JP2003512853A - 電気透析によってアミノ酸含有溶液を精製する方法 - Google Patents

電気透析によってアミノ酸含有溶液を精製する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、電気透析によってアミノ酸含有溶液を精製する方法に関し、該方法は、少なくとも1種のアミノ酸を製造するための発酵から得られたアミノ酸含有溶液を使用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、発酵から得られたアミノ酸含有溶液を使用して、電気透析によりア
ミノ酸含有溶液を精製する方法に関する。
【0002】 アミノ酸は、炭素源、例えば糖蜜及び粗糖から発酵により製造することができ
る。発酵において一般に生成する溶液は、アミノ酸約10質量%の他に大量の不
純物、例えば細胞物質を含有する。
【0003】 この発酵から得られた溶液をアミノ酸を一般に市販されている形で、例えばリ
シン塩酸塩として得るために精製するためには、従来先行技術に基づき使用され
た方法によれば多数の工程が必要である。この際一般に大量の塩、例えば硫酸ア
ンモニウム塩が生成し、その際アミノ酸kg当たり硫酸アンモニウム塩約1kg
が有価生成物として産出される。さらに、大量の廃水が生成し、該廃水は処理し
かつ廃棄しなければならない。特に市場で使用される、アミノ酸発酵搬出物の後
処理方法は、主としてイオン交換処理を基礎とする。発酵搬出物に酸が添加され
かつ次いでカチオン交換カラム又はアニオン交換カラムに供給される。この場合
、アミノ酸はそのイオン形でカチオンカラム又はアニオンカラムの相応するイオ
ンを押しのけ、そうしてこれらにより保留される。細胞物質はイオン交換処理の
前又は後に濾別することができる。この際に通過後に得られた母液は、アミノ酸
約0.1質量%並びにアミノ酸1トン当たり塩例えば硫酸アンモニウム約1トン
の負荷物(load:Fracht)を含有する。この溶液は、海中投棄により排除するこ
とができ、このことは海中投棄すべき溶液の高い塩負荷に基づき特に生態学的に
懸念がある。
【0004】 これに対して選択的に、大体において硫酸アンモニウム及び細胞物質を含有す
る母液は多数の蒸発及び濾過段階により処理することができ、この際には硫酸ア
ンモニウムを回収することができる。しかしながら、この際に生成する母液はさ
らに廃棄処理しなければならない。さらに、この手順は著しく手間がかかりかつ
高いエネルギー消費量を有する。
【0005】 イオン交換樹脂に保有されたアミノ酸は、例えばアンモニア水で溶離される。
生成する溶離液からストリッピングによりアンモニアが除去され、その際大量の
アンモニア水を蒸発させねばならない。次いで、溶離したアミノ酸に酸、例えば
塩酸が加えられ、結晶化されかつ乾燥される。こうして得られた98.5%より
高い純度を有するアミノ酸は、“フィードグレード(feed-grade)”アミノ酸と
称される。なお僅かに汚染された、いわゆる“フードグレード(food-grade)”
もしくは“ファルマグレード(pharma-grade)”アミノ酸を得るためには、フィ
ードグレード製品をさらに精製工程、例えば活性炭処理及び/又は再結晶化で処
理しなければならない。先行技術に基づく前記の精製法に関するさらなる詳細は
、PERPレポート5357に見られる。ここで使用される仕様“フードグレー
ド”及び“ファルマグレード”は、US−FDAに基づく相応する純度要求に関
係付けられ、この際ここでは相応するリシンHClに関するスタンダードが相応
して又は類似して理解されるべきである。それによれば、ここで使用される概念
“高純度を有する”は、リシンのためのUS−FDAの基づく“フードグレード
”又は“ファルマグレード”に関するものであり、この点に関して相応して又は
類似して使用される。
【0006】 電気透析とは、特にアミノ酸の混合物を分離することができる極めてエレガン
トな精製もしくは分離法である。このタイプの方法は、例えば Sandeaux et al.
著 J. Chem. Technol. Biotechnol. 71 (1998), p. 267ff に記載されている。
この学問的刊行物によれば、例えば羽毛又は髪の毛のような動物又はヒトの残滓
の酸性加水分解により得られたタンパク加水分解物をまず中性にしかつ活性炭で
脱色しかつ引き続き多段階の電気透析にかけ、その際このアミノ酸の種々のフラ
クションが得られる。
【0007】 双極膜を用いた3サイクル電気透析のより水溶液から両性化合物を分離する方
法は、WO91/02584に記載されている。
【0008】 マイクロ濾過、逆浸透及び電気透析の組合せにより乳酸を製造する発酵方法は
、US5,002,881に記載されいる。アニオン交換膜を用いた発酵ブロスか
ら有機酸を分離しかつ双極膜を通して遊離酸を取得するもう1つの方法は、US
4,882,277に開示されている。
【0009】 従来の技術の上記関係から明らかなように、発酵搬出物からのアミノ酸の精製
は従来はもっぱら生態学的に不利な及び/又は費用のかかる方法により実施され
た。
【0010】 従って、本発明の課題は、発酵搬出物からのアミノ酸を精製するための改良さ
れた方法を提供するであった。
【0011】 従って、本発明は、少なくとも1種のアミノ酸を製造するための発酵から得ら
れたアミノ酸含有溶液を使用することにより、電気透析(d)によってアミノ酸
含有溶液を精製する方法に関する。
【0012】 この方法を用いれば、従来の技術によれば不可欠な多数の工程を回避すること
が可能である。この場合、不可避的に大量の硫酸アンモニウム又はその他の異種
塩は発生されない。電気透析の適当な実施において、さらに、アミノ酸を遊離塩
基又は遊離酸の形で取得することが可能である。さらに、高い電流密度で、ひい
ては相応して高い電気透析の容量でアミノ酸使用量に対して有利には>90%、
特に有利には95%の高いアミノ酸収率を得ることが可能である。従って、本発
明はまた、電気透析を、発酵から得られたアミノ酸含有溶液を>98.5%(質
量%)のアミノ酸含量まで精製するために使用することに関する。
【0013】 上述のとおり、本発明による方法は、発酵から得られるアミノ酸含有溶液の精
製に関する。この場合、一般に種々の発酵法により得られた全てのアミノ酸含有
溶液を使用することができる。この場合、本来の発酵プロセスと電気透析の間に
、例えばイオン交換体での処理及び/又は結晶化のような別の工程を実施するこ
とができ、その際にはもっぱら生じた母液のみを電気透析により処理する。
【0014】 従って、本発明はまた、以下の付加的工程を含む方法である: (a)少なくとも1種のアミノ酸を製造するための発酵から得られたアミノ酸含
有溶液のイオン交換体による処理、 (b)(a)で得られたアミノ酸含有溶液の結晶化、この際アミノ酸含有母液が
得られる、及び (c)(b)で得られたアミノ酸含有母液の電気透析装置への装入。
【0015】 この場合、前記の工程の他に、例えば工程(a)の前の濾過のような別の工程
を実施することもできる。
【0016】 アミノ酸としては、本発明による方法の範囲内では、原則的にあらゆるアミノ
酸を使用することができる。これは例えば正に帯電した(塩基性)側基を有する
アミノ酸、例えばリシン、アルギニン、ヒスチジン;負に帯電した(酸性)側基
を有するアミノ酸、例えばアスパラギン酸又はグルタミン酸;及び帯電していな
い、極性又は無極性の側基を有するアミノ酸、例えばアラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン
、グリシン、セリン、トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン及びグ
ルタミンを包含する。
【0017】 本発明の範囲内では、アミノ酸含有溶液の精製のために、双極膜を用いた3サ
イクル電気透析(この場合には、それにより、アミノ酸を遊離塩基又は酸として
得る)又は通常の2サイクル電気透析を使用する。後者の場合には、アミノ酸は
塩として、有利にはアミノ酸塩酸塩として、例えばリシン塩酸塩として生成する
【0018】 以下の段落に、これらの両者の電気透析法に関する短い概要を示す。
【0019】 本発明の範囲内で使用される通常の2サイクル電気透析は、自体公知でありか
つ特にEP−B−0381134に記載されており、この通常の2サイクル電気
透析に関する内容は完全に本願発明に含まれる。
【0020】 この電気透析装置の原理図は、図3に示されている。
【0021】 この電気透析変形においては、正(アノード(+))及び負(カソード(−)
)の大面積電極を有する装置を使用する。これらの電極の間のスペースは、多数
の交互に配置されたカチオン(C)及びアニオン(A)交換膜により多数の狭く
、膜によって相互に分離されかつ希釈液サイクル(diluate cycle)(II)及
び濃縮液サイクル(IV)と称されるチャンバに分割される。この場合、カソー
ド側にアニオン交換膜、アノード側にカチオン交換膜を有するチャンバがいわゆ
る濃縮液チャンバ又は濃縮液サイクルを形成し、一方アノード側にアニオン交換
膜、カソード側にカチオン交換膜を有するチャンバが希釈液チャンバもしくは希
釈液サイクルを形成する。
【0022】 本発明による方法を実施するには、希釈液サイクルに精製すべきアミノ酸含有
溶液(2)を満たし、それに対して濃縮液サイクルに水性電解液(4)を満たし
、かつ、電極が存在するチャンバ及び場合によりなおこれに直接境界を接する隣
接チャンバに電極洗浄液、一般に硫酸ナトリウムを装入する。
【0023】 電極に印加される電圧の影響を受けて、イオンは該イオン透過性の膜を通って
希釈液サイクルから濃縮液サイクルに移動する。以下の、相応するイオン種を通
過させる膜によって、さらなる移動は不可能でありかつひいてはイオンは濃縮液
サイクル内に留まる。希釈液、濃縮液及び電極サイクル内の液体は、分離された
循環路内に、場合により貯蔵室を仲介してポンプで循環せしめられる。この装置
では、濃縮液サイクル内に所望のアミノ酸(5)が塩として高い純度で、例えば
高純度のリシン塩酸塩が蓄積する。精製すべき溶液(2)、例えばリシン塩酸塩
の溶液が装入される希釈液サイクルには、リシン不含の母液(3)が蓄積する。
【0024】 原則的には、任意の、通常電気透析法で利用される膜を本発明による方法を実
施するために使用することができる。本発明による方法の範囲内で実施される電
気透析においては、有利には市販のイオン交換膜を使用する。これらの膜は、有
利にはイオン不活性側鎖を有する有機ポリマーからなる。カチオン交換膜は、ポ
リマーマトリックス内にスルホ基又はカルボキシル基を有し、アニオン交換膜は
第三又は第四アミノ基をポリマー基礎材料の置換基として有する。イオン交換膜
のためのポリマー基礎材料として特に適当なものは、スチレンとジビニルベンゼ
ンのコポリマーである。好ましくは、0.8〜5,有利には1.2〜3.2ミリ
等量/g(meq/g)の容量を有するイオン交換膜を使用する。使用可能なア
ニオン交換膜としては、例えばトクヤマAMI、AM2、AM3、AMX、AM
H、AFN、アサヒガラスAMVが挙げられる。カチオン交換膜としては、トク
ヤマCM1、CM2、CMX、CMH及びアサヒガラスCMVが例として挙げら
れる。
【0025】 EP−B0381134から公知の慣用の2サイクル電気透析の変更において
、双極膜を使用した膜装置を使用することもできる。双極膜とは、アニオン交換
膜とカチオン交換膜とからなるラミネートである。これらは単極のアニオンもし
くはカチオン交換膜に対して、電気透析の電界内で有効な水分離を触媒しかつひ
いてはH及びOH-等量の同時の調達に役立つ。
【0026】 この場合には、希釈液(II)、酸(III)及び塩基(I)サイクルからな
る3サイクル(チャンバ)装置を使用する。3サイクル電装置は、それぞれのイ
オン交換膜の交互の配列順序により達成される(このために図1参照)。
【0027】 電気透析は、有利には約10〜約80℃、特に約20〜約60℃で実施する。
この場合、通常の2サイクル電気透析の電流密度は約1〜約1000A/m
有利には約100〜約800A/mの範囲内で変動する。3サイクル双極電気
透析の場合には、電流密度は約1〜約1500A/m,有利には約200〜約
1000A/mの範囲内で変動する。
【0028】 電気透析は、本発明の範囲内では、約2mS/cm、特に約1mS/cm以下
、例えば約0.8又は0.5mS/cmの希釈液の最小導電性まで作動させる。
原理的にはこのようにして、酸を添加することにより等電点を低いpH値の方向
に移動させかつそうしてアミノ酸に正の過剰電荷を印加するか又は塩基を添加す
ることによりアミノ酸の等電点を高いpH値の方向に移動させかつこのようにし
てアミノ酸に負の全電荷を印加することにより、全てのアミノ酸を分離すること
ができる。最初の場合には、アミノ酸はカチオン交換膜を通ってカソードの方向
に塩基サイクル内に侵入しかつそこに遊離塩基として蓄積する。
【0029】 通常の電気透析を使用すると、常に濃縮液チャンバ内でアミノ酸相応する塩が
得られる。
【0030】 以下に、リシン、即ち正に帯電した(塩基性)側基を有するアミノ酸の例で電
気透析による精製を、添付図を参照して詳細に説明する。しかしながら、そこに
記載の操作法は類似してその他の前記のアミノ酸に転用することができる。
【0031】 双極膜を用いた3サイクル電気透析を使用する際には、リシンをカチオン形(
Hリシン)で、例えばリシン*HClとして含有する溶液を電気透析の希釈液
チャンバに装入しかつ引き続きカチオン交換膜によりいわゆる塩基サイクルに移
行させる。次いで、塩基サイクル内に存在するプロトン化したリシンから、双極
膜で形成されたヒドロキシドイオンによりリシン塩基を遊離させる。アニオン、
例えばクロリド又はスルフェートイオンは、アニオン交換膜を経ていわゆる酸サ
イクルチャンバに移行されそこに双極膜で遊離したプロトンと相応する酸を形成
する。希釈液チャンバには帯電していない粒子、例えば細胞物質が後に残るので
、同時にリシンの精製が生じる。電極は、溶液成分の好ましくない反応を回避す
るために、特別の循環路内の電解液で洗浄する。
【0032】 図1は、このプロセス原理を説明する。この場合には、そこに示された装置は
もっぱら使用される電気透析装置のユニットが図示されていることに留意すべき
である。このようなユニットを、本発明によれば1〜1000ユニットを有する
電気透析装置で使用することができる。この際、ACは双極膜、Cはカチオン交
換膜及びAはアニオン交換膜を示す。点線は、図示のユニットが電気透析装置内
に数回存在してもよいことを示し、この場合“n”は繰り返し回数を示す。酸サ
イクルバッチとして、一般に蓄積するリシン含有溶液に相当する酸、例えば塩酸
又は硫酸(3)を酸サイクル(III)に導入する。この際、希釈はできるだけ
高く選択し、電気透析の開始時にもっぱら溶液の十分なイオン伝導性だけが保証
されねばならない。一般に、0.5質量%の濃縮を使用する。塩基サイクル(I
)内の装入バッチのためには、例えば既に精製したバッチから由来してもよい遊
離リシンに希釈溶液(1)を使用するのが有利である。酸サイクル並びにまた塩
基サイクルに導入される溶液は、電気透析内部で精製することができる。そこで
例えば、酸サイクル(III)に0.5%のHSOを充填することが可能で
あり、この場合にはHSO濃度は電気透析中に約10%まで上昇することが
できる。塩基サイクル(I)内では、例えば0.5%の濃度で使用されるリシン
を遊離塩基として含有する溶液は一般に10〜30%の遊離塩基としてのリシン
の濃度に濃縮(1′)される。その際、酸サイクルチャンバ内で形成される酸は
、電気透析で遊離したリシン一水和物からの酸のリシン塩を製造するため、又は
電気透析で使用するために発酵搬出物の酸性化のために利用することができる。
このように酸性化した発酵搬出物、例えばリシン*HSO(2)は、前記の
3サイクル電気透析を使用する際には希釈液サイクル(II)を介して導入され
、その際希釈液サイクル(II)内でリシン不含の発酵母液(4)が得られる。
上記に示したように、電気透析中にカチオン性リシンはカチオン交換膜を通過し
て塩基サイクル(I)に移行し、一方反対イオンはアニオン交換膜を介して酸サ
イクル(III)に達する。同様に存在する双極膜は、酸サイクルにHイオン
を、塩基サイクルにOH-イオンを供給する。
【0033】 塩基サイクル内で遊離塩基として蓄積するリシンから例えば固体のリシン一水
和物を得るためには、塩基サイクル搬出物を蒸発濃縮するだけでよく、この場合
には噴霧乾燥法が有利である。相応する塩、例えばアミノ酸塩酸塩又は硫酸塩を
得るためには、アミノ酸水和物含有溶液に相応する塩又はアルカリ液を加えねば
ならない。こうして得られたリシンは、フィードグレード仕様に相当する>98
.5%の純度を有しかつ例えば簡単な活性炭処理又は再結晶によりさらに精製す
ることができるので、フード又はファルマグレードリシンも入手される。それに
対して選択的に、希釈液サイクルからのリシンの十分に完全な分離を放棄するか
又は分別電気透析を実施しかつその他の手段を必要とせずにフードもしくはファ
ルマグレードリシンを得ることができる。この際には、アミノ酸は希釈液から一
定の富有濃度まで分離され、その際高い電流収率で移行せしれる。その際、不純
物は十分に保留される。
【0034】 本発明のもう1つの実施例は、図2に示されている。この場合には、発酵から
のリシン含有溶液を、リシンが一水和物の形で存在する酸性化されていない形(
3′)で酸サイクル(III)に導入する。これにより、リシンはカチオン形で
、例えばリシン*HSO(2′)として、従って酸性化した発酵搬出物とし
て得られる。これは次いで次のバッチで希釈液(2″)として希釈液(II)に
導入しかつ前記のように精製することができ、この際その他の参照記号は図1の
ものに相当する。この変更形は、もっぱら第1のバッチでは希釈液装入バッチ、
即ち発酵搬出物を1回だけ酸性化すればよくかつ電気透析のさらなる経過におい
てさらなる酸の添加を放棄することができるという利点を有する。
【0035】 従って、本発明は、 (d1)発酵から得られたアミノ酸含有溶液を双極膜(A)有する3サイクル電
気透析の酸サイクル又は塩基サイクルに装入する、その際アミノ酸は酸サイクル
内ではカチオン形で又は塩基サイクル内では塩基形で得られる、及び (d2)(d1)で得られたアミノ酸をカチオン又はアニオン形で双極膜を有す
る別の3サイクル電気透析の希釈サイクル内に導入して、塩基サイクル又は酸サ
イクル内で遊離塩基としてアミノ酸を得る ことを含む、前記に定義したような方法に関する。
【0036】 既に述べたように、双極膜を有する3サイクル電気透析を使用する際にはまず
遊離リシン塩基を取得し、これは乾燥により固体のリシン一水和物の形で直接取
得しかつ販売することができるか又ファルマず塩酸を加えかつ引き続き乾燥する
、その際にはリシン塩酸塩が得られる。
【0037】 リシンをカチオン形、例えばリシン塩酸塩の形で有価生成物として得るべきで
ある限り、双極膜を有しないいわゆる通常の電気透析を使用することもできる。
この方式は、図3に略示されている。通常の電気透析は、カチオン交換膜(C)
とアニオン交換膜(A)の交互の配置からなる。このような配置においては、リ
シンを塩、例えばリシン塩酸塩の形で含有するリシン含有溶液(2)をいわゆる
希釈液チャンバ(II)に装入することができる。電気透析中に、リシンはカチ
オン形でカチオン交換膜(C)を介して濃縮液サイクル(IV)に達する。相応
する反対イオン、例えばクロリドイオンは、希釈液サイクル(II)からアニオ
ン交換膜(A)を介して濃縮液サイクルに移動する。この場合、濃縮液チャンバ
で精製されたリシン塩、例えばリシン塩酸塩(5)が得られ、一方希釈液チャン
バ内には荷電されていない不純物(3)が残る。
【0038】 従って、本発明は、 (I)適当な炭素源、有利には糖蜜、粗糖又は両者の混合物から出発して発酵に
よりアミノ酸含有溶液を製造する、並びに (II)(I)で得られたアミノ酸含有溶液を前記に定義した方法により処理す
る ことを含む遊離アミノ酸の統合した製造方法に関する。
【0039】 リシン含有溶液を精製するための電気透析を使用した本発明による方法は、従
来の技術の方法に比して特別な利点を有する: 1.装置的費用が極めて廉価である、 2.費用をかけて廃棄しなければならない異種塩が蓄積しない、 3.アミノ酸を直接その遊離塩基又は酸の形で所得することができる、 4.比較的僅かな量の廃水が生じる、 5.アンモニア及び図2によればまた酸を発酵搬出物の処理のために使用する必
要がない。
【0040】 以下に今や本発明を実施例により説明する。
【0041】 実施例 例1(遊離リシン塩基を取得するための双極膜を有する3サイクル電気透析を用
いた不純化された溶液からのリシンの分離) 10個のチャンバを有する図1に相応するカチオン交換体(トクヤマCMX)
、アニオン交換体(トクヤマAM3)及び双極膜(Aqualyticsポリスルホン)の
交互の配置からなる電気透析槽内で、希釈液装入バッチとして40質量%のリシ
ン塩酸塩溶液(フィードグレード品質)2kgを使用した。
【0042】 印加槽電圧35V及び温度50℃で最大電流密度80mA/cmで電気透析
を実施した。電流入力25Ah後に、装入バッチのリシン収率96%で、残留ク
ロリド含量0.2質量%未満でリシン塩基32質量%を含有する塩基サイクル搬
出物が得られた。希釈液バッチに相応する10質量%に調整したリシン塩酸塩溶
液のヨウ素価は14であり、相応して調整したリシン含有塩基サイクル搬出物の
それは1.85であった。従って、リシン塩基の同時遊離と共に明らかな精製が
生じた。
【0043】 例2(通常の電気透析を用いた不純化された溶液からのリシン塩酸塩の分離) 5個のチャンバを有する図3に相応するカチオン交換体(トクヤマCMX)及
びアニオン交換体(トクヤマAM3)の交互の配置からなる電気透析槽内で、希
釈液装入バッチとして40質量%のリシン塩酸塩溶液(フィードグレード品質)
1kgを使用した。
【0044】 印加槽電圧20V及び温度50℃で最大電流密度80mA/cmで電気透析
を実施した。8時間の電気透析時間後に、装入バッチの収率>98%でリシン塩
酸塩29質量%を含有する塩基サイクル搬出物が得られた。電気透析の濃縮液サ
イクル搬出物からの10質量%に調整したリシン塩酸塩溶液のヨウ素価は1.1
であった。同様に、リシン塩酸塩の明らかな精製が生じた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 双極膜を有する3サイクル電気透析で作動する本発明の実施例を示す図である
【図2】 3サイクル電気透析を使用した本発明の別の実施例を示す図である。
【図3】 通常の2サイクル電気透析を使用した本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
I 塩基サイクル、 II 希釈液サイクル、 III 酸サイクル、 IV
濃縮液サイクル、 AC 双曲膜、 C カチオン交換膜、 A アニオン交
換膜、 n 別のユニット図1: (1) リシン-遊離塩基(0.5%) (1′) リシン-遊離塩基(10〜30%) (2) リシン*HSO(酸性化した発酵器搬出物) (4) リシン-遊離発酵器搬出物 (3) HSO(0.5%) (3″) HSO(5〜10%)図2: (1) リシン-遊離塩基 (1′) リシン-遊離塩基(高濃度) (2′) リシン×HSO(酸性化した発酵器搬出物) (2″) リシン×HSO(初期バッチからの酸サイクルから) (3′) リシン(発酵器搬出物) (4) リシン-遊離発酵器搬出物図3: (4) カチオン形のリシン(Cを介してIVに達する) (5) リシン×HCl(純粋) (2) リシン*HCl(不純化) (3) リシン-遊離母液
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年2月11日(2002.2.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ユルゲン ミュラー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン デフレッガーシュトラーセ 26 Fターム(参考) 4B064 AE03 AE25 CA06 CE06 DA10 4D006 GA17 KA01 KB11 MA15 PA04 PB70 PC11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気透析(d)によってアミノ酸含有溶液を精製する方法に
    おいて、少なくとも1種のアミノ酸を製造するための発酵から得られたアミノ酸
    含有溶液を使用することを特徴とする、電気透析によってアミノ酸含有溶液を精
    製する方法。
  2. 【請求項2】 アミノ酸含有溶液を双極膜を有する3サイクル電気透析によ
    り精製しかつアミノ酸を遊離アミノ酸として得ることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 アミノ酸含有溶液を通常の電気透析により処理しかつアミノ
    酸をアミノ酸塩として得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 アミノ酸含有溶液がリシン、アルギニン、ヒスチジン、アス
    パラギン酸、グルタミン酸、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロ
    リン、フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン、グリシン、セリン、ト
    レオニン、システイン、チロシン、アスパラギン及びグルタミンから選択される
    少なくとも1種のアミノ酸を有することを特徴とする請求項1から3までのいず
    れか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 アミノ酸含有溶液がアミノ酸としてリシンをカチオン形で含
    有することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 (d1)発酵から得られたアミノ酸含有溶液を双極膜(A)
    を有する3サイクル電気透析の酸サイクル又は塩基サイクルに導入する、その際
    アミノ酸は酸サイクルではカチオン形で又は塩基サイクルでは塩基性形で得られ
    る、及び (d2)(d1)で得られたアミノ酸をカチオン又はアニオン形で双極膜(B)
    を有する別の3サイクル電気透析の希釈液サイクル内に導入して、塩基サイクル
    又は酸サイクル内で遊離塩基としてアミノ酸を得る ことを含む請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 付加的に以下の工程: (a)少なくとも1種のアミノ酸を製造するための発酵から得られたアミノ酸含
    有溶液をイオン交換器によって処理する、 (b)(a)で得られたアミノ酸含有溶液を結晶化する、その際アミノ酸含有母
    液を得る、及び (c)(b)で得られたアミノ酸含有母液を電気透析装置に導入する を含み、該ステップを発酵と電気透析による精製との間に実施することを特徴と
    する請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミノ酸を純度>98.5%(質量%)で得る請求項1から
    7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 (I)適当な炭素源、有利には糖蜜、粗糖又は両者の混合物
    から出発して発酵によりアミノ酸含有溶液を製造する、 (II)(I)で得られたアミノ酸含有溶液を請求項1から8までのいずれか1
    項記載の方法により処理する ことを含む遊離アミノ酸の統合した製造方法。
  10. 【請求項10】 発酵から得られたアミノ酸含有溶液をアミノ酸含量>98
    .5%(質量%)までの精製のための電気透析の使用。
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