JP3429778B2 - 液状媒体からアミン化合物を抽出する方法 - Google Patents

液状媒体からアミン化合物を抽出する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液状媒体から少なくともプロトン付加性ア
ミンを含む化合物を電気透析によって抽出する方法に関
する。
発明は、一層特には、ポリアミドの加水分解に由来す
る媒体から少なくともプロトン付加性アミンを含むモノ
マーを抽出及び分離する方法に関する。
ポリアミド、一層特にはポリアミド6.6又はポリアミ
ド6のようなアミドを含有するこれらのポリマーの中で
の合成材料は、紡織繊維、テクニカルインダストリアル
ヤーン、フィラメントのような様々な品物或は電気、エ
レクトロニクス又は自動車用部品のような成形品を造る
のにますます使用されている。これらの合成材料は、合
成材料に加えて、例えばそれらの熱安定性、又はそれら
の放射線への安定性を増大させるための種々の添加剤、
或はそれらの機械的、電気的又は静電気的性質を改良す
るための種々の添加剤、染料及び顔料を含む組成物の形
態で使用されるのが普通である。これらの添加剤は、極
めて様々の性質であり、有機化合物か又は無機化合物の
いずれかにすることができる。
加えて、特に成形品を製造するためには、組成物は、
充填剤、しばしばグラスファイバー、タルク、クレー、
等のような無機充填剤を含む。
このようにして製造された材料は、使用後に破壊され
ることができる。標準の破壊方法の内の一つは、焼却で
あり、これは、エネルギーを回収させる。しかし、ま
た、これらの材料をリサイクルさせることも提案され
る。
実のところ、現行の関心事の内の一つは、一方でこれ
らの源の枯渇の速力を落とし、かつ他方で自然における
廃棄物の容積を減少させるために、自然源から得られる
生成物をリサイクルさせることに在る。
これより、ポリアミドを解重合させるプロセスが提案
されてきた。プロセスの内の一つは、低い重合度を有す
るオリゴマー、又は塩のいずれかを得るために、ポリア
ミドの加水分解を酸性、中性又は塩基性媒体中で実施す
ることに在る。加水分解プロセスは、特にPA 6−タイ
プポリアミド、すなわちアミノ酸又はラクタムのホモ重
縮合によって得られるポリアミドに適用される。
PA 6.6−タイプポリアミド、すなわちジアミンとジ
酸との間の重合によって得られるポリアミドの場合に
は、加水分解は、全解重合を得るために、アルカリ性媒
体中で実施されなければならない。中性媒体における加
水分解の場合には、水解物媒体は、通常2〜40、一層特
には2〜20の異なる重合度を有するオリゴマーの混合物
を含有する。
アルカリ性媒体における加水分解は、酸性モノマー、
例えばアジピン酸を回収するために、酸、例えば形成さ
れたアジペートを硝酸と反応させることが必要であるの
で、主要な欠点を呈する。このプロセスは、これより生
成物(酸)を消費しかつ流出物(アルカリ性塩)を発生
する。この問題を克服するために、アジペート塩をアジ
ピン酸に転化させる電解プロセスが、国際特許出願WO
93/25299、WO 93/25514及びWO 93/25513において提案
された。
フランス国特許出願FR 95/08916及びFR 95/08917も
また、ポリアミドを中性媒体中で熱加水分解し、次いで
このようにして得られたオリゴマーをアミン、酸又はア
ミノ酸モノマーに或は酵素加水分解によってアミン塩に
転化させるプロセスを提案した。加水分解媒体に溶解さ
れたこれらの化合物は、晶出、沈殿又は蒸留のような種
々のプロセスによって抽出及び分離されることができ
る。しかし、これらの慣用の抽出及び精製プロセスは、
低い収率を有しかつ非常に選択性というわけでもない。
本発明の目的の内の一つは、生成された種々の化合
物、特に少なくとも一つのプロトン付加性アミンを含む
化合物を選択分離する方法を提案するにある。
このために、発明は、液状媒体から少なくとも一つの
プロトン付加性アミンを含む化合物を抽出するに、媒体
のpHを調整することによってアミンをプロトン付加しか
つそれらを電流の作用下でカチオン膜を通過させること
によって化合物を分離するに在ることを特徴とする方法
を提案する。
これより、発明を実施するための電気透析エレメンタ
ルセルは、カチオン膜を2つの電極の間に配置させてな
る、 発明の別の特徴に従えば、溶液のpHを求めかつ等電点
に又はカチオン膜を通過させることによって抽出すべき
化合物のpKa、一層有利には分離すべきアミンのpKaに一
致させるように調整する。
「等電点」なる用語は、抽出すべき化合物が、アミン
及び酸のような、いくつかの陽に及び陰にイオン化可能
な機能をそれぞれ含む場合に、用いることになる。
これより、発明の方法は、液状媒体中に含有される異
なる化合物を化合物の内の一種を選択抽出することによ
り、又はいくつかの工程において分離を、各々の工程に
おいて化合物を、各々の工程の間液状媒体のpHを、それ
を等電点に又は該工程において抽出すべき化合物のpKa
に合わせるために変化させて抽出することにより実施す
ることによって分離することを可能にする。
発明の一つの好適な実施態様では、特に液状媒体が、
ポリアミドの解重合によって生成されるモノマーを含む
場合には、エレメンタル電気透析セルは、カチオン膜及
びアニオン膜を含むのが有利である。
これより、このセルは、処理すべき液状媒体を供給す
る希釈区画室D、並びに液状媒体から抽出され、電流の
作用下でカチオン膜及びアニオン膜をそれぞれ横切る化
合物が濃縮される2つの濃縮区画室(C+、C-)を含む。
セルを電気的に直列に装置する場合に、一つのセルの区
画室C+は、また、直列の隣接するセルの区画室C-も形成
することになり、及び区画室C-について逆も形成するこ
とになる。よって、一層明瞭にするために、濃縮区画室
すべてを、記号の区別を付けないで、Cと呼ぶことにす
る。
実のところ、発明のプロセスは、ポリアミドを解重合
するプロセスによって生成されるモノマーの分離及び回
収において優先的な用途が見られる。
これより、ポリアミドを中性媒体中で加水分解する
と、処理するポリアミドの性質に応じてジアミン、ジ酸
及び/又はアミノ酸モノマー、並びに例えば2〜40の異
なる重合度を有するオリゴマーに至る。
そのような溶液を発明の方法によって処理すると、オ
リゴマー及びアミノ酸からジアミン及びジ酸モノマーを
抽出及び分離することを可能にする。
しかし、解重合収率を向上させかつオリゴマーをモノ
マーに転化させるために、上記した水溶液に、酵素加水
分解を施す。
ポリアミドオリゴマー、一層特にはポリヘキサメチレ
ンアジパミド(PA 6.6)オリゴマーを酵素加水分解す
る例は、フランス国特許出願第FR 95 08916号及び第F
R 95 08917号に記載されており、これらの特許出願の
本文を本発明中に援用する。
簡潔に言うと、記載されているプロセスは、ポリアミ
ドの熱加水分解を中性媒体中で実施し、次いでこの水解
物を「アミダーゼ」として知られている酵素で処理する
ことに在る。これらの酵素は、例えば、1994年11月29日
にNational Collection of Culture and Microorg
anismsに第I 1495号で提出されたプラスミドPXL 256
4を含有するE.coli株によって発現されるもの(PAM
I)、キノシタ等(Eur.J.Biochem 116、547〜551、19
81)において記載されているnyl−B株によって産生さ
れる酵素、1995年1月4日にNational Collection of
Culture and Microorganismsに第I 1522号で提出
されたComonas acidovorans株によって発現されるアミ
ダーゼ(PAM II)である。
酵素加水分解の後に回収される溶液は、使用するポリ
アミドの性質に応じてアミン塩及び/又はジアミン及び
ジ酸モノマー、ラクタム又はアミノ酸だけを含有する。
発明の方法は、そのような媒体からジアミンモノマー
を抽出し、カチオン膜及びアニオン膜による電気透析の
場合には、一方でカチオン膜を横切るプロトン付加され
たジアミン及び他方でアニオン膜を横切るジ酸モノマー
をそれぞれの濃縮区画室Cにおいて抽出することを可能
にする。
ラクタム、アミノ酸及びオリゴマーのような化合物
は、電流の作用下で抽出されず、希釈区画室D中に残留
することになる。
発明の好適な実施態様に従えば、プロセスは、少なく
とも2つのエレメンタル電気透析セルを電気的に直列に
装置させて含むセルにおいて実施する。
これより、一つのエレメンタルセルの濃縮区画室C
は、また、隣接するセルの濃縮区画室Cになる。よっ
て、カチオン膜を横切って抽出されるジアミン及び隣接
するセルのアニオン膜を横切って抽出されるジ酸は、同
じ媒体中に存在することになり、アミン塩を形成するこ
とになる。
発明のプロセスの別の用途は、液状媒体からアミン塩
を精製又は抽出するプロセスである。
実のところ、液状媒体のpHを調整することによって、
アミン塩のアミンがプロトン付加されることになりかつ
電流の作用下で、アミンを含有する化合物は、カチオン
膜を横切ることになり、他方、酸を含有する化合物は、
アニオン膜を横切って濃縮区画室C-の方向に移行するこ
とになる。出発媒体から抽出されるこれらの2つの化合
物は、2つの隣接するセルの共通の濃縮区画室Cにおい
て再び結合してアミン塩を、出発媒体中に含有され得る
他の化合物から精製又は分離された形態で再形成するこ
とになる。
発明のプロセスは、ポリアミドの加水分解の媒体中に
含有されるジアミンモノマーを分離及び抽出するために
用いるのが好ましい。この用途について、液状媒体のpH
は、6〜9が有利であり、7〜8が好ましい。液状媒体
のpHは、塩基性又は酸性化合物を加えることによるよう
な任意の既知の手段によって調整することができる。
このプロセスは、特にポリヘキサメチレンアジパミド
を含有するポリアミドを熱加水分解し、酵素加水分解で
完結されることによって生成されるモノマーの分離、回
収及び精製において特に用途が見られる。このポリアミ
ドは、ポリカプロラクタムのようなその他のポリアミド
との混合物にすることができ又はコポリアミドの形態に
することができる。
発明のプロセスは、この用途において、ヘキサメチレ
ンジアミン及びアジピン酸を、例えばアミノカプロン酸
又はカプロラクタムのようなポリカプロラクタム、並び
に完全には加水分解されないオリゴマー又は加水分解の
副生物に由来する他のモノマーから分離することを可能
にする。
発明のプロセスにおいて用いることができるポリアミ
ドの例として、ポリアミド6.6、ポリアミド6、ポリア
ミド4.6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリフタルア
ミドタイプのセミ芳香族ポリアミド、これらの混合物及
びこれらのコポリアミドを挙げることができる。
液状媒体中の抽出又は分離すべき化合物、特にアミン
塩又はアミン及び酸モノマーの濃度は、臨界的なもので
はない。しかし、これらの濃度は、有利には0.2〜2モ
ル/l、好ましくは0.2〜1モル/lになり得る。
標準の電気透析装置は、プロセスを実施するのに適し
ている。
これより、プロセスを実施するために適した電気透析
装置は、カチオン膜及びアニオン膜によってそれぞれ境
界を定められた種々の区画室からなる。これらの区画室
は、希釈区画室D及び濃縮区画室Cに分割され、前者
は、発明のプロセスにおいて分離すべき化合物、すなわ
ちジ酸及びジアミン又は対応するアミンの塩が減少され
るようになり、後者は、対照して、分離すべき化合物に
冨化されるようになる。
これの理由は、電界の作用下で、処理すべき溶液中の
プロトン付加されたアミンが、それらが見出される区画
室Dを離れ、カチオン交換膜(カチオン膜)を横切って
カソードの方向に移行するためである。それらが次の区
画室C中に通った場合に、それらは、次のアニオン交換
膜(アニオン膜)が存在するために区画室Cを離れるこ
とができない。同様に、酸化合物は、アニオン膜を横切
ってアノードの方向に移行し、隣接する区画室C-中に通
り、そこでそれらは、次いで、次のカチオン交換膜が存
在するために区画室C-を離れることができない。
2つの隣接する区画室C及びDは、電気透析セルを形
成する。電気透析装置は、いくつかのセルのスタックを
含む。電気透析装置当たりのセルのこの数は、できるだ
け大きくするのが普通である。例えば、この数は、有利
には5〜500セルの範囲にすることができる。
実施において、フィルター−プレスタイプの系におい
て、アニオン膜及びカチオン膜を交互に配置する。
発明のプロセスにおいて使用する等極膜は、それらの
製造方法に応じて、2つの主要な系統に分割される。
第一に、イオン交換樹脂から造り、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、等のようなバインダーを混合する不均質
膜が存在する。このようにして形成されるアセンブリー
は、例えばポリエステル又はポリアクリロニトリル布の
ようなフレームを着せることができる。
また、官能基を不活性支持体に、化学的又は放射線化
学的グラフトによって導入することによって得られる均
質膜も存在する。最も一般的に用いられる化学的方法
は、スチレン/ジビニルベンゼン又はスチレン/ブタジ
エンのような芳香族環を含有するポリマーのラテックス
を機能化(functionalize)するに在るのが普通であ
る。このようにして機能化されたラテックスは、次い
で、不均質膜のようにフレームを着せるために有用であ
る。放射線化学的方法は、放射線の作用下で、スチレン
のような芳香族化合物をポリエチレン又はポリテトラフ
ルオロエチレンのシートのような不活性支持体にグラフ
トすることを含むのが普通である。芳香族環を、次いで
化学的方法のようにして機能化する。
カチオン交換膜(カチオン膜)は、強酸基、通常スル
ホネート基、又は弱酸基、通常カルボキシレート基を含
有する。一層まれには、酸基は、PO3 2-、HPO2-、AsO3 2-
又はSeO3-にすることができる。
アニオン交換膜(アニオン膜)は、強塩基性基、通常
第四級アンモニウム基、又は弱塩基性基、通常アミン基
を含有する。一層まれには、塩基性基は、第四級ホスホ
ニウム基又はスルホニウム基にすることができる。
本プロセスにおいて、カチオン膜は、好ましくは強酸
基、これらの中で、好ましくはスルホネート基を含有
し、アニオン膜は、好ましくは強塩基性基、これらの中
で、好ましくは第四級アンモニウム基を含有する。
発明の別の実施態様に従えば、電気透析は、二極性膜
を各々の共通の濃縮区画室Cに配置することによって実
施する。
二極性膜は、2つの膜、一方はカチオン性で他方はア
ニオン性のアセンブリーである。膜に十分な電界を施す
場合に、膜界面における溶媒和の水は、H+及びOH-イオ
ンに解離されるようになり、これらは、それぞれ、カチ
オン性面を横切ってカソードの方向にかつアニオン性面
を横切ってアノードの方向に移行する。二極性膜とし
て、例えばAqualytics、徳山曹達及びFuMaTech社により
販売される膜を挙げることができる。
これより、この実施態様では、電気透析装置は、カチ
オン膜、二極性膜及びアニオン膜によってそれぞれ境界
を定められた種々の区画室からなる。これらの区画室
は、分離すべき化合物が減少されるようになる希釈区画
室D、区画室Dから抽出される酸及びアミンがそれぞれ
濃縮される酸区画室C-及びアミン区画室C+に分割され
る。
実のところ、電界の作用下で、プロトン付加されたア
ミンは、それが見出される区画室Dを離れ、カチオン交
換膜(カチオン膜)を横切ってカソードの方向に移行す
る。それが次の区画室C+中に通った場合に、アミンは、
二極性膜のアニオン性面に由来するOH-イオンの供給に
よって脱プロトン化され、これの内で、水の解離が、電
界の作用下で行われる。アミンは、こうして再生され
る。
同時に、カルボキシレート(アジペート)は、それら
が見出される区画室Dを離れ、アニオン交換膜(アニオ
ン膜)を横切ってアノードの方向に移行する。それが次
の区画室(C-)中に通った場合に、それらは二極性膜の
カチオン性面に由来するH+イオンの供給によってプロト
ン付加される。3つの隣接する区画室C+、C-及びDは、
電気透析セルを形成する。電気透析装置は、いくつかの
セルのスタックを含む。例えば、この数は、有利には5
〜300セルの範囲にすることができる。
電気透析装置は、膜の外に、カソード及びアノードを
含むのはもちろんである。アノードは、電気透析におい
て従来用いられている材料、例えばグラファイト又はニ
ッケル、貴金属又は貴金属の酸化物をかぶせたチタン、
特に白金をかぶせたチタンで造る。カソードもまた電気
透析において従来用いられている材料、例えばグラファ
イト、ステンレススチール又はニッケルで造る。
電気透析装置に処理すべき水溶液を供給する。また、
陽極液の溶液をアノードでかつ陰極液の溶液をカソード
で循環させることが必要である。これらの溶液は、単一
の電解質溶液を構成するのがしばしばである。本プロセ
スでは、単一の電解質回路が適している。電解質溶液の
役割は、十分な伝導率を確実にするにある。この伝導率
は、20ミリシーメンス/センチメートル(mS/cm)に等
しい又はそれよりも大きくなるのが好ましく、この下方
限界は、本プロセスを実施するための臨界と考えるべき
でない。
使用する電解質は、塩、酸又は塩基のようなイオン性
化合物である。電解質は、非電気的活性化合物から選ぶ
のが好ましい。これより、例えば、アノードにおいて塩
素を発生する塩化物を使用しないのが、工業的に好まし
い。
電解質の例として、スルフェートのような中性塩、硫
酸のような酸、及び水酸化ナトリウムのような塩基を挙
げることができる。
二極性膜を持たない電気透析装置に加える電圧又は電
流密度は、系の分極、すなわち0を越える強さの電界の
作用下で水の解離を避けるようなものにしなければなら
ない。例として、用いる電流密度は、約0.15kA/m2であ
り;この値は、最大値と考えるべきでない。二極性膜に
よる電気透析の場合、加える電流密度は、該膜に極性を
与えるために、高くするのが普通である。これより、加
える電流密度は、0.2〜1.5kA/m2が普通であり、0.2〜0.
5kA/m2が好ましい。厚さ0.5〜2mm、好ましくは厚さ0.6
〜1.5mmの区画室を含むセルが好適である。
一般原則として、高い温度は、電解質易動度を増大さ
せかつ処理すべき溶液の粘度を下げることによって好都
合であるが、温度の上昇は、膜の寿命を低減させるの
で、発明のプロセスを実施する温度は、膜の安定性に適
合する範囲である。プロセスは、これより、70℃に等し
い又はそれよりも低い温度、一層特には20゜〜60℃の温
度で行うことになる。
電気透析装置は、違った方法で機能することができ
る。第一に、それは、連続様式で機能することができ
(直接通過で機能する)、処理すべき溶液は、連続して
スタックを横切る;次いで、得るべき処理のレベルが要
求するならば、いくつかの段を水力学的に直列に配置す
る。それは、また、バッチ様式で機能することができ
(循環で機能する)、処理すべき溶液は、タンク内で、
所望する処理のレベルが得られるまで循環する。最後
に、それは、直接通過で部分循環により機能することが
できる。
その上に、電気透析の良好な機能を得るために、濃縮
区画室C+及びC-中に収容される溶液の導電性は、十分で
なければならない。これより、二極性膜を有する実施態
様では、区画室C+中に存在するジアミン溶液は、小さす
ぎて電気透析セルの正確な機能を可能にすることができ
ない伝導性を有することができる。この場合に、導電性
は、少量の電解質を加えることによって増大させてもよ
い。電解質の選定は、それのアミンとの非反応性及びこ
のアミンを最大純度の状態で回収するために、それをア
ミンから容易に分離することの可能性の関数としてなさ
なければならない。
この導電性の増大は、また、酸化合物を収容する区画
室C-中の溶液に有効である。
加えて、区画室C-中で循環する又は区画室C-中に収容
される溶液の容積は、特に二極性膜による電気透析の場
合に、セルの作業温度において、酸化合物の飽和濃度よ
りも低い電気透析の最後における又は区画室を離れる該
酸化合物の濃度を持つ程でなければならない。
その上に、膜の閉塞を避けるために、処理すべき液状
媒体をろ過した後にそれを電気透析セル中に供給するの
が好ましい。
発明のその他の目的、利点及び詳細は、単にガイドと
して挙げるにすぎずかつ限定する性質を意図しない例を
読む際に一層明確に現れるものと思う。
例1 電気透析装置は、有効表面2dm2を有する10セルのスタ
ックであり、各々のセルは、2区画室で構成される: ・ アノード側で徳山曹達社により商品名Neosepta AM
Xで販売されるアニオン交換膜によりかつカソード側で
同じ社により商品名Neosepta CMXで販売されるカチオ
ン交換膜によって限られる区画室D、 ・ 隣接するセルのアノード側で上記のカチオン膜によ
りかつカソード側でアニオン交換膜によって限られる区
画室C。
電極のレベルで循環する電解質は、導電率20mS/cmを
有するNa2SO4の溶液である。
区画室Dに供給する溶液は、NaCl 5g/lを含有する溶
液である。
プロセスを実施する温度は、約22℃の室温である。
電極の間に設定する電圧は、18ボルトである。
区画室C中に供給する溶液は、下記の組成を有する: ・ アジピン酸: 7.25重量%(0.5モル/l) ・ ヘキサメチレンジアミン(HMD):5.99重量%(0.5
2モル/l) ・ 6−アミノカプロン酸:7.30重量% ・ カプロラクタム: 5.65重量% ・ pH: 8.4 この組成は、PA 6.6とPA 6との混合物を全加水分
解することによって得られるものに相当する。
この溶液に電気透析を30分間施す。
電気透析を停止した後に分析される区画室C中の溶液
は、下記の組成(NaClを除いて)を有する: ・ アジピン酸: 1.18% ・ HMD: 0.67% ・ 6−アミノカプロン酸: <0.04% ・ カプロラクタム: <25ppm これらの結果は、アジピン酸とヘキサメチレンジアミ
ンとの分離の効果、すなわちカプロラクタム及び6−ア
ミノカプロン酸に対するヘキサメチレンジアミンアジペ
ート塩を明瞭に示す。
HMDに対するファラデー収率は、約84%であるのに対
し、それは、アジピン酸に対して約100%である。
例2 本例は、下記の組成を有する出発溶液による外は、例
1と同じ条件下で実施した: ・ アジピン酸: 3.63重量%(0.25モル/l) ・ ヘキサメチレンジアミン: 2.99重量%(0.26モル/
l) ・ 6−アミノカプロン酸:3.65重量% ・ カプロラクタム: 2.83重量% 電気透析は、区画室D中に収容される溶液中のHMD及
びアジピン酸の消費の点まで続けた。
区画室C中に回収される溶液は、下記の組成を有す
る: ・ アジピン酸: 3.30% ・ HMD: 2.36% ・ 6−アミノカプロン酸: <0.02% ・ カプロラクタム: <0.1% 6−アミノカプロン酸を3500ppmよりも少ない量でか
つカプロラクタムを1.7%含有するヘキサメチレンジア
ミンアジペート塩がこうして得られる。
例3 本例は、E.I.Du Pont de Nemours社により商品名N
afion(登録商標)324で販売されるカチオン交換膜によ
って分離する2つの区画室を含む電気透析セルにおいて
実施した。
アノード区画室は、初めにポリアミド 6.6の水酸化
ナトリウムによる加水分解から生じかつ下記の重量組成
を有する溶液300mlを収容する: ・ ナトリウムアジペート: 139g/l(0.73モル/l) ・ ヘキサメチレンジアミン: 83g/l(0.73モル/l) ・ 溶液のpHは、初め12.5である。
カソード区画室は、初めに5重量%の水酸化ナトリウ
ム溶液250cm3を収容する。
電気透析を65℃において電流密度20A/dm2により実施
する。
カソード区画室中のHMD濃度は、時間の関数として測
定し、アノード区画室D中のpHもそうする。
結果を下記の表に示す。
400分間電気透析した後に、初めに陽極液中に存在す
るHMDの40%が、カソード区画室中に通った。
例4 使用する電気透析装置は、有効表面2dm2を有する5セ
ルのスタックからなり、各々のセルは、下記の通りに示
す3区画室で構成される: ・ 区画室(D):アノード側で徳山曹達社により商品
名Neosepta AHA−2で販売されるアニオン交換膜によ
りかつカソード側で商品名Neosepta CMBのカチオン交
換膜によって限られる、 ・ 区画室(C-):カソード側でアニオン膜によりかつ
アノード側で商品名Aqualyticsの二極性膜のアニオン性
面によって限られる、 ・ 区画室(C+):アノード側でカチオン膜によりかつ
カソード側で二極性膜のアニオン性面によって限られ
る。
アノードは、白金をかぶせたチタンからなり、カソー
ドは、ステンレススチールで造る。
電解質は、160g/lのナトリウムスルフェートの水溶液
からなる。電極における循環流量は、2×100l/hであ
る。容積は5lである。
区画室C+に、初めに5g/lの水酸化ナトリウム溶液5.2
リットルを充填する。
区画室C-に、初めに1%硝酸溶液7.5リットルを充填
する。
区画室Dに、初めに下記の重量組成を有する溶液4kg
を充填する: ・ ヘキサメチレンジアミンアジペート: 12.5% ・ カプロラクタム: 5.5% ・ 6−アミノカプロン酸: 7% ・ 水: 75% 溶液の循環流量を、区画室C+及びC-における回路につ
いて80l/hにかつ区画室Dににおける回路について60l/h
に設定する。
電気透析をバッチ様式(循環で機能する)で平均温度
42℃において実施する。電流を5A、すなわち電流密度0.
25kA/m2に設定する。
248時間作業した後に、区画室Dの伝導度は、22.9か
ら1.8mS/cmになった。
区画室C+の最終容積は、5.86リットルである。ヘキサ
メチレンジアミン濃度は、0.254モル/l、すなわち抽出
又は回収度78%である。
区画室C-の最終容積は、7.92リットルである。アジピ
ン酸濃度は、0.183モル/l、すなわち抽出又は回収度76
%である。
ファラデー収率は、75〜77%である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−192671(JP,A) KEN−ICH KIKUCHI,S EPARATION OF AMINO ACIDS BY ELECTROD IALYSIS WITH ION−E XCHANGE MEMBRANES, JOURNAL OF CHEMICC AL ENGINEERING OF JAPAN,日本,1995年,Vol. 28,No.1,pp.103−109 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/469 B01D 61/44 C25B 3/00 C25B 7/00 C02C 211/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミドを解重合して少なくとも2以上
    のプロトン付加性アミンを含有するアミン塩にすること
    によって得られる液状媒体から、ポリアミドのモノマー
    を抽出するに、媒体のpHを調整することによってアミン
    にプロトンを付加しかつプロトン化されたアミン化合物
    を電気透析装置において実施する電場の作用下でカチオ
    ン膜を通過させることによってそれらを分離するに在る
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】アミン塩を、アミンアジペート及びアミン
    フタレートからなる群より選ぶことを特徴とする請求項
    1の方法。
  3. 【請求項3】アミン塩が、ヘキサメチレンジアミンアジ
    ペートであることを特徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】電気透析装置が、エレメンタル電気透析セ
    ルを形成する少なくとも1つのアニオン膜及び少なくと
    も1つのカチオン膜を、希釈区画室(D)及び濃縮区画
    室(C)と共に含むことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一記載の方法。
  5. 【請求項5】電気透析装置が、少なくとも2つのエレメ
    ンタルセルを電気的に直列に装置させて含むことを特徴
    とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】解重合ポリアミド媒体中に含有されるアミ
    ン塩のアミンをプロトン付加し、該媒体を区画室(D)
    中に供給し、電流の作用下で、プロトン付加されたアミ
    ン及びアミン塩のアニオンを、それぞれカチオン膜及び
    アニオン膜を横切って、共通の濃縮区画室(C)中に通
    し、及び抽出されたアミン塩を該区画室(C)において
    再形成することに在ることを特徴とする請求項4又は5
    の方法。
  7. 【請求項7】電気透析装置が、二極性膜を、電気的に直
    列に装置した2つのエレメンタル電気透析セルの間に配
    置した区画室(C)において配列させて含むことを特徴
    とする請求項4及び6のいずれか一記載の方法。
  8. 【請求項8】解重合ポリアミド液状媒体が、ポリアミド
    を加水分解することによって得られることを特徴とする
    請求項1の方法。
  9. 【請求項9】解重合ポリアミド液状媒体が、ポリアミド
    を熱加水分解した後に酵素加水分解することによって得
    られることを特徴とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】ポリアミドをポリアミド6,6、ポリアミ
    ド6、ポリアミド4,6、ポリアミド11、ポリアミド12、
    ポリフタルアミドタイプのセミ芳香族ポリアミド、これ
    らの混合物及びこれらのコポリアミドからなる群より選
    ぶことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一記載の方
    法。
  11. 【請求項11】液状媒体中のアミン塩のモル濃度が、0.
    2〜2モル/lであることを特徴とする請求項1の方法。
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