JP2003514206A5

JP2003514206A5 -

Info

Publication number: JP2003514206A5
Application number: JP2001536896A
Authority: JP
Filing date: 2000-11-09
Publication date: 2005-07-21
Anticipated expiration: 2020-11-09

Claims

ゴムと、前記ゴムに埋設された抗張部材と、略平らなベルト背面において区切られるオーバーコード部と、アンダーコード部とを備えた動力伝達ベルトであって、隣接するヤーン間に隙間を形成し、織り込まれたヤーンから形成される開放編み目織物を備え、前記ヤーンは少なくとも部分的に安定剤によって覆われ、覆われた織物は外部ベルト背面に位置し、前記覆われた織物に下面において接着され、かつ前記覆われた織物と前記抗張部材の間に介在したゴム層を備え、前記ゴム層は前記隙間内と前記ベルト背面にも位置し、かつ前記開放編み目織物が次の式によって定義される開口係数を有する動力伝達ベルト。
０．２０≦（１／ｘ−ｙ）／（１／ｘ）≦０．９８
ここでｘ＝ヤーンの番手ends/mm、ｙ＝ヤーンの直径mmである。
前記織物が０．４０以上で、かつ０．９２以下の開口係数を有する請求項１に記載の動力伝達ベルト。
前記織物が０．７０以上で、かつ０．９０以下の開口係数を有する請求項１に記載の動力伝達ベルト。
前記ベルト背面に位置し、覆われたヤーンが、前記ゴムによって完全には包まれていない請求項１に記載の動力伝達ベルト。
前記織物が、前記ベルト背面に位置する繊維が前記ゴムによって完全には包まれないヤーンから成形されたシームレス管状編み織物である請求項1に記載の動力伝達ベルト。
前記織物が環状のジャージ編み地である請求項１に記載の動力伝達ベルト。
前記織物が、重ね合わせた編み織物、接合された編み織物、重ね合わされた平織物、接合された平織物、およびタイヤコード織物から選択される請求項１に記載の動力伝達ベルト。
安定剤がレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス（ＲＦＬ）、イソシアネート、ポリウレタン、およびゴムのりから選択される請求項１に記載の動力伝達ベルト。
前記ベルト背面に、実質的な騒音を発生する段部を表面に有しない、印刷された転写ラベルを有する請求項１に記載の動力伝達ベルト。
隣接するヤーン間に隙間を形成し、織り込まれたヤーンから形成される開放編み目織物によって強化された背面を有する動力伝達ベルトを製造する方法であって、
（ａ）安定剤によりヤーンを少なくとも部分的に覆うことによって織物を処理し、
前記処理された織物をベルトビルディングドラムの外面の周囲に貼り付け、
粘着ゴム層として作用するゴム層を、前記処理された織物を覆って巻き付け、
前記ゴム層の周囲に抗張コード部材を螺旋状に巻き付け、
前記螺旋状に巻き付けられた抗張コードの外面を覆って、異なるゴム層を貼り付ける
ことによって加硫可能なベルトスリーブを成形し、
（ｂ）前記ベルトスリーブを加熱および加圧して加硫することによって、前記粘着ゴム層の一部が前記隙間を通過して前記ビルディングドラム側に接触し、前記ベルトの背面の一部を形成する
動力伝達ベルトを製造する方法。
しるしを有するフィルム転写ラベルを、前記ビルディングドラムと前記開放編み目織物の間に貼り付ける請求項１０に記載の方法。
前記開放編み目織物が次の式によって定義される開口係数を有する請求項１０に記載の方法。
０．２０≦（１／ｘ−ｙ）／（１／ｘ）≦０．９８
ここでｘ＝ヤーンの番手ends/mm、ｙ＝ヤーンの直径mmである。
前記織物が安定剤のコーティングバスに浸され、その後乾燥することによって処理される請求項１０に記載の方法。
前記安定剤がレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス（ＲＦＬ）であり、前記織物に堆積した乾燥ＲＦＬの量が前記処理された織物の全重量の約５から約２５パーセントである請求項１０に記載の方法。
前記織物がシームレス編み管である請求項１０に記載の方法。
前記織物が、重ね合わせた編み織物、接合された編み織物、重ね合わされた平織物、接合された平織物、およびタイヤコード織物から選択される請求項１０に記載の方法。
前記加硫されたベルトスリーブが個々のベルトに切断される請求項１０に記載の方法。
隣接するヤーン間に隙間を形成し、織り込まれたヤーンから形成される開放編み目織物によって強化された背面を有する歯付き動力伝達ベルトを製造する方法であって、
（ａ）安定剤によりヤーンを少なくとも部分的に覆うことによって織物を処理し、処理済織物を形成し、
（ｂ）完成された歯付き動力伝達ベルトの歯に対応する形状の表面において長手方向に延びる歯を有するビルディングドラムを準備し、
前記歯付きドラム上にベルトの本体部分を設け、
このベルトの本体部分の外側の表面に前記処理済織物を貼り付けることにより、
加硫可能なベルトスリーブを形成し、
（ｃ）前記ベルトスリーブを加熱および加圧し加硫することにより
歯付き動力伝達ベルトを製造する方法。
前記開放編み目織物が次の式によって定義される開口係数を有する請求項１８に記載の方法。
０．２０≦（１／ｘ−ｙ）／（１／ｘ）≦０．９８
ここでｘ＝ヤーンの番手ends/mm、ｙ＝ヤーンの直径mmである。
前記織物が安定剤のコーティングバスに浸され、その後乾燥することによって処理される請求項１８に記載の方法。
前記安定剤がレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス（ＲＦＬ）であり、前記織物に堆積した乾燥ＲＦＬの量が前記処理済織物の全重量の約５から約２５パーセントである請求項１８に記載の方法。
前記織物がシームレス編み管である請求項１８に記載の方法。
前記織物が、重ね合わせた編み織物、接合された編み織物、重ね合わされた平織物、接合された平織物、およびタイヤコード織物から選択される請求項１８に記載の方法。
前記加硫されたベルトスリーブが個々のベルトに切断される請求項１８に記載の方法。