JPS63240799A - 組換えポリペプチドの製法 - Google Patents

組換えポリペプチドの製法

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JPS63240799A
JPS63240799A JP63018487A JP1848788A JPS63240799A JP S63240799 A JPS63240799 A JP S63240799A JP 63018487 A JP63018487 A JP 63018487A JP 1848788 A JP1848788 A JP 1848788A JP S63240799 A JPS63240799 A JP S63240799A
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブタの成長ホルモン活性を有する組換えポリは
プチト9を、この種のポリペプチドをコードする合成り
NA配列を含む単細胞生物の培養により製造すること;
この種の生物を調製するための組換えDNA技術;特異
的プラスミドベクター;およびブタ成長ホルモン活性を
有する特異的ポリペプチドを含有する獣医学的組成物に
関する。
成長ホルモン(ポリはプチト9ホルモン)は下垂体前葉
において、より大型の前駆分子として合成される。天然
ではこの前駆分子が開裂による処理を受けて、このホル
モンの生物学的に活性な形態を与える。一般的な蛋白同
化作用物質として周知の成長ホルモンはライフサイクル
全般にわたって無数の生理学的作用を促進する。その名
称が意味するように、これは骨格の成長に関与する成長
促進物質および蛋白合成の増強物質である。成長ホルモ
ンはインシュリン増強作用をも示し5弱い乳腺刺激活性
をもち、脂質の代謝およびホメオスターシスの維持にお
いても役割を演じる。
ある程度、成長ホルモンは種特異性である。たとえばウ
シのホルモンはヒトおよびサルにおいては不活性である
が、ラットおよびヤギにおいては効果を生じるであろう
養豚においては、成長ホルモンの投与により体重増加が
促進され、屠殺体の質が改良され、これにより飼料転化
率が高められる。経済的見積りによれば、ブタを成長ホ
ルモンで処置することにより、生産の効率および経費と
共に食肉の質が改良されろことが示されている。残念な
がら天然のブタ下垂体ホルモンの供給はその需要に達せ
ず、種特異性による制限があり、他の天然同族体を代替
品として安価に使用することはできない。
組換えDNA技術および細菌を利用して、確立された方
法に従って同族ポリペプチドを製造することによって、
不足を避けることはできる。しかしこの種の方法には一
定の固有の欠点がある。その1つは、真核細胞のDNA
は一般に細菌におけろ発現に不適当である点である。そ
れがしばしば非コード部位またはイントロンを含み、こ
れらが遺伝子を妨害するからである。この現象は細菌性
ゲノムには見られない。他の問題は真核細胞と原核細胞
の調節配列の不適合性に由来する。
従って本発明の目的は、先行技術に関連する1または2
以上の難点を克服し、または少なくとも軽減することで
ある。特に本発明者らは、後述の方法を用いて、良好な
ブタ成長ホルモン活性をもつ比較的大量の組換えポリに
プチドを製造することができた。これらのポリペプチド
は良好な活性をもち、天然ホルモンに対する有効な代替
品としてインビボで使用できる。
従って本発明の一観点によれば。
11(alブタ成長ホルモン活性を有するポリペプチド
をコードし5かつ単細胞生物において複製。
転写および翻訳されうるDNA配列を含む組換えプラス
ミド発現イタター、ならびに(bl単細胞生物を用意し
; 2)上記組換えプラスミド9発現ベクターを上記単細胞
生物に、形質転換、形質導入またはトランスフェクショ
ンから選ばれろ方法により導入し;3)得られた生物を
培養し; 4)上記DNA配列によりコードされろ組換えポIJ 
Aプチドを発現させ;そして所望により5)上記ポリペ
プチドを培養物から単離する工程を含む、ブタ成長ホル
モン活性を有する組換えポリペプチドの製法が提供され
ろ。
本発明方法において、単細胞生物は原核生物、たとえば
細菌の菌株、たとえば大腸菌(E、 coli)の菌株
であってもよい。大腸菌の菌株である大腸菌DH1が特
に適切であることが認められた。
本発明のこの観点に用いろ組換えプラスミド発現ベクタ
ーは、後記の方法により調製されろ適切なはフタ−のい
ずれであってもよい。特に有用なベクターには、のちに
詳述するようにpGH935、pMGg 36. pG
M939およびpMc940 が含まれる。この種の発
現ベクターは本発明の他の観点をなす。
本発明方法はここに定める組換えポリペプチドpGH(
me t 1−190 )およびpGH(4−190)
の製造に特に好適である。
本発明方法の工程(1) −(4)は周知の方法、たと
えば後記実副列に記載されるものにより行うことができ
ろ。工程(5)に従ってポリペプチド生成物を単離した
い場合も、常法を採用することができる。
たとえば細胞を破裂させたのち(たとえば細胞溶解によ
り)、たとえばイオン交換、アフイニテイもしくは分粒
樹脂を用いるクロマトグラフィーにより、および/また
は沈降法、たとえば遠心分離により、または他の既知の
ポリにプチド精製法により、ポリペプチドな単離するこ
とができる。
組換えホリハプチドが不溶性凝集体として発現されてい
る場合、および/または変性されている場合、常法によ
り、たとえば国際特許出願W。
83104418号、英国特許第2138(10)4号
および欧州特許第226448号明細書に記載されろ方
法により、可溶化および/または復元させることかでき
る。
本発明方法の工程(3)に用いるために特に有用な生物
には大腸菌の菌株、特に組換えプラスミド発現ベクター
pMG 935. pMG936. pMG939およ
びpMG 940のうち1種を含む大腸菌DHIが含ま
れる。この種の菌株はその変異体1組換え体および遺伝
子工学による誘導体と共に本発明の他の観点をなす。
本発明方法により製造される特に有用な組換えポリ投プ
チドにはブタ成長ホルモン変異体pGH(metl−1
90)およびpGH(4−190)  が含まれる。こ
れらの組換えポリペプチドは両者とも天然ホルモンに比
べて予想外に良好なインビボ活性をもち、動物、特にブ
タにおいて、たとえば屠殺体の質を改良し、および/ま
たは体重増加を促進するために用いることができる。こ
の方法に使用するためには、 pGH(met 1−1
90 )  およびpGH(4−190)を動物に獣医
学的配合物の形で投与することができろ。
従って本発明の他の観点によれば、pGH(metl−
190)またはpGH(4−190)およびそれらの獣
医学的に受容できる塩類から選ばれるブタ成長ホルモン
活性を有する組換えポリペプチド。
ならびに獣医学的用途に受容できるキャリヤー1種また
は2種以上からなる獣医学的組成物が提供される。
こコテ用いるpGH(met 1−190 )  とい
う語は、天然のブタ成長ホルモンのアミノ酸配列を含み
、さらにN末端においてメチオニン残基により置換され
た組換えポリペプチドを意味する。pGH(4−190
)という語は、天然のブタ成長ホルモンのアミノ酸配列
を含むが、ただし最初の3個のN末端アミノ酸(Phe
−Pro−Apa−)が存在しないポリペプチド9を意
味する。
pGH(met 1−190 )  およびpGH(4
−t 90 )の獣医学的に受容できる塩類には酸また
は塩基の塩類、たとえば無機酸塩、たとえば塩酸塩、ま
たは無機塩基塩、゛たとえばアルカリ金属(たとえばナ
トリウム)塩が含まれろ。
本発明による組成物は経口用、直腸用または非経口用(
埋込み用を含む)に適した形状を含めて。
投与に適したいかなる形状をもとることができる。
経口投与のためには1組成物はたとえば常法により調製
された液剤、シロップ剤もしくは懸濁剤(たとえば水性
緩衝液中)、または固体組成物、たとえば錠剤もしくは
カプセル剤の形をとることができる。非経口用としては
、組成物はたとえば注射に適した形状、たとえば所望に
より調剤用物質、たとえば懸濁化剤、安定剤、可溶化剤
、および/または分散助剤を含有する水性または油性の
ビヒクル中の懸濁剤、液剤または乳剤の形状をとること
ができろ。
本発明による組成物において、有効成分の濃度はたとえ
ば処置すべき動物の性質および目的とする効果に応じて
異なるが、一般に0.01〜0.2■/KLi(生体重
)7日の有効成分量を投与するのに十分な量が用いられ
るであろう。
本発明による組成物は常法により調製することができ1
本発明の他の観点によれば、アリコート量の、pGH(
met 1−190 )またはpcH(4−190)お
よびそれらの獣医学的に受容できろ塩類から選ばれるブ
タ成長ホルモン活性を有する組換えポリにプチドを獣医
学的用途に受容できるキャリヤー1種または2種以上と
合わせることよりなる、獣医学的組成物の製法が提供さ
れる。
たとえば組換えポリペプチドを常法により適宜なキャリ
ヤーと混合もしくはブレンドするか、またはこれに懸濁
もしくは溶解することができる。
本発明方法に用いるプラスミド発現はフタ−は下記の方
法により得られる。これらの方法は一般に第1系列の工
程において、ブタ成長ホルモン活性をもつポリにプチド
をコードするDNA配列を含むプラスミドベクターの調
製法を記載しており。
これらは有用な貯蔵ビヒクル(storage veh
icle)である。第2系列の工程はこれらの貯蔵ビヒ
クルを用いて5本発明方法に使用するプラスミド発現は
フタ−を構成することを示している。
以下ノ方法は高水準(7) pGH(met 1−19
0 )およびpGH(4−190)を発現しうるプラス
ミド発現はフタ−に特に有用であるが、他のブタ成長ホ
ルモン変異体を発現するベクターの調製にも一般に適用
できろ。
従って本発明の他の観点によれば、 ブタ成長ホルモン活性を有するポリペプチド9をコード
するDNA配列、およびプラスミドにフタ−を用意し; そしてこれらのDNA配列およびプラスミドベクターを
リゲートさせてDNA配列をプラスミドベクター内に配
置する(deploy)ことを含む、ブタ成長ホルモン
活性を有するポリペプチド9をコードするDN八へ置を
含む組換えDNAプラスミドの製法が提供される。
こうして調製された組換えDNAプラスミドバクターは
ブタ成長ホルモンポリはプチドミード部位の完全なコピ
ーを含み、構造遺伝子の終止コドンを越えた部位に3′
非翻訳配列を含むことができる。
ブタ成長ホルモン活性を有するポリペプチド9をコード
するDNA配列はmRNAから、すなわちcDNAとし
て誘導しうる。mRNA、たとえばポリアデニル化mR
NAは適宜な組織源から得られ、たとえばブタ下垂体組
織から単離される。従って本発明の他の観点においては
、 ブタ成長ホルモンポリはプチビをコードするmRNAを
ブタ下垂体組織から入手し。
このmRNAから該mRNAに相補的な第1鎖および第
2鎖を有するcDNA配列を調製することを含む、ブタ
成長ホルモン活性を有するポリペプチドをコードするD
NA配列の製法が提供されろO ブタ下垂体組織からのポリアデニル化RNAの抽出はグ
アニジンチオシアネート処理を採用したのちクロマトグ
ラフィー抽出することにより行うことができる。
本発明のこの観点によりmRNAからcDNA  を調
製する工程には プライマーオリゴdTをmRN Aにアニーリングさせ
; このmRNAを逆転写酵素で処理してcDNAの第1鎖
を形成させ; cDNAの第1鎖をDNAポリメラーゼのクレノー断片
で1次いで逆転写酵素で処理して、第1鎖上にcDNA
の第2鎖を形成させ; その生成物を処理して第1鎖と第2鎖の間の共有結合を
開裂させる ことが含まれろ。
開裂工程は適宜な酵素、たとえばヌクレアーゼS1によ
り行うことができろ。
二重鎖DNAをクローニングするためのプラス、? F
J <フタ−は適宜な型のもの、たとえばプラスミド9
ベクターpBR322である。クローニング工程はいか
なる形態をとってもよい。ホモポリマーティリング/ア
ニーリング法を採用しうる。この場合、プラスミド発現
ベクターを修飾し、オーバーハングした3′側延長部を
形成してもよい。たとえばpBR322を制限酵素Ps
t  1で消化することができろ。!ラスミド〈フタ−
pBR322はグアニジン残基(ヌクレオチドゝ約15
個)によりテイル形成していてもよい。
同様にDNA配列はターミナルトランスフエラ−ゼを用
いてシトシン残基によりテイル形成することもできる。
pGH配列を含むベクターを同定するためには、適切な
宿主細胞、たとえば大腸菌をベクターで形質転換し、挿
入DNA配列を含むベクターで形質転換された細胞を適
宜な手段(たとえば抗生物質に対する耐性)により選択
し、ベクターDNAがpGH特異特異性ポリヌクレオチ
ドロブローブトハイブリダイズ能力によって挿入pGH
配列を同定することができる。
従って本発明の他の観点においては、のちに詳述するp
GH3,p(1,H4およびpGH29から選ばれる組
換えDNAプラスミド9が提供される。
プラスミドpGH29が特に好ましい。後記のように、
これらのプラスミドはそれぞれ3′未終止コドンを越え
て広がるブタ成長ホルモンポリペプチドコード しかし、この種の組換えDNAプラスミドはブタ成長ホ
ルモン活性を有するポリペプチド9をコードするDNA
配列にとって有用な貯蔵ビヒクルを提供するが、ベクタ
ーは原核宿主細胞におけるこの種の真核細胞遺伝子の発
現を制御および促進するために付加的な原核宿主適合性
オにレータ−配列を必要とすること,すなわちベクター
は原核宿主細胞に適合性の発現ベクターでなげればなら
ないことは理解されるであろう。従って外来遺伝子が形
質転換された細胞およびそれらの子孫において適正に発
現されるのを保証するためには.適正な複製、転写およ
び翻訳信号がプラスミド上に正確に配列されていなけれ
ばならない。
従って本発明の他の観点においては。
制限処理プラスミド上現にフタ−,ならびにブタ成長ホ
ルモン活性を有するポリペプチドをコードするDNA配
列またはその一部であって。
その5′末端に単細胞生物における複製,転写および翻
訳のための調節要件を満たす合成配列を含むDNA配列
を用意し; そして上記DNA配列を上記プラスミド発現ベクター中
に,該DNA配列の複製、転写および翻訳が起こりうる
位置にリゲートさせることを含む,ブタ成長ホルモン活
性を有するポリペプチドをコードシ,かつ単細胞生物に
おいて複製,転写および翻訳されうるDNA配列を含む
組換えDNAプラスミド発現ベクターの製法が提供され
る。
本発明のこの観点による制限プラスミド発現ベクターは
いかなる適切な型のものでもよい。公開された英国特許
出願第2136814A号明細書に記載された種類の二
原点ベクターが好ましい。
二原点Rクターは低コピー数においてプラスミドを安定
に維持する役目をもっ一複製原点を含み。
一方,複製が温度その他の手段の変化により開始される
他方の原点はクローニングされた遺伝子の構成合成を目
的とする。従って大規模培養におけるコピー数増幅の誘
導が比較的安価にかつ簡単に行われる。
プラスミド発現イタターpMG197,すなわちpMc
.411(7)誘導体(Gene.  1 9 8 4
年、ヤラントンら、および英国特許第2136814A
号明細書に記載)は本発明のこの硬点により組換えDN
Aプラスミド発現ベクターを調製するための出発材料プ
ラスミドとして用いられる。pMG197はtrpプロ
モーターからmet−胃液リパーゼ酵素を発現する二原
点プラスミドであり.これはAUG開始コドンから14
塩基対上流にシャイン−ダルガノ(SD)配列をもつ。
pMf:、197をたとえばpar座と01857配列
の間のEcoR1部位を欠失させることにより。
またmet−胃液リパーゼ遺伝子をBal■−EcoR
1断片として排除することにより修飾して、制限プラス
ミド発現Rクターを形成することができる。
本発明のこの観点による組換えDNAプラスミド発現ベ
クターは二工程法により調製できる。
従って,DNA配列が合成5′末端配列および3′末端
配列を含む、ブタ成長ホルモンをコードするDNA配列
の一部のみを構成する本発明のこの観点の好ましい形態
においては、本方法はさらにブタ成長ホルモンをコード
する配列の残部を構成する付加的I)NA配列を用意し
; 前記DNA配列を合成5′末端配列と3′末端配列の間
にある制限部位において開裂させ、そして付加的DNA
配列を上記制限部位にリゲートさせる ことよりなる。
好ましくは2種の一般的な型のオリゴヌクレオチド9の
うちの1種を上記DNA配列の合成3′末端配列として
用いることができる。たとえば2種の一般的な型のオリ
ゴヌクレオチドはpGHコーミー配列の最初の17個の
アミノ酸(3’ Apa1部位において終止する)をコ
ードするDNAを置換すべくデザインすることができる
第1の型のオリゴヌクレオチドであるオリゴヌクレオチ
)”met 1−17は1位にメチオニンを示し、これ
にブタ成長ホルモンの最初の17個のアミノ酸をコード
する配列が続くコトゝンを含む。選ばれたコドンはアミ
ノ酸をコードするが、好ましくは大腸菌内に見出される
最も豊富なt、RNA(転移RN A )に対応する。
第2の型のオリゴヌクレオチドであるオリゴヌクレオチ
ド”met4−17は同様にデザインされたが、pGH
の最初の3個のアミノ酸すなわちPHE。
PRO,ALAをコードするDNAを含まなかった。こ
の遺伝子からの転写はメチオニン、すなわち普通はpG
Hポリにプチド鎖の第4位を占めるアミノ酸に対するコ
ドンから開始されるであろう。
これら2種のオリゴヌクレオチドの塩基配列は遺伝的コ
ードの拘束の範囲内で選ぶことができろ。
遺伝子発現を最大限にするためには大腸菌において高水
準で発現する。宿主に好まれるコドンを選ぶのが好まし
いことが認められた。さらにコンピューター分析を行っ
てメツセンジャーRNAのリポソーム結合部位内におい
て潜在的二次構造の部位を探索し、これを除去すること
もできる。この二次的実施の一部として、G−C塩基対
を可能な場合にはA−T塩基対で置換することができる
大腸菌の高度に発現された外被(Outer memb
rane)蛋白質に対する遺伝子は著しく A/Tに富
むプロモーター領域からなる。転写の制御に関与するこ
れらの領域はメソセンジャーRNAをDNA鋳型からコ
ピーするDNA依存性RNAポリメラーゼに結合する。
さらに、翻訳効率を指令する5′側配列も著しくA/T
に富むことが認められている。シャイン−ダルガノ配列
と開始ATGの間の領域は二次構造の不安定化に影響を
もち、これによりリポソームの結合、およびメソセージ
に沿った後続の翻訳を容易にすると考えられる。
合成できる個々のオリゴヌクレオチドの例は下記のもの
である。
ω  の      ω  の 従って本発明の他の観点においては、ブタ成長ホルモン
活性を有するポリ纜プチビをコードするDNA配列また
はその一部を含み、このDNA配列が5′末端に単細胞
生物における複製、転写および翻訳のための調節要件を
満たす合成配列により置換されたセグメントを含むプラ
スミド発現ベクターが提供される。
調節配列は前記のように先の特異的配列を含むmet 
1−17オリゴヌクレオチト9およびmet4−17オ
リゴヌクレオチドがら選ぷことができる。
従って前記のようにBgl it −EcoR1断片を
除いた制限処理pM01g7と共に用いるために。
上記合成オリゴヌクレオチドゝ配列をpGH29がら誘
導されたDNA配列の八pa I −EcoR1断片に
リゲートさせることができる。これはpGHのアミノ酸
88−190をコードするDNAからなる。従って本発
明はさらに他の緩点においては。
のちに詳述するpMG933およびpMG934から選
ばれろ中間体プラスミド発現ベクターが提供される。こ
れらの中間体プラスミド発現ベクターは先に詳述した合
成mst 1−17オリゴヌクレオチト9およびmet
、4−17オリゴヌクレオチドを取込む。
こうして形成された合成配列を制限処理した発現ベクタ
ー(Bgl n −EcoR1)に結合させることがで
きる。
ブタ成長ホルモンをコードするDNA配列の残りの断片
(アば)酸18−87をコードする中間部分のDNAか
らなる)を次いで取込ませることができる。プラスミド
発現ベクターpcH2gのApa(消化物から小型のA
pa r −Apa [断片を単離する。中間体プラス
ミド発現ベクターp M G 933またはpMG93
4をApa I  制限部位において開裂させ、上記の
AoaI−Apal断片をこれにクローニングして、そ
れぞれpMG935およびpM0936を得ることがで
きる。
こうして形成された組換えプラスミド発現ベクターを用
いて適切な宿主細胞を形質転換し、この形質転換された
宿主細胞を培養して、前記のブタ成長ホルモンポリにプ
チドを発現させることができる。
ここに詳述したプラスミド9およびプラスミド発現ベク
ターを含む大腸菌の見本はブンゲ(オーストラリア)非
公開会社(Bunge Pty、 Lt、a、)細胞コ
レクション(オーストラリア:ビクトリア、ノース メ
ルボルン フレミングトンロー1”87−89)に保管
されている。
ここで以下の実施例を参照しながら本発明をより十分に
説明する。ただしこれらの例は説明のためのものにすぎ
ず、上記の本発明の一般性を限定するものとみなすべき
ではない。
実砲例1 成長ホルモンはブタ下垂体蛋白質の主要部分を構成し、
pGHに対するメツセンジャーRNAも豊富であり、総
量RNAのほぼ25%を占める(ジョン・エム・ニルソ
ンら、 J、 BiO2,Chem。
258(1983))。 pGHをコードするc DN
Aクローンを得る方法はmRNA集団全体なcDNA合
成用鋳型として用い、cDNAクローン集団からブタG
H遺伝子を含むものを選択することである。要約すると
、これは下記よりなる。
(1)  グアニジウムチオシアネート法、およびオリ
ゴ(a’r)セルロース上でのクロマトクラフィーを採
用してポリA含有RNAを成豚下垂体から抽出する。
(2)逆転写酵素、およびDNAポリメラーゼ1のクレ
ノー断片の双方を用いてcDNAを合成する。
(3)Pstt 制限処理pBR322およびホモポリ
マーアニーリング法を採用して大腸菌HB 101 r
ecA中へクローニングする。
冷凍したブタ下垂体前葉をガラステフロンホモジナイザ
ー内でQ、 5 mlの5Mグアニジンチオシアネート
、1%サルコシル、20mM−EDTA。
1%(v/v)’l−メルカプトエタノール、50mM
トリス−H(J(pH7,0)中においてホモジナイズ
した。ホモジナイゼーション緩衝液を追加してホモジネ
ートを最終容積約3.5 mlとなし、0.1M・ED
TAを含有する5、7 M−CsCυ(p!−17,0
)  1.2d上にスピンコ5W50.1遠心管内にお
いて積層し、36.OOOrpm  で20℃において
17時間遠心分離した。上層液をパスツールピペットで
慎重に除去し、RNAベレットを滅菌水0.5 rnl
に室温で溶解したのち60℃で30秒間インキュベート
シタ。RN Aヲ−20’ テ0.1容量の2Mrn酸
カリウム(pH5)および2.5容量の95%エタノー
ルの添加により2回沈殿させた(チンギンら。
Biochem、 18.5294 (1979)  
の変法)。
メツセンジャーRNA、より詳細にはポリアデニル化F
INAをオリゴdt(dT−セルロース)上でのクロマ
トグラフィーによりRNA種の混合物から単離すること
ができる。オリゴ−dt(dT−セルロース)77型は
ファルマシアかう購入すれた。この樹脂を無菌の装填用
緩衝液(20mMトリス−HGfl  (pH7,6)
、0.5 M−NaCJ 、TmM・EDTA、0.1
%5DS)中で平衡化し、1.0rnlをカラムに注入
した。カラムをa)滅菌水、b)0.1M−NaOH1
5mM−EDTAおよびC)滅菌水それぞれで、3回(
またはカラム流出液のpoが8よりも低くなるまで)洗
浄した。次いで無菌の装填用緩衝e、5容量をカラムに
導通した。RNAは滅菌水に懸濁し、65℃で5分間熱
処理することにより調製された。等容量の2×装填用緩
衝液をRN’A試料に添加し1次いでこれを室温にまで
放冷したのちカラムに装入した。カラム流出液を採取し
、65℃に5分間加熱し、冷却し、再びカラムに装入し
た。次いでカラムをカラムの5〜10容量の装填用緩衝
液、次いでカラムの4容量の20mMトリスHCR(p
H7,6)、0.1 M−NaGl。
1mM−EDTA、0.1 %SDSで洗浄した。ポリ
アデニル化RNAをカラムの2〜3容童の無菌10+n
Ml−リス−H(J(pH7,5)、1mM−EDTA
、0.05%SDSで溶離し、3M酢酸ナトリウムおよ
びエタノールで沈殿させた。はレットを滅菌水に懸濁し
、−70℃に保存した。ポリアデニル化DNAを溶離し
たのち260 nmにおける光学濃度を読取った。
コピーDNAの合成 選択後にポリアデニル化mRNAを二重鎖cDNA  
に転化し、細菌性プラスミドに挿入した(“分子クロー
ニングについての実験室用ガイド“による−マニアチス
ら(1982年)コールド・スプリング・ハーバ−・ラ
ボラトリーズ)。簡単に述べると、これは逆転写酵素(
RNA依存性DNA、dリメラーゼ)により第1鎖を合
成し;RNA鋳型をアルカリ消化により除去し;逆転写
酵素およびDNAポリメラーゼ1(クレノー断片)の双
方により第2鎖を合成し;最後にヌクレアーゼ−81を
用いる酵素消化によりヘアピンループを除く(第1鎖と
第2鎖を共有結合させる)ことによる。
cDNAの酵素合成を行う前に41月Al + RN 
Aの結合性を(アガロース ホルムアルデヒド)ゲル電
気泳動により調べた。合成はポリアデニル化mRNA約
10μ9、 ヌクレオチド(aTTP。
acTP、dATP、aGTP)各50ピコモル、およ
び1(10)mM水酸化メチル水銀1μ旦を混合するこ
とにより開始された。この混合物を室温に10分間保持
して全長m RN A鋳型の収率を高めた。逆転写酵素
を添加する前に7(10)mM・2−メルカプトエタノ
ール2μ旦を添加して、逆転写酵素の作用を抑制するこ
とが知られている水銀イオンを封鎖した。RNAの分解
を抑制するためにRNasin  1μρ (約25単
位)をも添加した。
混合物をさらに15分間室温に保持したのち逆転写酵素
40単位(2μ立)を添加し、42℃で3時間インキュ
ベーションを続ケた。0.5M・EDTA(pH8,0
) 2/jfl オ、J:び150mM−NaOH25
μ氾の添加により反応を停止した。
mRNA鋳型は65℃で1時間のインキュば一ジョンに
際して加水分解された。3M酢酸ナトリウムおよび無水
エタノール中で一70℃においてエッRンドルフ遠心分
離機により10分間回転させることによってDNAを沈
殿させ、Rレットを乾燥させた。
第2鎖の合成 DNAの全長コピーを確実に作成するために。
第1鎖鋳型からの第2鎖の合成はDNAポリメラーゼを
逆転写#素と共に用いて行われた。両酵素は鋳型に添っ
て異なる地点に止まる(Stall)ので。
それらの併用によって配列全長を読取る機会が増すO 乾燥した第1鎖cDNAベレツトを滅菌水50μUに再
懸濁し、特答量の2×第2鎖用緩衝液(0,2M−HE
PEs(pH6,9);20mM−MgG Q 2 ;
5 m Mジチオトレイトール;0.14−KCQ: 
1mM−dTTP;1mM−dcTP;1mM、dAT
P;1mM−dGTP)を添加した。
反応はDNA4リメラーゼ1のクレノー断片40単位を
添加することにより開始され、15℃で20時間維持さ
れた。20時間の経過後に0.5M・EDTA2.Oμ
氾の添加によりDNA、tサメラーゼ1を不活化した(
EDTAは活性酵素複合体の重要な成分である二価マグ
ネシウムイオンをキレート化する)。試料を等容量のフ
ェノール/クロロホルムで抽出し、ds  cDNAを
セファデックスG−50上でのクロマトグラフィーによ
り、取込まれていないaNTPから分離した。DNAを
3M酢酸ナトリウムおよび無水エタノールにより一70
℃で沈殿させ、次いで滅菌水40μlに再懸濁させ、c
DNA20μ旦を採取し、これにIM ト’Jス−HC
ff1(pH8,3) 5 pal 、  IM −K
GQ711Q、250rnM−Mff122μQ、20
mM(aATP、aTTP、aGTP、aCTP)25
μ氾、7(10)mM・2−メルカプトエタノール2μ
Q。
水7μ立および逆転写酵素2μfl (40単位)を添
加した。反応混合物を42℃で1時間インキエベートし
、次いでQ、5M−EDTA2.Oμ旦の添加により反
応停止した。混合物を等容量のフェノールおよびクロロ
ホルムで抽出し、次いでセファデックスG−50上でク
ロマトグラフィー処理して、取込まれていないaNTP
を除去した。DNAを3M酢酸ナトリウムおよびエタノ
ールにより一70℃で沈殿させた。
第1鎖および第2鎖の合成が終了した時点で画鋲は一本
鎖ループにより共有結合している。これはヌクレアーゼ
−81を用いる消化によって容易に除かれる。二重鎖c
DNA約0.5μ9を50μU(1’) 1 m M 
トリス−HC:ff1(pH7,6)、  0.1mM
−EDTAに懸濁した。10μUのIOXヌクレアーゼ
Sl用緩衝液(2M−Na(J、0.5M酢酸ナトリウ
ム(pH4,5) 、  10 mM−ZnSO4,5
%グリセロール)を添加し、反応混合物を滅菌水で1(
10)μUとなした。5単位のヌクレアーゼS1を添加
することにより反応を開始し、37℃で30分間継伏し
たのち、酵素を0.5 mM −EDTAllmlによ
り不活化した。
ヌクレアーゼS1を用いる消化により、種々のオーバー
ハング配列を含む二重鎖配列が得られた。
大腸菌DNAポリメラーゼ1のクレノー断片(2単位)
および4種のデオキシリボヌクレオチビ(25mM原液
)を用いて修復することにより。
各断片を平滑末端となした。セファデックスC−50上
でのクロマトグラフィーにより、DNAを取込まれてい
ないヌクレオチドから分離した。
二重鎖DNAのクローニング pGHeDNAはターミナルトランスフェラーゼにより
シトシン残基でテイル形成したホモポリマーである。ヌ
クレオチビ約15個の鎖長につき酵素清度および時間を
判定した。同様にプラスミドベクターpBR322を制
限エンドヌクレアーゼPst、i(これはオーバーハン
グした3′末端延長部を形成する)で消化し、グアニジ
ン残基(約15ヌクレオチド″)でテイル形成した。
二重鎖cDNAおよび直鎖化したプラスミド9DNAを
下記に従って処理した。
滅菌水55μUに懸濁したDNAを等容量の2×テイル
形成用緩衝液(0,4Mカコジル酸カリウム、50mM
トIJスーH(J(pal6.9)、  4mMジチオ
トレイトー/1/%1 mM −GoCQ2 、2 m
M(3H)aGTP(プラスミド”DNA用)または2
mM(3H)dCTP (cDNA用)、 5(10)
897m1BsA)に添加した。10μ旦アリコートを
用いて約15ヌクレオチドの付加に必要な期間を判定し
た。残りの線状プラスミドDNAを37℃で10分間イ
ンキエベートした。0℃に冷却したのち0.5M・ED
T A (pH8) 10μiを添加することにより反
応を停止した。等容量のフェノールおよびクロロホルム
中に抽出したのち、ホモポリマーチイル形成りNA?:
セファデックスG−10’0(IXアニーリング用緩衝
液中で平衡化: I M−Na(J。
0.1M)リス−HCQ(pH7,8)、1 mM −
EDTA)上でのクロマトグラフィーによって低分子量
不純物から分離した。
ベクターDNAおよびpGHcDNAを混合し、3M酢
酸ナトリウムおよびエタノールにより一70℃で沈殿さ
せた。乾燥DNAを50μQのリガーゼ用緩衝液(30
mM)す、x、 −Hc、((p)13 )。
4 m M−M%J!2.1.2 mM −EDTA、
 1.0 mM ・ジチオトレイトールおよび50μ9
7m1・BSA)に再懸濁させた。反応はT 4  D
 N A IJガーゼ(ファルマシア)2μυにより触
媒され、10℃で16時間継続された。反応混合物25
μUアリコートを下記に従って大腸菌HBIOI中へ形
質転換した。
1(10)μQのLブロス(1%酵母エキス、1%トリ
プトン、0.51NaCρ)に−夜培養した細菌培養物
(大腸菌HBIOI)1rnlを接種した。細胞を37
℃で3時間、振とうプラットフォーム上で増殖させた。
3時間後に細胞を冷却し、卓上遠心分離機中で4℃にお
いて5分間回転させ、上層液を廃菓した。細胞を50m
1の氷冷した無菌の50 m M−GaG l 2およ
び10mMトリ、x、−H(J(pi(8)の溶液に再
懸濁し、水中に15分間保持した。次いで卓上遠心分離
機中で回転させることにより細胞を収穫し、6.5 m
lの氷冷した無菌の50 mM−Ca(J2および10
mMトリス−HGI(pH8)の溶液に再懸濁し、0.
2rnlアリコートを予冷した試験管に分注した。これ
らの細胞を4℃に24時間保存して形質転換の効率を高
めた。
24時間経過後に、TE緩衝液(10mMトリス−HC
D、(pH8)、1mM−EDTA)に再懸濁したプラ
スミドDNAを細胞に添加し、混合し、氷上に30分間
保持した。次いで細胞およびDNAに42℃で2分間の
熱衝撃を与えた。Lブロス1、Omlを各試験管に添加
し、37℃で30分間インキュベートした。この期間中
に細菌は回復し。
抗生物質耐性を発現し始めた。30分後にテトラサイク
リンまたはアンピシリンを補充した寒天平板上に系列希
釈液1(10)μρを展延した。
無傷のプラスミドpBR322を含む細囚細胞はすべて
アンピシリンおよびテトラサイクリン上で増殖するが、
pGHcDNAがpBR322のPst1部位にクロー
ニングされた組換えプラスミドを含む細菌細胞はテトラ
サイクリン上でのみ増殖する。アンピシリン耐性はこの
組換えにより失われるからである。テトラサイクリン上
でのみ増殖したコロニーをさらに、全ブタ下垂体ポリA
+RNAから合成された一重鎖放射性標識付きcDNA
プローブを用いてスクリーニングした(ブタ成長ホルモ
ンのメツセージはポリアデニル化RNAの約25%に関
与する)。これに基づいて、より高度に標識されたコロ
ニー乞選択した。
テトラサイクリン耐性コロニーをニトロセルロースフィ
ルターディスク上に順に配置した。細胞壁をアルカリ性
条件下で溶解してDNAを放出させ。
次いでこれを80℃で2時間の熱処理によりフィルター
に固定した。放射性標識したブタ下垂体cDNAをフィ
ルターと共に37℃で16時間インキエヘートした。フ
ィルターを2×SSCで洗浄し、乾燥させ、オートラジ
オグラフィー処理した。陽性のコロニーを単離し、多数
の4および6塩基切断酵素を用いて制限分析を行った。
部分制限マツプを文献中の配列データと比較しく第1図
)。
pGHクローンを選択した。これら3種の陽性クローン
(pGH3,pG′H4およびpGH29)のうちプラ
スミドpGH29(第2図)が後続の操作に最適である
ことが認められた。pGH29は3′未終止コドンを越
えて伸びたブタ成長ホルモンcDNAの全コピーを含ん
でいた。
二原点ベクターpMG197中へのクロズタ成長ホルモ
ンcDNAをプラスミ)’ p M G197(第3図
)にリゲートする前に、この梗りターを修飾して、真核
細胞遺伝子pGHcDNAの5′末端に融合しうる適宜
な原核細胞調節配列を含有させろことが必要であった。
一般にゲノム真核細胞DNAのcDNAは。
(内生原核細胞DNAの場合)遺伝子の効果的な転写お
よび翻訳を保証するのに適した調節信号を保有しない。
この欠点は宿主細胞株の好ましいコドン利用に適しかつ
特異的制限部位を含むべ(調製しうる合成オリゴヌクレ
オチドの設計により克服できる。
pGH遺伝子の5’ Apa I  制限部位にリゲー
トすべ(デザインされた2組のオリゴヌクレオチド9は
、用いる三原点プラスミド中においてpGHmet(1
−190)およびp(、H(4−190)の双方を発現
する必要があった。これらはホスホトリエステル化学に
より合成された(ベイチルら(1982)Nuclei
c Ac1ds Ros、 1 (L 5605−56
20)。
cQV3        ω  の tn    (v′)        uつ   Oつ
2、  pGHcDNAをpMG197に挿入する方法
ハイズIJ 、ドブタ成長ホルモンポリペプチド9を発
現するためのはフタ−は下記に従って構成された。
各合成オリゴヌクレオチド(Bgl n −Apa I
 )をキナーゼ処理し、リゲートさせ、次いでApa 
1およびBglnで制限処理した。適正な断片をアガロ
ースゲルから単離し、次いでpGH29から誘導したA
pa I −Ec oR1断片(アミノ酸88−190
をコードする)にリゲートさせた。線状化した断片をB
gl n −EcoR1制限処理した発現ベクター(B
gl n −EcoRl )に結合させ、大腸菌株DH
1中に形質転換し、増幅し1選択した。この中間体はp
GH遺伝子の5′および3′ 両末端を含むが。
pGHのアミノ酸18−87をコードする中間部分を欠
如していた。pcH2gのApa I消化物から小型の
Apa I −Apa I断片(約2(10) bp、
 アミノmts−s7をコートする)を単離し、中間体
ベクターのApa 1部位にクローニングし、これによ
りブタ成長ホルモン遺伝子が完成した(第4図)。2種
の発現プラスミドpMG935 (metl−190p
GH)およびpMG936(4−190pGH)を与え
る適正な配列のプラスミドが同定された。これらのプラ
スミドを大腸菌DHI宿主菌株中に形質転換し、アンピ
シリン補充L−グロス培地中で増幅したのち、制限分析
およびサンガー法による配列決定によって構造を調べた
配列決定はM13ファージ中にサブクローニングされた
pGHプラスミドの制限処理断片を用いるサンガーのジ
デオキシ法により行われた。pGHプラスミドのうち1
種、pMGg 36 (pGH4−190)のみを完全
に配列決定した。大部分のpGH配列は両構造に共通だ
からである。従って他方のpGHプラスミド”、1)M
G935(1)GHmetl−190)はpGH遺伝子
ノ5′末端ノミヲ、ジャンクション断片によって配列決
定した。
データの分析 2種の制限酵素消化は、DNA0両鎖を画鋲決定するた
めに必要なオーバーラツプ断片すべてを含む必要があっ
た。この遺伝子はHpaIとEcoRlの制限部位間に
位置する(第5図参照)。消化If I II  はH
pa I 、 Sma IおよびEcoRl  を用イ
タ三重消化であり、これにより約470 bpおよび約
3(10) 、bpの2種のpGH遺伝子断片を与えた
消化II 2 IIはHindlllおよびApa I
を用イル二重消化であり、約220 bpll (10
)0 bpの3種のpGH関連断片を与えた。3種の断
片はすべてゲルから精製され、31ヌクレアーゼ処理し
て平滑末端断片にされた。次いでこれらの断片を、あら
かじめEcoRVおよびホスファターゼで処理されたノ
ζクテリオファージM13ベクター中にクローニングし
た。各クローンを配列決定して、3(10)塩基対まで
の配列を求めた。オーバーラツプ制限処理断片を選択し
て、画鋲につき完全なりNA配列を得た。
得られた配列は446位においてAからGへの塩基1個
の変化を除いて1文献中のものと一致した(第6図)。
しかしこの変化によって蛋白質の配列は変わらない。両
コト9ン(CAAまたはGA(1)ともグルタミン酸を
与えるからである。DNA配列におけるこの相違はpG
H遺伝子における対立因子の変異を反映したものと思わ
れる。
同じ制限酵素消化をpMG935について行った。ただ
し第5図において**および***のマークを付した断
片のみをクローニングし、配列決定した。***のマー
クを付した断片を配列決定したのはこれらがp G H
(metl −190) 遺伝子の異なる5′末端をカ
バーするからであり、一方**のマークを付した断片は
pMG936において認められた塩基の変化がpMG9
35にも存在することを確認するために配列決定された
。集成した配列データは446位における塩基の変化を
含めて予想どおりであった。
大腸菌における異種蛋白質生成物の蓄積水準を高めるた
めに種々のDNA操作法が報告されている。これら種々
の方法は大部分が遺伝子発現量の増加を目的とし、遺伝
子の5′末非コ一ト9部位に焦点を合わせたものである
。プロモーター配列に対する変更のほかに5メツセンジ
ヤーRNAの構造を変える変更も行うことができる。こ
れらの変更はリポソームがメンセンジャーRNAと相互
作用する様式に影響を与え、メツセンジャーRNAから
蛋白質への翻訳が開始される速度を変化させる。
特に、16 S IJボソームRNAの3′末端に相補
的な配列(シャイン−ダルガノ配列)と構造遺伝子の開
始地点におけるATGコドンとの距離を変えることは、
遺伝子の発現に著しい影響を与える(ロバーツら、P、
N、A、S、、米国、76.760−764.1979
)。遺伝子の発現を最大限にする方法についてのより十
分な記述はオールドおよびブリムローズ、遺伝子操作の
原理、第3版、138−182頁、1985年に見られ
る。
高度に発現される大腸菌遺伝子におけろシャイン−ダル
ガノからATG(5D−A’rG)の距離は一般に6〜
12塩基である。最適配列を予測するのは容易ではない
。メツセンジャーRNAの立体配座も発現水準を決定し
、この立体配座はメツセンジャーRNAのリボンーム結
合部位の上流および下流双方の配列間の水素結合によっ
て決定されるからである。これには蛋白質の構造遺伝子
内の配列が含まれる。
最良の配列を決定するための最も効果的な方法は一連の
関連プラスミドに作成し、これらを蛋白質蓄積の最高水
準につきスクリーニングするものである。
pGH(met 1−190)およびpGH(4−19
0)を発現する本来のプラスミドを特にこの種の一群の
プラスミドの構成を容易にすべくデザインした。両者と
も本来は14塩基対の5D−ATG距離を有していた。
pMC935およびpMG936を構成するために用い
た合成オリゴヌクレオチドは酵素C1a  IおよびB
gl  II  に対する特異的制限酵素開裂部位を有
する配列を含んでいた。
シャイン−ダルガノ配列       pGHの第1コ
ドン]  2 3 4 5 6 7 8 910111
21314TTCCCATAGCTATCTACATA
C5’C1a IBgl 11 これらの酵素は発現プラスミドの二重鎖DNAを非対称
的に開裂させ、−重鎖領域を残す。これらは除去するか
(Slヌクレアーゼを用いて)、またはフィルインする
ことができる(DNAポリメラーゼ1のクレノー断片を
用いて)。処理されたDNAを次いでリゲートさせて、
5D−AT(:、5〜12塩基対を含む一連のプラスミ
ドを得ることができる。1回消化したのちフィルインす
ると、5D−ATGが延長されるであろう。従ってフィ
ルイン反応は2種の酵素消化が行われた場合にのみ採用
される。N、 B、最適化をそれぞれプラスミドpMc
 935およびpMG 936について行った。プラス
ミドpMG935 (met 1−190 )およびI
)MG936 (4−190)はリパーゼコード配列か
らの余分なEC0RI断片を含むことが認められた。こ
れを除いてそれぞれpMG939およびpMG94Qを
得た。これらのシラスミドのpGH遺伝子または発現配
列は変化しなかった。
行った酵素処理のすべての組合わせおよびそれらの予想
生成物の全リストを第7図に示す。
DNAポリメラーゼ1フイルインによる。切断部位の一
重鎖延長部のフィルインは通常は正確であるが、S1ヌ
クレアーゼ消化ははるかに制御しにくい。S1ヌクレア
ーゼは一重鎖特異性酵素であり両方向に作用する。−重
鎖末端が除かれると。
残りの二重鎖は消化されないはずである。しかし各連鎖
は水素結合によって相互に保持されているにすぎないの
で、末端塩基が水素結合の破断および熱力学的平衡状態
における再生に伴って消化される傾向がある。その結果
、特に末端塩基対がA:Tである場合には余分な残基が
除去される可能性がある。この対はG:C対における3
本の結合に比べて2本の水素結合をもつにすぎないから
である。
第8図および第9図はpM0939またはpMG940
を用いて、プラスミl−″を修飾し、母体プラスミドと
異なる5D−ATG距離を含む、他の本発明によろプラ
スミドを得るプログラムを示す。
5ナノモルの組換えpGH(met 1−190)を装
入してABI蛋白質シーケンサ−において24回の分j
+1行った。結果は先に発表されてい、bpGH配列と
一致した(プラスN末端Met)。
Met−Phe−Pro−Ala−Met−Pro−L
eu−8er−8er−Leu−Pbe−Ala−As
n−Ala−Val−Leu−Arg−Ala−Gln
−X−Gln−Leu (X=不明)PTH−metパ
ックグラウンドを無視できる場合は初期サイクルの分析
におけ−PTHメチオニンビークの大きさから、またパ
ックグラウンド″ヲ差引いたP T H−Leuピーク
の大きさから、ある程度のI+下調べ11判定を行うこ
とができる(N末端蛋白分解を示す)。この判定は、2
%以下のpGH(met 1−190)分子が1個のア
ミノ酸残基を失っているというものであった。パックグ
ラウンド9が差引かれていないPTH−アラニンピーク
から得た他の判定は、約5%の分子が1個のアミノ酸を
失っているというものであったが、これはバックグラウ
ンドを差引いていないため過剰判定であると思われる。
蛋白質の発現 pMG935/大腸菌DH1およびp G H936/
犬腸菌DH1の小規模培養?:30’Cで1.5時間増
殖させた。プラスミドコピー数の増幅および遺伝子発現
は温度を42℃に移行させることにより誘導された。誘
導の前および後に1時間毎に試料を取出し、5DS−ポ
リアクリルアミド9ゲル(SDS−PAGE)上での電
気泳動により分析した。クーマシー・メルーで染色した
のち、pGHmet、(1−190) およびpGW(
4−190)の双方につき適正な見掛は分子量をもつ熱
誘導可能な蛋白質が有意水準認められた。pGH蛋白質
の水準は誘導の7時間後に最高水準に達した。これらの
バンドは相当する5DS−PAGEゲルをpGH特異性
モノクローナル抗体21−51にょリウエスタンプロッ
ト分析することによって、成長ホルモンであることが確
認された。
生物活性 大腸菌において組換えプラスミドから誘導されたブタ成
長ホルモンを5ブタ下垂体から単離された天然のブタ成
長ホルモンと比較した。等量の蛋白質?:4日間にわた
って下垂体切除ラッ) (PvG)に注射した。最後の
注射の24時間後にラットを層殺し、右脛骨を摘出した
。骨を洗浄し、近位末端で矢状面において分割した。硝
酸銀で染色したのち、置端軟骨を周囲の骨から区別する
ことができる。結果を増加率チとして表わす。
対 照       組換え体 −ve   +ve   4−190  1−190平
均 1.7  4.4  .3.9  4.1増加率 
 0   158チ   129%   141%−v
e対照:下垂体切除ラット+緩衝液+ve対照:下垂体
切除ラット+天然GH4−190:pGH936からの
組換えGHl−190pGH935からの組換えGH最
後に、ここに概説した本発明の精神から逸脱することな
く他の種々の修正および/または変更をなしうろことを
理解すべきである。
実施例2 pGH(met 1−190 )およびpGH(4−1
90)の調製 ta)  発酵 グリセリン(159/n )、(NH4)2S○4(5
,09,1)、NaH2PO2(6,24g/fi )
および微量元素溶液(2(ll/R)を含有する培地6
Qを10ffiの発酵槽中で滅菌した。
この培地に、pMG935を含む大腸菌細胞の振とうフ
ラスコ培養物2oo++tlを接種し、34℃で通気攪
拌下に増殖させた。水酸化アンモニウム溶液により一を
70に制御した。無菌グリセリンを一定時間毎に添加し
て、発酵時間全体にわたって過剰状態を維持した。
10時間後に、培養温度を42℃に10分間高め、次い
で38℃に冷却することにより、pcHの産生が誘導さ
れた。この温度をさらに6時間維持した。
最終的バイオマスは乾燥細胞重量269/ρであり、位
相差顕微鏡検査により細胞内に封入体が示された。細胞
な(ツクマンJ6遠心分離機により5(10)0 rp
mで15分間、11ボトル中で遠心分離することにより
収穫し、必要時まで一13℃に保存した。
第2回の発酵を等しい条件下で、ただしpM0936を
含む大腸菌細胞を用いて行った。
細胞投−ストの試料〔(a)節に従って調製した大腸菌
pMG935およびpMG936)をリン酸塩緩衝液(
pH7,5mM−EDTA、o、5M−NaCQ、0.
1mM−PMSFを含む)39014’に懸濁させた。
フレンチプレスセル〔84に9/c1rL2 (12o
psi)で1回〕を用いて細胞を溶解した。細胞溶解に
際して放出されたDNAを消化するために約1m9のD
Nアーゼ■を各懸濁液に添加した。
細胞ホモジネートを5(10) Orpm  で35分
間遠心分離し、封入体を部分精製した形で回収した。
バレット(139)を160m1のリン酸ナトリウム緩
衝液(pH7,5mM−EDTA、0.5M−NaCf
!、、0.1mM−PMSF?:含W)K再懸濁L、再
び遠心分離した。5DS−PAGE(pGHは(レット
中に存在することが示された)ののち上層液を廃棄した
pGH(4−190) 細胞ホモシネ−MY 12.(10) Orpmで5分
間遠心分離した。ベレット(1(Nt)’rトライトン
ーX−1(10)で数回洗浄し、上層液を廃棄した。
pGH封入体を含み、(11)節において調製された各
バレットを50mM・トリス(pH8,9)、7Mグア
=ジン−HCu、1mM−EDTA、10’OmM・2
−メルカプトエタノールC7m1/9 ・投レフト)に
可溶化した。澄明化したのち各溶液28m1をあらかじ
め50mM・トリス(pH8,9)。
7M、グアニジン−HCl、1mM −EDTA。
50mM・2−メルカプトエタノールで平衡化したセフ
ァクリル83(10)カラム(2,2X85cIIL)
上でクロマトグラフィー処理した。pGH(4−190
)の場合は2回の操作を行った。各カラムからの溶出液
を分画採取し、280 nmにおける吸光により監視し
た。カラム画分のアリコートを25mM・トリ、(−H
CJ!(pH7)、 8M尿素。
0.1%(v/v)2−メルカプトエタノール中へ透析
し、5DS−PAGEにより分析した。
目的とするポリベプテビを含む両分をプールし、各プー
ルを20倍過剰の15m+M・トリス−HCl(p)1
9)、7M尿素、50mM・2−メルカプトエタノール
(4回変換)に対して透析した。残留物(p’GH(m
et 1−1−190)50またはpGH(4−190
)180rnl)をl M −HCJで−7に調整した
のちDEAEセルロース(DE52)カラム(4,4X
’l 1cTL)に施した。イオン交換マトリックスは
15mMトリス−H(J(pl(7)、7.5M尿素、
50mM・2−メルカプトエタノールで平衡化した。ピ
ークすなわち蛋白質はマトリックス床容積の2倍量の平
衡化用緩衝液にまりカラムから溶離された。このピーク
はpGHを含むことが5DS−PAGEにより示された
。ゲル走査により、pGH(met 1.−190)は
約95%の純度であるのに対しpGH(4−190)は
わずか45%の純度であることが示された。これは恐ら
<DE52カラムの過剰装填によるものであろう。
従ってこの物質はさらに第2のDE52工程によって精
製された。
イオン交換クロマトグラフィーかもプールした画分はビ
スキング(visking)  チューブを用いて25
倍過剰の25mM)リス(1))110)、1%(w/
v)マンニトール(3回交換)に対して透析された。各
蛋白質は変性剤および還元剤をこうして緩徐に除去する
ことにより復元された。
透析された両分を次いで2rnlのアリコートに分割し
、液体窒素中で凍結させ、−70℃に保存した。これら
の画分の蛋白質濃度をパイオーラド蛋白質アッセイによ
り測定L/−595nm で吸光度を読取った。約1(
10)〜の復元ブタ生成ホルモン(met、1−190
)が細胞ペースト139(湿潤重量)から得られた。復
元4−190pGH16W/が細胞に一スト26St(
湿潤型t)から得られた。
生成物を証明するためにさらに分析を行った。
(iv)  F P L Cを用いて1組換えpGH調
製物が正確な分子量のものであり、凝集物たとえば二量
体を含まないことを証明した。セファロース120カラ
ム(30X1、OcrrL)を1(10)mM)リス−
H(J (p+48.3 )で平衡化し、既知の分子量
範囲の標準品で検量した。pGHにつき下記の溶出時間
が得られた。
標準pG、H27,7分 組換えpGH(metl−’190)  27.5分組
換えpGH(4−190)    27.0分混合注入
            272分いずれの場合も単一
のピークが認められた。このカラムがpGH二量体を分
離しうろことが、pGH二量体と同じ分子量、すなわち
44,(10)0ダルトンをもつ卵アルブミンを用いて
証明された。
FPLCピーク画分の分子量の指定はSDS −PAG
F、により確認された。
(V)22Kdの物質がpCH関連であることを確認す
るために、pGH%異性マウスモノクローナル抗体21
−51を用いてウェスタン・プロッティング分析を行っ
た。各組換えポリハブチト9および標準品の15チ還元
SDS、t?リアクリルアミドゲルをニトロセルロース
フィルター上に電気溶離し、pGHマウスモノクローナ
ル抗体でプローブ処理した。次いでこれを家兎抗マウス
ポリクローナル抗体でグローブ処理し、  ■標識付き
蛋白質Aを用いて検出した。得られたオートラジオグラ
フは22Kdバンドへの結合を示した。組換え物質はこ
の基準によれば少なくとも標準品程度には純粋であった
(Vl)放射性レセプタの結合を調べて、p G H(
me tl−190)の生物活性に関するインビトロ証
明を得た。
標準pGHを I 標識し、妊娠した家兎肝臓膜と共に
一夜インキエベートした。レセプタを遠心分離し、ベレ
ットをγ線計数器により計数することによって結合を調
べた。無標識標準pGHによる標準pGHによる標識の
置換は用量依存性であツタ。組換えpGH(met 1
−190)も  I−p(、Hと置換することが示され
、組換えポリ啄プテビがレセプタ部位に対して標準pG
Hと競合することが示された。
【図面の簡単な説明】
第1図はpGHcDNAの部分制限マツプである(縮尺
に従わない)。 第2図はプラスミド’pGH29(pBR322中のp
GHcDNA)である。 第3図はプラスミドpMG197(基本発現はフタ−)
である。 第4図は完成したブタ成長ホルモン遺伝子である。 第5図はpMG936におけるpGH遺伝子の配列決定
法を示し、*は文献中の配列と異なる塩基の部位、**
および***はpMG935においても配列決定された
領域を表わす。 第6図はpGH遺伝子のヌクレオチド9配列を示すO 第7図は5D−ATG距離の短縮による発現最適化のた
めに行われた酵素処理の組合わせおよび生成物を示す。 第8図および第9図は修飾されたpGH構造(metl
−190)および(4−190)を示す。 (外4名) 図面の浄rJ(内容に変更会し) FIG、1 FIo、 4 011     ルu2 山1. !31.             5,6.
          12fJ312.81.    
         10,11,12.13     
 10山1. Klenow + 1J312. Wi
enow    7,8,9         110
11、 Klenow + BsLL2. sl   
   7.J9,10,11,12,13   7に、
411.91 + 比112. Klenow    
  5,6,7,8.9       9−1. Sl
 + 江2.91       5,6,7,8,9,
10.11,12   5FIG、7 (Pft、n叶嵯)  (yty朴瓜別口、11. S
l              12       1
1      pMG939−12+5,61    
   +5.6.71!IJJI、PoLll +    l             11    
    11      pMG939−1Ll1g1
2.  Po1ll           (7,8,
91+7,8.9+鋸[1291108 +10.11,12,131  (10,11,12,
13,14pMG939−10+9旺1!15) 口Jul、  91 1             9
          9      pMG939−0
9÷   l           (5,6,7,8
,91(5,6,7,8,9)シロλ、Po1l) (411,Po1Ll           7   
   k>1t2t   pMG939−07+l(7
,8,940,11゜ B912 !l+1   )            
  12.1310J11.!311        
       5、      )         
     (5,6,7,8,9,10k)11土二更
ブ劃E      pト1G939−05比扛2.Sl
  l            11,12,13)手
続補正書 1.事件の表示 昭和63年特許願第18487号 2、発明の名称 組換えポリペプチドの製法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名 称 バング・ (オーストラリア)・プロプライア
タリ−拳リミテッド        (外1名)4、代
理人 住 所  東京都千代田区大手町二丁目2番1号5、補
正の対象

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1)(a)ブタ成長ホルモン活性を有するポリペ
    プチドをコードし、かつ単細胞生物において複製、転写
    および翻訳されうるDNA配列を含む組換えプラスミド
    発現ベクター、ならびに(b)単細胞生物を用意し; 2)上記組換えプラスミド発現ベクターを上記単細胞生
    物に、形質転換、形質導入またはトランスフェクション
    から選ばれる方法により導入し; 3)得られた生物を培養し; 4)上記DNA配列によりコードされる組換えポリペプ
    チドを発現させ;そして所望により5)上記ポリペプチ
    ドを培養物から単離する工程を含む、ブタ成長ホルモン
    活性を有する組換えポリペプチドの製法。
  2. (2)ブタ成長ホルモン活性を有する組換えポリペプチ
    ドがpGH(met1−190)またはpGH(4−1
    90)である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)組換えプラスミド発現ベクターがpMG935、
    pMG936、pMG939またはpMG940から選
    ばれる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)単細胞生物が大腸菌(E.coli)の菌株であ
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)単細胞生物が大腸菌DH1である、特許請求の範
    囲第4項に記載の方法。
  6. (6)pGH(met1−190)またはその獣医学的
    に受容できる塩類、ならびに獣医学的用途に受容できる
    キャリヤー1種または2種以上からなる獣医学的組成物
  7. (7)pGH(4−190)またはその獣医学的に受容
    できる塩類、ならびに獣医学的用途に受容できるキャリ
    ヤー1種または2種以上からなる獣医学的組成物。
  8. (8)プラスミド発現ベクターpMG935、pMG9
    36、pMG939またはpMG940。
  9. (9)特許請求の範囲第8項に記載のベクターを含む大
    腸菌細胞。
  10. (10)プラスミドベクターpGH3、pGH4または
    pGH29。
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