサッカロースのモノエステル、ジエステル、トリエステル及びポリエステルから及び親油性成分として飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸からなる非イオン界面活性剤である。エステル化度及び脂肪酸の種類の変化により、生物薬剤学的性質、殊に作用物質放出、製造された薬剤学的製剤の安定性並びに技術的な挙動に影響を及ぼす多様なHLB値を有するサッカロース脂肪酸エステルが製造されうる。これらは、無毒性で、生分解可能で、無味及び無臭で並びに貯蔵安定である。>30℃の融点を有するサッカロース脂肪酸エステルは、室温で固体の集合状態で存在し、かつ1〜16のHLB値を有する。
【0032】
サッカロース脂肪酸エステルは、例えば、とりわけMitsubishi(商標Ryoto)、Gattefosse又はSisterna社等の糖エステル又はスクロースエステルの名称のもとでも販売される。
【0033】
サッカロース脂肪酸エステルは、文献中で公知であり、例えば、これらは米国特許(US)第4 844 067号明細書によれば、絹繊維の表面の改善のため並びに国際特許出願公表(WO)第93/17667号明細書において味覚改善剤として薬剤学的調製物中で使用される。
【0034】
それらの主な用途は食品工業の範囲内にある。サッカロース脂肪酸エステルは、例えばチューインガム組成物の混合物の改善のために使用され、既製飲料の分離及び変性に対して、精糖の際に、練乳及びコーヒーホワイトナーの場合に使用される。
【0035】
小麦粉製品の製造の際に、サッカロース脂肪酸エステルは、例えば安定剤として、組織の改善のため、焼き付き及び粘着の回避のために使用される。乳製品の場合には、エマルジョンの安定化及びタンパク質分解の回避のために使用される。サッカロース脂肪酸エステルは、結晶化挙動を改善し、効果の大きい乳化剤であり、かつ脂肪及び油の製造の際に粘度を低下させる。
【0036】
米国特許(US)第3 896 238号、米国特許(US)第4 150 114号及び米国特許(US)第4 046 886号明細書には、皮膚による活性物質の浸透の改善のための、薬剤学的組成物におけるアルキルスルホキシド又は酸化リンとの組合せでのサッカロース脂肪酸エステルの使用が指摘されている。特別なサッカロース脂肪酸エステルとして、例えば次のものが挙げられる:サッカロースモノオクタネート、−モノラウレート、−モノパルミテート、−モノステアレート並びにこれらの化合物のジエステル及びトリエステル。特許(JP)第81 75 437号公報には、坐剤のための基剤としての1〜5のHLB値を有するサッカロース脂肪酸エステルの使用が開示されている。
【0037】
国際特許出願公表(WO)第88/06880号明細書には、局所的適用におけるサッカロース脂肪酸エステルの使用の特許の保護が請求されており、その際、8〜16のHLB値を有するモノ−及びジアルキルサッカロースエステルの混合物は、皮膚による浸透の改善のために使用される。好ましくは、サッカロースココエート(Saccharosecocoat)、サッカロースリシンオレエート(Saccharoserizinoleat)、サッカロースラウレート及びサッカロースステアレートが使用される。
【0038】
サッカロース脂肪酸エステルは、また、殊に化粧用製品において使用される(フランス共和国特許(FR)第2 421 605号明細書、特許(JP)第81 24 034号、特許(JP)第81 55 306号公報)。
【0039】
ドイツ連邦共和国特許(DE)第40 03 844号明細書には、作用物質であるシクロスポリンに加えて、脂肪酸サッカリドモノエステル及び希釈剤又は担持剤を含有する薬剤学的組成物が記載されている。これらの組成物は、有効な療法の到達に必要なシクロスポリン−投薬量中含有量の低下を可能にし、ひいては望ましくない副作用の低下をもたらす。脂肪酸サッカリドモノエステルとして、この際、特に、次のものが適している:C6〜14−脂肪酸ジサッカリドモノエステル及びC8〜18−脂肪酸トリサッカリドモノエステル。
【0040】
国際特許出願公表(WO)第93/00093号明細書には、放出の制御のための、作用物質、湿潤剤(wetting agent)及びポリマー被覆から構成される回転楕円体の形のジルチアゼム用の新規の遅延製剤の特許の保護が請求されている。湿潤剤として、サッカロース脂肪酸エステルが使用される。実際の遅延は、ポリマーを用いて行われる。その際、作用物質を有する湿潤剤は、押出を用いるか又は有機溶剤での造粒を用いて加工される。押出物のコーティングは、従来のポリマーで行われる。湿潤剤として、例えば、サッカロース又はキシロースのC12〜C20−脂肪酸エステルも挙げられる。
【0041】
ドイツ連邦共和国特許(DE)第198 40 152号明細書には、バルプロ酸カルシウム、少なくとも1つのアクリルポリマー及び少なくとも1つの糖エステルを含有する遅延製剤の特許の保護が請求されており、その際、使用されるアクリルポリマーにより、所望の遅延が達成される。糖エステル単独では取るに足らない遅延を引き起こすことが指摘される。
【0042】
本発明による薬剤学的製剤中で単独の放出制御薬としてのサッカロース脂肪酸エステルの適性は、なおさら意外なことであった、それというのも、このサッカロース脂肪酸エステルは、一方では既にはるかに昔から公知であり、かつ他方では、従って、可変に調節可能な放出挙動を有する経口薬剤学的製剤は、単純なやり方で製造されうるからである。
【0043】
本発明により使用されるサッカロース脂肪酸エステルは、サッカロースと飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とのエステル又はその混合物である。特に適しているのは、C12〜C22−脂肪酸である。好ましくは、1〜16のHLB値を有するサッカロースステアレート、サッカロースパルミテート、サッカロースラウレート、サッカロースベヘネート及びサッカロースオレエートが使用される。本発明により使用されるサッカロース脂肪酸エステルの融点又は溶融範囲は、30〜200℃にある。好ましくは、40〜150℃の融点又は溶融範囲を有するサッカロース脂肪酸エステルが使用される。
【0044】
本発明の本質的な利点は、新規の薬剤学的製剤の所望の放出挙動が、1つ又はそれ以上の使用されるサッカロース脂肪酸エステルのタイプ及び含分を介して若しくは製造方法のプロセスパラメーターを介して制御されることができることにある。
【0045】
低いHLB値を有するサッカロース脂肪酸エステルは、好ましくは遅延された放出を達成するために使用される。高いHLB値を有するサッカロース脂肪酸エステルは、好ましくは迅速な又は変性された放出挙動に適している。
【0046】
サッカロース脂肪酸エステルは、本発明による薬剤学的製剤中に、処方中の造粒すべき含分(内相)に対して1〜95質量%の含分で存在していてよい。好ましくは、5〜50質量%の含分が使用される。サッカロース脂肪酸エステルに加えて、内相中に作用物質が単独でか又は作用物質と1つ又はそれ以上の薬剤学的に慣例の助剤との混合物が存在していてよい。
【0047】
本発明の別の実施態様は、サッカロース脂肪酸エステルを顆粒中に含有するか又はサッカロース脂肪酸エステルを含有しない顆粒又はペレットが、サッカロース脂肪酸エステルで被覆されていてよいことにある。被覆中のサッカロース脂肪酸エステル含分は、被覆された剤形に対して1〜60質量%、好ましくは3〜20質量%である。
【0048】
サッカロース脂肪酸エステルは、単独でか又は場合により他の可融性助剤との組合せでも使用されることができる。部分的に、1つ又はそれ以上の助剤、例えば可塑剤の添加がプロセスにとって有利である。特定の性質、例えば特徴的な溶解度又は膨潤度を有する助剤であるいわゆる細孔形成剤の埋め込みを介して、溶融造粒−若しくは溶融ペレット化プロセスの間に、作用物質放出の更なる変性が可能である。
【0049】
本発明による経口薬剤学的製剤は、作用物質として、良水溶性ないし事実上水に不溶性の化合物を含有していてよい。
【0050】
以下の適応群の作用物質は、このために適しており、その際、列挙することは、隔絶するものではない:興奮薬/抗低酸素血症薬(Antihypoxaemika)(例えばカフェイン)、鎮痛薬/抗リウマチ薬(例えばジクロフェナク、モルヒネ、トラマドール、チリジン、フルピルチン(Flupirtin))、抗アレルギー薬(例えばアゼラスチン、プソイドエフェドリン)、不整脈治療剤、例えばキニジン、ジソピラミド、ジルチアゼム、ベラパミル)、抗痴呆薬(Antidementiva)(精神向性薬;Nootropika)(例えばピラセタム、ニセルゴリン、キサンチノニコチネート(Xantinonicotinat)、ペンチフィリン(Pentifyllin)、ビンカミン)、抗糖尿病薬(例えばグリベンクラミド)、鎮吐薬/鎮暈薬(Antivertiginosa)(例えば二メシル酸ベタヒスチン、ジメンヒドリネート)、抗てんかん薬(例えばカルバマゼピン、バルプロイン酸(Valproinsaeure)、バルプロ酸カルシウム二水和物、レチガビン(Retigabin))、抗高血圧薬(Antihypertonika)(例えばタリノロール(Talinolol)、フォシノプリル(Fosinopril)、ドキサゾシン、メトプロロール、ニフェジピン)、抗低血圧薬(Antihypotonika)(例えばノルフェネフリン−HCl、メシル酸ジヒドロエルゴタミン)、気管支遮断薬(Broncholytika)/抗喘息薬(例えばサルブタモール、硫酸テルブタリン、テオフィリン)、利尿剤(例えばフロセミド、ピレタニド)、血液循環促進薬(durchblutungsfoerdernde Mittel)(例えばブフロメジル(Buflomedil)、ナフチドロフリル(Naftidrofuryl)、ペントキシフィリン)、冠血管治療剤(Koronarmittel)(例えばニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、モルシドミン)、脂質降下薬(Lipidsenker)(例えばベザフィブラート、フェノフィブラート、キサンチノール(Xantinol))、片頭痛治療剤(Migraenemittel)(例えばスマトリプタン)、筋弛緩薬、パーキンソン病治療剤(Parkinsonmittel)及び錐体外路の障害に対する他の薬(例えばレボドーパ/ベンセラジド、レボドーパ/カルビドーパ)、向精神薬(例えばアミトリプチリン−HCl、ベンラファキシン(Venlafaxin)−HCl、チオリダジン−HCl、炭酸リチウム、酢酸リチウム);チオクト酸又はR−チオクト酸及びその塩、例えばデクスリポタム(Dexlipotam)。
【0051】
本発明による薬剤学的製剤は、好ましくはフルピルチン、トラマドール、ニフェジピン、カルバマゼピン、バルプロ酸カルシウム又はレチガビンを含有する。
【0052】
本発明による薬剤学的製剤は、本発明に従って、溶融造粒又は溶融ペレット化により製造されることができる。この際、例えば、高速混合機中で、作用物質及び1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルからなる混合物は、場合により他の助剤と共に撹拌下に加熱される。加熱は、加熱マントルを用いて、マイクロ波、放射エネルギーでか又はしかし撹拌機のエネルギー供給を介して行われることができる。
【0053】
混合物中のその都度使用されるサッカロース脂肪酸エステルの溶融温度が達成されるか又はその表面が軟化されるか又は溶け始める場合に、造粒を開始する。使用するアグロメレーション及びそれと結びついた摩擦の増加に基づき、撹拌モーターの入力が上昇する。造粒中断は、入力が外部電位により(expotentiell)上昇し始める際に、通例行われる。その後、温かい溶融顆粒は、混合機から搬出されかつ薄い層で室温で冷却されるか又はしかし適した冷却(例えば冷却ジャケット)で混合機中で場合により撹拌下に冷却される。本発明によれば、溶融された状態のサッカロース脂肪酸エステルの添加の可能性も存在する。
【0054】
意外なことに、その際、極めて狭い顆粒サイズ分布が達成される。顆粒−若しくはペレット粒子は、プロセス操作に応じてほぼ丸くされかつ滑らかな表面を有する。
【0055】
同様に、他の加熱可能な装置、例えば流動層造粒機、ローター造粒機の使用が可能である。
【0056】
こうして製造された顆粒は、場合によりふるいを通して分級されてよく、場合により外相の助剤と混合され、かつ例えば錠剤に圧縮されてよく、又はカプセル中へ詰め替えられてよい。外相の助剤として、薬剤学的に通常の砕解剤若しくは崩壊助剤、充填剤、離型剤又は類似物が使用されることができる。通例、離型剤の使用は、低いHLB値のサッカロースステアレートの使用の際に放棄されうる、それというのも、低いHLB値を有するサッカロースステアレート自体が良好な離型剤でもあるからである。
【0057】
薬剤学的−技術的な目標に応じて、こうして例えば、迅速に放出するか又は変性されてないし遅延されて放出する製剤(多重単位又は単一単位)が製造されることができる。
【0058】
更に、意外なことに、サッカロース脂肪酸エステルが助剤として“ホットメルトコーティング”に適していることが見出された。その上、既に製造されかつ凝固した溶融顆粒に、再度同じか又は相違するタイプのサッカロース脂肪酸エステルの量が添加され、かつ混合物は、再度添加されたサッカロース脂肪酸エステルの融点若しくは軟化温度を上回り加熱される。その際、サッカロース脂肪酸エステルの溶融物の被覆が溶融顆粒について行われる。コーティングは、同様に可塑剤の存在で行われることができる。同様に、サッカロース脂肪酸エステル不含の顆粒又は純粋な作用物質は、記載された種類及び方法で被覆されることができる。
【0059】
この方法の利点は、一方では、被覆により十分な放出制御、特に遅延が既にサッカロース脂肪酸エステルのより僅かな含分で達成されることにある。他方では、こうして製造された顆粒又はペレットの表面が滑らかになる。
【0060】
別の利点は、この方法を用いて、単純な方法で胃液耐性の被覆が製造可能であることにある。従って、水性及び酸性媒体中のサッカロース脂肪酸エステルの実際の不溶解度に基づき、酸性のpH範囲内の作用物質放出を強く遅くする可能性がある。
【0061】
“パウダーコーティング”は、この際、“ホットメルトコーティング”の特別な形である。この際、一方では良好な易流動性のサッカロース脂肪酸エステルは、適した粉末供給、例えば粉末供給装置を用いて、かつ他方では可塑剤、例えばクエン酸トリエチルは、装入すべき出発物質に計量供給される。この方法は、高い費用−及び時間節約に傑出しており、伝統的な水性コーティング法に対して乾燥プロセスが不必要である。殊に、このように製造された薬剤学的製剤は、水感受性作用物質、例えばバルプロ酸Naに適している。
【0062】
以下の例は、本発明の対象を、これを制限することなくより詳細に説明することになる。
【0063】
例1:
50%サッカロースステアレート HLB値1を有する塩酸トラマドール
【0064】
【表1】
Figure 2003528829
【0065】
出発物質を、Aeromatic-Fielder社のGP1型の強力ミキサー中で、相応するジャケット温度で撹拌下に加熱する。特定の生成物温度に達した際に、造粒プロセスを開始する。撹拌モーターの入力の上昇を達成しかつ突然に生成物温度が上昇した後に、造粒を中断し、かつ生成物を搬出し、メッシュサイズ1.4mmのふるいにかけ、かつ室温で冷却する。
【0066】
【表2】
Figure 2003528829
【0067】
作用物質放出は別紙1参照
例2:
30%サッカロースステアレート HLB値1を有するマレイン酸フルピルチン(Flupirtinmaleat)
【0068】
【表3】
Figure 2003528829
【0069】
−製造は例1に従って行う。
【0070】
例3:
30%サッカロースステアレート HLB値1を有するニフェジピン
【0071】
【表4】
Figure 2003528829
【0072】
−製造は例1に従って行う。
【0073】
【表5】
Figure 2003528829
【0074】
作用物質放出は別紙2参照
例4:
30%サッカロースパルミテート HLB値1を有するニフェジピン
【0075】
【表6】
Figure 2003528829
【0076】
−製造は例1に従って行う。
【0077】
【表7】
Figure 2003528829
【0078】
作用物質放出は別紙3参照
例5:
30%サッカロースステアレート HLB値5を有するニフェジピンの溶融顆粒からなる錠剤
【0079】
【表8】
Figure 2003528829
【0080】
−製造は例1に従って行う。
【0081】
−錠剤化のためのパラメーター:
顆粒を、引き続き錠剤成形機を用いて、丸く直径6mmで真ん中が丸く膨らんだ71.4mgの総質量を有する錠剤に圧縮した。
【0082】
【表9】
Figure 2003528829
【0083】
作用物質放出は別紙4参照
例6:
50%サッカロースステアレート HLB値9及び2.5%サッカロースステアレート HLB値1を有するニフェジピンの溶融顆粒からなる錠剤
【0084】
【表10】
Figure 2003528829
【0085】
−製造は例1に従って行う
−錠剤化のためのパラメーター:
顆粒を、錠剤成形機を用いて、丸く直径6mmで真ん中で丸く膨らんだ100mgの総質量を有する錠剤に圧縮した。
【0086】
【表11】
Figure 2003528829
【0087】
作用物質放出は別紙5参照
例7:
10%サッカロースステアレート HLB値1を有するカルバマゼピン
【0088】
【表12】
Figure 2003528829
【0089】
−製造は例1に従って行う
【0090】
【表13】
Figure 2003528829
【0091】
作用物質放出は別紙6参照
例8:
30%サッカロースステアレート HLB値9を有するカルバマゼピン
【0092】
【表14】
Figure 2003528829
【0093】
−製造は例1に従って行う
【0094】
【表15】
Figure 2003528829
【0095】
作用物質放出は別紙7参照
例9:
50%サッカロースベヘネート HLB値3及び2.5%クエン酸トリエチルを有するカルバマゼピン
【0096】
【表16】
Figure 2003528829
【0097】
Aeromatic-Fielder社のGP1型強力ミキサー中で、出発物質であるカルバマゼピン及びクエン酸トリエチルを混合する。1分の混合時間後、サッカロースベヘネートB-370を添加し、かつ混合物を50.0℃のジャケット温度で撹拌下に加熱する。出力上昇が観察されうる特定の生成物温度に達した後に、顆粒を、メッシュサイズ1.4mmのふるいにかけ、かつ室温に冷却する。
【0098】
例10:
30%サッカロースステアレート HLB値9を有するカルバマゼピンの溶融顆粒からなる錠剤
【0099】
【表17】
Figure 2003528829
【0100】
−製造は例1に従って行う
−錠剤化のためのパラメーター:
顆粒を、別の添加物なしで、錠剤成形機を用いて、丸く直径13mmで平たく571mgの総質量を有する錠剤に25Nの圧縮強さで圧縮する。
【0101】
【表18】
Figure 2003528829
【0102】
作用物質放出は別紙8参照
例11:
20%サッカロースステアレート HLB値2を有するカルバマゼピン
【0103】
【表19】
Figure 2003528829
【0104】
−製造は例1に従って行う
例12:
35%リン酸水素カルシウム及び30%サッカロースステアレート HLB値1を有するバルプロ酸カルシウム二水和物
【0105】
【表20】
Figure 2003528829
【0106】
−製造は例1に従って行い、その際、作用物質であるバルプロ酸カルシウム二水和物を、リン酸水素カルシウムと共に装入する。
【0107】
【表21】
Figure 2003528829
【0108】
作用物質放出は別紙9参照
例13:
バルプロ酸カルシウム二水和物及び30%サッカロースステアレート HLB値1の溶融顆粒からなる錠剤
【0109】
【表22】
Figure 2003528829
【0110】
−製造は例1に従って行う
−錠剤化のためのパラメーター:
顆粒を、錠剤成形機を用いて、長円形で、長さ23mm、幅9mmで951mgの総質量を有する長円形錠剤に65Nの圧縮強さで圧縮する。
【0111】
【表23】
Figure 2003528829
【0112】
作用物質放出は別紙10参照
例14:
バルプロ酸カルシウム二水和物及び30%サッカロースステアレート HLB値9の溶融顆粒からなる錠剤
【0113】
【表24】
Figure 2003528829
【0114】
−製造は例1に従って行う
−錠剤化のためのパラメーター:
顆粒を、錠剤成形機を用いて、長円形で、長さ23mm、幅9mmで951mgの総質量を有する長円形錠剤に50Nの圧縮強さで圧縮する。
【0115】
【表25】
Figure 2003528829
【0116】
作用物質放出は別紙11a参照
pH3.0中のバルプロ酸カルシウム処方の作用物質放出の比較は、別紙11b参照
pH6.8中のバルプロ酸カルシウム処方の作用物質放出の比較は、別紙11c参照
例15:
20%サッカロースステアレート HLB値1を有するレチガビン
【0117】
【表26】
Figure 2003528829
【0118】
−製造は例1に従って行う
【0119】
【表27】
Figure 2003528829
【0120】
作用物質放出は別紙12参照
例16:
20%サッカロースステアレート HLB値2を有するレチガビン
【0121】
【表28】
Figure 2003528829
【0122】
−製造は例1に従って行う
【0123】
【表29】
Figure 2003528829
【0124】
作用物質放出は別紙13参照
例17:
20%サッカロースステアレート HLB値1及び10%サッカロースステアレート HLB値9を有するレチガビン
【0125】
【表30】
Figure 2003528829
【0126】
−製造は例1に従って行う
【0127】
【表31】
Figure 2003528829
【0128】
作用物質放出は別紙14a参照
0.1N HCl中のレチガビン処方の作用物質放出の比較は別紙14b参照
緩衝液pH6.8中のレチガビン処方の作用物質放出の比較は別紙14c参照
例18:
レチガビン、20%サッカロースステアレートHLB値1及び10%クロスカルメロース−ナトリウムを有する溶融顆粒からなる錠剤
【0129】
【表32】
Figure 2003528829
【0130】
−製造は例1に従って行う
【0131】
【表33】
Figure 2003528829
【0132】
錠剤化混合物を、錠剤成形機を用いて、丸く、直径9mm、面45゜、曲率半径R13で錠剤に圧縮する。
【0133】
【表34】
Figure 2003528829
【0134】
作用物質放出は別紙15参照
例19:
7%サッカロースステアレート HLB値1を有するレチガビン
【0135】
【表35】
Figure 2003528829
【0136】
Aeromatic-Fielder社のGP1型の強力ミキサー中で、出発物質を、PTFE−インライナーを備えた特別な容器中で50.0℃のジャケット温度で撹拌下に加熱する。入力の再上昇後、ペレットを取り出し、かつ薄い層中で室温に冷却する。
【0137】
【表36】
Figure 2003528829
【0138】
作用物質放出は別紙16参照
例20:
20%サッカロースステアレート HLB値11を有するレチガビン
【0139】
【表37】
Figure 2003528829
【0140】
−製造は例19に従って行う
【0141】
【表38】
Figure 2003528829
【0142】
作用物質放出は別紙17参照
例21:
20%サッカロースステアレート HLB値16を有するレチガビン
【0143】
【表39】
Figure 2003528829
【0144】
−製造は例19に従って行う
【0145】
【表40】
Figure 2003528829
【0146】
作用物質放出は別紙18参照
例22:
16%サッカロースステアレート HLB値15を有するレチガビン
【0147】
【表41】
Figure 2003528829
【0148】
−製造は例19に従って行う
【0149】
【表42】
Figure 2003528829
【0150】
作用物質放出は別紙19参照
例23:
レチガビン−錠剤
【0151】
【表43】
Figure 2003528829
【0152】
−例19に従った製造
【0153】
【表44】
Figure 2003528829
【0154】
5バッチからなる溶融顆粒を一つにまとめ、かつローター造粒機中で、50℃の吸気で300rpmで、精製水536g中のEudragit L 30 D-55、タルク及びクエン酸トリエチルからなる懸濁液で噴霧する。引き続き、33℃の生成物温度まで乾燥させる。
【0155】
こうしてコーティングした顆粒を、30質量%微結晶性セルロース及び5質量%クロスカルメロースナトリウムでTurbula中で10分均質化する。
【0156】
錠剤化混合物を、長円形で、17×8mm、丸く膨らんだ錠剤に87Nの平均圧縮強さで圧縮する。
【0157】
【表45】
Figure 2003528829
【0158】
0.1N HCl中の作用物質放出は別紙20a参照
緩衝液pH7.5、1.7%Texapon中の作用物質放出は別紙20b参照
例24:
10%サッカロースステアレート HLB値1を有するレチガビン−溶融顆粒の“ホットメルトコーティング”
【0159】
【表46】
Figure 2003528829
【0160】
Aeromatic-Fielder社のGP1型の強力ミキサー中で、レチガビン−溶融顆粒を、52℃のジャケット温度で撹拌下に加熱する。30℃の生成物温度で、サッカロースステアレートS-170を添加し、かつ更に7分、スイッチを入れたチョッパー(3000rpm)で造粒する。コーティングした顆粒を取り出し、かつメッシュサイズ1.4mmのふるいに通してふるい分けする。
【0161】
【表47】
Figure 2003528829
【0162】
0.1N HCl中の作用物質放出は別紙21a参照
緩衝液pH7.5、2.5%Texapon中の作用物質放出は別紙21b参照
例25:
22.7%サッカロースステアレート HLB値15を有するデクスリポタム(Dexlipotam)(R−チオクト酸のトロメタモール塩(Tromethamolsalz))
【0163】
【表48】
Figure 2003528829
【0164】
−製造は例1に従って行う。
【0165】
【表49】
Figure 2003528829
【図面の簡単な説明】
【図1】50%サッカロースステアレート HLB値1を有する塩酸トラマドールの作用物質放出を示すグラフ。
【図2】30%サッカロースステアレート HLB値1を有するニフェジピンの作用物質放出を示すグラフ。
【図3】30%サッカロースパルミテート HLB値1を有するニフェジピンの作用物質放出を示すグラフ。
【図4】30%サッカロースステアレート HLB値5を有するニフェジピンの溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図5】50%サッカロースステアレート HLB値9及び2.5%サッカロースステアレート HLB値1を有するニフェジピンの溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図6】10%サッカロースステアレート HLB値1を有するカルバマゼピンの作用物質放出を示すグラフ。
【図7】30%サッカロースステアレート HLB値9を有するカルバマゼピンの作用物質放出を示すグラフ。
【図8】30%サッカロースステアレート HLB値9を有するカルバマゼピンの溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図9】35%リン酸水素カルシウム及び30%サッカロースステアレート HLB値1を有するバルプロ酸カルシウム二水和物の作用物質放出を示すグラフ。
【図10】バルプロ酸カルシウム二水和物及び30%サッカロースステアレート HLB値1の溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図11a】バルプロ酸カルシウム二水和物及び30%サッカロースステアレート HLB値9の溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図11b】pH3.0中のバルプロ酸カルシウム処方の作用物質放出の比較を示すグラフ。
【図11c】pH6.8中のバルプロ酸カルシウム処方の作用物質放出の比較を示すグラフ。
【図12】20%サッカロースステアレート HLB値1を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図13】20%サッカロースステアレート HLB値2を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図14a】20%サッカロースステアレート HLB値1及び10%サッカロースステアレート HLB値9を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図14b】0.1N HCl中のレチガビン処方の作用物質放出の比較を示すグラフ。
【図14c】緩衝液pH6.8中のレチガビン処方の作用物質放出の比較を示すグラフ。
【図15】レチガビン、20%サッカロースステアレート HLB値1及び10%クロスカルメロース−ナトリウムを有する溶融顆粒からなる錠剤の作用物質放出を示すグラフ。
【図16】7%サッカロースステアレート HLB値1を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図17】20%サッカロースステアレート HLB値11を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図18】20%サッカロースステアレート HLB値16を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図19】16%サッカロースステアレート HLB値15を有するレチガビンの作用物質放出を示すグラフ。
【図20a】レチガビン−錠剤の0.1N HCl中の作用物質放出を示すグラフ。
【図20b】レチガビン−錠剤の緩衝液pH7.5、1.7%Texapon中の作用物質放出を示すグラフ。
【図21a】10%サッカロースステアレートHLB値1を有するレチガビン−溶融顆粒の“ホットメルトコーティング”の0.1N HCl中の作用物質放出を示すグラフ。
【図21b】10%サッカロースステアレートHLB値1を有するレチガビン−溶融顆粒の“ホットメルトコーティング”の緩衝液pH7.5、2.5%Texapon中の作用物質放出を示すグラフ。

Claims (33)

  1. 可変に調節可能な放出挙動を有する経口薬剤学的製剤において、1つ又はそれ以上の作用物質に加えて、1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルが、単独の放出制御薬として含有されていることを特徴とする、薬剤学的製剤。
  2. 迅速に放出するないし遅延されて放出する剤形である、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  3. 放出挙動が、1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルのタイプ及び含分を通して及び製造方法のプロセスパラメーターを通して制御されることができる、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  4. 単一単位−並びに多重単位の剤形である、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  5. 顆粒剤、ペレット剤、錠剤、フィルム錠、ミクロ錠、糖衣錠、カプセル剤又は特別な治療系のような経口投薬形の形の、請求項1又は4記載の薬剤学的製剤。
  6. 1つ又はそれ以上の作用物質が、サッカロース脂肪酸エステルからなるマトリックス中へ埋め込まれており、及び/又はサッカロース脂肪酸エステルによって被覆されている、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  7. 作用物質又は作用物質混合物及びサッカロース脂肪酸エステルを含有する顆粒又はペレットが、付加的にサッカロース脂肪酸エステルで被覆されていてよい、請求項6記載の薬剤学的製剤。
  8. サッカロース脂肪酸エステル不含の顆粒又はペレットが、サッカロース脂肪酸エステルで被覆されている、請求項6記載の薬剤学的製剤。
  9. 使用されるサッカロース脂肪酸エステルが、中鎖ないし長鎖の飽和脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸とのサッカロースのモノエステル、ジエステル、トリエステル又はポリエステルからなっている、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  10. サッカロース脂肪酸エステルとして、好ましくはサッカロースとC12〜C22−脂肪酸とのエステルが使用されている、請求項9記載の薬剤学的製剤。
  11. 使用されるサッカロース脂肪酸エステルのHLB値が1〜16である、請求項1又は9記載の薬剤学的製剤。
  12. 使用されるサッカロース脂肪酸エステルが、30〜200℃の温度範囲内でその融点又は溶融範囲を有している、請求項1又は9記載の薬剤学的製剤。
  13. 使用されるサッカロース脂肪酸エステルが、好ましくは40〜150℃の温度範囲内でその融点又は溶融範囲を有している、請求項12記載の薬剤学的製剤。
  14. サッカロース脂肪酸エステルが顆粒中に1〜95質量%の含分で含有されている、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  15. サッカロース脂肪酸エステルが、顆粒中に好ましくは5〜50質量%の含分で含有されている、請求項14記載の薬剤学的製剤。
  16. サッカロース脂肪酸エステルが、被覆された剤形に対して、被覆中に1〜60質量%の含分で含有されている、請求項1又は8記載の薬剤学的製剤。
  17. サッカロース脂肪酸エステルが好ましくは、被覆された剤形に対して、被覆中に3〜20質量%の含分で含有されている、請求項16記載の薬剤学的製剤。
  18. サッカロース脂肪酸エステルに加えて、別の助剤が付加的に含有されていてよい、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  19. 助剤として充填剤、可融性結合剤、崩壊助剤、流動調節剤、離型剤、フィルム形成剤及び/又は他の通常使用される助剤が使用されている、請求項18記載の薬剤学的製剤。
  20. 溶融造粒プロセス若しくは溶融ペレット化プロセスの間の細孔形成剤の埋め込みにより、作用物質放出の更なる変性が可能である、請求項18記載の薬剤学的製剤。
  21. 作用物質として良水溶性ないし事実上水に不溶性の作用物質が、使用されていてよい、請求項1記載の薬剤学的製剤。
  22. 作用物質が、特に次の適応分野:興奮薬/抗低酸素血症薬、鎮痛薬/抗リウマチ薬、抗アレルギー薬、不整脈治療剤、抗痴呆薬、抗糖尿病薬、鎮吐薬/鎮暈薬、抗てんかん薬、抗高血圧薬、抗低血圧薬、気管支遮断薬、抗喘息薬、利尿剤、血液循環促進薬、睡眠薬/鎮静薬、冠血管治療剤、脂質降下薬、片頭痛治療剤、筋弛緩薬、パーキンソン病治療剤及び向精神薬から使用されていてよい、請求項1又は21記載の薬剤学的製剤。
  23. カフェイン、ジクロフェナク、モルヒネ、トラマドール、チリジン、フルピルチン、アゼラスチン、プソイドエフェドリン、キニジン、ジソピラミド、ジルチアゼム、ベラパミル、ピラセタム、ニセルゴリン、キサンチノニコチネート、ペンチフィリン、ビンカミン、グリベンクラミド、二メシル酸ベタヒスチン、ジメンヒドリネート、カルバマゼピン、バルプロイン酸、バルプロ酸カルシウム二水和物、レチガビン、タリノロール、フォシノプリル、ドキサゾシン、メトプロロール、ニフェジピン、ノルフェネフリン−HCl、メシル酸ジヒドロエルゴタミン、サルブタモール、硫酸テルブタリン、テオフィリン、フロセミド、ピレタニド、ブフロメジル、ナフチドロフリル、ペントキシフィリン、ニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、モルシドミン、ベザフィブラート、フェノフィブラート、キサンチノール、スマトリプタン、レボドーパ、ベンセラジド、カルビドーパ、アミトリプチリン−HCl、ベンラファキシン−HCl、チオリダジン−HCl、炭酸リチウム、酢酸リチウム、チオクト酸又はR−チオクト酸及びその塩、例えばデクスリポタムのような作用物質を含有している、請求項1又は21記載の薬剤学的製剤。
  24. 好ましくはフルピルチン、トラマドール、ニフェジピン、カルバマゼピン、バルプロ酸カルシウム又はレチガビンを含有している、請求項1又は21記載の薬剤学的製剤。
  25. 作用物質であるレチガビンに加えて、顆粒中にサッカロース脂肪酸エステル1〜95質量%が含有されている、請求項24記載の薬剤学的製剤。
  26. 作用物質であるレチガビンに加えて、顆粒中に好ましくはサッカロース脂肪酸エステル5〜50質量%が含有されている、請求項25記載の薬剤学的製剤。
  27. 請求項1記載の薬剤学的製剤の製造方法において、溶融造粒又は溶融ペレット化することを特徴とする、請求項1記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  28. 適した装置中で、出発物質を、撹拌下にか又は流動層中で、1つ又はそれ以上の使用されるサッカロース脂肪酸エステルが軟化するか、表面的に溶け始めるか又は溶融する温度で加熱し、かつ顆粒形成が行われた後に冷却する、請求項27記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  29. 適した装置中で、1つ又はそれ以上の溶融されたサッカロース脂肪酸エステルを、加熱された作用物質粉末に添加する、請求項28記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  30. 適した装置として、好ましくは高速混合機、流動層装置又はローター造粒機を使用することができる、請求項28又は29記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  31. 顆粒又はペレットの被覆により、好ましくは“ホットメルトコーティング”法又は“パウダーコーティング”法による、請求項1、7又は8記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  32. “ホットメルトコーティング”及び“パウダーコーティング”の際に、1つ又はそれ以上のサッカロース脂肪酸エステルで単独でか又は可塑剤との組合せで処理することを特徴とする、請求項31記載の薬剤学的製剤の製造方法。
  33. 可塑剤としてクエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、トリアセチン又はジブチルセバケートを使用することができる、請求項32記載の薬剤学的製剤の製造方法。
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