JP2003501335A5 - 高表面積及び高活性の安定なシリカゾル - Google Patents
高表面積及び高活性の安定なシリカゾル Download PDFInfo
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 20乃至50のS−値を有する安定なコロイド状シリカの調製方法であって、当該シリカが700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有し、:
(a) 水と、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が15:1乃至1:1の範囲にあり且つpHが10以上の珪酸アルカリ金属塩と、酸、当該酸に対応する塩及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる化合物とを含有し、当初は前記珪酸アルカリ金属塩と前記化合物とが重量比で63:1以上の割合で存在する開始組成物を調製すると共に、当該開始組成物の温度を32℃(90°F)未満に維持し;
(b) 前記開始組成物に、SiO2量が4.0乃至8.5重量%で且つ温度を32℃(90°F)未満に維持した水性の珪酸組成物を、ゆっくりと連続的に、当該珪酸組成物の2分の1から4分の3まで添加し;
(c) 前記組成物を46乃至52℃(115乃至125°F)にゆっくりと昇温し、その温度を珪酸組成物の添加が完了するまで維持し;
(d) 必要に応じて、前記組成物を52℃(125°F)未満で1時間維持し;
(e) 加熱を停止し、必要に応じて前記安定なコロイド状シリカのSiO2を基準とする固形分が7重量%乃至20重量%になるまで前記組成物から水を除去することを特徴とする、安定なコロイド状シリカの調製方法。
【請求項2】 工程(b)において、前記温度を16乃至32℃(60乃至90°F)の範囲に維持する請求項1の方法。
【請求項3】 工程(d)において、前記温度を46乃至52℃(115乃至125°F)の範囲に維持する請求項1の方法。
【請求項4】 工程(e)において、固形分が10重量%以上になるまで前記組成物から水を除去することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項5】 20乃至50のS−値を有する安定なコロイド状シリカの調製方法であって、当該シリカが700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有し、:
(a) 反応槽に、水素型でのイオン交換容量が40%以上である陽イオン交換樹脂を充填し、当該反応槽は前記コロイド状シリカを前記イオン交換樹脂から分離する手段を有し;
(b) 前記反応槽に、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が15:1乃至1:1の範囲にあり且つpHが10.0以上の水性珪酸アルカリ金属塩を充填し;
(c) 前記反応槽の内容物を、当該内容物のpHが8.5乃至11.0の範囲になるまで攪拌し;
(d) 前記珪酸アルカリ金属塩を追加して、前記反応槽の内容物のpHを10.0より大きくなるように調整し;
(e) 生成したコロイド状シリカを、前記イオン交換樹脂から分離して、前記反応槽から取り出すことを特徴とする、安定なコロイド状シリカの調製方法。
【請求項6】 前記コロイド状シリカを前記イオン交換樹脂から分離する手段は、前記反応槽の底部付近に設けられたスクリーンからなる請求項5の方法。
【請求項7】 工程(c)において、前記内容物のpHが9.2乃至10.0である請求項5の方法。
【請求項8】 工程(a)において、前記珪酸アルカリ金属塩中のアルカリ金属イオンに対する前記陽イオン交換樹脂中の水素イオンのモル比が、40乃至100%の範囲にある請求項5の方法。
【請求項9】 工程(c)において、前記反応槽の内容物が10乃至38℃(50乃至100°F)に維持される請求項5の方法。
【請求項10】 工程(c)において、前記内容物のpHが9.2乃至10.5の範囲にある請求項5の方法。
【請求項11】 工程(d)において、前記反応槽の内容物のpHを10.4乃至10.7に調整する請求項5の方法。
【請求項12】 セルロースシートの作製方法であって:
a. セルロース繊維を0.01乃至1.5重量%含有するセルロース紙料を調製し;
b. 前記紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、
当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%の分子量が500,000ダルトンより大きく実質的に水溶性の高分子フロック剤
を添加し;及び
c. 前記紙料を脱水してセルロースシートを得ることを特徴とする、セルロースシートの作製方法。
【請求項13】 前記紙料に前記高分子フロック剤を添加する前に、当該紙料にカチオン凝集剤を添加する付加的工程をさらに有する請求項12の方法。
【請求項14】 セルロースシートの作製方法であって:
a. セルロース繊維を0.01乃至1.5重量%含有するセルロース紙料を調製し;
b.前記紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、
当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.005乃至5.0重量%のカチオン性澱粉
を添加し;及び
c. 前記紙料を脱水してセルロースシートを得ることを特徴とする、セルロースシートの作製方法。
【請求項15】 前記紙料に対して、分子量が500,000ダルトンより大きく実質的に水溶性の高分子フロック剤を、前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%添加する中間工程b(iii)をさらに有する請求項14の方法。
【請求項16】 抄紙機上で抄紙される紙料の排水を増加させる方法であって:
a. 抄紙される紙料を抄紙機上に置く前に、当該紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%の高分子フロック剤を添加し;
b. 当該紙料を前記抄紙機上に置き;及び
c. 当該紙料を抄紙状態とすることで、前記抄紙機上の当該紙料からの排水速度を増加させる方法。
【請求項17】 工程bにおいて前記紙料を前記抄紙機上に置く前に、当該紙料に対して、さらにカチオン性澱粉を、前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.005乃至5.0重量%添加する工程を有する請求項16の方法。
【請求項1】 20乃至50のS−値を有する安定なコロイド状シリカの調製方法であって、当該シリカが700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有し、:
(a) 水と、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が15:1乃至1:1の範囲にあり且つpHが10以上の珪酸アルカリ金属塩と、酸、当該酸に対応する塩及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる化合物とを含有し、当初は前記珪酸アルカリ金属塩と前記化合物とが重量比で63:1以上の割合で存在する開始組成物を調製すると共に、当該開始組成物の温度を32℃(90°F)未満に維持し;
(b) 前記開始組成物に、SiO2量が4.0乃至8.5重量%で且つ温度を32℃(90°F)未満に維持した水性の珪酸組成物を、ゆっくりと連続的に、当該珪酸組成物の2分の1から4分の3まで添加し;
(c) 前記組成物を46乃至52℃(115乃至125°F)にゆっくりと昇温し、その温度を珪酸組成物の添加が完了するまで維持し;
(d) 必要に応じて、前記組成物を52℃(125°F)未満で1時間維持し;
(e) 加熱を停止し、必要に応じて前記安定なコロイド状シリカのSiO2を基準とする固形分が7重量%乃至20重量%になるまで前記組成物から水を除去することを特徴とする、安定なコロイド状シリカの調製方法。
【請求項2】 工程(b)において、前記温度を16乃至32℃(60乃至90°F)の範囲に維持する請求項1の方法。
【請求項3】 工程(d)において、前記温度を46乃至52℃(115乃至125°F)の範囲に維持する請求項1の方法。
【請求項4】 工程(e)において、固形分が10重量%以上になるまで前記組成物から水を除去することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項5】 20乃至50のS−値を有する安定なコロイド状シリカの調製方法であって、当該シリカが700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有し、:
(a) 反応槽に、水素型でのイオン交換容量が40%以上である陽イオン交換樹脂を充填し、当該反応槽は前記コロイド状シリカを前記イオン交換樹脂から分離する手段を有し;
(b) 前記反応槽に、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が15:1乃至1:1の範囲にあり且つpHが10.0以上の水性珪酸アルカリ金属塩を充填し;
(c) 前記反応槽の内容物を、当該内容物のpHが8.5乃至11.0の範囲になるまで攪拌し;
(d) 前記珪酸アルカリ金属塩を追加して、前記反応槽の内容物のpHを10.0より大きくなるように調整し;
(e) 生成したコロイド状シリカを、前記イオン交換樹脂から分離して、前記反応槽から取り出すことを特徴とする、安定なコロイド状シリカの調製方法。
【請求項6】 前記コロイド状シリカを前記イオン交換樹脂から分離する手段は、前記反応槽の底部付近に設けられたスクリーンからなる請求項5の方法。
【請求項7】 工程(c)において、前記内容物のpHが9.2乃至10.0である請求項5の方法。
【請求項8】 工程(a)において、前記珪酸アルカリ金属塩中のアルカリ金属イオンに対する前記陽イオン交換樹脂中の水素イオンのモル比が、40乃至100%の範囲にある請求項5の方法。
【請求項9】 工程(c)において、前記反応槽の内容物が10乃至38℃(50乃至100°F)に維持される請求項5の方法。
【請求項10】 工程(c)において、前記内容物のpHが9.2乃至10.5の範囲にある請求項5の方法。
【請求項11】 工程(d)において、前記反応槽の内容物のpHを10.4乃至10.7に調整する請求項5の方法。
【請求項12】 セルロースシートの作製方法であって:
a. セルロース繊維を0.01乃至1.5重量%含有するセルロース紙料を調製し;
b. 前記紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、
当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%の分子量が500,000ダルトンより大きく実質的に水溶性の高分子フロック剤
を添加し;及び
c. 前記紙料を脱水してセルロースシートを得ることを特徴とする、セルロースシートの作製方法。
【請求項13】 前記紙料に前記高分子フロック剤を添加する前に、当該紙料にカチオン凝集剤を添加する付加的工程をさらに有する請求項12の方法。
【請求項14】 セルロースシートの作製方法であって:
a. セルロース繊維を0.01乃至1.5重量%含有するセルロース紙料を調製し;
b.前記紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、
当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.005乃至5.0重量%のカチオン性澱粉
を添加し;及び
c. 前記紙料を脱水してセルロースシートを得ることを特徴とする、セルロースシートの作製方法。
【請求項15】 前記紙料に対して、分子量が500,000ダルトンより大きく実質的に水溶性の高分子フロック剤を、前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%添加する中間工程b(iii)をさらに有する請求項14の方法。
【請求項16】 抄紙機上で抄紙される紙料の排水を増加させる方法であって:
a. 抄紙される紙料を抄紙機上に置く前に、当該紙料に対して、
(i) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.00005乃至1.25重量%の安定なコロイド状シリカであって、当該安定なコロイド状シリカのS−値が20乃至50であり、固形分重量%が7乃至20重量%シリカであり、当該安定なコロイド状シリカ中のシリカ粒子が、700m 2 /gを超えて970m 2 /g未満の表面積を有し、
当該コロイド状シリカ中のシリカ粒子の表面積が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、700m 2 /g以上の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカのS−値が、当該コロイド状シリカを室温で30日以上の期間熟成させた時でも、20乃至50の範囲にあり続け、
当該安定なコロイド状シリカが、アルミニウムを含まないもの、及び
(ii) 前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.001乃至0.5重量%の高分子フロック剤を添加し;
b. 当該紙料を前記抄紙機上に置き;及び
c. 当該紙料を抄紙状態とすることで、前記抄紙機上の当該紙料からの排水速度を増加させる方法。
【請求項17】 工程bにおいて前記紙料を前記抄紙機上に置く前に、当該紙料に対して、さらにカチオン性澱粉を、前記紙料中の繊維の乾燥重量を基準にして0.005乃至5.0重量%添加する工程を有する請求項16の方法。
これに対して本発明は、製紙へ適用するのに有用であり、20乃至50のS−値を有し、700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有する安定なコロイド状シリカの調製方法を提供する。上記特許による教示に反し、本発明は、表面にアルミニウムを添加しないで安定なままでいられるコロイド状シリカの調製方法を提供するものであり、有利である。
発明の要約
本発明は、700m2/gより大きい、好ましくは750m2/gより大きい、最も好ましくは800m2/gより大きい表面積を有し、20乃至50、好ましくは20乃至40のS‐値を有する、安定なコロイド状シリカに関する。本発明のコロイド状シリカは、安定性を得るためにアルミニウムのような表面処理剤による表面処理を必要としない。
本発明は、700m2/gより大きい、好ましくは750m2/gより大きい、最も好ましくは800m2/gより大きい表面積を有し、20乃至50、好ましくは20乃至40のS‐値を有する、安定なコロイド状シリカに関する。本発明のコロイド状シリカは、安定性を得るためにアルミニウムのような表面処理剤による表面処理を必要としない。
本発明は、20乃至50のS−値を有し、700m 2 /g乃至1100m 2 /gの表面積を有する本発明のコロイド状シリカの調製方法を提供する。一つの方法は、(a)水と、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が15:1乃至1:1の範囲にあり且つpHが10以上の珪酸アルカリ金属塩と、酸(及び/又は、当該酸に対応する塩)を含有し、当初は珪酸アルカリ金属塩と酸とが重量比で63:1以上の割合で存在する開始組成物(又はヒール)を調製すると共に、当該開始組成物の温度を38℃(100°F)未満、好ましくは29℃(85°F)未満、代表的には16乃至29℃(60乃至85°F)の範囲に維持し;(b)開始組成物に、代表的にはSiO2量が5.0乃至7.2重量%、好ましくは6.0乃至6.8重量%で且つ温度を38℃(100°F)未満、代表的には約16乃至29℃(60乃至85°F)の範囲に維持した水性の珪酸組成物を、ゆっくりと連続的に、当該珪酸組成物の2分の1から4分の3まで添加し;(c)その後、前記組成物をゆっくりと昇温、例えば、約10乃至35分間かけて46乃至52℃(115乃至125°F)に昇温し、その温度を珪酸組成物の添加が完了するまで維持し;(d)必要に応じて、その組成物の温度を52℃(125°F)未満、代表的には46乃至52℃(115乃至125°F)で1時間維持し;(e)その後、加熱を停止し、得られた組成物から必要に応じて水を、前記安定なコロイド状シリカのSiO2を基準とする固形分が7重量%乃至20重量%、代表的には11重量%以上になるまで除去する。また、本発明の水性コロイド状シリカゾルを調製するための、もう一つの方法は、珪酸アルカリ金属塩の反応を開始させるために陽イオン交換樹脂の使用を必須とする(後述する実施例3を参照)。その反応は、コロイド状シリカを製造するための重合の最中に珪酸アルカリ金属塩を陽イオン交換樹脂に対して添加する速度(例えば、0乃至30分、代表的には15分未満)、及び、添加する割合によって調節される。珪酸アルカリ金属塩中のアルカリ金属イオンに対する陽イオン交換樹脂中の水素イオンのモル比は、40乃至100%、好ましくは50乃至100%の範囲とされる。本発明の、このもう一つの態様でコロイド状シリカを形成する際の温度は、一般的に10乃至38℃(50乃至100°F)、好ましくは21乃至32℃(70乃至90°F)の範囲とされる。本発明の方法のこの態様において、コロイド状シリカ製造物の熱処理(すなわち後処理)は任意である。
一度、上記方法によりヒールを調製したら、組成物の温度を85°F(約29℃)以下、代表的には80°F(約27℃)以下、そして通常であれば60乃至85°F(約16乃至約29℃)の範囲に下げる。この点につき珪酸又はポリ珪酸は、組成物に対してゆっくりと、例えば、全所要時間を約4時間かけて添加する。本発明に好適な珪酸は、上記したアルカリ水ガラスの希釈溶液を陽イオン交換するなどの従来公知の方法により調製することができる。代表的には、希釈溶液はSiO2を基準とする固形分を3乃至9重量%含有し、特に5.0乃至7.2重量%、好ましくは6.0乃至6.8重量%含有する。代表的な市販の調製品は米国特許第3,582,502号及び第2,244,335号に概説されており、それらの開示事項は参照されて本文の一部をなす。珪酸アルカリ金属塩と酸の重量比は変更可能であり、代表的にはその比を63:1以上にする。珪酸又はポリ珪酸の約2分の1乃至4分の3までは、組成物をかき混ぜながら、ゆっくりと且つ連続的に組成物中に添加され、その間は組成物の温度を85°F(約29℃)未満、代表的には約60乃至85°F(約16乃至約29℃)に維持し続ける。その後、組成物の温度をゆっくりと昇温、例えば、10乃至35分間かけて115乃至125°F(約46乃至約52℃)まで昇温し、この温度範囲を珪酸又はポリ珪酸の残部を組成物に対して添加しきるまで保持する。その後必要に応じて、組成物の温度を125°F(約52℃)未満、代表的には115乃至125°F(約46乃至約52℃)に約1時間維持する。もし必要であれば、その後で公知の手順により、組成物の固形分量が7重量%以上、代表的には11重量%以上になるまで組成物から水を除去することができる。
ここにおいて有用な非イオン性、カチオン性、アニオン性のビニルポリマーフロック剤は、一般的に500,000ダルトン(約830270×10 -24 g)以上の分子量を有し、好ましくは1,000,000ダルトン(約1660540×10 −24 g)以上の分子量を有するであろう。ここにおいて有用な水溶性又は水分散性フロック剤は、5,000,000以上の分子量を有していても良く、例えば、10,000,000乃至30,000,000の範囲、又は、それ以上である。本発明に好適なポリマーは、系に適用した時に完全に水溶性であっても良く、又は、わずかに分岐(2次元的)していても良く、ポリマーが水に分散可能な限り、わずかに架橋(3次元的)していても良い。完全に水溶性のポリマーを使用するのが好ましいが、WO97/16598に記述されているような分散性ポリマーを採用しても良い。有用なポリマーは、Langley et. Al., 米国特許第4,753,710において定義されているような意味で実質的に線状であっても良い。分子量の上限は、抄紙紙料中での生成物の溶解性又は分散性により支配される。
(実施例1)
(本発明のコロイド状シリカゾルの調製)
285.8ポンド(約129.6kg)の軟水を、再循環ポンプを備える反応機に充填し、1分間当たり50ガロンの速度(gpm)(約189.3L/分)で再循環を開始する。5.63ポンド(約2.6kg)の95重量%硫酸溶液を、必要に応じて75°F(約23.9℃)未満に降温するように反応機の内容物を冷却しながら、ゆっくりと反応機に添加する。反応機の内容物を5分間循環させた後、Na2Oに対するSiO2のモル比が3.26で、pHが11.2の珪酸ナトリウムを289.5ポンド(約131.3kg)添加する。反応機温度が81°F(約27.2℃)を超えないように冷却を行う。珪酸ナトリウムを添加後に水性珪酸の添加を開始し、3169.1ポンド(約1437.5kg)の水性珪酸(SiO2固形分が6.40重量%である)を、13.20ポンド/分(約6.0kg/分)(又は1.52ガロン/分(約5.8L/分))の速度で、温度を80°F(約26.7℃)に維持しながら添加する。75%の珪酸(2376.8ポンド(約1078.1kg))を充填した時点(おおよそ3.0時間)で、ゆっくりと0.7°F/分(約−17.4℃/分)の速度で温度が120°F(約48.9℃)に達するまで昇温する。組成物を加熱しながら珪酸の添加を続行する。組成物の温度が100°F(約37.8℃)に達するまでの所要時間は10分間であり、115°F(約46.1℃)に達するまでの経過時間は36分間である。全ての珪酸を添加した後、組成物の温度を120°F(約48.9℃)に1時間(すなわち、珪酸添加が完了した後に計時を開始する)維持する。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持して、組成物の固形分濃度を増大させるために、組成物を限外濾過する。シリカの濃度が14.8乃至16.6重量%、好ましくは15.0重量%に達した時に、限外濾過を停止する。
(本発明のコロイド状シリカゾルの調製)
285.8ポンド(約129.6kg)の軟水を、再循環ポンプを備える反応機に充填し、1分間当たり50ガロンの速度(gpm)(約189.3L/分)で再循環を開始する。5.63ポンド(約2.6kg)の95重量%硫酸溶液を、必要に応じて75°F(約23.9℃)未満に降温するように反応機の内容物を冷却しながら、ゆっくりと反応機に添加する。反応機の内容物を5分間循環させた後、Na2Oに対するSiO2のモル比が3.26で、pHが11.2の珪酸ナトリウムを289.5ポンド(約131.3kg)添加する。反応機温度が81°F(約27.2℃)を超えないように冷却を行う。珪酸ナトリウムを添加後に水性珪酸の添加を開始し、3169.1ポンド(約1437.5kg)の水性珪酸(SiO2固形分が6.40重量%である)を、13.20ポンド/分(約6.0kg/分)(又は1.52ガロン/分(約5.8L/分))の速度で、温度を80°F(約26.7℃)に維持しながら添加する。75%の珪酸(2376.8ポンド(約1078.1kg))を充填した時点(おおよそ3.0時間)で、ゆっくりと0.7°F/分(約−17.4℃/分)の速度で温度が120°F(約48.9℃)に達するまで昇温する。組成物を加熱しながら珪酸の添加を続行する。組成物の温度が100°F(約37.8℃)に達するまでの所要時間は10分間であり、115°F(約46.1℃)に達するまでの経過時間は36分間である。全ての珪酸を添加した後、組成物の温度を120°F(約48.9℃)に1時間(すなわち、珪酸添加が完了した後に計時を開始する)維持する。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持して、組成物の固形分濃度を増大させるために、組成物を限外濾過する。シリカの濃度が14.8乃至16.6重量%、好ましくは15.0重量%に達した時に、限外濾過を停止する。
(実施例2)
151.2gの脱イオン水及び4.0gの硫酸ナトリウムを丸底フラスコに充填し、硫酸ナトリウムが溶解するまでかき混ぜる。混合しながら、124.8gの珪酸ナトリウムをフラスコに添加する。フラスコの内容物を80°F(約26.7℃)に加熱する。合計で1720gの珪酸(比重が1.039である)を、7.2g/分の速度で4時間かけてフラスコに添加する。860gの又は2分の1の珪酸を添加した後でフラスコの内容物を加熱し、最終温度を120°F(約48.9℃)とする。組成物を加熱しながら珪酸を添加し続ける。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持する。4時間目の最終添加後に、反応フラスコを室温まで冷却し、組成物の固形分濃度を増大させるために、350gの組成物に限外濾過を行う。除去した水の測定量が166.82gに達した時点で限外濾過を停止する。最終組成物の固形分は、16.12重量%である。
151.2gの脱イオン水及び4.0gの硫酸ナトリウムを丸底フラスコに充填し、硫酸ナトリウムが溶解するまでかき混ぜる。混合しながら、124.8gの珪酸ナトリウムをフラスコに添加する。フラスコの内容物を80°F(約26.7℃)に加熱する。合計で1720gの珪酸(比重が1.039である)を、7.2g/分の速度で4時間かけてフラスコに添加する。860gの又は2分の1の珪酸を添加した後でフラスコの内容物を加熱し、最終温度を120°F(約48.9℃)とする。組成物を加熱しながら珪酸を添加し続ける。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持する。4時間目の最終添加後に、反応フラスコを室温まで冷却し、組成物の固形分濃度を増大させるために、350gの組成物に限外濾過を行う。除去した水の測定量が166.82gに達した時点で限外濾過を停止する。最終組成物の固形分は、16.12重量%である。
(実施例3)
(本発明のコロイド状シリカゾルの調製)
285ポンド(約129.3kg)の軟水を、再循環ポンプを備える反応機に充填し、50gpm(約189.3L/分)の速度で再循環を開始する。5.63ポンド(約2.6kg)の95重量%硫酸溶液を、必要に応じて75°F(約23.9℃)に降温するように反応機の内容物を冷却しながら、ゆっくりと反応機に添加する。反応機の内容物を5分間循環させた後、Na2Oに対するSiO2のモル比が3.26で、pHが11.2の珪酸ナトリウムを290ポンド(約131.5kg)添加する。反応機温度が81°F(約27.2℃)を超えないように冷却を行う。珪酸ナトリウムを添加後に水性珪酸の添加を開始し、3225ポンド(約1462.8kg)の水性珪酸(SiO2固形分が6.37重量%、粘度が2.9センチポイズ、比重が1.0388及び、pHが2.76である)を、13.4ポンド/分(約6.1kg/分)の速度で、温度を80°F(約26.7℃)に維持しながら添加する。75%の珪酸(2419ポンド(約1097.2kg))を充填した時点(おおよそ3.0時間)で、ゆっくりと0.7°F/分(約−17.4℃/分)の速度で温度が120°F(約48.9℃)に達するまで昇温する。組成物を加熱しながら珪酸の添加を続行する。組成物の温度が100°F(約37.8℃)に達するまでの所要時間は40分間であり、115°F(約46.1℃)に達するまでの経過時間は57分間である。全ての珪酸を添加した後、組成物の温度を120°F(約48.9℃)に1時間(すなわち、珪酸添加が完了した後に計時を開始する)維持する。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持して、組成物の固形分濃度を増大させるために、組成物を限外濾過する。シリカの濃度が14.8乃至16.6重量%、好ましくは15.0重量%に達した時に、限外濾過を停止する。
(本発明のコロイド状シリカゾルの調製)
285ポンド(約129.3kg)の軟水を、再循環ポンプを備える反応機に充填し、50gpm(約189.3L/分)の速度で再循環を開始する。5.63ポンド(約2.6kg)の95重量%硫酸溶液を、必要に応じて75°F(約23.9℃)に降温するように反応機の内容物を冷却しながら、ゆっくりと反応機に添加する。反応機の内容物を5分間循環させた後、Na2Oに対するSiO2のモル比が3.26で、pHが11.2の珪酸ナトリウムを290ポンド(約131.5kg)添加する。反応機温度が81°F(約27.2℃)を超えないように冷却を行う。珪酸ナトリウムを添加後に水性珪酸の添加を開始し、3225ポンド(約1462.8kg)の水性珪酸(SiO2固形分が6.37重量%、粘度が2.9センチポイズ、比重が1.0388及び、pHが2.76である)を、13.4ポンド/分(約6.1kg/分)の速度で、温度を80°F(約26.7℃)に維持しながら添加する。75%の珪酸(2419ポンド(約1097.2kg))を充填した時点(おおよそ3.0時間)で、ゆっくりと0.7°F/分(約−17.4℃/分)の速度で温度が120°F(約48.9℃)に達するまで昇温する。組成物を加熱しながら珪酸の添加を続行する。組成物の温度が100°F(約37.8℃)に達するまでの所要時間は40分間であり、115°F(約46.1℃)に達するまでの経過時間は57分間である。全ての珪酸を添加した後、組成物の温度を120°F(約48.9℃)に1時間(すなわち、珪酸添加が完了した後に計時を開始する)維持する。その後、温度を118乃至122°F(約47.8乃至50.0℃)に維持して、組成物の固形分濃度を増大させるために、組成物を限外濾過する。シリカの濃度が14.8乃至16.6重量%、好ましくは15.0重量%に達した時に、限外濾過を停止する。
1469ポンド(約666.3kg)の水を反応槽に充填し、反応槽の内容物の混合を開始し、樹脂を縣濁させる。次に、反応機の内容物を75°F(約23.9℃)に加熱する。564ポンド(約255.8kg)の水で希釈した1231ポンド(約558.4kg)の珪酸(Na2Oに対するSiO2のモル比が3.26で、pHが11.2である)を、反応槽に充填する(10分間かけて充填する)。反応槽の内容物のpH及び電気伝導度を、pHが9.8に達し、電気伝導度が5800μmho(μS)に達するまでは、約10分間ごとに監視する。反応機の内容物に、(上記したような)珪酸ナトリウムを150ポンド添加し、pHを約10.6に上げる。容器の内容物を約20分間攪拌し、その後、反応槽の内容物を底部からスクリーンを通して取り出した。少量の水を樹脂に通し水洗して残留生成物を取り出し、生成物に混合した。
上記データから分かるように、本発明の対象である材料は2lbs/トン(約0.9kg/トン)の活性量で、おおよそ60〜70%の向上を示し、この合成酸紙料中においてフロック化の程度を増大させた。
B(2).アルカリ性紙料の保持向上
同様の方法により、「標準アルカリ性合成紙料」について材料をテストした。FBRM実験も同様に行い、結果は以下のように集約される。
B(2).アルカリ性紙料の保持向上
同様の方法により、「標準アルカリ性合成紙料」について材料をテストした。FBRM実験も同様に行い、結果は以下のように集約される。
このテストに用いた紙料は、軟木が13%、堅木が49.4%、粉砕木材が6.0%及び、損紙が31.6%から構成されるアルカリ性紙料である。澱粉(スタロックカチオン性澱粉)を、40lbs/トン(約18.1kg/トン)添加した。フロック剤は、10モル%のカチオン性ポリアクリルアミド(cPAM)からなるものであった。それを0.6lbs/トン(約0.3kg/トン)添加した。添加の手順は以下の通りである。
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