JP4989556B2 - Vリブドベルト - Google Patents

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    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

Description

本発明は、駆動装置などの動力伝動に用いられるVリブドベルトに関するものである。
ゴム工業分野のなかでも、特に自動車用部品においては高機能、高性能化が望まれている。このような自動車用部品に用いられるゴム製品のなかに動力伝動ベルトがあり、例えば自動車のエアーコンプレッサーやオルタネータ等の補助駆動の動力伝動に広く用いられている。
そして近年、静粛化の厳しい要求があり、特に自動車の駆動装置においてはエンジン音以外の音は異音とされるため、ベルトの発音対策が要請されている。ベルトにおける発音としては、回転速度の大きな変動や高負荷条件下で発生するスリップ音があり、またリブをベルト長手方向に沿って設けたVリブドベルトでは、粘着磨耗を起した粘着ゴムがリブ間の溝底に付着することによって発生する騒音なども指摘されている。さらにプーリが一平面上に正確に配置されない、プーリレイアウトのミスアライメントにより、ベルトが偏倚走行し、この際の偏荷重に基づく異音の発生によって、自動車に乗っている人に不快感を与えることも問題となっている。
また通常の走行時に限らず、注水時においても高い動力伝達性能を有する伝動ベルトが求められている。例えば、雨天走行時などにおいてエンジンルーム内に水が入り、ベルトとプーリの間に水が付着した際には、ベルトのスリップ率が高くなって伝達性能が低下したり、騒音が発生したりするなどの問題がある。
このような注水時のスリップ対策として、Vリブドベルトでは、各リブの部分に、綿短繊維と、リブを構成する主体ゴムの弾性率及び綿短繊維の弾性率の中間の弾性率を有するナイロン短繊維を含有させることが提案されている(特許文献1)。そしてこのものでは、Vリブドベルトのリブに含有される綿短繊維やナイロン短繊維の作用で、注水後の急激なスリップ現象を抑制し、また異音の発生を抑えるようにしている。
特開2003−202055号公報
しかし上記の特許文献1のものにあって、綿短繊維やナイロン短繊維の作用でスリップ現象や異音の発生を抑制する効果を発揮させるためには、これらの短繊維をVリブドベルトのリブの表面に露出させる必要がある。そしてこのように短繊維をリブの表面に露出させるためには、これらの短繊維を含有するゴム組成物でリブゴム層を成形する際に短繊維をリブの幅方向に配向させ、さらにリブゴム層を成形した後に、リブゴム層を切削加工してリブを形成したりリブの表面を切削したりする必要があり、Vリブドベルトの製造コストが増加することになると共に、切削によって発生するゴム材料のロスが問題になる。
またリブ内に含有される短繊維の大部分はリブの内部に埋設されているため、短繊維の配合量の割にはリブの表面への露出量が少なく、スリップや発音の抑制の効果を十分に得ることができないものであった。短繊維の露出量を多くしようとすると、リブに短繊維を多量に含有させたゴム組成物を用いる必要があるが、この場合にはベルトの屈曲性が低下するなどの問題がある。この問題に対して、研磨の際にリブの表面に突出する短繊維の突出部分を変形させることによって、短繊維の露出量を大きくすることが考えられるが、研磨による短繊維の変形は僅かであるか殆どないものであり、短繊維の配合量を増加させる以外に、短繊維の露出量を大きくすることは現状では事実上不可能である。
しかし短繊維の配合量を増加したゴム組成物でリブを形成すると、上記のようにベルトの屈曲性の低下などベルト性能に問題が生じるばかりでなく、短繊維はゴムに均一に分散させることが困難であることから、短繊維の配合量の増加によるベルト寿命の低下も顕著になる。従って、短繊維の配合による手法以外の手段でスリップや異音の発生を抑制することが強く求められている。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、スリップや異音の発生を抑制して動力伝動性や静音性を向上することができ、さらに優れた耐熱屈曲性を兼ね備えたVリブドベルトを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るVリブドベルトは、接着ゴム層1とその内側のリブゴム層2を備えると共にベルト長手方向に沿って心線4が埋設され、前記リブゴム層2に前記ベルト長手方向に沿うリブ5が形成されたVリブドベルトであって、前記リブ5は、前記リブゴム層2を加圧して成形される溝6の間に形成されると共に、前記リブ5の表面のプーリに接触する摩擦伝動面に短繊維7を固着した植毛層8が設けられ、前記リブゴム層2は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤を5〜25質量部、固体潤滑剤を5〜50質量部配合し、短繊維を配合しないゴム組成物で構成され、前記接着ゴム層1は、前記リブゴム層2に含有される前記可塑剤を配合しないエチレン・α−オレフィンエラストマーを用いたゴム組成物で構成されて成ることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、前記可塑剤は、エーテルエステル系可塑剤であることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、前記固体潤滑剤は、グラファイト、二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、接着ゴム層1やリブゴム層2はエチレン・α−オレフィンエラストマーをゴム材質として形成されているので、耐熱性や耐寒性に優れた特性を得ることができるものである。そしてリブ5を設けたリブゴム層2は、エチレン・α−オレフィンエラストマーに溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤と固体潤滑剤を配合したゴム組成物で構成されているので、可塑剤がリブ5の表面にブリードして発揮される潤滑作用と、固体潤滑剤による潤滑作用によって、注水時(WET)や通常走行時(DRY)におけるスリップや異音の発生を抑制して動力伝動性や静音性を向上することができるものである。またスリップや異音の発生を抑制するために多量の短繊維を含有させる必要がないため、ベルト耐久性に悪影響を与えることがないと共に、リブ5を切削して形成する必要がなく、リブゴム層2の加圧成形でリブ5を形成することができるものである。さらにリブ5の摩擦伝動面に短繊維7による植毛層8を設けているため、通常走行時(DRY)における異音の発生を抑制することができると共に、摩擦伝動面の耐摩耗性を高めることができるものである。
また請求項1の発明によれば、リブゴム層2には短繊維が含有されていないため、短繊維に阻害されることなく、可塑剤がリブ5の表面にブリードし易くなり、スリップや異音の発生を抑制する効果を高く得ることができるものである。
また請求項2の発明によれば、エーテルエステル系可塑剤はリブ5の表面へのブリードが適度であって、潤滑作用が良好であり、リブ5の表面を適切な摩擦係数に保って、スリップや異音の発生を抑制する効果を高く得ることができるものである。
また請求項3の発明によれば、ベルト走行時間が長くなって可塑剤のブリード量が減少したり、短繊維7の植毛層8が摩滅したりしても、固体潤滑剤の作用によってリブ5の表面の摩擦係数を低位で安定させることができるものであり、長期に亘ってスリップや異音の発生を抑制することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明に係るVリブドベルトの一例を示すものであり、短繊維をランダムに配向させた背面側の伸張ゴム層11と、撚糸よりなる心線4を埋設した接着ゴム層1と、内周側のリブゴム層2とを積層して構成してある。心線4はその一部が伸張ゴム層11に接し、残部が接着ゴム層1に接した状態となっている。そしてリブゴム層2の内周面にはベルト長手方向の全長に沿うように断面略三角形乃至略台形のリブ5が、ベルト幅方向に等間隔で複数本設けてある。このリブ5は、リブゴム層2を加圧してV状の溝6を成形することによって、この溝6間に形成されるものであり、リブ5の両側面がプーリに接する摩擦伝動面となるものである。またリブ5の表面には短繊維7を植毛して植毛層8が形成してある。図1の実施の形態ではリブ5の側面から底面にかけての全面に植毛層8を形成するようにしてあるが、少なくとも摩擦伝動面において植毛層8が形成されていればよい。
上記の伸張ゴム層11、接着ゴム層1、リブゴム層2を形成するゴム組成物のゴム成分としては、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレン、エチレン・α−オレフィンエラストマー、水素化ニトリルゴム、水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩との混合ポリマー等を、単独で、あるいは混合して用いることができる。
これらのなかでも、エチレン・α−オレフィンエラストマーは、優れた耐オゾン性、耐熱性、耐寒性を有しているとともに、比較的安価であり、しかも脱ハロゲンという要求を満たすことから、好ましく用いられる。またエチレン・α−オレフィンエラストマーは他のゴムに比べて水濡れ性に乏しいが、本発明を適用することによって、注水時の動力伝動性や静音性を著しく向上することができるものである。このエチレン・α−オレフィンエラストマーは、エチレンと、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテンなどのα−オレフィンとの共重合体、あるいはエチレンとα−オレフィンと非共役ジエンの共重合体であり、ジエン成分としては、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、エチレンノルボルネンなどの炭素原子数5〜15の非共役ジエンを挙げることができる。このようなエチレン・α−オレフィンエラストマーとして、具体的には、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)などを挙げることができるが、なかでもEPDMがよく用いられる。このEPDMはヨウ素価が3〜40のものが好ましい。ヨウ素価が3未満であると、ゴム組成物の加硫が不十分になって磨耗や粘着の問題が発生し易く、またヨウ素価が40を超えると、ゴム組成物のスコーチが短くなって扱い難くなると共に耐熱性が低下する傾向がある。
本発明において、リブゴム層2を形成するゴム組成物には、エチレン・α−オレフィンエラストマーを必須の成分として含有するものである。そしてエチレン・α−オレフィンエラストマーに可塑剤と、固体潤滑剤とを配合して用いるものである。
この可塑剤としては、溶解度指数(Solibility Paramater:SP値)が8.3〜10.7(cal/cm1/2の範囲のものが用いられるものである。SP値が8.3(cal/cm1/2以上の可塑剤は、エチレン・α−オレフィンエラストマーのSP値よりも大きく、エチレン・α−オレフィンエラストマーにこのようなSP値が8.3(cal/cm1/2以上の可塑剤を含有させることによって、このゴム組成物で形成されるリブゴム層2のリブ5の表面に可塑剤をブリードさせることができるものである。SP値が10.7(cal/cm1/2を超える場合には、エチレン・α−オレフィンエラストマーとの相溶性が大きく低下し、混練の際にゴム組成物中に均一に可塑剤を分散させることが困難となり、加工性が低下するおそれがある。尚、SP値は、SP=dΣG/M(d:密度、G:分子引力定数、M:分子量)により求められる。
このSP値が8.3〜10.7(cal/cm1/2の範囲内の可塑剤としては、例えばエーテル系、エステル系、エーテルエステル系、フタル酸誘導体系、アジピン酸誘導体系、セバシン酸誘導体系、トリメリット酸誘導体系、リン酸誘導体系の可塑剤を使用することができる。なかでも、エーテルエステル系の可塑剤が適度なブリード効果を有し、水との濡れ性が良いことから好ましく用いられる。
上記のエーテルエステル系可塑剤は、製造方法は特に限定されるものではないが、2−エチルヘキシル酸とエーテルグリコールとをモル比2:1で反応させることにより容易に得られるものであり、例えばペンタエチレングリコール、ヘキサエチレングリコールあるいはヘプタエチレングリコールなどを所要量含む混合したエーテルグリコールと2−エチルヘキシル酸とを反応させて得ることができるが、ペンタエチレングリコール、ヘキサエチレングリコールあるいはヘプタエチレングリコールなどをそれぞれ別々に2−エチルヘキシル酸と反応させて得られたジエステルを用いたポリエチレングリコールの平均重合度が5〜10となるように混合することによっても製造することができる。このようなエーテルエステル系可塑剤として市販のものとしては、旭電化工業(株)の「アデカサイザーRS−107」「同RS−735」「同RS−700」などが該当する。エーテルエステル系可塑剤の平均分子量は200〜2000の範囲であることが好ましく、この範囲であると、適度なブリード性を有し、水との濡れ性が良い。尚、高温環境下での揮発防止を考慮すると、平均分子量は300以上であることが好ましい。
この可塑剤の配合量は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して5〜25質量部の範囲に設定されるものである。可塑剤の配合量が5質量部未満であると、可塑剤をブリードさせてリブ5の表面を覆わせる量として不十分であって、均一な水濡れ性を確保することが困難になり、潤滑性の効果が不十分になるものである。また可塑剤の配合量が25質量部を超えると、可塑剤のブリードが過多になってリブ5の表面に摩擦係数の著しい低下がみられると共に、耐摩耗性が極端に低下する不具合が発生する。
また本発明において固体潤滑剤としては、グラファイト、二硫化モリブデン、雲母、タルク、三酸化アンチモン、2−セレン化モリブデン、二硫化タングステン、リテトラフルオロエチレン(PTFE)などを用いることができ、これらは一種を単独で用いる他に、二種以上を併用することもできる。これらのなかでも、グラファイト、二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレンが、摩擦係数を低く安定させる潤滑作用に優れる点で好ましい。固体潤滑剤の配合量は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して5〜50質量部の範囲に設定されるものであり、好ましくは5〜30質量部の範囲である。固体潤滑剤の配合量が5質量部未満であると、リブ5の表面の摩擦係数はさほど変化せず、発音抑制の効果が不十分になる。逆に固体潤滑剤の配合量が上記の範囲を超えると、ゴム物性における伸びが小さくなり、ベルト寿命が短くなるおそれがある。
ゴム組成物には、上記の可塑剤と固体潤滑剤の他に、ゴムの架橋のために硫黄や有機酸化物が配合される。有機過酸化物としては、例えばジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、1,1−t−ブチルペロキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペロキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペロキシ)ヘキサン−3、ビス(t−ブチルペロキシジ−イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペロキシ)ヘキサン、t−ブチルペロキシベンゾアート、t−ブチルペロキシ−2−エチル−ヘキシルカーボネート等を挙げることができる。この有機過酸化物は、単独もしくは混合物として、ゴム成分100質量部に対して1〜8質量部の範囲で好ましく使用される。
またゴム組成物には、加硫促進剤を配合してもよい。加硫促進剤としては、チアゾール系、チウラム系、スルフェンアミド系の加硫促進剤を例示することができる。チアゾール系加硫促進剤としては、具体的に2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトチアゾリン、ジベンゾチアジル・ジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩等があり、チウラム系加硫促進剤としては、具体的にテトラメチルチウラム・モノスルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィド、テトラエチルチウラム・ジスルフィド、N,N’−ジメチル−N,N’−ジフェニルチウラム・ジスルフィド等があり、スルフェンアミド系加硫促進剤としては、具体的にN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N’−シクロヘキシル−2−ベンソチアジルスルフェンアミド等がある。またビスマレイミド、エチレンチオウレアなども使用できる。これらの加硫促進剤は単独で使用してもよいし、2種以上の組み合わせで使用してもよい。
またゴム組成物に共架橋剤(co−agent)を配合することによって、架橋度を上げて粘着磨耗等の問題が生じることを防ぐことができる。共架橋剤として挙げられるものとしては、TAIC、TAC、1,2−ポリブタジエン、不飽和カルボン酸の金属塩、p−ベンゾキノンジオキシム、p,p’−ジベンゾキノンジオキシム、テトラクロロベンゾキノンポリ(p−ジニトロベンゾキノン)、グアニジン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、N−N’−m−フェニレンビスマレイミド、硫黄など、有機過酸化物架橋に用いるものがあるが、なかでもN−N’−m−フェニレンジマレイミドやキノンジオキシム類が好ましい。共架橋剤としてN−N’−m−フェニレンビスマレイミドを選択すると、架橋密度が高くなって耐摩耗性が高くなり、また注水時と乾燥時の動力伝達性能の差が小さくなるという利点があり、キノンジオキシム類を選択すると、繊維との密着性が高くなるという利点がある。共架橋剤の配合量は、ゴム100質量部に対して0.5〜10質量部の範囲が好ましい。0.5質量部未満では添加による効果が顕著でなく、逆に10質量部を超えると引き裂き力や接着力が低下するといった不具合がある。
ゴム組成物には上記以外に、必要に応じてカーボンブラック、シリカのような増強剤、充填剤、他の可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤など通常のゴム配合に使用されるものを用いることができる。このとき、リブゴム層2を形成するゴム組成物には短繊維など繊維を配合しないことが望ましい。リブ5を形成するリブゴム層2には短繊維を含有させることが多いが、このようにリブゴム層2に短繊維が含有されないようにすることによって、短繊維に阻害されることなく、上記の可塑剤がリブ5の表面にブリードし易くなるものである。またリブ5に多量の短繊維を含有させることによるベルト寿命の低下を防ぐこともできるものである。
また、接着ゴム層1を形成するゴム組成物としては、ゴム成分としてエチレン・α−オレフィンエラストマーを含有する上記のリブゴム層2形成用のゴム組成物と同様なものを用いることができるが、この接着ゴム層1を形成するゴム組成物には、リブゴム層2を形成するゴム組成物に配合した上記の溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤は配合されないものである。接着ゴム層1にこのような可塑剤を含有させても、可塑剤はリブ5の表面にまでブリードすることはないので、接着ゴム層1にこのような可塑剤を含有させることはコスト等の面で不要である。
さらに伸張ゴム層11を形成するゴム組成物としても、ゴム成分としてエチレン・α−オレフィンエラストマーを含有する上記のリブゴム層2形成用のゴム組成物と同様なものを用いることができるが、伸張ゴム層11を形成するゴム組成物には短繊維を配合するのが好ましい。伸張ゴム層11に短繊維を含有させてランダムに配向させることによって、伸張ゴム層11の強度を担保すると共に、ベルト背面の粘着性を抑えることができるものである。
次に、本発明に係るVリブドベルトの製造について説明する。
図2は内型として用いる金型14の一例を示すものであり、円柱乃至円筒状に形成してあって、上下両端面にフランジ22a、22bが外周に張り出して設けてある。金型14の外周にはゴムなど伸縮自在で且つ気密性を有する材料で円筒形に形成したブラダー15が設けてある。このブラダー15はその開口の両端の全周を各フランジ22a,22bに密着させて取着してあり、金型14の外周とブラダー15の内周の間は上下両端で密閉されるようにしてある。また金型14には、上端が上のフランジ22aから上方に突出し、下端が金型14内を通って、ブラダー15の内側において金型14の外周面で開口する流体供給路23が設けてあり、流体供給路23を通してエアーなどの流体を金型14の外周とブラダー15の内周の間に供給することができるようにしてある。このように流体供給路23を通して流体を供給すると、金型14の外周とブラダー15の内周の間は上下両端で密閉されているので、ブラダー15は流体の流入に伴なって外方へ膨らんで膨張されるようになっている。またこのように流体供給路23から流体が供給されていないときには、ブラダー15は金型14の外周に密接した状態になっている。
そしてまず、金型14のブラダー15の外周に、伸張ゴム層11を形成するためのゴム組成物をシート状に成形した未加硫のゴムシート16aを巻き付け、このゴムシート16aの上に心線4をスパイラル状に巻き付ける。次にこの心線4の上に接着ゴム層1を形成するためのゴム組成物をシート状に成形した未加硫のゴムシート16bを巻き付け、さらにその上にリブゴム層2を形成するためのゴム組成物をシート状に成形した未加硫のゴムシート16cを巻き付ける。このようにして図3のように、ゴムシート16a,16b,16cと心線4からなる円筒状のベルトスリーブ17を金型14のブラダー15の外周に巻き付けて装着する。
このように金型14のベルトスリーブ17に未加硫のベルトスリーブ17を装着した後、ベルトスリーブ17の外周のゴムシート16aの外周面の全面に図4のように短繊維7を植毛して植毛層8を形成する。短繊維7としては、特に限定されるものではなく、レーヨン、綿、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、炭素繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維等を用いることができるが、これらのなかでもポリアミド繊維が好ましい。ポリアミド短繊維で植毛層8を形成することによって、リブ5の摩擦伝動面での摩擦係数を低下させることができ、耐摩耗性が向上すると共に、乾燥時のミスアライメントによる発音を抑制する効果を高く得ることができるものである。また短繊維7の繊維長は0.05〜2.5mmが好ましく、より好ましくは0.1〜2.0mm、さらに好ましくは0.2〜1.0mmである。短繊維7の繊維径は3〜80μmの範囲が好ましく、より好ましくは5〜70μm、さらに好ましくは10〜30μmである。短繊維7のアスペクト比(長さ/太さ)は30〜300の範囲であることが好ましい。さらに短繊維7の植毛密度は1〜5万本/cm程度が好ましい。勿論これらの範囲に限定されるものではない。
ベルトスリーブ17のゴムシート16a外周面に短繊維7を植毛するにあたっては、公知の静電気植毛装置を用いて行なうことができる。具体的には、ベルトスリーブ17を装着した金型14を回転台(図示省略)に設置し、金型14の軸方向(縦方向)に移動可能にしたスプレーノズル(図示省略)をベルトスリーブ17の外周面に向けて配置する。そして回転台によって金型14を軸回りに周方向へ回転させながら、スプレーノズルからベルトスリーブ17の外周面に水系接着剤を塗布し、ベルトスリーブ17の外周面に接着膜を形成する。水系接着剤としては、例えば、ウレタン系エマルジョン、アクリル系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン、スチレン系エマルジョンなどを用いることができる。次に、同様に金型14を回転させながら、金型14の軸方向に移動可能にした短繊維塗布器(図示省略)によってベルトスリーブ17の外周面に短繊維7を付着させる。すなわち、金型14をアースし、短繊維塗布器に設けられた電極板に電圧を印加することによって電界を形成させ、短繊維塗布器の電極板に電着処理を施した短繊維7を供給すると、短繊維7は帯電して、電界から静電力を受けて飛翔し、ベルトスリーブ17の外周面に衝突して接着膜に付着する。ここで電着処理とは、短繊維7の漏洩抵抗値や水分を調整して短繊維7の飛翔性を向上させる処理のことである。そしてこのように短繊維7をベルトスリーブ17外周面に接着膜によって付着させた後、水系接着剤を自然乾燥もしくは加熱乾燥することによって、短繊維7を接着膜でベルトスリーブ17のゴムシート16cの外周面に固着させて植毛層8を形成することができるものである。
尚、本実施形態では、ベルトスリーブ17を金型14の外周に装着した状態で短繊維7を植毛するようにしたが、ベルトスリーブ17の外周側の圧縮ゴム層形成用のゴムシート16cの表面に予め短繊維7を植毛しておいてもよい。この場合にはこのゴムシート16cを金型14に巻き付けることによって、外周面に短繊維7が植毛されたベルトスリーブ17を形成することができるものである。
次に、外周に植毛層8を形成したベルトスリーブ17を、加硫型18を外型として用いて加硫する。図5は加硫型18を示すものであって、上面が開口する円筒状に形成してあり、加硫型18の側壁18aの内部は全周に亘って密閉された中空にして、加熱・冷却ジャケット35が形成されるようにしてある。この加熱・冷却ジャケット35には、蒸気などの加熱媒体を供給する熱媒供給路36と、冷却水などの冷却媒体を供給する冷媒供給路37が接続してあり、加硫型18を加熱及び冷却することができるようにしてある。また加硫型18の成形面となる内周面には成形用凸部41が設けてある。この成形用凸部41は加硫型18の内周の全周に亘るように突設されるものであり、加硫型18の内周の周方向と直交する方向に所定の一定間隔で平行に多数本設けるようにしてある。
そして上記のように植毛層8を設けた未加硫のベルトスリーブ17を装着した金型14を、加硫型18内に上面の開口から差し込んで図5のようにセットする。次に、熱媒供給路36から加熱媒体を加熱・冷却ジャケット35に供給して加硫型18を加熱しながら、流体供給路23を通してエアーなどの流体を金型14の外周とブラダー15の内周の間に供給することによって、図6のようにエアーの圧力でブラダー15を外方へ膨らませるように膨張させる。このようにブラダー15が外方へ膨張すると、ブラダー15の外周に巻き付けて装着されているベルトスリーブ17が加硫型18の内周面に押し付けられ、ベルトスリーブ17は内側から加圧される。このようにして加熱・冷却ジャケット35で加熱しながら、膨張したブラダー15と加硫型18の間でベルトスリーブ17を加圧することによって、ベルトスリーブ17を加硫することができるものである。この加熱・加圧による加硫成形は、120〜170℃程度の温度、0.5〜1.5MPa程度の圧力で、15〜30分間程度の条件で行なうのが好ましい。またこのようにベルトスリーブ17を加硫型18の内周面に押し付けて加圧することによって、加硫型18の成形用凸部41がベルトスリーブ17に外周から食い込み、ベルトスリーブ17の外周に溝6を成形することができるものである。
このように加硫を行なった後、流体供給路23からの流体の供給を停止することによって、ブラダー15を収縮させて元の状態に戻し、また冷媒供給路37から加熱・冷却ジャケット35に冷媒を供給して加硫型18を冷却する。ブラダー15がこのように元の状態にまで収縮すると、ブラダー15は外径が小さくなって、加硫されたベルトスリーブ17Aの内径よりも小さくなるので、図7のように、加硫されたベルトスリーブ17Aを加硫型18の内周に残したまま金型14を抜き出すことができる。この後、冷却されている加硫型18で加硫されたベルトスリーブ17Aの温度を脱型可能な温度まで低下させた後に、図8のように加硫型18から加硫済みのベルトスリーブ17Aを取り出すことができるものである。
そして、加硫ベルトスリーブ17Aを輪切りするように切断加工することによって、図1のようなVリブドベルトを得ることができるものであり、伸張ゴム層11はゴムシート16aの加硫によって、接着ゴム層1はゴムシート16bの加硫によって、リブゴム層2はゴムシート16cの加硫によって、それぞれ形成されるものである。またリブゴム層2には、加硫型18の成形用凸部41による加圧によってベルト長手方向に沿う複数のV型溝6が成形されており、この溝6間にベルト長手方向に沿ってリブ5が形成されるものである。さらに、ゴムシート16cの外周面には既述のように短繊維7の植毛層8が形成してあるので、このゴムシート16cを加硫成形することによって形成されるリブ5の表面を植毛層8で被覆することができるものである。
このようにリブ5を形成するために成形用凸部41で加圧して溝6を形成することによって、図1にみられるようにリブ5に対応する箇所において、リブゴム層2に接着ゴム層1が食い込むように、接着ゴム層1とリブゴム層2の境界が波型に蛇行することになる。そしてこのようにリブ5は、加硫の際にリブゴム層2に溝6を成形することによって形成されるので、リブ5を形成するために加硫成形をした後に切削加工を行なうような必要がなくなり、切削加工の工数を低減することができると共に、切削屑が発生することによる材料ロスや廃棄処分の問題などがなくなるものである。
上記のように作製されるVリブドベルトにあって、リブ5を設けたリブゴム層2は、上記のようにエチレン・α−オレフィンエラストマーに溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤と固体潤滑剤を配合したゴム組成物で形成してあり、溶解度指数がエチレン・α−オレフィンエラストマーより高い可塑剤はリブ5の表面に常時ブリードしている。このためVリブドベルトをプーリに懸架して走行駆動するにあたって、通常走行の乾燥時においては、リブ5の表面はこの可塑剤の作用によって摩擦係数が低くなり、異音の発生を低減して静音性を向上することができるものであり、また注水時においては、リブ5の表面の均一な水濡れ性を確保して摩擦係数を安定化することができ、スリップを抑制して動力伝動性を向上することができるものである。このときエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して可塑剤の配合量が5質量部未満であると、上記のように可塑剤をブリードさせてリブ5の表面を覆わせる量として不十分であり、均一な水濡れ性を確保することが困難になり、可塑剤による潤滑性の効果が不十分になって、このような効果を十分に期待することができない。また可塑剤の配合量が25質量部を超えると、上記のように可塑剤のブリードが過多になってリブ5の表面の摩擦係数の著しい低下がみられ、また耐摩耗性が極端に低下する不具合が発生するものである。
また固体潤滑剤によってもリブ5の表面の摩擦係数を低くすることができ、上記の可塑剤にこの固体潤滑剤の作用が相乗して、静音性や動力伝達性を向上する効果を高く得ることができるものである。特に、ベルト走行時間が長くなって上記の可塑剤のブリード量が減少しても、固体潤滑剤の作用によってリブ5の表面の摩擦係数を低位で安定させることができるものであり、長期に亘って静音性や動力伝達性を向上する効果を維持することができるものである。このとき固体潤滑剤の配合量がエチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して5質量部未満であると、既述のように、固体潤滑剤を配合することによる静音性や動力伝達性を向上する効果を十分に得ることができないものである。
またリブ5の表面には上記のように短繊維7の植毛層8が設けてあるので、プーリに対する摩擦係数を小さくすることができ、特に通常の乾燥走行時における異音の発生を抑制することができ、またリブ5の表面の耐摩耗性を高めることができるものである。
ここで、上記のようにリブ5を設けたリブゴム層2はゴムシート16cを加硫成形することによって作製されるが、このゴムシート16cは厚みが0.3〜2.0mmのものを用いるのが好ましい。このゴムシート16cの厚みが2.0mmを超えてリブゴム層2が厚くなると、その分、接着ゴム層1の厚みが薄くなり、心線4の接着性が低くなってベルト耐久性が低下するおそれがある。逆にゴムシート16cの厚みが0.3mmより小さくなってリブゴム層2が薄くなると、リブゴム層2中の溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤の量もその分少なくなり、リブ5の表面への可塑剤のブリード量が少なくなって、静音性や動力伝達性を向上する効果を十分に得ることができなくなるものである。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1〜8、比較例1〜3及び比較例5)
表1に示すゴム組成物をバンバリーミキサーで混練し、カレンダーロールによって圧延することによって、伸張ゴム層11を形成するためのゴムシート16aを0.8mmの厚みで作製した。また表2に示すゴム組成物をバンバリーミキサーで混練し、カレンダーロールによって圧延することによって、接着ゴム層1を形成するためのゴムシート16bを表4に示す厚みで作製した。さらに表3に示すゴム組成物をバンバリーミキサーで混練し、カレンダーロールによって圧延することによって、リブゴム層2を形成するためのゴムシート16cを表4に示す厚みで作製した。
そして、図3のように、金型14のブラダー15の外周に、ゴムシート16aを巻き付け、この上にポリエステル繊維コードからなる心線4をスパイラル状に巻き付けた後、さらにこの上にゴムシート16b及びゴムシート16cを巻き付け、金型14にベルトスリーブ17を装着した。
次に、金型14に装着したベルトスリーブ17のゴムシート16cの外周面に水系接着剤を塗布した後、ナイロン短繊維(088dtex×04.mm)を静電植毛して、ゴムシート16cの外周全面に植毛層8を形成した。
この後、図5のように金型14を加硫型18内にセットし、加熱・冷却ジャケット35で加熱しながら図6のようにブラダー15を膨張させ、ベルトスリーブ17を加硫型18の内周面に押し付けて加圧することによって加硫した。加硫の条件は150℃、1MPa、20分間に設定した。このとき、加硫型18の成形用凸部41がベルトスリーブ17に外周から食い込む込むことによって、ベルトスリーブ17の外周に溝6が成形された。
次に図7のように加硫型18から金型14を抜き出し、加硫型18内に残る加硫ベルトスリーブ17Aを加熱・冷却ジャケット35で冷却した後、図8のように加硫ベルトスリーブ17Aを加硫型18から取り出した。
そしてこの加硫ベルトスリーブ17Aをカッターにより輪切りするように切断することによって、図1に示す構造のVリブドベルトを得た。
Figure 0004989556
Figure 0004989556
Figure 0004989556
(比較例4)
上記と同様にして作製した伸張ゴム層11形成用のゴムシート16aと、厚み2.5mmに作製したリブゴム層2形成用のゴムシート16cを用い、接着ゴム層1形成用のゴムシート16bを用いないようにした他は、上記と同様にしてVリブドベルトを得た。
上記の実施例1〜8及び比較例1〜5で得たVリブドベルトについて、耐発音性、摩擦性、耐熱耐久性を評価し、結果を表4に示す。
耐発音性はミスアライメント発音試験で評価した。評価に用いた試験機は、駆動プーリ(直径120mm)、従動プーリ(直径120mm)、テンションプーリ(直径70mm)を配置して構成されるものであり、駆動プーリと従動プーリの間で1.86°の角度でミスアライメントを設定した。そして各プーリ間にVリブドベルトを懸架し、室温条件下で、駆動プーリの回転数1000rpmで走行させた。このときベルト張力が6kgf/リブになるように駆動プーリに荷重を付与し、また従動プーリに負荷2.1Nm/リブを加えた。そしてこのようにVリブドベルトを走行させたときの発音レベルを次の5段階で評価した。「5」が最も発音レベルが低い状態を示すものであり、「3」以上を発音が気にならないレベルと判定されるものである。尚、この耐発音性の試験は、乾燥時(DRY)と、60cc/minで水を注水した注水時(WET)とにおいて行なった。
5:全く発音が聞こえない。
4:聴診器で発音が聞こえる。
3:僅かに発音が聞こえる。
2:発音が聞こえる。
1:発音がはっきり聞こえる。
摩擦性の試験は、Vリブドベルトを所定長さに切断して、案内ローラ(直径60mm)に巻き付け角度が90°になるようにこのVリブドベルトを掛け、Vリブドベルトの一端を固定すると共に、他端に1.75kgf/リブのウェイトを垂下させ、案内ローラを43rpmで回転させることによって行ない、このときのロードセルの値を検出することによって、Vリブドベルトの上記の一端の張り側の張力Tと、上記の他端の緩み側の張力Tとを測定し、張力比(T/T)から摩擦係数(μ=(1/2π)ln(T/T))を求めた。尚、この摩擦性の試験は、乾燥時(DRY)と、60cc/minで水を注水した注水時(WET)とにおいて行なった。
耐熱耐久性の試験に用いた走行試験機は、駆動プーリ(直径120mm)、アイドラープーリ(直径85mm)、従動プーリ(直径120mm)、テンションプーリ(直径45mm)を配置して構成されるものである。そしてテンションプーリへの巻き付け角度が90°、アイドラープーリへの巻き付け角度が120°になるように各プーリにVリブドベルトを懸架し、雰囲気温度120℃、駆動プーリの回転数4900rpmの条件でVリブドベルトを走行させた。このときベルト張力40kgf/リブとなるように駆動プーリに荷重を付与し、従動プーリに負荷12PSを与えた。そしてこのようにVリブドベルトを400時間を打ち切りとして走行させ、心線に達する亀裂が6個発生するまでの時間を測定した。
Figure 0004989556
表4にみられるように、各実施例のものは、いずれも耐熱耐久性が損なわれておらず、また摩擦係数もDRY条件、WET条件ともに低いものであり、さらに耐発音性も優れた結果を示すものであった。
一方、比較例1〜3では耐熱耐久性に関して問題はなかったが、摩擦係数の上昇がみられ、異音の発生も確認されるものであった。また接着ゴム層を設けずリブゴム層のみの構造とした比較例4では、摩擦係数が低く、耐発音性は向上したが、耐熱耐久性が大きく劣る結果となるものであった。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示す斜視図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した断面図である。 Vリブドベルトの製造の一工程を示す斜視図である。
符号の説明
1 接着ゴム層
2 リブゴム層
4 心線
5 リブ
6 溝
7 短繊維
8 植毛層

Claims (3)

  1. 接着ゴム層とその内側のリブゴム層を備えると共にベルト長手方向に沿って心線が埋設され、前記リブゴム層に前記ベルト長手方向に沿うリブが形成されたVリブドベルトであって、前記リブは、前記リブゴム層を加圧して成形される溝の間に形成されると共に、前記リブの表面のプーリに接触する摩擦伝動面に短繊維を固着した植毛層が設けられ、前記リブゴム層は、エチレン・α−オレフィンエラストマー100質量部に対して溶解度指数が8.3〜10.7(cal/cm1/2の可塑剤を5〜25質量部、固体潤滑剤を5〜50質量部配合し、短繊維を配合しないゴム組成物で構成され、前記接着ゴム層は、前記リブゴム層に含有される前記可塑剤を配合しないエチレン・α−オレフィンエラストマーを用いたゴム組成物で構成されて成ることを特徴とするVリブドベルト。
  2. 前記可塑剤は、エーテルエステル系可塑剤であることを特徴とする請求項1に記載のVリブドベルト。
  3. 前記固体潤滑剤は、グラファイト、二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載のVリブドベルト。
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