JP2003511018A - インスリンおよびインスリン類似体の製造を改善するcペプチド - Google Patents

インスリンおよびインスリン類似体の製造を改善するcペプチド

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、下記式(I)のヒトインスリンまたはインスリン類似体の前駆体に関する:Fus−B(1−30)−RDVP−Yn−A(1−21) 式(I)式中、Fusは場合によって存在する任意の配列を有する融合成分であり、B(1−30)はヒトインスリンのB鎖であり、Y鎖はC末端の塩基性アミノ酸で終わるアミノ酸鎖であり、nは2から50でアミノ酸鎖Yの長さを示し、A(1−21)はヒトインスリンのA鎖である。前記Aおよび/またはB鎖はアミノ酸の交換、欠失および/または付加によって改変することができる。本発明はまた、それらをコードするDNAに関する。本発明はさらに前記前駆体の製造および使用、並びにヒトインスリンまたはインスリン類似体の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はプロインスリンCペプチドの合成誘導体に関する。本誘導体を含むプ
ロインスリンは、従来のサルプロインスリンよりも様々な点で優れている。特に
個々のインスリン誘導体の最終収量はその組換え体の製造について改善される。
【0002】 糖尿病の患者数は世界中で引き続き増加している。それに比例してインスリン
またはインスリン誘導体の必要性も増加している。したがって、本発明の目的は
現存の方法を活性成分の収量について最適化することである。欧州特許EP−B
1 0489 780はインスリンまたはインスリン誘導体の製造方法を提案して
いる。ヒトインスリンを製造するために前記欧州特許に記載されているベクター
は、プラスミドpINT90dまたは他の出発プラスミドとともに用いられ、プ
ラスミドpINT302dまたはベクターpINT329dが構築される。pI
NT302dは欧州特許出願EP−A0 821 006に開示されており、Hi
s(B31) His(B32) Gly(A21)−インスリン誘導体の製造に用いられる。
pINT329dは欧州特許出願EP−A0 885 961に記載されており、
Lys(B3) Glu(B29)−インスリン誘導体の製造に用いられる。
【0003】 特に有利なプロインスリン誘導体は、下記式Iのものであることが発見された
: Fus−B(1−30)−RDVP−Yn−A(1−21) (I) 式中、Fusは場合によって存在する任意の適当な配列の融合部分であり; B(1−30) はヒトインスリンのB鎖であり; YはそのC末端が塩基性アミノ酸で終わるアミノ酸鎖であり; nは2から50でアミノ酸鎖Yの長さを示し;さらに A(1−21) はヒトインスリンのA鎖であり、 さらに、A鎖および/またはB鎖は、アミノ酸交換、欠失および/または付加
によって改変可能である。これについては、驚くべきことにインスリンAまたは
B鎖の組成に応じて同じまたは相互に異なる利点が観察される。
【0004】 ヒトB鎖をヒトA鎖と有利なCペプチドを介して結合させることによって、発
現収量については野生型プロインスリンに類似した挙動を示すが、インスリンへ
の酵素的プロセシングはより容易に制御され、その結果アルギニンが伸長したB
鎖の破壊痕跡が生じず、医薬の製造中にこれを除去する必要がなく収量低下をも
たらさないプロインスリンが得られる。
【0005】 C末端にジヒスチジン伸長を含むB鎖とA21位にグリシンを含むヒトインスリ
ンA鎖とを本発明のCペプチドを用いて結合した場合、プラスミドpINT90
dで達成できる収量より約20%高い発現収量、およびプラスミドpINT30
2dで認められる収量の約5倍高い発現収量が得られることが判明した。さらに
、酵素的プロセシングの制御が上記と同じように簡略化される。
【0006】 Lys(B3) Glu(B29)−改変B鎖を改変Cペプチドを介してヒトインス
リンのA鎖と結合させた場合、前記プロインスリン誘導体の折り畳み特性はpI
NT329dによってコードされるプロインスリンと比較して改善されることが
判明した。前記粗融合蛋白質の収量は増加し、プラスミドpINT90dで認め
られたものと同じレベルに達する。さらに、酵素的プロセシングの制御が簡略化
される。
【0007】 本新規なCペプチドの特に有益なものは以下のアミノ酸配列の特徴を有する:
【化1】 前記提示Cペプチドをコードする多くの可能なDNA配列のうちの1つも同様
に提示した。
【0008】 本発明の特徴の1つは下記式Iのヒトインスリンまたはインスリン類似体の前
駆体である: Fus−B(1−30)−RDVP−Yn−A(1−21) (I) 式中、Fusは場合によって存在する任意の適当な配列の融合部分であり; B(1−30) はヒトインスリンのB鎖であり; YはそのC末端が塩基性アミノ酸で終わるアミノ酸鎖であり; nは2から50でアミノ酸鎖Yの長さを示し;さらに A(1−21) はヒトインスリンのA鎖であり、 さらに、A鎖および/またはB鎖は、アミノ酸交換、欠失および/または付加
によって改変可能で、特に、式中YnはヒトまたはサルインスリンのCペプチド
のアミノ酸5から35、好ましくは式中Ynはヒトインスリンのアミノ酸11か
ら35である。
【0009】 本発明の別の特徴は上記の前駆体であるが、式中、ヒトインスリンのB鎖は以
下の改変Lys(B3) Glu(B29) を含むか、またはヒトインスリンのBおよ
びA鎖は以下の改変His(B31) His(B32) Gly(A21) を含む。 本発明のさらに別の特徴は上記の前駆体をコードするDNAである。 さらにまた、本発明の特徴は上記の前駆体をコードするDNAを含むベクター
で、好ましくは前記ベクターは大腸菌(E. coli)での発現に適した発現ベクタ
ーである。 本発明のさらに別の特徴は上記のベクターを含む大腸菌細胞である。
【0010】 本発明のさらに別の特徴は、以下のように上記の前駆体を製造する方法である
: (a) 上記のDNAを上記のベクターに導入し; (b) (a)のベクターを大腸菌細胞に導入し; (c) (a)のベクターを含む(b)の大腸菌細胞を発現に用い;さらに (d) 培養上清から前記前駆体を単離する。
【0011】 本発明のさらに別の特徴は、以下のように上記のDNAを製造する方法である
: (a) PCRおよび他の分子生物学的技術によってヒトまたはサルインスリン
のcDNAから出発して前記DNAを製造し、さらに (b) 前記DNAを単離する。
【0012】 本発明のさらに別の特徴は、以下のようにヒトインスリンまたはインスリン類
似体を製造する方法である: (a) 上記の前駆体を上記の方法によって製造し; (b) (a)の前駆体を適当な条件下で折り畳み、それによってヒトインスリン
のようにジスルフィド架橋を形成し、さらにRDVP−Yn部分、および適当な
場合には融合部分Fusを酵素によって欠失させ;さらに (c) ヒトインスリンまたはインスリン類似体を精製する。
【0013】 本発明のさらに別の特徴は、インスリンまたはインスリン類似体の製造におい
て上記の前駆体を使用することで、好ましくはインスリンまたはインスリン類似
体の製造は上記の方法によって実施される。 本発明のさらに別の特徴は、上記の前駆体の製造に上記のDNAを使用するこ
とである。 本発明の特徴の1つはまた、上記の前駆体の製造に上記のベクターを使用する
ことである。 本発明のさらに別の特徴は、上記の前駆体の製造に上記の大腸菌細胞を使用す
ることである。
【0014】
【実施例】
本発明をこれから実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はそれら実施例に
限定されない。 実施例1:プロインスリン誘導体の発現 この発現はEP−B1 0 489 780の記載のように実施される。本事例
では、大容量発酵で改変を導入することができる。しかしながら発現速度の比較
のために常に同じ条件が維持される。 以下の一般的な発酵条件が大規模稼働に適用され、例として7.5リットル容
量について記載する。 発酵容積:7.5L 滅菌条件:pH3.5で121℃、20分、滅菌後NH3で7.0に調整 発酵温度:37℃ pH制御:pH7.0、25%アンモニア水で調整 撹拌速度:1500rpm 通気 :15Sl/分(2vvm) 時間 :約24時間 養分補給:OTRが200mmol-1-1に達したとき65%ブドウ糖溶液を12
gl-1-1の一定速度で計測しながら加える。 予備培養:振盪培養に種菌アンプルを接種し、37℃で3〜4時間250rpm
でODA540が約1になるまでインキュベートする 接種 :発酵槽に約40mlの予備培養を接種 誘発 :A540が≧40で、約10mlのNa2CO3水溶液(0.17gのNa 2 CO3)に溶解した40mg/L(300mg/発酵槽)のインドールプロピオン酸
で誘発。 略語の意味は以下の通りである:Sl=標準条件リットル、vvn=容積/容積/
分、およびOTR=酸素伝達速度。
【0015】 発酵培養液: 処方番号 GAI100/95-000 量g/L グルコース1水和物、D(+)ミニマム、80% 44 クエン酸1水和物 3.48 硫酸アンモニウム、ミニマム、95% 6.0 リン酸、オルト、85% 2.99 リン酸水素二カリウム 1.18 硫酸ナトリウム 3.0 硫酸マグネシウム7水和物、ミニマム、98% 2.0 硫酸鉄(III)×H2O 0.5 微量元素溶液:RL1/85-000 1.0ml チアミンHCl 0.005 デスモフェン 3600 0.5
【0016】 微量元素溶液: RL1/85−000 量g/L 硫酸銅(II)5水和物 1.6 ヨウ化カリウム 4.0 モリブデン酸アンモニウム4水和物 8.0 硫酸マンガン(II)1水和物 12.3 硫酸亜鉛7水和物 16 ホウ酸 20
【0017】振盪フラスコ中の量量g/L 酵母抽出物 8.0 グルコース 1.0 NaCl 3.5 KH2PO4 1.32 K2HPO4 3.68
【0018】 実施例2:インスリンの製造 インスリンは、例えばEP−B1 D 489 780またはEP−A0 885
961に開示または提案された既知の方法によって製造する。EP−B1 0
668 282(実施例2を参照されたい)に開示された方法が個々の融合蛋白
質の折り畳みおよび加工に好ましい。さらにまた、混合物を折り畳み後または更
なる加工前にEP 0 288 809にしたがって濾過してもよい。
【0019】 実施例3:C鎖誘導ヒトプロインスリンB−RDVPC11-35−Aをコードする
プラスミドpINT358dの構築 プラスミドはEP−B1 0 489 780に記載されたプライマーTirおよ
びInsu11を用いて調製した。さらに、2つの新規なプライマー配列を合成した
。 プライマーPINT358fIIIは以下の配列を有する: 5′-CCC AAG ACC CGC GAT GTT CCT CAG GTG GAG CTG GGC GGG GGC CCT-3′ (配列番号:3) B28 B29 B30 Arg Asp Val Pro C11 C12 C13 C14 C15 C16 C17 C18 (配列番号:4) プライマーPINT358revIIは以下の配列を有する: 5′-CAGCTCCACCTGAGGAACATCGCGGGTCTTGGGTGTGTAG-3′ (配列番号:5)
【0020】 PCRは、プライマー対Tir/PINT358revIIおよびInsu11/PIN
T358fIIIの各々、並びに鋳型としてプラスミドpINT90dのDNAを用
いてEP−B1 0 489 780にしたがって実施する。前記2つの反応の生
成物のアリコートを一緒にし、第三のPCRでプライマー対Tir/Insu11とと
もに用いた。本反応生成物を酵素SalI/NcoIで二度消化し、精製後、プラス
ミドpINT91dのベクターDNA(NcoI/SalIで切り開く)に挿入する
(プラスミドpINT91dは同様にEP−B1 0 489 780に記載され
ている)。このようにして構築したプラスミドをpINT358dと呼ぶ。前記
の構造はDNA配列分析によって確認する。コンピテント大腸菌細胞を前記プラ
スミドDNAで形質転換する。細菌でのプロインスリンの発現は実施例1のよう
に惹起される。実施例2に示したように折り畳んだ後、プロインスリンを酵素に
よってインスリンに変換し、EP−B1 0 489 780に記載されたように
さらに精製する。さらにまた、pINT90dに由来する方法との比較により、
イオン交換クロマトグラフィー工程での境界部分をさらに採集することも可能で
ある。なぜならば、この部分はArg(B31)−インスリンの混入がないからである
【0021】 実施例4:Lys(B3) Glu(B29)−RDVP−C11-35−プロインスリン製造の
ためのプラスミドpINT362dの構築 プラスミドの構築に必要とされるものは、鋳型としてプラスミドpINT32
9dおよびpINT358dのDNA、並びにプライマーTirおよびInsu
11である。さらに、2つの新規なプライマーSalforwardおよび329revを合
成する。
【0022】 プライマーSalforwardは以下の配列を有する: 5′-TACACACCCGAGACCCGCGATGTTCCTCAGG-3′ (配列番号:6) 下線を付した配列部分は、プラスミドpINT358dとハイブリダイズする
配列を示し、一方残余の部分はプラスミドpINT329dのB鎖をコードする
部分の配列と相同である。
【0023】 プライマー329revは以下の配列を有する: 5′-CCTGAGGAACATCGCGGGTCTCGGGTGTGTAG-3′ (配列番号:7) 前記の下線を付した部分は、プラスミドpINT329dのB鎖の末端を構成
し、さらにアルギニンのトリプレットを表すアンチセンス鎖と相同な領域を示し
ている。残余の配列はプラスミドpINT358dとハイブリダイズする。2通
りのPCRを実施する。これらのPCRでは、pINT329dのDNAはプラ
イマー対Tir/329revのための鋳型として機能し、pINT358dDN
Aはプライマー対Salforward/Insu11のための鋳型として機能する。
【0024】 両反応によって、プライマーSalforwardの配列とオーバーラップするフラグメ
ントが生成される。したがって、第三のPCRでこれら2つのフラグメントを一
緒にし、さらにプライマーTirおよびInsu11を用いてそれらを結合させ、イン
スリン類似体をコードするDNA配列を生成することができる。この反応生成物
を制限酵素NcoI/SalIで切断し、続いてSalI/NcoIで切り開いたpIN
T91dベクターに挿入する。大腸菌株K12MM294のコンピテント細胞を
適当な連結物の混合物で形質転換する。プラスミドDNAを形質転換細胞から単
離し、性状を調べる。正しいプラスミドはpINT362dと呼ぶ。
【0025】 発現後の融合蛋白質の粗収量はpINT90dに匹敵することがわかった。し
かしながら、折り畳み収量はpINT329dの場合よりも約40%良好である
ことが判明した。
【0026】 pINT362dによってコードされた融合蛋白質の構造は以下の通りである
【化2】
【0027】 実施例5:His(B31) His(B32) Gly(A21)−RDVP−C11-35−プロイン
スリンの製造のためのプラスミドpINT349dの構築 先ず最初に、そのDNAがインスリン類似体Gly(A21) インスリンをコード
するプラスミドpINT140dを調製する。 このために必要なものは、PCRでプライマーとして使用する2つのオリゴヌ
クレオチドである。すなわち、オリゴヌクレオチドTirはセンスプライマーと
して用いられ、オリゴヌクレオチド140drevはアンチセンスプライマーとし
て用いられる。
【化3】
【0028】 上記2つのプライマーをプラスミドpINT90dのDNAとともに標準的な
PCRで用いる。反応生成物をEP−B1 0 489 780に記載されたよう
に制限酵素NcoIおよびSalIと反応させ、続いて同じように切り開いたベクタ
ーpINT69dに挿入する。プラスミドpINT140dが得られ、これで大
腸菌K12MM294を形質転換した後で再度単離し、制限酵素分析および配列
分析によって性状を調べる。
【0029】 プラスミドpINT140dのDNAから出発して2通りのPCRを実施する
。最初の反応はプライマーTirおよび逆方向プライマーとして以下の配列を有
するPINT349aを用いる:
【化4】 上記の配列の中で星印を付した配列は新しく挿入されたアミノ酸のためのコド
ンを示す。
【0030】 第二のPCRはプライマーInu11およびPINT349bを用いて実施し
た。 プライマーPINT349bは以下の配列を有する:
【化5】
【0031】 前記DNA配列の34位から1位まで、前記プライマーはPINT349aと
相補的である。したがって、2つのPCRの反応生成物をTirおよびInu1
1を用いる第三のPCRで結合させ、所望のプロインスリン誘導体をコードする
DNAフラグメントを生成することができる。この反応の生成物を記載のように
酵素NcoIおよびSalIと反応させ、前記酵素で切り開いたpINT91dベク
ターフラグメントに挿入し、大腸菌K12を形質転換する。形質転換細胞から得
たプラスミドの性状を調べた後、正しいプラスミド構築物をpINT349dと
呼ぶ。
【0032】 融合蛋白質の発現は融合蛋白質の収量の明瞭な増加を示した。収量は驚くべき
ことにpINT90dで達成されたものより約20%高く、プラスミドpINT
30dで達成されたものより約5倍高かった。折り畳み率はpINT90dによ
ってコードされたサルプレプロインスリンで達成される割合に匹敵する。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ヨハネス・マイヴェス ドイツ連邦共和国デー−65510イートシュ タイン.テーオドーア−フリートナー−シ ュトラーセ39 (72)発明者 ゲーアハルト・ザイプケ ドイツ連邦共和国65719ホーフハイム.ヴ ィーゼンシュトラーセ44 Fターム(参考) 4B024 AA01 BA02 CA04 DA06 EA04 HA01 4B064 AG16 CA02 CA19 CC24 CD02 CD07 CD12 DA01 4B065 AA26X AA90Y AA93Y AB01 BA02 BB02 BB03 BB08 BB12 BB15 BC02 BC03 BC05 BC09 CA24 CA44 4H045 AA10 AA20 BA10 CA40 DA37 EA30 FA74

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式Iのヒトインスリンまたはインスリン類似体の前駆体
    。 Fus−B(1−30)−RDVP−Yn−A(1−21) (I) 〔式中、Fusは場合によって存在する任意の適当な配列の融合部分であり; B(1−30) はヒトインスリンのB鎖であり; YはそのC末端が塩基性アミノ酸で終わるアミノ酸鎖であり; nは2から50でアミノ酸鎖Yの長さを示し;さらに A(1−21) はヒトインスリンのA鎖であり、 さらに、A鎖および/またはB鎖は、アミノ酸の交換、欠失および/または付
    加によって改変可能である。〕
  2. 【請求項2】 YnがヒトまたはサルインスリンのCペプチドのアミノ酸5
    から35である請求項1に記載の前駆体。
  3. 【請求項3】 Ynがヒトインスリンのアミノ酸11から35である請求項
    1に記載の前駆体。
  4. 【請求項4】 ヒトインスリンのB鎖が、改変Lys(B3) Glu(B29)
    を含む請求項1〜3のいずれかに記載の前駆体。
  5. 【請求項5】 ヒトインスリンのBおよびA鎖が、改変His(B31) Hi
    s(B32) Gly(A21) を含む請求項1〜3のいずれかに記載の前駆体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の前駆体をコードするDNA
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のDNAを含むベクター。
  8. 【請求項8】 前記ベクターが大腸菌での発現に適した発現ベクターである
    請求項7に記載のベクター。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のベクターを含む大腸菌細胞。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載の前駆体を、 (a) 請求項6に記載のDNAを請求項7に記載のベクターに導入し; (b) (a)のベクターを大腸菌細胞に導入し; (c) (a)のベクターを含む(b)の大腸菌細胞を発現に用い;さらに (d) 培養上清から前記前駆体を単離する ことにより製造する方法。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載のDNAを、 (a) 請求項6に記載のDNAをPCRおよび他の分子生物学的技術によって
    ヒトまたはサルインスリンのcDNAから出発して製造し、さらに (b) 前記DNAを単離する ことにより製造する方法。
  12. 【請求項12】 ヒトインスリンまたはインスリン類似体を、 (a) 前駆体を請求項10に記載の方法によって製造し; (b) (a)の前駆体を適当な条件下で折り畳み、それによってヒトインスリン
    のようにジスルフィド架橋を形成し、前記RDVP−Yn部分、および適当な場
    合には前記融合部分Fusを酵素によって欠失させ;さらに (c) 前記ヒトインスリンまたはインスリン類似体を精製する ことにより製造する方法。
  13. 【請求項13】 インスリンまたはインスリン類似体を製造するために請求
    項1〜5のいずれかに記載の前駆体を使用すること。
  14. 【請求項14】 インスリンまたはインスリン類似体が請求項12に記載の
    方法によって製造される請求項13に記載の使用。
  15. 【請求項15】 請求項1〜5のいずれかに記載の前駆体を製造するために
    請求項6に記載のDNAを使用すること。
  16. 【請求項16】 請求項1〜5のいずれかに記載の前駆体を製造するために
    請求項8に記載のベクターを使用すること。
  17. 【請求項17】 請求項1〜5のいずれかに記載の前駆体を製造するために
    請求項9に記載の大腸菌細胞を使用すること。
  18. 【請求項18】 前記前駆体が請求項10の方法によって製造される請求項
    15、16または17のいずれかに記載の使用。
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