JP2003347373A - ウエハ上の回路を試験するシステム及び方法 - Google Patents
ウエハ上の回路を試験するシステム及び方法Info
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Abstract
は、プローブカードやプローブピンを増加させる必要が
あった。 【解決手段】 上記課題は、半導体ウエハ上の複数のダ
イ21、22を試験するシステムであって、前記複数の
ダイの少なくとも1つから前記複数のダイのその他の少
なくとも1つに試験データを伝達するべく前記半導体ウ
エハ20上の複数のダイ21、22を相互接続する通信
システム23を有することを特徴とするシステムにより
解決される。
Description
上の回路の試験に関し、更に詳しくは、ウエハ上のダイ
間における通信可能な相互接続を利用し回路をウエハレ
ベルで試験するシステム及び方法に関する。
体ウエハ上に複数の集積回路がそれぞれ個別のダイとし
て形成される。1つの半導体ウエハには、通常、数十か
ら数百の個別のダイが形成される。半導体ウエハ上での
ダイの形成が終了すると、それらのダイは試験され、正
常に動作するものとそうでないものが判別される。ほと
んどの試験手順では、ウエハ上にダイが存在した状態の
ままで非常に高価なプローブ装置によってそれぞれのダ
イをプローブ検査しているが、この段階は「ウエハソー
ト」とも呼ばれる。
は、製造プロセスにおいて可能な限り早期に個々のダイ
の良否を判定することであり、不良のダイを早期に検出
すれば、それらの更なる処理に浪費される時間と費用を
削減することができる。即ち、検出した不良が修復不能
と判定された場合には、チップの組立に要する時間と費
用を回避することができるのである。
イの数は、1つ乃至数個に過ぎなかった。従来の試験手
順では、プローブ装置を使用して個々のダイのボンディ
ングパッド(即ち、「アクセスパッド」)に別個のプロ
ーブ針を接触させている。具体的には、従来の試験手順
では、非常に基本的な試験(例:電気的な断線及び短絡
の試験)の合否を判定するべく個々のダイをプローブ検
査しており、ほとんどの場合、プローブ装置による全機
能試験も行われている。信号(例:試験パターン)をダ
イに印加しそれらの信号に応答してダイが出力する信号
を取得するべくプローブ(本明細書では、「針」と呼ぶ
場合がある)をダイの1つ又は複数のボンディングパッ
ドに接触させるのである。プローブには、ダイが正常に
機能しているかどうかを判定するためにダイに入力する
信号を生成すると共にダイが出力する信号を評価するこ
とができる外部自動試験装置(ATE)を通信可能に接
続することができる。このような従来の試験手順では、
通常、プローブを個々のダイのアクセスパッドに順番に
接触させている。即ち、プローブをそれぞれのダイのパ
ッドに接触させて、通常、一度に1つずつ順番にウエハ
のダイを試験しているのである。但し、複数のダイを同
時試験可能な十分な数のピンを含むプローブカードを利
用しているケースも存在する。即ち、プローブカード
は、複数のダイを試験するべく複数のダイのアクセスパ
ッドに同時接触するための十分な数のピンを有している
のである。後述するように、通常、ダイ(又は、ダイの
組)間でのプローブカードの移動に要する時間のため
(実際の試験時間と同程度の時間を所要する)、多数の
ダイを並行して試験することが望ましい。
特性のために問題を有している。例えば、プローブで順
番にダイを試験すれば、ウエハのすべてのダイを試験す
るのに望ましくないほどに長時間を要することになり、
全体的なダイの試験費用が非常に大きなものになる。ダ
イの試験に使用するプローブは、通常、非常に高価であ
り、従って、個々のダイの試験に長時間にわたってプロ
ーブを拘束することは望ましくないのである。又、特定
のプローブ実装では、複数のダイを同時試験可能な十分
な数のピンを提供することができるが、このような試験
はプローブの構成(例:ピンの数)によって制約を受け
ることになる。例えば、2つのダイに同時接触するのに
十分な数のピンを有するプローブの場合、同時に2つの
ダイを試験することに制限されており、4つのダイを試
験することが望ましい場合に、このプローブ構成は、そ
れら4つのダイのすべてを同時試験する能力を有しては
いない。即ち、通常、試験対象のダイに対する通信がプ
ローブカードの構成によって制限されているのである。
又、物理的な制約により、プローブ構成の変更(例:ピ
ン数の増加)で実現可能な並行処理量が制限されること
がある。例えば、所望の数のダイを試験できるようにプ
ローブのピンを配列すること(例:十分に近接させて配
列すること)が技術的に不可能であったり、そのような
配列の実装が費用対効果の面で問題があったりするので
ある。
する回数によって計測されるが(例:一般的なプローブ
の寿命(接触回数)は百万回程度である)、一度に1つ
(又は、数個の)のダイにプローブを接触させる必要の
ある従来の試験手順では、プローブの損耗が非常に大き
くなる。例えば、一度に1つのダイを試験する従来の試
験手順で百万回接触の寿命を有するプローブを利用すれ
ば、このプローブが有するダイ試験能力は百万個という
ことになる。このようなプローブ関連のコストを考慮し
た場合、通常、プローブの寿命内で可能な限り多くのダ
イを試験し、プローブの寿命を効果的に延長することが
望ましい。
イを並行試験可能な試験技法が提案されている。このよ
うな並行試験法の例としては、特許文献1、特許文献
2、及び特許文献3に開示されているものが含まれる。
従来技術において提案されたこれらの並行試験法によれ
ば、通常、ウエハ上のダイの外部に配列された1つ又は
複数のウエハレベルのアクセスパッドが設けられ、これ
らのアクセスパッドに、信号の入力及び/又は出力信号
の取得を実行するプローブを接触させる。これらの試験
法では、ウエハレベルのアクセスパッドをそれぞれ複数
のダイに接続することができ、この結果、プローブから
の入力信号をそれら複数のダイに並行して入力できると
共に/又は複数のダイからの出力信号をプローブに伝達
することができる。
のアクセスパッドの損傷を防止するべく個々のダイのア
クセスパッドへのプローブの接触を回避することに焦点
が絞られている。これら従来技術による並行試験ソリュ
ーションでは、ウエハレベルのアクセスパッドを複数の
ダイに通信可能に接続し、データをアクセスパッドから
それらのダイに(及びこの逆方向に)並行して伝達でき
るようにすることを提案しているが、これらのソリュー
ションは、試験の効率と信頼性の改善/最適化のための
通信法を提供してはいない。即ち、従来の並行試験ソリ
ューションの主な焦点は、試験プローブがダイのアクセ
スパッドを損傷することを防ぐためにそれぞれが複数の
ダイに接続されたウエハレベルのアクセスパッドを配列
することであったのであり、これらのソリューション
は、試験の効率及び/又は信頼性を改善するためにダイ
間で試験データを伝達できるようにする相互接続法の提
供を欠いているのである。更に、従来技術に提案されて
いる並行試験溶液は、本発明から異なり、及び/又は、
製造コストの面でも有効でない。
イは様々なシンギュレーション技法のいずれかによって
個別のダイに分離(即ち、ダイシング)される。通常、
ダイは、ウエハソーを使用してダイシングされ、ウエハ
ソーはカットゾーン(普通、「スクライブ線」と呼ばれ
る)に沿ってウエハを切断し、個別のダイに分離する。
この後、ほとんどの場合、個々のダイは集積回路パッケ
ージにパッケージングされる。そして、このダイのパッ
ケージングが完了すると、通常、パッケージングされた
それぞれの集積回路ごとに様々な電気的試験が行われ
る。この様々な電気的試験の目的は、パッケージングさ
れたそれぞれの集積回路が設計者の指定した機能を正し
く実行しているかどうかを判定することであり、正しく
機能しているとこの試験において判定されたものが商品
となる。
には、しばしばプロセスモニタが配置される。これらの
プロセスモニタは、通常、プロセスパラメータの計測に
使用する小さな回路(例:リングオッシレータ)を有し
ているが、この計測によってはダイの不良を検出するこ
とはできない。この計測で実行できるのは、個別のダイ
レベルを超えるウエハの大きな領域に影響を与える様々
なプロセスパラメータに関するデータを取得することで
ある。
インと呼ばれる信頼性に関する試験手順を施すこともあ
る。このバーンイン試験では、温度を室温以上に上昇さ
せ、一定期間にわたって集積回路を試験する。集積回路
自体が発する熱によってバーンイン試験に必要な十分な
温度上昇が達成される場合もあるが、そうでなければ、
外部装置によって集積回路の温度を引き上げる(例:パ
ッケージングした集積回路をバーンインオーブン内に配
置する)。
加えて、低温信頼性試験を実行する場合もある。低温信
頼性試験では、温度を室温以下に下げ、一定期間にわた
って集積回路を試験する。
試験するための既存技術による構成例が示されている。
図1Aは従来の試験構成例を示しており、図示のよう
に、ウエハ10Aは、ダイA(図1Aの参照符号11)
とダイB(図1Aの参照符号12)を有しており、これ
らのダイは、シンギュレーションプロセスにおいてダイ
シングされ、集積回路としてパッケージングされること
になる。無論、ウエハ10Aは、3つ以上のダイを有す
ることもできるが、わかりやすくするために図1Aには
2つのみを示している。ダイAは、回路(「CUT
A」)11Bを含んでおり、同様にダイBも回路(「C
UT B」)12Bを含んでいる。本明細書において
は、これらの回路をダイのCUTと呼ぶ場合がある。ダ
イA及びBのこれらの回路11B及び12Bは、通常、
同一のものであるが、ウエハのダイごとに含まれる回路
が異なる製造プロセスも存在する。
された1つ又は複数のアクセスパッド11Aも含まれて
おり、同様に、ダイBにも回路12Bと通信可能に接続
された1つ又は複数のアクセスパッド12Aが含まれて
いる。これらのアクセスパッド11A及び12Aには、
それぞれ回路11B及び12Bに信号を供給すると共に
信号を取得してこれらの回路の機能を試験するべく試験
プローブを接触させることができる。例えば、プローブ
カードのプローブ部13Aは、回路11Bを試験するた
めにダイAのアクセスパッド11Aに接触させることが
できる複数のピンを有すことができる。更に、このプロ
ーブカードは、回路12Bを試験するためにダイBのア
クセスパッド12Aに接触させることができる複数のピ
ンを有する第2部分13Bを有することもできる。即
ち、このプローブカードは、複数のダイのアクセスパッ
ドに同時接触するのに十分な数のピン(例:部分13A
及び13B)を有することが可能であり、その場合に
は、このプローブカードは、複数のダイ(例:図1Aの
ダイA及びB)を同時試験した後に移動し、試験対象の
ウエハ上の別の組のダイに順番に接触することができ
る。或いはこの代わりに、プローブカードは、一度に1
つのダイのアクセスパッドに接触するのに十分なピンの
みを有することも可能であって、この場合には、プロー
ブカードは、ウエハの個々のダイに順番に接触しなけれ
ばならない。試験プローブカードは、例えば、試験パタ
ーンを入力すると共に試験対象のそれぞれのダイの回路
から出力信号を取得することができる。又、プローブカ
ードには、ダイに入力される試験パターンを生成すると
共に出力信号を取得してそれぞれのダイの回路が正しく
機能しているかどうかを判定するのに使用される自動試
験装置(ATE)を通信可能に接続することができる。
のダイごとにプローブピンをそれぞれのダイパッドに接
触させる必要がある。即ち、従来の試験構成において
は、それぞれのプローブ部(例:プローブピン部13A
及び13B)は、一度にウエハ上の1つの個別のダイと
通信する。この従来の試験手順は、その逐次的な特性の
ために問題を有している。例えば、プローブを使用して
個々のダイを順番に試験すると、ウエハのすべてのダイ
を試験するのに望ましくないほどに長時間を所要するこ
とになり、この結果、ダイ試験の全体の費用がかなり増
加することになる。更に、通常、ウエハ上のダイ(又
は、ダイの組)間でプローブカードを移動させるのに必
要な時間(即ち、「インデックス時間」)のためにウエ
ハのダイ試験に要する時間が大幅に増加する。例えば、
プローブカードの移動に要する時間は、実際のダイの試
験時間と同程度にもなるのである。複数のダイを並行試
験するのに十分な数のピンを備えるべくプローブカード
を構成することは可能であるが、一般的にプローブは非
常に高価であって、ウエハの多数のダイを同時試験する
のに十分な数のピンを有するプローブカードを準備する
ことは、通常、費用対効果の面で問題である。
1つのプローブで複数のダイを同時試験するのに十分な
数のピンを提供することができる。しかしながら、この
ような試験はプローブの構成(例:ピンの数)によって
制限されることになる。例えば、2つのダイ(例:図1
AのダイA及びB)に同時接触するのに十分なピンを有
するプローブの場合、2つのダイの同時試験に限定され
るのであって、例えば、4つのダイの試験が望ましい場
合に、このプローブ構成では、すべての4つのダイを同
時試験する能力を有していない。即ち、試験用のダイに
対する通信は、通常、プローブカードの構成(例:プロ
ーブカードに提供されているピンの数)によって制限さ
れている。更に、物理的な制約により、プローブの構成
の変更(例:ピンの増加)で達成可能な並行処理量が制
限される。例えば、所望の数のダイを同時試験できるよ
うに(例:十分に近接させて)プローブピンを配列する
ことが技術的に不可能であったり、このような配列の実
装が費用対効果の面で問題となる場合がある。
1つのプローブでウエハの複数のダイを並行試験できる
試験技法が提案されている。例えば、図1Bに、従来技
術において提案された並行試験構成の例が示されている
(1999年4月27日付けでファーンワース(Far
nworth)他に発行された「少数端子試験システム
(Reduced Terminal Testing
System)」という名称の米国特許5,898,
186号を参照されたい)。図示のように、ウエハ10
Bは、ダイA〜Fを有している。無論、このウエハ10
Bは、図1Bの例に示されているものを上回る数のダイ
を有することもできるが、わかりやすくするために図1
Bには6つのダイのみを示している。これらのダイのそ
れぞれは回路(即ち、「CUT」)を含んでいる(図1
Bには具体的に示されていない)。
アクセスパッド14A及び14Bが設けられており、こ
れらはウエハ10B上のダイA〜Fの外部に配列され、
それぞれ通信可能にダイA〜Fに接続されている。具体
的には、通信経路15Aは、アクセスパッド14Aを複
数のダイA〜Fに接続しており、通信経路15Bは、ア
クセスパッド14Bを複数のダイA〜Fに接続してい
る。そして、アクセスパッド14A及び14Bには、こ
れらの回路の機能を試験するためにダイA〜Fの回路に
信号を供給すると共に信号を取得するべく試験プローブ
ピンを接触させることができる。この方式によれば、プ
ローブによってアクセスパッド14Aに入力された信号
が通信経路15Aを介してダイA〜Fのそれぞれに並行
して伝達される。更に、ダイA〜Fからの出力信号は、
通信経路15Bを介してアクセスパッド14Bに伝達さ
れる。
の別の例が図1Cに示されている(2002年1月22
日付けでキタデ(Kitade)に発行された「複数試
験回路を備える半導体ウエハ、及び複数試験プロセスを
含む半導体デバイスを製造する方法(Semicond
uctor Wafer Having a Mult
i−Test Circuit, and Metho
d for Manufacturing a Sem
iconductor Device Includi
ng Multi−Test Process)」とい
う名称の米国特許第6,340,823B1号を参照さ
れたい)。図1Cに示すように、ウエハ10Cは、ダイ
A〜Cを有している。無論、ウエハ10Cは、図1Cの
例に示されているものを上回る数のダイを有することも
できるが、わかりやすくするために3つのダイのみを示
している。これらのダイのそれぞれは回路(即ち、「C
UT」)を含んでいる(図1Cには具体的に示されてい
ない)。
エハレベルのアクセスパッド16がウエハ10C上のダ
イA〜Cの外部に配列されており、これらのアクセスパ
ッド16の中の1つ又は複数がダイA〜Cのそれぞれに
通信可能に接続されている。具体的には、通信経路17
A及び17Bがアクセスパッド16を複数のダイA〜C
に接続している。そして、アクセスパッド16には、A
TEから信号をダイA〜Cの回路に入力するべく試験プ
ローブピンを接触させることができる。更に、ダイA〜
Cのそれぞれは、これらのダイから出力信号を取得する
べく通信可能に接続されたウエハレベルのアクセスパッ
ドを有することができる。例えば、ウエハレベルのアク
セスパッド18AはダイAに通信可能に接続されてお
り、ウエハレベルのアクセスパッド18BはダイBに通
信可能に接続されており、ウエハレベルのアクセスパッ
ド18CはダイCに通信可能に接続されている。試験プ
ローブピンをダイのそれぞれのウエハレベルのアクセス
パッド18A、18B、18Cに接触させることによっ
て、それぞれのダイの出力信号を取得することができ
る。この図1Cの方式によれば、プローブによってアク
セスパッド16に入力された信号が通信経路17A及び
17Bを介してダイA〜Cのそれぞれに並行して伝達さ
れる。更に、ダイA〜Cからの出力信号は、それぞれの
ウエハレベルの出力パッド18A、18B、18Cに並
行して伝達される。
細書
ローブ試験には合格したもののパッケージング後の信頼
性試験に不合格となった不良ダイのパッケージングに多
大な資金を費やしている。製造プロセスにおいて可能な
限り早期に不良のダイを検出し選別することによって費
用を削減することは、マルチチップモジュール(MC
M)の場合に特に重要である。マルチチップモジュール
(MCM)とは、1つのユニットにパッケージングされ
た複数の集積回路ダイを含む電子モジュールであり、現
在、広く使用されるようになっている。
ダイをボンディングした後に1つ又は複数の不良ダイを
交換しようとすれば多大な費用がかかることになる。従
って、マルチチップモジュールの一部としてダイをパッ
ケージングする前に、ダイが完全に機能しており信頼性
を有していることを判定することが望ましい。又、マル
チチップモジュール製造業者の多くは、十分に試験され
信頼性試験に合格した(集積回路パッケージにパッケー
ジングされる前の状態の)KGD(KnownGood
Dice)を半導体製造業者が販売することを要求し
ている。
は、ウエハレベルのアクセスパッドを複数のダイに通信
可能に接続してアクセスパッドからダイに(及びこの逆
方向に)データを並行して伝達できるようにすることを
提案しているが、このようなソリューションは、試験の
効率と信頼性を改善/最適化する通信法を提供してはい
ない。即ち、従来の並行試験ソリューションの主な焦点
は、試験プローブによってダイのアクセスパッドを損傷
することを防止するべく、それぞれが複数のダイに接続
されたウエハレベルのアクセスパッドを配列することに
あったのであり、これらのソリューションは、試験の効
率及び/又は信頼性を改善するようにダイ間での試験デ
ータの伝達を可能にする相互接続法の提供を欠いている
のである。
ューションは、いくつかの問題点及び/又は欠点を有し
ている。一例として、従来技術の並行試験ソリューショ
ンは、製造が困難であると共に/又は費用対効果の面で
問題がある。例えば、通常の回路の製造においては、フ
ォトマスクを使用して回路のレイヤを定義している。フ
ォトマスクは、(通常)、回路の単一のレイヤを定義す
る透明及び不透明領域の反復可能なパターンを表面に備
える5インチのガラス板である。回路全体を定義するに
は、通常、数十枚のマスクが使用され、一般的にフォト
マスクはコンピュータ支援設計(CAD)ツールによっ
て配列された回路設計から生成される。回路設計のフォ
トマスクへの転写は、通常、コンピュータ制御された光
又は電子ビームを回路レイヤ用の所与の(通常、10倍
に拡大された)パターンで写真乾板に走査することによ
って行われる。この後、このレチクルと呼ばれるパター
ンの正確性をチェックし、その縮小バージョンを複製し
て(反復して)ウエハ上に並べて投影する。レチクル
は、1つのダイ又は複数のダイを含むパターンを定義す
ることができる。例えば、レチクルをウエハに適用すれ
ば、ウエハ上に複数のダイを生成するパターンを定義す
ることができる。そして、サブマスターと呼ばれる一連
の複製マスクが作成された後に、ウエハ製造工場に送付
され、それらによってしばしば週当たり数千枚のウエハ
が生産される。
なレチクルを作成及び使用するプロセスについては、当
技術分野において周知である。よく知られているよう
に、レチクルの作成は、通常、非常に高価である。当業
者であれば理解しているように、ダイの製造に関連する
コストを削減するために、通常、ウエハレベルで規則性
を提供するレチクルを利用することが望ましい。即ち、
通常、レチクルは、規則正しい反復可能なパターンを定
義することが望ましいのである。例えば、レチクルは、
通常、ウエハ上に製造する回路用の最終的なマスクを作
成する際に並べて反復して複製されるため、反復可能な
パターンを備えることが望ましい。ウエハレベルで規則
性を備えることは、ウエハのコストを削減するために望
ましいことであり、ウエハレベルでの規則性とは、レチ
クルのインターフェイスのアライメント(例:入力と出
力のアライメント)を備えているということを意味して
いる。即ち、レチクルパターンの反復性がウエハレベル
での規則性をもたらすのである。
6,340,823B1号で提案されているものなどの
従来技術による並行ウエハ試験法は、このウエハレベル
での規則性を提供するものではない。即ち、これらのウ
エハ試験法は、ウエハのそれぞれのレチクルごとに繰り
返されない構造を必要としている。例えば、このような
試験法で必要とされるダイからウエハレベルのアクセス
パッドへの接続は、レチクルレベルで規則正しく反復す
るように実装されるものではない。従って、前述の図1
B及び1Cで提案されたものなどの試験法を実装するウ
エハを製造するのは困難であると共に/又は高価であ
る。このような従来技術による試験法の不規則な構造の
ために、ウエハ上に望ましい回路を設計するには複数の
マスクを使用することが必要になる。複数マスクの切り
換えという観点で考えた場合、現在の製造装置の能力で
製造プロセスにおいてこのような不規則なパターンを実
装することは経済的ではない。従って、ウエハレベルで
の規則性を提供しないために、多くの製造プロセスにお
いて従来技術で提案された並行試験法は経済的なソリュ
ーションとならないのである。即ち、従来技術によるこ
れらの並行試験法は、レチクルのインターフェイスのア
ライメントを提供しておらず、従って、ウエハの製造に
使用できる反復可能なレチクルパターンが提供されない
のである。
上の複数のダイを効率的に試験できるようにそれらのダ
イを相互接続するシステム及び方法に関するものであ
る。例えば、特定の実施例においては、複数のダイを同
時試験するべく、試験データをテスターシステム(半導
体ウエハには外部の装置であったり(例:試験プローブ
を介して接続する)、或いは半導体ウエハ上に実装され
る場合もある(例:組み込み自己試験回路))から複数
のダイに伝達できるように複数のダイを相互接続してお
り、相互接続数に応じて、複数のダイのすべて又は一部
を同時試験することができる。例えば、特定の実装にお
いては、試験データを第1のダイに伝達可能であり、第
2のダイのすべて又は一部を第1のダイと同時試験でき
るように第2のダイを第1のダイに相互接続することが
できる。
ダイからその他の少なくとも1つのダイに試験データを
伝達できるように複数のダイを相互接続する。従って、
例えば、入力及び/又は出力試験データを少なくとも1
つのダイからその他の少なくとも1つのダイに伝達する
ことができる。本発明の特定の実施例においては、複数
のダイを製造するためにレチクルレベルで反復可能なパ
ターンを維持しつつ、複数のダイを同時試験できるよう
に複数のダイを相互接続する。
導体ウエハ上の複数のダイを試験するシステムを提供す
るが、このシステムは、複数のダイの中の少なくとも1
つからその他の少なくとも1つに対して試験データを伝
達するべく半導体ウエハ上の複数のダイを相互接続する
通信システムを有している。
は、半導体ウエハ上の複数のダイを試験するシステムを
提供するが、このシステムは、半導体ウエハ上に製造さ
れた回路を有しており、この回路は、反復可能なレチク
ルパターンによって定義されている。更に、この回路
は、試験データを複数のダイに同時伝達するべく半導体
ウエハ上の複数のダイを相互接続する通信システムを有
している。
かの技術的な利点を提供することができる。一例とし
て、特定の実施例は、ウエハレベルでの規則性(即ち、
レチクルレベルで反復可能なパターン)を維持しつつ、
ウエハ上の複数のダイを同時試験することができる試験
法を提供する。別の例として、特定の実施例は、少なく
とも1つのダイからその他の少なくとも1つのダイに試
験データを伝達できるようにウエハ上の複数のダイを通
信可能に相互接続する試験法を提供する。更なる例とし
て、本発明の特定の実施例は、例えば、複数のダイ(又
は、少なくともそれらの一部)を同時試験可能であるた
め(その結果、ウエハのダイの試験に所要する全体時間
が削減されるため)、ダイの試験効率が大幅に向上する
試験法を提供する。
ブなどの試験リソースの利用法が改善された試験法を提
供する。例えば、試験プローブなどの試験リソースは比
較的高価であって、これを考慮した場合、通常、このよ
うなリソースは最大限に活用することが望ましい。本発
明の特定の実施例によれば、試験プローブなどのリソー
スの利用法を改善することができる。更に、本発明の特
定の実施例は、ダイの試験法を実装するためのウエハ及
び/又はダイ領域の効率的な利用法を提供する。例え
ば、特定の実施例では、複数のダイ領域を共有してそれ
ら複数のダイ用の試験法を実装することができる。例え
ば、特定の実施例では、試験法の各部分を様々な異なる
ダイ上に分散させて試験法(例:BIST回路)を実装
することができる。更に、本発明の特定の実施例では、
1つのダイによってウエハのその他の1つ又は複数のダ
イを試験可能な試験法を提供する。従って、この試験法
では、例えば、試験回路が試験対象のダイロジックに近
接しているため、ウエハ上のダイ試験における信号の整
合性を改善することができる。又、好ましいことに、ダ
イロジックの実装に使用されるものと同一の技術を使用
して試験回路及び/又は複数のダイを相互接続する通信
法が実装されるため、本発明の実装のスケーラビリティ
と信号の整合性を向上させることができる。又、本発明
の特定の実施例を使用し、ループバック試験を実装する
ことができる。
な説明を十分に理解できるように本発明の特徴と技術的
な利点について広範に概説した。以下に、本発明の更な
る特徴と利点について説明するが、それらは本発明の請
求項の主題をなすものであり、当業者は、本明細書で開
示する概念及び特定の実施例が本発明と同一の目的を達
成するためのその他の構造の変更や設計用の基礎として
容易に利用可能であることを理解されたい。更には、そ
のような等価な構造が、添付の請求項に規定された本発
明の精神と範囲を逸脱しないことをも理解されたい。添
付の図面と関連して以下の説明を参照することにより、
更なる目的及び利点と共に、組織及び動作方法の両面に
おいて本発明を特徴付けると考えられる新しい特徴につ
いて理解を深めることができるであろう。但し、添付の
図面は、例証と説明のみを目的として提供されるもので
あり、本発明を限定するものではないことを明確に理解
されたい。
本発明の様々な実施例について説明するが、これらの図
面のいくつかにおいては同様の参照符号によって同様の
要素を表している。後述するように、本発明の特定の実
施例では、(反復可能なレチクルパターンにより)ウエ
ハレベルでの規則性を提供しつつ(この結果、製造が実
施可能になると共に/又は費用対効果の面で優れたもの
になり)、複数のダイを同時試験することができるウエ
ハレベルの試験法を実現している。即ち、本発明の特定
の実施例は、ウエハレベルでの規則性を提供しつつ複数
のダイを同時試験できるように複数のダイを通信可能に
相互接続する試験法を提供する。又、後述するように、
本発明の特定の実施例は、ダイ間での試験データの伝達
を可能にするべく試験対象の複数のダイを通信可能に相
互接続するウエハレベル試験ソリューションを提供す
る。後程詳細に説明するように、試験データ(例:デジ
タルデータ及び/又はアナログ信号)を少なくとも1つ
のダイからその他の少なくとも1つのダイに伝達できる
ように複数のダイを通信可能に相互接続すれば、ダイの
効率的な試験と、試験法を実装するためのウエハ領域の
効率的な使用と、ダイ試験に必要なリソース(例:試験
プローブ)の効率的な使用と、1つのダイによる別のダ
イの試験と、が可能になると共に/或いはレチクルレベ
ルで反復可能なパターンを維持できるようになる(この
結果、ウエハレベルでの規則性が提供される)。更に、
本発明の特定の実施例では、従来技術による従来の試験
法で提供されるものよりも優れた精度、大きな通信帯域
幅、及び/又は優れた信号の整合性を備えたダイ試験を
可能にするウエハ上のダイを相互接続する通信法を提供
する。
験構成とは異なり、本発明の実施例では、「試験対象の
ダイパッド当たり1つのプローブ」という障壁を除去し
ており、この結果、一定レベルのマルチサイト試験を実
行するのに必要なプローブピンに関する要件が軽減され
る。即ち、本発明の実施例の相互接続法は、試験プロー
ブの構成に基づく同時試験可能なダイ数を制限する障壁
を除去するものである。更に、本発明の実施例は、図1
B及び図1Cに示すものなどの従来技術による並行試験
ソリューションを改善するダイ相互接続法を提供する。
本発明の様々な実施例によって、試験データのダイに対
する入力とダイからの出力の取得に利用できる様々な相
互接続法が識別される。更に、この試験構成は、1つ又
は複数のダイを試験するべく1つのダイ、ダイの組、及
び/又はダイの間に実装可能であり、これは、ダイの外
部ウエハ領域を使用してダイの試験をサポートできるこ
とを意味している。更に、特定の実装では、ウエハ上の
未使用の金属領域(即ち、「スクライブ線」)にのみこ
の試験法の実装を限定するのではなく、実際のダイ領域
を利用してこの試験法を実装している。更なる例とし
て、本発明の特定の実施例では、ウエハレベルでの規則
性を維持しつつ(即ち、レチクルレベルでの反復可能な
パターンを備えつつ)、この試験法の実装を実現してい
る。又、本発明の特定の試験構成では、それぞれのダイ
を試験するためのプローブピンの要件を軽減し、この結
果、所与のプローブカードによるマルチサイト試験のレ
ベルを向上させると共に/或いは所与のマルチサイト試
験のコストを削減している。様々なその他の利点につい
ては以下に詳細に説明する。
概略図が示されている。この図2は、説明用のブロック
ダイアグラムであり、この中の様々な構成要素の縮尺は
正確に示されていないことを理解されたい。図示のごと
く、ウエハ20は、ダイA(図2の参照符号21)とダ
イB(図2の参照符号22)を有しており、これらは、
シンギュレーションプロセスにおいてダイシングされ、
集積回路としてパッケージングされることになる。無
論、このウエハ20は、3つ以上のダイを有することも
できるが、わかりやすくするために図2には2つのみを
示している。ダイA及びBのそれぞれは回路(即ち、
「CUT」)を含んでいる(図2には具体的に示されて
いない)。ダイA及びBのこれらの回路は、通常、同一
のものであるが、ウエハ20のダイごとに含まれる回路
が異なる製造プロセスも存在する。
を含む様々な材料から形成される。ウエハ20の形状や
サイズは特定のものに限定されないが、現時点では半径
が6インチ及び8インチのウエハが一般的である。ダイ
A及びBは特定の種類のダイには限定されない。例え
ば、ダイA及びBは、シリコン及びガリウム砒素を含む
様々な材料から形成され、例えば、様々なメモリチッ
プ、マイクロプロセッサ、又はASICに使用されるも
のであってよい。パッド、導電性経路、及びダイなどの
本明細書で言及する各材料は、様々な周知の材料から様
々な周知の技法に従って構築することができる。
は、相互接続システム23によって通信可能に相互接続
されている。特定の実施例においては、この相互接続シ
ステム23により、ダイA及びBの1つからもう一方の
ダイに試験データ(例:入力試験データ及び/又は出力
試験データ)を伝達することができる。尚、本発明の実
施例に従って実装可能な相互接続法の様々な例について
は、図4〜図8に関連して後述する。更に、この相互接
続システム23によって、1つ又は複数のウエハレベル
のアクセスパッド24とダイA及びB間の通信可能な接
続が可能になっている。尚、本明細書では、「ウエハレ
ベル」のアクセスパッドとして論理的に示し説明してい
るが、実際には、いくつかの実施例においては、このア
クセスパッド24を、ウエハ20上のダイの外部に実装
されたアクセスパッドではなく(或いは、それらに加え
て)、1つ又は複数のダイのアクセスパッド(例:ボン
ディングパッド)で構成することができる。例えば、ダ
イのアクセスパッド(例:図1AのダイAのパッド11
A)をウエハ20のダイA及びBとの間の試験データの
供給及び取得に利用することができる。例えば、特定の
実施例においては、ダイAのアクセスパッドにアクセス
し、相互接続システム23を介してダイA及びBに試験
データを入力すると共に相互接続システム23を介して
ダイA及びBから出力試験データを取得することができ
る。従って、図2には、ダイA及びBの外部に存在する
別途のアクセスパッドとしてウエハレベルのアクセスパ
ッド24が示されているが、このアクセスパッド24を
1つ又は複数のダイのアクセスパッドとして実装可能な
本発明の実施例も存在するのである。
回路の機能を試験するために、これらの回路との間で信
号を供給/取得するべく試験プローブ25のピンを接触
させることができる。例えば、試験プローブ25をアク
セスパッド24と接触させて、例えば、試験パターンを
入力すると共に、ダイA及びBの回路から出力信号を取
得することができる。試験プローブ25には、ダイに入
力する試験パターンを生成すると共に取得した出力信号
を評価してそれぞれのダイの回路が正しく機能している
かどうかを判定するのに使用されるATE26を通信可
能に接続することができる。
細に示している。尚、この図3は、説明のためのブロッ
クダイアグラムであり、この中の様々な構成要素の縮尺
は正確に示されていないことを理解されたい。図示のよ
うに、ダイA及びB(それぞれ参照符号21及び22)
は、それぞれCUT21B及びCUT22Bなどの回路
を有することができる。更に、ダイA及びBのこれらの
回路は、アクセスパッド21A及び22Aなどのダイの
アクセスパッドに通信可能に接続することができる。前
述のように、特定の実装においては、ウエハレベルのア
クセスパッド24を1つ又は複数のこのようなダイパッ
ド21A及び/又は22Aで構成することができる。更
にこの図3に示されているように、通信プロトコル31
を相互接続システム23用に実装することができる。後
程、更に詳細に説明するように、これらの相互接続シス
テム23及び通信プロトコル31の複雑性は様々な実施
例ごとに変化する。又、特定の実施例においては、ウエ
ハ及び/又はダイレベルでデータ処理32を実装してダ
イの試験手順を促進することができる。
よる試験システムは、少なくとも、(1)ウエハレベル
のアクセスサブシステム24、(2)相互接続サブシス
テム23、(3)通信プロトコルサブシステム31、及
び(4)データ処理サブシステム32の中の1つ又は複
数のサブシステムを有することを認識されたい。更に後
述するように、本発明の特定の実施例は、同時に試験可
能なダイ数が試験プローブの構成(例:試験プローブの
ピンの数)によって制限されないように複数のダイを同
時試験可能な相互接続サブシステム23を提供する。こ
のような複数のダイの同時試験により、信頼性の高い試
験(例:信号の整合性が改善されたもの)、効率のよい
ダイ試験、及び/又は貴重なリソース(試験プローブな
ど)の効率的な利用が実現する。更に、好ましいこと
に、この試験法はレチクルレベルでの反復可能なパター
ンで実装され、この試験法を実装するウエハの製造は、
図1B及び図1Cに示す従来技術による試験技法とは異
なり、費用対効果の面で優れている。
サブシステム23は、試験データが少なくとも1つのダ
イからその他の少なくとも1つのダイに伝達されるよう
に通信可能に相互接続された複数のダイを有することが
できる。このような相互接続法はいくつかの利点を提供
する。一例として、試験データが1つのダイからその他
の少なくとも1つのダイに伝達されるように通信可能に
相互接続された複数のダイを備えていれば、複数のダイ
を同時試験可能な試験法を実装しつつウエハレベルで規
則性を維持できるようになる。更に、このような相互接
続法により、特定の実装において、1つのダイを使用し
てその他の少なくとも1つのダイを試験することができ
る。即ち、この相互接続法により、1つ又は複数のダイ
に実装された回路をウエハ上の1つ又は複数のその他の
ダイを試験するために使用できるのである。
接続23は、1つのダイをその他の1つ又は複数のダイ
及び/又はウエハレベルのアクセスサブシステム24と
相互接続している。この相互接続サブシステム23によ
り、例えば、好ましいことに1つのダイからその他の1
つ又は複数のダイに試験データを伝達することができ
る。尚、この相互接続サブシステム23は、ウエハ試験
プロセスの後のシンギュレーションプロセスにおいて破
壊されることに留意されたい。但し、相互接続サブシス
テム23の使用とこれに関連する経済的な利益が発生す
るのはウエハ試験プロセスにおいてであるため、これは
問題とはならない。
は、プローブピン25に対し、ウエハ20のダイA及び
Bの試験を実行するためのインターフェイスを提供して
いる。尚、前述のように、特定の実装においては、この
ウエハレベルのアクセス用に従来のダイパッド(例:図
1のダイAのダイパッド11A)を使用することができ
る点に留意されたい。但し、特定の実装においては、ウ
エハレベルのアクセス用に、追加の又は変更された観測
或いは制御ポイントを導入することができる。例えば、
特定の実施例においては、ウエハ20上に高性能プロー
ブ(高周波数及び高精度)用の追加の大きなパッドを実
装し、相互接続サブシステム23を介して複数のダイに
多重化することができる。又、特定の実装においては、
ウエハレベルのアクセスパッド24は、A/Dコンバー
タ及びD/Aコンバータを含むことができる。
接続サブシステム23を介したダイ間での通信プロトコ
ルを確立するものである。例えば、この通信プロトコル
サブシステム31は、ウエハ20のダイA及びBとの間
で伝達する情報のデコード又はエンコードを実行するこ
とができる。具体的には、通信プロトコルサブシステム
31は、(1)ウエハレベルのアクセスサブシステム2
4と相互接続サブシステム23及び(2)相互接続サブ
システム23とダイA及びB(例:それぞれのダイのC
UT)間のインターフェイスを確立する。例えば、通信
プロトコルサブシステム31は、同期回路、スキャンチ
ェーン、多重化/逆多重化に基づいたブロードキャステ
ィング回路、複合符号分割多重接続(CDMA)又は時
分割多重接続(TDMA)システムを有することができ
る共に、特定の実装においては、導電性ワイヤのような
単純なものであってもよい。
システム31は、入力データのキューイングに使用可能
なファーフトインファーストアウト(FIFO)バッフ
ァなどのバッファを有することができる。このようなバ
ッファにより、高周波数での試験の実行、リソースの活
用、及び/又は信号の整合性の改善を実現することがで
きる。例えば、試験データ入力用のリソースがウエハ試
験に使用されていない場合には(例:以前入力されたデ
ータに従ってダイが動作していると共に/又は試験結果
が出力されている場合)、この入力リソースを使用して
ダイ用のバッファに試験データを入力することができ
る。その後、ダイが新しい試験データを取得する準備が
整った時点では、それらのデータはバッファに既に用意
された状態になっており、効率的にダイに供給すること
ができる。従って、データをダイ用のバッファに入力
し、それらのバッファを使用することにより、ダイに対
する大量の試験データ入力に対処することができる。
ソリューションを促進するべく試験データの処理を実現
するものである。例えば、このようなデータ処理サブシ
ステム32は、圧縮及び圧縮解除回路を有することがで
き、これらの回路により、ダイとアクセスパッド間の相
互接続要件を軽減することができる。更に、データ処理
サブシステム32には、ウエハレベルのシグネチャ及び
/又はレジスタ回路を含むことが可能であり、これらの
回路によって試験の実行と試験結果の処理のタイミング
を切り離すことができる。これは、試験の際にすべての
出力信号をプローブ検査できない場合に有用である。更
に、パターン比較システムを実装すれば、ダイ試験の結
果とブロードキャストされATEからパターン比較シス
テムに入力された予想試験結果を比較することができ
る。特定の実装においては、上級のデータ処理サブシス
テム32を利用し、ウエハレベルの試験を最適化するこ
とができる。例えば、後述するように、例えば、FPG
AやMPUを使用して動的なウエハレベル試験管理シス
テムを実装することができる。又、更なる例として、デ
ータ処理サブシステム32は、試験対象のダイの出力を
比較するロジックを有することができる(例:それらの
出力中での比較及び/又は予想出力データとの比較)。
レベルのアクセスパッド24(これは、前述のようにダ
イのアクセスパッドとして実装することもできる)に接
触させる。そして、通信プロトコル31及び相互接続シ
ステム23を使用して試験データをウエハレベルのアク
セスパッド24からダイA及びB(及び、実装によって
は、データ処理システム32)に転送する。後述するよ
うに、この試験構成は、例えば、専用のダイ上(例:図
11に示されているようなもの)、複数のダイの部分上
(例:図10に示されているようなもの)、ウエハの境
界エッジ上、及び/又はウエハソーイングエッジ(即
ち、「スクライブ線」)上など、ウエハ20上のどこに
でも実装することができる。従って、図2及び3には、
相互接続システム23、通信プロトコル31、データ処
理32、及びウエハレベルのアクセスパッド24などの
ウエハレベル試験システムの様々な要素がダイA及びB
の境界の外側に実装されるように示されているが、これ
はあくまでこの試験システムの実施例に実装可能な要素
とそれらの論理的な配列を示すための例示図に過ぎず、
図2及び図3の例示は、このウエハレベル試験システム
の1つ又は複数の要素を1つ又は複数のダイの内部に実
装した実装形態を排除するものではない。
を提供する。一例として、特定の実施例は、レチクルで
反復可能なパターンを維持することによってウエハレベ
ルでの規則性を実現しつつ、ウエハ上の複数のダイを同
時試験可能な試験法を提供する。別の例として、特定の
実施例は、少なくとも1つのダイからその他の少なくと
も1つのダイに試験データを伝達できようにウエハ上の
複数のダイを通信可能に相互接続する試験法を提供す
る。更なる例として、本発明の特定の実施例は、例え
ば、複数のダイ(又は少なくともそれらの一部)を同時
試験できるため(その結果、ウエハのダイ試験に必要と
される全体的な時間が削減されるため)、ダイ試験の効
率が優れた試験法を提供する。すべてのダイを常に同時
試験できず、逐次的にしか試験できない場合においても
(例:限られた相互接続のため)、本明細書で説明する
試験技法を使用する利点は依然として存在している。即
ち、従来の試験技法では、インデックス時間(即ち、プ
ローブカードを移動させる時間)が全体の試験時間の大
きな部分を占めており、本発明の実施例を使用すること
により、プローブカードを移動させることなくその他の
ダイを試験することが可能になる(即ち、複数のダイの
試験に長いインデックス時間が分散する)。
ーブなどの試験リソースの利用法が改善された試験法が
提供される。例えば、試験プローブなどのいくつかの試
験リソースは、それらが比較的高価であることを考慮す
れば、通常、最大限に利用することが望ましい。本発明
の特定の実施例では、試験プローブなどのリソースの利
用法を改善することができる。更に、本発明の特定の実
施例では、ダイ試験法を実装するためにウエハ及び/又
はダイの領域を効率的に利用している。例えば、特定の
実施例では、複数のダイ上の領域を共有してそれらのダ
イ用の試験法を実装することができる。例えば、図10
に関連して後述するように、特定の実施例では、試験法
の各部分が様々な異なるダイ上に分散された試験法
(例:BIST回路)を実装することができる。更に、
本発明の特定の実施例では、1つのダイによってウエハ
のその他の1つ又は複数のダイを試験することができる
試験法を提供している。従って、このような試験法で
は、例えば、テスター回路が検査対象のダイロジックに
近接すると共に同一の技術を使用して実装されるため、
ウエハ上のダイの試験において信号の整合性を改善する
ことができる。
々な実施例において多数の異なる方法で配列することが
できる。例えば、本発明のウエハレベル試験ソリューシ
ョンは、複数のダイを試験するべくそれらのダイを相互
接続するための多数の異なる相互接続法の中のいずれか
を採用することができる。一般的に、ダイの試験では、
情報のダウンロード(例:ATE/試験プローブからダ
イへ)と情報のアップロード(ダイから試験プローブ/
ATEへ)が行われる。情報をダウンロード及びアップ
ロードするために本発明の実施例に実装可能な様々な設
計法の概要について説明する。例えば、ダイとの間で試
験データのダウンロード及びアップロードを行うのに使
用できる様々なダイ相互接続法の様々な例について、以
下、図4〜図8に関連して説明する。本明細書において
提供する相互接続法の例の多くは、ウエハレベルで複数
のダイを同時試験する能力を拡張するものであり、この
結果、より効率的で信頼性が高く、且つ費用対効果の面
で優れた試験ソリューションが実現する。特定の相互接
続法においては、試験回路の実装に利用するダイ当たり
のシリコン領域を増加させることができる(例:図10
に関連して説明する実装)。更に、好ましいことに、こ
の試験法はウエハレベルでの規則性を備えつつ実装され
る。
ブから)複数のダイに同時にダウンロードする方法とし
ては、(1)ダイの対応する入力を相互接続する(この
方法は、本明細書では入力ブロードキャスティング
(「IB」)と呼ぶ)、(2)ダイ上に配置されたパイ
プラインを使用して入力信号をダイに供給する(本明細
書では、入力パイプラインダイ(「IPD」)と呼
ぶ)、(3)ダイ上以外に配置されたパイプラインを使
用して入力信号をダイに供給する(本明細書では、入力
パイプラインオフダイ(「IPOD」)と呼ぶ)、とい
う3つのものが存在する。
ータに応答するもの)は、様々な異なる方法で構成する
ことができる。例えば、対応するパッド間の相互接続と
組み合わせてコンパレータ(例:それぞれのダイに実装
されているもの)を使用することにより、様々なダイか
らの出力信号を同時に試験することが可能であり、本明
細書では、この方法を出力ブロードキャスティングコン
パレータ(「OBC」)と呼ぶことにする。又、パイプ
ラインを使用して出力信号を同時にダウンロードするこ
ともできる。このパイプラインは、ダイ上に配置するこ
とが可能であり、本明細書では、この方法を出力パイプ
ラインダイ(「OPD」)と呼ぶ。更に、このパイプラ
インは、ダイ上以外に配置することも可能であって、本
明細書では、これを出力パイプラインオフダイ(「OP
OD」)と呼ぶことにする。又、シグネチャアナライザ
を使用すれば、出力を圧縮することができる。このシグ
ネチャは、再度、ブロードキャスティングコンパレータ
を使用して同時伝達することが可能であり、本明細書で
は、この方法を出力シグネチャブロードキャスティング
コンパレータ(「OSBC」)と呼ぶ。又、シグネチャ
を伝達する別の方法として、パイプラインを使用するも
のがあり、本明細書では、これを出力シグネチャパイプ
ライン(「OSP」)と呼ぶことにする。
複数のダイを同時試験する設計基準に基づいた本発明の
実施例の実装に対して推奨する入力/出力伝達法の概要
を示している。表1に○印で記載されている方法は、好
適な実装を提供するものとして推奨され、×印で記載さ
れているものは推奨されないものである(但し、推奨し
ていない実装も本発明から排除するものではない)。
に相互接続されるダイの数(「セクションサイズ」とも
呼ばれる)は、通常、制限されている。又、ダイ上の利
用可能なダイパッドの合計数(即ち、試験に必要な入力
/出力インターフェイス)と相互接続可能なダイパッド
の数(即ち、試験に必要な入力/出力インターフェイ
ス)の比率(即ち、相互接続比率)は、通常、100%
未満であろう。従って、本明細書では、試験法によって
ダイパッド間での100%の相互接続が提供されない状
況に対するスケジューリングに関する考慮事項について
図12及び図13に関連して後述するが、一般的に、利
用可能な領域に関する制限のために相互接続比率は10
0%未満になる。通信可能に相互接続されるダイの数
(即ち、セクションサイズ)は、製造プロセスでの不良
によって制限される。歩留りと障害許容技法のための設
計(例:相互接続ワイヤの冗長性)を使用し、セクショ
ンサイズを拡大することはできるが、これらの技法に
は、通常、大きなシリコン領域が必要となるため、相互
接続比率が減少することになる。従って、一般的に相互
接続比率とセクションサイズ間にはトレードオフが存在
している。
ドキャスティング(IB)及び出力シグネチャパイプラ
イン(OSP)通信法を実装する例を示している。尚、
この図4は、説明用のブロックダイアグラムであり、こ
の中の様々な構成要素の縮尺は正しく示されていないこ
とに留意されたい。通信法のこの第1の実装例におい
て、ウエハ20−1は、ダイA(参照符号21−1)と
ダイB(参照符号22−1)を有している。無論、ウエ
ハ20−1は、3つ以上のダイを有することもできる
が、わかりやすくするために2つのみを示している。ダ
イAは、この例ではロジック40Aとして示されている
検査対象の回路を有しており(例:1つ又は複数のロジ
ック回路(即ち、CUT)が含まれている)、同様にダ
イBも、この例ではロジック40Bとして示されている
回路(即ち、CUT)を有している。
及び24−1Bがウエハ20−1上に含まれており、こ
れらには、ATE26からダイAおよびBに情報をダウ
ンロードすると共にダイA及びBからATE26に情報
をアップロードするべくプローブカード43−1のプロ
ーブピン25−1を接触させることができる。具体的に
は、この例においては、入力試験データはATE26か
らアクセスパッド24−1Aにダウンロード可能であ
り、ダイA及びBからの出力データ(入力試験データに
応答するもの)はアクセスパッド24−1Bに出力する
ことができる。これらのウエハレベルのアクセスパッド
24−1A及び24−1Bは、この例ではウエハ20−
1上のダイA及びBの外部に配列されるように示されて
いるが、特定の実装においては、これらのアクセスパッ
ド24−1A及び/又は24−1Bをダイのアクセスパ
ッドとして実装することが可能である。例えば、アクセ
スパッド24−1A及び/又は24−1Bは、ダイA内
に実装することが可能であり、相互接続システム23−
1を利用してダイAのそれらのアクセスパッドをダイB
に後述する方法で相互接続することができる。更に、ア
クセスパッド24−1A及び24−1B、並びに相互接
続システム23−1は、未使用の金属レイヤのみを使用
したり、或いは、未使用の金属レイヤと製造プロセスに
おいて使用される金属レイヤの両方を使用してダイ又は
ウエハ上に実装することができる。
で反復可能なパターンとして実装することができ、例え
ば、レチクルが単一のダイを有している場合にも反復可
能なパターンとして実装可能である。図4の二点鎖線で
示されているように、ダイBについて、アクセスパッド
24−1A及び/又は24−1Bをそれぞれアクセスパ
ッド24−1C及び24−1Dとして複製することがで
きる。後述するように、これらのアクセスパッド24−
1C及び24−1Dは、試験データを伝達するために実
際に使用されるものではなく、ウエハレベルでの規則性
を維持するためだけに提供されるものである。無論、そ
の他の実装においては、レチクルはいくつのダイのパタ
ーンでも定義することが可能であり、この試験法はそれ
らのレチクルに反復可能なパターンを提供するように実
装することができる。
接続システム23−1によって通信可能に相互接続され
ている。この相互接続システム23−1により、アクセ
スパッド24−1Aからの入力試験データをダイA及び
Bのそれぞれに対して同時に(例:並行して)伝達でき
るようになっている。具体的には、この相互接続システ
ム23−1は、入力試験データがアクセスパッド24−
1AからダイA及びBのそれぞれに同時にブロードキャ
ストされる入力ブロードキャスティング(IB)通信法
を実装している。信号の整合性を維持するために、イン
ピーダンス整合法を適用することも可能である。
テム31−1A及び31−1BがそれぞれダイA及びB
用に実装されている。この場合には、ダイA及びBの相
互接続で利用可能なプロトコルの比較的単純な例が提供
されており、1対1接続になっている。即ち、通信プロ
トコル31−1A及び31−1Bは、アクセスパッド2
4−1AのそれぞれからダイA及びBのそれぞれに同一
の接続を提供している。例えば、図4に示す方法に従っ
てアクセスパッド24−1AのそれぞれをダイA及びB
の共通入力に接続する導電性トレースを提供することが
できる。複数のダイに対するこのような試験データの並
行入力法は、図1B及び図1Cの例に示されているもの
などの従来技術による並行試験法において提案されてい
るものと類似しており、ダイA及びBに対して試験デー
タの入力を並行してブロードキャストすることができる
それらの通信法のいずれかを実装することができる。
らのダイの1つ(例:ダイB)からの出力データをもう
一方のダイ(例:ダイA)に伝達できるように相互接続
されている。具体的には、印加された入力データに応答
するダイA及びBの出力をパッド24−1Bに伝達する
べく出力シグネチャパイプライン(OSP)通信法が使
用されており、ダイBの出力データはダイAに伝達さ
れ、ダイAはこの出力データをパッド24−1Bに供給
する。この図4の例において、ダイA及びBはデータ処
理システム32−1A及び32−1Bを有しており、こ
れらは周知の多入力シグネチャレジスタ(MISR)な
どのシグネチャアナライザ42A及び42Bをそれぞれ
使用して各ダイの出力信号を圧縮するように動作可能で
ある。ダイ試験の後に(即ち、ダイが入力試験データに
応答して出力データを生成した後に)、これらのダイの
シグネチャアナライザ(即ち、CUT)は、スキャンチ
ェーンとして再構成される。ダイのスキャンチェーンを
その他のダイと接続し、1つのウエハレベル又はウエハ
セクションレベルのスチャンチェーンを構成するのであ
る。例えば、ダイA及びBは、図4の例に示されている
通信経路23−1Aを介して相互接続されている。従っ
て、ダイA及びBの出力データをアクセスパッド24−
1Bを介してプローブピン25−1によってパイプライ
ン方式でATE26に読み取ることが可能であり、AT
E26は、受信したそれぞれのダイの出力を評価してそ
れぞれのダイが正しく機能しているかどうかを検出す
る。
験することができる。更に、この試験法の場合には、異
なるダイA及びBを試験するためにプローブカード43
−1を移動させて異なるアクセスパッドに再度接触させ
る必要がなく、アクセスパッド24−1Aを使用してダ
イA及びBの両方を同時試験するべく試験データを入力
することが可能であり、パッド24−1Bを使用してそ
れらのダイから出力試験データを取得することができ
る。従って、同時試験可能なダイの数がプローブカード
の構成(例:プローブカードのピンの数)によって制限
されてはおらず、相互接続法23−1により、通常は複
数のダイを同時試験する能力を有していないプローブカ
ード構成による複数ダイの同時試験が可能になってい
る。又、この試験法は、レチクルレベルで反復可能なパ
ターンを維持するように実装することができる。例え
ば、レチクルが単一のダイを有している場合にも、レチ
クルに反復可能なパターンを維持するべく実装すること
ができる。尚、それぞれのダイごとに複製されるこの試
験法の特定の部分は実際の試験では使用されないことに
留意されたい。又、ダイ21−1及び22−1を通信可
能に相互接続することにより、このようなウエハレベル
での規則性の維持が実現していることを認識されたい。
CUTのすべての入力/出力(I/O)インターフェイ
スを相互接続できない場合には、図12及び図13に示
すように、更に上級のスケジューリング回路を利用する
ことができる。例えば、この相互接続法により、特定の
ダイの全試験を実行すると同時に別のダイの部分的試験
を行うことができる。部分的試験を行ったダイの試験を
完了させるためにプローブカードを移動させる必要はあ
るが、全体としてのウエハ試験時間は、従来技術の逐次
的な試験技法に必要とされるものよりも削減されること
になる。
ドキャスティング(IB)及び出力ブロードキャスティ
ングコンパレータ(OBC)通信法を実装する例を示し
ている。尚、この図5は、説明のためのブロックダイア
グラムであり、この中の様々な構成要素の縮尺は正しく
示されていないことを理解されたい。通信法のこの第2
の実装例においては、ウエハ20−2は、この場合にも
ダイA(参照符号21−2)及びダイB(参照符号22
−2)を有している。無論、ウエハ20−2は、3つ以
上のダイを有することもできるが、わかりやすくするた
めに2つのみを示している。ダイAは、この例ではロジ
ック51Aとして示されている試験対象の回路(即ち、
CUT)を有しており、同様にダイBも、この例ではロ
ジック51Bとして示されている試験対象の回路(CU
T)を有している。
A、24−2B、及び24−2Cがウエハ20−2上に
含まれており、これらには、ATE(図示されていな
い)から情報をダイA及びBにダウンロードすると共に
ダイA及びBからATEに情報をアップロードするべく
プローブカード43−2のプローブピン25−2を接触
させることができる。具体的には、この例においては、
入力試験データは、ATEからアクセスパッド24−2
A及び24−2Bにダウンロード可能であり、ダイA及
びBからの出力データ(入力試験データに応答するも
の)は、アクセスパッド24−2Cに出力することがで
きる。ウエハレベルのアクセスパッド24−2A、24
−2B、及び24−2Cは、この例ではウエハ20−2
上のダイAおよびBの外部に配列されるように示されて
いるが、特定の実装においては、これらのアクセスパッ
ド24−2A、24−2B、及び/又は24−2Cは、
ダイのアクセスパッドとして実装可能である。例えば、
アクセスパッド24−2A、24−2B、及び/又は2
4−2DはダイA内に実装可能であり、相互接続システ
ム23−2Aを利用してダイAのそれらのアクセスパッ
ドをダイBに後述する方法で相互接続することができ
る。
で反復可能なパターンとして実装可能である。例えば、
レチクルが単一のダイを有している場合にも反復可能な
パターンとして実装することができる。図5の二点鎖線
に示されているように、ダイBについて、アクセスパッ
ド24−2A、24−2B、及び24−2Cをそれぞれ
アクセスパッド24−2D、24−2E、及び24−2
Fとして複製することができる。後述するように、これ
らのアクセスパッド24−2D、24−2E、及び24
−2Fは、試験データの伝達に実際に使用されるもので
はなく、ウエハレベルでの規則性を維持するためだけに
提供されるものである。無論、その他の実装において
は、レチクルはいくつのダイのパターンでも定義するこ
とが可能であり、この試験法は、それらのレチクルに反
復可能なパターンを提供するように実装することができ
る。
続システム23−2Aによって通信可能に相互接続され
ている。この相互接続システム23−2Aにより、前述
の図4の例と同一の方法でアクセスパッド24−2Aか
らの入力試験データをダイA及びBのそれぞれに同時に
(並行して)伝達することをできる。具体的には、図4
の例とまったく同様に、相互接続システム23−2A
は、入力試験データをダイA及びBのそれぞれに同時に
アクセスパッド24−2Aからブロードキャストする入
力ブロードキャスティング(IB)通信法を実装してい
る。又、信号の整合性を維持するために、インピーダン
ス整合法を適用することも可能である。
がアクセスパッド24−2Bを介してダイA及びBのそ
れぞれに入力される。即ち、ATEは、入力試験データ
に応答してダイA及びBの回路(即ち、ロジック51A
及び51B)が出力するはずの予想される結果を生成す
ることができ、この予想結果データが試験プローブを介
してアクセスパッド24−2Bに伝達される。この予想
結果データは、入力ブロードキャスティング(IB)通
信法に従って相互接続システム23−2Aを介してアク
セスパッド24−2BからダイA及びBのそれぞれに同
時に伝達される。
システム31−2A及び31−2BがそれぞれダイA及
びB用に実装されている。これは、前述の図4の例に実
装されているものとまったく同様に通信プロトコルの比
較的単純な例であって、1対1接続である。この図5の
例に実装されている複数のダイに対する試験データのこ
のような並行入力法は、図1B及び図1Cの例に示され
ているものなどの従来技術による並行試験法において提
案されているものと類似しており、試験データの入力を
ダイA及びBに並行してブロードキャストすることがで
きるそれらの通信法のいずれかを実装可能である。この
例においても、予想結果データをアクセスパッド24−
2BからダイA及びBに伝達するべく同一タイプの通信
プロトコル31−2A及び31−2Bが実装される。
らのダイの1つ(例:ダイB)からの出力データをもう
一方のダイ(例:ダイA)に伝達することができるよう
に相互接続されている。例えば、ダイA及びBは、図5
の例に示されている通信経路23−2Aを介して相互接
続される。具体的には、印加された入力データに応答す
るダイA及びBの出力をパッド24−2Cに伝達するべ
く出力ブロードキャスティングコンパレータ(OBC)
通信法を使用しており、ダイBの出力データ(例:エラ
ーデータ)はダイAに伝達され、ダイAはこの出力デー
タ(例:エラーデータ)をパッド24−2Cに供給す
る。この図5の例において、ダイA及びBはそれぞれデ
ータ処理システム32−2A及び32−2Bを有してお
り、これらは、コンパレータ52A及び52Bとエラー
セル(即ち、レジスタ)53A及び53Bを有してい
る。コンパレータ52A及び52Bは、それぞれ予想出
力データ(パッド24−2Bを介して取得したもの)と
ロジック51A及び51Bの実際の出力を比較する。一
方、エラーセル53Bは、予想出力とダイBのロジック
51Bの実際の出力の差がコンパレータ52Bによって
検出されたかどうかを示し、エラーセル53Aは、予想
出力とダイAのロジック51Aの実際の出力の差がコン
パレータ52Aによって検出されたかどうかを示す。そ
して、これらのエラーレジスタ53A及び53Bは、ダ
イA及びB間のスキャンチェーンとして構成され、試験
手順の完了後に、ATE装置はアクセスパッド24−2
Cを介してこのスキャンチェーンを読み取ることができ
る。
験データはアクセスパッド24−2AからダイA及びB
に伝達される。更に、この入力試験データに応答して回
路51A及び51Bが出力すると予想される結果がAT
Eで生成され、この予想出力データがアクセスパッド2
4−2Bを介してダイA及びBのそれぞれに伝達され
る。即ち、予想出力データは、アクセスパッド24−2
Bから相互接続システム23−2Aを介してダイA及び
Bのそれぞれにブロードキャストされるのである。それ
ぞれのダイの実際の回路(ロジック)は、入力試験デー
タに応答して出力を生成し、この出力がATEから取得
した予想出力データと共にダイのコンパレータに入力さ
れる。そして、それぞれのダイのコンパレータは、入力
試験データに応答するダイの回路の出力が予想出力デー
タに一致しているかどうかに関するデータを出力し、こ
のデータがレジスタに保存される。複数のダイのレジス
タは相互接続され、試験結果をパイプライン方式でアク
セスパッド24−2Cを介して試験プローブに読み出す
ことができるようにスキャンチェーンを形成し、ATE
は、このスキャンチェーン出力に示されているエラーを
有するダイを識別することができる。
めの入力パイプラインオフダイ(IPOD)及び出力シ
グネチャパイプライン(OSP)通信法を実装する例が
示されている。尚、この図6は説明用のブロックダイア
グラムであり、この中の様々な構成要素の縮尺は正しく
示されていないことを理解されたい。通信法のこの第3
の実装例においては、ウエハ20−3は、ダイA(参照
符号21−3)とダイB(参照符号22−3)を有して
いる。無論、ウエハ20−3は、3つ以上のダイを有す
ることもできるが、わかりやすくするために2つのみを
示している。ダイAは、この例ではロジック40Aとし
て示されている試験対象の回路(即ち、CUT)を有
し、同様にダイBも、この例ではロジック40Bとして
示されている試験対象の回路(即ち、CUT)を有して
いる。
24−3B、及び24−3Cがウエハ20−3上に含ま
れており、これらには、ATE(図示されていない)か
ら情報をダイA及びBにダウンロードすると共にダイA
及びBから情報をATEにアップロードするべくプロー
ブカード43−3のプローブピン25−3を接触させる
ことができる。具体的には、この例では、入力試験デー
タはATEからアクセスパッド24−3Aにダウンロー
ド可能であり、ダイA及びBからの出力データ(入力試
験データに応答するもの)はアクセスパッド24−3C
に出力することができる。ウエハレベルのアクセスパッ
ド24−3A、24−3B、及び24−3Cは、この例
では、ウエハ20−3上のダイA及びBの外部に配列さ
れるように示されているが、特定の実装においては、こ
れらのアクセスパッド24−3A、24−3B、及び/
又は24−3Cは、ダイのアクセスパッドとして実装す
ることができる。例えば、アクセスパッド24−3A、
24−3B、及び/又は24−3CはダイA内に実装可
能であり、相互接続システム23−3Aを利用してダイ
Aのこれらのアクセスパッドを後述する方法でダイBに
相互接続することができる。
での反復可能なパターンとして実装することができる。
例えば、レチクルが単一のダイを有している場合にも反
復可能なパターンとして実装可能である。図6の二点鎖
線で示されているように、アクセスパッド24−3Cを
ダイBについてアクセスパッド24−3Dとして複製す
ることができる。後述するように、このアクセスパッド
24−3Dは、試験データの伝達に実際に使用されるも
のではなく、ウエハレベルでの規則性を維持するためだ
けに提供されるものである。無論、その他の実装におい
ては、レチクルはいくつのダイのパターンでも定義する
ことが可能であり、この試験法は、それらのレチクルに
反復可能なパターンを提供するように実装することがで
きる。
ステム23−3Aによって通信可能に相互接続されてい
る。この相互接続システム23−3Aにより、アクセス
パッド24−3Aからの入力試験データをダイAおよび
Bのそれぞれに同時に(並行して)伝達することができ
る。具体的には、この相互接続システム23−3Aは、
ダイAの入力の場合には、入力試験データがアクセスパ
ッド24−3Aからセル(即ち、レジスタ)61A〜6
1D(全体としてセル61と呼ぶ)に伝達され、ダイB
の入力の場合には、入力試験データがセル61A〜61
Dからセル62A〜62D(全体としてセル62と呼
ぶ)にそれぞれ伝達される入力パイプラインオフダイ
(IPOD)通信法を実装している。このような方式で
これらのセル61及び62を実装すれば、相互接続シス
テム23−3Aの実装において遭遇する可能性のあるエ
ラーが1つのダイからその他の相互接続されているダイ
に伝播することを防止することができる。例えば、入力
ライン63A上にエラーが存在していれば(例:この入
力ラインが短絡している)、このエラーのために不適切
な試験データがダイAに入力されることになるが、この
エラーがダイBに伝播せず、ダイBに入力されない。即
ち、セル61Aは正しい入力データを取得してセル62
Aに伝達し、セル62Aがこのデータを入力ライン63
Bを介してダイBに入力する。従って、入力ライン63
Aの不良は伝播せず、入力ライン63Bを介してダイB
に入力されることはない。このため、有効なセクション
サイズを拡大することができる。
続する通信ライン63Cに存在する場合には、この不良
によって発生したエラーはダイB(及び、ダイBを介し
て相互接続されている更なるダイ、即ち、セル62Aか
ら入力を取得する更なるダイ)に伝播することになる。
この実装例においては、セル62A〜Dのデータは、パ
ッド24−3Bに出力され、セル62A〜Dのどれかが
正しい入力データを取得しなかったことをATEが検出
できるようにプローブ43−3によって取得される。即
ち、ATEは、予想入力データとセル62A〜Dが取得
した実際の入力データを比較することができるのであ
る。セル62Aなどのセルが正しい入力データを取得し
なかったことを検出することにより、相互接続システム
23−3A内に不良(例:通信ライン63Cの不良)が
存在することを判定することができる。
ダイA及びB用に入力データをキューイングするファー
ストインファーストアウト(FIFO)バッファなどの
バッファとして利用することができる。従って、試験回
路がダイA及びB上で動作しそれぞれのロジックを試験
すると共に試験結果をアクセスパッド24−3Cに出力
している間に、プローブピン25−3を利用してダイA
及びB用の次の試験データをセル61A〜D及び62A
〜D内にキューイングすることができる。その後、ダイ
が新しい試験データを取得する準備が整った時点では、
それらのデータがセル61A〜D及び62A〜D内に既
に準備されている状態であり、ダイに効率的に供給する
ことができる。即ち、試験データをセル61A〜D及び
62A〜Dにバッファ処理することが可能であり、これ
らのセルを使用して、ダイに対する大量の試験データの
入力に対処することができるのである。この目的をサポ
ートするべく、セル61A〜D及び62A〜Dのような
更なるセルを同様の方式で実装することができる。
は、ダイA及びBは、それらのダイの1つ(例:ダイ
B)からの出力データをもう一方のダイ(例:ダイA)
に伝達できるように相互接続されている。具体的には、
印加された入力データに応答するダイA及びBの出力を
パッド24−3Cに伝達するべく出力シグネチャパイプ
ライン(OSP)通信法を使用しており、ダイBの出力
データはダイAに伝達され、ダイAはこの出力データを
パッド24−3Cに供給する。又、図6の例において
は、ダイA及びBはそれぞれデータ処理システム32−
3A及び32−3Bを有しており、これらはMISRな
どのシグネチャアナライザ42A及び42Bをそれぞれ
使用して各ダイの出力信号を圧縮するべく動作可能であ
る。ダイ試験の後に(即ち、ダイが入力試験データに応
答して出力データを生成した後に)、ダイのシグネチャ
アナライザはスキャンチェーンとして再構成される。ス
キャンチェーンをその他のダイと接続し、1つのウエハ
レベル又はウエハセクションレベルのスキャンチェーン
を構成するのである。例えば、ダイA及びBは、図6の
例に示す通信経路23−3Aを介して相互接続されてい
る。従って、ダイA及びBの出力データをアクセスパッ
ド24−3Cを介してプローブピン25−3によってパ
イプライン方式でATEに読み出すことが可能であり、
ATEは、取得したそれぞれのダイの出力を評価し、そ
れぞれのダイが正しく機能しているかどうかを検出する
ことができる。
ラインダイ(IPD)及び出力シグネチャパイプライン
(OSP)通信法を実装する例を示している。尚、この
図7は説明用のブロックダイアグラムであり、この中の
様々な構成要素の縮尺は正しく示されていないことを理
解されたい。通信法のこの第4の実装例においては、ウ
エハ20−4はダイA(参照符号21−4)とダイB
(参照符号22−4)を有している。無論、ウエハ20
−4は3つ以上のダイを有することもできるが、わかり
やすくするために2つのみを示している。ダイAは、こ
の例ではロジック40Aとして示されている試験対象の
回路(即ち、CUT)を有しており、同様に、ダイB
も、この例ではロジック40Bとして示されている試験
対象の回路(即ち、CUT)を有している。
及び24−4Bがウエハ20−4上に含まれており、こ
れらには、ATE(図示されてはいない)からダイA及
びBに情報をダウンロードする共にダイA及びBから情
報をATEにアップロードするべくプローブカード43
−4のプローブピン25−4を接触させることができ
る。具体的には、この例では、入力試験データはATE
からアクセスパッド24−4Aにダウンロード可能であ
り、ダイA及びBからの出力データ(入力試験データに
応答するもの)は、アクセスパッド24−4Bに出力す
ることができる。この例では、ウエハレベルのアクセス
パッド24−4A及び24−4Bは、ウエハ20−4上
のダイA及びBの外部に配列されるものとして示されて
いるが、特定の実装においては、これらのアクセスパッ
ド24−4A及び/又は24−4Bは、1つのダイ(又
は複数のダイ)のアクセスパッドとして実装することが
できる。例えば、アクセスパッド24−4A及び24−
4BはダイA内に実装可能であり、相互接続システム2
3−4A〜Cを利用してダイAのそれらのアクセスパッ
ドを後述する方式でダイBに相互接続することができ
る。
で反復可能なパターンとして実装することができる。例
えば、レチクルが単一のダイを有している場合にも反復
可能なパターンとして実装することが可能である。例え
ば、特定の実装においては、ダイBについて、アクセス
パッド24−4A及び24−4Bを複製することができ
る(図7には図示されていない)。後述するように、こ
のような複製されたアクセスパッドは試験データの伝達
に実際に使用されるものではなく、ウエハレベルでの規
則性を維持するためだけに提供されるものである。無
論、その他の実装において、レチクルはいくつのダイの
パターンでも定義することが可能であり、この試験法
は、それらのレチクルに反復可能なパターンを提供する
ように実装することができる。
テム23−4A〜Cによって通信可能に相互接続されて
いる。この相互接続システム23−4A〜Cにより、ア
クセスパッド24−4Aからの入力試験データをダイA
及びBのそれぞれに伝達することができる。具体的に
は、相互接続システム23−4A〜Cは、入力試験デー
タをアクセスパッド24−4AからダイAに伝達しこの
入力試験データをダイAが(例:相互接続通信ライン2
3−4A及び23−4Bを介して)ダイBに伝達する入
力パイプラインダイ(IPD)通信法を実装している。
この例では、入力データを1つのダイから別のものに伝
達するべく入力スキャンチェーンがそれぞれのダイ上に
実装されている。例えば、ダイAのスキャンセル71A
及び71Cは、入力スキャンチェーンを実装しており、
アクセスパッド24−4Aから入力試験データを取得
し、この入力試験データをダイBのスキャンセル72A
及び72Cにそれぞれ伝達する。
も、ダイA及びBは、これらのダイの1つ(例:ダイ
B)からの出力データをもう一方のダイ(例:ダイA)
に伝達できるように相互接続されている。具体的には、
印加された入力データに応答するダイA及びBの出力を
パッド24−4Bに伝達するべく出力シグネチャパイプ
ライン(OSP)通信法を使用しており、ダイBの出力
データはダイAに伝達され、ダイAはこの出力データを
パッド24−4Bに供給する。又、この図7の例では、
ダイA及びBはデータ処理システム32−4A及び32
−4Bをそれぞれ有しており、これらはMISRなどの
シグネチャアナライザ42A及び42Bをそれぞれ使用
して各ダイの出力信号を圧縮するべく動作可能である。
てダイが出力データを生成した後に)、ダイのシグネチ
ャアナライザは出力スキャンチェーンとして再構成され
る。そして、このスキャンチェーンは、その他のダイの
同様のスキャンチェーンと接続され、1つのウエハレベ
ル又はウエハセクションレベルのスキャンチェーンを構
成する。例えば、ダイA及びBは、図7の例に示す通信
経路23−4Cを介して相互接続されている。従って、
ダイA及びBの出力データをアクセスパッド24−4B
を介してプローブピン25−4によってパイプライン方
式でATEに読み出すことが可能であり、ATEは、取
得したそれぞれのダイの出力を評価し、それぞれのダイ
が正しく機能しているかどうかを検出することができ
る。
ラインダイ(IPD)及び出力ブロードキャスティング
コンパレータ(OBC)通信法を実装する例を示してい
る。通信法のこの第5の実装例においては、ウエハ20
−5は、ダイA(参照符号21−5)とダイB(参照符
号22−5)を有している。無論、ウエハ20−5は、
3つ以上のダイを有することもできるが、わかりやすく
するために2つのみを示している。ダイAは、この例で
はロジック80Aとして示されている試験対象の回路
(即ち、CUT)を有しており、同様にダイBも、この
例ではロジック80Bとして示されている試験対象の回
路(即ち、CUT)を有している。
A、24−5B、及び24−5Cがウエハ20−5上に
含まれており、これらには、情報をATE(図示されて
いない)からダイA及びBにダウンロードすると共にダ
イA及びBから情報をATEにアップロードするべくプ
ローブカード43−5のプローブピン25−5を接触さ
せることができる。具体的には、この例では、入力試験
データはATEからアクセスパッド24−5Aにダウン
ロード可能であり、ダイA及びBからの出力データ(入
力試験データに応答するもの)はアクセスパッド24−
5Cに出力することができる。ウエハレベルのアクセス
パッド24−5A、24−5B、及び24−5Cは、こ
の例では、ウエハ20−5上のダイA及びBの外部に配
列されるように示されているが、特定の実装において
は、これらのアクセスパッド24−5A、24−5B、
及び/又は24−5Cを1つのダイ(又は複数のダイ)
のアクセスパッドとして実装可能である。例えば、アク
セスパッド24−5AはダイA内に実装可能であり、ダ
イAのそれらのアクセスパッドを相互接続システム(相
互接続23−5A、23−5B、及び23−5Cを有す
る)を利用して後述する方式でダイBに相互接続するこ
とができる。更に、前述の図3に示されているすべての
サブシステムをダイ上、ダイ上以外の場所、或いはダイ
上及びダイ上以外の場所の両方に配置することができ
る。
で反復可能なパターンとして実装することが可能であ
る。例えば、レチクルが単一のダイを有している場合に
も反復可能なパターンとして実装することができる。例
えば、特定の実施例においては、ダイBについて、アク
セスパッド24−5A、24−5B、及び24−5Cを
複製することができる(図8には図示していない)。後
述するように、このような複製されたアクセスパッド
は、試験データの伝達に実際に使用されるものではな
く、ウエハレベルでの規則性を維持するためだけに提供
されるものである。無論、その他の実装においては、レ
チクルはいくつのダイのパターンでも定義することが可
能であり、この試験法は、それらのレチクルに反復可能
なパターンを提供するように実装することができる。
接続システムによって通信可能に相互接続されている。
この相互接続システムにより、アクセスパッド24−5
Aから入力試験データをダイA及びBのそれぞれに伝達
することができる。具体的には、この相互接続システム
は、入力試験データをアクセスパッド24−5Aからダ
イAに伝達しこの入力試験データをダイAが(例:相互
接続通信ライン23−5A及び23−5Bを介して)ダ
イBに伝達する入力パイプラインダイ(IPD)通信法
を実装している。この例では、図7の例と同様に、入力
データを1つのダイから別のダイに伝達するべく入力ス
キャンチェーンがそれぞれのダイ上に実装される。例え
ば、ダイAのスキャンセル81A及び81Cは入力スキ
ャンチェーンを実装しており、これは、アクセスパッド
24−5Aから入力試験データを取得し、その入力試験
データをダイBのスキャンセル82A及び82Cにそれ
ぞれ伝達する。
がアクセスパッド24−5Bを介してダイA及びBのそ
れぞれに入力される。即ち、ATEは、入力試験データ
に応答してダイA及びBの回路(即ち、ロジック80A
及び80B)が出力するはずの予想される結果を生成す
ることができ、この予想結果データが試験プローブを介
してアクセスパッド24−5Bに伝達される。そして、
この予想結果データは、前述の図5の例と同様に、入力
ブロードキャスティング(IB)通信法に従って相互接
続システムを介してアクセスパッド24−5Bからダイ
A及びBのそれぞれに同時に伝達される。
イA及びBは、それらのダイの1つ(例:ダイB)から
の出力データをもう一方のダイ(例:ダイA)に伝達で
きるように相互接続されている。具体的には、印加され
た入力データに応答するダイA及びBの出力をパッド2
4−5Cに伝達するべく出力ブロードキャスティングコ
ンパレータ(OBC)通信法を使用しており、ダイBの
出力データはダイAに伝達され、ダイAはこの出力デー
タをパッド24−5Cに供給する。又、図8の例では、
ダイA及びBはデータ処理システム32−5A及び32
−5Bをそれぞれ有しており、これらはコンパレータ8
3A及び83Bとエラーセル(即ち、レジスタ)84A
及び84Bを有している。コンパレータ83A及び83
Bは、それぞれ予想出力データ(パッド24−5Bを介
して取得したもの)とロジック80A及び80Bの実際
の出力を比較する。一方、エラーセル84Bは、試験に
おいて予想出力とダイBのロジック80Bの実際の出力
の差がコンパレータ83Bによって検出されたかどうか
を示し、エラーセル84Aは、試験において予想出力と
ダイAのロジック80Aの実際の出力の差がコンパレー
タ83Aによって検出されたかどうかを示す。そして、
これらのエラーレジスタ84A及び84Bは、ダイA及
びB間のスキャンチェーンとして構成され、試験手順の
完了後に、ATE装置は、このスキャンチェーンをアク
セスパッド24−5Cを介して読み取ることができる。
験データは、アクセスパッド24−5AからダイA及び
Bに伝達される。更に、この入力試験データに応答して
回路80A及び80Bが出力すると予想される結果がA
TEで生成され、この予想出力データがアクセスパッド
24−5Bを介してダイA及びBのそれぞれに伝達され
る。即ち、この予想出力データは、アクセスパッド24
−5BからダイA及びBのそれぞれに相互接続システム
を介してブロードキャストされるのである。そして、そ
れぞれのダイの実際の回路(ロジック)は入力試験デー
タに応答して出力を生成し、この出力がATEから取得
した予想出力データと共にダイのコンパレータに入力さ
れる。それぞれのダイのコンパレータは、入力試験デー
タに応答するダイの回路の出力が予想出力データと一致
しているかどうかに関するデータを出力し、このデータ
がレジスタ内に保存される。複数のダイのレジスタは相
互接続され、試験結果をアクセスパッド24−5Cを介
してパイプライン方式で試験プローブに読み出すことが
できるようにスキャンチェーンを形成し、ATEは、こ
のスキャンチェーン出力に示されたエラーを有するダイ
を識別することができる。
の実装例を図4〜図8に示しているが、本発明は、これ
らの実装例にのみ限定されないことを理解されたい。即
ち、本発明に従って複数のダイの相互接続を可能にする
様々なその他の好適な通信法を実装することが可能であ
り、例えば、様々なその他の通信法を実装し、試験デー
タ(例:入力試験データ及び/又は出力試験データ)が
1つのダイから少なくともその他の1つのダイに伝達さ
れるように複数のダイを通信可能に相互接続することが
できる。更に、或いはこの代わりに、様々なその他の通
信法を実装し、レチクルレベルで反復可能なパターンを
維持しつつ複数のダイを同時試験できるように複数のダ
イを通信可能に相互接続することができる。
めのサブシステム(例:アクセスパッド、相互接続シス
テム、通信プロトコル、及び/又はデータ処理システ
ム)は、ウエハ領域を効率的に使用するように配列する
ことができる。例えば、本発明の実施例は、ダイ間の領
域及び/又はウエハのエッジ領域上に配列することがで
きる。これらの領域は、通常、製造プロセスで使用され
ないため(即ち、これらの領域は未使用の余白領域であ
るため)、シリコンの費用を増加させることなく使用す
ることができる。更に、試験回路をダイ間で共有するこ
とができる。例えば、試験回路の一部を複数の異なるダ
イ上に実装することが可能であり、それらの複数の異な
るダイを相互接続して試験回路を形成し、それらのダイ
の試験に利用することができる。
法を実装するためのウエハ全体領域の使用方法の例を示
している。この例は、8つのダイ91A〜91Hを有す
るウエハ20−6の一区画を示している。無論、ウエハ
20−6は、8つよりも多くの或いは少ない数のダイを
有することができるが、この例では説明のために8つを
示している。アクセスパッド24−6がダイ91A上に
含まれており、これらには、情報をATE(図示されて
いない)からダイ91A〜91Hにダウンロードすると
共に情報をダイ91A〜91HからATEにアップロー
ドするべくプローブカード(図示していない)のプロー
ブピンを接触させることができる。ダイ91A〜91H
のそれぞれは、ダイ91A〜91Hのロジック92A〜
92Hなどのロジックをそれぞれ有することができる。
更に、ダイ91A〜91Hの中の1つ又は複数は、この
ダイ試験法のデータ処理システム32−6を有すること
ができ、例えば、前述のもののようなデータ処理システ
ムを有することができる。
相互接続システム23−6によって通信可能に相互接続
されており、これは、例えば、前述のもののような相互
接続法を有している。従って、ダイ91Aのみがプロー
ブ検査され、このダイ91Aのプローブ検査により、す
べての8つのダイ91A〜91Hを同時試験することが
できる。具体的には、相互接続システム23−6は、入
力試験データをダイ91Aのアクセスパッド24−6か
らダイ91B〜91Hに伝達すると共に出力試験データ
をダイ91B〜91Hからダイ91Aに伝達する(例:
パッド24−6に接触するプローブによって読み出され
る)通信法を実装することができる。従って、本発明の
特定の実装においては、複数の相互接続されたダイ
(例:ダイ91A〜91H)を試験するべく1つのダイ
(例:ダイ91A)のアクセスパッドにプローブを接触
させることができる。
験法を実装するためのウエハ全体領域の使用方法の別の
例を示している。この例は、8つのダイ101A〜10
1Hを有するウエハ20−7の一区画を示している。無
論、ウエハ20−7は、8つよりも多くの或いは少ない
数のダイを有することができるが、この例では説明のた
めに8つを示している。アクセスパッド24−7がダイ
101A上に含まれており、これには、情報をATE
(図示されていない)から少なくともダイ101A〜1
01Hの一部にダウンロードすると共に情報を少なくと
もダイ101A〜101Hの一部からATEにアップロ
ードするべくプローブカード(図示していない)のプロ
ーブピンを接触させることができる。ダイ101A〜1
01Hのそれぞれは、ダイ101A〜101Hのロジッ
ク102A〜102Hなどのロジックをそれぞれ有する
ことができる。更にダイ101A〜101Hの中の1つ
又は複数は、ダイ試験法のデータ処理サブシステム32
−7を有することができ、例えば、前述のものなどのデ
ータ処理システムを有することができる。
コン領域を共有して試験法を実装する方法を示してい
る。例えば、図4〜8に関連して前述した試験法の例な
どの本発明の実施例の試験法(即ち、「DFWT(ウエ
ハ試験用の設計)」)で構成される試験法100A及び
100Bを実装することができる。図示のように、試験
法100Aは、通常は使用されないダイ101A、10
1B、101E、及び101F間のウエハ領域を利用す
ることができる。更に、試験法100Aは、ダイ101
A、101B、101E、及び101Fのそれぞれの一
部を利用することもできる。従って、試験法100Aの
一部は、これらのダイのそれぞれの上に実装可能であ
り、この結果、この試験法100Aを実装するためにそ
れぞれのダイに必要とされるスペースが最小化される。
一方、試験法100Bは、通常は使用されないダイ10
1C、101D、101G、及び101H間(及びそれ
らの一部)のウエハ領域を利用して同様の方式で実装さ
れる。
システム(例:アクセスパッド、ダイ相互接続システ
ム、通信プロトコル、及びデータ処理システム)は領域
100Aに実装可能であり、従って、未使用のウエハス
ペースと複数のダイの一部が活用されている。例えば、
図10に示すように、ダイ101A、101B、101
E、及び101Fの試験に必要なデータ処理システム3
2−7の一部をこれらのダイのそれぞれの上に実装する
ことができる。この代わりに、或いはこれに加えて、こ
れらのデータ処理システムの一部をウエハ20−7の未
使用領域(即ち、ダイ101A、101B、101E、
及び101F間の領域)上に実装することも可能であ
る。
01B、101E、及び101Fの1つに入力された試
験データをこれらのダイのその他のものに伝達するべく
相互接続法を実装することが可能であり、ダイ101
A、101B、101E、及び101Fから出力試験デ
ータを適切なアクセスパッドに伝達するべくこの相互接
続法を実装することも可能である。例えば、図10の例
には、ダイ101A、101B、101E、及び101
Fを相互接続する通信ライン102A〜102Dが示さ
れている。少なくとも1つの実施例の動作において、プ
ローブピンをダイ101Aのアクセスパッド24−7に
接触させることができ、この相互接続システムにより、
入力試験データをそれらのアクセスパッドを介して少な
くともダイ101A、101B、101E、及び101
Fに伝達することができる。更に、プローブに出力する
べく、ダイ101A、101B、101E、及び101
Fからダイ101Aの適切なアクセスパッド24−7に
出力試験データを伝達することができる。更に、特定の
実装においては、相互接続法23−7を提供して、試験
法100Bを使用する試験のためにダイ101Aに入力
された試験データ入力を更にダイ101C、101D、
101G、及び101Hに伝達することができ、又、こ
の相互接続法23−7により、試験プローブに出力する
べく、ダイ101C、101D、101G、及び101
Hからの出力試験データをダイ101Aに伝達すること
をもできる。
ルで反復可能なパターンとして実装することができる。
例えば、ダイ101A、101B、101E、及び10
1Fは、反復可能なパターンを備えたレチクルを有する
ことができる。別の例として、ダイ101A〜101H
のすべてが反復可能なパターンを備えたレチクルを有す
ることもできる。無論、その他の実装においては、レチ
クルはいくつのダイのパターンでも定義することが可能
であり、この試験法は、それらのレチクルに反復可能な
パターンを提供するように実装することができる。好ま
しいことに、この実施例においては、レチクルは、試験
法100Aを実装するダイ101A、101B、101
E、及び101Fなどの試験法を実装する複数の共有ダ
イを有している。
常、ダイを試験するべくそのダイ上に実装されるもので
ある。しかしながら、このようなBIST回路は、通
常、それぞれのダイ上の大きな領域を消費する。しか
し、この方式によれば、BIST回路を、例えば、試験
法100A内に実装することが可能であり、ダイ101
A、101B、101E、及び101F間で共有するこ
とができる。即ち、BISTに必要な領域全体の一部を
複数の相互接続されたダイで分担することが可能であ
り、従って、全体のBIST回路を実装するためにそれ
ぞれの個別のダイ上に必要とされるスペースが小さくな
る。従って、BISTを実装するためにそれぞれのダイ
上に必要とされるスペースを最小化できると共に/或い
は、格段に大きなBIST回路を実装することができ
る。現在、必要とされる領域のサイズがBIST試験ソ
リューションの大きな制約となっており、図10などの
本発明の実施例は、BIST試験の空間効率の高い実装
を実現することができる。
提供する比較的大きな領域には、例えば、高精度計測ユ
ニット(PMU)回路や上級の試験生成回路(例:マイ
クロプロセッサユニット(MPU)、フィールドプログ
ラマブルゲートアレイ(FPGA))、又は動的なウエ
ハ試験管理システムを含むことができる。これらの上級
の試験回路の多くは、大量の領域を必要とするものであ
り、従って、通常、ダイ上には実装されない。しかしな
がら、この実施例の相互接続されたダイの場合には、複
数の異なるダイ領域の一部を使用して試験回路を実装す
ることができる。この方法によれば、ほとんど追加の費
用なしに、オリジナルのシリコン領域の4倍以上を試験
に使用できるようになることが明らかである。試験法1
00A及び100Bのそれぞれの領域は、例えば、高性
能のプローブ(即ち、高周波数/高精度のプローブ)用
の複数の大きなパッド、並びに、それらのプローブから
の高性能信号を、試験用に低信号性能を必要とする複数
のダイに多重化する逆多重化回路の実装に使用すること
も可能である。以上の内容に鑑み、この試験法の例は、
ダイごとに大きなエリアペナルティを被ることなく、ダ
イ用の大きな(従って、高機能の)試験システムを実現
するものである。
験法を実装するためのウエハ全体領域の効率的な使用方
法の別の例を示している。この例は、8つのダイ111
A〜111G及び112を有するウエハ20−8の一区
画を示している。無論、ウエハ20−8は、8つよりも
多くの或いは少ない数のダイを有することができるが、
この例では説明用に8つを示している。アクセスパッド
24−8がダイ111A上に含まれており、これには、
情報をATE(図示していない)からダウンロードする
と共に情報をATEにアップロードするべくプローブカ
ード(図示していない)のプローブピンを接触させるこ
とができる。又、ダイ111A〜111Gのそれぞれ
は、ロジック113A〜113Gなどのロジックをそれ
ぞれ有することができる。
の試験ダイは、ダイ111A〜111Gと通信可能に相
互接続されている。この専用の試験ダイ112は、例え
ば、中央処理装置(CPU)、PMU回路、上級の試験
生成回路(例:MPU、FPGAなど)、BIST、ブ
ルートゥース通信モジュール、及び/又はループバック
試験をサポートする回路を有することができる。従っ
て、好ましいことに、試験機能を試験対象のダイに近接
する専用の試験ダイ112上に実装することが可能であ
り、本発明のダイの相互接続法23−8を利用し、この
専用の試験ダイ112をその他の複数のダイ111A〜
111Gの試験に利用することができる。
ダイ111Aのアクセスパッド24−8に接触させ、相
互接続システム23−8により、このアクセスパッドを
介して入力試験データをダイ111A〜111G及び/
又は試験ダイ112に伝達することができる。更に、プ
ローブに出力すべく、ダイ111A〜111G及び/又
は試験ダイ112からダイ111Aの適切なアクセスパ
ッド24−8に出力試験データを伝達することができ
る。以上の内容に鑑み、この試験法の例では、試験対象
のダイ111A〜111Gにダイごとのエリアペナルテ
ィを課すことなく、比較的大きな(従って、高機能の)
試験回路を専用の試験ダイ112上に実装することがで
きる。
験法を実装しウエハレベルでの複数のダイの同時試験機
能を向上させることにより、製造プロセスに経済的な利
益をもたらすことができる。後述するように、特定の前
提の下に特定のアプリケーションにおいて、この経済的
な利得は非常に大きなものになる(例:50倍)。以下
に、本発明の実施例による相互接続ネットワークを使用
して複数のダイを同時試験することによるスループット
利得について分析する。
最大の利益をもたらすためのこの試験法の利用におい
て、試験データのスケジューリングが重要な考慮事項と
なる。例えば、通常、リソース(例:試験プローブ)が
最適に活用されるよう、試験データのダイに対する伝達
をスケジューリングすることが望ましい。ダイの試験を
監視してこのようなダイへの試験データの入力を動的に
スケジューリングする動的なウエハ試験管理システム
(即ち、動的なスケジューリングシステム)を実装可能
なケースも存在する。例えば、最初の試験データの組を
ダイに入力した後に、そのダイが不良であることが判明
した場合には、不良と判明したダイの試験を継続するの
ではなく、入力リソースをその他のダイの試験に利用す
ることが望ましい。
相互接続数が、実装すべき適切なスケジューリングのタ
イプに影響を与える。例えば、前述の図4〜図8に示し
た機構の例では、ダイ間における相互接続を100%と
しているが(即ち、第1のダイに入力されたすべての試
験データ入力が別のダイにも伝達される)、ダイ入力の
一部しか相互接続されない実装も存在する。例えば、1
つ又は複数のダイがすべての入力試験データを取得し、
それらに相互接続されたその他の1つ又は複数のダイは
入力試験データの50%のみを取得するように相互接続
する場合がある。即ち、特定のダイ(例:プローブカー
ドに直接接続される1つ又は複数のダイ)は試験データ
の100%を取得するが、その他の特定の相互接続され
たダイは入力試験データの50%のみを同時に取得する
のである。
試験法と連続同時試験法)とそれらに関連するスループ
ット利得について以下に説明する。尚、これは本発明の
実施例の可能なアプリケーションのサブセットに過ぎな
いことを理解されたい。更には、次に示す算出利得は最
良のシナリオ(即ち、上限)であることにも留意された
い。
の設計)システムを使用した場合のスループット利得
は、新しいウエハスループットUPHDFWTと古いウ
エハ(即ち、図1Aのものなどの従来の試験法を利用す
るウエハ)スループットUPH OLD間の比例定数であ
る。次の式は、本発明の実施例を実装した場合に認識さ
れ得る試験時間の削減による利得を算出するものであ
る。
セクションレベル、及びダイレベルにおける試験ベクト
ルボリュームpに比例すると仮定する。更に、ウエハ全
体は、平均試験ボリュームpSECTION_NEWを
必要とするいくつかのウエハセクションを含んでいるも
のと仮定する。そして、それぞれのウエハセクションは
平均m個のダイを有しており、それぞれのダイは、DF
WTがない場合に平均ベクトルボリュームPOLDを必
要としている。
ダイを同時試験するために実装可能な方法の1つが一時
同時試験法である。例えば、同時実行可能な入力が50
%しかない場合には、第1のダイは同数のベクトルを取
得するが、並列に接続されているすべてのダイは、この
ベクトルの50%のみを取得することになる。この単純
な方法を使用した場合には、次の式が導出される。
ハパッドの数であり、nはウエハパッドの合計数であ
り、mはセクションサイズ(予想されるセクションサイ
ズμとクラスタサイズの最小値)である。この式を使用
すると、次のスループット利得を算出することができ
る。
に小さい場合には、スループット利得は、セクションサ
イズ(m)の大きさから無視できるほどに独立している
ことを認識されたい。これは、次の飽和利得を定義する
ことによって明らかとなる。
ば、どれほどセクションサイズmが大きくても最大スル
ープット利得は60%である。この経済的なボトルネッ
クは、我々に(相互)接続ネットワークを最適に使用す
るよう指摘するものであり、これは、ダイとの間のすべ
ての通信チャネルのフル帯域幅を使用することによって
行うことができる。換言すれば、(1)テスターからダ
イへのチャネルは、好ましくは、フル周波数で信号/ピ
ン(n)のすべてを使用するべきであり、(2)ダイ間
のチャネルは、好ましくは、提供されている相互接続ラ
イン(q)のすべてをフル周波数で使用するべきであ
る。前述の一時同時試験法の場合には、この(2)の規
定は、第1の試験ダイについてのみ有効である。即ち、
相互接続チャネルのフル帯域幅は、セクションmの残り
のダイには使用されず、この点は、後述する連続同時試
験法と異なっている。
試験する場合に、セクションmの残りのダイはq/n部
分について試験される。この結果、第2のダイを試験す
る際にダウンロードする必要があるのはデータの(1−
q/n)のみである。連続同時試験法を使用してこのデ
ータをダウンロードすると、セクションmの残りのダイ
は(q/n(1−q/n))部分について試験されるこ
とになる。全体像を理解するには、セクションm内のそ
れぞれのダイについてダウンロードする情報量とプロー
ブ位置のマトリックスを作成すればよい。これが次の表
2に示されているが、説明を簡単にするために、同時率
α=q/nで置換されており、ベクトルのダウンロード
数はpDIE_OLDの単位で示されている。
形が発生し、表中の太字の数字がこれを示している。こ
の結果、1つの行における数のシーケンスは、フィボナ
ッチ級数のサブセットである。このため、この結果は、
増加する指数を有する因数(直感的で比較的理解が容易
なもの)に容易に因数分解することができる。セクショ
ンmのダウンロードデータ全体を取得するには、マトリ
ックスの対角線の数値を合計しなければならない。これ
は、等差数列を使用して簡単に実行することができる。
この結果の式は、次のとおりである。
mが十分に大きければ、スループットが増大することを
認識されたい。これは、次の飽和利得を計算することに
よっても示すことができる。
らない場合でも、セクションサイズmが1000であれ
ば、900%の利得を得ることが可能である。相互接続
における統計的な不良分布に基づいて予想セクションサ
イズmと相互接続率q/nをトレードオフすることがで
きるため、これは貴重である。
て実装が複雑である。例えば、連続同時試験法を実装す
るには、通常、複雑な多重化をサポートする必要であ
る。この結果、製造プロセスにおけるダイ試験用に連続
同時試験法を実装するのが望ましいかどうか、及び望ま
しい場合にはそのタイミングを正確に知ることが大切で
ある。次の式は、一時同時試験法と連続同時試験法の利
得間の比率を定義するものである。
のダイに同時入力するためにスキャンチェーンを利用す
る試験法の例を示しており、ここで、第1のダイ(ロジ
ック1201として示されているもの)は試験データの
100%を取得し、第2のダイ(ロジック1202とし
て示されているもの)は、同時に試験データの50%を
取得する。次の表3は、この図12の2つのダイの試験
をスケジューリングした例を示している。
ク1201は、第1クロックにおいて、試験プローブの
ピン1を介してリソースX(リソース1205として示
されているもの)から入力A1を取得し、試験プローブ
のピン2を介してリソースY(リソース1206として
示されているもの)から入力B2を取得する。この例で
は、これらの入力は垂直方向に同期している(入力が独
立したスキャンチェーンである場合には、これが必要と
される)。入力A1は、試験パターン「A」の第1ビッ
トであり、入力B2は、試験パターン「B」の第2ビッ
トである。この結果、同時に(即ち、第1クロックにお
いて)、ロジック1202は試験プローブのピン1を介
してリソースXから入力A1を取得する。即ち、ロジッ
ク1202は、ロジック1201に入力される入力デー
タの50%を取得するべく相互接続されており、ロジッ
ク1202は、その入力データがロジック1201に入
力される際に同時に試験プローブのピン1から入力デー
タを取得する。
介して試験パターンA及びBの残りのビットがダイに入
力されるクロック2〜6も示されている。第1の試験シ
ーケンス(即ち、クロック1〜6)の完了時点で、ロジ
ック1201の回路は、ブロック1203に示すように
試験パターンA及びBによって完全に試験されており、
ロジック1202の回路は、ブロック1204に示すよ
うにダイ1203の試験と同時に部分的に試験されてい
る。この図12のブロック1203及び1204からわ
かるように、この試験法には垂直方向の同期が必要であ
る。
UT)に試験データを同時入力するためにダイレクトア
クセスを利用する試験法の例を示しており、第1のダイ
(ロジック1301として示されているもの)は試験デ
ータの100%を取得し、第2のダイ(ロジック130
2として示されているもの)は同時に試験データの50
%を取得するようになっており、これらの入力は水平方
向に同期している(入力が組み合わせロジック/CUT
に直接接続される場合には、これが必要とされる)。次
の表4は、この図13の2つのダイの試験効率の例を示
している。
わせロジック1301は、第1クロックにおいて、試験
プローブのピン1を介してリソースX(リソース130
5として示されているもの)から入力A1を取得し、試
験プローブのピン2を介してリソースY(リソース13
06として示されているもの)から入力B2を取得す
る。第2クロックにおいて、組み合わせロジック130
1は、試験プローブのピン1を介してリソースXから入
力A2を取得し、試験プローブのピン2を介してリソー
スYから入力B1を取得することができる。これらの入
力A1及びA2は、試験パターン「A」のそれぞれ第1
及び第2ビットであり、入力B1及びB2は、試験パタ
ーン「B」のそれぞれ第1及び第2ビットである。図1
3に示すように、この入力試験データは、バッファ13
07にバッファ処理することができる。
2は、リソースXから入力を同時に取得するべく相互接
続されている。従って、第1及び第2クロックにおい
て、組み合わせロジック1302は、試験プローブのピ
ン1を介してリソースXから入力A1を取得し、試験プ
ローブのピン2を介してリソースXから入力B1を取得
する。即ち、組み合わせロジック1302は、組み合わ
せロジック1301に入力される入力データの50%を
取得するべく相互接続されており、ロジック1302
は、その入力データがロジック1301に入力される際
に同時にリソースXから入力データを取得する。
介して試験パターンA及びBの残りのビットがダイに入
力されるクロック3〜6も示されている。第1の試験シ
ーケンス(即ち、クロック1〜6)の完了時点で、ロジ
ック1301の回路は、ブロック1303に示されてい
るように試験パターンA及びBによって完全に試験され
ており、ロジック1302の回路は、ブロック1304
に示されているようにダイ1303の試験と同時に部分
的に試験されている。この図13のブロック1303及
び1304からわかるように、この試験法には水平方向
の同期が必要である。
明したが、添付の請求項に規定された本発明の精神と範
囲を逸脱することなく本明細書の開示内容の変更、置
換、及び変形を行うことができることを理解されたい。
更に、本発明の適用の範囲は、本明細書において説明し
たプロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、及び段
階の特定の実施例に限定されるものではない。当業者で
あれば、本発明の開示内容から容易に理解できるよう
に、本明細書において説明した対応する実施例と実質的
に同一の機能を実行するか、又は実質的に同一の結果を
達成する既存の、或いは将来開発されるプロセス、機
械、製品、組成物、手段、方法、又は段階を本発明に従
って利用することができる。従って、そのようなプロセ
ス、機械、製品、組成物、手段、方法、又は段階も添付
の請求項の範囲に含まれる。
明の実施態様の一部を例示して本発明の実施者の参考に
供する。
イ21、22を試験するシステムであって、前記複数の
ダイの少なくとも1つから前記複数のダイのその他の少
なくとも1つに試験データを伝達するべく前記半導体ウ
エハ20上の複数のダイを相互接続する通信システム2
3を有することを特徴とするシステム。
イを試験する方法であって、ウエハ上に製造された複数
のダイ21、22を有する半導体ウエハ20において試
験データを取得する段階と;前記半導体ウエハ上に製造
され、いくつかのダイを相互接続する通信システム23
を介して前記試験データを前記複数のダイの中のいくつ
かのものに同時に伝達する段階と;を有し、前記試験デ
ータの少なくとも一部は、前記いくつかのダイの少なく
とも1つから前記いくつかのダイのその他の少なくとも
1つに伝達されることを特徴とする方法。
イ21、22を試験するシステムであって、半導体ウエ
ハ20上に製造され、反復可能なレチクルパターンによ
って定義されており、試験データを前記複数のダイに同
時に伝達するために前記半導体ウエハ上の複数のダイを
相互接続する通信システム23を有する回路を有するこ
とを特徴とするシステム。
ためのシステムの少なくとも一部は、前記複数のダイを
試験するための専用のダイ上に実装される実施態様1記
載のシステム。
データを前記複数のダイに入力するための入力法を実装
しており、前記入力法は、ブロードキャスティング、前
記ダイの外部でのパイプライニング、及び前記ダイの内
部でのパイプライニングからなる群から選択される実施
態様1記載のシステム。
複数のダイから試験データを出力するための出力法を実
装しており、前記出力試験法は、コンパレータを使用す
るブロードキャスティング、前記ダイの外部でのパイプ
ライニング、前記ダイの内部でのパイプライニング、コ
ンパレータを使用するブロードキャスティングによるシ
グネチャ、及びパイプライニングによるシグネチャから
なる群から選択される実施態様1記載のシステム。
験データに応答して前記いくつかのダイのそれぞれにつ
いて出力データを生成する段階と;前記いくつかのダイ
の少なくとも1つから前記いくつかのダイのその他の少
なくとも1つに前記出力データを伝達する段階と;を更
に有する実施態様2記載の方法。
データが前記複数のダイの少なくとも1つから前記複数
のダイのその他の少なくとも1つに伝達されるように前
記複数のダイを相互接続する実施態様3記載のシステ
ム。
イの少なくとも1つの試験データを処理するデータ処理
システムを更に有する実施態様3記載のシステム。
は、圧縮回路、圧縮解除回路、ダイシグネチャアナライ
ザ回路、コンパレータ回路、PMU回路、FPGA回
路、MPU回路、及び組み込み自己試験(BIST)回
路からなる群から選択された少なくとも1つを有する実
施態様9記載のシステム。
る構成例を示している。
る構成例を示している。
る構成例を示している。
入力ブロードキャスティング(IB)及び出力シグネチ
ャパイプライン(OSP)通信法を実装する例を示して
いる。
入力ブロードキャスティング(IB)及び出力ブロード
キャスティングコンパレータ(OBC)通信法を実装す
る例を示している。
入力パイプラインオフダイ(IPOD)及び出力シグネ
チャパイプライン(OSP)通信法を実装する例を示し
ている。
めの入力パイプラインダイ(IPD)及び出力シグネチ
ャパイプライン(OSP)通信法を実装する例を示して
いる。
入力パイプラインダイ(IPD)及び出力ブロードキャ
スティングコンパレータ(OBC)通信法を実装する例
を示している。
ためのウエハ全体領域の使用方法の例を示しており、こ
の場合には、1つのダイをプローブ検査し、このプロー
ブ検査によって複数のダイを同時に試験することができ
る。
るためのウエハ全体領域の使用方法の例を示しており、
この場合には、試験法を実装するための領域が複数のダ
イに分散している。
るためのウエハ全体領域の効率的な使用方法の別の例を
示しており、この場合には、通信可能に相互接続された
複数のダイを試験するために専用の試験ダイを利用して
いる。
にスキャンチェーンを利用する試験法のスケジューリン
グテストの例を示している。
にダイレクトアクセスを利用する試験法のスケジューリ
ングの例を示している。
Claims (10)
- 【請求項1】半導体ウエハ上の複数のダイ21、22を
試験するシステムであって、前記複数のダイの少なくと
も1つから前記複数のダイのその他の少なくとも1つに
試験データを伝達するべく前記半導体ウエハ20上の複
数のダイを相互接続する通信システム23を有すること
を特徴とするシステム。 - 【請求項2】半導体ウエハ上の複数のダイを試験する方
法であって、ウエハ上に製造された複数のダイ21、2
2を有する半導体ウエハ20において試験データを取得
する段階と;前記半導体ウエハ上に製造され、いくつか
のダイを相互接続する通信システム23を介して前記試
験データを前記複数のダイの中のいくつかのものに同時
に伝達する段階と;を有し、前記試験データの少なくと
も一部は、前記いくつかのダイの少なくとも1つから前
記いくつかのダイのその他の少なくとも1つに伝達され
ることを特徴とする方法。 - 【請求項3】半導体ウエハ上の複数のダイ21、22を
試験するシステムであって、半導体ウエハ20上に製造
され、反復可能なレチクルパターンによって定義されて
おり、試験データを前記複数のダイに同時に伝達するた
めに前記半導体ウエハ上の複数のダイを相互接続する通
信システム23を有する回路を有することを特徴とする
システム。 - 【請求項4】前記複数のダイを試験するためのシステム
の少なくとも一部は、前記複数のダイを試験するための
専用のダイ上に実装される請求項1記載のシステム。 - 【請求項5】前記通信システムは、試験データを前記複
数のダイに入力するための入力法を実装しており、前記
入力法は、ブロードキャスティング、前記ダイの外部で
のパイプライニング、及び前記ダイの内部でのパイプラ
イニングからなる群から選択される請求項1記載のシス
テム。 - 【請求項6】前記通信システムは、前記複数のダイから
試験データを出力するための出力法を実装しており、前
記出力試験法は、コンパレータを使用するブロードキャ
スティング、前記ダイの外部でのパイプライニング、前
記ダイの内部でのパイプライニング、コンパレータを使
用するブロードキャスティングによるシグネチャ、及び
パイプライニングによるシグネチャからなる群から選択
される請求項1記載のシステム。 - 【請求項7】伝達され、取得した前記試験データに応答
して前記いくつかのダイのそれぞれについて出力データ
を生成する段階と;前記いくつかのダイの少なくとも1
つから前記いくつかのダイのその他の少なくとも1つに
前記出力データを伝達する段階と;を更に有する請求項
2記載の方法。 - 【請求項8】前記通信システムは、試験データが前記複
数のダイの少なくとも1つから前記複数のダイのその他
の少なくとも1つに伝達されるように前記複数のダイを
相互接続する請求項3記載のシステム。 - 【請求項9】前記回路は、前記複数のダイの少なくとも
1つの試験データを処理するデータ処理システムを更に
有する請求項3記載のシステム。 - 【請求項10】前記データ処理システムは、圧縮回路、
圧縮解除回路、ダイシグネチャアナライザ回路、コンパ
レータ回路、PMU回路、FPGA回路、MPU回路、
及び組み込み自己試験(BIST)回路からなる群から
選択された少なくとも1つを有する請求項9記載のシス
テム。
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