JP2003519553A - 電気髭剃り器 - Google Patents
電気髭剃り器Info
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Abstract
Description
内に、シェービングヘッドの切断刃を振動運動させるための電気的な駆動部が配
置されており、該シェービングヘッドが、互いに協働し合う少なくとも2つの切
断部材を有しており、該切断部材は互いに対して相対的に移動可能に駆動されて
いる形式のものに関する。
書により公知である。この構成では、シェービングヘッドフレームと外刃と内刃
とから形成されたシェービングヘッドが、上方のケーシング面で、長手方向で振
動運動するように駆動される下刃の運動方向に対して直交する方向に振動運動可
能に配置されている。この駆動は二重偏心体を介して行われる。
れている。電気的な駆動装置の駆動部材は伝動部材、例えば歯車伝動装置または
二重偏心体または二重アーム式レバーを介して、内刃にも、外刃を備えたシェー
ビングヘッドにも連結されていて、その結果、この駆動部材は内刃と、付加的に
シェービングヘッド全体とを動かすことができる。全体的にこのような構成では
、代償として電動モータの高い出力が要求される。これによりまた蓄積器の高い
出力と、これに従い蓄積器の充電ごとの髭剃り時間の短縮とが生ぜしめられる。
ない振動を抑圧するために、振動運動する方向で駆動される質量体、例えば偏心
体および連結部材、ならびに内刃を、偏心的な防振バランサを用いて動的に均衡
させることが公知である。このような形式の構成も電気的な駆動装置の高い出力
を必要とする。
が弾性的に支承されていて、連結ロッドを介して、切断刃を支持するシェービン
グヘッド部分に結合されている構成が示されている。このような構成では直接、
シェービングブレードを駆動するためのモータのバイブレーションが、モータ自
体から導出された、振動運動する切断刃の駆動装置に対して付加的に導出される
。
切断刃に対して相対的に、この振動運動の方向に、もしくはこの振動運動に対し
てほぼ垂直方向に行われる。これは切断出力、および捉えにくい髭を確実に捕捉
することに大きく影響を与える。
ードの滑動抵抗の減少との他に、捉えにくい髭を確実に捕捉できるように改良し
た、冒頭に記載した形式の装置を提供することである。この課題を解決するため
に、本発明による方法では主として、少なくとも1つのシェービングブレードを
支持する、シェービングヘッドの部分が、切断刃の振動運動の方向とは異なる、
ケーシングの長手方向軸線の方向に延びる少なくとも1つの軸を中心にして、旋
回可能に枢着されており、シェービングヘッドの部分が、軸を中心とした旋回運
動を行うように駆動されているようにした。シェービングブレードの、振動運動
する切断刃に対して相対的な付加的な運動は、振動運動方向でもこの運動方向に
直交する方向でもなく、中心軸を中心とした旋回方向で行われることにより、摺
動抵抗の著しい減少の他に、中心軸を中心とした振動運動時において、シェービ
ングブレードの、使用者によって規定される運動方向に対して相対的な斜行位置
をとることによって、汎用の髭剃り器ではほとんど捕捉できなかったまたは捕捉
が非常に困難であった髭も確実に捕捉できるという効果が得られる。したがって
取り扱いの快適さを著しく改良することの他に切断出力が同様に改良される。こ
の効果は、少なくとも1つのシェービングブレードを支持する、シェービングヘ
ッドの部分が、切断刃の振動運動の方向とは異なる、互いに交差する2つの軸を
中心にして旋回可能に枢着されていることによって改良することができる。
ングヘッドの部分の支承部が、カルダン軸受として、有利には球状ヘッド支承部
として形成されている。このような球状ヘッド形支承部は全体的にシェービング
ブレードを、肌の不規則な輪郭に著しく良好に適合させ、ひいては振動旋回運動
によってさらに助成される切断効率を著しく改良する。
の部分の旋回駆動が、シェービングヘッドまたはケーシングで旋回可能に支承さ
れた傾倒レバーを介して、振動運動する少なくとも1つの切断刃から導出されて
いる。この場合、中心軸を中心にした相応する振動旋回運動を提供するために、
有利には2つの傾倒レバーが、特に互いに対向し合う、シェービングヘッドの長
手方向内壁に配置されており、これらの長手方向内壁が、互いに逆方向に駆動さ
れる切断刃もしくは刃ブロックにそれぞれ連結されている。使用者によって髭剃
り器が肌上でガイドされることに基づいて規定される、ほぼ直線的な作業方向の
他に、この直線的な運動中に同時に、摺動方向に対して直交する方向で繰り返し
旋回運動が行われる。移動方向に対して直交して振動する旋回運動によって、押
付け圧をさらに減少させ、しかしながら不規則に突出する髭を確実に切断できる
可能性が提供される。傾倒レバーの枢着と寸法設定とによって、切断刃の比較的
大きな振動運動距離を、小さな旋回角に変換することができるので、したがって
駆動装置の過剰負荷は生じない。
方向に対して直交して延びる、シェービングヘッドの旋回軸を中心にして旋回可
能に枢着されている。ケーシングにおいてシェービングヘッド全体を、振動運動
方向に対して直交する方向に旋回させることによって、不規則的な輪郭を有する
肌に対して相対的にシェービングブレードの位置を合わせることが保証されてい
る。しかも旋回軸を、伝動装置において振動する旋回運動のために、傾倒レバー
を相応して配置することによって同時に特に簡単な形式で利用することができる
。
ッドの部分が、解除可能にケーシングに結合された、シェービングヘッドの部分
に旋回可能に枢着されている。このような形式で、振動旋回運動に対して直交す
る方向に延在する軸を中心にした、シェービングブレードの自由なもしくは減衰
された旋回が保証されており、例えば洗浄のためのシェービングヘッド全体の取
り外しが簡易化される。特に有利な形式では、ケーシングの長手方向軸線の方向
に延びる旋回軸が、偏心的に一方の長手方向内壁の近傍にずらされて配置されて
いる構成が挙げられる。これにより、軸を中央に装置に配置した場合にシェービ
ングヘッドブレードの網目(すかし穴)がわずかにしか旋回されない領域は減少
される。
ド領域の正面図が示されている。この図からは軸を中心とした旋回性を見てとれ
る。図2には図1の構成に基づいた、上から見た平面図が示されている。この図
では中心軸線を中心とした旋回運動が示されている。図3には第1の構成による
旋回ヘッドのヘッド領域の断面図が示されている。図4には、図3とは異なるが
類似した断面図を示した。図5には、さらに別の、図3に類似した断面図が示さ
れている。図6および図7および図8には、中心軸だけを中心として旋回する、
図1〜図3に類似した別の構成が示されている。図9には、図8に類似した別の
構成の断面図が示されている。
ング1には2部分から成るシェービングヘッド2が接続されている。このシェー
ビングヘッド2の下側部分3は、シェービングブレード5(外刃)を支持するヘ
ッド部材6を旋回させるための旋回軸4を有している。このシェービングヘッド
下側部分3はここでは屋根状の上方縁部を有しているので、シェービングブレー
ド5の自由な旋回はシェービングブレード5を支持するシェービングヘッド上側
部分6とともに双方向矢印7の方向で可能となる。図2の平面図には中心軸8が
示されているのがわかる。この中心軸8を中心にしてシェービングヘッド上側部
分6はシェービングブレード5と共に双方向矢印9の方向で旋回可能に枢着され
ている。
れる。図3では、シェービングブレード5を支持するシェービングヘッド上側部
分6が、球状の支持部10を介してシェービングヘッド下側部分3に係合してい
る。しかもこの球状の支持部10は同時に、図1に示した旋回軸4を中心とした
、シェービングヘッド上側部分6の旋回も保証している。しかしまた、支持部1
0を球状に構成することによって中心軸8を中心とした旋回も可能である。互い
に逆方向での振動運動を駆動させられる切断刃(内刃)11,12の駆動装置は
モータ13によって形成されており、このモータ13は切断刃11,12の駆動
のために二重偏心体14を介して、相応する連結部材15もしくは16と協働す
る。連結部材15から、舌片17を介して振動運動が取り出されてアングルアー
ム18に伝達される。このアングルアーム18は旋回軸19を中心にして旋回可
能にシェービングヘッド下側部分3に取り付けられている。したがって連結部材
15の振動運動時には、旋回レバー(アングルアーム)18は旋回軸19を中心
にしてその都度旋回し、これによりシェービングヘッド上側部分6を、軸8を中
心にして球状の支承部10において、図2に示したように振動運動させて旋回さ
せることができる。この場合、駆動は切断刃の振動駆動装置から直接導出されて
いる。
た。図4に基づく構成は、図3とは次のことのみが異なっている。すなわち、シ
ェービングヘッド下側部分3の互いに対向し合う2つの側に、それぞれ旋回軸1
9を中心にして旋回可能に旋回レバー18が枢着されている。旋回レバー18が
それぞれ、互いに対して平行だが逆方向に駆動される連結部材15,16と、対
応する舌片17を介して協働するので、中心軸8を中心とした旋回運動は助成さ
れる。
がシール部材20,21によって構成されている。中心軸8を中心とした旋回運
動時には、旋回レバー18の旋回に基づきシール部材20,21は相応して変形
し、その結果、図1に示したのと同様に旋回軸4を中心とした旋回に対して付加
的に、駆動装置によって導出された、振動運動する、中心軸8を中心とした旋回
が行われる。
の旋回を廃止した構成が示されている。シェービングヘッド上側部分6は図6に
示したように、中心軸8を中心としてのみ旋回可能であり、しかもこの旋回運動
はスリット23でガイドされて行われる。シェービングヘッド下側部分3のスリ
ット23には、側方で突き出た突出部24が係合する。この突出部24は旋回レ
バー18の旋回時にスリット23の内部で軸8を中心として旋回可能である。し
たがってこの旋回運動は図7に示したように中心軸8を中心として双方向矢印9
の方向でだけ行われる。
での旋回が廃止されている。ここではシェービングヘッド下側部分3とのシェー
ビングヘッド上側部分6の枢着が、球状の支承面25を介して行われる。この場
合、旋回レバー18の旋回によって再び中心軸8を中心とした旋回だけが行われ
る。図6,図7,図8はほぼ図1,図2,図3の図に相応している。これに対し
て図9は、図3,図4,図5,図8に基づいた断面図に相応している。同じ部材
にはそれぞれ同じ部材番号を付与した。
に示した矢印26の方向でずらして、ケーシングの長手方向内壁の近傍に配置す
ることもできる。これにより、大きな旋回距離を移動するシェービングヘッドブ
レード透かし穴の数は多くなる。
分、 4 旋回軸、 5 シェービングブレード(外刃)、 6 シェービング
ヘッド上側部分、 7 双方向矢印、 8 中心軸、 9 双方向矢印、 10
支承部、 11,12 切断刃(内刃)、 13 モータ、 14 二重偏心
体、 15,16 連結部材、 17 舌片、 18 旋回レバー(アングルア
ーム)、 19 旋回軸、 20,21 シール部材、 23 スリット、 2
4 突出部、 25 支承面、 26 矢印
Claims (8)
- 【請求項1】 電気髭剃り器であって、ケーシングが設けられており、該ケ
ーシング内に、シェービングヘッドの切断刃を振動運動させるための電気的な駆
動部が配置されており、該シェービングヘッドが、互いに協働し合う少なくとも
2つの切断部材を有しており、該切断部材は互いに対して相対的に移動可能に駆
動されている形式のものにおいて、 少なくとも1つのシェービングブレード(5)を支持する、シェービングヘッ
ド(2)の部分(6)が、切断刃(11,12)の振動運動の方向とは異なる、
ケーシングの長手方向軸線の方向に延びる少なくとも1つの軸(8)を中心にし
て、旋回可能に枢着されており、前記シェービングヘッド(2)の部分(6)が
、前記軸(8)を中心とした旋回運動(9)を行うように駆動されていることを
特徴とする、電気髭剃り器。 - 【請求項2】 少なくとも1つのシェービングブレード(5)を支持する、
シェービングヘッド(2)の部分(6)が、切断刃の振動運動の方向とは異なる
、互いに交差する2つの軸(4,8)を中心にして旋回可能に枢着されている、
請求項1記載の電気髭剃り器。 - 【請求項3】 シェービングブレード(5)を支持する、シェービングヘッ
ド(2)の部分(6)の支承部(10)が、カルダン軸受として、有利には球状
ヘッド支承部として形成されている、請求項1または2記載の電気髭剃り器。 - 【請求項4】 シェービングブレード(5)を支持する、シェービングヘッ
ド(2)の部分(6)の旋回駆動が、シェービングヘッド(2)またはケーシン
グ(1)で旋回可能に支承された傾倒レバー(18)を介して、振動運動する少
なくとも1つの切断刃(11,12)から導出されている、請求項1から3まで
のいずれか1項記載の電気髭剃り。 - 【請求項5】 2つの傾倒レバー(18)が、特に互いに対向し合う、シェ
ービングヘッド(2)の長手方向内壁に配置されており、該長手方向内壁が、互
いに逆方向に駆動される切断刃(1,12)もしくは刃ブロックにそれぞれ連結
されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電気髭剃り。 - 【請求項6】 単数または複数の傾倒レバー(18)が、切断刃(11,1
2)の振動方向に対して直交して延びる、シェービングヘッド(2)の旋回軸(
19)を中心にして旋回可能に枢着されている、請求項1から5までのいずれか
1項記載の電気髭剃り。 - 【請求項7】 シェービングブレード(5)を支持する、シェービングヘッ
ド(2)の部分(6)が、解除可能にケーシングに結合された、シェービングヘ
ッド(2)の部分(3)に旋回可能に枢着されている、請求項1から6までのい
ずれか1項記載の電気髭剃り。 - 【請求項8】 ケーシングの長手方向軸線の方向に延びる旋回軸(8)が、
偏心的に一方の長手方向内壁の近傍にずらされて配置されている、請求項1から
7までのいずれか1項記載の電気髭剃り。
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