JP2003343366A - 内燃機関の燃焼促進組成物及び燃焼促進部材 - Google Patents

内燃機関の燃焼促進組成物及び燃焼促進部材

Info

Publication number
JP2003343366A
JP2003343366A JP2002149676A JP2002149676A JP2003343366A JP 2003343366 A JP2003343366 A JP 2003343366A JP 2002149676 A JP2002149676 A JP 2002149676A JP 2002149676 A JP2002149676 A JP 2002149676A JP 2003343366 A JP2003343366 A JP 2003343366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
combustion promoting
generating substance
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002149676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4112901B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Uda
和比古 右田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002149676A priority Critical patent/JP4112901B2/ja
Publication of JP2003343366A publication Critical patent/JP2003343366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4112901B2 publication Critical patent/JP4112901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の吸気パイプ、燃料パイプ等に
配置することにより、周囲の温度が常温時から高温時ま
で燃焼効率を向上させることができる燃焼促進組成物を
提供する。 【解決手段】 袋体10は、外側から、アルミニウム蒸
着フィルム層11と、グラスウール層12と、アルミニ
ウム蒸着フィルム層13とで構成されている。袋体10
内には、マイナスイオン発生物質であり、かつ遠赤外線
発生物質であるトルマリン粉粒体20と、放射性物質と
しての安全性の高い市販されているモナズ石粉粒体30
と、セラミック粒40とが均一に混合されて封入されて
いる。これらの混合物の略中間には、芯材としてのグラ
スウールシート50が挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに供給す
る燃料及び空気を活性化させて燃焼効率を向上させる内
燃機関燃焼促進用組成物及び燃焼促進器具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の燃焼効率を向上させる
ために各種技術が提案されており、例えば、特開昭62
−130164号公報においては、紫外線を照射するこ
とにより空気及び燃料を励起し、酸化反応を大きくする
ことにより燃焼効率を向上させる内燃機関装置が提案さ
れており、特開平7−31135号公報においては、遠
赤外線放射層を形成した流体エレメントを設けることに
より、燃費を向上させる流体浄化装置が提案されてお
り、特開平7−19128号公報には、電磁波や放射線
等を発生する放射エネルギー発生体に燃焼用空気を接触
流動させることにより、燃焼用空気の燃焼酸化反応を促
進させる燃焼方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の燃焼効率を向上させる技術は、燃焼効率を向上
させるには十分ではなく、特に、常温時において燃焼効
率を向上させることが十分ではなかった。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点を解決
し、周囲の温度が常温時から高温時まで燃焼効率を向上
させることができる内燃機関の燃焼促進組成物を提供
し、また、簡易な方法で内燃機関に適用することができ
る燃焼促進部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討し、マイナスイオン発生物質と
遠赤外線発生物質と放射線発生物質とを必須の成分とし
て組み合わせたものが、常温時から高温時まで全ての温
度領域において燃焼効率を向上させることを見いだし、
本発明を完成させたものである。
【0006】本発明による内燃機関の燃焼促進用組成物
は、マイナスイオン発生物質と、遠赤外線発生物質と、
放射線発生物質とを有することを特徴として構成されて
いる。
【0007】本発明による内燃機関燃焼促進用組成物に
おいては、マイナスイオン発生物質と、遠赤外線発生物
質と、法律上許容される範囲内の放射線発生物質を組み
合わせることにより、常温時においては、放射線発生物
質が放射線を放射し、燃料、吸気空気等を活性化して燃
焼効率を向上させ、また、高温時においては、マイナス
イオン及び遠赤外線の放射が常温時より強力になり、燃
料、吸気空気等をより一層活性化して燃焼効率を向上さ
せる。
【0008】本発明による第1の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を袋体に封入したことを
特徴として構成されている。
【0009】本発明による第1の燃焼促進部材は、吸気
パイプ、燃料パイプ等に機械的な改造を施すことなく、
簡単、かつ確実に取り付けることができるので、安全で
あり、かつ、収容した各成分の機能を確実に発揮させる
ことが出来る。
【0010】本発明による第2の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を可撓性の板状体に混入
させたことを特徴として構成されている。
【0011】本発明による第2の燃焼促進部材は、吸気
パイプ、燃料パイプ等に機械的な改造を施すことなく、
簡単、かつ確実に取り付けることができるので、安全で
あり、かつ、混入した各成分の機能を確実に発揮させる
ことが出来る。
【0012】本発明による第3の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を塗布可能な液状体に混
入させたことを特徴として構成されている。
【0013】本発明による第3の燃焼促進部材は、吸気
パイプ、燃料パイプ等に機械的な改造を施すことなく、
塗布するだけでよいので、安全であり、かつ、混入した
各成分の機能を確実に発揮させることが出来る。
【0014】本発明による第4の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を配管に混入させたこと
を特徴として構成されている。
【0015】本発明による第4の燃焼促進部材は、配管
に混入した各成分の機能を確実に発揮させることが出来
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の内燃機関燃焼促進組成物
において、マイナスイオン発生物質としては、マイナス
イオンを発生する物質であれば特に限定されるものでな
く、例えば、トルマリン(黒トルマリン、赤トルマリ
ン)、紅寒水石、リチア石、青方解石、隆寒水石、珪酸
塩鉱物、炭素素材を用いることができる。これらの中で
も、安価で扱い易く、かつマイナスイオンの発生が大き
いのでトルマリンが好ましい。
【0017】マイナスイオン発生物質は、好ましくは粉
粒体に形成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特
に限定されない。
【0018】前記遠赤外線発生物質としては、遠赤外線
を発生させる物質であれば特に限定されるものでなく、
例えば、トルマリン、紅寒水石、リチア石、青方解石、
炭素素材等を用いることができる。これらの中でも、安
価で扱い易く、かつ遠赤外線の発生が大きいのでトルマ
リンが好ましく、また、扱いやすく、加工がしやすく、
かつ遠赤外線の発生が大きいので、炭素素材も好まし
い。
【0019】遠赤外線発生物質は、好ましくは粉粒体に
形成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特に限定
されない。
【0020】前記放射線発生物質としては、安全性の面
で法律上許容される範囲内の微量なものであって市販さ
れているものであれば特に限定されるものでなく、モナ
ズ石、その他微量のコバルト60、ストロンチウム9
0、ヨウ素131、ナトリウム24、セシウム137、
ラジウム、ウラン、ラドン、プルトニウム、リン32、
カリウム40、鉄59、炭素類等を含有する各種鉱物を
用いることができる。これらの中でも、安全性が大きい
ので市販のモナズ石が好ましい。
【0021】放射線発生物質は、好ましくは粉粒体に形
成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特に限定さ
れない。
【0022】また、マイナスイオン発生物質、遠赤外線
発生物質及び放射線発生物質は、これらを粘土に混入し
て焼き上げてセラミックとし、さらにこのセラミックを
粒状又は板状にして用いることができる。例えば、モナ
ズ石とトルマリンとの粒状体を粘土に混入して焼き上
げ、この焼き上げたものを粒状にして用いる。このよう
にセラミック化して用いることにより、マイナスイオン
と遠赤外線の発生を安定かつ大きくすることができる。
【0023】以上のような内燃機関の燃焼促進組成物
は、燃料パイプ、吸気パイプ等の周囲に配置することに
より、燃焼効率を向上させることが出来る。燃焼促進組
成物を吸気パイプ、燃料パイプ等の周囲に配置するに
は、燃焼促進組成物を保持した燃焼促進部材を用いるこ
とにより行うことができる。
【0024】本発明による第1の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を袋体に封入したもので
ある。この袋体は、吸気パイプ、燃料パイプ等の周囲に
略密着状態で取り付けることができるように、ある程度
自由に変形できることが好ましく、また、エンジン近傍
に設置した際に、耐え得るだけの耐熱性を有しているこ
とが好ましい。例えば、アルミニウム箔、アルミニウム
蒸着フィルム、胴箔、グラスウール層等を適宜組み合わ
せて構成することができる。
【0025】また、袋体の内部に芯材を挿入することが
できる。芯材を挿入することにより、上述した粉粒状の
物質が袋体内で移動するのを防止し、袋体の形状を一定
に保つことができる。したがって、吸気パイプ、燃料パ
イプ等に取り付けた際、袋がずれたりすることなく確実
に取り付けることができ、また、吸気パイプ、燃料パイ
プ等の周囲に粉粒状の物質を均一に配置させることがで
きる。
【0026】袋体の一方の面に粘着部材を設けることが
でき、この粘着部材を吸気パイプ、燃料パイプ等に付着
させることにより、簡単、かつ確実に袋体を取り付ける
ことができる。また、袋体の一方の面に加熱手段を設け
ることができる。加熱手段を設けることにより、低温時
であっても袋体を加温することができるので、マイナス
イオン及び遠赤外線の放射を活発にすることができる。
この加熱手段としては、例えば、ヒータとバッテリー等
で構成することができる。
【0027】本発明による第2の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を可撓性の板状体に混入
させたものである。この可撓性の板状体としては、シリ
コンゴム、耐熱プラスチック、炭素材、金属類(アルミ
ニウム、銅、鉄、銀等)を用いることができる。板状体
の一方の面に粘着部材を設けることができ、この粘着部
材を吸気パイプ、燃料パイプ等に付着させることによ
り、簡単、かつ確実に袋体を取り付けることができる。
【0028】本発明による第3の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を塗布可能な液状体に混
入させたものである。この塗布可能な液状体としては、
耐熱増粘系接着剤、耐熱ボンド糊類、耐熱接着系塗料等
を用いることが出来る。
【0029】本発明による第4の燃焼促進部材は、上述
した内燃機関の燃焼促進組成物を配管に混入させたもの
である。この配管としては、例えば、燃料パイプ、吸気
パイプ、吸気マニホールドに使用することができる。
【0030】本発明による燃焼促進部材は、各種内燃機
関の燃料パイプ、吸気パイプ、吸気マニホールド、燃料
と空気とが混合される部分、冷却パイプ等に取り付ける
ことにより、効果を発揮させることができる。取付け個
所は、加熱されるのでエンジンに近いほうが好ましい。
また、取付ける内燃機関の排気量に応じて、内燃機関燃
焼促進用組成物を2以上取り付けることができ、また、
袋体の形状、寸法も適宜変更することができる。
【0031】以上のような内燃機関の燃焼促進組成物を
用いることにより、燃焼効率を向上させることが出来る
原理について図9を参照して説明する。
【0032】図9は、マイナスイオン発生物質、遠赤外
線発生物質及び放射線発生物質により空気や燃料又は空
気と燃料の混合された流体物のクラスターイオンが分散
・微細化する過程を示す模式図である。
【0033】一般に、ガソリンエンジンは、霧状になっ
たガソリンと空気とをエンジンのシリンダに同時に吹き
込み、これをプラグのスパークにより爆発反応させてピ
ストンを押し込み、その力でクランク軸を回転させて出
力を得る構造となっている。そして、このシリンダに吸
気ダクトから供給される空気は、窒素,酸素といった正
の電荷または負の電荷を帯びた原子または分子の凝集体
であるクラスターイオンを連ねて流れている。
【0034】このようにシリンダに圧送される空気は、
たくさんのクラスターイオンが連続した凝集相を成して
いるので、プラグによる着火によって、シリンダ内で霧
状のガソリンと空気の組成分の約21%を占める酸素と
を爆発的に反応させても、燃焼効率がそれほど高くなる
ことはない。これは、そのクラスターイオンの一部分を
構成している酸素が、隣接する分子同士でイオン結合し
ているために起こると考えられる。そのため、燃えやす
さの目安でもあるこの酸素の活性の度合いが小さくな
り、霧化したガソリンが十分に燃焼することができな
い。その結果、ガソリンに含まれる酸化防止剤、凍結防
止剤などの添加物が不完全燃焼を起こし、比較的大量の
有害物が発生してしまい、それが大気汚染の原因にもな
っている。
【0035】しかしながら、図9に示すように、このよ
うなクラスターイオンaに、燃焼促進組成物bから発生
するマイナスイオンや遠赤外線など極超周波数の微弱エ
ネルギーと超微弱放射線を放射すると、酸素のクラスタ
ーイオンは中和され、その結果、酸素が分散・微細化し
て燃焼効率が高くなる。したがって、内燃機関の出力が
増大し、この出力の増大によりガソリンを節減でき、ま
た、排ガス中のNOx,SOx,HC,黒煙等の有害物
質の含有量を低減することができるものである。
【0036】本発明による燃焼促進用部材の一実施形態
を図面を参照して説明する。図1は燃焼促進部材の部分
縦断面図、図2は同上一部切欠いた平面図、図3は同上
底面図である。
【0037】これらの図示す燃焼促進部材1において、
10は袋体で、この袋体10は、外側から、アルミニウ
ム蒸着フィルム層11と、グラスウール層(又はアルミ
ニウム網層、銅網層)12と、アルミニウム蒸着フィル
ム層13とで構成されている。
【0038】この袋体10内には、マイナスイオン発生
物質であり、かつ遠赤外線発生物質であるトルマリン粉
粒体20と、放射性物質としてのモナズ石粉粒体30
と、セラミック粒40とが均一に混合されて封入されて
いる。また、これらの混合物の略中間には、芯材として
のグラスウールシート(又はアルミニウム網層、銅網
層)50が挿入されている。
【0039】また、袋体10の裏面には、粘着シート6
0が略全面に設けられており、この粘着シート60の表
面には剥離シート(図示せず)が設けられている。そし
て、この粘着シート60を吸気パイプ、燃料パイプ等へ
貼着することにより、袋体10を取り付けるようになっ
ている。
【0040】図4は、本発明による燃焼促進部材の他の
実施形態の概略全体図である。この図に示す燃焼促進装
置1は、袋体10を加温する手段が設けられているもの
で、袋体10の表面にヒータ70が設けられ、このヒー
タ70は、バッテリ71及びスイッチ72に接続されて
いる。このヒータ70で袋体10を加温することによ
り、エンジンが温まらない低温時であっても、マイナス
イオン及び遠赤外線の放射を強力にできる。
【0041】次に、以上のような燃焼促進部材を使用す
る方法について、図5及び図6を参照して説明する。
【0042】図5は車のエンジン部分の模式図、図6は
燃焼促進部材を取り付けた状態の模式図である。図5に
おいて、81はエンジン、82は燃料パイプ、83は燃
料パイプの途中に設けられたポンプ、84は吸気パイ
プ、85は吸気パイプに設けられたエアクリーナー、8
6はラジエター、87はラジエターパイプである。
【0043】このような構成において、燃焼促進部材1
を、ポンプ83の両側に位置する燃料パイプ82の周囲
を取り囲むように粘着シート60で貼着して取り付け
る。また、同様に、吸気パイプ85のエアクリーナー8
5の出口側近傍及び先端部に取付けるとともに、ラジエ
ターパイプ87の中間部分に取り付ける。
【0044】燃焼促進部材1を吸気パイプに取り付ける
には、取り付けるパイプの径に応じて、図6に示すよう
に、複数の燃焼促進部材1を取り付けてもよい。
【0045】したがって、エンジン81に供給される燃
料及び空気は、活性化されてエンジン81に供給され効
率よく燃焼され、また、ラジエター86から供給される
水は改質されて冷却効率を向上させている。
【0046】図7は燃焼促進部材の他の実施形態の一部
切欠いた斜視図である。この燃焼促進部材1は、シリコ
ンゴムからなる板状体90に、トルマリン粉粒体20、
モナズ石粉粒体30及びセラミック粒40が均一に混入
されている。
【0047】図8も燃焼促進部材の他の実施形態の一部
切欠いた斜視図である。この燃焼促進部材1は、鉄、ア
ルミニウム、銅、セラミック材、プラスチック材等から
なる筒体100に、トルマリン粉粒体20、モナズ石粉
粒体30及びセラミック粒40が均一に混入されてお
り、吸気パイプ、燃料パイプ等として使用される。
【0048】
【実施例】本発明の詳細を実施例で説明する。本発明は
これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0049】[実施例1]本発明による燃焼促進部材と
しては、以下に示す構成のものを用いた。 <混合体の構成> トルマリン(粒径:42μm) 30.8g モナズ石(粒径:0.2μm) 9.2g <袋体> 横 12cm 縦 7cm アルミニウム層(厚み) 0.1mm グラスウール層(厚み) 1mm アルミニウム層(厚み) 0.1mm <芯材> グラスウール層(厚み 0.3〜1.0mm 以上の構成の燃焼促進装置をキャブオーバー(KC−N
PR71PV改:いすゞ自動車製)の燃料パイプ及び吸
気パイプに装着し、約2251km走行した。その結
果、走行に要した平均燃料は6.57km/lであっ
た。また、黒煙試験をしたところ、黒煙は平均22.0
%であった。なお、黒煙試験は、以下の試験方法によ
る。 <黒煙試験方法>運輸省認定車検場による燃焼促進部材
装着前と燃焼促進部材装着後の黒煙測定。測定器は運輸
省型式認定番号類別型式DSM−10B株式会社バンザ
イ黒煙測定器にて装着前3回装着後3回行なった。
【0050】[比較例1]実施例1と同一の車を用い、
燃焼促進部材を装着することなく、約2200km走行
した。その結果、走行に要した燃料は5.20km/
l)であった。また、実施例1と同様に、黒煙測定を行
ったところ、黒煙は平均40.0%であった。
【0051】[実施例1と比較例1との比較結果]以上
の実施例1と比較例1との結果より、実施例1は比較例
1に比べて26.3%も燃費が向上していることが確認
された。また、黒煙は、45.0%減少していた。さら
に、実施例1においては、坂道での走行で出だしがスム
ーズになり、パワーアップが感じられたと報告があっ
た。
【0052】[実施例2]実施例1と同一の燃焼促進部
材を冷蔵冷凍車(U−NPR66LVN改:いすゞ製自
動車製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、875
0km走行した。その結果、燃費は8.3km/lであ
った。
【0053】[比較例2]実施例2と同一の車を用い、
燃焼促進部材を装着することなく、8820km走行し
た。その結果、走行に要した燃料消費は約6.8km/
lであった。 [実施例2と比較例2との比較結果]以上の実施例2と
比較例2との結果より、実施例2は比較例2に比べて2
2.0%も燃費が向上していることが確認された。ま
た、実施例2においては、走行時、スムーズさとパワー
アップが感じられたと報告があった。
【0054】[実施例3]実施例1と同一の燃焼促進部
材をキャブオーバー(U−FM656M:三菱自動車
製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、30分間走
行した後、排気ガスの黒煙試験を行った。この黒煙試験
を3回繰り返し、その結果、黒煙の平均値は9.33%
であった。 [比較例3]燃焼促進部材を装着しない他は、実施例3
と同様に3回の黒煙試験を行った。その結果、黒煙の平
均値は22.0%であった。 [実施例3と比較例3との比較結果]実施例3と比較例
3との結果より、実施例3は比較例3より黒煙が57.
6%減少していることが確認された。
【0055】[実施例4]実施例1と同一の燃焼促進部
材を大型バス(KC−UJIJJAA:日野自動車製)
の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、10分間走行し
た後、排気ガスの黒煙試験を行った。この黒煙試験を3
回繰り返し、その結果、黒煙の平均値は8.5%であっ
た。
【0056】[比較例4]燃焼促進部材を装着しない他
は、実施例4と同様に3回の黒煙試験を行った。その結
果、黒煙の平均値は26.7%であった。
【0057】[実施例4と比較例4との比較結果]実施
例4と比較例4との結果より、実施例4は比較例4より
黒煙が68.2%減少していることが確認された。な
お、黒煙試験は、実施例1と同一である。また、本発明
による燃焼促進部材を装着した場合、エンジンがパワー
アップしていることをドライバーは体感でき、その結
果、ドライビングテクニックに変化が見られた。すなわ
ち、同一の速度、例えば時速60kmを出す場合、燃焼
促進部材装着前に比べてアクセルの踏み込み具合が浅く
なり、その結果、燃料消費が装着前より少なくなった。
【0058】また、走行中の車を停止させる場合、エン
ジンがパワーアップされている為、アクセルを離して車
を減速させると、燃焼促進部材装着前より減速効果が小
さくなり、惰性距離が長くなる。したがって、燃焼促進
部材装着後は、停止位置の目的地点までの距離に対する
アクセルを離すタイミングが早くなり、その結果、惰性
距離が増加した分、燃料消費が少なくなった。
【0059】以上のような効果は、自動車メーカーを問
わず2500cc以下であればドライバーの95%以上
の者が体感したものであった。さらに、燃焼促進部材を
装着することによってエンジン内の汚れが落ち、エンジ
ンオイルの寿命が延びるとともに、黒煙等の著しい減少
により、排気ガス浄化装置の寿命も伸びた。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
常温から高温まで全ての温度領域で内燃機関に供給する
燃料及び空気を活性化することができるので、燃焼効率
を向上させることができるとともに、有害排気ガス(N
Ox、CO、HC)の低減化を効率よく図ることがで
きる。また、単に貼着するというような簡易な方法で各
種内燃機関に安全に適用することができるので、燃焼促
進組成物の各物質の機能を十分に発揮させ、確実に燃焼
効率の向上等に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の部
分縦断面図。
【図2】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の一
部切欠いた平面図。
【図3】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の底
面図。
【図4】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の
概略図。
【図5】 本発明による燃焼促進部材を車に取り付けた
状態を示す模式図。
【図6】 本発明による燃焼促進部材を吸気パイプに取
り付けた状態と示す模式図。
【図7】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の
部分縦断面図。
【図8】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の
部分縦断面図。
【図9】 本発明による内燃機関の燃焼促進組成物の原
理を示した模式図。
【符号の説明】
1…燃焼促進部材 10…袋体 11…アルミニウム層 12…グラスウール層 13…アルミニウム層 20…トルマリン粉粒体 30…モナズ石粉粒体 40…セラミック粒体 50…グラスウールシート 60…粘着シート 70…ヒータ 81…エンジン 82…燃料パイプ 84…吸気パイプ 87…ラジエターパイプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオン発生物質と、遠赤外線発
    生物質と、放射線発生物質とを有することを特徴とする
    内燃機関の燃焼促進組成物。
  2. 【請求項2】 前記マイナスイオン発生物質、遠赤外線
    発生物質及び放射線発生物質が粉粒体である請求項1記
    載の内燃機関の燃焼促進組成物。
  3. 【請求項3】 前記マイナスイオン発生物質、遠赤外線
    発生物質及び放射線発生物質の粉粒体が粒状のセラミッ
    クに混入されている請求項2記載の内燃機関燃焼促進組
    成物。
  4. 【請求項4】 前記マイナスイオン発生物質がトルマリ
    ンである請求項1、2又は3記載の内燃機関の燃焼促進
    組成物。
  5. 【請求項5】 前記遠赤外線発生物質物質が炭素素材で
    ある請求項1、2又は3記載の内燃機関の燃焼促進組成
    物。
  6. 【請求項6】 前記請求項1、2、3、4又は5記載の
    内燃機関の燃焼促進組成物を袋体に封入したことを特徴
    とする燃焼促進部材。
  7. 【請求項7】 前記袋体に粘着部材が設けられている請
    求項6記載の燃焼促進部材。
  8. 【請求項8】 前記袋体に加熱手段が設けられている請
    求項6又は7記載の燃焼促進部材。
  9. 【請求項9】 前記請求項1、2、3、4又は5記載の
    内燃機関の燃焼促進組成物を可撓性の板状体に混入させ
    たことを特徴とする燃焼促進部材。
  10. 【請求項10】 前記請求項1、2、3、4又は5記載
    の内燃機関の燃焼促進組成物を塗布可能な液状体に混入
    させたことを特徴とする燃焼促進部材。
  11. 【請求項11】 前記請求項1、2、3、4又は5記載
    の内燃機関の燃焼促進組成物を配管に混入させたことを
    特徴とする燃焼促進部材。
JP2002149676A 2002-05-23 2002-05-23 内燃機関の燃焼促進部材 Expired - Fee Related JP4112901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149676A JP4112901B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 内燃機関の燃焼促進部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149676A JP4112901B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 内燃機関の燃焼促進部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003343366A true JP2003343366A (ja) 2003-12-03
JP4112901B2 JP4112901B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=29767761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002149676A Expired - Fee Related JP4112901B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 内燃機関の燃焼促進部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4112901B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077635A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 W.F.N Co., Ltd. 物質活性化装置
KR100690553B1 (ko) * 2006-03-20 2007-03-12 강명수 연소촉진 및 매연저감 조성물
JP2008170098A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Sk Kaken Co Ltd 床暖房構造体
JP2009191852A (ja) * 2009-05-25 2009-08-27 Wfn:Kk 物質活性化装置
JPWO2008133050A1 (ja) * 2007-04-13 2010-07-22 八代工業株式会社 燃料改質方法及び装置
JP2011032894A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Takashi Aramaki 燃焼機関用空気活性化装置及びその製造方法
CN102226433A (zh) * 2011-05-31 2011-10-26 青岛创恩康环保设备有限公司 内燃机用-高效率负离子发生装置
JP2013076399A (ja) * 2011-09-13 2013-04-25 Junshaku Nakagawa 液体化石燃料を使用する内燃機関における燃焼促進材およびその製造方法
JP2014174087A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Junshaku Nakagawa 物質活性化材およびその製造方法
WO2014157078A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 Masaki Norihisa 木材乾燥装置及び方法
JP2018053750A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 Fit株式会社 流体改質材
KR101896906B1 (ko) * 2017-11-22 2018-09-10 (주)에코시즌 연료절감 및 엔진의 성능을 향상시키기 위한 활성화 바디 및 그 제조방법
KR102145053B1 (ko) * 2019-06-21 2020-08-14 최형목 유체연료 활성화 장치
JP2022042213A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 アドパワー・ソリューションズ株式会社 積層体および吸気装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8039823B2 (en) 2005-01-19 2011-10-18 W.F.N. Co., Ltd Material activating device
KR101227998B1 (ko) * 2005-01-19 2013-02-01 가부시키가이샤 다부류.에프. 에누 물질 활성화 장치
US7612352B2 (en) 2005-01-19 2009-11-03 W.F.N. Co., Ltd. Material activating device
WO2006077635A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 W.F.N Co., Ltd. 物質活性化装置
KR100690553B1 (ko) * 2006-03-20 2007-03-12 강명수 연소촉진 및 매연저감 조성물
JP2008170098A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Sk Kaken Co Ltd 床暖房構造体
KR101129775B1 (ko) * 2007-04-13 2012-03-26 야시로 코교 가부시키가이샤 연료 개질 방법 및 장치
JP4787357B2 (ja) * 2007-04-13 2011-10-05 八代工業株式会社 燃料改質方法及び装置
JPWO2008133050A1 (ja) * 2007-04-13 2010-07-22 八代工業株式会社 燃料改質方法及び装置
JP2009191852A (ja) * 2009-05-25 2009-08-27 Wfn:Kk 物質活性化装置
JP2011032894A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Takashi Aramaki 燃焼機関用空気活性化装置及びその製造方法
CN102226433A (zh) * 2011-05-31 2011-10-26 青岛创恩康环保设备有限公司 内燃机用-高效率负离子发生装置
JP2013076399A (ja) * 2011-09-13 2013-04-25 Junshaku Nakagawa 液体化石燃料を使用する内燃機関における燃焼促進材およびその製造方法
JP2014174087A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Junshaku Nakagawa 物質活性化材およびその製造方法
WO2014157078A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 Masaki Norihisa 木材乾燥装置及び方法
JP2018053750A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 Fit株式会社 流体改質材
KR101896906B1 (ko) * 2017-11-22 2018-09-10 (주)에코시즌 연료절감 및 엔진의 성능을 향상시키기 위한 활성화 바디 및 그 제조방법
KR102145053B1 (ko) * 2019-06-21 2020-08-14 최형목 유체연료 활성화 장치
JP2022042213A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 アドパワー・ソリューションズ株式会社 積層体および吸気装置
JP7142372B2 (ja) 2020-09-02 2022-09-27 アドパワー・ソリューションズ株式会社 積層体および吸気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4112901B2 (ja) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003343366A (ja) 内燃機関の燃焼促進組成物及び燃焼促進部材
JP4422340B2 (ja) 燃料活性化装置
CN1880750A (zh) 一种红外线陶瓷离子燃油催化脱硫器
CN1264778C (zh) 具有活化流体燃料分子及助燃功能的陶瓷材料及其用途
US5111797A (en) Process and device for improving combustion efficiency of a combustion machine
JP2009180191A (ja) 燃焼活性化シート
JPH1122566A (ja) 内燃機関の燃焼促進補助装置
JP2016037888A (ja) 内燃機関の燃焼性改善用組成物及びこの組成物を用いた燃焼性改善用成形部材
KR940010735B1 (ko) 연소기의 연소효율 개선방법 및 그 장치
JP2004346898A (ja) 燃焼促進材
WO2003046343A1 (fr) Eau de refroidissement dans un radiateur de vehicule
JP2007146683A (ja) 物質活性化粉状物及びそれを備えた物質活性化成形体並びにそれを備えた車
JP3089582B2 (ja) 燃料改質シート及びその製造方法
JP4620178B1 (ja) エンジン燃焼時のco及びhcの軽減抑制シート及び軽減抑制システム
JP2008038884A (ja) 液体石油燃料の活性化方法ならびに装置
JPH10110655A (ja) 燃焼装置の燃料供給パイプ
JP3582709B2 (ja) 燃焼促進装置
JP2006220126A (ja) 車両用エンジンの燃焼効率改善剤、車両用エンジンの燃焼効率改善剤噴射装置および車両用エンジンの燃焼効率改善方法
JP2005344700A (ja) 燃焼促進装置
CN109424392A (zh) 基于纳米流体燃料的高效低污染燃烧系统
JPH0949462A (ja) 液体燃料活性化装置
WO2018164279A1 (ja) ケイ酸塩混合物と、これを用いた燃焼促進材
JP2002054514A (ja) 燃焼効率改善装置
KR0166415B1 (ko) 원적외선 발생 조성물을 갖는 연소촉진기
JP2004309180A (ja) マイナスイオン発生具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080410

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees