JP2003517909A - 糸戻し装置を備えるミシン - Google Patents

糸戻し装置を備えるミシン

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JP2003517909A
JP2003517909A JP2001546996A JP2001546996A JP2003517909A JP 2003517909 A JP2003517909 A JP 2003517909A JP 2001546996 A JP2001546996 A JP 2001546996A JP 2001546996 A JP2001546996 A JP 2001546996A JP 2003517909 A JP2003517909 A JP 2003517909A
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thread
needle
sewing machine
pin
rest position
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JP2001546996A
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English (en)
Inventor
フランツ グリース
ヘルマン ルッツ
Original Assignee
ゲー エム パフ アクチエンゲゼルシャフト イン インゾルヴェンツ
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/06Devices for severing the needle or lower thread and for disposing of the severed thread end ; Catching or wiping devices for the severed thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B49/00Take-up devices, e.g. levers, for the needle thread

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】縫合過程の始めに針糸端部が押え金の下方で挟み込まれることを防止する糸戻し装置を具備するミシンにおいて、薄い縫製物ならびに厚い縫製物の処理の場合に無条件で用い得る糸戻し装置を提供する。 【解決手段】糸戻し装置(24)が糸穴(23)を具備するピン(22)を有し、このピン(22)が2つの糸ガイド(25、26)の間を走行する針糸(27)の経路に横に伸び、かつ針糸(27)の前記経路にほぼ横に休止位置と作動位置との間を通って移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、請求項1の前提部に記載のミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
縫合過程の開始前にミシンの押え金が縫製物上に降下するとき、針から垂れ下
がっている糸端部は押え金の下方に位置してはならない。その理由は、さもない
と糸端部が押え金と縫製物との間に挟み込まれる危険があるからである。この結
果、縫合過程の開始時に糸端部を縫製物の下側に引張ることができず、糸端部は
縫合部の外見を損なう突き出た糸端部として表側に残ることになる。
【0003】 これを避けるため、例えばドイツ特許第2,526,694号公報(米国特許
第3,901,171号)より、押え金と針との間を通って移動する、糸ワイパ
ーとして構成された糸戻し装置を用いて、針糸端部を押え金の範囲より外へ動か
すことは周知である。このような糸戻し装置は、非常に確実に作動するのでしば
しば適用される。例えば、クッション材のような非常に厚い縫製物の処理の場合
の適用には勿論限定がある。なんとなれば、この場合押え金と持ち上げられた位
置にある針との間の間隔は非常に狭くなり得るので、糸ワイパーの通り抜け移動
に対し充分な場所がないからである。
【0004】 これに対し、厚い縫製物の処理の場合に、針糸端部が機械的糸ワイパーでなく
圧縮空気流により押え金の範囲から外へ動かされるような糸戻し装置を用いるこ
とができる。このような糸戻し装置は、例えば米国特許第3,371,632号
明細書より周知である。しかしこのような装置には、機械的に作用する装置に比
べ、抵抗力がありそして場合により付加的にねじれのある糸が、場合によっては
押え金の範囲から不充分に引き戻されることがあり得ること、さらに該装置が圧
縮空気とエネルギーとの比較的高い消費を必要とすることの欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、薄い縫製物ならびに特に厚い縫製物の処理の場合に無条件で
用い得る糸戻し装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の前記の課題は、請求項1の特徴とする構成により解決される。
【0007】
【発明の作用および効果】
本発明は、針糸端部を、針糸の経路に対し横に可動のピンにより針穴を通して
次に述べるように戻す技術思想に基づく。すなわち、一方において、押え金が糸
端部の降下の際押え金と縫製物との間に挟み込まれることが有り得ず、他方にお
いて、針穴から垂れ下がる糸端部が次の縫合過程の開始に際し完全な糸結合のた
めに充分な長さをなお有するような距離戻されるのである。この場合、確実な糸
結合のための主たる条件は、戻された糸の量が新たな縫合スタートの前に解放さ
れ、このようにして自由な糸予備として使用に供されることである。
【0008】 ドイツ実用新案第7,501,449号公報(米国特許第3,847,102
号)より、糸ワイパーの他に針糸の経路に横に移動可能な糸戻しピンをも有する
糸戻し装置は周知である。糸ワイパーと同時に移動し得るこの糸戻しピンは、追
加的に少量の糸を針穴を通して引き戻すことにより、比較的小さい旋回行程のみ
を行う糸ワイパーの機能を支援するためのものである。従ってこの糸戻しピンは
、糸ワイパーにより場合によっては押え金より充分離れていない糸端部をもはや
押え金下方で挟み込まれ得ない距離だけ短くすることにより、本来の糸戻し手段
、すなわち糸ワイパーの他に補助手段としての用をなすのに過ぎないのであるか
ら、前記のドイツ実用新案は本発明の技術思想に達し得るものではなく、すなわ
ち専ら糸戻しピンのみを有する糸戻し装置を提供するものではない。
【0009】 針糸端部の挟み込みを糸端部の短縮によってのみ防止する本発明の手段が容易
に考え得るものでなかったと言うことは、特に、ドイツ特許公開第1,933,
780号公報(米国特許第3,640,236号)およびドイツ特許第2,20
7,366号公報(米国特許第3,695,200号)により、針穴から垂れ下
がる糸端部の長さが糸ワイパーにより影響されないままであり、従って次の縫合
過程の開始時の糸結合が損なわれることがないにも係わらず、糸ワイパーの使用
に際し次の縫合過程の開始に際し確実な糸結合のために追加の糸準備を提供する
ことが提案されていることからも明らかである。この糸準備は、針糸の経路に横
に移動可能な糸引きピンが糸切断前に所定の糸量を開放された糸緊張装置を通し
て糸ストック部から引出し、新たな縫合スタートの前に再び解放することにより
生成される。 本発明の有利な構成が、従属請求項に記載されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図に示す実施例により説明する。 図1に示すミシンのうち、基板を1、ケーシング台を2、そしてケーシング頭
部を閉止する頭部キャップを3の符号で示す。
【0011】 ミシンは、それ自体周知のごとく、糸を通す針5を具備する上下動可能な針棒
4と、糸送り器6と、糸緊張装置7と、押え金9を具備しかつ休止位置と押圧位
置との間を上下動可能な押え棒8とを有する。基板1には、針5と協働するルー
パー10および糸切り装置11が配置されている。
【0012】 頭部キャップ3の内側には、山形レバー13がピン12に装着され、そのアー
ムに14と15の符号を付している。アーム14は圧縮空気シリンダ16と駆動
結合しており、このためピストン棒に固定のフォーク頭18内に収納されている
ジョイントピン17がアーム14のスリット19内に係止している。圧縮空気シ
リンダ16は角状支持体20に配置され、支持体20はねじ21により頭部キャ
ップ3に高さ調節可能に配置されている。
【0013】 アーム15の端部には、横に張り出している糸戻しピン22が固定され、その
自由端には糸穴23が形成されている。圧縮空気シリンダ16と山形レバー13
とは、共同して糸戻し装置24を形成する。
【0014】 図2において、山形レバー13は実線で示す休止位置と鎖線で示す作動位置と
の間を往復旋回することができる。休止位置において、糸穴23を有する糸戻し
ピン22は、ケーシング頭部に固定された糸穴25と針棒4に設けられた糸穴2
6との間に位置する。この位置にて、糸送り器6から来る針糸27は、上部糸穴
25から糸戻しピン22の糸穴23を通って針棒4の下方糸穴26までほぼ直線
的に延びている。
【0015】 山形レバー13は、縫合の間その休止位置に留まる。縫合の終わりに始めて、
糸切断後にして糸緊張装置7の作動時に圧縮空気シリンダ16が作動され、それ
によって圧縮空気シリンダ16は山形レバー13を休止位置から作動位置へ旋回
させる。このとき、糸戻しピン22は両糸穴25、26により定まる針糸27の
経路に対し横に動き、それにより糸戻しピン22は、図1に示すように、針糸2
7を山形に引き伸ばす。このとき、針糸27は糸緊張装置7に摩擦拘束的に保持
されているので、糸戻しピン22は、糸を針棒4の糸穴26と針5の詳しくは示
さない針穴とを通して通常の糸出し方向とは逆に引き戻し、このようにして針穴
から垂れ下がる糸端部を短くする。支持体20を調節することにより、山形レバ
ー13の休止位置と作動位置を短くされた針糸端部の長さが最適の寸法を有する
ように調整することができる。すなわち針糸端部が、一方において、押え金9が
新しい縫製物部分上に降下するとき押え金9と縫製物部分との間に挟み込まれな
いだけ充分に短く、そして他方において、新たな縫合過程の開始時における確実
な糸の結び付けのために充分な長さであるように調整することができる。この場
合、予め引き戻された糸の量が自由な糸予備として使用に供されるために、次の
縫合過程の開始前に山形レバー13がその休止位置に旋回して戻されるのが非常
に重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ミシンの側面図である。
【図2】 頭部キャップの内部を示す図である。
【図3】 頭部キャップの断面図である。
【符号の説明】
3 頭部キャップ 4 針棒 5 針 6 糸送り器 7 糸緊張装置 8 押え棒 9 押え金 10 ルーパー 11 糸切り装置 13 山形レバー 16 圧縮空気シリンダ(駆動手段) 22 ピン 24 糸戻し装置 27 針糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルッツ ヘルマン ドイツ連邦共和国 デー・66919 ヴェー ゼルベルク ツヴァイブリュッカー シュ トラーセ 5 Fターム(参考) 3B150 AA03 CD00 FH17 JA11 JA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸を通す針(5)を具備する上下動可能な針棒(4)と、糸送
    り器(6)と、少なくとも1つの糸緊張装置(7)と、縫製物支台面上へ降下可
    能な押え金(9)を具備しかつ休止位置と押圧位置との間を上下動可能な押え棒
    (8)と、縫製物支台面の下方に配置されかつ針と協働するルーパー(10)と
    、少なくとも針糸(27)を切断するために設けられた糸切り装置(11)と、
    糸切断過程後に作動可能である予備側針糸端部の戻し装置(24)とを有するミ
    シンにおいて、針糸端部の戻し装置(24)が、2つの糸ガイド(25、26)
    の間を走行する針糸(27)の経路に横に伸びかつ針糸(27)の前記経路をほ
    ぼ横に通って休止位置と作動位置との間を移動可能であるピン(22)により形
    成され、その場合ピン(22)の休止位置から作動位置への移動が糸切断過程後
    にして糸緊張装置(7)の作動時に行われ、そして新たな縫合開始前に休止位置
    へ復帰する移動が行われることを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 機械ケーシングの頭部キャップ(3)に設けたピン(12)に
    山形レバー(13)が装着され、その1つのアーム(15)がピン(22)を担
    持し、その他のアーム(14)が頭部キャップ(3)内に設けられた駆動手段(
    16)と結合されていることを特徴とする、請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 駆動手段(16)が頭部キャップ(3)内に調節可能に固定さ
    れた支持体(20)に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のミシ
    ン。
  4. 【請求項4】 駆動手段として、圧縮空気シリンダ(16)または電磁石が用
    いられることを特徴とする、請求項2または3に記載のミシン。
JP2001546996A 1999-12-22 2000-12-21 糸戻し装置を備えるミシン Pending JP2003517909A (ja)

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