JP3616373B2 - 袋織オーバーコードを備えた動力伝達ベルト - Google Patents

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Description

【0001】
この出願は、1999年11月12日に提出された米国仮特許出願第60/165,381号および2000年5月20日に提出された米国仮特許出願第60/206,102号の利益を主張する。
【0002】
(発明の背景)
この発明はゴムタイプの動力伝達ベルトに関し、特に、背面がアイドラプーリ、テンショナ、あるいは他の装置に接触して、そのような装置のベルトとの境界面に騒音を発生する動力伝達ベルトに関する。
【0003】
現在の自動車用フロントエンドアクセサリ駆動システムは、蛇行マルチVリブドベルトを用いて、エンジンのクランクシャフトと種々のアクセサリ被駆動プーリを連結する。ベルトの背面は、背面側のアイドラプーリおよび/またはテンショニング装置に対して、特徴的に衝突する。同様に、自動車用カムシャフトベルト駆動システムは同期動力伝達ベルトを用い、その背面もまたアイドラプーリおよび/またはテンショナの周りに掛け回される。加えて、多くの工業ベルト駆動の応用において、駆動システムは、マルチVリブドベルト、同期ベルト、平ベルト、Vベルト等の背面が係合する、アイドラあるいは他の装置を有する。前述した全ての自動車および工業の応用において、鳴き音あるいは打音(thumping)の騒音はベルトおよび駆動装置の後側に境界面において発生する。騒音レベルはしばしば、製造者あるいは使用者にとって許容できるものではない。
【0004】
例えば、マルチVリブド型ベルトのオーバーコードは、クロスコード(crosscord)、あるいはたて糸とよこ糸がベルトの長手方向に対して、約90〜120度の角度で、斜めに配置されたバイアス織物を典型的に用いている。これらの織物オーバーコード強化により、横方向の安定性が得られ、製造時にマンドレルからのベルトスラブの解放が補助され、またベルトの背面の摩擦係数を調整することができる。典型的には、これらのベルトのオーバーコード織物は、粘着ゴムとともに織物の隙間(および表面)の中にカレンダ処理され、そして、その摩擦調整された織物/ゴム組合せ構造体は切断されて再接合され(バナーテーブル−商標を用いて)、所望の織物コードが得られる。この織物コードの配置により、ベルトの長手方向における高い可撓性を許容しつつ最大すなわち最適横方向強度が得られる。
【0005】
これらのベルトのオーバーコードにおいて複合織物を効果的に用いるために、ほとんどの製造工程は、ベルト組立工程の間と同様に、バンナリング(Bannering)の後、製造織物を再結合するために重ね合わせ接合を必要とする。これらの重合した接合部の継ぎ目は2倍の厚さの領域を生じ、これは、自動車の蛇行(serpentine)駆動システムにおいて騒音と振動を発生させることがわかった。ベルトが駆動システムの周りを回動するとき、これらの接合部は背面側のアイドラ、テンショナ等に接触し、これによりベルトが鳴き音を発生し、またベルトと駆動要素が振動する。
【0006】
同期ベルト製品に関し、伸縮タイプの織物から成形される織物ジャケットを用いることが周知であり、伸縮タイプの織物は、接着の処理を施され、特定のベルト長さに合致する長さに切断され、縫い合わされ、あるいは超音波接合されて、表面としてのベルト歯あるいはオーバーコードに設けられるための筒状管すなわちジャケットを成形する。結果として生じた縫い目は、騒音発生源として作用し、全工程は時間を費やし、かつ高価である。
【0007】
前述したベルトタイプはまた、典型的にはベルトを識別するためにラベルをベルト背面に有する。典型的なラベリング工程は、例えばマイラー(Mylar)(デュポン社の商標)ポリエステルの重合体フィルムあるいは他の基板転写ラベルを、加硫の間ベルトスリーブに対して接着することを含む。マイラーラベルはベルトの外側ゴム面の中に埋め込まれ、そしてマイラー裏層は加硫の完了の後、スリーブから剥がされ、ベルト背面に、押しつけられた跡、すなわち隆起あるいは段部が残り、これは付加的な騒音発生源となる。
【0008】
編まれたオーバーコード織物自体は米国特許明細書第3,981,206号によって知られている。しかしミランチ(Miranti et al)のベルト構成において、ベルトは、外側(管状ではない)編み織物を含む、周囲に巻き付けられた種々の材料を貼付することによって筒状ドラム上に作り上げられる。このような巻き付け工程により、縫い目あるいは重なった継ぎ目が形成され、これは背面側のアイドラおよびテンショナ駆動システムにおいて騒音源となる。
【0009】
シームレス編み管織物はまた、リキッド注型(liquid cast)(ポリウレタン)型の動力伝達ベルトのオーバーコードにも用いられてきた。1995年9月19日に公開された特開平7−243483号公報(ブリヂストン)はマルチVリブドベルトを示し、これは、オーバーコード内の管状編み織物がリキッド注型に先立って直接抗張コードに対して位置決めされる。抗張コードと管状編み織物は、最終的に組立てられたリキッド注型ベルトに直接接触する。
【0010】
本発明の目的は、ベルトの走行方向における高い可撓性を許容しつつベルトに対して横方向の安定性を与え、また背面側アイドラ、テンショナ等を用いたベルト駆動において騒音を発生することとなる継ぎ目や重ね接合あるいは縫い目のないオーバーコードによって特徴づけられる、織物により強化されたオーバーコード部を用いた動力伝達ベルトを提供することによって従来技術における欠点を解決することである。
【0011】
さらなる目的は、バンナー、カレンダ、あるいはベルトのオーバーコードのために外側のジャケットを準備する必要性なく前述の事項を達成することであり、これにより工程の数とコストを低減する。
【0012】
(発明の概要)
本発明のこれらおよび他の目的は、ゴムと、ゴムに埋設された抗張部材と、略平らなベルト背面において区切られるオーバーコード部と、アンダーコード部とを備え、シームレス管状径方向伸縮性織物、好ましくはシームレス管状編み織物がベルト背面に位置し、かつゴム層が管状織物の下面に接着され、管状織物と抗張部材との間に介在された動力伝達ベルトによって達成される。
【0013】
他の特徴において、本発明の動力伝達ベルトは、シームレス管状径方向伸縮性織物、好ましくは編み織物をベルトビルディングドラムの外面の周囲に貼り付け、粘着ゴム層として作用するゴム層を、シームレス管状径方向伸縮性織物を覆って巻き付け、ゴム層の周囲に抗張コード部材を螺旋状に巻き付け、螺旋状に巻き付けられた抗張コードの外面を覆って、異なるゴム層を貼り付け、そして管状織物と第1のゴム層と螺旋状に巻き付けられた抗張コードと第2のゴム層とを備えたベルトスリーブを加熱加圧して、個々のベルトが分断される加硫ベルトスリーブを成形する工程を含む方法によって製造される。
【0014】
(好ましい実施形態の説明)
図1および図2を参照すると、エンジン補機駆動システムは概略的に10で示され、エンジン・クランクシャフト・プーリ14と、4リブドベルト11によって駆動されるように連結された被駆動プーリ12とから成る。ベルト11の上面すなわち外背面13は、アイドラプーリ16に接触する。図1の駆動システム10は、普通の自動車補機駆動システム、工業用駆動、あるいはベルト11と背面アイドラプーリ16の間において発生する騒音をセンサ/トランスデューサ18(デシベルあるいは騒音特性を計測する)を介して測定するためのテスト装置として用いられる。駆動システムの特別な適用およびタイプは、選択されたベルト形状のタイプによって決まる。概略的に、発明の原理はVベルト、平ベルト、マルチVリブドベルト、および同期ベルトに適用される。本発明のベルトが用いられる通常の自動車フロントエンド補機駆動システムの例は、米国特許明細書第4,551,120号に記載、開示されている。それは、エアコン・モータ・プーリに協働的に連結された主駆動プーリと、オルタネータ・プーリと、エンジン・エアポンプ・プーリと、ウォータポンプ・プーリとから成る。これらのプーリに掛け回されたマルチVリブドベルトは、ベルトの後側に係合する面を有するテンショナを介して適当な張力に保持される。
【0015】
図2のベルトはゴムから構成される。「ゴム」は、例えば練りロール機において固体で処理可能である、架橋可能な天然あるいは合成ゴムを意味する。このようなゴムは典型的には、未加硫の形態で、適当な添加剤、増量剤、強化材、促進剤、充填材、例えばイオウおよび過酸化物等の加硫剤とともに、ゴム処理技術においてよく知られているBanbury(商標)ミキサあるいは連続ミキサにおいて、混合される。カレンダ処理されたシートは、強化繊維等とともに多層に重合されるべく準備され、スリーブあるいは他の形態の未処理強化ゴムは加熱加圧下で加硫すなわち架橋される。スリーブの形態で架橋される場合、個々のベルトがスリーブから切り出されてもよい。本発明において有用な典型的な合成ゴムは、ポリクロロプレン、エチレンとプロピレンの共重合体、例えばEPDMである、エチレンとプロピレンとジエン単量体との三元共重合体、スチレンブタジエンゴム、HNBR、CSM、シリコンゴム、フルオロエラストマ、前述のものの混合物、および前述のものまたは公知の固体処理可能なゴムと、適当な熱可塑性プラスチックまたは熱硬化性プラスチックすなわち”plastomers”、ポリエチレン、ポリエステル(Hytrel社の商標)またはSantoprene(Monsanto社の商標)等の原料と混合された混合物を含む。リキッド注型(liquid casting)によって成形され、ポリウレタンの形態に適用可能な液体処理可能なエラストマ材料はこの定義には含まれず、また本発明には考えられない。
【0016】
図2のベルトは、ベルトのゴムに埋設された抗張部材20を用いた4リブドベルトである。それは、図7を参照して記載される製造工程に関連してさらに説明されるように、螺旋状に巻き付けることによって配置される。抗張コード部材は、ナイロン、ポリエステル、カーボン、例えばKEVLARまたはTWARON繊維(ともに商標)のアラミド等によって形成される、いかなる典型的な抗張コードあるいは部材であってもよく、典型的には捩じられた撚り糸である。撚り糸は同様に、通常多数の繊維から成る。コードは、例えばRFL(レゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス)によって処理され、ゴムに対する接着を高められる。ベルトのアンダーコードすなわち圧縮部22は、何も充填されないゴムから成形されてもよいが、典型的には、綿、ポリエステル、あるいはアラミド等の所望の材料から成る離散した強化繊維24が混合充填された、適当なゴムから成形される。23、25、27、29で示されるアンダーコード部の多数のリブは、隣接するリブの間における繊維を充填されたゴムを、隣接するリブ間の先端26まで切削除去するか、あるいは金型成形、フライカッティング(fly cutting)または他の技術によって成形されてもよい。リブの輪郭と形状は、通常実質的に、ベルトが駆動するように連結されたプーリ12、14の対応する輪郭に合致する。
【0017】
28で示されるベルトのオーバーコード部は、略平らな外部ベルト背面13と、外部ベルト背面に位置し、好ましくは編んで構成される、シームレス管状伸縮性織物オーバーコード生地15と、隣接したコード20と管状編み織物15に接着するために選定された、粘着ゴム層17のような中間ゴム層とを有する。粘着ゴム層17は、複合ベルト構造との適当な接着力と一体化を高めるためにアンダーコード部22に用いられるのと、同じまたは同様な(互換性のある)ゴム材料から形成されてもよい。
【0018】
径方向に伸縮する、好ましくは編み織物15は、解放時の直径Dの図8において30で示されるようなシームレス管の形態である。直径は、典型的には500%かそれ以上にまで伸縮性を本来有しているので、破線で示されるように増加した直径Dまで伸張される(30’)かもしれない。通常の直径Dは、ビルディングドラムまたはマンドレルの直径に等しいか、好ましくはいくらか小さくなるように選定されるべきであり、管状編み織物の直径Dは、図7に31で示されるビルディングドラムに伸張した状態で装着された編み管の最終直径の、好ましくは約20から100、より好ましくは約30から80パーセントである。一般に、伸張の程度と、管状編み織物の隙間33、34(図3および4)の対応する開口寸法と、その構成(例えばデニール、繊維の種類と撚り、およびコースとウェールの密度)は、適用される最適なベルト性能のために選択される摩擦係数を有する最終的なベルト表面を得るように選定される。
【0019】
編み管30(図8)はシームレス管の形態に製造される。すなわち管状編み工程は、編み機に用いられる予め選定された装置要素に従って、特定の直径Dの管を本来的に製造する。個々のヤーンはモノフィラメントまたは多重フィラメントから成形されるが、典型的には、綿、ナイロン、アラミド、カーボン、あるいはこれらの混合物等の適当な材料の撚られたステープルファイバの束から成形される。択一的に、ヤーンはステープルまたは特殊加工された織物シースによって覆われた、伸縮性のあるコアフィラメントから構成されてもよい。ヤーンは、接着性を高めるために、例えばRFLあるいは有機溶剤に溶解した相溶性ゴムによって、仕上げ加工あるいはコーテイングされる。与えられた直径の管30は、編み管自体の著しい伸縮性を与えられた2以上のベルトサイズに有用であるかもしれないと考えられる。ヤーン39の一編みのウェールすなわちたて列35が編み目の表面と背面に交互に表れる、図3に示されるリブニット形状等の異なる編みパターンが採用されてもよい。このタイプのリブニット織物は、特に幅方向に優れた伸縮性を有する。簡単な編み方で作られた管状編み織物から成る、図4に示されるジャージ編みは、本発明が用いられる現在最も好ましい編み織物である。図4に示される表面は内側(粘着ゴム層17側)を向くことが好ましい。図3のリブニットと同様に、ウェールすなわち列は、図8の管におけるたて方向と同じように、図においてたて方向に延びる。このような配置により、例えば図2および図6のベルトに適用されるとき、編み目のウェールすなわちたて列は、完成したベルトの長手方向を横切る方向に位置決めされることとなる。ゴムが流動する開口(隙間)を有するシームレス管形状に成形され得る他の編み目すなわち径方向に伸張する構成も考えられる。
【0020】
完成されたベルトでは、編み織物の隙間33、34は、粘着ゴム層17によって供給されるゴム材料が多量に充填される。図9に図式的に示される最も好ましい形態では、粘着ゴム層17からのゴムは、シームレス管状編み織物の隙間34の容積を埋めるが、ベルト上面の最も外側の背面13を構成するヤーンの先端36、38、40と、そのようなベルト背面に位置するヤーンの繊維とは、ゴムのゴムによって十分には包み込まれない。すなわち、ヤーンの先端36、38、40および協働する繊維は包み込まれず、テンショナ、背面プーリ等に係合するために、編み目の隙間内に露出したベルト背面とともに、略平らな外周ベルト背面の織物において露出する。協働する被駆動プーリ等に対する滑りを防止するためにベルト背面の摩擦係数を増加する必要があるとき、隙間34を大きくすることが好ましい(例えば比D:Dを増加することによって)。
【0021】
択一的に、あまり好ましくはないが、管状編み織物がシームレス管状であり、粘着ゴム層17が抗張コード20とベルトの背面の間に介在する限り、最外周のゴム層(図示せず)は編み繊維を十分に包み込んでゴム内に埋め込んでもよく、なお低い騒音発生と本発明の他の利点によって利益を有する。この実施形態では、ゴムの別の層がビルディングドラム31と編み管30の間に介在してもよいが、好ましくは突き合わせ接合され、重ね接合が避けられる。
【0022】
図5および6には、同期すなわちタイミングベルト駆動システム42が示され、クランクプーリ44、アイドラプーリ16およびウォータポンププーリ46、カムシャフトプーリ45、47およびテンショナプーリ48の周囲に掛け回され、張力を付与された歯付きすなわち同期ベルト43を含む。テンショナは、サーク(Serkh)に付与された米国特許明細書第5,938,552号に開示された捩りスプリングアーム型を含む種々のタイプであってもよい。
【0023】
図6を参照すると、ベルト43は、抗張コード20が埋設されたゴム49から成形される。一連のコグあるいは歯50がベルトの下側に配置されて、駆動力を同期して伝達するギアのように、カムシャフト45、47、クランクシャフト44およびウォータポンププーリ46のスプロケット歯に噛合している。ベルト43は、図2に関連して説明されたマルチVリブドベルト11と同様に、ベルトの外背面13において、シームレス管状編み織物15を用いる。粘着ゴムタイプのゴム層17がコード20と外部ベルト背面13の間に介在され、シームレス管状編み織物15の隙間33、34を通ってゴムの一部が押し出される工程の間、好ましくは、図9に示すように外部にヤーン片36、38、40を突出させたまま、全ての編み織物を十分には包み込まない。択一的に、あまり好ましくはないが、織物外表面は、ベルトの外背面13において、ゴムあるいは他の適当な摩擦処理材料の、好ましくは薄い(例えば0.002インチ(0.051mm)から0.020インチ(0.508mm)の厚さ、より好ましくは0.003インチ(0.076mm)から0.007インチ(0.178mm)の厚さであって端部が突き合わせて接合される)層を有してもよい。
【0024】
ベルト歯50は、通常、歯のゴムに接着された外部耐摩耗性歯形織物層51を有する。典型的な好ましい材料は、伸縮性ナイロンの平織の織物すなわち編み織物を含む。歯50はまた、横方向の固い部材すなわち図示されない他の強化部材を含んでいてもよい。
【0025】
図2のベルトを成形する方法が図7の装置に関連して説明される。ビルディングドラム31の上には、まず、ベルトの背面13に付与されるべき、例えば製品番号、商標、製造国等の所望のしるしが印刷された細長い転写ラベル51が選択的に貼付される。この転写ラベルは典型的には、加硫の間マイラー(Mylar)の基材からベルトの背面13に転写する感熱感圧インク印刷に耐える、マイラーあるいは他のプラスチック材料の比較的薄いフィルムである。ベルトは裏側から製造されるので、ドラムに張り付けられる次の層は図8の編み織物13のシームレス管30であり、これはマンドレル31にわたって引き伸ばされ弾性的に伸張され、挟まれた転写ラベル51とともにドラム31の外面に対して、しわを生じることなく把持する。この方法において、ウェール35はドラムの長手方向すなわちその軸に平行に延びる。単一の管状編み層30を用いることが満足であることがわかったが、明らかに適用によっては、2あるいはそれ以上の層が、適用に応じて採用される中間ゴム層とともに、好都合に用いられる。
【0026】
シームレス管状編み織物15の上は、粘着ゴム17のようなエラストマの1以上の層によって覆われる。好ましくは、これらの層の端部は突き合わせて接合され、そうでなければ、ベルトの外面13に突起あるいは隆起として表れるかもしれない重なりが避けられる。このゴム層17は、択一的に、綿、ポリエステル、アラミド等の適当な強化繊維が充填されるか、あるいはそれ自体が埋設された1以上の織物強化層を含んでいてもよい。ゴム層17には、典型的な方法で抗張繊維コード20が螺旋状に巻き付けて設けられる。抗張コードは、必要に応じて、密にあるいは広く間隔をあけて設けられ、図示されるように端部20aが固定されて、適当な大きさの巻き付け張力が得られる。最後に、ベルトのアンダーコードとして作用する層24が螺旋に巻かれたコード20の上に被せられる。この材料はゴムであってもよく、あるいはリブ23、25、27、29の引張応力を高めるために離散した繊維29が充填されていてもよい。
【0027】
ドラム31上にスリーブが積み上げ成形されると、その組立体は、スリーブの外面に対して(層24に対して)径方向内側に押圧する蒸気圧で、従来の方法でスリーブを強化して加硫する、加硫バッグの中に置かれる。その後、モールドは分解され、スリーブはモールドから取り外される。そしてスリーブは切削ドラム上に置かれ、リブ23、25、27、29の輪郭形状が、リブ間のアンダーコード材料を先端26まで除去する、相補的な形状を有する研削砥石あるいはフライカッタによって成形される。択一的に、リブが形成された輪郭形状は、ドラム31上で加硫される間にマトリクスエアバッグ(matrix airbag)を用いて成形されてもよく、この場合エアバッグの形状はオーバーコード部24内に押し込められる。択一的に、エアバッグはマンドレル24を覆って配置されてもよく、この場合スリーブは、シェル内に形成されたリブ23、25、27、29と対となる形状を有する固い外部シェル部材に対して、加硫の間外側に押圧される。種々の製造方法がこの分野の技術を有する者によって理解されるであろう。
【0028】
前述の工程はマルチリブドベルトの製造に関して説明されたが、図6の同期ベルトもまた図7と同様な適当な装置によって成形されることが当業者に理解されるであろう。例えば、図6のベルトを成形するために、マンドレルすなわちドラム31は、典型的には、ベルト歯50を成形する表面上に長手方向に延びる歯を有する。この方法において、ベルトは裏側からではなく、表側から成形される。貼付されるべき径方向外側の層は、図8に破線で示されるように、部分的に成形されたベルトスリーブの上に設けるために、径方向に伸張された管30の形態にあるシームレス管状編み織物15である。この場合、歯付きモールドマンドレル31に対して径方向内側にゴム複合材料を押圧するために、外側エアバッグが用いられる。
【0029】
同様な変更によって図2のベルトは、裏側からではなく、表側からも成形可能である。その場合、最外層は好ましくはシームレス編み管で、好ましくはないが、管の外側にゴム層のさらなる外層を設けて、重ね接合を避けるために突き合わせ接合してもよい。
【0030】
本発明に従って外部シームレス管状編み織物15を用いて図2または図6のベルトを製造するときに、標準転写ラベル51が、そうでなければ背面側のテンショナあるいは他のプーリに衝撃を与えたときに騒音発生源として作用するであろうベルトの外面13上に、いかなる著しい不連続を生じることなく用いられてもよい。すなわち、最も外側にあるヤーン繊維36、38が図9に示されるようにゴムマトリクスによって十分に包まれない状態で管状編み織物がベルト外面13に配置されるとき、転写ラベル51が加硫の間外面13に対して押圧されるとき、図10に示されるように、印刷内容が略平らな外面に実質的に影響を与えることなくベルトの背面に転写される。これは、マイラー(Myler)印刷片の除去の後でさえ生じることが意外にも発見された。このように、外面13に型押しされる隆起、不連続部、段部はない。これは、ベルトの外面13’に薄い外部ゴム層55を有するカレンダ処理(摩擦処理)されたバナード(Bannered)織物53を用いた、図11に示される従来技術のベルトとは対照的である。従来技術のベルトの場合、マイラー転写ラベル51がベルトの外面に加硫されるとき、ゴム層55に対して押圧し、ゴムが熱と圧力のために軟化するときにラベルの縁部を押圧してはみ出る。マイラー片が仕上げられたベルトから除去されるとき、隆起部あるいは凹部57がベルト外面13’の上に残る。これらの隆起部57は、典型的には少なくとも約0.0015インチ(0.04mm)ありベルトの凹陥した印刷部よりも高く、アイドラおよびテンショナプーリに対して衝突するときに騒音を生じる。これに対し、実際、本発明に従ってマイラー透明片(Myler transparency)を除去することによって形成される段部の高さは、騒音発生に関する限り、微量である(典型的には約0.0008インチ(0.02mm)。
【0031】
(実施例)
図2の発明と図7(注記1参照)に関して記載された方法とに従って製造されたベルトは、センサ18によって計測されたように、図1の計測駆動装置において図11の従来技術のベルトよりも概ね静かに動作した。従来技術のベルトは目立った大きな音を示し、本発明のベルトは示さなかった。本発明のベルトはまた、オーバーコード強化部材53のような、カレンダ処理された”Flex−weave”織物(120°でバイアス処理されたバナード織物−−登録商標)あるいはタイヤコードを用いた図11のベルトと比較して、重量損失が少なかった。
【0032】
本発明の図2のベルト(0.012インチ(0.305mm)厚さの接着ゴム層17を用いる)と層17を有しない同じベルトとの間において比較が行われた。ゴム層17を有する本発明のベルトは、層17のないベルトに対する0.9N/mmと比較して、2.8N/mmの計測された織物対ゴム接着を有する。
【0033】
本発明のベルトと方法は、多くの利益を有する。オーバーコード織物の接合の完全な除去により、騒音を起す全ての重合あるいは接合を確実に除去することができる最も確実な製造方法が提供される。本発明の編み管は、製造工程の間、100%およびそれ以上の伸びを示し、これにより、包み込まれた製造物の長さ範囲を覆うのに必要な編み管寸法の数値を制限し、ひいては、必要な異なる管寸法の数値を制限する。オーバーコード上の織物面は、ゴムの滲み出し量を制御することによって達成される、ある摩擦係数の制御を示す。さらに、バンナリング(Bannering)、カレンダ処理およびジャケット処理(jacket preparation)が省略される。
【0034】
本発明は、説明の目的のために上記において詳細に記載されたが、このような詳細は単にその目的のためであって、種々の変形例が、請求の範囲によって限定されるような範囲を除いて本発明の精神あるいは範囲から逸脱することなく、当業者によって可能である。ここに例示的に開示された本発明は、ここに特に開示されない、いくつかの要素がなくても適切に実現されるかもしれない。
【0035】
(注記)
ベルトは裏側から製造され、米国特許明細書第5,610,217号に示されたゴムとしてのNordel 1145 EPDM と、ゴムによって包み込まれない最外周の繊維を有する、管の解放時の直径の約150%の直径まで伸張した0.018インチ(0.457mm)のジャージコットン管の1層と、0.012インチゲージ(0.305mm)の粘着ゴムの1層と、0.037インチゲージ(.940mm)のRFL処理されたSおよびZ撚りポリエステルコード抗張部材と、0.028インチ厚さ(0.711mm)の繊維充填原料(100部のNordel 1145 EPDMに、25部コットンとアラミド繊維を添加)の5層とを用いている。スリーブの全加硫厚さは約0.192インチ(4.88mm)であり、ベルト長さは約48インチ(122cm)であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡略化した自動車補機駆動システムである。
【図2】図1のアクセサリ駆動システムに用いられたマルチVリブドベルトの2−2に沿う横断面図である。
【図3】本発明のベルトのオーバーコード部に使用可能なリブ付き編み織物の部分平面図である。
【図4】本発明のベルトに使用可能なジャージ編み構造の表面の平面図である。
【図5】本発明のベルトの背面に対して押しつけられるテンショナと背面アイドラプーリを含む自動車用同期(タイミング)ベルト駆動システムの正面図である。
【図6】図5のベルト駆動システムに用いられる同期ベルトの拡大立面図である。
【図7】本発明に従ってベルトスリーブを構築するためにドラム上に組み付けられた、異なる層要素を示すベルトビルディングドラム(マンドレル)の部分破断を示す。
【図8】解放状態にある本発明のシームレス管状編み織物を、破線によって示される部分的に拡大された状態とともに示す。
【図9】本発明の図6のベルトのオーバーコード部の9−9における部分断面図である。
【図10】背面に貼付されたラベルを有する、部分断面斜視におけるマルチVリブドベルトを示す。
【図11】背面に貼付されたラベルを有する従来技術を示す、図10と同様な図である。

Claims (14)

  1. ゴムと、前記ゴムに埋設された抗張部材と、略平らなベルト背面において区切られるオーバーコード部と、アンダーコード部とを備えた動力伝達ベルトであって、前記ベルト背面に位置するシームレス管状径方向伸縮性織物と、前記管状織物の下面に接着され、前記管状織物と前記抗張部材との間に介在されたゴム層とを備えることを特徴とする動力伝達ベルト。
  2. 前記管状織物が、前記ベルト背面に位置する繊維が前記ゴムによって部分的に包まれるヤーンから成形されたシームレス管状編み織物である請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  3. 前記管状織物が環状のジャージ編み地である請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  4. 前記ベルト背面に、転写ラベルから転写されたラベルを有し、前記転写ラベルは前記ラベルの転写の後に前記ベルト背面から除去され、前記ベルト背面には、動力伝達ベルトの走行中に前記ベルト背面に接触する装置に対する騒音発生源になるような段部が生じない、請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  5. 前記シームレス管状径方向伸縮性織物が、ゴムに完全に包まれる請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  6. アンダーコード部に設けられたリブが離散した強化繊維を充填された、マルチVリブドベルトの形態である請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  7. スプロケットの歯に噛合するように形成されたベルト本体の下側に配置された複数の歯を有する同期ベルトの形態である請求項1に記載の動力伝達ベルト。
  8. (a)シームレス管状径方向伸縮性織物をベルトビルディングドラムの外面の周囲に貼り付け、
    粘着ゴム層として作用するゴム層を、前記シームレス管状径方向伸縮性織物を覆って巻き付け、
    前記ゴム層の周囲に抗張コード部材を螺旋状に巻き付け、
    前記螺旋状に巻き付けられた抗張コードの外面を覆って、異なるゴム層を貼り付ける ことによって加硫可能なベルトスリーブを成形し、
    (b)前記ベルトスリーブを加熱および加圧して加硫する 動力伝達ベルトを製造する方法。
  9. しるしを有するフィルム転写ラベルを、前記ビルディングドラムと前記シームレス管状径方向伸縮性織物の間に貼り付ける請求項8に記載の方法。
  10. 前記径方向伸縮性織物がシームレス編み管である請求項8に記載の方法。
  11. 前記段部の高さが 0.02mm を超えない請求項4に記載の動力伝達ベルト。
  12. 前記管状織物が、ベルトの長手方向を横切る方向を向く編み目のウェールを有するシームレス管状織物である請求項 1 に記載の動力伝達ベルト。
  13. ゴム本体と、
    前記ゴム本体に埋設された抗張部材と、
    略平らな外部ベルト背面に位置するオーバーコード部と、
    アンダーコード部と、
    前記外部ベルト背面に設けられた管状径方向伸縮性織物と、
    前記管状織物の下面に接着され、前記管状織物と前記抗張部材の間に挟まれたゴム層とを備え、
    前記管状径方向伸縮性織物と前記ベルト背面は、前記ベルト背面に高さが 0.02mm を超える隆起、不連続部、段部が生じないように成形され、ベルトの走行とプーリに対する背面の衝突による騒音発生が抑えられる
    動力伝達ベルト。
  14. 駆動プーリと、被駆動プーリと、請求項13の動力伝達ベルトと、 前記動力伝達ベルトのベルト背面に接触するアイドラプーリまたはテンショナプーリとを備えるベルト駆動システム
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