JPH04501064A - 成長ホルモン融合蛋白質 - Google Patents

成長ホルモン融合蛋白質

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JPH04501064A JP50768390A JP50768390A JPH04501064A JP H04501064 A JPH04501064 A JP H04501064A JP 50768390 A JP50768390 A JP 50768390A JP 50768390 A JP50768390 A JP 50768390A JP H04501064 A JPH04501064 A JP H04501064A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 成長ホルモン融合蛋白質 本発明は、成長因子、その融合蛋白質としての製造およびその使用、ならびに融 合蛋白質としての他の蛋白質の製造に関する。
インスリン様成長因子−I (ICF−1)は広範囲の培養細胞の成長を刺激す ることが明らかにされている小さい蛋白質である。動物の成長は、下垂体欠損、 正常および異化状態でも刺激を受ける。
ヒト、ウシおよびブタICF−1はすべて同一の配列を存し、それは、単一文字 アミノ酸コードおよびアミノ木端からの番号を用いて示すと次の通りである。
動物および細胞の成長の結果は、IGF−1が(1)ヒトの成長ホルモン欠乏の 処置 (2)ヒトの重篤な異化状態たとえば火傷、感染または他の外傷後における体蛋 白質の喪失の抑制(3)畜産動物の成長速度の増大、栄養の再分配および飼料変 換効率の向上、および (4)培養細胞の増殖の支持 に育用に適用できるとの解釈をもたらすものであった。
したがって、動物の成長試験、臨床的検討および細胞培養に使用するための哺乳 動物ICF−1には市場の需要がある。しかしながら、天然原料および/または 組換えDNA合成法からの収率は依然として低いままである。
本発明の目的はしたがって、従来技術における1または2以上の困難を克服し、 また少なくともそれを緩和することにある。
本発明は、その第一の態様として、 適当な発現ベクター; 成長ホルモン活性を有する第一のポリペプチド、またはそのフラグメントをコー ドする第一のDNA配列:および 第一のDNA配列の3′末端に連結し、第二のポリペプチドをコードする第二の DNA配列を包含するプラスミドを提供する。
このような構造体は、封入体内に高収率で融合蛋白質を発現し、これは成長ホル モン単独について開発された従来技術の場合に匹敵する生物学的活性を示すこと が明らかにされた。生物体の破壊、封入体からの融合蛋白質の単離、正しいジス ルフィド結合を作るための酸化および精製により、延長されたポリペプチド、た とえば生物活性インスリン様成長因子が生成する。切断可能な配列をコードする 配列が第一のDNA配列の3′末端に導入されていれば、切断工程の付加により 、延長されていないポリペプチドを得ることもできる。
適当なりローニングベクターはプラスミドクローニングベクターから選択するこ とかできる。プラスミドクローニングベクターは、以下に延べるように、インス リン様成長因子融合蛋白質の高収率での製造過程に利用することができる。プラ スミドクローニングベクターは、強力なtrcプロモーターの下流に、改良RB S/スペーサーおよび戦略的な5゛−コドン変化を有するプラスミドpGHXC ,4(J、Bros iusら:J、Bi。
I Chem、260.3539,1985; P、D。
Vi ze&J、R,E、We i ! s : FEBSLett、213, 155.!987)であってもよい。
成長ホルモン活性を有するペプチドまたはそのフラグメントをコードする第一の DNA配列は、ブタ成長ホルモン(pGH)活性を存するペプチドをコードする ものであってもよい。メチオニンブタ成長ホルモン<metpGHまたはM p  G H)配列が好ましい。第一のDNA配列は、me t pGHのすべての 191個のN−末端アミノ酸、またはその任意のフラグメントをコードするもの であってもよい。第一のDNA配列は、metpGHのほぼ最初の100個のN −末端アミノ酸をコードするものであり、さらに好ましくはmetpGHの最初 のほぼ46個のN〜末端アミノ酸、とくに好ましくはmetpGHの最初の11 個のN−末端アミノ酸をコードするものである。
本発明の好ましい態様においては、第一のDNA配列はその3′末端に切断可能 な配列を包含する。
とくに、本発明の好ましい態様においては、第一のDNA配列は から選ばれるアミノ酸配列をコードする。
これらの配列には、順次、開始メチオニン、pGHの最初の45個のアミノ酸、 バリン、アスパラギン、フェニルアラニン、アラニン、ヒスデシンおよびチロシ ンが存在する。
本発明の別の好ましい態様においては、第一のDNA配列は MFPA&1PLSSLF−。
MFPAMPLSSI、FVN−。
MFPAMPLSSLFvNPAHY−またはMFPAMPLSSLFVNGP AHY−から選ばれるアミノ酸配列をコードする。
これらの配列には、順次、開始メチオニン、pGHの最初の10個のアミノ酸、 バリン、アスパラギン、グリシン、フェニルアラニン、ヒスチジンおよびチロシ ンが存在する。
これらの例において、C−末端アスパラギンは、N−末端グリシンを有するペプ チドと連結すると、ヒドロキシルアミン切断可能部位を与えることは、本技術分 野の熟練者には自明であろう。このようなペプチドはIGF−Iである。また、 フェニルアラニン−アラニン−ヒスチジン−チロシン(FAHY)ペプチドは大 部分のN−末端アミノ酸をもつペプチドに連結した場合、切断可能部位を与える ことが知られている(P、Carterら:Protein−3tructur e Functilo on and Genetics、6:240.198 9)。この部位は、変異体ズブチリシン酵素、ズブチリシン−BPN−によって C−末端側で切断される。
ポリペプチドをコードする第二のD N A配列は、生物活性を有するポリペプ チドをコードしていてもよい。第二のDNA配列はインスリン様成長因子活性を もつペプチドをコードしていてもよい。インスリン様成長因子はインスリン様成 長因子−1CICF−1)であってもよい。IGF−1以外のペプチドも使用で き、以下のIGF−1についての言及は単なる例示と理解すべきである。
たとえば、ポリペプチドをコードする第二のDNA配列は、 ヒトIGF−1およびヒト以外の種からのIGF−Iを含むIGF−1、 アミノ酸置換または欠失によって形成される類縁体たとえば共存の国際特許出願 、PCT/AU86100246およびPCT/AU8810(’I 485+ :特定さ、hているような1GF1類縁体 インスリン様成長因P−K (IGF=II)またはそのIGF−IE類縁体 ニワトリヒス)・ン H2A、I、またはヒト転写因子5PI−1acZ融合蛋 白質から選ばれ、使用される。
すなわち、本発明の好ましい態様においては、プラスミド pMpGH(46)VN/1GF−[ pMpGH(46)VN/G’ tGF−1pMpGH(46)VN/R’ I GF−1pMpGH(46)VNFAHY/ ニワトリヒストンH2A、1pM pGH(46)/ ヒト転写因子5pl−1acZ融合蛋白質pMpGH(42 )FAHY/des(1−3)[GF−1pMpGH(11)VN/IGF−[ 1)MpGH(li)VN/G’lGF−1pMpGH(11)VN/R”1G F−[pMpGH(11)VNGFA)IY/des(i−3)IGF−rpM pGH(11)VNGFAHY/rGF−rpMpGH(If)VNFAHY/  二’7トリヒストンH2A、1pMpGI((11)/ ヒト転写因子5pl −1acZ融合蛋白質を提供する。
また、本発明は他の態様として、 適当な発現ベクター; 成長ホルモン活性を有する第一のポリペプチド、またはそのフラグメトをコード する第一のDNA配列:および 第一のDNA配列の3′末端に接合し、第二のポリペプチドをコードする第二の DNA配列を包含するプラスミド、ならびに単細胞生物体を準備し、上記プラス ミドを上記単細胞生物体中に導入し、得られた生物体を培養し、 上記DNA配列によってコードされたポリペプチドを発現させ、ついで 上記ポリペプチドを培養液から単離することを包含する融合蛋白質の製造方法を 提供する。
本発明のこの態様による方法では、単細胞生物体は原核生物であってよい。原核 生物は細菌株たとえば大腸菌株であってもよい。大腸菌株、大腸菌JMIOIは とくに適当であることがわかっている。
本発明のこの態様に用いられるプラスミドは上述の任意のプラスミドとすること ができる。
本明細書に特記したプラスミドを含有する大腸菌のサンプルはアゾレード大学の 細胞培養収集機関(North TerraCe、Adeiaide、5out hAustralia、豪州)に維持されている。
本発明の方法の製造工程はよく知られた方法、たとえば以下の実施例に例示する ような方法を用いて実施できる。
プラスミドはそれ自体公知の任意の方法で単細胞生物体中に導入できる。たとえ ば、トランスホーメーション、トランスダクションまたはトランスフェクション 技術が使用できる。
ポリペプチド生成物の単離が望ましい場合には、細胞をたとえば細胞溶解によっ て破壊後に、慣用操作を使用することができる。融合蛋白質の単離工程は、たと えば、イオン交換、アフィニティー、逆相もしくはサイジング技術によるクロマ トグラフィーを用いて、および/または沈降たとえば遠心分離によって、またポ リペプチドの精製のための他の公知技術によって実施できる。
融合蛋白質が不溶性の凝集体として発現されたり変性している場合には、慣用技 術を用いて可溶化および/または再生を行うことができる。
本発明の方法の好ましい態様においては、したがって、適当な発現ベクター、成 長ホルモン活性を有する第一のポリペプチドをコードする第一のDNA配列また はその中に含まれるそのフラグメント;および第一のDNA配列の3′末端に連 結し第二のポリペプチドをコードする第二のDNA配列を包含するプラスミドを 準備し;プラスミドDNAを消化して発現ベクターおよび第一のDNA配列を包 含するDNAのフラグメントを単離し; 第一のDNA配列を突然変異に付してその3゛末端に切断可能な配列を導入し; ついで 発現ベクターと第一のDNA配列を含有するフラグメントを第二のDNA配列に リゲートする予備的工程がさらに包含される。
消化に続いて所望により精製工程を含めて精製DNAフラグメントを得ることが できる。
適当なプラスミド発現ベクターは任意の適当なタイプであってよい。プラスミド pGHXSC,4が使用できる。プラスミドpGHXSC,4はpGHコード領 域を包含する。
第二のDNA配列は天然または合成起源から得られる。
すなわち、本発明のさらに好ましい態様によれば、本発明の方法はさらに、第二 のDNA配列を化学的に合成する予備工程を包含する。
化学的合成は任意の慣用方法で行うことかできる。
消化およびリゲーション工程は任意の慣用方法で行うことができる。
突然変異工程はin vitro突然変異とすることができる。in vitr o突然変異反応では適当なオリゴマーヌクレオチドを用いて第一および第二のD NA配列の間に切断可能な結合を導入できる。ヒドロキシルアミン切断可能な結 合か導入できる。別法として、またはさらに、ズブチリシン切断可能結合を導入 してもよい。
所望により、突然変異工程は、成長ホルモンのコード配列のサイズの低減および /またはさらに突然変異工程を行うことを容易にする認識部位の導入を包含する こともできる。
すなわち、本発明のさらに好ましい態様においては、本発明の方法はさらに、 適当な発現ベクター;成長ホルモン活性を育する第一のポリペプチドをコードす る第一のDNA配列またはそれに含まれるそのフラグメント;および第一のDN A配列の3′末端に連結し、第二のポリペプチドをコードする第二のDNA配列 を包含するプラスミドを準備し;このプラスミドDNAを消化して、発現ベクタ ーと第一のDNA配列を包含するDNAのフラグメントを単離し; 第一のDNA配列を突然変異に付して成長ホルモンコード配列のサイズの低減お よび/または認識部位の導入を行い;ついで 発現ベクターと第一のDNA配列を含有するフラグメントを第二のDNA配列に リゲートする予備的工程を包含する。
好ましくは、突然変異工程は、 ”alGo 42 wir+: ぎ(N凛「■ぼα名匡 −ざ °aIω→C: 5′ 晶απ艶πO釘にaロロ印−j ”0LIGO−11” : 5°−AACAAATAGGC’EACAAGm丁−f’aLrGo−756” : ぎ−^閃ズM届αm直心−カエ■んに一1@OLIα)713” : 5−緬0α京嶌λ逼π^TM T−1 ”0LICjO−81rニ ラ−ATMf[−rおよび @aIば: 5’ −TrCAcTcccTcccATcTTm−πAfflざから選択され るオリゴマーヌクレオチドを使用するin本発明のこの態様によって形成された 融合蛋白質は、操作された単細胞生物体内に封入体として単離される。
この融合蛋白質は所望によりさらにプロセッシング工程に付すことができる。
所望により、本発明のさらに他の態様では、本発明の方法はさらに、第一および 第二のDNA配列の間の切断可能な結合を切断する工程を包含する。
この切断は任意の慣用方法で実施できる。生成した融合蛋白質を封入体から抽出 し、ヒドロキシルアミンで切断可能なアスパラギン/グリシン結合または配列F AHYに続くズブチリシンで切断で可能な結合で切断し、得られたICF−1ま たは置換体ペプチドを酸化し、従来技術について知識ある者にはよく知られた技 術で精製される。
上述の方法によれば、生物学的に活性なインスリン様成長因子が高収率で生成す ることが明らかにされた。
しかしながら驚くべきことに、成長ホルモン残基を除去する配列切断は、成長ホ ルモンフラグメントが小さい場合、適当な生物学的活性の達成には必要でないこ とが明らかにされた。たとえば、成長ホルモン配列が約10個のアミノ酸を包含 する場合には、成長ホルモン残基の切断は必要ではない。
このようにして形成された融合蛋白質は、そのようなポリペプチドたとえばイン スリン様成長因子−Iにそれ自体知られている様々の任意の適用において使用で きる。
すなわち、本発明はさらに他の態様として、成長ホルモン活性を有する第一のア ミノ酸配列またはそのフラグメント;および生物学的活性を有し、第一のアミノ 酸配列のC末端に連結した第二のアミノ酸配列を包含する融合蛋白質を提供する 。
好ましい形態においては、第一のアミノ酸配列は、メチオニンブタ成長ホルモン 配列、またはそのフラグメントである。
さらに好ましい形態においては、第二のアミノ酸配列は、 インスリン様成長因子−1(TCF−I)、IGF−1類縁体、 インスリン様成長因子−II (IGF−II)もしくはそのIGF−II類縁 体、 トリヒストンH2A、1.または ヒト転写因子5PI−1acZ融合蛋白質から選択される。
とくに好ましい形態においては、インスリン様成長因子活性を示し、 成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配列、またはそのフラグメント、およ び インスリン様成長因子活性を育する第二のアミノ酸配列またはその類縁体で第一 のアミノ酸配列に連結した配列を包含する、 融合蛋白質を提供する。
第一および第二のアミノ酸配列は、切断可能な結合、好ましくはヒドロキシルア ミンで切断可能な結合またはズブチリシンで切詰可能な結合によって互いに連結 していてもよい。
第二のアミノ酸配列は、インスリン様成長因子−1または■活性を示してもよい 。また、第二のアミノ酸配列は、インスリン様成長因子−■の配列に欠失または 置換を有するその類縁体の活性を示してもよい。このような欠失または置換は、 それに限定されるものではないが、インスリン様成長因子−1(IGF−1)の N−末端近くに存在する。たとえば、ある種の類縁体は、インスリン様成長因子 −■に比べて生物学的効力の増強を示すことが明らかにされている(たとえば、 本出願人の国際特許出願PCT/AU86100246およびP CT/AU8 8100485参照)。インスリン様成長因子−Iは哺乳動物インスリン様成長 因子であってよい。ヒト、ウシまたはブタインスリン様成長因子−■が使用でき る。
第一のアミノ酸配列はブタ成長ホルモン活性を示してもよい。ブタ成長ホルモン はメチオニンブタ成長ホルモン(metpGHまたはM p G H)であって もよい。アミノ酸配列は、成長因子配列のN−末端にそのC−末端が連結したm e t pGHの全191個のN−末端アミノ酸を包含してもよく、またそのフ ラグメントを包含してもよい。
第一のアミノ酸配列はmetpGHの最初のほぼ100個のN−末端アミノ酸を 包含してもよく、さらに好ましくはmetpGHの最初のほぼ46個のN−末端 アミノ酸またはmetpGHの最初のほぼ42個のN−末端アミノ酸、とくに好 ましくはmetpGHの最初のほぼ11個のN−末端アミノ酸を包含する。とく に、本発明の好ましい態様においては、第一のアミノ酸配列は以下の配列から選 択される。
MFPAMPLSSLF +。
MFPAMPLSSLFVN −。
MFPAMPLSSLFVNFAHY −+!−タItMFPA&IPLSSL FVNGFAHY−融合蛋白質は生物学的に純粋な形で提供することもできる。
本発明の好ましい態様における融合蛋白質は、(1)ヒトの成長ホルモン欠乏の 処置、(2)ヒトの重篤な異化状態たとえば火傷、感染または他の外傷後におけ る体蛋白質の喪失の抑制、(3)畜産動物の成長速度の増大、栄養の再分配およ び飼料変換効率の向上、および (4)培養細胞の増殖の支持 に、ICF−Iの適当な置換体とすることができる。
さらに詳しくは、融合蛋白質は、ウシ、ヒツジ、ブタおよびニワトリを含めた畜 産用温血動物の成長促進および飼料変換効率の向上のために投与することができ る。
改良融合蛋白質は、単独で、または意図された投与方法に関連して選択された各 種の希釈剤、担体または賦形剤とともに投与できる。
したがって、本発明は、さらに他の態様として、哺乳動物における蛋白質の蓄積 欠乏または蛋白質喪失の処置用の、 (a)成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配列またはそのフラグメント、 およびインスリン様成長因子活性を有する第二のアミノ酸配列またはその類縁体 であって第一のアミノ酸配列のC−末端に連結した配列を包含するインスリン様 成長因子活性を示す融合蛋白質の有効量:ならびに (b)医薬用または獣医薬用として許容される希釈剤、担体または賦形剤 を含む医薬または獣医薬組成物を提供する。
所望により、第二のアミノ酸配列は第一のアミノ酸配列から切断されてもよい。
本発明はさらに好ましい形態として、融合蛋白質が、約0.01−10、好まし くは0 、 1−1 mg/Kg体重/日の用量比を与えるのに十分な置台まれ る組成物を提供する。融合蛋白質は、約0.02〜2000mgの量を、単位投 与量形態として含有されてもよい。
畜産的に重要な動物に対する好ましい投与方法としては、慣用実務において応用 されている徐放性ペレット移植体がある。
したがって、本発明はさらに他の態様として、処置すべき対象に、 成長ホルモン活性を存する第一のアミノ酸配列またはそのフラグメント:および インスリン様成長因子活性を存する第二のアミノ酸配列またはその類縁体であっ て第一のアミノ酸配列のC−末端に連結された配列を含有し、インスリン様成長 因子活性を示す融合蛋白質の有効量を投与する、哺乳動物における蛋白質蓄積の 欠乏の処置方法を提供する。
処置はまた、哺乳動物における蛋白質の喪失にも適用できる。
本発明の融合蛋白質は、成長ホルモン不全およびソマトメジン不全を包含する慢 性的成長障害に対する処置としてヒトに投与することができる。改良IGF−1 は、この目的では、非経口的に、または畜産動物での使用について上に概述した 操作を用いて投与できる。
融合蛋白質は、不十分な成長または組織の消耗を伴う疾患、それらに限定される ものではないがたとえば癌、膵嚢胞性線維症、デュシエンヌ型筋ジストロフィー 、ベラカー型ジストロフィー、営巣包体ジストロフィー、多発性筋炎ならびに他 のミオバシーに対する処置として、ヒト対象に投与することができる。改良IG F−Iペプチドは、成長障害について上述した操作を用いて投与できる。
融合蛋白質は、それらに限定されるものではないがたとえば火傷、骨格筋外傷お よび感染を包含する貧弱な窒素状態に伴う急性症状の処置としてヒトに投与する ことができる。これらの重篤な保護状態では非経口的液体への添加を介して投与 する方法が好ましいか、他の操作、たとえば成長障害について上述した方法も適 当である。
本発明の融合蛋白質は、成長を促進するため、窒素状態を改良するためおよび異 化疾患を処置するため、ヒト未熟児または他の小児に投与することができる。蛋 白質は、急性のヒトの症状について上に概述したようにまたは経腸的経路で投与 できる。
融合蛋白質のヒト対象への投与の用量比および回数は、約0.01〜10mg/ kg/日にセットできる。約0. 1〜1mg/kg/日の用量が好ましい。
次に、本発明を以下の実施例によってさらに詳細に説明する。しかしながら、以 下の記述は、単に例示の目的のちのであって、上述の一般的な記述をいかなる意 味においても限定するものではないことを理解すべきである。
図面中、 図1は、(A)MpGH(46)VN/IGF−I(例4)、(B)MpGH( 11)VN/R” IGF−■ (例6)、(C)MpGH(11)VNFAHY/des (1−3) ICF −1(例8)および(D)MpGH(42)FAHY/des (1−3)IG F−1(例7)を含有する封入体の5DSPAGEを示す。矢印は誘導されたバ ンドを示す。
図2は、(A)MpGH(46)VNFAHY/H2A、 1 (例9)および (B) MpGH(46) / 1 a czspl(例10)の、(U)非誘 導および(I)IPTG−誘導JMIOI培養体の溶解物中での発現を示す。
矢印は誘導されたバンドを示す。
図3、(A)IGF−1(Kabi)、(B)MpGH(46)VN/IGF− 1から切断されたIGF−1(例4)および(C)MpGH(11)VN/R”  IGF−1(例6)の用量−反応曲線を示す。
図4は、IGF−1ラジオイムノアツセイを示す。
(A)IGF−1(Kabi)、(B)MpGH(46)VN/ICF−1から 切断されたIGF−1,および(C)MpGH(11)VN/R” IGF−1 (例6)のIGF−I RIAである。
例1 IGF−■配列のpGHXSC,4中pGH配列へのクローニング 修飾RBS/スペーサー領域および戦略的5′−コドン変化を有するプラスミド pGHXSC,4(P、D。
Vize&J、R,E、Wells :FEBS Lett、213:155, 1987)を含有する大腸菌JM101細胞中で、metpGHを封入体として 高収率に発現させる。
pGHXSC,4DNAをpvuI[で消化して位置563でmetpGHDN A配列を切断し、HindIで消化して、pGH遺伝子がクローン化されている pkk233.2 (E、Amman&J、Bros ius:Gene 40 :183,1985)から誘導される細菌発現ベクター、PKT52のポリリン カー中で切断した。ベクターおよびpGH遺伝子の大部分を含存する3、4kb フラグメントを精製した(a)。
細菌のコドン利用について至適化した化学合成metIGF−I構造遺伝子(B 、5proat & M、Ga1t:Nucl、Ac1ds ReS、13:  2959.1985)をM13mp8中、in vitr。
突然変異で修飾して、開始コドンに隣接したNco1部位(C↓CATGG)を 導入した: TCCATG GGCCCG −−− Met、Gly、 Pr。
このM13中修飾metlOF−1をNcolで消化し、粘着端をクレノーで末 端充填し、ついでDNAをHindII[で消化する。プラントHindII[ フラグメントを精製し、これをベクター(a)にリゲーションすると、me t  pGHの最初の188個のアミノ酸のコード領域にmetlGF−1のコード 領域が続く配列が生成する。
この構築体はpMpGH(188)MICF−1と命名され、以下の境界配列を 有する。
Phe、 Val、 Glu、 Ser、 Ser、 Met、 Gly、 P ro、 Glu−−−TTCGTG GAG AGCAGCATG GGCCC G GAA −−−metpGHmetlGF−[ 例2 突然変異:失われたpGHアミノ酸の返還、metの除去およびasnの導入に よるヒドロキシルアミン切断可能metpGHSasn IGF−1構築体、m MpGH(191)N/ICF−1の生成 in vitro部位特定の突然変異を実施するためには、関連配列をまず、細 菌発現ベクターから一本鎖ベクターたとえばMI3mp8中にクローン化しなけ ればならなかった。
この目的では、pMpGH(188)MIGF−1のEcoRI−Hfndl[ Iフラグメント(発現ベクターのtrcプロモーター、およびpGH−IGF融 合蛋白質の構造遺伝子を含有)をEcoRI/HindI[切断M13mp8中 にクローン化した。
このリゲーションからの組換えファージを突然変異反応に対する鋳型として使用 した。42塩基長のオリゴヌクレオチド、 5′係「煎にば匪耽富閣口C□−5 を標準操作で使用して、pGHおよびIGFコード配列の連結部における所望の 配列を以下のように生成させた。
Ser、 Ser、 Cys、 Ala、 Phe、 Asn、 G ly、  Pro、 Glu、 Thr−−−AGCAGCTGT GCCTTCAACG GCCCG GAA ACCmetpGHIGF−r この構築体はmMpGH(191)N/IGF−1と呼ばれる。それは、met pGHの全配列、IGF−1配列のN−末端、および連結部にヒドロキシルアミ ンで切断可能な結合をコードしている。
例、3 mMpGH(191)N/IGF−1からC−末端pGHコード配列の制限酵素 欠失 mMpGH(191)N/IGF−1によってコードされる融合蛋白質pGH− IGFからpQHの末端部分の大部を除去するためには、pGHDNA配列30 0bpを除去するのに限制エンドヌクレアーゼ、6.va IおよびpvuI[ を使用した。
M13mp8は2個のAval部を含有するので、mpMpGH(191)NI GF−1からのEcoRI−Hindn[フラグメントをまず、pKT52のE coRI−HindI[切断部に再クローニングした。この組換体からのDNA をAvalで消化し、5′突出端をクレノー酵素で充填し、ついでPvuI[で 消化した。ベクター、N−末端pGH配列およびIGF配列を含む3.3kbフ ラグメント(プラント末端)を精製し、リゲーションするとpMpGH(91) N/IGF−1が得られる(これは、metpGHの最初の88個のアミノ酸、 ついで最後の3個、およびasn−IGF−■をコードする)。
Leu、 Gly、 Cys、 A Ia、 Phe、 Asn、 Gly、  Pro、 Glu、 Thr−−−CTCGGCTGT GCCTTCAACG GCCCG GAA ACC−−−metpGHIGF−[ 例4 pMpGH(46)VN/TGF−Iを創成t6突然変異 pMpGH(91)N/IGF−1からのEcoRI−Hindl[フラグメン トをEcoRI−HindI[I切断M 13mp 8にクローニングした。
45mer 0LIGO−46” 5−に紅Mαη1窓ηに国■んに口儒AIT/Jlπ廐πππ【ずを合成して、 pMpGH(91)N/IGF−1中のpGHのC−末端配列部分をさらに欠失 させ、Hpal認識部位(GTT AAC)を導入し、IGF−I中のAsnの −1位置を保持させた。この方法でmMpGH(46)VN/IGF−1が作成 された。
Ser、 r le、 Gin、 Val、 Asn、 Gly、 Pro、  Glu、 Thr−−−TCCATCGAG GTT AACGGCCCG G AA ACC−−−HpaI mMf)GH(46)VN/IGF−Iから増殖したDNAの複製可能型からの EcoRI−HindnI挿入体を、EcoRI−Hindl[I切断pKT5 2にクローニングするとpMpGH(46)VN/IGF−1が得pMpGH( 11)VN/IGF−1を創成する突然これは45−mer ”0LIGO−I I”5’−ffCGTrAACAAAT[CA丁−rを使うほかは例4に記載し たと同様にして、mMpGH(I I)VN/IGFIが作成された。
1JeL Phe、 Pro、AIL I!et、 Pro、 Lel、 Se r、 Ser、 Le++、Fhe、 Vm 1. Asra@Gly、 Pr o、 Gl t Thr^TOTrCCCA(iCCATCCCCTrGTCC AGCCTAmGTTAACGGCCCGGA^ACC−=例4と同様に、mM pGH(11)VN/IGF−1から生育したDNAの複酸可能MからのEco RI−HindI[[挿入体をEcoRI−Hind■切断p K T 52中 にクローニングすると、pMpGH(11)VN/IGF−1が得られる。
例6 pGpGH(+、1)VN/R31GF−1を創成スル突然異変 mMpGH(46)VN/TGF−1(例4)の−重鎖DNAを鋳型とし、て、 および合成27−mer″0LIGO−756” 5−−ACCGCACAGGGTACGCGGGCCGTTAAC−3−を、j n Vitro突然変異反応に用いて、mMpGH(46)VN/R’ −TG F−1を作成した。
Ser、 [1e、 Gln、 Val、 Asn、 Gly、 Pro、 A rg、 Thr、 Leu−−−TCCATCCAG GTT AACGGCC CG CGT ACCCTG −−−metpGH(1−46) HpaI R ”rGF−1このベクターの複製可能型DNAからのHpal−HindllI フラグメントを、HpalおよびHfndI[で切断したpMpGH(11)V N/IGF−I (例5)ニリゲーションすると、pMpGH(11)VN/R ’IGF−Iが作成された。
1 2 3 4 5 6 7 It 9 10 11&L Pht Pro、A IL mt、 Fra、 LeILSer、 Ser、 Let Plt Vm l、 kn、 G Iy、 Pr潤A Arz Tor、 Lm ATG TrCCCA GCCATG CCCTTG TCCAGCCTA m  GTr AAC(CCCCG CGT ACCCTl1i@−− mtpGH(1m) Hpal I”1CF−1例7 pMpGH(42)FAHY/des (1−3)IGF−1を創成する突然変 異 mMI)GH(46)VN/ICF−T (例4参照)からの−重鎖DNA、お よび合成45−mer、”0LIGO−713″ ラー届蝉双心ムU釘^TMT(体−にσロロ匡C氾哀−T−1Gly、 Gin 、 Arg、 Phe、 Ala、 His、 Tyr、 Thr、 Leu、  Cys−−−−CGA CAG AGG TTCGCCCAT TAT AC CCTG TGC−−−−melpGH(1−42) スブチリシンー des (1−3) [GF−[BPN−認識 および切断 部位 このベクターの複製可能型DNAからのEcoRl−HindI[Iフラグメン トをEcoRI−Hindll[切断pKT52にリゲ・−ジョンすると、pM pGH(42)FAHY/des (1−3)IGF−1が創成される。
例8 pMpGH(11)VNGFAHY/des (1−3)を創成する突然変異 mMpGH(42)FAHY/des (1−3)IGF−I(例7参照)の− 重鎖D N Aと、合成33−mar、” OL IGO−8’l 8” ラーA丁^A丁GGGCC^^^CCGTTA^CC(コ’etc’rcccr c−rを用いてin vitro突然変異反応を行い、mMpGH(42)VN GFAHY/de s (1−3)I CF−■: 404142 45B Gly、Gln−ArzVil、^−5lLGly、Pha、^la、1llt Tyr、ThrルaC7g−−−GGA CAG AGG GTT AACGG T m GCCCAT TAT ACCCTG TGC−−s@t pG[1( 1−421ha 1 スブチリシンー m(1−3)BPIr iE緻bりU  ICF−1 切断部位 を創成した。
このベクターの複製可能型DNAからのHpaI−HtndII[7ラグメント を、HpalおよびHi ri d mで切断したpMpGH(11)VN/I GF−I (例5)にリゲーションすると、pMpGH(] 1)VNGFAH Y/des (1−3)IGF−1か得られた。
例9 プラスミドpMpGH(46)VNFAHY/)リヒpCH,H2AH(D−A ndreaら:NuclAcids Res、9:3119,1981)からの Hindmフラグメント(約700bp)を、Hind■で切断したファージミ ドベクターBluescript KS” (Stratagene Inc、 )にサブクローニングした。このクローンから調製した一本#lDNAを突然変 異の鋳型として使用した。”0LIGO”ぎ−η℃届π就πa^π買MqT工閃 臥TTA甘せ印に父鋳航届−ざを使用して突然変異により、指定された配列を次 のような鋳型の開始コドンの後に導入した。
1ml、Ser、GIy、ArgJly、L7g5’ −TGTICxJTCG CTGCGATCTCG GGG CGCU AAG−fVal、J、sn、P he、AILHIa、Tyr<G>TTAACTrCGCCCAT丁AT変異体 クローンを選択し、二本鎖DNAを調製し、HpalおよびHindl[[で切 断し、ついでそのフラグメントを、Hpal−HindllIフラグメント(I GF−I配列)を予、!6除去したpMpGH(46)VN/ICF−1(例4 )中にクローニングするとpMpGH(46)VNFAHY/) +)Lスト: /H2A、1が得られた。
例10 ブラスミ)’pMpGH(46)/ヒト転写因子5pt−1acZ融合蛋白質の 製造 プラスミドSp 1−516C(Sp lのC−末端516アミノ酸部分をコー ドする)は、cDNAクローンpSplからのHincI[−H1ndIIIフ ラグメント(J、Kadonagaら:Ce1l、51:1079゜1987) を、Sma IおよびHindI[IによるPUC118切断体中にクローニン グして作成した。pSp 1−516CのD N Aは以下の配列を育する。
&kt、 Thr、 * t、 I le、 Thr、 Asp、 Sir、  Ser、 Ser、 Vt1. Pro、 Asn、 Se■ ^+TG ACCATi AIT ACG MT TCG AGCTα: GT A CCCAACAGCEcoRj 5eal/)Ilneel [Val、S er、^IL^IL Thr −−−−H1mlllc’r’r rrc’r  ccAGCT AAC(Splの516C−末端アミノ酎0 これをEcoRIで消化し、クレノーで末端を充填し、ついでHjndllIで 消化するとmet−]acZの配列6−11とSl) 1(7)516C−末端 アミノ酸を:I−)’するフラグメント(プラント−Hlndlll)が得られ た。
このフラグメントを、Hap l−H1ndllIフラグメン1−(IGF−1 配列)を除去したpMpGH(46)VN/IGF−1(例4)中にクローニン グするとpMpGH(48)ヒト転写因子5pl−1acZ融合蛋白質: −−−−9er、IlalCILVml、^s++、Ser、Ser、Ser、 Vat、Pro、^JJLSir、Vml−−−− −−TCCATCCAG  GTr AAT TCG AGCTCG (T^=戚^EmsetpcH(1− 4f19 1meZ〕配列 Splノc末端。
516アミノ酸 が得られた。
pMpGI((188)MTGF−1(例1)、pMpGH(191)N/IG F−1(例2)、pMpGH(88)CAFN/IGF−1(例3) 、pMp GH(46)VN/IGF−I (、例4) 、pMpGH(11)VN/IG F−1(例5) 、pMpGH(] I1VN/R” IGF−I (、例6) 、pMpGH(42)FANY/des (1−3)ICF−1(例?)、pM pGH(11)VNGFHY/des (1−3)IGF−1(例8) 、pM pGH(46)VNFAHY/ トリヒストンH2A、1 (例9)またはpM pGH(46)/ヒト転写因子5pl−1acZ融合蛋白質(例10)のいずれ かを含有するpKT52発現ベクターを、IacI@宿主JMIOI (J、M essing:Recomb、DNA Tech、Buli、2:42.197 9)中にトランスホーメーシ3ンした。
培養体を13 、eのM i n A培地中、37℃、55%C02、pH7, 0で、グルコースを供給しながら、八600が15になるまで増殖させた。つい で、培養体を1gのI PTGで5時間誘導した。封入体の形成は、位相差顕微 鏡でモニタリングした。細胞を遠心分離によって収穫し、20mM−Tris、 50mM−NaCL、 pH8,5中に40%で懸濁し、9000psiでホモ ジナイズした。ホモジネートを水で10%に希釈し、封入体を遠心分離によって 収穫した。封入体を200mM−Tr i s、5mM−EDTA、0.2%リ ゾチーム、pH8、Oに懸濁して洗浄し、20℃で3時間インキユベートシ、遠 心分離によって集め、湿潤ベレットを20”Cで保存した。
例4.6.7および8のプラスミドでトランスフェクションした培養体からの封 入体のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDSPAGE)を図1に示す 。それぞれの融合蛋白質の卓越したバンドが認められる。SD S P A、  G E後にインデューサーI PTGの不存在下(U )および存在下(?)に 増殖させた細胞からの分解物を、例9および10について、図2に例示する。誘 導されたバ:7ドは矢印で示す。
例12 pMpGH(46)VN/ IGF−I (例4)でトラ二ノスフエクションし た大腸菌からの封入体中で生成した融合蛋白質(例11)の切断および純粋なI GF−1の単離 例4において特定した構築体蛋白質を含有する湿潤ペーストを可溶化し、蛋白質 をAsn/Gay結合で切断し、生成したICF−1をフォールディングさせ、 先行技術を熟知した者にはよく知られた方法を用いて精製した。これらは、8M 尿素、50mMグリシン、10mMEDTAおよび1mMDTE、pH9,1中 への封入体の可溶化;5ephadexG−25上8M尿素150mMグリシン pH9,2中への脱塩;2.5M NH。
OH/HCLおよび2.5mLiLiOHの添加による45℃、pH9,1にお ける4時間の切断:前述したと同様の脱塩:21〜4尿素中pH8,25°にお ける1、25mMBME10.1mM酸化B M Eによる蛋白質濃度1゜25 +ng/mlでの16時間の酸化;0.1%TFAおよびプロパン−1−オール 勾配を用いたC4HPLC: p)I4.8で酢酸アンモニウム勾配を用いたM onoS上イオン交換クロマトグラフィー;0.13%HFBA中でのC、、H P L Cおよびアセトニトリル勾配での溶出、ついで0.1M酢酸中への最終 的脱塩を包含する。pMpGH(46)VN/rGF−x構築体から誘導された ■GF−Iのこの方法での切断および精製により、ラットし6筋芽細胞における 蛋白質合成の刺激(G、L、Franc i sら:Biochem、J、23 3:207゜1986>ならびに)GF−Tラジオイム/アッセイで市販の絹換 えIGF−1(Kabi)と同等の効力を示す物質か生成した(図3参照)。
例13 構築体蛋白質MpGH(11)VN/R” IGF−1の生物活性 例11により封入体とし′C増殖した例6の生成物は、IGF−1の完全な生物 活性を発揮させるために切断を必要としなかった。
封入体を溶解し、脱塩し、例12の場合のように酸化した。再フォールディング 混合物を0,1%TFAに調整し、HclでpH2,1とし、濾過し、CI8カ ラム上にポンプで送った。溶出はアセトニトリル勾配で実施した。主蛋白質ピー クはさらに、018カラム上0.13%HFBA中アセl−−+−リル勾配、m onoSカラム上酢酸アンモニウム勾配およびCIIカラム上0.13%HFB A中プロパンー1−オール勾配を含む連続HPLC工程によって精製した。
精製操作により、再フォールディング混合物中の約30%に相当する単一蛋白質 ピークが生成した。N−末端配列分析により、配列は期待されたMpGH(11 )VN/R” IGF−Iであることが確認された。ラット上6筋芽細胞におけ る、成長因子を含まない媒体中での刺激を越える蛋白質合成の刺激百分率として の生物検定(G、 L、 F r a n c i sら:Biochem、J 、233:207,1986)では、組換えヒトIGF−1(Kabi)での結 果以上の効力が認められた(図3参照)、MpGH(11)VN/R” IGF −It!、IGF−I RIAで弱い交差反応を示すのみである(図4参照)。
最後に、本明細書にその輪郭を示した本発明の精神から逸脱することなく、様々 な他の修飾および/または改変が可能であることを理解すべきである。
日GURE I BCD FIGURE 4 n9 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.適当な発現ベクター;成長ホルモン活性を有する第一のポリペプチド、また はそのフラグメントをコードする第一のDNA配列;および第一のDNA配列の 3′末端に連結し、第二のポリペプチドをコードする第二のDNA配列を包含す るプラスミド 2.適当な発現ベクターはプラスミドクローニングベクターpGHXC,4であ る「請求項1」記載のプラスミド 3.第一のDNA配列はメチオニンブタ成長ホルモン配列またはそのフラグメン トである「請求項1」記載のプラスミド 4.第一のDNA配列はその3′末端に切断可能な配列を包含する「請求項1」 記載のプラスミド5.第一のDNA配列は、 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれるアミノ酸配列をコードする「請求項3」記載のプラスミド 6.第一のDNA配列は、 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれるアミノ酸配列をコードする「請求項3」記載のプラスミド 7.第二のDNA配列は生物活性を有するポリペプチドをコードする「請求項1 」記載のプラスミド8.第二のDNA配列は、インスリン様成長因子−I(IG F−I)、IGF−I類縁体、インスリン様成長因子−II(IGF−II)も しくはそのIGF−II類縁体、ニワトリヒストンH2A,I、またはヒト転写 因子Spl−lacZ融合蛋白質から選ばれるポリペプチドをコードする「請求 項7」記載のプラスミド9.前述したような以下のプラスミド pMpGH(46)VN/IGF−I pMpGH(46)VN/G3 IGF−IpMpGH(46)VN/R3 I GF−IpMpGH(46)VNFAHY/ニワトリヒストンH2A.IpMp GH(46)/ヒト転写因子Spl−lacZ融合蛋白質pMpGH(42)F AHY/des(1−3)IGF−IpMpGH(11)VN/IGF−I pMpGH(11)VN/G3 IGF−IpMpGH(11)VN/R3 I GF−IpMpGH(11)VNGFAHY/dcs(1−3)IGF−IpM pGH(11)VNGFAHY/IGF−IpMpGH(11)VNFAHY/ ニワトリヒストンH2A,1pMpGH(11)/ヒト転写因子Spl−lac Z融合蛋白質から選ばれるプラスミド 10.適当な発現ベクター;成長ホルモン活性を有する第一のポリペプチド、ま たはそのフラグメントをコードする第一のDNA配列;第一のDNA配列の3′ 末端に連結し、第二のポリペプチドをコードする第二のDNA配列を包含するプ ラスミド;ならびに単細胞生物体を準備し;上記単細胞生物体に上記プラスミド を導入し;得られた生物体を培養し;上記DNA配列によってコードされたポリ ペプチドを発現させ;ついで培養体から上記ポリペプチドを単離することを包含 する融合蛋白質の製造方法 11.プラスミドはメチオニンブタ成長ホルモンまたはそのフラグメントをコー ドする第1のDNAを包含する「請求項10」記載の方法 12.プラスミドは、インスリン様成長因子−I(IGF−I)、IGF−I類 縁体、インスリン様成長因子−II(IGF−II)もしくはそのIGF−II 類縁体、ニワトリヒストンH2A.I、またはヒト転写因子SpI−IacZ融 合蛋白質から選ばれるポリペプチドをコードする第二のDNA配列を包含する「 請求項11」記載の方法 13.単細胞生物体は大腸菌株である「請求項12」記載の方法 14.ベクター中の第一と第二のDNA配列の間に切断可能な結合をコードする 配列を導入する予備工程を包含する「請求項10」記載の方法 15.第一のDNA配列を、成長ホルモンコード配列のサイズの短縮および/ま たは認識部位導入の突然変異に付す予備工程を包含する「請求項10」記載の方 法16,突然変異工程は、 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】 【配列があります】,および 【配列があります】 から選ばれるオリゴマーヌクレオチドを用いる in vitro突然変異に第 一のDNA配列を付すことを包含する「請求項15」記載の方法 17.成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配列、またはそのフラグメント ;および生物活性を有し、第一のアミノ酸配列のC−末端に連結する第二のアミ ノ酸配列を包含する融合蛋白質 18.第一のアミノ酸配列はメチオニンブタ成長ホルモン配列、またはそのフラ グメントである「請求項17」記載の融合蛋白質 19.第二のアミノ酸配列は、インスリン様成長因子−I(IGF−I)、もし くはそのIGF−I類縁体、インスリン様成長因子−II(IGF−II)もし くはそのIGF−II類縁体、ニワトリヒストンH2A,I、またはヒト転写因 子Spl−lacZ融合蛋白質から遊ばれる「請求項18」記載の融合蛋白質 20.成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配列、またはそのフラグメント ;および第一のアミノ酸配列のC−末端に連結し、インスリン様成長因子活性を 有する第二のアミノ酸配列またはその類縁体を包含する、インスリン様成長因子 活性を示す融合蛋白質21.第一および第二のアミノ酸配列は切断可能な結合に よって互いに連結している「請求項17」記載の融合蛋白質 22.第一のアミノ酸配列は、 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれる「請求項18」記載の融合蛋白質23.(a)成長ホルモン活性を 有する第一のアミノ酸配列またはそのフラグメント;および第一のアミノ酸配列 のC−末端に連結し、インスリン様成長因子活性を有する第二のアミノ酸配列ま たはその類縁体を包含する、インスリン様成長因子活性を示す融合蛋白質の有効 量;ならびに(b)医薬的または獣医薬的に許容される希釈剤、担体または賦形 剤を含む、哺乳動物の蛋白質蓄積不全または蛋白質喪失の処置用の医薬または獣 医薬組成物24.第一のアミノ酸配列は、 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれる「請求項23」記載の医薬または獣医薬組成物 25.第二のアミノ酸配列は第一のアミノ酸配列から切断される「請求項23」 記載の医薬または獣医薬組成物 26.成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配列またはそのフラグメント; および第一のアミノ酸配列のC−末端に連結し、インスリン様成長因子活性を有 する第二のアミノ酸配列またはその類縁体を包含する、インスリン様成長因子活 性を示す融合蛋白質の有効量を、処置すべき対象に投与することからなる哺乳動 物における蛋白質蓄積不全の処置方法 27.第一のアミノ酸配列は、 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれる「請求項26」記載の方法28.第二のアミノ酸配列は投与前に第 一のアミノ酸配列から切断される「請求項26」記載の方法29.蛋白質蓄積不 全は、未熟児、成長ホルモン欠損、メマトメジン欠損、火傷、感染、他の外傷、 癌、膵嚢胞性線維症、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ペツカー型ジストロフ ィー、常染色体性ジストロフィー、多発性筋炎ならびに他のミオパシーに伴うも のである「請求項26」記載の方法 30.ペプチド類縁体は約0.01〜10mg/kg体重/日の用量で投与され る「請求項29」記載の方法31.成長ホルモン活性を有する第一のアミノ酸配 列またはそのフラグメント;および第一のアミノ酸配列のC−末端に連結し、イ ンスリン様成長因子活性を有する第二のアミノ酸配列またはその類縁体の有効量 を処置すべき対象に投与することからなる哺乳動物における貧弱な窒素状態の処 置方法 32.第一のアミノ酸配列は、 【配列があります】, 【配列があります】, 【配列があります】または 【配列があります】 から選ばれる「請求項31」記載の方法33.第二のアミノ酸配列は第一のアミ ノ酸配列から切断される「請求項31」記載の方法発明の詳細な説明
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